JP2017195576A - スロットアンテナ装置及びアレイアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術に比較して広帯域特性を有するスロットアンテナ装置を提供する。
【解決手段】入力端面とインピーダンス不連続面とを、矩形導波管の長手方向の両端で有する矩形導波管と、上記矩形導波管のH面に形成されたスロットとを備えたスロットアンテナ装置であって、上記スロットは、非連結部を介して互いに対向する2つの端部を有するように屈曲された形状で構成され、上記非連結部は、上記スロットの重心から見て上記長手方向とは平行とならない方向の位置に設けられる。ここで、上記非連結部は、例えば、上記スロットの重心から上記非連結部を見たときの方向の角度が、上記長手方向から45°,135°,225°又は315°となる位置に設けられる。
【選択図】図1

Description

本開示は、例えばミリ波等の高周波数帯の電波を用いたレーダー装置のアンテナに適したスロットアンテナ装置、及びそれを用いたアレイアンテナ装置に関する。
近年の半導体技術の進展により、高い動作周波数を持つ半導体デバイスの低価格化、及び、システム・オン・チップ化が進み、ミリ波車載レーダー装置を筆頭として、リモートセンシングデバイスとしてのミリ波レーダー装置の実用化が昨今急速に進んできている。レーダー装置は、プローブとしての電波を空間に向けて発射し、空間に存在する対象からの散乱波を捉えることによって、対象の補足を行う。
従って、半導体技術が大幅に進展した今日でも、電波の送受を担うアンテナはレーダー装置にとってセンシング品質に直接関わる重要なデバイスである。周波数資源の枯渇、及び、高精度センシングに対する社会的要求の高まりにより、レーダー装置を用いたセンシング用途に割り振られる周波数帯は高周波・広帯域化している。そのため、レーダー装置の用途として求められるアンテナは、ミリ波帯以上の高周波数帯においても、高い放射効率と広帯域性を併せ持つ必要がある。
ミリ波帯以上の高周波数帯においても高い放射効率を実現することができる従来技術に係るアンテナとしては、導波管を用いたスロットアンテナが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
コナー,F.R./原著,関口利男,辻井重男/監訳,安藤真/訳,電子通信工学シリーズ「アンテナ入門」,森北出版,1990,81ページ. J. Hirokawa, and M. Ando, "Single-Layer Feed Waveguide Consisting of Posts for Plane TEM Wave Excitation in Parallel Plates," IEEE Transactions on Antennas and Propagation, Vol.46, No.5, pp.625-630, May 1998.
しかしながら、前記従来技術に係るスロットアンテナの構成は、高い放射効率を実現するものの、広帯域性を付与することが難しく、補足特性の向上に向けて高速な変調信号を用いたレーダー装置用アンテナとして適用することが困難であった。
本開示の目的は以上の課題を解決するものであって、従来技術に比較して広い動作帯域幅有するスロットアンテナ装置を提供することにある。
本開示の一態様に係るスロットアンテナ装置は、
入力端面とインピーダンス不連続面とを、矩形導波管の長手方向の両端で有する矩形導波管と、
上記矩形導波管のH面に形成されたスロットと
を備えたスロットアンテナ装置であって、
上記スロットは、非連結部を介して互いに対向する2つの端部を有するように屈曲された形状で構成され、
上記非連結部は、上記スロットの重心から見て上記長手方向とは平行とならない方向の位置に設けられる。
本開示に係るスロットアンテナ装置によれば、従来技術に比較して広い動作帯域幅を有する。
実施形態1に係るスロットアンテナ装置10の構成例を示す斜視図である。 図1のスロット3付近の構成を示す平面図である。 変形例1に係るスロット3Aの構成を示す平面図である。 変形例2に係るスロット3Bの構成を示す平面図である。 変形例3に係るスロット3Cの構成を示す平面図である。 変形例4に係るスロット3Dの構成を示す平面図である。 変形例5に係るスロット3Eの構成を示す平面図である。 実施例1に係るスロットアンテナ装置20の構成を示す平面図である。 図4AのA−A’線についての縦断面図である。 図4A及び図4Bのスロットアンテナ装置20の反射特性を示すグラフである。 実施例2に係るアンテナ装置30の構成を示す平面図である。 図6のスロットアンテナ装置31の構成を示す平面図である。 図6のスロットアンテナ装置32の構成を示す平面図である。 比較例に係るスロットアンテナ装置40の構成を示す斜視図である。
以下、本開示に係る比較例及び実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
比較例に基づく発明者の知見.
図8は比較例に係るスロットアンテナ装置40の構成を示す斜視図である。図8において、比較例に係るスロットアンテナ装置40は、矩形導波管16にスロット15を設けることにより、高い放射効率を実現している。
図8において、矩形導波管16は、断面が矩形開口を有する良導性金属よりなる矩形パイプ形状の構造体で構成される。矩形開口の寸法を最適化することにより、矩形導波管16はスロットアンテナ装置40の動作周波数帯の動作帯域幅においてTE10モードのみの高周波信号の電磁波を伝送する単一モード伝送線路として動作する。また、矩形導波管16は、銅などの良導性材料でパイプ内壁を被覆することにより低伝送損失の伝送線路として動作するため、例えばミリ波帯などの高周波数帯でアンテナの放射効率を減じる主要因である伝送損失を低減できる。従って、比較例に係るスロットアンテナ装置40は高い放射効率をもつアンテナ装置として動作する。
図8において、スロット15は、矩形導波管16の内部と外部を連結するために、矩形導波管16の壁面に矩形スリットを設けることにより実現される。当該矩形スリットは単体で高周波信号を伝送するスロット線路として動作する。そのため、スロットアンテナ装置40の動作帯域幅の中心周波数における前記スロット線路の伝搬波長の1/2の長さにスロット15の長さを選択すると、スロット15は1/2波長共振器として動作する。そこで、スロット15に対し、上記の中心周波数の高周波信号を矩形導波管16から給電すれば、スロット15を介して電磁波が放射されて、アンテナ装置として動作する。
矩形導波管16からスロット15への給電方法は、TE10モードの伝播により矩形導波管16の内壁面に生じる管内電流17をスロット15で遮断することによりなされる。その際、スロット15の位置を調整すれば遮断される電流量を調節することが可能である。従って、スロット15の位置を最適化することによって、矩形導波管16からスロット15への効果的な給電を行なうことができる。
図8の正面に向かって最も右上にあるスロット15を例にとり、比較例に係るスロットアンテナ装置40から放射される電波について説明する。スロット15は、矩形導波管16の長手方向(電磁波の伝播方向)に直交した方向にE面(放射電波の電界の振動面)を持つ直線偏光電波を放射する。矩形導波管16の長手方向に対して直交しない方向にE面を持ったスロットアンテナ装置を構成するためには、矩形導波管16上の異なる位置に互いに異なる向きのE面を持った2個のスロットを配置し、両スロットの位置の最適化により各々のスロットの共振位相を調整したり、あるいは、矩形導波管16の中心線に対してスロットの長手方向を傾けた配置を採ることによりなされる。
しかしながら、以上の比較例に係るスロットアンテナ装置の構成は、比較的高い放射効率を実現するものの、広帯域性を付与することが難しく、補足特性の向上に向けて高速な変調信号を用いたレーダー装置用アンテナとして適用することが困難であった。また、電波の送信受信を異なるアンテナで行うレーダー装置の場合、共平面状に送受両アンテナを配置しようとすると、矩形導波管16の配管構造による物理的制約により、互いに異なる構造のアンテナを送信及び受信アンテナとして用いなければならずレーダー装置の捕捉性能の劣化を招く、という課題を有していた。
本発明者らはこれらの課題等の知見に鑑みて、以下の実施形態を発明したので以下に説明する。
実施形態1.
図1は実施形態1に係るスロットアンテナ装置10の構成例を示す斜視図である。また、図2Aは図1のスロット3付近の構成を示す平面図である。図1において、スロットアンテナ装置10は、矩形パイプ形状の矩形導波管1と、インピーダンス不連続面2と、スロット3とより構成される。矩形導波管1は、その断面が矩形開口を有し、内部が誘電体(もしくは真空、空気であってもよい)で満たされた管状の構造体であって、互いに対向する広い面の1対のH面管壁1A,1Bと、互いに対向する狭い面の1対のE面管壁1C,1Dで構成される。なお、入力端面4を構成する矩形開口は正方開口であってもよく、誘電体は誘電率分布を持っていてもよい。矩形導波管1の内壁面は、4面全面、あるいは、内面の1対のH面管壁1A,1Bの全面と、1対のE面管壁1C,1Dの一部が良導性導体で被覆される。また、スロットアンテナ装置10の動作帯域幅の全帯域にわたって、矩形導波管1が矩形開口導波管の基本伝送モードであるTE10モードのみを伝送するように前記矩形開口の大きさ及び形状、並びに、誘電体の誘電率及び/又は誘電率分布は選択される。
なお、「H面管壁1A,1Bの内壁面」とは、矩形導波管1の4つの内壁面のうち、TE10モードの電界ベクトルが垂直に入射する面として定義される。さらに、上記の「アンテナの動作周波数帯」又は「動作帯域幅」とは、入力端面4における定在波比が2以下を満足する「周波数帯」又は「帯域幅」として定義される。図1では、矩形導波管1は直線状で同一断面構造を持つように表現されているが、本実施形態に係るスロットアンテナ装置10の動作帯域幅においてTE10モードのみを伝送すれば、矩形導波管1は屈曲していても、さらには、TE10モードの伝搬方向に沿って異なる矩形断面を持っていてもよい。
矩形導波管1は、インピーダンス不連続面2を有する。インピーダンス不連続面2は例えば反射面であって、矩形導波管1の特性インピーダンスを急激に変化させることによって実現される。インピーダンス不連続面2は、例えば、矩形導波管1の開放端、あるいは、矩形導波管1の対向するH面管壁1A,1Bを良導性導体で導通させることによって実現される。インピーダンス不連続面2は、矩形導波管1内にTE10モードの定在波を生成するよう作用する。なお、矩形導波管1の進行波とインピーダンス不連続面(反射面)2からの反射波が干渉し、矩形導波管1内に定在波を生じさせる構成であれば、インピーダンス不連続面2の構成は上記の例示の構成にかぎらない。
従って、矩形導波管1は入力端面4とインピーダンス不連続面2を、矩形導波管1の延伸方向(長手方向であって、電磁波の伝播方向)の両端に有する。
矩形導波管1のH面管壁1A,1Bのうちのどちらか一方の広い面にスロット3を形成する。本実施形態等では、H面管壁1Aにスロット3を形成している。スロット3は、矩形導波管1の内部と外部を隔てる良導性導体の一部を、スリット状に除去することによって形成される。このようなスリット状の構造はスロット線路と呼ばれる高周波線路として動作する。スロット線路は、線路の長手方向に沿って高周波信号を伝送することができる。スロット3の全長は、スロットアンテナ装置10の動作帯域幅はその中心周波数において、上述のスロット線路の伝搬波長に換算して概ね1波長に等しい。スロット3は、1波長スロット線路のスロット3の両端部3a,3bが非連結部3cを介して、互いに対向するように、1波長スロット線路のスロット3を環状に屈曲させて構成される。スロット3の屈曲の可能な構成の実施形態及び変形例について図2A〜図2Cを参照して説明する。
スロット3の可能な形状の代表的なものとして以下のものがある。
(1)実施形態に係る図2Aにおいて、スロット3はスロット線路の直線部分がTE10モードの電磁波の伝播方向(矩形導波管1の長手方向又は延伸方向)に対して角度θ(0<θ<90゜)だけ傾いた(上記伝播方向とは平行にならないように)矩形形状を有する。
(2)変形例1に係る図2Bにおいて、スロット3Aは円環形状を有する。
(3)変形例2に係る図2Cにおいて、スロット3Bはスロット線路の直線部分がTE10モードの電磁波の伝播方向に対して平行な矩形形状を有する。
上記のスロット3,3A,3Bの3つの例とも、スロット3,3A.3Bの重心Oは、概ね矩形導波管1の中心線上で、かつ、インピーダンス不連続面2によるTE10モードの定在波に付随して発生する矩形導波管1の内壁面に現れる電流分布の定在波の腹に位置する。なお、スロットアンテナ装置10の動作帯域幅を広くするためには、インピーダンス不連続面2に最も近い位置に出現する電流分布の定在波の腹近傍にスロット3の重心Oを位置させるとよい。また、TE10モードの電磁波の伝播方向と、スロット3の重心Oからみた1波長スロット線路の両端の対向部分である非連結部3cに向かう方向との成す角度をθとするとき、本開示のスロットアンテナ装置の構成例の角度θは45°,135°,225°,315°である。
また、スロット3,3A,3Bの重心Oは、好ましくは、図2A〜図2Cに示すように、矩形導波管1の鏡像対称面50(図2A〜図2Cにおいて、矩形導波管1の長手方向に平行な一点鎖線;幅方向の中央部に位置する)に含まれるように位置する。これについては、以下の変形例でも同様である。
次いで、実施形態1に係るスロットアンテナ装置10の動作について説明する。
図1において、入力端面4から入力された高周波信号は、TE10モードとして矩形導波管1をその長手方向でインピーダンス不連続面2に向う方向に進行した後、インピーダンス不連続面2で反射される。その結果、矩形導波管1内は、前記進行波と反射波の重畳波で満たされる。重畳波が準定常状態に達すると、矩形導波管1内部の電磁界分布はTE10モードの定在波となる。定在波は矩形導波管1のH面管壁1A,1Bの内壁面上に電流の定在波を生成する。ここで、電流の定在波の腹近傍に最も強い電流が生成される。スロット3は電流の定在波の腹に位置するので、強い電流を遮断しスロット3には強い振動電界が生じる。入力端面4から入力された高周波信号の周波数がスロットアンテナ装置10の動作帯域幅内にある場合、スロット3は1波長共振器として動作するために、スロット3にはさらに強い振動電界が生じる。その電界の一部が矩形導波管1の外部に漏れ、無限遠方まで到達することにより、実施形態1に係るスロットアンテナ装置はアンテナ装置として動作する。
図2Bに示すように、1波長の長さのスロット線路のスロット3Aを円環形状に接続した場合、共振時にスロット線路上に現れる電界は必ず2つの節を持つ。図2Bに示したスロット3Aには、角度θの位置に1波長スロット線路の両端部3a,3bの対向部分、すなわち、スロット線路の短絡があるので、スロット線路上に現れる電界は必ずその短絡部で節を持たなければならない。そのために、スロット3Aに発生する電界は、角度θ以外に角度θ+180°の位置に電界がゼロの部分、すなわち節が生じる。従って、スロット3の形成された矩形導波管1のH面管壁1Aの外壁面(図2Aの紙面に平行)の法線方向に放射される電界は、角度θ+90°と角度θ+270°に電界振動面(E面)を持った直線偏波電波となる。以上のように、本実施形態に係るスロットアンテナ装置10は、θ=45°,135°,225°,315°のとき、TE10モードの電磁波の伝播方向に対して45°傾いたE面を有する直線偏波を放射するアンテナ装置として動作する。
上述のように、スロット3の重心位置と、矩形導波管1の内壁面に現れる電流分布の定在波の腹の位置と概ね一致させるよう説明した。スロット3の幅、及び、スロット3の重心位置と矩形導波管1の内壁面に現れる電流分布の定在波の腹の位置との相対位置の最適化によって、スロットアンテナ装置10の動作帯域幅を広くすることが可能である。さらに、図2Aに図示したスロット3の構成を適用すると、比較例に比較して広い動作帯域幅を実現することができる。これは、図2Aに図示したスロット3の構成が、最も効率よく矩形導波管1の内壁面に現れる電流を遮断するためである。
本実施形態のアンテナは以下の3つの特長を有する。
(1)矩形導波管1が低伝送損失な線路として動作するために高い放射効率を実現できる。ここで、「放射効率」とは、入力端面4から入力した高周波信号のエネルギーに対する、スロット3から外界に放射される電磁界エネルギーの比で定義される。
(2)矩形導波管1とスロット3間の電磁界結合を強くできることから、比較例に係るスロットアンテナ装置40よりも極めて広いスロットアンテナ装置の動作帯域幅を実現することができる。
(3)比較例に係るスロットアンテナ装置40では実現困難な、矩形導波管1内に励起されるTE10モードの電磁波の伝播方向に対して、E面を45°ないしは135°傾けることが可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る構成によれば、スロットアンテナ装置10の動作帯域幅の中心周波数で1波長共振器として動作するスロット線路を、線路端を対向させて環状に屈曲させ、TE10モード定在波を生成する矩形導波管1内部の電流の強い位置に配置し、スロット線路のスロット3の重心Oからみた端部3a,3b間の非連結部3cの位置を、TE10モードの電磁波の伝播方向に対して45°,135°,225°,315°のいずれかに設定することにより、高い放射効率と広いアンテナの動作帯域幅を持ち、TE10モードの電磁波の伝播方向に対して45°ないしは135°にE面を持つアンテナ装置を提供できる。
なお、本開示に係るスロットアンテナ装置は、これらの傾斜角度に限らず、スロット3の重心Oからみた端部3a,3b間の非連結部3cの位置を、TE10モードの電磁波の伝播方向に対して平行とならないように配置してもよい。
図3Aは変形例3に係るスロット3Cの構成を示す平面図である。また、図3Bは変形例4に係るスロット3Dの構成を示す平面図である。さらに、図3Cは変形例5に係るスロット3Eの構成を示す平面図である。
上記の実施形態においては、スロット3,3A,3Bとして1波長スロット線路を、線路端を対向させかつ環形状に屈曲させて構成したが、図3A〜図3Cに示すように、図2A〜図2Cに図示した1波長スロット線路のスロット3,3A,3Bの両端部の非連結部3cと同様の非連結部3fが、スロット3C〜3Eの重心Oに対して点対称の位置に追加されている。すなわち、図3A〜図3Cにおいて以下の通りである。
(1)図3Aにおいて、スロット3Cは、端部3a,3dを有するスロット部3C1と、端部3b,3eを有するスロット部3C2とを備えて構成される。ここで、端部3a,3bが非連結部3cを介して互いに対向し、端部3d,3eが非連結部3fを介して互いに対向するようにスロット部3C1,3C2が形成される。
(2)図3Bにおいて、スロット3Dは、端部3a,3dを有するスロット部3D1と、端部3b,3eを有するスロット部3D2とを備えて構成される。ここで、端部3a,3bが非連結部3cを介して互いに対向し、端部3d,3eが非連結部3fを介して互いに対向するようにスロット部3D1,3D2が形成される。
(3)図3Cにおいて、スロット3Eは、端部3a,3dを有するスロット部3E1と、端部3b,3eを有するスロット部3E2とを備えて構成される。ここで、端部3a,3bが非連結部3cを介して互いに対向し、端部3d,3eが非連結部3fを介して互いに対向するようにスロット部3E1,3E2が形成される。
図3A〜図3Cの変形例3〜5では、1波長スロット線路が、互いの線路の端部が対向した2本の1/2波長スロット線路のスロット部として構成されている。スロット3の動作説明で、スロット3で発生する電界は、角度θと角度θ+180°の2つの位置に電界がゼロの領域が出現することを述べた。このことより、角度θ+180°の位置に新たに角度θの非連結部3cと同じ線路構造の非連結部3fを付加しても、概ね同じ電磁界分布が生じる。すなわち、図3A〜図3Cに図示したスロット3C〜3Eを持ったスロットアンテナ装置10は、図2A〜図2Cに図示したスロットアンテナ装置10と概ね同一特性をもったアンテナ装置として動作する。
図3A〜図3Cのスロット3C〜3Eの構成は、図2A〜図2Cのスロット3,3A,3Bよりもスロットアンテナ装置10の動作帯域幅が狭い傾向にあるが、矩形導波管1内部の誘電体が空気の場合、スロット3の環部の内導体を2つの梁で支持できるので、図2A〜図2Cのスロット3,3A,3Bの構成よりも機械的安定性に富むアンテナ装置が提供できる。
なお、本実施形態の矩形導波管1は例えば四角柱形状の誘電体ロッドの対向する2つの端面を除く4つの面に導体を形成して構成されてもよい。
図4Aは実施例1に係るスロットアンテナ装置21の構成を示す平面図である。また、図4Bは図4AのA−A’線についての縦断面図である。
図4A及び図4Bに示すように、本実施例では矩形導波管1の代わりに、導波管としてポスト壁導波路5(ポスト壁導波路の詳細な動作原理については非特許文献2を参照)を適用した。ポスト壁導波路5は、誘電体基板6に、そのE面管壁として複数のビア導体8を配置することに構成される。ここで、誘電体基板6は、図4Bに示すように、例えば誘電率2.35をもつ等方的な誘電体よりなる厚さ1mmの平行平板の両面にそれぞれ、例えば厚さ18μmの銅箔にてなる導体層7A,7Bを積層して構成した。ビア導体8は導電性をもった直径0.4mmの柱状の貫通ビア導体であって、平行平板の幅方向の縁端部においてその長手方向に沿って、誘電体基板6を厚さ方向で貫通して二枚の導体層7A,7Bを互いに導通させている。隣り合うビア導体8の間隔は例えば1mmとし、例えば幅3mmの間隔で2列平行にビア導体8を配置することにより、60GHzにおいてTE10モードのみを伝送する幅3mmのポスト壁導波路5を構成した。
図4Aに示したように、本実施例では、複数のビア導体8で導体層7A,7Bの端面を短絡させることによってインピーダンス不連続面2を実現することができる。この短絡部分は、ポスト壁導波路5の短絡面9となる。そのため、ポスト壁導波路5を伝播するTE10モードは短絡面9で反射され、準定常状態に達した時点でポスト壁導波路5内は定在波で満たされる。なお、本実施例では、できるだけ広いスロットアンテナ装置20の動作帯域幅を目標としているので、短絡面9に最も近い位置に発生するTE01モードの節、すなわち、ポスト壁導波路5の内面を流れる振動電流の腹(短絡面9から例えば1.915mm離れた位置)に、後述のスロット3の重心Oはほぼ一致している。さらに、スロット3の重心Oはポスト壁導波路5の中心線上に一致させた。
スロット3は、例えば幅0.19mmのスロット線路で構成した。スロット線路のスロットの端部3a,3bを0.2mmの間隔で非連結部3cとして互いに対向させ、内導体が一辺1mmの正矩形となるようスロット線路を屈曲させた。本実施例では、スロットアンテナ装置20の動作帯域幅ができるだけ広くなるよう、図2Aに示したスロット3の配置を適用した。導体層7A,7Bへのスロット3の形成は、例えば写真製版による従来技術に係るプリント基板の製法を用いた。
図5は図4A及び図4Bのスロットアンテナ装置21の反射特性を示すグラフである。すなわち、図5は、入力端面4に高周波信号を入力したときに、当該入力された高周波信号に対して、反射されて入力端面4に戻ってくる高周波信号の割合を示す、本実施例のスロットアンテナ装置20のSパラメータの絶対値(|S11|)の周波数依存性を示している。実施形態1の項で定義したアンテナの動作帯域幅は、|S11|<−9.5dBを満足する動作帯域幅で定義される。従って、図5よりスロットアンテナ装置20の動作帯域幅は3.9GHzとなる。これは、比帯域(中心周波数60GHzに対するアンテナの動作帯域幅の比率で定義)で6.5%に相当し、本実施例のスロットアンテナ装置20は比較例に比較して高い放射効率と、広い帯域幅の広帯域性を兼ね備えたアンテナ装置として有用である。
図6は実施例2に係るアレイアンテナ装置30の構成を示す平面図である。また、図7Aは図6のスロットアンテナ装置31の構成を示す平面図である。さらに、図7Bは図6のスロットアンテナ装置32の構成を示す平面図である。
図6において、実施例2のアレイアンテナ装置30は、送信アレイアンテナ装置30Tと受信アレイアンテナ装置30Rとを備えて構成される。ここで、送信アレイアンテナ装置30T及び受信アレイアンテナ装置30Rはそれぞれ、
(1)実施例1に係るスロットアンテナ装置20と同様の構造を有するスロットアンテナ装置31と、
(2)スロットアンテナ装置31とは複数のビア導体8を、X軸方向及びY軸方向で元のビア導体8の間隔の1/2だけシフトさせて配置してなるスロットアンテナ装置32とを、
それぞれ2個ずつを交互に配置し、全部で4個のスロット3が等間隔でかつ直線状に並ぶように構成される。また、複数のスロット3の配列方向は、ポスト壁導波路5の中心線と直交している。ここで、各スロットアンテナ装置31,32はそれぞれ実施例1と同様にポスト壁導波路5で構成される。
なお、図6、図7A及び図7Bにおいて、送信アレイアンテナ装置30Tの各スロットアンテナ装置31,32はそのスロット3及び短絡面9はY軸方向と平行となるように配置される一方、受信アレイアンテナ装置30Rの各スロットアンテナ装置31,32はそのスロット3及び短絡面9はX軸方向と平行となるように配置される。
本実施例では、隣接するポスト壁導波路5間の誘電体基板6を介しての電磁界結合を抑圧するため、隣接するポスト壁導波路5間のポスト壁を2重にしている。そのため、実施例1と同様にポスト壁導波路5で構成された図7A及び図7Bのスロットアンテナ装置31,32を、送信アレイアンテナ装置30TではY軸方向で交互に並列させて、また、受信アレイアンテナ装置30RではX軸方向で交互に並列させて配置することで、それぞれ送信アレイアンテナ装置30T及び受信アレイアンテナ装置30Rを構成している。
ここで、図7A及び図7Bに示したように、図7A及び図7Bのスロットアンテナ装置31,32は、スロット3の重心Oは、短絡面9及びポスト壁導波路5の中心線に対し、同じ位置に設置されている。これに対して、図7Bのスロットアンテナ装置32の各ビア導体8はそれぞれ、隣接する図7Aのスロットアンテナ装置31の各ビア導体8に対して、ポスト壁面に沿って短絡面9に向う方向(30TではX軸方向、30RではY軸方向)で0.5mmシフトして配置され、また、短絡面9に沿った方向(30TではY軸方向、30RではX軸方向)で0.5mmシフトした位置に配置される。
以上のように構成された実施例2に係るアレイアンテナ装置30は、2次元ビームスキャニングが可能なアンテナ装置として動作する。図6において、送信アレイアンテナ装置30TはY軸方向の1次元ビームスキャニングを行い、受信アレイアンテナ装置30RはX軸方向の1次元ビームスキャニングを行うので、全体として実施例2のアレイアンテナ装置30は2次元ビームスキャニングアンテナとして動作することができる。
送信アレイアンテナ装置30Tの各スロット3と受信アレイアンテナ装置30Rの各スロット3が図6のごとく配置されているので、図6に示すように、送信アレイアンテナ装置30Tと受信アレイアンテナ装置30Rからの放射波の各E面は互いに平行である。そのため、金属面からの反射波のように、偏波面が反射により90°回転する捕捉対象に対する感度をおさえる一方で、偏波面の回転の少ない反射波を生じる誘電率分布のある物体に対して感度を持つビームスキャニングアンテナとして、実施例2のアレイアンテナ装置11は好適である。
本実施例では、スロットアンテナ装置31,32のE面がポスト壁導波路5の中心線に対して45°の傾きをもっているために、送信アレイアンテナ装置30Tと受信アレイアンテナ装置30Rを直交配置しても、両アレイアンテナ装置30T,30Rは互いに同一構造でありながら、両者ともに平行な放射波のE面を持たせることが可能となる。この特長により、送信アレイアンテナ装置30Tと受信アレイアンテナ装置30Rの電波放射特性と高周波特性を一致させることが容易となり、実施例1に係るスロットアンテナ装置20の高放射効率と広帯域性を、実施例2に係るアレイアンテナ装置30全体として担保するとともに、X軸,Y軸方向のビームスキャニング特性の一致を広い動作帯域幅で実現できる。
実施形態のまとめ.
第1の態様に係るスロットアンテナ装置は、
入力端面とインピーダンス不連続面とを、矩形導波管の長手方向の両端で有する矩形導波管と、
上記矩形導波管のH面に形成されたスロットと
を備えたスロットアンテナ装置であって、
上記スロットは、非連結部を介して互いに対向する2つの端部を有するように屈曲された形状で構成され、
上記非連結部は、上記スロットの重心から見て上記長手方向とは平行とならない方向の位置に設けられた。
第2の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1の態様に係るスロットアンテナ装置において、
上記非連結部は、上記スロットの重心から上記非連結部を見たときの方向の角度が、上記長手方向から45°,135°,225°又は315°となる位置に設けられた。
第3の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1又は第2の態様に係るスロットアンテナ装置において、
上記スロットの屈曲された形状は矩形形状である。
第4の態様に係るスロットアンテナ装置は、第3の態様に係るスロットアンテナ装置において、
上記スロットは、上記スロットの屈曲された矩形形状の1辺は上記矩形導波管の長手方向と平行とならないように構成された。
第5の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1又は第2の態様に係るスロットアンテナ装置において、
上記スロットの屈曲された形状は円形状である。
第6の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1〜第5の態様のうちのいずれか1つに係るスロットアンテナ装置において、
上記スロットは、上記スロットアンテナ装置の動作周波数の1波長で共振する共振器として動作するように構成された。
第7の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1〜第6の態様のうちのいずれか1つに係るスロットアンテナ装置において、
上記スロットは、その重心が上記矩形導波管の幅方向の中央部の鏡像対称面に含まれるように設けられた。
第8の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1〜第7の態様のうちのいずれか1つに係るスロットアンテナ装置において、
上記矩形導波管は、TE10モードの電磁波を伝送するように構成された。
第9の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1〜第8の態様のうちのいずれか1つに係るスロットアンテナ装置において、
上記矩形導波管は、金属パイプ形状を有する。
第10の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1〜第8の態様のうちのいずれか1つに係るスロットアンテナ装置において、
上記矩形導波管は、四角柱形状の誘電体ロッドの2つの端面を除く4つの面に導体を形成して構成される。
第11の態様に係るスロットアンテナ装置は、第1〜第8の態様のうちのいずれか1つに係るスロットアンテナ装置において、
上記矩形導波管は、平行平板の誘電体基板の2つの平行平板面にそれぞれ導体を形成し、上記誘電体基板の幅方向の縁端部において長手方向で、上記誘電体基板の厚さ方向に貫通する複数のビア導体を形成することで構成される。
第12の態様に係るアレイアンテナ装置は、
第11の態様に係る複数のスロットアンテナ装置をそれぞれ互いに直交する第1及び第2の方向で並置されて構成された第1及び第2のアレイアンテナ装置を備えたアレイアンテナ装置であって、
上記第1のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置と、上記第2のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置とは、上記第1のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置の各スロットから放射される電磁波のE面と、上記第2のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置の各スロットから放射される電磁波のE面とが互いに平行となるように配置された。
第13の態様に係るアレイアンテナ装置は、第12の態様に係るアレイアンテナ装置において、
上記第1のスロットアンテナ装置は送信アンテナ装置として用いられ、
上記第2のスロットアンテナ装置は受信アンテナ装置として用いられる。
本開示に係るアンテナ装置は、例えば60GHz以上のミリ波帯などの高周波数帯においても高放射効率と広帯域性が容易に実現でき、加えてアレイアンテナ化が容易であるので、例えば、ミリ波帯レーダー装置用ビームスキャニングアンテナ等として有用である。また、ミリ波を用いた、非接触生態センシング用のセンサーや害獣検知センサー等に適用されるアレイアンテナにも応用できる。
1…矩形導波管、
1A,1B…H面管壁、
1C,1D…E面管壁、
2…インピーダンス不連続面、
3,3A〜3E…スロット、
3a,3b,3d,3e…スロットの端部、
3c,3f…非連結部、
3C1,3C2,3D1,3D2,3E1,3E2…スロット部、
4…入力端面、
5…ポスト壁導波路、
6…誘電体基板、
7A,7B…導体層、
8…ビア導体、
9…短絡面、
11…アレイアンテナ装置、
14…ポスト壁、
20…スロットアンテナ装置、
30…アレイアンテナ装置、
30T…送信アレイアンテナ装置、
30R…受信アレイアンテナ装置、
31,32…スロットアンテナ装置、
50…鏡像対称面、
O…スロットの重心。

Claims (13)

  1. 入力端面とインピーダンス不連続面とを、矩形導波管の長手方向の両端で有する矩形導波管と、
    上記矩形導波管のH面に形成されたスロットと
    を備えたスロットアンテナ装置であって、
    上記スロットは、非連結部を介して互いに対向する2つの端部を有するように屈曲された形状で構成され、
    上記非連結部は、上記スロットの重心から見て上記長手方向とは平行とならない方向の位置に設けられた、スロットアンテナ装置。
  2. 上記非連結部は、上記スロットの重心から上記非連結部を見たときの方向の角度が、上記長手方向から45°,135°,225°又は315°となる位置に設けられた、請求項1記載のスロットアンテナ装置。
  3. 上記スロットの屈曲された形状は矩形形状である、請求項1又は2記載のスロットアンテナ装置。
  4. 上記スロットは、上記スロットの屈曲された矩形形状の1辺は上記矩形導波管の長手方向と平行とならないように構成された、請求項3記載のスロットアンテナ装置。
  5. 上記スロットの屈曲された形状は円形状である、請求項1又は2記載のスロットアンテナ装置。
  6. 上記スロットは、上記スロットアンテナ装置の動作周波数の1波長で共振する共振器として動作するように構成された、請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載のスロットアンテナ装置。
  7. 上記スロットは、その重心が上記矩形導波管の幅方向の中央部の鏡像対称面に含まれるように設けられた、請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載のスロットアンテナ装置。
  8. 上記矩形導波管は、TE10モードの電磁波を伝送するように構成された、請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載のスロットアンテナ装置。
  9. 上記矩形導波管は、金属パイプ形状を有する、請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のスロットアンテナ装置。
  10. 上記矩形導波管は、四角柱形状の誘電体ロッドの2つの端面を除く4つの面に導体を形成して構成される、請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のスロットアンテナ装置。
  11. 上記矩形導波管は、平行平板の誘電体基板の2つの平行平板面にそれぞれ導体を形成し、上記誘電体基板の幅方向の縁端部において長手方向で、上記誘電体基板の厚さ方向に貫通する複数のビア導体を形成することで構成される、請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のスロットアンテナ装置。
  12. 請求項11記載の複数のスロットアンテナ装置をそれぞれ互いに直交する第1及び第2の方向で並置されて構成された第1及び第2のアレイアンテナ装置を備えたアレイアンテナ装置であって、
    上記第1のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置と、上記第2のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置とは、上記第1のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置の各スロットから放射される電磁波のE面と、上記第2のアレイアンテナ装置の複数のスロットアンテナ装置の各スロットから放射される電磁波のE面とが互いに平行となるように配置された、アレイアンテナ装置。
  13. 上記第1のスロットアンテナ装置は送信アンテナ装置として用いられ、
    上記第2のスロットアンテナ装置は受信アンテナ装置として用いられる、請求項12記載のアレイアンテナ装置。
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