JP2017211874A - 取引契約に係る処理を実行するための装置、方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】金融機関の窓口における各種手続きにおいて利用顧客は印鑑や通帳を持参する必要があり、それらの紛失や盗難リスクを考慮すると従来のサービスは必ずしも安全であるとはいえない。また、利用顧客は各種手続きに応じた書類を自らで選択し記載する必要があり、誤った書類を選択してしまったり、記載不備が発生したりといった問題もある。【解決手段】金融機関における窓口担当者が使用するコンピュータから、取引契約の申込み内容データおよび利用顧客の認証データを受信し、認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、申込み内容データおよび認証データに基づいて、取引契約データを作成し、取引契約データに基づいて、取引契約処理を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、取引契約方法およびシステムに関する。
従来、金融機関の窓口における口座開設をはじめ、現金引出し、住所変更などの各種契約手続きにおいて、利用顧客は各種手続きに応じた書類に署名および捺印し、必要事項を記載した上で窓口に申込みを行なっている。例えば、現金引出しでは、窓口担当者は申込み書類の形式点検および本人確認を行ない、目検による印鑑照合を行なった後、問題がなければ申込み書類に基づいた取引を実行している。
特許第4307606号 特許第4603675号
しかしながら、このような従来のサービス形態において利用顧客は印鑑や通帳を持参する必要があり、それらの紛失や盗難リスクを考慮すると従来のサービスは必ずしも安全であるとはいえない。また、利用顧客は各種手続きに応じた書類を自らで選択し記載する必要があり、誤った書類を選択してしまったり、記載不備が発生したりといった問題もある。さらに、利用顧客の署名・印影を保管する必要があるため、紙ベースの申込み書類を用いる必要がある。また、申込み書類は利用顧客が自らで記載しているため、窓口担当者は申込み内容に対する実体的な確認は行わず、形式な確認のみを行なっている。そのため、例えば、申し込み書類の引出し金額が誤って記載されていても利用顧客は取引実行後まで気付かない場合があり、手続きのやり直しが発生している。
一方で、電子署名および認証業務に関する法律(電子署名法)では、電子署名が手書き署名や印影と同等の法的効力を有することが規定されている。そのため、上記課題を解決するような、電子署名を用いた新たな取引契約方法およびシステムが求められている。
本発明は、このような目的を達成するために、金融機関の窓口における利用顧客との取引契約に係る処理を実行するサーバコンピュータであって、前記サーバコンピュータは、
第1のコンピュータから、前記取引契約の申込み内容に係るデータである申込み内容データを受信し、
前記第1のコンピュータまたは第2のコンピュータから、前記利用顧客の認証データを受信し、
前記認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、前記申込み内容データおよび前記認証データに基づいて、前記取引契約の実行内容に係るデータである取引契約データを作成し、
前記取引契約データに基づいて、前記取引契約に係る処理を実行する
ように構成されたことを特徴とする。
また、前段落に記載の発明において、前記認証データは前記利用顧客による手書きサインデータ、印影データ、および生体認証データのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
さらに、前2段落に記載のサーバコンピュータは、前記認証データを前記マスタデータと照合するようにさらに構成されたことを特徴とする。
また、前3段落に記載のサーバコンピュータは、前記第1のコンピュータ、前記第2のコンピュータ、または第3のコンピュータから、前記マスタデータを受信するようにさらに構成されたことを特徴とする。
さらに、前4段落に記載のサーバコンピュータは、前記認証データおよび前記取引契約データに基づいて、契約書の実物イメージでの保存を目的とした契約書ファイルを作成するようにさらに構成されたことを特徴とする。
さらに、前段落に記載のサーバコンピュータは、前記マスタデータおよび/または前記契約書ファイルにタイムスタンプを付与するようにさらに構成されたことを特徴とする。
さらに、前6段落に記載のサーバコンピュータは、前記取引契約が正常に実行された場合、前記取引契約データに基づいて、前記取引契約の顧客控えに係るデータである顧客控えデータを作成するようにさらに構成されたことを特徴とする。
また、本発明は、金融機関の窓口における利用顧客との取引契約に係る処理を実行する方法であって、前記方法は、
第1のコンピュータから、前記取引契約の申込み内容に係るデータである申込み内容データを受信するステップと、
前記第1のコンピュータまたは第2のコンピュータから、前記利用顧客の認証データを受信するステップと、
前記認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、前記申込み内容データおよび前記認証データに基づいて、前記取引契約の実行内容に係るデータである取引契約データを作成するステップと、
前記取引契約データに基づいて、前記取引契約に係る処理を実行するステップと
を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明は、金融機関の窓口における利用顧客との取引契約に係る処理を実行する方法をサーバコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、前記サーバコンピュータによって実行されると、前記サーバコンピュータに、
第1のコンピュータから、前記取引契約の申込み内容に係るデータである申込み内容データを受信させ、
前記第1のコンピュータまたは第2のコンピュータから、前記利用顧客の認証データを受信させ、
前記認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、前記申込み内容データおよび前記認証データに基づいて、前記取引契約の実行内容に係るデータである取引契約データを作成させ、
前記取引契約データに基づいて、前記取引契約に係る処理を実行させる
ことを特徴とする。
以上説明したように、本発明により、電子署名を用いた新たな取引契約方法およびシステムを提供する。これにより、金融機関における各種契約手続きにおいて、利用顧客は窓口に印鑑や通帳を持参しなくとも申込みを行なうことができる。また、紙ベースの申込み書類を廃止し、利用顧客の記入負担および記載不備の軽減を図ることができる。さらに、利用顧客と窓口担当者とが、申込み内容を一緒に確認することができ、手続きの効率化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る取引契約処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る申込み内容データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る取引契約データ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る顧客控えデータ記憶部に格納されたデータを示す図である。 本発明の一実施形態に係る契約書ファイルのイメージである。
本発明の実施形態に係る取引契約管理システムの概要を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るシステム構成を示す図である。図1において、データセンタなどに設置された取引契約管理サーバ101は、ネットワーク102(例えば、金融機関のイントラネット)を介して、1つまたは複数の窓口端末103a〜n(以下、まとめて「窓口端末103」という)と通信を行なうように構成されている。なお、図1において、取引契約管理サーバ101を単一のサーバとして示しているが、複数のサーバによる分散システムとして構成することも可能である。
窓口端末103は、金融機関における窓口担当者が使用する端末である。窓口担当者は利用顧客から取引に関するヒアリングを行ない、窓口端末103を用いて申込み内容を入力する。入力中または入力後の申込み内容は、ネットワーク102に接続されたディスプレイ104に表示され、利用顧客も確認することができる。また、利用顧客は、窓口端末103に接続されたサイン入力端末105を用いて、電子署名として利用される手書きサインを入力することができる。さらに、ディスプレイ104に替えて、またはディスプレイ104の他に、ネットワーク102にワイヤレス接続されたタブレットPC(図示せず)を用いて、利用顧客が申込み内容の確認および入力を行なうこともできる。
サイン入力端末105は、タッチパネル部を備え、付属のスタイラスペンなどを用いて、手書きサインを入力することができる。さらに、サイン入力端末105は、印鑑の印面部を撮影し、撮影した印影を画像データ化(電子データ化)することができる印面撮影部を備えることもできる。
サイン入力端末105を介して入力された手書きサインデータは、窓口端末103によって取引契約管理サーバ101に送信され、予め登録されたマスタデータ(以下、手書きサインデータのマスタデータを「マスタサインデータ」という)と照合される。一方、サイン入力端末105を介して入力された印影データについては、窓口端末103が、対応するマスタデータ(以下、印影データのマスタデータを「マスタ印影データ」という)を取引契約管理サーバ101に要求し、送信されたマスタ印影データを窓口端末103に画面表示することで、窓口担当者によって、サイン入力端末105を介して入力された印影データと照合(目検)される。ただし、取引契約管理サーバ101または窓口端末103が、入力された印影データとマスタ印影データとの画像マッチングなどにより一致率を算出し、自動照合することもできる。なお、マスタサインデータおよびマスタ印影データの登録も、利用顧客の口座開設時に、従来のような申込み用紙(紙ベース)を用いることなく、サイン入力端末105によって行なうことができる。さらに、マスタ印影データについては、サイン入力端末105を用いずに、紙に捺印された印影を撮影して登録することもできる。
手書きサインデータの照合結果は、取引契約管理サーバ101から窓口端末103に送信され、窓口端末103に表示される。印影データの照合結果は、窓口端末103を介して窓口担当者により入力される。照合結果に問題なければ、窓口担当者は窓口端末103を用いて取引契約の実行指示を取引契約管理サーバ101に送信する。取引契約管理サーバ101は当該実行指示を受信すると、取引契約データを作成し、取引契約処理を実行する。また、取引契約を正常に実行した場合、取引契約管理サーバ101は顧客控えデータを作成し、ネットワークプリンタ(図示せず)などを介して顧客控え(紙ベース)を印刷することができる。さらに/または、顧客控えを利用顧客が所有する端末に送信および保存することもできる。
次に、取引契約管理サーバ101の構成を詳細に説明する。なお、図1では、単一のサーバコンピュータシステムを想定し、必要な構成だけを示している。
取引契約管理サーバ101は、それぞれがシステムバス115を介して接続された、CPU110、RAM111、入力装置112、出力装置113、通信制御装置114、および記憶装置116を備えている。記憶装置116は不揮発性記憶媒体(ROMやHDDなど)で構成され、取引契約管理システムの各機能を発揮するためのソフトウェアプログラムを格納したプログラム格納領域と、当該ソフトウェアプログラムで取り扱うデータを格納したデータ格納領域とを備えている。以下に説明するプログラム格納領域における各手段は、実際は独立したソフトウェアプログラム、そのルーチンやコンポーネントなどであり、記憶装置116に格納されている。各手段は、実行時にCPU110によって記憶装置116から呼び出されRAM111のワークエリアに展開されることで、データベースなどに適宜アクセスしながら各機能を発揮することができる。
記憶装置116におけるプログラム格納領域に格納されているソフトウェアプログラムは、本発明に関連するものだけを列挙すると、申込み受付手段120、認証手段121、タイムスタンプ付与手段122、取引契約実行手段123、および顧客控え発行手段124を備えている。これらの手段は、CPU110によって実行される。
申込み受付手段120は、窓口端末103から申込み内容データを受信し、申込み内容データ記憶部130に格納する。
認証手段121は、窓口端末103を介してサイン入力端末105からの手書きサインデータを受信し、予め登録されたマスタサインデータと照合する。さらに、認証手段121は、窓口端末103に照合結果を送信する。また、認証手段121は、窓口端末103からの要求に応答し、予め登録されたマスタ印影データを取得し、窓口端末103に送信する。マスタ印影データは、窓口担当者によって印影データと照合(目検)される。
タイムスタンプ付与手段122は、データ改変防止のため、手書きサインデータや印影データ、および契約書ファイルに対し、登録時のタイムスタンプを付与する。
取引契約実行手段123は、取引契約データを作成し、取引契約データ記憶部131に格納する。さらに、取引契約実行手段123は、作成した取引契約データに基づいて取引契約処理を実行する。
顧客控え発行手段124は、取引契約が正常に実行された場合に、顧客控えデータを作成し、顧客控えデータ記憶部132に格納する。さらに、顧客控え発行手段124は、作成した顧客控えデータを、ネットワークプリンタや他の端末に送信する。
次に、記憶装置116におけるデータ格納領域は、本発明に関連するものだけを列挙すると、申込み内容データ記憶部130、取引契約データ記憶部131、および顧客控えデータ記憶部132を備える。いずれも、記憶装置116内に確保された一定の記憶領域である。
申込み内容データ記憶部130は、取引契約の申込み内容に係るデータを格納する。当該データは、取引契約を申し込む利用顧客に対し窓口担当者がヒアリングし、窓口担当者によって窓口端末103を介して登録される。または、他の端末(例えば、顧客入力用のタブレットPC)を用いて、利用顧客が登録することもできる。図3は、本発明の一実施形態に係る申込み内容データ記憶部130に格納されたデータを示す図である。図3における申込み内容データは、取引が申し込まれた日時(厳密には、窓口担当者によって本データが登録された日時)を示す「申込日時」、利用顧客の氏名を示す「顧客氏名」、顧客氏名のカナ読みを示す「顧客カナ」、利用顧客口座の支店を一意に示す「顧客口座支店コード」、利用顧客口座を一意に示す「顧客口座番号」、利用顧客口座の科目を一意に示す「顧客口座科目」、取引内容の種類を一意に示す「取引種別」、取引の対象となる口座(以下、「取引対象口座」という)の支店を一意に示す「取引口座支店コード」、取引対象口座を一意に示す「取引口座番号」、取引対象口座の科目を一意に示す「取引口座科目」、および取引の金額を示す「取引金額」を格納する。「顧客口座科目」および「取引口座科目」には、各口座における預金の種類を示すコード、例えば、1:普通預金、2:当座預金、3:貯蓄預金、・・・が格納される。「取引種別」は、取引内容の種類を示すコード、例えば、1:現金引出し、2:預入れ、3:振込み・・・が格納される。本データは取引種別に対して共通のフォーマットであり、取引対象口座に係るデータ項目(データ列)には、取引内容が振込みの場合は振込先の口座データが格納され、現金引出しや預入れの場合は利用顧客の口座データが格納される。すなわち、取引内容が現金引出しや預入れの場合は、顧客口座に係るデータ項目と、取引対象口座に係るデータ項目は同一内容になる。そのため、本データは、取引種別ごとに別フォーマットとして構成することができる。例えば、取引内容が現金引出しや預入れの場合、顧客口座に関するデータ項目で足りるため、取引対象口座に関するデータ項目は設けないように構成することもできる。このように、図3で示されるデータ項目は、あくまでも一例であり、データ項目の追加、削除を妨げるものではない(以下に示す各データについても同様である)。
取引契約データ記憶部131は、利用顧客によって合意された取引内容に係るデータを格納する。図4は、本発明の一実施形態に係る取引契約データ記憶部131に格納されたデータを示す図である。図4における取引契約データは、取引を一意に識別するための「取引番号」、取引契約を行なう利用顧客の氏名を示す「顧客氏名」、顧客氏名のカナ読みを示す「顧客カナ」、利用顧客口座の支店を一意に示す「顧客口座支店コード」、利用顧客口座を一意に示す「顧客口座番号」、利用顧客口座の科目を一意に示す「顧客口座科目」、取引内容の種類を一意に示す「取引種別」、取引対象口座の支店を一意に示す「取引口座支店コード」、取引対象口座を一意に示す「取引口座番号」、取引対象口座の科目を一意に示す「取引口座科目」、取引の金額を示す「取引金額」、取引契約に係る契約書ファイルを格納するための、または当該ファイルの格納先を示す「契約書ファイル」、本データの登録された日時(すなわち取引内容が合意された日時)を示す「登録日時」、および取引契約を担当した窓口担当者を一意に示す「窓口担当コード」を格納する。「取引番号」はシーケンス番号であり、本データのレコードが作成される度に採番され、格納される。「顧客口座科目」、「取引種別」、および「取引口座科目」については、申込み内容データ(図3)における同名のデータ項目と同様である。
また、取引契約データ(図4)における「契約書ファイル」は、契約書ファイルそのもの(例えば、PDFファイル)を格納することもできるし、格納先のアドレスデータを格納することもできる。ここで、図6は、本発明の一実施形態に係る契約書ファイル(例えば、PDFファイル)のイメージである。このように、契約書ファイルは、サイン入力端末105を介して入力された手書きサインデータおよび/または印影データを埋め込んで、契約書(紙ベース)の実物イメージで保存される。また、データ改変防止のため、契約書ファイルをハッシュ変換した上で、電子署名およびタイムスタンプを付与するなどして保存することもできる。
顧客控えデータ記憶部132は、取引契約をした際に発行される顧客控えに係るデータを格納する。図5は、本発明の一実施形態に係る顧客控えデータ記憶部132に格納されたデータを示す図である。図5における顧客控えデータは、取引契約を行なった利用顧客の氏名を示す「顧客氏名」、顧客氏名のカナ読みを示す「顧客カナ」、利用顧客口座の支店を一意に示す「顧客口座支店コード」、利用顧客口座の支店名を示す「顧客口座支店名」、利用顧客口座を一意に示す「顧客口座番号」、利用顧客口座の科目を示す「顧客口座科目」、取引内容を示す「取引内容」、取引対象口座の支店を一意に示す「取引口座支店コード」、取引対象口座の支店名を示す「取引口座支店名」、取引対象口座を一意に示す「取引口座番号」、取引対象口座の科目を示す「取引口座科目」、取引の金額を示す「取引金額」、および取引契約を行なった日を示す「手続き日」を格納する。「顧客口座支店名」および「取引口座支店名」はそれぞれ、「顧客口座支店コード」および「取引口座支店コード」を検索キーとして、口座に係るデータを格納した口座データ(図示せず)から取得することができる。「顧客口座科目」および「取引口座科目」も同様に、科目を一意に示すコード(取引契約データ(図4)における「顧客口座科目」および「取引口座科目」)を検索キーとして口座データから取得することができる。
次に、図2のフローチャート、および図3−5のデータを参照して、本発明の一実施形態に係る取引契約処理を流れに沿って説明する。本処理は、金融機関の窓口における現金引出しなどの各種契約手続きの申込み受付から契約実行までの一連の取引契約処理を、コンピュータシステムを介して行なうものである。
図2は、本発明の一実施形態に係る取引契約処理を示すフローチャートである。本処理フローは、利用顧客が窓口に通帳またはキャッシュカードを提示し、本人確認が完了した後、窓口担当者が利用顧客から取引に関するヒアリングするところから始まる。また、本処理フローにおける処理は、原則として、取引契約管理サーバ101によって提供されるWebサイト(またはイントラサイトであってもよい)を窓口担当者が窓口端末103を介して操作し、窓口端末103からの実行指示に基づいて、取引契約管理サーバ101によって実行されることを想定している。
まず、ステップ201において、申込み受付手段120は、窓口端末103または他の端末から申込み内容データ(図3)を受信し、申込み内容データ記憶部130に格納する。当該申込み内容データは、利用顧客からヒアリングした申込み内容に関するデータであり、窓口担当者によって窓口端末103を介して、または利用顧客によって他の端末(例えば、顧客入力用のタブレットPC)を介して、入力および送信される。
ステップ201の後、認証手段121は、窓口端末103または他の端末を介して、サイン入力端末105を用いて入力された利用顧客の認証データを受信する(ステップ202)。当該認証データは、利用顧客によって入力された手書きサインデータ、印鑑の印影データ、ならびに指紋、静脈、虹彩および網膜などの生体認証データのうちの少なくとも1つを含む。
ステップ202の後、認証手段121は、受信した認証データが印影データか否かを判定する(ステップ203)。認証データが印影データでない場合、ステップ203のNoルートに進み、認証手段121は、手書きサインデータを、予め登録されたマスタサインデータと照合する(ステップ204)。手書きサインデータの照合は、特許文献1および特許文献2において開示される従来技術のように、スタイラスペンによってサイン入力端末105のタッチパネル部に描かれる軌跡やその筆圧などに基づいて、手書きサインが、利用顧客本人のものであるか否かを自動判定するものである。なお、ステップ204について、認証データが手書きサインデータであることを前提に説明したが、認証データが生体認証データである場合もステップ204を実行する。生体認証データのマスタデータも、専用装置を用いてデータ取得し、取引契約管理サーバ101に予め登録しておく(または生体認証機能付きICキャッシュカードに登録しておくこともできる)。
一方、認証データが印影データである場合、ステップ203のYesルートに進み、窓口担当者によって印影データの照合が行なわれる。印影データの照合は、例えば、窓口端末103に表示された印影データと、予め登録されたマスタ印影データとの印影を、窓口担当者が目検により比較し、一致するか否かを判定するものである。他方で、入力された印影データと登録済みのマスタ印影データとの一致率を、認証手段121による画像マッチング処理により算出することで印影データの照合を行なうこともできる。
ここで、手書きサインのマスタサインデータや、印鑑のマスタ印影データは、例えば、利用顧客本人により口座開設時に予め登録され、取引契約管理サーバ101または他のデータベースサーバに口座データと関連付けられて保存される。各マスタデータの登録は、サイン入力端末105を用いて行なわれる(またはサイン入力端末105を用いずに、紙に捺印された印影を撮影して登録することもできる)。なお、一致率の判定に許容幅を持たせるため、複数回の入力を行ない、複数のマスタデータを保存しておくこともできる。これにより、照合時に認証データと複数のマスタデータとを比較することにより、認証データがいずれかのマスタデータと一致すれば、照合OKと判定することができる。または複数のマスタデータから許容幅を考慮した1つのマスタデータを作成して保存しておくこともできる。なお、マスタデータは、認証毎に取得される認証データから経時変化を反映させたり、その履歴を保存したりするなどし、認証精度を上げることができる。また、マスタデータはデータ漏洩および改変対策のため、暗号化およびハッシュデータ化され、電子署名およびタイムスタンプを付与するなどして保存することもできる。タイムスタンプは、例えば、外部のタイムスタンプサーバ(図示せず)に対しマスタデータのハッシュ値を送信し、タイムスタンプサーバが当該ハッシュ値に対し時刻情報を結合することで生成される。
手書きサインデータの照合(ステップ204)および/または印影データの照合の後、認証手段121は、照合結果がOKかNGかを判定する(ステップ205)。当該照合結果は、自動判定の場合はその結果データ、窓口担当者による目検の場合は窓口端末103により入力および送信される結果データに基づく。照合結果により、認証データが本人のものであると認められない場合(照合結果はNG)、ステップ205のNoルートに進み、本処理は終了する。なお、この場合、照合結果がNGである旨を認証手段121から窓口端末103に通知し、再度、認証データを入力し直すことで、ステップ202からやり直すこともできる。
一方、照合結果により、認証データが本人のものであると認められる場合(照合結果はOK)、ステップ205のYesルートに進み、取引契約実行手段123は、受信した申込み内容データ(図3)および認証データなどに基づいて、取引契約データ(図4)を作成し、取引契約データ記憶部131に格納する(ステップ206)。なお、この際、作成した取引契約データと共に、手書きサインデータおよび/または印影データを埋め込んだ契約書ファイル(例えば、図6に示すようなPDFファイル)が作成される。
ステップ206の後、取引契約実行手段123は、作成した取引契約データに基づいて取引契約処理を実行する(ステップ207)。なお、ステップ207は、窓口担当者による検証(最終確認)のため、窓口端末103からの実行指示の受信を待ってから実行することもできる。
ステップ207の後、タイムスタンプ付与手段122は、作成した契約書ファイルの改変防止のため、タイムスタンプを取得し、契約書ファイルに対し付与する(ステップ208)。より具体的には、例えば、タイムスタンプ付与手段122が、契約書ファイルをハッシュ変換した後、外部のタイムスタンプサーバに送信する。その後、タイムスタンプサーバは、受信した契約書ファイルのハッシュ値に対し時刻情報を結合することでタイムスタンプを生成し、生成したタイムスタンプをタイムスタンプ付与手段122(取引契約管理サーバ101)に送信する。タイムスタンプ付与手段122は、受信したタイムスタンプを契約書ファイルに付与し、タイムスタンプを付与した契約書ファイルを、取引契約管理サーバ101または他のデータベースサーバに保存する。
ステップ208の後、顧客控え発行手段124は、取引契約データに基づいて顧客控えデータ(図5)を作成し、顧客控えデータ記憶部132に格納する(ステップ209)。また、顧客控え発行手段124は、作成した顧客控えデータをネットワークプリンタに送信することにより、利用顧客の控え(紙ベース)を印刷することができる。さらに、顧客控え発行手段124は、顧客控えデータを利用顧客が所有する端末に送信および保存することもできる。または、取引契約管理サーバ101によって提供されるWebサイトに対し、利用顧客が利用者端末などを介してログインすることで、顧客控えデータ記憶部132に格納された顧客控えデータを参照することもできる。ステップ209の後、本処理は終了する。なお、ステップ201−209は、あくまでも一実施形態であり、ステップの順序は図2のフローに限定されない(例えば、ステップ201および202の順序は逆であってもよいし、両ステップを1つの受信処理として同時に実行することもできる)。また、各ステップ全てが必須ステップではない(例えば、ステップ209の顧客控えデータの作成および出力処理は必要に応じて実行してもよい)。
以上より、本発明により、電子署名を用いた新たな取引契約方法およびシステムを提供する。これにより、金融機関における各種契約手続きにおいて、利用顧客は窓口に印鑑や通帳を持参しなくとも申込みを行なうことができる。また、紙ベースの申込み書類を廃止し、利用顧客の記入負担および記載不備の軽減を図ることができる。さらに、利用顧客と窓口担当者とが、申込み内容を一緒に確認することができ、手続きの効率化を図ることができる。
本発明は、取引契約に係る処理を実行するための装置、方法およびコンピュータプログラムに関する。

Claims (9)

  1. 金融機関の窓口における利用顧客との取引契約に係る処理を実行するサーバコンピュータであって、前記サーバコンピュータは、
    第1のコンピュータから、前記取引契約の申込み内容に係るデータである申込み内容データを受信し、
    前記第1のコンピュータまたは第2のコンピュータから、前記利用顧客の認証データを受信し、
    前記認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、前記申込み内容データおよび前記認証データに基づいて、前記取引契約の実行内容に係るデータである取引契約データを作成し、
    前記取引契約データに基づいて、前記取引契約に係る処理を実行する
    ように構成されたことを特徴とするサーバコンピュータ。
  2. 前記認証データは前記利用顧客による手書きサインデータ、印影データ、および生体認証データのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のサーバコンピュータ。
  3. 前記認証データを前記マスタデータと照合するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のサーバコンピュータ。
  4. 前記第1のコンピュータ、前記第2のコンピュータ、または第3のコンピュータから、前記マスタデータを受信するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサーバコンピュータ。
  5. 前記認証データおよび前記取引契約データに基づいて、契約書の実物イメージでの保存を目的とした契約書ファイルを作成するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のサーバコンピュータ。
  6. 前記マスタデータおよび/または前記契約書ファイルにタイムスタンプを付与するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項5に記載のサーバコンピュータ。
  7. 前記取引契約が正常に実行された場合、前記取引契約データに基づいて、前記取引契約の顧客控えに係るデータである顧客控えデータを作成するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のサーバコンピュータ。
  8. 金融機関の窓口における利用顧客との取引契約に係る処理を実行する方法であって、前記方法は、
    第1のコンピュータから、前記取引契約の申込み内容に係るデータである申込み内容データを受信するステップと、
    前記第1のコンピュータまたは第2のコンピュータから、前記利用顧客の認証データを受信するステップと、
    前記認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、前記申込み内容データおよび前記認証データに基づいて、前記取引契約の実行内容に係るデータである取引契約データを作成するステップと、
    前記取引契約データに基づいて、前記取引契約に係る処理を実行するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  9. 金融機関の窓口における利用顧客との取引契約に係る処理を実行する方法をサーバコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、前記サーバコンピュータによって実行されると、前記サーバコンピュータに、
    第1のコンピュータから、前記取引契約の申込み内容に係るデータである申込み内容データを受信させ、
    前記第1のコンピュータまたは第2のコンピュータから、前記利用顧客の認証データを受信させ、
    前記認証データと予め登録されたマスタデータとの照合結果に問題がない場合、前記申込み内容データおよび前記認証データに基づいて、前記取引契約の実行内容に係るデータである取引契約データを作成させ、
    前記取引契約データに基づいて、前記取引契約に係る処理を実行させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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