以下では、本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の情報処理システム1の構成を表すブロック図である。
図1を参照すると、情報処理システム1は、情報処理装置100と、1つ以上の機器200とを含む。情報処理装置100及び複数の機器200は、通信ネットワーク500を介して通信可能に接続されている。情報処理システム1は、更に、端末装置300を含んでいてもよい。情報処理装置100と端末装置300とは、通信可能に接続されていればよい。情報処理装置100は、更に、1つ以上のデータ提供装置400に、例えば、通信ネットワーク600を介して通信可能に接続されていてもよい。通信ネットワーク500と通信ネットワーク600は、同一のネットワークであってもよい。
機器200は、上述のITプラットフォーム機器である。複数の機器200が存在していてもよい。複数の種類の機器200が存在していてもよい。種類ごとの機器200の数は、1台に限られない。機器200は、例えば、サーバ装置、FC(Fibre Channel)スイッチ等のネットワーク装置、ストレージ装置等である。機器200は、以上の例に限定されない。機器200は、情報処理システム1の一部として動作できる他の種類の装置であってもよい。
情報処理装置100は、取得部101と、記憶部102と、検索部103と、通知部104と、指示部105とを含む。
取得部101は、例えば通信ネットワーク500を介して、機器200から機器情報を取得する。取得部101は、定期的に、機器200から機器情報を取得してもよい。
機器情報は、機器200のシステム構成を表す情報を含む情報である。機器情報は、機器の種類を表す情報を含んでいてもよい。
機器の種類は、例えば、機器200のハードウェアの種類を特定する情報である。機器の種類は、例えば、機器のカテゴリ、ベンダを示す情報、機器の品名、及び、機器の型番などを含んでいてもよい。機器のカテゴリは、例えば、サーバ装置、ネットワーク装置、及び、ストレージ装置等の、あらかじめ定められた複数の機器のカテゴリから選択された、機器200のカテゴリを示すデータ値であってもよい。ベンダを示す情報、機器の品名、及び、機器の型番などは、それぞれ、ベンダ、品名、及び、型番を表すデータ値(例えば文字列)であってもよい。
システム構成は、例えば、機器200の構成を特定する情報である。システム構成は、例えば、OS(Operating System)、OSのバージョン、ファームウェア、ファームウェアのバージョン、搭載されている部材、及び、搭載されている部材の属性等を含んでいてもよい。システム構成は、アプリケーションプログラム及びアプリケーションプログラムのバージョンを含んでいてもよい。システム構成は、アプリケーションプログラムのライセンスの種類を含んでいてもよい。システム構成は、アプリケーションプログラムのライセンスの個数を含んでいてもよい。システム構成は、ドライバ及びドライバのバージョンを含んでいてもよい。
搭載されている部材は、例えば、プロセッサ、メモリ、記憶装置、I/O(Input/Output)インタフェース、及び、ネットワークインタフェースなどである。記憶装置は、例えば、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)装置等である。部材は、以上の例に限られない。部材の属性は、部材の、個数、容量、性能、種類、及び、ベンダなどである。部材の属性は、以上の例に限られない。部材の属性は、部材の種類によって定められていてもよい。システム構成は、以上の例に限られない。システム構成は、以上の例の一部又は全部を含んでいなくてもよい。
以下の説明では、機器情報の、上で例示した、機器の種類及びシステム構成に含まれる、個々のデータ値を、「属性要素」と表記する。機器情報は、さらに、属性要素を特定する識別情報(以下、属性要素ID)を含んでいてもよい。言い換えると、機器情報は、属性要素及び属性要素IDの、1つ以上の組み合わせを含んでいてもよい。
機器情報は、機器200の識別子(以下、機器ID(IDentifier))を含んでいてもよい。機器IDは、機器200に一意に付与された、名称、番号、又は、などの、機器200を識別する情報である。機器IDは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスであってもよい。
機器200は、要求に応じてシステム構成を出力するように実装されていてもよい。その場合、取得部101は、機器200に要求を送信し、その要求に対する返信として機器200から送信される機器情報を受信してもよい。機器200は、システム構成を定期的に出力するように実装されていてもよい。取得部101は、機器200から定期的に送信される機器情報を受信してもよい。取得部101は、機器200のOS、種類、及び、ベンダ等に応じた取得方法によって、機器200からシステム構成を取得するように実装されていてもよい。機器200がサーバ装置等のコンピュータ装置である場合、取得部101は、機器200に接続し、機器200にシステム構成を出力するコマンドを実行させてもよい。そして、取得部101は、実行したコマンドが出力したシステム構成を取得してもよい。
取得部101は、取得した機器情報を、記憶部102に格納する。既に機器情報が記憶部102に格納されている機器200から機器情報を取得した場合、取得部101は、記憶部102に格納されている機器情報に、新たに取得した機器情報を反映させてもよい(例えば、置き換えてもよい)。例えば、取得部101は、取得した機器情報に含まれる機器IDと同一の機器IDを含む機器情報を、記憶部102において検索してもよい。取得した機器情報に含まれる機器IDと同一の機器IDを含む機器情報が検出された場合、取得部101は、検出された機器情報を、取得した機器情報で置き換えればよい。
機器200が出力する機器情報は同一のフォーマットであるとは限らない。機器情報の取得方法が異なっている場合、取得される機器情報のフォーマットも同一であるとは限らない。取得部101は、受信したシステム構成を、例えばあらかじめ定められているフォーマットに変換してもよい。取得部101は、あらかじめ定められているフォーマットに変換された機器情報を、記憶部102に格納してもよい。以下の説明では、取得部101によって記憶部102に格納された機器情報を、「取得機器情報」と表記する。取得部101によって記憶部102に格納された機器情報を、まとめて、「機器データベース」とも表記する。取得した機器情報の機器データベースへの追加、及び、取得した機器情報による、機器データベースに含まれる機器情報の書き換えを、機器データベースの更新と表記する。さらに、機器データベースの更新を行うことを、「機器データベースを更新する」と表記する。
取得部101は、機器情報が記憶部102に格納されている機器200の存在を判定してもよい。例えば、取得部101は、機器200に信号を送信してもよい。そして、取得部101は、機器200に信号を送信してから所定時間以上、機器200からその信号に対する応答が返信されない場合、その機器200が存在しなくなったと判定してもよい。取得部101は、機器200が存在しなくなったと判定した場合、その機器200の装置情報を記憶部102から消去してもよい。
記憶部102は、機器200から取得した機器情報を記憶する。言い換えると、記憶部102は、機器200から取得した機器情報を含む、機器データベースを記憶する。記憶部102は、更に、機器200の機器情報に関連付けられた、既知の問題を表すデータ及びその既知の問題に対する運用の情報を記憶する。
既知の問題は、機器200に存在することが分かっている、障害、欠陥、及び、動作不良などの問題のうち、その問題に対して対処する方法が知られている問題である。既知の問題は、機器200に生じる可能性があることが分かっている、障害、欠陥、及び、動作不良などの問題のうち、その問題に対して対処する方法が知られている問題であってもよい。既知の問題は、対処する方法が知られている問題であれば、以上の例に限られない。
運用の情報は、問題に対処する方法を表す情報である。問題に対処する方法は、例えば、生じた障害から復旧する手順、設定の変更、及び、アップデートプログラムの適用などのうち少なくともいずれかであってもよい。アップデートプログラムは、OSに対するアップデートプログラムであってもよい。アップデートプログラムは、ファームウェアに対するアップデートプログラムであってもよい。アップデートプログラムは、アプリケーションプログラムに対するアップデートプログラムであってもよい。問題に対処する方法は、アップデートプログラム以外のプログラムのインストールであってもよい。問題に対処する方法は、インストールされているプログラムのアンインストールであってもよい。問題に対処する方法は、アップデートプログラム等が提供される日時の情報であってもよい。問題に対処する方法は、以上の例に限られない。
各実施形態の説明では、既知の問題を表すデータを、「既知問題」とも表記する。運用の情報を、「運用情報」とも表記する。既知の問題に対する運用の情報を、「既知問題に対する運用情報」とも表記する。構成情報に関連付けられた、既知問題及びその既知問題に対する運用情報を、「問題データベース」とも表記する。以下の説明では、問題データベースにおける機器情報を、「問題機器情報」と表記する。問題機器情報は、機器IDを含んでいなくてもよい。
既知問題は、機器200に生じた既知の問題を表すテキストデータであってもよい。既知問題には、既知問題を識別する情報である問題IDが付与されていてもよい。既知問題には、その既知問題がシステム全体に与える影響の大きさを表す影響度が付与されていてもよい。既知問題は、影響度を含んでいてもよい。影響度は、機器200のベンダによって定められていてもよい。影響度は、情報処理システム1の管理者によって定められてもよい。影響度は、他の人によって定められてもよい。以下の説明では、既知問題は、その既知問題に付与された影響度を含んでいる。
運用情報は、例えば、既知問題を解決する手順を表すテキストを含むテキストデータであってもよい。運用情報は、例えば、OS、ファームウェア、又は、アプリケーションプログラムなどのアップデートに関する情報を含んでいてもよい。例えば、アップデートに関する情報は、アップデートプログラムが提供された日を含んでいてもよい。アップデートに関する情報は、アップデートプログラムが提供される予定日を含んでいてもよい。アップデートに関する情報は、アップデートによって解決する問題を含んでいてもよい。運用情報は、アップデートのためのデータやプログラムが提供される場所を示すURL(Uniform Resource Locator)などを含んでいてもよい。運用情報は、問題に対処する方法を提供するリソースを示すURI(Uniform Resource Identifier)を含んでいてもよい。
問題機器情報は、その問題機器情報に関連付けられている既知問題によって特定される問題が存在する機器200の、機器の種類及びシステム構成の少なくともいずれかを示す情報である。問題機器情報は、上述の取得機器情報と同様に、1つの種類の機器の、1つの状態のシステム構成を表す情報であってもよい。問題機器情報は、例えば、同じ既知問題が存在する、1つ以上の種類の機器の、1つ以上の状態のシステム構成を表す情報であってもよい。言い換えると、問題構成情報は、1つ以上の種類の機器の、1つ以上の状態のシステム構成とマッチする、機器の種類及びシステム構成の条件を表す情報であってもよい。更に言い換えると、問題構成情報は、条件要素が対象とする属性要素を示す属性要素IDと、その条件要素との、1つ以上の組み合わせであってもよい。そして、それぞれの条件要素は、例えば、1つの属性要素に対する条件であってもよい。条件要素が対象とする属性要素は、その属性要素に対する条件を表す条件要素(以下、「属性要素に対する条件要素」とも表記)である。上述の例では、属性要素とその属性要素に対する条件要素は、その属性要素を示す属性要素IDと組み合わされればよい。
条件要素は、例えば、1つのデータ値の組み合わせによって表されていてもよい。その場合、属性要素が、その属性要素に対する条件要素を表す値に一致すれば、その属性要素は、その条件要素が示す条件を満たす。すなわち、その属性要素は、その条件要素に適合する。条件要素は、例えば、2つ以上のデータ値の組み合わせによって表されていてもよい。その場合、属性要素が、その属性要素に対する条件要素に含まれる、いずれかのデータ値に一致すれば、その属性要素は、その条件要素に適合する。属性要素は、値の範囲によって表されていてもよい。その場合、属性要素が、その属性要素に対する条件要素が示す値の範囲に含まれれば、その属性要素は、その条件要素に適合する。条件要素は、例えば、正規表現によって記述されていてもよい。その場合、属性要素が、その属性要素に対する条件要素を表す正規表現にマッチすれば、その属性要素は、その条件要素に適合する。条件要素は、属性要素に対する条件を示す他の表現によって表されていてもよい。
取得機器情報に含まれる属性要素によって、問題機器情報に含まれる全ての条件要素が満たされる場合、その取得機器情報がその問題機器情報に適合すると定義されていてもよい。取得機器情報に含まれる属性要素によって、問題機器情報に含まれる少なくとも1つの条件要素が満たされ、問題機器情報が満たされない条件要素を含まない場合、その取得機器情報がその問題機器情報に適合すると定義されていてもよい。
問題機器情報は、属性要素がその属性要素に対する条件要素が表す条件を満たすか否かを表す変数の論理式によって表されていてもよい。例えば、属性要素がその属性要素に対する条件要素が表す条件を満たす場合、属性要素がその属性要素に対する条件要素が表す条件を満たすか否かを表す変数の値は、1であればよい。属性要素がその属性要素に対する条件要素が表す条件を満たさない場合、その変数の値は0であればよい。1つの属性要素に対して、2つ以上の条件要素が存在していてもよい。そして、取得機器情報に含まれる属性要素によって、問題機器情報を表す論理式が満たされる場合、取得機器情報が問題機器情報に適合すると定義されていてもよい。
問題機器情報は、異なる複数の機器200の状態の組み合わせを表していてもよい。言い換えると、問題機器情報は、異なる複数の種類の機器200の属性要素に対する条件要素の組み合わせによって表されていてもよい。例えば、問題機器情報を表す論理式の変数は、機器の種類を表す属性要素が条件要素を満たすか否かを表す変数と、システム構成を表す属性要素が条件要素を満たすか否かを表す変数との論理積によって表されていてもよい。その場合、問題機器情報は、異なる複数の機器の状態の組み合わせを表すことができる。そして、異なる複数の機器を組み合わせることによって生じる既知問題は、そのような問題機器情報に関連する既知問題として表すことができる。そして、異なる複数の機器を組み合わせることによって生じる既知問題に対する運用情報は、そのような問題機器情報に関連する既知問題に対する運用情報として表すことができる。
検索部103は、機器200から取得した、その機器200の構成を表す機器情報(すなわち、上述の取得機器情報)に関連する既知の問題を、記憶部102に格納されている既知の問題の中で特定する。具体的には、検索部103は、記憶部102に格納されている取得機器情報から、いずれかの問題機器情報に適合する取得機器情報を抽出すればよい。
検索部103は、さらに、データ提供装置400において、記憶部102に格納されている取得機器情報に関連する、記憶部102に格納されていない、既知問題と運用情報とを収集してもよい。
データ提供装置400は、通信ネットワーク600を介して情報処理装置100と通信可能に接続されている装置である。そして、データ提供装置400は、問題機器情報に関連付けて、既知問題及び運用情報を、既知のフォーマットで提供する装置であってもよい。データ提供装置400は、例えば、ベンダによってFCO(Field Change Order)情報等の既知問題及び運用情報が提供される、Webサーバであってもよい。データ提供装置400は、既知問題が蓄積されているデータベースを公開している装置であってもよい。
具体的には、検索部103は、データ提供装置400から、問題機器情報に関連付けられた既知問題及び運用情報を取得し、取得した問題機器情報、既知問題及び運用情報を、記憶部102に格納されているフォーマットに変換してもよい。そして、検索部103は、取得した、問題機器情報に関連付けられた既知問題及び運用情報が、記憶部102に格納されているか否かを判定すればよい。検索部103は、取得した、問題機器情報に関連付けられた既知問題及び運用情報が、記憶部102に格納されていない場合、取得した既知問題及び運用情報を、記憶部102に格納すればよい。
データ提供装置400は、運用情報に加えて、その運用情報の公開日時を提供してもよい。そして、検索部103は、記憶部102に格納する運用情報に、その運用情報の公開日時の情報を付与し、公開日時の情報が付与された運用情報を記憶部102に格納してもよい。検索部103は、問題機器情報及び既知問題の同じ組み合わせ対して、取得した運用情報に付与されている公開日時が、記憶部102に格納されている運用情報に付与されている公開日時より新しいか否かを判定してもよい。以下、運用情報に付与されている公開日時を、「運用情報の公開日時」と表記する。取得した運用情報の公開日時が、記憶部102に格納されている運用情報の公開日時より新しい場合、検索部103は、記憶部102に格納されているその運用情報を、取得した運用情報で上書きすればよい。公開日時は、運用情報に付与されていなくてもよい。その場合、検索部103は、運用情報が記憶部102に格納されている、問題機器情報及び既知問題の組み合わせ対して、新たに運用情報を取得した場合、新たに取得した運用情報で記憶部102に格納されている運用情報を上書きしてもよい。
検索部103は、取得した、問題記憶情報及び既知問題の同じ組み合わせに対して、取得した既知問題に付与されている影響度と、記憶部102に格納されている既知問題に付与されている影響度とを比較してもよい。取得した既知問題に付与されている影響度と、記憶部102に格納されている既知問題に付与されている影響度とが異なる場合、検索部103は、記憶部102に格納されている既知問題の影響度を、取得した既知問題に付与されている影響度で上書きしてもよい。
検索部103は、既知問題に、既知問題を特定する識別情報(以下、既知問題IDと表記)を付与してもよい。検索部103は、既知問題に加えて、その既知問題の既知問題IDを記憶部102に格納してもよい。記憶部102は、既知問題IDと既知問題との組み合わせを記憶していてもよい。検索部103は、運用情報に、運用情報を特定する運用情報の識別情報(以下、運用情報IDと表記)を付与してもよい。検索部103は、運用情報に加えて、その運用情報の運用情報IDを、記憶部102に格納してもよい。記憶部102は、運用情報IDと運用情報との組み合わせを記憶していてもよい。
検索部103は、さらに、特定した既知問題に対する運用情報を、記憶部102から読み出し、通知部104に送信する。検索部103は、特定した既知問題及びその既知問題が生じた機器200の機器情報を、通知部104に送信してもよい。上述のように、既知問題は影響度を含む。検索部103は、特定した既知問題の影響度と、その既知問題に対する運用情報とを、通知部104に送信してもよい。
通知部104は、検索部103から受信した運用情報を、端末装置300に通知する。通知部104は、検索部103から受信した、影響度と運用情報とを、端末装置300に通知してもよい。通知部104は、端末装置300に通知した運用情報を記憶してもよい。そして、通知部104は、既に端末装置300に通知した運用情報を検索部103から受信した場合、その運用情報を端末装置300に通知しなくてもよい。具体的には、通知部104は、端末装置300に通知した運用情報の、運用情報IDを記憶していてもよい。そして、通知部104は、例えば、検索部103から受信した運用情報の運用情報IDを記憶している場合、その運用情報を、端末装置300に通知しなくてよい。
通知部104は、特定した既知問題が生じた機器200の機器情報の少なくとも一部と、特定した既知問題と、特定した既知問題に対する運用情報とを、端末装置300に通知してもよい。通知部104は、機器情報に含まれる、あらかじめ定められた1つ以上の属性要素を、上述の機器情報の少なくとも一部として、端末装置300に通知してもよい。通知部104は、機器情報に含まれる、条件要素に適合した属性要素を、上述の機器情報の少なくとも一部として、端末装置300に通知してもよい。通知部104は、機器情報に含まれる、あらかじめ定められた属性要素と条件要素に適合した属性要素とを、上述の機器情報の少なくとも一部として、端末装置300に通知してもよい。これらの場合、通知部104は、端末装置300に通知した、機器情報、既知問題及び運用情報の組み合わせを記憶していてもよい。そして、通知部104は、既に端末装置300に通知した、機器情報、既知問題及び運用情報を検索部103から受信した場合、その機器情報、既知問題及び運用情報を端末装置300に通知しなくてもよい。具体的には、通知部104は、端末装置300に通知した、機器情報、既知問題及び運用情報の、機器ID、既知問題ID及び運用情報IDを記憶していてもよい。通知部104は、検索部103から受信した機器情報、既知問題及び運用情報の、機器ID、既知問題ID及び運用情報IDを記憶している場合に、その機器情報、既知問題及び運用情報を端末装置300に通知しなくてもよい。なお、公開日時は時刻の情報を含んでいなくてもよい。
機器情報と、既知問題と、運用情報との複数の組み合わせを受信した場合、通知部104は、影響度の大きさの順に、影響度の値ごとに、機器情報と、既知問題と、運用情報とを、端末装置300に通知してもよい。通知部104は、機器情報に含まれる機器の種類毎に、機器情報と、影響度を含む既知問題と、運用情報とを、端末装置300に通知してもよい。
通知部104は、端末装置300に通知した運用情報に加えて、その運用情報の再通知日時を記憶していてもよい。通知部104は、再通知日時が記憶されている運用情報を、その再通知日時において、端末装置300に通知してもよい。なお、再通知日時は、時刻の情報を含んでいなくてもよい。その場合、通知部104は、運用情報を、その運用情報の再通知日時が示す日のいずれかの時刻(あらかじめ決められていてもよく、他の運用情報が通知されるときでもよい)に、通知してもよい。運用情報がアップデートプログラムの公開予定日を含む場合、再通知日時として、例えば、そのアップデートプログラムの公開予定日が指定されてもよい。再通知日時は、他の方法によって定められていてもよい。
通知の方法は、電子メールによる通知、Webによる公開、端末装置300の画面へのメッセージの表示、及び、それらの組み合わせのいずれであってもよい。通知の方法が、端末装置300の画面へのメッセージの表示である場合、端末装置300は、情報処理装置100から、運用情報の通知を受信した場合、受信した運用情報を表示するように実装されていればよい。
指示部105は、端末装置300から、端末装置300の操作者による、問題データベースの更新を行う指示である更新指示を受信する。端末装置300から受信した更新指示に従った、例えば、記憶部102に格納されている、問題データベースに対して、追加、削除、及び、変更などの更新を、検索部103に指示してもよい。指示部105は、例えば、端末装置300から受信した更新指示を、検索部103に転送してもよい。検索部103は、指示部105から受信した更新指示に従って、問題データベースの更新を行えばよい。
具体的には、端末装置300の操作者は、手動で、データ提供装置400から機器情報、既知問題、及び、運用情報の組み合わせを取得してもよい。端末装置300の操作者は、取得した機器情報、既知問題、及び、運用情報の組み合わせによって、記憶部102に格納されている問題データベースを更新するように、指示部105に指示してもよい。端末装置300の操作者は、発生した問題に対処したときの経験に基づいて、機器情報、既知問題、及び、運用情報の組み合わせを生成してもよい。端末装置300の操作者は、生成した機器情報、既知問題、及び、運用情報の組み合わせによって、記憶部102に格納されている問題データベースを更新するように、指示部105に指示してもよい。
指示部105は、端末装置300から、端末装置300の操作者による、問題データベースから既知問題及び運用情報を検索する指示である検索指示を受信する。指示部105は、端末装置300から受信した検索指示に従った、例えば、記憶部102に格納されている問題データベースにおいて、既知問題及び運用情報の検索を、検索部103に指示してもよい。指示部105は、端末装置300から受信した検索指示を、検索部103に転送してもよい。検索指示は、1つ以上の、上述の条件要素の組み合わせであってもよい。検索部103は、受信した条件要素の組み合わせに適合する問題機器情報が関連付けられている既知問題と、その既知問題に対する運用情報を、問題データベースにおいて抽出すればよい。検索部103は、抽出した既知問題及び運用情報を、検索の結果として、指示部105に送信すればよい。指示部105は、検索部103から受信した、上述の影響度を含む既知問題及び運用情報を、検索の結果として、端末装置300に送信すればよい。端末装置300は、受信した、影響度を含む既知問題及びその既知問題の運用情報を表示すればよい。
次に、本実施形態の情報処理装置100の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施形態の情報処理装置100の、運用情報を通知する際の動作の例を表すフローチャートである。
図2を参照すると、取得部101が、機器200から、機器情報を取得する(ステップS101)。取得部101は、さらに、取得した機器情報のフォーマットを、所定のフォーマットに変換する(ステップS102)。変換後のフォーマットの機器情報が、上述の「取得機器情報」である。取得した機器情報のフォーマットが、所定のフォーマットである場合は、取得部101はフォーマットの変換を行わなくてよい。その場合は、取得した機器情報が、上述の「取得機器情報」である。取得部101は、取得機器情報を、記憶部102に格納すればよい。取得部101は、取得機器情報によって、記憶部102に格納されている機器データベースを更新すればよい。
検索部103は、問題データベースにおいて、取得した機器情報に関連する既知問題を検索する(ステップS103)。具体的には、検索部103は、問題データベースにおいて、機器データベースに含まれる取得機器情報に適合する、問題機器情報を抽出すればよい。検索部103は、抽出した問題機器情報に関連付けられている既知問題を、取得した機器情報に関連する既知問題として特定すればよい。
取得した機器情報に関連する既知問題が特定された場合、ステップS104において、検索部103は、特定した既知問題に対する運用情報が問題データベースに含まれているか否かを判定すればよい。すなわち、検索部103は、取得した機器情報に関連する、既知問題と運用情報との組み合わせが存在するか否かを判定すればよい。
取得した機器情報に関連する、既知問題と運用情報との組み合わせが存在しない場合(ステップS104においてNO)、情報処理装置100は、図2に示す動作を終了する。取得した機器情報に関連する既知問題が特定されなかった場合、取得した機器情報に関連する、既知問題と運用情報との組み合わせは存在しない。取得した機器情報に関連する既知問題として特定された既知問題に対する運用情報が存在しなかった場合も、取得した機器情報に関連する、既知問題と運用情報との組み合わせは存在しない。
取得した機器情報に関連する、既知問題と運用情報との組み合わせが存在した場合(ステップS104においてYES)、通知部104は、端末装置300に通知済みでない運用情報を抽出する(ステップS105)。ステップS105において、検索部103は、機器200から取得された機器情報と、その機器情報に関連する既知問題と、その既知問題に対する運用情報とを、通知部104に送信すればよい。そして、通知部104は、端末装置300に既に通知した機器情報と既知問題と運用情報との組み合わせとして記憶している組み合わせにおいて、検索部103から受信した機器情報と既知問題と運用情報との組み合わせを検出すればよい。検索部103から受信した機器情報と既知問題と運用情報との組み合わせが検出された場合、通知部104は、その運用情報は通知済みであると判定する。検索部103から受信した機器情報と既知問題と運用情報との組み合わせが検出されなかった場合、通知部104は、その運用情報は通知済みでないと判定する。
通知済みでない運用情報が抽出されなかった場合(ステップS106においてNO)、情報処理装置100は、図2に示す動作を終了する。
通知済みでない運用情報が抽出された場合(ステップS106においてYES)、通知部104は、抽出された運用情報を端末装置300に通知する(ステップS107)。通知部104は、抽出された運用情報に加えて、機器情報と既知問題とを端末装置300に通知してもよい。
ステップS104において、検索部103は、取得した機器情報の機器IDと、その機器情報に関連する既知問題の既知問題IDと、その既知問題に対する運用情報の運用情報IDとの組み合わせを、通知部104に送信してもよい。その場合、通知部104は、既に通知した機器情報と既知問題と運用情報との、機器IDと既知問題IDと運用情報IDとを記憶していればよい。ステップS105において、通知部104は、記憶している機器IDと既知問題IDと運用情報IDとの組み合わせに、検索部103から受信した機器IDと既知問題IDと運用情報IDとの組み合わせが含まれるか否かを判定すればよい。記憶している機器IDと既知問題IDと運用情報IDとの組み合わせに、受信した機器IDと既知問題IDと運用情報IDとの組み合わせが含まれない場合、通知部104は、その運用情報IDによって特定される運用情報は通知済みでないと判定すればよい。通知済みでないと判定された運用情報が存在する場合、すなわち、通知済みでない運用情報が抽出された場合、ステップS107において、通知部104は、検索部103を介して、抽出された運用情報を記憶部102から読み出せばよい。通知部104は、読み出した運用情報を端末装置300に通知すればよい。通知済みでない運用情報が抽出された場合、ステップS107において、通知部104は、その運用情報と同じ組み合わせに含まれる機器情報と既知問題とを、検索部103を介して、記憶部102から読み出せばよい。通知部104は、読み出した、機器情報と既知問題と運用情報を端末装置300に通知すればよい。この場合、通知部104は、読み出された機器情報の全てではなく、その機器情報の一部を、端末装置300に通知してもよい。
情報処理装置100は、図2に示す動作を、例えば一定時間毎に行えばよい。情報処理装置100は、ステップS101及びステップS102の動作と、ステップS103からステップS107までの動作とを、別のタイミングで行ってもよい。
次に、本実施形態の情報処理装置100の、運用情報を収集する動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本実施形態の情報処理装置100の、運用情報を収集する動作の例を表すフローチャートである。
図3を参照すると、検索部103は、取得部101が取得した機器情報に関連する、既知問題と運用状態とを、通信ネットワーク600を介して接続されているデータ提供装置400において収集する(ステップS201)。取得部101が取得した機器情報は、例えば、機器データベースに含まれる機器情報として、記憶部102に格納されている。
検索部103は、取得された機器情報に関連する既知問題及び運用状態として収集した既知問題と運用情報との組み合わせが、記憶部102に格納されているか否かを判定する(ステップS202)。
取得された機器情報に関連する既知問題及び運用状態として収集した既知問題と運用情報との組み合わせが、記憶部102に格納されている場合(ステップS203においてYES)、情報処理装置100は、図3に示す動作を終了する。
収集した既知問題と運用情報との組み合わせが、取得した機器情報に関連する既知問題と運用情報として記憶部102に格納されていない場合(ステップS203においてNO)、検索部103は、収集した既知情報と運用情報とを、記憶部102に格納する(ステップS204)。検索部103は、収集した既知情報と運用情報とによって、記憶部102に格納されている問題データベースを更新すればよい。ステップS204の後、情報処理装置100は、図3に示す動作を終了する。
以上で説明した本実施形態には、機器200における既知の問題に対する運用の情報を得るのに必要な時間を短縮できるという効果がある。その理由は、検索部103が、機器200から取得した機器情報に関連する既知問題を、既知問題とその既知問題に対する運用情報を記憶する記憶部102において抽出するからである。従って、例えば作業者が、機器200における既知問題とその既知問題に対する運用情報を手動で見つける場合と比較して、既知問題に対する運用情報を得るのに必要な時間を短縮できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図4は、本実施形態の情報処理装置100Aの構成を表すブロック図である。
図4を参照すると、本実施形態の情報処理装置100Aは、検索部103と、通知部104と、を備える。検索部103は、機器から取得した、機器の構成を表す機器情報に関連する既知の問題を、記憶部102において特定する。記憶部102には、機器情報に関連する既知の問題とその既知の問題に対する運用の情報とが格納されている。記憶部102は、情報処理装置100Aに含まれていなくてもよい。記憶部102は、情報処理装置100Aに含まれていてもよい。通知部104は、特定した既知の問題に関する運用の情報を通知する。
次に、本実施形態の情報処理装置100Aの動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施形態の情報処理装置100Aの動作の例を表すフローチャートである。
図5を参照すると、まず、検索部103が、記憶部102において、機器から受信した、その機器の構成を表す機器情報に関連する既知情報を特定する(ステップS301)。通知部104は、特定した既知情報に対する運用情報を記憶部102から読み出し、読み出した運用情報を通知する(ステップS302)。通知部104は、運用情報を、例えば、ユーザが使用する端末装置に通知してもよい。
以上で説明した本実施形態には、第1の実施形態と同じ効果がある、その理由は、第1の実施形態の効果が生じる理由と同じである。
<その他の実施形態>
情報処理装置100、及び、情報処理装置100Aは、それぞれ、コンピュータ及びコンピュータを制御するプログラム、専用のハードウェア、又は、コンピュータ及びコンピュータを制御するプログラムと専用のハードウェアの組合せにより実現することができる。
言い換えると、上述の各実施形態に係る情報処理装置は、回路構成(circuitry)などのハードウェアによって実現することができる。回路構成は、例えば、コンピュータに含まれるプロセッサとメモリであってもよい。その場合、プログラムが、メモリにロードされていればよい。そのプログラムは、プロセッサが実行することが可能であり、コンピュータを上述の各実施形態の情報処理装置として動作させればよい。回路構成は、例えば、通信可能に接続された複数のコンピュータであってもよい。回路構成は、例えば、回路(circuit)であってもよい。回路構成は、例えば、通信可能に接続された複数の回路であってもよい。回路構成は、通信可能に接続された、1台以上のコンピュータと、1個以上の回路との組み合わせであってもよい。
図6は、情報処理装置100、及び、情報処理装置100Aを実現することができる、コンピュータ1000のハードウェア構成の一例を表す図である。図6を参照すると、コンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、I/O(Input/Output)インタフェース1004とを含む。また、コンピュータ1000は、記録媒体1005にアクセスすることができる。メモリ1002と記憶装置1003は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶装置である。記録媒体1005は、例えば、RAM、ハードディスクなどの記憶装置、ROM(Read Only Memory)、可搬記録媒体である。記憶装置1003が記録媒体1005であってもよい。プロセッサ1001は、メモリ1002と、記憶装置1003に対して、データやプログラムの読み出しと書き込みを行うことができる。プロセッサ1001は、I/Oインタフェース1004を介して、例えば、機器200及びデータ提供装置400にアクセスすることができる。プロセッサ1001は、記録媒体1005にアクセスすることができる。記録媒体1005には、コンピュータ1000を、情報処理装置100として動作させるプログラム、又は、情報処理装置100Aとして動作させるプログラムが格納されている。
プロセッサ1001は、記録媒体1005に格納されている、コンピュータ1000を、情報処理装置100として動作させるプログラム、又は、情報処理装置100Aとして動作させるプログラムを、メモリ1002にロードする。そして、プロセッサ1001が、メモリ1002にロードされたプログラムを実行することにより、コンピュータ1000は、情報処理装置100又は、情報処理装置100Aとして動作する。
取得部101、検索部103、通知部104、及び、指示部105は、例えば、プログラムを記憶する記録媒体1005からメモリ1002に読み込まれた、各部の機能を実現することができる専用のプログラムと、そのプログラムを実行するプロセッサ1001により実現することができる。また、記憶部102は、コンピュータ1000が含むメモリ1002やハードディスク装置等の記憶装置1003により実現することができる。あるいは、取得部101、記憶部102、検索部103、通知部104、及び、指示部105の一部又は全部を、各部の機能を実現する専用の回路によって実現することもできる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
機器から取得した、当該機器の構成を表す機器情報に関連する既知の問題を、前記機器情報に関連する前記既知の問題と当該既知の問題に対する運用の情報とが格納されている記憶手段において特定する検索手段と、
特定した前記既知の問題に関する前記運用の情報を通知する通知手段と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記検索手段は、前記機器情報に関連する、前期記憶手段に格納されていない前記既知の問題と前記運用の情報とを収集し、収集した前記既知の問題と前記運用の情報とを前記記憶手段に格納する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記記憶手段は、前記機器から取得した前記機器情報を記憶し、
前記機器から前記機器情報を繰り返し取得し、取得した前記機器情報によって前記記憶手段が記憶する前記機器情報を更新する取得手段
をさらに備える付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記記憶手段は、複数の種類の前記機器の前記機器情報の組み合わせに関する前記既知の問題と当該既知の問題に対する前記運用の情報とをさらに記憶し、
前記検索手段は、複数の種類の前記機器から取得した前記機器情報の組み合わせに関連する前記既知の問題をさらに特定する
付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記通知手段は、前記運用の情報が、前記既知の問題の解決が提供される時期の情報を含む場合、前記時期への到達後に、前記既知の問題に対する前記運用の情報を通知する
付記1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記機器情報を前記情報処理装置に送信する前記機器と、
を含む情報処理システム。
(付記7)
機器から取得した、当該機器の構成を表す機器情報に関連する既知の問題を、前記機器情報に関連する前記既知の問題と当該既知の問題に対する運用の情報とが格納されている記憶手段において特定し、
特定した前記既知の問題に関する前記運用の情報を通知する、
情報処理方法。
(付記8)
前記機器情報に関連する、前期記憶手段に格納されていない前記既知の問題と前記運用の情報とを収集し、収集した前記既知の問題と前記運用の情報とを前記記憶手段に格納する
付記7に記載の情報処理方法。
(付記9)
前記記憶手段は、前記機器から取得した前記機器情報を記憶し、
前記機器から前記機器情報を繰り返し取得し、取得した前記機器情報によって前記記憶手段が記憶する前記機器情報を更新する
付記7又は8に記載の情報処理方法。
(付記10)
前記記憶手段は、複数の種類の前記機器の前記機器情報の組み合わせに関する前記既知の問題と当該既知の問題に対する前記運用の情報とをさらに記憶し、
複数の種類の前記機器から取得した前記機器情報の組み合わせに関連する前記既知の問題をさらに特定する
付記7乃至9のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記11)
前記運用の情報が、前記既知の問題の解決が提供される時期の情報を含む場合、前記時期への到達後に、前記既知の問題に対する前記運用の情報を通知する
付記7乃至10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記12)
コンピュータに、
機器から取得した、当該機器の構成を表す機器情報に関連する既知の問題を、前記機器情報に関連する前記既知の問題と当該既知の問題に対する運用の情報とが格納されている記憶手段において特定する検索処理と、
特定した前記既知の問題に関する前記運用の情報を通知する通知処理と、
を実行させるプログラム。
(付記13)
前記検索処理は、前記機器情報に関連する、前期記憶手段に格納されていない前記既知の問題と前記運用の情報とを収集し、収集した前記既知の問題と前記運用の情報とを前記記憶手段に格納する
付記12に記載のプログラム。
(付記14)
前記記憶手段は、前記機器から取得した前記機器情報を記憶し、
コンピュータに、
前記機器から前記機器情報を繰り返し取得し、取得した前記機器情報によって前記記憶手段が記憶する前記機器情報を更新する取得処理
をさらに実行させる付記12又は13に記載のプログラム。
(付記15)
前記記憶手段は、複数の種類の前記機器の前記機器情報の組み合わせに関する前記既知の問題と当該既知の問題に対する前記運用の情報とをさらに記憶し、
前記検索処理は、複数の種類の前記機器から取得した前記機器情報の組み合わせに関連する前記既知の問題をさらに特定する
付記12乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記16)
前記通知処理は、前記運用の情報が、前記既知の問題の解決が提供される時期の情報を含む場合、前記時期への到達後に、前記既知の問題に対する前記運用の情報を通知する
付記12乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。