JP2017505082A - 無線lanシステムにおいて下りリンク用チャネルを含む無線チャネルを設定する方法及びそのための装置 - Google Patents

無線lanシステムにおいて下りリンク用チャネルを含む無線チャネルを設定する方法及びそのための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システム、特に、高密度無線LANシステムにおいてAPが無線チャネルを設定する方法及びそのための装置を提供する。【解決手段】そのために構成されたAPは、主チャネル(Primary Channel)及び一つ以上の補助チャネル(Secondary Channel)を設定し、一つ以上の補助チャネルに一つ以上の下りリンク用チャネル(Downlink Oriented Channel)を設定し、一つ以上の下りリンク用チャネルは、隣接BSS(Basic Service Set)の主チャネルと重ならないように設定し、このように設定された一つ以上の下りリンク用チャネルに関する設定情報を含むフレームを、前記APに連結されたステーションに送信することができる。【選択図】図15

Description

以下の説明は、無線通信システム、特に、高密度無線LANシステムにおいて下りリンク用チャネルを含む無線チャネルを設定する方法及びそのための装置に関する。
以下に提案する下りリンク用チャネルは様々な無線通信に適用されてもよいが、以下では本発明を適用し得るシステムの一例として無線LAN(wireless local area network;WLAN)システムについて説明する。
無線LAN技術に対する標準は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11標準として開発されている。IEEE 802.11a及びbは、2.4GHz又は5GHzで非免許帯域(unlicensed band)を利用し、IEEE 802.11bは11Mbpsの送信速度を提供し、IEEE 802.11aは、54Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11gは2.4GHzで直交周波数分割多重化(Orthogonal frequency−division multiplexing;OFDM)を適用して、54Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11nは多重入出力OFDM(multiple input multiple output−OFDM;MIMO−OFDM)を適用して、4個の空間的なストリーム(spatial stream)に対して300Mbpsの送信速度を提供する。IEEE 802.11nではチャネル帯域幅(channel bandwidth)を40MHzまで支援し、この場合には600Mbpsの送信速度を提供する。
上述した無線LAN標準は、最大160MHz帯域幅を使用し、8個の空間ストリームを支援して最大1Gbit/sの速度を支援するIEEE 802.11ac標準を経て、IEEE 802.11ax標準化に関する議論がなされている。
IEEE 802.11では通信が共有無線媒体(shared wireless medium)でなされるため、有線チャネル環境とは根本的に異なる特徴を有する。例えば、有線通信環境ではCSMA/CD(carrier sense multiple access/collision detection)ベースの通信が可能だった。すなわち、送信端から一度信号が送信されると、チャネル環境に大きな変化がないため、受信端まで大きな信号減衰無しで送信される。このとき、2つ以上の信号の衝突が発生すると、受信端で感知した受信電力が瞬間的に送信端から送信した電力よりも大きくなり、このことから衝突の発生を検出することができた。
しかしながら、無線チャネル環境は、様々な要素(例えば、距離によって信号の減衰が大きいか、瞬間的に深いフェージング(deep fading)が発生しうる。)がチャネルに影響を与えるため、実際に受信端で信号が正しく受信されたか、或いは衝突が発生したかを、送信端にとっては正確にキャリアセンシング(carrier sensing)することができない。
上述したような無線通信システムで機器間干渉を効率的に制御して信号を送受信する技術が必要である。ただし、高密度無線LANシステムで機器間の間接制御を行うことから、APのデータ送信が遅延されることがあり、そこで、APがSTAにデータを効率的に送信できる技術が望まれる。
上述したような課題を解決するための本発明の一態様では、無線LANシステムにおいてAP(Access Point)が無線チャネルを設定する方法であって、主チャネル(Primary Channel)及び一つ以上の補助チャネル(Secondary Channel)を設定し、前記一つ以上の補助チャネルに一つ以上の下りリンク用チャネル(Downlink Oriented Channel)を設定することを有し、前記一つ以上の下りリンク用チャネルは、隣接BSS(Basic Service Set)の主チャネルと重ならないように設定し、前記一つ以上の下りリンク用チャネルに関する設定情報を含むフレームを、前記APに連結されたステーションに送信することを特徴とする、無線チャネル設定方法を提供する。
一方、本発明の他の態様では、無線LANシステムにおいて無線チャネル設定を行うAP(Access Point)装置であって、前記APに連結されたステーションと信号を送受信する送受信器と、前記送受信器に接続して、主チャネル(Primary Channel)及び一つ以上の補助チャネル(Secondary Channel)を設定し、前記一つ以上の補助チャネルに一つ以上の下りリンク用チャネル(Downlink Oriented Channel)を設定する制御器とを備え、前記制御器は、前記一つ以上の下りリンク用チャネルが隣接BSS(Basic Service Set)の主チャネルと重ならないように設定し、前記一つ以上の下りリンク用チャネルに関する設定情報を含むフレームを構成し、これを前記送受信器を介して、前記APに連結されたステーションに送信するように構成されたことを特徴とする、AP装置を提供する。
ここで、前記APに連結されたステーションに、前記隣接BSSに関する情報を要求する要求メッセージを送信し、前記APに連結されたステーションから、前記隣接BSSに関する情報を含む応答メッセージを受信することをさらに有することができ、前記APに連結された複数のステーションに、前記隣接BSSに関する情報を要求する要求メッセージを放送又はマルチキャストし、前記複数のステーションの一つ以上から、それぞれのステーションが有する隣接BSSに関する情報を応答メッセージで受信することができる。
前記隣接BSSに関する情報を含む応答メッセージは、該当のBSSのBSS ID、主チャネル及び補助チャネル情報、帯域幅情報、下りリンク用チャネル情報、動作クラス(Operating Class)のうち一つ以上の情報を含むことができる。
前記APに連結されたステーションのうち第1ステーションが他のBSS領域と重ならない位置にある場合、前記第1ステーションに送信するデータを前記下りリンク用チャネルを介して送信することができ、前記APに連結されたステーションのうち第2ステーションが他のBSS領域と重なる位置にある場合、前記第2ステーションに送信するデータを前記下りリンク用チャネルではなく一般チャネルで送信することができる。
前記APに連結されたステーションのうち第1ステーションが他のBSS領域と重ならない位置にある場合、前記APは、前記第1ステーションに送信するデータを、RTS(Request to Send)及びCTS(Clear to Send)フレーム交換無しで前記下りリンク用チャネルで送信することができ、前記APに連結されたステーションのうち第2ステーションが他のBSS領域と重なる位置にある場合、前記第2ステーションに送信するデータを、RTS(Request to Send)及びCTS(Clear to Send)フレーム交換後に前記下りリンク用チャネルで送信することができる。
前記APに連結されたステーションのうち第1ステーションに対するデータ送信状況が一定レベル以下である場合、前記第1ステーションに送信するデータを前記下りリンク用チャネルではなく一般チャネルで送信したり、又はRTS(Request to Send)及びCTS(Clear to Send)フレーム交換後に前記下りリンク用チャネルで送信することができる。
一方、前記一つ以上の下りリンク用チャネルが2以上である場合、第1タイプ下りリンク用チャネルは、他のBSS領域と重ならない位置にあるステーションのための下りリンク用チャネルとして設定し、第2タイプ下りリンク用チャネルは、他のBSS領域と重なる位置にあるステーションのための下りリンク用チャネルとして設定することができる。
ここで、前記第2タイプ下りリンク用チャネルは、隣接したBSSの第2タイプ下りリンク用チャネルと異なる周波数チャネルとなるように設定されてもよい。
また、前記APに連結されたステーションからスキャニング結果を受信して、各ステーションが他のBSS領域と重なる位置にあるか否かを判定することができる。
上述したような本発明によれば、一つのAPに複数のSTAが連結された高密度無線LAN状況でAPのデータ送信遅延を減少させることで、システム性能を高めることができ、STAのデータ送信遅延も最小化することができる。
図1は、無線LANシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、無線LANシステムの構成の他の例を示す図である。 図3は、無線LANシステムにおけるDCFメカニズムを説明するための図である。 図4は、既存の衝突解決メカニズムの問題を説明するための例示図である。 図5は、既存の衝突解決メカニズムの問題を説明するための例示図である。 図6は、RTS/CTSフレームを用いて、隠れノード問題を解決するメカニズムを説明するための図である。 図7は、RTS/CTSフレームを用いて、さらしノード問題を解決するメカニズムを説明するための図である。 図8は、RTS/CTSフレームを用いて動作する方法を具体的に説明するための図である。 図9は、本発明の一実施の形態に係る、無線LANシステムにおける下りリンク用チャネルの概念を説明するための図である。 図10は、本発明の一実施の形態によって、活性化モードSTAが下りリンク用チャネルを用いて動作する方法を説明するための図である。 図11は、本発明の一実施の形態によってAPが無線チャネルを割り当てる方法を示す図である。 図12は、本発明の一実施の形態に係る、APが下りリンク用チャネル設定情報をSTAに提供する方法を示す図である。 図13は、本発明の一実施の形態に係る、下りリンク用チャネル動作情報及び下りリンク用チャネル動作フィールドフォーマットの一例をそれぞれ示す図である。 図14は、本発明の一実施の形態に係る、下りリンク用チャネル動作情報及び下りリンク用チャネル動作フィールドフォーマットの一例をそれぞれ示す図である。 図15は、本発明の好適な一実施の形態によって、無線チャネルを割り当てる方法を説明するための図である。 図16は、本発明の一実施の形態に係る、HEW性能要素のフォーマットを示す図である。 図17は、図16で下りリンク用チャネルを支援するか否かを示すフィールドを示す図である。 図18は、本発明の各実施の形態によってAPがSTAを介して他のBSSの情報を収集する方法を説明するための図である。 図19は、本発明の各実施の形態によってAPがSTAを介して他のBSSの情報を収集する方法を説明するための図である。 図20は、本発明の各実施の形態によってAPがSTAを介して他のBSSの情報を収集する方法を説明するための図である。 図21は、図20の方式と異なる運用例を説明するための図である。 図22は、図20の方式と異なる運用例を説明するための図である。 図23は、特定BSSのSTAが隣接BSSの領域に重なって位置する場合の問題を説明するための図である。 図24は、特定BSSのSTAが隣接BSSの領域に重なって位置する場合の問題を説明するための図である。 図25は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の実施例を説明するための図である。 図26は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の実施例を説明するための図である。 図27は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の実施例を説明するための図である。 図28は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の実施例を説明するための図である。 図29は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の実施例を説明するための図である。 図30は、APが、連結されたSTAが他のBSS範囲にあるかを判定するための実施例を示す図である。 図31は、APが、連結されたSTAが他のBSS範囲にあるかを判定するための実施例を示す図である。 図32は、本発明の一実施例によって、送信失敗を通じてチャネルスキャニングプロシージャを開始する方法を説明するための図である。 図33は、下りリンク用チャネルを用いた無線LAN動作方法を具現するための装置を説明するための図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのものであり、本発明を実施できる唯一の実施の形態を示すためのものではない。
以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的細部事項を含む。しかし、当業者にとっては本発明をこのような具体的な細部事項無しにも実施できるということが理解できる。場合によって、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置を省略してもよく、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で図示してもよい。
上述したように、以下の説明は、高密度無線LANシステムにおいて下りリンクチャネル概念の導入とこれを用いた通信方法及びそのための装置に関する。そのために、まず、本発明が適用される無線LANシステムについて具体的に説明する。
図1は、無線LANシステムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、無線LANシステムは、一つ以上の基本サービスセット(Basic Service Set;BSS)を含む。BSSは、同期化に成功して互いに通信できるステーション(Station;STA)の集合である。
STAは、媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インターフェースを含む論理個体であり、アクセスポイント(access point;AP)及び非AP STA(Non−AP Station)を含む。STAのうち、ユーザの操作する携帯用端末は、非AP STAであり、STAと単純に呼ばれるときには、非AP STAのことを指すことができる。非AP STAは、端末(terminal)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、携帯用端末(Mobile Terminal)、又は移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)などと呼ぶこともできる。
そして、APは、自身に連結されたSTA(Associated Station)に無線媒体を介して分配システム(Distribution System;DS)への接続を提供する個体である。APは、集中制御器、基地局(Base Station;BS)、Node−B、BTS(Base Transceiver System)、又はサイト制御器などと呼ぶこともできる。
BSSは、インフラストラクチャ(infrastructure)BSSと独立した(Independent)BSS(IBSS)とに区別することができる。
図1に示すBBSは、IBSSである。IBSSは、APを含まないBSSを意味し、APを含まないことから、DSへの接続が許容されず、自己完備的なネットワーク(self−contained network)を構成する。
図2は、無線LANシステムの構成の他の例を示す図である。
図2に示すBSSは、インフラストラクチャBSSである。インフラストラクチャBSSは、一つ以上のSTA及びAPを含む。インフラストラクチャBSSにおいて非AP STA同士間の通信はAPを介してなされることが原則であるが、非AP STA間に直接リンク(link)が設定された場合には、非AP STA間の直接通信も可能である。
図2に示すように、複数のインフラストラクチャBSSは、DSを介して相互接続されてもよい。DSを介して接続された複数のBSSを、拡張サービスセット(Extended Service Set;ESS)という。ESSに含まれるSTAは互いに通信することができ、同一のESS内で非AP STAはシームレスに通信しながら一つのBSSから他のBSSに移動することができる。
DSは、複数のAPを接続するメカニズム(mechanism)であって、必ずしもネットワークである必要はなく、所定の分配サービスを提供可能な如何なる形態も可能である。例えば、DSは、メッシュ(mesh)ネットワークのような無線ネットワークであってもよく、APを互いに接続させる物理的な構造物であってもよい。
以上に基づいて、無線LANシステムにおいて衝突検出技術について説明する。
上述したように、無線環境では様々な要素がチャネルに影響を与えているため、送信端が正確に衝突を検出できないという問題がある。そこで、802.11では、CSMA/CA(carrier sense multiple access/collision avoidance)メカニズムであるDCF(distributed coordination function)を導入している。
図3は、無線LANシステムにおけるDCFメカニズムを説明するための図である。
DCFは、送信するデータを有するSTAが、データを送信する前に特定の期間(例えば、DIFS(DCF inter−frame space))に媒体をセンシングするCCA(clear channel assessment)を行う。このとき、媒体がアイドル(idle)であれば、STAはその媒体を用いて信号を送信することができる。しかし、媒体がビジー(busy)であれば、既に複数のSTAがその媒体を使用するために待機していると仮定し、DIFSに加えてランダムバックオフ周期(random backoff period)だけをさらに待った後、データを送信することができる。このとき、ランダムバックオフ周期は、衝突を回避できるようにするが、これは、データを送信するための複数のSTAが存在すると仮定するとき、各STAは確率的に異なるバックオフ間隔値を有し、結果として個別の送信タイムを有するためである。あるSTAが送信を始めると、他のSTAはその媒体を使用することができない。
ランダムバックオフ時間及びプロシージャについて簡単に説明すると、次のとおりである。
特定の媒体がビジーからアイドルに切り替わると、複数のSTAはデータを送るために準備し始める。このとき、衝突を最小化させるために、データを送信しようとするSTAはそれぞれランダムバックオフカウントを選択し、そのスロット時間だけ待つ。ランダムバックオフカウントは、類似ランダム整数(pseudo−random integer)値であり、[0〜CW]範囲で均一に分布している値の中から一つを選択する。CWは、‘contention window’を意味する。
CWパラメータは初期値としてCWmin値を取るが、送信に失敗すると、値を2倍に増やす。例えば、送信したデータフレームに対するACK応答を受信できなかった場合、衝突が起こったと見なすことができる。CW値がCWmax値を有すると、データ送信に成功するまでCWmax値に維持させ、デーだ送信に成功するとCWmin値に再設定する。このとき、CW、CWmin、CWmaxは、具現と動作の便宜のために、2n−1に維持させることが好ましい。
一方、ランダムバックオフ手順が始まると、STAは、[0〜CW]範囲内でランダムバックオフカウントを選択した後、バックオフスロットがカウントダウンされる間に続けて媒体をモニタする。この間に媒体がビジー状態になるとカウントダウンを止め、媒体が再びアイドルになると余りのバックオフスロットのカウントダウンを再開する。
図3を参照すると、複数のSTAがデータを送ろうとするとき、STA3の場合、DIFSだけ媒体がアイドル状態だったため、直ちにデータフレームを送信し、余りのSTAは、その媒体がアイドルになることを待つ。媒体がしばらくの間ビジー状態であったため、複数のSTAがその媒体を使用する機会を見ているはずである。したがって、各STAはランダムバックオフカウントを選択するようになるが、図3では、このとき、最も小さいバックオフカウントを選択したSTA2がデータフレームを送信することを示している。
STA2の送信が終わると再び媒体はアイドル状態になり、STAは、止めていたバックオフ間隔に対するカウントダウンを再開する。図3は、STA2の次に小さいランダムバックオフカウント値を有し、媒体がビジーだったときに一時カウントダウンを止めていたSTA5が、余りのバックオフスロットをカウントダウンした後、データフレーム送信を始めたが、偶然にSTA4のランダムバックオフカウント値と重なることになり、衝突が起こったことを示している。この場合、両STAのデータ送信後にいずれもACK応答を受けることができず、CWを2倍に増やして再びランダムバックオフカウント値を選択する。
既に言及したように、CSMA/CAの最も基本は、キャリアセンシングである。端末機は、DCF媒体のビジー/アイドルを判断するために物理キャリアセンシング及び仮想キャリアセンシングを用いることができる。物理キャリアセンシングは、PHY(physical layer)端でなされ、エネルギー検出(energy detection)又はプリアンブル検出(preamble detection)によってなされる。例えば、受信端での電圧レベルを測定したり、プリアンブルが読まれたものと判断されると、媒体がビジー状態であると判断することができる。仮想キャリアセンシングは、NAV(network allocation vector)を設定し、他のSTAがデータを送信できないようにする手法であり、MACヘッダーの持続期間フィールド(Duration field)の値を用いて行う。一方、衝突の可能性を減らすために、ロバスト衝突検出メカニズム(robust collision detect mechanism)を導入しているが、その理由は、次の2つの例題から確認できる。便宜のために、キャリアセンシング範囲は送信範囲と同一であると仮定する。
図4及び図5は、既存の衝突解決メカニズムの問題を説明するための例示図である。
具体的に、図4は、隠れノード問題(hidden node issues)を説明するための図である。この例は、STA AとSTA Bとが通信中にあり、STA Cが、送信する情報を有する場合である。具体的に、STA AがSTA Bに情報を送信している状況で、STA CがSTA Bにデータを送る前に媒体をキャリアセンシングする時、STA CがSTA Aの送信範囲外にあるためにSTA Aの信号送信を検出できず、媒体がアイドル状態にあると見なす可能性がある。結局、STA BはSTA AとSTA Cの情報を同時に受け、衝突が発生することになる。このとき、STA AをSTA Cの隠れノード(hidden node)ということができる。
一方、図5は、さらしノード問題(exposed node issues)を説明するための図である。現在、STA BはSTA Aにデータを送信している。この時、STA Cはキャリアセンシングをするが、STA Bが情報を送信する状態であることから、媒体がビジー状態であると感知する。その結果、STA CがSTA Dにデータを送信しようとする場合にも、媒体はビジーとしてセンシングされ、その結果、STA Cは、媒体がアイドルになるまで不要に待たなければならないという状況が発生する。すなわち、STA Aは、STA CのCS範囲外にあるにもかかわらず、STA Cの情報送信を防ぐ場合が発生する。このとき、STA CはSTA Bのさらしノード(exposed node)となる。
上述の状況で衝突回避メカニズムを旨く利用するために、RTS(request to send)とCTS(clear to send)などの短いシグナリングパケット(short signaling packet)を導入することによって、周囲のSTAが、2つのSTAが情報送信をするか否かをオーバーヒア(overhearing)し得る余地を残すことができる。すなわち、データを送信しようとするSTAが、データを受信するSTAにRTSフレームを送信すると、この受信端STAは、CTSフレームを周囲の端末に送信することによって、自身がデータを受けることを知らせることができる。
図6は、RTS/CTSフレームを用いて隠れノード問題を解決するメカニズムを説明するための図である。
図6で、STA AとSTA Cが両方ともSTA Bにデータを送信しようとする場合である。STA AがRTSをSTA Bに送ると、STA BはCTSを、自身の周囲にあるSTA AにもSTA Cにも送る。その結果、STA Cは、STA AとSTA Bとのデータ送信が終わるまで待ち、衝突を避けることができる。
図7は、RTS/CTSフレームを用いて、さらしノード問題を解決するメカニズムを説明するための図である。
図7で、STA AとSTA BとのRTS/CTS送信をオーバーヒアすることにより、STA Cは他のSTA Dにデータを送信しても衝突が起きないことが分かる。すなわち、STA Bは、周囲の全ての端末機にRTSを送信し、実際に送るデータを有するSTA AのみがCTSを送信する。STA Cは、RTSだけを受け、STA AのCTSは受けなかったため、STA AはSTC CのCS範囲外にあるということが分かる。
図8は、上述したようなRTS/CTSフレームを用いて動作する方法を具体的に説明するための図である。
図8で、送信端STAは、DIFF(Distributed IFS)後に、信号を送信する受信端STAにRTSフレームを送信することができる。このRTSフレームを受信した受信端STAは、SIFS(Short IFS)後にCTSを送信端STAに送信することができる。受信端STAからCTSを受信した送信端STAは、SIFS後に、図8に示すようにデータを送信することができる。データを受信した受信端STAは、SIFS後に、受信したデータに対してACK応答を送信することができる。
一方、上述した送受信端STA以外の隣接STAのうち、送信端STAのRTS/CTSを受信したSTAは、図6及び図7で上述しように、RTS/CTSの受信の有無によってビジー/アイドルを判断し、これによって、NAV(network allocation vector)を設定することができる。NAV期間が終了すると、DIFS後に、図3で上述したような衝突解決のための手続きを行うことができる。
既存の無線LANシステムは、APであれ非AP STAであれ、定められた基準(例えば、DCF、EDCAなど)を用いて、上述したような競合ベースにフレーム送信を行う。例えば、一つのAPに100個の非AP STAが連結している状態で、APか非AP STAかにかかわらずいずれも競合によってフレームを送信する。実際、無線LAN環境でAPが全STAに送信するデータの量は、一つのBSS内における全STAがAPに送信するデータの量より多いか又は略同一である。したがって、特定の時点にAPが多いSTAに送信するデータを有しており、送信するデータを有するSTAの数が多いとすれば、競合又はそれによる衝突状況が多く発生することがあり、これによって、APの有しているデータのうち、最後のSTAに送信するデータが遅れて送信され、ユーザのQoSを満たさないか、さらにはパケット送信時間が終了(time out)して受信機でパケットが捨てられる場合もある。このような状況は、オーディオ/ビデオストリーミングのような実時間サービスに致命的に作用しうる。
また、APによって送信される多量のデータは、STAの送信を遅延させ、フレーム送信を試みるSTAの数を増加させる結果を招きうる。この場合、DL送信の完了後に、UL送信が突然に集まり、上述した隠れノードによる衝突状況が多く発生しうる。
このような高密度無線LAN環境でDLとULとの衝突を減らすために、本発明に係るAPは、下りリンク用チャネルを運用することを提案する。
図9は、本発明の一実施の形態に係る無線LANシステムにおける下りリンク用チャネルの概念を説明するための図である。
図9に示すように、本実施の形態では、APが一つ以上のチャネルを使用できる場合、一つ以上のチャネルを、APがこれに連結されたSTAにデータを送信するための下りリンク用チャネルに設定して使用することを提案する。図9で、CH1は、本実施の形態に係る下りリンク用チャネルであることを、CH2は一般チャネルであることを例示している。
APは、STAの連結(association)又は既存STAを支援可能な一般チャネルを有しなければならない。すなわち、図9で、CH2でSTAの連結及び既存の無線LANシステムにおけるデータ送受信が同一になされると仮定する。
一方、本実施の形態によって導入される下りリンク用チャネル(DL oriented channel)CH1で、APはAPと連結されたSTAに、上述したような上りリンクデータ送信との競合無しで、APによるデータ送信を行い、一般チャネルCH2では上りリンクデータを受信することを提案する。ここで、下りリンク用チャネルは、上りリンクデータ送信が行われないという点で一般チャネルと区別されるが、このチャネルでAPのデータ送信に関連したSTAの制御信号(例えば、ACK/NACK)が送信されてもよい。
以下では、上述した下りリンク用チャネルを用いた活性化モードSTAの動作について説明する。
図10は、本発明の一実施の形態によって活性化モードSTAが下りリンク用チャネルを用いて動作する方法を説明するための図である。
本実施の形態に係るSTA1は、APと従来のような連結を行うことができ、このような連結手続きでは一般チャネルを用いることができる。一方、APと連結されたSTA1が活性化モードで動作する場合、一般に、本実施の形態に係る下りリンク用チャネル(DL oriented channel)にスイッチングし、上述したCCAを行うことができる。CCAの結果、APがSTA1にデータを送信可能であれば、APは、下りリンク用チャネルでSTA1にデータを送信し、これによって、STA1は下りリンク用チャネルでACKを送信することができる。
上述した説明に基づいて、以下では、APが下りリンク用チャネルを使用する際に無線チャネルを設定する手続きを説明する。
APが十分にアイドルであるチャネルを発見すると、アイドルなチャネルに主チャネル(primary channel)と補助チャネル(secondary channel)を決定することができる。主チャネルは、BSSのメンバーである全てのSTAが共通に動作できるチャネルを意味し、補助チャネルは、40MHzチャネルを構成するためにHT STAによって主チャネルと共に連結されて利用可能な20MHzチャネルを意味することができる。
図11は、本発明の一実施の形態によってAPが無線チャネルを割り当てる方法を示す図である。
本実施の形態に係るAPは、補助チャネルのうち一つ以上を下りリンク用チャネルに設定することを提案する。例えば、BSS1のように、20MHzの主チャネル(CH2)と20MHzの補助チャネル(CH1、CH3及びCH4)が設定された場合、BSS2に示すように、補助チャネルのうち一つ以上のチャネル(CH3及びCH4)に下りリンクチャネルを設定することを提案する。
主チャネルは、上述したようなレガシーSTAと共有されるチャネルであり、APの速いデータ送信のための下りリンク用チャネルは、主チャネルではなく補助チャネルに設定して、競合を最小化することが好ましい。
図12は、本発明の一実施の形態に係る、APが下りリンク用チャネル設定情報をSTAに提供する方法を示す図である。
本実施の形態に係るAPは、このような下りリンク用チャネルに関する情報を、ビーコンフレーム(Beacon frame)、プローブ応答フレーム(Probe response frame)でSTAに伝達することができる。他の一方、APが送信するビーコン又はプローブ応答フレームに対応してSTAから受信される連結要求メッセージに対する連結応答フレーム(Association Response frame)で下りリンク用チャネル情報をSTAに伝達することができる。
このとき、送信される下りリンク用チャネル情報は、図13のような下りリンク用チャネル動作情報形態を有することができる。また、図14は、下りリンク用チャネル動作フィールドフォーマットの一例を示す。
図14に示すように、下りリンク用チャネル動作フィールドは、チャネル中心周波数及びチャネル幅サブフィールドを含むことができる。これを次表1のように定義することができる。
図15は、本発明の好適な一実施の形態によって無線チャネルを割り当てる方法を説明するための図である。
本実施の形態に係るAPは、チャネルがビジーであれば、ビジーなチャネルの中から適切に主チャネル及び補助チャネルを設定し、補助チャネルの中から下りリンク用チャネルを設定することができる。また、主チャネルは他のBSSの補助チャネルとして割り当てないことが好ましい。これは、競合ベースに動作するとき、チャネルがビジーである状況を減らして全帯域を効率的に利用するためである。したがって、図15に示すように、BSS1の主チャネルはBSS2の主チャネルと重なって設定することが好ましい。また、APは、下りリンク用チャネルが他のBSSの主チャネルと重ならないように設定する。
上述したような構成を可能にするために、本実施の形態に係る非AP STAは、スキャニング(例えば、ビーコン又はプローブ応答)から、現在検索されたAPで下りリンク用チャネルを支援するか否かが分かり、図12に示したように、連結過程の間に下りリンク用チャネルを支援するかに関する性能情報をAPに知らせることができる。
下りリンク用チャネル性能情報は、連結要求/連結応答メッセージに含まれてもよい。これは、図16に示すようなHEW性能要素の形態を有することができる。
すなわち、HEW STAは、HEW性能要素を送信することによって、自身がHEW STAであることを宣言することができる。図16に示すように、HEW性能要素は、HEW STAのHEW性能を知らせるために様々なフィールドを有することができる。
具体的に、HEW性能要素は、図17に示すように、下りリンク用チャネルが支援されるか否かを示すフィールドを有することができる。下りリンク用チャネル支援サブフィールドを次表2のように規定することができる。
APが他のBSSに属したAPの信号を聞ける場合に、ビーコンを受信して、主チャネル、補助チャネル、下りリンク用チャネルを適切に設定することができるが、他のBSSのAPの信号を直接聞けない場合には、APは任意に各チャネルを設定することができる。ただし、本発明の好適な一実施の形態では、APに連結された一部のSTAが他のBSS領域に存在すると、APがSTAから他のBSSのチャネル情報を収集することができ、これに基づいてAPはチャネル情報を変更することができる。
図18は、本発明の一実施の形態によってAPがSTAを介して他のBSSの情報を収集する方法を説明するための図である。
図18に示すように、APはSTAに、STAの周囲に他のBSSが存在すると、そのBSSに関する情報を送ることを要求することができる。STAが連結されたAPから他のBSS情報の要求を受けると、STAは、自身が有している他のBSSの情報をAPに送信するか、特定の期間にスキャン(ビーコンを受信、又はプローブ応答を受信)して他のBSSの情報を受け、それをAPに送信することができる。
STAがAPから、他のBSS情報要求メッセージを受ると、自身が以前に受けた情報(ビーコン、プローブ応答など)に基づいて、APに隣接りBSSの情報を送信することができる。APは、STAから受けた情報に基づいて、上述したような基準に基づいて適切にチャネルを再構成することができる。
STAがAPに送る他のBSS情報は、他のBSSのビーコン又はプローブ応答などを受けて取得したシステム情報であってもよい。例えば、STAは、他のBSSのBSSID、主チャネル及び補助チャネル情報(例えば、主チャネルインデックス)、帯域幅、下りリンク用チャネル情報、動作クラスのうち一つ以上を他のBSS情報要素に含めて送信することができる。
図19は、本発明の他の実施例によってAPが他のBSS情報を取得する方法を説明するための図である。
図19に示すように、STAが、連結されたAPから他のBSS情報要求メッセージを受けたとき、現在チャネルをスキャン(ビーコン又はプローブ応答受信)した後、取得した他のBSSの情報をAPに送信することができる。APは、STAから受けた情報に基づいて適切にチャネルを再構成することができる。この場合、APはSTAに他のBSS情報要求メッセージを送信した後、STAから他のBSS情報を受けるまで当該STAにDLフレームを送信しなくてもよい。
図20は、本発明の他の実施例によってAPが他のBSS情報を取得する方法を説明するための図である。
図20に示すように、APは、他のBSS情報要求メッセージを放送/マルチキャスト形態で送信し、一つ以上のSTAから隣接BSS情報を取得することができる。
図20の例で、APは、他のBSS情報要求メッセージを放送し、当該フレームを受けたSTAは、他のBSSの情報を応答メッセージに含めて送信することができる。この場合、STAは、上述した2つの情報(以前に取得した情報、又は要求を受け、チャネルをスキャンして取得した情報)のうち一つ以上を用いて応答メッセージを送信することができる。
一方、他のBSS情報を取得できなかったSTAは、他のBSS情報がないことを示す応答メッセージを送信することができる。すなわち、図20の例で、STA2は他のBSSと重複しない領域に位置し、他のBSSに関する情報を取得できないため、APの他のBSS情報要求メッセージに対して他のBSSに対する情報がないことを示す応答メッセージを送信することができる。
図21及び図22は、図20の方式と異なる運用例を説明するための図である。
図21に示すように、本発明の他の実施例では、他のBSSの情報を取得できなかったSTAは、他のBSS情報要求に対する応答メッセージを送信しなくてもよい。具体的に、図21で、STA2はAPから他のBSS情報要求メッセージを受けたが、他のBSS情報を有しておらず、APに応答フレームを送信しなくてもよい。
なお、図22に示すように、特定STAが有している他のBSS情報が、他のSTAが送信した他のBSS情報と同一であれば、重複を避けるために応答メッセージの送信を行わなくてもよい。
具体的に、図22で、STA3は、APから他のBSS情報要求メッセージを受信した後、STA1が送信した他のBSS情報応答を聞いたとき、当該情報に自身の有している他のBSS情報と同じ情報が含まれていると、応答フレームを送信しなくてもよい。
以下では、上述したような無線チャネル割り当て方法を、周波数再割り当て(frequency repartition)技術と結び付けて適用する方法について説明する。すなわち、一つのチャネルを専用する(dedicate)ことによって起こりうる周波数運用上の非効率性及びBSS境界における性能劣化の問題を、端末の位置及び信号電力ベースに周波数再割り当て方法と結びつけることによって解決することができる。
APが、BSS内にあるSTAが他のBSS領域に属している場合、下りリンク用チャネルで、当該STAに無条件でDLデータを送信すると、DLデータ送信の失敗が多く発生しうる。これは、特に、小型セル(BSS)配置環境などで、AP1とAP2の相互間に聞こえる(hearable)状況(相互検出可能な状況)を保障し難いためである。
以下では、このようなDL送信失敗を低減できる方法を提供する。
図23及び図24は、特定BSSのSTAが隣接BSSの領域に重なって位置する場合の問題を説明するための図である。
図23に示す例で、STA1、STA2はAP1に連結されており、STA3とSTA4はAP2に連結されている。STA1とSTA3は、AP1とAP2の送信領域にあり、STA2はAP1の送信領域、STA4はAP2の送信領域にある。AP1とAP2は互いの送信領域に属しない。
一方、図24に示すように、AP1によるBSS1及びAP2によるBSS2において、下りリンク用チャネルはいずれもCH2に設定されており、CH1は一般チャネルとして設定されている。CH1は、上述したように、主チャネルであってもよい。
上述したような状況で、STA1及びSTA3に効率的にデータを送信するための方法として次のような実施例を提案する。
<実施例1>
図25は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の一実施例を示す図である。
AP1は、STA2及びSTA1に下りリンク用チャネルでDLデータを送信することができる。ただし、本実施例では、他のBSS送信範囲にある(例えば、DLデータ送信失敗が多く発生するか、又はSTAから他のBSS情報を取得することによって)STA(例えば、STA1)に一般チャネルでDLデータを送信することを提案する。AP2も同様に、他のBSS送信範囲にあるSTA(例えば、STA3)に一般チャネルでDLデータを送信することができる。
図25に示すように、STA1とSTA2は一般チャネルでAPと連結を行った後、STA1は他のBSS送信範囲に位置するため、AP1から一般チャネルでDLフレームを受信し、STA2は他のBSS送信範囲に位置しないため、下りリンク用チャネルにスイッチングした後、下りリンク用チャネルでDLフレームを受信することができる。
自身が他のBSS送信範囲に位置するか否かに対するSTAの判断は、チャネルをスキャンした後、他のAPを探し、APからシステム情報(ビーコン又はプローブ応答)を受けた時、他のBSS送信範囲中にあると判断することができる。また、他のBSS送信領域中にあるSTAの送信が検出された時も、STAは他のBSS送信範囲中に属していると決定することができる。これは、RSSIなどの測定ベースターゲットAP以外の他のAPのBSSIDなどを検出した場合などを、その基準とすることができる。
本実施例は、BSS中心領域と境界領域とに分けた状況における方法について主に説明したが、これは、他の周波数再使用(例えば、3 factor based frequency repartition)方法にも同様の適用が可能である。
<実施例2>
図26は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の他の実施例を示す図である。
本実施例で、AP1は連結されているSTA(例えば、STA1,STA2)に、下りリンク用チャネルでDLデータを送信することができ、STAのうち、他のBSS送信領域中にあるSTAにDLデータを送信するときには、RTS/CTSフレームを用いて送信することを提案する。
図26に示す例で、STA2は他のBSS領域に属しないため、AP1はSTA2に直接DLフレームを送信することができる。ただし、STA1は他のBSSの送信領域にも属しているため、AP1はDLデータを送信するとき、上述したとおり、RTS及びCTSを交換した後、DLデータを送信するようにすることを提案する。
<実施例3>
上述した実施例1及び実施例2を併せて運用することもできる。すなわち、他のBSS領域中にあるSTAの一部には一般チャネルでDLデータを送信し、他のBSS送信領域中にあるSTAの他の一部には下りリンク用チャネルでRTS/CTSフレームを用いてDLデータを送信することができる。
<実施例4>
図27は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の更に他の実施例を示す図である。
APで多重チャネルを下りリンク用チャネルとして用いるときには、図27に示すように、一つのチャネルは、BSSセンター(すなわち、他のBSSに属しない)にあるSTAのために使用し、他のチャネルは、BSSの縁に位置する(すなわち、他のBSS送信領域に属した)STAのために使用することができる。
図27の例で、AP1とAP2は、CH3及びCH4を下りリンク用チャネルとして使用し、AP1は、CH3をBSS(又はセル)中央にあるSTAのために使用し、CH4をBSS境界にあるSTAのために使用することができる。一方、AP2は、CH3をBSS境界にあるSTAのために使用し、CH4をBSS中央にあるSTAのために使用することができる。
<実施例5>
本実施例では、BSS境界に位置するか、又は他のBSSの送信範囲中にあるSTAにDLフレームを送信するとき、一般チャネルで送信することを仮定し、一般チャネルでDLデータを送信するとき、RTS/CTS手続きを用いて、BSS境界又は他のBSS送信範囲中にあるSTAにDLフレームを送信することを提案する。
<実施例6>
図28は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の更に他の実施例を示す図である。
本実施例では、APが、STAがBSS境界に位置するか否かにかかわらずに、STAにDLフレームを送信する際、RTS/CTSをSTAと交換した後にDLフレームを送信し、このDLフレームは下りリンク用チャネルで送信することを提案する。
<実施例7>
上述した実施例6のように、全STAにDLフレームを送信する際にRTS/CTSを使用すると、オーバーヘッドの不要な増加につながりうる。このような不要なオーバーヘッドを減らすために、本実施例に係るAPは、高密度無線LANにおいてOBSSが大きい場合にのみRTS/CTS使用を始めることができる。又は、APは、RTS/CTS無しで下りリンク用チャネルでDLフレームを送信する際に、送信失敗が頻繁に発生した場合にのみ、次の送信でRTS/CTSを用いて該当のSTAにDLフレームを送信することができる。
<実施例8>
図29は、BSS境界領域に位置するSTAにDLデータを送信するための本発明の更に他の実施例を示す図である。
本実施例で、APは、下りリンク用チャネルでSTAにDLフレームを送信する際に、STAが他のBSS送信範囲にあるのなら、DLフレーム送信前にRTS/CTSを交換した後、DLフレームを送信し、他のBSS送信範囲に属しないSTAにはRTS/CTS交換無しで直接DLフレームを送信する。
図29の例で、STA1が一つ以上の他のBSS送信範囲に属しないため、AP1は、STA1にRTS/CTS交換無しで直接DLフレームを送信することができる。一方、STA2は他のBSS送信範囲に属するため、AP1は、STA2にRTS/CTS交換をした後にDLフレームを送信することができる。
図30は、APが、連結されているSTAが他のBSS範囲にあるか否かを把握するための一実施例を示す図である。
STAが他のBSS送信範囲にあるか否かを知るために、APはSTAにチャネルスキャニング要求メッセージを送信することができる。STAがAPからチャネルスキャニング要求メッセージを受けると、下りリンク用チャネルをスキャニングした後、該当の結果をAPに報告することができる。チャネルスキャニング要求メッセージを受けたSTAは、スキャニング期間に他のBSSのSTA/APから受けたフレームに基づいて抽出された情報(例えば、他のBSSが存在しているか否か、いくつの他のBSSが存在するかの情報、他のBSSのBSSID情報など)を報告/応答フレームに含めてAPに送信することができる。APは、受信したスキャニング報告/応答フレームから、該当のSTAが他のBSSの範囲中にあるか否かが分かる。仮に、該当のSTAが他のBSSの送信範囲中にあると、該当のSTAにDLフレームを送信する前に、STAとRTS/CTSを交換することができる。仮に、該当のSTAが他のBSSの送信範囲中にないと、RTS/CTSを交換しないで直ちにDLフレームを送信することができる。
ここで、チャネルスキャニング要求及びチャネルスキャニング応答フレームは、上述した他のBSS情報要求及び他のBSS情報応答フレームに類似していると見なしてもよい。
図30の例で、STA1は一つの他のBSS送信範囲中にあり、これをチャネルスキャニング応答フレームに含めてAPに知らせ、したがって、APはDLフレームを送る前にRTS/CTSをSTA1と交換することができる。STA2は他のBSS送信範囲中に位置しておらず、よって、APはRTS/CTS交換無しでSTAに直ちにフレームを送ることができる。
STAは、自身の属したBSSのBSSIDが含まれていないフレームを受けると、他のBSS送信範囲中にあると判断することができる。
図31は、APが、連結されているSTAが他のBSS範囲にあるか否かを把握するための他の実施例を示す図である。
すなわち、図30と違い、チャネルスキャニング応答が下りリンク用チャネルではなく一般チャネルでなされてもよい。図31に例示するように、STA1が下りリンク用チャネルでチャネルスキャニング要求メッセージを受けると、一般チャネルに切り替わってEDCAベースにチャネルスキャニング応答フレームをAPに送信し、下りリンク用チャネルに戻ることができる。上の例で、STA1は他のBSS送信範囲中に属しないため、APはRTS/CTS交換無しでSTAに直ちにDLフレームを送ることができる。
また、本発明の更に他の実施例で、APはDLフレーム送信に失敗したSTAに、RTS/CTSの交換後にDLフレームを送信し、当該STAにチャネルスキャニングプロシージャを呼びかけて、該当のチャネルに他のBSSがあるか否かを確認できる。
図32は、本発明の一実施例によって送信失敗を通じてチャネルスキャニングプロシージャを開始する方法を説明するための図である。
下りリンク用チャネルを使用可能な性能を有するSTAは、スキャニング段階で、各チャネルに対してチャネルを利用するBSS情報が分かり、これに関する情報をSTAは記憶しておき、連結段階で、該当のチャネル(特に、下りリンク用チャネル)に関する情報(例えば、自身が他のBSS送信範囲中にあるか否か)をAPに知らせることができる。連結後にSTAが他のBSS属したフレームを受信した場合、STAは、それに関する情報をAPに知らせることができる。
図33は、上述したような下りリンク用チャネルを用いた無線LAN動作方法を具現するための装置を示す図である。
図33の無線装置800は上述した特定STAに、無線装置850は上述したAPにそれぞれ相当し得る。
STAは、プロセッサ810、メモリ820、送受信部830を備えることができ、AP850は、プロセッサ860、メモリ870及び送受信部880を備えることができる。送受信部830及び880は、無線信号を送信/受信し、IEEE 802.11/3GPPなどの物理層で実行されてもよい。プロセッサ810及び860は、物理層及び/又はMAC層で実行され、送受信部830及び880と接続されている。プロセッサ810及び860は、上述の干渉制御手順を行うことができる。
プロセッサ810及び860及び/又は送受信部830及び880は、特定集積回路(application−specific integrated circuit;ASIC)、チップセット、論理回路及び/又はデータプロセッサを含むことができる。メモリ820及び870は、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体及び/又は他の記憶ユニットを含むことができる。一実施例がソフトウェアによって実行される時、上述の方法は、上述の機能を果たすモジュール(例えば、プロセス、機能)として実行されてもよい。上記モジュールはメモリ820,870に記憶され、プロセッサ810,860によって実行されてもよい。メモリ820,870は、プロセス810,860の内部又は外部に配置され、周知の手段によってプロセス810,860に接続されてもよい。
以上開示した本発明の好適な実施の形態に関する詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施できるように提供された。以上では本発明の好適な実施の形態を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した当業者にとっては上述の説明から本発明を様々に修正及び変更可能であるということが理解できる。したがって、本発明は、ここに開示した実施の形態に制限されるものではなく、ここに開示した原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えようとするものである。
以上、IEEE 802.11ベース無線LANシステムに適用される例を挙げて本発明を説明してきたが、これに限定される必要はない。本発明は、無線機器間の干渉制御が必要な様々な無線システムにも同様の方式で適用可能である。

Claims (13)

  1. 無線LANシステムにおいてAP(Access Point)が無線チャネルを設定する方法であって、
    主チャネル(Primary Channel)及び一つ以上の補助チャネル(Secondary Channel)を設定し、
    前記一つ以上の補助チャネルに一つ以上の下りリンク用チャネル(Downlink Oriented Channel)を設定すること、
    を有し、
    前記一つ以上の下りリンク用チャネルは、隣接BSS(Basic Service Set)の主チャネルと重ならないように設定し、
    前記一つ以上の下りリンク用チャネルに関する設定情報を含むフレームを、前記APに連結されたステーションに送信することを特徴とする、無線チャネル設定方法。
  2. 前記APに連結されたステーションに、前記隣接BSSに関する情報を要求する要求メッセージを送信し、
    前記APに連結されたステーションから、前記隣接BSSに関する情報を含む応答メッセージを受信すること、をさらに有する、請求項1に記載の無線チャネル設定方法。
  3. 前記APに連結された複数のステーションに前記隣接BSSに関する情報を要求する要求メッセージを放送又はマルチキャストし、
    前記複数のステーションの一つ以上から、それぞれのステーションが有する隣接BSSに関する情報を応答メッセージで受信する、請求項2に記載の無線チャネル設定方法。
  4. 前記隣接BSSに関する情報を含む応答メッセージは、
    該当のBSSのBSS ID、主チャネル及び補助チャネル情報、帯域幅情報、下りリンク用チャネル情報、動作クラス(Operating Class)のうち一つ以上の情報を含む、請求項2又は3に記載の無線チャネル設定方法。
  5. 前記APに連結されたステーションのうち第1ステーションが他のBSS領域と重ならない位置にある場合、前記第1ステーションに送信するデータを前記下りリンク用チャネルで送信する、請求項1に記載の無線チャネル設定方法。
  6. 前記APに連結されたステーションのうち第2ステーションが他のBSS領域と重なる位置にある場合、前記第2ステーションに送信するデータを前記下りリンク用チャネルではなく一般チャネルで送信する、請求項5に記載の無線チャネル設定方法。
  7. 前記APに連結されたステーションのうち第1ステーションが他のBSS領域と重ならない位置にある場合、前記APは、前記第1ステーションに送信するデータを、RTS(Request to Send)及びCTS(Clear to Send)フレーム交換無しで前記下りリンク用チャネルで送信する、請求項1に記載の無線チャネル設定方法。
  8. 前記APに連結されたステーションのうち第2ステーションが他のBSS領域と重なる位置にある場合、前記APは、前記第2ステーションに送信するデータを、RTS(Request to Send)及びCTS(Clear to Send)フレーム交換後に前記下りリンク用チャネルで送信する、請求項7に記載の無線チャネル設定方法。
  9. 前記APに連結されたステーションのうち第1ステーションに対するデータ送信状況が一定レベル以下である場合、
    前記第1ステーションに送信するデータを前記下りリンク用チャネルではなく一般チャネルで送信したり、又はRTS(Request to Send)及びCTS(Clear to Send)フレーム交換後に前記下りリンク用チャネルで送信する、請求項1に記載の無線チャネル設定方法。
  10. 前記一つ以上の下りリンク用チャネルが2以上である場合、
    第1タイプ下りリンク用チャネルは、他のBSS領域と重ならない位置にあるステーションのための下りリンク用チャネルとして設定し、
    第2タイプ下りリンク用チャネルは、他のBSS領域と重なる位置にあるステーションのための下りリンク用チャネルとして設定する、請求項1に記載の無線チャネル設定方法。
  11. 前記第2タイプ下りリンク用チャネルは、隣接したBSSの第2タイプ下りリンク用チャネルと異なる周波数チャネルとなるように設定される、請求項10に記載の無線チャネル設定方法。
  12. 前記APに連結されたステーションからスキャニング結果を受信して、各ステーションが他のBSS領域と重なる位置にあるか否かを判定する、請求項1に記載の無線チャネル設定方法。
  13. 無線LANシステムにおいて無線チャネル設定を行うAP(Access Point)装置であって、
    前記APに連結されたステーションと信号を送受信する送受信器と、
    前記送受信器に接続して、主チャネル(Primary Channel)及び一つ以上の補助チャネル(Secondary Channel)を設定し、前記一つ以上の補助チャネルに一つ以上の下りリンク用チャネル(Downlink Oriented Channel)を設定する制御器と、
    を備え、
    前記制御器は、前記一つ以上の下りリンク用チャネルが隣接BSS(Basic Service Set)の主チャネルと重ならないように設定し、
    前記一つ以上の下りリンク用チャネルに関する設定情報を含むフレームを構成し、これを前記送受信器を介して、前記APに連結されたステーションに送信するように構成されたことを特徴とする、AP装置。
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