JP2017158690A - Absorbent article - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品に関する。 The present invention relates to an absorbent article that receives excrement from a wearer.
従来、使い捨ておむつの内側に取り付けられて使用される軽失禁用の吸収パッド等の吸収性物品では、2枚の不織布等のシート部材の間に、高吸収性樹脂等の粒子を挟んで固定した吸収シートが利用されている。 Conventionally, in absorbent articles such as light incontinence absorbent pads attached to the inside of disposable diapers and used, a sheet of high absorbent resin or the like is sandwiched between two non-woven sheet members. Absorbent sheets are used.
例えば、特許文献1の吸収性物品は、トップシートと、バックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置される吸収部を備える。吸収部は、開口が形成された繊維集合層を有する上側吸収層と、当該開口の下側を覆う吸収シートと、吸収シートの下側に配置されて繊維集合層を有する下側吸収層とを備える。吸収シートは、2枚のシートと、当該2枚のシートの間に配置されて固定される高吸収性材料とを備える。
For example, the absorbent article of
また、特許文献2の使い捨て吸収性物品では、表面シートと裏面シートとの間の吸収マットが、吸水性樹脂粉末を含んでパルプ繊維を含まないシート状吸水層と、パルプ繊維と吸水性樹脂粉末の両方を含む繊維集合層とを、表面シート側から順に有している。繊維集合層では、上側被覆シートと下側被覆シートとの間にパルプ繊維および吸水性樹脂粉末が包み込まれている。繊維集合層では、長手方向に延びる複数の繊維存在領域が幅方向に並んで配置されており、複数の繊維存在領域の間隙において、上側被覆シートと下側被覆シートとが接合されている。シート状吸水層では、第1不織布シートと第2不織布シートとの間に吸水性樹脂粉末が挟持されている。シート状吸水層では、長手方向に延びる複数の吸水性樹脂粉末存在領域が幅方向に並んで配置されており、複数の吸水性樹脂粉末存在領域の間隙において、第1不織布シートと第2不織布シートとが接合されている。当該使い捨て吸収性物品では、吸収マットの吸収速度を速めることを目的として、シート状吸水層における吸水性樹脂粉末存在領域の間隙が、繊維集合層の繊維存在領域の間隙の上側に配置されている。
Further, in the disposable absorbent article of
一方、特許文献3の吸収性物品では、トップシートとバックシートとの間に設けられた吸収性積層体が、上側吸収体と、第1下側吸収体と、第2下側吸収体とを備える。第1下側吸収体および第2下側吸収体は、上側吸収体の下側にて幅方向に並んで配置される。上側吸収体、第1下側吸収体および第2下側吸収体は、不織布シート間に吸水性樹脂を有し、パルプ繊維を有しない。
On the other hand, in the absorbent article of
ところで、2枚のシートの間に高吸収性材料を固定した吸収シートは、パルプ繊維の集合体に比べて、液体を吸収する速度が遅く、また、液体を受けた位置から周囲に拡散する速度も遅い。一方、パルプ繊維の集合体は、吸収シートに比べて、吸収した液体を保持する性能が低い。 By the way, an absorbent sheet in which a superabsorbent material is fixed between two sheets has a slower rate of absorbing liquid than a pulp fiber aggregate, and a rate of diffusing from the position where the liquid is received to the surroundings. Is too slow. On the other hand, the aggregate of pulp fibers has a lower performance of holding the absorbed liquid than the absorbent sheet.
このため、特許文献1の吸収性物品では、上側の繊維集合層の開口を通過した尿等が、吸収シート上に一時的に滞留し、当該開口または上側の繊維集合層を介してトップシートおよび着用者へと戻る現象(いわゆる、ウェットバック)が生じるおそれがある。また、吸収シート上において尿等があまり拡散せず、排泄部近傍に集中しているため、大量の尿等が排泄された場合、吸収シートを通過した尿等を下側の繊維集合層で拡散および保持することができず、ウェットバックが生じるおそれがある。
For this reason, in the absorbent article of
一方、特許文献2では、シート状吸水層における吸水性樹脂粉末存在領域の間隙、および、繊維集合層における繊維存在領域の間隙は、上下のシートを接合するためのものである。したがって、これらの間隙の幅は小さいため、尿等がシート状吸水層を通過する速度の増大に限界がある。また、シート状吸水層および繊維集合層において、尿等が前後方向に拡散する速度の増大にも限界がある。
On the other hand, in
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、尿等の液体を上層吸収体から下層吸収体へと速やかに移動させるとともに長手方向に速やかに拡散させることを目的としている。また、下層吸収体へと移動した尿等の液体が、上層吸収体を通過してトップシートへと戻ることを抑制することも目的としている。 This invention is made | formed in view of the said subject, and aims at making it diffuse quickly in a longitudinal direction while moving liquids, such as urine, from an upper layer absorber to a lower layer absorber. Another object is to suppress liquid such as urine that has moved to the lower layer absorber from passing through the upper layer absorber and returning to the top sheet.
請求項1に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、透液性のトップシートと、撥水性または不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収コアとを備え、前記吸収コアが、透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定された上層吸収体と、前記上層吸収体と前記バックシートとの間に配置され、シート状の繊維集合体を有する下層吸収体とを備え、前記上層吸収体が、幅方向に配列されるとともにそれぞれに前記高吸収性材料が固定される複数の材料存在領域と、前記複数の材料存在領域の周囲にて前記高吸収性材料が非存在である周囲領域と、前記複数の材料存在領域よりも前記高吸収性材料の密度が低く、股下部にて長手方向に延びるとともに、前記幅方向にて隣接する各2つの材料存在領域間における前記周囲領域の前記幅方向の幅よりも前記幅方向の幅が大きい上溝領域とを備え、前記下層吸収体が、周囲の部位よりも繊維の密度が低く、前記股下部にて前記上溝領域と重なる下溝部を備える。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品であって、前記上溝領域が、前記高吸収性材料の非存在領域である。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品であって、前記下溝部が、前記繊維の非存在領域である。
Invention of
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記上溝領域が、前記上層吸収体の前記幅方向の中央部に位置し、前記下溝部が、前記下層吸収体の前記幅方向の中央部に位置する。
Invention of Claim 4 is the absorbent article in any one of
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記上溝領域および前記下溝部が、前記長手方向に平行に延びる。
Invention of Claim 5 is an absorbent article in any one of
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記上溝領域と前記下溝部とが重なる領域において、前記下溝部の前記幅方向の幅が、前記上溝領域の前記幅方向の幅以上である。
Invention of Claim 6 is an absorbent article in any one of
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記上溝領域が、前記上層吸収体の前記長手方向の全長に亘って設けられる。
The invention according to claim 7 is the absorbent article according to any one of
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記複数の材料存在領域のそれぞれが、前記長手方向に平行に延びる帯状領域であり、前記周囲領域が、前記長手方向に平行に延びる複数の材料非存在領域を含み、前記複数の材料非存在領域が、前記幅方向において前記複数の材料存在領域と交互に配置される。
The invention according to claim 8 is the absorbent article according to any one of
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の吸収性物品であって、前記上溝領域が、前記長手方向に平行に延びる帯状領域であり、前記上溝領域の前記幅方向の両側に隣接する2つの材料存在領域間の前記幅方向の距離が、前記複数の材料存在領域のうち前記幅方向に隣接する他の2つの材料存在領域間の前記幅方向の距離よりも大きい。 Invention of Claim 9 is an absorbent article of Claim 8, Comprising: The said upper groove area | region is a strip | belt-shaped area | region extended in parallel with the said longitudinal direction, and it adjoins the both sides of the said width direction of the said upper groove area | region. The distance in the width direction between the two material existence regions is larger than the distance in the width direction between the other two material existence regions adjacent to each other in the width direction among the plurality of material existence regions.
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記上層吸収体の前記吸収体シートが、積層されて互いに固定される2枚のシート部材を含み、前記高吸収性材料が、前記2枚のシート部材の間に固定される。
Invention of Claim 10 is an absorbent article in any one of
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の吸収性物品であって、前記周囲領域において、前記2枚のシート部材が、接着剤による接着および熱圧着により接合され、前記上溝領域において、前記2枚のシート部材が、接着剤による接着のみにより接合される、または、互いに非接合である。 Invention of Claim 11 is an absorbent article of Claim 10, Comprising: In the said surrounding area, the said 2 sheet | seat member is joined by adhesion | attachment by an adhesive agent, and thermocompression bonding, In the said upper groove area | region The two sheet members are bonded only by bonding with an adhesive or are not bonded to each other.
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記吸収コアにおいて、前記股下部に位置するとともに前記幅方向の幅が最小である最小幅部の幅が、前記幅方向の幅が最大である最大幅部の幅の35%以上100%未満であり、前記最小幅部の前記長手方向の長さが、前記吸収コアの前記長手方向の全長の25%以下である。
Invention of Claim 12 is the absorbent article in any one of
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記トップシート、前記吸収コアおよび前記バックシートを含む本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対のサイドシートをさらに備え、前記股下部において、前記下層吸収体の前記幅方向の幅が、前記上層吸収体の前記幅方向の幅よりも大きく、前記股下部における各サイドシートの前記本体部との固定部の前記幅方向の内縁が、前記幅方向において前記上層吸収体の側縁と前記下層吸収体の側縁との間に位置する。 A thirteenth aspect of the present invention is the absorbent article according to any one of the first to twelfth aspects, wherein the longitudinal direction is on both sides of the main body including the top sheet, the absorbent core, and the back sheet. A pair of side sheets extending to the crotch part, wherein the width in the width direction of the lower layer absorbent body is larger than the width in the width direction of the upper layer absorbent body, The inner edge in the width direction of the fixing portion with the main body portion is located between the side edge of the upper layer absorber and the side edge of the lower layer absorber in the width direction.
請求項14に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、透液性のトップシートと、撥水性または不透液性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収コアとを備え、前記吸収コアが、透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定された上層吸収体と、前記上層吸収体と前記バックシートとの間に配置され、シート状の繊維集合体を有する下層吸収体とを備え、前記上層吸収体が、周囲の部位よりも前記高吸収性材料の密度が低く、前記股下部にて前記長手方向に延びる上溝領域を備え、前記下層吸収体が、周囲の部位よりも繊維の密度が低く、前記股下部にて前記上溝領域と重なる下溝部を備え、前記上溝領域の前記幅方向の幅が、5mm以上30mm以下である。 The invention according to claim 14 is an absorbent article that receives excrement from a wearer, a liquid-permeable top sheet, a water-repellent or liquid-impermeable back sheet, the top sheet, and the bag. An absorbent core disposed between the upper absorbent body and the upper absorbent body, wherein the absorbent core is fixed to a highly permeable material, and the upper absorbent body and the back sheet. A lower absorbent body having a sheet-like fiber assembly, and the upper absorbent body has a density of the superabsorbent material lower than that of a surrounding portion, and is in the longitudinal direction at the crotch portion. The lower absorbent body has a lower groove portion that has a lower fiber density than the surrounding portion and overlaps the upper groove region at the crotch portion, and the width in the width direction of the upper groove region is 5 mm. It is 30 mm or less.
請求項15に記載の発明は、請求項1ないし14のいずれかに記載の吸収性物品であって、着用者が着用する外装物品の内側に取り付けられる補助吸収具である。
The invention according to claim 15 is the absorbent article according to any one of
本発明では、尿等の液体を上層吸収体から下層吸収体へと速やかに移動させるとともに長手方向に速やかに拡散させることができる。また、下層吸収体へと移動した尿等の液体が、上層吸収体を通過してトップシートへと戻ることを抑制することもできる。 In the present invention, liquid such as urine can be quickly moved from the upper layer absorber to the lower layer absorber and can be quickly diffused in the longitudinal direction. Moreover, it can also suppress that liquid, such as urine which moved to the lower layer absorber, passes through the upper layer absorber and returns to the top sheet.
図1は、本発明の一の実施の形態に係る吸収性物品1を広げた状態で示す平面図である。吸収性物品1は、着用者が着用する使い捨ておむつ等の外装物品の内側(すなわち、着用者側)に取り付けられて着用者からの排泄物を受ける補助吸収具である。吸収性物品1は、例えば、着用者からの尿等を受ける軽失禁用の吸収パッドである。図1では、非着用時の伸長状態(すなわち、長手方向および幅方向に伸長した状態)における吸収性物品1を、着用時に着用者に接する側の面を手前にして描いている。
FIG. 1 is a plan view showing an
図2は、吸収性物品1を図1中に示すII−IIの位置で長手方向(すなわち、図1中における上下方向)に垂直な面で切断した断面図である。図3は、吸収性物品1を図1中に示すIII−IIIの位置で長手方向に垂直な面で切断した断面図である。図1ないし図3に示すように、吸収性物品1は、略シート状の本体部2、および、一対のサイドシート3を備える。一対のサイドシート3は、本体部2の両側部(すなわち、長手方向に垂直な幅方向の両側の部位)上において長手方向に延びる。各サイドシート3は、本体部2の長手方向の略全長に亘る。
FIG. 2 is a cross-sectional view of the
図1中における本体部2の上側の部位201および下側の部位203はそれぞれ、着用者の腹側および背側の肌に接する部位であり、以下の説明では、「前方部201」および「後方部203」と呼ぶ。また、前方部201と後方部203との間において前方部201および後方部203から連続するとともに着用者の股間部に対向する部位202を「股下部202」と呼ぶ。吸収性物品1では、本体部2において、前方部201、股下部202および後方部203が長手方向に順に並ぶ。図1に示す例では、前方部201および後方部203の幅方向(すなわち、左右方向)の幅が、股下部202の幅よりも大きい。換言すれば、本体部2は、平面視においていわゆる砂時計型である。また、後方部203の幅方向の幅が、前方部201の幅方向の幅よりも大きい。前方部201の断面は、幅方向の幅が少し異なる点を除き、図3に示す後方部203の断面とほぼ同様である。
The
図1ないし図3に示すように、本体部2は、透液性のトップシート21と、撥液性または不透液性のバックシート23と、吸収コア22とを備える。吸収コア22は、トップシート21とバックシート23との間に配置されるシート状部材である。図1では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太い破線にて描く。また、股下部202を示す図2、および、後方部203を示す図3では、実際には接触している吸収性物品1の構成の一部を、上下方向(すなわち、吸収性物品1の厚さ方向)に離間させて描く。図2および図3では、図示の都合上、吸収性物品1の各構成を厚さ方向に離して描いている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
トップシート21は、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。吸収コア22は、トップシート21を透過した水分を吸収して速やかに固定する。バックシート23は、バックシート23に到達した排泄物の水分等が、本体部2の外側にしみ出すことを防止する。
The
トップシート21、吸収コア22およびバックシート23を含む本体部2の長手方向の長さ(以下、単に「長さ」ともいう。)は、各サイドシート3の長さと略等しい。本体部2の側縁と、各サイドシート3の側縁とは、長手方向の略全長に亘って上下方向におよそ重なる。トップシート21およびバックシート23の長さは、吸収コア22の長さよりも長い。バックシート23の幅方向の幅(以下、単に「幅」ともいう。)は、吸収コア22の幅よりも大きい。図1に示す例では、略矩形状のトップシート21の幅は、バックシート23の幅よりも小さい。また、トップシート21の幅は、股下部202において吸収コア22の幅よりも大きく、前方部201および後方部203において吸収コア22の幅よりも小さい。吸収コア22の幅とは、後述する吸収コア22の上層吸収体24および下層吸収体25のうち幅が大きい方の吸収体の幅を意味する。
The length in the longitudinal direction of the
バックシート23は、トップシート21の両側縁、および、吸収コア22の両側縁から幅方向の外側に広がる。換言すれば、バックシート23の両側部は、トップシート21および吸収コア22に覆われることなく、トップシート21および吸収コア22から側方に露出している。バックシート23の両側部には、一対のサイドシート3の側部が接合される。一対のサイドシート3は、さらに、トップシート21の両側部にも接合される。吸収性物品1の長手方向の両端縁部では、トップシート21および各サイドシート3が、バックシート23に接合される。トップシート21、バックシート23および各サイドシート3のそれぞれの接合は、様々な方法(例えば、ホットメルト接着剤による接着、熱圧着、または、超音波圧着)により行われてよい。図2および図3に示す例では、トップシート21の側縁部と各サイドシート3との接合は、接着剤層41を介して行われる。
The
トップシート21としては、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布(ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布等)が利用される。なお、トップシート21として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
As the
バックシート23としては、例えば、撥液性または不透液性の不織布やプラスチックフィルム、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用される。バックシート23に利用される不織布は、例えば、疎水性繊維にて形成されたスパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布であり、必要に応じて撥液処理が施される。バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、吸収性物品1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
As the
吸収コア22は、上層吸収体24と、下層吸収体25とを備える。上層吸収体24は、下層吸収体25の上方、すなわち、下層吸収体25よりも着用者側に配置される。換言すれば、上層吸収体24は、トップシート21と下層吸収体25との間に配置される。また、下層吸収体25は、上層吸収体24とバックシート23との間に配置される。図2および図3に示す例では、上層吸収体24は下層吸収体25の上面に直接的に接触した状態で、下層吸収体25上に配置される。上層吸収体24の下面は、例えば、ホットメルト接着剤等の接着剤を介して下層吸収体25の上面に接合される。上層吸収体24と下層吸収体25との接合は、他の様々な方法により行われてもよい。また、上層吸収体24と下層吸収体25とは、非接合であってもよい。
The
図4は、吸収コア22の平面図である。図5は、上層吸収体24の平面図である。図6は、下層吸収体25の平面図である。図4および図5に示す例では、上層吸収体24は、平面視において略矩形状であり、上層吸収体24の幅は、長手方向の略全長に亘っておよそ同じである。図4および図6に示す例では、下層吸収体25は、平面視においていわゆる砂時計型である。前方部201および後方部203における下層吸収体25の幅は、上層吸収体24の幅よりも大きい。また、後方部203における下層吸収体25の幅は、前方部201における下層吸収体25の幅よりも大きい。
FIG. 4 is a plan view of the
吸収コア22では、上層吸収体24の長手方向の長さは、下層吸収体25の長手方向の長さと略等しい。上層吸収体24の長手方向の両端縁は、下層吸収体25の長手方向の両端縁におよそ重なっている。下層吸収体25の幅方向の幅は、例えば吸収コア22の長手方向の略全長に亘って、上層吸収体24の幅方向の幅よりも大きい。換言すれば、前方部201、股下部202および後方部203において、下層吸収体25の幅は上層吸収体24の幅よりも大きい。すなわち、吸収コア22の外縁は、下層吸収体25の外縁である。
In the
吸収性物品1では、吸収コア22において幅方向の幅が最小である最小幅部225が、股下部202に位置する。図4に示す例では、最小幅部225は、吸収コア22の長手方向の中央よりも前側(すなわち、股下部202において後方部203よりも前方部201に近い位置)に位置する。また、図4に示す例では、吸収コア22において幅方向の幅が最大である最大幅部226は、後方部203に位置する。吸収コア22の最小幅部225および最大幅部226はそれぞれ、下層吸収体25の幅が最小の部位、および、最大の部位でもある。最小幅部225の幅は、好ましくは、最大幅部226の幅の約35%以上約100%未満であり、より好ましくは、最大幅部226の幅の約35%以上約75%以下である。
In the
例えば、最大幅部226の幅は約220mmである。この場合、最小幅部225の幅は、好ましくは約75mm以上約220mm未満であり、より好ましくは、約75mm以上約165mm以下である。図4に示す例では、最小幅部225の幅は、最大幅部226の幅の約52%(約115mm)である。また、吸収コア22の長手方向の両端部の幅は、約180mmである。なお、吸収コア22の最小幅部225、最大幅部226および長手方向の両端部の幅は、適宜変更されてよい。
For example, the width of the
吸収コア22では、最小幅部225の長手方向の長さ(すなわち、最小幅の部位が長手方向に連続する領域の長さ)は、好ましくは、吸収コア22の長手方向の全長の約0%以上約25%以下である。例えば、吸収コア22の全長が約540mmである場合、最小幅部225の長さは、好ましくは約0mm以上約108mm以下である。図4に示す例では、最小幅部225の長さは、吸収コア22の全長の約0%(約0mm)である。換言すれば、吸収コア22の側縁は、股下部202において幅方向内側に凹む弧状であり、最小幅部225は、当該弧状の側縁の幅方向最内側の頂点である。吸収コア22の側縁において、前方部201における最大幅部226の後端と最小幅部225の長手方向中央とを結ぶ直線と、後方部203における最大幅部226の前端と最小幅部225の長手方向中央とを結ぶ直線とのなす角度は、例えば、105度以上135度以下である。図4に示す例では、当該角度は約120度である。
In the
上層吸収体24は、透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定されたシート状の部材である。図2および図3に示す例では、上層吸収体24は、当該吸収体シートに含まれる2枚のシート部材241と、高吸収性材料242とを備える。2枚のシート部材241は、上下方向(すなわち、吸収性物品1の厚さ方向)に積層されて互いに固定される。高吸収性材料242は、透液性の2枚のシート部材241の間に固定される。高吸収性材料242のシート部材241への固定は、例えば、ホットメルト接着剤による接着により行われる。なお、2枚のシート部材241の間には、後述する下層吸収体25に集合体として含まれているパルプ繊維等の繊維は実質的に存在しない。
The upper
2枚のシート部材241としては、例えば、透液性の不織布(スパンレース不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布等)が利用される。2枚のシート部材241は、同じ種類であってもよく、異なる種類であってもよい。2枚のシート部材241の透液性は同じであってもよく、異なっていてもよい。
As the two
高吸収性材料242は、例えば、粒状のSAP(Super Absorbent Polymer)、または、繊維状のSAF(Super Absorbent Fiber)である。図2および図3に示す例では、高吸収性材料242はSAPである。図2および図3では、高吸収性材料242の粒子を実際よりも大きく描く。高吸収性材料242は、トップシート21を透過した液体を吸収して膨潤することにより、当該液体を上層吸収体24内に固定する。
The
下層吸収体25は、シート状の繊維集合体を有する。下層吸収体25は、例えば、パルプ繊維の集合体である。下層吸収体25は、SAPまたはSAF等の高吸収性材料を含んでいてもよい。図2および図3に示す例では、下層吸収体25は、パルプ繊維の集合体に高吸収性材料(例えば、SAPの粒子)が混入されたシート状の部材である。下層吸収体25における高吸収性材料の目付は、例えば、パルプ繊維の目付の約半分である。当該パルプ繊維の集合体は、高吸収性材料の粒子の脱落を防止するために、ティッシュペーパーまたは不織布等により包まれてもよい。なお、図2および図3では、下層吸収体25に含まれる高吸収性材料の図示は省略する。下層吸収体25の繊維集合体は、様々な繊維の集合体であってよい。例えば、当該繊維集合体は、合成繊維の集合体であってもよく、パルプ繊維および合成繊維の集合体であってもよい。
The lower layer
図2ないし図5に示すように、上層吸収体24は、複数の材料存在領域245と、周囲領域246と、上溝領域247とを備える。図4および図5では、図の理解を容易にするために、複数の材料存在領域245に平行斜線を付す。複数の材料存在領域245のそれぞれには、高吸収性材料242が固定される。複数の材料存在領域245のそれぞれは、長手方向に略平行に延びる帯状領域である。複数の材料存在領域245は、幅方向に配列される。各材料存在領域245は、上層吸収体24の長手方向の略全長に亘って設けられる。各材料存在領域245の幅は、上層吸収体24の全長に亘っておよそ同じである。複数の材料存在領域245の幅は、互いに略等しい。
As shown in FIGS. 2 to 5, the
周囲領域246は、複数の材料存在領域245の周囲に配置される。周囲領域246は、複数の材料存在領域245の周囲にて高吸収性材料242が実質的に非存在である領域である。周囲領域246では、高吸収性材料242は、全く存在しなくてもよく、実質的に非存在といえる程度であれば僅かに存在してもよい。周囲領域246では、好ましくは2枚のシート部材241が互いに接合される。周囲領域246における2枚のシート部材241の接合は、様々な方法により行われてよい。例えば、2枚のシート部材241は、周囲領域246において、ホットメルト接着剤等の接着剤による接着および熱圧着により接合される。
The surrounding
周囲領域246は、長手方向に略平行に延びる複数の材料非存在領域248を含む。複数の材料非存在領域248のそれぞれは、長手方向に略平行に延びる帯状領域である。複数の材料非存在領域248は、幅方向に配列される。各材料非存在領域248は、上層吸収体24の長手方向の略全長に亘って設けられる。各材料非存在領域248の幅は、上層吸収体24の全長に亘っておよそ同じである。上層吸収体24の両側縁部に位置する2つの材料非存在領域248の幅は、互いに略等しい。また、当該2つの材料非存在領域248を除く他の複数の材料非存在領域248の幅は、互いに略等しい。各材料非存在領域248の幅は、好ましくは材料存在領域245の幅よりも小さい。
The
複数の材料非存在領域248は、幅方向において複数の材料存在領域245と交互に配置される。換言すれば、上層吸収体24では、複数の材料存在領域245が、長手方向に延びるストライプ状に配置される。図4および図5に示す例では、上層吸収体24の幅方向の中央部よりも右側に2つの材料存在領域245が配置され、当該中央部よりも左側にも2つの材料存在領域245が配置される。
The plurality of material
上溝領域247は、股下部202にて長手方向に延びる。図4および図5に示す例では、上溝領域247は、上層吸収体24の幅方向の中央部にて2つの材料存在領域245の間に位置する。上溝領域247は、複数の材料存在領域245よりも高吸収性材料222の密度が低い領域である。換言すれば、上溝領域247では、高吸収性材料222が材料存在領域245における密度よりも低い密度にて存在する、または、高吸収性材料242が実質的に非存在である。好ましくは、上溝領域247は、高吸収性材料242の非存在領域である。この場合、上溝領域247では、高吸収性材料242は、全く存在しなくてもよく、実質的に非存在といえる程度であれば僅かに存在してもよい。
The
図4および図5に示す例では、上溝領域247は、長手方向に略平行に延びる帯状領域である。上溝領域247は、股下部202から前方部201および後方部203に至る。上溝領域247は、例えば、上層吸収体24の長手方向の略全長に亘って設けられる。
In the example shown in FIGS. 4 and 5, the
上溝領域247では、2枚のシート部材241(図2および図3参照)が互いに接合されてもよく、互いに非接合であってもよい。上溝領域247において2枚のシート部材241が接合される場合、当該接合は、様々な方法により行われてよい。例えば、2枚のシート部材241は、上溝領域247において、ホットメルト接着剤等の接着剤による接着のみにより接合される。上溝領域247および周囲領域246において2枚のシート部材241の接合に接着剤が利用される場合、両領域にて利用される接着剤は同じ種類であることが好ましい。
In the
上溝領域247の幅は、上層吸収体24の略全長に亘っておよそ同じである。上溝領域247の幅方向の幅は、幅方向に周囲領域246を介して隣接する各2つの材料存在領域245間における周囲領域246の幅方向の幅よりも大きい。詳細には、上溝領域247の幅は、上溝領域247の右側に位置する2つの材料存在領域245間の材料非存在領域248の幅、および、上溝領域247の左側に位置する2つの材料存在領域245間の材料非存在領域248の幅よりも大きい。したがって、上溝領域247の幅方向の両側に隣接する2つの材料存在領域245間の幅方向の距離D1は、複数の材料存在領域245のうち幅方向に隣接する他の2つの材料存在領域245(すなわち、上溝領域247を間に挟むことなく幅方向に隣接する2つの材料存在領域245)間の幅方向の距離D2よりも大きい。距離D1,D2は、2つの材料存在領域245のそれぞれの中央部間の幅方向における距離である。
The width of the
例えば、材料存在領域245の幅は約15mmであり、材料存在領域245間の材料非存在領域248の幅は約5mmであり、上溝領域247の幅は、約15mmである。好ましくは、上溝領域247の幅は、約5mm以上約100mm以下であり、より好ましくは、約5mm以上約30mm以下である。上層吸収体24では、材料存在領域245、材料非存在領域248および上溝領域247の幅は、適宜変更されてよい。上溝領域247の幅は、例えば、材料存在領域245の幅よりも大きく、1つの材料存在領域245の幅と、幅方向に隣接する2つの材料存在領域245間に位置する材料非存在領域248の幅の2倍との合計に略等しくてもよい。
For example, the width of the
上溝領域247は、例えば、上層吸収体24を形成する際に、上溝領域247に隣接する2つの材料存在領域245間に、材料存在領域245と同じ幅のもう1つの材料存在領域を形成可能な製造装置において、当該もう1つの材料存在領域に対応する領域への高吸収性材料242の供給を停止することにより形成されてもよい。
The
図4および図6に示すように、下層吸収体25は、下層繊維部251と、下溝部252とを備える。下層繊維部251は、シート状の繊維集合体であり、下溝部252の周囲を囲む。下層繊維部251は、パルプ繊維を主材料として形成されており、本実施の形態では、SAPまたはSAF等の高吸収性材料を含む。下溝部252は、下層吸収体25における周囲の部位である下層繊維部251よりもパルプ繊維の密度が低い部位である。換言すれば、下溝部252では、パルプ繊維が下層繊維部251よりも低い密度にて存在する、または、パルプ繊維が実質的に非存在である。好ましくは、下溝部252は、パルプ繊維の非存在領域である。換言すれば、下層吸収体25では、シート状のパルプ繊維の集合体の一部が、下溝部252として欠けた構造を有する。この場合、下溝部252では、パルプ繊維は、全く存在しなくてもよく、実質的に非存在といえる程度であれば僅かに存在してもよい。
As shown in FIGS. 4 and 6, the lower layer
下溝部252は、股下部202にて長手方向に延びる。図4および図6に示す例では、下溝部252は、長手方向に略平行に延びる帯状領域である。下溝部252は、股下部202から前方部201および後方部203に至る。下溝部252の長手方向の長さは、下層繊維部251の全長よりも短い。また、図4および図6に示す例では、下溝部252は、下層繊維部251の幅方向の中央部に位置する。下層繊維部251のうち下溝部252の幅方向の両側に位置する部位は、下層吸収体25の長手方向の両端部において連続している。
The
下溝部252の幅は、その略全長に亘っておよそ同じである。なお、下溝部252の長手方向の両端部では、下溝部252の幅が、長手方向の中央部から離れるに従って漸次減少する。下溝部252の両端部を除く部位の幅は、例えば、約30mmである。この場合、下溝部252の幅は上溝領域247の幅の約2倍である。下溝部252の幅は、好ましくは、上溝領域247の幅の約1倍以上約5倍以下である。
The width of the
図4に示すように、平面視において、下層吸収体25の下溝部252は、上層吸収体24の上溝領域247と重なる。図4に示す例では、上溝領域247の一部と下溝部252の一部とが上下方向(すなわち、吸収性物品1の厚さ方向)に重なる。吸収コア22では、上溝領域247の一部と下溝部252の一部とが重なっていてもよく、上溝領域247および下溝部252のいずれか一方の全体が他方と重なっていてもよい。
As shown in FIG. 4, the
図4に示す例では、上溝領域247と下溝部252が重なる領域(以下、「溝重複領域」という。)において、下溝部252の幅方向の幅は、上溝領域247の幅方向の幅以上である。溝重複領域では、上溝領域247はその全幅に亘って下溝部252と重なる。また、下溝部252はその全長に亘って上溝領域247と重なる。
In the example shown in FIG. 4, in the region where the
図1ないし図3に示すように、各サイドシート3は、サイドシート本体31と、側壁部弾性部材32とを備える。サイドシート本体31は、吸収性物品1の長手方向に延びる略帯状のシート部材である。サイドシート本体31は、上述の接着剤層41を介してトップシート21に固定される。また、サイドシート本体31のうち、接着剤層41と接する部位よりも幅方向の外側の部位(すなわち、接着剤層41から吸収性物品1の側縁に向かって広がる部位)は、バックシート23の側部に接合される。以下の説明では、サイドシート本体31のうち、接着剤層41と接する部位および当該部位よりも幅方向外側の部位、すなわち、本体部2に固定される部位を「側壁固定部33」という。また、サイドシート本体31のうち、側壁固定部33を除く部位、すなわち、接着剤層41から幅方向の内側へと広がる部位を「側壁起立部34」という。
As shown in FIGS. 1 to 3, each
吸収性物品1の非着用時の伸長状態において、側壁起立部34は、側壁固定部33から吸収コア22の幅方向の内側(すなわち、中央部側)へと広がり、側壁固定部33よりも幅方向の内側において長手方向に延びる折り返し線39にて、幅方向の外側かつ上側(すなわち、吸収性物品1の着用時における着用者側)へと折り返される。側壁固定部33および側壁起立部34は、本体部2の両側部上において、本体部2の長手方向の略全長に亘って設けられる。側壁起立部34は、長手方向の両端部において本体部2上および側壁固定部33上に重ねられ、ホットメルト接着剤等により本体部2および側壁固定部33に固定される。
In the extended state when the
側壁起立部34の自由端部には、長手方向に延びる側壁部弾性部材32が、ホットメルト接着剤等の接着剤により伸長状態にて接合される。吸収性物品1の着用時には、各サイドシート3において側壁部弾性部材32が収縮することにより、側壁起立部34の長手方向の中央部が、本体部2および側壁固定部33から着用者側へと起立する。起立した一対の側壁起立部34は、着用者の脚の付け根近傍に当接する一対の立体ギャザーとなる。これにより、吸収性物品1では、脚周りからの尿等の漏出防止が図られている。
A side wall
サイドシート本体31としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布等)が利用される。側壁部弾性部材32としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用される。図1に示す例では、ポリウレタン糸が側壁部弾性部材32として利用される。
As the side sheet
図2に示すように、股下部202では、各サイドシート3の側壁固定部33の幅方向の内縁331が、幅方向において上層吸収体24の側縁と下層吸収体25の側縁との間に位置する。側壁固定部33の内縁331は、接着剤層41の幅方向の内縁と一致する。また、図1および図2に示すように、非着用時の伸長状態の吸収性物品1において、側壁起立部34の幅方向の外縁部341は、股下部202において下層吸収体25の側縁(すなわち、吸収コア22の側縁)よりも幅方向の外側に位置する。詳細には、側壁起立部34の外縁部341の少なくとも一部が、股下部202において下層吸収体25の側縁よりも幅方向の外側に位置する。図1および図2に示す例では、側壁起立部34の外縁部341は、側壁部弾性部材32が配置される側壁起立部34の自由端部である。
As shown in FIG. 2, in the
以上に説明したように、吸収性物品1は、透液性のトップシート21と、撥水性または不透液性のバックシート23と、吸収コア22とを備える。吸収コア22は、トップシート21とバックシート23との間に配置される。吸収コア22は、上層吸収体24と、下層吸収体25とを備える。上層吸収体24は、透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定されたシート状の部材である。下層吸収体25は、シート状のパルプ繊維の集合体を有する。
As described above, the
吸収性物品1では、吸収コア22において、吸収した液体を保持する性能が比較的高い上層吸収体24と、液体の吸収速度および拡散速度が比較的速い下層吸収体25とを併用することにより、吸収コア22を薄型化しつつ、吸収コア22における液体保持量および吸収速度の増大を実現することができる。
In the
吸収コア22では、上層吸収体24が、複数の材料存在領域245と、周囲領域246と、上溝領域247とを備える。複数の材料存在領域245は、幅方向に配列されるとともに、それぞれに高吸収性材料242が固定される。周囲領域246は、複数の材料存在領域245の周囲にて高吸収性材料242が非存在である領域である。上溝領域247は、複数の材料存在領域245よりも高吸収性材料242の密度が低い領域である。上溝領域247は、股下部202にて長手方向に延びる。上溝領域247の幅方向の幅は、幅方向にて隣接する各2つの材料存在領域245間における周囲領域246の幅方向の幅よりも大きい。下層吸収体25は、上層吸収体24とバックシート23との間に配置される。下層吸収体25は、周囲の部位よりもパルプ繊維の密度が低い下溝部252を備える。下溝部252は、股下部202にて長手方向に延びるとともに上溝領域247と重なる。
In the
このように、吸収性物品1では、液体の吸収速度が比較的遅い上層吸収体24において、周囲領域246よりも幅が大きい上溝領域247を設けることにより、トップシート21を通過して吸収コア22に到達した尿等の液体を、上溝領域247を介して下層吸収体25へと速やかに移動させることができる。その結果、上層吸収体24上において液体が滞留することを抑制することができる。
As described above, in the
また、吸収性物品1では、股下部202において着用者の排泄部に対向する部位に集中的に排泄された尿等の液体を、上溝領域247を介して上層吸収体24の長手方向に速やかに拡散させることができる。さらに、上溝領域247を介して下層吸収体25へと移動された液体を、上溝領域247と上下方向に重なる下溝部252を介して下層吸収体25の長手方向に速やかに拡散させることができる。これにより、上層吸収体24および下層吸収体25において、長手方向の広い範囲に亘る部位を尿等の液体の吸収に利用することができる。換言すれば、尿等の液体の吸収において、吸収コア22全体を効率良く利用することができる。その結果、吸収性物品1の吸収力を増大することができる。
Further, in the
上述のように、吸収性物品1では、尿等の液体を上層吸収体24から下層吸収体25へ速やかに移動することができ、吸収コア22の長手方向に速やかに拡散することもできるため、吸収性物品1の構造は、薄型化および吸収力向上の両立を求められる補助吸収具に特に適している。尿等の液体の上層吸収体24から下層吸収体25への速やかな移動、および、吸収コア22の長手方向への速やかな拡散を実現するという観点からは、上溝領域247の幅は、約5mm以上約100mm以下であることが好ましく、約5mm以上約30mm以下であることがさらに好ましい。
As described above, in the
吸収性物品1では、下層吸収体25に下溝部252が設けられることにより、上溝領域247を介して下層吸収体25へと移動された液体を、下溝部252にて一時的に保持することができる。その結果、下層吸収体25へと移動した尿等の液体が、下層吸収体25にて十分に保持されずに上層吸収体24を通過してトップシート21および着用者へと戻る現象(いわゆる、ウェットバック)が発生することを抑制することができる。また、上層吸収体24が、上述のように、透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定された部材であるため、下層吸収体25からトップシート21へと逆戻りする液体の通過を、より一層抑制することができる。その結果、ウェットバックの発生を、さらに抑制することができる。
In the
上述のように、吸収コア22の上層吸収体24では、上溝領域247が高吸収性材料242の非存在領域である。これにより、尿等の液体を上溝領域247を介して上層吸収体24から下層吸収体25へとさらに速やかに移動することができる。また、尿等の液体を上溝領域247を介して上層吸収体24の長手方向にさらに速やかに拡散させることができる。吸収コア22の下層吸収体25では、下溝部252がパルプ繊維の非存在領域である。これにより、尿等の液体を下溝部252を介して下層吸収体25の長手方向にさらに速やかに拡散することができる。
As described above, in the upper
吸収コア22では、上溝領域247が上層吸収体24の幅方向の中央部に位置し、下溝部252が下層吸収体25の幅方向の中央部に位置する。これにより、上溝領域247および下溝部252が、股下部202において着用者の排泄部にトップシート21を介して対向する。その結果、着用者から排泄された尿等の液体を、上溝領域247を介して下層吸収体25へとさらに速やかに移動させることができる。その結果、上層吸収体24上において液体が滞留することを、より一層抑制することができる。また、吸収性物品1において着用者の排泄部に対向する部位に集中的に排泄された尿等の液体を、上溝領域247および下溝部252を介して吸収コア22の長手方向にさらに速やかに拡散させることができる。その結果、吸収コア22全体をさらに効率良く利用することができ、吸収性物品1の吸収力をより一層増大することができる。
In the
上述のように、吸収コア22では、上溝領域247および下溝部252が、長手方向に略平行に延びる。これにより、上層吸収体24を製造する際に上溝領域247を容易に形成することができ、下層吸収体25を製造する際に下溝部252を容易に形成することができる。その結果、吸収性物品1の製造を容易とすることができる。
As described above, in the
また、吸収コア22では、上溝領域247と下溝部252とが重なる領域において、下溝部252の幅方向の幅が、上溝領域247の幅方向の幅以上である。これにより、上層吸収体24から上溝領域247を介して下層吸収体25へと移動した尿等の液体が、下溝部252において一時的に保持されやすくなる。その結果、ウェットバックの発生を、さらに抑制することができる。
In the
さらに、吸収コア22では、上溝領域247が、上層吸収体24の長手方向の略全長に亘って設けられる。これにより、尿等の液体を吸収コア22の長手方向の広い範囲に亘って拡散させることができる。また、上層吸収体24の製造を簡素化することができるため、吸収性物品1の製造を簡素化することができる。
Further, in the
上層吸収体24では、複数の材料存在領域245のそれぞれが、長手方向に略平行に延びる帯状領域である。周囲領域246は、長手方向に平行に延びる複数の材料非存在領域248を含む。複数の材料非存在領域248は、幅方向において複数の材料存在領域245と交互に配置される。これにより、尿等の液体を、上溝領域247および複数の材料非存在領域248を介して、吸収コア22の長手方向の広い範囲に亘って速やかに拡散させることができる。また、複数の材料存在領域245を上述のようにストライプ状に配置することにより、尿等の液体を吸収して膨潤した高吸収性材料242が上層吸収体24において広い範囲に連続して拡がってゲルブロック(すなわち、膨潤した高吸収性材料により、後続の尿等が上層吸収体24にしみ込むことが阻害され、高吸収性材料上に滞留する現象)が生じることを抑制することができる。その結果、ゲルブロックによるウェットバックを抑制することができる。
In the upper-
さらに、上溝領域247は、長手方向に略平行に延びる帯状領域である。上溝領域247の幅方向の両側に隣接する2つの材料存在領域245間の幅方向の距離D1は、複数の材料存在領域245のうち幅方向に隣接する他の2つの材料存在領域245間の幅方向の距離D2よりも大きい。これにより、上溝領域247を介しての液体の拡散が、さらに速やかに行われる。その結果、尿等の液体を吸収コア22の長手方向の広い範囲に亘ってより一層速やかに拡散させることができる。
Further, the
上層吸収体24では、上記吸収体シートが、積層されて互いに固定される2枚のシート部材241を含み、高吸収性材料242が、2枚のシート部材241の間に固定される。これにより、高吸収性材料242を当該吸収体シートに強固に固定することができる。また、吸収体シートからの高吸収性材料242の脱落を抑制または防止することができる。
In the upper layer
上層吸収体24では、2枚のシート部材241は、周囲領域246において接着剤による接着および熱圧着により接合される。また、2枚のシート部材241は、上溝領域247において接着剤による接着のみにより接合される、または、互いに非接合である。これにより、上溝領域247において2枚のシート部材241が接着剤による接着および熱圧着により接合される場合に比べて、上溝領域247における尿等の液体の透過速度を増大させることができる。その結果、尿等の液体を、上溝領域247を介して下層吸収体25へとさらに速やかに移動させることができる。
In the upper layer
吸収性物品1では、吸収コア22において、股下部202に位置するとともに幅方向の幅が最小である最小幅部225の幅が、幅方向の幅が最大となる最大幅部226の幅の約35%以上約100%未満(より好ましくは、約35%以上約75%以下)である。また、最小幅部225の長手方向の長さが、吸収コア22の長手方向の全長の約25%以下である。このように、前方部201および後方部203に比べて股下部202を比較的大きく絞る(すなわち、幅を小さくし、かつ、長さを短くする)ことにより、吸収性物品1の股下部202の着用感を向上することができる。また、吸収性物品1を着用者に装着する際に、着用者に対する吸収性物品1の位置決めを容易とすることができる。
In the
一方、吸収性物品1において股下部202を絞った場合、股下部202を絞らない場合に比べて、股下部202における吸収コア22の吸収力は相対的に減少する。しかしながら、吸収性物品1では、上述のように、尿等の液体の上層吸収体24から下層吸収体25への速やかな移動、および、吸収コア22の長手方向への速やかな拡散が実現されるため、吸収性物品1の構造は、股下部202が絞られて股下部202における吸収力が相対的に減少する吸収性物品に特に適している。当該構造を採用することにより、吸収性物品1では、股下部202から側方への液体の漏出を抑制または防止することができる。
On the other hand, when the
上述のように、吸収性物品1は、本体部2の両側部上において長手方向に延びる一対のサイドシート3をさらに備える。吸収性物品1では、股下部202において、下層吸収体25の幅方向の幅が、上層吸収体24の幅方向の幅よりも大きい。また、股下部202における各サイドシート3の本体部2との固定部(すなわち、側壁固定部33)の幅方向の内縁が、幅方向において上層吸収体24の側縁と下層吸収体25の側縁との間に位置する。これにより、着用者から排泄されて幅方向に拡がった尿等の液体が、上層吸収体24の側縁とサイドシート3の側壁固定部33の内縁との間から、上層吸収体24を通過することなく下層吸収体25へと到達し、下層吸収体25により吸収される。このように、吸収性物品1では、尿等の液体の一部を、上層吸収体24の幅方向の両側から、上層吸収体24を介することなく下層吸収体25へと移動することができる。その結果、尿等の液体を、下層吸収体25へとさらに速やかに移動させることができる。
As described above, the
吸収性物品1では、非着用時の伸長状態において、側壁起立部34が、側壁固定部33から吸収コア22の幅方向の中央部へと広がり、側壁固定部33よりも幅方向の内側において長手方向に延びる折り返し線39にて幅方向の外側へと折り返される。これにより、吸収性物品1の着用時に着用者に向かって起立する側壁起立部34の高さを、高くすることができる。
In the
また、吸収性物品1では、非着用時の伸長状態において、側壁起立部34の幅方向の外縁部341が、股下部202において下層吸収体25の側縁よりも幅方向の外側に位置する。これにより、吸収性物品1の着用時に、側壁起立部34の外縁部341が着用者の内腿により幅方向の内側に向かって移動されるため、側壁起立部34を容易に起立させることができる。
Further, in the
吸収性物品1は、仰臥位の着用者に装着されて使用されることが多く、仰臥位の着用者から排泄された尿等の液体の大部分は、吸収性物品1の後方部203(すなわち、着用者の背側)に向かって流れる。上述のように、吸収性物品1では、吸収コア22の最小幅部225が、吸収コア22の長手方向の中央よりも前側に位置する。このため、吸収コア22の最小幅部225よりも後側の部位、すなわち、吸収コア22のうち着用者の背側に対向する部位が、最小幅部225よりも前側の部位に比べて長手方向に長くなる。これにより、着用者の背側における吸収コア22の吸収力を大きくすることができる。したがって、吸収性物品1は、仰臥位の着用者から排泄された尿等の液体の吸収に特に適している。
The
図5に示す例では、上層吸収体24は、複数の材料存在領域245と、周囲領域246と、上溝領域247とを備えるが、上層吸収体24では、周囲領域246は必ずしも設けられなくてもよい。例えば、上層吸収体24の全長に亘って設けられる上溝領域247の幅方向両側の領域が、略全域に亘って材料存在領域245とされてもよい。この場合、上層吸収体24では、1つの上溝領域247と、当該上溝領域247の幅方向の両側に隣接する2つの材料存在領域245とが設けられる。また、上層吸収体24では、材料存在領域245が1つのみ設けられてもよい。例えば、上層吸収体24の全長よりも短い上溝領域247と、当該上溝領域247の周囲を略全周に亘って囲むとともに上溝領域247を除く領域の略全域に亘って広がる1つの材料存在領域245とが、上層吸収体24に設けられてもよい。下層吸収体25では、下溝部252の幅は、上溝領域247の幅以上であることが好ましいが、上溝領域247の幅よりも小さくてもよい。
In the example shown in FIG. 5, the
いずれの場合であっても、上溝領域247の幅は、約5mm以上約100mm以下であることが好ましく、約5mm以上約30mm以下であることがさらに好ましい。これにより、トップシート21を通過して吸収コア22に到達した尿等の液体を、上溝領域247を介して下層吸収体25へと速やかに移動させることができる。その結果、上層吸収体24上において液体が滞留することを抑制することができる。また、尿等の液体を、上溝領域247を介して上層吸収体24の長手方向に速やかに拡散させることができる。さらに、上溝領域247を介して下層吸収体25へと移動された液体を、上溝領域247と上下方向に重なる下溝部252を介して下層吸収体25の長手方向に速やかに拡散させることができる。その結果、尿等の液体の吸収において、吸収コア22全体を効率良く利用することができ、吸収性物品1の吸収力を増大することができる。さらに、上溝領域247を介して下層吸収体25へと移動された液体を、下溝部252にて一時的に保持することができるため、ウェットバックが発生することを抑制することができる。
In any case, the width of the
上述の吸収性物品1では、様々な変更が可能である。
Various changes can be made in the above-described
例えば、吸収性物品1の使用態様に合わせて、吸収コア22の最小幅部225は、吸収コア22の長手方向中央に位置してもよく、吸収コア22の長手方向の中央よりも後側に位置してもよい。
For example, the
吸収コア22では、下溝部252は、下層吸収体25の長手方向の全長に亘って設けられてもよい。この場合、下層繊維部251のうち下溝部252の右側に位置する部位と左側に位置する部位とは個別の部材である。吸収性物品1では、例えば、これら2つの個別の部材(すなわち、パルプ繊維の集合体)が互いに離間した状態で幅方向に並べられ、ティッシュペーパーや不織布等により包まれることにより、下層吸収体25として一体的に取り扱われる。
In the
吸収コア22では、上溝領域247の長さは、上層吸収体24の全長よりも短くてもよい。また、上溝領域247よりも長手方向の長さが長い下溝部252が設けられてもよい。下溝部252が上溝領域247よりも長い場合、上層吸収体24から上溝領域247を介して下層吸収体25へと移動した尿等の液体が、下溝部252において(特に、下溝部252の上溝領域247と重なっていない長手方向の端部において)一時的に保持されやすくなる。その結果、ウェットバックの発生を、さらに抑制することができる。
In the
上溝領域247と下溝部252とが重なる領域において、下溝部252の幅は、必ずしも上溝領域247の幅以上である必要はなく、上溝領域247の幅よりも小さくてもよい。
In the region where the
上溝領域247は、必ずしも上層吸収体24の幅方向の中央部に位置する必要はない。下溝部252も、必ずしも下層吸収体25の幅方向の中央部に位置する必要はない。また、上層吸収体24および下層吸収体25では、複数の上溝領域247および複数の下溝部252が設けられてもよい。例えば、2つの上溝領域247および2つの下溝部252が、上層吸収体24および下層吸収体25の幅方向の中央部から幅方向の両側にずれた位置に配置されてもよい。吸収コア22では、上層吸収体24に複数の上溝領域247が設けられ、下層吸収体25に1つの下溝部252が設けられてもよい。あるいは、上層吸収体24に1つの上溝領域247が設けられ、下層吸収体25に複数の下溝部252が設けられてもよい。
The
上溝領域247および下溝部252は、必ずしも長手方向に略平行に延びる必要はない。例えば、上溝領域247および下溝部252は、長手方向に沿って延びる波線状または折れ線状であってもよく、長手方向に長い略楕円形(例えば、前端部が後端部よりも細い雫型)であってもよい。また、上溝領域247および下溝部252は、長手方向に沿って延びるとともに長手方向の所定の位置にて分岐する形状(いわゆる、フィッシュボーン形状)であってもよい。あるいは、それぞれが長手方向に沿って弧状に延びる2本の上溝領域247および2本の下溝部252が、上層吸収体24および下層吸収体25において幅方向に並んで設けられてもよい。
The
下溝部252は、必ずしも長手方向に延びる必要はない。例えば、下溝部252は、略円形状であってもよい。また、下溝部252は、股下部202において着用者の排泄部に対向する部位から前方および/または後方にずれた位置に配置されてもよい。
The
上溝領域247は、必ずしも高吸収性材料242の非存在領域である必要はない。上溝領域247に高吸収性材料242が配置される場合、上溝領域247における高吸収性材料242の密度は、上述のように、複数の材料存在領域245における高吸収性材料242の密度よりも低い。
The
下溝部252は、必ずしもパルプ繊維の非存在領域である必要はない。下溝部252にパルプ繊維が配置される場合、下溝部252におけるパルプ繊維の密度は、上述のように、下溝部252の周囲の部位におけるパルプ繊維の密度よりも低い。
The
上層吸収体24では、複数の材料存在領域245の形状および配置、並びに、周囲領域246の形状および配置は、様々に変更されてよい。例えば、略矩形状の複数の材料存在領域245が長手方向および幅方向にマトリクス状に配置され、当該複数の材料存在領域245の間にて連続する格子状の1つの周囲領域246により、各材料存在領域245の周囲が囲まれてもよい。
In the upper-
上層吸収体24では、周囲領域246における2枚のシート部材241の接合方法、および、上溝領域247における2枚のシート部材241の接合方法は、様々に変更されてよい。例えば、上溝領域247および周囲領域246において、2枚のシート部材241が同じ接合方法(例えば、接着剤による接着および熱圧着)により接合されてもよい。なお、上溝領域247にはシート部材241は存在しなくてもよい。
In the upper layer
上層吸収体24では、高吸収性材料242は、必ずしも2枚のシート部材241の間に固定される必要はない。また、上層吸収体24の上記吸収体シートは、1枚のシート部材241のみを含んでいてもよい。例えば、1枚のシート部材241の上面(または下面)に高吸収性材料242が固定され、当該高吸収性材料242の上方(または下方)はシート部材により覆われていないものが、上層吸収体24として利用されてもよい。なお、この場合も、上溝領域247にはシート部材241は存在しなくてもよい。
In the upper layer
吸収コア22では、上層吸収体24の長さと下層吸収体25の長さとは異なっていても良い。例えば、上層吸収体24が下層吸収体25よりも長く、上層吸収体24の長手方向の両端部が、下層吸収体25の長手方向の両端縁から前方および後方に延出していてもよい。下層吸収体25は、平面視において、必ずしも砂時計型である必要はなく、様々な形状(例えば、略矩形)であってもよい。
In the
吸収性物品1の非着用時の伸長状態において、側壁起立部34の折り畳み形状は、様々に変更されてよい。例えば、側壁起立部34の折り返し線39の位置は、必ずしも側壁固定部33よりも幅方向の内側である必要はなく、側壁固定部33の幅方向内縁におよそ重なる位置でもよい。また、吸収性物品1の当該伸長状態において、側壁起立部34の幅方向の外縁部341は、股下部202において、必ずしも下層吸収体25の側縁よりも幅方向の外側に位置する必要はなく、下層吸収体25と重なっていてもよい。
In the extended state when the
各サイドシート3では、股下部202における側壁固定部33の幅方向内縁は、必ずしも上層吸収体24の側縁と下層吸収体25の側縁との間に位置する必要はない。股下部202における側壁固定部33の幅方向内縁の位置は、様々に変更されてよい。また、吸収性物品1では、必ずしもサイドシート3は設けられる必要はない。
In each
吸収コア22では、最小幅部225の幅は、必ずしも最大幅部226の幅の約35%以上である必要はなく、最大幅部226の幅の約75%以下である必要もない。最大幅部226の幅に対する最小幅部225の幅の割合は、様々に変更されてよい。また、最小幅部225の長さは、必ずしも吸収コア22の全長の約25%以下である必要はなく、吸収コア22の全長の約25%よりも長くてもよい。
In the
吸収コア22では、股下部202において、下層吸収体25の幅は必ずしも上層吸収体24の幅よりも大きい必要はない。例えば、股下部202における上層吸収体24と下層吸収体25との幅はおよそ同じであってもよい。また、股下部202において、上層吸収体24の幅が下層吸収体25の幅よりも大きくてもよい。
In the
吸収性物品1は、必ずしも補助吸収具として使用される必要はなく、補助吸収具以外の様々な用途(例えば、使い捨ておむつ)に利用されてよい。
The
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。 The configurations in the above-described embodiments and modifications may be combined as appropriate as long as they do not contradict each other.
1 吸収性物品
2 本体部
3 サイドシート
21 トップシート
22 吸収コア
23 バックシート
24 上層吸収体
25 下層吸収体
33 側壁固定部
34 側壁起立部
39 折り返し線
202 股下部
225 最小幅部
226 最大幅部
241 シート部材
242 高吸収性材料
245 材料存在領域
246 周囲領域
247 上溝領域
248 材料非存在領域
251 下層繊維部
252 下溝部
331 (側壁固定部の)内縁
341 (側壁起立部の)外縁部
DESCRIPTION OF
Claims (15)
透液性のトップシートと、
撥水性または不透液性のバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収コアと、
を備え、
前記吸収コアが、
透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定された上層吸収体と、
前記上層吸収体と前記バックシートとの間に配置され、シート状の繊維集合体を有する下層吸収体と、
を備え、
前記上層吸収体が、
幅方向に配列されるとともにそれぞれに前記高吸収性材料が固定される複数の材料存在領域と、
前記複数の材料存在領域の周囲にて前記高吸収性材料が非存在である周囲領域と、
前記複数の材料存在領域よりも前記高吸収性材料の密度が低く、股下部にて長手方向に延びるとともに、前記幅方向にて隣接する各2つの材料存在領域間における前記周囲領域の前記幅方向の幅よりも前記幅方向の幅が大きい上溝領域と、
を備え、
前記下層吸収体が、周囲の部位よりも繊維の密度が低く、前記股下部にて前記上溝領域と重なる下溝部を備えることを特徴とする吸収性物品。 An absorbent article that receives excrement from a wearer,
A liquid-permeable topsheet,
A water-repellent or liquid-impervious backsheet;
An absorbent core disposed between the top sheet and the back sheet;
With
The absorbent core is
An upper absorbent body in which a superabsorbent material is fixed to a liquid-permeable absorbent sheet;
A lower layer absorber disposed between the upper layer absorber and the back sheet, and having a sheet-like fiber assembly;
With
The upper layer absorber is
A plurality of material existence regions arranged in the width direction and to which the superabsorbent material is fixed respectively.
A surrounding region where the superabsorbent material is absent around the plurality of material present regions;
The density of the superabsorbent material is lower than that of the plurality of material existence regions, extends in the longitudinal direction at the crotch part, and the width direction of the surrounding region between each two adjacent material existence regions in the width direction An upper groove region having a width in the width direction larger than the width of
With
The absorbent article, wherein the lower layer absorbent has a lower groove portion that has a lower fiber density than a surrounding portion and overlaps the upper groove region at the crotch portion.
前記上溝領域が、前記高吸収性材料の非存在領域であることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to claim 1,
The absorbent article, wherein the upper groove region is a non-existing region of the superabsorbent material.
前記下溝部が、前記繊維の非存在領域であることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to claim 1 or 2,
The absorbent article, wherein the lower groove is a non-existing region of the fiber.
前記上溝領域が、前記上層吸収体の前記幅方向の中央部に位置し、
前記下溝部が、前記下層吸収体の前記幅方向の中央部に位置することを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 3,
The upper groove region is located at the center in the width direction of the upper layer absorber,
The said lower groove part is located in the center part of the said width direction of the said lower layer absorber, The absorbent article characterized by the above-mentioned.
前記上溝領域および前記下溝部が、前記長手方向に平行に延びることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 4,
The absorbent article, wherein the upper groove region and the lower groove portion extend parallel to the longitudinal direction.
前記上溝領域と前記下溝部とが重なる領域において、前記下溝部の前記幅方向の幅が、前記上溝領域の前記幅方向の幅以上であることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 5,
In the region where the upper groove region and the lower groove portion overlap, the width of the lower groove portion in the width direction is equal to or greater than the width of the upper groove region in the width direction.
前記上溝領域が、前記上層吸収体の前記長手方向の全長に亘って設けられることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 6,
The said upper groove area | region is provided over the full length of the said longitudinal direction of the said upper layer absorber, The absorbent article characterized by the above-mentioned.
前記複数の材料存在領域のそれぞれが、前記長手方向に平行に延びる帯状領域であり、
前記周囲領域が、前記長手方向に平行に延びる複数の材料非存在領域を含み、
前記複数の材料非存在領域が、前記幅方向において前記複数の材料存在領域と交互に配置されることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 7,
Each of the plurality of material existence regions is a belt-like region extending in parallel to the longitudinal direction,
The surrounding region includes a plurality of non-material regions extending parallel to the longitudinal direction;
The absorbent article, wherein the plurality of material non-existing regions are alternately arranged with the plurality of material existing regions in the width direction.
前記上溝領域が、前記長手方向に平行に延びる帯状領域であり、
前記上溝領域の前記幅方向の両側に隣接する2つの材料存在領域間の前記幅方向の距離が、前記複数の材料存在領域のうち前記幅方向に隣接する他の2つの材料存在領域間の前記幅方向の距離よりも大きいことを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to claim 8, wherein
The upper groove region is a belt-like region extending parallel to the longitudinal direction;
The distance in the width direction between two material existence regions adjacent to both sides in the width direction of the upper groove region is the second material existence region adjacent to the width direction among the plurality of material existence regions. An absorbent article characterized by being larger than the distance in the width direction.
前記上層吸収体の前記吸収体シートが、積層されて互いに固定される2枚のシート部材を含み、
前記高吸収性材料が、前記2枚のシート部材の間に固定されることを特徴とする吸収性物品。 An absorbent article according to any one of claims 1 to 9,
The absorber sheet of the upper-layer absorber includes two sheet members that are stacked and fixed to each other,
The absorbent article, wherein the superabsorbent material is fixed between the two sheet members.
前記周囲領域において、前記2枚のシート部材が、接着剤による接着および熱圧着により接合され、
前記上溝領域において、前記2枚のシート部材が、接着剤による接着のみにより接合される、または、互いに非接合であることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to claim 10,
In the surrounding area, the two sheet members are bonded by adhesive bonding and thermocompression bonding,
In the upper groove region, the two sheet members are joined only by adhesion with an adhesive or are not joined to each other.
前記吸収コアにおいて、前記股下部に位置するとともに前記幅方向の幅が最小である最小幅部の幅が、前記幅方向の幅が最大である最大幅部の幅の35%以上100%未満であり、前記最小幅部の前記長手方向の長さが、前記吸収コアの前記長手方向の全長の25%以下であることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 11,
In the absorbent core, the width of the minimum width portion located at the crotch portion and having the smallest width in the width direction is 35% or more and less than 100% of the width of the largest width portion having the largest width in the width direction. The absorbent article is characterized in that the length of the minimum width portion in the longitudinal direction is 25% or less of the total length of the absorbent core in the longitudinal direction.
前記トップシート、前記吸収コアおよび前記バックシートを含む本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対のサイドシートをさらに備え、
前記股下部において、前記下層吸収体の前記幅方向の幅が、前記上層吸収体の前記幅方向の幅よりも大きく、
前記股下部における各サイドシートの前記本体部との固定部の前記幅方向の内縁が、前記幅方向において前記上層吸収体の側縁と前記下層吸収体の側縁との間に位置することを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 12,
A pair of side sheets extending in the longitudinal direction on both sides of the main body including the top sheet, the absorbent core and the back sheet;
In the crotch part, the width in the width direction of the lower layer absorber is larger than the width in the width direction of the upper layer absorber,
The inner edge in the width direction of the fixing portion of each side seat in the crotch part with the main body portion is located between the side edge of the upper layer absorber and the side edge of the lower layer absorber in the width direction. Absorbent article characterized.
透液性のトップシートと、
撥水性または不透液性のバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収コアと、
を備え、
前記吸収コアが、
透液性の吸収体シートに高吸収性材料が固定された上層吸収体と、
前記上層吸収体と前記バックシートとの間に配置され、シート状の繊維集合体を有する下層吸収体と、
を備え、
前記上層吸収体が、周囲の部位よりも前記高吸収性材料の密度が低く、前記股下部にて前記長手方向に延びる上溝領域を備え、
前記下層吸収体が、周囲の部位よりも繊維の密度が低く、前記股下部にて前記上溝領域と重なる下溝部を備え、
前記上溝領域の前記幅方向の幅が、5mm以上30mm以下であることを特徴とする吸収性物品。 An absorbent article that receives excrement from a wearer,
A liquid-permeable topsheet,
A water-repellent or liquid-impervious backsheet;
An absorbent core disposed between the top sheet and the back sheet;
With
The absorbent core is
An upper absorbent body in which a superabsorbent material is fixed to a liquid-permeable absorbent sheet;
A lower layer absorber disposed between the upper layer absorber and the back sheet, and having a sheet-like fiber assembly;
With
The upper-layer absorber has an upper groove region that is lower in density of the superabsorbent material than the surrounding portion and extends in the longitudinal direction at the crotch part,
The lower layer absorbent has a lower groove part that has a lower fiber density than the surrounding part and overlaps the upper groove region at the crotch part,
The width | variety of the said width direction of the said upper groove area | region is 5 mm or more and 30 mm or less, The absorbent article characterized by the above-mentioned.
着用者が着用する外装物品の内側に取り付けられる補助吸収具であることを特徴とする吸収性物品。 The absorbent article according to any one of claims 1 to 14,
An absorbent article, which is an auxiliary absorbent device attached to the inside of an exterior article worn by a wearer.
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