JP2017154593A - Suspension device of saddle-riding type vehicle and saddle-riding type vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、鞍乗り型車両のサスペンション装置、及び鞍乗り型車両に関する。 The present invention relates to a suspension device for a saddle type vehicle and a saddle type vehicle.
従来、鞍乗り型車両において、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、左右一対のフロントフォークのうち一方のフロントフォークにおけるボトムケースに、ブレーキドラムの開口部を覆うブレーキパネルの回り止めを行う係合片を設けたものである。
Conventionally, there is a saddle-ride type vehicle disclosed in
ところで、このような鞍乗り型車両において、一方のフロントフォークにおけるボトムケースとブレーキパネルとを一体構造とした場合、ホイールの脱着ができなくなる可能性があった。 By the way, in such a saddle-ride type vehicle, when the bottom case and the brake panel in one front fork are integrated, there is a possibility that the wheel cannot be detached.
そこで本発明は、鞍乗り型車両のサスペンション装置、及び鞍乗り型車両において、一方のフロントフォークにおけるボトムケースとブレーキパネルとを一体構造とした場合であっても、ホイールの脱着を可能とすることを目的とする。 Therefore, the present invention enables a wheel to be attached and detached even in a case where a bottom case and a brake panel of one front fork are integrated in a saddle type vehicle suspension device and a saddle type vehicle. With the goal.
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、前輪(3)の回転軸線(C1)に沿う方向の一側に開口する開口部(51h)を有するとともにホイールハブ(31)と一体に回転するブレーキドラム(51)と、前記開口部(51h)を覆うブレーキパネル(52)と、を有するドラムブレーキ(50)と、摺動自在に嵌合するボトムケース(61)とインナーチューブ(62)とを有するとともに、前記前輪(3)の左右に配置される一対のフロントフォーク(60)と、を備えた鞍乗り型車両(1)のサスペンション装置(40)において、前記一対のフロントフォーク(60)は、懸架スプリング(73)を有する第一フォーク部材(71)と、前記懸架スプリング(73)を有しない第二フォーク部材(72)と、を備え、前記第一フォーク部材(71)における前記ボトムケース(61)は、前記ブレーキパネル(52)と一体成形されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記第二フォーク部材(72)の圧縮ストローク(L2)は、前記第一フォーク部材(71)の圧縮ストローク(L1)よりも大きいことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記第二フォーク部材(72)にのみ減衰機構(76)を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、車輪(3)の回転軸線(C1)に沿う方向の一側に開口する開口部(51h)を有するとともにホイールハブ(31)と一体に回転するブレーキドラム(51)と、前記開口部(51h)を覆うブレーキパネル(52)と、を有するドラムブレーキ(50)と、前記車輪(3)の左右に配置される一対の懸架フォーク(60)と、を備えた鞍乗り型車両(1)のサスペンション装置(40)において、前記一対の懸架フォーク(60)は、懸架スプリング(73)を有する第一フォーク部材(71)と、前記懸架スプリング(73)を有しない第二フォーク部材(72)と、を備え、前記第一フォーク部材(71)は、前記ブレーキパネル(52)と一体結合した結合部(P1)を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、車輪(3)の回転軸線(C1)に沿う方向の一側に開口する開口部(51h)を有するとともにホイールハブ(31)と一体に回転するブレーキドラム(51)と、前記開口部(51h)を覆うブレーキパネル(52)と、を有するドラムブレーキ(50)と、前記車輪(3)の左右に配置される一対の懸架フォーク(60)と、を備えた鞍乗り型車両(1)のサスペンション装置(40)において、前記一対の懸架フォーク(60)は、第一フォーク部材(71)と、前記第一フォーク部材(71)よりも圧縮ストロークが大きい第二フォーク部材(72)と、を備え、前記第一フォーク部材(71)は、前記ブレーキパネル(52)と一体結合した結合部(P1)を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1から5の何れか一項に記載のサスペンション装置(40)を備えたことを特徴とする。
As a means for solving the above-mentioned problem, the invention described in
The invention described in
The invention described in
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a brake drum (51) having an opening (51h) that opens to one side in a direction along the rotational axis (C1) of the wheel (3) and that rotates integrally with the wheel hub (31). ) And a brake panel (52) covering the opening (51h), and a pair of suspension forks (60) arranged on the left and right of the wheel (3). In the suspension device (40) of the saddle-ride type vehicle (1), the pair of suspension forks (60) do not have the first fork member (71) having the suspension spring (73) and the suspension spring (73). A second fork member (72), wherein the first fork member (71) includes a coupling portion (P1) integrally coupled to the brake panel (52).
The invention described in
The invention described in claim 6 includes the suspension device (40) according to any one of
請求項1に記載した発明によれば、一対のフロントフォークが、懸架スプリングを有する第一フォーク部材と、懸架スプリングを有しない第二フォーク部材とを備えていることで、第二フォーク部材におけるボトムケースを第一フォーク部材におけるボトムケースよりも圧縮方向に大きく作動させることができる。そのため、フロントフォークから車軸を取り外した場合に、第二フォーク部材とブレーキパネルとの間に、ホイールを外すための隙間を確保することができる。したがって、一方のフロントフォーク(すなわち第一フォーク部材)とブレーキパネルとを一体構造とした場合であっても、ホイールの脱着ができる。
請求項2に記載した発明によれば、第二フォーク部材の圧縮ストロークが第一フォーク部材の圧縮ストロークよりも大きいことで、フロントフォークから車軸を取り外した場合に、ホイールを外すための隙間をさらに大きくすることができる。そのため、より容易にホイールの脱着ができる。
請求項3に記載した発明によれば、第二フォーク部材にのみ減衰機構を設けたことで、ブレーキパネルと一体成形された側と反対側(すなわち、ブレーキパネルと一体成形されていない側)に減衰機構が設けられていることになり、減衰機構がブレーキングによる熱を受けにくくなる。そのため、より安定して減衰力を発生させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、一対の懸架フォークが、懸架スプリングを有する第一フォーク部材と、懸架スプリングを有しない第二フォーク部材とを備えていることで、第二フォーク部材を第一フォーク部材よりも圧縮方向に大きくストロークさせることができる。そのため、懸架フォークから車軸を取り外した場合に、第二フォーク部材とブレーキパネルとの間に、ホイールを外すための隙間を確保することができる。したがって、一方の懸架フォーク(すなわち第一フォーク部材)とブレーキパネルとを一体構造とした場合であっても、ホイールの脱着ができる。
請求項5に記載した発明によれば、一対の懸架フォークが、第一フォーク部材と、第一フォーク部材よりも圧縮ストロークが大きい第二フォーク部材とを備えていることで、懸架フォークから車軸を取り外した場合に、第二フォーク部材とブレーキパネルとの間に、ホイールを外すための隙間を確保することができる。したがって、一方の懸架フォーク(すなわち第一フォーク部材)とブレーキパネルとを一体構造とした場合であっても、ホイールの脱着ができる。
請求項6に記載した発明によれば、前記サスペンション装置を備えた鞍乗り型車両において、一方のフロントフォーク(懸架フォーク)とブレーキパネルとを一体構造とした場合であっても、ホイールの脱着ができる。
According to the first aspect of the present invention, the pair of front forks includes the first fork member having the suspension spring and the second fork member not having the suspension spring, so that the bottom of the second fork member. The case can be operated larger in the compression direction than the bottom case of the first fork member. Therefore, when the axle is removed from the front fork, a gap for removing the wheel can be secured between the second fork member and the brake panel. Therefore, even when one front fork (that is, the first fork member) and the brake panel are integrated, the wheel can be attached and detached.
According to the invention described in
According to the invention described in
According to the invention described in claim 4, the pair of suspension forks includes the first fork member having the suspension spring and the second fork member not having the suspension spring. The stroke can be made larger in the compression direction than one fork member. Therefore, when the axle is removed from the suspension fork, a gap for removing the wheel can be secured between the second fork member and the brake panel. Therefore, even if one suspension fork (that is, the first fork member) and the brake panel are integrated, the wheel can be attached and detached.
According to the fifth aspect of the present invention, the pair of suspension forks includes the first fork member and the second fork member having a compression stroke larger than that of the first fork member. When removed, a gap for removing the wheel can be secured between the second fork member and the brake panel. Therefore, even if one suspension fork (that is, the first fork member) and the brake panel are integrated, the wheel can be attached and detached.
According to the sixth aspect of the present invention, in the saddle-ride type vehicle equipped with the suspension device, even when one front fork (suspension fork) and the brake panel are integrated, the wheel can be attached and detached. it can.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、及び車両上方を示す矢印UPが示されている。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. Note that the directions such as front, rear, left and right in the following description are the same as those in the vehicle described below unless otherwise specified. Further, in the drawings used for the following description, an arrow FR indicating the front of the vehicle, an arrow LH indicating the left side of the vehicle, and an arrow UP indicating the upper side of the vehicle are shown.
<車両全体>
図1は、鞍乗り型車両の一例としての自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル5によって操向される前輪3と、エンジンを含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備えている。
以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。なお、前輪3は、請求項に記載の「車輪」に相当する。
<Whole vehicle>
FIG. 1 shows a
Hereinafter, the motorcycle may be simply referred to as “vehicle”. The
ハンドル5及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム2前端部に形成されたヘッドパイプ20に操向可能に枢支されている。ヘッドパイプ20には、ハンドル5に接続されたハンドル操向軸が挿通されている。車体フレーム2の前後中央部にはパワーユニット10が配置されている。パワーユニット10の後部には、スイングアーム6がピボット軸6aを中心に上下に揺動可能に枢支されている。
Steering system parts including the
例えば、車体フレーム2は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成されている。側面視で、車体フレーム2は、前側ほど下方に位置するように傾斜して上下に延びる円筒状のヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20の上部後方から左右に分岐し後下方に延びた後に後湾曲部21aで向きを変えて前下方に延びる左右一対のメインフレーム21と、ヘッドパイプ20の下部後方から左右に分岐しメインフレーム21よりも急傾斜をなして後下方に延びる左右一対のダウンフレーム22と、左右メインフレーム21の後湾曲部21aの上方から後上方に延びた後に後部同士が連結されるシートフレーム23と、シートフレーム23における左右側部の前後中間部から前上方に延びて前端部が左右メインフレームに連結される左右一対のシートサブフレーム24と、を備えている。
For example, the
左右ダウンフレーム22の下端部には、エンジンハンガ25が取り付けられている。左右メインフレーム21の後湾曲部21a及びその下方領域には、ピボットプレート26が取り付けられている。エンジンハンガ25及びピボットプレート26には、パワーユニット10が取り付けられている。
An
パワーユニット10は、クランクケース11と、側面視でクランクケース11の前上部から前上方に突出するシリンダ部12と、を備えている。クランクケース11の前下部は、エンジンハンガ25に取り付けられている。クランクケース11の後部は、ピボットプレート26に取り付けられている。
The
シリンダ部12には、吸気装置13及び排気装置14が接続されている。吸気装置13は、シリンダ部12の後壁に接続され且つ吸気ポートに連通して吸気量を調整するスロットルボディ13aと、スロットルボディ13aへの吸気を清浄化してパワーユニット10へ吸気を行う不図示のエアクリーナと、を備えている。
An
排気装置14は、シリンダ部12の前壁に接続され且つ排気ポートに連通してパワーユニット10の前方を後下方に延びた後に屈曲してパワーユニット10の下方を前後に延びる排気管14aと、排気管14aの後端に接続されるとともに後輪4の右側方に配置されて斜め後上方に延びるマフラ14bと、を備えている。
The
シートフレーム23における左右側部の前後中間部(具体的には、シートサブフレーム24との連結部よりも後部上方側位置の下面領域)には、リヤクッション7の上端部が連結される上ブラケット27が結合されている。一方、スイングアーム6の後部(後輪支持部の前部)には、リヤクッション7の下端部が連結される下ブラケット28が結合されている。
An upper bracket to which the upper end portion of the rear cushion 7 is coupled to the front and rear intermediate portions of the left and right side portions of the seat frame 23 (specifically, the lower surface region at the rear upper side position relative to the coupling portion with the seat subframe 24). 27 is coupled. On the other hand, a
メインフレーム21の前部上方かつシートサブフレーム24の前部上方には、燃料タンク8が配置されている。燃料タンク8の後方であってシートサブフレーム24の後部上方かつシートフレーム23の後部上方には、シート9が配置されている。
A fuel tank 8 is disposed above the front part of the
なお、図1において、符号15はフロントフェンダ、符号16はリヤフェンダ、符号17は前照灯、符号18はブレーキランプをそれぞれ示す。
In FIG. 1,
<ホイール>
図1及び図2を併せて参照し、車軸3aは、左右一対の軸受35,36を介して前輪3のホイール30に回転自在に支持されている。ホイール30は、円筒状のホイールハブ31と、ホイール30の外周に配置される円環状をなすとともに外周部にタイヤ34が取り付けられるリム32と、ホイールハブ31の外周部とリム32の内周部との間を連結するスポーク33と、を備えている。
<Wheel>
1 and 2 together, the
例えば、ホイールハブ31、リム32及びスポーク33は、鋳造等で一体に形成されている。ホイールハブ31の径方向内側には、車軸3aが回転自在に支持される円筒状の軸支部31aが形成されている。
For example, the
ホイールハブ31の軸支部31aと車軸3aとの間には、左右一対の軸受35,36が介装されている。これにより、ホイールハブ31は、車軸3aに対して回転自在とされている。車軸3aの両端部は、左右フロントフォーク60の下端部に固定されている。
A pair of left and
左右一対の軸受35,36の間であって軸支部31aの径方向内側には、車軸3aを同軸に囲む円筒状の第一カラー37が設けられている。第一カラー37は、左右一対の軸受35,36の間にわたって車軸3aに沿う方向に延びている。
A cylindrical
第一カラー37の左側方には、一方の軸受35を挟んだ位置で車軸3aを同軸に囲む円筒状の第二カラー38が設けられている。第二カラー38は、後述する第一フォーク部材71の下部と一方の軸受35との間に配置されるとともに、その左側部(車幅方向外側部)が第一フォーク部材71の下部内に埋設されている。第二カラー38は、第一フォーク部材71の下部内と一方の軸受35との間にわたって車軸3aに沿う方向に延びている。
On the left side of the
第一カラー37の右側方には、他方の軸受36を挟んだ位置で車軸3aを同軸に囲む円筒状の第三カラー39が設けられている。第三カラー39は、後述する第二フォーク部材72の下部と他方の軸受36との間に配置されている。第三カラー39は、第二フォーク部材72の下部と他方の軸受36との間にわたって車軸3aに沿う方向に延びている。
On the right side of the
ホイール30は、第一カラー37、第二カラー38及び第三カラー39によって、車軸3aに沿う方向に位置決めされている。
The
<サスペンション装置>
図1及び図2を併せて参照し、自動二輪車1は、フロントサスペンションとしてのサスペンション装置40を更に備えている。サスペンション装置40は、前輪3の制動機構としてのドラムブレーキ50と、前輪3の左右に配置される左右一対のフロントフォーク60(懸架フォーク)と、を備えている。なお、図中において、符号41は左右フロントフォーク60の上部をヘッドパイプ20に支持するステアリングステム、符号42はステアリングステム41のボトムブリッジ、符号43はステアリングステム41のトップブリッジをそれぞれ示す。
<Suspension device>
1 and 2 together, the
<ドラムブレーキ>
ドラムブレーキ50は、前輪3の回転軸線C1に沿う方向の一側(例えば実施形態では左側)に開口する開口部51hを有するとともにホイールハブ31と一体に回転する円筒状のブレーキドラム51と、ブレーキドラム51の開口部51hを覆うブレーキパネル52と、を備えている。ここで、回転軸線C1は、車軸3aの中心軸線に相当する。
<Drum brake>
The
また、ドラムブレーキ50は、ブレーキパネル52の車幅方向内側に固定されるアンカーピン53と、車軸3aを挟んでアンカーピン53と対向する位置に配置されるとともにブレーキパネル52に回動自在に支持されるカム軸54と、アンカーピン53に一端が回動自在に支持されるとともに他端がカム軸54の一端に設けられたカム54aに当接され且つカム54aの回動により径方向外側に押し拡げられてブレーキドラム51に制動力をかけるブレーキシュー55(図中二点鎖線部)と、を更に備えている。
The
ブレーキドラム51は、ホイールハブ31と同軸に設けられている。本実施形態において、ブレーキドラム51は、ホイールハブ31と一体に形成されている。例えば、ブレーキドラム51は、ホイール30と共に鋳込まれることで、ホイール30と一体化されている。ホイール30の径方向においてブレーキドラム51と軸支部31aとの間には、ブレーキシュー55等が収容される空間が形成されている。
The
ブレーキパネル52は、第一フォーク部材71の下部と一体に形成されている。例えば、ブレーキパネル52は、第一フォーク部材71の下部と共に鋳込まれることで、第一フォーク部材71の下部と一体化されている。ブレーキパネル52の車幅方向内側部(具体的には、第一フォーク部材71よりも車幅方向内側の部分)は、ブレーキドラム51に連なるような外形を有する円筒状をなしている。ブレーキパネル52の車幅方向内側部の径方向内側には、第二カラー38の一部及び軸受35等が収容される空間が形成されている。
The
ブレーキシュー55は、円弧状に形成される不図示のリーディングシュー及びトレーリングシューを備えている。リーディングシュー及びトレーリングシューの外周面には、不図示のライナ部材が貼り付けられている。リーディングシューとトレーリングシューとの間には、ライナ部材をブレーキドラム51から離反する方向に付勢する不図示のリターンスプリングが渡されている。
The
カム軸54の他端部(すなわち、ブレーキパネル52の下部から車幅方向外側に突出する部分)には、カム軸54を回動可能なアーム状の作動レバー56の一端部が取り付けられている。作動レバー56の他端部は、不図示のブレーキケーブルの一端部が接続されている。ブレーキケーブルの他端部は、ハンドル5(図1参照)の右端部に設けられた不図示の操作レバーに接続されている。
One end of an arm-
これにより、作動レバー56には、操作レバーによる操作力がブレーキケーブルを介して伝達されるようになっている。作動レバー56とブレーキパネル52との間には、操作力が加わらないときに、ブレーキ力がかからないように作動レバー56を原位置に復帰させるカムスプリング57が設けられている。
Thereby, the operating force by the operating lever is transmitted to the operating
<フロントフォーク>
図1及び図2を併せて参照し、左右フロントフォーク60は、テレスコピック式のフロントフォークである。図1の側面視で、左右フロントフォーク60は、前側ほど下方に位置するように傾斜して上下に延びている。
<Front fork>
1 and 2 together, the left and right
図1及び図2を併せて参照し、フロントフォーク60は、摺動自在に嵌合するボトムケース61とインナーチューブ62とを備えている。ボトムケース61は、車軸3aの側に配置された円筒状のアウターチューブである。インナーチューブ62は、ヘッドパイプ20の側に配置され且つボトムケース61よりも細い円筒状をなしている。すなわち、フロントフォーク60は、正立式フロントフォークである。
1 and 2 together, the
ボトムケース61の内部には、インナーチューブ62の下部が上方から挿入されている。インナーチューブ62は、ボトムケース61の内周に嵌着されたリング状のガイドブッシュ(不図示)によって上下に摺動可能に支持されている。左右ボトムケース61の下端部には、車軸3aの両端部が固定されている。左右インナーチューブ62の上端部は、ステアリングステム41のボトムブリッジ42及びトップブリッジ43に固定されている。
Inside the
ボトムケース61の上端開口部においてインナーチューブ62が挿通する部位の内周には、不図示のオイルシールが設けられている。ボトムケース61の上端外周には、インナーチューブ62の外周に摺接する不図示のダストシールが設けられている。インナーチューブ62の上端開口部は、不図示のキャップによって閉塞されている。
An oil seal (not shown) is provided on the inner periphery of the portion through which the
ボトムケース61内の底部には、ボトムケース61の軸方向に延びる円筒状のシートパイプ63(シリンダ)の下端部が固定されている。シートパイプ63の上端部には、径方向外側に突出するフランジ状のピストン63aが一体に形成されている。ピストン63aは、その外周に装着された不図示のピストンリングを介してインナーチューブ62の内周に摺接している。
A lower end portion of a cylindrical seat pipe 63 (cylinder) extending in the axial direction of the
図示はしないが、シートパイプ63の上端部の側壁及びシートパイプ63の下部には、ボトムケース61及びインナーチューブ62の内部を区画する複数の空間を連通させる連通孔(オリフィス)が形成されている。
Although not shown, communication holes (orifices) for communicating a plurality of spaces defining the inside of the
一対のフロントフォーク60は、車幅方向左側に配置される第一フォーク部材71と、車幅方向右側に配置されるとともに第一フォーク部材71よりも圧縮ストロークが大きい第二フォーク部材72と、を備えている。
The pair of
具体的に、一対のフロントフォーク60は、懸架スプリング73を有する第一フォーク部材71と、懸架スプリング73を有しない第二フォーク部材72と、を備えている。なお、図2においては、便宜上、懸架スプリング73の断面ハッチを省略している。
Specifically, the pair of
ここで、第一フォーク部材71におけるボトムケース61を「第一ボトムケース」、第二フォーク部材72におけるボトムケース61を「第二ボトムケース」という。図2に示すように、第二ボトムケースの上下長さは、第一ボトムケースの上下長さよりも短くなっている。例えば、第二ボトムケース及び第一ボトムケースの上下長さの差は、左右フロントフォーク60から車軸を取り外した場合に、少なくとも後述する隙間S1(図3参照)を形成しうる大きさに設定されている。
Here, the
<第一フォーク部材>
第一フォーク部材71において、インナーチューブ62内のシートパイプ63の上端(すなわち、ピストン63aの上端)と不図示のキャップ(すなわち、インナーチューブ62の上端開口部の閉塞部)との間には、懸架スプリング73が収容されている。
<First fork member>
In the
例えば、懸架スプリング73は、金属製の線材を螺旋状に巻いたバネ(すなわちコイルスプリング)である。懸架スプリング73は、第一フォーク部材71が縮む際に反力を発生する。
For example, the
インナーチューブ62の下端部内周には、円環状のスプリングシート74が不図示のストッパリングを介して取り付けられている。インナーチューブ62内のスプリングシート74上端とピストン63aの下端との間には、リバウンドスプリング75が収容されている。
An
例えば、リバウンドスプリング75は、金属製の線材を螺旋状に巻いたバネ(すなわちコイルスプリング)である。インナーチューブ62に沿う方向において、リバウンドスプリング75の長さは、懸架スプリング73よりも短い。
For example, the
第一フォーク部材71は、ブレーキパネル52と一体結合した結合部P1を備えている。具体的に、第一フォーク部材71におけるボトムケース61は、ブレーキパネル52と一体成形されている。例えば、ボトムケース61とブレーキパネル52とは、鋳造で一体化されている。
The
結合部P1は、第一フォーク部材71におけるボトムケース61の下部の車幅方向内側部と、ブレーキパネル52の上部との境界部分に相当する。図2の断面視で、結合部P1の外形は、第一フォーク部材71におけるボトムケース61の下部の車幅方向内側部の外形に沿うように上下に延びる直線の下端と、ブレーキパネル52の上部の外形に沿うように左右に延びる直線の左端とを連ねる円弧状をなしている。すなわち、結合部P1において、第一フォーク部材71におけるボトムケース61の下部の車幅方向内側部と、ブレーキパネル52の上部とは、滑らかに連なっている。
The coupling portion P1 corresponds to a boundary portion between the vehicle width direction inner side portion of the lower portion of the
<第二フォーク部材>
第二フォーク部材72において、シートパイプ63の下端部外周には有底筒状のオイルロックピース77が装着されている。オイルロックピース77の上部は、上方に向かって縮径するようテーパ状(先細り状)に形成されている。
<Second fork member>
In the
インナーチューブ62の下端部内周には、円筒状のオイルロックカラー78が装着されている。オイルロックカラー78を挟んで上下には不図示のチェックバルブが設けられている。第二フォーク部材72において、ボトムケース61及びインナーチューブ62の内部を区画する複数の空間にはオイルが封入されている。図示はしないが、インナーチューブ62内の上部には、オイルによって区画され、エアが充填されているエア室が形成されている。
A cylindrical
上述の複数の空間を連通させる連通孔(オリフィス)及びチェックバルブは、ボトムケース61とインナーチューブ62との伸縮動に伴うオイルの流動抵抗(流動損失)によって減衰力を発生する減衰機構76を構成している。
The communication hole (orifice) and the check valve for communicating the plurality of spaces described above constitute a damping
本実施形態では、第一フォーク部材71にのみ懸架スプリング73が設けられ、かつ第二フォーク部材72にのみ減衰機構76が設けられている。すなわち、本実施形態では、第一フォーク部材71における懸架スプリング73は、衝撃を吸収、緩衝した際に、伸縮し続ける特性を持つが、第二フォーク部材72におけるオイルが前記連通孔を通過して抵抗力を発生することにより、前記伸縮動を減衰させることができる構成となっている。
In the present embodiment, the
図2においては、左右フロントフォーク60のボトムケース61の上端がボトムブリッジ42に当接している状態を仮想線で示している。ここで、左右フロントフォーク60が縮んだときのストロークを「圧縮ストローク」という。図2に示すように、第二フォーク部材72の圧縮ストロークL2は、第一フォーク部材71の圧縮ストロークL1よりも大きい。
In FIG. 2, a state in which the upper ends of the
<第二フォーク部材の作用>
以下、第二フォーク部材72の作用の一例を説明する。
ここで、左右一対のフロントフォーク60が、懸架スプリング73を有する第一フォーク部材71と、懸架スプリング73を有しない第二フォーク部材72とを備えた例を「実施例」とする。なお、実施例において、一方のフロントフォーク60(すなわち第一フォーク部材71)とブレーキパネル52とは一体構造とされている。
一方、左右一対のフロントフォークが、それぞれ懸架スプリング73を有する左右一対のフォーク部材を備えた例を「比較例」とする。なお、比較例において、一方のフロントフォークとブレーキパネル52とは一体構造とされている。
<Operation of second fork member>
Hereinafter, an example of the operation of the
Here, an example in which the pair of left and right
On the other hand, an example in which the pair of left and right front forks includes a pair of left and right fork members each having a
比較例においては、左右フロントフォークがそれぞれ懸架スプリング73を有するため、左右フォーク部材の圧縮ストロークは実質的に同じとなる。すなわち、左右フロントフォークから車軸3aを取り外した場合であっても、他方のフォーク部材におけるボトムケース61を一方のフォーク部材におけるボトムケース61よりも圧縮方向に十分に大きく作動させることはできない。そのため、左右フロントフォークから車軸3aを取り外した場合に、他方のフォーク部材とブレーキパネル52との間に、ホイール30を外すための隙間を確保することができない。
In the comparative example, since the left and right front forks each have the
これに対し、実施例においては、第一フォーク部材71にのみ懸架スプリング73が設けられるため、図2に示すように、第二フォーク部材72の圧縮ストロークL2は、第一フォーク部材71の圧縮ストロークL1よりも大きくなる。すなわち、左右フロントフォーク60から車軸3aを取り外した場合には、第二フォーク部材72におけるボトムケース61を第一フォーク部材71におけるボトムケース61よりも圧縮方向に大きく作動させることができる。そのため、図3に示すように、左右フロントフォーク60から車軸3aを取り外した場合に、第二フォーク部材72とブレーキパネル52との間に、ホイール30を外すための隙間S1を確保することができる。これにより、第二フォーク部材72とブレーキパネル52との間に隙間S1を確保した状態で、ホイール30を下方へ(図3に示す二点鎖線部分から実線部分へ)ずらして取り外すことができる。
On the other hand, in the embodiment, since the
以上説明したように、上記実施形態は、前輪3の回転軸線C1に沿う方向の一側に開口する開口部51hを有するとともにホイールハブ31と一体に回転するブレーキドラム51と、開口部51hを覆うブレーキパネル52と、を有するドラムブレーキ50と、摺動自在に嵌合するボトムケース61とインナーチューブ62とを有するとともに、前輪3の左右に配置される一対のフロントフォーク60と、を備えた自動二輪車1のサスペンション装置40において、一対のフロントフォーク60は、懸架スプリング73を有する第一フォーク部材71と、懸架スプリング73を有しない第二フォーク部材72と、を備え、第一フォーク部材71におけるボトムケース61は、ブレーキパネル52と一体成形されている。
この構成によれば、一対のフロントフォーク60が、懸架スプリング73を有する第一フォーク部材71と、懸架スプリング73を有しない第二フォーク部材72とを備えていることで、第二フォーク部材72におけるボトムケース61を第一フォーク部材71におけるボトムケース61よりも圧縮方向に大きく作動させることができる。そのため、左右フロントフォーク60から車軸3aを取り外した場合に、第二フォーク部材72とブレーキパネル52との間に、ホイール30を外すための隙間S1を確保することができる。したがって、一方のフロントフォーク60(すなわち第一フォーク部材71)とブレーキパネル52とを一体構造とした場合であっても、ホイール30の脱着ができる。
また、第一フォーク部材71におけるボトムケース61が、ブレーキパネル52と一体成形されていることで、ボトムケース61とブレーキパネル52とを鋳造等で容易に一体構造とすることができる。さらに、第一フォーク部材71におけるボトムケース61がブレーキパネル52と別部材で構成されている場合と比較して、部品点数を削減することができ、低コスト化を図ることができる。
As described above, the above embodiment covers the
According to this configuration, the pair of
Further, since the
また、上記実施形態では、第二フォーク部材72の圧縮ストロークL2が第一フォーク部材71の圧縮ストロークL1よりも大きいことで、左右フロントフォーク60から車軸3aを取り外した場合に、ホイール30を外すための隙間S1をさらに大きくすることができる。そのため、より容易にホイール30の脱着ができる。
In the above embodiment, the compression stroke L2 of the
また、上記実施形態では、第二フォーク部材72にのみ減衰機構76を設けたことで、ブレーキパネル52と一体成形された側と反対側(すなわち、ブレーキパネル52と一体成形されていない側)に減衰機構76が設けられていることになり、減衰機構76がブレーキングによる熱を受けにくくなる。そのため、より安定して減衰力を発生させることができる。
In the above embodiment, the damping
また、上記実施形態では、一対の懸架フォーク60が、懸架スプリング73を有する第一フォーク部材71と、懸架スプリング73を有しない第二フォーク部材72とを備えていることで、第二フォーク部材72を第一フォーク部材71よりも圧縮方向に大きくストロークさせることができる。そのため、左右懸架フォーク60から車軸3aを取り外した場合に、第二フォーク部材72とブレーキパネル52との間に、ホイール30を外すための隙間S1を確保することができる。したがって、一方の懸架フォーク60(すなわち第一フォーク部材71)とブレーキパネル52とを一体構造とした場合であっても、ホイール30の脱着ができる。
In the above embodiment, the pair of
また、上記実施形態では、一対の懸架フォーク60が、第一フォーク部材71と、第一フォーク部材71よりも圧縮ストロークが大きい第二フォーク部材72とを備えていることで、左右懸架フォーク60から車軸3aを取り外した場合に、第二フォーク部材72とブレーキパネル52との間に、ホイール30を外すための隙間S1を確保することができる。したがって、一方の懸架フォーク60(すなわち第一フォーク部材71)とブレーキパネル52とを一体構造とした場合であっても、ホイール30の脱着ができる。
In the above embodiment, the pair of
また、上記実施形態では、前記サスペンション装置40を備えた鞍乗り型車両において、一方のフロントフォーク60(懸架フォーク)とブレーキパネル52とを一体構造とした場合であっても、ホイール30の脱着ができる。
In the above-described embodiment, in the saddle-ride type vehicle including the
なお、上記実施形態では、フロントフォーク60が正立式フロントフォークである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロントフォーク60が、摺動自在に嵌合するアウターチューブ及びインナーチューブと、インナーチューブの下端部が結合されるとともに車軸3aを支持するアクスルホルダとを備えた倒立式フロントフォークであってもよい。このようにフロントフォーク60が倒立式フロントフォークである場合には、アクスルホルダがブレーキパネル52と一体成形されていてもよい。
In the above embodiment, an example in which the
また、上記実施形態では、第一フォーク部材71におけるボトムケース61がブレーキパネル52と鋳造で一体成形されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一フォーク部材71におけるボトムケース61がブレーキパネル52と溶接で一体結合されていてもよい。すなわち、第一フォーク部材71は、ブレーキパネル52と一体結合した結合部P1を備えていればよい。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、第二フォーク部材72にのみ減衰機構76を設けた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一フォーク部材71にも減衰機構76が設けられていてもよい。また、第一フォーク部材71にのみ減衰機構76が設けられていてもよい。
Moreover, although the said embodiment gave and demonstrated the example which provided the damping
また、上記実施形態では、減衰機構76としてオイルの流体抵抗を利用した例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、減衰機構76として、固体同士の摩擦抵抗を利用してもよいし、ガス等の流体抵抗を利用してもよい。あるいは、減衰機構76として、ゴム等のように変形の際に減衰力を発生する材質を利用してもよい。
Moreover, although the said embodiment gave and demonstrated the example using the fluid resistance of oil as the damping
また、上記実施形態では、第二フォーク部材72が懸架スプリング73を有しない例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二フォーク部材72が第一フォーク部材71における懸架スプリング73よりも圧縮ストロークが小さいコイルスプリングを有していてもよい。すなわち、第二フォーク部材72は、左右フロントフォーク60から車軸3aを取り外した場合に、ホイール30の脱着が可能な程度に第一フォーク部材71よりも圧縮ストロークが大きくなっていればよい。
In the above embodiment, the
また、上記実施形態では、第二ボトムケースの上下長さが第一ボトムケースの上下長さよりも短くなっている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二ボトムケースの上下長さが第一ボトムケースの上下長さと実質的に同じであってもよいし、第一ボトムケースの上下長さよりも長くなっていてもよい。すなわち、第一ボトムケース及び第二ボトムケースの上下長さにかかわらず、第二フォーク部材72は、左右フロントフォーク60から車軸3aを取り外した場合に、ホイール30の脱着が可能な程度に第一フォーク部材71よりも圧縮ストロークが大きくなっていればよい。
In the above embodiment, the example in which the vertical length of the second bottom case is shorter than the vertical length of the first bottom case has been described, but the present invention is not limited thereto. For example, the vertical length of the second bottom case may be substantially the same as the vertical length of the first bottom case, or may be longer than the vertical length of the first bottom case. That is, regardless of the vertical length of the first bottom case and the second bottom case, the
また、上記実施形態では、前輪3のドラムブレーキ50とフロントフォーク60とを備えたサスペンション装置40に適用した例を挙げて説明したが、これに限らない。後輪4のドラムブレーキ50と後輪フォークとを備えた車両後部のサスペンション装置に適用してもよい。
Moreover, although the said embodiment gave and demonstrated the example applied to the
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
実施形態のエンジンは、前上方に突出するシリンダ部12(前傾シリンダ)を備えるエンジンであるが、後上方に突出するシリンダ部(後傾シリンダ)を備えるエンジンであってもよい。また、クランク軸を車幅方向に沿わせたいわゆる横置きエンジンであることに限らず、クランク軸を車両前後方向に沿わせたいわゆる縦置きエンジンであってもよく、かつこの場合もシリンダ配置は種々である。さらに、パワーユニット10は、駆動源に電気モータを含むものであってもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the saddle-ride type vehicle includes all vehicles on which a driver rides across a vehicle body, and includes motorcycles (motorbikes and scooter type vehicles). As well as three-wheeled vehicles (including one front wheel and two rear wheels as well as two front wheels and one rear wheel vehicle). Further, the present invention is applicable not only to motorcycles but also to four-wheeled vehicles such as automobiles.
The engine according to the embodiment is an engine including a cylinder portion 12 (forward tilt cylinder) protruding forward and upward, but may be an engine including a cylinder portion (rear tilt cylinder) protruding rearward and upward. Further, the engine is not limited to a so-called horizontal engine with the crankshaft along the vehicle width direction, and may be a so-called vertical engine with the crankshaft along the vehicle front-rear direction. There are various. Furthermore, the
The configuration in the above embodiment is an example of the present invention, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention, such as replacing the component of the embodiment with a known component.
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
3 前輪(車輪)
31 ホイールハブ
40 サスペンション装置
50 ドラムブレーキ
51 ブレーキドラム
51h 開口部
52 ブレーキパネル
60 フロントフォーク(懸架フォーク)
61 ボトムケース
62 インナーチューブ
71 第一フォーク部材
72 第二フォーク部材
73 懸架スプリング
76 減衰機構
C1 回転軸線
L1 第一フォーク部材の圧縮ストローク
L2 第二フォーク部材の圧縮ストローク
P1 結合部
1 Motorcycle (saddle-ride type vehicle)
3 Front wheels
31
61
Claims (6)
摺動自在に嵌合するボトムケース(61)とインナーチューブ(62)とを有するとともに、前記前輪(3)の左右に配置される一対のフロントフォーク(60)と、を備えた鞍乗り型車両(1)のサスペンション装置(40)において、
前記一対のフロントフォーク(60)は、懸架スプリング(73)を有する第一フォーク部材(71)と、前記懸架スプリング(73)を有しない第二フォーク部材(72)と、を備え、
前記第一フォーク部材(71)における前記ボトムケース(61)は、前記ブレーキパネル(52)と一体成形されていることを特徴とする鞍乗り型車両のサスペンション装置。 A brake drum (51) having an opening (51h) opening on one side in the direction along the rotation axis (C1) of the front wheel (3) and rotating integrally with the wheel hub (31), and the opening (51h) A brake panel (52) covering the drum brake (50),
A saddle-ride type vehicle having a bottom case (61) and an inner tube (62) that are slidably fitted, and a pair of front forks (60) arranged on the left and right of the front wheel (3) In the suspension device (40) of (1),
The pair of front forks (60) includes a first fork member (71) having a suspension spring (73) and a second fork member (72) not having the suspension spring (73),
The bottom case (61) of the first fork member (71) is integrally formed with the brake panel (52).
前記車輪(3)の左右に配置される一対の懸架フォーク(60)と、を備えた鞍乗り型車両(1)のサスペンション装置(40)において、
前記一対の懸架フォーク(60)は、懸架スプリング(73)を有する第一フォーク部材(71)と、前記懸架スプリング(73)を有しない第二フォーク部材(72)と、を備え、
前記第一フォーク部材(71)は、前記ブレーキパネル(52)と一体結合した結合部(P1)を備えたことを特徴とする鞍乗り型車両のサスペンション装置。 A brake drum (51) having an opening (51h) opening on one side in the direction along the rotation axis (C1) of the wheel (3) and rotating integrally with the wheel hub (31), and the opening (51h) A brake panel (52) covering the drum brake (50),
In the suspension device (40) of the saddle-ride type vehicle (1) provided with a pair of suspension forks (60) disposed on the left and right of the wheel (3),
The pair of suspension forks (60) includes a first fork member (71) having a suspension spring (73) and a second fork member (72) not having the suspension spring (73),
The first fork member (71) includes a coupling portion (P1) integrally coupled to the brake panel (52).
前記車輪(3)の左右に配置される一対の懸架フォーク(60)と、を備えた鞍乗り型車両(1)のサスペンション装置(40)において、
前記一対の懸架フォーク(60)は、第一フォーク部材(71)と、前記第一フォーク部材(71)よりも圧縮ストロークが大きい第二フォーク部材(72)と、を備え、
前記第一フォーク部材(71)は、前記ブレーキパネル(52)と一体結合した結合部(P1)を備えたことを特徴とする鞍乗り型車両のサスペンション装置。 A brake drum (51) having an opening (51h) opening on one side in the direction along the rotation axis (C1) of the wheel (3) and rotating integrally with the wheel hub (31), and the opening (51h) A brake panel (52) covering the drum brake (50),
In the suspension device (40) of the saddle-ride type vehicle (1) provided with a pair of suspension forks (60) disposed on the left and right of the wheel (3),
The pair of suspension forks (60) includes a first fork member (71) and a second fork member (72) having a larger compression stroke than the first fork member (71),
The first fork member (71) includes a coupling portion (P1) integrally coupled to the brake panel (52).
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