JP2017152905A - 符号化装置及びプログラム、復号装置及びプログラム、並びに、配信システム - Google Patents

符号化装置及びプログラム、復号装置及びプログラム、並びに、配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 圧縮効率の低下や符号化方式の選択肢を狭めるという問題を発生させることなく、効率よく画像の情報量を削減する。
【解決手段】 本発明は、符号化装置と復号装置とを備える配信システムに関する。符号化装置は、入力画像の情報量を削減して情報量削減画像を生成するプレフィルタ部と情報量削減画像を符号化する符号化部とを備え、プレフィルタ部は、注目ブロック情報に応じて一部のブロックについて、量子化した後逆量子化して情報量を削減し、情報量を削減した情報量削減画像を生成することを特徴とする。復号装置は、復号した情報量削減画像についてポストフィルタ処理を行うポストフィルタ部を備え、ポストフィルタ部は、注目ブロック情報に応じて一部のブロックについて、プレフィルタ処理で用いられた量子化パラメータと逆量子化パラメータとに基づく逆量子化補正パラメータを用いて逆量子化した画像を復号画像として出力することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、符号化装置及びプログラム、復号装置及びプログラム、並びに、配信システムに関し、例えば、重要な領域と重要ではない領域とに分けられる画像を効率よく圧縮するシステムに適用し得る。
近年、監視カメラの普及は進み、更なる高フレームレート化、高解像度化、多視点化も望まれている。しかし、高フレームレート化、高解像度化、多視点化は、動画像のデータ量増大を引き起こし、通信コストやストレージコストの増加を招く。この問題を緩和するために、従来、人物画像の動画像より顔領域を検出し、顔領域の圧縮に多くのビット数を配分する方式が提案されている。
例えば、特許文献1では、注目領域以外に低域通過フィルタによるフィルタリングを行い、高周波成分を除くことで情報量を削減することが提案されている。特許文献1に記載された画像符号化システムでは、符号化対象となる画像について、プレフィルタ部を用いて注目領域以外にフィルタリング処理を施し、注目領域以外の情報量を削減してから圧縮部で圧縮する処理を行う。
なお、特許文献1においては、プレフィルタ部は、注目領域情報と入力画像とを入力とし、入力画像のなかで非注目領域にのみ低域フィルタリングすることにより、情報量削減画像を出力する低域通過フィルタ部を有している。特許文献1の記載技術では、低域通過フィルタでフィルタリングし、高周波成分を落とすことで、情報量を削減している。特許文献1の記載技術では、低域通過フィルタを用いることで、情報量を削減しつつ、ブロック境界に発生するアーティファクトの発生を抑制するという効果を生み出している。
低域通過フィルタによる高周波成分の削減は、画像全体を周波数領域に変換したうえで、例えば高周波成分の振幅を小さくすることで、情報量を削減する操作に相当する。
しかしながら、従来の多くの圧縮技術では、ブロックごとに周波数領域に変換し、圧縮している。例えば、従来の圧縮技術では、低域通過フィルタで高周波成分の振幅を、ゼロにしたとしても、ブロック単位の周波数領域では確実に高周波成分の振幅がゼロになるわけではない。
それ故に、従来の圧縮技術では、アーティファクトの発生を抑制できているわけであるが、エンターテイメント映像のように映像全体の品質が重要視される場合と異なり、監視カメラのように背景のアーティファクトが大きな問題にならない用途の場合、より効率よく確実にデータ量を削減することが求められる。
特許文献2の記載技術では、圧縮部に与えるパラメータを制御することで、非注目領域の情報量を削減する形態を用いている。すなわち、特許文献2の記載技術では、圧縮部において、供給されるパラメータに応じて非注目領域の情報量を削減する機能に対応している。以上のように、特許文献2の記載技術では、このように圧縮部が提供する機能を用いて情報量を削減することで、効率よく確実にデータ量を削減することが実現されている。
特開平04−219089号公報 特開2009−49979号公報
特許文献2の記載技術では、上述の通り、圧縮部において、供給されるパラメータに応じて非注目領域の情報量を削減する機能に対応していることが前提となっている。
しかしながら、特許文献2の記載技術を適用した画像の符号化を実現する際、圧縮部において、規格上は領域ごとに品質を制御する機能を備えていても、実際には当該機能が実装されていないケースもあり得る。特に圧縮部がハードウェアとして提供されている場合、当該機能を追加することは困難である。このような場合でも、圧縮部に依存せず、領域ごとに映像品質を制御可能な特許文献1のような技術が望まれる。
ところで、従来のプレフィルタ部において量子化後に逆量子化を行うと、圧縮部内でエントロピー符号化器に入力されるデータ(画素情報や係数情報)の統計的な分布は、離散的な分布(すなわち、量子化された分布)となる。一方で、H.264やH.265を初めとする多くの符号化方式のエントロピー符号化器が想定する情報源の分布は、例えばラプラス分布やガウス分布のような連続的な分布である。従来のエントロピー符号化器において、入力されるデータの統計的な分布と、想定する分布が異なる場合圧縮効率は低下するという問題点がある。
従来のエントロピー符号化器において、想定する情報源の分布をプレフィルタ部に合わせて最適化することも解決方法の一つではある。しかしながら、例えば、標準化されている符号化方式の場合、エントロピー符号化器が想定する情報源の分布を、プレフィルタで発生する分布に最適化できない場合がある。
また、従来のエントロピー符号化器において、プレフィルタ部に合わせて、柔軟にエントロピー符号化器が想定する情報源の分布を最適化できる符号化方式も考えられる。しかしながら、その場合でも、従来のエントロピー符号化器において、プレフィルタ部で量子化および逆量子化される非注目ブロックの特性に分布を合わせると、プレフィルタ部で量子化および逆量子化されない注目ブロックの特性に合わず、注目ブロックの符号化において圧縮効率が低下することになる。この問題を解決するには、従来のエントロピー符号化器において、領域によっての想定する分布を切り替える必要があるので、採用する符号化方式には、領域に応じてエントロピー符号化器が想定する分布を切り替える仕組みを備えている必要がある。
仮に、従来のエントロピー符号化器において、上述の仕組みが備わっているとしても、エントロピー符号化器が想定する分布は、復号器とも共有されている必要があるため、複数の分布を伝送するためのオーバーヘッドが生じる。
以上のような問題に鑑みて、圧縮効率の低下や符号化方式の選択肢を狭めるという問題を発生させることなく、効率よく画像の情報量を削減することができる符号化装置及びプログラム、復号装置及びプログラム、並びに、配信システムが望まれている。
第1の本発明は、入力画像を符号化する符号化装置において、(1)前記入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、前記入力画像を構成するブロックの量子化に用いる量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減し、情報量削減画像を生成するプレフィルタ部と、(2)前記情報量削減画像を符号化する符号化部と、(3)前記符号化部により符号化された符号化データを含む出力データを出力する出力部とを備え、(4)前記プレフィルタ部は、(4−1)前記入力画像をブロック単位に変換し、変換ブロックを出力する変換部と、(4−2)前記変換部が出力する変換ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している変換ブロックについて、前記量子化パラメータに応じた量子化を行ったブロックに置き換えて、量子化ブロックとして出力する量子化部と、(4−3)前記量子化部が出力する量子化ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している量子化ブロックについて、前記逆量子化パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、情報量削減後変換ブロックとして出力する逆量子化部と、(4−4)前記逆量子化部が出力した情報量削減後変換ブロック列を逆変換した画像を前記情報量削減画像として出力する逆変換部とを有することを特徴とする。
第2の本発明の復号装置は、(1)入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減するプレフィルタ処理が施された情報量削減画像が符号化された符号化データを復号して前記情報量削減画像を取得する復号部と、(2)前記プレフィルタ処理で用いられた量子化パラメータと逆量子化パラメータとに基づく逆量子化補正パラメータを取得する逆量子化補正パラメータ取得部と、(3)前記情報量削減画像を、前記注目ブロック情報及び前記逆量子化補正パラメータを含む情報に基づいてフィルタ処理して復号画像を取得するポストフィルタ部とを備え、(4)前記ポストフィルタ部は、(4−1)前記情報量削減画像をブロック単位に変換し、第1の変換ブロック列として出力する変換部と、(4−2)前記変換部が出力する第1の変換ブロック列のうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している第1の変換ブロックについて、前記逆量子化補正パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、第2の変換ブロック列として出力する逆量子化補正部と、(4−3)前記逆量子化補正部が出力した第2の変換ブロック列を逆変換して復号画像を取得して、当該復号画像を出力する逆変換部とを有することを特徴とする。
第3の本発明の符号化プログラムは、入力画像を符号化する符号化装置に搭載されたコンピュータを、(1)前記入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、前記入力画像を構成するブロックの量子化に用いる量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減し、情報量削減画像を生成するプレフィルタ部と、(2)前記情報量削減画像を符号化する符号化部と、(3)前記符号化部により符号化された符号化データを含む出力データを出力する出力部として機能させ、(4)前記プレフィルタ部は、(4−1)前記入力画像をブロック単位に変換し、変換ブロックを出力する変換部と、(4−2)前記変換部が出力する変換ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している変換ブロックについて、前記量子化パラメータに応じた量子化を行ったブロックに置き換えて、量子化ブロックとして出力する量子化部と、(4−3)前記量子化部が出力する量子化ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している量子化ブロックについて、前記逆量子化パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、情報量削減後変換ブロックとして出力する逆量子化部と、(4−4)前記逆量子化部が出力した情報量削減後変換ブロック列を逆変換した画像を前記情報量削減画像として出力する逆変換部とを有することを特徴とする。
第4の本発明の復号プログラムは、復号装置に搭載されたコンピュータを、(1)入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減するプレフィルタ処理が施された情報量削減画像が符号化された符号化データを復号して前記情報量削減画像を取得する復号部と、(2)前記プレフィルタ処理で用いられた量子化パラメータと逆量子化パラメータとに基づく逆量子化補正パラメータを取得する逆量子化補正パラメータ取得部と、(3)前記情報量削減画像を、前記注目ブロック情報及び前記逆量子化補正パラメータを含む情報に基づいてフィルタ処理して復号画像を取得するポストフィルタ部として機能させ、(4)前記ポストフィルタ部は、(4−1)前記情報量削減画像をブロック単位に変換し、第1の変換ブロック列として出力する変換部と、(4−2)前記変換部が出力する第1の変換ブロック列のうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している第1の変換ブロックについて、前記逆量子化補正パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、第2の変換ブロック列として出力する逆量子化補正部と、(4−3)前記逆量子化補正部が出力した第2の変換ブロック列を逆変換して復号画像を取得して、当該復号画像を出力する逆変換部とを有することを特徴とする。
第5の本発明は、入力画像を符号化して符号化データを生成する符号化装置と、前記符号化装置が生成した前記符号化データを復号して復号画像を生成する復号装置とを備える配信システムにおいて、前記符号化装置として第1の本発明の符号化装置を適用し、前記復号装置として第2の本発明の復号装置を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、圧縮効率の低下や符号化方式の選択肢を狭めるという問題を発生させることなく、効率よく画像の情報量を削減することができる。
第1の実施形態に係る画像符号化システムの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る画像復号システムの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る配信システムの全体構成について示したブロック図である。 第1の実施形態で用いられる注目ブロックについて示した説明図である。 第1の実施形態に係る画像符号化システムの動作について示したフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像復号システムの動作について示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像符号化システムの機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る画像復号システムの機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る画像符号化システムの動作について示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像復号システムの動作について示したフローチャートである。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による符号化装置及びプログラム、復号装置及びプログラム、並びに、配信システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の符号化装置を画像符号化システムに適用し、本発明の復号装置を画像復号システムに適用した例について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図3は、第1の実施形態に係る配信システム1の全体構成について示したブロック図である。
配信システム1は、入力画像を符号化してストリーム(ビット列)を出力する画像符号化システム1001と、画像符号化システム1001で符号化されたストリーム(ビットストリーム)を復号して復号画像を出力する画像復号システム1501とを有している。
画像符号化システム1001から出力されたストリームを画像復号システム1501に入力する媒体は限定されないものである。例えば、画像符号化システム1001から出力されたストリームを、通信(例えば、インターネット等)により画像復号システム1501に送信するようにしてもよいし、画像符号化システム1001から出力されたストリームのデータをデータ記録媒体(例えば、DVDやHDD等の媒体)に記録してオフラインで画像復号システム1501に入力するようにしてもよい。
この実施形態では、画像符号化システム1001は入力画像ごとの符号化を行うものとして説明するが、画像符号化システム1001に連続して複数の入力画像を処理させることで動画像の符号化処理に適用するようにしてもよい。また、画像復号システム1501についても同様に、連続して複数の符号化データのストリームを復号処理させることにより、動画像の復号処理に適用するようにしてもよい。
次に、画像符号化システム1001の内部構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像符号化システム1001の機能的構成について示したブロック図である。
画像符号化システム1001は、非対称量子化型プレフィルタ部1002、及び圧縮部1009を有している。
非対称量子化型プレフィルタ部1002は、注目ブロック情報と量子化パラメータと逆量子化パラメータとに基づき、入力画像の情報量を削減し、情報量削減画像と情報量削減に使用したパラメータに関する情報である伝送用量子化パラメータとを出力するものである。
注目ブロック情報とは、ブロック単位で注目領域か否かを定める情報である。
注目ブロック情報の算出方法としては、例えば、図4に示すように、変換ブロック内に1画素でも注目領域が含まれているならば、当該変換ブロックは注目ブロックであると判定したり、変換ブロック内の画素数のうち半数以上が注目領域に含まれているならば、当該変換ブロックは注目ブロックであると判定したり、変換ブロック内のすべての画素が注目領域に含まれているならば、当該変換ブロックは注目ブロックであると判定したりする方法がある。なお、図4では、半数以上の画素が注目領域に含まれているときに注目ブロックと判定する場合の例を示している。画像符号化システム1001において、注目ブロック情報を保持する方法については限定されないものであり、例えば、入力画像ごとに、対応する注目ブロック情報の入力を外部から受付けるようにしてもよいし、入力画像を分析して注目ブロック情報を生成するようにしてもよい。
また、非対称量子化型プレフィルタ部1002において、量子化パラメータと逆量子化パラメータを保持する方法については限定されないものであり、ユーザ等により設定されたパラメータを保持するようにしてもよいし、入力画像ごとに対応するパラメータの入力を受付けるようにしてもよい。
圧縮部1009は、情報量削減画像を、例えば、JPEGやH.264、H.265などの圧縮方式(符号化方式)で圧縮(符号化)し、伝送用量子化パラメータも多重化して、ストリームを出力するものである。すなわち、圧縮部1009は、種々のエントロピー符号化器を用いた圧縮方式(符号化方式)が適用されているものとする。
非対称量子化型プレフィルタ部1002は、変換部1003、量子化部1005、逆量子化部1006、逆変換部1007、及び伝送用量子化パラメータ生成部1008を有している。
変換部1003は、入力画像をブロックごとに変換し、変換ブロックを出力するものである。変換部1003は、入力画像を入力とし、例えば、任意サイズのブロックごとに離散コサイン変換に代表される2次元の直交変換を行い、変換ブロックを出力する。
量子化部1005は、変換部1003から供給された変換ブロックのうち、注目ブロック情報で非注目領域と示されたブロックについてのみ量子化パラメータに応じて量子化したブロックに置き換えて「量子化ブロック」として出力するものである。量子化部1005は、変換部1003から供給された変換ブロックのうち、注目ブロック情報で非注目領域であることが示された変換ブロックについて、量子化パラメータに応じた量子化を行い、量子化ブロックとして出力する。また、量子化部1005は、注目ブロック情報で注目領域であることが示された変換ブロックについては無加工のまま量子化ブロックとして出力する。
逆量子化部1006は、量子化部1005から供給された量子化ブロックのうち、注目ブロック情報で非注目領域と示されたブロック(すなわち、量子化部1005で量子化されたブロック)についてのみ逆量子化パラメータに応じて逆量子化したブロックに置き換えて「情報量削減後変換ブロック」として出力する。また、逆量子化部1006は、注目ブロック情報が注目領域であることを示している場合には無加工のまま情報量削減後変換ブロックとして出力する。
逆変換部1007は、情報量削減後変換ブロックを逆変換し、情報量削減画像を出力するものである。
伝送用量子化パラメータ生成部1008は、量子化パラメータと逆量子化パラメータとから伝送用量子化パラメータを生成するものである。伝送用量子化パラメータの詳細については後述する。
次に、画像復号システム1501の内部構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る画像復号システム1501の機能的構成について示したブロック図である。
画像復号システム1501は、復号部1502及びポストフィルタ部1503を有している。
復号部1502は、ストリームを復号し、情報量削減画像を出力するとともに、ストリームから伝送用量子化パラメータを分離する機能を担っている。
ポストフィルタ部1503は、注目ブロック情報、情報量削減画像、及び伝送用量子化パラメータに基づいて復号画像を生成するものである。
ポストフィルタ部1503は、逆量子化補正パラメータ生成部1504、変換部1505、逆量子化補正部1506、及び逆変換部1507を有している。
逆量子化補正パラメータ生成部1504は、ストリームから分離された伝送用量子化パラメータに基づいて逆量子化補正パラメータを生成するものである。なお、伝送用量子化パラメータ及び逆量子化補正パラメータの詳細については後述する。
変換部1505は、情報量削減画像を変換し、情報量削減後変換ブロックを生成するものである。
逆量子化補正部1506は、注目ブロック情報が非注目領域であることを示している場合には、情報量削減後変換ブロックを逆量子化補正パラメータに基づき逆量子化し、変換ブロックを生成するものである。
逆変換部1507は、変換ブロックを逆変換し、復号画像を生成するものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の配信システム1(画像符号化システム1001及び画像復号システム1501)の動作を説明する。
図5は、画像符号化システム1001の動作について示したフローチャートである。
まず、変換部1003において、入力画像をブロックに分け、変換し、変換ブロックとして出力する(S1001)。変換部1003が行う変換方法には、例えば、離散コサイン変換がある。
量子化部1005は、変換ブロックのうち、注目ブロック情報が非注目領域であることを示すブロックについては、量子化パラメータに応じた量子化を行い、量子化ブロックとして出力する(S1002)。量子化パラメータは、例えば、量子化するときの量子化ステップ幅や、右シフト量を適用するようにしてもよい。量子化パラメータが量子化ステップ幅であった場合、量子化部1005は、例えば、変換ブロックの係数を量子化ステップ幅で割ることで、量子化ブロックの係数を求める。例えば、変換ブロックの係数が100で、量子化パラメータが量子化ステップ幅20であった場合、量子化ブロックの係数は、100÷20=5である。
逆量子化部1006は、量子化ブロックのうち、注目ブロック情報が非注目領域であることを示すブロックについては、逆量子化パラメータに応じた逆量子化を行い、情報量削減後変換ブロックとして出力する(S1003)。
逆量子化パラメータは、例えば、逆量子化するときの量子化ステップ幅や左シフト量を適用することができる。逆量子化パラメータが量子化ステップ幅であった場合、逆量子化部1006は、例えば、量子化ブロックの係数に量子化ステップ幅を掛けることで、情報量削減後変換ブロックの係数を求める。例えば、量子化ブロックの係数が5で、逆量子化パラメータが量子化ステップ幅2であった場合、情報量削減後変換ブロックの係数は、5×2=10である。逆量子化パラメータは、量子化ステップ幅がゼロとなる値であっても本発明の効果を奏することができる。
逆変換部1007は、情報量削減後変換ブロックを逆変換し、情報量削減画像を生成する(S1004)。
逆変換部1007が行う逆変換処理は、ステップS1001で実施した変換に対応する逆変換とする。
次に、伝送用量子化パラメータ生成部1008が、量子化パラメータと逆量子化パラメータから伝送用量子化パラメータを生成する(S1005)。伝送用量子化パラメータに関する詳細は後述する。
次に、圧縮部1009が、情報量削減画像を、JPEGやH.264、H.265などの圧縮方式で圧縮し、伝送用量子化パラメータも多重化して、ストリームを出力する(S1006)。
図6は、画像復号システム1501の動作について示したフローチャートである。
まず、復号部1502が、ストリームを復号し、情報量削減画像を出力するとともに、ストリームから伝送用量子化パラメータを分離する(S1501)。
次に、逆量子化補正パラメータ生成部1504が、分離された伝送用量子化パラメータから逆量子化補正パラメータを生成する(S1502)。
次に、変換部1505が、情報量削減画像を変換し、情報量削減後変換ブロックを生成(復元)する(S1503)。変換部1505が行う変換は、ステップS1001で実施した変換と同じ変換とする。
次に、逆量子化補正部1506が、情報量削減後変換ブロックのうち、注目ブロック情報が非注目領域であることを示しているブロックについては逆量子化補正パラメータに応じた逆量子化を行い変換ブロックとして出力する(S1504)。逆量子化補正パラメータは、例えば、逆量子化するときの量子化ステップ幅や、左シフト量を適用することができる。
逆量子化補正部1506は、逆量子化補正パラメータが量子化ステップ幅であった場合、例えば、量子化ブロックの係数に量子化ステップ幅を掛けることで、情報量削減後変換ブロックの係数を求める。例えば、情報量削減後変換ブロックの係数が10で、逆量子化補正パラメータが量子化ステップ幅10であった場合、変換ブロックの係数は、10×10=100である。
次に、逆変換部1507が、変換ブロックを逆変換し、復号画像を生成する(S1505)。逆変換部1507が行う逆変換は、ステップS1503で実施した変換に対応する逆変換とする。
次に、逆量子化補正パラメータの詳細について説明する。
逆量子化補正パラメータとは、量子化パラメータと逆量子化パラメータとから求められる値であり、逆量子化パラメータに基づく逆量子化と逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行うことで、量子化パラメータに基づく量子化によって狭くなったデータの存在範囲が元の存在範囲の戻ることを満たしていれば良い。
そのため、逆量子化補正パラメータとしては、例えば、逆量子化するときの量子化ステップ幅や、左シフト量を適用することができる。
量子化パラメータ、逆量子化パラメー夕及び逆量子化補正パラメータが、例えば、量子化ステップ幅であった場合、逆量子化補正パラメータは、量子化パラメータを逆量子化パラメータで割ることで求めることができる。また、量子化パラメータ、逆量子化パラメー夕及び逆量子化補正パラメータが、例えば、左右のシフト量であった場合、逆量子化補正パラメータの大きさは、当該量子化パラメータの大きさを当該逆量子化パラメータの大きさで引くことで求められる。
以上のように、伝送用量子化パラメータは、量子化パラメータと逆量子化パラメータとから構成されるデータを適用することができる。伝送用量子化パラメータは、例えば、複数のデータの組みで構成しても良いし、量子化パラメータと逆量子化パラメータとから計算される逆量子化補正パラメータで構成しでも良い。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態では、逆量子化処理の一部を画像復号システム1501が担うことで、圧縮部1009に入力されるデータの統計的な分布は連続的な分布(つまり量子化ステップの小さな分布)となり、圧縮部1009(エントロピー符号化器)が想定する分布(つまりラプラス分布やガウス分布のような連続な分布)に近づくため、圧縮部1009(エントロピー符号化器)の圧縮効率低下が緩和される。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による符号化装置及びプログラム、復号装置及びプログラム、並びに、配信システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の符号化装置を画像符号化システムに適用し、本発明の復号装置を画像復号システムに適用した例について説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態に係る配信システム1Aの全体構成についても図3を用いて示すことができる。以下では、第2の実施形態について第1の実施形態との差異を説明する。
配信システム1Aでは、画像符号化システム1001と画像復号システム1501が、画像符号化システム2001と画像復号システム2501に置き換わっている点で第1の実施形態と異なっている。
図7は、画像符号化システム2001の機能的構成について示したブロック図である。図7では、上述の図1と同一部分又は対応部分には、同一符号又は対応符号を付している。
画像符号化システム2001は、非対称量子化型プレフィルタ部2002及び圧縮部1009を有している。
圧縮部1009は、第1の実施形態と同様の処理を行うものであるため、詳しい説明を省略する。
非対称量子化型プレフィルタ部2002は、変換部1003、DC成分フィルタリング部2004、量子化部1005、逆量子化部2006、逆変換部1007、及び伝送用量子化パラメータ生成部2008を有している。
第2の実施形態において、変換部1003、量子化部1005、及び逆変換部1007は、第1の実施形態と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
DC成分フィルタリング部2004は、変換ブロックのDC成分を平滑化し、DC情報量削減後変換ブロックを出力するものである。
量子化部1005は、DC情報量削減後変換ブロックを量子化し、量子化ブロックを出力する。
逆量子化部2006は、注目ブロック情報とDC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとに基づき、DC成分に対してはDC成分用の逆量子化パラメータ(以下「DC逆量子化パラメータ」と呼ぶ)に基づく逆量子化を行い、AC成分に対してはAC成分用の逆量子化パラメータ(以下「AC逆量子化パラメータ」と呼ぶ)に基づく逆量子化を行うものである。
なお、逆量子化補正パラメータ生成部2504(逆量子化補正部2506)では、上述の通り逆量子化パラメータとしてDC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとが用いられている。逆量子化補正パラメータ生成部2504(逆量子化補正部2506)において、DC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータを保持する方法については限定されないものであり、ユーザ等により設定されたパラメータを保持するようにしてもよいし、入力画像ごとに対応するパラメータの入力を受付け(例えば、ストリームに多重化された情報により受付け)を行うようにしてもよい。
以上のように、逆量子化部2006は、周波数分離型の逆量子化処理を行う。
伝送用量子化パラメータ生成部2008は、量子化パラメータとDC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとから伝送用量子化パラメータを生成するものである。第2の実施形態における伝送用量子化パラメータの構成については後述する。
図8は、画像復号システム2501の機能的構成について示したブロック図である。図8では、上述の図2と同一部分又は対応部分には、同一符号又は対応符号を付している。
画像復号システム2501は、復号部1502とポストフィルタ部2503を有している。
第2の実施形態において、復号部1502は、第1の実施形態と同様の処理を行うものであるため、詳しい説明を省略する。
ポストフィルタ部2503は、逆量子化補正パラメータ生成部2504、変換部1505、逆量子化補正部2506、及び逆変換部1507を有している。
第2の実施形態において、変換部1505、及び逆変換部1507は、第1の実施形態と同様の構成であるため、詳しい説明を省略する。
逆量子化補正パラメータ生成部2504は、伝送用量子化パラメータからDC逆量子化補正パラメータとAC逆量子化補正パラメータとを生成するものである。DC逆量子化補正パラメータとAC逆量子化補正パラメータの詳細構成については後述する。
逆量子化補正部2506は、DC成分に対しては、DC逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行い、AC成分に対しては、AC逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行う。以上のように、逆量子化補正部2506は、周波数分離型の逆量子化補正を行う。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の配信システム1A(画像符号化システム2001及び画像復号システム2501)の動作を説明する。
図9は、画像符号化システム2001の動作について示したフローチャートである。
まず、変換部1003が、入力画像をブロックに分けて変換し、変換ブロックを出力する(S2001)。変換部1003が行う変換方法には、例えば、離散コサイン変換がある。
次に、DC成分フィルタリング部2004が、変換ブロックのDC成分を平滑化し、DC情報量削減後変換ブロックを出力する(S2002)。DC成分フィルタリング部2004は、隣接する情報量削減後変換ブロックのDC成分を用いることでDC成分を平滑化する。DC成分フィルタリング部2004は、例えば、隣接する情報量削減後変換ブロックのDC成分を足し合わせて、足し合わせたDC成分数で割ることで平滑化する。
次に、量子化部1005が、DC情報量削減後変換ブロックのうち、注目ブロック情報が非注目領域であることを示しているブロックについて、量子化パラメータに応じた量子化を行い、量子化ブロックとして出力する(S2003)。
次に、逆量子化部2006が、量子化ブロックのうち、注目ブロック情報が非注目領域であることを示しているブロックについてDC逆量子化パラメータ或いはAC逆量子化パラメータに応じた逆量子化を行い、情報量削減後変換ブロックとして出力する(S2004)。具体的には、逆量子化部2006は、DC成分に対してはDC逆量子化パラメータに基づく逆量子化を行い、AC成分に対してはAC逆量子化パラメータに基づく逆量子化を行う。逆量子化部2006は、DC逆量子化パラメータにおいて、量子化ステップ幅が量子化パラメータの量子化ステップ幅と等しくなる値に設定し、AC逆量子化パラメータを、量子化ステップ幅がゼロとなる値に設定しても本発明の効果を奏することができる。
次に、逆変換部1007が、情報量削減後変換ブロックを逆変換し、情報量削減画像を生成する(S2005)。逆変換部1007が行う逆変換は、ステップS2001で実施した変換に対応する逆変換とする。
次に、伝送用量子化パラメータ生成部2008が、量子化パラメータとDC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとから伝送用量子化パラメータを生成する(S2006)。
第2の実施形態において、伝送用量子化パラメータは、量子化パラメータとDC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとから構成されるデータを適用することができる。第2の実施形態において、伝送用量子化パラメータは、複数のデータの組みで構成しても良いし、量子化パラメータとDC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとから計算されるDC逆量子化補正パラメータとAC逆量子化補正パラメータとで構成しても良い。
次に、圧縮部1009が、情報量削減画像を、JPEGやH.264、H.265などの圧縮方式で圧縮し、伝送用量子化パラメータも多重化して、ストリームを出力する(S2007)。
図10は、画像復号システム2501の動作について示したフローチャートである。
まず、復号部1502が、ストリームを復号し、情報量削減画像を出力するとともに、ストリームから伝送用量子化パラメータを分離する(S2501)。
次に、逆量子化補正パラメータ生成部2504が、分離された伝送用量子化パラメータからDC逆量子化補正パラメータとAC逆量子化補正パラメータを生成する(S2502)。
DC逆量子化補正パラメータは、量子化パラメータとDC逆量子化パラメータとを用いて第1の実施形態の逆量子化補正パラメータと同様の処理により生成することができる。また、AC逆量子化補正パラメータは、量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとを用いて第1の実施形態の逆量子化補正パラメータと同様の処理により生成することができる。
次に、変換部1505が、情報量削減画像を変換し、情報量削減後変換ブロックを生成する(S2503)。変換部1505が行う変換は、ステップS2001で実施した変換と同じ変換とする。
次に、逆量子化補正部2506が、注目ブロック情報が非注目領域であることを示している場合にはDC逆量子化補正パラメータまたはAC逆量子化補正パラメータに応じた逆量子化を行う(S2504)。
具体的には、逆量子化補正部2506は、DC成分に対してはDC逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行い、AC成分に対してはAC逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行う。
次に、逆変換部1507が、変換ブロックを逆変換し、復号画像を生成する(S2505)。逆変換は、ステップS2503で実施した変換に対応する逆変換とする。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第2の実施形態では、DC成分の逆量子化パラメータとAC成分の逆量子化パラメータが分離している。具体的には、第2の実施形態では、例えば、DC逆量子化パラメータが表す量子化ステップ幅を、量子化パラメータが表す量子化ステップ幅と同程度まで大きくすることで、本発明のポストフィルタ部を備えない画像復号システム(例えば標準のみに基づく画像復号システム)を用意したとしても、非注目領域も視覚的に識別可能な画像となる。
また、圧縮部や復号部に採用する符号化方式によっては、注目領域と非注目領域の間で、差分を計算し圧縮するものもあり、その場合に注目領域と非注目領域の間で大きな差が発生し符号化効率に悪影響を与える場合もあるが、そのような符号化方式を採用した場合でも、第2の実施形態では、注目領域と非注目領域の間でDC成分の差分が小さくなるために、圧縮後の符号量は小さくなる。
さらに、第2の実施形態では、第1の実施形態に比べると、画像符号化システム2001において、DC成分については大きな量子化ステップ幅で逆量子化が実施されるため、圧縮部1009(エントロピー符号化器)における圧縮効率が低下するが、DC成分フィルタリング部2004がDC成分の情報量を削減することで、圧縮効率の低下等を抑制することができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の各実施形態において、伝送用量子化パラメータを多重化すること通じて、画像符号化システムと画像復号システム間で量子化に関わる情報を共有しているが、予めハードコーディングすることも含め、他の方法で共有してもよい。例えば、逆量子化補正パラメータが、量子化パラメータと逆量子化パラメータとから求められる値であり、逆量子化パラメータに基づく逆量子化と逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行うことで、量子化パラメータに基づく量子化によって狭くなったデータの存在範囲が元の存在範囲の戻るという性質を満たしていれば同様の効果を奏することができる。
(C−2)第2の実施形態において、AC逆量子化パラメータおよびAC逆量子化補正パラメータは、1個の値のように記載しているが、1個以上の値の集合であり、周波数分離型の逆量子化部2006および周波数分離型の逆量子化補正部2506が、1個以上の値を帯域ごとに振り分け、振り分けられた値に基づき逆量子化を行うものであっても同様の効果を奏することができる。この場合、伝送用量子化パラメータは、量子化パラメータと1個以上の逆量子化パラメータとから構成されることになるか、或いは、量子化パラメータと1個以上の逆量子化パラメータとから計算される1個以上の逆量子化補正パラメータから構成されることになる。
(C−3)第2の実施形態において、量子化パラメータは、1個の値のように記載しているが、1個以上の値の集合であり、量子化部1005は、1個以上の値を帯域ごとに振り分け、振り分けられた値に基づき量子化を行うようにしてもよい。このとき、周波数分離型の逆量子化部2006と周波数分離型の逆量子化補正部2506が、1個以上の値を帯域ごとに振り分け、振り分けられた値に基づき逆量子化を行うようにしても同様の効果を奏することができる。この場合、伝送用量子化パラメータは、1個以上の量子化パラメータと1個以上の逆量子化パラメータとから構成されることになるか、或いは、1個以上の量子化パラメータと1個以上の逆量子化パラメータとから計算される1個以上の逆量子化補正パラメータから構成されることになる。また、この場合、量子化パラメータのうちDC成分に割り振られる値が、量子化ステップ幅がゼロとなる値であっても同様の効果を奏することができる。この場合、本発明のポストフィルタ部を備えない画像復号システム(例えば、標準のみに基づく画像復号システム)を用意したとしても、非注目領域も十分に視覚的に識別可能な画像となる。
(C−4)上記の各実施形態において、量子化パラメータ、逆量子化パラメー夕、及び逆量子化補正パラメータは、非注目領域でのみ使用されるパラメータのように記載している。しかしながら、上記の各実施形態において量子化パラメータは、注目領域用の量子化パラメータと非注目領域用の量子化パラメータの集合である。また、上記の各実施形態において、逆量子化パラメータは、注目領域用の逆量子化パラメータと非注目領域用の逆量子化パラメータの集合である。さらに、上記の各実施形態において、逆量子化補正パラメータは、注目領域用の逆量子化補正パラメータと非注目領域用の逆量子化補正パラメータの集合である。
したがって、上記の各実施形態において、画像符号化システムの量子化部は、注目領域については、注目領域用量子化パラメータに基づき量子化し、非注目領域については、非注目領域用量子化パラメータに基づき量子化するようにしてもよい。また、上記の各実施形態において、画像符号化システムの逆量子化部は、注目領域については、注目領域用逆量子化パラメータに基づき逆量子化し、非注目領域については、非注目領域用逆量子化パラメータに基づき逆量子化するようにしてもよい。さらに、上記の各実施形態において、画像復号システムの逆量子化補正部は、注目領域については、注目領域用逆量子化補正パラメータに基づき逆量子化し、非注目領域については、非注目領域用逆量子化補正パラメータに基づき逆量子化するようにしてもよい。上記の各実施形態において、以上のように、量子化パラメータ、逆量子化パラメー夕、及び逆量子化補正パラメータを用いても同様の効果を奏することができる。
また、同様の考え方から、上記の各実施形態において、量子化パラメータ、逆量子化パラメー夕、及び逆量子化補正パラメータが注目領域でのみ使用されるパラメータであっても同様の効果を奏することができる。
(C−5)第2の実施形態において、DC成分フィルタリング部2004を除外し、変換ブロックが直接量子化部1005に入力されるような構成であっても良い。
1…配信システム、1001…画像符号化システム、1002…非対称量子化型プレフィルタ部、1003…変換部、1005…量子化部、1006…逆量子化部、1007…逆変換部、1008…伝送用量子化パラメータ生成部、1009…圧縮部、1501…画像復号システム、1502…復号部、1503…ポストフィルタ部、1504…逆量子化補正パラメータ生成部、1505…変換部、1506…逆量子化補正部、1507…逆変換部。

Claims (18)

  1. 入力画像を符号化する符号化装置において、
    前記入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、前記入力画像を構成するブロックの量子化に用いる量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減し、情報量削減画像を生成するプレフィルタ部と、
    前記情報量削減画像を符号化する符号化部と、
    前記符号化部により符号化された符号化データを含む出力データを出力する出力部とを備え、
    前記プレフィルタ部は、
    前記入力画像をブロック単位に変換し、変換ブロックを出力する変換部と、
    前記変換部が出力する変換ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している変換ブロックについて、前記量子化パラメータに応じた量子化を行ったブロックに置き換えて、量子化ブロックとして出力する量子化部と、
    前記量子化部が出力する量子化ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している量子化ブロックについて、前記逆量子化パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、情報量削減後変換ブロックとして出力する逆量子化部と、
    前記逆量子化部が出力した情報量削減後変換ブロック列を逆変換した画像を前記情報量削減画像として出力する逆変換部とを有する
    ことを特徴とする符号化装置。
  2. 前記情報量削減画像と、前記プレフィルタ部で情報量削減に使用した各パラメータに関する情報である伝送用量子化パラメータを生成して出力する伝送用量子化パラメータ生成部をさらに備え、
    前記出力部は、前記符号化部により符号化された符号化データと、前記伝送用量子化パラメータとを多重化したデータのストリームを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記伝送用量子化パラメータ生成部が生成する前記伝送用量子化パラメータには、前記量子化パラメータと前記逆量子化パラメータとが含まれていることを特徴とする請求項2に記載の符号化装置。
  4. 前記伝送用量子化パラメータ生成部が生成する前記伝送用量子化パラメータには、前記量子化パラメータと前記逆量子化パラメータに基づいて、前記情報量削減画像に係る逆量子化を行う際に用いる逆量子化補正パラメータが含まれていることを特徴とする請求項2に記載の符号化装置。
  5. 前記逆量子化補正パラメータには、前記量子化パラメータと前記逆量子化パラメータとから求められる値であり、前記情報量削減画像に対して、前記逆量子化パラメータに基づく逆量子化と前記逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行うことで、前記量子化パラメータに基づく量子化によって狭くなったデータの存在範囲が元の存在範囲を戻すことが可能なパラメータであることを特徴とする請求項4に記載の符号化装置。
  6. 前記量子化パラメータは、前記量子化部が量子化するときの量子化ステップ幅であり、
    前記逆量子化パラメータは、前記逆量子化部が逆量子化するときの量子化ステップ幅であり、
    前記逆量子化補正パラメータは、前記量子化パラメータを前記逆量子化パラメータで割ることで求められること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の符号化装置。
  7. 前記量子化パラメータは、前記量子化部が量子化するときの右シフト量であり、
    前記逆量子化パラメータは、前記逆量子化部が逆量子化するときの左シフト量であり、
    前記逆量子化補正パラメータは、前記量子化パラメータの大きさを前記逆量子化パラメータの大きさで引くことで求められる左シフト量であること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の符号化装置。
  8. 前記逆量子化パラメータには、DC逆量子化パラメータとAC逆量子化パラメータとが含まれており、
    前記逆量子化部は、DC成分に対しては前記DC逆量子化パラメータに基づく逆量子化を行い、AC成分に対しては前記AC逆量子化パラメータに基づく逆量子化を行う
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の符号化装置。
  9. 入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減するプレフィルタ処理が施された情報量削減画像が符号化された符号化データを復号して前記情報量削減画像を取得する復号部と、
    前記プレフィルタ処理で用いられた量子化パラメータと逆量子化パラメータとに基づく逆量子化補正パラメータを取得する逆量子化補正パラメータ取得部と、
    前記情報量削減画像を、前記注目ブロック情報及び前記逆量子化補正パラメータを含む情報に基づいてフィルタ処理して復号画像を取得するポストフィルタ部とを備え、
    前記ポストフィルタ部は、
    前記情報量削減画像をブロック単位に変換し、第1の変換ブロック列として出力する変換部と、
    前記変換部が出力する第1の変換ブロック列のうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している第1の変換ブロックについて、前記逆量子化補正パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、第2の変換ブロック列として出力する逆量子化補正部と、
    前記逆量子化補正部が出力した第2の変換ブロック列を逆変換して復号画像を取得して、当該復号画像を出力する逆変換部と
    を有することを特徴とする復号装置。
  10. 前記逆量子化補正パラメータには、前記量子化パラメータと前記逆量子化パラメータとから求められる値であり、前記情報量削減画像に対して、前記逆量子化パラメータに基づく逆量子化と前記逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行うことで、前記量子化パラメータに基づく量子化によって狭くなったデータの存在範囲が元の存在範囲を戻すことが可能なパラメータであることを特徴とする請求項9に記載の復号装置。
  11. 前記復号部は、前記符号化データを含むストリームから、前記符号化データを取得して復号することを特徴とする請求項10に記載の復号装置。
  12. 前記ストリームには、前記量子化パラメータと前記逆量子化パラメータとを含む伝送用量子化パラメータが多重化されており、
    前記逆量子化補正パラメータ取得部は、前記伝送用量子化パラメータに基づいて、前記逆量子化補正パラメータを取得する
    ことを特徴とする請求項11に記載の復号装置。
  13. 前記量子化パラメータは、前記プレフィルタ処理で、量子化する際に用いられた量子化ステップ幅であり、
    前記逆量子化パラメータは、前記プレフィルタ処理で、逆量子化する際に用いられた量子化ステップ幅であり、
    前記逆量子化補正パラメータは、前記量子化パラメータを前記逆量子化パラメータで割ることで求められること
    を特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の復号装置。
  14. 前記量子化パラメータは、前記プレフィルタ処理で量子化するときの右シフト量であり、
    前記逆量子化パラメータは、前記プレフィルタ処理で逆量子化するときの左シフト量であり、
    前記逆量子化補正パラメータは前記逆量子化補正部が逆量子化するときの左シフト量であり、当該量子化パラメータの大きさを当該逆量子化パラメータの大きさで引くことで求められること
    を特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の復号装置。
  15. 前記逆量子化補正パラメータには、DC成分の逆量子化をするためのDC逆量子化補正パラメータと、AC成分の逆量子化をするためのAC逆量子化補正パラメータとが含まれており、
    前記逆量子化補正部は、DC成分に対しては前記DC逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行い、AC成分に対しては前記AC逆量子化補正パラメータに基づく逆量子化を行う
    ことを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の復号装置。
  16. 入力画像を符号化する符号化装置に搭載されたコンピュータを、
    前記入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、前記入力画像を構成するブロックの量子化に用いる量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減し、情報量削減画像を生成するプレフィルタ部と、
    前記情報量削減画像を符号化する符号化部と、
    前記符号化部により符号化された符号化データを含む出力データを出力する出力部として機能させ、
    前記プレフィルタ部は、
    前記入力画像をブロック単位に変換し、変換ブロックを出力する変換部と、
    前記変換部が出力する変換ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している変換ブロックについて、前記量子化パラメータに応じた量子化を行ったブロックに置き換えて、量子化ブロックとして出力する量子化部と、
    前記量子化部が出力する量子化ブロックのうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している量子化ブロックについて、前記逆量子化パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、情報量削減後変換ブロックとして出力する逆量子化部と、
    前記逆量子化部が出力した情報量削減後変換ブロック列を逆変換した画像を前記情報量削減画像として出力する逆変換部とを有する
    ことを特徴とする符号化プログラム。
  17. 復号装置に搭載されたコンピュータを、
    入力画像を構成するブロックごとに注目ブロックであるか非注目ブロックであるかが記述された注目ブロック情報と、量子化パラメータと、逆量子化パラメータとを用いて、前記入力画像の情報量を削減するプレフィルタ処理が施された情報量削減画像が符号化された符号化データを復号して前記情報量削減画像を取得する復号部と、
    前記プレフィルタ処理で用いられた量子化パラメータと逆量子化パラメータとに基づく逆量子化補正パラメータを取得する逆量子化補正パラメータ取得部と、
    前記情報量削減画像を、前記注目ブロック情報及び前記逆量子化補正パラメータを含む情報に基づいてフィルタ処理して復号画像を取得するポストフィルタ部として機能させ、
    前記ポストフィルタ部は、
    前記情報量削減画像をブロック単位に変換し、第1の変換ブロック列として出力する変換部と、
    前記変換部が出力する第1の変換ブロック列のうち、前記注目ブロック情報で非注目領域であることを示している第1の変換ブロックについて、前記逆量子化補正パラメータに応じた逆量子化を行ったブロックに置き換えて、第2の変換ブロック列として出力する逆量子化補正部と、
    前記逆量子化補正部が出力した第2の変換ブロック列を逆変換して復号画像を取得して、当該復号画像を出力する逆変換部とを有する
    ことを特徴とする復号プログラム。
  18. 入力画像を符号化して符号化データを生成する符号化装置と、前記符号化装置が生成した前記符号化データを復号して復号画像を生成する復号装置とを備える配信システムにおいて、前記符号化装置として請求項1に記載の符号化装置を適用し、前記復号装置として請求項10に記載の復号装置を適用したことを特徴とする配信システム。
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