JP2017188208A - 回転式電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転つまみの回転がスムーズに行え、同時に電気的機能部への液体の浸入を効果的に防止することができる回転式電子部品を提供すること。【解決手段】基台60と、基台60上に設置されることで基台60との間に電気的機能部収納空間A1を形成しさらにつまみ挿通孔143を設けたケース140と、ケース140上に設置されつまみ挿通孔143を介して電気的機能部収納空間A1内に配置した電気的機能部(摺動子120等)を回転操作する回転つまみ200と、を有する。基台60とケース140との間に、電気的機能部収納空間A1を囲むように防滴部材90を挟持する。防滴部材90は、基台60とケース140の間に挟持される被挟持部95と、被挟持部95の外周から半径方向外方に張り出して被挟持部95の外周側を覆う接続部97と、接続部97の周囲を囲む肉厚部91とを具備する。肉厚部91は外装ケース230と取付板10の間に挟持される。【選択図】図2

Description

本発明は、防滴機能を有する回転式電子部品に関するものである。
車載用ナビゲーションシステム、コンピュータ、各種携帯機器、各種OA機器、ゲーム機等を操作するデバイスとして、多機能型電子部品がある。この種の多機能型電子部品は、回転式電子部品の回転つまみの中央に、押圧式電子部品の押釦つまみを設置し、さらに回転つまみの上面を押圧して揺動することで操作する揺動式電子部品を具備して構成されている。この多機能型電子部品によれば、回転式電子部品の機能と押圧式電子部品の機能と揺動式電子部品の機能とを兼ね備えた多機能型電子部品をコンパクトに構成できる。なお、回転つまみは、一般に、外装ケースに設けた開口内に露出するように設置される。
そして、上記構成の多機能型電子部品においては、回転つまみと、外装ケースの開口との間の隙間等から浸入した水が、回転式電子部品の電気的機能部(摺動子や摺接パターン)や、その他の部分に浸入することを防止することが求められる。
前記電気的機能部への防滴を図る機構として、例えば特許文献1では、回転つまみ(80)と表示部材(30)との間に、第1弾性防水部材(300)を挟持する機構が開示されている。しかし、この機構の場合、静止側部材である表示部材(30)と回転側部材である回転つまみ(80)との間に第1弾性防水部材(300)を挟持しているので、回転つまみ(80)の回転に、大きな摩擦力が生じてしまい、その回転操作に強い力(回転トルク)が必要になってしまう。
特開2014−60030号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、回転つまみの回転をスムーズに行わせることができると同時に、電気的機能部への液体の浸入を効果的に防止することができる回転式電子部品を提供することにある。
本発明にかかる回転式電子部品は、基台と、下面が解放され、前記基台上に設置されることで、基台との間に電気的機能部収納空間を形成し、さらに上面につまみ挿通孔を設けたケースと、前記ケース上に設置され、前記つまみ挿通孔を介して前記電気的機能部収納空間内に配置した電気的機能部を回転操作する回転つまみと、を有し、前記基台と前記ケースとの間に、前記電気的機能部収納空間を囲むように弾性を有する防滴部材を挟持することを特徴としている。
これによって、基台とケースの間の隙間から電気的機能部収納空間内へ液体が浸入することを、効果的に防止することができる。また防滴部材の挟持は、固定側(静止側)の部材同士の間で行われるので、回転つまみの回転が阻害されることはなく、スムーズに回転させることができる。
また本発明は、前記防滴部材が、前記基台とケースの間に挟持される被挟持部と、前記被挟持部の外周から半径方向外方に張り出して前記被挟持部の外周側を覆う接続部と、前記接続部の周囲を囲むように形成される肉厚部とを具備して構成されていることを特徴としている。
また本発明は、前記回転つまみの上面を露出する開口を有してその周囲を覆う外装ケースと、前記基台を載置する取付部材と、をさらに有し、前記防滴部材の肉厚部は、前記外装ケースと前記取付部材の間に挟持されることを特徴としている。
これによって、回転つまみと外装ケースの開口との間の隙間から浸入した液体が、防滴部材の肉厚部を越えて取付部材側に浸入することを効果的に防止できる。
また本発明は、前記基台が、前記ケースを載置する基台本体部と、前記基台本体部の外側に配置されると共に前記取付部材に固定される固定部と、前記基台本体部と前記固定部間を接続して前記基台本体部を揺動自在に支持するヒンジ部と、を具備して構成され、前記防滴部材の接続部は、前記ヒンジ部の上部を覆っていることを特徴としている。
防滴部材の接続部がヒンジ部の上部を覆うことで、基台本体部とヒンジ部(さらには固定部)との間に生じる開口の部分を容易且つ確実に塞ぐことができ、この開口から取付部材側に流体が浸入することを効果的に防止することができる。
また本発明は、前記取付部材と前記基台本体部の間に、揺動する基台本体部によって操作される第2電気的機能部が設置されていることを特徴としている。
本発明によれば、この第2電気的機能部への液体の浸入を確実に防止することができる。
本発明によれば、回転つまみの回転をスムーズに行わせることができると同時に、電気的機能部への液体の浸入を効果的に防止することができる。
回転式電子部品1−1の斜視図である。 回転式電子部品1−1の概略側断面図(図1のA−A断面図)である。 回転式電子部品1−1の分解斜視図(その上側の部品)である。 回転式電子部品1−1の分解斜視図(その下側の部品)である。 基台60と防滴部材90とケース140と押釦つまみ180と回転つまみ200を下側から見た分解斜視図である。 回転式電子部品1−1から、外装ケース230と回転つまみ200と押釦つまみ180と第2防滴部材170とスペーサ部材160とを取り除いて示す斜視図である。 図4に示す防滴部材90のB−B断面拡大図である。 防滴部材90の取付板10と外装ケース230による他の挟持構造を示す要部拡大断面図である。 防滴部材90の取付板10と外装ケース230による他の挟持構造を示す要部拡大断面図である。 防滴部材90の取付板10と外装ケース230による他の挟持構造を示す要部拡大断面図である。 防滴部材90の取付板10と外装ケース230による他の挟持構造を示す要部拡大断面図である。 防滴部材90の取付板10と外装ケース230による他の挟持構造を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる回転式電子部品(多機能型電子部品)1−1の斜視図、図2は回転式電子部品1−1の概略側断面図(図1のA−A断面図)、図3は回転式電子部品1−1の分解斜視図(その上側の部品)、図4は回転式電子部品1−1の分解斜視図(その下側の部品)、図5は回転式電子部品1−1の部品である基台60と防滴部材90とケース140と押釦つまみ180と回転つまみ200とを下側から見た分解斜視図である。なお以下の説明において、「上」とは基台60から回転つまみ200側を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
これらの図に示すように回転式電子部品1−1は、取付部材(以下「取付板」という)10上に、第2回路基板20と、基台60と、第1回路基板30と、防滴部材90と、摺動子120と、クリック板130と、ケース140と、スペーサ部材160と、第2防滴部材170と、押釦つまみ180と、回転つまみ200と、外装ケース230とを設置して構成されている。
取付板10は、金属製の硬質板(例えば鉄板)製であり、所定の4か所(下記する基台60の各取付部77に対向する位置)にそれぞれ小孔からなる取付部11を設け、また所定の4か所(下記するケース140の各取付用突部147に対向する位置)に略矩形状の開口部13を設けて構成されている。
第2回路基板20は、可撓性を有する合成樹脂フィルム上に所望の回路パターンを形成して構成されており、その上面の中央に中央スイッチ21を設置し、中央スイッチ21の周囲を囲む位置に等間隔(90°間隔)に複数(4つ)の押圧スイッチ23を設置して構成されている。中央スイッチ21及び押圧スイッチ23の上には、弾性金属板をドーム形状に形成してなる反転板が設置されている。第2回路基板20の上面には、図2に示すように、防水シート25が貼り付けられている。また第2回路基板20の所定の4か所(前記取付板10の各取付部11に対向する位置)にそれぞれ小孔からなる取付部27が設けられ、また所定の4か所(前記取付板10の各開口部13に対向する位置)に開口部13と同一形状の開口部29が設けられている。
基台60は、下記するケース140等を載置する基台本体部61と、基台本体部61の外側に配置されると共に前記取付板10に固定される固定部63と、基台本体部61と固定部63間を接続して基台本体部61を揺動自在に支持するヒンジ部65とを具備し、これらを合成樹脂で一体成形して構成されている。
基台本体部61は略円形の板状に形成され、その中央に上方向に突出する筒状突起部67を設け、さらに筒状突起部67の内側に支持突起69を突出し、支持突起69の中央に押圧部挿通部71を設けて構成されている。押圧部挿通部71は、下記する押釦つまみ180の押圧部183及び回り止め係合部187を挿通する非円形の形状に形成されている。基台本体部61の外周近傍であって、下記するケース140の各取付用突部147と各位置決め用突部149に対向する位置には、それぞれ貫通する小孔からなる4つの挿入部73と2つの位置決め部74とが設けられている。また基台本体部61の下面の所定の4か所(前記各押圧スイッチ23に対向する位置)には下方向に向かって柱状に突出する押圧部75が形成されている。
固定部63とヒンジ部65は、両者によって略矩形の枠体状に形成されており、枠体の4辺がそれぞれ4つのヒンジ部65を構成し、枠体の4つの角部が固定部63を構成している。各ヒンジ部65は、略T字状の薄板からなり、その両端部分を固定部63に連結すると共に、その中間位置から水平方向内側に突出する部分を基台本体部61の外周側壁に連結している。各固定部63の下面はヒンジ部65よりも下方に位置していてそれらの下面からは小突起状の取付部77が突出している。また各固定部63の上面からも小突起状の取付部79が突出している。
第1回路基板30は略円形の外形を有し、中央に前記基台本体部61の筒状突出部67を挿通する円形の開口部31を設け、またその外周近傍の所定位置(略等間隔の4か所)に貫通する小孔からなる挿通部33を設け、また第1回路基板30の上面の開口部31の周囲を囲む位置に電気的機能部の一部を構成する摺接パターン35を形成して構成されている。第1回路基板30の外周には帯状の連結部37が接続されている。連結部37は図示はしないが第2回路基板20に接続されている。摺接パターン35の具体的構成は図示していないが、スイッチパターンであっても良いし、抵抗体パターンであっても良いし、それら以外の各種機能を有するパターンであっても良い。
防滴部材90は弾性材(例えばラバー等)を略リング状で薄板状に成形して構成されており、その外周部分に上下方向に肉厚な肉厚部(外周側壁)91を設けると共に、その中央に開口93を設けている。防滴部材90の開口93の周囲の部分は、前記基台本体部61と下記するケース140によって挟持される被挟持部95となっている。また被挟持部95の外側周囲の肉薄部分は、被挟持部95の外周から半径方向外方に張り出して被挟持部95の外周側を覆う接続部97となっている。そして前述のように、接続部97の周囲を囲むように肉厚部91が形成されている。
被挟持部95の内周辺には、等間隔に略矩形状の4つの凹部99が形成されている。これら凹部99は、下記するケース140の取付用突部147を挿通するために形成されている。ここで図7は図4に示す防滴部材90のB−B断面拡大図である。同図に示すように、被挟持部95の上面の全周には、横断面三角形状の突起部101が形成されている。また図4に示すように、被挟持部95の突起部101よりも外周側の180°対向する位置には、小孔からなる位置決め孔103が形成されている。位置決め孔103は、下記するケース140の位置決め用突部149を挿通するために形成されている。
接続部97は、前述のように薄板リング状であって、何ら開口等は設けられていない。肉厚部91は防滴部材90の外周側壁を構成しており、その複数位置(4か所)には、外方に半円状に突出する突出部105が形成され、各突出部105に上下に貫通する係止部107が形成されている。各係止部107は、前記基台60の取付部79を挿入する位置に形成されている。各突出部105の下面側の部分は、その左右の肉厚部91と共に切り欠かれた切り欠き部109となっている。切り欠き部109の高さ寸法は、前記基台60の固定部63の高さ寸法と略同一である。また肉厚部91の上面の全周には、横断面三角形状の突起部111が形成されている。
摺動子120は弾性金属板をリング状に形成して構成されている。摺動子120の中央には略円形の開口部121が形成され、また等間隔の複数位置(3か所)には小孔からなる取付固定部123が設けられ、さらに各取付固定部123近傍からは円弧状の摺接ブラシ125が突出している。各摺接ブラシ125の先端は摺動接点127となっている。また各摺接ブラシ125の根元部分は少し下方向に折り曲げられている。
クリック板130は弾性金属板を円形に形成した本体部131と、本体部131の外周を囲む位置に設置された一対の半円弧状のアーム部133とを一体に形成して構成されている。本体部131の中央には開口部135が設けられ、また本体部131の所定位置には複数(6つ)の小孔からなる取付部137が形成されている。本体部131の外周の180°対向する位置には、半径方向外方に突出して両アーム部133の根元部分に連結する一対の連結部139が設けられている。両アーム部133の中間位置にはクリック板130の上面側に突出する突起状のクリック弾接部141が形成されている。
ケース140は成形樹脂製であり、円形平板状の上面部141を備え、上面部141の中央に下記する回転つまみ200の軸支部207を回動自在に挿入・軸支する円形の開口からなるつまみ挿通孔143を設け、また上面部141の外周に下方向に円筒状に突出する側壁部145を設けて構成されている。つまり、ケース140は、下面が解放され、前記基台60の基台本体部61上に設置されることで、基台本体部61との間に電気的機能部収納空間A1を形成し、さらに上面につまみ挿通孔143を設けた構成となっている。また側壁部145の下面からは、下方向に向かって突出する複数(4つ)の取付用突部147と、複数(2つ)の位置決め用突部149とが突出している。また上面部141の下面には、クリック板130のクリック弾接部141が弾接係合する環状の凹凸からなるクリック係合部151が形成されている。
スペーサ部材160は薄板リング状であり、フッ素樹脂等の摺動性に優れた合成樹脂フィルムによって形成されており、ケース140の上面部141の外形と略一致する円形の外形を有し、中央に前記ケース140のつまみ挿通孔143と略同一内径の開口161を設けて構成されている。このスペーサ部材160は、回転つまみ200とケース140(上面部141)の間に設置されて回転つまみ200の回転時のケース140に対する回転摺動性を向上させると共に、ケース140及び回転つまみ200に密着してこの部分からの液体の浸入を防止するための部材である。
第2防滴部材170は弾性材(例えばラバーやスポンジ等)を略リング状に形成して構成されている。第2防滴部材170は、外周側に設けた横断面矩形状でリング状の基部171と、基部171の内周側から内側に向かって薄板状に突出する連結部173と、連結部173の内周先端辺部分に形成した横断面矩形状でリング状の先端部175とを具備している。連結部173は、基部171の内周から突出して斜め上方に向かって筒状(円錐状)に突出する形状に形成されている。
押釦つまみ180は合成樹脂の成形品であり、略円板状の本体部181と、本体部181の下面中央から下方向に向かって突出する柱状の押圧部183とを具備し、また本体部181の外周下部から薄板リング状のつば部185を突出して構成されている。押圧部183の外周側面には180°反対側から半径方向に向かって突出し上下方向に延びる突条からなる一対の回り止め係合部187が設けられている。また本体部181の下面の押圧部183の周囲を囲む部分には、リング状で凹状の防滴部材当接部189が設けられている。
回転つまみ200は合成樹脂の成形品であり、略円板状の本体部201の外周から下方に向かって筒状に側壁部203を突出して構成されている。本体部201の中央には上下に貫通して前記押釦つまみ180の本体部181を挿入する内径寸法(但しつば部185の外形寸法よりも小さい内径寸法)の円形の開口部205が設けられている。本体部201の下面の開口部205の周囲には下方向に向かって突出する筒状の軸支部207が設けられている。軸支部207の内径寸法は前記押釦つまみ180のつば部185を上下動自在に収納できる寸法であり、軸支部207の外径寸法は前記ケース140のつまみ挿通孔143に挿入されて回動自在に軸支される寸法である。即ち言い換えればケース140に設けたつまみ挿通孔143内に回動自在に挿入される軸支部207中央に開口部205を設けている。
軸支部207の下端辺の所定位置(6か所)からは、下方向に向かって小突起状の固定部209が突出している。各固定部209は前記クリック板130の取付部137に対向する位置に設けられている。また回転つまみ200の開口部205の内径寸法は、軸支部207の内径寸法よりも小さく、これによって回転つまみ200下面の開口部205の周囲につば部当接部211を形成している。また回転つまみ200の側壁部203の下部外周から外方に向けてつば部213が突出している。
外装ケース230は合成樹脂の成形品であり、前記回転つまみ200の上面を露出する開口231を有して構成されている。開口231の内径寸法は、前記回転つまみ200の側壁部203の外径寸法よりも大きく、つば部213の外径寸法よりも小さく形成されている。
次に回転式電子部品1−1の組立方法を説明する。まず回転つまみ200の本体部201の下面にスペーサ部材160を設置する。このとき回転つまみ200の軸支部207をスペーサ部材160の開口161に挿入する。次に、回転つまみ200の開口部205にその下側から押釦つまみ180の本体部181を挿入し、本体部181の上面を開口部205から回転つまみ200の上面側に露出させる。このときつば部185の上面はつば部当接部211に当接する。次に押釦つまみ180の下側に第2防滴部材170を設置し、その際、押釦つまみ180の防滴部材当接部189に第2防滴部材170の先端部175を当接する。次にその下側にケース140を設置し、その際、回転つまみ200の軸支部207をケース140のつまみ挿通孔143に挿入する。このとき回転つまみ200の側壁部203の内側にケース140が入り込む。次にケース140のつまみ挿通孔143の下側に露出した回転つまみ200の軸支部207の下面にクリック板130と摺動子120とを重ね合わせて設置し、その際軸支部207に設けた各固定部209をクリック板130の各取付部137と摺動子120の各取付固定部123に挿入し、挿入した各固定部209の先端を熱カシメして固定する。このときクリック板130はケース140の下面のつまみ挿通孔143の周囲の部分に当接する。これによってケース140に対して回転つまみ200とクリック板130と摺動子120が一体に回転自在になる。またこのとき、第2防滴部材170の基部171はクリック板130上に当接し、先端部175は押釦つまみ180の防滴部材当接部189に当接して少し押し潰され、これによって両者間が弾発されることで押釦つまみ180が押し上げられる。同時に第2防滴部材170によって、その内側の空間が封止される。
次にケース140の下側に防滴部材90を設置し、その際、ケース140下面の一対の位置決め用突部149を防滴部材90の各位置決め孔103に挿入し、またケース140下面の4つの取付用突部147を防滴部材90の各凹部99内に通過させる。次にその下側に第1回路基板30と基台60とを設置し、その際、ケース140の各取付用突部147を第1回路基板30の各挿通部33と基台60の各挿通部73に挿入し、同時にケース140の各位置決め用突部149を第1回路基板30の外周側を通して基台60の各位置決め部74に挿入し、さらに押釦つまみ180の押圧部183を基台60の押圧部挿通部71に挿入する。そして基台本体部61の下面から突出するケース140の各取付用突部147の先端を熱カシメする。これによって、摺動子120の摺動接点127が第1回路基板30の摺接パターン35に弾接する。また防滴部材90の被挟持部95が基台60(基台本体部61)とケース140の側壁部145の間に全周にわたって挟持され、密閉される。このとき防滴部材90の突起部101は挟持によって押し潰される。
そして前記組立体の下側に、第2回路基板20と取付板10を配置し、その際、基台60の各取付部77を第2回路基板20の各取付部27と取付板10の各取付部11に挿入する。そして取付板10の下面から突出する各取付部77の先端を熱カシメによって固定する。なお、上記取付板10までの組み立ては、回転つまみ200を下側に向けて(上下逆転させて)、その他の部品を順番に上から積層していくことで組み立てることができるため、自動機による組み立てを行い易い。自動機による組み立てを行うことで人件費を削減でき、製造コストの削減を図ることができる。次に、前記組立体の上側に外装ケース230を配置し、図示しない位置で、外装ケース230と取付板10間を固定する。このとき外装ケース230の開口231から回転つまみ200の上部の部分が露出する。またこのとき防滴部材90の突起部111は取付板10(及びその上の第2回路基板20)と外装ケース230とによる挟持によって押し潰される。これによって、回転式電子部品1−1の組み立てが完了する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
そして上記回転式電子部品1−1の回転つまみ200を回転操作すると、つまみ挿通孔143を介して電気的機能部収納空間A1内に配置されたクリック板130及び摺動子120がこれと一体に回転し、これによってクリック板130のクリック弾接部141がケース140のクリック係合部151に弾接係合してクリック感触が生じると共に、摺動子120の摺動接点127が第1回路基板30の摺接パターン35上を摺動して摺接パターン35の検出出力が変化する。なお回転つまみ200を回転した際、押釦つまみ180はその押圧部183の回り止め係合部187が基台60の押圧部挿通部71に係合しているので回転しない。また回転つまみ200を回転した際の回転抵抗(回転トルク)には、回転つまみ200と一体に回転する第2防滴部材170の先端部175が、静止している押釦つまみ180の防滴部材当接部189上を摺動する抵抗が含まれるが、この回転抵抗は小さい。一方、防滴部材90の挟持は、固定側の部材(基台本体部61とケース140)同士の間で行われるので、回転つまみ200の回転が防滴部材90によって阻害されることは全くなく、その回転抵抗の増加はなく、スムーズに回転させることができる。
一方、押釦つまみ180の本体部181の上面を押圧すると、押釦つまみ180が下降してその押圧部183が中央スイッチ21の反転板を押圧して反転させ、これによって中央スイッチ21がオンする。押釦つまみ180への押圧を解除すれば、前記反転板は元の形状に自動復帰し、押釦つまみ180は押し上げられて中央スイッチ21はオフする。
さらに回転つまみ200の本体部201上面の、前記基台本体部61の何れかの押圧部75に対応する部分を下方向に押圧すると、ヒンジ部65が撓むことで、基台本体部61上に設置されている各構成部品(ケース140や回転つまみ200等)が基台本体部61と一体に押圧された方向に傾いて揺動し、下降した側の押圧部75がこれに対向する押圧スイッチ23の反転板を押圧して反転させてその押圧スイッチ23をオンする。前記回転つまみ200への押圧を解除すれば、前記反転板の自動復帰力で基台本体部61及びその上の回転つまみ200を含む各構成部品が一体に元の位置に自動復帰し、押圧スイッチ23はオフする。
次にこの回転式電子部品1−1の防滴機能について説明する。液体は、外装ケース230の開口231と回転つまみ200の外周の間の隙間S1(図2参照)の部分と、回転つまみ200の開口部205と押釦つまみ180の本体部181の間の隙間S2の部分とから浸入する。隙間S2から浸入する液体は、第2防滴部材170によって、その内部への浸入が阻止される。
一方、隙間S1から浸入する液体は、防滴部材90の接続部97の上面に落ちる。図6は図1に示す回転式電子部品1−1から、外装ケース230、回転つまみ200、押釦つまみ180、第2防滴部材170、スペーサ部材160を取り除いて示す斜視図である。同図に示すように、ケース140の側壁部145の下面は、その全周にわたって防滴部材90の被挟持部95が弾接しているので(言い換えれば、基台本体部61とケース140との間に電気的機能部収納空間A1を囲むように防滴部材90を挟持しているので)、この部分からケース140の内側、即ち電気的機能部収納空間A1内に液体が浸入することは阻止される。
一方、防滴部材90の肉厚部91の上面は、図2に示すように、外装ケース230下面の開口231の全周囲を囲むように密着しているので、液体が、肉厚部91を越えてその外周側から第2回路基板20側に浸入することは確実に阻止される。また防滴部材90の接続部97は、基台60のヒンジ部65の上部全体を覆っているが、これによって、基台本体部61とヒンジ部65(さらには固定部63)との間に生じる開口a1(図4参照)の部分は容易且つ確実に塞がれ、この開口a1から第2回路基板20側に液体が浸入することを確実に阻止している。つまり、取付板10と基台本体部61の間には、揺動する基台本体部61によって操作される第2電気的機能部(中央スイッチ21と押圧スイッチ23)が設置されているが、この基台本体部61の下側に設置される第2電気的機能部への液体の浸入を確実に防止することができる。
図8〜図12はそれぞれ、防滴部材90の接続部97の外周部分(肉厚部の部分を含む)を取付板10と外装ケース230によって挟持する構造の他の例を示す要部拡大断面図である。図8に示す例においては、肉厚部を設けず、接続部97の外周部分を屈曲させてその上面を外装ケース230の下面に当接し、一方接続部97の外周部分の下面を取付板10上に突設させた凸部15の上端面に当接し、これによって上記接続部97の外周部分をその上下から挟持する構成としている。また図9に示す例においては、肉厚部を設けず、接続部97の外周部分を屈曲させてその下面を取付板10(その上の第2回路基板20)の上面に当接し、一方接続部97の外周部分の上面を外装ケース230の下面から突設させた凸部233の下端面に当接し、これによって上記接続部97の外周部分をその上下から挟持する構成としている。また図10に示す例においては、肉厚部91Aの高さ寸法を短く形成すると共に、取付板10上に凸部15Aを突設させ、これによって、肉厚部91Aを、外装ケース230の下面と凸部15Aの上端面とで挟持する構成としている。また図11に示す例においては、肉厚部91Bの高さ寸法を短く形成すると共に、外装ケース230の下面から凸部233Bを突設させ、これによって、肉厚部91Bを、凸部233Bの下端面と取付板10(その上の第2回路基板20)の上面とで挟持する構成としている。また図12に示す例においては、肉厚部91Cの高さ寸法を短く形成すると共に、外装ケース230の下面から凸部233Cを突設させ、且つ取付板10上に凸部15Cを突設させ、これによって、肉厚部91Cを、凸部233Cの下端面と凸部15Cの上端面とで挟持する構成としている。即ち、防滴部材90の接続部97の外周部分(肉厚部の部分を含む)の、取付板10と外装ケース230による挟持構造には種々の変形が可能であり、肉厚部は必ずしも必要ない。
また取付板10の形状・寸法等の関係で、防滴部材90の肉厚部91と対向する位置に取付板10が設けられていない部分があるような場合は、その部分の肉厚部91を部分的に省略しても良い。省略して肉薄になった部分(接続部97の外周部分)は、取付板10以外の図示しない他の部品と外装ケース230によって挟持するように構成しても良い。また上記回転式電子部品1−1では、防滴部材90の肉厚部91中に、基台60の固定部63を避けるための切り欠き部109を設けたが、前記肉厚部91を前記固定部63の外周側を囲むように形成することで、肉厚部91を防滴部材90の全周に設けても良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では第1,第2回路基板として、フレキシブル回路基板を用いたが、その代りに硬質回路基板を用いても良い。その場合は取付板を省略しても良い。また上記実施形態では本発明を多機能型電子部品に適用した例を示したが、押釦つまみや中央スイッチ等からなる押圧式電子部品や、揺動する基台本体部や第2電気的機能部等からなる揺動式電子部品を有しない単独の回転式電子部品に本発明を適用しても良い。
また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1−1 回転式電子部品(多機能型電子部品)
10 取付板(取付部材)
20 第2回路基板(第2電気的機能部)
21 中央スイッチ(第2電気的機能部)
23 押圧スイッチ(第2電気的機能部)
30 第1回路基板
35 摺接パターン(電気的機能部)
60 基台
61 基台本体部
63 固定部
65 ヒンジ部
a1 開口
90 防滴部材
91 肉厚部
93 開口
95 被挟持部
97 接続部
120 摺動子(電気的機能部)
130 クリック板
140 ケース
143 つまみ挿通孔
A1 電気的機能部収納空間
170 第2防滴部材
180 押釦つまみ
200 回転つまみ
230 外装ケース
91A,B,C 肉厚部

Claims (5)

  1. 基台と、
    下面が解放され、前記基台上に設置されることで、基台との間に電気的機能部収納空間を形成し、さらに上面につまみ挿通孔を設けたケースと、
    前記ケース上に設置され、前記つまみ挿通孔を介して前記電気的機能部収納空間内に配置した電気的機能部を回転操作する回転つまみと、
    を有し、
    前記基台と前記ケースとの間に、前記電気的機能部収納空間を囲むように弾性を有する防滴部材を挟持することを特徴とする回転式電子部品。
  2. 請求項1に記載の回転式電子部品であって、
    前記防滴部材は、前記基台とケースの間に挟持される被挟持部と、前記被挟持部の外周から半径方向外方に張り出して前記被挟持部の外周側を覆う接続部と、前記接続部の周囲を囲むように形成される肉厚部とを具備して構成されていることを特徴とする回転式電子部品。
  3. 請求項2に記載の回転式電子部品であって、
    前記回転つまみの上面を露出する開口を有してその周囲を覆う外装ケースと、
    前記基台を載置する取付部材と、をさらに有し、
    前記防滴部材の肉厚部は、前記外装ケースと前記取付部材の間に挟持されることを特徴とする回転式電子部品。
  4. 請求項3に記載の回転式電子部品であって、
    前記基台は、前記ケースを載置する基台本体部と、前記基台本体部の外側に配置されると共に前記取付部材に固定される固定部と、前記基台本体部と前記固定部間を接続して前記基台本体部を揺動自在に支持するヒンジ部と、を具備して構成され、
    前記防滴部材の接続部は、前記ヒンジ部の上部を覆っていることを特徴とする回転式電子部品。
  5. 請求項4に記載の回転式電子部品であって、
    前記取付部材と前記基台本体部の間には、揺動する基台本体部によって操作される第2電気的機能部が設置されていることを特徴とする回転式電子部品。
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