JP2017193394A - Conveyance device and image formation apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被搬送媒体を搬送する搬送装置、及び搬送装置を備える画像形成装置に関する。 The present invention relates to a conveyance device that conveys a medium to be conveyed, and an image forming apparatus including the conveyance device.
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、被搬送媒体としての記録用紙等を回転する一対のローラで挟持して搬送する搬送装置が設けられている。 2. Description of the Related Art Image forming apparatuses such as copying machines and printers are provided with a transport device that sandwiches and transports recording paper or the like as a transported medium with a pair of rotating rollers.
ところで、被搬送媒体が搬送される際、被搬送媒体が搬送方向に対して傾いたり、搬送方向と直交する方向に横ずれしたりすることがある。従来、このような傾きや横ずれを補正するため、被搬送媒体を傾き方向と反対方向に回転させたり、横ずれ方向と反対方向に移動させたりして、正しい位置に戻す搬送装置が提案されている。 By the way, when the transported medium is transported, the transported medium may be inclined with respect to the transport direction or may be laterally shifted in a direction perpendicular to the transport direction. Conventionally, in order to correct such inclination and lateral deviation, a conveyance device has been proposed in which a medium to be conveyed is rotated in a direction opposite to the inclination direction or moved in a direction opposite to the lateral deviation direction and returned to the correct position. .
例えば、特許文献1(特開2014−88263号公報)には、検知手段によって検知された記録媒体の傾き量や横ずれ量に基づき、挟持ローラを、記録媒体を挟持した状態で回転又は軸方向に移動させることで、傾きや横ずれの補正を行う搬送装置が提案されている。 For example, in Patent Document 1 (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2014-88263), based on the amount of inclination or lateral displacement of the recording medium detected by the detecting means, the holding roller is rotated or axially held with the recording medium held therebetween. A conveyance device that corrects inclination and lateral deviation by moving the image has been proposed.
上記特許文献1に記載の搬送装置のように、検知された傾き量や横ずれ量に基づき、挟持ローラを回転又は軸方向に移動させることで、記録媒体の傾きや横ずれを補正することが可能である。しかしながら、記録媒体が挟持ローラのニップ部に進入する際や、挟持ローラによって記録媒体を搬送する際に、新たに記録媒体の傾きが発生することがあった。この場合、検知された傾き量や横ずれ量に基づき挟持ローラを回転又は軸方向に移動させても、新たに発生した傾きについては補正されないため、補正の精度が低下する。 As in the transport apparatus described in Patent Document 1, the tilt and lateral deviation of the recording medium can be corrected by rotating or axially moving the clamping roller based on the detected inclination amount and lateral deviation amount. is there. However, when the recording medium enters the nip portion of the sandwiching roller or when the recording medium is conveyed by the sandwiching roller, a new tilt of the recording medium may occur. In this case, even if the nipping roller is rotated or moved in the axial direction based on the detected tilt amount or lateral shift amount, the newly generated tilt is not corrected, so that the correction accuracy decreases.
上記課題を解決するため、本発明は、互いに圧接され、被搬送媒体を挟持した状態で回転することにより前記被搬送媒体を搬送するローラ対を備える搬送装置であって、前記ローラ対の一方のローラは、回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸に対して回転しないように前記駆動軸の軸方向中央側に設けられた中央ローラ部と、前記中央ローラ部よりも前記駆動軸の軸方向両端部側に前記駆動軸に対して回転可能に設けられた端ローラ部と、を有し、前記端ローラ部は、前記ローラ対の他方のローラに圧接された状態で、前記端ローラ部と前記駆動軸との間で生じる摩擦力によって前記駆動軸の回転に伴って回転することを特徴とする。 In order to solve the above-described problem, the present invention provides a transport device including a pair of rollers that are in pressure contact with each other and transport the medium to be transported by rotating in a state of sandwiching the medium to be transported. The roller includes a drive shaft that is rotationally driven, a central roller portion that is provided on an axially central side of the drive shaft so as not to rotate with respect to the drive shaft, and both axial ends of the drive shaft that are closer to the central roller portion An end roller portion provided rotatably on the drive shaft with respect to the drive shaft, wherein the end roller portion is in pressure contact with the other roller of the roller pair and the end roller portion It rotates with the rotation of the said drive shaft by the frictional force produced between drive shafts, It is characterized by the above-mentioned.
本発明によれば、被搬送媒体がローラ対のニップ部に進入する際や、ローラ対によって被搬送媒体を搬送する際に生じる被搬送媒体の傾きを抑制することができる。これにより、被搬送媒体の位置精度を向上させて被搬送媒体を搬送することができるようになる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when a to-be-conveyed medium approachs the nip part of a roller pair, or when a to-be-conveyed medium is conveyed by a roller pair, the inclination of the to-be-conveyed medium can be suppressed. Thereby, the positional accuracy of the medium to be transported can be improved and the medium to be transported can be transported.
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。 Hereinafter, the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the drawings for explaining the present invention, components such as members and components having the same function or shape are denoted by the same reference numerals as much as possible, and once described, the description will be given. Omitted.
まず、図1にて、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基づいた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の記録媒体(シート)Pが収納された給紙部(給紙カセット)、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、30は記録媒体Pを搬送経路に沿って搬送する搬送装置、31は記録媒体Pの位置ずれを補正しながら搬送する補正ローラとして機能する挟持ローラ対、15は転写部7に向けて記録媒体Pを所定のタイミングで搬送するタイミングローラを示す。
First, the overall configuration and operation of the image forming apparatus will be described with reference to FIG.
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a copying machine as an image forming apparatus, 2 denotes a document reading unit that optically reads image information of a document D, and 3 denotes a photosensitive member that exposes light L based on the image information read by the
図1を参照して、複写機における通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいた露光光(レーザ光)Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
With reference to FIG. 1, an operation during normal image formation in the copying machine will be described.
First, the document D is conveyed from the document table in the direction of the arrow in the drawing by the conveyance roller of the
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図中の時計回りに回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、画像形成部としての転写部7で、挟持ローラ対31及びタイミングローラ対15により搬送された記録媒体P上に転写される。
On the other hand, in the image forming unit 4, the
また、転写部7に搬送される記録媒体Pは、次のように搬送される。
まず、図2に示すように、複写機1の複数の給紙部12〜14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される。例えば、複写機1に内設された給紙部12が選択された場合、給紙部12に収納されている記録媒体Pの最上方の1枚が、給紙ローラ41によって、第1搬送ローラ対42、第2搬送ローラ対43が設置された湾曲搬送経路に向けて給送される。
Further, the recording medium P conveyed to the
First, as shown in FIG. 2, one of the plurality of
その後、記録媒体Pは、湾曲搬送経路から合流部X(複写機1の外部に設置された2つの給紙部13、14からの搬送経路が合流する部分)の位置を通過した後に、第3搬送ローラ対44、整合部51が設置された直線搬送経路を通過して、整合部51を構成する挟持ローラ対31の位置に達する。そして、整合部51を構成する挟持ローラ対31によって、記録媒体Pの傾き補正と横ずれ補正とが行われて、さらに感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングローラ対15によってタイミングを合わせて転写部7に向けて搬送される。
Thereafter, the recording medium P passes through the curved conveyance path through the position of the merging portion X (the portion where the conveyance paths from the two
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した記録媒体Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21,22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着された記録媒体Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(ニップ部)から送出された後に、複写機1から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
After the transfer process, the recording medium P passes through the position of the
Thus, a series of image forming processes is completed.
ここで、本実施形態では、複写機1の内部に設置された給紙部12からの搬送経路と、複写機1の外部に設置された2つの給紙部13,14からの搬送経路とが合流する合流部Xから、転写部7までの搬送経路として、記録媒体Pの搬送方向に沿って略直線状に形成された直線搬送経路が設けられている。この直線搬送経路は、搬送される記録媒体Pの表裏面を挟むように設置された直線搬送ガイド板等によって形成されていて、搬送方向に沿って第3搬送ローラ対44、CIS(横ずれ検知手段)36、斜行検知センサ(傾き検知手段)35、挟持ローラ対31、タイミングローラ対15が設置されている。
Here, in the present embodiment, there are a conveyance path from the
第3搬送ローラ対44と挟持ローラ対31とタイミングローラ対15を含めて、搬送装置30に設置された搬送ローラ対42〜44(符号を付していない搬送ローラ対も含む。)は、いずれも、駆動機構によって回転駆動される駆動ローラと、この駆動ローラとの摩擦抵抗によって従動回転する従動ローラとから成るローラ対である。これらの搬送ローラ対によって記録媒体Pは挟持されながら搬送される。また、挟持ローラ対31は、記録媒体Pの搬送方向に対する傾きを補正する傾き補正と、搬送方向と直交する幅方向の位置ずれを補正する横ずれ補正との整合動作を行うための整合部51としても機能する。
Including the third conveying
具体的には、搬送装置30を上方から見た図3に示すように、挟持ローラ対31は、回転支点としての支軸73を中心に記録媒体Pの傾き方向及びこれと反対方向(図3の破線矢印W方向)に回転可能に構成されると共に、記録媒体Pの幅方向(図3の破線矢印S方向)に移動可能に構成されている。そして、挟持ローラ対31は、斜行検知センサ35の検知結果に基づいて支軸73を中心に回転して記録媒体Pの傾き補正を行ったり、CIS36の検知結果に基づいて記録媒体Pの幅方向に移動して記録媒体Pの横ずれを補正したりする。
Specifically, as shown in FIG. 3 when the conveying
斜行検知センサ35は、搬送経路において搬送される記録媒体Pの傾き方向の位置ずれ量(スキュー量)を検知するものである。詳しくは、図3に示すように、斜行検知センサ35は、挟持ローラ対31に対して搬送経路の上流側であって、第3搬送ローラ対44に対して搬送経路の下流側に配置されている。斜行検知センサ35は、幅方向中心位置から等距離はなれた位置に設置された2つのフォトセンサ(LED等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子)であって、記録媒体Pの先端部が通過するタイミングのずれを検知することで記録媒体Pの傾き量(スキュー量)βを検知する。そして、本実施形態では、斜行検知センサ35の検知結果に基づいて、挟持ローラ対31によって記録媒体Pを挟持・搬送しながら傾き補正が行われる。
The
例えば、図3に示すように、記録媒体Pが一点鎖線で示す基準位置(傾きや横ずれすることなく搬送される記録媒体Pの幅方向端部基準位置)Yに対して正方向(回転方向の正方向)に角度βだけ傾いている状態が、斜行検知センサ35によって検知されると、制御部によってその傾き量βを補正量として、挟持ローラ対31によって記録媒体Pを挟持した状態で挟持ローラ対31を逆方向(回転方向の逆方向であって、図3における時計回り)に角度βだけ回転させる。
For example, as shown in FIG. 3, the recording medium P is in the positive direction (in the rotational direction) with respect to the reference position Y indicated by the alternate long and short dash line (the reference position at the end in the width direction of the recording medium P conveyed without tilting or lateral displacement). When the
一方、CIS36は、幅方向に複数のフォトセンサ(LED等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子と結像レンズ等)が並設されたものであって、記録媒体Pの幅方向一端側の側端部Pa(エッジ部)の位置を検知することで幅方向のずれ量を検知する。CIS36は、斜行検知センサ35と同様に、挟持ローラ対31に対して搬送経路の上流側であって、第3搬送ローラ対44に対して搬送経路の下流側に設置されている。そして、CIS36の検知結果に基づいて、挟持ローラ対31による横ずれ補正が行われる。
On the other hand, the
例えば、図3に示すように、記録媒体Pが一点鎖線で示す上記基準位置Yに対して、記録媒体Pが幅方向一端側(図3における下方)に距離αだけ位置ずれしている状態が、CIS36によって検知されると、制御部によってその位置ずれ量αを補正量として、挟持ローラ対31で記録媒体Pを挟持・搬送した状態で挟持ローラ対31を幅方向他端側(図3における上方)に距離αだけ移動させる。
For example, as shown in FIG. 3, the recording medium P is displaced by a distance α on one end side in the width direction (downward in FIG. 3) with respect to the reference position Y indicated by the alternate long and short dash line. When detected by the
次に、図4〜図11に基づき、搬送装置30の構成について詳しく説明する。
図4に示すように、挟持ローラ対31は、挟持ローラ駆動手段としてのモータ61からの駆動力が付与される駆動ローラ31bと、これと一緒に従動回転する従動ローラ31aとで構成されており、これらのローラ31a,31bは、保持部材としての保持フレーム72によってローラ軸回りに回転可能に保持されている。
Next, based on FIGS. 4-11, the structure of the conveying
As shown in FIG. 4, the pair of sandwiching
保持フレーム72は、装置本体側のフレームを構成する本体フレーム70に固定された固定支持体としてのベースフレーム71と、ベースフレーム71に設けられた可動支持体としての可動フレーム81とによって支持されている。
The holding
図5に示すように、保持フレーム72は、ベースフレーム71の上面に中継支持部材としてのフリーベアリング(ボールトランスファー)95を介して設置されている。これにより、保持フレーム72は、ベースフレーム71に対してその上面に沿って前後左右(略水平方向)のいずれの方向にも移動可能に構成されている。
As shown in FIG. 5, the holding
図6に示すように、フリーベアリング95は、台座95bの凹部に球体(鋼球)95aが回転可能に装着された公知のものであって、球体95aの頂部が保持フレーム72の底面に点接触する。本実施形態では、保持フレーム72を4箇所で支持するように4つのフリーベアリング95を保持フレーム72の底面における四隅に配置しているが、フリーベアリング95によって保持フレーム72を支持する箇所は3箇所以上であればよい。
As shown in FIG. 6, the
このように、ベースフレーム71に対してフリーベアリング95を介して保持フレーム72を支持することで、ベースフレーム71に対して保持フレーム72が相対的に移動しても、それによって生じる摩擦負荷を極めて小さくすることができる。このため、後述する横ずれ補正や傾き補正を高速でかつ高精度に行うことができる。
In this way, by supporting the holding
図4に示すように、保持フレーム72の底面には支軸73が下方へと伸びるように設けられている。この支軸73の下端部は、ベースフレーム71に形成された幅方向ガイド部71aに挿入されている。幅方向ガイド部71aは、記録媒体Pの幅方向(図5の破線矢印S方向)に略直線状に伸びるように形成された穴部である。本実施形態では、幅方向ガイド部71aが、ベースフレーム71の上面部を貫通する穴部で構成されているが、貫通せずに底部を有する溝部としてもよい。また、支軸73の下端部にはガイドコロ79が回転可能に設けられており、このガイドコロ79がガイド部71aに挿入されている。
As shown in FIG. 4, a
支軸73及びガイドコロ79は、幅方向ガイド部71aの伸びる方向(記録媒体Pの幅方向S)に移動可能となっている。支軸73が幅方向ガイド部71aに沿って移動することで、保持フレーム72はベースフレーム71に対して記録媒体Pの幅方向Sに往復移動することができる。また、保持フレーム72はベースフレーム71に対して支軸73を中心に(図5の破線矢印W方向に)回転するようにも構成されている。
The
可動フレーム81は、ベースフレーム71に設置されたモータ63の回転軸63aを中心としてベースフレーム71上面を(図5の破線矢印Z方向に)回転可能に構成されている。また、可動フレーム81と保持フレーム72は、連結軸74を介して連動連結されている。詳しくは、連結軸74は、保持フレーム72から下方へ伸びるように設けられており、その下端部が、可動フレーム81の回転方向と交差する径方向(図5の破線矢印R方向)に略直線状に伸びるように形成された径方向ガイド部81aに挿入されている。本実施形態では、径方向ガイド部81aが、可動フレーム81を貫通する穴部で構成されているが、貫通せずに底部を有する溝部としてもよい。また、連結軸74の下端部には、上記支軸73と同様にガイドコロ82が回転可能に設けられており、このガイドコロ82が径方向ガイド部81aに挿入されている。
The
上記の如く保持フレーム72と可動フレーム81とが連結されていることで、両フレーム72,81は互いに連動する。例えば、図7において、支軸73を幅方向ガイド部71aに沿って図の右方向へ移動させ保持フレーム72を同方向へ移動させると、これに追随して連結軸74も図の右方向へ移動する。そして、この連結軸74の移動に伴って、可動フレーム81は回転軸63aを中心に図の時計回りに回転するように連動する。一方、図8に示すように、支軸73を移動させずに、連結軸74を径方向ガイド部81aに沿って図の上方へ移動させた場合は、可動フレーム81が回転軸63aを中心に図の時計回りに回転しながら、保持フレーム72が支軸73を中心に図の時計回りに回転するように連動する。また、図7及び図8において、支軸73又は連結軸74を上記とは反対方向に移動させた場合は、各フレーム72,81の移動方向又は回転方向は反対方向となる。
Since the holding
ここで、図4に示すように、挟持ローラ対31の駆動ローラ31bとこれを回転駆動させるモータ61は、ギア列66,67の伝達部材を介して互いに連結されるが、モータ61はブラケット69を介して本体フレーム70に固定されているため、保持フレーム72が上記のように幅方向移動又は回転すると、駆動ローラ31bとモータ61との相対的位置が変化する。そこで、本実施形態では、保持フレーム72が幅方向移動又は回転してもモータ61から駆動ローラ31bへの駆動伝達が良好に行えるように、両者をギア列66,67に加えて二段スプラインカップリング65を介して連結している。
Here, as shown in FIG. 4, the driving
図9に示すように、二段スプラインカップリング65は、第1スプラインギア65a、第2スプラインギア65b、中間スプラインギア65c、ガイドリング65d等で構成されている。第1スプラインギア65aは、外歯車であって、ギア列66,67のうち一方のギア67の回転軸67aに設けられている。第2スプラインギア65bは、外歯車であって、挟持ローラ対31の駆動ローラ31bの軸部に設けられている。中間スプラインギア65cは、内歯車であって、保持フレーム72が記録媒体Pの幅方向に移動しても2つのスプラインギア65a,65bに噛合するように、記録媒体Pの幅方向に延在している。また、2つのスプラインギア65a,65bは、保持フレーム72が回転しても中間スプラインギア65cに噛合するように、クラウン状に形成されている。ガイドリング65dは、略環状のストッパ部材であって、2つのスプラインギア65a,65bが幅方向に相対的に移動して二段スプラインカップリング65から脱落するのを防止するために、中間スプラインギア65cの幅方向両端部にそれぞれ設けられている。
As shown in FIG. 9, the two-
このような二段スプラインカップリング65を用いることで、保持フレーム72が回転したり幅方向移動したりしても、装置本体のフレーム69〜71に固定されたモータ61の駆動力が挟持ローラ対31の駆動ローラ31bに精度よく確実に伝達される。これにより、挟持ローラ対31が良好に回転駆動されることになる。
By using such a two-
また、図4に示すように、駆動ローラ31bの回転駆動力が付与される側とは反対側の端部には、駆動ローラ31bの回転量を検知する回転検知手段としてのロータリーエンコーダ96が設けられている。挟持ローラ対31は、このロータリーエンコーダ96の検出結果をフィードバックして高精度に回転速度や回転タイミングが制御される。
As shown in FIG. 4, a
また、搬送装置30の装置本体(本体フレーム70、ベースフレーム71、可動フレーム81)には、横ずれ検知手段としてのCIS36の検知結果に基づいて保持フレーム72と一緒に挟持ローラ対31を記録媒体Pの幅方向へ往復移動させる第1ベルト駆動機構75と、傾き検知手段としての斜行検知センサ35の検知結果に基づいて保持フレーム72と一緒に挟持ローラ対31を記録媒体Pの傾き方向及びこれと反対方向に回転させる第2ベルト駆動機構76とが設けられている。
Further, the apparatus body (
図4に示すように、第1ベルト駆動機構75は、回転支持体としての駆動プーリ83及びテンションプーリ84によって張架された無端状のベルト77と、前記駆動プーリ83を回転駆動させてベルト77を周回移動させるベルト駆動手段としてのモータ62等で構成されている。モータ62はベースフレーム71に設けられており、モータ62の回転軸62aの上端部には駆動プーリ83が取り付けられている。一方、モータ62の回転軸62aの反対側の端部(下端部)には、モータ62の回転量を検知する回転検知手段としてのロータリーエンコーダ57が取り付けられている。
As shown in FIG. 4, the first
図5に示すように、テンションプーリ84は、付勢部材としての引張バネ89を介してベースフレーム71に設けられた支持部87に取り付けられている。この引張バネ89によってベルト77は所定の張力が付与された状態で保持されている。
As shown in FIG. 5, the
また、ベルト77には、保持フレーム72の回転支点となる支軸73が一体的に取り付けられている。詳しくは、駆動プーリ83とテンションプーリ84との間で張られたベルト77の直線部に取付部材91を介して支軸73が取り付けられている。
A
図10(a)は、第1ベルト駆動機構75の取付部材91を上方から見た断面図である。
図10(a)に示すように、取付部材91は、ベルト77を挟んで保持するための一対の挟持部91a,91bを有する。図10(b)は、同図(a)における上側の挟持部91aの側面図であり、同図(c)は、同図(a)における下側の挟持部91bの側面図である。
FIG. 10A is a cross-sectional view of the
As shown in FIG. 10A, the
図10(a)における上側の挟持部91aには、ベルト77の周方向(移動方向)に並ぶ凸部77aが嵌合する複数の嵌合溝91cが形成されている。本実施形態では、嵌合溝91cが挟持部91aを貫通する穴部で構成されているが、貫通しない底部を有する溝部であってもよい。一方、図10(a)における下側の挟持部91bには、支軸73が回転可能に挿入される挿入孔91dが形成された円筒状の軸保持部91eが設けられている。
A plurality of
一対の挟持部91a,91bは、ベルト77を挟んだ状態でネジ等の固定具によって連結されることでベルト77に対して固定される。また、一対の挟持部91a,91bでベルト77を挟む際、ベルト77の凸部77aが嵌合溝91cに嵌まり込むようにする。そして、支軸73を軸保持部91eの挿入孔91dに挿入することで、支軸73がベルト77に対して一体的に取り付けられる。
The pair of sandwiching
また、図10(a)に示すように、嵌合溝91cが形成された挟持部91aには、エンコーダセンサ53が取り付けられている。このエンコーダセンサ53は、透過型のフォトセンサ等であり、ベースフレーム71上に設けられたエンコーダスケール54(図5参照)の所定のパターンを読み取る。これらのエンコーダセンサ53とエンコーダスケール54とによってベルト77の移動を検知するベルト移動検知手段としてのリニアエンコーダを構成している。
As shown in FIG. 10A, an
続いて、第2ベルト駆動機構76の構成について説明する。
図4及び図5に示すように、第2ベルト駆動機構76は、上記第1ベルト駆動機構75と同様に、回転支持体としての駆動プーリ85及びテンションプーリ86によって張架された無端状のベルト78と、前記駆動プーリ85を回転駆動させてベルト78を周回移動させるベルト駆動手段としてのモータ63等で構成されている。ただし、ベルト78は、上記第1ベルト駆動機構75のベルト77とは異なり、可動フレーム81上に設けられ、可動フレーム81と一体的に回転可能に構成されている。ここでは、可動フレーム81がモータ63の回転軸63aを中心に回転すると、テンションプーリ86がモータ63の回転軸63aの上端部に取り付けられた駆動プーリ85を回転軸として回転することで、ベルト78が一体的に回転する。
Next, the configuration of the second
As shown in FIGS. 4 and 5, the second
また、テンションプーリ86は、付勢部材としての引張バネ90を介して可動フレーム81に設けられた支持部88に取り付けられている。これにより、ベルト78は、上記第1ベルト駆動機構75のベルト77と同様、所定の張力が付与された状態で保持されている。また、モータ63の下端部には、その回転量を検知する回転検知手段としてのロータリーエンコーダ58が取り付けられている。
The
ベルト78には、保持フレーム72と可動フレーム81とを連結する連結軸74が一体的に取り付けられている。詳しくは、駆動プーリ85とテンションプーリ86との間で張られたベルト78の直線部に取付部材92を介して連結軸74が取り付けられている。
A connecting
図11は、第2ベルト駆動機構76の取付部材92を上方から見た断面図である。
この取付部材92は、上述の図10に示す取付部材91と基本的に同様の構成である。図11に示すように、取付部材92は、一対の挟持部92a,92bを有する。そして、一方の挟持部92aにはベルト78の周方向(移動方向)に並ぶ凸部78aが嵌合する複数の嵌合溝92cが形成され、他方の挟持部92bには連結軸74が回転可能に挿入される挿入孔92dが形成された円筒状の軸保持部92eが設けられている。ここでは、連結軸74は、軸保持部92eに対してベアリング93を介して挿入されている。なお、上記取付部材91と同様に、一方の挟持部92aに形成された嵌合溝92cは、挟持部92aを貫通する穴部でも、貫通しない底部を有する溝部であってもよい。
FIG. 11 is a cross-sectional view of the
The mounting
これらの挟持部92a,92bも、上記と同様に、ベルト78の凸部78aが嵌合溝92cに嵌まり込むようにしてベルト78を挟み、ネジ等の固定具によって互いに連結されることでベルト78に対して固定される。そして、連結軸74をベアリング93を介して軸保持部92eの挿入孔92dに挿入することで、連結軸74がベルト78に対して一体的に取り付けられる。
Similarly to the above, these sandwiching
また、第2ベルト駆動機構76においても、第1ベルト駆動機構75と同様に、ベルト78の移動を検知するベルト移動検知手段としてのリニアエンコーダが設けられている。リニアエンコーダは、取付部材92に取り付けられたエンコーダセンサ55と、可動フレーム81に設けられたエンコーダスケール56とで構成される。図11に示すように、ここでは、エンコーダセンサ55を、軸保持部92eが設けられた挟持部92bに取り付けられているが、部品レイアウトによっては嵌合溝92cが形成された挟持部92aに取り付けてもよい。
The second
ここで、図7、図8を参照しつつ、第1ベルト駆動機構75及び第2ベルト駆動機構76による保持フレーム72の動作について説明する。
まず、保持フレーム72を記録媒体Pの幅方向に移動させる場合は、第1ベルト駆動機構75のモータ62を駆動させることによりベルト77を周回移動させて、支軸73を幅方向ガイド部71aに沿って移動させる。例えば、図7において、支軸73を図の右方向へ移動させた場合は、これに伴って保持フレーム72も図の右方向、すなわち記録媒体Pの幅方向の一方へ移動する。また、モータ62を逆回転させた場合は、反対に支軸73が図の左方向へ移動し、これに伴って保持フレーム72も図の左方向へ移動する。
Here, the operation of the holding
First, when the holding
次に、保持フレーム72を回転させる場合は、第2ベルト駆動機構76のモータ63を駆動させることによりベルト78を周回移動させ、連結軸74を径方向ガイド部81aに沿って移動させる。例えば、図8において、連結軸74を図の上方へ移動させた場合は、これに伴って保持フレーム72が支軸73を中心に図の時計回りに回転する。また、モータ63を逆回転させた場合は、反対に連結軸74が図の下方へ移動し、これに伴って保持フレーム72は図の反時計回りに回転する。
Next, when rotating the holding
以下、図12及び図13に基づき、上述のように構成された搬送装置30の動作の一例について説明する。
なお、図12(a1)〜(c1)、図13(a1)〜(b1)は、搬送装置30の動作をその順番に沿って示す平面図であって、図12(a2)〜(c2)、図13(a2)〜(b2)は、図12(a1)〜(c1)、図13(a1)〜(b1)の動作にそれぞれ対応した搬送装置30の側面図である。
Hereinafter, based on FIG.12 and FIG.13, an example of operation | movement of the conveying
12 (a1) to (c1) and FIGS. 13 (a1) to (b1) are plan views showing the operation of the conveying
まず、図12(a1)及び(a2)に示すように、上記給紙部のいずれかから給送された記録媒体Pは、第3搬送ローラ対44によって挟持ローラ対31の位置に向けて挟持・搬送される。図中の白矢印方向が記録媒体Pの搬送方向である。このとき、挟持ローラ対31は、回転方向の位置が第1基準位置(傾きのない記録媒体Pに対応した正規の位置)にあり、幅方向の位置が第2基準位置(横ずれのない記録媒体Pに対応した正規の位置)にある。本実施形態では、挟持ローラ対31を保持する保持フレーム72の回転支点となる支軸73が、傾きや横ずれすることなく搬送される記録媒体Pの幅方向端部基準位置Yに対応した位置に配置されている。
First, as shown in FIGS. 12A1 and 12A2, the recording medium P fed from one of the paper feeding units is nipped toward the nipping
そして、記録媒体Pが横ずれ検知手段としてのCIS36の位置に達すると、CIS36によって記録媒体Pの横ずれ量(幅方向の位置ずれ量)αが検知される。さらに、記録媒体Pが傾き検知手段としての斜行検知センサ35の位置に達すると、斜行検知センサ35によって記録媒体Pの傾き量(スキュー量)βが検知される。なお、CIS36によって直接的に検知される横ずれ量は、記録媒体Pが傾いた状態でのものであるため、その後に斜行検知センサ35で検知される検知結果と、CIS36の位置から斜行検知センサ35の位置までの距離などに基づいて、傾きがなかった場合における横ずれ量が演算部(制御部)で求められる。
When the recording medium P reaches the position of the
そして、上記斜行検知センサ35とCIS36との検知結果に基づいて、保持フレーム72を幅方向移動及び回転させて、図12(b1)及び(b2)に示すように、挟持ローラ対31を、記録媒体Pの傾き及び横ずれに合せて回転及び幅方向移動させる。すなわち、挟持ローラ対31を、検知された傾き量βに合わせて同じ傾斜方向に支軸73を中心に角度βだけ第1基準位置から回転させると共に、検知された位置ずれ量αに合わせて同じ幅方向に距離αだけ第2基準位置から幅方向移動させる。また、挟持ローラ対31は、記録媒体Pの先端部が挟持ローラ対31に達する直前に回転駆動が開始される。
Then, based on the detection results of the
そして、図12(c1)及び(c2)に示すように、記録媒体Pの先端部が挟持ローラ対31に達し、挟持ローラ対31によって記録媒体Pが挟持・搬送されると、第3搬送ローラ対44が搬送経路を開放して記録媒体Pを挟持しない方向に離間移動する。なお、記録媒体Pの先端部が挟持ローラ対31に達するタイミングは、斜行検知センサ35やCIS36によって記録媒体Pの先端部を検知するタイミングと、記録媒体Pの搬送速度と、斜行検知センサ35やCIS36の位置から挟持ローラ対31の位置までの距離などに基づいて演算部(制御部)で求めることができる。
Then, as shown in FIGS. 12C1 and 12C2, when the leading end portion of the recording medium P reaches the sandwiching
そして、図13(a1)及び(a2)に示すように、挟持ローラ対31は、記録媒体Pを挟持・搬送しながら、斜行検知センサ35で検知された傾き量βを相殺するように支軸73を中心に第1基準位置に戻るように回転すると共に、CIS36で検知された横ずれ量αを相殺するように第2基準位置に戻るように幅方向に移動する。こうして、記録媒体Pは、傾き補正と横ずれ補正とが行われながら、タイミングローラ対15に向けて搬送されることになる。そして、図13(b1)及び(b2)に示すように、タイミングローラ対15と挟持ローラ対31によって記録媒体Pはさらに下流側(転写部7)へ搬送される。また、離間状態にあった第3搬送ローラ対44は当接状態に戻されて、次に搬送される記録媒体Pの搬送動作に備える。
Then, as shown in FIGS. 13A1 and 13A2, the sandwiching
このように、本実施形態において、挟持ローラ対31は、記録媒体Pを搬送停止することなく、記録媒体Pを挟持した状態で、斜行検知センサ35の検知結果に基づいて傾き方向に回転することで記録媒体Pの傾き方向の位置ずれ量を補正すると共に、CIS36の検知結果に基づいて幅方向に移動することで記録媒体Pの幅方向の位置ずれ量を補正する。これにより、記録媒体Pの搬送を停止して傾き補正や横ずれ補正を別々に行う場合に比べて、装置の生産性を格段に向上させることができる。
Thus, in the present embodiment, the pair of clamping
しかも、本実施形態の構成では、重量物であるモータ62,63等を有する第1ベルト駆動機構75及び第2ベルト駆動機構76、さらに挟持ローラ対31を駆動させるモータ61が装置本体側に設けられ、これらが保持フレーム72には設けられていないので、保持フレーム72に設置される構造物の軽量化が図れる。これにより、保持フレーム72を、高速で動かしたり精度良く動かしたりすることが行いやすくなり、記録媒体Pの傾き補正や横ずれ補正を高速で精度良く行うことができる。また、保持フレーム72を駆動せるのに比較的小さな出力のモータ(駆動源)を用いることができ、装置の小型化や軽量化も可能となる。
Moreover, in the configuration of the present embodiment, the first
また、本実施形態では、第1ベルト駆動機構75及び第2ベルト駆動機構76が有する各ベルト77,78に支軸73又は連結軸74を取り付けてこれらを移動させるように構成しているので、駆動機構を構成する部品間の隙間が少なく、モータの駆動に対する応答性に優れる。
In the present embodiment, the
さらに、本実施形態では、部品間の隙間、ベルト77,78の張力変動や伸縮、記録媒体Pと搬送ガイドとの摩擦抵抗、あるいは保持フレーム72の駆動摩擦抵抗などの影響により、モータ62,63の回転量とベルト77,78の移動量との間に誤差が生じても、モータ62,63の回転量を検知するロータリーエンコーダ57,58とベルト77,78の移動量を検知するリニアエンコーダ(エンコーダセンサ53,55及びエンコーダスケール54,56)の検知結果に基づいて誤差を把握することができる。そして、把握した誤差に基づいてモータ62,63の回転量を調整することで、より高精度な傾き補正及び横ずれ補正が可能である。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、挟持ローラ対31とモータ61とが二段スプラインカップリング65を用いて連結されていることで、保持フレーム72と一緒に挟持ローラ対31が回転したりスライド移動したりしても、両者の連結状態を良好に維持することができ、挟持ローラ対31に確実に駆動伝達することができる。
Further, in this embodiment, the pair of clamping
ところで、従来、上記のような搬送装置において記録媒体を搬送する際、記録媒体の位置ずれを高精度に補正できない場合があった。本発明者は、その原因について鋭意検討した結果、次のようなことが分かった。 By the way, conventionally, when a recording medium is transported by the transport apparatus as described above, there is a case where the positional deviation of the recording medium cannot be corrected with high accuracy. As a result of intensive studies on the cause, the present inventor has found the following.
まず、記録媒体が挟持ローラ対のニップ部に進入する際や、挟持ローラ対によって記録媒体を挟持しながら搬送する際に、新たに記録媒体の傾きが発生することがあり、これが原因で高精度な補正が行えなくなることが判明した。すなわち、ニップ部への記録媒体の進入時や挟持搬送中に新たに傾きが生じると、先に検知された傾き量に基づいて補正を行っても、新たに生じた傾きについては補正されないため、補正の精度が低下する。 First, when the recording medium enters the nip portion of the pair of sandwiching rollers or when the recording medium is transported while being sandwiched by the pair of sandwiching rollers, a new tilt of the recording medium may occur, which causes high accuracy. It became clear that it was impossible to correct. That is, if a new tilt occurs when the recording medium enters the nip portion or during nipping and conveying, even if correction is performed based on the previously detected tilt amount, the newly generated tilt is not corrected. The accuracy of correction decreases.
ニップ部への記録媒体の進入時に生じる傾きは、記録媒体の幅方向の一端部側が他端部側よりも先行して挟持ローラの表面に接触したり、一端部側が他端部側よりも先行してニップ部に進入したりすることで発生する。例えば、図14に示すように、記録媒体Pの左側端部Pa1(図の手前側)が右側端部Pa2(図の奥側)に対して下方に位置している場合、左側端部Pa1が右側端部Pa2よりも先行して下側の挟持ローラ31bに接触する。このとき、左側端部Pa1のみに挟持ローラ31bとの接触力が作用するため、傾きが発生する。また、挟持ローラ対31a,31bの軸に対する記録媒体Pの先端部の平行度によって、記録媒体Pの先端部が挟持ローラ対31a,31bのニップ部に進入するタイミングに差が生じる。例えば、記録媒体Pの左側端部Pa1が右側端部Pa2よりも先行して挟持ローラ対31a,31bのニップ部に進入すると、左側端部Pa1のみに挟持ローラ対31a,31bによる搬送力が付与される、あるいは挟持ローラ対31a,31bとの接触による接触力が作用することで、傾きが発生する。
The inclination that occurs when the recording medium enters the nip portion is such that one end side in the width direction of the recording medium comes into contact with the surface of the clamping roller before the other end side, or one end side precedes the other end side. And it enters the nip part. For example, as shown in FIG. 14, when the left end Pa1 (front side in the figure) of the recording medium P is positioned below the right end Pa2 (back side in the figure), the left end Pa1 is Prior to the right end Pa2, it contacts the
挟持搬送中に生じる記録媒体の傾きは、挟持ローラの軸方向におけるローラ径偏差、ゴム硬度偏差、ローラ間の圧力偏差等に起因する搬送力偏差が原因である。例えば、挟持ローラ同士を圧接させる加圧バネの加圧力が軸方向の片側で強い場合、加圧力の強い側で搬送力が大きくなるため、挟持搬送中に記録媒体の傾きが発生する。 The inclination of the recording medium that occurs during nipping and conveyance is caused by a deviation in conveying force due to a roller diameter deviation, a rubber hardness deviation, a pressure deviation between the rollers, and the like in the axial direction of the nipping roller. For example, when the pressing force of the pressure spring that presses the sandwiching rollers is strong on one side in the axial direction, the transport force increases on the strong pressurizing side, so that the recording medium is tilted during the sandwiching transport.
上記のようなニップ部進入時や挟持搬送中の記録媒体の傾きを補正する方法として、例えば、記録媒体が挟持ローラ対によって挟持された後、すなわちニップ部進入時や挟持搬送中の傾きが発生した後に記録媒体の傾き量を検知して、その検知結果に基づいて傾き補正を行う方法が考えられる。しかしながら、傾き量が検知されてから挟持ローラ対の補正動作(傾き方向の回転動作)を完了するまでにはある程度の時間を要する。このため、記録媒体が挟持ローラ対によって挟持された後に傾きを検知する方法を採用すると、挟持ローラ対によって記録媒体を搬送する間(挟持中)の短い時間内で挟持ローラ対を傾き方向に正逆回転させなければならなくなり、時間的制約条件が厳しくなる。特に搬送方向長さの短い記録媒体を搬送する場合は、補正動作を間に合わせるために搬送速度を遅くする対応が必要になり、迅速な搬送が行えなくなることが考えられる。 As a method of correcting the inclination of the recording medium when entering the nip portion or during nipping and conveying as described above, for example, after the recording medium is nipped by the pair of nipping rollers, that is, when the nip portion enters or is nipped and conveyed. Then, a method of detecting the tilt amount of the recording medium and correcting the tilt based on the detection result can be considered. However, a certain amount of time is required until the correction operation (rotation operation in the tilt direction) of the pair of sandwiching rollers is completed after the tilt amount is detected. For this reason, when the method of detecting the tilt after the recording medium is sandwiched by the pair of sandwiching rollers is adopted, the pair of sandwiching rollers is aligned in the tilt direction within a short time while the recording medium is conveyed by the pair of sandwiching rollers (during the sandwiching). It is necessary to reversely rotate, and the time constraint becomes severe. In particular, when a recording medium having a short length in the transport direction is transported, it is necessary to take a measure of slowing the transport speed in order to keep the correction operation in time, and it is considered that rapid transport cannot be performed.
そこで、本実施形態では、搬送速度を維持しつつ、ニップ部進入時や挟持搬送中の記録媒体の傾きを抑制するため、下記のような対策を講じている。 Therefore, in the present embodiment, the following measures are taken in order to suppress the inclination of the recording medium when entering the nip portion or during nipping and conveying while maintaining the conveying speed.
図15は、本実施形態に係る挟持ローラ対31a,31bとその周辺部の構成を示す正面図である。
図15に示すように、本実施形態では、挟持ローラ対31a,31bは、それぞれローラ軸32a,32bの軸方向中央側に設けられた中央ローラ部33a,33bと、中央ローラ部33a,33bよりもローラ軸32a,32bの軸方向両端部側に設けられた端ローラ部34a,34bとを有する。上側の挟持ローラ31aは、加圧部材としての加圧バネ40によって下側の挟持ローラ31bに対して加圧されている。加圧バネ40は、上側の挟持ローラ31aの軸方向中央を基準に対称に配置され、上側の挟持ローラ31aの中央ローラ部33aと各端ローラ部34aとの間のローラ軸32aに設けられた軸受50を介して挟持ローラ31aを加圧している。なお、軸受50を介さず直接ローラ軸32aを加圧バネ40で加圧するようにしてもよい。
FIG. 15 is a front view showing the configuration of the pair of clamping
As shown in FIG. 15, in this embodiment, the pair of sandwiching
図16において、(a)は、中央ローラ部33a,33bの構成を示す側面図、(b)は、端ローラ部34a,34bの構成を示す側面図である。
上側の挟持ローラ31aの中央ローラ部33a及び端ローラ部34aは、いずれもローラ軸32aに対して回転可能に設けられている。具体的には、図16(a)に示すように、上側の中央ローラ部33aは、金属製のローラ軸32aの外周面に設けられた転がり軸受101と、転がり軸受10の外周面に設けられた樹脂層102と、樹脂層102の外周面に設けられたゴム又はスポンジから成る弾性層103とで構成されている。また、図16(b)に示すように、上側の端ローラ部34aは、ローラ軸32aの外周面に設けられた転がり軸受104と、転がり軸受104の外周面に設けられた樹脂層105と、樹脂層105の外周面に設けられたゴムから成る弾性層106とで構成されている。このように、上側の挟持ローラ31aの中央ローラ部33a及び端ローラ部34aは、それぞれ転がり軸受101,104を有することで、ローラ軸32aに対して回転可能に構成されている。
16A is a side view showing the configuration of the
The
一方、下側の中央ローラ部33bは、ローラ軸32bに対して回転しないように固定されている。具体的には、図16(a)に示すように、下側の中央ローラ部33bは、金属製のローラ軸32bに対して回転しないように固定された金属又は樹脂から成るローラ基体107と、ローラ基体107の外周面に設けられたゴムから成る弾性層108とで構成されている。
On the other hand, the lower
下側の端ローラ部34bは、下側の中央ローラ部33bとは異なり、ローラ軸32bに対して回転可能に設けられている。具体的には、図16(b)に示すように、下側の端ローラ部34bの孔部にローラ軸32bが回転可能に挿入されている。すなわち、下側の端ローラ部34bの内周面とローラ軸32bの外周面とが相対的に回転方向に摺動可能な滑り軸受構造となっている。本実施形態では、下側の端ローラ部34bは、自己潤滑性を有するポリアセタール(POM)等の樹脂製のローラで構成されている。
Unlike the lower
続いて、記録媒体搬送時における各ローラ部の動作(作用)について説明する。
上記のように、下側の端ローラ部34bは駆動軸であるローラ軸32bに対して回転可能に設けられているため、ローラ軸32bが回転しても、ローラ軸32bと端ローラ部34bとの間で摩擦力が生じなければ端ローラ部34bは回転しない。しかしながら、図15に示すように、挟持ローラ対31a,31bが搬送装置に取り付けられて互いに圧接された状態となると、下側の端ローラ部34bはローラ軸32bに対して加圧されるため、下側の端ローラ部34bの内周面とローラ軸32bの外周面との間で摩擦力が発生する、あるいは摩擦力が大きくなる。その結果、挟持ローラ対31a,31bが互いに圧接された状態では、下側のローラ軸32bが回転駆動すると、下側の端ローラ部34bはローラ軸32bと一緒に回転(連れ回り)する。例えば、下側の端ローラ部34bとして、摩擦係数が0.2程度のポリアセタールのローラを用いている場合、加圧バネ40の加圧力を10[N]程度にすることで、下側の端ローラ部34bをローラ軸32bと一緒に回転させることができる。
Next, the operation (action) of each roller unit during conveyance of the recording medium will be described.
As described above, since the lower
また、ローラ軸32bの回転駆動に伴って下側の中央ローラ部33b及び下側の端ローラ部34bが回転すると、上側の中央ローラ部33a及び上側の端ローラ部34aは、下側の中央ローラ部33b及び下側の端ローラ部34bと一緒に従動回転する。このとき、記録媒体Pの幅方向の一端部側が他端部側よりも先行して下側の端ローラ部34bに接触すると、この接触により下側の端ローラ部34bの回転速度(表面移動速度)は記録媒体Pの搬送速度に合わせて一時的に変化する。すなわち、記録媒体Pの搬送速度が下側の端ローラ部34bの回転速度よりも遅い場合は、下側の端ローラ部34bの回転速度は一時的に遅くなり、記録媒体Pの搬送速度が下側の端ローラ部34bの回転速度よりも速い場合は、下側の端ローラ部34bの回転速度は一時的に速くなる。このように回転速度が変化するのは、下側の端ローラ部34bがローラ軸32bに対して回転可能に設けられているためである。つまり、記録媒体Pが下側の端ローラ部34bに接触すると、記録媒体Pとの接触によって下側の端ローラ部34bに外力が加わるため、下側の端ローラ部34bはローラ軸32bの回転に拘束されることなく記録媒体Pの搬送速度に合わせて速度変化する。また、下側の端ローラ部34bの回転速度が変化すると、これに追従して上側の端ローラ部34aの回転速度も一時的に変化する。
Further, when the lower
また、反対に、記録媒体Pの幅方向の一端部側が他端部側よりも先行して上側の端ローラ部34aに接触した場合は、上側の端ローラ部34aに対して記録媒体Pとの接触による外力が加わる。これにより、上側の端ローラ部34aが記録媒体Pの搬送速度に合わせて一時的に速度変化し、これに追従して下側の端ローラ部34bも一時的に速度変化する。
On the other hand, when one end portion in the width direction of the recording medium P comes into contact with the upper
また、記録媒体Pの幅方向の一端部側が他端部側よりも先行して端ローラ部34a,34b間(ニップ部)に進入した場合も、上側の端ローラ部34a及び下側の端ローラ部34bに対する記録媒体Pの接触により、各端ローラ部34a,34bは記録媒体Pの搬送速度に合わせて一時的に速度変化する。
Even when one end portion in the width direction of the recording medium P enters between the
このように、各端ローラ部34a,34bは記録媒体Pの搬送速度に合わせて速度変化するので、記録媒体Pは接触した端ローラ部34a,34bから大きな接触力や搬送力を受けることがない。これにより、記録媒体Pの片側のみに接触力又は搬送力が付与されることによる記録媒体Pの傾きを抑制することができる。
As described above, since the speeds of the
また、端ローラ部34a,34bとの接触により記録媒体Pに作用する接触力をより小さくするには、端ローラ部34a,34bの表層(外周面)を低摩擦材料で構成することが望ましい。低摩擦材料としては、例えば、本実施形態で用いられているようなポリアセタール等の樹脂材料又は金属材料が挙げられる。本実施形態に係る搬送装置は、記録媒体Pを水平方向に搬送する構成であるため、記録媒体Pの先端部は下方を向きやすく、上側の端ローラ部34aよりも下側の端ローラ部34bに対して記録媒体Pの先端部が接触しやすい。このため、本実施形態では、記録媒体Pが接触する可能性の高い下側の端ローラ部34bの表層のみをポリアセタール(低摩擦材料)で構成している。なお、記録媒体Pがカールして先端部が上方を向くなどの場合を考慮して、上側の端ローラ部34aの表層も同様に低摩擦材料で構成してもよい。このように、上側の端ローラ部34aと下側の端ローラ部34bの少なくとも一方の表層を低摩擦材料で構成することで、記録媒体Pが受ける接触力の影響をより小さくすることができ、記録媒体Pの傾きを一層抑制することができる。
In order to further reduce the contact force acting on the recording medium P due to contact with the
また、上側の端ローラ部34aと下側の端ローラ部34bの一方のみが低摩擦材料で構成されている場合は、低摩擦材料で構成されているローラ側へ記録媒体Pを優先的に案内できるようにするのがよい。例えば、本実施形態のように、下側の端ローラ部34bの表層が低摩擦材料で構成されている場合は、挟持ローラ対31a,31bの搬送方向上流側に配置される搬送ガイド対を下側の挟持ローラ31b寄りに配置する。具体的には、図17に示すように、上側の搬送ガイド200aと下側の搬送ガイド200bとの間隔が2mmである場合、搬送ガイド対200a,200bの互いに対向するガイド面間の中間位置Mが、挟持ローラ対31a,31bのニップ部Nを通り挟持ローラ対31a,31bと接する接線Qよりも0.5mm下方に位置するように搬送ガイド対200a,200bを配置する。
When only one of the upper
このような位置に搬送ガイド対200a,200bを配置することで、摩擦係数の低いローラ側へ記録媒体Pを優先的に案内することができ、ローラ接触時に生じる傾きの抑制効果がより確実に得られるようになる。なお、記録媒体Pを上側の挟持ローラ31a側へ優先的に案内したい場合は、図17に示す例とは反対に、搬送ガイド対200a,200bの互いに対向するガイド面間の中間位置Mが、上記接線Qよりも上方に位置するように搬送ガイド対200a,200bを配置すればよい。
By disposing the
上記のように、各端ローラ部34a,34bは、記録媒体Pの搬送速度に合わせて速度変化し回転するため、記録媒体Pに対して搬送力を付与することはほとんどない。従って、各端ローラ部34a,34bは、主に記録媒体Pの両端部側を挟持し搬送を補助する補助ローラ部、あるいは記録媒体Pを搬送方向に案内するガイドローラ部として機能する。このように、各端ローラ部34a,34bが補助ローラ部又はガイドローラ部として機能することで、記録媒体Pの片側のみに接触力や搬送力が付与されることによる傾きを抑制することができると共に、記録媒体Pの幅方向両端部のばたつきを抑制し記録媒体Pを安定して搬送することができる。これにより、記録媒体Pの幅方向両端部がばたつくことによる搬送不良や騒音の発生も抑制することができる。
As described above, each of the
一方、下側の中央ローラ部33bは、端ローラ部34a,34bとは異なり、ローラ軸32bに対して固定されているため、記録媒体Pが下側の中央ローラ部33bに接触しても、記録媒体Pの搬送速度に影響されることなくローラ軸32bと一体的に回転駆動する。また、上側の中央ローラ部33aは、回転駆動する下側の中央ローラ部33bと一緒に従動回転する。このため、これらの中央ローラ部33a,33bは、主に記録媒体Pに対して搬送力を与える搬送ローラ部として機能する。
On the other hand, unlike the
上記のように、各中央ローラ部33a,33bは搬送ローラ部として機能するため、各中央ローラ部33a,33bに軸方向におけるローラ径偏差やゴム硬度偏差があると、これが挟持搬送中の記録媒体Pに生じる傾きの要因となる。しかしながら、本実施形態では、主に搬送ローラ部として機能する部分が、ローラ軸32a,32bの軸方向中央側に設けられた部分(中央ローラ部33a,33b)だけで、軸方向の長い領域に渡っては設けられていない。すなわち、搬送ローラ部として機能する部分を軸方向に短いローラ部とすることで、ローラ径偏差やゴム硬度偏差が生じたとしても、これらの偏差を小さくすることができる。これにより、搬送ローラ部(中央ローラ部33a,33b)のローラ径偏差やゴム硬度偏差に起因する記録媒体Pの傾きを抑制することができる。
As described above, since each of the
また、挟持搬送中に生じる記録媒体Pの傾きを低減するには、搬送ローラ部のローラ径偏差やゴム硬度偏差を小さくする以外に、ローラ間で生じる圧力偏差を小さくすることも有効である。従って、加圧バネ40による加圧位置はできるだけ挟持ローラ対31a,31bの軸方向中央側の位置であることが好ましい。本実施形態では、図15に示すように、加圧バネ40による加圧位置を、ローラ軸32a,33bの両端部側(端ローラ部34a,34bよりも軸方向外側の箇所)ではなく、端ローラ部34a,34bよりも軸方向内側であって、中央ローラ部33a,33bよりも軸方向外側の位置にしている。これにより、ローラ軸の撓みやローラ径偏差に伴う圧力偏差が生じにくくなるため、これに起因する挟持搬送中の記録媒体Pの傾きを抑制することができる。
In order to reduce the inclination of the recording medium P generated during nipping and conveying, it is also effective to reduce the pressure deviation generated between the rollers in addition to reducing the roller diameter deviation and the rubber hardness deviation of the conveying roller portion. Therefore, it is preferable that the pressing position by the
以上のように、本実施形態に係る搬送装置の構成によれば、ニップ部進入時や挟持搬送中に生じる記録媒体の傾きを抑制することができるので、記録媒体の位置補正の精度が向上し、高精度な位置補正を行うことができるようになる。また、本実施形態に係る搬送装置の構成を採用することで、ローラ対のニップ部進入後に記録媒体の傾き量を検知する方法を採用しなくても位置補正の精度を向上させることができる。従って、本実施形態に係る搬送装置の構成によれば、ローラ対のニップ部進入前に記録媒体の傾き量を検知する方法を採用することができ、傾き量を検知してから挟持ローラ対の補正動作を完了するまでの時間的余裕を確保することができる。このため、本発明によれば、搬送速度を維持することができ、高速搬送を行いながら高精度な位置補正が可能な搬送装置を提供することが可能である。 As described above, according to the configuration of the transport device according to the present embodiment, it is possible to suppress the tilt of the recording medium that occurs when entering the nip portion or during nipping and transporting, so that the accuracy of position correction of the recording medium is improved. Thus, highly accurate position correction can be performed. Further, by adopting the configuration of the transport device according to the present embodiment, it is possible to improve the accuracy of position correction without adopting a method of detecting the amount of inclination of the recording medium after entering the nip portion of the roller pair. Therefore, according to the configuration of the conveying device according to the present embodiment, a method of detecting the amount of inclination of the recording medium before entering the nip portion of the roller pair can be adopted. It is possible to secure a time margin until the correction operation is completed. Therefore, according to the present invention, it is possible to provide a transport apparatus that can maintain the transport speed and can perform high-precision position correction while performing high-speed transport.
本実施形態においては、下側の端ローラ部34bを摩擦係数の低いポリアセタールで構成しているため、金属製のローラ軸32bの外周面に接触する端ローラ部34bの内周部分の摩耗を低減することが可能である。しかしながら、下側の端ローラ部34bの摩耗は避けられないため、摩耗が問題となる場合は、下側の端ローラ部34b(特に内周部分)を金属材料で構成してもよい。この場合、下側の端ローラ部34bの内周面とローラ軸32bの外周面との間に駆動力伝達流体であるトラクションオイル(トラクショングリス)を介在させることで、下側の端ローラ部34b及びローラ軸32bの摩耗を抑制しつつ、下側の端ローラ部34bをローラ軸32bに連れ回りさせることができる。トラクションオイルは、極圧状態でガラス化する傾向の潤滑剤であり、極圧下で摩擦係数を0.1程度に維持する。このため、トラクションオイルは、滑り開始トルクを高めることに優れており、下側の端ローラ部34bとローラ軸32bとの間での摩擦による駆動伝達に適している。トラクションオイルを用いた場合、挟持ローラ31a,31b間の圧接力を高く設定すれば、摩擦係数が通常のオイル使用時の摩擦係数に対して50%高まり、伝達可能なトルクも50%高まる。
In the present embodiment, since the lower
図18は、本発明の他の実施形態に係る挟持ローラ対31a,31bとその周辺部の構成を示す正面図である。
図18に示す実施形態では、上側のローラ軸32aを軸方向中央側と軸方向両端部とで三分割し、それぞれのローラ軸32aの両端部を加圧バネ40で加圧している。このように構成することで、上側の中央ローラ部33aと上側の各端ローラ部34aとが互いに独立して加圧されるため、それぞれが他のローラ部のローラ径偏差やゴム硬度偏差の影響を受けることなく加圧される。これにより、搬送ローラ部として機能する中央ローラ部33a,33b間の圧力偏差がより生じにくくなるため、挟持搬送中の記録媒体の傾きを一層抑制できるようになる。
FIG. 18 is a front view showing the configuration of the pair of clamping
In the embodiment shown in FIG. 18, the
図19は、本発明の別の実施形態に係る下側の挟持ローラ31bの平面図、図20は、当該実施形態に係る挟持ローラ対31a,31bの側面図である。
図19及び図20に示す実施形態では、挟持ローラ対31a,31bを搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ配置し、中央ローラ部33a,33bと端ローラ部34a,34bとを別個の挟持ローラ対31a,31bに設けている。本実施形態では、搬送方向下流側(図20において左側)の挟持ローラ対31a,31bに、中央ローラ部33a,33bが設けられ、搬送方向上流側(図20において右側)の挟持ローラ対31a,31bに、端ローラ部34a,34bが設けられている。
FIG. 19 is a plan view of a
In the embodiment shown in FIGS. 19 and 20, the pair of sandwiching
各ローラ軸32a,32bに対する各中央ローラ部33a,33b及び各端ローラ部34a,34bの取付構造は、上記実施形態と同様である。すなわち、上側の中央ローラ部33aと上側の端ローラ部34aは、それぞれローラ軸32aに対して転がり軸受101,104を用いて回転可能に設けられ、下側の中央ローラ部33bは、ローラ軸32bに対して回転しないように固定されている。また、下側の端ローラ部34bは、ローラ軸32bに対して滑り軸受構造で回転可能に設けられ、挟持ローラ対31a,31bが圧接された状態でローラ軸32bと一緒に回転するように構成されている。また、下側のローラ軸32a同士は、動力伝達部材であるタイミングベルト201を介して一方から他方へ上記モータ61からの駆動力が伝達可能に構成されている。
The attachment structure of the
本実施形態において、記録媒体Pを搬送する際は、図21(a)に示すように、中央ローラ部33a,33b及び端ローラ部34a,34bによって記録媒体Pは挟持されながら搬送される。このときの中央ローラ部33a,33b及び端ローラ部34a,34bの記録媒体Pに対する作用は、上述の実施形態と同様である。すなわち、端ローラ部34a,34bは補助ローラ部又はガイドローラ部として機能し、中央ローラ部33a,33bは搬送ローラ部として機能する。また、このとき、中央ローラ部33a,33b及び端ローラ部34a,34bは、斜行検知センサ35とCIS36との検知結果に基づいて一体的に回転又は幅方向に移動することで、記録媒体Pの傾き又は横ずれの補正を行う。
In the present embodiment, when the recording medium P is transported, as shown in FIG. 21A, the recording medium P is transported while being sandwiched between the
その後、図21(b)に示すように、記録媒体Pが搬送されてその先端部がタイミングローラ対15に挟持された状態となると、中央ローラ部33a,33bが互いに離間する。このように、中央ローラ部33a,33bが互いに離間することで、中央ローラ部33a,33bの搬送力がタイミングローラ対15の搬送力に干渉するのを回避することができる。すなわち、中央ローラ部33a,33bとタイミングローラ対15との間で搬送速度差があった場合でも、その影響が記録媒体Pに及ぶのを回避することができ、転写部7への記録媒体Pの搬送タイミングがずれたり、記録媒体Pにシワが発生したりするのを防止できる。
Thereafter, as shown in FIG. 21 (b), when the recording medium P is conveyed and its leading end is sandwiched between the
一方、端ローラ部34a,34bは、中央ローラ部33a,33bが互いに離間した状態になっても、互いに圧接された状態で保持される。これにより、端ローラ部34a,34bによって記録媒体Pの姿勢変動や幅方向両端部のばたつきを防止し、安定して記録媒体Pを搬送することができる。
On the other hand, the
このように、本実施形態では、中央ローラ部33a,33bが互いに離間された状態になっても、端ローラ部34a,34bを互いに圧接された状態で保持しておくことができる。すなわち、本実施形態では、中央ローラ部33a,33bと端ローラ部34a,34bとが別個の挟持ローラ対31a,31bに設けられているので、一方を離間させながら他方を圧接状態で保持する構成を簡単に実現することが可能である。これにより、タイミングローラ対15の搬送力との干渉を回避することができると共に、記録媒体Pの両端部のばたつきを抑え、記録媒体Pを精度良く安定して搬送することができる。
Thus, in this embodiment, even if the
図22は、本発明のさらに別の実施形態に係る搬送装置の正面図である。
図22に示す実施形態では、保持フレーム72の支軸73を、二段スプラインカップリング65に対して挟持ローラ対31の回転軸方向に略直交する方向に並設されるようにしている。すなわち、二段スプラインカップリング65の真下の位置に、支軸73を配置している。このように構成した場合は、傾き補正に伴う挟持ローラ対31(保持フレーム72)の回転を行ったときに、二段スプラインカップリング65に生じる偏角を小さくすることができる。このため、二段スプラインカップリング65を介してモータ61から挟持ローラ対31へ伝達される回転駆動力をさらに精度よく伝達することが可能である。
FIG. 22 is a front view of a transport apparatus according to still another embodiment of the present invention.
In the embodiment shown in FIG. 22, the
以上、本発明の各実施形態について説明したが、図18〜図22を参照して説明した各実施形態において上記説明した部分以外は、図1〜図17を参照して説明した実施形態と同様であるので説明を省略する。 While the embodiments of the present invention have been described above, the embodiments described with reference to FIGS. 18 to 22 are the same as those described with reference to FIGS. 1 to 17 except for the portions described above. Therefore, explanation is omitted.
また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態では、挟持ローラ対31a,31bの下側の挟持ローラ31bが駆動ローラで、上側の挟持ローラ31aが従動ローラであるが、駆動と従動の関係を逆にしてもよい。この場合、図15、図16に示す構成を上下逆転させることで、上記と同様の作用効果を得ることが可能である。また、上述の実施形態では、CIS36によって記録媒体Pの幅方向片側の側端部の位置を検知するようにしているが、CIS36を記録媒体Pの幅方向全域に渡って配置して記録媒体Pの幅方向両側の側端部の位置を検知するようにしてもよい。
Further, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is needless to say that various modifications can be made without departing from the gist of the present invention. In the above-described embodiment, the
また、本発明の構成を、タイミングローラ対15に適用してもよい。この場合、タイミングローラ対15におけるニップ進入時や挟持搬送中の記録媒体の傾きを抑制できるようになるので、上流側の挟持ローラ対31a,31bによって補正された姿勢を維持しつつ記録媒体を下流側の転写部へ搬送することが可能となる。
Further, the configuration of the present invention may be applied to the
また、本発明は、転写紙を搬送する搬送装置に限らず、原稿を搬送する搬送装置(原稿搬送部10)にも適用可能である。さらに、本発明に係る搬送装置は、図1に示すようなモノクロの画像形成装置に搭載されるものに限らず、カラーの画像形成装置に搭載されるものや、電子写真方式以外の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機など)に搭載されるものであってもよい。また、本発明は、画像形成装置に搭載される搬送装置に限らず、電子基板等の被搬送媒体を搬送する搬送装置にも適用可能である。 In addition, the present invention is not limited to a conveyance device that conveys transfer paper, but can also be applied to a conveyance device (original conveyance unit 10) that conveys a document. Further, the conveying device according to the present invention is not limited to the one mounted on the monochrome image forming apparatus as shown in FIG. 1, but the one mounted on the color image forming apparatus or the image forming apparatus other than the electrophotographic system. (For example, an inkjet image forming apparatus, an offset printing machine, or the like) may be mounted. The present invention is not limited to a conveyance device mounted on an image forming apparatus, but can be applied to a conveyance device that conveys a medium to be conveyed such as an electronic substrate.
1 複写機(画像形成装置)
30 搬送装置
31a 挟持ローラ
31b 挟持ローラ
32a ローラ軸
32b ローラ軸(駆動軸)
33a 中央ローラ部
33b 中央ローラ部
34a 端ローラ部
34b 端ローラ部
200a 搬送ガイド
200b 搬送ガイド
P 記録媒体(被搬送媒体)
1 Copying machine (image forming device)
30 Conveying
33a
Claims (10)
前記ローラ対の一方のローラは、
回転駆動する駆動軸と、
前記駆動軸に対して回転しないように前記駆動軸の軸方向中央側に設けられた中央ローラ部と、
前記中央ローラ部よりも前記駆動軸の軸方向両端部側に前記駆動軸に対して回転可能に設けられた端ローラ部と、
を有し、
前記端ローラ部は、前記ローラ対の他方のローラに圧接された状態で、前記端ローラ部と前記駆動軸との間で生じる摩擦力によって前記駆動軸の回転に伴って回転することを特徴とする搬送装置。 A conveying device comprising a roller pair that conveys the medium to be conveyed by rotating in a state of being pressed against each other and sandwiching the medium to be conveyed,
One roller of the roller pair is
A drive shaft for rotational driving;
A central roller portion provided on the axially central side of the drive shaft so as not to rotate with respect to the drive shaft;
An end roller portion provided to be rotatable relative to the drive shaft at both axial ends of the drive shaft with respect to the central roller portion;
Have
The end roller portion rotates with the rotation of the drive shaft by a frictional force generated between the end roller portion and the drive shaft in a state of being pressed against the other roller of the roller pair. Conveying device to do.
上側のローラと、
前記上側のローラの下方に配置される下側のローラと、
を有し、
前記下側のローラを、前記駆動軸に前記中央ローラ部と前記端ローラ部とが設けられたローラとすると共に、前記端ローラ部の表層を低摩擦材料で構成する請求項3に記載の搬送装置。 The roller pair is
An upper roller;
A lower roller disposed below the upper roller;
Have
4. The conveyance according to claim 3, wherein the lower roller is a roller in which the central roller portion and the end roller portion are provided on the drive shaft, and a surface layer of the end roller portion is made of a low friction material. apparatus.
前記搬送ガイド対の互いに対向するガイド面間の中間位置が、前記ローラ対のニップ部を通り前記ローラ対と接する接線よりも下方に位置する請求項4に記載の搬送装置。 An upper side and a lower side are arranged opposite to each other, and includes a conveyance guide pair that guides the medium to be conveyed to the roller pair,
The transport apparatus according to claim 4, wherein an intermediate position between the guide surfaces facing each other of the transport guide pair is located below a tangent line passing through a nip portion of the roller pair and in contact with the roller pair.
前記駆動軸の外周面に接触する前記端ローラ部の内周部分を樹脂材料で構成する請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送装置。 The drive shaft is made of a metal material,
The conveying apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein an inner peripheral portion of the end roller portion that is in contact with an outer peripheral surface of the drive shaft is formed of a resin material.
前記駆動軸の外周面と前記端ローラ部の内周面との間に駆動力伝達流体を介在させる請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送装置。 Both the drive shaft and the inner peripheral portion of the end roller portion that contacts the outer peripheral surface are made of a metal material,
The conveying device according to any one of claims 1 to 5, wherein a driving force transmission fluid is interposed between an outer peripheral surface of the driving shaft and an inner peripheral surface of the end roller portion.
前記中央ローラ部と前記端ローラ部は、別個の前記ローラ対の駆動軸に設けられ、
前記中央ローラ部が設けられる前記ローラ対は、互いに接触離間可能に構成される請求項1から7のいずれか1項に記載の搬送装置。 A plurality of the roller pairs are provided,
The central roller portion and the end roller portion are provided on separate drive shafts of the roller pair,
The conveying device according to claim 1, wherein the roller pair provided with the central roller portion is configured to be able to contact and be separated from each other.
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