JP2017173648A - 現像カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置の電気接点を、適切に現像カートリッジの電気的接触面に位置決めすることができる構造を提供する。【解決手段】第1ホルダ部材71Gは、第1端部710Gに、記憶媒体61Gの電気的接触面611Gを保持する。第1ホルダ部材71Gは、電気的接触面611Gの一方側に位置する第1ガイドプレート717Gと、電気的接触面611Gの他方側に位置する第2ガイドプレート718Gと、を備える。第1ガイドプレート717Gと、第2ガイドプレート717Gとは互いに向かい合う。第1ホルダ部材71Gの第1端部710Gから電気的接触面611Gに向かうに従って、第1ガイドプレートと第2ガイドプレートとの距離は短くなる。【選択図】図3
Description
本発明は、現像カートリッジに関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、現像カートリッジが用いられる。現像カートリッジは、トナーを供給するための現像ローラを有する。特許文献1に記載の現像カートリッジは、ドロアユニットに対して装着される。ドロアユニットは、画像形成装置の内部に収容され、画像形成装置から引き出される。ドロアユニットは、感光ドラムを有する。ドロアユニットに現像カートリッジが装着されると、感光ドラムと現像ローラとが向かい合う。
また、特許文献2に記載の現像カートリッジは、ドラムカートリッジに対して装着される。ドラムカートリッジは、感光ドラムを有する。ドラムカートリッジに現像カートリッジが装着されると、感光ドラムと現像ローラとが向かい合う。そして、現像カートリッジがドラムカートリッジに装着された状態で、現像カートリッジは、画像形成装置に装着される。
また、従来、記憶媒体を有する現像カートリッジも知られている。記憶媒体は、例えば、ICチップである。記憶媒体は、電気的接触面を有する。電気的接触面は、画像形成装置に設けられた電気接点と接触する。画像形成装置の電気接点に、現像カートリッジの電気的接触面から適切な接触圧を加えるために、現像カートリッジが弾性部材を備える場合がある。一方、画像形成装置の電気接点に、現像カートリッジの電気的接触面から適切な接触圧を加える場合、画像形成装置の電気接点を、適切に現像カートリッジの電気的接触面に位置決めすることが求められる。
本発明の目的は、画像形成装置の電気接点を、適切に現像カートリッジの電気的接触面に位置決めすることができる構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、現像カートリッジであって、現像剤を内部に収容するケーシングと、第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラであって、前記ケーシングにおける第2方向の一端部に位置する現像ローラと、電気的接触面を有する記憶媒体と、前記電気的接触面と交差する第3方向に弾性力を発生させる弾性部材であって、第1状態と第2状態との間で前記第3方向に伸縮可能な弾性部材と、前記第2方向における一端部と、前記第2方向における他端部であって、前記一端部よりも前記現像ローラから前記第2方向に離れている他端部とを有する第1ホルダにおいて、前記他端部に前記電気的接触面を保持する第1ホルダであって、前記第1方向における前記電気的接触面の一方側に位置し、前記電気的接触面と交差する第3方向に延びる第1ガイドプレートと、前記第1方向における前記電気的接触面の他方側に位置し、前記第3方向に延びる第2ガイドプレートであって、前記第1ガイドプレートと前記第1方向に向かい合う第2ガイドプレートと、を備える第1ホルダと、第2ホルダと、を備えるホルダであって、前記第2ホルダに対する前記第1ホルダの位置が、前記弾性部材により第1位置と第2位置との間で前記第3方向に移動可能なホルダと、を備える現像カートリッジであって、前記第2方向において前記他端部の端面から前記電気的接触面に向かうに従って、前記第1方向における前記第1ガイドプレートと前記第2ガイドプレートとの距離は短くなる。
本願の第2発明は、第1発明の現像カートリッジであって、前記現像カートリッジが画像形成装置に装着されたとき、前記第1ガイドプレートと前記第2ガイドプレートとは、画像形成装置の電気接点を、前記他端部の端面から前記電気的接触面へガイドする。
本願の第3発明は、第2発明の現像カートリッジであって、前記第1ガイドプレートと前記第2ガイドプレートとが、前記画像形成装置の前記電気接点を、前記他端部の端面から前記電気的接触面へガイドした後に、前記弾性部材による前記弾性力により、前記画像形成装置の前記電気接点を、前記電気的接触面に向けて移動させる。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明のいずれか一発明の現像カートリッジであって、前記弾性部材は、前記第1ホルダ部材と前記第2ホルダ部材との間に位置する。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明のいずれか一発明の現像カートリッジであって、前記第1ホルダ部材は、前記ケーシングに固定され、前記第2ホルダ部材は、前記第1ホルダ部材に対して移動可能である。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明のいずれか一発明の現像カートリッジであって、前記第2ホルダ部材は、前記第1方向に延びる軸について回転可能である。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明のいずれか一発明の現像カートリッジであって、前記弾性部材は、ばねである。
本願の第8発明は、第7発明の現像カートリッジであって、前記ばねは、コイルばねである。
本願の第9発明は、第8発明の現像カートリッジであって、前記ばねは、トーションばねである。
本願の第10発明は、第1発明から第9発明のいずれか一発明の現像カートリッジであって、前記第1ホルダの前記他端部は、前記記録媒体を保持する。
本願の第1発明から第10発明によれば、現像カートリッジの電気的接触面から、弾性部材を用いて適切な接触圧を加える場合であっても、第1ガイドプレートと、第2ガイドプレートとにより、例えば、電気接点を、電気的接触面へガイド可能となり、位置決めすることができる。
本願の第2発明によれば、第1ガイドプレートと、第2ガイドプレートとにより、画像形成装置の電気接点を、電気的接触面へガイド可能となり、位置決めすることができる。
本願の第3発明によれば、第1ガイドプレートと、第2ガイドプレートとにより、画像形成装置の電気接点を、電気的接触面へガイドした後に、電気的接触面から電気接点へ、弾性部材により適切な接触圧を付与することができる。
本願の第4発明によれば、弾性部材は、第1ホルダ部材と第2ホルダ部材との間に位置してもよい。
本願の第5発明によれば、第1ホルダ部材は、ケーシングに固定され、第2ホルダ部材は、第1ホルダ部材に対して移動可能であってもよい。
本願の第6発明によれば、第2ホルダ部材は、第1方向に延びる軸について回転可能であってもよい。
本願の第7発明によれば、弾性部材は、ばねであってもよい。
本願の第8発明によれば、ばねは、コイルばねであってもよい。
本願の第9発明によれば、ばねは、トーションばねであってもよい。
本願の第10発明によれば、第1ホルダの前記他端部は、記録媒体を保持してもよい。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下では、現像ローラ30Gの回転軸が延びる方向を「第1方向」と称する。また、現像ローラ30Gが、ケーシング10Gに対して位置する方向を「第2方向」と称する。また、電気的接触面611Gと交差する方向(本実施形態では、電気的接触面611Gに対して「垂直」な方向)を「第3方向」と称する。
<1.現像カートリッジの全体構成>
図1から図2は、本発明の一例となる現像カートリッジ1Gの斜視図である。現像カートリッジ1は、電子写真方式の画像形成装置(例えば、レーザプリンタやLEDプリンタ)に用いられ、現像剤(例えば、トナー)を感光ドラムへ供給するユニットである。
図1から図2は、本発明の一例となる現像カートリッジ1Gの斜視図である。現像カートリッジ1は、電子写真方式の画像形成装置(例えば、レーザプリンタやLEDプリンタ)に用いられ、現像剤(例えば、トナー)を感光ドラムへ供給するユニットである。
図1は、現像カートリッジ1Gおよびドラムカートリッジ80Gの斜視図である。図1の例では、現像カートリッジ1Gが、ドラムカートリッジ80Gに対して装着される。図2は、現像カートリッジ1Gの斜視図である。図1および図2に示すように、現像カートリッジ1Gは、ケーシング10G、現像ローラ30G、第1ギア部40G、ICチップ61G、およびホルダ62Gを備える。現像カートリッジ1Gがドラムカートリッジ80Gに装着されると、ドラムカートリッジ80Gの内部に設けられた感光ドラムに、現像ローラ30Gが接触する。現像カートリッジ1Gが装着されたドラムカートリッジ80Gは、画像形成装置に設けられたドラムカートリッジ保持部に対して、装着される。
本実施形態では、4つの現像カートリッジ1Gがそれぞれのドラムカートリッジに装着された状態で、画像形成装置に装着される。4つの現像カートリッジ1Gは、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤を収容する。ただし、画像形成装置に装着される現像カートリッジ1の数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
現像ローラ30Gは、第1方向に延びる回転軸(第1軸)を中心として回転可能なローラである。本実施形態の現像ローラ30Gは、ローラ本体とローラシャフトとを有する。ローラ本体は、第1方向に延びる円筒状の部材である。ローラ本体の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。ローラシャフトは、ローラ本体を第1方向に貫通する円柱状の部材である。ローラシャフトの材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ30Gは、ケーシング10Gの第2方向における一端部に位置する。
なお、ローラシャフトは、ローラ本体を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対のローラシャフトが、ローラ本体の第1方向の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
現像カートリッジ1Gは、さらに、アジテータを備えても良い。アジテータは、アジテータシャフトと撹拌羽根とを有する。アジテータシャフトは、第1方向に延びる回転軸に沿って延びる。撹拌羽根は、アジテータシャフトから径方向外側へ向けて拡がる。撹拌羽根は、ケーシング10Gの現像剤室内に配置される。アジテータシャフトの第1方向の両端部には、後述するアジテータギアが、装着される。
ケーシング10Gは、電子写真印刷用の現像剤(例えば、トナー)を収容可能な筐体である。ケーシング10の内部には、現像剤を収容する現像剤室が、設けられている。このため、ケーシング10は、ケーシング10の内部に現像剤を収容可能となる。
図3は、現像カートリッジ1Gの部分分解斜視図である。図3に示すように、第1ギア部40G、ICチップ61G、およびホルダ62Gは、ケーシング10Gの第1方向の一方の側部に位置する。第1ギア部40Gは、複数のギア47Gを有する。複数のギア47Gには、例えば、カップリング、現像ギア、アイドルギア、およびアジテータギアが含まれる。各ギア47Gは、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。なお、図3では、各ギア47Gの複数のギア歯の図示が省略されている。
図4は、ホルダ62Gの部分断面図である。図3および図4に示すように、ホルダ62Gは、第1ホルダ部材71Gと、第2ホルダ部材72Gと、トーションばね73Gとを有する。第1ホルダ部材71Gおよび第2ホルダ部材72Gは、例えば樹脂により形成される。第1ホルダ部材71Gは、ケーシング10Gの第1方向の端面である第1外表面11Gに、ねじ止めにより固定される。複数のギア47Gの少なくとも一部は、第1外表面11Gと第1ホルダ部材71Gとの間に収容される。
第1ホルダ部材71Gは、第1方向に延びる円柱部715Gを有する。第2ホルダ部材72Gは、第1方向に貫通する円孔722Gを有する。円柱部715Gは、円孔722Gに挿入される。これにより、第2ホルダ部材72Gは、第1ホルダ部材71Gの円柱部715Gを中心として、回転可能となる。また、第1ホルダ部材71Gは、第1端部710Gを有する。第2ホルダ部材72Gは、第2端部720Gを有する。第1端部710Gと第2端部720Gとは、第3方向に離れている。円柱部715Gを中心として第2ホルダ部材72Gが回転すると、第1端部710Gと第2端部720Gとの第3方向の距離が変化する。また、第1ホルダ部材71Gは、第1端部710Gと第2方向に離れた第3端部711Gを有する。第1端部710Gは、第3端部711Gよりも現像ローラ30Gから第2方向に離れている。なお、現像ローラ30Gは、第2方向においてケーシング10Gの一端部に位置し、第1端部710Gは、第2方向においてケーシング10Gの他端部に位置する。また、現像ローラ30Gは、第2方向においてケーシング10Gの一端部に位置し、第2端部720Gは、第2方向においてケーシング10Gの他端部に位置する。
トーションばね73Gは、多重に捻られた金属線からなる弾性部材である。トーションばね73Gは、円柱部715Gの周囲に取り付けられる。トーションばね73Gの一方の端部は、第1ホルダ部材71Gに接触する。トーションばね73Gの他方の端部は、第2ホルダ部材72Gに接触する。トーションばね73Gの両端部間の第3方向の長さは、少なくとも、第1状態と、第1状態よりも短い第2状態との間で、第3方向に伸縮する。したがって、第1状態における第1端部710Gと第2端部720Gとの間の第3方向の長さは、第2状態における第1端部710Gと第2端部720Gとの間の第3方向の長さよりも長い。
また、第1状態および第2状態におけるトーションばね73Gの両端部間の第3方向の長さは、トーションばね73Gの両端部間の自然長よりも短い。したがって、トーションばね73Gは、第1ホルダ部材71Gと第2ホルダ部材72Gとに、第3方向に弾性力を付与する。これにより、第1ホルダ部材71Gの第1端部710Gと、第2ホルダ部材72Gの第2端部720Gとが、互いに離れる方向に加圧される。
また、第1ホルダ部材71Gは、第1端部710G付近の外表面に保持面620Gを有する。ICチップ61Gは、保持面620Gに固定される。ICチップ61Gは、記憶媒体である。ICチップ61Gには、現像カートリッジ1Gに関する種々の情報が記憶される。ICチップ61Gは、電気的接触面611Gを有する。電気的接触面611Gは、例えば、導体である金属からなる。なお、記憶媒体として、ICチップ61G以外の記憶媒体が用いられてもよい。記憶媒体は、現像カートリッジ1Gに関する種々の情報が記憶可能であればよい。
さらに、第1ホルダ部材71Gは、溝部716Gを有する。溝部716Gは、第1ホルダ部材71Gの第1端部710G付近の外表面から、第3方向に凹む。また、第1ホルダ部材71Gは、第1ガイドプレート717Gと、第2ガイドプレート718Gとを有する。第1ガイドプレート717Gは、第1方向における電気的接触面611Gの一方側に位置し、第3方向に延びる。また、第2ガイドプレート718Gは、第1方向における電気的接触面611Gの他方側に位置し、第3方向に延びる。さらに、第2ガイドプレート718Gは、第1ガイドプレート717Gと第1方向において向かい合う。より詳細には、第2ガイドプレート718Gは、第1ガイドプレート717Gと第1方向において所定の距離をあけて離れている。本実施形態では、溝部716Gと保持面620Gとが、第2方向に並ぶ。なお、第2方向において、第1端部710Gから電気的接触面611Gに向かうに従って、第1方向における第1ガイドプレート717Gと第2ガイドプレート718Gとの距離は短くなる。図3に示すように、第1ガイドプレート717Gは、第1端部710Gから電気的接触面611Gに向かうに従って、電気的接触面611Gに近づくように傾斜している。また、第2ガイドプレート718Gも、第1端部710Gから電気的接触面611Gに向かうに従って、電気的接触面611Gに近づくように傾斜している。
図5〜図8は、現像カートリッジ1Gが装着されたドラムカートリッジ80Gの、画像形成装置への挿入後の様子を示した図である。図5〜図8に示すように、画像形成装置は、キャップ94Gを有する。キャップ94Gは、第2方向に移動することによって、ホルダ62Gに被さる。キャップ94Gは、例えば、画像形成装置のトップカバーに設けられる。キャップ94Gは、第1板部941Gと第2板部942Gとを有する。第1板部941Gと第2板部942Gとは、第3方向に間隔を空けて、互いに向かい合う。また、キャップ94Gは、電気コネクタ913Gを有する。電気コネクタ913Gは、ICチップ61Gの電気的接触面611Gに接触可能な電気接点である。電気コネクタ913Gは、第1板部941Gの第2板部942Gに対向する面に配置される。また、電気コネクタ913Gは、第1板部941Gから第2板部942Gへ向けて、第3方向に突出する。
また、図5〜図8に示すように、第1板部941Gは、ガイド突起914Gを有する。ガイド突起914Gは、第1板部941Gから第2板部942Gへ向けて突出する。ガイド突起914Gは、電気コネクタ913Gよりも、第1板部941Gの第2方向の先端側に位置する。
図5に示すように、現像カートリッジ1Gが装着されたドラムカートリッジ80Gが、画像形成装置に挿入された後、キャップ94Gは、トップカバーが閉じられることに応じて第2方向に移動して、ホルダ62Gに接近する。このとき、第1ガイドプレート717Gと、第2ガイドプレート718Gとは、第2方向において、キャップ94Gをガイドする。より詳細には、第1ガイドプレート717Gと、第2ガイドプレート718Gとは、第2方向において、キャップ94Gを、第1端部710Gから電気的接触面611Gに向けてガイドする。この結果、第1ガイドプレート717Gと、第2ガイドプレート718Gとは、第2方向において、電気コネクタ913Gを、第1端部710Gから電気的接触面611Gに向けてガイドする。その際、第1ガイドプレート717Gおよび第2ガイドプレート718Gは、電気コネクタ913Gを、第1方向に位置決めする。そうすると、まず、図6のように、第1板部941Gおよび第2板部942Gが、ホルダ62Gに接触する。具体的には、第1板部941Gのガイド突起914Gが、第1ホルダ部材71Gの第1端部710Gに接触する。そして、第2板部942Gが、第2ホルダ部材72Gの第2端部720Gに接触する。
このとき、第1板部941Gのガイド突起914Gは、第1方向においてICチップ61Gとは異なる位置に配置される。このため、ガイド突起914Gは、ICチップ61Gとは接触せず、第1ホルダ部材71Gの表面のみと接触する。したがって、ガイド突起914Gによって、ICチップ61Gの電気的接触面611Gが擦れることを防止できる。
キャップ94Gがさらに第2方向へ押し込まれると、図7中の破線矢印のように、第2板部942Gが、第2ホルダ部材72Gの第2端部720Gを、第1端部710Gへ向けて押圧する。そうすると、トーションばね73Gの両端部間の第2方向の長さが、第1状態から第2状態へ徐々に短くなる。これにより、第2ホルダ部材72Gが、円柱部715Gを中心として回転する。その結果、第1端部710Gと第2端部720Gとの間の第3方向の距離が短くなる。ホルダ62Gの第2端部720Gに対する保持面620Gの位置は、初期位置(第1位置)から中間位置(第2位置)へ、第3方向に移動する。
その後、キャップ94Gがさらに第2方向へ押し込まれると、図8のように、第1板部941Gのガイド突起914Gが、第1ホルダ部材71Gの溝部716Gに嵌まる。これにより、トーションばね73Gの両端部間の第2方向の長さが、第1状態よりも短く第2状態よりも長い第3状態となる。第2ホルダ部材72Gは、トーションばね73Gの弾性力によって、第2板部942Gを第3方向に押す。その結果、電気コネクタ913Gが、ICチップ61Gの電気的接触面611Gに接触する。すなわち、ホルダ62Gは、トーションばね73Gの弾性力により、電気コネクタ913Gを、電気的接触面611Gに向けて移動させる。また、溝部716Gにガイド突起914Gが嵌まることによって、ホルダ62Gからキャップ94Gが第2方向に抜けることが抑制される。このとき、ホルダ62Gの第2端部720Gに対する保持面620Gの位置は、中間位置(第2位置)から接触位置(第3位置)へ、第3方向に移動する。
以上の動作により、ホルダ62Gにキャップ94Gが被さる。ICチップ61Gの電気的接触面611Gと電気コネクタ913Gとは、トーションばね73Gの弾性力によって、互いに押し付け合う。これにより、電気的接触面611Gと電気コネクタ913Gとの接触が維持される。
このように、現像カートリッジ1Gの電気的接触面611Gから、画像形成装置の電気コネクタ913Gに、弾性部材の一例であるトーションばね73Gを用いて適切な接触圧を加える場合であっても、第1ガイドプレート717Gと、第2ガイドプレート718Gとにより、電気コネクタ913Gを、適切に現像カートリッジ1Gの電気的接触面611Gへガイドし、位置決めすることができる。
さらに、ホルダ62Gにキャップ94Gを被せるときに、ホルダ62Gの第2端部620Gに対する保持面620Gの位置を、第3方向に変化させることができる。このため、第2端部620Gに対する保持面620Gの第3方向の位置を、ガイド突起914Gに沿って変化させながら、キャップ94Gを第2方向に移動させることができる。また、第2端部620Gに対する保持面620Gの第3方向の位置が固定された状態でキャップ94Gを被せる場合と比べて、ガイド突起914Gから第1ホルダ部材71Gに加わる第3方向の圧力が低減される。
ICチップ61Gの電気的接触面611Gは、第1ホルダ部材71Gの表面よりも凹んだ位置に配置されている。このため、ガイド突起914Gの頂部は、第1ホルダ部材71Gの表面のみと接触し、電気的接触面611Gには接触しない。したがって、ガイド突起914Gが電気的接触面611Gに擦れることを、避けることができる。
また、図8のように、ガイド突起914Gが溝部716Gに嵌まることによって、電気的接触面611Gが、直接、電気コネクタ913Gに接触する。これにより、電気コネクタ913Gの擦れも低減できる。
<2.変形例>
上記の実施形態では、ホルダの外表面に、電気的接触面を有するICチップが固定されていた。しかしながら、ホルダの外表面には、電気コネクタと接触する電気的接触面のみを固定し、ICチップの電気的接触面以外の部分は、現像カートリッジの他の箇所に配置されていてもよい。
上記の実施形態では、ホルダの外表面に、電気的接触面を有するICチップが固定されていた。しかしながら、ホルダの外表面には、電気コネクタと接触する電気的接触面のみを固定し、ICチップの電気的接触面以外の部分は、現像カートリッジの他の箇所に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアが、互いに、ギア歯の噛み合いによって係合していた。しかしながら、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアは、摩擦力により互いに係合していてもよい。例えば、互いに係合する2つのギアの外周部に、複数のギア歯の代わりに、摩擦部材(例えばゴム)が設けられてもよい。
また、上記の実施形態では、現像カートリッジ1Gは、トーションばね73Gを備えていた。しかしながら、トーションばね73Gの代わりに、コイルばねが用いられてもよい。また、トーションばね73Gの代わりに、板ばねが用いられてもよい。なお、トーションばね73Gの代わりに、材料自体に弾性力を有する弾性部材が用いられてもよい。
また、上記の実施形態の現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに対して装着されるものであった。しかしながら、本発明の現像カートリッジは、画像形成装置が有するドロアユニットに対して装着されるものであってもよい。また、本発明の現像カートリッジは、ドロアユニットを有さない画像形成装置の本体に対して装着されるものであってもよい。
また、現像カートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1G 現像カートリッジ
10G ケーシング
11G 第1外表面
30G 現像ローラ
40G 第1ギア部
61G ICチップ
62G ホルダ
71G 第1ホルダ部材
72G 第2ホルダ部材
74G トーションばね
80G ドラムカートリッジ
94G キャップ
611G 電気的接触面
620G 保持面
710G 第1端部
711G 第3端部
716G 溝部
717G 第1ガイドプレート
718G 第2ガイドプレート
720G 第2端部
913G 電気コネクタ
914G ガイド突起
10G ケーシング
11G 第1外表面
30G 現像ローラ
40G 第1ギア部
61G ICチップ
62G ホルダ
71G 第1ホルダ部材
72G 第2ホルダ部材
74G トーションばね
80G ドラムカートリッジ
94G キャップ
611G 電気的接触面
620G 保持面
710G 第1端部
711G 第3端部
716G 溝部
717G 第1ガイドプレート
718G 第2ガイドプレート
720G 第2端部
913G 電気コネクタ
914G ガイド突起
Claims (10)
- 現像剤を内部に収容するケーシングと、
第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラであって、前記ケーシングにおける第2方向の一端部に位置する現像ローラと、
電気的接触面を有する記憶媒体と、
前記電気的接触面と交差する第3方向に弾性力を発生させる弾性部材であって、第1状態と第2状態との間で前記第3方向に伸縮可能な弾性部材と、
前記第2方向における一端部と、前記第2方向における他端部であって、前記一端部よりも前記現像ローラから前記第2方向に離れている他端部とを有する第1ホルダにおいて、前記他端部に前記電気的接触面を保持する第1ホルダであって、
前記第1方向における前記電気的接触面の一方側に位置し、前記電気的接触面と交差する第3方向に延びる第1ガイドプレートと、
前記第1方向における前記電気的接触面の他方側に位置し、前記第3方向に延びる第2ガイドプレートであって、前記第1ガイドプレートと前記第1方向に向かい合う第2ガイドプレートと、
を備える第1ホルダと、
第2ホルダと、
を備えるホルダであって、前記第2ホルダに対する前記第1ホルダの位置が、前記弾性部材により第1位置と第2位置との間で前記第3方向に移動可能なホルダと、
を備える現像カートリッジであって、
前記第2方向において前記他端部の端面から前記電気的接触面に向かうに従って、前記第1方向における前記第1ガイドプレートと前記第2ガイドプレートとの距離は短くなることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項1に記載の現像カートリッジであって、
前記現像カートリッジが画像形成装置に装着されたとき、前記第1ガイドプレートと前記第2ガイドプレートとは、画像形成装置の電気接点を、前記他端部の端面から前記電気的接触面へガイドすることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項2に記載の現像カートリッジであって、
前記第1ガイドプレートと前記第2ガイドプレートとが、前記画像形成装置の前記電気接点を、前記他端部の端面から前記電気的接触面へガイドした後に、前記弾性部材による前記弾性力により、前記画像形成装置の前記電気接点を、前記電気的接触面に向けて移動させることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材は、前記第1ホルダ部材と前記第2ホルダ部材との間に位置することを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記第1ホルダ部材は、前記ケーシングに固定され、
前記第2ホルダ部材は、前記第1ホルダ部材に対して移動可能であることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記第2ホルダ部材は、前記第1方向に延びる軸について回転可能であることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項7に記載の現像カートリッジであって、
前記ばねは、コイルばねであることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項8に記載の現像カートリッジであって、
前記ばねは、トーションばねであることを特徴とする現像カートリッジ。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の現像カートリッジであって、
前記第1ホルダの前記他端部は、前記記録媒体を保持することを特徴とする現像カートリッジ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016060998A JP2017173648A (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 現像カートリッジ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023020445A1 (zh) * | 2021-08-16 | 2023-02-23 | 珠海益之印科技有限公司 | 显影盒 |
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2016
- 2016-03-25 JP JP2016060998A patent/JP2017173648A/ja active Pending
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