JP2017227273A - Controller of power transmission for vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、車両用ベルト式無段変速機の制御装置に係り、特に車両用ベルト式無段変速機の油圧の学習制御に関するものである。 The present invention relates to a control device for a belt-type continuously variable transmission for a vehicle, and more particularly to learning control of hydraulic pressure of a belt-type continuously variable transmission for a vehicle.
回転軸に固設された固定シーブと相対回転不能かつ前記回転軸心方向に移動可能に設けられた可動シーブとをそれぞれ有するプライマリシーブとセカンダリシーブとを備えた前記ベルト式無段変速機において、エンジンの作動中には常にエンジンの出力トルクが入力される入力軸と前記ベルト式無段変速機のプライマリシーブとが連結された車両が開示されている。特許文献1の車両がそれである。ところで前記ベルト式無段変速機を用いた車両においては、前記ベルト式無段変速機の可動シーブに供給される油圧を取得する油圧センサ等の油圧学習を車両工場からの出荷前や、車両修理後の受け渡し前等にエンジンを作動させつつ行うことが一般的に行われている。
In the belt-type continuously variable transmission comprising a primary sheave and a secondary sheave each having a fixed sheave fixed to the rotating shaft and a movable sheave provided so as not to be relatively rotatable and movable in the direction of the rotating shaft. A vehicle is disclosed in which an input shaft to which engine output torque is always input during operation of the engine and a primary sheave of the belt type continuously variable transmission are connected. The vehicle of
特許文献1の前記入力軸と前記プライマリシーブとが連結されている車両においてエンジン作動中は常にエンジンの出力トルクが入力される型式では、前記セカンダリシーブの可動シーブに供給される油圧を測定する油圧センサの学習の際においても前記プライマリシーブが回転している。このため、前記プライマリシーブの回転によって生じる遠心力によって、前記プライマリシーブの可動シーブに供給される油圧が高くなり、特に前記セカンダリシーブの最低圧の油圧学習時すなわち前記セカンダリシーブに供給される油圧が低い状態における油圧学習時において、前記セカンダリシーブと前記プライマリシーブとの推力比(=前記セカンダリシーブの推力/前記プライマリシーブの推力)が小さい側すなわちアップシフト側に変化することとなる。上記油圧学習時に前記プライマリシーブの回転に基づく遠心力による油圧の変動によって前記プライマリシーブの可動シーブの移動すなわち変速が生じると、前記セカンダリシーブ内の油圧も変動することとなり前記セカンダリシーブ内の油圧学習の精度が低下する虞が生じる。
In a vehicle in which the output torque of the engine is always input during engine operation in a vehicle in which the input shaft and the primary sheave are connected in
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、前記入力軸と前記プライマリシーブとが共に回転するように連結されている車両においても前記ベルト式無段変速機のシーブに供給される油圧を取得する前記油圧センサ等の学習を精度良く実施することにある。 The present invention has been made against the background of the above circumstances. The object of the present invention is to provide the belt-type continuously variable even in a vehicle in which the input shaft and the primary sheave are connected to rotate together. The purpose is to perform learning of the hydraulic sensor and the like for acquiring the hydraulic pressure supplied to the sheave of the transmission with high accuracy.
本発明の要旨とするところは、(a)エンジンの作動中には前記エンジンの出力トルクが常に入力される入力軸と連結されたプライマリシーブと、前記プライマリシーブと共に伝動ベルトが巻き掛けられたセカンダリシーブとを備えるベルト式無段変速機において、前記セカンダリシーブに供給される油圧を取得する油圧センサの学習を実行する車両用動力伝達装置の制御装置であって、(b)前記セカンダリシーブに供給される油圧の最低油圧近辺における前記センサの学習の際に、前記エンジンの回転速度を予め定められたアイドル回転速度に制御することを特徴とする。 The gist of the present invention is that: (a) a primary sheave connected to an input shaft to which the output torque of the engine is always inputted during operation of the engine, and a secondary around which a transmission belt is wound together with the primary sheave In a belt-type continuously variable transmission including a sheave, a control device for a vehicle power transmission device that performs learning of a hydraulic pressure sensor that acquires hydraulic pressure supplied to the secondary sheave, and (b) is supplied to the secondary sheave The engine rotational speed is controlled to a predetermined idle rotational speed when learning the sensor in the vicinity of the minimum hydraulic pressure to be performed.
このようにすれば、前記セカンダリシーブに供給される油圧の最低油圧近辺における前記油圧センサの学習の際に、前記エンジンの回転速度を低速度の前記アイドル回転速度に制御することによって、前記プライマリシーブの遠心力に基づく油圧の上昇を抑制する。これによって前記プライマリシーブの回転に基づく前記アップシフトへの変動を減少することが可能となり、前記プライマリシーブと連動する前記セカンダリシーブの変速も抑制される。前記セカンダリシーブの変速が抑制されることによって、前記セカンダリシーブ内の油圧の変動も抑制されることとなり、前記セカンダリシーブに供給される油圧の最低油圧近辺における前記油圧センサの学習の精度が改善される。 In this case, when learning the hydraulic sensor in the vicinity of the lowest hydraulic pressure supplied to the secondary sheave, the primary sheave is controlled by controlling the engine rotational speed to the low idle rotational speed. Suppresses the increase in hydraulic pressure based on the centrifugal force. As a result, it is possible to reduce the change to the upshift based on the rotation of the primary sheave, and the shift of the secondary sheave that is linked to the primary sheave is also suppressed. By suppressing the shift of the secondary sheave, the fluctuation of the hydraulic pressure in the secondary sheave is also suppressed, and the accuracy of learning of the hydraulic sensor near the minimum hydraulic pressure of the hydraulic pressure supplied to the secondary sheave is improved. The
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図である。図1において、車両10は、走行用の駆動源として機能するガソリンエンジンやディーゼルエンジン等のエンジン12と、駆動輪14と、エンジン12と駆動輪14との間に設けられた動力伝達装置16とを備えている。動力伝達装置16は、非回転部材としてのハウジング18内において、エンジン12に連結された流体式伝動装置としてのトルクコンバータ20、トルクコンバータ20に連結された入力軸22、入力軸22に連結されたベルト式無段変速機24(以降、無段変速機と呼ぶ)、同じく入力軸22に連結された前後進切替装置26、前後進切替装置26を介して入力軸22に連結されて無段変速機24と並列に設けられたギヤ伝動部としてのギヤ伝動機構28、無段変速機24及びギヤ伝動機構28の共通の出力回転部材である出力軸30、カウンタ軸32、出力軸30及びカウンタ軸32に各々相対回転不能に設けられて噛み合う一対のギヤから成る減速歯車装置34、カウンタ軸32に相対回転不能に設けられたギヤ36に連結されたデフギヤ38、デフギヤ38に連結された1対の車軸40等を備えている。このように構成された動力伝達装置16において、エンジン12の動力(特に区別しない場合にはトルクや力も同義)は、トルクコンバータ20、無段変速機24或いは前後進切替装置26及びギヤ伝動機構28、減速歯車装置34、デフギヤ38、及び車軸40等を順次介して1対の駆動輪14へ伝達される。
FIG. 1 is a diagram illustrating a schematic configuration of a
このように、動力伝達装置16は、エンジン12(ここではエンジン12の動力が伝達される入力回転部材である入力軸22も同意)と駆動輪14(ここでは駆動輪14へエンジン12の動力を出力する出力回転部材である出力軸30も同意)との間の動力伝達経路に並列に設けられた、第1変速部としてのギヤ伝動機構28及び第2変速部としての無段変速機24を備えている。よって、動力伝達装置16は、エンジン12の動力を入力軸22からギヤ伝動機構28を介して駆動輪14側(すなわち出力軸30)へ伝達する第1動力伝達経路PT1と、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機24を介して駆動輪14側(すなわち出力軸30)へ伝達する第2動力伝達経路PT2との複数の動力伝達経路PTを、入力軸22と出力軸30との間に並列に備えている。動力伝達装置16は、車両10の走行状態に応じてその第1動力伝達経路PT1とその第2動力伝達経路PT2とが切り替えられる。その為、動力伝達装置16は、エンジン12の動力を駆動輪14側へ伝達する動力伝達経路PTを、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とで選択的に切り替える複数の係合装置を備えている。この係合装置は、第1動力伝達経路PT1を断接する第1係合装置(換言すれば係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する第1係合装置)としての第1クラッチC1)及び第1ブレーキB1と、第2動力伝達経路PT2を断接する第2係合装置としての第2クラッチC2とを含んでいる。
As described above, the
トルクコンバータ20は、入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に設けられており、エンジン12に連結されたポンプ翼車20p、及び入力軸22に連結されたタービン翼車20tを備えている。ポンプ翼車20pには、無段変速機24を変速制御したり、前記複数の係合装置を作動したり、動力伝達装置16の各部に潤滑油を供給したりする為の作動油圧をエンジン12により回転駆動されることにより発生して油圧制御回路80に供給する機械式のオイルポンプ42が連結されている。エンジン12の作動中には、エンジン12の出力トルクがトルクコンバータ20を介して常時入力軸22へ入力される。
The
前後進切替装置26は、第1動力伝達経路PT1において入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に設けられており、ダブルピニオン型の遊星歯車装置26p、第1クラッチC1、及び第1ブレーキB1を備えている。遊星歯車装置26pは、入力要素としてのキャリヤ26cと、出力要素としてのサンギヤ26sと、反力要素としてのリングギヤ26rとの3つの回転要素を有する差動機構である。キャリヤ26cは入力軸22に一体的に連結され、リングギヤ26rは第1ブレーキB1を介してハウジング18に選択的に連結され、サンギヤ26sは入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に相対回転可能に設けられた小径ギヤ44に連結されている。又、キャリヤ26cとサンギヤ26sとは、第1クラッチC1を介して選択的に連結される。よって、第1クラッチC1は、前記3つの回転要素のうちの2つの回転要素を選択的に連結する係合装置であり、第1ブレーキB1は、前記反力要素をハウジング18に選択的に連結する係合装置である。
The forward /
ギヤ伝動機構28は、小径ギヤ44と、ギヤ機構カウンタ軸46回りにそのギヤ機構カウンタ軸46に対して同軸心に相対回転不能に設けられてその小径ギヤ44と噛み合う大径ギヤ48とを備えている。又、ギヤ伝動機構28は、ギヤ機構カウンタ軸46回りにそのギヤ機構カウンタ軸46に対して同軸心に相対回転可能に設けられたアイドラギヤ50と、出力軸30回りにその出力軸30に対して同軸心に相対回転不能に設けられてそのアイドラギヤ50と噛み合う出力ギヤ52とを備えている。出力ギヤ52は、アイドラギヤ50よりも大径である。従って、ギヤ伝動機構28は、入力軸22と出力軸30との間の動力伝達経路PTにおいて、所定の変速比(変速段)としての1つの変速比(変速段)が形成されるギヤ伝動機構である。ギヤ機構カウンタ軸46回りには、更に、大径ギヤ48とアイドラギヤ50との間に、これらの間を選択的に断接する噛合式クラッチD1が設けられている。噛合式クラッチD1は、動力伝達装置16に備えられて、前後進切替装置26(前記第1摩擦クラッチも同意)と出力軸30との間の動力伝達経路に配設された(換言すれば前記第1クラッチC1よりも出力軸30側に設けられた)、第1動力伝達経路PT1を断接する第3係合装置(換言すれば前記第1クラッチC1と共に係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する第3係合装置)として機能するものであり、前記複数の係合装置に含まれる。
The
具体的には、噛合式クラッチD1は、ギヤ機構カウンタ軸46回りにそのギヤ機構カウンタ軸46に対して同軸心に相対回転不能に設けられたクラッチハブ54と、アイドラギヤ50とクラッチハブ54との間に配置されてそのアイドラギヤ50に固設されたクラッチギヤ56と、クラッチハブ54に対してスプライン嵌合されることによりギヤ機構カウンタ軸46の軸心回りの相対回転不能且つその軸心と平行な方向の相対移動可能に設けられた円筒状のスリーブ58とを備えている。クラッチハブ54と常に一体的に回転させられるスリーブ58がクラッチギヤ56側へ移動させられてそのクラッチギヤ56と噛み合わされることで、アイドラギヤ50とギヤ機構カウンタ軸46とが接続される。更に、噛合式クラッチD1は、スリーブ58とクラッチギヤ56とを嵌合する際に回転を同期させる、同期機構としての公知のシンクロメッシュ機構S1を備えている。このように構成された噛合式クラッチD1では、フォークシャフト60が油圧アクチュエータ62によって作動させられることにより、フォークシャフト60に固設されたシフトフォーク64を介してスリーブ58がギヤ機構カウンタ軸46の軸心と平行な方向に摺動させられ、係合状態と解放状態とが切り替えられる。
Specifically, the meshing clutch D1 includes a
第1動力伝達経路PT1は、噛合式クラッチD1と噛合式クラッチD1よりも入力軸22側に設けられた第1クラッチC1(又は第1ブレーキB1)とが共に係合されることで形成される。第1クラッチC1の係合により前進用動力伝達経路が形成され、第1ブレーキB1の係合により後進用動力伝達経路が形成される。動力伝達装置16では、第1動力伝達経路PT1が形成されると、エンジン12の動力を入力軸22からギヤ伝動機構28を経由して出力軸30へ伝達することができる動力伝達可能状態とされる。一方で、第1動力伝達経路PT1は、少なくとも第1クラッチC1及び第1ブレーキB1が共に解放されるか、或いは少なくとも噛合式クラッチD1が解放されると、動力伝達を遮断するニュートラル状態(動力伝達遮断状態)とされる。
The first power transmission path PT1 is formed by engaging the meshing clutch D1 and the first clutch C1 (or the first brake B1) provided closer to the
無段変速機24は、トルクコンバータ20を介してエンジンと連結されて第2クラッチC2が解放されているエンジン12の作動中には車両停止中でも、エンジン12と共に回転する入力軸22に設けられた有効径が可変のプライマリシーブ(プライマリプーリ)66と、出力軸30と同軸心の回転軸68に設けられた有効径が可変のセカンダリシーブ(セカンダリプーリ)70と、それら各シーブ66,70の間に巻き掛けられた伝動ベルト72とを備え、各シーブ66,70と伝動ベルト72との間の摩擦力(ベルト挟圧力)を介して動力伝達が行われる。プライマリシーブ66では、プライマリシーブ66へ供給する油圧(すなわちプライマリ側油圧シリンダ66cへ供給されるプライマリ圧Pin)が制御装置に対応する電子制御装置90(図3,4参照)により駆動される油圧制御回路80(図3,4参照)によって調圧制御されることにより、固定シーブ66a,可動シーブ66b間のV溝幅を変更するプライマリ推力Win(=プライマリ圧Pin×受圧面積)が付与される。又、セカンダリシーブ70では、セカンダリシーブ70へ供給する油圧(すなわちセカンダリ側油圧シリンダ70cへ供給されるセカンダリ圧Pout)が油圧制御回路80によって調圧制御されることにより、固定シーブ70a,可動シーブ70b間のV溝幅を変更するセカンダリ推力Wout(=セカンダリ圧Pout×受圧面積)が付与される。無段変速機24では、プライマリ推力Win(プライマリ圧Pin)及びセカンダリ推力Wout(セカンダリ圧Pout)が各々制御されることで、各シーブ66,70のV溝幅が変化して伝動ベルト72の掛かり径(有効径)が変更され、変速比γcvt(=プライマリシーブ回転速度Npri/セカンダリシーブ回転速度Nsec)が変化させられると共に、伝動ベルト72が滑りを生じないように各シーブ66,70と伝動ベルト72との間の摩擦力が制御される。
The continuously
出力軸30は、回転軸68回りにその回転軸68に対して同軸心に相対回転可能に配置されている。第2クラッチC2は、無段変速機24よりも駆動輪14(ここでは出力軸30も同意)側に設けられており(すなわちセカンダリシーブ70と出力軸30との間に設けられており)、セカンダリシーブ70(回転軸68)と出力軸30との間を選択的に断接する。第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2が係合されることで形成される。動力伝達装置16では、第2動力伝達経路PT2が形成されると、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機24を経由して出力軸30へ伝達することができる動力伝達可能状態とされる。一方で、第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2が解放されると、ニュートラル状態とされる。
The
動力伝達装置16の作動について、以下に説明する。図2は、電子制御装置90により切り替えられる動力伝達装置16の各走行パターン(走行モード)毎の係合装置の係合表を用いて、その走行パターンの切り替わりを説明する為の図である。図2において、C1は第1クラッチC1の作動状態に対応し、C2は第2クラッチC2の作動状態に対応し、B1は第1ブレーキB1の作動状態に対応し、D1は噛合式クラッチD1の作動状態に対応し、「○」は係合(接続)を示し、「×」は解放(遮断)を示している。
The operation of the
図3は、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図3において、車両10は、例えば動力伝達装置16の制御装置を含む電子制御装置90を備えている。よって、図3は、電子制御装置90の入出力系統を示す図であり、又、電子制御装置90による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。電子制御装置90は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置90は、エンジン12の出力制御、無段変速機24の変速制御、動力伝達装置16の走行パターンの切替制御等を実行する。電子制御装置90は、必要に応じてエンジン制御用、油圧制御用等に分けて構成される。
FIG. 3 is a diagram for explaining the main functions of the control function and the control system for various controls in the
電子制御装置90には、車両10が備える各種センサ、例えば各種回転速度センサ100、102、104、106、アクセル開度センサ108、セカンダリシーブ油圧センサ110などによる検出信号に基づく各種実際値、例えばエンジン回転速度Ne(rpm)、入力軸回転速度Nin(rpm)であるプライマリシーブ回転速度Npri(rpm)、回転軸68の回転速度であるセカンダリシーブ回転速度Nsec(rpm)、車速Vに対応する出力軸回転速度Nout(rpm)、アクセル開度θacc(%)、セカンダリ圧Pout(MPa)などが、それぞれ供給される。又、電子制御装置90からは、エンジン12の出力制御の為のエンジン出力制御指令信号Se、無段変速機24の変速に関する油圧制御の為の油圧制御指令信号Scvt、動力伝達装置16の走行パターンの切替えに関連する第1クラッチC1、第1ブレーキB1、第2クラッチC2、及び噛合式クラッチD1を制御する為の油圧制御指令信号Sswt等が、それぞれ出力される。例えば、油圧制御指令信号Sswtとして、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、第2クラッチC2、噛合式クラッチD1の各々の油圧アクチュエータへ供給される各油圧を調圧する各ソレノイド弁を駆動する為の指令信号(油圧指令)が油圧制御回路80へ出力される。
The
図4は、動力伝達装置16に備えられた油圧制御回路80のうちで無段変速機24と第1クラッチC1と第2クラッチC2と噛合式クラッチD1とに関わる油圧を制御する部分を説明する図である。油圧制御回路80は、プライマリプシーブ66へ供給するプライマリ圧Pinを制御するプライマリ用電磁弁SLPと、セカンダリシーブ70へ供給するセカンダリ圧Poutを制御するセカンダリ用電磁弁SLSと、第1クラッチC1へ供給するC1圧Pc1を制御するC1用電磁弁SL1と、第2クラッチC2へ供給するC2圧Pc2を制御するC2用電磁弁SL2と、シンクロメッシュ機構S1を作動させる油圧アクチュエータ62へ供給するシンクロ制御圧Ps1を制御するシンクロ用電磁弁SLGとを備えている。又、油圧制御回路80は、プライマリ圧制御弁82とセカンダリ圧制御弁84とC1圧制御弁86とシンクロ制御弁88とを備えている。又、油圧制御回路80とセカンダリシーブ70とをつなぐ油路の内、オリフィス85とセカンダリシーブ70との間には、セカンダリシーブ70の油圧を検出するための油圧センサ110がさらに備えられている。
FIG. 4 illustrates a portion of the
各電磁弁SLP,SLS,SL1,SL2,SLGは、何れも、電子制御装置90から出力される油圧制御指令信号(駆動電流)によって駆動されるリニアソレノイド弁である。プライマリ圧制御弁82は、プライマリ用電磁弁SLPから出力されるSLP圧Pslpに基づいて作動させられることでプライマリ圧Pinを調圧する。セカンダリ圧制御弁84は、セカンダリ用電磁弁SLSから出力されるSLS圧Pslsに基づいて作動させられることでセカンダリ圧Poutを調圧する。シンクロ制御弁88は、シンクロ用電磁弁SLGから出力されるSLG圧Pslgに基づいて作動させられることでシンクロ制御圧Ps1を調圧する。C1圧制御弁86は、C1用電磁弁SL1から出力されるSL1圧Psl1をC1圧Pc1として第1クラッチC1へ供給する油路の連通と遮断とを切り替える。このC1圧制御弁86は、第1クラッチC1へC1圧Pc1(SL1圧Psl1も同意)を供給する油路を遮断することで第1クラッチC1と第2クラッチC2との同時係合を回避するフェールセーフバルブとして機能する。尚、C2用電磁弁SL2から出力されるSL2圧Psl2は、C2圧Pc2として直接的に第2クラッチC2へ供給される。
Each of the solenoid valves SLP, SLS, SL1, SL2, and SLG is a linear solenoid valve that is driven by a hydraulic control command signal (drive current) output from the
無段変速機24を備える車両においては、無段変速機24のセカンダリシーブ70の可動シーブ70bに供給されるセカンダリ圧Poutを検出する油圧センサ110の検出値とセカンダリ圧Poutの指示圧すなわちセカンダリ圧制御弁84へのセカンダリ圧制御信号(指示圧)との間の関係の学習が車両工場からの出荷前や、車両修理後の受け渡し前等に行われる。図3には、可動シーブ70bに供給されるセカンダリ圧Poutを測定する油圧センサ110の学習に関する制御機能の要部、すなわち、変速比判定手段94、油圧センサ学習値判定手段96、油圧センサ学習値記憶手段98を含む学習制御手段92が示されている。電子制御装置90が油圧センサ110の学習制御の開始を要求するフラグ信号を受けると、学習制御手段92は、油圧センサ110の最低圧学習および中間圧学習を含む学習を開始する。最低圧学習は、セカンダリシーブ70の可動シーブ70bに供給される油圧が低い状態すなわち変速比γcvtが最大値である最大変速比γmaxを維持できるセカンダリ圧Poutの制御範囲内の最低の油圧に対応する油圧センサ110の検出値とセカンダリ圧制御弁84へのセカンダリ圧制御信号(指示圧)との間の学習である。学習制御手段92は、油圧制御回路80を介してプライマリシーブ68の油圧を伝動ベルト72とプライマリシーブ66とが適切な摩擦力を維持するように予め定められた低い油圧P1に設定する。学習制御手段92は、エンジン回転速度Neを、最低圧学習期間ではたとえば800rpm程度のアイドル回転速度Neiに維持し、それに続く中間圧学習期間では油量収支確保のためにたとえば2000rpm程度の中速回転に維持するように、エンジン出力指令信号Seを出力する。また学習制御手段92は、セカンダリシーブ70へのセカンダリ圧Poutの指示圧を一時的に上昇させた後、予め設定されている最低圧学習時の指示圧へ減少させる。変速比判定手段94によって変速比γcvtの変化(最大変速比γmaxからの低下)が判定されたときに油圧センサ110の検出値を、変速比γcvtの最大変速比γmaxを維持できる最低の油圧と判定する。油圧センサ学習値記憶手段98は、油圧センサ学習値判定手段96によって判定された最大変速比γmaxを維持できる最低の油圧における油圧センサ110の検出値を、指示圧と共に記憶する。
In a vehicle including the continuously
学習制御手段92は、上記最低圧学習期間に続いて、中間圧学習期間に先立つ変速比戻し期間において、エンジン回転速度Neを前記中速回転まで上昇させることで、セカンダリ圧Poutを引き上げる際の流量収支を確保するとともに、セカンダリ圧Poutの指示圧を第1圧P4へ上昇させることで変速比γcvtを最大変速比γmaxまで戻す。次いで、学習制御手段92は、上記変速比戻し期間において変速比γcvtおよびエンジン回転速度Neが安定させられた後、次の中間圧学習期間においてセカンダリ圧Poutの指示圧を第1圧P4から第2圧P5および第3圧P6へ順次上昇させて、そのときの油圧センサ110の検出値と指示圧とをそれぞれ記憶させて、油圧センサ110の検出値と指示圧との関係を学習する。また、学習制御手段92は、中間圧学習期間に続くヒスチェック期間においてセカンダリ圧Poutの指示圧を第1圧P4まで低下させたときの油圧センサ110の検出値と指示値とを記憶させ、油圧センサ110のヒステリシス特性を学習する。
The
図5は、電子制御装置90の制御作動の要部すなわち前記最低圧学習期間においてセカンダリシーブ70に供給される油圧を検出する油圧センサ110の最低油圧の学習において、エンジン回転速度Neの影響を軽減することによって学習の精度を上げるための制御作動を説明するフローチャートであり、車両工場からの出荷前や、車両修理後の受け渡し前等必要な種々のタイミングにて繰り返し実行される。
FIG. 5 shows the main part of the control operation of the
図5において、学習制御手段92の機能に対応するステップ(以下、ステップを省略する)S10において、学習制御の開始を要求するフラグ信号を受けたか否かが判定される。このS10の判断が否定される場合は、本ルーチンが終了させられる。このS10の判断が肯定される場合は学習制御手段92の機能に対応するS20において、プライマリ圧Pinは最低圧学習制御において用いるよう予め定められている油圧P1に設定される。また、学習制御手段92の機能に対応するS30において、エンジン回転速度Neは、アイドル回転速度Neiに設定される。さらに学習制御手段92の機能に対応するS40において、セカンダリ圧Poutの指示圧は一時的に増加された後、予め設定された最低圧学習時の指示油圧に設定される。変速比判定手段94および油圧センサ学習値判定手段96の機能に対応するS50において、変速比γcvtの変動(最大変速比γmaxの低下)が判定され、その変動が判定されたときの油圧を最大変速比γmaxを維持できる最低油圧として油圧センサ110の出力が学習される。さらに油圧センサ学習記憶手段98の機能に対応するS60において、学習値の記憶が行われる。
In FIG. 5, it is determined whether or not a flag signal requesting the start of learning control has been received in step S <b> 10 (hereinafter, step is omitted) corresponding to the function of the
図6は、上記の学習制御において、セカンダリ圧Poutの学習に係わるエンジン回転速度Ne、変速比γcvt、セカンダリ圧Pout、プライマリ圧Pinの変化を示すタイムチャートである。t1時点において油圧センサ110の学習制御フラグがセットされる、すなわち学習制御の開始を要求するフラグ信号を受けると、予め定められた最低圧学習および中間圧学習等を含む一連の学習が開始される。まず、プライマリシーブ66のプライマリ圧Pinが予め定められている油圧P1に設定されるとともに、エンジン回転速度Neがアイドル回転速度Neiに設定される。その後、セカンダリ圧Poutの指示圧をt1時点におけるP2からP7に向けて一旦上昇させて変速比γcvtが確実に最大変速比γmaxとされた後、P3にむけて減少させる。t2時点からt3時点までの最低圧学習期間においてエンジン回転速度Neがアイドル回転速度Neiに維持され、セカンダリ圧Poutの指示圧が最低圧学習に必要な圧力P3に維持される。これによって変速比γcvtはγ4すなわち最大変速比γmaxからγ3に減少されることを基にしてセカンダリ圧Poutの最低圧が判定され、その最低圧におけるセカンダリシープ油圧センサ110の検出値がセカンダリ圧Poutの指示値とともに記憶される。
FIG. 6 is a time chart showing changes in the engine speed Ne, the gear ratio γcvt, the secondary pressure Pout, and the primary pressure Pin related to learning of the secondary pressure Pout in the learning control. When the learning control flag of the
t3以降は、最低圧学習が完了し中間圧学習およびヒスチェックと呼ばれる制御が行われた後、書き込みを完了するまでのタイムチャートを示している。最低圧学習以外は、本発明とは直接的に関連していないため、t3時点以降の変速比戻し期間および中間圧学習期間の内容の詳細な説明は省略する。t3時点においてエンジン回転速度Neは、アイドル回転速度NeiからNe2まで上昇され、オイルポンプ42から供給される油量は、t4時点以降の学習において不足しない油量にまで増加される。またセカンダリ圧Poutの指示圧を第1圧P4に上昇させ変速比γcvtをγ4すなわち最大変速比γmaxとする。t4時点においてエンジン回転速度NeがNe2となるとt4時点からt7時点における中間圧すなわち第1圧P4、第2圧P5、第3圧P6の学習が開始される。t4時点以降変速比γcvtは、学習制御フラグがセットされている場合、γ4すなわち最大変速比γmaxに維持される。セカンダリ圧Poutの指示圧は、t5時点において第2圧P5、t6時点において第3圧P6に設定される。またt7時点からt8時点までセカンダリ圧Poutの指示圧が一旦下げられ第1圧P4とされヒステリシスチェックが行なわれた後、t8時点から学習されたデータが記憶され、t9時点において学習が完了される。
After t3, a time chart from the completion of the minimum pressure learning to the completion of writing after the control called the intermediate pressure learning and the hysteresis check is performed is shown. Other than the minimum pressure learning, since it is not directly related to the present invention, a detailed description of the contents of the gear ratio return period and the intermediate pressure learning period after time t3 is omitted. At time t3, the engine rotational speed Ne is increased from the idle rotational speed Nei to Ne2, and the amount of oil supplied from the
ここで、図6においてt1時点からt4時点まで破線で示されるエンジン回転送度Neは、本実施例と異なり一般的に行われている方法を示している。破線で示されるエンジン回転速度Neにおいては、オイルポンプ42から一連の学習中に必要な油圧を確保するためt1時点からエンジン回転速度NeはNe2に向けて上昇され、学習の完了すなわちt9時点まで、エンジン12の回転速度NeはNe2に維持されている。しかし、エンジン12の動力が伝達される入力軸22と無段変速機24のプライマリシーブとが回転不能に連結された車両10においては、学習制御中においてもエンジン12によってプライマリシーブ66の回転が生じている。特に最低圧学習時すなわちt2時点からt3時点においては、最低圧学習のためにセカンダリシーブ70の油圧はP3まで低下する。この時点におけるセカンダリシーブ70とプライマリシーブ66との推力比(=前記セカンダリシーブの推力/前記プライマリシーブの推力)は、セカンダリシーブ70の推力が低下されることによってアップシフトが発生し易くなっている。またエンジン回転速度Neが高い状態において、変速比γcvtが最大変速比γmax側にあると、セカンダリシーブ70の回転速度Nsecとプライマリシーブ66の回転速度Npriとの差はより大きくなり、セカンダリシーブ70とプライマリシーブ66とに発生する遠心力もプライマリシーブ66側がより大きくなる。遠心力により発生する遠心油圧によってプライマリシーブ66の推力が増加しアップシフトがさらに発生し易くなる。アップシフトが発生すると可動シーブ66b、70bの移動すなわち変速が生じ、可動シーブ66b、70bの移動によって油圧制御回路80における出力油圧と可動シーブ66b、70bとにおける油圧Pin、Poutとの差が大きくなる、いわゆるオーバーライド圧が発生する。前記オーバーライド圧は、油圧制御回路80と可動シーブ66b、70bとの間にあるオリフィスおよび油路の抵抗によって発生し、可動シーブ66b、70bの移動速度が大きいほど大きくなる。また、前記オーバーライド圧の発生は、可動シーブ内の油圧の変動となるとともに指示油圧との差をもたらすため、特に最低圧学習においてセカンダリ油圧センサ110の学習の誤差を生じることとなる。
Here, the engine transfer rate Ne indicated by a broken line from the time point t1 to the time point t4 in FIG. 6 indicates a generally performed method unlike the present embodiment. At the engine speed Ne indicated by a broken line, the engine speed Ne is increased from time t1 toward Ne2 in order to ensure the necessary oil pressure during a series of learning from the
図6に示したt1からt3のエンジン回転速度Neにおける実線すなわち本発明によれば、上記と比較して、エンジン回転速度Neが低回転速度であるアイドル回転速度Neiに設定されることによってセカンダリシーブ70およびプライマリシーブ66の回転速度Nsec、Npriが低減され、このことによってセカンダリシーブ70とプライマリシーブ66とに発生する遠心力が共に減少されることとなり、アップシフトが生じにくくなる。またアップシフトが生じたとしても、エンジン回転速度Neを減少させた場合は、変速比γcvtの変化すなわちセカンダリシーブ70とプライマリシーブ66の移動である変速が減少することで、セカンダリ油圧センサ110の学習誤差を生じる前記オーバーライド圧も減少することとなり学習の精度を上げることが可能となる。
According to the solid line at the engine speed Ne from t1 to t3 shown in FIG. 6, that is, according to the present invention, the engine speed Ne is set to the idle speed Nei, which is a low speed, as compared with the above. The rotational speeds Nsec and Npri of the
本実施例によれば、エンジン12とプライマリシーブ66とが入力軸22を介して回転不能に連結されている車両において、車両工場からの出荷前や、車両修理後の受け渡し前等に油圧センサ110のセカンダリシーブ70に供給される油圧の最低油圧近辺における学習を行う場合に、エンジン12の回転によってプライマリシーブ66も回転し、プライマリシーブ66によって生じる遠心力によって、プライマリシーブ66の可動シーブ66bに供給される油圧が高くなり、特にセカンダリシーブ70の最低圧の学習時すなわちセカンダリシーブ70に供給される油圧が低い状態においてセカンダリシーブ70の最低圧の学習の精度が低下することを抑制できる。本実施例によれば、エンジン12とプライマリシーブ66とが入力軸22を介して回転不能に連結されている場合においても、最低油圧近辺における油圧センサ110の学習の際に、エンジン回転速度Neを低回転速度であるアイドル回転速度Neiに設定することによって、プライマリシーブ66の回転速度Npriを減少することが可能となり、プライマリシーブ66の回転に基づいて生じるプライマリシーブ66のアップシフト側への変動を減少することが可能となる。これによって、プライマリシーブ66と連動して変速を行うセカンダリシーブ70の変速も抑制される。セカンダリシーブ70の変速が抑制されることによって、セカンダリ圧Poutの変動も抑制され、最低油圧近辺におけるセカンダリ油圧センサ110の学習の精度が改善される。
According to the present embodiment, in a vehicle in which the
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。 As mentioned above, although the Example of this invention was described in detail based on drawing, this invention is applied also in another aspect.
前述の実施例では、エンジン12の動力を入力軸22から入力軸22に連結されて無段変速機24と並列に設けられたギヤ伝動部としてのギヤ伝動機構28を介して駆動輪14側へ伝達する第1動力伝達経路PT1と、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機24を介して駆動輪14側へ伝達する第2動力伝達経路PT2との複数の動力伝達経路PTをもつものとしたが、この様態に限らず、たとえば無段変速機24を介して動力を伝達する第2動力伝達経路PT2のみを持つものとしても良い。
In the above-described embodiment, the power of the
また、実施例においては最低圧学習時のエンジン回転速度Neをアイドル回転速度Neiすなわちエンジン12を低速の回転速度Neで維持するために設定されているエンジン回転速度Neとしたが、必ずしもアイドル回転速度Neiである必要はなく、最低圧学習において油圧センサ110の学習値として充分な精度が確保できるエンジン回転速度Neであれば良い。
In the embodiment, the engine rotational speed Ne at the time of learning the minimum pressure is set to the idle rotational speed Nei, that is, the engine rotational speed Ne set to maintain the
さらに、前述の実施例では、駆動力源としてエンジン12を例示したが、これに限らない。例えば、前記駆動力源は、電動機等の他の原動機を単独で或いはエンジン12と組み合わせて採用することもできる。又、エンジン12の動力は、トルクコンバータ20を介して入力軸22へ伝達されたが、これに限らない。例えば、トルクコンバータ20に替えて、トルク増幅作用のない流体継手(フルードカップリング)などの他の流体式伝動装置が用いられても良い。或いは、この流体式伝動装置は必ずしも設けられなくても良い。
Furthermore, in the above-described embodiment, the
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。 The above description is only an embodiment, and the present invention can be implemented in variously modified and improved forms based on the knowledge of those skilled in the art.
12:エンジン
16:車両用動力伝達装置
22:入力軸
24:無段変速機(ベルト式無段変速機)
66:プライマリシーブ
70:セカンダリシーブ
90:電子制御装置(制御装置)
110:セカンダリシーブ油圧センサ、油圧センサ(センサ)
Ne:エンジン回転速度
Nei:アイドル回転速度
12: engine 16: vehicle power transmission device 22: input shaft 24: continuously variable transmission (belt type continuously variable transmission)
66: Primary sheave 70: Secondary sheave 90: Electronic control device (control device)
110: Secondary sheave hydraulic sensor, hydraulic sensor (sensor)
Ne: Engine speed Nei: Idle speed
Claims (1)
前記セカンダリシーブに供給される油圧の最低油圧近辺における前記センサの学習の際に、前記エンジンの回転速度を予め定められたアイドル回転速度に制御することを
特徴とする車両用動力伝達装置の制御装置。
In a belt-type continuously variable transmission comprising: a primary sheave connected to an input shaft to which the engine output torque is always input during operation of the engine; and a secondary sheave around which a transmission belt is wound together with the primary sheave. A control device for a vehicle power transmission device that performs learning of a hydraulic pressure sensor that acquires hydraulic pressure supplied to the secondary sheave,
A control device for a vehicle power transmission device, wherein the engine rotational speed is controlled to a predetermined idle rotational speed when learning the sensor in the vicinity of a minimum hydraulic pressure of the hydraulic pressure supplied to the secondary sheave. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016124013A JP2017227273A (en) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | Controller of power transmission for vehicle |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019173817A (en) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | トヨタ自動車株式会社 | Vehicular control apparatus |
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- 2016-06-22 JP JP2016124013A patent/JP2017227273A/en active Pending
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