JP2017222866A - アルキルエステル脂肪酸配合物およびその用途 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脂肪酸混合物であって、80〜100%の8〜12個の炭素を有する飽和脂肪酸及び12〜18個の炭素を有するモノ不飽和脂肪酸;5〜80%のカプリル酸及びカプリン酸及び20%未満のラウリン酸を含有してなり、当該モノ不飽和脂肪酸が重量で該混合物の5〜95%を占め、またその場合、当該混合物が12個を超える炭素を有する20%未満のポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸を含有してなり、その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており、またその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、n−ブチルエステル、及びイソプロピルエステルから選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる、脂肪酸混合物。
【選択図】図7
Description
模倣したトリグリセリドの組成について、ゲラーら(非特許文献2)が開示している。ゲラーに開示されている“VS−320油の模倣類似体”は以下からなるトリグリセリドの組成を有する:4.2%C6:0;40.20%C8:0;36.90%C10:0;4.80%C12:0;6.80%C14:0;3.33%C16:0;0.00%C18:0;1.37%C18:1;2.05%C18:2;および0.00%C18:3(表1参照)。ゲラーらは(1999年)、“このモデルは、植物油のC8:0含量の増加が
、引続く中鎖および長鎖トリグリセリドの低下と共に、より効率的な、より良好に作動する代替ディーゼル燃料となり得る”ことを示唆していると結論付けた。
、ヨウ素価による不飽和度を限定するよりも、リノレン酸などの高不飽和脂肪酸の含量を制限するほうがよりよいと思われる。”
1ないし2重量%;を含有する混合物”を開示している。
第一の異種FAD2配列および異種FATB配列をもつゲノムを含んでなる植物を成長させること;およびiv)同様の遺伝的背景をもつが、第一の異種FAD2配列および異種FATB配列を欠如する植物からの種子に比較して、飽和脂肪酸含量の低下した種子を産生する植物を培養すること;からなる方法”について述べている。
8:0の存在が、低温流動性に対して特に好ましくない影響をもち、従って、バイオディーゼルにおけるC16:0およびC18:0のレベルを低下させることが、寒冷気候での許容能力にとって有益であり得ること;また、C14:0、C18:2、C18:3、C20、C22およびC24もまた低温流動性に悪影響を与え得ること;従って、バイオディーゼルにおいてはこれらの脂肪酸を低下させることが有益であり得ることを見出した。また、油のある種のアルキルエステル、油の配合物、および脂肪酸の配合物が特に低温流動性に対して好ましい作用をもつが、その他のアルキルエステルはあまり有益でないことも発見された。
酸(C8:0)、カプリン酸(C10:0)、およびラウリン酸(C12:0)は共に、混合物の20%ないし40%;または混合物の20%ないし30%;または混合物の30%ないし40%;または混合物の25%ないし35%を占める。本明細書にて提供される脂肪酸混合物の他の実施態様においては、カプリル酸(C8:0)、カプリン酸(C10:0),およびラウリン酸(C12:0)は共に、混合物の60%ないし85%;または混合物の60%ないし70%;または混合物の70%ないし85%;または混合物の65%ないし75%を占める。本明細書にて提供される脂肪酸混合物のさらに他の実施態様においては、カプリル酸(C8:0)、カプリン酸(C10:0)、およびラウリン酸(C12:0)は共に、混合物の40%ないし60%;または混合物の40%ないし50%;または混合物の50%ないし60%;または混合物の45%ないし55%を占める。
0重量%の脂肪酸が中鎖脂肪酸であり、またその場合のカプリル酸(C8:0)が最終配合物の25%までを構成し、20%未満が長鎖脂肪酸である。
2:0)が配合物の0ないし約3重量%;エルカ酸(22:1)が配合物の0ないし約5重量%;およびリグノセリン酸(24:0)が配合物の0ないし約3重量%;含まれていてもよい。
10%未満のポリ不飽和脂肪酸アルキルエステル、好ましくは7%未満のポリ不飽和脂肪酸アルキルエステル、好ましくは5%未満のポリ不飽和脂肪酸アルキルエステル、好ましくは3%未満のポリ不飽和脂肪酸アルキルエステル、または好ましくは1%未満のポリ不飽和脂肪酸アルキルエステルを含有する。
る;中鎖トリグリセリドの起源)" In Seed Oils for the Future, 142-154, Champaign,
Ill., AOCS Press)。加えて、“このものは降霜に耐えられず、種子は容易に粉砕され
て、開花も予測できず、また茎、葉および花が粘着性の弾力性のある毛で被われ……発芽も遅い(14ないし20日)”(Ag Innovation News, Jul-Sept. 2003, Vol. 12, No. 3)。さらに、クフェアからの充分な量の油の取得は、クフェアを商業的に実用化するための充分な量の油を産生する能力を妨げる可能性がある。しかし、ある種の実施態様においては、クフェアのある種の他の形質が、修飾のために有利な植物を提供する可能性がある。例えば、“この植物は急速に成長し、種子は僅か6週間で成熟し、温暖な気候の季節が短い場合に理想的なものである”(Ag Innovation News, Jul-Sept. 2003, Vol. 12, No.
3)。従って、ある種の実施態様において、遺伝的に改変したクフェア植物は本明細書に開示するように、油配合物を産生するものとして提供される。
パ(Brassica rapa)、ブラッシカ・オレラセア(Brassica oleracea)、ブラッシカ・ニグラ(Brassica nigra)、ブラッシカ・カリナータ(Brassica carinata)およびシナピ
ス・アルバ(Sinapis alba)(ブラッシカ・アルバ・ラベン(Brassica alba Rabenh.)
)である。
個の連結部分の一つによって結合することができて、リンを含んでいても含んでいなくてもよい。未置換のホスホジエステル連結部分により連結しているヌクレオシドはヌクレオチドと呼ばれる。本明細書に使用する場合の“核酸塩基”は、ペプチド核酸塩基、ペプチド核酸のサブユニット、およびモルホリン核酸塩基並びにヌクレオシドおよびヌクレオチドを包含する。
置換されたメチレンである。デオキシリボ型核酸塩基はリボ型核酸塩基以外の核酸塩基であり、ペントースフラノシル部分を含まないすべての核酸塩基を含む。
カ・ラパ(Brassica rapa)、ブラッシカ・オレラセア(Brassica oleracea)、ブラッシカ・ニグラ(Brassica nigra)、ブラッシカ・カリナータ(Brassica carinata)、シナ
ピス・アルバ(Sinapis alba)(ブラッシカ・アルバ・ラベン(Brassica alba Rabenh.
))、好ましくはブラッシカ・ナプス(Brassica napus)に存在する。特定の実施態様においては、1つ以上の変異が配列番号2(SEQ ID NO:2)のアミノ酸残基91〜397に
相当する領域内に含まれている;好ましくは、1つ以上の設計された変異が、配列番号2のアミノ酸残基128〜147、配列番号2のアミノ酸残基175〜206、配列番号2のアミノ酸残基254〜297、配列番号2のアミノ酸残基333〜335、または配列番号2のアミノ酸残基365〜397からなる群より選択される領域に含まれている。ある種好適な実施態様において、アシル−ACPチオエステラーゼはパルミトイル−ACPチオエステラーゼ(PTE)である。
25〜352または配列番号3のアミノ酸残基355〜385に相当する領域に存在する。より好適な実施態様においては、1つ以上の変異が配列番号3のアミノ酸残基325〜340またはさらに配列番号3のアミノ酸残基331〜337に相当する領域に存在する。一部の実施態様において、配列番号3の337位置の保存ロイシン残基に相当するアミノ酸が変異を受けている。
ュラーゼである。好適な実施態様においては、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチ
ュラーゼの活性または発現が増大する。好適な実施態様において、遺伝的に修飾した植物でのΔ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼ活性の増大は、遺伝的に修飾した
植物が未変性の植物に比較して、C16:1および/またはC18:1のレベルの上昇;および/またはC16:0のレベルの低下、および/またはC18:0のレベルの低下を招く。ある種の好適な実施態様において、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラ
ーゼ遺伝子は、遺伝的に修飾した植物が上昇したレベルのC16:1を産生するように修飾する。ある種の実施態様において、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼ
遺伝子は、パルミトイル−ACPで上昇した活性を示すように修飾する;または遺伝的に修飾した植物は、ワタ、アマ、ラッカセイ、ヤシ、ベニバナ、ダイズ、ヒマワリ、クフェア、ヒマ、またはトウモロコシなどの植物であり、C16:0の生産増大は、マカダミア(Macadamia integrifolia)、クロウメモドキ(Hippophae rhamnoides)またはウングイスカティ(Doxantha unguis-cati)からのΔ9−ステアロイルアシル−ACP遺伝子によ
るナタネの形質転換により達成される。
)、およびラウリン酸(C12:0)が共に、混合物の20%ないし40%を占め;好ましくは、ラウリン酸(C12:0)が混合物の6%ないし20%を構成し、より好ましくは、ラウリン酸(C12:0)が混合物の6%ないし10%を構成し;また、オレイン酸(C18:1)およびパルミトレン酸(16:1)が共に、混合物の50%ないし85%を占める。遺伝的に修飾した植物のある種の好適な実施態様において、該植物は上記の脂肪酸混合物を産生し、その場合に、カプリル酸(C8;0)、カプリン酸(C10:0)、およびラウリン酸(C12:0)が共に、混合物の60%ないし85%を占め;好ましくは、ラウリン酸(C12:0)が混合物の6%ないし20%を構成し、より好ましくは、ラウリン酸(C12:0)が混合物の6%ないし10%を構成し;また、オレイン酸(C18:1)およびパルミトレン酸(16:1)が共に、混合物の20%ないし40%を占める。ある種の特に好適な実施態様において、遺伝的に修飾した植物は、約10%のC8;約20%のC10;約10%のC12:および約60%のC16:1および/またはC18:1を含む油を産生するものとして提供される。異なる特に好適な実施態様において、遺伝的に修飾した植物は、約5%のC8;約5%のC10;約15%のC12;約70%のC16:1および/またはC18:1;およびそれぞれ約1%以下のC14:0、C16:0、C18:0、C18:2およびC18:3を含む油を産生するものとして提供される。
シカ・カリナータ(Brassica carinata)、およびシナピス・アルバ(Sinapis alba)(
ブラッシカ・アルバ・ラベン(Brassica alba Rabenh.))である。
昇させる)、および/またはパルミチン酸(C16;0)を低下レベルで、および/またはC18:0を低下レベルで産生するように修飾する。他の好適な実施態様において、遺伝的に修飾したナタネ植物は、未変性のナタネ植物に比較して、遺伝的に修飾したナタネ植物が、モノ不飽和脂肪酸を上昇レベルで産生するように、好ましくはC16:1およびC18:1モノ不飽和脂肪酸を上昇レベルで産生するように;および飽和およびポリ不飽和脂肪酸を低レベルで、好ましくは、C16:0、C18:0、C18:2およびC18:3を低レベルで産生するように修飾する。特に好適な実施態様において、遺伝的に修飾したナタネ植物は、中鎖脂肪酸を上昇レベルで産生し(好ましくはC8:0、C10:0および/またはC12:0を上昇レベルで);C16:0およびC18:0を低下レベルで;また、C16:1および/またはC18:1を上昇レベルで産生するように修飾する。
該方法はさらに脂肪酸アルキルエステルを精製することからなる;かかる精製は触媒、グリセリン、および水の除去からなる。
PTm = [(A*MPA*FA) + (B*MPB*FB) + (C*MPC*FC) + (D*MPD*FD) + (E*MPE*FE) + (F*MPF*FF) + (G*MPG*FG) + (H*MPH*FH) + (I*MPI*FI) + (J*MPJ*FJ) + (K*MPK*FK) + (L*MPL*FL)
+ (M*MPM*FM)]*(0.01),
式中:
Aは配合物中のカプロン酸ME(6:0)のパーセント(w/w)である;
Bは配合物中のカプリル酸ME(8:0)のパーセント(w/w)である;
Cは配合物中のカプリン酸ME(10:0)のパーセント(w/w)である;
Dは配合物中のラウリン酸ME(12:0)のパーセント(w/w)である;
Eは配合物中のミリスチン酸ME(14:0)のパーセント(w/w)である;
Fは配合物中のパルミチン酸ME(16:0)のパーセント(w/w)である;
Gは配合物中のステアリン酸ME(18:0)のパーセント(w/w)である;
Hは配合物中のオレイン酸ME(18:1)のパーセント(w/w)である;
Iは配合物中のリノール酸ME(18:2)のパーセント(w/w)である;
Jは配合物中のリノレン酸ME(18:3)のパーセント(w/w)である;
Kは配合物中のアラキドン酸ME(20:0)のパーセント(w/w)である;
Lは配合物中のベヘン酸ME(22:0)のパーセント(w/w)である;
Mは配合物中のリグノセリン酸ME(24:0)のパーセント(w/w)である;
MPAは−81℃から−61℃までである;
MPBは−50℃から−30℃までである;
MPCは−28℃から−8℃までである;
MPDは−5℃から15℃までである;
MPEは9℃から29℃までである;
MPFは21℃から41℃までである;
MPGは28℃から48℃までである;
MPHは−30℃から−10℃までである;
MPIは−45℃から−25℃までである;
MPJは−67℃から−47℃までである;
MPKは45℃から65℃までである;
MPLは43℃から63℃までである;
MPMは48℃から68℃までである;
FAは8から12までである;
FBは3.5から5.5までである;
FCは1.0から1.4までである;
FDは0.8から1.2までである;
FEは0.5から0.7までである;
FFは1.1から1.6までである;
FGは1.8から2.6までである;
FHは0.9から1.3までである;
FIは0.5から0.8までである;
FJは0.15から0.25までである;
FKは8から12までである;
FLは1.6から2.4までである;
FMは1.6から2.4までである。
また、AないしMは上記定義のとおりである。
石油ディーゼルである。
タート、ノイズ減少、白煙減少、および特に初期の暖機運転に際してのHC、COおよび微粒子の排出減少と相関する。商業的に入手可能な石油由来のディーゼルは、一般に、2つのCN範囲、すなわち、レギュラーディーゼルについては40〜46、またハイオクについては45〜50に見出される。
中鎖脂肪酸の種々の成分を含む油は、中鎖脂肪酸の所望の配合物を得るために、配合し得る。油は重量に基づいて配合する。例えば、25%ナタネ油からなる配合物100グラムに使用すべきナタネ油の容量は、最終配合物中のナタネ油のグラム数をナタネ油の比重で除することによって決定する(すなわち、25gm/0.915gm/mL=27.3mL)。
脂肪酸アルキルエステルは脂肪酸またはトリグリセリドから製造することができる。一般に、脂肪酸アルキルエステルは油脂中のトリグリセリドのエステル交換反応または遊離脂肪酸のエステル化により製造する(図5)。あるいは、脂肪酸をトリグリセリドから加水分解により分断し、引き続きエステル化反応に付して脂肪酸エステルを製造する。
脂肪酸エステルは商業的に入手し得るか、または上記のように脂肪酸のエステル化反応により取得し得る。脂肪酸は、バイオディーゼル、燃料添加物、機能的流体、飛行もしくはジェット燃料、家庭用暖房油、または灯油としての使用に適切な性質を有する混合物を得るために配合する。配合物を評価する際に考慮すべき性質は、融点、曇り点、流動点、ヨウ素価、セタン価、粘度、酸化安定性、および摩擦磨耗特性であり得る。
合物の場合、各FAME成分の所望の重量パーセントは、そのFAMEの比重で割り算する。これによって、最終配合物100グラム当たりのFAME容量を得る。例えば、カプリン酸メチルエステル(比重0.877g/mLを有する)14%(重量%)を含む配合物を得るためには、最終配合物100グラムを作製する上で使用すべきカプリン酸メチルエステルの容量は以下のように決定する。
カプリン酸メチルエステルの容量=(14g/0.877g/mL)=15.96ml
従って、最終配合物100gmそれぞれに、カプリン酸メチルエステル15.96mlが必要とされよう。
より実施する。サンプルピーク面積を各ピークについて換算した標準FAMEの既知重量のピーク面積と比較し、サンプル中の各FAMEの重量を決定する。すべての重量を合計した(パーセントに換算後の)総量に対する個々のFAME重量比は重量パーセントである。
。簡単に説明すると、サンプルを曇りおよび流動点装置中で冷却し、冷却下に定期的に試験する。かすみの観察される最高温度が曇り点である。油の動きが観察される最低温度が流動点である。本方法はASTM D97、D2500および関連仕様書に従うべきである。かかる装置(K46100曇り点と流動点装置曇り点および流動点チャンバー)は、ケーラー(Koehler)インストルーメントカンパニー、インク(1595シカモアー(Sycamore)通り、ボヘミア、ニューヨーク11716、米国)から入手し得る。
米国特許第6,150,512号は、“植物アシル−ACPチオエステラーゼの基質特異性を改変する方法、およびそのように産生させた遺伝子工学改変植物アシル−ACPチオエステラーゼを提供すること”、特に、“18:0比活性が上昇したマンゴスチン・ガームファット(Garm Fat)A1 18:1チオエステラーゼ”を開示している。
トアシル−[アシル・キャリヤタンパク質]シンターゼII(KASII)の活性を部分的に欠如するアラビドプシス(Arabidopsis)のfab1変異体”について開示している。f
ab1変異は、“Leu337Phe置換を生じるアラビドプシスKAS2の配列における1個のヌクレオチドの変化”であると記載している。
明するように、遺伝子修復オリゴヌクレオベースの使用を介して、該酵素に変異を導入することにより製造する。該方法は、対象となる標的遺伝子に特異的な変異を含む遺伝子修復オリゴヌクレオベースを、当該技術分野にて周知の多くの方法(例えば、マイクロキャリヤー、マイクロファイバー、エレクトロポレーション、およびマイクロインジェクション)のいずれかにより、植物細胞に導入し、その変異酵素を有する細胞、種子または植物を同定することからなる。
本発明は以下に詳細に記載するコンフォメーションと化学的性質を有する“遺伝子修復オリゴヌクレオベース”により実施し得る。本発明の“遺伝子修復オリゴヌクレオベース”とは、混合二本鎖オリゴヌクレオチド、ヌクレオチド不含有分子、一本鎖オリゴデオキシヌクレオチド、および下記の特許および特許公開公報に記載された他の遺伝子修復分子である。本発明の“遺伝子修復オリゴヌクレオベース”は、公刊された科学文献および特許文献にも記載されているが、そこでは他の名称、例えば、“遺伝子組換えオリゴヌクレオベース”;“RNA/DNAキメラオリゴヌクレオチド”;“キメラオリゴヌクレオチド”;“混合二本鎖オリゴヌクレオチド(MDON)”;“RNA DNAオリゴヌクレオチド(RDO)”;“遺伝子標的オリゴヌクレオチド”;“ゲノプラスト”;“一本鎖修飾オリゴヌクレオチド”;“一本鎖オリゴデオキシヌクレオチド変異性ベクター”;“二本鎖変異性ベクター”;および“ヘテロ二本鎖変異性ベクター”などを使用している。
または2'−O上に置換基を置くことにより、RNアーゼ抵抗性とする。適切な置換基は
クミエックIIが教示する置換基を包含する。替わり得る置換基は、米国特許第5,334,711号(スプロート;Sproat)が教示する置換基および欧州特許公開第629 387号および第679 657号(共に、マーチン(Martin)出願)(参照により本明細書の一部とする)が教示する置換基である。本明細書にて使用する場合、リボヌクレオチドの2'−フルオロ、クロロまたはブロモ誘導体またはマーチン出願もしくはスプロートに
記載された置換基で置換された2'−OHを有するリボヌクレオチドは、“2'−置換リボヌクレオチド”と呼称する。本明細書にて使用する場合、“RNA型ヌクレオチド”は、未置換ホスホジエステル連結により、またはクミエックIまたはクミエックIIが教示する非天然連結のいずれかにより、混合二本鎖オリゴヌクレオチドの他のヌクレオチドに連結する2'−ヒドロキシルまたは2'−置換ヌクレオチドを意味する。本明細書にて使用する場合、用語“デオキシリボ型ヌクレオチド”とは、2'−Hを有するヌクレオチドを意味
し、このものは未置換ホスホジエステル連結により、またはクミエックIまたはクミエックIIが教示する非天然連結のいずれかにより、遺伝子修復オリゴヌクレオベースの他のヌクレオチドに連結し得る。
オチドである。2'−置換リボヌクレオチドの特に好適な実施態様は、2'−フルオロ、2'−メトキシ、2'−プロピルオキシ、2'−アリルオキシ、2'−ヒドロキシルエチルオキシ、2'−メトキシエチルオキシ、2'−フルオロプロピルオキシおよび2'−トリフルオ
ロプロピルオキシ置換リボヌクレオチドである。2'−置換リボヌクレオチドのより好適
な実施態様は、2'−フルオロ、2'−メトキシ、2'−メトキシエチルオキシ、および2'−アリルオキシ置換ヌクレオチドである。別の実施態様において、混合二本鎖オリゴヌクレオチドは未置換ホスホジエステル結合により連結する。
ドはさらに簡便に合成されるが、本発明の方法は、2種以上の型のRNA型ヌクレオチドを有する混合二本鎖オリゴヌクレオチドで実施する。RNAセグメントの機能は、2つのRNA型トリヌクレオチドの間にデオキシヌクレオチドを導入することにより惹起される分断により影響され得ない、従って、用語RNAセグメントは“分断RNAセグメント”などを包含する。未分断RNAセグメントは隣接RNAセグメントと呼称する。替わり得る実施態様において、RNAセグメントはRNアーゼ抵抗性ヌクレオチドおよび未置換2'−OHヌクレオチドを交互に含み得る。混合二本鎖オリゴヌクレオチドは、好ましくは
、100個未満のヌクレオチド、そしてより好ましくは85個未満のヌクレオチドではあるが、50個を超えるヌクレオチドである。第一と第二のストランドはワトソン−クリック塩基対合する。一実施態様において、混合二本鎖オリゴヌクレオチドのストランドは、第一と第二のストランドが、単一の3'および単一の5'末端をもつ単一のオリゴヌクレオチド鎖のセグメントであるように一本鎖のヘキサ、ペンタまたはテトラ−ヌクレオチドなどのリンカーによって共有結合する。3'および5'末端は“ヘアピンキャップ”を付加することにより保護し、それによって3'および5'末端ヌクレオチドを隣り合うヌクレオチドにワトソン−クリック対合させる。第二のヘアピンキャップは、さらに、3'および5'末端から離れた第一および第二のストランド間の結合位置に置くことができ、その結果、第一および第二のストランド間のワトソン−クリック対合が安定化する。
いる。あるいは、異種領域は1個の挿入、または1個、2個、3個、または5個以下のヌクレオチドを含み得る。あるいは、混合二本鎖オリゴヌクレオチドの配列は、標的遺伝子の配列と、混合二本鎖オリゴヌクレオチドから1個、2個、3個、または5個以下のヌクレオチドが欠失した分だけ異なり得る。異種領域の長さと位置は、この場合、喩え混合二本鎖オリゴヌクレオチドのヌクレオチドが異種領域内にないとしても、欠失の長さであると思われる。2つの相同領域に相補性である標的遺伝子のフラグメント間の距離は、一つまたは複数の置換を意図する場合、異種領域の長さに一致させる。異種領域が挿入を含む場合、相同領域はそれによって混合二本鎖オリゴヌクレオチドにおいて、それらの相補性相同フラグメントが遺伝子にあるよりもさらに離れて隔てられ、その逆は異種領域が欠失をエンコードする場合に適用し得る。
5'−末端ヌクレオチド間の連結および保護置換基を含んでいない(上記参照)。具体的
実施態様において、SSOMVの長さは21個ないし55個のデオキシヌクレオチドであり、相同性領域の長さは、従って、少なくとも20個のデオキシヌクレオチドの合計の長
さであって、少なくとも2つの相同性領域はそれぞれ少なくとも8個のデオキシヌクレオチドの長さをもつべきである。
に付着する5'−保護置換基を含み得る。リンカーの化学的性質はその長さ以外あまり重
要ではなく、その長さは少なくとも6個の原子の長さとすべきであり、リンカーは柔軟性に富むべきである。様々な非毒性の置換基は、例えば、ビオチン、コレステロールまたはその他のステロイド類または非インターカレーションカチオン性蛍光色素などが使用し得る。SSOMV調製の試薬として特に好適なものは、グレン・リサーチ(スターリング、バージニア)がCy3.TM.およびCy5.TM.として販売される試薬であり、これらはオリゴヌクレオチドに取り込まれて、3,3,3',3'−テトラメチルN,N'−イ
ソプロピル置換インドモノカルボシアニンおよびインドジカルボシアニンをそれぞれ生成する保護ホスホロアミダイトである。Cy3が最も好適である。インドカルボシアニンがN−オキシアルキル置換されている場合、そのものは5'−末端リン酸エステルをもつホ
スホジエステルを介して、オリゴデオキシヌクレオチドの5'−末端に常套的に連結させ
得る。該色素とオリゴデオキシヌクレオチド間の色素リンカーの化学的性質はそれ程問題ではなく、合成し易いように選択する。市販品として入手可能なCy3ホスホルアミダイトをそのまま使用する場合、得られる5'−修飾は保護置換基とリンカーとからなり、そ
れらはN−ヒドロキシプロピル、N'−ホスファチジルプロピル 3,3,3',3'−テ
トラメチル インドモノカルボシアニンである。
でテトラ置換されている。理論的に限定されるものではないが、これらの置換は、色素がインターカレーションを受けることから色素を保護する。これらの位置として置換基を同定することは重要ではない。SSOMVはさらに3'保護置換基を有し得る。再度、3'保護置換基の化学的性質は重要ではない。
脂肪酸生合成経路に関与する酵素をエンコードする遺伝子は、変異の好適な標的である。一部の実施態様において、標的遺伝子はアシルACPチオエステラーゼをエンコードする。他の実施態様において、標的遺伝子はケトアシルシンターゼ(KAS)をエンコードする。変異は、酵素活性を低下させるかまたは除去するように、または酵素活性を改変(例えば、基質選択性の変更)するように設計することができる。一部の実施態様においては、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼ遺伝子を修飾する。ある種の実施
態様においては、Δ12デサチュラーゼをエンコードするFAD2遺伝子を標的として、リノレン酸(18:3)およびリノール酸(18:2)のレベルを低下させ、オレイン酸(18:1)のレベルを上昇させる。
変異させる。好適な実施態様においては、1つ以上の変異が配列番号2のアミノ酸残基128〜147、配列番号2のアミノ酸残基175〜206、配列番号2のアミノ酸残基254〜297、配列番号2のアミノ酸残基333〜335、または配列番号2のアミノ酸残基365〜397に相当する領域の位置に存在する。
植物細胞を遺伝子修復オリゴヌクレオベースで形質転換する本発明方法においては、一般に知られるいずれの方法も使用し得る。例示される方法は、マイクロキャリヤーまたはマイクロファイバー、エレクトロポレーション、およびマイクロインジェクションの使用であり、以下に記載のとおりである。
)送達)により導入するために使用するもので、関連技術分野の当業者に周知である。マイクロキャリヤーを選択する一般的技法およびそれらを発射する装置については、米国特許第4,945,050号;第5,100,792号;および第5,204,253号に記載されている。
混合物を緩やかに、例えば、ボルテックスにより10分間かき混ぜ、室温で10分間放置し、次いで直ちにマイクロキャリヤーを5倍容量のエタノールに希釈し、遠心分離し、100%エタノールに再懸濁する。例示として、粘着性溶液中の成分濃度は、8〜10μg/μLのマイクロキャリヤー、14〜17μg/μLの混合二本鎖オリゴヌクレオチド、1.1〜1.4M−CaCl2および18〜22mMスペルミジンを含有する。一例にお
いて、該成分濃度は、8μg/μLのマイクロキャリヤー、16.5μg/μLの混合二本鎖オリゴヌクレオチド、1.3M−CaCl2および21mMスペルミジンである。
いる植物細胞の形質転換のためには、DNAの導入に使用し得る機械技法が、遺伝子修復オリゴヌクレオベースの送達に使用し得る。
ンの前に、増殖培地にて培養する必要がない。エレクトロポレーションの例証としての条件は、総容量0.3mL中、3×105個のプロトプラストであり、その場合の遺伝子修
復オリゴヌクレオベースの濃度は0.6〜4μg/mLである。
6:941-948)に記載されたとおりに実質的に実施される。遺伝子修復オリゴヌクレオベースをホイスカーに加え、それを使用して植物細胞を形質転換する。遺伝子修復オリゴヌクレオベースは、植物細胞中でリコンビナーゼおよび/または遺伝子修復複合体を形成し得るタンパク質をエンコードする配列からなるプラスミドと同時培養するとよい;その結果、遺伝子修復がオリゴヌクレオチドと標的遺伝子中の標的配列の間で触媒される。
修飾酵素を発現する植物または植物細胞は、多くの手段のいずれかを介して同定することができる。一方法において、同時変換戦略は、同じ実験において選択可能な変換(すなわち、マーカー)および非選択性変換(例えば、対象の標的遺伝子)の両方を標的とするために、遺伝子修復オリゴヌクレオベース(RON)を使用する。例えば、カノーラ中のALS(またはAHAS)遺伝子は、1個のアミノ酸変化により修飾して、インビトロで、イミダゾリノン(IMI)分類の除草剤に対し、(遺伝子変換を介して)耐性を提供し得る。ALS遺伝子と他の標的遺伝子/対立遺伝子の変換を標的とし、生成するIMIに対し再生するカルスを選択する遺伝子修復オリゴヌクレオベースを同時に送達することで、変換適格個体群を同定する。この方法においては、RONが送達されなかった、またはRONにより特定された変換を伝達し得なかった細胞が排除されよう。関与していない遺伝子を標的とするRONの送達は選択的であるとは期待されないので、ある頻度で、ALS変換を有する再生カルスは、他の標的遺伝子の一つにおいて変換を示すことが期待される。変換事象は一ヌクレオチド多型(SNP)分析により解明し得よう。
同じ遺伝子でなされている場合、変換体は、標的遺伝子から変換したALS耐性遺伝子の分離を可能とするその親株に戻し交配する。
中鎖脂肪酸の長さの異なるアシル基質に優先性を有するチオエステラーゼをエンコードする2種の導入遺伝子を発現するトランスジェニック植物は、当該技術分野で周知の方法により生成させ得る。
イ(wrightii)およびインフラタ(inflata))。さらに、ニレ(Ulmus americana)が有意な中鎖脂肪酸を含むことが示されている。さらに、クスノキ科(Lauraceae)の一員、
例えば、ピサ(Pisa)(Actinodophne hookeri)、ゲッケイジュ(Laurus nobilis)、およびカリフォルニアベイ(Umbellularia californica)が中鎖脂肪酸を含む種子を産生する。さらなる供給源は、ニクズク科(Myristicaceae)、ニガキ科(Simarubaceae)、ボ
キシア科(Vochysiaceae)、およびサルバドラ科(Salvadoraceae)、およびエリスマ(Erisma)、ピクラムニア(Picramnia)およびビロラ(Virola)の多雨林種であり、これらはC14脂肪酸を蓄積すると報告されている。中鎖優先チオエステラーゼを貯留する植物の幾つかの例とそれらの好適な基質を表1に示す。
遺伝子機能の多様な構成的または誘導的転写を提供する。植物について使用する転写開始領域の中には、CaMV 35Sおよびノパリンおよびマンノピンシンターゼに対してなどの構造遺伝子と関連する、またはナピン、ACPプロモーターなどと関連する領域が存在する。かかる構造遺伝子に相当する転写/翻訳開始領域は、それぞれの開始コドンの5'上流直近に見出される。対象の植物宿主に本来存在するプロモーターまたは修飾プロモ
ーターなど、すなわち一遺伝子起源に由来する転写開始領域または異なる遺伝子起源に由来する翻訳開始領域を有するプロモーター、対象の植物チオエステラーゼをエンコードする配列を含むプロモーター、または増強プロモーター、例えば、二重35S CaMVプロモーターなど、ある種のプロモーターを所望する場合、標準的技法により当該配列を一緒に結合し得る。植物中に中鎖チオエステラーゼの発現を望む殆どの適用の場合、種子特異的プロモーターの使用が好ましい。さらに、組換え構築物を宿主細胞に導入する方法によっては、発現構築物中にさらなる成分が必要とされ得る。例えば、形質転換細胞用の選択マーカーをエンコードするDNAを、発現構築物に含み得る。従って、該構築物は、細胞傷害剤(例えば、抗生物質、重金属、毒素など)に対する耐性、栄養要求性宿主に原栄養体を提供する補完性、ウイルス免疫性などを提供し得る。異なる宿主種の数によっては、発現構築物またはその成分を導入し、1種以上のマーカーが採用されるが、その場合、選択のための異なる条件を異なる宿主に使用する。
トロポレーションを経由する形質転換が一般に使用される。さらに、新規方法として作物を形質転換することが利用可能であり、かかる方法も使用し得る。植物の形質転換の例は米国特許第5,667,997号に見出し得る。
一部の実施態様において、リノレン酸(18:3)およびリノール酸(18:2)のレベル低下並びにオレイン酸(18:1)のレベル上昇は、Δ12デサチュラーゼ(FAD2遺伝子)の発現または活性を低下させることにより、遺伝的に修飾した植物において達成させる;好ましくは、標的とするFAD2遺伝子は、ナタネ、ワタ、アマ、ラッカセイ、ヤシ、ベニバナ、ダイズ、ヒマワリ、クフェア、またはトウモロコシFAD2遺伝子である。好適な実施態様において、FAD2の発現または活性は、遺伝子のコード配列にストップコドンを創出するか;またはヌクレオチドを欠失もしくは付加させて、フレームシフト変異を創出することにより低下させる。
ゼ遺伝子を遺伝的に修飾した植物において修飾し、パルミトレン酸(C16:1)および/またはオレイン酸(18:1)のレベルを上昇させる;好ましくは、遺伝的に修飾した植物は、ナタネ、ワタ、アマ、ラッカセイ、ヤシ、ベニバナ、ダイズ、ヒマワリ、クフェア、およびトウモロコシからなる群より選択される。ある種の好適な実施態様において、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼの発現または活性は、モノ不飽和脂肪
酸の産生増大を促進し、飽和脂肪酸を減少させるために増大させる;より好ましくは、遺伝的に改変した植物において、C16:1および/またはC18:1のレベルを未変性の植物に比べて増大させ、C16:0および/またはC18:0のレベルを低下させる。他の実施態様において、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼ遺伝子は、遺伝
的に修飾した植物がC16:1のレベルを上昇させて産生するように修飾する。ある種の実施態様において、Δ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼ遺伝子は、パルミ
トイル−ACPにより活性の上昇を示すように修飾する。参照例:Cahoon, E. B. およびShanklin, J, 2000,“植物種子油の代謝エンジニアリング用脂肪酸デサチュラーゼ変異体を選択するための基質依存変異体相補性”, Proc. Nat. Acad. Sci. 97(22): 12350-12355。関連する実施態様において、C16:0の産生増大は、マカダミア(Macadamia integrifolia)、グミの1種(sea buckthorn;Hippophae rhamnoides)またはウングイスカティ(Doxantha unguis-cati)からのΔ9−ステアロイルアシル−ACP遺伝子でナタネを
形質転換することにより達成される。ある種の実施態様において、KASII遺伝子の活性または発現は、18:1および16:1脂肪酸のさらにより高いレベルを達成するために、Δ9−ステアロイルアシル−ACP遺伝子の修飾に加えて、本明細書に開示した方法に
より低下させる;より好適な実施態様において、遺伝的に修飾した植物のPTE酵素もまた、本明細書に開示するように修飾して、短鎖脂肪酸のレベルを上昇させ産生させる;より好適な実施態様において、遺伝的に修飾した植物のΔ12デサチュラーゼもまた、低下した活性または発現を有するように修飾する。
)からのアシル−ACPチオエステラーゼ遺伝子で形質転換する;および(2)KASII遺伝子の活性を低下させる。ある種の好適な実施態様において、植物は、PTEおよび/またはKASII遺伝子を本明細書に開示するように改変することにより、短/中鎖脂肪酸のレベルが上昇するように遺伝的に修飾する;また、さらに、Δ12デサチュラーゼの発現または活性を低下させることにより、ポリ不飽和脂肪酸のレベルが低下(好ましくは、
C18:2およびC18:3のレベル低下)するように修飾する;より好ましくは、該植物はさらにΔ9−ステアロイルアシル−ACPデサチュラーゼ遺伝子を修飾してパルミト
レン酸(C16:1)および/またはオレイン酸(18:1)のレベルを上昇させ、C16:0および/またはC18:0のレベルを低下するように修飾する。
脂肪酸メチルエステル配合物の予測される融点PTmは、配合物100g当たりの重量で表わす各脂肪酸メチルエステルの量および以下の等式を用いて算出する。
PTm = [A(-71.0)(10.0) + B(-40.0)(4.5) + C(-18.0)(1.2) + D(5.2)(1.0) + E(19.0)(0.60) + F(30.7)(1.35) + G(37.8)(2.15) + H(-19.9)(1.10) + I(-35.0)(0.65) + J(-57)(0.2) + K(54.5)(10.0) + L(53.0)(2.0) + M(57.4)(2.0)]*(0.01)
Aは配合物中のカプロン酸ME(6:0)のパーセント(w/w)である;
Bは配合物中のカプリル酸ME(8:0)のパーセント(w/w)である;
Cは配合物中のカプリン酸ME(10:0)のパーセント(w/w)である;
Dは配合物中のラウリン酸ME(12:0)のパーセント(w/w)である;
Eは配合物中のミリスチン酸ME(14:0)のパーセント(w/w)である;
Fは配合物中のパルミチン酸ME(16:0)のパーセント(w/w)である;
Gは配合物中のステアリン酸ME(18:0)のパーセント(w/w)である;
Hは配合物中のオレイン酸ME(18:1)のパーセント(w/w)である;
Iは配合物中のリノール酸ME(18:2)のパーセント(w/w)である;
Jは配合物中のリノレン酸ME(18:3)のパーセント(w/w)である;
Kは配合物中のアラキドン酸ME(20:0)のパーセント(w/w)である;
Lは配合物中のベヘン酸ME(22:0)のパーセント(w/w)である;および
Mは配合物中のリグノセリン酸ME(24:0)のパーセント(w/w)である。
下記の表に示す脂肪酸メチルエステルの組成を有する脂肪酸メチルエステル配合物(“配合物1”)は、下記表に提示した容量を用いて脂肪酸メチルエステルを共に混合し、100gとして配合物1を調製する。
下記の表に示す脂肪酸メチルエステルの組成を有する脂肪酸メチルエステル配合物(“配合物2”)は、下記表に提示した容量を用いて脂肪酸メチルエステルを共に混合し、100gとして配合物2を調製する。
下記の表に示す脂肪酸メチルエステルの組成を有する脂肪酸メチルエステル配合物(“配合物3”)は、下記表に提示した容量を用いて脂肪酸メチルエステルを共に混合し、100gとして配合物3を調製する。
下記の表に示す脂肪酸メチルエステルの組成を有する脂肪酸メチルエステル配合物(“配合物4”)は、下記表に提示した容量を用いて脂肪酸メチルエステルを共に混合し、100gとして配合物4を調製する。
下記に示す脂肪酸組成を有する2種の油の配合物(“配合物4”)は、下記に示す脂肪酸組成を有するココヤシ油とクフェア・ラセオラタ(Cuphea lanceolata)油を共に混合
することにより調製する。
様々なタイプの市販植物油(ダイズ、カノーラ、トウモロコシ、マカダミア、オリーブ、ベニバナ、ヒマワリ、ラッカセイ、クルミ、ヤシ、ココヤシ、およびヒマシ油を含む)は小売先から入手した。各油200gをガラス製スクリューキャップ式瓶に秤量し、2倍容量(w/v)のナトリウムメトキシド試薬(5%w/vナトリウムメトキシド/メタノール)と組合わせた。室温で2時間混合した後、ヘキサン50mlを加え、激しく混合し、相分離させた。低部グリセロール含有層を除き、廃棄した。上層部はロータリーエバポレーター中、減圧下に処理し、ヘキサンと残余の揮発成分を除去した。FAMEの最終溶液を窒素ガス下、しっかりとキャップをしたガラス瓶に室温で保存した。
様々な脂肪酸、または脂肪酸の混合物100グラムをガラス瓶に秤量し、200mlの無水メタノール/1%硫酸と組合わせた。各混合物を窒素ガスで蔽い、容器にしっかりと蓋をした。反応容器を50℃のインキュベーターオーブン中に4時間置いた。インキュベーションの間、混合物を時々振盪して反応物を混合した。混合物をガラス製分液漏斗に移し、100mlの5%(w/v)塩化ナトリウム水溶液を加えた。混合物を激しく振盪し、静置して相分離した。低部水層を除去廃棄した。上層を清浄な乾燥瓶に移し、5gの無水硫酸ナトリウムと組合わせた。この混合物を目視し得るすべての水滴が除かれるまで激しく振盪した。次いで、この混合物をワットマン1濾紙により濾過した。硫酸ナトリウムと濾過装置をヘキサンで洗い、追加のFAMEを回収し、洗液を非水性フラクションに加えた。合併した濾液と洗液をロータリーエバポレーターに容れ、減圧下でヘキサンと残余の揮発性分を除去した。FAMEの最終溶液を褐色のガラス瓶に移し、窒素ガスで蔽い、テフロン(登録商標)内張りしたキャップでしっかりと蓋をし、4℃で保存した。他のエステルについては、上で用いたメタノールの代わりに、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、またはt−ブタノールに置き
換えるプロトコールに従って合成した。
アルキルエステルおよびエステル混合物の低温での性質は、上記の油または脂肪酸から得られた純アルキルエステルまたはエステル混合物の一部をピペットで採取し、10mm×100mmのガラス試験管に容れ、最終容量1.0mlとして試験した。試験管はポリプロピレンスナップキャップで蓋をし、樹脂ラックに容れた。次いで、ラックに容れた試験管をサンプルの頂部の上、1〜2cmの深さまで、50%エチレングリコール/水の冷却溶液に沈めた。一連の水浴を用いて、連続的に試験サンプルを0、−10、−15、−20、および−25℃とした。サンプルをその試験温度に1時間保持し、各試験管を引き出して、曇りの存在、固化、および流動/流れ特性について試験した。さらに、選択したサンプルを独立した試験研究所(インターテック−カレブ−ブレット(Intertek-Caleb-Brett)ラボラトリーズ)に送り、ディーゼル燃料に適切なASTM標準法(ASTM D−97−06、ASTM D−2500−05、およびASTM D6371)を用いて、流動点、曇り点、および低温フィルタープラッギングについて評価した。エステルおよびエステル混合物の曇り点は、ポータブル型ディーゼル燃料曇り点分析計モデルCPA−T30(フェーズ・テクノロジー・コープ)によっても測定した。10ml容量の樹脂シリンジをエステルまたはエステル混合物で満たし、該装置に注入した。10分後に、装置は正確な曇り点温度読取値を与えた。
一連のB100バイオディーゼル流体(脂肪酸アルキルエステル)は、植物油、例えば、ダイズ、カノーラ、トウモロコシ、マカダミア、オリーブ、ベニバナ、ヒマワリ、ラッカセイ、クルミ、ヤシ、ココヤシ、およびヒマシ油などから、実施例6に記載した手順に従って調製した。これらの燃料は、低温流動性について、実施例8に記載した手順に従って、市販品として入手した石油系ディーゼル#2(シェル・オイル(株)、サンディエゴ、カリフォルニア)と比較した。+20℃と−20℃の間の色々な温度で各流体をインキュベートしたときの効果を下記表に示す;この表は該流体が所定の温度で1時間インキュベートした後に液体であったか、または固体であったかを示す(流動点)。ディーゼル燃料は−15℃まで液体のままであったが、−20℃では1時間後に固体であった。対照的に、植物油に基づく脂肪酸メチルエステルは相当により低い温度で固化した。パーム油メチルエステルは+5℃で固体であった。最良に機能する植物油に基づくエステルはカノーラとヒマのものであったが、共に−15℃で固体であった。このように、植物油メチルエステルのいずれもが、−20℃未満の曇り点のディーゼル燃料または標的に等しい低温度性をもたなかった。
植物油由来メチルエステルの低温度での性質は、短鎖脂肪酸メチルエステルの添加により改善された。ダイズ油メチルエステルは−10℃で固体であった。ダイズ油メチルエステルに30%(v/v)のC8メチルエステル(オクタン酸メチル)を加えた場合、その混合物は−10℃で液体のままであった。C8メチルエステルを60%(v/v)に増加した場合、混合物は−20℃で液体のままであった。C10メチルエステル(デカン酸メチル)の添加は、ダイズ由来のメチルエステルの流動点に対し、同一の効果を示した。カノーラ油由来のメチルエステルの低温度性能もまた、短鎖メチルエステルの添加により改善された。40%のC8メチルエステルをカノーラメチルエステルに加えると、観測される流動点は−20℃に低下した。C10メチルエステルのカノーラへの添加は、観測される流動点に対し同様の効果を示した。カノーラまたはダイズメチルエステルにC8/C10エステルの混合物を添加しても、混合物の流動点を低下させた。
ディーゼル燃料と植物油由来メチルエステルとの混合物についてもまた低温度での性質について試験した。ディーゼル燃料は、2%(B2)、5%(B5)、20%(B20)(v/v)植物油由来メチルエステルと、純植物油由来メチルエステル(B100)と共に試験した。植物油由来メチルエステルをディーゼル燃料に添加しても、B20配合物を除き、混合物の流動点に観察し得る効果はなかった。カノーラ、ヒマおよびダイズはB20流動点に効果を示さなかったが、一方、トウモロコシ、オリーブ、ベニバナ、ヒマワリ、ラッカセイ、ヤシ、およびココヤシは、すべて純ディーゼル燃料に比べて、B20配合
物の観察される流動点を上昇させた。
脂肪酸メチルエステルについて、上に詳述した低温度性能につき試験した。下記図表はC18:1メチルエステル(オクタデセン酸メチル)に長鎖飽和脂肪酸を加える効果を示す。純C18:1メチルエステルは−20℃で液体であるが、C18:0オクタデカン酸メチルを添加すると、混合物中に存在するC18:0が2%と僅かであっても、観察される流動点を+5℃も上昇させる;1%C18:0では、混合物の流動点は0℃である。同様に、C18:1とのC16混合物は劇的に流動点を上昇させる。9%(v/v)C16メチルエステル(ヘキサデカン酸メチル)と91%C18:1との混合物は、−5℃で固体であった。C16:0が3%と少ない場合でも、−15℃で固体となった。C14:0メチルエステル(テトラデカン酸メチル)は、1%という低濃度で、−20℃で固体を生じ、30%C14:0は−10℃で固体であった。C12:0(ドデカン酸メチル)との混合物は、興味深い予期せぬ結果を提供した。1%ないし5%のC12レベルで、混合物は−20℃で固体であったが、C18:1との6%ないし20%のC12混合物は−20℃で液体のままであった。従って、バイオディーゼル中、6〜20%の、またはより好ましくは6〜10%のC12:0の存在は、低温流動性に対して驚くほど有益な作用を示す。このように、長鎖飽和FAMEがC18:1との混合物の流動点を有意に上昇させる一方、C14はその効果が相当に小さく、C12は20%(v/v)までの濃度で殆ど効果を示さなかった。
ナタネ植物について、本明細書にて考察したように、中鎖脂肪酸とモノ不飽和脂肪酸との所望のバランスをもつ油を生成するように遺伝的に修飾する;すなわち、ナタネ植物を遺伝的に修飾して、相対的に上昇した短鎖/中鎖脂肪酸;相対的に上昇したレベルのモノ不飽和C16:0およびC18:0脂肪酸;および相対的に減少したレベルのポリ不飽和C18:2およびC18:3脂肪酸を有するようになる。以下の遺伝的修飾を実施する:(1)FAD2遺伝子のコーディング配列にストップコドンを導入する遺伝子修復オリゴヌクレオチドベースを用いてΔ12デサチュラーゼの活性を低下させ、リノレン酸(18:3)およびリノール酸(18:2)のレベルを低下させ、同様にオレイン酸(18:1)のレベルを上昇させる;(2)マカダミア(Macadamia integrifolia)からのΔ9−ス
テアロイルアシル−ACP遺伝子でナタネ植物を形質転換することにより、Δ9−ステア
ロイルアシル−ACPデサチュラーゼ遺伝子の活性を修飾して、パルミトレン酸(16:1)のレベルを上昇させる;(3)遺伝子修復オリゴヌクレオチドベースを用いてストップコドンをKASII遺伝子のコーディング配列に導入することによりケトアシル−ACPシンターゼ(KASII)の活性を低下させる;(4)パルミトイルチオエステラーゼ(PTE)の基質特異性は、カプリロイル−ACP(C8)、カプロイル−ACP(C10)、およびラウロイル−ACP(C12)により活性が上昇し、結果として、短い鎖長特異性を有するクフェア・アシル−ACPチオエステラーゼ遺伝子でナタネ植物を形質転換して、短鎖および中鎖脂肪酸のレベルが上昇するように改変する。遺伝的に修飾したナタネ植物は以下の脂肪酸組成を有する油を産生する:C8は油の約5%を占める;C10は油の約5%を占める;C12は油の約15%を占める;C16:1およびC18:1は共に油の約70%を占める;そしてC14:0、C16:0、C18:0、C18:2およびC18:3はそれぞれが油の1%未満を占める。該油のメチルエステルは約−20℃で液体である。
種々の脂肪酸(C8、C10、C12、C14およびC18)は、実施例7に記載した一般的プロトコールを用いて、アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、n−ブチルエステル、またはイソプロピルエステル)に変換し、脂肪酸アルキルエステルの曇り点を評価した。これらの実験結果を図7に示す。予測されるように、各タイプのアルキルエステルについて、長鎖脂肪酸は短鎖脂肪酸よりもより高い曇り点を示した(すなわち、C8<C10<C12<C14<C18)。長鎖脂肪酸。驚くべきことに、各タイプの脂肪酸について、イソプロピルエステル脂肪酸が、他のタイプのアルキルエステル化脂肪酸に比べて、最も高い曇り点を示した。イソプロピルエステル化脂肪酸以外に、より長い鎖のエステルは一般に短い鎖のアルキルエステルよりも低い曇り点を示した(すなわち、メチルエステル>エチルエステル>n−プロピルエステル>n−ブチルエステル)。従って、これらの実験に基づき、n−ブチルエステルがバイオディーゼルにとって最も好ましい低温流動性を示し、イソプロピルエステルがバイオディーゼルにとって最も好ましからざる低温流動性を示す。さらに、直鎖のアルキルエステルが、対応する分枝鎖アルキルエステルに比較して、より好適な低温流動性を示す。
部と同等のものを除外しようとするものではないが、本発明の特許請求の範囲内で多様な変更態様が可能であることは明確に理解される。
Claims (140)
- 脂肪酸混合物であって、
80%ないし100%の8〜12個の炭素を有する飽和脂肪酸および12〜18個の炭素を有するモノ不飽和脂肪酸;
5%ないし80%のカプリル酸(C8:0)およびカプリン酸(C10:0);および
20%未満のラウリン酸(C12:0)を含有してなり;
その場合、当該モノ不飽和脂肪酸が重量で該混合物の5%ないし95%を占め;また
その場合、当該混合物が12個を超える炭素を有する20%未満のポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸を含有してなり;
その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており;またその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、n−ブチルエステル、およびイソプロピルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる;
脂肪酸混合物。 - 脂肪酸混合物であって、
80%ないし100%の8〜12個の炭素を有する飽和脂肪酸および12〜18個の炭素を有するモノ不飽和脂肪酸;
5%ないし80%のカプリル酸(C8:0)およびカプリン酸(C10:0);および
20%未満のラウリン酸(C12:0)を含有してなり;
その場合、当該モノ不飽和脂肪酸が重量で該混合物の5%ないし95%を占め;また
その場合、当該混合物が12個を超える炭素を有する20%未満のポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸を含有してなり;
その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており;またその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が、直鎖アルキルエステルを含有してなる;
脂肪酸混合物。 - 該アルキル−エステル化脂肪酸が、基本的に直鎖アルキルエステルからなるものである請求項2に記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステルおよびn−ブチルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる請求項2または3に記載の混合物。
- 該混合物が6%ないし20%のラウリン酸(C12:0)を含有してなる請求項1または2に記載の混合物。
- カプリル酸(C8:0)、カプリン酸(C10:0)、およびラウリン酸(C12:0)が共に該混合物の20%ないし40%を占める請求項1または2に記載の混合物。
- オレイン酸(C18:1)およびパルミトレン酸(16:1)が共に該混合物の50%ないし85%を占める請求項1または2に記載の混合物。
- オレイン酸(C18:1)およびパルミトレン酸(16:1)が共に該混合物の50%ないし85%を占める請求項1〜7のいずれかに記載の混合物。
- ステアリン酸(18:0)およびパルミチン酸(16:0)が該混合物の4%未満を占める請求項1〜8のいずれかに記載の混合物。
- ミリスチン酸(14:0)が該混合物の2%未満を占める請求項1〜9のいずれかに記載の混合物。
- リノール酸(18:2)およびリノレン酸(18:3)が共に該混合物の3%未満を占める請求項1〜10のいずれかに記載の混合物。
- アラキドン酸(C20:0)、ベヘン酸(C22:0)およびリグノセリン酸(C24:0)が該混合物の1%未満を占める請求項1〜11のいずれかに記載の混合物。
- 当該混合物が、
55%ないし65%のオレイン酸(C18:1);
5%ないし15%のラウリン酸(C12:0);
15%ないし25%のカプリン酸(C10:0);および
5%ないし15%のカプリル酸(C8:0);
を含有してなる請求項1または2に記載の混合物。 - カプリル酸(C8:0)、カプリン酸(C10:0)、およびラウリン酸(C12:0)が共に該混合物の60%ないし85%を占める請求項1または2に記載の混合物。
- オレイン酸(C18:1)およびパルミトレン酸(16:1)が共に該混合物の15%ないし40%を占める請求項1または2に記載の混合物。
- オレイン酸(C18:1)およびパルミトレン酸(16:1)が共に該混合物の50%ないし85%を占める請求項15に記載の混合物。
- ステアリン酸(18:0)およびパルミチン酸(16:0)が該混合物の4%未満を占める請求項12〜16のいずれかに記載の混合物。
- ミリスチン酸(14:0)が該混合物の2%未満を占める請求項12〜17のいずれかに記載の混合物。
- リノール酸(18:2)およびリノレン酸(18:3)が共に該混合物の3%未満を占める請求項12〜18のいずれかに記載の混合物。
- アラキドン酸(C20:0)、ベヘン酸(C22:0)およびリグノセリン酸(C24:0)が該混合物の1%未満を占める請求項12〜19のいずれかに記載の混合物。
- 当該混合物が、
55%ないし65%のオレイン酸(C18:1);
5%ないし15%のラウリン酸(C12:0);
15%ないし25%のカプリン酸(C10:0);および
5%ないし15%のカプリル酸(C8:0)
を含有してなる請求項1または2に記載の混合物。 - モノ不飽和脂肪酸が該混合物の少なくとも10%を占める請求項1〜21のいずれかに記載の混合物。
- モノ不飽和脂肪酸が該混合物の少なくとも20%を占める請求項1〜22のいずれかに記載の混合物。
- モノ不飽和脂肪酸が該混合物の少なくとも30%を占める請求項1〜23のいずれかに記載の混合物。
- モノ不飽和脂肪酸が該混合物の少なくとも40%を占める請求項1〜24のいずれかに記載の混合物。
- モノ不飽和脂肪酸が該混合物の少なくとも50%を占める請求項1〜25のいずれかに記載の混合物。
- モノ不飽和脂肪酸が該混合物の少なくとも60%を占める請求項1〜26のいずれかに記載の混合物。
- 12個を超える炭素を有するポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸が共に該混合物の15%未満を占める請求項1〜27のいずれかに記載の混合物。
- 12個を超える炭素を有するポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸が共に該混合物の10%未満を占める請求項1〜28のいずれかに記載の混合物。
- 12個を超える炭素を有するポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸が共に該混合物の5%未満を占める請求項1〜29のいずれかに記載の混合物。
- 12個を超える炭素を有するポリ不飽和脂肪酸および飽和脂肪酸が共に該混合物の3%未満を占める請求項1〜30のいずれかに記載の混合物。
- 該混合物が油である請求項1〜31のいずれかに記載の混合物。
- 該混合物が少なくとも2種の異なる油の配合物である請求項1〜32のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が直鎖アルキルエステルを含有してなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的に直鎖アルキルエステルからなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が分枝鎖アルキルエステルを含有しない請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸がイソプロピルエステルではない請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸がメチルエステルを含有してなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にメチルエステルからなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸がエチルエステルを含有してなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にエチルエステルからなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸がn−プロピルエステルを含有してなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にn−プロピルエステルからなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸がn−ブチルエステルを含有してなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にn−ブチルエステルからなる請求項1〜33のいずれかに記載の混合物。
- 2種以上の油の配合物であって、当該配合物が少なくとも50重量%の飽和中鎖脂肪酸、ミリストレン酸(C14:1)、およびモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなり、その場合、当該中鎖脂肪酸がカプリル酸(C8:0)からなり、またその場合、当該カプリル酸が該配合物の約25重量%まで、またミリスチン酸(C14:0)および飽和長鎖脂肪酸が10重量%未満を構成し;
その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており;そしてその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、n−ブチルエステル、およびイソプロピルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる;
配合物。 - 2種以上の油の配合物であって、当該配合物が少なくとも50重量%の飽和中鎖脂肪酸、ミリストレン酸(C14:1)、およびモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなり、その場合、当該中鎖脂肪酸がカプリル酸(C8:0)からなり、またその場合、当該カプリル酸が該配合物の約25重量%まで、またミリスチン酸(C14:0)および飽和長鎖脂肪酸が10重量%未満を構成し;
その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており;そしてその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が直鎖アルキルエステルを含有してなる;
配合物。 - 該アルキル−エステル化脂肪酸が、基本的に直鎖アルキルエステルからなる請求項47に記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステルおよびn−ブチルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる請求項47または48に記載の配合物。
- 当該中鎖脂肪酸がカプリン酸(C10:0)を含有してなり、またその場合のカプリン酸が、該配合物の約30ないし約60重量%を構成する請求項46または47に記載の配合物。
- 当該中鎖脂肪酸がラウリン酸(C12:0)を含有してなり、またその場合のラウリン酸が該配合物の約5ないし約20重量%を構成する請求項46または47に記載の配合物。
- 当該配合物が8%未満のミリスチン酸および飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項46または47に記載の配合物。
- 当該配合物が6%未満のミリスチン酸および飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項46または47に記載の配合物。
- 当該配合物が約15%ないし約40%の飽和中鎖脂肪酸および約60%ないし約85%のモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項46または47に記載の配合物。
- 当該配合物が約60%ないし約85%の飽和中鎖脂肪酸および約15%ないし約40%のモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項46または47に記載の配合物。
- 当該モノ不飽和長鎖脂肪酸がパルミトレン酸(C16:1)、オレイン酸(C18:1)、またはその組合せを含有してなる請求項46〜55のいずれかに記載の配合物。
- 当該配合物が内燃機関での燃料としての使用に適するものである請求項46または47に記載の配合物。
- 当該油が、カノーラ、ナタネ、ヤシ油、ヤシ殻、ココヤシ、ホシダネヤシ、ヒマワリ、ベニバナ、クフェア、オリーブ、マカダミア、ババスーヤシ、ヒマ、ラッカセイ、ワタ、アマ種子、亜麻仁、コフネヤシ、およびジャトロファからなる群より選択される請求項46または47に記載の配合物。
- 当該油の1種以上が遺伝的に修飾した植物に由来し、その場合、当該植物は飽和中鎖脂肪酸を産生するように修飾したものである請求項46または47に記載の配合物。
- 当該配合物が−10℃未満またはそれに等しい融点を有する請求項46〜58のいずれかに記載の配合物。
- 当該配合物が−20℃未満またはそれに等しい融点を有する請求項46〜58のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が直鎖アルキルエステルを含有してなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的に直鎖アルキルエステルからなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が分枝鎖アルキルエステルを含有しない請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸がイソプロピルエステルではない請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸がメチルエステルを含有してなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的にメチルエステルからなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸がエチルエステルを含有してなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的にエチルエステルからなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸がn−プロピルエステルを含有してなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的にn−プロピルエステルからなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸がn−ブチルエステルを含有してなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的にn−ブチルエステルからなる請求項46〜61のいずれかに記載の配合物。
- 脂肪酸混合物であって、
少なくとも50重量%の中鎖脂肪酸、ミリストレン酸(C14:1)、およびモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなり、その場合、当該飽和中鎖脂肪酸がカプリル酸(C8:0)を含有してなり、その場合の当該カプリル酸が該配合物の約25重量%まで、またミリスチン酸(C14:0)および飽和長鎖脂肪酸が10重量%未満を構成し;
その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており;そしてその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、n−ブチルエステル、およびイソプロピルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる;
混合物。 - 脂肪酸混合物であって、
少なくとも50重量%の中鎖脂肪酸、ミリストレン酸(C14:1)、およびモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなり、その場合、当該飽和中鎖脂肪酸がカプリル酸(C8:0)を含有してなり、その場合の当該カプリル酸が該配合物の約25重量%まで、またミリスチン酸(C14:0)および飽和長鎖脂肪酸が10重量%未満を構成し;
その場合、当該脂肪酸がアルキル−エステル化されており;そしてその場合のアルキル−エステル化脂肪酸が、直鎖アルキルエステルを含有してなる;
混合物。 - 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的に直鎖のアルキルエステルからなる請求項75に記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステルおよびn−ブチルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる請求項75または76に記載の混合物。
- 当該中鎖脂肪酸がカプリン酸(C10:0)を含有してなり、その場合、当該カプリン酸が該配合物の約30ないし約60重量%を構成する請求項74または75に記載の混合物。
- 当該飽和中鎖脂肪酸がラウリン酸(C12:0)を含有してなり、その場合、当該ラウ
リン酸が該配合物の約5ないし約20重量%を構成する請求項74または75に記載の混合物。 - 当該中鎖脂肪酸が12個以下の炭素を有する脂肪酸を含有してなる請求項74または75に記載の混合物。
- 当該混合物が8%未満のミリスチン酸および飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項74または75に記載の混合物。
- 当該混合物が6%未満のミリスチン酸および飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項74または75に記載の混合物。
- 当該混合物が約15%ないし約40%の飽和中鎖脂肪酸および約60%ないし約85%のモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項74または75に記載の混合物。
- 当該混合物が約60%ないし約85%の中鎖脂肪酸および約15%ないし約40%のモノ不飽和長鎖脂肪酸を含有してなる請求項74または75に記載の混合物。
- 当該モノ不飽和長鎖脂肪酸が、パルミトレン酸(C16:1)、オレイン酸(C18:1)、またはその組合せを含有してなる請求項74〜84のいずれかに記載の配合物。
- 当該混合物が−10℃以下の融点を有する請求項74〜85のいずれかに記載の混合物。
- 当該混合物が−20℃以下の融点を有する請求項74〜85のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が直鎖アルキルエステルを含有してなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的に直鎖のアルキルエステルからなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が分枝鎖アルキルエステルを含有しない請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、イソプロピルエステルではない請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、メチルエステルを含有してなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にメチルエステルからなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、エチルエステルを含有してなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にエチルエステルからなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、n−プロピルエステルを含有してなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にn−プロピルエステルからなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、n−ブチルエステルを含有してなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にn−ブチルエステルからなる請求項74〜87のいずれかに記載の混合物。
- 脂肪酸アルキルエステルの混合物であって、
少なくとも50重量%の飽和中鎖脂肪酸アルキルエステル、ミリストレン酸アルキルエステル、およびモノ不飽和長鎖脂肪酸アルキルエステル、および
10重量%未満のミリスチン酸アルキルエステルおよび飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルを含有してなり;その場合、該アルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、n−ブチルエステル、およびイソプロピルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる混合物。 - 脂肪酸アルキルエステルの混合物であって、
少なくとも50重量%の飽和中鎖脂肪酸アルキルエステル、ミリストレン酸アルキルエステル、およびモノ不飽和長鎖脂肪酸アルキルエステル、および
10重量%未満のミリスチン酸アルキルエステルおよび飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルを含有してなり;その場合、該アルキル−エステル化脂肪酸が、直鎖アルキルエステルを含有してなる混合物。 - 該アルキル−エステル化脂肪酸が、基本的に直鎖のアルキルエステルからなる請求項101に記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が、メチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステルおよびn−ブチルエステルからなる群より選択される1種以上のアルキルエステルを含有してなる請求項101または102に記載の混合物。
- 当該中鎖脂肪酸アルキルエステルがカプリル酸アルキルエステル(C8:0)を含有してなり、またその場合、当該カプリル酸アルキルエステルが該配合物の約25重量%までを構成する請求項100または101に記載の混合物。
- 当該中鎖脂肪酸アルキルエステルがカプリン酸アルキルエステル(C10:0)を含有してなり、またその場合、当該カプリン酸アルキルエステルが該配合物の約30ないし約60重量%を構成する請求項70に記載の混合物。
- 当該中鎖脂肪酸アルキルエステルがラウリン酸アルキルエステル(C12:0)を含有してなり、またその場合、当該ラウリン酸アルキルエステルが該配合物の約5ないし約20重量%を構成する請求項100または101に記載の混合物。
- 当該中鎖脂肪酸アルキルエステルが12個以下の炭素を有する脂肪酸アルキルエステルを含有してなる請求項100または101に記載の混合物。
- 当該混合物が8%未満のミリスチン酸アルキルエステルおよび飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルを含有してなる請求項100または101に記載の混合物。
- 当該混合物が6%未満のミリスチン酸アルキルエステルおよび飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルを含有してなる請求項100または101に記載の混合物。
- 当該混合物が約15%ないし約40%の中鎖脂肪酸アルキルエステルおよび約60%ないし約85%のモノ不飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルを含有してなる請求項100または101に記載の混合物。
- 当該混合物が約60%ないし約85%の中鎖脂肪酸アルキルエステルおよび約15%ないし約40%のモノ不飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルを含有してなる請求項100または101に記載の混合物。
- 当該モノ不飽和長鎖脂肪酸アルキルエステルが、パルミトレン酸脂肪酸アルキルエステル(C16:1),オレイン酸脂肪酸アルキルエステル(C18:1)、またはその組合せを含有してなる請求項100〜111のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が直鎖アルキルエステルを含有してなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が基本的に直鎖アルキルエステルからなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該アルキル−エステル化脂肪酸が分枝鎖アルキルエステルを含有しない請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、イソプロピルエステルではない請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にメチルエステルからなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、エチルエステルを含有してなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にエチルエステルからなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、n−プロピルエステルを含有してなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にn−プロピルエステルからなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、n−ブチルエステルを含有してなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 該エステル化脂肪酸が、基本的にn−ブチルエステルからなる請求項70〜112のいずれかに記載の混合物。
- 当該混合物が−10℃未満またはそれに等しい融点を有する請求項100〜123のいずれかに記載の混合物。
- 当該混合物が−20℃未満またはそれに等しい融点を有する請求項100〜123のいずれかに記載の混合物。
- 当該混合物が、
15%ないし25%のカプリル酸エチルエステル(C8);
25%ないし35%のカプリン酸エチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸エチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
15%ないし25%のカプリル酸n−プロピルエステル(C8);
25%ないし35%のカプリン酸n−プロピルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−プロピルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし15%のカプリル酸エチルエステル(C8);
30%ないし40%のカプリン酸エチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸エチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし15%のカプリル酸n−プロピルエステル(C8);
30%ないし40%のカプリン酸n−プロピルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−プロピルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし15%のカプリル酸n−ブチルエステル(C8);
30%ないし40%のカプリン酸n−ブチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−ブチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし10%のカプリル酸エチルエステル(C8);
30%ないし40%のカプリン酸エチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸エチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし10%のカプリル酸n−プロピルエステル(C8);
30%ないし40%のカプリン酸n−プロピルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−プロピルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし10%のカプリル酸n−ブチルエステル(C8);
30%ないし40%のカプリン酸n−ブチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−ブチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし10%のカプリル酸エチルエステル(C8);
25%ないし35%のカプリン酸エチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸エチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし10%のカプリル酸n−プロピルエステル(C8);
25%ないし35%のカプリン酸n−プロピルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−プロピルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が、
5%ないし10%のカプリル酸n−ブチルエステル(C8);
25%ないし35%のカプリン酸n−ブチルエステル(C10);
5%ないし20%のラウリン酸n−ブチルエステル(C12)
を含有してなる請求項100〜123に記載の混合物。 - 当該混合物が内燃機関での燃料としての使用に適する請求項100または101に記載の混合物。
- 当該混合物が燃料添加物、機能的流体、または凝固点降下剤としての使用に適する請求項100または101に記載の混合物。
- 請求項100または101に記載の混合物および石油ディーゼルを含有してなるバイオディーゼル配合物。
- 当該混合物が1%、2%、5%、10%、15%、および20%からなる群より選択される配合物の部分を含有してなる請求項139記載のバイオディーゼル配合物。
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JP (1) | JP2017222866A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112020548A (zh) * | 2018-02-01 | 2020-12-01 | 百奥博恩有限公司 | 来自植物油的甘油三酯混合物和烷基酯混合物及其应用 |
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2017
- 2017-06-29 JP JP2017128072A patent/JP2017222866A/ja active Pending
Non-Patent Citations (2)
Title |
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