JP2017225058A - 無線基地局、及び、無線通信システム - Google Patents

無線基地局、及び、無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合に、データの破棄を回避する。【解決手段】移動局UEと無線通信可能な無線基地局eNB1であって、移動局UEを無線基地局eNB1から無線基地局eNB2へハンドオーバさせる際に、無線基地局eNB2が、移動局UEに対して、無線基地局eNB1との無線通信に関する設定情報の削除を指示するか否かを判定する判定部12と、判定の結果に基づいて、無線基地局eNB2へ転送すべきデータに付されたシーケンス番号SNのうち無線基地局eNB2に通知するシーケンス番号SNを決定する決定部13と、を備える、ことを特徴とする無線基地局eNB1。【選択図】図6

Description

本発明は、無線基地局、及び、無線通信システムに関する。
近年、LTE(Long Term Evolution)規格に準拠した無線通信システムの導入及び展開が進められている。LTE規格は、3GPP(Third Generation Partnership Project)により、順次改定されてリリースされている。このため、LTE規格に準拠する無線通信システムに設けられた複数の無線基地局eNB(evolved Node B)の中には、リリース(Release)または機能が互いに異なる無線基地局eNBが混在している。よって、移動局UE(User Equipment)が、無線基地局eNBと通信するためには、移動局UEに設定される、無線基地局eNBとの通信に関する設定情報(configuration)を、当該無線基地局eNBのリリース及び機能に適合した内容にすることが必要となる。
ところで、移動局UEが、無線基地局eNB間でハンドオーバする場合、ハンドオーバ元のソース無線基地局S−eNBとの通信のために移動局UEに設定されているconfigurationと、ハンドオーバ先のターゲット無線基地局T−eNBとの通信を開始するために移動局UEに設定すべきconfigurationと、の差分情報を、ターゲット無線基地局T−eNBから移動局UEへと通知する、「Delta Configuration」が規定されている。
しかし、Delta Configurationを伴うハンドオーバでは、ソース無線基地局S−eNBとの通信のために移動局UEに設定されているconfigurationの中に、ターゲット無線基地局T−eNBが理解できないようなパラメータ等の情報要素(information element)が含まれる場合であっても、当該情報要素が削除されずに、ターゲット無線基地局T−eNBに対して通知される。このため、Delta Configurationを伴うハンドオーバでは、移動局UEとターゲット無線基地局T−eNBとの通信に関する設定を適切に行うことができない場合がある。
このため、3GPPでは、移動局UEを、ソース無線基地局S−eNBからターゲット無線基地局T−eNBにハンドオーバさせる場合に、移動局UEにおいて、移動局UEとソース無線基地局S−eNBとの通信に関するconfigurationを削除することを示す、「Full Configuration」を規定している(非特許文献1及び2参照)。
図1は、Full Configurationを伴うハンドオーバを説明するための説明図である。なお、図1では、ソース無線基地局S−eNBがリリース10(Rel-10)に準拠し、ターゲット無線基地局T−eNBがリリース8(Rel-8)に準拠する場合を想定している。
図1の(1)に示すように、ソース無線基地局S−eNBは、ハンドオーバを開始させると、ターゲット無線基地局T−eNBに対して、Handover Request(HO request)を送信する。HO requestには、ソース無線基地局S−eNBとの通信のために移動局UEに設定されているconfigurationが準拠しているリリース、つまり、ソース無線基地局S−eNBが準拠するリリースを示す、ue-ConfigReleaseが含まれる。
次に、ターゲット無線基地局T−eNBは、HO requestを受信すると、図1の(2)に示すように、HO requestに含まれるue-ConfigReleaseに基づいて、Full Configurationの実施が必要か否かを判断する。
具体的には、ターゲット無線基地局T−eNBは、まず、ue-ConfigReleaseに基づいて、ソース無線基地局S−eNBとの通信のために移動局UEに設定されているconfigurationの中に、ターゲット無線基地局T−eNBが理解できない情報要素(対応していない情報要素)が含まれるか否かを判断する。そして、ターゲット無線基地局T−eNBは、移動局UEに設定されているconfigurationの中に、ターゲット無線基地局T−eNBが理解できない情報要素が含まれる場合、Full Configurationの実施が必要であると判断する。
次に、ターゲット無線基地局T−eNBは、図1の(3)に示すように、ソース無線基地局S−eNBに対して、Handover command(HO command)を含むHandover Request Ack(HO request Ack)を送信する。なお、HO commandには、ターゲット無線基地局T−eNBとの通信のために移動局UEに設定すべきconfigurationが含まれる。また、ターゲット無線基地局T−eNBは、Full Configurationを伴うハンドオーバを実行する場合、HO commandに、「Full Configurationの実施を指示する情報」を含ませる。
次に、ソース無線基地局S−eNBは、図1の(4)に示すように、ターゲット無線基地局T−eNBから送信されたHO commandを、移動局UEに対して転送する。
次に、移動局UEは、図1の(5)に示すように、「Full Configurationの実施を指示する情報」を含むHO commandを受信すると、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)とセキュリティに係る情報とを除く、ソース無線基地局S−eNBとの通信に関するconfigurationを削除し、ソース無線基地局S−eNBとの間に確立しているベアラを解放する。この際、移動局UEは、受信するパケットに付される、HFN(Hyper Frame Number)及びPDCP SN(Packet Data Convergence Protocol Sequence number)を、初期値、例えば、「0」にリセットする。そして、移動局UEは、受信したHO commandに基づいて、ターゲット無線基地局T−eNBとの通信に関するconfigurationを設定する。なお、以下では、HFN及びPDCP SNからなる番号を、シーケンス番号SNと称する。
これにより、移動局UEは、図1の(6)に示すように、例えば、Rel-8に準拠するconfigurationに従ってターゲット無線基地局T−eNBとの通信を開始させる。
このような、無線基地局eNB間のハンドオーバが実行される場合、ソース無線基地局S−eNBは、ソース無線基地局S−eNBにおいて滞留しているユーザデータを、ターゲット無線基地局T−eNBに転送する。
具体的には、ソース無線基地局S−eNBは、RLC-AM(Radio Link Control Acknowledged Mode)が適用されるDRB(Data Radio Bearer)において、ソース無線基地局S−eNBに滞留しているダウンリンクデータのうち、移動局UEでの受信が完了していない可能性のあるデータを、ターゲット無線基地局T−eNBに転送(Data Forwarding)する。
以下、図2及び図3を参照しつつ、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合における、ソース無線基地局S−eNBからターゲット無線基地局T−eNBに対する、移動局UEへのダウンリンクデータの転送について説明する。
一般的に、ソース無線基地局S−eNBは、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおいて、移動局UEに送信すべきデータのパケットであるPDCP-SDU(Service Date Unit)に対して秘匿処理を施し、PDCP-SNを付与することで、PDCP-PDU(Protocol Data Unit)を生成する。そして、ソース無線基地局S−eNBは、生成したPDCP-PDUを、RLC(Radio Link Control)レイヤに送出する。次に、ソース無線基地局S−eNBは、PDCP-PDUを含むRLC-PDUを、移動局UEに対して送信し、その後、当該RLC-PDUを受信した移動局UEから送信されるRLC-Ack(受領応答)を受信する。
すなわち、PDCP-SDUの送信状態は、図2及び図3に示すように、以下の4つの状態A〜Dに分類することができる。
<状態A>
PDCP-SDUに対してPDCP-SN等のシーケンス番号SNが付与され、PDCP-PDUとしてRLCレイヤへ送出された状態であって、且つ、当該PDCP-SDUを含む全てのRLC-PDUに対するRLC-Ackの受信が確認された状態
<状態B>
PDCP-SDUに対してPDCP-SN等のシーケンス番号SNが付与され、PDCP-PDUとしてRLCレイヤへ送出されたものの、当該PDCP-SDUを含むRLC-PDUに対するRLC-Ackの受信が確認されていない状態
<状態C>
PDCP-SDUに対してPDCP-SN等のシーケンス番号SNが付与されたものの、PDCP-PDUとしてRLCレイヤへの送出が未済の状態
<状態D>
PDCP-SDUに対してPDCP-SN等のシーケンス番号SNの付与が未済の状態
図2及び図3に示す例において、パケットPk1は、状態AのPDCP-SDUに該当し、パケットPk2は、状態BのPDCP-SDUに該当し、パケットPk3は、状態CのPDCP-SDUに該当し、パケットPk4は、状態DのPDCP-SDUに該当することとする。
なお、ソース無線基地局S−eNBは、移動局UEが、状態AのパケットPk1を受信したことを把握している。しかし、ソース無線基地局S−eNBは、移動局UEが、状態BのパケットPk2を受信したか否かについては、把握できていない。また、ソース無線基地局S−eNBは、移動局UEが、状態CのパケットPk3、及び、状態DのパケットPk4を、受信していないことを把握している。
このため、ソース無線基地局S−eNBは、図2及び図3に示すように、移動局UEが受信していない可能性のあるパケットである、状態B〜状態DのPDCP-SDU(パケットPk2〜Pk4)を、GTP(General Packet Radio Service Tunnelling Protocol)を用いて、ターゲット無線基地局T−eNBに転送する。換言すれば、ソース無線基地局S−eNBは、RLC-Ackを受信していないRLC-PDUに対応する全てのPDCP-SDUを、ターゲット無線基地局T−eNBに転送する。
また、ソース無線基地局S−eNBは、図2及び図3に示すように、ターゲット無線基地局T−eNBに対して、GTPを用いてPDCP-SDUを転送する際に、当該転送対象のPDCP-SDUにシーケンス番号SNが付与されている場合には、GTPのヘッダーの所定フィールドにおいて、PDCP-SDUに付与されてたシーケンス番号SNを通知する。すなわち、ソース無線基地局S−eNBは、ターゲット無線基地局T−eNBに対して、GTPヘッダー内のフィールドを用いて、状態B及び状態CのPDCP-SDU(パケットPk2、Pk3)に付与されたシーケンス番号SNを通知する。
LTE規格では、図3に示すように、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合に、ターゲット無線基地局T−eNBが、以下の2つの動作モードのうち何れかで動作する旨が規定されている(非特許文献1参照)。
<第1動作モード>
シーケンス番号SNが通知されたPDCP-SDUを破棄し、シーケンス番号SNが通知されていないPDCP-SDUを移動局UEに送信(転送)する動作モード
<第2動作モード>
シーケンス番号SNの通知の有無に関わらず、ソース無線基地局S−eNBから転送されたPDCP-SDUの全てを移動局UEに送信(転送)する動作モード
すなわち、ターゲット無線基地局T−eNBは、第1動作モードで動作する場合、図2及び図3に示すように、状態B及び状態CのPDCP-SDU(パケットPk2及びPk3)を破棄し、状態DのPDCP-SDU(パケットPk4)のみを、初期化されたシーケンス番号SNを付与したうえで、移動局UEに送信することになる。
3GPP TS36.300 3GPP TS36.331
このように、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合、移動局UEが受信していない可能性のあるPDCP-SDUが、ターゲット無線基地局T−eNBにおいて破棄される可能性が存在する。この場合、移動局UEが受信する予定のデータが破棄される可能性が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合に、データの破棄を回避可能とする技術の提供を、解決課題の一つとする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る無線基地局は、移動局と無線通信可能な無線基地局であって、前記移動局を前記無線基地局から他の無線基地局へハンドオーバさせる際に、前記他の無線基地局が、前記移動局に対して、前記無線基地局との無線通信に関する設定情報の削除を指示するか否かを判定する判定部と、前記判定の結果に基づいて、前記他の無線基地局へ転送すべきデータに付されたシーケンス番号のうち前記他の無線基地局に通知するシーケンス番号を決定する決定部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、無線基地局との無線通信に関する設定情報の削除を指示するか否かを判定の結果に基づいて、他の無線基地局に通知するシーケンス番号を決定するため、データの破棄を回避することが可能になる。
Full Configurationを説明するための説明図である。 Full Configurationを伴うハンドオーバを説明するための説明図である。 パケットの送信状態を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る無線通信システムSYSの一例を示す説明図である。 無線基地局eNB1の構成の一例を示す機能ブロック図である。 無線基地局eNB1のハードウェア構成の一例を示す構成図である。 無線基地局eNB2のハードウェア構成の一例を示す構成図である。 移動局UEのハードウェア構成の一例を示す構成図である。 無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 通知モードを説明するための説明図である。 第1通知モードにおける無線通信システムSYSの動作を説明するための説明図である。 第2通知モードにおける無線通信システムSYSの動作を説明するための説明図である。 通知番号決定処理における無線基地局eNB1の動作の一例を示すフローチャートである。 通知番号決定処理における無線基地局eNB1の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る無線基地局eNB1-Aの構成の一例を示すブロック図である。 無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3実施形態に係る無線基地局eNB1-Bの構成の一例を示すブロック図である。 無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 本発明の第4実施形態に係る無線通信システムSYSの一例を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る無線基地局eNB1-Cの構成の一例を示すブロック図である。 無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
<<A.第1実施形態>>
以下、図面を参考にしつつ本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<<1.無線通信システムの構成>>
以下、本実施形態に係る無線通信システムSYSの概要を説明する。
図4は、本実施形態に係る無線通信システムSYSの一例を示す説明図である。
図4に示すように、無線通信システムSYSは、LTE規格に準拠した無線通信システムであって、移動局UEと、無線基地局eNB1及び無線基地局eNB2を含む複数の無線基地局eNBと、S−GW(Serving Gateway)及びMME(Mobility Management Entity)等の上位ノードNDと、を含む。本実施形態では、移動局UEが、無線基地局eNB1から無線基地局eNB2へとハンドオーバする場合を想定する。すなわち、本実施形態では、無線基地局eNB1がソース無線基地局として動作し、無線基地局eNB2がターゲット無線基地局として動作する場合を想定する。
図5Aは、本実施形態に係る無線基地局eNB1の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5Aに示すように、無線基地局eNB1は、無線基地局eNB1の全体を制御する制御部100と、制御プログラムPRG等の各種情報を記憶する記憶部120と、移動局UEとの無線通信を行うための無線通信部130と、無線基地局eNB2及び上位ノードNDと通信を行うための有線通信部140と、を備える。
制御部100は、ハンドオーバ処理部11と、フルコンフィグレーション実施判定部12(以下、「判定部12」と称する)と、通知番号決定部13(以下、「決定部13」と称する)と、を備える。
このうち、ハンドオーバ処理部11は、ハンドオーバを実行するために必要な各種処理を行う。判定部12は、ハンドオーバが実行される場合に、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴うハンドオーバであるか否かを判定する。決定部13は、ハンドオーバが実行される場合に、ターゲット無線基地局である無線基地局eNB2に対して通知すべきシーケンス番号SNを決定する。
なお、本実施形態では、無線基地局eNB間の通信、並びに、無線基地局eNB及び上位ノードND間の通信が、有線の通信である場合を例示するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、無線基地局eNB間の通信、並びに、無線基地局eNB及び上位ノードND間の通信は、無線通信であってもよい。
また、図5Aに示す各機能(構成要素)は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実現されるものであればよい。また、図5Aに示す各機能は、物理的または論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に例えば有線または無線で接続して当該2以上のの装置により実現されてもよい。
図5Bは、本実施形態に係る無線基地局eNB1のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
図5Bに示すように、無線基地局eNB1は、無線基地局eNB1の全体を制御するプロセッサ1000と、各種情報を記憶するメモリ1001と、各種情報を記憶するストレージ1002と、各種情報の入力を受け付けるための入力装置1003と、各種情報を出力するための出力装置1004と、無線基地局eNB1の外部との通信を行うための通信装置1005と、無線基地局eNB1内部において情報を伝送するためのバス1006と、を備える。
メモリ1001は、例えば、プロセッサ1000の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと、無線基地局eNB1の制御プログラムPRG等の各種情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリとを含み、記憶部120としての機能を提供する。
プロセッサ1000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、メモリ1001に記憶された制御プログラムPRGを実行し、当該制御プログラムPRGに従って動作することで、ハンドオーバ処理部11と判定部12と決定部13とを含む制御部100として機能する。
通信装置1005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して無線基地局eNB2及び移動局UEとの通信を行うためのハードウェアであり、無線通信部130及び有線通信部140としての機能を提供する。
図5Cは、本実施形態に係る無線基地局eNB2のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
図5Cに示すように、無線基地局eNB2は、無線基地局eNB2の全体を制御するCPU等のプロセッサ2000と、各種情報を記憶するメモリ2001及びストレージ2002と、各種情報の入力を受け付けるための入力装置2003と、各種情報を出力するための出力装置2004と、無線基地局eNB2の外部との通信を行うための通信装置2005と、無線基地局eNB2内部において情報を伝送するためのバス2006と、を備える。
図5Dは、本実施形態に係る移動局UEのハードウェア構成の一例を示す構成図である。
図5Dに示すように、移動局UEは、移動局UEの全体を制御するCPU等のプロセッサ3000と、各種情報を記憶するメモリ3001及びストレージ3002と、各種情報の入力を受け付けるための入力装置3003と、各種情報を出力するための出力装置3004と、移動局UEの外部との通信を行うための通信装置3005と、移動局UE内部において情報を伝送するためのバス3006と、を備える。
<<2.無線通信システムの動作>>
以下、図6〜図11を参照しつつ、無線通信システムSYSの動作を説明する。
<<2.1.Full Configurationを伴うハンドオーバ>>
図6は、移動局UEを無線基地局eNB1から無線基地局eNB2へとハンドオーバさせる場合における、無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。なお、図6〜図11では、一例として、無線基地局eNB1がリリース10(Rel-10)に準拠し、無線基地局eNB2がリリース8(Rel-8)に準拠する場合を想定する。
図6に示すように、ハンドオーバが実行される前において、移動局UEは、移動局UEと無線基地局eNB1との間に確立されたベアラを介して、上位ノードNDから送信されるユーザデータ(Packet Data)を受信している(S10)。
また、移動局UEは、無線基地局eNB2から受信する電波の受信品質、例えば、当該電波の受信電力を周期的に測定し、無線基地局eNB1に対して、当該測定の結果を示す情報を含むMeasurement Reportを送信する(S11)。なお、本実施形態では、移動局UEが、無線基地局eNB2から受信する電波の受信電力を、所定の測定周期(以下、「受信品質測定周期」と称する)で測定する場合を想定する。
無線基地局eNB1のハンドオーバ処理部11は、図6に示すように、移動局UEから受信したMeasurement Reportに基づいて、移動局UEを無線基地局eNB2にハンドオーバさせるか否かを決定する(S12)。
例えば、ハンドオーバ処理部11は、ステップS12において、移動局UEが無線基地局eNB2より受信する電波の受信電力から、移動局UEが無線基地局eNB1より受信する電波の受信電力を減算した差分値が、非負であって、且つ、所定の基準値(以下、「ハンドオーバ開始基準値」と称する)よりも大きい場合に、移動局UEを無線基地局eNB2にハンドオーバさせることを決定してもよい。なお、図6では、ハンドオーバ処理部11が、ステップS12において、移動局UEを無線基地局eNB2にハンドオーバさせる旨の決定をした場合を想定する。
無線基地局eNB1のハンドオーバ処理部11は、移動局UEを無線基地局eNB2にハンドオーバさせる旨の決定をした場合、無線基地局eNB2に対して、HO requestを送信する(S13)。なお、上述のとおり、HO commandには、無線基地局eNB1が準拠しているリリースを示すue-ConfigReleaseが含まれる。
次に、無線基地局eNB2は、図6に示すように、無線基地局eNB1から受信したHO requestに含まれるue-ConfigReleaseに基づいて、Full Configurationを実施するか否かを判断する(S14)。
例えば、ステップS14において、無線基地局eNB2は、ue-ConfigReleaseの示す無線基地局eNB1の準拠するリリースが、無線基地局eNB2の準拠するリリースよりも新しい場合に、Full Configurationを実施する旨の判断をしてもよい。
また、例えば、無線基地局eNB2は、無線基地局eNB1と無線基地局eNB2とが同一のリリースに準拠する場合、または、無線基地局eNB1が無線基地局eNB2よりも古いリリースに準拠する場合であっても、無線基地局eNB1と無線基地局eNB2との機能が相違する場合等に、Full Configurationを実施する旨の判断をしてもよい。
すなわち、無線基地局eNB2は、移動局UEに設定された無線基地局eNB1と通信するためのconfigurationにおいて、無線基地局eNB2が理解できない情報要素が存在する可能性がある場合に、Full Configurationを実施する旨の判断をすればよい。
次に、無線基地局eNB2は、無線基地局eNB1に対して、HO commandを含むHO request Ackを送信する(S15)。上述のとおり、HO commandには、無線基地局eNB2との通信のために移動局UEに設定すべきconfigurationが含まれる。また、上述のとおり、無線基地局eNB2は、Full Configurationを伴うハンドオーバを実行する場合、HO commandに、「Full Configurationの実施を指示する情報」を含ませる。
次に、無線基地局eNB1の判定部12は、図6に示すように、無線基地局eNB2から受信したHO commandを参照することで、HO commandに「Full Configurationの実施を指示する情報」が含まれるか否かを判定する(S16)。なお、以下では、HO commandに「Full Configurationの実施を指示する情報」が含まれるか否かを判定する処理を、フルコンフィグレーション実施判定処理と称する場合がある。
次に、無線基地局eNB1の決定部13は、ステップS16における判定結果に基づいて、後述するステップS20のData Forwardingにおいて無線基地局eNB2に通知するシーケンス番号SNを決定する(S17)。以下では、Data Forwardingにおいて無線基地局eNB2に通知するシーケンス番号SNを決定する処理を、通知番号決定処理と称する場合がある。また、以下では、通知番号決定処理において決定されたシーケンス番号SNを、通知対象シーケンス番号と称する場合がある。
次に、無線基地局eNB1のハンドオーバ処理部11は、無線基地局eNB2から受信したHO commandを含むRRC Connection Reconfigurationを、移動局UEに対して送信する(S18)。
次に、無線基地局eNB1のハンドオーバ処理部11は、無線基地局eNB2に対して、SN Status Transferを送信する(S19)。SN Status Transferは、例えば、無線基地局eNB1から移動局UEに送信すべきPDCP-SDUのうちPDCP-SNが付与されていないPDCP-SDUに対して、次に付与すべきPDCP-SN等を示す情報を含む。但し、Full Configurationを伴うハンドオーバにおいては、PDCP-SNは初期化されるため、SN Status Transferとして、例えば、PDCP-SNの初期値を示す情報を含むものであってもよい。
次に、無線基地局eNB1のハンドオーバ処理部11は、無線基地局eNB1に滞留している、移動局UE宛のユーザデータを、無線基地局eNB2に転送(Data Forwarding)する(S20)。
具体的には、ハンドオーバ処理部11は、ステップS20において、無線基地局eNB1に滞留しているダウンリンクデータのうち、移動局UEからRLC-Ackを受信していないRLC-PDUに対応するPDCP-SDUを、無線基地局eNB2に転送する。換言すれば、ハンドオーバ処理部11は、ステップS20において、送信状態が状態B、状態C、及び、状態D(図3参照)のPDCP-SDUを、無線基地局eNB2に転送する。
また、ハンドオーバ処理部11は、ステップS20において、ステップS17の通知番号決定処理で決定したシーケンス番号SN(通知対象シーケンス番号)を、例えばGTPヘッダー内のフィールドを用いて、無線基地局eNB2に通知する。
一方、移動局UEは、図6に示すように、RRC Connection Reconfigurationを受信すると、RRC Connection Reconfigurationに含まれるHO commandに基づいて、無線基地局eNB2との通信を開始するためのconfigurationを設定する(S21)。
具体的には、移動局UEは、ステップS21において、HO commandが、「Full Configurationの実施を指示する情報」を含む場合、上述のとおり、所定の情報(例えば、C-RNTI及びセキュリティに係る情報)を除く、無線基地局eNB1との通信に関するconfigurationを削除し、無線基地局eNB1との間に確立しているベアラを解放する。また、移動局UEは、ステップS21において、受信するパケットに付される、HFN及びPDCP SN等のシーケンス番号SNを初期化する。そして、移動局UEは、受信したHO commandに基づいて、無線基地局eNB2との通信に関するconfigurationを設定する。
次に、移動局UEは、無線基地局eNB2との通信に関するconfigurationの設定が完了したことを示す、RRC Connection Reconfiguration Completeを、無線基地局eNB2に対して送信する(S22)。これにより、移動局UEと無線基地局eNB2との間にベアラが確立される。
その後、無線基地局eNB2は、図6に示すように、移動局UEとの間に確立したベアラを介して、ステップS20において無線基地局eNB1から転送されたPacket Dataを、移動局UEに対して送信する(S23)。
なお、図6において、無線基地局eNB1は、ステップS17の通知番号決定処理を、ステップS18の前に実行するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、無線基地局eNB1は、通知番号決定処理を、ステップS16の終了後であって、ステップS20の開始前に実行すればよい。
<<2.2.通知番号決定処理>>
以下、図7〜図11を参照しつつ、ステップS17で実行される通知番号決定処理と、ステップS20における通知対象シーケンス番号の通知と、について説明する。
本実施形態において、無線基地局eNB1は、ステップS20における通知対象シーケンス番号の通知を、複数の通知モードにより実行することが可能である。具体的には、無線基地局eNB1は、ハンドオーバが実行される場合、ステップS17の通知番号決定処理において、複数の通知モードの中から一の通知モードを選択し、ステップS20において、当該一の通知モードにより、通知対象シーケンス番号を通知する。
図7は、無線基地局eNB1が実行可能な通知モードを説明するための説明図である。この図に示すように、無線基地局eNB1は、以下の3つの通知モードにより、無線基地局eNB2に対して通知対象シーケンス番号を通知する。
<第1通知モード>
状態BのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SN、及び、状態CのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SNの、何れも通知しない(つまり、通知対象シーケンス番号が存在しないことを通知する)通知モード
<第2通知モード>
状態BのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SNのみを通知対象シーケンス番号として通知し、状態CのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SNを通知しない通知モード
<第3通知モード>
状態BのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SN、及び、状態CのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SNの両方を、通知対象シーケンス番号として通知する通知モード
図8は、第1通知モードによる通知対象シーケンス番号の通知が行われる場合の、無線通信システムSYSの動作を説明するための説明図であり、図9は、第2通知モードによる通知対象シーケンス番号の通知が行われる場合の、無線通信システムSYSの動作を説明するための説明図である。
なお、図8及び図9では、図2と同様に、パケットPk1は、状態AのPDCP-SDUに該当し、パケットPk2は、状態BのPDCP-SDUに該当し、パケットPk3は、状態CのPDCP-SDUに該当し、パケットPk4は、状態DのPDCP-SDUに該当することとする。また、図8及び図9では、無線基地局eNB2が、第1動作モードにより動作する無線基地局eNBである場合、すなわち、無線基地局eNB2が、通知対象シーケンス番号として通知されたシーケンス番号SNが付与されたPDCP-SDUを破棄し、通知対象シーケンス番号として通知されたシーケンス番号SNが付与されていないPDCP-SDUを移動局UEに送信する場合を想定する。
図8に示すように、無線基地局eNB1は、第1通知モードにおいて、無線基地局eNB2に対して、状態B及び状態CのPDCP-SDU(パケットPk2、Pk3)に付与されたシーケンス番号SNを、通知対象シーケンス番号として通知することはない。この場合、第1動作モードで動作する無線基地局eNB2は、状態B、状態C、及び、状態DのPDCP-SDU(パケットPk2、Pk3、及び、Pk4)に対して、初期化されたシーケンス番号SN(例えば「0」、「1」、「2」)を付与したうえで、移動局UEに送信する。
よって、無線基地局eNB1が第1通知モードで動作する場合、移動局UEは、無線基地局eNB1から、状態AのパケットPk1を受信するとともに、無線基地局eNB2から、状態BのパケットPk2と状態CのパケットPk3と状態DのパケットPk4とを受信する。すなわち、無線基地局eNB1が第1通知モードで動作する場合、移動局UEは、ハンドオーバが生じなければ無線基地局eNB1から受信する予定であったパケットPk1〜Pk4の全てを、無線基地局eNB1または無線基地局eNB2から受信する。
図9に示すように、無線基地局eNB1は、第2通知モードにおいて、無線基地局eNB2に対して、状態BのPDCP-SDU(パケットPk2)に付与されたシーケンス番号SNを、通知対象シーケンス番号として通知し、状態CのPDCP-SDU(パケットPk3)に付与されたシーケンス番号SNを、通知対象シーケンス番号としては通知しない。この場合、第1動作モードで動作する無線基地局eNB2は、状態BのPDCP-SDU(パケットPk2)を破棄し、また、状態C及び状態DのPDCP-SDU(パケットPk3及びPk4)に対して、初期化されたシーケンス番号SN(例えば「0」、「1」)を付与したうえで、移動局UEに送信する。
よって、無線基地局eNB1が第2通知モードで動作する場合、移動局UEは、無線基地局eNB1から、状態AのパケットPk1を受信するとともに、無線基地局eNB2から、状態CのパケットPk3と状態DのパケットPk4とを受信する。
なお、無線基地局eNB1から送信された状態BのパケットPk2は、移動局UEにおいて受信されているか否かが不明なパケットである。このため、無線基地局eNB1が第2通知モードで動作する場合であっても、移動局UEは、ハンドオーバが生じなければ無線基地局eNB1から受信する予定であったパケットPk1〜Pk4の全てを、無線基地局eNB1または無線基地局eNB2から受信する可能性がある。
また、無線基地局eNB1は、第3通知モードにおいて、無線基地局eNB2に対して、状態B及び状態CのPDCP-SDU(パケットPk2、Pk3)に付与されたシーケンス番号SNを、通知対象シーケンス番号として通知する。この場合、第1動作モードで動作する無線基地局eNB2は、図2に示す従来の場合と同様に、状態B及び状態CのPDCP-SDU(パケットPk2及びPk3)を破棄し、状態DのPDCP-SDU(パケットPk4)のみを、移動局UEに送信する。
図10は、通知番号決定処理(及びフルコンフィグレーション実施判定処理)が実行される場合における、無線基地局eNB1の動作の一例を示すフローチャートである。
上述のとおり、無線基地局eNB1の判定部12は、ステップS16において、HO commandに、「Full Configurationの実施を指示する情報」が含まれるか否かを判定する、フルコンフィグレーション実施判定処理を実行する。
また、上述のとおり、無線基地局eNB1の決定部13は、ステップS17において、フルコンフィグレーション実施判定処理における判定の結果に基づいて、通知モードと通知対象シーケンス番号とを決定する。
具体的には、図10に示すように、決定部13は、まず、無線基地局eNB2の動作モードが、第1動作モードであるか否かを判定する(S171)。なお、本実施形態において、無線基地局eNB1は、ハンドオーバが開始される前に、無線基地局eNB2の動作モードに関する情報を、無線基地局eNB2または上位ノードNDから取得して、メモリ120に記憶していることとする。
決定部13は、ステップS171の判定結果が肯定である場合、すなわち、無線基地局eNB2の動作モードが第1動作モードである場合、無線基地局eNB1と移動局UEとの間に確立されたベアラにより送信されるダウンリンクデータが、破棄の許容されないデータであるか否かを判定する(S172)。
そして、決定部13は、ステップS172の判定結果が肯定の場合、すなわち、移動局UEに送信されるダウンリンクデータが、破棄の許容されないデータである場合、無線基地局eNB1の通知モードとして第1通知モードを採用する(S173)。一方、決定部13は、ステップS172の判定結果が否定の場合、すなわち、移動局UEに送信されるダウンリンクデータが、破棄の許容されるデータである場合、無線基地局eNB1の通知モードとして第2通知モードを採用する(S174)。他方、決定部13は、ステップS16における判定結果が否定の場合、すなわち、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含まない場合、または、ステップS171における判定結果が否定の場合、すなわち、無線基地局eNB2の動作モードが第2動作モードである場合、無線基地局eNB1の通知モードとして第3通知モードを採用する(S175)。
そして、決定部13は、ステップS20において実行される通知対象シーケンス番号の通知が、ステップS173、S174、または、S175で採用した通知モードによる通知となるように、通知対象シーケンス番号を決定する(S176)。
具体的には、決定部13は、通知モードとして第1通知モードが採用された場合、通知対象シーケンス番号が存在しない旨を決定し、通知モードとして第2通知モードが採用された場合、状態BのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SNを通知対象シーケンス番号として決定し、通知モードとして第3通知モードが採用された場合、状態CのPDCP-SDUに対して付与されたシーケンス番号SNを通知対象シーケンス番号として決定する。
なお、本実施形態では、ステップS17の通知番号決定処理が、図10に示すように、ステップS171〜S176の処理を含むが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。すなわち、ステップS17の通知番号決定処理において、図10に示すように、ステップS171〜S176のうち、ステップS171と、ステップS172と、ステップS173またはS174のうちの一方との、一部または全部を省略してもよい。例えば、ステップS17の通知番号決定処理は、図11に示すように、ステップS16における判定結果が肯定の場合に第1通知モードを採用するステップS173の処理と、ステップS16における判定結果が否定の場合に第3通知モードを採用するステップS175の処理と、ステップS173またはS175で採用した通知モードに応じて通知対象シーケンス番号を決定するステップS176の処理と、からなるものであってもよい。
換言すれば、本実施形態では、通知番号決定処理が、ターゲット無線基地局である無線基地局eNB2の動作モードと、ソース無線基地局である無線基地局eNB1と移動局UEとの間で通信中のデータの内容と、に基づいて、通知モード及び通知対象シーケンス番号を決定する処理である場合を想定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、通知番号決定処理は、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含むか否かの判定結果に基づいて、通知モード及び通知対象シーケンス番号を決定すればよい。
また、本実施形態では、無線基地局eNB1が、通知対象シーケンス番号の通知を、第1通知モード、第2通知モード、及び、第3通知モードの3つの通知モードによる実行可能である場合を想定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、無線基地局eNB1は、少なくとも、第1通知モードまたは第2通知モードの一方と、第3通知モードと、の2つの通知モードにより、通知対象シーケンス番号の通知が可能であればよい。
<<3.第1実施携帯の結論>>
以上において説明したように、本実施形態に係る無線基地局eNB1は、ハンドオーバが実行され、ソース無線基地局として動作する場合に、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴うか否かを判定し、当該判定の結果に基づいて、ターゲット無線基地局として動作する無線基地局eNB2に対して通知すべき通知対象シーケンス番号を決定する。これにより、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合において、無線基地局eNB1から移動局UEに送信すべきデータのうち、移動局UEが受信していないデータを、無線基地局eNB2から移動局UEに送信することが可能となる。このため、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合において、移動局UE宛のパケットが廃棄されることを防止することが可能となる。
<<B.第2実施形態>>
以下、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態及び各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
上述した第1実施形態では、ソース無線基地局が、ターゲット無線基地局から受信したHO request Ackに基づいて、HO commandに「Full Configurationの実施を指示する情報」が含まれるか否かを判定する。これに対して、第2実施形態では、ソース無線基地局が、HO request Ack以外の情報に基づいて、HO commandに「Full Configurationの実施を指示する情報」が含まれるか否かを判定する。換言すれば、第1実施形態では、ソース無線基地局が、HO request Ackに基づいて、ハンドオーバがFull Configurationを伴うか否かを判定するが、第2実施形態では、ソース無線基地局が、HO request Ackを参照することなく、ハンドオーバがFull Configurationを伴うか否かを判定する。
図12は、第2実施形態に係る無線基地局eNB1-Aの構成を示す機能ブロック図である。なお、無線基地局eNB1-Aのハードウェア構成は、図5Bに示す第1実施形態に係る無線基地局eNB1と同一であることとする。また、第2実施形態では、無線通信システムSYSが有する複数の無線基地局eNBに、無線基地局eNB1-Aが含まれる場合を想定する。また、第2実施形態では、移動局UEを、無線基地局eNB1-Aから無線基地局eNB2へハンドオーバさせる場合を想定する。
図12に示すように、無線基地局eNB1-Aは、記憶部120に、制御プログラムPRGの代わりに、制御プログラムPRG-Aが記憶されている点において、図5Aに示す、第1実施形態に係る無線基地局eNB1と相違する。また、無線基地局eNB1-Aは、プロセッサ1000が制御プログラムPRG-Aを実行することで実現される機能である制御部100Aを備える。制御部100Aは、情報取得部22を備える点と、判定部12の代わりにフルコンフィグレーション実施判定部21(以下「判定部21」と称する)を備える点と、において、第1実施形態に係る無線基地局eNB1が具備する制御部100と相違する。
情報取得部22は、無線通信システムSYSに設けられる複数の無線基地局eNBのうち、無線基地局eNB1-Aからのハンドオーバ先の候補となりうる各無線基地局eNBについて、各無線基地局eNBが準拠するリリース及び機能等の各無線基地局eNBの特性を示す、特性情報Info-Pを取得する。
本実施形態において、情報取得部22は、無線基地局eNB2の特性情報Info-Pを、各無線基地局eNBの特性情報Info-Pを管理するデータベースから取得する。ここで、各特性情報Info-Pを管理するデータベースは、上位ノードNDに設けられていてもよいし、OAM(Operationing and management)システムに設けられていてもよいし、無線通信システムの外部に存在する外部サーバに設けられていてもよい。なお、情報取得部22は、無線基地局eNB2の特性情報Info-Pを、X2 Setupにおいて無線基地局eNB2から取得してもよい。
判定部21は、特性情報Info-Pに基づいて、フルコンフィグレーション実施判定処理を実行する。
具体的には、判定部21は、特性情報Info-Pの示す無線基地局eNB2の準拠するリリースと、無線基地局eNB1の準拠するリリースと、に基づいて、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含むか否かを判定する。この場合、判定部21は、例えば、無線基地局eNB2の準拠するリリースが、無線基地局eNB1の準拠するリリースよりも新しい場合に、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含む旨の判定をする。
なお、判定部21は、特性情報Info-Pの示す無線基地局eNB2の機能と、無線基地局eNB1の機能と、に基づいて、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含むか否かを判定してもよい。この場合、判定部21は、例えば、無線基地局eNB2の機能と、無線基地局eNB1の機能と、が相違する場合に、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含む旨の判定をしてもよい。
図13は、移動局UEを無線基地局eNB1-Aから無線基地局eNB2へとハンドオーバさせる場合における、無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図13に示すシーケンスチャートは、ステップS31を含む点と、ステップS16の代わりにステップS32を含む点を除き、図6に示すシーケンスチャートと同様であるため、図6において説明したステップについては、適宜説明を省略する。
図13に示すように、無線基地局eNB1-Aの情報取得部22は、ハンドオーバが開始される前に、無線基地局eNB2の特性情報Info-Pを含む各無線基地局eNBの特性情報Info-Pを取得する(S31)。そして、移動局UEが、無線基地局eNB1-Aに対してMeasurement Reportを送信し(S11)、無線基地局eNB1-Aのハンドオーバ処理部11が、ハンドオーバを開始させると(S12)、無線基地局eNB1-Aの判定部21は、ステップS31で取得した無線基地局eNB2の特性情報Info-Pに基づいて、実行中のハンドオーバがFull Configurationを伴うハンドオーバであるか否かを判定する(S32)。その後、無線基地局eNB1-Aの決定部13は、ステップS32の判定結果に基づいて、通知対象シーケンス番号を決定する(S17)。
以上において説明したように、本実施形態に係る無線基地局eNB1-Aは、ハンドオーバが実行され、ソース無線基地局として動作する場合に、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴うか否かを特性情報Info-Pに基づいて判定し、当該判定の結果に基づいて通知対象シーケンス番号を決定する。このため、Full Configurationを伴うハンドオーバが実行される場合において、移動局UE宛のパケットが廃棄されることを防止することが可能となる。
なお、図13は一例であり、ステップS17の通知番号決定処理は、ステップS32の終了後であって、ステップS20の開始前に実行されればよい。また、ステップS32のフルコンフィグレーション実施判定処理は、ステップS12及びステップS31の終了後であって、ステップS17の開始前に実行されればよい。また、ステップS31の処理は、ステップS32の開始前に実行されればよく、例えば、ステップS11の終了後等、ハンドオーバが開始された後に実行されてもよい。
<<C.第3実施形態>>
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、ハンドオーバが実行される場合に、ソース無線基地局から移動局UEに対して、RLC-Ackを要求するメッセージ(RLC-Ack要求)を送信することを特徴とする。
図14は、第3実施形態に係る無線基地局eNB1-Bの構成を示す機能ブロック図である。なお、無線基地局eNB1-Bのハードウェア構成は、図5Bに示す第1実施形態に係る無線基地局eNB1と同一であることとする。また、第3実施形態では、無線通信システムSYSが有する複数の無線基地局eNBに、無線基地局eNB1-Bが含まれる場合を想定する。また、第3実施形態では、移動局UEを、無線基地局eNB1-Bから無線基地局eNB2へハンドオーバさせる場合を想定する。
図14に示すように、無線基地局eNB1-Bは、記憶部120に、制御プログラムPRG-Aの代わりに、制御プログラムPRG-Bが記憶されている点において、図12に示す、第2実施形態に係る無線基地局eNB1-Aと相違する。また、無線基地局eNB1-Bは、プロセッサ1000が制御プログラムPRG-Bを実行することで実現される機能である制御部100Bを備える。制御部100Bは、応答要求開始処理部31と、応答要求終了処理部32と、を備える点において、第2実施形態に係る無線基地局eNB1-Aが具備する制御部100Aと相違する。
なお、無線基地局eNB1-Bは、判定部21の代わりに判定部12を備えてもよい。この場合、無線基地局eNB1-Bは、情報取得部22を備えずに構成されてもよい。
応答要求開始処理部31は、移動局UEが無線基地局eNB1-Bから無線基地局eNB2へとハンドオーバされる場合、無線基地局eNB1-Bから移動局UEに対して送信されたRLC-PDUのうち、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUが存在するRLC-AMのDRBに対して、RLC-Ackを要求するメッセージ(RLC-Ack要求)の送信を開始させる処理(以下、当該処理を、「応答要求開始処理」と称する場合がある)を行う。また、応答要求開始処理部31は、応答要求開始処理の後、後述する応答要求終了処理まで間、移動局UEに対してRLC-Ack要求を継続的に送信する処理を行う(以下、当該処理を、「応答要求処理」と称する場合がある)。これにより、応答要求開始処理部31は、移動局UEに対してRLC-Ackの送信を促し、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUに対応する、状態BのPDCP-SDUの個数(データ量)を低減させる。
なお、無線基地局eNB1-Bから移動局UEに対するRLC-Ack要求の送信は、応答要求開始処理の前から実行されていても構わない。
本実施形態において、応答要求開始処理部31は、応答要求処理において、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUを再送することで、RLC-Ackを要求する。なお、応答要求開始処理部31は、応答要求処理において、RLC-PDUの再送により、RLC-PDUの再送回数が上限回数に到達した場合であっても、上位のRRC(Radio Resource Control)レイヤに対して、RLC-PDUの送信がエラーになった旨を報告しないこととしてもよい。また、応答要求開始処理部31は、応答要求処理において、RLC-Ack要求の再送タイマ(t-Poll Retransmit)が満了したことを契機として、RLC-Ack要求を送信してもよい。
応答要求終了処理部32は、応答要求開始処理部31によるRLC-Ackの要求(応答要求処理)を終了させる処理である、応答要求終了処理を実行する。
具体的には、応答要求終了処理部32は、以下の2つの終了条件のうち、いずれか一方が充足された場合に、応答要求処理を終了させる。
<終了条件1>
応答要求処理の開始からの時間が、基準時間を経過したこと
<終了条件2>
RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUのデータ量が、基準データ量以下となったこと
ここで、終了条件1における基準時間は、無線基地局eNB1-Bにおいて1つの共通の値として設定されてもよいし、移動局UE毎、ベアラ毎、または、論理チャネル毎に個別に設定されてもよい。
また、終了条件2における基準データ量は、無線基地局eNB1-Bにおいて1つの共通の値として設定されてもよいし、移動局UE毎、ベアラ毎、または、論理チャネル毎に個別に設定されてもよい。
また、終了条件2において、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUのデータ量の代わりに、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUに対応するRLC-SDUのデータ量を採用してもよいし、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUに対応するPDCP-PDUのデータ量を採用してもよいし、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDUに対応するPDCP-SDUのデータ量を採用してもよい。また、終了条件2は、RLC-Ackが確認されていないRLC-PDU等のパケットの個数が、基準個数以下となること、としてもよい。また、終了条件2は、応答要求処理の開始タイミングにおけるRLC-Ackの確認されていないデータ量(またはパケット数)に対する、応答要求終了処理の実行時におけるRLC-Ackの確認されていないデータ量(またはパケット数)の割合が、基準値以下となること、としてもよい。
また、応答要求終了処理部32は、終了条件1及び終了条件2のうち、一方のみを考慮して、応答要求処理を終了させてもよい。すなわち、応答要求終了処理部32は、終了条件1が充足された場合のみ、応答要求処理を終了させてもよいし、終了条件2が充足された場合のみ、応答要求処理を終了させてもよい。
図15は、移動局UEを無線基地局eNB1-Bから無線基地局eNB2へとハンドオーバさせる場合における、無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図15に示すシーケンスチャートは、ステップS41及びS42を含む点を除き、図6に示す第1実施形態に係るシーケンスチャートと同様であるため、図6において説明したステップについては、適宜説明を省略する。なお、図15では、無線基地局eNB1-Bが、(判定部21ではなく)判定部12を具備する場合を想定する。
図15に示すように、無線基地局eNB1-Bの応答要求開始処理部31は、ステップS16における判定結果が肯定の場合、つまり、HO commandが「Full Configurationの実施を指示する情報」を含む場合、移動局UEに対するRLC-Ack要求の送信(応答要求処理)を開始させる(S41)。次に、無線基地局eNB1-Bの応答要求終了処理部32は、終了条件1または終了条件2が充足された場合に、応答要求処理を終了させる(S42)。
図16は、移動局UEを無線基地局eNB1-Bから無線基地局eNB2へとハンドオーバさせる場合における、無線通信システムの動作の他の例を示すシーケンスチャートである。図16に示すシーケンスチャートは、ステップS41を含む点と、ステップS42を含む点を除き、図13に示す第2実施形態に係るシーケンスチャートと同様であるため、図13において説明したステップについては、適宜説明を省略する。
図16に示すように、無線基地局eNB1-Bの応答要求開始処理部31は、ステップS32における判定結果が肯定の場合、つまり、実行中のハンドオーバがFull Configurationを伴うハンドオーバである場合、移動局UEに対してRLC-Ack要求を送信する(S41)。次に、無線基地局eNB1-Bの応答要求終了処理部32は、終了条件1または終了条件2が充足された場合に、応答要求処理を終了させる(S42)。図16では、ステップS42の応答要求終了処理が、ステップS15の終了後であって、ステップS17及びステップS18の開始前に実行される場合を例示している。
なお、図15及び図16において、ステップS41の応答要求開始処理は、ステップS12の終了後に実行されればよい。すなわち、無線基地局eNB1-Bは、ハンドオーバが開始された後であって、ハンドオーバがFull Configurationを伴うか否かの判定(ステップS16またはステップS32)を行う前に、応答要求開始処理を実行してもよい。換言すれば、無線基地局eNB1-Bは、ハンドオーバがFull Configurationを伴わない場合において、応答要求処理を実行してもよい。
また、図15及び図16において、ステップS42の応答要求終了処理は、ステップS41の終了後であって、ステップS17の開始前に実行されればよい。また、上述のおとおり、ステップS17の通知番号決定処理は、ステップS42の終了後であって、ステップS20の開始前に実行されればよい。例えば、無線基地局eNB1-Bは、ステップS18の終了後であって、ステップS20の開始前に、ステップS42の応答要求終了処理と、ステップS17の通知番号決定処理とを実行してもよい。
また、決定部13は、ステップS17の通知番号決定処理において、ステップS42における応答要求終了処理の結果に応じて、通知モードを決定してもよい。例えば、決定部13は、終了条件2が充足されていない場合には、状態BのPDCP-SDUのデータ量を十分に低減できていない可能性があるため、第1通知モードを採用してもよい。また、決定部13は、終了条件2が充足された場合には、状態BのPDCP-SDUのデータ量を十分に低減できたと看做し、第2通知モードを採用してもよい。
以上において説明したように、本実施形態に係る無線基地局eNB1-Bは、無線基地局eNB1-Bをソース無線基地局とするハンドオーバが実行される場合に、移動局UEに対して、RLC-Ack要求を送信する応答要求処理を実行する。このため、本実施形態では、RLC-Ackが確認されていない、状態BのPDCP-SDUを低減させることができる。
<<D.第4実施形態>>
以下、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態は、ハンドオーバがFull Configurationを伴う場合に、Full Configurationを伴わない場合と比較して、ハンドオーバの開始タイミングが早くなるように、受信品質測定周期と、ハンドオーバ開始基準値とを設定することを特徴とする。
図17は、第4実施形態における無線通信システムSYSの構成を示す図である。
図17に示すように、第4実施形態では、無線通信システムSYSが有する複数の無線基地局eNBに、無線基地局eNB1-Cと、無線基地局eNB2と、無線基地局eNB3と、が含まれる場合を想定する。また、第4実施形態では、無線基地局eNB1-Cがリリース10に準拠し、無線基地局eNB2がリリース8に準拠し、無線基地局eNB3がリリース10に準拠する場合を想定する。また、第4実施形態では、移動局UEを、無線基地局eNB1-Bから無線基地局eNB2へハンドオーバさせることと、移動局UEを、無線基地局eNB1-Bから無線基地局eNB3へハンドオーバさせることと、が可能な場合を想定する。
図18は、第4実施形態に係る無線基地局eNB1-Cの構成を示す機能ブロック図である。なお、無線基地局eNB1-Cのハードウェア構成は、図5Bに示す第1実施形態に係る無線基地局eNB1と同一であることとする。また、無線基地局eNB3のハードウェア構成も、無線基地局eNB1と同一であることとする。
図18に示すように、無線基地局eNB1-Cは、記憶部120に、制御プログラムPRG-Bの代わりに、制御プログラムPRG-Cが記憶されている点において、図14に示す、第3実施形態に係る無線基地局eNB1-Bと相違する。また、無線基地局eNB1-Cは、プロセッサ1000が制御プログラムPRG-Cを実行することで実現される機能である制御部100Cを備える。制御部100Cは、ハンドオーバ条件設定部41と、レポート条件設定部42と、を具備する設定部40を備える点において、第3実施形態に係る無線基地局eNB1-Bが具備する制御部100Bと相違する。
ハンドオーバ条件設定部41は、情報取得部22が取得した特性情報Info-Pに応じて、無線基地局eNB1-Cからのハンドオーバ先の候補となりうる無線基地局eNB毎に、ハンドオーバ処理部11がハンドオーバを行うか否かを決定する際に用いるハンドオーバ開始基準値を設定する。
具体的には、ハンドオーバ条件設定部41は、無線基地局eNB1-Cをソース無線基地局とするハンドオーバにおいて、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴うことが予定される場合には、ハンドオーバ開始基準値として、開始基準値V1を設定し、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴わないことが予定される場合には、ハンドオーバ開始基準値として、開始基準値V2を設定する(開始基準値V1及びV2は、「V2>V1>0」を満たす実数)。
例えば、図17に示す例において、リリース10に準拠する無線基地局eNB1-Cから、リリース8に準拠する無線基地局eNB2へのハンドオーバは、Full Configurationを伴うことが予定される。このため、ハンドオーバ条件設定部41は、ハンドオーバ処理部11が、無線基地局eNB1-Cから無線基地局eNB2に移動局UEをハンドオーバすることを決定する際に用いる、ハンドオーバ開始基準値として、開始基準値V2よりも小さい開始基準値V1を設定する。
また、図17に示す例では、リリース10に準拠する無線基地局eNB1-Cから、リリース10に準拠する無線基地局eNB3へのハンドオーバは、Full Configurationを伴わないことが予定される。このため、ハンドオーバ条件設定部41は、ハンドオーバ処理部11が、無線基地局eNB1-Cから無線基地局eNB3に移動局UEをハンドオーバすることを決定する際に用いる、ハンドオーバ開始基準値として、開始基準値V1よりも大きい開始基準値V2を設定する。
レポート条件設定部42は、情報取得部22が取得した特性情報Info-Pに基づいて、無線基地局eNB1-Cからのハンドオーバ先の候補となりうる無線基地局eNB毎に、移動局UEが電波の受信品質を報告する周期である受信品質測定周期を設定する。
具体的には、レポート条件設定部42は、無線基地局eNB1-Cをソース無線基地局とするハンドオーバにおいて、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴うことが予定される場合には、受信品質測定周期として、測定周期T1を設定し、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴わないことが予定される場合には、受信品質測定周期として、測定周期T2を設定する(測定周期T1及びT2は、「T2>T1>0」を満たす実数)。
例えば、図17に示す例において、リリース10に準拠する無線基地局eNB1-Cから、リリース8に準拠する無線基地局eNB2へのハンドオーバは、Full Configurationを伴うことが予定される。このため、レポート条件設定部42は、移動局UEが、無線基地局eNB2から受信する電波の受信品質を測定する受信品質測定周期を、測定周期T2よりも短い測定周期T1に設定する。そして、レポート条件設定部42は、移動局UEに対して、当該設定結果を通知する制御信号Ctr1を送信する。
また、図17に示す例において、リリース10に準拠する無線基地局eNB1-Cから、リリース10に準拠する無線基地局eNB3へのハンドオーバは、Full Configurationを伴わないことが予定される。このため、レポート条件設定部42は、移動局UEが、無線基地局eNB3から受信する電波の受信品質を測定する受信品質測定周期を、測定周期T1よりも長い測定周期T2に設定する。そして、レポート条件設定部42は、移動局UEに対して、当該設定結果を通知する制御信号Ctr1を送信する。
また、移動局UEは、ハンドオーバの開始前に、ハンドオーバの候補となる無線基地局より受信する電波の受信電力から、通信中の無線基地局より受信する電波の受信電力を減算した差分値が、非負であって、且つ、所定の閾値(以下、「レポート実行基準値」と称する)よりも大きい場合に、通信中の無線基地局に対してMeasurement Reportを送信する。
このため、レポート条件設定部42は、情報取得部22が取得した特性情報Info-Pに基づいて、無線基地局eNB1-Cからのハンドオーバ先の候補となりうる無線基地局eNB毎に、移動局UEが無線基地局eNB1-CにMeasurement Reportを送信するための基準であるレポート実行基準値を設定する。
具体的には、レポート条件設定部42は、無線基地局eNB1-Cをソース無線基地局とするハンドオーバにおいて、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴うことが予定される場合には、レポート実行基準値として、実行基準値Z1を設定し、当該ハンドオーバがFull Configurationを伴わないことが予定される場合には、レポート実行基準値として、実行基準値Z2を設定する(実行基準値Z1及びZ2は、「Z2>Z1>0」を満たす実数)。
例えば、図17に示す例において、リリース10に準拠する無線基地局eNB1-Cから、リリース8に準拠する無線基地局eNB2へのハンドオーバは、Full Configurationを伴うことが予定される。このため、レポート条件設定部42は、移動局UEが、無線基地局eNB2から受信する電波の受信品質を報告する基準(レポート実行基準値)を、実行基準値Z2よりも小さい実行基準値Z1に設定する。そして、レポート条件設定部42は、移動局UEに対して、当該設定結果を通知する制御信号Ctr2を送信する。
また、図17に示す例において、リリース10に準拠する無線基地局eNB1-Cから、リリース10に準拠する無線基地局eNB3へのハンドオーバは、Full Configurationを伴わないことが予定される。このため、レポート条件設定部42は、移動局UEが、無線基地局eNB3から受信する電波の受信品質を測定する周期(レポート実行基準値)を、実行基準値Z1よりも大きい実行基準値Z2に設定する。そして、レポート条件設定部42は、移動局UEに対して、当該設定結果を通知する制御信号Ctr2を送信する。
図19は、移動局UEを無線基地局eNB1-Cから無線基地局eNB2へとハンドオーバさせる場合における、無線通信システムSYSの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図19に示すシーケンスチャートは、ステップS51〜S53を含む点を除き、図16に示す第3実施形態に係るシーケンスチャートと同様であるため、図16において説明したステップについては、適宜説明を省略する。
図19に示すように、無線基地局eNB1-Cのハンドオーバ条件設定部41は、ステップS31で取得した特性情報Info-Pに基づいて、無線基地局eNB1-Cをソース無線基地局としたハンドオーバ先の候補となる無線基地局eNB2及びeNB3の各々について、ハンドオーバ開始基準値を設定する(S51)。
具体的には、ハンドオーバ条件設定部41は、ステップS51において、無線基地局eNB1-Cから無線基地局eNB2への、Full Configurationを伴うことが予定されるハンドオーバを開始する際に用いるハンドオーバ開始基準値として、開始基準値V1を設定し、無線基地局eNB1-Cから無線基地局eNB3への、Full Configurationを伴わないことが予定されるハンドオーバを開始する際に用いるハンドオーバ開始基準値として、開始基準値V2を設定する。
また、無線基地局eNB1-Cのレポート条件設定部42は、ステップS31で取得した特性情報Info-Pに基づいて、無線基地局eNB1-Cをソース無線基地局としたハンドオーバ先の候補となる無線基地局eNB2及びeNB3の各々について、移動局UEが電波の受信品質を報告する周期である受信品質測定周期と、移動局UEがMeasurement Reportを送信する基準となるレポート実行基準値と、を設定する(S52)。
具体的には、レポート条件設定部42は、ステップS52において、無線基地局eNB2に係る受信品質測定周期及びレポート実行基準値として、それぞれ、測定周期T1と実行基準値Z1とを設定し、無線基地局eNB3に係る受信品質測定周期及びレポート実行基準値として、それぞれ、測定周期T2と実行基準値Z2とを設定する。
その後、無線基地局eNB1-Cとの通信を開始した移動局UEに対して、ステップS52における設定結果を示す、制御信号Ctr1及び制御信号Ctr2を送信する(S53)。
これにより、移動局UEは、ステップS11において、制御信号Ctr1の示す受信品質測定周期で測定した電波の受信品質を示すMeasurement Reportを、制御信号Ctr2の示すレポート実行基準値に基づいて、無線基地局eNB1-Cに対して送信する。
また、ハンドオーバ処理部11は、ステップS12において、ステップS51で設定された無線基地局eNB毎のハンドオーバ開始基準値に基づいて、ハンドオーバを開始させる。
以上において説明したように、本実施形態に係る無線基地局eNB1-Cは、ハンドオーバにおいてFull Configurationを伴うことが予定される場合に、ハンドオーバが開始されるタイミングを早くすることができる。このため、ハンドオーバの実行中に、移動局UEに対してRLC-Ack要求を送信する応答要求処理を実行するための時間を確保することができる。これにより、RLC-Ackが確認されていない、状態BのPDCP-SDUを低減させることができる。
<<E.変形例>>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
<<変形例1>>
上述した実施形態において、無線基地局eNB1、eNB1-A、eNB1-B、及び、eNB1-C等のソース無線基地局は、ハンドオーバがFull Configurationを伴うか否かを判定するための情報を、HO request Ackに含まれるHO command、上位ノードND等に設けられるデータベース、または、X2 Setup時の無線基地局eNB間の情報交換等、により取得したが、これらは一例に過ぎず、他の方法により取得してもよい。
例えば、X2AP(X2 Application Protocol)において、無線基地局eNB2等のターゲット無線基地局から、無線基地局eNB1等のソース無線基地局に対して、ターゲット無線基地局の特性情報Info-Pを通知するための信号を設けてもよい。また、例えば、S1AP(S1 Application Protocol)において、MMEから、無線基地局eNB1等のソース無線基地局に対して、無線基地局eNB2の特性情報Info-Pを通知するための信号を設けてもよい。
また、ハンドオーバが実行されている場合に、無線基地局eNB2等のターゲット無線基地局が、ステップS14で行う、Full Configurationを実施する旨の判断の結果を示す情報を、無線基地局eNB1等のソース無線基地局に対して通知するための信号を、HO request Ackとは別に設けてもよい。
<<変形例2>>
上述した実施形態及び変形例において、無線基地局eNB1等のソース無線基地局は、単一の通知モードにより通知対象シーケンス番号を通知するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、通知モードは、ベアラ毎、または、論理チャネル毎に個別に設定されてもよい。
また、上述した実施形態及び変形例では、異なる無線基地局間のFull Configurationを伴うハンドオーバを例にして説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、Full Configurationを伴う処理に一般的に適用してもよい。
例えば、同一の無線基地局内におけるセル間のハンドオーバがFull Configurationを伴う場合、当該無線基地局は、ハンドオーバ元のセルに滞留しているダウンリンクデータを、ハンドオーバ先のセルに引き継ぐ際に、通知番号決定処理により決定したシーケンス番号SN(通知対象シーケンス番号)を、ハンドオーバ先のセルに通知してもよい。
また、例えば、同一の無線基地局内におけるセル内のハンドオーバがFull Configurationを伴う場合、当該無線基地局は、ハンドオーバ元の無線リソースにより移動局UEに送信すべきダウンリンクデータを、ハンドオーバ先の無線リソースに引き継ぐ際に、通知番号決定処理により決定した通知対象シーケンス番号を、ハンドオーバ先の無線リソースに通知してもよい。
また、例えば、同一の無線基地局に対する移動局UEの再接続がFull Configurationを伴う場合、或いは、再接続後の最初のRRC connection reconfiguration手順において、当該無線基地局は、再接続前の無線リソースにより移動局UEに送信すべきダウンリンクデータを、再接続後の無線リソースに引き継ぐ際に、通知番号決定処理により決定した通知対象シーケンス番号を、再接続後の無線リソースに通知してもよい。
そして、無線基地局は、当該無線基地局内におけるハンドオーバまたは再接続において、ハンドオーバ先のセル若しくは無線リソースまたは再接続後の無線リソース等の、ダウンリンクデータの引き継ぎ先に対して、通知対象シーケンス番号を通知する場合、GTPプロトコルを用いて通知してもよいし、GTPプロトコルを用いた通知以外の任意の方法により、通知してもよい。例えば、無線基地局は、ダウンリンクデータの引き継ぎ先に対して、通知対象シーケンス番号を、GTP以外のプロトコルを用いて通知してもよいし、記憶部120を介して通知(引き渡し)してもよい。
<<変形例3>>
上述した実施形態及び変形例において、通知対象シーケンス番号は、HFN及びPDCP SNを含むが、少なくともPDCP SNを含めばよい。
<<変形例4>>
図5B〜図5Dにおいて説明した無線基地局eNB1、無線基地局eNB2、及び、移動局UEのハードウェア構成は一例であり、多様に変形されうる。
例えば、上述した実施形態及び変形例において、無線基地局eNB1、eNB1-A、eNB1-B、及び、eNB1-C等のソース無線基地局は、単一のプロセッサ1000を備えるが、複数のプロセッサ1000を備えてもよい。この場合、制御部100、100A、100B、または、100Cにおいて実行される各種処理は、複数のプロセッサ1000により同時または逐次に実行されてもよい。
また、プロセッサ1000、2000、及び、3000は、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ1000により実現される機能のうち一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、プロセッサ1000、2000、及び、3000は、単一のチップで実装されてもよいし、複数のチップで実装されてもよい。
また、メモリ1001、2001、及び、3001は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であればよく、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の、各種記録媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。なお、メモリ1001、2001、及び、3001は、レジスタ、キャッシュ、または、メインメモリ(主記憶装置)等と称される場合がある。
また、ストレージ1002、2002、及び、3002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であればよく、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の、各種記録媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。なお、ストレージ1002、2002、及び、3002は、補助記憶装置と称される場合がある。
また、通信装置1005、2005、及び、3005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であればよい。なお、通信装置1005、2005、及び、3005は、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、または、通信モジュール等と称される場合がある。
また、入力装置1003、2003、及び、3003は、外部からの入力を受け付ける入力デバイスであり、例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等である。また、出力装置1004、2004、及び、3004は、外部への出力を実施する出力デバイスであり、例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等である。なお、入力装置及び出力装置は、例えば、タッチパネルのように、一体として構成されてもよい。
11…ハンドオーバ処理部、12…判定部、13…決定部、100…制御部、120…記憶部、130…無線通信部、140…有線通信部、1000…プロセッサ、1001…メモリ、1002…ストレージ、1003…入力装置、1004…出力装置、1006…バス、eNB1…無線基地局、eNB2…無線基地局、ND…上位ノード、UE…移動局。

Claims (6)

  1. 移動局と無線通信可能な無線基地局であって、
    前記移動局を前記無線基地局から他の無線基地局へハンドオーバさせる際に、
    前記他の無線基地局が、前記移動局に対して、前記無線基地局との無線通信に関する設定情報の削除を指示するか否かを判定する判定部と、
    前記判定の結果に基づいて、前記他の無線基地局へ転送すべきデータに付されたシーケンス番号のうち前記他の無線基地局に通知するシーケンス番号を決定する決定部と、
    を備える、
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記決定部は、
    前記判定の結果が肯定である場合に、前記他の無線基地局へ転送すべきデータに付されたシーケンス番号の一部または全部を前記他の無線基地局に通知しないことを決定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記判定部は、
    前記他の無線基地局から受信する情報に基づいて、前記判定を行う、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の無線基地局。
  4. 前記他の無線基地局は、
    前記無線基地局から転送されたデータのうち、前記決定部が前記他の無線基地局に通知することを決定したシーケンス番号が付されたデータ以外のデータを前記移動局に送信する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の無線基地局。
  5. 前記他の無線基地局は、
    前記無線基地局から転送されたデータのうち、前記決定部が前記他の無線基地局に通知することを決定したシーケンス番号が付されたデータ以外のデータを前記移動局に送信する第1動作モードと、
    前記無線基地局から転送されたデータの全てを前記移動局に送信する第2動作モードと、
    のうち一方の動作モードで動作可能であり、
    前記決定部は、
    前記判定の結果が肯定である場合であって、
    前記他の無線基地局が、前記第1動作モードで動作する場合に、
    前記他の無線基地局へ転送すべきデータに付されたシーケンス番号の一部または全部を前記他の無線基地局に通知しないことを決定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の無線基地局。
  6. 前記判定の結果が肯定である場合、
    前記移動局を前記他の無線基地局へハンドオーバさせる際に、
    前記無線基地局から前記移動局に送信されたデータのうち、前記移動局が受信したことを示す受領応答を前記無線基地局が受信していないデータについて、前記移動局に対して前記受領応答の送信を要求する要求部、
    を備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の無線基地局。
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