JP2017154524A - Underwater remote control operation vehicle, in-vessel examination device, and in-vessel examination method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、原子力プラントの内部構造物の調査に用いる水中遠隔操作ビークルおよび容器内調査技術に関する。 Embodiments of the present invention relate to an underwater remote control vehicle and in-vessel survey technology used for surveying the internal structure of a nuclear power plant.
従来、有線遠隔操作を行う水中ビークルでは、水上にある操作装置からケーブルを垂らし、このケーブルがビークルに接続されている。特に、原子炉圧力容器の内部などの特殊な環境の調査を行うための水中ビークルでは、左右に並んだ2つの前後方向推進機構の間にケーブルが接続されているものがある。 2. Description of the Related Art Conventionally, in an underwater vehicle that performs wired remote operation, a cable is hung from an operation device on the water, and the cable is connected to the vehicle. In particular, some underwater vehicles for investigating special environments such as the inside of a reactor pressure vessel have a cable connected between two longitudinal propulsion mechanisms arranged side by side.
しかしながら、水中ビークルが前進するときには、一緒に前進するケーブルに牽引力の反力や水の抵抗が加わるので、ケーブルに引っ張られる力がビークルに加わる。特に、上記技術にあっては、左右に並んだ2つの前後方向推進機構の間にケーブルが接続されているので、上下方向の揺れを抑えることができず、直進性が悪くなるので、操作者は常に機首上げや機首下げを意識しながら操作をしなければならず、操作し難いという課題がある。 However, when the underwater vehicle moves forward, a reaction force of traction force or water resistance is applied to the cable that moves forward together, so that a force pulled by the cable is applied to the vehicle. In particular, in the above technique, since a cable is connected between the two front-rear direction propulsion mechanisms arranged side by side, the vertical swing cannot be suppressed and the straightness is deteriorated. Has to be operated while always conscious of nose up and nose down, and there is a problem that it is difficult to operate.
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、直進性を向上させて操作し易い水中遠隔操作ビークル、および水中遠隔操作ビークルを用いた容器内調査技術を提供することを目的とする。 Embodiments of the present invention have been made in view of such circumstances, and provide an underwater remote operation vehicle that improves straightness and is easy to operate, and an in-container investigation technique using the underwater remote operation vehicle. Objective.
本発明の実施形態に係る水中遠隔操作ビークルは、水中で撮影が可能な水中撮影装置と、前記水中撮影装置が搭載される筐体と、少なくとも遠隔操作に用いる信号を伝送するケーブルであって前記筐体の主たる進行方向の後方側に向かって延びるケーブルと、前記ケーブルを前記筐体の後部に接続するための接続部と、前記筐体の後面視で前記接続部の周囲に周方向に並んで配置された少なくとも3つのメインスラスタと、を備えることを特徴とする。 An underwater remote control vehicle according to an embodiment of the present invention includes an underwater image capturing device capable of capturing an image in water, a housing in which the underwater image capturing device is mounted, and a cable that transmits at least a signal used for remote operation. A cable extending toward the rear side in the main traveling direction of the housing, a connection portion for connecting the cable to the rear portion of the housing, and arranged in the circumferential direction around the connection portion in the rear view of the housing At least three main thrusters.
本発明の実施形態に係る容器内調査装置は、水中遠隔操作ビークルを容器内に挿入して調査を行う容器内調査装置であって、前記容器の壁部を水平方向に貫通する貫通管を通して前記容器内部に向かって挿入されるガイドパイプと、前記ガイドパイプの先端側に設けられて前記水中遠隔操作ビークルを収容する収容部と、前記収容部が前記容器の内部に配置されたときに前記収容部を下方に揺動させる揺動軸部と、前記水中遠隔操作ビークルを降下させるために前記収容部が揺動されたときに下方を向く開口部と、を備えることを特徴とする。 An in-container inspection device according to an embodiment of the present invention is an in-container inspection device that performs an investigation by inserting an underwater remote control vehicle into a container, and the above-mentioned through a through pipe that penetrates the wall of the container in the horizontal direction. A guide pipe that is inserted toward the inside of the container; a housing part that is provided on a distal end side of the guide pipe and houses the underwater remote operation vehicle; and the housing when the housing part is disposed inside the container. A swinging shaft portion that swings the portion downward, and an opening that faces downward when the housing portion is swung to lower the underwater remote control vehicle.
本発明の実施形態に係る容器内調査方法は、水中遠隔操作ビークルを容器内に挿入して調査を行う容器内調査方法であって、ガイドパイプの先端側に設けられた収容部に前記水中遠隔操作ビークルを収容する収容ステップと、前記容器の壁部を水平方向に貫通する貫通管を通して前記容器内部に向かって前記ガイドパイプを挿入する挿入ステップと、前記収容部が前記容器の内部に配置されたときに前記収容部を下方に揺動させる揺動ステップと、前記収容部が揺動されたときに下方を向く開口部から前記水中遠隔操作ビークルを降下させる降下ステップと、を含むことを特徴とする。 An in-container inspection method according to an embodiment of the present invention is an in-container inspection method in which an underwater remote control vehicle is inserted into a container for investigation, and the underwater remote operation is placed in a storage section provided on the tip side of a guide pipe. An accommodation step for accommodating the operation vehicle, an insertion step for inserting the guide pipe toward the inside of the container through a through pipe penetrating the wall of the container in the horizontal direction, and the accommodating part are disposed inside the container. A swinging step for swinging the housing portion downward when the housing portion is swung, and a lowering step for lowering the underwater remote control vehicle from an opening facing downward when the housing portion is swung. And
本発明の実施形態により、直進性を向上させて操作し易い水中遠隔操作ビークル、および水中遠隔操作ビークルを用いた容器内調査技術が提供される。 According to the embodiments of the present invention, an underwater remote operation vehicle that improves the straightness and is easy to operate, and an in-container investigation technique using the underwater remote operation vehicle are provided.
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、原子力発電プラントの一例である沸騰水型原子炉(BWR)では、炉心が設けられた圧力容器を格納する原子炉格納容器1が設けられている。この原子炉格納容器1は、放射性物質および放射線が漏れないように外部と遮断する機能を有する。そのため、原子炉格納容器1は、鋼鉄製の板部材やコンクリートなどにより堅牢に形成され、所定の厚さ寸法を有する壁部2を有している。
Hereinafter, this embodiment is described based on an accompanying drawing. As shown in FIG. 1, a boiling water reactor (BWR) which is an example of a nuclear power plant is provided with a
通常、原子炉格納容器1の内部を調査するときには、原子炉格納容器1側に設けられた開閉ハッチを開放することで、その内部に調査用機器を挿入することが可能になっている。しかしながら、炉心溶融などのシビアアクシデントが発生した場合には、原子炉格納容器1の開閉ハッチを開放して内部の調査を行うことができなくなる。また、炉心冷却用の水3が原子炉格納容器1の内部に多量に溜まった場合には、通常の調査用機器で調査が行えなくなる。そこで、本実施形態では、水中で撮影が可能な水中遠隔操作ビークル50(図6から図13参照)を原子炉格納容器1の内部に挿入し、原子炉格納容器1の内部に溜まった水3の中を進行させることで調査を行う。
Usually, when investigating the inside of the
図1に示すように、原子炉格納容器1の壁部2には、水平方向に延びて壁部2を貫通する貫通管4が設けられている。この貫通管4は、所定の内径を有し、円筒形状を成す管である。また、貫通管4の外側端部には、予め取り付けられた隔離弁5が設けられている。なお、原子炉格納容器1の内部を調査する前において、この隔離弁5は閉鎖されている。このような貫通管4は、原子炉格納容器1の壁部2の数ヶ所に設けられているが、原子炉格納容器1の内部を調査する場合には、内部の水3の水位よりも高い位置に配置されている貫通管4を利用する。
As shown in FIG. 1, the
図2に示すように、原子炉格納容器1の内部を調査する場合には、隔離弁5を介して貫通管4を延長するための延長管6が接続される。この延長管6の内径は、貫通管4の内径と同一寸法となっている。また、隔離弁5を開放したときの内部の通路寸法も貫通管4の内径と同一またはそれ以上の大きさとなっている。
As shown in FIG. 2, when investigating the inside of the
本実施形態の容器内調査装置は、水中遠隔操作ビークル50を原子炉格納容器1に挿入するための挿入装置10を備える。この挿入装置10は、貫通管4に挿入されるガイドパイプ11を備える。このガイドパイプ11は、その長手方向が水平方向に延び、貫通管4と隔離弁5と延長管6とを合わせた長さよりも長い寸法を有している。また、ガイドパイプ11の外径は、貫通管4の内径よりも若干小さい寸法となっている。
The in-vessel investigation device of this embodiment includes an
また、ガイドパイプ11の先端部には、水中遠隔操作ビークル50を収容する収容部12が設けられる。この収容部12は、ガイドパイプ11と同一寸法の外径および内径を有するパイプ形状を成している。なお、ガイドパイプ11を原子炉格納容器1の内部に挿入する際には、ビークル50とともに、このビークル50を撮影するための俯瞰カメラ装置40も収容部12に収容される(図3参照)。この俯瞰カメラ装置40は、ビークル50よりも小さい寸法となっている。
In addition, a
さらに、本実施形態の容器内調査装置は、延長管6の端部に取り付けられる取付装置13を備える。この取付装置13は、ガイドパイプ11を延長管6に挿入するときに、延長管6の開口部分をOリングなどで密封した状態で、ガイドパイプ11を挿入可能にするための装置である。この取付装置13を介してガイドパイプ11を延長管6に挿入した状態で隔離弁5を開放する。このときに、取付装置13は、原子炉格納容器1の内部の汚染された空気が外部に流出されることを防ぐようにしている。そして、ガイドパイプ11を押し進めて貫通管4を通してガイドパイプ11の先端部の収容部12を原子炉格納容器1の内部に配置させる。このガイドパイプ11は、取付装置13から原子炉格納容器1の内部まで延びる長さ寸法を有する。また、ガイドパイプ11の全長が挿入されると、収容部12が、壁部2の内面から原子炉格納容器1の内部に向かって突出される。
Furthermore, the in-container inspection device of this embodiment includes an
なお、貫通管4を通して原子炉格納容器1の内部にビークル50を挿入するときに、ビークル50が収容部12により覆われた状態となっていることで、収容部12によってビークル50を保護しながら挿入することができる。例えば、貫通管4の内部に障害物などが存在しても、この障害物には、収容部12が最初に接触するので、ビークル50が破損してしまうことがない。また、収容部12(ガイドパイプ11)によって障害物を押し込みながら進むことも可能になる。また、原子炉格納容器1の内部において、貫通管4の端部近傍に障害物などが存在しても、貫通管4の端部から最初に突出されるものが、収容部12であるのでビークル50を保護することができる。
It should be noted that when the
また、取付装置13には、収容部用ワイヤ牽引装置14が取り付けられる。さらに、この収容部用ワイヤ牽引装置14には、連結用の接続弁15が取り付けられる。そして、この接続弁15を介して俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16やビークル用ケーブル巻取装置17などが連結される。なお、容器内調査装置は、その他の装置類が設けられる構成であっても良い。また、これらの装置は、内部が密封された状態で駆動可能となっており、原子炉格納容器1の内部の汚染された空気が、貫通管4を介して流れてきても、外部に流出させない構造となっている。
In addition, the housing device
図3に示すように、収容部12は、ビークル50とともに俯瞰カメラ装置40を収容するために必要な長さ寸法を有している。つまり、収容部12は、ビークル50の長さ寸法と俯瞰カメラ装置40の長さ寸法とを合わせた長さよりも長い寸法を有している。また、収容部12の先端部には、ビークル50や俯瞰カメラ装置40を出し入れ可能な開口部32が形成されている。なお、ビークル50は、その前方が開口部32を向いた状態で収容されているので、収容部12が貫通管4の内部を進んでいくときに、ビークル50を用いて前方を撮影しながら進むことができる。
As shown in FIG. 3, the
また、収容部12は、その基端部の下部が揺動軸部31を介してガイドパイプ11の先端部に取り付けられている。この揺動軸部31を中心として収容部12が下方に揺動可能となっている。また、収容部12は、その基端部の上部にワイヤ28が接続される接続部29が設けられる。このワイヤ28は、ガイドパイプ11の内部を通して収容部用ワイヤ牽引装置14まで延びている。
In addition, the lower portion of the base end portion of the
この牽引装置14によりワイヤ28が牽引されている状態では、収容部12の接続部29が引っ張られて、収容部12が水平方向を向くようになる。そして、収容部12は、ガイドパイプ11と同じ高さ位置に設けられる(図3参照)。つまり、ガイドパイプ11と収容部12とが直線状に並ぶ。また、牽引装置14によるワイヤ28の牽引が緩められると、収容部12が自重で揺動軸部31を中心として下方に揺動される(図4参照)。なお、収容部12が約90°下方に向かって揺動される。この収容部12が揺動されて垂直方向を向いた状態では、開口部32が下方に向くので、ビークル50と俯瞰カメラ装置40とが降下可能になる。
In a state where the
なお、俯瞰カメラ装置40には、撮影した画像を転送するためのケーブル41が取り付けられている。この俯瞰カメラ用ケーブル41は、ガイドパイプ11の内部を通して俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16まで延びている。また、ビークル50には、遠隔操作を行うためのケーブル51が取り付けられている。このビークル用ケーブル51は、ガイドパイプ11の内部を通してビークル用ケーブル巻取装置17まで延びている。
The
図4に示すように、ガイドパイプ11の内部には、ビークル用ケーブル51が通過するケーブル用パイプ27が設けられている。ビークル用ケーブル51は、ケーブル用パイプ27の内部を通してビークル用ケーブル巻取装置17まで延びている。このケーブル用パイプ27は、ガイドパイプ11と同じ長さ寸法を有している。なお、ケーブル用パイプ27は、ガイドパイプ11の内周面に固定された取付金具により固定されている。そして、ビークル用ケーブル51が、俯瞰カメラ用ケーブル41や収容部用ワイヤ28などの他の部材と干渉しないように、ケーブル用パイプ27によって保護されている。
As shown in FIG. 4, a
このように、ケーブル51を送り出すときに、ガイドパイプ11の内部の他の部材にケーブル51が干渉することがなくなるので、ケーブル51を保護しつつ、スムーズにケーブル51を送り出すことができる。また、ガイドパイプ11の先端部の上部には、ワイヤ28を保持する保持ローラ30が設けられている。そのため、ワイヤ28がケーブル41,51に干渉しないようになっている。
Thus, since the
また、ガイドパイプ11の内部には、ケーブル用パイプ27の先端部近傍に配置された2個の送出ローラ26が設けられている。これらの送出ローラ26がビークル用ケーブル51を上下方向から挟んでいる。また、送出ローラ26を回転させるための駆動モータを有するビークル用ケーブル送出装置18(図14参照)がガイドパイプ11の内部に設けられている。なお、これら送出ローラ26に挟み込まれたビークル用ケーブル51は、送出ローラ26の回転により能動的に送り出される。なお、ビークル用ケーブル51をガイドパイプ11の内部に引き込む場合は、送出ローラ26が逆回転される。
In addition, inside the
ビークル用ケーブル巻取装置17がケーブル51を送り出すとともに、送出装置18が送出ローラ26を回転させることで、ビークル用ケーブル51が送り出される。そして、ビークル50が自重により収容部12の開口部32から降下し始める。また、俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16がケーブル41を送り出すと、俯瞰カメラ装置40が自重により収容部12の開口部32から降下し始める。各ケーブル41,51を所定の長さまで送り出すと、俯瞰カメラ装置40とビークル50とが水3の中に潜り込み、原子炉格納容器1の内部の調査が開始される(図5参照)。
The vehicle cable take-up
なお、本実施形態では、水中遠隔操作ビークル50の進行に応じてケーブル51の送出量を制御するビークル用ケーブル送出制御部19(図14参照)が設けられている。そのため、ビークル50が原子炉格納容器1の内部の目的場所まで移動するときに必要なケーブル51の送出量にすることができ、ケーブル51が絡まったり、引っ掛かったりする可能性を低減できる。このように、常にケーブル51の送り過ぎを防ぐことができるので、持続的に調査をすることが可能となっている。なお、水中遠隔操作ビークル50は、ケーブル51を牽引しながら前方に進行する。また、送出制御部19は、ビークル50の進行に応じてケーブル51を送り出す制御のみならず、ビークル50の現在位置に応じて巻取装置17を制御し、ケーブル51を巻き取ってガイドパイプ11内に引き込む制御も行うことで、ケーブル51の送り過ぎを防ぐようにしている。なお、ビークル50の現在位置を特定するために、加速度センサやジャイロスコープなどをビークル50に搭載しても良い。
In the present embodiment, a vehicle cable delivery control unit 19 (see FIG. 14) is provided that controls the delivery amount of the
図14のブロック図に示すように、本実施形態の容器内調査装置は、挿入装置10と、俯瞰カメラ装置40と、水中遠隔操作ビークル50と、を備える。さらに、操作者がビークル50や挿入装置10などを遠隔操作するための遠隔操作用PC22が設けられている。この遠隔操作用PC22は、挿入装置10に通信線23を介して接続される。なお、遠隔操作用PC22は、原子炉格納容器1が配置された原子炉建屋とは異なる離れた位置にある建屋に設けられる。
As shown in the block diagram of FIG. 14, the in-container inspection device of the present embodiment includes an
また、挿入装置10は、収容部用ワイヤ牽引装置14と、俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16と、ビークル用ケーブル巻取装置17と、ビークル用ケーブル送出装置18と、ビークル用ケーブル送出制御部19と、を備える。さらに、挿入装置10は、これらの装置類を統括して制御するメイン制御部20と、遠隔操作用PC22や俯瞰カメラ装置40や水中遠隔操作ビークル50と通信を行うための通信部21と、を備える。なお、挿入装置10には、装置類に電力を供給するための電源24が接続されている。この電源24は、屋外に設けられた発電機などにより構成され、電力供給線25を介して挿入装置10に接続される。
The
また、挿入装置10には、俯瞰カメラ用ケーブル41を介して俯瞰カメラ装置40が接続される。この俯瞰カメラ用ケーブル41は、俯瞰カメラ装置40に対して電力を供給するための電力供給線42と、俯瞰カメラ装置40により撮影された画像を転送するための通信線43と、を備える。
In addition, an
また、俯瞰カメラ装置40は、撮影方向を照らすための複数のLEDランプを有する照明装置44と、広角レンズや魚眼レンズなどの画角(撮影範囲)が広くなるレンズを有するカメラ45と、を備える。なお、照明装置44の複数のLEDランプは、カメラ45のレンズの周りを囲むように配置される。この俯瞰カメラ装置40は、原子炉格納容器1の内部の調査を行う水中遠隔操作ビークル50やビークル用ケーブル51の状況を撮影する。そして、撮影された画像は、遠隔操作用PC22にリアルタイムで転送される。操作者は、遠隔操作用PC22の表示部に表示された画像を確認することで、水中遠隔操作ビークル50の状態やビークル用ケーブル51の状態を確認することができる。
The
また、挿入装置10には、ビークル用ケーブル51を介して水中遠隔操作ビークル50が接続される。このビークル用ケーブル51は、ビークル50に対して電力を供給するための電力供給線52と、ビークル50により撮影された画像を転送するための通信線53と、を備える。なお、通信線53は、遠隔操作用PC22から送信され、ビークル50の操作を行うための操作信号の転送も行う。つまり、通信線53は、画像や操作信号などのビークル50の遠隔操作に用いる信号の転送を行うためのものである。
In addition, an underwater
また、水中遠隔操作ビークル50は、撮影方向を照らすための複数のLEDランプを有する照明装置54と、原子炉格納容器1の内部の撮影を行うためのカメラ55と、照明装置54およびカメラ55の向きを変更する撮影方向変更装置56と、原子炉格納容器1の内部の放射線量を計測するための放射線量計57と、水温を計測するための温度計58と、4つのメインスラスタ59(図13参照)を駆動するためのメインスラスタ用モータ59aと、上下移動に用いるサブスラスタ60(図10参照)を駆動するためのサブスラスタ用モータ60aと、ビークル50の筐体70(図10参照)とビークル用ケーブル51とを分離するためのケーブル分離装置61と、を備える。
The underwater
なお、照明装置54の複数のLEDランプは、カメラ55のレンズの周りを囲むように配置される。この水中遠隔操作ビークル50は、カメラ55を用いて原子炉格納容器1の内部を撮影する。そして、撮影された画像は、遠隔操作用PC22にリアルタイムで転送される。操作者は、遠隔操作用PC22の表示部に表示された画像を確認することで、原子炉格納容器1の内部の状況を把握できる。また、遠隔操作用PC22の表示部には、ビークル50の現在位置を示す情報や、ビークル用ケーブル51の送出量を示す情報なども表示される。なお、ビークル50により撮影された画像は、遠隔操作用PC22に保存可能になっている。
The plurality of LED lamps of the
次に、本実施形態の水中遠隔操作ビークル50について図6から図13を用いて説明する。なお、図8から図11の紙面左側をビークル50の前方側(正面側)として以下に説明する。また、図8の紙面下側および図13の紙面左側をビークル50の左方側とし、図9をビークル50の左側面図として以下に説明する。
Next, the underwater
図6および図7に示すように、ビークル50は、前後方向に延びて円筒形状を成す筐体70を有している。なお、筐体70は、合成樹脂などで形成され、その内部に各種機器を収容する密閉空間を有する。また、この筐体70の前方側には、撮影装置71(水中撮影装置)が搭載される。また、筐体70の後方側には、4つのメインスラスタ59が搭載されるとともにケーブル51が接続される。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
なお、ビークル50が水中に投入されるときには、ケーブル51にぶら下げられ、撮影装置71が下方に向いた状態となる(図4参照)。また、ビークル50が水中に潜り込むと、浮力が生じて撮影装置71と筐体70とが水平方向に並ぶ。そして、メインスラスタ59により推力を与えると、撮影装置71を前方としてビークル50が進むようになる。なお、ビークル50(筐体70)の主たる進行方向の後方側にケーブル51が延び、ビークル50によりケーブル51が牽引される。
When the
図14に示すように、撮影装置71は、照明装置54やカメラ55や撮影方向変更装置56などが収容されて球体状を成す収容球71aを有する。この収容球71aは、アクリル樹脂またはガラスなどの透明な材質で形成され、かつ所定の水圧に耐えられるように形成される。また、ビークル50の主たる進行方向の前方側に、球体状を成す収容球71aが配置されるので、前進するときの水の抵抗を低減させることができる。
As shown in FIG. 14, the photographing
なお、図10の断面図に示すように、収容球71aは、接続管71bを介して筐体70に接続される。この接続管71bを介して筐体70の内部から延びる各種配線が収容球71aの内部に延設され、収容球71aの内部のカメラ55などの各種装置に接続される。なお、図10では、理解を助けるために一部の構成を省略して図示している。
In addition, as shown in the cross-sectional view of FIG. 10, the containing
本実施形態では、撮影方向変更装置56によって、カメラ55の撮影方向が前方と上方と下方に変更可能になっている。つまり、カメラ55は、収容球71aの中央に設けられた揺動軸を中心として縦方向に揺動可能になっている。また、カメラ55とともに照明装置54も揺動可能になっている。なお、カメラ55の撮影方向を左方や右方に変更する場合は、ビークル50を左方や右方に旋回させる。
In the present embodiment, the shooting direction of the
図8から図10、および図13に示すように、筐体70の後部には、ケーブル51を接続するための接続部62が設けられている。この接続部62は、背面視(後面視)で筐体70の進行方向に対して垂直面中央位置(重心位置)に設けられる。なお、ケーブル51を引っ張ることによりビークル50を水中から引き上げることが可能になっている。そして、ビークル50が水中から引き上げられると、ビークル50の自重によって、その前側が下方を向き、収容部12(図4参照)に収容可能な姿勢となる。なお、接続部62が背面視で筐体70の中央位置に設けられることで、ビークル50を引き上げるときに。収容部12の中央に配置されるようになる。
As shown in FIGS. 8 to 10 and 13, a
また、筐体70の後部には、4つのメインスラスタ59が設けられている(図15参照)。これらのメインスラスタ59は、接続部62の周囲に配置されて周方向に等間隔に並んでいる。より詳しくは、左右に2つ並んだメインスラスタ59が上下に2段配置されている。そして、メインスラスタ59のそれぞれの中心点を結んだ線が正方形を成す配置となっている。つまり、筐体70の背面視で4つのメインスラスタ59が接続部62を中心点として点対称(回転対称)な配置となっている。
Further, four
なお、メインスラスタ59は、メインスラスタ用モータ59a(図14参照)により回転駆動されるスクリュープロペラ59bを有する。さらに、メインスラスタ59は、スクリュープロペラ59bを保護し、前後に短寸の円筒形状を成すハウジング59cを有する。なお、ハウジング59cが整流板として機能する。そして、モータ59aの駆動力によって、スクリュープロペラ59bが正回転すると、メインスラスタ59が後方に向かう水流を発生させ、ビークル50が前方に進行する。また、モータ59aを逆回転させることによって、スクリュープロペラ59bが逆回転すると、メインスラスタ59が前方に向かう水流を発生させ、ビークル50が後方に進行する。このように、メインスラスタ59が固定的に筐体70に配置され、スクリュープロペラ59bの回転方向を変えることで、推力の向きが変更される。
The
なお、ビークル50が前進するときには、一緒に前進するケーブル51に牽引力の反力や水の抵抗が加わるので、ケーブル51に引っ張られる力がビークル50に加わる。本実施形態では、ビークル50の筐体70の後部において、4つのメインスラスタ59に囲まれた中央部分にケーブル51が配置されるので、ケーブル51に引っ張られる力が生じても、ビークル50が上下方向や左右方向に揺れることがなく、ビークル50の直進性が向上されて操作し易くなる。
When the
また、右側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを正回転させると、ビークル50が左方向に旋回する。なお、このとき、左側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを逆回転させても良い。また、左側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを正回転させると、ビークル50が右方向に旋回する。なお、このとき、右側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを逆回転させても良い。つまり、ビークル50のヨーイングの姿勢制御には、少なくとも2つのメインスラスタ59が用いられる。
Further, when the
また、上側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを正回転させると、ビークル50が下方向に旋回する。なお、このとき、下側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを逆回転させても良い。また、下側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを正回転させると、ビークル50が上方向に旋回する。なお、このとき、上側2つのメインスラスタ59のスクリュープロペラ59bを逆回転させても良い。つまり、ビークル50のピッチングの姿勢制御には、少なくとも2つのメインスラスタ59が用いられる。
Further, when the
このように、4つのメインスラスタ59の推力を可変することで、上下方向や左右方向にビークル50(筐体70)を旋回させることができる。なお、ビークル50のヨーイングまたはピッチングを行うときに、常に2つのメインスラスタ59が推力を発生させ、これらメインスラスタ59の間にケーブル51の接続部62が配置されることで、ケーブル51に引っ張られる力が生じても、ビークル50を安定的に旋回させることができる。また、旋回時にビークル50がケーブル51に引っ張られても、ケーブル51を仮想的な後進推力とすることができ、かつメインスラスタ59の推力と逆向きに働くケーブル51に引っ張られる力を、ビークル50を旋回させる力として利用することができる。
In this way, by changing the thrust of the four
図6、図8、図9および図11に示すように、筐体70の側面および下面には、長手方向がビークル50の進行方向に沿って延びるフィン状を成す複数のスタビライザ73が設けられている。本実施形態では、筐体70の左側面および右側面のそれぞれに、上下一対を成す2枚のスタビライザ73が設けられる。また、筐体70の下面に、左右一対を成す2枚のスタビライザ73が設けられている。なお、スタビライザ73は、直線状を成す板状の部材であり、その前縁および後縁が湾曲された形状となっている。また、前縁の曲率は、後縁の曲率よりも大きくなっている。つまり、スタビライザ73は、平面視または側面視で流線形状を成している。これらのスタビライザ73は、筐体70の周面に一体的に形成され、筐体70の径方向に突出されている。
As shown in FIG. 6, FIG. 8, FIG. 9 and FIG. 11, a plurality of
図15の概念図に示すように、スタビライザ73は、筐体70の後面視で接続部62を中心として特定の直径を有する仮想円Aに内接する突出寸法となっている。つまり、スタビライザ73の突出端部(縁部)が仮想円Aに内接される。このように、複数のスタビライザ73が接続部62を中心として均等な寸法で突出されているので、ビークル50の進行時の筐体70の揺れ、特に、ケーブル51(接続部62)を軸とした筐体70のローリングが抑えられるので、ビークル50の直進性が向上する。また、スタビライザ73の寸法を、接続部62を中心とした特定の直径の仮想円Aに収まる寸法とすることができる。例えば、特定の内径を有する収容部12(図3参照)に収容可能な水中遠隔操作ビークル50とすることができる。また、スタビライザ73が筐体70から必要以上に突出されないので、ビークル50が旋回し易くなる。なお、メインスラスタ59のハウジング59cを含めてビークル50の全ての部分が仮想円Aに収まる寸法となっている。
As shown in the conceptual diagram of FIG. 15, the
図9および図11に示すように、スタビライザ73には、ビークル50の重量バランスを調整するためのウエイト80(錘)が着脱可能となっている。これらのウエイト80は、スタビライザ73に貫通された取付用孔部73aを用いて螺着される。なお、ウエイト80は、鉛などの金属材で形成され、スタビライザ73と同一形状を成す板状の部材である。このウエイト80は、ビークル50を調査に使用する前に、予めスタビライザ73に取り付けられる。そして、ビークル50を水中に沈めたときに、ビークル50の前後方向が水平方向を向くように、ウエイト80の重量や位置を変更することによって調整する。このように、スタビライザ73に着脱可能なウエイト80を備えることで、ウエイト80の着脱作業が行い易いばかりか、スタビライザ73をウエイト80の取付部として兼用させることができる。
As shown in FIGS. 9 and 11, a weight 80 (weight) for adjusting the weight balance of the
図8、図10および図11に示すように、筐体70の中央部には、ビークル50の上下移動に用いるサブスラスタ60が設けられる。なお、サブスラスタ60を駆動することによって、ビークル50は、前後方向が水平方向を向いた状態を維持しつつ、昇降することができる。また、このサブスラスタ60は、サブスラスタ用モータ60aにより回転駆動されるスクリュープロペラ60bを有する。さらに、筐体70の中央部には、上下方向に貫通された流路74が形成されている。この流路74にサブスラスタ60が配置される。また、サブスラスタ60には、配線管60cを有している。この配線管60cを介して筐体70の内部から延びる各種配線がサブスラスタ用モータ60aに接続される。
As shown in FIGS. 8, 10, and 11, a sub-thruster 60 that is used to move the
そして、モータ60aの駆動力によって、スクリュープロペラ60bが正回転されると、サブスラスタ60が下方に向かう水流を発生させ、ビークル50が上昇される。また、モータ60aを逆回転させることによって、スクリュープロペラ60bが逆回転されると、サブスラスタ60が上方に向かう水流を発生させ、ビークル50が降下される。このように、サブスラスタ60が固定的に筐体70に配置され、スクリュープロペラ60bの回転方向を変えることで、推力の向きが変更される。なお、ビークル50が水に浮く浮力を有するようにし、サブスラスタ60の駆動によりビークル50を降下させることで、潜水を行うようにしても良い。
When the
図7から図10、および図13に示すように、筐体70の後部には、接続部62からメインスラスタ59まで延びるガイド部63が設けられる。このガイド部63は、金属などの強固な材質で形成されている。なお、ガイド部63の中央部は、筐体70の後面において、接続部62の周囲近傍に螺着されている。このガイド部63は、調査終了後に、ビークル用ケーブル51を引っ張ることで水中遠隔操作ビークル50を収容部12(図4参照)の開口部32から引き入れて回収するときに、メインスラスタ59などが収容部12の開口部32の縁に引っ掛かることを防止するために設けられている。つまり、ビークル50は、このガイド部63により案内されて収容部12に引き込まれる。
As shown in FIGS. 7 to 10 and 13, a
このガイド部63は、背面視(後面視)で筐体70の中央からメインスラスタ59の中央部に向かって延びる4枚の板部63aを有している。これらの板部63aの先端部は、メインスラスタ59の中央部に螺着されている。なお、板部63aは、その縁辺が湾曲された形状を成している。つまり、ガイド部63は、平面視および側面視でV字形状を成している。ビークル50を収容部12(図4参照)に引き入れる際には、板部63aの湾曲された縁辺が、開口部32の縁に当たってビークル50を開口部32の中央に案内する。
The
また、図13における背面視において、ガイド部63の中央部には、接続部62が配置される孔部63bが設けられている。また、孔部63bの内周面に接続部62の外周面を接触させることで、ケーブル51から接続部62に加わる応力をガイド部63が受けることができ、接続部62の強度が向上される。
Further, in the rear view in FIG. 13, a
なお、背面視において、ガイド部63の4枚の板部63aがX字形状を成し、メインスラスタ59の後方に配置されている。そのため、メインスラスタ59が後方に向かう水流を発生させたときに、その流れが板部63aにより安定的に後方に流されるので、水中遠隔操作ビークル50の直進性が向上される。つまり、板部63aが整流板として機能する。また、ビークル50が前方に進行する際に、筐体70の後方で乱流(カルマン渦)が生じることを板部63aによって防止することができ、ビークル50の直進性が向上される。
Note that the four
図10に示すように、接続部62には、筐体70とケーブル51とを分離するためのケーブル分離装置61(分離部)が設けられる。原子炉格納容器1の内部の調査中に、水中遠隔操作ビークル50が何らかの原因により回収できなくなった場合に、分離装置61を用いてビークル50とケーブル51とを分離し、ビークル50を投棄する。そして、ケーブル51のみを回収する。この分離装置61は、遠隔操作用PC22(図14参照)により制御される。
As shown in FIG. 10, the
仮に、水中遠隔操作ビークル50の回収を断念するときに、ビークル用ケーブル51を分離せずに、ビークル50とともに投棄してしまうと、長尺のケーブル51が原子炉格納容器1の内部に残存してしまう。そして、次回の原子炉格納容器1の内部の調査の際に、前回使用したビークル用ケーブル51が邪魔になってしまう。特に、ビークル用ケーブル51は長いため、原子炉格納容器1の内部に残されてしまうと調査に支障が生じるおそれがある。
If the abandonment of the underwater
本実施形態では、分離装置61が設けられているので、水中遠隔操作ビークル50の回収を断念するときに、ビークル50とケーブル51とを分離装置61で分離してケーブル51のみを引き上げて回収することができる。長尺のケーブル51が原子炉格納容器1の内部に残存しないので、次回の調査のときに前回使用したケーブル51が邪魔になることもなくなる。
In the present embodiment, since the
図4および図5に示すように、原子炉格納容器1の内部の調査が無事に終了すると、俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16を用いてケーブル41を巻き取ることで、俯瞰カメラ装置40が収容部12に回収される。また、ビークル用ケーブル巻取装置17を用いてケーブル51を巻き取ることで、ビークル50が収容部12に回収される。さらに、収容部用ワイヤ牽引装置14によりワイヤ28を牽引することで、収容部12の接続部29が引っ張られて、収容部12が揺動軸部31を中心として揺動されて水平方向を向くようになる。そして、収容部12は、ガイドパイプ11と同じ高さ位置に復帰される(図3参照)。その後、ガイドパイプ11とともに収容部12を貫通管4から引き抜くことができる。
As shown in FIGS. 4 and 5, when the investigation inside the
次に、本実施形態の原子炉格納容器内の調査手順について図18を用いて説明する。なお、フローチャートの各ステップの説明にて、例えば「ステップS11」と記載する箇所を「S11」と略記する。 Next, the investigation procedure in the reactor containment vessel of this embodiment will be described with reference to FIG. In the description of each step in the flowchart, for example, a portion described as “Step S11” is abbreviated as “S11”.
図18に示すように、原子炉格納容器1の内部を調査するときには、まず、ガイドパイプ11の先端側に設けられた収容部12に、俯瞰カメラ装置40と水中遠隔操作ビークル50とを収容する(S11:収容ステップ)。
As shown in FIG. 18, when investigating the inside of the
次に、図2に示すように原子炉格納容器1の壁部2を水平方向に貫通する貫通管4を通して、原子炉格納容器1の内部に向かって収容部12およびガイドパイプ11を挿入する(S12:挿入ステップ)。そして、ガイドパイプ11の全長が挿入されると、収容部12が原子炉格納容器1の内部に突出される。
Next, as shown in FIG. 2, the
次に、図4に示すように収容部12が原子炉格納容器1の内部に配置されたときに、収容部用ワイヤ牽引装置14によるワイヤ28の牽引を緩めることで、収容部12を下方に揺動させる(S13:揺動ステップ)。次に、図5に示すようにビークル用ケーブル巻取装置17がケーブル51を送り出すとともに、送出装置18が送出ローラ26を回転させることで、収容部12の開口部32から水中遠隔操作ビークル50を降下させる(S14:降下ステップ)。次に、俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16がケーブル41を送り出すことで、収容部12の開口部32から俯瞰カメラ装置40を降下させる(S15)。
Next, as shown in FIG. 4, when the
次に、俯瞰カメラ装置40とビークル50とが水3の中に潜り込むと、俯瞰カメラ装置40による撮影を行うとともに、水中遠隔操作ビークル50の進行を開始する。このとき、ビークル用ケーブル送出制御部19は、水中遠隔操作ビークル50の進行に応じてケーブル51の送出量を制御する(S16:送出制御ステップ)。
Next, when the bird's-
次に、水中遠隔操作ビークル50により原子炉格納容器1の内部の状態の調査(撮影)を行う(S17)。そして、調査が終了したか否かを判断する(S18)。ここで、調査が終了していない場合は、前述したS16に戻り、次の調査場所までビークル50を移動させたり、次の調査目標の調査を行ったりする。一方、調査が終了した場合は、ビークル50を回収するか否かを判断する(S19:判断ステップ)。
Next, an investigation (photographing) of the internal state of the
ここで、何らかの原因により水中遠隔操作ビークル50が回収できなくなった場合は、ビークル50を回収しないと判断し、分離装置61を用いてビークル50(筐体70)とビークル用ケーブル51とを分離し、ビークル50を投棄する(S24:分離ステップ)。そして、俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16を用いて俯瞰カメラ用ケーブル41を巻き取ることで、俯瞰カメラ装置40を収容部12に回収する(S25)。さらに、ビークル用ケーブル巻取装置17を用いてビークル用ケーブル51を巻き取ることで、ビークル用ケーブル51のみを回収し(S26:回収ステップ)、後述するS22に進む。
Here, if the underwater
一方、原子炉格納容器1の内部の調査が無事に終了し、S19においてビークル50を回収すると判断した場合は、俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置16を用いて俯瞰カメラ用ケーブル41を巻き取ることで、俯瞰カメラ装置40を収容部12に回収する(S20)。さらに、ビークル用ケーブル巻取装置17を用いてビークル用ケーブル51を巻き取ることで、ビークル50を収容部12に回収する(S21)。
On the other hand, if the investigation inside the
次に、収容部12に接続されたワイヤ28を収容部用ワイヤ牽引装置14により牽引し、収容部12を揺動し、下方を向いていた収容部12が水平方向を向くようにする(S22:牽引ステップ)。次に、ガイドパイプ11とともに収容部12を貫通管4から引き抜く作業を行う(S23)。そして、原子炉格納容器1の壁部2の貫通管4に取り付けられた隔離弁5以外の機器類の撤去を行って、当該原子炉格納容器内の調査を終了する。
Next, the
以上、本実施形態の水中遠隔操作ビークル50の一態様を説明したが、その他の態様であっても良い。例えば、前述した実施形態では、図15の概念図に示すように、筐体70の背面視(後面視)で4つのメインスラスタ59が接続部62を中心点として点対称な配置となっている。これに対して他の実施形態として、図16の概念図に示すように、接続部62が、背面視で筐体70の進行方向に対して垂直面中央位置(重心位置)に設けられておらず、筐体70の中心位置から上方にずれた位置に設けられていても良い。このような場合であっても、メインスラスタ59の中心点Bを互いに結んだ仮想円Cの内部に、接続部62が設けられていれば、ビークル50の直進性が向上されて操作し易いものとなる。
As mentioned above, although one aspect of the underwater
さらに、他の実施形態では、図17の概念図に示すように、筐体70の背面視(後面視)で3つのメインスラスタ59が接続部62の周囲に配置されて周方向に等間隔に並んでいても良い。また、メインスラスタ59の個数は、前述した実施形態に限らず、例えば、3つ以上であれば良く、5つや6つや7つや8つのメインスラスタ59を設けても良い。このような場合であっても、メインスラスタ59が接続部62の周囲に配置されて周方向に等間隔に並んでいてれば、ビークル50の直進性が向上されて操作し易いものとなる。
Furthermore, in another embodiment, as shown in the conceptual diagram of FIG. 17, three
なお、本実施形態では、水中遠隔操作ビークル50を回収するか否かを判断するステップが設けられているが、水中遠隔操作ビークル50を回収しないことを前提として原子炉格納容器1の内部の調査を行うようにしても良い。
In the present embodiment, a step for determining whether or not the underwater
なお、本実施形態では、カメラ55の撮影方向を左方や右方に変更する場合は、ビークル50を左方や右方に旋回させるようにしているが、撮影方向変更装置56によって、カメラ55の撮影方向を左右に変更できるようにしても良い。
In the present embodiment, when the shooting direction of the
なお、本実施形態では、1本のワイヤ28が収容部12を牽引して揺動させるようにしているが、2本や3本のワイヤ28が収容部12を牽引して揺動させる構成であっても良い。このようにすれば、いずれか1本のワイヤ28が切れても確実に収容部12を揺動させることができる。
In the present embodiment, one
なお、本実施形態では、メインスラスタ59が固定的に筐体70に配置され、スクリュープロペラ59bの回転方向を変えることで、推力の向きを変更するようにしているが、メインスラスタ59がスクリュープロペラ59bの向きを変更する推力変更装置を有していても良い。スクリュープロペラ59bの回転方向を変えずに、その向きを変更することで、筐体70の姿勢制御を行っても良い。
In the present embodiment, the
なお、本実施形態では、ガイド部63の孔部63bの内周面に接続部62の外周面を接触させずに、ガイド部63と接続部62との間に隙間を設けても良い。この隙間を設けることで、ケーブル51から接続部62に加わる応力がガイド部63に加わらないようにしても良い。
In the present embodiment, a gap may be provided between the
なお、本実施形態では、接続部62が有する分離装置61を用いてビークル50とケーブル51とを分離するようにしているが、その他の態様で互いを分離しても良い。例えば、火薬を有する分離ボルトを用いて接続部62と筐体70とを接続しておき、この分離ボルトを爆発させて互いを分離しても良い。
In the present embodiment, the
また、接続部62自体が分離部の機能を有していても良い。例えば、所定量以上の牽引力が接続部62に加わると、接続部62が筐体70から外れるようにしても良い。また、一定時間、水中に存在することで電界腐食(異種金属接触腐食)により強度が脆弱になる部材で接続部62を形成しても良い。その場合に、ビークル50の回収を断念するときには、数時間から1日以上放置することで、接続部62が腐食してビークル50とケーブル51とが分離されるようにしても良い。このようにすることで、仮に、高放射線量下でビークル50が故障して制御できなくなった場合でも、ビークル50とケーブル51とを分離させることができる。
Further, the
なお、本実施形態では、原子炉格納容器1の内部の調査のために、水中遠隔操作ビークル50を用いているが、その他の構造物の内部の調査に水中遠隔操作ビークル50を用いても良い。例えば、水道管の内部や貯水タンクなどの閉じられた構造物の内部空間の調査に水中遠隔操作ビークル50を用いても良い。
In the present embodiment, the underwater
なお、本実施形態では、水平方向に延びる貫通管4を介して原子炉格納容器1の内部に水中遠隔操作ビークル50を挿入しているが、貫通管4は、ほぼ水平方向に延びるものであれば良く、貫通管4が原子炉格納容器1の内部にゆくに従って下方に下がるように傾斜されるものであっても良いし、貫通管4が原子炉格納容器1の内部にゆくに従って上方に上がるように傾斜されるものであっても良い。さらに、垂直方向に延びる貫通管4を介して原子炉格納容器1の内部に水中遠隔操作ビークル50を挿入するようにしても良い。
In the present embodiment, the underwater
なお、本実施形態では、水中遠隔操作ビークル50が原子炉格納容器1の内部を撮影することで調査を行うようにしているが、その他の機能をビークル50が有しても良い。例えば、ビークル50にロボットアームを搭載して構造物の採取などを行うようにしても良いし、ビークル50に吸水装置を搭載して原子炉格納容器1の内部の水3の採取を行うようにしても良い。
In the present embodiment, the underwater
以上説明した実施形態によれば、水中遠隔操作ビークルが筐体の後面視で接続部の周囲に配置されて周方向に等間隔に並んだ少なくとも3つのメインスラスタを持つことにより、直進性を向上させて操作し易い水中遠隔操作ビークルとすることができる。 According to the embodiment described above, the underwater remote operation vehicle has at least three main thrusters arranged around the connection portion in the rear view of the housing and arranged at equal intervals in the circumferential direction, thereby improving straightness. It is possible to provide an underwater remote operation vehicle that is easy to operate.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, changes, and combinations can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1…原子炉格納容器、2…壁部、3…水、4…貫通管、5…隔離弁、6…延長管、10…挿入装置、11…ガイドパイプ、12…収容部、13…取付装置、14…収容部用ワイヤ牽引装置、15…接続弁、16…俯瞰カメラ用ケーブル巻取装置、17…ビークル用ケーブル巻取装置、18…ビークル用ケーブル送出装置、19…ビークル用ケーブル送出制御部、20…メイン制御部、21…通信部、22…遠隔操作用PC、23…通信線、24…電源、25…電力供給線、26…送出ローラ、27…ケーブル用パイプ、28…収容部用ワイヤ、29…接続部、30…保持ローラ、31…揺動軸部、32…開口部、40…俯瞰カメラ装置、41…俯瞰カメラ用ケーブル、42…電力供給線、43…通信線、44…照明装置、45…カメラ、50…水中遠隔操作ビークル、51…ビークル用ケーブル、52…電力供給線、53…通信線、54…照明装置、55…カメラ、56…撮影方向変更装置、57…放射線量計、58…温度計、59…メインスラスタ、59a…メインスラスタ用モータ、59b…スクリュープロペラ、59c…ハウジング、60…サブスラスタ、60a…サブスラスタ用モータ、60b…スクリュープロペラ、60c…配線管、61…ケーブル分離装置、62…接続部、63…ガイド部、63a…板部、63b…孔部、70…筐体、71…撮影装置、71a…収容球、71b…接続管、73…スタビライザ、73a…取付用孔部、74…流路、80…ウエイト。
DESCRIPTION OF
Claims (15)
前記水中撮影装置が搭載される筐体と、
少なくとも遠隔操作に用いる信号を伝送するケーブルであって前記筐体の主たる進行方向の後方側に向かって延びるケーブルと、
前記ケーブルを前記筐体の後部に接続するための接続部と、
前記筐体の後面視で前記接続部の周囲に周方向に並んで配置された少なくとも3つのメインスラスタと、
を備えることを特徴とする水中遠隔操作ビークル。 An underwater shooting device capable of shooting underwater,
A housing in which the underwater photographing device is mounted;
A cable for transmitting at least a signal used for remote operation and extending toward the rear side in the main traveling direction of the casing;
A connection for connecting the cable to the rear of the housing;
At least three main thrusters arranged side by side in the circumferential direction around the connection portion in a rear view of the housing;
An underwater remote control vehicle characterized by comprising:
前記スタビライザは、前記筐体の後面視で前記接続部を中心として特定の直径を有する仮想円に内接する突出寸法となっている請求項1または請求項2に記載の水中遠隔操作ビークル。 Provided with a plurality of stabilizers in the form of fins provided on the peripheral surface of the housing and extending in the longitudinal direction along the traveling direction;
3. The underwater remote operation vehicle according to claim 1, wherein the stabilizer has a projecting dimension inscribed in a virtual circle having a specific diameter with the connection portion as a center in a rear view of the housing.
前記容器の壁部を水平方向に貫通する貫通管を通して前記容器内部に向かって挿入されるガイドパイプと、
前記ガイドパイプの先端側に設けられて前記水中遠隔操作ビークルを収容する収容部と、
前記収容部が前記容器の内部に配置されたときに前記収容部を下方に揺動させる揺動軸部と、
前記水中遠隔操作ビークルを降下させるために前記収容部が揺動されたときに下方を向く開口部と、
を備えることを特徴とする容器内調査装置。 An in-container investigation device for conducting an investigation by inserting the underwater remote control vehicle according to any one of claims 1 to 6 into a container,
A guide pipe inserted toward the inside of the container through a through pipe penetrating the wall of the container in the horizontal direction;
An accommodating portion that is provided on a distal end side of the guide pipe and accommodates the underwater remote operation vehicle;
A rocking shaft portion that rocks the housing portion downward when the housing portion is disposed inside the container;
An opening that faces downward when the housing is swung to lower the underwater remote control vehicle;
An in-container investigation device comprising:
ガイドパイプの先端側に設けられた収容部に前記水中遠隔操作ビークルを収容する収容ステップと、
前記容器の壁部を水平方向に貫通する貫通管を通して前記容器内部に向かって前記ガイドパイプを挿入する挿入ステップと、
前記収容部が前記容器の内部に配置されたときに前記収容部を下方に揺動させる揺動ステップと、
前記収容部が揺動されたときに下方を向く開口部から前記水中遠隔操作ビークルを降下させる降下ステップと、
を含むことを特徴とする容器内調査方法。 An in-container investigation method for conducting an investigation by inserting the underwater remote control vehicle according to any one of claims 1 to 6 into a container,
A housing step for housing the underwater remote operation vehicle in a housing portion provided on the tip side of the guide pipe;
An insertion step of inserting the guide pipe toward the inside of the container through a through pipe penetrating the wall of the container in the horizontal direction;
A swinging step of swinging the storage portion downward when the storage portion is disposed inside the container;
A lowering step of lowering the underwater remote control vehicle from an opening facing downward when the accommodating portion is swung;
An in-container survey method characterized by comprising:
前記水中遠隔操作ビークルを回収しないと判断した場合に前記筐体と前記ケーブルとを分離する分離ステップと、
前記ケーブルを回収する回収ステップと、
を含む請求項12または請求項13に記載の容器内調査方法。 A determination step of determining whether to recover the underwater remote control vehicle;
A separation step of separating the housing and the cable when it is determined not to collect the underwater remote operation vehicle;
A recovery step of recovering the cable;
The in-container investigation method of Claim 12 or Claim 13 containing this.
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