JP2017175476A - 撮像装置、画像取得システム、画像提供サービス方法 - Google Patents

撮像装置、画像取得システム、画像提供サービス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】犬や猫といった愛玩動物に取り付けて、その動物自身の行動を検知して撮像する撮像装置、撮像装置が撮像した画像を取得するシステム及び画像提供サービス方法を提供する。【解決手段】生物に取り付けてその生物周囲の画像を撮像する撮像手段10と、撮像手段により撮像した画像を記憶する記憶部60と、撮像手段が取り付けられた生物の行動を検知する行動検知手段30と、行動検知手段で検知した生物の行動を示すデータである行動データに基づいて撮像手段へ撮像の指示をする撮像指示部80とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、生物に取り付けて、その生物自身の行動を検知して撮像する撮像装置および撮像装置が撮像した画像を取得するシステムに関するものである。
人の心を和ませる目的、あるいは害獣駆除等の実用目的のために、人は昔から様々な種類の動物を飼育してきた。その中でも犬や猫といった愛玩動物(ペット)については、都市生活者が多数になった現代日本においても、非常に多く飼育されており、犬については1000万等、猫についてもほぼ同数が家族の一員として受け入れられている。ペットを通じての飼い主同士の交流は、近隣のみならず、最近ではインターネット上でも活発に行われており、その中でも飼い主が自らのペットの写真を公開することは非常に盛んに行われている。
このような状況を踏まえ、飼い主が撮影した写真のみならず、ペット自身の視点から周囲の写真を撮影する技術も公開されている(特許文献1参照)。このような技術によれば犬の吠え声や尻尾を振るといった特定の行動があったときに、動物視点の撮像をすることが可能になる。
しかし、特許文献1記載の技術では、撮像手段の製造者が予め決定した音声を犬が発生し、あるいは製造者が予め決定した振り方で尻尾を振らなければ機器は撮像を行わず、例えば犬の種類、大きさが変わった場合や、猫に取り付けた場合には適切に撮像することが困難であるという欠点がある。
特開2009−117942号公報
本発明は、犬や猫といった愛玩動物に取り付けて、その動物の行動を検知集積した上で、個別の動物に合わせた撮像タイミングを演算してフィードバックすることで、動物視点のよりよい画像を撮像する撮像装置および撮像装置が撮像した画像を取得するシステムの提供を目的とする。
(1)本発明は、生物に取り付けてその生物周囲の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を記憶する記憶部と、前記撮像手段が取り付けられた生物の行動を検知する行動検知手段と、前記行動検知手段で検知した前記生物の行動を示すデータである行動データに基づいて前記撮像手段へ撮像の指示をする撮像指示部とを備えることを特徴とする撮像装置を提供する。
(2)本発明は、前記記憶部は前記行動データをさらに記憶することを特徴とする上記(1)に記載する撮像装置を提供する。
(3)本発明は、前記記憶部は、予め設定されたパラメータにより前記生物の行動を指定する行動指定データをさらに記憶し、前記撮像指示部は、前記行動指定データにより指定される前記生物の行動と、前記行動データが示す前記生物の行動とが一致した場合に、前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする上記(1)または(2)に記載する撮像装置を提供する。
(4)本発明は、前記生物が猫であり、前記行動検知手段は、前記撮像手段を取り付けた前記猫が第一の所定時間動き回った後、第二の所定時間静止したことを検知し、前記撮像指示部は、前記猫が前記第一の所定時間動き回った後、前記第二の所定時間静止したことを前記行動検知手段が検知することに応じて、前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする上記(1)乃至(3)のうちのいずれかに記載する撮像装置を提供する。
(5)本発明は、前記生物が猫であり、前記行動検知手段は、前記撮像手段を取り付けた猫が所定時間内に所定の回転動作をしたことを検知し、前記撮像指示部は、前記行動検知手段が前記所定時間内に前記所定の回転動作をしたことを検知することに応じて前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする上記(1)乃至(3)のうちのいずれかに記載する撮像装置を提供する。
(6)本発明は、前記生物が猫であり、前記行動検知手段は前記猫の鳴き声を検知し、
前記撮像指示部は、前記鳴き声が所定の周波数を含むことを行動検知手段が検知することに応じて前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする上記(1)乃至(3)のうちのいずれかに記載する撮像装置を提供する。
(7)本発明は、前記生物が猫であり、前記行動検知手段は前記猫の鳴き声を検知し、
前記撮像指示部は、前記鳴き声について所定の周波数変化情報を含むことを行動検知手段が検知することに応じて前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする上記(1)乃至(3)のうちのいずれかに記載する撮像装置を提供する。
(8)本発明は、上記(4)に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、前記データ取得手段により取得した、前記選択画像に紐付けられた前記行動データに基づいて、前記第一の所定時間と前記第二の所定時間を前記行動指定データとして計算する計算手段と、前記計算手段によって計算された前記行動指定データを前記撮像装置に伝送する伝送手段と、を備えることを特徴とする画像取得システムを提供する。
(9)本発明は、上記(5)に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、前記データ取得手段により取得した、前記選択画像に紐付けられた前記行動データに基づいて、前記所定時間内にする前記所定の回転動作を前記行動指定データとして計算する計算手段と、前記計算手段によって計算された前記所定時間内にする前記所定の回転動作を前記撮像装置に伝送する伝送手段と、を備えることを特徴とする画像取得システムを提供する。
(10)本発明は、上記(6)に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、前記データ取得手段により取得した、前記特定画像に紐付けられた前記行動データに基づいて、前記所定の周波数を前記行動指定データとして計算する計算手段と、前記計算手段によって計算された前記所定の周波数を撮像装置に伝送する伝送手段と、を備えることを特徴とする画像取得システムを提供する。
(11)本発明は、上記(7)に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、前記所定の周波数変化情報を前記行動指定データとして計算する計算手段と、前記計算手段によって計算された前記所定の周波数変化情報を撮像装置に伝送する伝送手段と、を備えることを特徴とする画像取得システムを提供する。
(12)本発明は、上記(3)に記載する前記撮像装置から取得した前記画像を提供するサービス方法であって、前記撮像装置の前記記憶部から前記画像および前記行動データがインターネットを介してサーバーに入力されるステップと、前記画像から特定の画像を選択画像として選択されたという選択情報がインターネットを介してサーバーに入力されるステップと、前記サーバーが、前記選択情報に基づいて、前記選択画像に紐付けられた前記行動データから前記行動指定データを計算するステップと、前記サーバーが、前記行動指定データを前記撮像装置に提供するステップ、とからなる画像提供サービス方法を提供する。
本発明によれば、愛玩動物の特定の行動を検知して自動的に撮像できるので、撮像装置を取り付けた愛玩動物が興味を持った対象を撮像することが可能になる。またどのような行動を検知するかについて、後から飼い主等が調整することが可能になる。
本発明に係る実施形態である撮像装置と画像取得システムの組み合わせの説明図である。 本発明に係る実施形態である撮像装置の使用方法を示す説明図および構成図である。 本発明に係る実施形態である画像取得システムの構成図である。 本発明に係る実施形態に係る撮像装置の動作を表すフローチャートである。 本発明に係る実施形態に係る画像取得システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像提供サービス方法の説明図である。
以下、本発明の撮像装置および画像取得システムにおける好適な実施の形態について、図1から図6を参照して詳細に説明する。
(1) 実施形態の概要
本発明に係る撮像装置および画像取得システムの実施形態は、生物に取り付けてその生物周囲の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を記憶する記憶部と、前記撮像手段が取り付けられた生物の行動を検知する行動検知手段と、前記行動検知手段で検知した前記生物の行動を示すデータである行動データと後述する行動指定データ基づいて前記撮像手段へ撮像の指示をする撮像指示部とを備えることを特徴とする撮像装置と、その撮像装置により撮像された画像の中から、飼い主やペット愛好家が選択する画像に紐付けられた行動データを用いて、ペットが興味を持ち、且つ人も興味を持つ画像を撮像する確率を上げるよう、行動指定データを計算して撮像装置にフィードバックする画像取得システムにより構成される。行動指定データとは、ペットが興味を持ち、且つ人も興味を持つ画像が撮像されたときに行動検知手段が検知したデータから計算される。また意外性のある画像を撮像するために全行動データを元にして、機械学習により特徴量を抽出して行動指定データとすることもできる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本発明に係る第一実施形態が適用される撮像装置と画像取得システムの組み合わせの説明図を表したものである。本実施形態は撮像装置10と画像取得システム20から構成される。撮像装置10は、生物に取り付けられて撮像をおこない、撮像装置10が取得した画像および撮像装置10に備えられた行動検知手段30(図2参照)により検知された生物の行動を測定した行動データは、通信手段15により画像取得システム20に送られる。撮像装置10が取得した画像は、画像取得システム20から通信手段25を通じてインターネット200上にアップロードされ、飼い主を含めたペット愛好家を楽しませることができるとともに、画像の中から興味を持った画像を選択してダウンロードすることもできる。このときどの画像が選ばれたかという情報はインターネット200を通じてサーバーに集積される(図示省略)。
図2(a)は、本実施形態が適用される撮像装置10の使用方法を示す説明図である。撮像装置10は首輪に取り付けられ、取り付けられた生物の視線方向の景色を撮像することが可能である。なお本実施形態では首輪に撮像装置10を取り付けたが、背中に撮像装置10を取り付ける、はちまき状の帯を頭に巻いて撮像装置10を前額部に取り付ける等の方法を用いても良い。図2(b)に撮像装置10の構成図を示す。撮像装置10は行動検知手段30、撮像手段40、制御部50、記憶部60、撮像指示部80、送受信I/F70から主に構成される。記憶部60には、予め設定された行動指定データが記憶されており、それに基づいて行動検知手段30が所定の行動データを取得した時に、撮像指示部80が撮像手段40に撮像を指示する。記憶部60は撮像手段40が撮像した画像を記憶するとともに、画像を記憶した時に行動検知手段30が取得した行動データも記憶する。 画像と行動データは送受信I/F70を通じて画像取得システム20に送信される。制御部50は撮像装置10全体の制御を行う。制御部50はいわゆるCPU(中央演算装置)であってよく、RAM、ROMを備えても良い。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行されるファームウェアやプログラムを記憶する。また制御部50は、いわゆるマイコンであっても良く、FPGA(Field Programmable gate array)であってもよい。記憶部60はハードディスクでもよく、SDカード、USBメモリなどの記録媒体であって良い。送受信I/F70に係る通信手段は、有線によるものでもよく、たとえばRSS232等の既存の規格に基づくものでも良い。また送受信I/F70に係る通信手段は、WiFiやBluetooth(登録商標)などの既存の無線通信規格によるものであって良い。また記憶部60と送受信I/F70は一体のものであっても良く、取り外しが可能なものであっても良い。
なお行動指定データを記憶する記憶部と、撮像手段40で撮像した画像を記憶する記憶部と、行動検知手段30が取得した行動データを記憶する記憶部は、それぞれ別であっても良い。例えば撮像手段40で撮像した画像を記憶する記憶部と、行動検知手段30が取得した行動データを記憶する記憶部は、撮像装置10から取り外し可能な、USBメモリやSDカード等の記憶媒体であって良い。またその記憶媒体自体に独立して外部と通信を行う通信手段、例えばWiFiやBluetooth(登録商標)などの無線通信手段を備えていることも考えられる。次に撮像手段40等、それぞれの構成物について説明する。
撮像手段40は、いわゆるデジタルカメラ、デジタルビデオカメラである。CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサーと光学レンズを備え、撮像手段40が取り付けられた生物周辺の景色その他の被写体を撮像し、画像、動画データとして記憶部60に保存する。このとき、いつ撮像手段40がその画像を撮像したかという時刻情報が画像に紐付けられて取得され同時に記憶部60に記憶される。
行動検知手段30は、加速度センサーである。生物の体に取り付けることで、その生物の動きを捉えることができる。
図3に本発明の実施形態である画像取得システム20の構成図を示す。画像取得システム20は、制御部90、記録装置100、入力手段160、表示装置170、送受信I/F150、通信手段180からなる。制御部90は、CPU、RAM、及びROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。記録装置100にはプログラム格納部110、画像記録部120、行動指定データ記録部130、行動データ記録部140を備える。入力手段160は例えばキーボードやマウス等であり、表示装置170は液晶モニターである。入力手段160は表示装置170上のタッチパネルでもよく、また音声認識によるものでも良い。送受信I/F150は有線による通信手段に係るものであっても、無線による通信手段に係るものであっても、その両方でも良い。送受信I/F150を通じて撮像装置10と情報のやりとりを行ってもよく、また通信手段180を通じて撮像装置10と情報のやりとりを行っても良い。通信手段180は有線または無線によって、インターネットへと接続される。なお、画像取得システム20としては、いわゆるスマートフォン、タブレットPCやパーソナルコンピューターであってもよく、またサーバーであってもよい。画像取得システム20がサーバーである場合、入力手段はサーバーでは無く、クライアント側であるスマートフォン、タブレットPCやパーソナルコンピューターに付属する入力手段であってよい。次に記録装置100に記録される情報について説明する。
記録装置100はハードディスクやフラッシュメモリーを備えるSSD(Solid State Device)が考えられる。その他の磁気、磁気光学記録デバイスであっても良い。プログラム格納部110には、全体を制御するプログラムの他、行動データから行動指定データを計算する計算手段であるプログラムが記録される。画像記録部120には送受信I/F150を通じて撮像装置10から取得する画像を記録する。行動指定データ記録部130では前記計算手段で計算された行動指定データを記録する。本第一実施形態においては、行動指定データは例えば新たに設定される第一の所定時間と第二の所定時間である。
行動データ記録部140には、撮像装置10から取得した行動データを記録する。具体的には、加速度データが行動データとしてデータ取得時刻に紐付けられて記録される。行動データは時系列に記録され、各画像、動画が記録された時の行動データが特定できる。次に、以上のように構成された実施形態の動作について、撮像装置10については図4、画像取得システム20については図5のフローチャートを参照して順を追って説明する。まず撮像装置10の動作について説明する。
(ステップ1)
制御部50は、行動検知手段30に行動データを取得させる。
(ステップ2)
制御部50は、行動検知手段30が検知した行動データを解析して、第一の所定時間の間、撮像装置10を取り付けた生物が動いていたかを判定する。第一の所定時間の間、動いている場合、ステップ3に進む。動いていなかった場合ステップ1に戻る。
(ステップ3)
制御部50は、行動検知手段30が検知した行動データを解析して、第二の所定時間の間、撮像装置10を取り付けた生物が静止していたかを判定する。第二の所定時間の間、静止している場合、ステップ4に進む。動いていなかった場合ステップ1に戻る。
(ステップ4)
制御部50は、撮像指示部80に撮像手段40で撮像するように指示する。
(ステップ5)
制御部50は、撮像手段40で撮像した画像を記憶部60に記憶する。また、撮像した際に行動検知手段30が検知した第一の所定時間と第二の所定時間の間の行動データを記憶部60に記憶する。
(ステップ6)
送受信I/F70が接続されているかを判定する。接続されている場合、ステップ7に進む。接続されていなければ、ステップ1に戻る。
(ステップ7)
画像と行動データを画像取得システム画像取得システム20に送信する。送信後、STARTに戻る。
次に、画像取得システム20の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
(ステップ1)
制御部90は、撮像装置10が送受信I/F150に接続されているかを判定する。接続されている場合はステップ2に進む。接続されていないときは終了する。
(ステップ2)
制御部90は、撮像装置10から画像と行動データを取得する。
(ステップ3)
制御部90は、画像を画像記録部120に、行動データを行動データ記録部140に記録する。
(ステップ4)
制御部90は、入力手段160から特定の画像を選択する入力が得られたか判定する。選択されていればステップ5に進む。選択されていなければ終了する。
(ステップ5)
制御部90は、プログラム格納部110に記録された計算手段により、選択された画像に紐付けられた行動データから行動指定データを計算する。
(ステップ6)
制御部90は、行動指定データを行動指定データ記録部130に記録させる。
(ステップ7)
制御部90は、送受信I/F150が撮像装置10に接続されているか判定する。接続されている場合はステップ8に進む。接続されていない場合は終了する。
(ステップ8)
制御部90は、送受信I/F150を通じて撮像装置10に行動指定データを送信した後終了する。
上記ステップ5において、計算手段とあるが、例えば選択された画像に紐付けられた行動データを分析して、第一の所定時間と第二の所定時間がデフォルトで設定した値よりも短ければ、第一の所定時間と第二の所定時間を短く設定し直して撮像装置10に送信することが考えられる。このようにすることで、撮像装置10を取り付けた生物の行動が予め設定した状態になったときに撮像するだけでなく、動物が興味を持ち、且つ、人間が見ても興味が持てる画像を撮像するのに好適な行動指定データ、この場合でいうならば第一の所定時間と第二の所定時間を決定して、撮像装置10にフィードバックすることができる。その結果としてより効率よく人間が見ても興味が持てる画像を撮像する可能性が増大することになる。特に撮像装置10を取り付ける生物として猫を選んだ場合においては、猫が興味を引く対象物を見いだしたときに、動きを止めるという猫の習性を活かすことにつながる。なお変形実施例としては、生物が行動する時の動作周期をパラメータにすることも考えられる。すなわち例えば約10秒間隔で動いたり止まったりといった行動を繰り返す場合に、その動作周期を捉えて撮像するといったことも考えられる。
本発明に係る第二実施形態としては、行動検知手段30が周囲の音を捉えるマイクロホンである場合が考えられる。行動検知手段30であるマイクロホンで捉えた音データは、行動データとしてデータ取得時刻に紐付けられて記録される。この場合、単に周囲の音が大きくなったときに撮像手段40で撮像するという方法の他、マイクロホンで捉えられた音を周波数解析して特定の周波数を捉えたときや、鳴き声の周波数の時間変化である周波数変化情報を捉えたときに撮像するといったことも考えられる。
撮像装置10を取り付けた生物の発する鳴き声のうち、例えばその個体特有の怒りの感情を示すフォルマント周波数(音声を発する声帯の形状で決定される)がわかれば、その個体が怒りの感情を示して鳴き声を発するときに撮像手段40が撮像することが可能になる。これは人間が撮像された画像に紐付けられた行動データ、例えば鳴き声から猫が怒りの感情を示していると推測できるときに、行動検知手段30(この場合マイクロフォン)がとらえた音を周波数解析すれば、その個体が怒りを感じたときに発するフォルマント周波数を特定できる。これを撮像装置10にフィードバックすることで、撮像装置10はその個体が怒りを感じて鳴き声をあげたときに撮像する可能性を高くすることができる。その他、撮像装置10を取り付ける生物が猫である場合には、発情期特有の鳴き声の周波数解析、フォルマント解析から、撮像装置10を取り付けた個体が興味を持った異性の個体の撮像ができる可能性もある。これらの効果は、撮像された画像から人が興味を持つ画像を選択することで、人が興味を持つ状況がどのようなものか行動検知手段30が検知した行動データを抽出できることから生じる。また行動指定データとして撮像装置10にフィードバックすることで、より興味深い画像が撮像できるという好循環を生むことにつながる。なお、撮像装置10の記憶部60には、予めごく一般的な行動指定データをデフォルト値として入力しておき、フィードバックを重ねることで、個体ごとに最適な行動指定データを作成していっても良く、いわゆるビッグデータ解析した対象生物全体の特徴量から行動指定データを作成しても良い。
本発明に係る第三の実施形態としては、行動検知手段30が回転を捉えるジャイロセンサーであっても良い。撮像装置10を取り付けた生物が猫である場合、驚きを感じて逃げる場合には、回転運動を行うことがある。これをジャイロセンサーが捉えたときに撮像手段40が撮像すれば、猫が驚きを感じたときの画像を取得する可能性が高まる。所定の回転運動をしたときに撮像するように行動指定データを予め設定しておき、撮像された画像から人が興味を持つ画像を選択することで、人が興味を持つ猫の状況時に行動検知手段30が検知した行動データを抽出、分析、フィードバックすることで、より人にとって興味深い画像の撮像可能性が高まる。
本発明に係る第四の実施形態として、図6のように画像選択をインターネット上で行い、また行動指定データの計算をサーバーでおこない提供するサービスを提供する形態が考えられる。まず生物に取り付けた撮像装置10が撮像した画像と行動データを飼い主等が持つ通信機能付き電子機器で取得する。飼い主等はこれらのデータをインターネット200上にアップロードする。もちろん、通信機能付き電子機器を通じること無く、撮像装置10や、分離可能な記憶部60に通信機能を持たせて、ルーターを通じて直接サーバーにアクセスしても良い。このとき行動データに一般のユーザーはアクセスできない。飼い主を含めた一般ユーザーは、アップロードされた写真から、興味を持った画像を選択する。興味を持った順にA、B、Cといった評価を与えるシステムでも良い。これらの評価、選択情報はインターネット200を通じてサーバー210に集積される。サーバー210には制御手段220、計算手段230、データベース240を備え、プログラム格納部分も備える(図示省略)。データベース240には画像や行動データが蓄積される。サービス事業者は、アップロードされた画像のうち選択されたり、高く評価されたりした画像に紐付けられた行動データを、計算手段230にて解析計算して、新たに行動指定データを決定する。そしてその行動指定データはインターネット200を通じて撮像装置10にフィードバックすることで、撮像装置10がより人の興味を引く、評価の高い画像を撮像できる可能性が高まる。このとき撮像装置10にフィードバックされる行動指定データは、個別の撮像装置10を取り付けた生物固有の行動指定データであってもよく、サーバー210で集積したいわゆるビッグデータを解析して得られた動物一般、たとえば猫全体に共通した性質を反映した行動指定データであっても良い。また人間が選択しなかった画像に紐付けられた行動データも含めて、全行動データをビッグデータ解析することにより、未知の行動指定データの生成も可能であり、また同様に猫ごとの行動データから、その個別の猫に特有の行動指定データも生成可能である。このように人間の予想する行動指定データと、取得され蓄積された行動データ自体から生成される行動指定データを組み合わせることで、撮像できる画像に意外性という付加価値を付与することができる。
以上、本発明の撮像装置、画像取得システム、画像提供サービス方法における実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。例えば行動検知手段30として、撮像装置10が取り付けられた生物の周囲の環境を測定する各種センサー、例えば臭いセンサーや照度計、温度計、湿度計、心拍計、心電計、筋電計、脳波計、電磁波センサーも考えられる。
また本発明に係る撮像装置を取り付ける対象生物については、一般に多く愛玩動物として飼育されている犬や猫が主に考えられるが、その他の生物、例えば鳥やフェレット等であっても良いし、動物園等で飼育されている大型動物、例えば象やライオン等であっても良い。愛玩動物ではなくても撮像情報の回収等ができる見込みがあれば、例えば野生のウミガメなどの行動観察に利用しても良い。
10 撮像装置
20 画像取得システム
30 行動検知手段
40 撮像手段
50 制御部
60 記憶部
70 送受信I/F
80 撮像指示部
90 制御部
100 記録装置
110 プログラム格納部
120 画像記録部
130 行動指定データ記録部
140 行動データ記録部
150 送受信I/F
160 入力手段
170 表示装置
180 通信手段
200 インターネット
210 サーバー
220 制御手段
230 計算手段
240 データベース

Claims (12)

  1. 生物に取り付けてその生物周囲の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像を記憶する記憶部と、
    前記撮像手段が取り付けられた生物の行動を検知する行動検知手段と、
    前記行動検知手段で検知した前記生物の行動を示すデータである行動データに基づいて前記撮像手段へ撮像の指示をする撮像指示部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶部は前記行動データをさらに記憶することを特徴とする請求項1に記載する撮像装置。
  3. 前記記憶部は、予め設定されたパラメータにより前記生物の行動を指定する行動指定データをさらに記憶し、
    前記撮像指示部は、前記行動指定データにより指定される前記生物の行動と、前記行動データが示す前記生物の行動とが一致した場合に、前記撮像手段へ撮像の指示をすること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載する撮像装置。
  4. 前記生物は猫であり、
    前記行動検知手段は、前記撮像手段を取り付けた前記猫が第一の所定時間動き回った後、第二の所定時間静止したことを検知し、
    前記撮像指示部は、前記猫が前記第一の所定時間動き回った後、前記第二の所定時間静止したことを前記行動検知手段が検知することに応じて、前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一の請求項に記載する撮像装置。
  5. 前記生物は猫であり、
    前記行動検知手段は、前記撮像手段を取り付けた猫が所定時間内に所定の回転動作をしたことを検知し、
    前記撮像指示部は、前記行動検知手段が前記所定時間内に前記所定の回転動作をしたことを検知することに応じて前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一の請求項に記載する撮像装置。
  6. 前記生物は猫であり、
    前記行動検知手段は前記猫の鳴き声を検知し、
    前記撮像指示部は、前記鳴き声が所定の周波数を含むことを行動検知手段が検知することに応じて前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一の請求項に記載する撮像装置。
  7. 前記生物は猫であり、
    前記行動検知手段は前記猫の鳴き声を検知し、
    前記撮像指示部は、前記鳴き声について所定の周波数変化情報を含むことを行動検知手段が検知することに応じて前記撮像手段へ撮像の指示をすることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一の請求項に記載する撮像装置。
  8. 請求項4に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、
    前記データ取得手段により取得した、前記選択画像に紐付けられた前記行動データに基づいて、前記第一の所定時間と前記第二の所定時間を前記行動指定データとして計算する計算手段と、
    前記計算手段によって計算された前記行動指定データを前記撮像装置に伝送する伝送手段と、
    を備えることを特徴とする画像取得システム。
  9. 請求項5に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、
    前記データ取得手段により取得した、前記選択画像に紐付けられた前記行動データに基づいて、前記所定時間内にする前記所定の回転動作を前記行動指定データとして計算する計算手段と、前記計算手段によって計算された前記所定時間内にする前記所定の回転動作を前記撮像装置に伝送する伝送手段と
    を備えることを特徴とする画像取得システム。
  10. 請求項6に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、
    前記データ取得手段により取得した、前記特定画像に紐付けられた前記行動データに基づいて、
    前記所定の周波数を前記行動指定データとして計算する計算手段と、
    前記計算手段によって計算された前記所定の周波数を撮像装置に伝送する伝送手段と、
    を備えることを特徴とする画像取得システム。
  11. 請求項7に記載の前記撮像装置の前記記憶部から前記画像及び該画像に紐付けられた行動データを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段から取得した前記画像から特定の画像を選択画像として選択する画像選択手段と、
    前記所定の周波数変化情報を前記行動指定データとして計算する計算手段と、
    前記計算手段によって計算された前記所定の周波数変化情報を撮像装置に伝送する伝送手段と、
    を備えることを特徴とする画像取得システム。
  12. 請求項3に記載する前記撮像装置から取得した前記画像を提供するサービス方法であって、
    前記撮像装置の前記記憶部から前記画像および前記行動データがインターネットを介してサーバーに入力されるステップと、
    前記画像から特定の画像を選択画像として選択されたという選択情報がインターネットを介してサーバーに入力されるステップと、
    前記サーバーが、前記選択情報に基づいて、前記選択画像に紐付けられた前記行動データから前記行動指定データを計算するステップと、
    前記サーバーが、前記行動指定データを前記撮像装置に提供するステップ、
    とからなる画像提供サービス方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020170916A (ja) * 2019-04-02 2020-10-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理装置、及び、情報処理方法

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