JP2017174507A - Coil bobbin, coil device, and electromagnetic relay - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コイルボビン、コイル装置および電磁継電器に関する。 The present invention relates to a coil bobbin, a coil device, and an electromagnetic relay.
従来、電磁継電器に用いられるさまざまなコイルボビンが知られている(例えば特許文献1参照)。 Conventionally, various coil bobbins used for electromagnetic relays are known (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1に記載された電磁継電器では、コイルボビンの円筒形の筒部に導線が巻回されることでコイルが形成されている。
In the electromagnetic relay described in
特許文献1に記載されたコイルボビンの筒部は、周方向においてブッシュと対向する大径部と、周方向において可動鉄心および固定鉄心と対向し且つ大径部よりも外径の小さい小径部とで構成されている。ブッシュがキャップとコイルボビンの大径部との間の空間に配置されるため、キャップとコイルボビンの筒部との間に生じていたデッドスペースがなくなってキャップとコイルボビンの筒部を密着させることができる。その結果、コイルボビンの筒部の外径が小径部において小さくなり、導線のスペースを増やして電磁石の磁気効率を向上させることができる。
The cylindrical portion of the coil bobbin described in
しかしながら、特許文献1に記載された従来のコイルボビンでは、ボビン端子が大径部側の鍔部に設けられているため、外周面の外径が大きい大径部から外周面の外径が小さい小径部に向けて導線が巻き始められる。この場合、巻き始めの際に導線の巻き崩れが発生する可能性が高い。このため、導線の断線、被覆の損傷などが発生したり、巻回の効率が低下したりする。
However, in the conventional coil bobbin described in
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、導線の巻き崩れの発生を低減させることができるコイルボビン、コイル装置および電磁継電器を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a coil bobbin, a coil device, and an electromagnetic relay that can reduce the occurrence of the collapse of a conductive wire.
本発明の一態様に係るコイルボビンは、第1の筒部と、第2の筒部と、突出部とを備える。前記第1の筒部は、軸周りに設けられて導線が巻回される第1の外周面を有する。前記第2の筒部は、前記第1の外周面よりも外径が大きくなるように軸周りに設けられて前記導線が巻回される第2の外周面を有する。前記第2の筒部は、軸方向に沿って前記第1の筒部に連なって設けられている。前記突出部は、前記第2の外周面のうち前記第1の筒部と前記第2の筒部との境界の少なくとも一部から突出する。 The coil bobbin which concerns on 1 aspect of this invention is provided with a 1st cylinder part, a 2nd cylinder part, and a protrusion part. The first cylindrical portion has a first outer peripheral surface that is provided around an axis and around which a conducting wire is wound. The second cylindrical portion has a second outer peripheral surface provided around the shaft so that the outer diameter is larger than that of the first outer peripheral surface and around which the conductive wire is wound. The second tube portion is provided continuously to the first tube portion along the axial direction. The protruding portion protrudes from at least a part of a boundary between the first cylindrical portion and the second cylindrical portion in the second outer peripheral surface.
このコイルボビンにおいて、前記突出部の前記第2の外周面からの高さは、前記導線の外径の整数倍であることが好ましい。 In this coil bobbin, it is preferable that the height of the protruding portion from the second outer peripheral surface is an integral multiple of the outer diameter of the conducting wire.
このコイルボビンにおいて、前記突出部の先端は、前記軸方向および前記突出部の突出方向を含む断面の形状が半円状であることが好ましい。 In this coil bobbin, it is preferable that the tip of the protruding portion has a semicircular shape in cross section including the axial direction and the protruding direction of the protruding portion.
このコイルボビンにおいて、前記第2の外周面は、前記境界に、前記突出部が設けられていない少なくとも1つの領域を有することが好ましい。 In this coil bobbin, it is preferable that the second outer peripheral surface has at least one region where the protrusion is not provided at the boundary.
このコイルボビンにおいて、前記突出部が設けられていない前記領域は、複数設けられていることが好ましい。 In this coil bobbin, it is preferable that a plurality of the regions where the protrusions are not provided are provided.
このコイルボビンにおいて、前記軸方向における前記突出部の厚みは、前記導線の外径の整数倍であることが好ましい。 In this coil bobbin, the thickness of the protruding portion in the axial direction is preferably an integral multiple of the outer diameter of the conducting wire.
本発明の一態様に係るコイル装置は、前記コイルボビンと、前記導線とを備える。 The coil apparatus which concerns on 1 aspect of this invention is equipped with the said coil bobbin and the said conducting wire.
本発明の一態様に係る電磁継電器は、前記コイル装置と、接点装置とを備える。前記接点装置は、前記導線への通電によって固定接点と可動接点とを接離させる。 An electromagnetic relay according to an aspect of the present invention includes the coil device and a contact device. The contact device contacts and separates the fixed contact and the movable contact by energizing the conducting wire.
本発明の一態様に係るコイルボビンは、第2の外周面のうち第1の筒部と第2の筒部との境界の少なくとも一部から突出する突出部を備える。これにより、外径の大きい第2の外周面から導線が巻回され始めた場合であっても、導線の巻き崩れの発生を低減させることができる。 The coil bobbin which concerns on 1 aspect of this invention is provided with the protrusion part which protrudes from at least one part of the boundary of a 1st cylinder part and a 2nd cylinder part among 2nd outer peripheral surfaces. Thereby, even if it is a case where a conducting wire begins to be wound from the 2nd outer peripheral surface with a large outer diameter, generation | occurrence | production of winding collapse of a conducting wire can be reduced.
本発明の一態様に係るコイル装置および電磁継電器は、突出部が設けられたコイルボビンを備える。これにより、外径の大きい第2の外周面側から導線が巻回され始めた場合であっても、導線の巻き崩れの発生を低減させることができる。 A coil device and an electromagnetic relay according to one embodiment of the present invention include a coil bobbin provided with a protruding portion. Thereby, even if it is a case where a conducting wire begins to be wound from the 2nd outer peripheral surface side with a large outer diameter, generation | occurrence | production of winding collapse of a conducting wire can be reduced.
以下、実施形態1,2に係るコイルボビンおよびコイル装置、ならびに、実施形態3に係る電磁継電器について、図面を参照しながら詳細を説明する。 Hereinafter, the details of the coil bobbin and the coil device according to the first and second embodiments and the electromagnetic relay according to the third embodiment will be described with reference to the drawings.
(実施形態1)
実施形態1に係るコイルボビン1は、図1に示すように、第1の筒部11と、第2の筒部12と、第1の鍔部13と、第2の鍔部14と、突出部(リブ)15とを備えている。コイルボビン1は、樹脂などの電気的な絶縁性を有する絶縁材料によって形成されている。コイルボビン1では、第1の鍔部13と第2の鍔部14との間の第1の筒部11および第2の筒部12に導線が巻線2(図8参照)として巻回されている。コイルボビン1は、例えば図6に示すような電磁継電器4に用いられる。
(Embodiment 1)
As shown in FIG. 1, the
第1の筒部11は、筒状を有している。より具体的には、第1の筒部11は、略円筒状を有している。第1の筒部11は、軸周りに設けられた第1の外周面111を有している。第1の外周面111には、導線が巻線2(図8参照)として巻回される。第1の筒部11は、軸方向に沿った第1の貫通孔112を有している。第1の貫通孔112には、鉄心(固定鉄心、可動鉄心)が挿入される。
The
第2の筒部12は、筒状を有している。より具体的には、第2の筒部12は、略円筒状を有している。第2の筒部12は、第1の筒部11および第2の筒部12の軸方向に沿って第1の筒部11に連なって設けられている。第2の筒部12は、軸周りに設けられた第2の外周面121を有している。第2の外周面121には、導線が巻線2として巻回される。第2の筒部12は、軸方向に沿った第2の貫通孔122(図3参照)を有している。第2の貫通孔122には、鉄心(固定鉄心、可動鉄心)が挿入される。
The
第2の筒部12における第2の外周面121の外径D2は、第1の筒部11における第1の外周面111の外径D1よりも大きい。また、第2の筒部12における第2の外周面121の内径は、第1の筒部11における第1の外周面111の内径よりも大きい。
The outer diameter D2 of the second outer
第1の鍔部13は、軸方向における第1の筒部11の両端のうち第2の筒部12に連結されている第1端(図1の下端)とは反対側の第2端(図1の上端)に設けられている。第1の鍔部13は、軸方向から見て略矩形板状を有している。第1の鍔部13は、第1の貫通孔112の周囲に凹部131を有している。第1の鍔部13は、軸方向に突出する突出部132を備えている。突出部132は、軸方向に沿って形成された一対の溝133を有している。一対の溝133には、一対のリード線32が通る。
The
第2の鍔部14は、軸方向における第2の筒部12の両端のうち第1の筒部11に連結されている第1端(図1の上端)とは反対側の第2端(図1の下端)に設けられている。第2の鍔部14は、軸方向から見て略矩形板状を有している。
The
突出部15は、第2の外周面121のうち第1の筒部11と第2の筒部12との境界の少なくとも一部から突出している。より具体的には、突出部15は、第2の外周面121のうち上記境界の少なくとも一部から軸方向である第1の方向と直交する第2の方向に突出している。なお、第2の方向は、第1の方向と直交する方向には限定されない。第2の方向は、少なくとも第1の方向と交差する方向であればよい。
The protruding
ところで、図2に示すように、突出部15の第2の外周面121からの高さH1は、巻線2としての導線の外径と同じ(導線の外径の1倍)である。なお、高さH1は、導線の外径と同じであることには限定されない。高さH1は、導線の外径の整数倍であることが好ましい。高さH1は、例えば導線の外径の2倍であってもよい。
By the way, as shown in FIG. 2, the height H1 from the 2nd outer
また、突出部15の先端は、軸方向および突出部15の突出方向を含む断面の形状が半円状である。
The tip of the
さらに、図2,3に示すように、第2の外周面121は、第1の筒部11と第2の筒部12との境界に、突出部15が設けられていない少なくとも1つの領域を切り欠き123として有している。切り欠き123は、巻線2としての導線を第2の外周面121から第1の外周面111へ移すときに導線を通すために形成されている。なお、切り欠き123は必須の構成ではない。第2の外周面121の境界は、切り欠き123を有していることには限定されない。すなわち、上記境界の全周に突出部15が設けられていてもよい。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the second outer
また、図2に示すように、第2の筒部12の軸方向における突出部15の厚みT1は、巻線2としての導線の外径と同じ(導線の外径の1倍)であることが好ましい。なお、厚みT1は、導線の外径と同じであることには限定されない。厚みT1は、導線の外径の整数倍であることが好ましい。厚みT1は、例えば導線の外径の2倍であってもよい。
Further, as shown in FIG. 2, the thickness T1 of the protruding
次に、本実施形態に係るコイル装置3について説明する。
Next, the
コイル装置3は、図1に示すように、コイルボビン1と、巻線2(図8参照)と、一対のボビン端子31と、一対のリード線32(図8参照)とを備えている。
As shown in FIG. 1, the
一対のボビン端子31は、コイルボビン1の第2の鍔部14に設けられている。各ボビン端子31は、銅などの導電材料から形成されている。一対のリード線32は、一対のボビン端子31に接続されている。一対のリード線32は、一対のボビン端子31と一対一に対応している。各リード線32は、半田などによって、対応するボビン端子31と接続されている。本実施形態に係るコイル装置3において、巻線2の一対の端部は、一対のボビン端子31に一対の端部が接続されている。巻線2の一対の端部は、一対のボビン端子31を介して一対のリード線32と接続されている。
The pair of
一対のボビン端子31がコイルボビン1の第2の鍔部14に設けられているため、巻線2としての導線は、コイルボビン1における第2の筒部12の第2の外周面121から巻回され始める。その後、上記導線は、第2の外周面121から第1の外周面111に移り、第1の外周面111に巻回される。続いて、上記導線は、第1の外周面111から第2の外周面121に向けて巻回される。その後、第1の外周面111と第2の外周面121とを往復することによって、上記導線は、第1の外周面111および第2の外周面121に何重にも巻回される。
Since the pair of
以上説明した本実施形態に係るコイルボビン1は、第2の外周面121のうち第1の筒部11と第2の筒部12との境界の少なくとも一部から突出する突出部15を備える。これにより、外径の大きい第2の外周面121から導線が巻回され始めた場合であっても、導線の巻き崩れの発生を低減させることができる。
The
本実施形態に係るコイルボビン1によれば、突出部15の高さH1を導線(巻線2)の外径の整数倍にすることによって、導線を均一に巻くことができる。
According to the
本実施形態に係るコイルボビン1によれば、突出部15の先端の断面形状が半円状である。これにより、突出部15の先端の断面形状が導線と略同一形状となるので、突出部15が設けられている部分を通じて導線を均一に巻くことができる。
According to the
本実施形態に係るコイルボビン1によれば、第2の外周面121が、突出部15が設けられていない領域を有する。これにより、突出部15が設けられていない領域を通じて導線を第2の外周面121から第1の外周面111に移すことができる。
According to the
本実施形態に係るコイルボビン1によれば、突出部15の厚みが導線(巻線2)の外径の整数倍であることによって、第2の外周面121に導線を密に巻くことができる。
According to the
本実施形態に係るコイル装置3は、突出部15が設けられたコイルボビン1を備える。これにより、外径の大きい第2の外周面121から導線が巻回され始めた場合であっても、導線の巻き崩れの発生を低減させることができる。
The
なお、本実施形態に係るコイルボビン1が用いられる電磁継電器は、プランジャ形電磁リレーであってもよいし、プランジャ形電磁リレー以外の電磁リレーであってもよい。上記電磁継電器は、例えばヒンジ形電磁リレーであってもよい。
The electromagnetic relay in which the
(実施形態2)
実施形態2に係るコイルボビン1は、図4に示すように、突出部15が設けられていない領域が複数設けられている点で、実施形態1に係るコイルボビン1と相違する。なお、実施形態1に係るコイルボビン1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
(Embodiment 2)
As shown in FIG. 4, the
本実施形態では、第2の筒部12の第2の外周面121において、突出部15が設けられていない領域として、複数(図4,5では3つ)の切り欠き123が設けられている。上記複数の領域(切り欠き123)は、図5に示すように、軸方向から見たときに、第2の外周面121において等間隔(図5の例では120°間隔)に設けられている。なお、突出部15が設けられていない領域は、3つには限定されない。突出部15が設けられていない領域は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。なお、実施形態1の第2の筒部12(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
In the present embodiment, a plurality of (three in FIGS. 4 and 5)
以上説明した本実施形態に係るコイルボビン1によれば、突出部15が設けられていない領域が複数設けられている。これにより、導線を所望の位置で、第2の外周面121から第1の外周面111に移すことができる。上記領域は、多いほど作業性を向上させることができる。
According to the
なお、本実施形態に係るコイルボビン1が用いられる電磁継電器は、プランジャ形電磁リレーであってもよいし、プランジャ形電磁リレー以外の電磁リレーであってもよい。上記電磁継電器は、例えばヒンジ形電磁リレーであってもよい。
The electromagnetic relay in which the
(実施形態3)
実施形態3に係る電磁継電器4は、図6〜8に示すように、接点装置5と、駆動装置6と、中空箱型のハウジング7とを備えている。ハウジング7には、接点装置5と駆動装置6とが収納されている。本実施形態に係る電磁継電器4は、電気自動車などに用いられる。
(Embodiment 3)
As shown in FIGS. 6 to 8, the
接点装置5は、導線(巻線2)への通電によって一対の固定接点511と一対の可動接点521とを接離させる。接点装置5は、一対の固定端子51と、可動接触子52と、接圧ばね53と、可動軸55と、ケース56と、連結体57と、絶縁部材58とを備えている。
The
一対の固定端子51の各々は、銅などの導電材料によって略円柱状に形成されている。各固定端子51の下端には、固定接点511が設けられている。そして、各固定端子51は、ケース56の貫通孔561に挿通されて設けられ、上端をケース56の上面から突出させた状態で固定されている。
Each of the pair of fixed
一対の固定接点511は、一対の固定端子51と一体に形成されている。なお、各固定接点511は、固定端子51とは別体であって固定端子51の下端に固着されていてもよい。
The pair of fixed
可動接触子52は、一対の固定接点511に接離する。可動接触子52は、銅などの導電材料によって左右方向(図7の左右方向)に長い平板状に形成されている。可動接触子52は、上面の左右両端側に一対の可動接点521を有している。つまり、一対の可動接点521は、可動接触子52の左右方向の両端部分である。一対の可動接点521は、一対の固定接点511に所定の間隔を空けて対向する位置に形成されている。
The
接圧ばね53は、コイルばねから成り、伸縮方向を上下方向(図7の上下方向)に向けた状態で可動接触子52と後述の固定鉄心61との間に配置されている。
The
可動軸55は、可動接触子52が一対の固定接点511に接離するように軸方向(図7の上下方向)に移動する。可動軸55は、上下方向に長い略丸棒状に形成されている。可動軸55の下端には、駆動装置6の可動鉄心62が接続されている。可動軸55は、固定鉄心61の貫通孔611、復帰ばね64および可動鉄心62の貫通孔621を挿通した状態で、可動鉄心62に固定される。
The
ケース56は、セラミックなどの耐熱性材料から下面が開口した中空箱型に形成されている。ケース56の上面には、左右方向に並ぶように2つの貫通孔561が形成されている。
The
連結体57は、第1端がケース56の開口周縁にろう付けによって接合されている。そして、連結体57の第2端は、駆動装置6の継鉄63のうちの第1の継鉄板631とろう付けによって接合されている。
The connecting
絶縁部材58は、底面部581と、突出部582とを備えている。絶縁部材58は、セラミックや合成樹脂などの電気的な絶縁性を有する絶縁材料から上面が開口した略中空直方体状に形成され、外周壁の上端側がケース56の周壁の内面に当接する。これにより、絶縁部材58は、ケース56の開口部において、一対の固定接点511と一対の可動接点521との間で発生するアークを、ケース56と連結体57との接合部から絶縁する。
The insulating
接点装置5と固定鉄心61と可動鉄心62と復帰ばね64と円筒部材65と継鉄63のうちの第1の継鉄板631とで接点ブロック41を構成している。
The
次に、駆動装置6について詳細を説明する。 Next, details of the driving device 6 will be described.
駆動装置6は、コイル装置3(コイルボビン1、巻線2)と、固定鉄心61と、可動鉄心62と、継鉄63と、復帰ばね64と、円筒部材65と、ブッシュ66とを備えている。駆動装置6は、電磁石装置であり、可動接触子52(一対の可動接点521)が一対の固定接点511に接離するように可動軸55を駆動する。
The drive device 6 includes a coil device 3 (
固定鉄心61は、磁性材料によって略円筒状に形成されており、コイルボビン1内に配置されて固定されている。より詳細には、固定鉄心61は、円筒部材65内に設けられている。
The fixed
可動鉄心62は、磁性材料によって略円筒状に形成されており、軸方向において固定鉄心61と対向するようにコイルボビン1内に配置されている。より詳細には、可動鉄心62は、円筒部材65内に設けられている。可動鉄心62は、可動軸55と固定され、巻線2への通電に応じて上下方向に移動する。より詳細には、巻線2が通電されると、可動鉄心62は上方向に移動する。一方、巻線2への通電が遮断されると、可動鉄心62は下方向に移動する。
The
継鉄63は、第1の継鉄板631と、第2の継鉄板632と、一対の第3の継鉄板633とを備えている。第1の継鉄板631は、略矩形板状に形成されており、コイルボビン1の上端側に設けられている。第1の継鉄板631の上面側略中央には、挿通孔634が形成されている。挿通孔634には、固定鉄心61の上端部が挿通されている。第2の継鉄板632は、コイルボビン1の下端側に設けられている。一対の第3の継鉄板633は、第2の継鉄板632の左右両端から第1の継鉄板631側へ延びて設けられている。すなわち、第2の継鉄板632および一対の第3の継鉄板633は一体に形成されている。
The
復帰ばね64は、固定鉄心61の貫通孔611に挿入されている。復帰ばね64は、絶縁部材58と可動鉄心62との間に圧縮状態で設けられており、可動鉄心62を下方へ弾性付勢する。
The
円筒部材65は、有底円筒状に形成されており、コイルボビン1の第1の筒部11および第2の筒部12に収納されている。円筒部材65の上端には鍔部651が形成されている。鍔部651がコイルボビン1の第1の鍔部13と第1の継鉄板631との間に位置する。ここで、円筒部材65の円筒部652内の下端側には、可動鉄心62が設けられている。さらに、円筒部652内には、固定鉄心61が設けられている。
The
ブッシュ66は、磁性材料によって円筒状に形成されている。ブッシュ66は、コイルボビン1における下端側(第2の筒部11)の内周面と円筒部材65の外周面との間に形成される隙間部分に嵌合されている。ブッシュ66は、第1〜3の継鉄板631〜633と固定鉄心61と可動鉄心62とともに磁気回路を形成している。
The
次に、ハウジング7について詳細を説明する。
Next, details of the
ハウジング7は、樹脂などによって略矩形箱状に形成されており、上面が開口した中空箱型のハウジング本体71と、ハウジング本体71の開口に覆設する中空箱型のカバー72とから構成されている。
The
ハウジング本体71は、図6に示すように、左右側壁の前端に、電磁継電器4を取付面にねじ止めによって固定する際に用いられる挿通孔712が形成された一対の突部711が設けられている。
As shown in FIG. 6, the
カバー72は、下面が開口した中空箱型に形成されている。カバー72の上面部721には、上面部721を左右に略2分割する仕切り部722が形成されている。仕切り部722によって2分割された上面部721には、それぞれ固定端子51が挿通する一対の挿通孔723が形成されている。
The
また、ケース56とカバー72との間には、固定端子51が挿通する挿通孔741が形成されたクッションゴム74が介装されている。
In addition, a
上記構成からなる電磁継電器4は、復帰ばね64の付勢力によって可動鉄心62が下方へ摺動し、それに伴って可動軸55も下方へ移動する。これにより、可動接触子52は、下方へ移動する。そのため、初期状態では一対の可動接点521が一対の固定接点511と離間している。
In the
そして、巻線2が通電され、可動鉄心62が固定鉄心61に吸引されて上方へ摺動すると、可動鉄心62に連結された可動軸55も連動して上方へ移動する。これにより、可動接触子52も上方へ移動する。そして、一対の可動接点521が一対の固定接点511に当接して接点間が導通する。
When the winding 2 is energized and the
また、巻線2への通電がオフされると、復帰ばね64の付勢力によって可動鉄心62が下方へ摺動し、それに伴って可動軸55も下方へ向かって移動する。これにより、可動接触子52も下方へ移動するので、一対の固定接点511と一対の可動接点521とが離間する。
Further, when energization of the winding 2 is turned off, the
なお、本実施形態に係る電磁継電器4は、プランジャ形電磁リレー以外の電磁リレーであってもよい。電磁継電器4は、例えばヒンジ形電磁リレーであってもよい。
In addition, the
また、本実施形態に係る電磁継電器4の接点装置5では、一対の可動接点521は、可動接触子52の一部であって、可動接触子52の基部(可動接触子52のうち一対の可動接点521を除く部分)と一体に設けられている。しかしながら、本実施形態の変形例として、一対の可動接点は、可動接触子52の基部とは別体に設けられていてもよい。本変形例の場合、一対の可動接点は、可動接触子52の基部に固定されている。本変形例に係る接点装置5においても、可動軸55の移動によって、可動接触子52の基部とは別体に設けられた一対の可動接点が可動接触子52の基部と一体に移動し、一対の可動接点が一対の固定接点511に接離する。
Further, in the
以上説明した本実施形態に係る電磁継電器4は、突出部15が設けられたコイルボビン1を備える。これにより、外径の大きい第2の外周面121から導線が巻回され始めた場合であっても、導線の巻き崩れの発生を低減させることができる。
The
1 コイルボビン
11 第1の筒部
111 第1の外周面
12 第2の筒部
121 第2の外周面
123 切り欠き(突出部が設けられていない領域)
15 突出部
2 巻線(導線)
3 コイル装置
4 電磁継電器
5 接点装置
511 固定接点
521 可動接点
H1 高さ
T1 厚み
DESCRIPTION OF
15
3
Claims (8)
前記第1の外周面よりも外径が大きくなるように軸周りに設けられて前記導線が巻回される第2の外周面を有し軸方向に沿って前記第1の筒部に連なって設けられている第2の筒部と、
前記第2の外周面のうち前記第1の筒部と前記第2の筒部との境界の少なくとも一部から突出する突出部と
を備えることを特徴とするコイルボビン。 A first cylindrical portion having a first outer peripheral surface provided around the axis and wound with a conducting wire;
The second outer peripheral surface is provided around the shaft so that the outer diameter is larger than that of the first outer peripheral surface, and the conductive wire is wound around the second outer peripheral surface. The second cylindrical surface extends along the axial direction. A second cylindrical portion provided;
A coil bobbin comprising: a protruding portion protruding from at least a part of a boundary between the first cylindrical portion and the second cylindrical portion in the second outer peripheral surface.
前記導線と
を備えることを特徴とするコイル装置。 The coil bobbin according to any one of claims 1 to 6,
A coil device comprising: the conducting wire.
前記導線への通電によって固定接点と可動接点とを接離させる接点装置と
を備えることを特徴とする電磁継電器。 A coil device according to claim 7;
An electromagnetic relay comprising: a contact device that contacts and separates the fixed contact and the movable contact by energizing the conducting wire.
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