JP2017174168A - 健康管理サーバ及び健康管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】個々のユーザに対してよりパーソナライズされた予測結果を提供し得る健康管理システムを提供すること。
【解決手段】本発明による健康管理サーバは、管理対象者の生体活動情報を管理可能な端末と、管理対象者の医療情報を有する医療情報データベースと、生体活動情報及び検査情報の組み合わせと健康状態情報の対応を集積した健康状態データベースとにネットワークを介して接続される。健康管理サーバは、管理対象者の生体活動情報及び検査情報と、健康状態情報とに基づいて、管理対象者の健康状態を予測し、予測消化の確信度が所定未満の場合に、当該確信度を上げるために管理対象者に問い合わせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、健康管理サーバに関し、特に、ユーザの健康状態を高い精度で予測するものに関する。
近年、ダイエットやメタボリックシンドロームの予防等の健康意識の高まりを受けて、健康指導サービスが普及している。このようなサービスの一つとして、ユーザ(健康管理対象者)が将来罹患する可能性のある病気を予測する技術が提案されている
特許文献1に開示されている技術は、遺伝子等の属性値の組合せと結果の対応を集積した集積データを基にして、属性値の新たな組合せからなる評価対象データの結果を予測するものである。
特開2007−34700号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、理論上、同一の属性値を有するユーザには同様の予測をすることしかできず、個々のユーザに対して後天的に影響する要因(個体差、嗜好、生活等が例示されるがこれに限られない)を考慮したものではない。
そこで、本発明は、個々のユーザに対してよりパーソナライズされた予測結果を提供し得る健康管理システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、第1の健康管理サーバとして、
管理対象者の生体活動情報をリアルタイムに管理可能な端末と、
前記管理対象者の医療情報を有する医療情報データベースと、
生体活動情報及び検査情報の組み合わせと健康状態情報の対応を集積した健康状態データベースとにネットワークを介して接続された健康管理サーバであって、
前記管理対象者の生体活動情報及び検査情報と、前記健康状態情報とに基づいて、前記管理対象者の健康状態を予測する予測部を備える、
健康管理サーバが得られる。
本発明によれば、第2の健康管理サーバとして、第1に記載の健康管理サーバであって、
前記予測部により予測された健康状態をその確からしさを示すと確信度で評価する評価部と、
前記評価部により評価された確信度が所定未満の場合に、当該確信度を上げるために必要な補充健康情報を前記端末に送信して前記管理対象者に問い合わせる補充質問部と、
を更に備え、
前記予測部は、前記補充質問部によって取得された前記管理対象者の補充回答をも考慮して前記管理対象者の前記健康状態を予測する、
健康管理サーバが得られる。
本発明によれば、第3の健康管理サーバとして、第2に記載の健康管理サーバであって、
前記補充質問部は、専門家によって選択および編集された文例を含む補充質問文を、前記端末に送信する、
健康管理サーバが得られる。
本発明によれば、第4の健康管理サーバとして、
請求項2又は請求項3に記載の健康管理サーバであって、
少なくとも前記生体活動情報又は前記検査情報のいずれかと、前記前記補充回答の内容とに基づいて、前記補充回答の信頼度を判定する信頼度判定部をさらに備え、
前記予測部は、前記信頼度が所定未満の場合に、前記補充質問部によって取得された前記管理対象者の補充回答の前記考慮の度合を低くして前記管理対象者の前記健康状態を予測する、
健康管理サーバが得られる。
本発明によれば、第5の健康管理サーバとして、第1乃至第4のいずれかに記載の健康管理サーバであって、
前記予測部は、前記管理対象者の生体活動情報又は検査情報の少なくともいずれかが類似する他の管理対象者の補充回答を、前記管理対象者の補充回答とみなして前記管理対象者の前記健康状態を予測する、
健康管理サーバが得られる。
本発明によれば、第6の健康管理サーバとして、第1乃至第5のいずれかに記載の健康管理サーバであって、
前記予測部により予測された健康状態をその確からしさを示すと確信度で評価する評価部と、
前記評価部により評価された確信度が所定未満の場合に、アラートメッセージを生成し専門家端末に通知する、
健康管理サーバが得られる。
本発明によれば、個々のユーザに対してよりパーソナライズされた予測結果を提供し得る。
本発明の実施の形態による健康管理システムの構成を示す図である。 図1の健康管理システムに含まれる健康管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 図1の健康管理システムに含まれるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 図1の健康管理システムに含まれるウェアラブル端末の機能構成を示すブロック図である。 図3のウェアラブル端末によりリアルタイムに取得される生体活動情報を図1のユーザ端末上にグラフ表示した場合の表示例である。(A)は体動量の測定グラフであり、(B)は心拍数の測定グラフである。 図1の検査情報データベースに格納されるデータのカテゴリと構造の一例を示す模式図である。 健康状態データベースに格納されるデータのレコードの一例を示す模式図である。 図1の健康管理システムの処理の流れを示すフロー図である。 本実施の形態による健康管理システムで行われる問診メッセージの表示例を示す図である。 図1の健康管理システムの変形例による処理の流れを示すフロー図である。
<概要>
図1に示されるように、本実施の形態による健康管理システム1は、健康管理サーバ10と、管理対象者の生体活動情報をリアルタイムに管理・取得可能なユーザ端末20と、管理ユーザの医療情報を有する医療情報データベース30と、生体活動情報及び検査情報の組み合わせと健康状態の対応を集積した健康状態データベース40とがネットワーク50を介して接続されることにより構成されている。
本実施形態の健康管理システム1は、ネットワーク50を介して相互に通信可能に接続された、健康管理サーバ10と、ユーザ端末20とで構成される所謂クライアント/サーバモデルのシステムである。なお、ネットワーク50は、携帯電話機やスマートフォン等に対するキャリアネットワークと、IPベースのコンピュータネットワークとを含む。また、コンピュータネットワークは、図示されていない無線基地局(例えばWiFi)によって構築される無線ネットワークを含んでも良い。
<健康管理サーバ>
図2に示されるように、健康管理サーバ10は、処理部11、メインメモリ12、外部メモリ13、インタフェース14、通信部15及びディスクドライブ16等を備え、これらはバスを介して電気的に相互に接続される。処理部11は、外部メモリ13に格納されたプログラム・モジュール、及びディスクドライブ16に格納された各種データ等をメインメモリ12にロードして、順次プログラムを実行することにより健康管理システムによる処理を制御する。特に、処理部11は、通信部15を介して取得した管理対象者の生体活動情報及び検査情報と健康情報とに基づいて管理対象者の健康状態を予測する機能や、ユーザ端末10に送信・表示するための情報を生成して通信部15を介してユーザ端末10に戻すように構成される。インタフェース14は、健康管理サーバ10の管理者によってアクセスされ、各種サーバ機能設定やネットワーク設定を実施する。
なお、健康管理サーバ10に関する情報処理装置としての様々な機能の全部又は一部は、ユーザ端末10が担うように構成してもよい。この場合には、ユーザ端末10単体で情報処理装置を構成するか、またはユーザ端末10及び健康管理サーバ10全体で情報処理装置が構成される。
<ユーザ端末>
図3に示されるように、ユーザ端末20は、後述するウェアラブル端末100と連携してユーザの生体活動情報を取得して健康管理サーバ10に送信したり、健康管理サーバ10で生成される情報をブラウザ等のアプリケーションにより表示したりすることができる装置であればよく、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム用コンソールその他の電子機器等であればよい。
図示されるように、ユーザ端末20は、端末表示部21、端末入力部22、端末処理部23、端末通信部24および端末記憶部25等を備え、これらはバスを介して電気的に相互に接続される。
端末表示部21は、健康管理サーバ10から端末通信部24で受信した情報を端末記憶部25に一時的に格納し、ブラウザ等を通じて表示する(表示の仕方はこれに限られない)。端末表示部21は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等によって実現することができるが、本実施の形態においては、特にタッチ・ディスプレイとして構成するのがよい。端末入力部22は、ユーザ作用(メニュー等の「選択」、「移動」、「削除」等)を受け付ける。入力手段としては、キーボードや仮想キーボードによる文字入力、マウスによるオブジェクトのクリック、画面内のオブジェクトの位置に対応するタッチ・ディスプレイ上での指によるタッチ入力やスタイラスによる入力、およびその組み合わせとすることができるが、これらに限定されない。
端末入力部22で受けた入力命令に基づいて、端末処理部23がユーザ命令を作成し、端末通信部24およびネットワーク50を通じて健康管理サーバ10と通信を行う。そして、健康管理サーバ10内において関連の健康状態予測プログラム(後述)が実行される。端末記憶部25は、ユーザ端末20に関連付けられる各種データ、および画像データの表示に必要なブラウザ等のアプリケーションを格納すると共に、健康管理サーバ10から受信する画像データ等の各種データも一時的に格納する。
<ウェアラブル端末>
図4に示されるように、本実施の形態によるウェアラブル端末100は、腕時計型の端末であり、ユーザの腕等に装着されることにより、ユーザの生体活動情報をリアルタイムに取得する。ウェアラブル端末100は、心拍センサー(又は脈拍センサー)110と、体動センサー120と、心拍数情報取得部112と、基底心拍数情報取得部124と、健康度情報演算部124と、体動情報取得部122と、制御部150と、表示部160と、通信部170とを含む。なお、ウェアラブル端末100の形態は、腕時計型に限られない。また、ウェアラブル端末100の一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形が可能である。
心拍センサー(脈拍センサー)110は、心拍数情報取得部112に接続され、体動センサー120は、体動情報取得部122に接続されている。心拍数情報取得部112は、基底心拍数情報取得部114と、健康度情報演算部124に接続されている。基底心拍数情報取得部114、及び体動情報取得部120は、健康度情報演算部124に接続されている。健康度情報演算部124は、制御部150に接続され、制御部150は、表示部160及び通信部170に接続されている。
心拍センサー(脈拍センサー)110としては例えば光電センサーが用いられる。この場合には、生体に対して照射された光の反射光又は透過光を当該光電センサーで検出する手法等が考えられる。血管内の血流量に応じて、照射された光の生体での吸収量、反射量が異なるため、光電センサーで検出したセンサー情報は血流量等に対応した信号となり、当該信号を解析することで拍動に関する情報を取得することができる。ただし、心拍センサー110は光電センサーに限定されず、心電計や超音波センサー等、他のセンサーを用いてもよい。
体動センサー120は、ユーザの体動を検出するセンサーである。体動センサー120としては、加速度センサーや角速度センサー等を用いることが考えられるが、他のセンサーを用いてもよい。
表示部160は、演算された健康度情報等を提示する表示画面を表示するためのものであり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどにより実現できる。
心拍数情報取得部112は、心拍センサー(脈拍センサー)110からのセンサー情報に基づいて、心拍数情報を取得する。心拍数情報取得部112は、心拍センサー110の動作レートや、心拍数情報取得部112自体の演算レート等に応じたレートで心拍数情報を取得する。
基底心拍数情報取得部114は、深睡眠状態における心拍数を表す基底心拍数情報を取得する。基底心拍数情報の取得手法については後述する。基底心拍数情報の取得は、心拍数情報取得部112からの心拍数情報に基づいて行われてもよいし、心拍センサー10からのセンサー情報に基づいて行われてもよい。
健康度情報演算部124は、ユーザの健康状態を表す健康度情報を演算する。健康度情報の演算は、心拍数情報、基底心拍数情報、及び体動情報等に基づいて行われる。
体動情報取得部122は、体動センサー120からのセンサー情報に基づいて体動情報を取得する。なお、ユーザの体動に起因して心拍センサー110にノイズが生じる可能性があることが知られており、体動情報は健康度情報の演算だけでなく、心拍数情報の演算(ノイズ低減)に用いられてもよい。
制御部150は、演算された健康度情報をウェアラブル端末100の表示部160に表示する制御を行う。心拍数情報等をそのまま提示したとしても、医療知識等を持たない一般ユーザが自身の健康状態を把握することは容易ではない。よって表示制御部は、健康度情報により表されるユーザの健康状態を容易に把握可能な形態で提示することが望ましい。また、制御部150は、上述した健康度情報や、心拍センサー110及び体動センサー120で得られたデータ(生データ)を送信部170を介してユーザ端末20に送信する制御を行う。送信には、USBケーブル等によって有線で行われる他、無線基地局(例えばWiFi)によって構築される無線ネットワークや、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって行うこととしてもよい。
図5に示されるように、ウェアラブル端末100により取得された生体活動情報は、ユーザ端末20の画面上にプロットして得たグラフ(図のL1及びL2)を表示することによって、ユーザの活動を可視化してもよい。
上述したウェラブル端末100により取得される情報は、ユーザの心拍及び脈拍、体動のみであったが、これに代えて又はこれとともに、血圧、歩数、姿勢、位置および移動並びに位置情報を計測することとしてもよい。
<医療情報データベース>
医療情報データベース(以下、「医療情報DB」)30は、レセプト情報記憶部32と検査情報記憶部34とを有している。レセプト情報記憶部32には、医療機関(病院や薬局)における評価対象者の診療記録についてのレセプト情報が格納される。レセプト情報には、病院から提供される医科レセプト情報や、薬局から提供される調剤レセプト情報が記録される。このレセプト情報は、各保険者からレセプトデータを取得した場合に記録され、登録年月日、組織コード、レセプトコード、医療機関、診療年月、被保険者、傷病名、診療内容、点数に関するデータを含んで構成される。
一方、検査情報記憶部34には、健診施設や医療機関において管理対象者が受けた健康診断情報、通院情報及び遺伝子検査情報が格納される。格納の対象となる検査項目としては、身長、体重、視力及び聴力検査、血圧測定、尿検査、血液検査、肺機能検査、胸部エックス線検査、心電図検査、眼圧測定、眼底検査等が例示できる。特に、尿検査では、尿糖、尿たんぱく、尿潜血反応が格納される。血液検査では総コレステロールや血糖、GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP、赤血球数などが格納される。本実施の形態による遺伝子検査情報は、ユーザによって採取されたサンプルを検査機関が検査し、当該検査機関が検査結果を所定の方法によって遺伝子検査情報として提供するものである。遺伝子検査は、ユーザの体液(血液、口腔粘膜、尿、など)や体組織(爪、毛髪、臓器標本など)からDNAを抽出・精製する工程、精製されたDNAを解析に十分な量となるまで増幅する工程(Polymerase Chain Reaction(PCR)法:ポリメラーゼ連鎖反応)、及び当該増幅されたDNAを検出・解析する工程(例えば、蛍光染色などの方法によりラベル化されたDNAを光学的測定により検出する方法)を経て行われる。なお、遺伝子検査方法及び検査情報の提供方法はこれに限られず、様々な方法を適用可能である。
<健康状態データベース>
図7に示されるように、健康状態データベース(以下「健康状態DB」)40は、複数の項目からなる属性情報に関する多数のレコードで構成される。図7に一部図示されるテーブルには、主にウェアラブル端末100によって取得され得る生体活動情報として「平均睡眠時間」及び「平均歩数」の項目と、レセプト情報として「診察内容」及び「検査内容」の項目と、遺伝子検査情報として特定の遺伝子のタイプを示す項目と、問診ログ(後述する)、及び疾病情報として「既往歴」が記録されている。
なお、健康状態データベースは、年齢、性別、血液型、家族構成、生活習慣アンケート情報等の比較的変動のしない情報である基礎情報を含んでいてもよい。また、食事情報(食事時間および食事内容)、位置情報および移動情報並びにログイン情報(ログイン時間およびログイン頻度)等の行動情報を含めることとしてもよい。この場合、ユーザ端末20から受信した食事の内容を示したテキストデータや画像データ、それに付随するタイムスタンプで食事時間を含めたり、ユーザ端末20に記録されているGPSデータから求められる当時の位置情報およびある時点で計測された位置情報とその次の時点で計測された位置情報から求められる移動情報を含めたり、健康管理サーバ10が提供するサービスにログインした時間や一定期間内(一日、週間または月間等)のログイン頻度といった情報を含めることができる。更に、ユーザ端末20によるログイン先の情報サイトから得られるログインのアクセス履歴やユーザによるサプリメント等健康食品、健康器具、トレーニングマシーンなどを購入した購買履歴、ダイエットなど健康管理のためのアプリケーション上のタスクの選択または完了の情報等様々な情報を含めることができる。
<動作>
本実施の形態による健康管理システムは、ユーザの生体活動情報及び医療情報と、予め集積された健康状態情報とに基づいて、ユーザの現在又は将来における健康状態のリスクを予測する方式を用いている。
本実施の形態による予測方式では、予測対象となるユーザデータ(即ち、生体活動情報及び医療情報)に応じて、動的に集積データ(健康状態情報)の再構成をおこない、部分集合データを構成する。そして、構成した部分集合データに対して比較・統計情報等を付与し、ユーザデータとの適合性(確信度)を求め、適合性の高い部分集合データを基にして予測を行う。なお、予測の方法は、他の統計手法を用いても構わない。予測に用いる入力データとして「生体活動情報」及び「医療情報」が用いられ、比較データ(モデルデータ:教師データ)として「健康状態情報」が用いられているものであればどのような手法によって予測してもよい。
図8に示されるように、本実施の形態による健康管理システムによる処理が実行されると、健康管理サーバ10は、ユーザ端末20に生体活動情報リクエスト(SQ100)を送信する。ユーザ端末20は、管理する記録手段(端末記憶部又はクラウド上の記憶手段等))に蓄積された生体活動情報を健康管理サーバ19に送信する(SQ102)。なお、生体活動情報リクエストは、ウェアラブル端末100に対して直接送信することとしてもよい。この場合、ウェアラブル端末100に蓄積された生体活動情報を健康管理サーバ10に直接送信することとしてもよい(SQ102)。健康管理サーバ10は当該ユーザの医療情報DBから医療情報を読み込み(SQ104)、健康状態DBから健康状態情報を読み込む(SQ105)。その後、健康管理サーバ10は、上述した統計手法により、解析を行う(SQ106)。
本実施の形態においては、解析の結果、予測された健康状態の確信度が所定未満の場合に、当該確信度を上げるために必要な問診メッセージを生成し、ユーザ端末20に送信する(SQ108及び110)。例えば、健康状態DBに存在する「血液型」について、当該ユーザの医療情報DBに登録がなかった場合には、「血液型は何ですか?」という問診メッセージを送ることとしてもよい。
ユーザが問診メッセージに対して回答を行い、その回答を送信すると(SQ110及びSQ112)、健康管理サーバ10は、再度解析を行い(SQ114)、所定の確信度が得られた場合に、ユーザ端末20に対して当該予測結果を送信する(SQ116)。
本実施の形態による問診メッセージは、確信度を上げるために用いられていたが、確信度の高低に関わらず、ユーザの主観的な情報を入手する目的とし一律に生成され送信することとしてもよい。例えば、図9に示されるような生活習慣に関する主観的な情報をユーザから収集するために行うこととしてもよい。
健康管理サーバ10は、問診メッセージに関するユーザの回答結果と、取得した生体活動情報とが乖離している場合、解析時において問診メッセージに対する回答の重みづけを低くすることとしてもよい。例えば、健康管理システムによる予測結果を優良又は不良にするために、虚偽の内容(ウェアラブル端末100等において睡眠時間が「4時間」と計測されているにも関わらず、睡眠時間を「8時間」と回答した場合等)を回答した場合には、問診メッセージに対する回答の一部又は全部について、解析における重みづけを低くすることとしてもよい。これにより、予測結果の信頼度を向上させることができる。
上述した問診メッセージは、解析に不十分な項目を質問するにとどまらず、例えば、健康管理サーバ10とユーザとの間で交わされた会話(問診ログ)携帯としてもよい。この場合、例えば、健康管理サーバ10からは必要な項目を質問するための単純なメッセージを生成して送信して当該メッセージに対する回答を分析してさらに解析を行う作業を、所定の確信度に達するまで繰り返すこととしてもよい。回答の分析には、形態素解析および構文解析等の自然言語処理の技術を用いることとしてもよい。例えば、類出パターン抽出およびクラス分類等のデータマイニング手法を用いてもよい。推論にあたっては、例えば、演繹的推論、帰納的推論および確率的推論等を用いてもよい。
<変形例1>
上述した健康管理システムの動作(図8)は自然言語処理によって問診メッセージを作成することとしていたが、問診メッセージを生成する部分のみを医師等の専門家に行わせることとしてもよい。即ち、図10に示されるように、健康管理サーバ10による解析(SQ110)を行った際に、確信度が所定値以下の場合、解析結果とともに問診メッセージ生成リクエストを専門家端末に送信する(SQ212)。専門家端末においては、専門家が解析結果に基づいて、問診すべき内容を検討し問診メッセージを生成する。生成した問診メッセージを健康管理サーバ10経由でユーザ端末20に送信する(SQ216及びSQ218)。ユーザが問診メッセージに対して回答を行い、その回答を送信すると(SQ110及びSQ112)、健康管理サーバ10は、再度解析を行う(SQ114)。
本変形例においては、再度の解析の結果、依然として確信度が所定未満の場合に、アラートメッセージを生成し専門家端末に通知し、専門家端末とユーザ端末10とを直接接続して通信可能にする。これにより、確信度を上げるための適切な問診の量と質を向上させることができる。
<変形例2>
健康管理サーバ10は、解析に必要な情報が少ない場合(即ち、生体活動情報又は医療情報の量が少なく、且つ問診を行って補充した場合に膨大な問診量となってしまう場合)、生体活動情報又は検査情報の少なくともいずれかが類似する他のユーザの生体活動情報、検査情報、問診の回答情報を当該ユーザのものとみなして解析を行うこととしてもよい。
<その他>
本発明に係るサービスとして、健康管理サービスを取りあげているが、本発明は当該事業以外の事業においても用いることができる。特に、人の心理や精神への働きかけを用いる事業(例えば、人のモチベーションを上げるため、アドバイスを行う事業)、福祉(例えば、専門家が地域のコミュニティの福祉に対して遠隔でアドバイスする場合等)、教育等の事業において用いることができる。
1 健康管理システム
10 健康管理サーバ
20 ユーザ端末
30 検査情報データベース(検査情報DB)
32 レセプト情報記憶部
34 検査情報記憶部
40 健康状態データベース(健康状態DB)
50 ネットワーク
100 ウェアラブル端末
110 心拍センサー
112 心拍数情報取得部
114 基底心拍数情報取得部
120 体動センサー
122 体動情報取得部
124 健康度演算部
150 制御部
160 表示部
170 通信部
1000 問診メッセージ
1002 選択し候補
1004 回答メッセージ

Claims (6)

  1. 管理対象者の生体活動情報をリアルタイムに管理可能な端末と、
    前記管理対象者の医療情報を有する医療情報データベースと、
    生体活動情報及び検査情報の組み合わせと健康状態情報の対応を集積した健康状態データベースとにネットワークを介して接続された健康管理サーバであって、
    前記管理対象者の生体活動情報及び検査情報と、前記健康状態情報とに基づいて、前記管理対象者の健康状態を予測する予測部を備える、
    健康管理サーバ。
  2. 請求項1に記載の健康管理サーバであって、
    前記予測部により予測された健康状態をその確からしさを示すと確信度で評価する評価部と、
    前記評価部により評価された確信度が所定未満の場合に、当該確信度を上げるために必要な補充健康情報を前記端末に送信して前記管理対象者に問い合わせる補充質問部と、
    を更に備え、
    前記予測部は、前記補充質問部によって取得された前記管理対象者の補充回答をも考慮して前記管理対象者の前記健康状態を予測する、
    健康管理サーバ。
  3. 請求項2に記載の健康管理サーバであって、
    前記補充質問部は、専門家によって選択および編集された文例を含む補充質問文を、前記端末に送信する、
    健康管理サーバ。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の健康管理サーバであって、
    少なくとも前記生体活動情報又は前記検査情報のいずれかと、前記前記補充回答の内容とに基づいて、前記補充回答の信頼度を判定する信頼度判定部をさらに備え、
    前記予測部は、前記信頼度が所定未満の場合に、前記補充質問部によって取得された前記管理対象者の補充回答の前記考慮の度合を低くして前記管理対象者の前記健康状態を予測する、
    健康管理サーバ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の健康管理サーバであって、
    前記予測部は、前記管理対象者の生体活動情報又は検査情報の少なくともいずれかが類似する他の管理対象者の補充回答を、前記管理対象者の補充回答とみなして前記管理対象者の前記健康状態を予測する、
    健康管理サーバ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の健康管理サーバであって、
    前記予測部により予測された健康状態をその確からしさを示すと確信度で評価する評価部と、
    前記評価部により評価された確信度が所定未満の場合に、アラートメッセージを生成し専門家端末に通知する、
    健康管理サーバ。

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