JP2017207970A - 伝送装置及び起動制御方法 - Google Patents

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Hiroshi Oiwa
宏 大岩
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Abstract

【課題】ファームウェアの更新に伴う不具合から早急に、かつ、自律的に復旧する伝送装置(OLT)を提供する。
【解決手段】ファームウェアを記憶する複数の蓄積部と、複数の蓄積部のうち、いずれの蓄積部に記憶されているファームウェアが現在使用中であるかを表すフラグを記憶するフラグ保持部と、新規のファームウェアが受信されると、現在使用中ではないファームウェアを記憶した蓄積部に対して新規のファームウェアを上書きで記憶させるとともに、フラグを新規のファームウェアが記憶されている蓄積部を表すフラグに変更する通信制御部と、フラグで表される蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行し、異常により正常起動できない場合には現在使用中ではないファームウェアにより起動処理を実行する起動制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、伝送装置に関する。
近年、アクセスサービスの高速化に対するニーズの高まりにより、FTTH(Fiber To The Home)の普及が世界的に進んでいる。FTTHサービスの大部分は、OLT(Optical Line Terminal:局側通信装置)が時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)により複数のONU(Optical Network Unit:加入者宅内装置)を収容し、経済性に優れたPON(Passive Optical Network)方式により提供されている。TDM−PONの上り方向通信では、OLTにおける帯域割当によりONU間でシステム帯域を共有しており、各ONUがOLTより通知された送信許可時間内のみに間欠的に光信号を送信することにより光信号同士の衝突を防いでいる。現在の主力システムは、伝送速度がギガビット級であるGE−PON(Gigabit Ethernet PON)や、G−PON(Gigabit-capable PON)である。しかし、映像配信サービスの進展に加え、大容量ファイルをアップロード/ダウンロードするアプリケーションの登場などによりPONシステムの更なる大容量化が求められている。PONシステムの更なる大容量化が進むと、PONシステムに収容されるONUの台数も増大することが想定される。そこで、大容量化を実現するPONシステムに対応するためにOLTやONUのファームウェアを更新する必要もある。
「技術基礎講座 GE−PON技術、第三回 DBA機能」、NTT技術ジャーナル、2005年10月
しかしながら、OLTやONUによって受信されたファームウェアが元々壊れていた場合、もしくは、上位装置からOLTへの転送途中で壊れた場合、OLTやONUは受信したファームウェアを使用して正常に起動することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、ファームウェアの更新に伴う不具合から早急に、かつ、自律的に復旧することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、ファームウェアを記憶する複数の蓄積部と、前記複数の蓄積部のうち、いずれの蓄積部に記憶されているファームウェアが現在使用中であるかを表すフラグを記憶するフラグ保持部と、新規のファームウェアが受信されると、現在使用中ではないファームウェアを記憶した蓄積部に対して前記新規のファームウェアを上書きで記憶させるとともに、前記フラグを前記新規のファームウェアが記憶されている蓄積部を表すフラグに変更する通信制御部と、前記フラグで表される前記蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行し、異常により正常起動できない場合には現在使用中ではないファームウェアにより起動処理を実行する起動制御部と、を備える伝送装置である。
本発明の一態様は、上記の伝送装置であって、前記複数の蓄積部それぞれに記憶されているファームウェアが同一ではない場合、前記新規のファームウェアが記憶されていない蓄積部に、前記新規のファームウェアを複製する複製部をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の伝送装置であって、前記複製部は、前記新規のファームウェアを受信後の次回の起動時において、前記新規のファームウェアによる起動処理開始から起動処理完了までの間で、正常に起動がなされたと判定可能な時点で前記新規のファームウェアを他の蓄積部に複製する。
本発明の一態様は、上記の伝送装置であって、前記複製部は、前記起動処理完了時に前記新規のファームウェアを他の蓄積部に複製する。
本発明の一態様は、新規のファームウェアが受信されると、ファームウェアを記憶する複数の蓄積部のうち、現在使用中ではないファームウェアを記憶した蓄積部に対して前記新規のファームウェアを上書きで記憶させるとともに、いずれの蓄積部に記憶されているファームウェアが現在使用中であるかを表すフラグを前記新規のファームウェアが記憶されている蓄積部を表すフラグに変更する通信制御ステップと、前記フラグで表される前記蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行し、異常により正常起動できない場合には現在使用中ではないファームウェアにより起動処理を実行する起動制御ステップと、を有する起動制御方法である。
本発明により、ファームウェアの更新に伴う不具合から早急に、かつ、自律的に復旧することが可能となる。
本発明における光通信システム100のシステム構成を表す構成図である。 第一の実施形態におけるOLT20の機能構成を表す概略ブロック図である。 第一の実施形態におけるファームウェアの更新処理を説明するための図である。 第一の実施形態におけるOLT20の処理の流れを示すフローチャートである。 第二の実施形態におけるOLT20aの機能構成を表す概略ブロック図である。 第二の実施形態におけるファームウェアの更新処理を説明するための図である。 第二の実施形態におけるOLT20aの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明における光通信システム100のシステム構成を表す構成図である。光通信システム100は、上位装置10、OLT20及び複数のONU30−1〜30−n(nは2以上の整数)を備える。図1において、上位装置10とOLT20とは、光ファイバを介して接続される。また、OLT20と複数のONU30−1〜30−nとは、光ファイバ及び光スプリッタ40を介して接続される。なお、以下の説明では、ONU30−1〜30−nについて区別しない場合にはONU30と記載する。図1では、光通信システム100が複数のONU30を備える構成を示しているが、光通信システム100は1台のONU30を備えるように構成されてもよい。
上位装置10は、OLT20用及びONU30用の新しいファームウェア(以下、「新ファームウェア」という。)の更新ファイルをOLT20に送信する。ここで、新ファームウェアとは、例えばOLT20及びONU30が現在使用しているファームウェアよりも性能や機能がバージョンアップされたファームウェアを表す。
OLT20は、上位装置10との間で通信を行う。OLT20は、上位装置10から送信された更新ファイルを受信し、受信した更新ファイルが自装置宛ての場合には更新ファイルに基づいてファームウェアの更新を行う。また、OLT20は、受信した更新ファイルがONU30宛ての場合には更新ファイルをONU30に送信する。
ONU30は、OLT20との間で通信を行う。ONU30は、OLT20から送信された更新ファイルを受信し、受信した更新ファイルに基づいてファームウェアの更新を行う。
光スプリッタ40は、OLT20から送信された信号(更新ファイル)を分配してOLT20に出力する。また、光スプリッタ40は、ONU30から送信された信号を集約してOLT20に出力する。
以下、光通信システム100の具体的な構成例(第一の実施形態及び第二の実施形態)について説明する。
(第一の実施形態)
図2は、第一の実施形態におけるOLT20の機能構成を表す概略ブロック図である。OLT20は、第一通信部201と、ファームウェア保存部202と、通信制御部203と、起動制御部204と、第二通信部205とを備える。
第一通信部201は、通信インタフェース等の通信機器を用いて構成される。第一通信部201は、上位装置10との間で通信する。第一通信部201は、例えば上位装置10から送信された更新ファイルを受信する。第一通信部201は、受信した更新ファイルを通信制御部203に出力する。
ファームウェア保存部202は、第一蓄積部2021、第二蓄積部2022及びフラグ保持部2023で構成される。第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置(例えば、フラッシュROM)などの記憶装置を用いて構成される。第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022は、ファームウェアを記憶する。第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022は、ファームウェアの更新が行われる前は同じファームウェアを記憶する。以下、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022について特に区別しない場合には単に蓄積部と記載する。フラグ保持部2023は、自装置が使用しているファームウェアを記憶する蓄積部が、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022のいずれであるのかを表すフラグを保持する。
通信制御部203は、第一通信部201によって受信された更新ファイルが自装置宛てであるかONU30宛てであるか判定する。更新ファイルが自装置宛てである場合、通信制御部203はフラグで表されていない蓄積部に記憶されているファームウェアを、新ファームウェアで上書きすることによって更新する。すなわち、通信制御部203は、現在使用していないファームウェアを記憶する蓄積部に記憶されているファームウェアを、新ファームウェアで上書きすることによって更新する。この処理に伴い、通信制御部203は、フラグ保持部2023が保持するフラグを、現在使用していないファームウェアを記憶する蓄積部(新ファームウェアを記憶する蓄積部)を表すフラグに変更する。また、更新ファイルがONU30宛てである場合、通信制御部203は第二通信部205を制御して更新ファイルをONU30に送信させる。
起動制御部204は、フラグ保持部2023が保持しているフラグで表される蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を行う。起動制御部204は、ファームウェアの更新が行われた場合、再起動を行う。その後、起動制御部204は、起動処理においてファイルが壊れているなどの原因によって起動処理が行なえない場合、フラグで表されていない蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を行う。
第二通信部205は、通信インタフェース等の通信機器を用いて構成される。第二通信部205は、ONU30との間で通信する。第二通信部205は、例えば更新ファイルをONU30に送信する。
第一の実施形態において、ONU30はOLT20と実質的に同様の構成を備える。すなわち、ONU30は、第一通信部と、通信制御部と、ファームウェア保存部と、起動制御部と、第二通信部とを備える。ONU30とOLT20とで異なる部分は、第一通信部及び第二通信部における通信対象が異なる点のみである。その他の構成は、OLT20の各機能部の構成と同様であるため説明を省略する。また、以下の説明では、OLT20とONU30とが行うファームウェアの更新処理は同じであるため、OLT20を例にして説明する。
図3は、第一の実施形態におけるファームウェアの更新処理を説明するための図である。
まず、図3(A)に示すように初期状態として、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022には同じファームウェアが記憶されているとする。また、フラグ保持部2023が、OLT20が使用するファームウェアを記憶する蓄積部として第一蓄積部2021を表すフラグを保持しているとする。その後、図3(B)に示すように、上位装置10からOLT20宛ての更新ファイルが受信されると、通信制御部203はフラグで表されていない第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアを新ファームウェアで上書きすることによって更新する。この処理に伴い、通信制御部203はフラグ保持部2023が保持するフラグが第二蓄積部2022を表すフラグに変更する。
その後、図3(C)に示すように、起動制御部204は、再起動を実行し、フラグが表す第二蓄積部2022に記憶されている新ファームウェアに基づいて起動処理を実行する。正常に起動ができた場合には、図3(C)に示す処理でファームウェアの更新処理が終了する。
しかしながら、正常に起動ができなかった場合には、図3(D)に示すように、起動制御部204は、フラグが表していない第一蓄積部2021に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行する。この際、フラグ保持部2023が保持するフラグは、第一蓄積部2021を表すフラグに変更される。
図4は、第一の実施形態におけるOLT20の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図4の処理では、更新ファイルがOLT20宛てである場合を例に説明する。
第一通信部201は、上位装置10から送信された更新ファイルを受信する(ステップS101)。第一通信部201は、受信した更新ファイルを通信制御部203に出力する。通信制御部203は、第一通信部201から出力された更新ファイルに基づいてファームウェアを更新する(ステップS102)。具体的には、通信制御部203は、フラグ保持部2023が保持しているフラグを参照し、フラグで表されていない蓄積部に記憶されているファームウェアを新ファームウェアで上書きすることによって更新する。その後、通信制御部203は、フラグ保持部2023が保持しているフラグを、ファームウェアの更新がなされた蓄積部を表すフラグに変更する(ステップS103)。
起動制御部204は、ファームウェアの更新がなされた後、再起動を実行する(ステップS104)。起動制御部204は、正常に起動できたか否か判定する(ステップS105)。正常に起動できた場合(ステップS105−YES)、ONU30は処理を終了する。
一方、正常に起動できなかった場合(ステップS105−NO)、起動制御部204は他のファームウェアで起動処理を実行する(ステップS106)。具体的には、起動制御部204は、フラグで表されていない蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行する。
以上のように構成されたOLT20は、新ファームウェアに基づいて起動処理を実行した際に新ファームウェアのファイルが壊れていたような場合、新ファームウェアを記憶していない蓄積部に記憶されているファームウェアで起動する。このようにすることによって、ファームウェアの更新に伴う不具合からの復旧を早急かつ自律的に行うことが可能になる。
また、OLT20は、新ファームウェアを、現在使用しているファームウェアを記憶している蓄積部と異なる蓄積部に記憶させる。これにより、現在使用しているファームウェアを継続して使用することができる。
<変形例>
本実施形態では、ファームウェアの更新がなされた直後に再起動をする構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、起動制御部204は、ファームウェアの更新がなされた後、所定のタイミングで再起動するように構成されてもよい。所定のタイミングは、例えば、予め決められた時刻(例えば、12時など)であってもよいし、ユーザからの指示がなされたタイミングであってもよいし、その他のタイミングであってもよい。
本実施形態では、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022が同じ保存部に保存されている構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022はそれぞれ、別の保存部に保存されてもよい。このように構成されることによって、1つの保存部が壊れた場合に起動できなくなってしまうこと抑制することができる。また、フラグ保持部2023は、ファームウェア保存部202内に保存されていなくてもよい。
本実施形態では、OLT20が備える蓄積部が2つの場合を例に説明したが、OLT20は3つ以上の蓄積部を備えるように構成されてもよい。
(第二の実施形態)
図5は、第二の実施形態におけるOLT20aの機能構成を表す概略ブロック図である。OLT20aは、第一通信部201と、通信制御部203と、ファームウェア保存部202と、起動制御部204と、第二通信部205と、複製部206とを備える。OLT20aは、複製部206を備える点でOLT20と構成が異なる。その他の構成についてはOLT20と同様であるため複製部206についてのみ説明する。
複製部206は、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアが異なる場合、更新がなされた蓄積部に記憶されている新ファームウェアを他の蓄積部に複製する。より具体的には、複製部206は、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアが異なる場合で、かつ、新ファームウェアによる起動処理が完了した後に新ファームウェアを他の蓄積部に複製する。
第二の実施形態において、ONU30はOLT20aと実質的に同様の構成を備える。すなわち、ONU30は、第一通信部と、通信制御部と、ファームウェア保存部と、起動制御部と、第二通信部と、複製部とを備える。ONU30とOLT20aとで異なる部分は、第一通信部及び第二通信部における通信対象が異なる点のみである。その他の構成は、OLT20aの各機能部の構成と同様であるため説明を省略する。また、以下の説明では、OLT20aとONU30とが行うファームウェアの更新処理は同じであるため、OLT20aを例にして説明する。
図6は、第二の実施形態におけるファームウェアの更新処理を説明するための図である。
まず、図6(A)に示すように初期状態として、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022には同じファームウェアが記憶されているとする。また、フラグ保持部2023が、OLT20aが使用するファームウェアを記憶する蓄積部として第一蓄積部2021を表すフラグを保持しているとする。その後、図6(B)に示すように、上位装置10からOLT20a宛ての更新ファイルが受信されると、通信制御部203はフラグで表されていない第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアを新ファームウェアで上書きすることによって更新する。この処理に伴い、通信制御部203はフラグ保持部2023が保持するフラグが第二蓄積部2022を表すフラグに変更する。
その後、図6(C)に示すように、起動制御部204は、再起動を実行し、フラグが表す第二蓄積部2022に記憶されている新ファームウェアに基づいて起動処理を実行する。正常に起動ができなかった場合には、上記の図3(D)で示したように、起動制御部204は、フラグが表していない第一蓄積部2021に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行する。
正常に起動ができた場合には、図6(D)に示すように、複製部206は、第二蓄積部2022に記憶されている新ファームウェアを、第一蓄積部2021に複製する。この処理により、第一蓄積部2021及び第二蓄積部2022には、同じ新ファームウェアが記憶される。
図7は、第二の実施形態におけるOLT20aの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図7の処理では、更新ファイルがOLT20a宛てである場合を例に説明する。また、図4と同様の処理については、図7において図4と同様の符号を付して説明を省略する。
ステップS105の処理において、正常に起動できた場合(ステップS105−YES)、複製部206は第一蓄積部2021に記憶されているファームウェアと、第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアとが同一であるか否か判定する(ステップS201)。例えば、複製部206は、バージョンが同一である場合にファームウェアが同一であると判定してもよい。
第一蓄積部2021に記憶されているファームウェアと、第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアとが同一である場合(ステップS201−YES)、OLT20aは処理を終了する。
一方、第一蓄積部2021に記憶されているファームウェアと、第二蓄積部2022に記憶されているファームウェアとが同一ではない場合(ステップS201−NO)、複製部206は新ファームウェアを他の蓄積部に複製する(ステップS202)。具体的には、複製部206は、ステップS105の処理で起動処理に使用したファームウェアを他の蓄積部に複製する。
以上のように構成されたOLT20aは、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
OLT20aは、新ファームウェアの正常性が確認された後に、新ファームウェアが保存されていない蓄積部に新ファームウェアを複製する。これにより、現在使用中の新ファームウェアを記憶している蓄積部に異常が生じた場合であっても、古いファームウェアにバージョンが戻ってしまうが無くなる。そのため、異常なファイルにより起動できなくなることを防止するとともに、正常起動することが確認された後、古いファームウェアで起動処理を行えないように全てのファームウェアを新ファームウェアとすることで、ユーザの意図しない古いバージョンのファームウェアへの戻りをなくすことが可能になる。
OLT20aは、複製のタイミングを正常起動が確認された場合、すなわち、ソフトウェアの起動の状態が特定の状態になった際に行う。これにより、ファームウェア書き込み時エラー等への耐性を持った、新ファームウェアの複製が可能になる。このような特徴を持つことにより、今後10G−PONや40G−PON等の導入が進み、特にONU等の装置が増大した際にも、各ONU装置の安全なファームウェア提供が可能になる。
<変形例>
第二の実施形態は、第一の実施形態と同様に変形されてもよい。
本実施形態では、起動処理が完了した後に新ファームウェアを他の蓄積部に複製する構成を示したが、複製部206はその他のタイミングで新ファームウェアを他の蓄積部に複製するように構成されてもよい。例えば、複製部206は、起動処理開始から起動処理完了までの間で、正常に起動がなされたと判定可能な時点で新ファームウェアを他の蓄積部に複製するように構成されてもよい。正常に起動がなされたと判定可能な時点としては、例えば通信が可能になった時点であってもよいし、他の装置から信号を受信した時点であってもよいし、その他の時点であってもよい。
複製部206は、ブートローダの面切替フラグを用いて蓄積部の切り替えが行われたか否かを判定してもよい。面切替フラグは、ファームウェアを読み出すための蓄積部が切り替わったことを表す。ブートローダの面切替フラグは、例えば起動制御部204内にあってもよい。面切替フラグは、ファームウェアを読み出すための蓄積部が切り替わった場合にONとなる。例えば、起動制御部204は、フラグ保持部2023が保持しているフラグが表している蓄積部が他の蓄積部を表すフラグに変わった場合に面切替フラグをONにしてもよいし、前回の起動時に使用したファームウェアを記憶している蓄積部と異なる蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動した場合に面切替フラグをONにしてもよい。
複製部206は、面切替フラグがONの場合に蓄積部の切り替えが行われたと判定し、複製を行う。なお、複製部206は、蓄積部の切り替えが行われたと判定した場合に、他の蓄積部に記憶されているファームウェアを確認し、ファームウェアのバージョンが異なる蓄積部が存在する場合に複製を行うように構成されてもよい。この場合、複製部206は、フラグ保持部2023が保持しているフラグが表している蓄積部に記憶されているファームウェア(新ファームウェア)を他の蓄積部に複製する。
上記の各実施形態における本発明の適用範囲は、通信装置であれば種別は問わず、PONであればTWDM−PONに適用されてもよいし、TDM−PONに適用されてもよい。上記の各実施形態における本発明は、通信装置が不揮発性メモリにファームウェアを保持する装置に対しても適用可能である。
なお、OLT20、OLT20a及びONU30の全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…上位装置, 20、20a…OLT(伝送装置), 30(30−1〜30−n)…ONU(伝送装置), 40…光スプリッタ, 201…第一通信部, 202…ファームウェア保存部, 2021…第一蓄積部, 2022…第二蓄積部, 2023…フラグ保持部, 203…通信制御部, 204…起動制御部, 205…第二通信部, 206…複製部

Claims (5)

  1. ファームウェアを記憶する複数の蓄積部と、
    前記複数の蓄積部のうち、いずれの蓄積部に記憶されているファームウェアが現在使用中であるかを表すフラグを記憶するフラグ保持部と、
    新規のファームウェアが受信されると、現在使用中ではないファームウェアを記憶した蓄積部に対して前記新規のファームウェアを上書きで記憶させるとともに、前記フラグを前記新規のファームウェアが記憶されている蓄積部を表すフラグに変更する通信制御部と、
    前記フラグで表される前記蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行し、異常により正常起動できない場合には現在使用中ではないファームウェアにより起動処理を実行する起動制御部と、
    を備える伝送装置。
  2. 前記複数の蓄積部それぞれに記憶されているファームウェアが同一ではない場合、前記新規のファームウェアが記憶されていない蓄積部に、前記新規のファームウェアを複製する複製部をさらに備える、請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記複製部は、前記新規のファームウェアを受信後の次回の起動時において、前記新規のファームウェアによる起動処理開始から起動処理完了までの間で、正常に起動がなされたと判定可能な時点で前記新規のファームウェアを他の蓄積部に複製する、請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記複製部は、前記起動処理完了時に前記新規のファームウェアを他の蓄積部に複製する、請求項2又は3に記載の伝送装置。
  5. 新規のファームウェアが受信されると、ファームウェアを記憶する複数の蓄積部のうち、現在使用中ではないファームウェアを記憶した蓄積部に対して前記新規のファームウェアを上書きで記憶させるとともに、いずれの蓄積部に記憶されているファームウェアが現在使用中であるかを表すフラグを前記新規のファームウェアが記憶されている蓄積部を表すフラグに変更する通信制御ステップと、
    前記フラグで表される前記蓄積部に記憶されているファームウェアに基づいて起動処理を実行し、異常により正常起動できない場合には現在使用中ではないファームウェアにより起動処理を実行する起動制御ステップと、
    を有する起動制御方法。
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