JP2017228223A - 信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単位時間当たりにより多くの信号処理を実行することができる信号処理装置を得ること。
【解決手段】信号処理装置1は、信号を受信し、受信した信号を処理データに変換するI/F計算機10と、I/F計算機10によって得られた処理データを処理する第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13とを有する。I/F計算機10は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を最大能力の値で除して使用率を算出し、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで使用率が最低である信号処理計算機に、新たに受信した信号に対応する新たな処理データの処理を割り当てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信した複数の信号を並列に処理する信号処理装置に関する。
従来の信号処理装置は、信号処理を実行することができる複数の計算機を有すると共に、複数の計算機の各々で実行される信号処理の状態を監視する機能を有する。従来の信号処理装置は、監視の結果をもとに信号処理を実行していない計算機を特定し、特定された計算機に、レーダ装置から新たに受信した信号の処理を割り当て、それによりレーダ装置からの複数の信号を並列に処理する。
より具体的には、従来の信号処理装置は複数の計算機の各々に信号処理を割り当てる管理計算機を有しており、管理計算機は、複数の計算機の各々について、ひとつの信号処理の実行が終了した後に次の信号処理を割り当てる。
複数の処理部のうちの特定の処理部にかかる負荷を閾値と常時比較し、特定の処理部の負荷が閾値を超えない間は、特定の処理部に一連の処理を実行させ、負荷が閾値を超えると、複数の処理部で負荷を分散する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−158709号公報
従来の信号処理装置では、複数の計算機の各々について、ひとつの信号処理の実行が終了してから次の信号処理の実行が開始するまでに信号処理を実行していない時間が発生する。つまり、従来の信号処理装置では、計算機の演算能力が十分に発揮されておらず、高いスループット性能が得られない。言い換えると、従来の信号処理装置が単位時間あたりに実行することができる信号処理の量は少ない。特許文献1において提案されている技術でも、特定の処理部以外の処理部については信号処理を実行していない時間が発生するので、複数の処理部の全体が単位時間あたりに実行することができる信号処理の量は少ない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、単位時間当たりにより多くの信号処理を実行することができる信号処理装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、信号を受信し、受信した前記信号を処理データに変換するインターフェース計算機と、前記インターフェース計算機によって得られた前記処理データを処理する複数の信号処理計算機とを有する。前記処理データは、前記複数の信号処理計算機の各々が処理することができるフォーマットのデータである。前記インターフェース計算機は、前記複数の信号処理計算機の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を前記最大能力の値で除して使用率を算出し、前記複数の信号処理計算機のうちで前記使用率が最低である信号処理計算機に、新たに受信した信号に対応する新たな処理データの処理を割り当てる。
本発明の信号処理装置は、単位時間当たりにより多くの信号処理を実行することができるという効果を奏する。
実施の形態の信号処理装置の構成図 図1の信号処理装置の機能を説明するためのブロック図 実施の形態の第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々について、処理対象のデータの量と処理時間との関係を示すグラフ 図2の信号処理項目近似式テーブル記憶部に記憶される信号処理項目近似式テーブルを示す図 図2の計算機能力テーブル記憶部に記憶される計算機能力テーブルを示す図 図2のI/F計算機を構成する入力処理部、分配処理部及び完了処理部の少なくとも一部が処理回路であることを示す図 図2のI/F計算機を構成する入力処理部、分配処理部及び完了処理部の少なくとも一部がプロセッサであることを示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる信号処理装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態の信号処理装置1の構成図である。図1には、信号処理装置1と共に、レーダ装置2及び結果処理装置3が記載されている。レーダ装置2は、信号処理装置1に信号を送信する装置である。信号処理装置1は、レーダ装置2から信号を受信して処理し、処理の結果を結果処理装置3に送信する装置である。結果処理装置3は、信号処理装置1からの結果を受信して処理する装置である。結果処理装置3の一例は、表示装置又は記憶装置である。
以下に、信号処理装置1の詳細な構成を動作と共に説明する。信号処理装置1は、レーダ装置2から信号を受信し、受信した複数の信号を並列に処理する装置であって、図1に示すとおり、レーダ装置2から信号を受信し、受信した信号を処理データに変換するインターフェース計算機10と、インターフェース計算機10によって得られた処理データを処理する第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13と、通信ネットワーク14とを有する。図1では、インターフェース計算機10はI/F計算機10と記載されている。以下では、インターフェース計算機10をI/F計算機10と記載する。処理データは、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々が処理することができるフォーマットのデータである。
I/F計算機10は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を最大能力の値で除して使用率を算出する。最大能力の具体例については、後述する。I/F計算機10は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで使用率が最低である信号処理計算機を特定する。I/F計算機10は、特定された信号処理計算機に、レーダ装置2から新たに受信した信号に対応する新たな処理データの処理を割り当てる。すなわち、I/F計算機10は、特定された信号処理計算機に、レーダ装置2から新たに受信した信号に対応する新たな処理データを送信する。
第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々は、I/F計算機10によって得られてI/F計算機10から送信される処理データを受信して処理し、処理の結果を結果処理装置3に送信する。実施の形態では、図1に示すとおり、信号処理装置1は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の3個の信号処理計算機を有する。第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13は、複数の信号処理計算機の一例である。
一般化すると、信号処理装置1は複数の信号処理計算機を有し、複数の信号処理計算機の各々はI/F計算機10によって得られた処理データを処理する。I/F計算機10は、複数の信号処理計算機の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を最大能力の値で除して使用率を算出し、複数の信号処理計算機のうちで使用率が最低である信号処理計算機を特定する。
I/F計算機10は、特定された信号処理計算機に、レーダ装置2から新たに受信した信号に対応する新たな処理データの処理を割り当てる。すなわち、I/F計算機10は、特定された信号処理計算機に、レーダ装置2から新たに受信した信号に対応する新たな処理データを送信する。処理データは、複数の信号処理計算機の各々が処理することができるフォーマットのデータである。複数の信号処理計算機の各々は、互いに異なるハードウェアの計算機であってもよいし、ひとつのハードウェアの互いに異なる部分であってもよい。
実施の形態では、複数の信号処理計算機が第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の3個の信号処理計算機である場合を例にとって説明する。通信ネットワーク14は、I/F計算機10と、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々との通信におけるデータの伝送路である。
図2は、図1の信号処理装置1の機能を説明するためのブロック図である。図2に示すとおり、I/F計算機10は、入力処理部21と、分配処理部22と、完了処理部23と、信号処理項目近似式テーブル記憶部24と、計算機能力テーブル記憶部25とを有する。第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々は、演算処理部31と、バッファ32と、検出処理部33とを有する。
I/F計算機10において、入力処理部21は、図1に示されるレーダ装置2から信号を受信し、受信した信号を、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々が処理することができるフォーマットのデータである処理データに変換する。入力処理部21は、処理データを分配処理部22に送信する。
分配処理部22は、入力処理部21から処理データを受信する。分配処理部22は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を最大能力の値で除して使用率を算出する。
分配処理部22は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで使用率が最低である信号処理計算機を特定する。分配処理部22は、特定された信号処理計算機に、入力処理部21が受信した新たな信号に対応するデータであって入力処理部21から受信した新たな処理データの処理を割り当てる。すなわち、分配処理部22は、特定された信号処理計算機に、入力処理部21から受信した処理データを送信する。
分配処理部22の機能を具体的に説明する前に、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々が行う信号処理等について説明する。
信号処理は、複数の信号処理項目についての処理を含む。実施の形態では、複数の信号処理項目の一例は、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zである。分配処理部22が有する機能を実現する準備のために、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zとは異なる信号処理項目である基準の信号処理項目が決定され、かつ、基準のデータの量が決定される。
分配処理部22が有する機能を実現する更なる準備のために、基準の計算機が用意され、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B、第26信号処理項目Z及び基準の信号処理項目の各々について、基準の計算機が当該項目の処理を実行する際の処理時間が処理対象のデータの量を変えて計測される。
計測の結果から、横軸を基準のデータの量に対する処理対象のデータの量の比とし、縦軸を基準の信号処理項目についての処理時間に対する第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々についての処理時間の比とするグラフが作成される。つまり、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々について、処理対象のデータの量と処理時間との関係を示すグラフが作成される。
図3は、実施の形態の第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々について、処理対象のデータの量と処理時間との関係を示すグラフである。図3において、横軸は基準のデータの量に対する処理対象のデータの量の比であり、縦軸は基準の信号処理項目についての処理時間に対する第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々についての処理時間の比である。つまり、横軸は処理対象のデータの量に比例するものを意味し、縦軸は処理時間に比例するものを意味する。
処理対象のデータの量を基準のデータの量で除したものを「X」と定義する。図3のグラフにおいて、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々について、処理対象のデータの量に比例するものを意味する横軸と処理時間に比例するものを意味する縦軸とが一次式の関係で近似されると仮定する。その仮定において、以下の関係が成立する。
すなわち、基準の信号処理項目についての処理時間に対する第1信号処理項目Aについての処理時間の比は「X」であり、基準の信号処理項目についての処理時間に対する第2信号処理項目Bについての処理時間の比は「0.83X」である。基準の信号処理項目についての処理時間に対する第26信号処理項目Zについての処理時間の関係は、「0.6X+0.61」である。
図4は、処理対象のデータの量を基準のデータの量で除したものを「X」と定義した場合、基準の信号処理項目についての処理時間と、図3の第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zの各々についての処理時間との関係を示す信号処理項目近似式テーブル24Tを示す図である。信号処理項目近似式テーブル記憶部24は、図4の信号処理項目近似式テーブル24Tを記憶している。つまり、図4は、図2の信号処理項目近似式テーブル記憶部24に記憶される信号処理項目近似式テーブル24Tを示す図である。
図4は、処理対象のデータの量が同一であれば、第2信号処理項目Bについての処理時間は第1信号処理項目Aについての処理時間の0.83倍であることを示している。加えて、図4は、処理対象のデータの量が同一であれば、第26信号処理項目Zについての処理時間は第1信号処理項目Aについての処理時間の0.6倍に定数0.61に相当する時間を加えた時間であることを示している。
図5は、図2の計算機能力テーブル記憶部25に記憶される計算機能力テーブル25Tを示す図である。計算機能力テーブル25Tは、図5に示すとおり、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、最大能力値と使用値とを有している。最大能力値は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の処理可能な最大能力を示す値である。使用値は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々において、最大能力のうちで実際に使用されている能力を示す値である。
実施の形態では、図5の計算機能力テーブル25Tにおける第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の最大能力値は、当該計算機が基準の信号処理項目について規定の時間内に基準のデータの量の処理を実行することができる回数を示す値である。
具体的には、図5の計算機能力テーブル25Tは最大能力値の項目において以下のことを示している。第1信号処理計算機11は基準の信号処理項目について規定の時間内に基準のデータの量の処理を10000回実行することができ、第2信号処理計算機12は基準の信号処理項目について規定の時間内に基準のデータの量の処理を9000回実行することができ、第3信号処理計算機13は基準の信号処理項目について規定の時間内に基準のデータの量の処理を5000回実行することができる。
図5の計算機能力テーブル25Tにおける第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の使用値は、当該計算機において実際に使用されている能力の値である。つまり、使用値は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の使用率を算出するための値である。より具体的には、図5の計算機能力テーブル25Tは使用値の項目において以下のことを示している。
第1信号処理計算機11は基準の信号処理項目についての基準のデータの量の処理を4000回実行する量の処理データを処理しており、第2信号処理計算機12は基準の信号処理項目についての基準のデータの量の処理を3500回実行する量の処理データを処理していて、第3信号処理計算機13は基準の信号処理項目についての基準のデータの量の処理を2300回実行する量の処理データを処理している。
分配処理部22は、計算機能力テーブル記憶部25に記憶されている図5の計算機能力テーブル25Tから、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、最大能力値と使用値とを取得する。分配処理部22は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、使用値を最大能力値で除して商を算出する。商は使用率を示す値である。
分配処理部22は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで、商が最低である信号処理計算機を特定する。つまり、分配処理部22は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで、使用率が最低である信号処理計算機を特定する。分配処理部22は、特定された信号処理計算機に、入力処理部21が受信した新たな信号に対応するデータであって入力処理部21から受信した新たな処理データの処理を割り当てる。すなわち、分配処理部22は、特定された信号処理計算機に、入力処理部21から受信した新たな処理データを送信する。
分配処理部22は、入力処理部21から受信した新たな処理データに対して第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zのうちで入力処理部21が受信した新たな信号において指定されている項目の処理を実行した場合において、基準の信号処理項目についての処理時間に対する上記の指定されている項目についての処理時間の比を、図4の信号処理項目近似式テーブル24Tの近似式にしたがって算出する。算出された値を、新たな使用値と定義する。
分配処理部22は、図5の計算機能力テーブル25Tにおける上記の特定された信号処理計算機の使用値に、新たな使用値を加算し、それによって計算機能力テーブル25Tを更新する。
I/F計算機10において、完了処理部23は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の検出処理部33からのデータを受信し、受信したデータをもとに、図5の計算機能力テーブル25Tを更新する。完了処理部23の機能の詳細は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々を構成する各構成要素の機能を説明した後に説明する。
第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々において、演算処理部31は、I/F計算機10の分配処理部22からの処理データを受信する。バッファ32は、演算処理部31が分配処理部22から受信した処理データを一時的に記憶する。演算処理部31は、演算を実行することができる状態になったときにバッファ32から処理データを取得し、取得した処理データに対して演算を実行する。
演算処理部31は、演算を実行することによって得られた結果を、図1に示される結果処理装置3に送信する。加えて、演算処理部31は、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zのいずれについて演算を実行したのかを示す第1の情報と、処理されたデータの量を示す第2の情報とを検出処理部33に送信する。
検出処理部33は、演算処理部31から、第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zのいずれについて演算を実行したのかを示す第1の情報と、処理されたデータの量を示す第2の情報とを受信する。検出処理部33は、演算処理部31から受信した第1の情報及び第2の情報と、第1の情報及び第2の情報が第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちのいずれの演算処理部31からの情報であるのかを示す第3の情報とを、I/F計算機10の完了処理部23に送信する。
I/F計算機10の完了処理部23は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の演算処理部31から、当該演算処理部31が含まれる信号処理計算機が第1信号処理項目A、第2信号処理項目B及び第26信号処理項目Zのいずれについて演算を実行したのかを示す第1の情報と、処理されたデータの量を示す第2の情報とを受信する。
完了処理部23は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の演算処理部31から、第1の情報及び第2の情報が第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちのいずれの演算処理部31からの情報であるのかを示す第3の情報も受信する。
完了処理部23は、図4の信号処理項目近似式テーブル24Tの近似式にしたがって、上記の第1の情報及び第2の情報をもとに、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々において処理が終了した処理データの量を算出する。より具体的には、完了処理部23は、基準の信号処理項目についての処理時間に対しての、処理が終了した処理データの演算が実行された項目についての処理時間の比を、図4の信号処理項目近似式テーブル24Tの近似式にしたがって算出する。算出された値を、終了した使用値と定義する。
完了処理部23は、上記の第3の情報をもとに、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで上記の第3の情報の送信元の信号処理計算機を特定する。完了処理部23は、図5の計算機能力テーブル25Tにおいて、特定された信号処理計算機の使用値から終了した使用値を減算し、それによって計算機能力テーブル25Tを更新する。
上述のとおり、実施の形態の信号処理装置1では、I/F計算機10が、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を最大能力の値で除して使用率を算出する。I/F計算機10は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで使用率が最低である信号処理計算機を特定する。I/F計算機10は、特定された信号処理計算機に、受信した信号に対応する新たな処理データの処理を割り当てる。すなわち、I/F計算機10は、特定された信号処理計算機に、新たに受信した信号に対応する新たな処理データを送信する。
つまり、I/F計算機10は、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで、処理に関して最も余裕がある信号処理計算機に、新たな処理データの処理を割り当てる。そのため、信号処理装置1では、I/F計算機10がレーダ装置2から信号を連続して受信する場合、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々には、処理を実行しない時間が発生することなく処理データが割り当てられる。したがって、信号処理装置1は、単位時間当たりにより多くの信号処理を実行することができる。言い換えると、信号処理装置1は、より少ない信号処理計算機で従来と同等の処理を実行することができる。
更に言うと、信号処理装置1では、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々の負荷を平準化することができる。すなわち、信号処理装置1は、高いスループット性が得られる並列分散処理を実行することができる。
第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々が互いに異なるハードウェアの計算機であっても、ひとつのハードウェアの互いに異なる部分であっても、信号処理装置1は、高いスループット性が得られる並列分散処理を実行することができる。
なお、第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13のうちで使用率が最低である信号処理計算機が複数個存在する場合、I/F計算機10は、使用率が最低である複数の信号処理計算機のいずれに新たな処理データの処理を割り当ててもよい。
実施の形態の信号処理装置1におけるI/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の一部又は全部は、処理回路41によって実現されてもよい。図6は、図2のI/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の少なくとも一部が処理回路41であることを示す図である。
処理回路41は、専用のハードウェアである。すなわち、処理回路41は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。I/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の一部は、残部とは別個の専用のハードウェアであってもよい。
I/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の一部又は全部は、メモリ51に格納されるプログラムを実行するプロセッサ52であってもよい。図7は、図2のI/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の少なくとも一部がプロセッサ52であることを示す図である。プロセッサ52は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。
I/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の少なくとも一部の構成要素がプロセッサ52である場合、当該一部の構成要素の機能は、プロセッサ52と、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ51に格納される。プロセッサ52は、メモリ51に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、I/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の少なくとも一部の構成要素の機能を実現する。
すなわち、I/F計算機10を構成する入力処理部21、分配処理部22及び完了処理部23の一部の構成要素がプロセッサ52である場合、当該一部の構成要素は、当該一部の構成要素によって実行されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ51を有する。メモリ51に格納されるプログラムは、当該一部の構成要素が実行する手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。メモリ51は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
I/F計算機10を構成する複数の構成要素の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、残部をソフトウェア又はファームウェアで実現してもよい。このように、I/F計算機10を構成する複数の構成要素の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
図2の第1信号処理計算機11、第2信号処理計算機12及び第3信号処理計算機13の各々が有する演算処理部31及び検出処理部33の一方又は双方も、上記の処理回路41と同様の処理回路によって実現されてもよいし、上記のメモリ51及びプロセッサ52の組と同様のメモリ及びプロセッサの組によって実現されてもよい。
実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省いたり変更したりすることも可能である。
1 信号処理装置、2 レーダ装置、3 結果処理装置、10 I/F計算機、11 第1信号処理計算機、12 第2信号処理計算機、13 第3信号処理計算機、14 通信ネットワーク、21 入力処理部、22 分配処理部、23 完了処理部、24 信号処理項目近似式テーブル記憶部、25 計算機能力テーブル記憶部、31 演算処理部、32 バッファ、33 検出処理部、41 処理回路、51 メモリ、52 プロセッサ。

Claims (2)

  1. 信号を受信し、受信した前記信号を処理データに変換するインターフェース計算機と、
    前記インターフェース計算機によって得られた前記処理データを処理する複数の信号処理計算機とを備え、前記処理データは、前記複数の信号処理計算機の各々が処理することができるフォーマットのデータであり、前記インターフェース計算機は、前記複数の信号処理計算機の各々について、処理可能な最大能力のうちで実際に使用されている能力の値を示す使用値を前記最大能力の値で除して使用率を算出し、前記複数の信号処理計算機のうちで前記使用率が最低である信号処理計算機に、新たに受信した信号に対応する新たな処理データの処理を割り当てることを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記複数の信号処理計算機の各々は、互いに異なるハードウェアの計算機である
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110007277A (zh) * 2019-04-10 2019-07-12 南京航空航天大学 雷达通信一体化系统及该系统的扩容方法
DE112018006054T5 (de) 2017-11-28 2020-08-06 Autonetworks Technologies, Ltd. Leiterplatte und Verfahren zum Herstellen einer Leiterplatte

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