JP2017198146A - Device for controlling internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、内燃機関の制御装置に係り、特に、カバーに覆われた部分を有する内燃機関の制御に好適な制御装置に関する。 The present invention relates to a control device for an internal combustion engine, and more particularly to a control device suitable for controlling an internal combustion engine having a portion covered with a cover.
特許文献1には、防音ケースに覆われた内燃機関が開示されている。このような構造によれば、外部に伝播する内燃機関の作動音量を抑えることができ、車両の静粛性を高めることができる。 Patent Document 1 discloses an internal combustion engine covered with a soundproof case. According to such a structure, the operating sound volume of the internal combustion engine propagating to the outside can be suppressed, and the quietness of the vehicle can be improved.
ところで、内燃機関を覆うためのケースは、一般に繊維材又は発泡材で形成される。これらの素材は吸湿性を有している。このため、内燃機関は、ケースが水分を含んだ状態で作動せざるを得ないことがある。 By the way, the case for covering the internal combustion engine is generally formed of a fiber material or a foam material. These materials are hygroscopic. For this reason, the internal combustion engine may be forced to operate in a state where the case contains moisture.
内燃機関のケースに水分が含まれていると、エンジンコンパートメント内が高湿度となり、吸入空気内の水分割合が高くなり易い。水分割合が高まれば、その影響で吸入空気内の酸素割合は低下する。内燃機関が運転を継続している間は、そのような酸素割合の低下が燃焼性に与える影響はさほど大きくない。 When moisture is contained in the case of the internal combustion engine, the inside of the engine compartment becomes high humidity, and the moisture ratio in the intake air tends to be high. If the moisture ratio increases, the oxygen ratio in the intake air decreases due to the influence. While the internal combustion engine continues to operate, the influence of such a decrease in the oxygen ratio on the combustibility is not so great.
しかしながら、始動の際に吸入空気中の水分割合が高いと、その始動がスムーズに行われない事態が生じ得る。このため、内燃機関のカバーに水分が含まれる状況は、スムーズな始動性を得るためには好ましいものではない。 However, if the moisture ratio in the intake air is high at the time of starting, a situation may occur in which the starting is not performed smoothly. For this reason, the situation where moisture is contained in the cover of the internal combustion engine is not preferable in order to obtain smooth startability.
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、カバーに含まれる水分に起因する始動性の悪化を有効に防ぐことのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a control device for an internal combustion engine that can effectively prevent deterioration in startability due to moisture contained in a cover. To do.
本発明は、上記の目的を達成するため、少なくとも一部がカバーによって覆われた内燃機関の制御装置であって、
前記カバーに含まれる水分を検知する水検知センサを備え、
前記内燃機関の停止要求を検知する停止要求検知処理と、
前記カバーに前記水分が含まれると判断される状況下で前記停止要求が発生した場合に水消失条件が成立するまで前記内燃機関の運転を継続させる運転継続処理と、
を実行することを特徴とする。
In order to achieve the above object, the present invention provides a control device for an internal combustion engine at least partially covered by a cover,
A water detection sensor for detecting moisture contained in the cover;
A stop request detection process for detecting a stop request of the internal combustion engine;
An operation continuation process for continuing the operation of the internal combustion engine until a water loss condition is satisfied when the stop request is generated under a situation where the cover is determined to contain the water;
It is characterized by performing.
本発明によれば、カバーに水分が含まれると判断される状況下では、水消失条件が成立するまで内燃機関の運転が継続される。内燃機関の運転が継続される間に、カバーに含まれる水分は、内燃機関が発する熱により蒸発する。そして、水消失条件が成立する段階では、カバーに含まれる水分が十分に減少している。カバーに含まれる水分が十分に減少していれば、再始動の際に、吸入空気中の水分が過剰になることはなく、スムーズな始動性が確保できる。 According to the present invention, the operation of the internal combustion engine is continued until the water disappearance condition is satisfied under the condition that the cover is determined to contain moisture. While the operation of the internal combustion engine is continued, the moisture contained in the cover evaporates due to the heat generated by the internal combustion engine. And the water | moisture content contained in a cover is fully reducing in the stage in which water loss conditions are satisfied. If the moisture contained in the cover is sufficiently reduced, the moisture in the intake air will not be excessive at the time of restart, and smooth startability can be ensured.
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。本実施形態は内燃機関10を備えている。内燃機関10は、車両のエンジンコンパートメント12に収納されている。エンジンコンパートメント12の内側には、内燃機関10が発する音を吸収するための防音シート14が貼付されている。
Embodiment 1 FIG.
[Configuration of Embodiment 1]
FIG. 1 is a diagram for explaining the configuration of the first embodiment of the present invention. The present embodiment includes an
図1においては、紙面左側が車両の前方である。内燃機関10の車両前方側には、ラジエタ16、及び冷却ファン18が配置されている。内燃機関10は、ラジエタ16及び冷却ファン18を通過した冷却空気によって冷却される。
In FIG. 1, the left side of the drawing is the front of the vehicle. A
内燃機関10は、その底部にオイルパン20を備えている。オイルパン20の内部には、内燃機関10の内部を循環する潤滑油が集められる。潤滑油は、内燃機関10の内部を循環する過程で過熱される。このため、オイルパン20は高温になり易い。
The
内燃機関10には、排気管22が連結されている。内燃機関10は、高温の排気ガスを排気管22から排出する。このため、排気管22の周辺も、他の部位に比して高温になり易い。
An
本実施形態において、内燃機関10は、ほぼ全面がエンクロージャ24によって覆われている。エンクロージャ24は、主として防音を目的とした内燃機関10のカバーである。エンクロージャ24は、フェルト等の繊維材で構成される。但し、エンクロージャ24の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)繊維からなる繊維材、或いはウレタン等の発泡材で構成することもできる。エンクロージャ24の素材として用いられる繊維材や発泡材は水分を吸収する性質を有している。
In the present embodiment, the
また、本実施形態において、内燃機関10には水検知センサ26が装着されている。水検知センサ26は、エンクロージャ24に含まれる水分を検知するためのセンサである。
In the present embodiment, the
図2は、水検知センサ26の構成を説明するための図である。図2に示すように、水検知センサ26は、検出プローブ対28を備えている。一方の検出プローブ30は、電源電位(+)に接続されていると共に検出抵抗34の一端に接続されている。他方の検出プローブ32は調整抵抗36の一端に接続されている。検出抵抗34の他端、及び調整抵抗36の他端は、夫々トランジスタ38のコレクタ端子、及びベース端子に接続されている。トランジスタ38のエミッタ端子はグランド電位(−)に接続されている。
FIG. 2 is a diagram for explaining the configuration of the
水検知センサ26は、検出プローブ対28がエンクロージャ24に挿入された状態となるように調整される。エンクロージャ24に水分が含まれていない状況下では、検出プローブ対28に電流は流れない。この場合、トランジスタ38はオフ状態を維持する。その結果、検出抵抗34の両端電圧Vはゼロとなる。
The
エンクロージャ24に水分が含まれていると、検出プローブ対28には、その水分量に応じた電流が流れる。トランジスタ38は、ベース端子が受ける電圧に応じた電流を流通させる。このため、検出抵抗34には、検出プローブ対28を流れる電流に応じた電流が流通し、その両端電圧Vは、エンクロージャ24に含まれる水分量と相関を有する値となる。水検知センサ26は、その両端電圧Vを検出信号として出力する。このため、水検知センサ26の出力Vによれば、エンクロージャ24に含まれる水分の状態を検知することができる。
When the
再び図1を参照して説明を続ける。図1に示すように、水検知センサ26は、内燃機関10の下方かつ前方となる位置、より具体的には、オイルパン20の直上かつ冷却ファン18の直下流となる位置に装着されている。エンジンコンパートメント12内には、ラジエタ16及び冷却ファン18を通過して水分が浸入してくることがある。また、水分は、車両の床下側から進入してくることもある。このため、エンクロージャ24は、内燃機関10の前方側と、内燃機関10の底部付近において水を受け易い。一方で、オイルパン20の周辺、並びに排気管22の周辺は上記の通り高温になり易い。このため、それらの周辺においては、仮にエンクロージャ24が吸湿したとしても、吸湿状態が短時間で解消され易い。
The description will be continued with reference to FIG. As shown in FIG. 1, the
以上の理由により、本実施形態の構成では、エンクロージャ24のうち、内燃機関10の下方かつ前方を覆う部分に最も水分が残存し易い。そして、本実施形態では、その位置に水検知センサ26を配置しているため、水検知センサ26の出力により、エンクロージャ24が水を含んだ状態にあるか否かを精度良く判断することができる。
For the reasons described above, in the configuration of the present embodiment, moisture is most likely to remain in a portion of the
水検知センサ26の出力は、電子制御ユニット(以下、ECUとする)40に供給される。ECU40は、内燃機関10の動作を制御するためのユニットである。ECU40には、内燃機関10の制御に必要な各種センサの出力、具体的には、以下のようなセンサの出力が供給されている。但し、これらのセンサはあくまで例示であり、ECU40には、内燃機関の制御に必要とされる公知のセンサの出力が適宜供給されるものとする。
・車速SPDに応じた信号を発するSPDセンサ42
・ブレーキペダルが踏み込まれているか否かを表すBRKセンサ44
・スロットル開度TAに応じた信号を発するTAセンサ46
・機関回転速度Neに応じた信号を発するNeセンサ48
・吸入空気量Gaに応じた信号を発するGaセンサ50
・アクセル開度AAに応じた信号を発するAAセンサ52
・内燃機関10の冷却水温THWに応じた信号を発するTHWセンサ54
・外気温THAに応じた信号を発するTHAセンサ56
・イグニッションIGの操作状況に応じた信号を発するIGスイッチ58
The output of the
-
-
-
-
A
・
本実施形態の内燃機関10は、ハイブリッド車両或いはエコラン車両に搭載される。これらの車両では、IGがオンである状況下で、アイドリングストップのような内燃機関10の自動停止が求められる。ECU40は、上述した各種センサの出力を受けて、それらの自動停止の要求が生じているか否かを判断することができる。
The
[実施の形態1の動作]
図3は、本実施形態においてECU40が実行するルーチンのフローチャートである。図3に示すルーチンは、IGスイッチ58がオンとされた後、所定の周期で繰り返し機動される。このルーチンが起動されると、先ずIGスイッチがオフされていないかが判別される(ステップ100)。
[Operation of Embodiment 1]
FIG. 3 is a flowchart of a routine executed by the
IGスイッチがオフされていないと判別された場合は、次に、内燃機関10の自動停止条件が成立しているか否かが判別される(ステップ102)。具体的には、ハイブリッド車両において内燃機関10を自動停止させるべき軽負荷条件が成立しているか否か、或いは、アイドリングストップを行うべき条件が成立しているか否か等が判別される。
If it is determined that the IG switch is not turned off, it is then determined whether or not an automatic stop condition for the
上記ステップ102において、内燃機関10を自動停止させる条件が成立していないと判別された場合は、引き続き内燃機関10を運転させることが決定され(ステップ104)、今回のルーチンが終了される。
If it is determined in
一方、ステップ102で、自動停止の条件が成立すると判別された場合は、次に、エンクロージャ24に水濡れが生じているか否かが判別される(ステップ106)。具体的には、ここでは、水検知センサ26の出力Vが、ECU40に記憶されている判定値より大きいか否かが判別される。この判定値は、エンクロージャ24内の水分量が、内燃機関10の再始動に悪影響を与える場合に「V>判定値」の関係が成立するように定められている。従って、本ステップ106の条件が成立する場合は、現時点で内燃機関10を停止させると、エンクロージャ24内の水の影響で円滑な再始動が得られない可能性があると判断することができる。この場合、内燃機関10に対する停止要求に関わらず、以後、ステップ104の処理が実行され、内燃機関10の運転が継続される。
On the other hand, if it is determined in
内燃機関10の運転が継続されると、内燃機関10が発する熱により、エンクロージャ24内の水分の蒸発が促進される。この状態が続くと、やがては、エンクロージャ24内の水分量が、内燃機関10の再始動の悪影響を与えない量にまで減少する。そして、この状態に至ると、ステップ106において、エンクロージャ24に水濡れが生じていないとの判定がなされる。この判定がなされると、ECU40は、次に、内燃機関10を停止させる処理を行う(ステップ108)。その結果、内燃機関10は停止状態となる。
When the operation of the
以後、再始動条件が成立すると、吸入空気中に過剰な水分が含まれることなく始動の処理が実行され、内燃機関10の再始動が円滑に行われる。このため、本実施形態の構成によれば、車両の走行中にエンクロージャに水濡れが生じてしまうような状況下でも、自動停止後の再始動時に、もたつきのない円滑な始動を実現することができる。
Thereafter, when the restart condition is satisfied, the starting process is executed without excessive moisture contained in the intake air, and the
図3に示すルーチンが繰り返し実行される過程において、IGスイッチがオフにされると、ステップ100において、IGオフの条件が成立する。ECU40は、この場合も、内燃機関10を停止させる前にステップ106の処理を実行する。その結果、IGスイッチがオフとされた段階で、エンクロージャ24に水濡れが生じていれば、その水濡れが解消されるまで、内燃機関10の運転が継続させることになる。
If the IG switch is turned off in the process of repeatedly executing the routine shown in FIG. 3, the IG off condition is satisfied in
以上の処理によれば、内燃機関10は、エンクロージャ24の水濡れが解消された状態で停止されることになる。停止時にエンクロージャ24の水濡れが解消されていれば、カビの発生を有効に抑えることができ、エンクロージャ24の耐久性を高めることができる。また、寒冷地においては、エンクロージャ24内で水が凍結してしまうのを避けることができ、その耐久性を大幅に向上させることができる。更に、エンクロージャ24が乾いた状態での内燃機関10の冷間始動と、エンクロージャ24に水濡れが生じている状態での冷間始動とを比較すると、前者の方が後者に比して暖機完了に要する時間が短くなる。そして、暖機完了に要する時間は、内燃機関10の燃費特性に大きく影響することから、本実施形態の構成によれば、内燃機関10の燃費向上に関しても有意な効果を得ることができる。
According to the above processing, the
尚、上述した実施の形態1においては、「IGスイッチのオフ」、及び「自動停止条件の成立」が請求項1に記載の「内燃機関の停止要求」に相当する。また、上述したステップ106においてエンクロージャの水濡れが否定されることが、請求項1に記載の「水消滅条件」の成立に相当する。
In the above-described first embodiment, “IG switch off” and “satisfaction of automatic stop condition” correspond to “stop request for internal combustion engine” according to claim 1. Further, denying that the enclosure is wet in
実施の形態2.
次に、図1と共に図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態のシステムは、図1に示す構成において、ECU40に、図3に示すルーチンに変えて図4に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
Embodiment 2. FIG.
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 4 and 5 together with FIG. The system of the present embodiment can be realized by causing the
図4に示すルーチンは、ステップ100においてIGスイッチがオフであると判別された場合に、ステップ106に代えてステップ100〜114の処理を実行する点を除き図3に示すルーチンと同様である。以下、図4において、図3に示すステップと同様のステップには共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
The routine shown in FIG. 4 is the same as the routine shown in FIG. 3 except that when it is determined in
本実施形態では、図4に示すルーチンの実行中にIGスイッチ58がオフにされると、先ず、エンクロージャ24に水濡れが生じているか否かが判別される(ステップ110)。本ステップ110の処理は、実質的にステップ106の処理と同様である。具体的には、ここでは、水検知センサ26の出力Vが、水濡れの判定値より大きいか否かが判別される。
In the present embodiment, when the
上記の判別の結果、エンクロージャ24に水濡れが生じていないと判別された場合は、そのまま内燃機関10を停止しても問題がないと判断することができる。この場合、ECU40は、以後速やかにステップ108において内燃機関10を停止させる。
As a result of the above determination, if it is determined that the
一方、上記ステップ110において、エンクロージャ24に水濡れが生じていると判別された場合は、次に、内燃機関10の冷却水温THW及び外気温THAに基づいて、水濡れの解消に必要な運転時間Tが算出される(ステップ112)。ここでは、具体的には、外気温THAと相関を有する第1乾燥時間T1と、冷却水温THWと相関を有する第2乾燥時間T2とが算出され、それらの合算値T1+T2が上記の運転時間Tとして算出される。
On the other hand, if it is determined in
図5は、外気温THAと第1乾燥時間T1との関係を定めたマップの一例である。ECU40は、このマップを記憶しており、このマップを参照することで第1乾燥時間T1を特定する。エンクロージャ24に含まれる水は、外気温THAが高いほど短時間で蒸発する。このため、第1乾燥時間T1は、THAが高いほど短くなるように設定されている。
FIG. 5 is an example of a map that defines the relationship between the outside temperature THA and the first drying time T1. The
図6は、冷却水温THWと第2乾燥時間T2との関係を定めたマップの一例である。ECU40は、このマップを参照して第2乾燥時間T2を特定する。エンクロージャ24に含まれる水は、冷却水温THWが高いほど、つまり内燃機関10の温度が高いほど短時間で蒸発する。このため、第2乾燥時間T2は、THWが高いほど短くなるように設定されている。
FIG. 6 is an example of a map that defines the relationship between the cooling water temperature THW and the second drying time T2. The
エンクロージャ24に含まれる水分は、内燃機関10が停止した後も、余熱によって蒸発を続ける。そして、停止の時点である程度の水分がエンクロージャ24に残存していても、余熱による蒸発によりその水分が消失すれば、内燃機関10は、水分の影響を受けることなく良好に再始動することができる。このため、本実施形態において、上述した第1乾燥時間T1及び第2乾燥時間T2は、内燃機関10の停止後の余熱利用を前提とし、エンクロージャ24内の水分が完全に消失するのに要する時間よりは短い時間に設定されている。
The moisture contained in the
上記ステップ112の処理が終わると、次に、IGスイッチがオフとされた時点からの経過時間が水濡れ解消に必要な運転時間Tに達したか否かが判別される(ステップ114)。その結果、運転時間Tが未だ経過していないと判別された場合は、再びステップ100以降の処理が繰り返される。そして、運転時間Tの経過前にエンクロージャ24の水濡れ解消が判別されれば(ステップ110参照)、その時点で内燃機関10が停止される。また、水濡れ解消が判別される前に運転時間Tが経過すれば、その時点で内燃機関10が停止される。
When the processing in
以上の処理によれば、IGスイッチがオフとされた際に、内燃機関10の余熱を前提として、エンクロージャ24に含まれる水分を消失させるのに必要な運転時間Tを算出することができる。このため、本実施形態によれば、実施の形態1の場合に比して、IGスイッチオフ後の運転時間を短縮することができ、内燃機関10の燃費特性を改善することができる。
According to the above processing, when the IG switch is turned off, it is possible to calculate the operation time T necessary to eliminate the moisture contained in the
[実施の形態1及び2の変形例]
ところで、上述した実施の形態1及び2では、内燃機関10をハイブリッド車両、又はエコラン車両に搭載することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、内燃機関10は、自動停止の機能を有しない車両に搭載し、IGスイッチオフ後にのみ水濡れ解消のための運転を行うこととしてもよい。
[Modifications of Embodiments 1 and 2]
In the first and second embodiments described above, the
上述した実施の形態1及び2では、内燃機関10のほぼ全面がエンクロージャ24によって覆われているが、本発明の適用はこのような構成に限定されるものではない。即ち、本発明は、少なくとも一部が吸湿性のカバーで覆われている内燃機関に対して適用することができる。また、内燃機関の少なくとも一部を覆うカバーの目的は防音に限るものではない。
In the first and second embodiments described above, almost the entire surface of the
上述した実施の形態1では、水検知センサ26の出力Vが水濡れの判定値以下となることを、自動停止の要求後及びIGスイッチオフ後の水消失条件としている。また、実施の形態2では、運転時間T=T1+T2が経過することを、IGスイッチオフ後の水消失条件としている。しかしながら、本発明で用い得る水消失条件はこれらに限定されるものではない。例えば、外気温THAや冷却水温THWを基礎として算出した運転時間の経過は、自動停止の要求後の水消失条件として用いることもできる。また、自動停止の要求後或いはIGスイッチオフ後において、既定の運転時間が経過することを水消失条件としてもよい。
In the first embodiment described above, the condition that the output V of the
上述した実施の形態2では、運転時間Tを算出する基礎として内燃機関10の冷却水温THWを用いているが、この温度は、内燃機関10の油温に置き換えてもよい。
In the second embodiment described above, the cooling water temperature THW of the
10 内燃機関
12 エンジンコンパートメント
24 エンクロージャ
26 水検知センサ
40 電子制御ユニット(ECU)
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記カバーに含まれる水分を検知する水検知センサを備え、
前記内燃機関の停止要求を検知する停止要求検知処理と、
前記カバーに前記水分が含まれると判断される状況下で前記停止要求が発生した場合に水消失条件が成立するまで前記内燃機関の運転を継続させる運転継続処理と、
を実行することを特徴とする内燃機関の制御装置。 A control device for an internal combustion engine at least partially covered by a cover,
A water detection sensor for detecting moisture contained in the cover;
A stop request detection process for detecting a stop request of the internal combustion engine;
An operation continuation process for continuing the operation of the internal combustion engine until a water loss condition is satisfied when the stop request is generated under a situation where the cover is determined to contain the water;
The control apparatus of the internal combustion engine characterized by performing this.
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