JP2017206978A - 発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の波を利用する発電装置については、大規模になることや、構造が複雑になると言う問題があった。【解決手段】発電装置は、上側に円錐状で前記円錐の頂点の角度が90度から120度の上部外郭と、下側に半球または円錐状の下部外郭と、前記上部外郭と前記下部外郭が結合した外郭と、前記上部外郭の外部側面を回転する第一の錘と、前記第一の錘より延び前記上部外郭の頂点近傍に設けられた外部回転部に結ばれた腕部と、前記外部回転部に結合して前記外郭内部に伸びる回転軸と、前記回転軸の回転が増速機構を介して伝達される発電機と、前記発電機で発電された電気を貯める蓄電池と、前記下部外郭内部に設けられた第二の錘と、が設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、海面や湖面等の波が発生する水面上に設置する、発電装置に関する。
海や所定以上の面積や貯水量を有した湖の水面においては、風、月の引力、海流、対流、湧水等によって波が発生している。この波については、環境負荷の少ない自然エネルギーとして利用することが考えられていた。
しかしながら、従来の技術においては、特許文献1の発明に様に、大規模になることや、構造が複雑になると言う問題があった。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の発電装置は、上側に円錐状で前記円錐の頂点の角度が90度から120度の上部外郭と、下側に半球または円錐状の下部外郭と、前記上部外郭と前記下部外郭が結合した外郭と、前記上部外郭の外部側面を回転する第一の錘と、前記第一の錘より延び前記上部外郭の頂点近傍に設けられた外部回転部に結ばれた腕部と、前記外部回転部に結合して前記外郭内部に伸びる回転軸と、前記回転軸の回転が増速機構を介して伝達される発電機と、前記発電機で発電された電気を貯める蓄電池と、前記下部外郭内部に設けられた第二の錘と、が設けられている。
第2発明の発電装置は、請求項1記載の発明において、前記上部外郭の外部側面には、前記第一の錘が回転する面を除き、複数の窪みが設けられている。
第3発明の発電装置は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記第一の錘には、前記上部外郭の外部側面からの離脱防止機構が設けられている。
第4発明の発電装置は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、前記第二の錘の位置を上下方向に調節可能になっている。
第1発明の発電装置は、上側に円錐状で前記円錐の頂点の角度が90度から120度の上部外郭と、下側に半球または円錐状の下部外郭と、前記上部外郭と前記下部外郭が結合した外郭と、前記上部外郭の外部側面を回転する第一の錘と、前記第一の錘より延び前記上部外郭の頂点近傍に設けられた外部回転部に結ばれた腕部と、前記外部回転部に結合して前記外郭内部に伸びる回転軸と、前記回転軸の回転が増速機構を介して伝達される発電機と、前記発電機で発電された電気を貯める蓄電池と、前記下部外郭内部に設けられた第二の錘と、が設けられている。
第2発明の発電装置は、請求項1記載の発明において、前記上部外郭の外部側面には、前記第一の錘が回転する面を除き、複数の窪みが設けられている。
第3発明の発電装置は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記第一の錘には、前記上部外郭の外部側面からの離脱防止機構が設けられている。
第4発明の発電装置は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、前記第二の錘の位置を上下方向に調節可能になっている。
以上のような、技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
第1発明によれば、上側に円錐状で前記円錐の頂点の角度が90度から120度の上部外郭と、下側に半球または円錐状の下部外郭と、前記上部外郭と前記下部外郭が結合した外郭と、前記上部外郭の外部側面を回転する第一の錘と、前記第一の錘より延び前記上部外郭の頂点近傍に設けられた外部回転部に結ばれた腕部と、前記外部回転部に結合して前記外郭内部に伸びる回転軸と、前記回転軸の回転が増速機構を介して伝達される発電機と、前記発電機で発電された電気を貯める蓄電池と、前記下部外郭内部に設けられた第二の錘と、が設けられていることで、簡易な構成で発電装置を提供することができる。
第2発明によれば、第1発明を利用し、前記上部外郭の外部側面には、前記第一の錘が回転する面を除き、複数の窪みが設けられていることで、風による発電効果を得ることができる。
第3発明によれば、第1発明または第2発明を利用し、前記第一の錘には、前記上部外郭の外部側面からの離脱防止機構が設けられていることで、発電装置を水面に浮かべた状態において、発電装置自体の姿勢を安定させることができる。
第4発明によれば、第1発明または第3発明を利用し、前記第二の錘の位置を上下方向に調節可能であることで、発電装置の重心を変えて発電装置の揺れの程度を変更することができる。
第1発明によれば、上側に円錐状で前記円錐の頂点の角度が90度から120度の上部外郭と、下側に半球または円錐状の下部外郭と、前記上部外郭と前記下部外郭が結合した外郭と、前記上部外郭の外部側面を回転する第一の錘と、前記第一の錘より延び前記上部外郭の頂点近傍に設けられた外部回転部に結ばれた腕部と、前記外部回転部に結合して前記外郭内部に伸びる回転軸と、前記回転軸の回転が増速機構を介して伝達される発電機と、前記発電機で発電された電気を貯める蓄電池と、前記下部外郭内部に設けられた第二の錘と、が設けられていることで、簡易な構成で発電装置を提供することができる。
第2発明によれば、第1発明を利用し、前記上部外郭の外部側面には、前記第一の錘が回転する面を除き、複数の窪みが設けられていることで、風による発電効果を得ることができる。
第3発明によれば、第1発明または第2発明を利用し、前記第一の錘には、前記上部外郭の外部側面からの離脱防止機構が設けられていることで、発電装置を水面に浮かべた状態において、発電装置自体の姿勢を安定させることができる。
第4発明によれば、第1発明または第3発明を利用し、前記第二の錘の位置を上下方向に調節可能であることで、発電装置の重心を変えて発電装置の揺れの程度を変更することができる。
発明を実施する形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
(第1の実施形態 図1)
本発明の発電装置1の外観について図1を用いて説明する。図1(a)は、発電装置1を上側から見た図(平面図)であり、図1(b)は、正面から見た図(正面図)である。
本発明の発電装置1の外観について図1を用いて説明する。図1(a)は、発電装置1を上側から見た図(平面図)であり、図1(b)は、正面から見た図(正面図)である。
発電装置1の外観は、2つの三角錐の底面を合わせた、略算盤玉状の形状をした外郭10により形成されている。外郭10の上側の円錐は上部外郭11であり、上部外郭11の円錐の頂点の角度は、90度となっているが、90度から120度の範囲としても実施可能である。外郭10の下側の円錐は下部外郭12であり、下部外郭12の頂点、外郭10から見ると、底部14については、所定の長さの平面を形成した形状となっている。なお、下部外郭12については、半球状としても実施可能である。
上部外郭11の頂点の近傍には、上部外郭11の頂点で上部外郭11と下部外郭12の接合箇所13と平行に回動する外部回転部34が設けられている。外部回転部34からは一本の腕部33が上部外郭11の側面に平行に接合箇所13に向かって伸びており、先端には第一の錘31が腕部33と回動自在な状態で取り付けられている。これにより、上部外郭11で外部回転部34が回転すると、第一の錘31は、図1(a)の平面図に示した一点鎖線35と、一点鎖線36の間に範囲で回転することになる。
なお、上部外郭11の一点鎖線35と、一点鎖線36の間については上部外郭11の側面上において、第一の錘31が回転し易いと同時に腐食がし難くい様に、上部外郭11表面を滑らかにするフッ素樹脂加工や防錆塗料等の表面処理が施されている。また、一点鎖線35と、一点鎖線36において、第一の錘31が上部外郭11の表面から、浮き上がらない様に、第一の錘31または一点鎖線35と一点鎖線36の間の両方か、何れか一方を磁化することで、第一の錘31の上部外郭11の表面からの離脱防止機構37としている。
離脱防止機構37については、外部回転部34への腕部33を取り付ける箇所において、一定角度を保つか、腕部33を上部外郭11の表面にバネ等の弾性体で押し付ける様にしても良い。離脱防止機構37を設けていることで、発電装置1を水面に浮かべた状態での姿勢を安定させることが可能となる。
上部外郭11の表面には、円錐の側面から内側方向に凹ませた窪み16が三か所均等になる位置に設けられている。この窪み16については、一点鎖線35と一点鎖線36の間の範囲を避けた位置であり、上部外郭11の内部空間を確保できる深さの凹みとなっている。なお、本実施形態においては、窪み16は三か所としているが、三か所以上の複数としても良い。窪み16を設けることによって、発電装置1について風の影響を受けやすくすることが可能となり、水面上に発電装置1を浮かべた場合には、波の影響だけでなく、風によっても発電装置1を揺らすことが可能となる。
また、下部外郭12の底部14には取り付け環15が設けられており、発電装置1を水面上に設置した場合に漂流することを防止する錨9の鎖を取り付けることが可能となっている。なお、漂流を防止する手段としては、錨以外にも、係留索を用いて海底に直接係留する方法等によっても良い。
(発電装置内部について 図2)
図2を用いて、発電装置1の内部の構造について説明する。図2は図1(a)のA−Aの位置で、外郭10だけを切断して、外郭10の手前側の部分のみ取り外した説明図である。このため、第一の錘31、腕部33、外部回転部34については、切断した状態としては図示されてない。また、後述する内部仕切21、回転軸41、増速機構42や、発電機43等の発電装置1の内部に設けられた構成部材については、切断されてないものとして図示されている。
図2を用いて、発電装置1の内部の構造について説明する。図2は図1(a)のA−Aの位置で、外郭10だけを切断して、外郭10の手前側の部分のみ取り外した説明図である。このため、第一の錘31、腕部33、外部回転部34については、切断した状態としては図示されてない。また、後述する内部仕切21、回転軸41、増速機構42や、発電機43等の発電装置1の内部に設けられた構成部材については、切断されてないものとして図示されている。
発電装置1の外郭10については、外郭10で覆われた内部の空間の水密性を保つ様に制作されており、後述する回転軸41を通すための外郭11の上部の孔以外には、開放する箇所は設けられてない。よって、発電装置1の外郭10については、浮体(フロート)に成り得る構造を備えている。なお、図示は省略しているが、上部外郭11の適当な位置には、発電装置1のメンテナンスや、後述する蓄電池47の交換等のための、水密性のある扉を備えた点検口が設けられている。また、発電装置1の上部外郭11には、温度変化による外郭10の内部の気圧が変化しない様に、気体は通過するが、液体は通過しない、気体透過性膜を備えるか、外郭10の内圧と大気圧との差に応じて機械的に弁を開閉し、外郭10の内部の圧力を調整する、通気口が設けられている。
発電装置1の外郭10については、直径1.5〜3メートル、高さ2〜4メートルとしているが、設置する場所に合わせて、適当な大きさとしても良い。また、上部外郭11に下部外郭12については、海水の腐食に耐えうる所定の厚みのステンレス鋼板やガラス繊維強化プラスチック(FRP)により、形成されている。
第一の錘31と腕部33が取り付けられた外部回転部34は、外郭10の内部において、垂直方向下方に伸びる回転軸41に取り付けられている。回転軸41は、上部外郭11の上側に設けられた軸受52と、下部外郭12の下側(底)に設けられた軸受53により、外郭10との間で、回動自在に取り付けられている。
外郭10の内部において、上部外郭11と下部外郭12が合わされた位置に、外郭10の内部空間を上部空間17と下部空間18に仕切る、内部仕切21が設けられている。なお、内部仕切21は、円形で、その中央部に回転軸41の直径に所定の余裕寸法が追加された回転軸を通す孔が設けられている。
上部空間17側の内部仕切21の上には、発電機43が設けられており、回転軸41の回転に連動する増速機構42によって、発電機43に回転軸41の回転が伝達する構造となっている。本実施形態の増速機構42は、回転軸41の周囲に取り付けられた第一の大歯車を第一の小歯車に伝達し、第一の小歯車と同軸の第二の大歯車を介して、発電機43の回転軸に設けた第二の小歯車に伝達する方式である。この増速機構42により、回転軸41が一回転した場合に、発電機43の回転軸を5〜30回転する様に増速している。なお、本実施形態において、増速機構42は、歯車方式としているが、プーリーとベルト方式等のその他の増速機構であっても良い。また、発電機43自体に増速機構を内蔵させたものとしても良い。
なお、増速機構42には、ラチェット機構に代表される逆転防止機構を組み込むことで、増速機構42の回転方向を一方向だけにする様にしても良い。逆転防止機構を組み込まない場合については、発電機43と後述する蓄電池47の電気的な接続方法について、回転軸の回転方向によって極を反転させる装置を組み込む方法や、ダイオードで代表される整流器を介して発電機43と蓄電池47を接続する方法にしても良い。
また、上部空間17側の内部仕切21の上には、蓄電池47が設けられており、発電機43の回転軸を回転させることによって発電した電気を蓄電する様になっている。なお、本実施形態においては、発電装置1の内部で発電された電気を蓄電する構成としているが、発電装置1から、外部に連絡する送電線を設けて、外部の施設に送電する様にしても良い。
発電装置1の内部にリチウムイオン電池、ニッケル水素電池や鉛蓄電池等の蓄電地47を設ける場合には、発電機43は直流発電機となるが、発電装置1の外部に送電する場合については、交流発電機であっても良い。また、水に近接した環境で使用されるので、発電機43や蓄電池47自体及びこれに付属する電気的な部分については、防水カバーで覆うなどの防水処理を施すことや、発電機43と蓄電池47で構成される電気回路についても、漏電ブレーカーや、過充電保護装置等の電気的な安全装置を組み合わせても良い。
下部空間18には、略中央に孔が開けられた第二の錘51が、回転軸41に貫通した状態で取り付けられている。また、第二の錘51の下面側には、第二の錘51を支えるナット54が設けられている。そして、下部空間18側の回転軸41の外周にはオネジが施されており、ナット54は前記オネジと嵌合している。これにより、ナット54を回転させることで、下部空間18において、第二の錘51は上下方向での位置調整が可能となっている。なお、第二の錘51の上面側にもナット54を設けて、第二の錘51が、回転軸41から動かない様にしている。
(使用状態の説明 図3〜5)
図3〜図5を用いて、発電装置1の使用状態について説明する。図3は、発電装置1を海面や湖面等の波の無い水面7に浮かべられている状態を図示したものである。発電装置1は、波の無い水面7において、発電装置1の外郭10は、前述の様に水密性を有した構造であることと、発電装置1の全体の重量が調整されていることで、上部外郭11と下部外郭12の接合箇所13が水面よりも上になる様に調整されている。なお、図3〜5の図中において、水面下については斜線を付して水面下であることを図示している。
図3〜図5を用いて、発電装置1の使用状態について説明する。図3は、発電装置1を海面や湖面等の波の無い水面7に浮かべられている状態を図示したものである。発電装置1は、波の無い水面7において、発電装置1の外郭10は、前述の様に水密性を有した構造であることと、発電装置1の全体の重量が調整されていることで、上部外郭11と下部外郭12の接合箇所13が水面よりも上になる様に調整されている。なお、図3〜5の図中において、水面下については斜線を付して水面下であることを図示している。
また、発電装置1の全体の重量配置も、第二の錘51を下部外郭12に設けられていることで、下部外郭12側に、発電装置1の重心が来る構造となっている。さらには、第二の錘51の高さ方向を調整することも可能であり、下部外郭12における重心の位置を調整することが可能となっている。そして、発電装置1の回転軸41が波の無い水面7に略垂直になって浮かぶ様に重量配分されていることから、発電装置1の重心の位置については、発電装置1の中心にある回転軸41上の水面下にある下部空間18にあることになる。
発電装置1が水面7に浮かんでいるので、発電装置1には、浮心が存在することになる。発電装置1が、前述の様に、波の無い水面7上に、上部外郭11の全てと下部外郭12の一部を浮かぶ状態となっていることで、発電装置1の浮心は、水面下にある下部外郭12の下部空間18の中心にある回転軸41上の位置にあることになる。
図3における発電装置1の腕部33に保持された第一の錘31の位置は、回転軸41が水面7に対して垂直であるので、発電装置1の上部外郭11の任意の位置にあることになる。説明を容易にするため、図3については、腕部33に保持された第一の錘31の位置は、上部外郭11の中央手前側になる位置として図示している。
図4と図5は、水面7に波が発生した場合を説明する図である。図4においては、発電装置1が左側に水面7の波によって傾いた場合であり、発電装置1が左に傾くと、腕部33に保持された第一の錘31は、上部外郭11の左側が最も低い箇所となるので、上部外郭11の左側に動くことになる。図5においては、発電装置1が右側に水面7の波によって傾いた場合であり、発電装置1が右に傾くと、腕部33に保持された第一の錘31は、上部外郭11の右側が最も低い箇所となるので、上部外郭11の右側に動くことになる。
図4と図5が繰り返されることにより、腕部33に保持された第一の錘31の位置は上部外郭11の周囲を移動することになり、増速機構42に前述の逆転防止機構が組み込まれている場合には、腕部33に保持された第一の錘31は、上部外郭11の周囲を回転することになる。腕部33に保持された第一の錘31が、移動又は回転することで、図2で説明した様に、外部回転部34、回転軸41、増速機構42を介して発電機43が発電し、蓄電池47に発生した電気が蓄電されることになる。
発電装置1が、水面上において、波や風等の外力により傾いた場合において、復元力を有する必要がある。発電装置1の復元力については、発電装置1の重心の位置と浮心の位置に決まる。発電装置1の重心の位置は、前述の様に、回転軸41の位置である発電装置1の中心軸にある。また、発電装置1の浮心の位置は、下部外郭12の形状から、同様に回転軸41の位置である発電装置1の中心軸にある。そして、復元力が大きくなるのは、浮心の位置よりも重心の位置が低い場合となる。しかしながら、余り重心の位置が浮心の位置から離れすぎる場合については、発電装置1が小さな波や風によっては、揺れにくくなることになる。そこで、第二の錘51を移動させることでこの復元力の程度を変化させて、発電装置1の復元力を有する状態で、発電装置1が小さな波でも揺れやすい状態に調節することが可能となっている。
なお、発電装置1が傾くことによる浮心の位置も移動するが、移動が最も少ないものは、下部外郭12が半球である場合である。本実施形態の下部外郭12様に円錐台の形状である場合であっても、半球に近似するので、浮心の移動が少ない形状となっている。
発電装置1の重心の位置を回転軸41の位置にある発電装置1の中心軸にある様にするために、第一の錘31、腕部33が上部外郭11の表面を動く場合においても、重心の変化が少ない様にするために、第二の錘51を重くして、第一の錘31と腕部33の変化に影響を少なくしている。また、第一の錘31、腕部33が上部外郭11の表面を動く場合に重心の変化を少なくする方法として、第二の錘51において回転軸41を中心として均等な重さにせず、第一の錘31と腕部33が設けられている反対側の重さを重くなる形状としてバランスをとれる様にしても良い。
以上、実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではない、例えば、発電装置1内部における発電機43、蓄電池47や増速機構42の取り付け位置や配置についてなどである。言い換えれば、この発明は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
本発明は、自然エネルギーを利用した発電装置であるので、量産することが可能であり、産業上の利用性を有している。
1:発電装置
7:水面
9:錨
10:外郭
11:上部外郭
12:下部外郭
13:接合箇所
14:底部
15:取り付け環
16:窪み
17:上部空間
18:下部空間
21:内部仕切
31:第一の錘
33:腕部
34:外部回転部
35、36:一点鎖線
37:離脱防止機構
41:回転軸
42:増速機構
43:発電機
47:蓄電池
51:第二の錘
52、53:軸受
54:ナット
7:水面
9:錨
10:外郭
11:上部外郭
12:下部外郭
13:接合箇所
14:底部
15:取り付け環
16:窪み
17:上部空間
18:下部空間
21:内部仕切
31:第一の錘
33:腕部
34:外部回転部
35、36:一点鎖線
37:離脱防止機構
41:回転軸
42:増速機構
43:発電機
47:蓄電池
51:第二の錘
52、53:軸受
54:ナット
Claims (4)
- 上側に円錐状で前記円錐の頂点の角度が90度から120度の上部外郭と、
下側に半球または円錐状の下部外郭と、
前記上部外郭と前記下部外郭が結合した外郭と、
前記上部外郭の外部側面を回転する第一の錘と、
前記第一の錘より延び前記上部外郭の頂点近傍に設けられた外部回転部に結ばれた腕部と、
前記外部回転部に結合して前記外郭内部に伸びる回転軸と、
前記回転軸の回転が増速機構を介して伝達される発電機と、
前記発電機で発電された電気を貯める蓄電池と、
前記下部外郭内部に設けられた第二の錘と、からなる発電装置。 - 前記上部外郭の外部側面には、前記第一の錘が回転する面を除き、複数の窪みが設けられている請求項1記載の発電装置。
- 前記第一の錘には、前記上部外郭の外部側面からの離脱防止機構が設けられている請求項1または請求項2記載の発電装置。
- 前記第二の錘の位置を上下方向に調節可能である請求項1乃至請求項3記載の発電装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7240692B1 (ja) | 2022-08-01 | 2023-03-16 | 株式会社アントレックス | 波力発電装置 |
JP7254318B1 (ja) | 2022-08-01 | 2023-04-10 | 株式会社アントレックス | 波力発電装置 |
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JP7254318B1 (ja) | 2022-08-01 | 2023-04-10 | 株式会社アントレックス | 波力発電装置 |
JP2024020117A (ja) * | 2022-08-01 | 2024-02-14 | 株式会社アントレックス | 波力発電装置 |
JP2024019916A (ja) * | 2022-08-01 | 2024-02-14 | 株式会社アントレックス | 波力発電装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20190717 |