JP2017153028A - アーリーメディア認可制御システムおよびアーリーメディア認可制御方法 - Google Patents

アーリーメディア認可制御システムおよびアーリーメディア認可制御方法 Download PDF

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Abstract


【課題】異業者網間接続の場合であっても、着端末からのアーリーメディアを阻止しつつ、着網からの無料の事前ガイダンス等のアーリーメディアを疎通させること。
【解決手段】アーリーメディアの疎通を制御するアーリーメディア認可制御装置10と、アーリーメディアの送信を試みるアーリーメディア生成源装置20とで構成する。アーリーメディア生成源装置20は、セッション確立プロトコル(SIP)を利用したセッション確立前のネゴシエーションで、アーリーメディア生成源情報をSIPメッセージに含めて送信する。アーリーメディア認可制御装置10は、受信したアーリーメディア生成源情報をホワイトリスト等と比較して、アーリーメディアの疎通の切換制御を行う。中間ノードにおける書き換えの影響を受けない箇所に実際の生成源を表すアーリーメディア生成源情報を割り当てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アーリーメディア認可制御システムおよびアーリーメディア認可制御方法に関し、特に、SIP(Session Initiation Protocol:セッション確立プロトコル)を利用するセッション制御及びメディアパケット処理の技術に関する。
SIPを利用した音声・映像通信では、発側端末と着側端末とで利用するマルチメディア情報、すなわちコーデック、送受信IPアドレス・ポート番号等を、RFC4566で定義するSDP(Session Description Protocol)としてSIPメッセージ内に記述し、ネゴシエーションすることにより、発着端末で利用するメディア条件を確定する。このRFC4566は、IETF(The Internet Engineering Task Force:インターネット技術タスクフォース)が定義している。このようにして通信路(セッション)を確立した後で、実際のメディア通信、すなわちRTP(Real-time Transport Protocol)パケットの送受信が開始される。
また、SIPセッションの確立前の状態であっても、例えば通話前ガイダンス、すなわち「おかけになった電話番号は現在使われておりません」のようなメディアを送受信する必要がある。このようなメディアは「アーリーメディア」と呼ばれる。SIPセッション確立前の状態は、「early-state」状態であり、「INVITE リクエスト」に対する「200 OK」未受信の状態を意味している。
SIPセッションにおいて、アーリーメディアの接続パスは、送受信IPアドレス、送受信ポート番号、トランスポートプロトコルの5つの情報から成る。このようなアーリーメディアの接続パスの開通・閉塞を制御するためのSIP拡張として、非特許文献1に、「P(Private)-Early-Media」ヘッダが定義されている。「P-Early-Mediaヘッダ」を用いたアーリーメディア制御における動作手順の例を図9に示す。
尚、図9において、発端末71のUAC(User Agent Client)71a、網72上のプロキシ(Proxy)72a、および着端末73のUAS(User Agent Server)73aは、実際の装置においては、CPU(Central Processing Unit)がSIPスタックを搭載するソフトウェアプログラムを実行することにより具現化される。また、図9中に示した発端末71のメディア(Media)処理部71b、網72のメディア処理部72b、および着端末73のメディア処理部73bは、RTPパケットをメディアとして処理する要素である。
図9に示したシステムの通信手順について以下に説明する。
(1):P-Early-Media ヘッダをサポートする発端末71のUAC(User Agent Client)71aは、「INVITE リクエスト」に「P-Early-Media: supported」を割り当てて、後位ノードにRFC5009で定義される一連の処理セットを実装していることを示す。
(2):P-Early-Media ヘッダをサポートする網72上のプロキシ(Proxy)72aは、SIPメッセージの送信元・先がP-Early-Mediaヘッダに関してトラストドメイン(RFC3324で定義)であるかを判断する。つまりプロキシ72aは、Spec(T)の具体的な仕様としてRFC5009で定義される一連の処理セットをサポートしたノードであるかを判断する。
(2−1):更に、送信元・先の両方がトラストドメインの場合には、P-Early-Media ヘッダを転送する。
(2−2):上記(2−1)以外の場合は、P-Early-Media ヘッダを後位ノードに転送しない。
(3): P-Early-Mediaヘッダをサポートする着端末73のUAS(User Agent Server)73aは、認可を要求するアーリーメディアの方向を「18x」(ここで"x"は任意)レスポンス中のP-Early-Mediaヘッダで指定する。なお、図8にはUAS73aからUAC71aに向かう方向のアーリーメディアの認可を要求する場合の例を記載しており、この際にはヘッダ値として“sendonly”が指定される。
(4):Proxy は、P-Early-Media の設定値(sendonly)に基づき、UAS73aからUAC71aに向かう方向のメディアパスの開通処理を行い、「18x」レスポンスを転送する。この段階でUAS73aからUAC71aに向かう方向のメディアは閉塞状態である。
(5):UAC71aは、「P-Early-Media: sendonly」を受信した場合、UAS73a側から自身に向かう方向のアーリーメディアの認可が要求されていると認識し、UAS73a側からのアーリーメディアを再生するか否かを判断する。認可する場合、UAC71aは、メディア処理部71bに対しメディア再生指示を行い、「PRACK リクエスト」を送信する。
(6):Proxy72aは、「PRACK リクエスト」を転送する。
(7):UAS73aは、「PRACK リクエスト」を受信すると、発側に対してアーリーメディア送信を開始する。
(8):UAC71aは、UAS73a側から送信されるアーリーメディアを再生する。
発端末と着端末との間で通信する場合に、発端末と着端末とが互いに異なる通信事業者の提供する網に接続されている場合がある。したがって、発端末の網と着端末の網とを相互に接続した状態で、発端末は着端末との間にセッション(通信路)を確立し、通信を開始することになる。
互いに異なる通信事業者の提供する網を相互に接続したシステムの構成例を図10(a)、(b)にそれぞれ示す。図10(a)のシステム100A、および図10(b)のシステム100Bにおいて、発端末81の所属する発網82は、セッションを確立した後、つまり発呼に対して「200 OK」を受信したことを契機として通信に対する課金を開始することを想定している。一方、着端末84の所属する着網83は、発網82とは異なる通信事業者が提供するものである。
したがって、図10(a)に示すシステム100Aと、図10(b)に示すシステム100Bにおいて、発網82に属する設備は、セッション確立前に伝送される事前ガイダンスのようなアーリーメディアに対しては課金しない。このアーリーメディアが図10(a)に示すシステム100Aのように、着網83のメディアサーバ83a等から送出される場合には問題はない。
一方、図10(b)に示すシステム100Bのように、着端末84が、呼確立前の通話をアーリーメディアとして、着網83、発網82を経由して発端末81に伝送しようとする可能性が考えられる。この場合、発網82の設備がセッション確立前に伝送されるアーリーメディアに対して課金しないので、発網82の設備が課金を意図している通話に対しても、無料で通話できてしまう可能性がある。
呼確立後に課金を開始する事業者においては、自社および他社のいずれの網に属するものであっても、網サービスの事前ガイダンスとして生成されるアーリーメディアはユーザに無料(非課金)で提供することが望ましいと考えられる。つまり、図10(a)に示すシステム100Aのように、事前ガイダンスのアーリーメディアの疎通は許容してユーザに無料(非課金)で提供することが望まれる。しかし、図10(b)に示すシステム100Bのように、ユーザ間のアーリーメディアの送受信による発着端末間の無料通話は防止することが望まれる。
しかしながら、事業者が異なる複数の網を相互接続し、ユーザ間アーリーメディアを許容しない事業者の網と、ユーザ間アーリーメディアを許容する事業者の網とを接続して通信する場合には、図10(a)、(b)に示すようなアーリーメディアに対する適切な制御の切換ができなかった。
すなわち、図10(a)、(b)の制御を行うためには、ユーザ間アーリーメディアを許容しない事業者網側で、「着端末84がアーリーメディアを送出しようとしている」状態と、「着網83のガイダンス装置がアーリーメディアを送出しようとしている」状態とを「18x」レスポンス中の情報要素から識別する必要がある。しかし、現在の3GPP/IETFの国際標準仕様ではこの識別を行うことができない。
事業者が異なる複数の網を相互接続したシステムの動作例を図11に示す。図11中に示す動作例では、3番目の手順(3)で、着端末93から着網92に対して「183 Session Progress」としてSDP(#1)が伝送され、4番目の手順(4)で、着網92から発網91に対して「183 Session Progress」としてSDP(#2)が伝送される。ここで、各SDP(#1、#2)には、図11に示すようにSDP生成者の情報(「o=・・・・」の行)、メディアを受信するアドレス(「c=・・・・」の行)、およびポート番号(「m=・・・・」の行)がそれぞれ記述される。
しかし、特に異なる事業者の網を相互接続した状況においては,一般的にSIP経路の中間に設置されるSBC(Session Border Controller,Gateway 装置)等でNAPT(Network Address Port Translation)/コーデック変換が実行され、SDPの内容が書き換えられる。図11に示す例では、着網92側がNAPTを実行しSDPを書き換える場合を想定している。
その結果、図11に示す例では、発網91側で受信するSDP(#2)の情報から認識できる送信源、つまり着網92内のメディア処理部MP2のアドレス・ポート番号と、実際のアーリーメディアの送信源である着端末93のメディア処理部MP1が送信するSDP(#1)に含まれる着端末93のアドレス・ポートとが一致しなくなる。したがって、図10(a)、(b)に示した制御のためにSDP(#2)を参照しても、アーリーメディアの送信源であるメディア処理部MP1を正しく識別することができない。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、ユーザ間アーリーメディアを許容する事業者網と許容しない事業者網とを接続する場合、ユーザ間アーリーメディアを許容しない事業者網側で、着端末からのアーリーメディアを阻止しつつ、着網からの無料の事前ガイダンス等のアーリーメディアを疎通させることが可能なアーリーメディア認可制御システムおよびアーリーメディア認可制御方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、以下に示す各構成により達成される。
(1)発網のサービス事業者と、着網のサービス事業者とが異なる異業者網間接続に用いられ、アーリーメディアの疎通を制御するアーリーメディア認可制御装置と、アーリーメディアの送信を試みるアーリーメディア生成源装置と、から構成されるアーリーメディア認可制御システムであって、
前記アーリーメディア生成源装置は、セッション確立プロトコルを利用したセッション確立前のネゴシエーション処理において、アーリーメディア生成源情報を、前記セッション確立プロトコルのSIPメッセージに含めて前記アーリーメディア認可制御装置へ送信する第1SIP/SDP処理部を備え、
前記アーリーメディア認可制御装置は、前記アーリーメディア生成源情報に対する認可/不認可の識別に利用可能な生成源参照情報を自ら保持すると共に、受信した前記アーリーメディア生成源情報と、前記生成源参照情報とを比較して前記アーリーメディアの疎通を識別する第2SIP/SDP処理部を備える、
ことを特徴とする。
上記(1)のアーリーメディア認可制御システムによれば、前記アーリーメディア生成源装置の前記SIP/SDP処理部が適切なアーリーメディア生成源情報をSIPメッセージに含めて前記アーリーメディア認可制御装置へ送信することができる。これにより、このSIPメッセージを受信する前記アーリーメディア認可制御装置は、互いに異なる複数のサービス事業者の網を相互に接続した状況であっても、アーリーメディアの実際の生成源を正しく認識して、着端末からのアーリーメディアを阻止しつつ、着網からの無料の事前ガイダンス等のアーリーメディアを疎通させることが可能になる。
(2)前記アーリーメディア生成源装置は更に、前記第1SIP/SDP処理部からのパス開通指示により、前記アーリーメディアのパスを開通または閉塞するメディア処理部を備え、
前記アーリーメディア認可制御装置は更に、前記第2SIP/SDP処理部からのパス開通指示により、前記アーリーメディアのパスを開通または閉塞するメディア処理部を備える、
ことを特徴とする上記(1)のアーリーメディア認可制御システム。
上記(2)のアーリーメディア認可制御システムによれば、前記アーリーメディア生成源装置の前記メディア処理部と、前記アーリーメディア認可制御装置の前記メディア処理部との働きにより、アーリーメディアのパスを適切に制御することができる。すなわち、ユーザ端末が送信するアーリーメディアのパスを閉塞し、ユーザ端末以外の送信元が生成する事前ガイダンス等のアーリーメディアのパスを開通するように制御を切り替えることが可能である。
(3)前記アーリーメディア生成源装置は、前記アーリーメディア生成源情報として、それ自身の装置種別が、事業者網装置とユーザ端末との少なくとも一方であることを表す情報を生成する、
ことを特徴とする上記(1)のアーリーメディア認可制御システム。
上記(3)のアーリーメディア認可制御システムによれば、前記アーリーメディア生成源装置から送信される前記アーリーメディア生成源情報の中に、それ自身の装置種別が、事業者網装置とユーザ端末との少なくとも一方であることを表す情報が含まれる。したがって、アーリーメディア生成源装置は、このアーリーメディア生成源情報に基づいて、パスの開通を認可すべきか否かを容易に識別できる。
(4)前記アーリーメディア生成源装置は、前記アーリーメディア生成源情報として、その装置が帰属しているネットワークを特定するための固有の識別情報を生成する、
ことを特徴とする上記(1)のアーリーメディア認可制御システム。
上記(4)のアーリーメディア認可制御システムによれば、前記アーリーメディア生成源装置から送信される前記アーリーメディア生成源情報の中に、それ自身が帰属しているネットワークを特定するための固有の識別情報が含まれる。したがって、アーリーメディア生成源装置は、このアーリーメディア生成源情報に基づいて、パスの開通を認可すべきか否かを容易に識別できる。
(5)前記アーリーメディア生成源装置は、前記アーリーメディア生成源情報として、それ自身の装置を特定可能な固有の識別情報を生成する、
ことを特徴とする上記(1)のアーリーメディア認可制御システム。
上記(5)のアーリーメディア認可制御システムによれば、前記アーリーメディア生成源装置から送信される前記アーリーメディア生成源情報の中に、それ自身の装置を特定可能な固有の識別情報が含まれる。したがって、アーリーメディア生成源装置は、このアーリーメディア生成源情報に基づいて、パスの開通を認可すべきか否かを容易に識別できる。
(6)前記アーリーメディア生成源装置は、受信したSIP/SDPメッセージに、前記アーリーメディア生成源情報が含まれているか否かを識別し、受信したSIP/SDPメッセージに含まれる前記アーリーメディア生成源情報と、それ自身に事前に割り当てられた前記アーリーメディア生成源情報と、の少なくとも一方を前記SIPメッセージに含めて送出する、
ことを特徴とする上記(1)のアーリーメディア認可制御システム。
上記(6)のアーリーメディア認可制御システムによれば、前記アーリーメディア生成源装置が受信するSIP/SDPメッセージに、アーリーメディアの送信元で生成されたアーリーメディア生成源情報が含まれる場合と含まれない場合のいずれの状況であっても、適切な対応が可能になる。
(7)前記アーリーメディア生成源装置は、呼接続パスの中間ノードにおいて、セッション情報が書き換わる場合であっても、SIP/SDPメッセージの中で前記書き換わりの影響を受けない箇所に前記アーリーメディア生成源情報を含めて送信する、
ことを特徴とする上記(1)のアーリーメディア認可制御システム。
上記(7)のアーリーメディア認可制御システムによれば、異業者の管理する複数の網を相互に接続している状況であって、NAPT(Network Address Port Translation)/コーデック変換の実行によりSDPの内容が中間ノードで書き換えられる場合であっても、適切なアーリーメディア生成源情報を送信することが可能になる。
(8)発網のサービス事業者と、着網のサービス事業者とが異なる異業者網間接続に用いられ、アーリーメディアの疎通を制御するアーリーメディア認可制御装置と、アーリーメディアの送信を試みるアーリーメディア生成源装置と、から構成される通信システムを制御するためのアーリーメディア認可制御方法であって、
セッション確立プロトコルを利用したセッション確立前のネゴシエーション処理において、アーリーメディア生成源情報を、SIPメッセージに含めて、前記アーリーメディア生成源装置から前記アーリーメディア認可制御装置へ送信し、
前記アーリーメディア認可制御装置が、前記アーリーメディア生成源装置から受信した前記前記アーリーメディア生成源情報と、事前に用意した生成源参照情報とを比較して前記アーリーメディアの疎通を識別する、
ことを特徴とするアーリーメディア認可制御方法。
上記(8)のアーリーメディア認可制御方法によれば、前記アーリーメディア生成源装置から前記アーリーメディア認可制御装置へ適切なアーリーメディア生成源情報をSIPメッセージに含めて送信できる。したがって、このSIPメッセージを受信する前記アーリーメディア認可制御装置は、互いに異なる複数のサービス事業者の網を相互に接続した状況であっても、アーリーメディアの実際の生成源を正しく認識できる。
本発明のアーリーメディア認可制御システムおよびアーリーメディア認可制御方法によれば、ユーザ間アーリーメディアを許容する事業者網と許容しない事業者網とを接続する場合、ユーザ間アーリーメディアを許容しない事業者網側で、着端末からのアーリーメディアを阻止しつつ、着網からの無料の事前ガイダンス等のアーリーメディアを疎通させることが可能になる。
本発明の実施形態におけるアーリーメディア認可制御システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態のアーリーメディア認可制御システムの「動作1」を示すシーケンス図である。 「動作2」を示すシーケンス図である。 上記「動作2」に続く「動作3」を示すシーケンス図である。 アーリーメディア生成源情報の具体的なコーディング例の一覧を示す模式図である。 本発明を実施した場合の通信システムの動作例(1)を示すブロック図である。 本発明を実施した場合の通信システムの動作例(2)を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるアーリーメディア認可制御システムを含む通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 P−Early−Mediaヘッダによる通常のアーリーメディア制御の動作手順を示すブロック図である。 図10(a)および図10(b)は2種類のシステムのそれぞれにおけるアーリーメディア疎通ポリシの例を示すブロック図である。 着網がSDPを書き換える場合の動作手順およびSDPメッセージの例を示すブロック図である。
本発明の実施形態について各図を参照しながら以下に説明する。
<アーリーメディア認可制御システムの構成>
本発明の実施形態におけるアーリーメディア認可制御システムの構成例を図1に示す。
本発明のアーリーメディア認可制御システムは、図1に示すように、アーリーメディア認可制御装置10と、アーリーメディア生成源装置20とを備えている。アーリーメディア認可制御装置10は、発端末30と着端末とが通信するために必要な網上、すなわちサービスを提供する通信事業者の設備に設置されている。図1に示すアーリーメディア認可制御装置10は、プロキシ(Proxy)11と、メディア(Media)処理部12とを備えている。
また、図1に示すアーリーメディア生成源装置20は、例えば着端末に設置されるUAS(User Agent Server)21と、メディア処理部22とで構成されている。したがって、図1に示したアーリーメディア認可制御装置10、およびアーリーメディア生成源装置20は、図9に示したような通信システムにそのまま適用することができる。また、図1に示した通信システムの基本的な動作は、既に説明した図9の動作と同様であるので、この基本動作の説明は省略する。
但し、図1に示すプロキシ11は、アーリーメディア認可制御装置10として動作するために必要な特別な機能も備えている。また、図1に示すUAS21は、アーリーメディア生成源装置20として動作するために必要な特別な機能も備えている。実際には、プロキシ11内のSIP/SDP処理部11aが、アーリーメディア認可制御装置10の特別な機能を果たし、UAS21内のSIP/SDP処理部21aがアーリーメディア生成源装置20の特別な機能を果たす。
すなわち、アーリーメディア生成源装置20は、セッション確立プロトコル(SIP)を利用したセッション確立前のネゴシエーション処理において、アーリーメディア生成源情報を、セッション確立プロトコルのSIPメッセージに含めてアーリーメディア認可制御装置10へ送信するSIP/SDP処理部21aを有している。
また、アーリーメディア認可制御装置10は、アーリーメディア生成源情報に対する認可/不認可の識別に利用可能な生成源参照情報を自ら保持すると共に、受信した前記アーリーメディア生成源情報と、生成源参照情報とを比較してアーリーメディアの疎通を識別するSIP/SDP処理部11aを備えている。
尚、発端末30のUAC(User Agent Client)31、アーリーメディア認可制御装置10のプロキシ11、およびアーリーメディア生成源装置20のUAS(User Agent Server)21は、実際の装置においては、例えばCPU(Central Processing Unit)がSIPスタックを搭載するソフトウェアプログラムを実行することにより具現化される。また、図1中に示した各メディア処理部12,22、および32は、RTPパケットをメディアとして処理する要素である。メディア処理部12は、SIP/SDP処理部11aからのパス開通指示により、アーリーメディアのパスを開通または閉塞する。同様にメディア処理部22は、SIP/SDP処理部21aからのパス開通指示により、アーリーメディアのパスを開通または閉塞する。
<アーリーメディア認可制御システムの詳細>
アーリーメディアに応じて、図10(a),(b)に示したシステム100A,100Bのように制御を切り換えることで、適切な課金を行うことができる。このような切り換えを可能にするためには、アーリーメディアの音源の送信元に応じて、中間のSIPサーバ、すなわちアーリーメディア認可制御装置10が、アーリーメディアの疎通を認可するかどうかを適切に判断可能にする必要がある。
この判断に利用可能な情報として、本発明の実施形態ではアーリーメディア生成源情報Pemsを使用する。このアーリーメディア生成源情報Pemsは、アーリーメディアを送信しようとしている装置に備わったアーリーメディア生成源装置20が、SIP/SDPメッセージ中に含めて送信する。したがって、アーリーメディア生成源装置20は、例えば図10(a)に示したシステム100A中のメディアサーバ83aや、図10(b)に示したシステム100B中の着端末84に設置される。
アーリーメディア生成源情報Pemsの内容の代表例として、以下に示す(1),(2)、および(3)の1つまたは複数の情報要素を利用することが考えられる。
(1)装置の種別(事業者網装置/ユーザ端末の区別等)
(2)帰属する網のID(SIPドメイン等)
(3)装置のID(FQDN,IPアドレス等)
<アーリーメディア認可制御システムの動作>
前述のアーリーメディア認可制御装置10およびアーリーメディア生成源装置20を含むアーリーメディア認可制御システムの動作シーケンスを図2、図3、および図4に示す。なお、図4の動作シーケンスは図3の続きを示す。
<アーリーメディア生成源装置20の動作>
例えば図2に示した前位ノード装置40がアーリーメディアの送信を試みる場合には、SDPアンサーを含む18xレスポンス等、アーリーメディアの契機となるSIP/SDPメッセージを前位ノード装置40が送信する。
このSIP/SDPメッセージをアーリーメディア生成源装置20のSIP/SDP処理部21aが図2のステップS20で受信した場合、SIP/SDP処理部21aは、受信したSIP/SDPメッセージ中にアーリーメディア生成源情報Pemsが存在するかどうかをステップS21で検査する。
(ケース(a))
受信したSIP/SDPメッセージにアーリーメディア生成源情報Pemsが含まれない場合には、SIP/SDP処理部21aはステップS22で、自装置に相当するアーリーメディア生成源情報Pemsを生成して、SIP/SDPメッセージ中に書き込み、このSIP/SDPメッセージを転送する。なお、SIP/SDP処理部21a自体に相当するアーリーメディア生成源情報Pemsの内容は、事前に決定しアーリーメディア生成源装置20内に保持しておく。
また、SIP/SDP処理部21aはステップS22で、メディア処理部22に対するパス開通制御を実施する。そして、少なくともSIP/SDPメッセージの転送先側の送信方向のメディアパスを開通し、SIP/SDPメッセージの受信側の送受信メディアパスは閉塞状態にする。つまり、SIP/SDP処理部21aは、図2中のメディアパスの状態ST1のシンボルの中に示す4つの矢印のように、各方向のメディアパスの開通/閉塞を制御する。これら4つの矢印の向きについては、右側が転送元、左側が転送先を表している。SIP/SDP処理部21aは、ステップS23で、SDPを含む「183レスポンス」を、アーリーメディア送信の契機となるSIP/SDPメッセージとアーリーメディア生成源情報とを、アーリーメディア認可制御装置10のSIP/SDP処理部11aに送信する。
一方、図3において、アーリーメディア生成源装置20のSIP/SDP処理部21aがステップS30で前位ノード装置40から受信するSIP/SDPメッセージには、生成源である前位ノード装置40を表すアーリーメディア生成源情報Pems(#2)も含まれている場合を想定している。この場合、ステップS30の後で、SIP/SDP処理部21aはその時のケースに応じて次のステップS31またはステップS33を実行する。
(ケース(b1))
SIP/SDP処理部21aは、受信したSIP/SDPメッセージに生成源情報が含まれ、且つ自身が送出するアーリーメディアを優先させる場合には、ステップS31を実行する。すなわち、SIP/SDP処理部21aは、受信したSIP/SDPメッセージに含まれるアーリーメディア生成源情報Pems(#2)を、それ自身を表すアーリーメディア生成源情報Pems(#1)で上書きする。そして、SIP/SDP処理部21aがステップS31で、メディア処理部22に対するパス開通制御を実施する。この場合、少なくともSIP/SDPメッセージの転送先側の送信方向のメディアパスを開通し、SIP/SDPメッセージの受信側の送受信メディアパスは閉塞状態にする。つまり、SIP/SDP処理部21aは、図3中のメディアパスの状態ST2のシンボルの中に示す4つの矢印のように、各方向のメディアパスの開通/閉塞を制御する。これら4つの矢印の向きについては、右側が転送元、左側が転送先を表している。
また、SIP/SDP処理部21aは、ステップS32でSIP/SDPメッセージをアーリーメディア認可制御装置10に送信する。ここで送信するSIP/SDPメッセージには、ステップS31における上書きにより、アーリーメディア生成源装置20を表すアーリーメディア生成源情報Pems(#1)が含まれている。
(ケース(b2))
SIP/SDP処理部21aは、受信したSIP/SDPメッセージに生成源情報が含まれ、且つ前位ノード装置40が送出するアーリーメディアを優先させる場合には、ステップS33を実行する。この場合、SIP/SDP処理部21aは、メディア処理部22に対するパス開通制御を実施する。そして、少なくとも前位ノードである前位ノード装置40から後位ノードに向かうアーリーメディアが疎通できるメディアパスの状態に制御する。つまり、図3中のメディアパスの状態ST3のシンボルの中に示す4つの矢印のように、各方向のメディアパスの開通/閉塞を制御する。これら4つの矢印の向きについては、右側が転送元、左側が転送先を表している。
また、SIP/SDP処理部21aは、ステップS34でSIP/SDPメッセージをアーリーメディア認可制御装置10に送信する。ここで送信するSIP/SDPメッセージには、ステップS30で前位ノード装置40から受信したアーリーメディア生成源情報Pems(#2)が含まれている。
上記ステップS31,S33においては、アーリーメディア生成源装置20自身の送出するアーリーメディア(#1)と、前位ノード装置40の送出するアーリーメディア(#2)とのいずれか一方を優先的に選択し、選択したアーリーメディアを転送先に送信する。ここで、2つのアーリーメディア(#1,#2)を選択する際の優先順位を決める必要がある。このような優先順位については、各装置の優先度を表す一覧情報を事前に作成し、アーリーメディア生成源装置20上に保持しておくことで、容易に決定できる。
<アーリーメディア認可制御装置10の動作>
アーリーメディア認可制御装置10のSIP/SDP処理部11aは、アーリーメディア生成源装置20が図2のステップS23、図3のステップS32、またはステップS34で送信したSIP/SDPメッセージ(アーリーメディア生成源情報Pemsを含むもの)を受信すると、図4のステップS41を実行する。
ステップS41では、SIP/SDP処理部11aは、受信したアーリーメディア生成源情報Pemsと、アーリーメディア認可制御装置10自身に事前に割り当てたローカルポリシとを比較することにより、該当するアーリーメディアに対する疎通可否判定を行う。ローカルポリシについては、アーリーメディアの疎通を可能とする事前に定めた生成源の一覧、すなわちホワイトリスト、又は、アーリーメディアの疎通を拒否する事前に定めた生成源の一覧、すなわちブラックリストの情報により決定する。つまり、受信したアーリーメディア生成源情報Pemsと、ホワイトリスト、又は、ブラックリストの情報との照合を行うことで、適切にアーリーメディアの疎通を識別することができる。ここで、ホワイトリスト又はブラックリストの情報は、アーリーメディア生成源情報Pemsに対する認可/不認可の識別に利用可能な生成源参照情報である。
SIP/SDP処理部11aは、ステップS41の判定結果、つまりアーリーメディアに対する疎通の認可/不認可に応じて、図4のステップS42またはS44の処理を実行する。
((a) 疎通を認可する場合)
SIP/SDP処理部11aは、ステップS42で、「P-Early-Media」のヘッダ値として設定される方向属性に基づき、メディア処理部12を制御してメディアパスの開通を実行し、ステップS43でSIP/SDPメッセージを転送する。「P-Early-Media」ヘッダをサポートしていない場合には、少なくともSIP/SDPメッセージを受信した側からのメディアパスは開通する。
つまり、SIP/SDP処理部11aは、図4中のメディアパスの状態ST4のシンボルの中に示す4つの矢印のように、各方向のメディアパスの開通/閉塞を制御する。これら4つの矢印の向きについては、右側が転送元、左側が転送先を表している。
((b) 疎通を認可しない場合)
SIP/SDP処理部11aは、ステップS44で、SIP/SDPメッセージの送信元側からのメディアパスは閉塞状態となるように制御し、ステップS45でSIP/SDPメッセージを転送する。
つまり、図4中のメディアパスの状態ST5のシンボルの中に示す4つの矢印のように、各方向のメディアパスの開通/閉塞を制御する。これら4つの矢印の向きについては、右側が転送元、左側が転送先を表している。
尚、図2〜図4に示した動作例においては、「INVITEリクエスト」に対するSDPを含む「183レスポンス」を、アーリーメディア送信の契機となるSIP/SDPメッセージとした場合の例を示している。しかし、これ以外の場合にも本発明を適用できる。例えば、「IETF RFC 3262: Reliability of Provisional Responses in SIP」で規定されている「PRACKメソッド」、および「IETF RFC 3311: The Session Initiation Protocol (SIP) UPDATE Method」で規定されている「UPDATEメソッド」によるSDP交換に対しても本発明を適用することが可能である。
<アーリーメディア生成源情報Pemsの具体例>
アーリーメディア生成源情報Pemsの具体的な割当先およびコーディング例の一覧を図5に示す。図5においては、5種類の具体的な情報割り当て例C1〜C5を示している。
(情報割り当て例C1)
生成源情報の設定先は、「IETF RFC 5009: Private Header (P-Header) Extension to the Session Initiation Protocol (SIP) for Authorization of Early Media」で規定されている「P-Early-Media ヘッダ」における「新規ヘッダパラメータ」とする。エンコーディング例は、次の通りである。
「P-Early-Media: sendrecv;network-privided」
(情報割り当て例C2)
生成源情報の設定先は、「IETF RFC 6809: Mechanism to Indicate Support of Features and Capabilities in the Session Initiation Protocol (SIP)」で規定されている「Feature-Caps ヘッダ」における「新規feature-capability」とする。エンコーディング例は、次の通りである。
「Feature-Caps: *;+early-media=sip:AS@example.co.jp」
(情報割り当て例C3)
生成源情報の設定先は、「IETF RFC 4796: The Session Description Protocol (SDP) Content Attribute」で規定されているSDP中の「a=content 行の新規値」とする。エンコーディング例は、次の通りである。
「a=content: user-provided-early-media」
(情報割り当て例C4)
生成源情報の設定先は、「新規SIPヘッダ値」とする。エンコーディング例は、次の通りである。
「Early-Media-Origin: AS.example.co.jp」
(情報割り当て例C5)
生成源情報の設定先は、「新規SDP attribute 値」とする。エンコーディング例は、次の通りである。
「a=em-origin: AS.example.co.jp」
尚、アーリーメディア生成源情報Pemsの具体的な割当先およびコーディング例については、図5に示した5種類に限らない。但し、サービスを提供する事業者が異なる複数の網を相互に接続した場合に、アーリーメディア生成源をアーリーメディア認可制御装置10が正しく認識可能にするためには、SIP経路の中間においてNAPT/コーデック変換が実施された場合であっても、アーリーメディア生成源情報Pemsの内容が書き換えられない箇所に、それを配置する必要がある。図5に示した5種類の情報割り当て例C1〜C5のいずれかのようにすれば問題は生じない。
<実際の通信システムに本発明を適用した場合の動作例>
<無料通話回避のためにアーリーメディア生成源情報Pemsを利用する場合>
本発明を実際の通信システムに適用した場合の通信システムの動作例(1)および動作例(2)を図6および図7にそれぞれ示す。
図6に示した通信システム200Aにおいては、発端末51が発網52に接続され、着端末54が着網53Aに接続され、発網52と着網53Aとが相互に接続されている。また、ここで発網52と着網53Aとは互いに異なる複数のサービス事業者がそれぞれ所有または管理している場合を想定している。同様に、図7に示した通信システム200Bにおいては、発端末51が発網52に接続され、着端末54が着網53Bに接続され、発網52と着網53Bが相互に接続されている。また、ここで発網52と着網53Bとは互いに異なる複数のサービス事業者がそれぞれ所有または管理している場合を想定している。
また、図6および図7において、発網52は、発端末51からの呼確立(200 OK受信)契機で課金開始するように制御されているため、発網52がアーリーメディアに対して課金することはない。一方、着網53Aおよび53Bは、ユーザ間で送受信されるアーリーメディアであっても疎通を許容するように制御されている。
例えば図6の通信システム200Aにおいて、発端末51が着端末54に電話をかけたときに、着端末54が実際に存在するかどうかは発網52側で知ることはできない。そして、着端末54が存在しない(契約が切れているような場合)場合には、発端末51の呼に対して、着端末54を管理している着網53A内のサーバが、アーリーメディアとして、例えば「おかけになった電話番号は現在使われておりません」のような事前ガイダンスの音声を送出する。このようなアーリーメディアについては、発網52は課金せずにそのまま発端末51に転送する。一方、SIPセッション確立前のアーリーメディアとして、アーリーメディアEM1を着端末54が送信する場合に、このアーリーメディアEM1を着網53Aおよび発網52がそのまま発端末51に転送してしまうと、発網52がアーリーメディアに課金しないので、着端末54と発端末51の間で無料通話ができることになり、発網52の事業者が意図しない状況が生じてしまう。
そこで、図1に示したアーリーメディア認可制御装置10を図6、図7の発網52内に装備し、アーリーメディア生成源装置20を図6、図7の着網53A,53B内および着端末54の少なくとも一方に装備する。これにより、図6、図7に示すような動作の切換が実現する。図6、図7に示した例では、図5に示した「情報割り当て例C5」を適用して前記アーリーメディア生成源情報Pemsを伝送している。
図6に示すように、発端末51から着端末54への発呼により、
(1)の手順で発端末51が発網52に「INVITEリクエスト」を送信し、
(2)の手順で発網52が着網53Aに「INVITEリクエスト」を送信し、
(3)の手順で着網53Aが着端末54に「INVITEリクエスト」を送信する。
着端末54は、(3)の手順で受け取った「INVITEリクエスト」に対して「183レスポンス」を(4)の手順で着網53Aに送信する。この「183レスポンス」に含まれるSDPには、図5に示した「情報割り当て例C5」のように、「新規SDP attribute 値」として、アーリーメディア生成源情報Pemsである「a=em-origin: UE.example.co.jp」が含まれている。この中の「UE」は、「User Equipment」すなわちアーリーメディアEM1の送信源がユーザ端末(着端末54)であることを意味しており、着端末54内のアーリーメディア生成源装置20によって生成される。
図6に示すように、着網53Aは(5)の手順でアーリーメディア生成源情報Pemsを含む「183レスポンス」を発網52に転送し、発網52は(6)の手順でアーリーメディア生成源情報Pemsを含む「183レスポンス」を発端末51に転送する。
一方、セッション確立前に着端末54が送信するアーリーメディアEM1は、着網53Aによってそのまま発網52側に転送される。しかし、発網52に内蔵されているアーリーメディア認可制御装置10は、(5)の手順で受け取った「183レスポンス」に含まれるアーリーメディア生成源情報Pemsの「UE」により、アーリーメディアEM1の送信源がユーザ端末であることを認識するので、このアーリーメディアEM1のメディアパスを閉塞し、発端末51にアーリーメディアEM1を転送しない。
一方、図7に示した通信システム200Bの場合にも、図6の場合と同様に、(1),(2),(3)の各手順で「INVITEリクエスト」が転送され、(4),(5),(6)の各手順で「183レスポンス」が転送される。
しかし、図7に示した通信システム200Bにおいては、着網53B内のアーリーメディア生成源装置20が、図3に示したステップS31を実行する場合を想定している。つまり、前位ノード装置40である着端末54の送出したアーリーメディアEM1よりも、着網53B自身が生成したアーリーメディアEM2を優先的に送出する。したがって、着網53B内で事前ガイダンス手順が起動し、着網53B内で生成したアーリーメディアEM2が発網52に転送される。
また、着網53B内のアーリーメディア生成源装置20は、(4)の手順で受信した「183レスポンス」の中のアーリーメディア生成源情報Pemsの「UE」を、着網53B自身のアーリーメディア生成源情報Pemsである「AS」で上書きする。この「AS」は、アーリーメディアEM2が「アプリケーション・サーバ」つまりユーザ以外の設備が生成したアーリーメディアであことを意味する。
発網52内に存在するアーリーメディア認可制御装置10は、図7に示すように、(5)の手順で受信した「183レスポンス」に含まれているアーリーメディア生成源情報Pemsの「AS」により、着網53Bから受信したアーリーメディアEM2がユーザ以外の設備が生成したアーリーメディアであことを認識するため、それ自身に割り当てられたポリシに従い、アーリーメディアEM2のメディアパスを開通する。したがって、アーリーメディアEM2が発網52から発端末51に転送される。
<パラレルフォーキングに適用する場合>
本発明の実施形態におけるアーリーメディア認可制御システムを含む通信システムの動作例を図8に示す。図8に示した通信システムにおいては、発端末61が、網62を経由して、複数の着端末63(#1)および64(#2)との間で同時に接続し、通信することができる。
ここで、複数の着端末63(#1)および64(#2)については、例えば1つの通信回線を契約した同じユーザが使用しているタブレット端末、およびスマートホンであるような状況を想定している。また、着端末63(#1)および64(#2)の各々が、前述のアーリーメディア生成源装置20を内蔵している場合を想定している。
また、図8の通信システムにおいて、網62は前述のアーリーメディア認可制御装置10を内蔵しているが、ユーザ間のアーリーメディアの疎通を許容する事業者が網62を管理している場合には、着端末63,64のアーリーメディアEM21,EM22を発端末61に転送することもできる。
図8の通信システムにおいては、「IETF RFC 3261: SIP: Session Initiation Protocol」で規定されているパラレルフォーキングにより、端末もしくはネットワークで発生する複数の「18xレスポンス」の中から、アーリーメディア通信対象の1つの「18x レスポンス」を選択するためのヒント情報として前述のアーリーメディア生成源情報Pemsを利用する場合を想定している。
図8に示す動作シーケンスにおいては、(1)の手順で発端末61が「INVITE リクエスト」を送信すると、網62が(2)の手順で、着端末63および64の双方に対して「INVITE リクエスト」を送信する。
着端末63および64のそれぞれは、(3)の手順で、「183 Session Progress」としてアーリーメディア生成源情報Pemsを含むSDPを網62に送信する。これらの「183 Session Progress」は網62から発端末61に転送される。ここで、着端末63(#1)が送信するSDP中のアーリーメディア生成源情報Pemsには、着端末63を表す「UE#1」が含まれており、着端末64(#2)が送信するSDP中のアーリーメディア生成源情報Pemsには、着端末64を表す「UE#2」が含まれている。
したがって、発端末61は、(3)の手順で各着端末から受信した「183 Session Progress」に含まれるアーリーメディア生成源情報Pemsにより、アーリーメディアEM21の送信源が着端末63(#1)であり、アーリーメディアEM22の送信源が着端末64(#2)であることを認識できる。
そして、発端末61を制御するCPUは、受信したアーリーメディア生成源情報Pemsの「UE#1」、「UE#2」をステップS81で選択のヒント情報として利用し、複数のアーリーメディアEM21,EM22の中から再生対象の1つのアーリーメディアを自動的に選択するソフトウェアプログラムを実行する。ヒント情報を用いて1つのアーリーメディアを選択するための基準や優先順位については、例えば事前に定めた情報をテーブル等の形式で発端末61上に保持しておく。これにより発端末61を制御するCPUは、ステップS81でより適切なアーリーメディアを容易に選択できる。
図8に示した動作シーケンスにおいては、発端末61が、着端末63から送信されるアーリーメディアEM21と、着端末64から送信されるアーリーメディアEM22とをそれぞれ網62を経由して受信するが、発端末61がステップS81で着端末63(#1)側を優先的に選択しているので、ステップS82ではアーリーメディアEM21(#1)を再生する。
<アーリーメディア認可制御システムの利点>
複数の網を相互に接続した通信システムにおいては、呼接続パスの中間ノードにおいて、SDPのセッション情報が書き換わるので、事業者が異なる複数の網を接続した場合には、従来のセッション情報からアーリーメディアの生成源を特定できない。しかし、上述のアーリーメディア認可制御システムにおいて、アーリーメディア生成源装置20は、中間ノードにおける書き換えの影響を受けない箇所(図5参照)に実際の生成源を表すアーリーメディア生成源情報Pemsを割り当てて通信する。これにより、一方の事業者が管理する網上のシステムは、他方の事業者が管理する網上のシステム、またはその網に接続された端末から送出されるアーリーメディアの生成源を確実に特定できる。
そして、このシステムは、メディアの生成源に応じてメディアパスの開閉を適切に制御できる。したがって、図6および図7に示す通信システム200Aおよび200Bのように、ユーザ間アーリーメディアを許容する事業者網(53A,53B)と、許容しない事業者網(52)とを接続する場合に、許容しない事業者網(52)側で、着端末54からのアーリーメディアEM1を阻止しつつ、着網からの無料の事前ガイダンスであるアーリーメディアEM2を疎通させる、といった選択的な制御を実行できる。
また、アーリーメディア生成源装置20は、アーリーメディア生成源情報Pemsとして、アーリーメディア生成源装置20自身の装置種別が、事業者網装置とユーザ端末との少なくとも一方であることを表す情報を生成する。これにより、該当するアーリーメディアが事業者(サービス提供側)とユーザのいずれに属するのかをアーリーメディア認可制御装置10が特定できる。そのため、ユーザ間で転送されるアーリーメディアを許容しない網において、事前ガイダンスによるアーリーメディアとユーザ間で転送されるアーリーメディアとを区別してメディアパスの疎通を適切に切り替えることが容易になる。
また、アーリーメディア生成源装置20は、アーリーメディア生成源情報Pemsとして、アーリーメディア生成源装置20が帰属しているネットワークを特定するための固有の識別情報を生成する。これにより、該当するアーリーメディアが帰属しているネットワークをアーリーメディア認可制御装置10が特定できる。
また、アーリーメディア生成源装置20は、アーリーメディア生成源情報Pemsとして、アーリーメディア生成源装置20自身を特定可能な固有の識別情報を生成する。これにより、アーリーメディアの生成源をアーリーメディア認可制御装置10が区別することが可能になる。
また、図3に示したステップS31,S32のように、アーリーメディア生成源装置20が、受信したSIP/SDPメッセージに、アーリーメディア生成源情報Pemsが含まれているか否かを識別し、受信したSIP/SDPメッセージに含まれる前記アーリーメディア生成源情報と、それ自身に事前に割り当てられた前記アーリーメディア生成源情報と、の少なくとも一方をSIPメッセージに含めて送出することにより、生成源が異なる複数のアーリーメディアが存在する場合であっても、適切なアーリーメディアを選択的に送出することが可能になる。
10 アーリーメディア認可制御装置
11 プロキシ
11a SIP/SDP処理部
12 メディア処理部
20 アーリーメディア生成源装置
21 UAS
21a SIP/SDP処理部
22 メディア処理部
30 発端末
31 UAC
32 メディア処理部
40 前位ノード装置
51 発端末
52 発網
53A,53B 着網
54 着端末
61 発端末
62 網
63,64 着端末
200A,200B 通信システム
ST1,ST2,ST3,ST4,ST5 メディアパスの状態
Pems アーリーメディア生成源情報
C1,C2,C3,C4,C5 情報割り当て例
EM1,EM2,EM21,EM22 アーリーメディア

Claims (8)

  1. 発網のサービス事業者と、着網のサービス事業者とが異なる異業者網間接続に用いられ、アーリーメディアの疎通を制御するアーリーメディア認可制御装置と、アーリーメディアの送信を試みるアーリーメディア生成源装置と、から構成されるアーリーメディア認可制御システムであって、
    前記アーリーメディア生成源装置は、セッション確立プロトコルを利用したセッション確立前のネゴシエーション処理において、アーリーメディア生成源情報を、前記セッション確立プロトコルのSIPメッセージに含めて前記アーリーメディア認可制御装置へ送信する第1SIP/SDP処理部を備え、
    前記アーリーメディア認可制御装置は、前記アーリーメディア生成源情報に対する認可/不認可の識別に利用可能な生成源参照情報を自ら保持すると共に、受信した前記アーリーメディア生成源情報と、前記生成源参照情報とを比較して前記アーリーメディアの疎通を識別する第2SIP/SDP処理部を備える、
    ことを特徴とするアーリーメディア認可制御システム。
  2. 前記アーリーメディア生成源装置は更に、前記第1SIP/SDP処理部からのパス開通指示により、前記アーリーメディアのパスを開通または閉塞するメディア処理部を備え、
    前記アーリーメディア認可制御装置は更に、前記第2SIP/SDP処理部からのパス開通指示により、前記アーリーメディアのパスを開通または閉塞するメディア処理部を備える、
    ことを特徴とする請求項1のアーリーメディア認可制御システム。
  3. 前記アーリーメディア生成源装置は、前記アーリーメディア生成源情報として、それ自身の装置種別が、事業者網装置とユーザ端末との少なくとも一方であることを表す情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1のアーリーメディア認可制御システム。
  4. 前記アーリーメディア生成源装置は、前記アーリーメディア生成源情報として、その装置が帰属しているネットワークを特定するための固有の識別情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1のアーリーメディア認可制御システム。
  5. 前記アーリーメディア生成源装置は、前記アーリーメディア生成源情報として、それ自身の装置を特定可能な固有の識別情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1のアーリーメディア認可制御システム。
  6. 前記アーリーメディア生成源装置は、受信したSIP/SDPメッセージに、前記アーリーメディア生成源情報が含まれているか否かを識別し、受信したSIP/SDPメッセージに含まれる前記アーリーメディア生成源情報と、それ自身に事前に割り当てられた前記アーリーメディア生成源情報と、の少なくとも一方を前記SIPメッセージに含めて送出する、
    ことを特徴とする請求項1のアーリーメディア認可制御システム。
  7. 前記アーリーメディア生成源装置は、呼接続パスの中間ノードにおいて、セッション情報が書き換わる場合であっても、SIP/SDPメッセージの中で前記書き換わりの影響を受けない箇所に前記アーリーメディア生成源情報を含めて送信する、
    ことを特徴とする請求項1のアーリーメディア認可制御システム。
  8. 発網のサービス事業者と、着網のサービス事業者とが異なる異業者網間接続に用いられ、アーリーメディアの疎通を制御するアーリーメディア認可制御装置と、アーリーメディアの送信を試みるアーリーメディア生成源装置と、から構成される通信システムを制御するためのアーリーメディア認可制御方法であって、
    所定のセッション確立プロトコルを利用したセッション確立前のネゴシエーション処理において、アーリーメディア生成源情報を、SIPメッセージに含めて、前記アーリーメディア生成源装置から前記アーリーメディア認可制御装置へ送信し、
    前記アーリーメディア認可制御装置が、前記アーリーメディア生成源装置から受信した前記前記アーリーメディア生成源情報と、事前に用意した生成源参照情報とを比較して前記アーリーメディアの疎通を識別する、
    ことを特徴とするアーリーメディア認可制御方法。
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