JP2017208760A - 携帯端末および検知プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーの開口部の形状を検知することができる携帯端末を提供する。【解決手段】開口部210を有する開閉可能なカバー200が装着され得る携帯端末100は、表示部105を備える。表示部105の一部は、カバー200が閉じられている閉状態において開口部210に覆われる。携帯端末100は、携帯端末100に対する入力を受け付けるための受付部と、携帯端末100を制御するための制御部とを備える。制御部は、表示部105にオブジェクト50を表示し、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変え、受付部が上記入力を受け付けている間におけるオブジェクト50の表示位置を記憶する。【選択図】図1
Description
本開示は、携帯端末に装着され得るカバーの開口部の形状を検知するための技術に関する。
開閉可能なカバーを装着することが可能な携帯端末(たとえば、スマートフォンなど)が普及している。カバーは、閉じられている状態で携帯端末の表示部を覆い、表示部の破損を防止する。
カバーを装着することが可能な携帯端末に関し、特開2003−216299号公報(特許文献1)は、「液晶保護カバーで液晶表示画面を覆った場合の操作性の低下を抑えること」を目的とする保護カバー付携帯情報端末を開示している。
近年、開口部を有するカバーが普及している。カバーが閉じられると、開口部は、携帯端末の表示部に重なる。これにより、カバーが閉じられた状態であっても、ユーザは、開口部における表示内容を確認したり、開口部に対してタッチ操作を行ったりすることができる。
市場には様々な種類のカバーが普及しており、カバーにおける開口部の位置は、カバーの種類に応じて変わる。そのため、カバーの開口部の形状を検知することが可能な携帯端末が望まれている。
特許文献1に開示される保護カバー付携帯情報端末は、形状が既知であるカバーが装着された場合における操作性の低下を抑えるものであり、様々な種類のカバーに対応するものではない。
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、カバーの開口部の形状を検知することが可能な携帯端末を提供することである。他の局面における目的は、カバーの開口部の形状を検知することが可能な検知方法を提供することである。さらに他の局面における目的は、カバーの開口部の形状を検知することが可能な検知プログラムを提供することである。
ある局面に従うと、開口部を有する開閉可能なカバーが装着され得る携帯端末は、表示部を備える。上記表示部の一部は、上記カバーが閉じられている閉状態において上記開口部に覆われる。上記携帯端末は、上記携帯端末に対する入力を受け付けるための受付部と、上記携帯端末を制御するための制御部とを備える。上記制御部は、上記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変え、上記受付部が上記入力を受け付けている間における上記オブジェクトの表示位置を記憶する。
他の局面に従うと、開口部を有する開閉可能なカバーが装着され得る携帯端末は、表示部を備える。上記表示部の一部は、上記カバーが閉じられている閉状態において上記開口部に覆われる。上記携帯端末は、上記携帯端末が受けた光の光量を検知するためのセンサと、上記携帯端末を制御するための制御部とを備える。上記制御部は、上記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変え、上記センサによって検知される光量が予め定められた値よりも大きいときに上記オブジェクトの表示位置を記憶する。
好ましくは、上記記憶された表示位置を含む上記表示部内の領域を第1表示領域とし、上記表示部内における上記第1表示領域以外の領域を第2表示領域とした場合、上記制御部は、上記閉状態において、上記第2表示領域の輝度を上記第1表示領域の輝度よりも下げる。
好ましくは、上記制御部は、上記閉状態において、上記第2表示領域の輝度をゼロにする。
好ましくは、上記予め定められた表示ルールは、上記オブジェクトが同じ位置に表示されないように、上記表示部内で上記オブジェクトの表示位置を順次ずらすことを含む。
好ましくは、上記予め定められた表示ルールは、上記オブジェクトが同じ位置に表示されないように、上記表示部内で上記オブジェクトをランダムに変えることを含む。
好ましくは、上記受付部は、上記入力としてタッチ操作を受け付けるためのタッチパネルを含む。上記制御部は、上記タッチパネルが上記タッチ操作を受け付けている間における上記オブジェクトの表示位置を記憶する。
他の局面に従うと、携帯端末に装着され得るカバーの開口部の形状を検知することが可能な検知プログラムが提供される。上記携帯端末は、表示部を備える。上記表示部の一部は、上記カバーが閉じられている閉状態において上記開口部に覆われる。上記検知プログラムは、上記携帯端末に、上記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変えるステップと、上記携帯端末に対する入力を受け付けている間における上記オブジェクトの各表示位置を記憶するステップとを実行させる。
他の局面に従うと、携帯端末に装着され得るカバーの開口部の形状を検知することが可能な検知プログラムが提供される。上記携帯端末は、表示部を備える。上記表示部の一部は、上記カバーが閉じられている閉状態において上記開口部に覆われる。上記検知プログラムは、上記携帯端末に、上記携帯端末が受けた光の光量を検知するステップと、上記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変えるステップと、上記光量が予め定められた値よりも大きいときに上記オブジェクトの表示位置を記憶するステップとを実行させる。
ある局面において、携帯端末に装着され得るカバーの開口部の形状を検知することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[開口部の検知処理]
図1を参照して、第1の実施の形態に従う携帯端末100の概要について説明する。図1は、カバー200の開口部210の検知処理を時系列で示す図である。
[開口部の検知処理]
図1を参照して、第1の実施の形態に従う携帯端末100の概要について説明する。図1は、カバー200の開口部210の検知処理を時系列で示す図である。
図1には、スマートフォンとしての携帯端末100が示されているが、携帯端末100は、スマートフォンに限定されない。たとえば、携帯端末100は、タブレット端末、デジタルカメラ、電子辞書、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、またはその他の表示部を備える携帯機器であってもよい。
携帯端末100は、表示部105を有する。表示部105には、後述するタッチパネル106(図5参照)が重ねられており、表示部105は、タッチ操作を受け付けることができる。
携帯端末100には、カバー200が装着され得る。カバー200には、開口部210が形成されている。ステップS1に示されるように、カバー200が開かれている状態においては、カバー200は、表示部105を覆わない。以下では、カバー200が携帯端末100の表示部105を覆っていない状態を「開状態」ともいう。カバー200が携帯端末100の表示部105を覆っている状態を「閉状態」ともいう。
ステップS2において、カバー200がユーザによって閉じられたとする。表示部105の一部は、カバー200が閉じられている閉状態において開口部210に覆われる。すなわち、カバー200の開口部210は、閉状態において、表示部105に重ねられる。ユーザは、カバー200を閉じた状態であっても、開口部210内の表示部分に対してはタッチ操作を行なうことができる。
携帯端末100は、後述の方法でカバー200の閉状態を検知することができる。ステップS2において、携帯端末100は、閉状態を検知したことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示する。オブジェクト50は、たとえば、画像である。ユーザがオブジェクト50を視認しやすいように、携帯端末100は、オブジェクト50の表示色を背景色とは異ならせる。一例として、オブジェクト50の表示色には、背景色の補色が採用される。たとえば、オブジェクト50の表示色は白であり、表示部105の背景色は黒である。
携帯端末100は、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変える。図1の例では、携帯端末100は、オブジェクト50を同じ位置に表示しないように、表示部105内でオブジェクト50の表示位置を順次ずらしている。
ステップS3において、オブジェクト50は、開口部210内を移動している。このとき、ユーザは、開口部210を介してオブジェクト50を視認することができる。オブジェクト50が開口部210内を移動している間に、ユーザは、開口部210内の表示領域をタッチする。携帯端末100は、タッチ入力を受け付けている間におけるオブジェクト50の表示位置を記憶する。これにより、携帯端末100は、閉状態時におけるカバー200の開口部210の位置を検知することができる。
以下では、ステップS3で記憶された各表示位置を含む表示部105内の領域を「開口領域105A」(第1表示領域)ともいう。表示部105内における窓領域以外の領域を「非開口領域105B」(第2表示領域)ともいう。
ステップS4において、カバー200が開かれたとする。携帯端末100は、カバー200の開状態を検知したことに基づいて、現在設定されている開口領域105Aを更新するための確認画面を表示する。当該確認画面には、たとえば、ボタン51,52が表示される。携帯端末100は、ボタン51の押下を検知すると開口領域105Aの設定を更新する。携帯端末100は、ボタン52の押下を検知すると、開口領域105Aの設定を更新しない。ボタン52が押下された場合には、携帯端末100は、図1に示される処理を終了してもよいし、ステップS1〜S3の処理を再び実行してもよい。ステップS4においては、ボタン51が押下され、開口領域105Aの設定が更新されたとする。
ステップS5において、携帯端末100は、開口領域105Aが設定されている状態でカバー200Aの閉状態を検知した場合に、開口領域105Aの表示態様と非開口領域105Bの表示態様とを異ならせる。
ある局面において、携帯端末100は、非開口領域105Bの輝度を開口領域105Aの輝度よりも下げる。これにより、携帯端末100は、装着されるカバーの種類に合わせて表示電力を抑制することができる。また、ユーザは、カバー200が閉じられた状態であっても、開口領域105Aにおける表示内容を確認したり、開口領域105Aに対してタッチ操作を行ったりすることができる。
好ましくは、携帯端末100は、非開口領域105Bにおける輝度をゼロにする。非開口領域105Bが消灯されることにより、表示電力がさらに抑制される。
他の局面において、携帯端末100は、開口領域105Aの形状および位置に合わせてコンテンツを表示する。コンテンツは、たとえば、時計、操作ボタン、メッセージ、その他の画像などを含む。表示されるコンテンツは、開口領域105Aの形状や位置ごとに予め規定されている。これにより、携帯端末100は、カバー200の種類を変える度に開口領域105Aに表示されるコンテンツが変わることができる。
なお、図1には開口領域105Aが矩形である例が示されているが、開口領域105Aは、矩形に限定されない。たとえば、開口領域105Aは、円形、楕円形、多角形、ハート型、またはその他の閉形状であってもよい。また、図1には、開口領域105Aが1つだけ検知される例が示されているが、複数の開口領域105Aが検知されてもよい。
また、図1には、オブジェクト50が円形である例が示されているが、オブジェクト50は、円形に限定されない。たとえば、オブジェクト50は、矩形、楕円形、多角形、またはその他の形状であってもよい。
また、ステップS3では、携帯端末100がタッチ入力を受け付けた場合にオブジェクト50の表示位置を記憶する例について説明を行なったが、携帯端末100は、他の入力を受け付けている間にオブジェクト50の表示位置を記憶してもよい。当該他の入力は、たとえば、キー108(図5参照)に対する操作入力、マイク112(図5参照)に対する音声入力、後述の「第3の実施の形態」で説明する外光の入力などである。
[携帯端末100の機能構成]
図2および図3を参照して、携帯端末100の機能構成について説明する。図2は、携帯端末100の機能構成の一例を示す図である。
図2および図3を参照して、携帯端末100の機能構成について説明する。図2は、携帯端末100の機能構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、携帯端末100の制御装置101は、機能構成の一例として、検知部150と、オブジェクト制御部152と、書込部154と、特定部156と、表示制御部158とを含む。
検知部150は、カバー200(図1参照)の開状態および閉状態を検知する。開状態および閉状態の検知方法は任意である。一例として、検知部150は、後述する磁気センサ109(図5参照)からの出力値に基づいてカバー200の閉状態を検知する。より具体的には、携帯端末100およびカバー200にはそれぞれ磁石が設けられており、カバー200が閉じられた状態で互いの磁石は接触する。磁気センサ109の出力値は、磁石同士の接触により生じる磁気の変化に応じて変化する。検知部150は、磁気センサ109の出力値が一定時間内に所定量以上変化した場合に、カバー200の閉状態を検知する。
オブジェクト制御部152は、カバー200の閉状態が検知されたことに基づいて、表示部105(図1参照)にオブジェクト50(図1参照)を表示し、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変える。また、オブジェクト制御部152は、オブジェクト50の表示位置を書込部154に出力する。
書込部154は、携帯端末100に対する入力を受け付けている間におけるオブジェクト50の表示位置を座標情報122に書き込む。当該入力は、たとえば、タッチ操作である。ある局面において、書込部154は、表示部105の任意の位置がタッチされたときにオブジェクト50の表示位置を座標情報122に書き込む。他の局面において、書込部154は、オブジェクトの表示位置とタッチ位置とが一致したときに、オブジェクト50の表示位置を座標情報122に書き込む。
図3は、座標情報122のデータ構造の一例を示す図である。図3に示されるように、オブジェクト50の表示位置は、表示部150内における座標値で表わされる。
特定部156は、座標情報122を参照して、開口領域105Aを特定する。一例として、特定部156は、座標情報122に規定されている座標群の外郭を開口領域105Aとして特定する。特定された開口領域105Aは、表示制御部158に出力される。
表示制御部158は、カバー200の閉状態時において、開口領域105Aの形状に合わせた表示を行なう。一例として、表示制御部158は、開口領域105Aにおける表示態様と非開口領域105Bにおける表示態様とを異ならせる。ある局面において、表示制御部158は、非開口領域105Bにおける輝度を開口領域105Aにおける輝度よりも下げる。これにより、表示電力が抑制される。他の局面において、表示制御部158は、開口領域105Aの形状および位置に合わせてコンテンツ(たとえば、画像)を表示する。コンテンツは、たとえば、時計、操作ボタン、メッセージ、その他の画像などを含む。これにより、ユーザは、カバー200の閉状態時においても、開口部210を介してコンテンツの内容を確認することができる。
[携帯端末100の制御構造]
図4を参照して、携帯端末100の制御構造について説明する。図4は、開口領域105A(図1参照)の検知処理を示すフローチャートである。図4の処理は、携帯端末100の制御装置101(図2参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
図4を参照して、携帯端末100の制御構造について説明する。図4は、開口領域105A(図1参照)の検知処理を示すフローチャートである。図4の処理は、携帯端末100の制御装置101(図2参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS10において、制御装置101は、開口領域105A(図1参照)を検知するための検知アプリが起動されたか否かを判断する。制御装置101は、検知アプリが起動されたと判断した場合(ステップS10においてYES)、制御をステップS12に切り替える。そうでない場合には(ステップS10においてNO)、制御装置101は、ステップS10の処理を再び実行する。
ステップS12において、制御装置101は、開口領域105Aの検知アプリの初期画面を表示する。
ステップS20において、制御装置101は、検知部150(図2参照)として、カバー200が閉じられたか否かを判断する。制御装置101は、カバー200が閉じられたと判断した場合(ステップS20においてYES)、制御をステップS22に切り替える。そうでない場合には(ステップS20においてNO)、制御装置101は、ステップS20の処理を再び実行する。
ステップS22において、制御装置101は、オブジェクト制御部152(図2参照)として、携帯端末100の表示部105にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクトの表示位置を移動する。一例として、制御装置101は、オブジェクトに表示部105を走査させる。
ステップS30において、制御装置101は、表示部105に対するタッチ操作を検知したか否かを判断する。このとき、制御装置101は、タッチ操作を検知する代わりに、携帯端末100に対するキー操作やユーザの音声を検知してもよい。制御装置101は、表示部105に対するタッチ操作を検知したと判断した場合(ステップS30においてYES)、制御をステップS32に切り替える。そうでない場合には(ステップS30においてNO)、制御装置101は、制御をステップS40に切り替える。
ステップS32において、制御装置101は、書込部154(図2参照)として、現在のオブジェクト50の表示位置を座標情報122(図3参照)に書き込む。
ステップS40において、制御装置101は、検知部150として、カバー200が開かれたか否かを判断する。制御装置101は、カバー200が開かれたと判断した場合(ステップS40においてYES)、制御をステップS70に切り替える。そうでない場合には(ステップS40においてNO)、制御装置101は、制御をステップS50に切り替える。
ステップS50において、制御装置101は、開口領域105Aの検知処理を終了するための終了操作を受け付けたか否かを判断する。一例として、当該終了操作は、戻るキーの押下を含む。制御装置101は、開口領域105Aの検知処理を終了する操作を受け付けたと判断した場合(ステップS50においてYES)、制御をステップS70に切り替える。そうでない場合には(ステップS50においてNO)、制御装置101は、制御をステップS60に切り替える。
ステップS60において、制御装置101は、オブジェクト50の表示位置が最終地点に到達したか否かを判断する。一例として、制御装置101は、現在のオブジェクトの表示位置が予め定められたルールに従う表示順の最後に相当する場合に、オブジェクト50の表示位置が最終地点に到達したと判断する。制御装置101は、オブジェクト50の表示位置が最終地点に到達したと判断した場合(ステップS60においてYES)、制御をステップS62に切り替える。そうでない場合には(ステップS60においてNO)、制御装置101は、制御をステップS22に戻す。
ステップS62において、制御装置101は、開口領域105Aを設定することを確認するための確認画面を表示する。このとき、制御装置101は、当該確認画面を点滅させる。これにより、ユーザは、オブジェクトの移動が終了したことを認識することができる。当該確認画面は、たとえば、開口領域105Aの設定を許可することを求めるメッセージを表示する。
ステップS70において、制御装置101は、開口領域105Aの設定が許可されたか否かを判断する。制御装置101は、開口領域105Aの設定が許可されたと判断した場合(ステップS70においてYES)、制御をステップS72に切り替える。そうでない場合には(ステップS70においてNO)、制御装置101は、制御をステップS12に戻す。
ステップS72において、制御装置101は、特定部156(図2参照)として、座標情報122を参照して、開口領域105Aを特定する。一例として、制御装置101は、座標情報122に規定されている座標群の外郭を開口領域105Aとして特定する。
[携帯端末100のハードウェア構成]
図5を参照して、携帯端末100のハードウェア構成の一例について説明する。図5は、携帯端末100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示されるように、携帯端末100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、表示部105と、タッチパネル106と、キー108と、磁気センサ109と、ネットワークインターフェイス110と、照度センサ111と、マイク112と、記憶装置120とを含む。
図5を参照して、携帯端末100のハードウェア構成の一例について説明する。図5は、携帯端末100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示されるように、携帯端末100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、表示部105と、タッチパネル106と、キー108と、磁気センサ109と、ネットワークインターフェイス110と、照度センサ111と、マイク112と、記憶装置120とを含む。
制御装置101は、携帯端末100を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置101は、本実施の形態に従う検知プログラム126などの各種プログラムを実行することで携帯端末100の表示を制御する。制御装置101は、検知プログラム126の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置120からROM102に検知プログラム126を読み出す。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、検知プログラム126の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
表示部105は、タッチパネル106に重ねられている。これにより、携帯端末100は、ユーザのタッチ操作を受け付けることができる。タッチパネル106は、ユーザによってタッチされた表示部105の位置を座標値として制御装置101に出力する。
キー108は、携帯端末100に対する操作を受け付けるためのボタンである。キー108は、たとえば、電源キー、ホームキー、メニューキー、バックキーなどを含む。
磁気センサ109は、携帯端末100の磁石109Aの近傍に設けられている。磁気センサ109は、周囲の磁界の大きさを検知し、検知した磁界の大きさを制御装置101に出力する。制御装置101は、カバー200の磁石220が携帯端末100の磁石109Aに近付くと磁界の大きさが変化することを利用して、磁気センサ109からの出力値が所定値以上変化したことに基づいてカバー200の閉状態または開状態を検知する。
ネットワークインターフェイス110は、アンテナ110Aを介して、他の通信機器との間でデータを送受信する。他の通信機器は、たとえば、サーバ、その他の通信装置などを含む。携帯端末100は、アンテナ110Aを介して、本実施の形態に従う検知プログラム126をダウンロードできるように構成されてもよい。
照度センサ111は、外光を受けて、当該外光の照度に応じた電気信号を出力する。当該電気信号は、制御装置101に出力される。照度センサ111については後述の「第3の実施の形態」において詳細に説明する。
マイク112は、周囲の音を受けて当該音を音声信号に変換し、当該電気信号を制御装置101に出力する。制御装置101は、オブジェクト50の表示中において、マイク112から出力される電気信号の強度が所定値を超えた場合に、オブジェクト50の表示位置を座標情報122に書き込む。
記憶装置120は、たとえば、eMMC(Embedded MultiMediaCard)などの記憶媒体である。一例として、記憶装置120は、座標情報122(図3参照)と、本実施の形態に従う検知プログラム126とを格納する。座標情報122の格納場所は、記憶装置120に限定されず、たとえば、制御装置101のキャッシュ、ROM102、RAM103、または他の通信機器などに格納されていてもよい。
検知プログラム126は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、任意のプログラムと協働して本実施の形態に従う処理が実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う携帯端末100の趣旨を逸脱するものではない。さらに、本実施の形態に従う検知プログラム126によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、携帯端末100とサーバとが協働して、本実施の形態に従う処理を実現するようにしてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバが本実施の形態に従う処理を実現する、所謂クラウドサービスの形態で携帯端末100が構成されてもよい。
[小括]
以上のようにして、第1の実施の形態に従う携帯端末100は、カバー200の閉状態が検知されたことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示し、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変える。携帯端末100は、自身に対する何らかの入力を受け付けている間におけるオブジェクト50の表示位置を記憶する。これにより、携帯端末100は、様々な種類のカバーの開口部の形状を特定することができる。
以上のようにして、第1の実施の形態に従う携帯端末100は、カバー200の閉状態が検知されたことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示し、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変える。携帯端末100は、自身に対する何らかの入力を受け付けている間におけるオブジェクト50の表示位置を記憶する。これにより、携帯端末100は、様々な種類のカバーの開口部の形状を特定することができる。
<第2の実施の形態>
[概要]
第1の実施の形態に従う携帯端末100は、オブジェクト50(図1参照)の表示時にオブジェクト50の表示位置を順次ずらしていた。これに対して、第2の実施の形態に従う携帯端末100は、オブジェクト50の表示位置をランダムに変える。
[概要]
第1の実施の形態に従う携帯端末100は、オブジェクト50(図1参照)の表示時にオブジェクト50の表示位置を順次ずらしていた。これに対して、第2の実施の形態に従う携帯端末100は、オブジェクト50の表示位置をランダムに変える。
第2の実施の形態に従う携帯端末100のハードウェア構成などのその他の点については、第1の実施の形態に従う携帯端末100と同じであるので、以下では、それらの説明については繰り返さない。
[開口部の検知処理]
図6を参照して、カバー200Aの開口部210Aの検知処理について説明する。図6は、第2の実施の形態における開口部210Aの検知処理を時系列で示す図である。
図6を参照して、カバー200Aの開口部210Aの検知処理について説明する。図6は、第2の実施の形態における開口部210Aの検知処理を時系列で示す図である。
携帯端末100には、カバー200Aが装着され得る。カバー200Aは、ハート型の開口部210Aを有する。ステップS1において、カバー200Aは、開かれているとする。
ステップS2において、携帯端末100は、閉状態を検知したことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示する。携帯端末100は、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変える。本実施の形態においては、携帯端末100は、オブジェクト50を同じ位置に表示しないように、オブジェクト50の表示位置を表示部105内でランダムに変える。オブジェクト50は、各表示位置で一定時間(たとえば、1秒)表示される。各表示位置でのオブジェクト50の表示時間は、予め定められていてもよいし、ユーザによって任意に設定されてもよい。
ステップS3において、オブジェクト50は、開口部210A内に表示されたとする。このとき、ユーザは、開口部210Aを介してオブジェクト50を視認することができる。オブジェクト50が開口部210A内に表示されている間に、ユーザは、表示部105をタッチする。携帯端末100は、タッチ入力を受け付けている間におけるオブジェクト50の表示位置を記憶する。これにより、携帯端末100は、カバー200Aの開口部210Aの形状や位置を検知することができる。
ステップS4において、カバー200Aが開かれたとする。携帯端末100は、カバー200Aの開状態を検知したことに基づいて、現在設定されている開口領域105Aを更新するための確認画面を表示する。携帯端末100は、ボタン51の押下を検知すると開口領域105Aの設定を更新する。携帯端末100は、ボタン52の押下を検知すると、開口領域105Aの設定を更新しない。ステップS4においては、ボタン51が押下され、開口領域105Aの設定が更新されたとする。
ステップS5において、携帯端末100は、開口領域105Aが設定されている状態でカバー200Aの閉状態を検知した場合に、非開口領域105Bの輝度を開口領域105Aの輝度よりも下げる。これにより、携帯端末100は、装着されるカバーの種類に合わせて表示電力を抑制することができる。
[制御構造]
図7を参照して、携帯端末100の制御構造について説明する。図7は、第2の実施の形態における開口領域105A(図6参照)の検知処理を示すフローチャートである。図7の処理は、携帯端末100の制御装置101(図2参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
図7を参照して、携帯端末100の制御構造について説明する。図7は、第2の実施の形態における開口領域105A(図6参照)の検知処理を示すフローチャートである。図7の処理は、携帯端末100の制御装置101(図2参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、ステップS22A,S40A以外の処理は、図4で説明した通りであるので、それらの処理については説明を繰り返さない。
ステップS22Aにおいて、制御装置101は、オブジェクト制御部152(図2参照)として、携帯端末100の表示部105にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクトの表示位置を移動する。一例として、移動先の表示位置は、ランダムに決定される。このとき、移動先の表示位置は、前回までとは異なるように決定される。
ステップS40Aにおいて、制御装置101は、オブジェクトの表示位置を移動してから一定時間(たとえば、1秒)が経過したか否かを判断する。制御装置101は、オブジェクトの表示位置を移動してから一定時間が経過したと判断した場合(ステップS40AにおいてYES)、制御をステップS50に切り替える。そうでない場合には(ステップS40AにおいてNO)、制御装置101は、制御をステップS30に戻す。
[小括]
以上のようにして、第2の実施の形態に従う携帯端末100は、カバー200Aの閉状態が検知されたことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示し、オブジェクト50の表示位置をランダムに変える。ユーザは、オブジェクト50が開口部210Aに表示されているときに、開口部210A越しに携帯端末100をタッチする。携帯端末100は、携帯端末100に対するタッチ入力を受け付けたときにおけるオブジェクト50の表示位置を順次記憶する。オブジェクト50がランダムに表示されることで、ユーザは、もぐら叩きをしているような感覚で開口部210Aの設定を行なうことができる。
以上のようにして、第2の実施の形態に従う携帯端末100は、カバー200Aの閉状態が検知されたことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示し、オブジェクト50の表示位置をランダムに変える。ユーザは、オブジェクト50が開口部210Aに表示されているときに、開口部210A越しに携帯端末100をタッチする。携帯端末100は、携帯端末100に対するタッチ入力を受け付けたときにおけるオブジェクト50の表示位置を順次記憶する。オブジェクト50がランダムに表示されることで、ユーザは、もぐら叩きをしているような感覚で開口部210Aの設定を行なうことができる。
<第3の実施の形態>
[概要]
図8および図9を参照して、第3の実施の形態に従う携帯端末100について説明する。図8は、第3の実施の形態に従う携帯端末100の外観を示す図である。図9は、検知された開口領域105Aを表示している携帯端末100を示す図である。
[概要]
図8および図9を参照して、第3の実施の形態に従う携帯端末100について説明する。図8は、第3の実施の形態に従う携帯端末100の外観を示す図である。図9は、検知された開口領域105Aを表示している携帯端末100を示す図である。
図8に示されるように、第3の実施の形態に従う携帯端末100には、照度センサ111が設けられている。照度センサ111は、たとえば、表示部105の近傍に配置されている。第3の実施の形態に従う携帯端末100は、照度センサ111を用いて開口領域105Aを検知する点で第1,第2の実施の形態に従う携帯端末100とは異なる。
第3の実施の形態に従う携帯端末100のハードウェア構成などのその他の点については、第1の実施の形態に従う携帯端末100と同じであるので、以下では、それらの説明については繰り返さない。
オブジェクト50(図1参照)が開口部210Aに表示されているときには、オブジェクト50から照射される光は、カバー200Aの開口部210Aを通じて外部に照射される。これに対して、オブジェクト50が開口部210A以外に表示されているときには、オブジェクト50から照射される光は、カバー200Aに反射されるため携帯端末100の外部に照射されない。すなわち、オブジェクト50が開口部210Aに表示されているときに照度センサ111が検知する光量は、オブジェクト50が開口部210A以外に表示されているときに照度センサ111が検知する光量よりも多くなる。
この差異に着目して、携帯端末100は、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を変えながら照度センサ111に光量を検知させ、照度センサ111によって検知される光量が予め定められた値よりも大きいときにオブジェクト50の表示位置を記憶する。その結果、カバー200Aの開口部210Aの形状および位置が検知される。
図9に示されるように、携帯端末100は、開口部210Aの形状の検知結果を開口領域105Aとして表示する。開口領域105Aが自動的に検知されるので、ユーザの手間が少なくなる。
携帯端末100は、たとえば、開口領域105Aの表示態様と非開口領域105Bの表示態様とを異ならせる。これにより、ユーザは、検知された開口領域105Aの形状および位置を容易に確認することができる。
図10は、カバー200Aが装着されている携帯端末100を示す図である。好ましくは、図10に示されるように、カバー200Aにプリズム212が設けられる。カバー200Aが携帯端末100に装着された状態で、プリズム212は、照度センサ111の近傍に配置される。プリズム212は、オブジェクト50が開口部210Aに表示されているときに開口部210Aを通じて外部に照射された光を受けて、当該光を照度センサ111に導く。これにより、オブジェクト50が開口部210Aに表示されているときに照度センサ111によって検知される光量と、オブジェクト50が開口部210A以外に表示されているときに照度センサ111によって検知される光量との差がより明確になる。
[開口部210Aの検知処理]
図11および図12を参照して、カバー200Aの開口部210Aの検知処理について説明する。図11は、第3の実施の形態における開口部210Aの検知処理を時系列で示す図である。図12は、第3の実施の形態における座標情報122のデータ構造の一例を示す図である。
図11および図12を参照して、カバー200Aの開口部210Aの検知処理について説明する。図11は、第3の実施の形態における開口部210Aの検知処理を時系列で示す図である。図12は、第3の実施の形態における座標情報122のデータ構造の一例を示す図である。
携帯端末100には、カバー200Aが装着され得る。カバー200Aには、ハート型の開口部210Aが形成されている。ステップS1において、カバー200Aは、開かれているとする。
ステップS2において、カバー200Aがユーザによって閉じられたとする。カバー200Aの開口部210Aは、閉状態において、表示部105に重ねられる。携帯端末100は、カバー200Aの閉状態を検知したことに基づいて、表示部105にオブジェクト50を表示する。
ステップS3において、携帯端末100は、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を順次変える。図11の例では、携帯端末100は、オブジェクト50を同じ位置に表示しないように、表示部105内でオブジェクト50の表示位置を順次ずらしている。携帯端末100は、表示部105にオブジェクト50を表示している間、オブジェクト50の表示位置に対応付けて、照度センサ111によって検知された光量を記憶する。
一例として、検知された光量は、図12に示される座標情報122に書き込まれる。座標情報122において、検知された光量は、オブジェクト50の表示位置に対応付けられている。オブジェクト50の表示位置は、たとえば、表示部105内の座標値で表わされる。
ステップS4において、カバー200Aが開かれたとする。携帯端末100は、カバー200Aの開状態を検知したことに基づいて、現在設定されている開口領域105Aを更新するための確認画面を表示する。携帯端末100は、ボタン51の押下を検知すると開口領域105Aの設定を更新する。携帯端末100は、ボタン52の押下を検知すると、開口領域105Aの設定を更新しない。ステップS4においては、ボタン51が押下され、開口領域105Aの設定が更新されたとする。
ステップS5において、携帯端末100は、座標情報122に書き込まれた光量の中から、予め定められた値を超えている光量を特定し、当該光量に対応付けられている座標群を特定する。携帯端末100は、当該座標群に基づいて、開口領域105Aを特定する。一例として、携帯端末100は、特定された座標群の外郭を開口領域105Aとして特定する。また、携帯端末100は、開口領域105A以外の表示領域を非開口領域105Bとして特定する。
[制御構造]
図13を参照して、携帯端末100の制御構造について説明する。図13は、第3の実施の形態における開口領域105A(図11参照)の検知処理を示すフローチャートである。図13の処理は、携帯端末100の制御装置101(図2参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
図13を参照して、携帯端末100の制御構造について説明する。図13は、第3の実施の形態における開口領域105A(図11参照)の検知処理を示すフローチャートである。図13の処理は、携帯端末100の制御装置101(図2参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、ステップS30B,S40B,S62B以外の処理は、図4で説明した通りであるので、それらの処理については説明を繰り返さない。
ステップS30Bにおいて、制御装置101は、照度センサ111(図11参照)に光量を検知させる。制御装置101は、書込部154(図2参照)として、照度センサ111によって検知された光量を、オブジェクト50の表示位置に対応付けて座標情報(図12参照)に書き込む。
ステップS40Bにおいて、制御装置101は、ステップS30Bの処理が終了してから一定時間(たとえば、0.1秒)待機する。
ステップS22,S30B,S40Bの処理が繰り返されることで、制御装置101は、照度センサ111によって検知される光量をオブジェクト50の表示位置ごとに対応付けることができる。
ステップS62Bにおいて、制御装置101は、座標情報122に基づいて光量の閾値を算出する。一例として、当該閾値は、座標情報122に含まれる光量の平均値である。制御装置101は、座標情報122に書き込まれた光量の中から、算出された閾値を超えている光量を特定し、当該光量に対応付けられている座標群を特定する。携帯端末100は、特定された座標群を囲む領域を開口領域105A(図11参照)として特定する。また、携帯端末100は、開口領域105A以外の表示領域を非開口領域105B(図11参照)として特定する。
[小括]
以上のようにして、第3の実施の形態に従う携帯端末100は、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を変えながら照度センサ111に光量を検知させる。携帯端末100は、オブジェクト50の各表示位置に対応付けて当該光量を座標情報122に書き込む。携帯端末100は、座標情報122に書き込まれた光量の中から、予め定められた値を超えている光量を特定し、当該光量に対応付けられている座標群を特定する。携帯端末100は、特定された座標群の外郭を開口領域105Aとして特定する。開口領域105Aの形状および位置が自動的に検知されるので、ユーザの手間が省かれる。
以上のようにして、第3の実施の形態に従う携帯端末100は、予め定められた表示ルールに従ってオブジェクト50の表示位置を変えながら照度センサ111に光量を検知させる。携帯端末100は、オブジェクト50の各表示位置に対応付けて当該光量を座標情報122に書き込む。携帯端末100は、座標情報122に書き込まれた光量の中から、予め定められた値を超えている光量を特定し、当該光量に対応付けられている座標群を特定する。携帯端末100は、特定された座標群の外郭を開口領域105Aとして特定する。開口領域105Aの形状および位置が自動的に検知されるので、ユーザの手間が省かれる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
50 オブジェクト、51,52 ボタン、100 携帯端末、101 制御装置、102 ROM、103 RAM、105 表示部、105A 開口領域、105B 非開口領域、106 タッチパネル、108 キー、109 磁気センサ、109A,220 磁石、110 ネットワークインターフェイス、110A アンテナ、111 照度センサ、112 マイク、120 記憶装置、122 座標情報、126 検知プログラム、150 検知部、152 オブジェクト制御部、154 書込部、156 特定部、158 表示制御部、200,200A カバー、210,210A 開口部、212 プリズム。
Claims (9)
- 開口部を有する開閉可能なカバーが装着され得る携帯端末であって、
表示部を備え、
前記表示部の一部は、前記カバーが閉じられている閉状態において前記開口部に覆われ、
前記携帯端末に対する入力を受け付けるための受付部と、
前記携帯端末を制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変え、
前記受付部が前記入力を受け付けている間における前記オブジェクトの表示位置を記憶する、携帯端末。 - 開口部を有する開閉可能なカバーが装着され得る携帯端末であって、
表示部を備え、
前記表示部の一部は、前記カバーが閉じられている閉状態において前記開口部に覆われ、
前記携帯端末が受けた光の光量を検知するためのセンサと、
前記携帯端末を制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変え、
前記センサによって検知される光量が予め定められた値よりも大きいときに前記オブジェクトの表示位置を記憶する、携帯端末。 - 前記記憶された表示位置を含む前記表示部内の領域を第1表示領域とし、前記表示部内における前記第1表示領域以外の領域を第2表示領域とした場合、前記制御部は、前記閉状態において、前記第2表示領域の輝度を前記第1表示領域の輝度よりも下げる、請求項1または2に記載の携帯端末。
- 前記制御部は、前記閉状態において、前記第2表示領域の輝度をゼロにする、請求項3に記載の携帯端末。
- 前記予め定められた表示ルールは、前記オブジェクトが同じ位置に表示されないように、前記表示部内で前記オブジェクトの表示位置を順次ずらすことを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 前記予め定められた表示ルールは、前記オブジェクトが同じ位置に表示されないように、前記表示部内で前記オブジェクトをランダムに変えることを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 前記受付部は、前記入力としてタッチ操作を受け付けるためのタッチパネルを含み、
前記制御部は、前記タッチパネルが前記タッチ操作を受け付けている間における前記オブジェクトの表示位置を記憶する、請求項1に記載の携帯端末。 - 携帯端末に装着され得るカバーの開口部の形状を検知することが可能な検知プログラムであって、
前記携帯端末は、表示部を備え、
前記表示部の一部は、前記カバーが閉じられている閉状態において前記開口部に覆われ、
前記検知プログラムは、前記携帯端末に、
前記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変えるステップと、
前記携帯端末に対する入力を受け付けている間における前記オブジェクトの各表示位置を記憶するステップとを実行させる、検知プログラム。 - 携帯端末に装着され得るカバーの開口部の形状を検知することが可能な検知プログラムであって、
前記携帯端末は、表示部を備え、
前記表示部の一部は、前記カバーが閉じられている閉状態において前記開口部に覆われ、
前記検知プログラムは、前記携帯端末に、
前記携帯端末が受けた光の光量を検知するステップと、
前記表示部にオブジェクトを表示し、予め定められた表示ルールに従って当該オブジェクトの表示位置を順次変えるステップと、
前記光量が予め定められた値よりも大きいときに前記オブジェクトの表示位置を記憶するステップとを実行させる、検知プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016101463A JP2017208760A (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 携帯端末および検知プログラム |
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