JP2017150692A - Electrical apparatus and method for controlling electrical apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はユーザに対して、動作に関するメッセージを出力する電気機器などに関する。 The present invention relates to an electric device that outputs a message about an operation to a user.
空調装置などの電気機器において、ユーザに対して動作に関するメッセージを出力する機器がある。例えば、特許文献1には、空調装置の消費電力、室内温度、動作状態に基づき、設定温度までの到達時間を推測し、冷暖房の強度を調節したり、動作状態を変更したりすることをユーザに知らせる技術が開示されている。
Among electric devices such as air conditioners, there are devices that output messages about operations to users. For example,
特許文献1の技術は、冷暖房の強度の調節や、動作状態の変更などの前にユーザに報知する技術であり、特許文献1には、条件を満たしたこと(例えば、室温が設定温度となったこと)を報告するという技術思想は開示されていない。また、電気機器の中には、条件を満たしたことを報知する電気機器(例えば、フィルタの交換時期が来たことを報知する空調装置や空気清浄機など)があるが、ユーザは、条件が満たされたことを知ることができるのみであり、該条件を満たすまでの過程については知ることができない。
The technique of
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、条件が満たされたとき、該条件を満たすまでの過程の良し悪しをユーザに認識させることができる電気機器などを実現することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and its purpose is to provide an electrical device that can allow a user to recognize whether the process up to the condition is satisfied or not when the condition is satisfied. It is to be realized.
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気機器は、ユーザに対して、動作に関するメッセージを出力する出力部を備える電気機器であって、上記電気機器は、以下を含む;設定された条件を満たすように動作したことによって、該条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する判定部、上記判定部の判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを上記出力部に出力させる出力制御部。 In order to solve the above-described problem, an electrical device according to an aspect of the present invention is an electrical device including an output unit that outputs a message regarding an operation to a user, and the electrical device includes the following: When the condition is satisfied by operating so as to satisfy the set condition, the determination unit that determines whether the process that satisfies the condition is good or bad, in a manner according to the determination result of the determination unit, An output control unit that causes the output unit to output a condition achievement message indicating that the condition is satisfied.
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気機器の制御方法は、ユーザに対して、動作に関するメッセージを出力する出力部を備える電気機器の制御方法であって、上記電気機器の制御方法は、以下を含む;設定された条件を満たすように動作したことによって、設定された条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する判定ステップ、上記判定ステップにおける判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを上記出力部に出力させる出力制御ステップ。 In order to solve the above problem, an electrical device control method according to an aspect of the present invention is an electrical device control method including an output unit that outputs a message regarding an operation to a user. The control method of the electric device includes the following: a determination step for determining whether a process that satisfies the condition is good or bad when the set condition is satisfied by operating to satisfy the set condition; An output control step for causing the output unit to output a condition achievement message indicating that the condition is satisfied in a manner corresponding to the determination result in the determination step;
本発明の一態様によれば、条件が満たされたとき、該条件を満たすまでの過程の良し悪しをユーザに認識させることができるという効果を奏する。 According to one aspect of the present invention, when a condition is satisfied, there is an effect that the user can recognize whether the process up to the condition is good or bad.
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1から図6に基づいて詳細に説明する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 1 to 6.
(本発明の概要)
まず、本発明の概要について図2を参照して説明する。図2は、本発明の概要を説明する図である。ここでは、図2に示すように、本発明に係る電気機器を空調装置1に適用した例を説明する。本発明に係る空調装置1は、設定された条件を満たすように動作したことによって、該条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する。そして、判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを音声出力する。
(Outline of the present invention)
First, an outline of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a diagram for explaining the outline of the present invention. Here, as shown in FIG. 2, the example which applied the electric equipment which concerns on this invention to the
具体的には、図2に示すように、空調装置1に対して、ユーザがリモコンを用いて暖房運転を指示したとする。なお、この暖房運転の指示には、室温の目標値である設定温度(例えば20℃)が含まれている。該指示を受け付けた空調装置1は暖房運転を開始するとともに、運転時間および室温の計測を開始する。また、空調装置1は、運転開始時に計測した室温と、上記指示に含まれる設定温度とに基づいて、室温を設定温度にするまでにかかる時間である達成予想時間を算出する。
Specifically, as shown in FIG. 2, it is assumed that the user instructs the
空調装置1は、室温が設定温度となったことを検知すると、時間の計測を終了し、室温が設定温度となったことを示すメッセージ(条件達成メッセージ)を音声出力する。このとき、空調装置1は、計測した時間である実測時間(測定値)と、上述した達成予想時間(予測値)とを比較し、実測時間と達成予想時間の大小関係に応じた態様の条件達成メッセージを出力する。換言すれば、空調装置1は、大小関係に応じたモードに切り替え、該モードに応じた態様の条件達成メッセージを出力する。なお、実測時間は、空調装置1が設定された条件を満たしたとき、該条件を満たした過程の状態を示す情報であると表現することもできる。また、達成予想時間は、空調装置1が設定された条件を満たす過程として予想された状態を示す情報であると表現することもできる。
When the
以降、このモードを、空調装置1を擬人化した場合における空調装置1の「感情」とみなして説明する。つまり、空調装置1は、実測時間と達成予想時間との大小関係に応じた感情を決定し、該決定した感情に応じた態様の条件達成メッセージを出力する。なお、空調装置1は、感情を複数の選択肢から選択して決定する。本実施形態では、感情の選択肢として、機嫌のよい「上機嫌」および機嫌の悪い「不機嫌」の2つの選択肢があるものとして説明する。なお、空調装置1の感情の種類は、「上機嫌」および「不機嫌」の2種類に限定されない。例えば、「上機嫌」と「不機嫌」との間に「普通」という感情を加え、感情の種類を3種類としてもよい。また、各感情にレベル(感情の強さと表現することもできる)を設け、さらにバリエーションを増やしてもよい。なお、各感情にレベルを設ける構成は、後述する実施形態3にて詳細に説明する。
Hereinafter, this mode will be described assuming that it is an “emotion” of the
続いて、感情に応じた態様の条件達成メッセージについて具体的に説明する。図2に示すように、達成予想時間以下の時間で設定温度となった(実測時間≦達成予想時間)場合、空調装置1は、「上機嫌」の感情を選択する。そして、該「上機嫌」の感情に応じた態様の条件達成メッセージを出力する。具体的には、空調装置1は、「室温が問題なく設定温度になったよ♪」という、空調装置1の感情が「上機嫌」であることをユーザが理解できるような内容の音声を出力する。
Next, the condition achievement message in a mode according to emotion will be specifically described. As shown in FIG. 2, when the set temperature is reached in a time equal to or shorter than the expected achievement time (actual measurement time ≦ achieved achievement time), the
一方、設定温度となるまでに達成予想時間より長い時間がかかった(実測時間>達成予想時間)場合、空調装置1は、「不機嫌」の感情を選択する。そして、該「不機嫌」の管状に応じた態様の条件達成メッセージを出力する。具体的には、空調装置1は、「室温が設定温度になるのに時間がかかったよ…」という、空調装置1の感情が「不機嫌」であることをユーザが理解できるような内容の音声を出力する。
On the other hand, when it takes a longer time than the expected achievement time to reach the set temperature (actual measurement time> estimated achievement time), the
なお、空調装置1が出力する音声の内容は、上記の例に限定されるものではない。また、空調装置1は、音声を出力する際の音声の大きさ、高さ、抑揚、質の少なくともいずれかを変えることにより、感情を表現してもよい。例えば、感情が「上機嫌」である場合は、抑揚の起伏を大きく、音声を高く、音声の質を優しくすることにより、自装置の感情が「上機嫌」であることをユーザに理解させることができる。また、感情が「不機嫌」である場合は、抑揚の起伏を小さく、音声を低く、音声を大きく、音声の質を厳しくすることにより、自装置の感情が「不機嫌」であることをユーザに理解させることができる。
In addition, the content of the audio | voice which the
(空調装置1およびデータサーバ2の要部構成)
次に、空調装置1の要部構成について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る空調装置1およびデータサーバ2の要部構成の一例を示すブロック図である。ここでは、まず空調装置1について説明し、その後、データサーバ2について説明する。
(Configuration of main parts of
Next, the main part structure of the
本実施形態に係る空調装置1は、通信部11、操作受付部12、制御部13、温度センサ14、タイマ15、音声出力部16(出力部)、および動作部17を備える。
The
通信部11は、他の機器(例えばデータサーバ2)と通信する。具体的には、通信部11はデータサーバ2から動作情報や音声データを受信し、制御部13に出力する。また、通信部11は制御部13から取得した動作情報をデータサーバ2に送信する。なお、動作情報および音声データについては後述する。
The
操作受付部12は、ユーザ操作を受け付ける。具体的には、操作受付部12は、ユーザがリモコン(図2参照)を操作して入力した操作指示の信号(例えば、赤外線信号)を受け付ける。そして、該信号に含まれる指示を制御部13に出力する。操作受付部12が取得する指示としては、例えば、空調装置1の運転を開始する指示(運転開始指示)がある。操作受付部12は、運転開始指示を取得すると、該指示を後述する動作制御部131に該指示を出力する。
The
制御部13は、空調装置1の各部を統括して制御する。制御部13は、動作制御部131、実測値計測部132、予測値算出部133、感情決定部134(判定部)、および音声出力制御部135(出力制御部)を含む。
The
動作制御部131は、空調装置1の動作、すなわち排気を制御する。具体的には、動作制御部131は、操作受付部12から運転開始指示を取得すると、該指示に従って動作部17を動作させ、排気を行う。より具体的には、動作制御部131は、運転開始指示を取得したとき、温度センサ14を制御して室温の計測を開始する。そして、室温と運転開始時指示に含まれる設定温度とに応じた温度や風量で、動作部17に排気を行わせる。
The
また、動作制御部131は、運転開始指示を取得したとき、その旨を実測値計測部132および予測値算出部133に通知するとともに、運転開始時に取得した室温と、運転開始指示に含まれる設定温度とを出力する。また、動作制御部131は、室温が設定温度に達したとき、その旨を実測値計測部132および音声出力制御部135に通知する。
Further, when the
実測値計測部132は、室温が設定温度となるまでの経過時間(実測時間)を計測する。具体的には、実測値計測部132は、動作制御部131から、運転開始指示を取得した旨の通知を受けると、タイマ15を制御して、運転開始からの経過時間の計測を開始する。また、実測値計測部132は、動作制御部131から、室温が設定温度に達した旨の通知を受けると、タイマ15を制御して、経過時間の計測を終了し、計測した経過時間を実測時間として特定する。そして、特定した実測時間を感情決定部134に出力する。
The actual measurement
また、実測値計測部132は、運転開始指示を取得した旨の通知を受けた日時、運転開始時の室温、運転開始指示に含まれる設定温度、および、特定した実測時間を対応付けた動作情報を、データサーバ2に送信する。
In addition, the actual measurement
なお、実測値計測部132は、運転開始指示を取得した旨の通知を受けたとき、および、室温が設定温度に達した旨の通知を受けたときに、タイマ15から現在時刻を取得して、取得した2つの現在時刻から実測時間を算出する構成であってもよい。
The
予測値算出部133は、室温が設定温度となるまでの時間の理論値(達成予想時間)を算出する。具体的には、予測値算出部133は、動作制御部131から、運転開始指示を取得した旨の通知、運転開始時の室温、および設定温度を取得すると、運転開始時の室温および設定温度を基準データ要求に含めてデータサーバ2に送信する。これにより、データサーバ2に動作ログ23を参照させ、温度センサ14から取得した室温と、運転開始指示に含まれる設定温度とを含む動作情報である基準データを取得する。これについて、図3を参照してより詳細に説明する。図3は、動作ログ23のデータ構造および具体例を示す図である。なお、動作ログ23のデータ構造および具体例は、図3の例に限定されるものではない。
The predicted
動作ログ23は、空調装置1の過去の動作情報を時系列で保存する。「日時」のカラムには各運転開始指示を取得した旨の通知を受けた日時の情報が格納される。「室温」のカラムには運転開始時の室温の情報が格納される。「設定温度」のカラムには各運転開始指示に含まれていた設定温度の情報が格納される。「達成時間」のカラムには、実測値計測部132が特定した実測時間の情報が格納される。
The
予測値算出部133は、動作制御部131から運転開始指示を取得した旨の通知を受けると、基準データ要求をデータサーバ2に送信し、動作ログ23の中から、該室温と、該設定温度とを含むレコード(基準データ)を取得する。ここで、予測値算出部133がデータサーバに送信した室温および設定温度が、それぞれ18℃および20℃であったとする。この場合、データサーバ2は、図3に示す動作情報23a〜23dを基準データとして予測値算出部133に送信する。
When the predicted
予測値算出部133は、データサーバ2から基準データを受信すると、該基準データに含まれる実測時間の平均値を算出することにより、達成予想時間を特定する。予測値算出部133は、特定した達成予想時間を感情決定部134に出力する。
When the predicted
なお、予測値算出部133が取得するレコード(基準データ)は、レコードに含まれる室温および設定温度と、送信した室温および設定温度とが完全に一致するレコードでなくてもよい。例えば、送信した室温および設定温度との差が1℃以内である室温および設定温度を含むレコードを取得する構成であってもよい。また、達成予想時間の算出は、平均値の算出によるものに限定されない。例えば、予測値算出部133は、運転開始指示を取得した時点の室温と、設定温度を含む動作情報のうち、日時の情報が最も新しい動作情報をデータサーバ2に特定させ、該動作情報を取得してもよい。この例の場合、予測値算出部133は、取得した動作情報に含まれる経過時間を達成予想時間とする。また、予測値算出部133は、達成予想時間を算出できるような汎用のテーブルとして、基準データを予めデータサーバ2から取得しておく構成であってもよい。
Note that the record (reference data) acquired by the predicted
感情決定部134は、空調装置1の感情を決定する。具体的には、感情決定部134は、実測値計測部132から取得した実測時間と、予測値算出部133から取得した達成予想時間とを比較して、これらの値の大小関係を特定する。そして、感情決定部134は、実測時間が達成予想時間以下である(実測時間≦達成予想時間)場合、空調装置1の感情を「上機嫌」に決定する(換言すれば、空調装置1において上機嫌モードを有効にする)。一方、実測時間が達成予想時間を超える(実測時間>達成予想時間)場合、空調装置1の感情を「不機嫌」に決定する(換言すれば、空調装置1において不機嫌モードを有効にする)。そして、感情決定部134は、決定した空調装置1の感情を示す情報を、音声出力制御部135に出力する。
なお、感情決定部134は、実測時間が達成予想時間に満たない(実測時間<達成予想時間)か、または、実測時間が達成予想時間以上である(実測時間≧達成予想時間)か、を特定するものであってもよい。
The
音声出力制御部135は、感情決定部134が決定した感情に応じた態様で、条件達成メッセージを音声出力部16に音声出力させる。音声出力部16は、音声を出力するデバイスであり、例えばスピーカである。
The voice
具体的には、音声出力制御部135は、感情決定部134が決定した、空調装置1の感情を示す情報に対応付けられた条件達成メッセージの音声データをデータサーバ2から取得する。より具体的には、データサーバ2は、空調装置1が出力する音声データを、動作制御部131から音声出力制御部135への通知の内容(例えば、室温が設定温度に達したことを示す情報)ごとに、感情決定部134が選択し得るすべての感情を示す情報(例えば、「上機嫌」および「不機嫌」)のそれぞれと対応付けて記憶している(図1の音声データ24)。音声出力制御部135は、動作制御部131から取得した通知の内容と、感情決定部134から取得した感情を示す情報とを、音声データ要求としてデータサーバ2に送信する。データサーバ2は、該音声データ要求を受信すると、音声データ24から、取得した通知の内容と感情を示す情報とに対応付けられた条件達成メッセージの音声データを特定し、該音声データを音声出力制御部135に送信する。音声出力制御部135は、受信した音声データを音声出力部16に出力させる。
Specifically, the voice
なお、音声出力制御部135は、音声データをデータサーバ2から逐次取得する代わりに、動作制御部131から音声出力制御部135への通知の内容(例えば、室温が設定温度に達したことを示す情報)ごとに、感情決定部134が選択し得るすべての感情を示す情報(例えば、「上機嫌」および「不機嫌」)のそれぞれと対応付けた音声データを、データサーバ2から予め取得しておいてもよい。なお、取得した音声データは空調装置1の記憶部(図示せず)に保持する。この場合、予め取得した音声データには、動作制御部131から音声出力制御部135への通知の内容と、感情を示す情報とが対応付けられており、音声出力制御部135は、動作制御部131から室温が設定温度に達した旨の通知を受けると、該通知の内容と、感情決定部134から直近に取得した感情を示す情報とに応じた音声データを特定し、音声出力部16に音声を出力させる。
Note that the audio
以上より、空調装置1は、室温が設定温度となったとき、実測時間と達成予想時間との大小関係に応じて感情を決定することができる。また、決定した感情に応じた態様の条件達成メッセージを音声出力することができる。例えば、感情が「上機嫌」である場合は、「室温が問題なく設定温度になったよ♪」という条件達成メッセージを音声出力し、感情が「不機嫌」である場合は、「室温が設定温度になるのに時間がかかったよ…」という条件達成メッセージを音声出力する(図2参照)。
From the above, the
データサーバ2は、サーバ通信部21およびサーバ記憶部22を備える。サーバ通信部21は、他の機器(例えば空調装置1)と通信する。具体的には、サーバ通信部21は、空調装置1の実測値計測部132から動作情報を受信すると、該動作情報を動作ログ23に格納する。また、サーバ通信部21は、空調装置1の予測値算出部133から室温および設定温度の情報を受信すると、該情報が示す室温および設定温度を含むレコード(基準データ)を動作ログ23から読み出し、予測値算出部133に送信する。また、サーバ通信部21は、空調装置1の音声出力制御部135から感情を示す情報を受信すると、該情報に対応付けられた条件達成メッセージの音声データを音声データ24から読み出し、音声出力制御部135に送信する。
The
サーバ記憶部22は、動作ログ23および音声データ24を記憶している。動作ログ23および音声データ24については、既に説明しているため、ここでの説明を省略する。
The
(空調装置1が実行する処理の流れ)
次に、本実施形態に係る空調装置1が実行する処理の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、空調装置1が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(Flow of processing executed by the air conditioner 1)
Next, the flow of processing executed by the
まず、空調装置1は運転開始指示を待機している状態である(ステップS1、以下「ステップ」を省略)。操作受付部12が運転開始指示を受け付けると(S1でYES)、操作受付部12は、該指示を動作制御部131に出力する。動作制御部131は、運転開始指示を取得すると、温度センサ14を制御して室温の計測を開始する(S2)。そして、室温と運転開始時指示に含まれる設定温度とに応じた温度や風量で、動作部17に排気を行わせる。また、動作制御部131は、運転開始指示を取得した旨の通知を、運転開始時に取得した室温、運転開始指示に含まれる設定温度とともに、実測値計測部132および予測値算出部133に出力する。
First, the
続いて、実測値計測部132は、動作制御部131から運転開始指示を取得した旨の通知を受けると、時間の計測を開始する(S3)。具体的には、実測値計測部132はタイマ15を制御して、空調装置1の運転開始からの経過時間の計測を開始する。
Subsequently, when receiving a notification that the operation start instruction has been acquired from the
続いて、予測値算出部133は達成予想時間を算出する(S4)。具体的には、まず予測値算出部133は、動作制御部131から運転開始指示を取得した旨の通知を受けると、基準データ要求をデータサーバ2に送信し、上記通知とともに取得した室温および設定温度を含む過去の動作情報を基準データとしてデータサーバ2から受信する。そして、取得した基準データに含まれる実測時間の平均値を算出することにより、達成予想時間を算出する。なお、取得した基準データに含まれる実測時間が1つである場合、それを達成予想時間とする。予測値算出部133は算出した達成予想時間を感情決定部134に出力する。なお、ステップS4の処理は、運転開始指示を取得してから、室温が設定温度に到達するまでのいずれかのタイミングで実行されればよい。
Subsequently, the predicted
実測値計測部132は、動作制御部131から、室温が設定温度になった旨の通知を受けるまで、経過時間の計測を継続する(S5)。室温が設定温度に到達し、実測値計測部132が動作制御部131から通知を受けると(S5でYES)、実測値計測部132は、経過時間の計測を終了し、実測時間を特定する(S6)。そして、特定した実測時間を感情決定部134に出力する。また、動作制御部131は、室温が設定温度に達すると、その旨を音声出力制御部135にも通知する。
The actual measurement
続いて、感情決定部134は、実測時間と達成予想時間とを比較し、実測時間≦達成予想時間であるか否かを判定する(S7、判定ステップ)。取得した大小関係が実測時間≦達成予想時間である場合(S7でYES)、感情決定部134は、空調装置1の感情を「上機嫌」に決定する(S8)。一方、取得した大小関係が、実測時間≦達成予想時間でない場合(S7でNO)、すなわち、該大小関係が、実測時間>達成予想時間である場合、感情決定部134は、空調装置1の感情を「不機嫌」に決定する(S9)。そして、感情決定部134は、決定した空調装置1の感情を示す情報を音声出力制御部135に出力する。
Subsequently, the
続いて、音声出力制御部135は、空調装置1の感情に応じた音声を音声出力部16に出力させる(S10、出力制御ステップ)。具体的には、音声出力制御部135は、動作制御部131から取得した通知の内容(室温が設定温度に達した旨)と、感情決定部134から取得した空調装置1の感情を示す情報とに対応付けられた、条件達成メッセージの音声データをデータサーバ2から取得する。そして、該取得した音声データを用いて、条件達成メッセージを音声出力部16に音声出力させる。
Subsequently, the sound
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5を参照して説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、以降の実施形態については、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[Embodiment 2]
The following will describe another embodiment of the present invention with reference to FIG. For convenience of explanation, in the following embodiments, members having the same functions as those described in the above embodiments are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図5は、空調装置1の感情の持続について説明する図であり、図5の(a)は、感情が「上機嫌」である場合を示す図であり、図5の(b)は、感情が「不機嫌」である場合を示す図である。図5に示すように、空調装置1は、条件達成メッセージを出力した後も、感情(すなわち「上機嫌」または「不機嫌」)を持続させる構成であってもよい。つまり、条件達成メッセージの後に出力されるメッセージについても、感情に応じた態様で出力してもよい。
FIG. 5 is a diagram for explaining the persistence of emotion of the
具体的には、図5の(a)に示すように、「上機嫌」の感情で条件達成メッセージを音声出力した場合、その後も、空調装置1の感情は「上機嫌」のままとなる。ここで、ユーザがリモコンを操作して空調装置1の運転を停止するタイマ(運転停止タイマ)を3時間後に設定したとする。このとき、空調装置1は、「3時間後に運転を停止するね♪」というメッセージを出力して、3時間後に運転停止タイマを設定したことを、空調装置1の感情が「上機嫌」であることをユーザが理解できるような内容でユーザに報知する。
Specifically, as shown in FIG. 5A, when the condition achievement message is output as a voice with an emotion of “good feeling”, the emotion of the
また、図5の(b)に示すように、「不機嫌」の感情で条件達成メッセージを音声出力した場合、その後も、空調装置1の感情は「不機嫌」のままとなる。ここで、図5の(a)の場合と同様に運転停止タイマを3時間後に設定すると、空調装置1は、「運転停止、3時間後。」という、図5の(a)と異なるメッセージを出力する。これにより、3時間後に運転停止タイマを設定したこと、および、空調装置1の感情が「不機嫌」であることをユーザが理解することができる。
Further, as shown in FIG. 5B, when the condition achievement message is voice-output with an emotion of “moment”, the emotion of the
より具体的には、空調装置1の音声出力制御部135は、動作制御部131から通知(図5の例の場合、運転停止タイマを設定した旨の通知)を受けると、該通知の内容と、直近に取得した空調装置1の感情を示す情報に対応付けられたメッセージの音声データ(すなわち、運転停止タイマを設定したことを示すメッセージの音声データ)を、データサーバ2から取得し、音声出力部16に音声出力させる。
More specifically, when the audio
なお、空調装置1が音声出力するメッセージは、図5の例に限定されない。例えば、該メッセージは、図5の例のようにユーザの操作に応答するメッセージでなくてもよい。具体的には、所定の時刻となったときに出力される、該時刻を報知するメッセージであってもよい。
In addition, the message which the
以上のように、空調装置1を、条件達成メッセージを出力した後も、感情を持続させる構成とすることで、条件達成メッセージを出力した後も、該感情のままユーザとコミュニケーションをとることとなる。これにより、ユーザと空調装置1とのコミュニケーションにバリエーションが生まれ、ユーザに、空調装置1とのコミュニケーションが楽しい、続けたい、と感じさせることができる。
As described above, the
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図6を参照して説明すれば、以下のとおりである。図6は、空調装置1が出力する条件達成メッセージのバリエーションについて説明する図である。空調装置1は、上述したように、実測時間の値と達成予想時間の値との大小関係にて感情を決定する構成であるが、図6に示すように、実測時間の値の、達成予想時間の値からの乖離の度合い(ずれ)に応じて、決定した感情の強さを決定してもよい。
[Embodiment 3]
The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to FIG. FIG. 6 is a diagram for explaining variations of the condition achievement message output by the
具体的には、感情決定部134は、実測時間の値が達成予想時間の値以下である場合、空調装置1の感情を「上機嫌」に決定する。このとき、感情決定部134は、実測時間の値の、達成予想時間の値からのずれが、20%未満である場合、空調装置1の「上機嫌」の感情の強さを「弱」に決定する。そして、感情決定部134は、感情を示す情報と感情の強さを示す情報(この例の場合、「上機嫌」であることを示す情報、および、「弱」であることを示す情報)を音声出力制御部135に出力する。
Specifically,
音声出力制御部135は、動作制御部131からの通知の内容と、感情決定部134から取得した情報とに応じた条件達成メッセージの音声データをデータサーバ2から取得する。本実施形態に係る音声データは、動作制御部131からの通知の内容を示す情報および感情を示す情報に加え、感情の強さを示す情報に対応付けられている。これにより、音声出力制御部135は、感情を示す情報と感情の強さを示す情報とに応じた条件達成メッセージの音声データを取得することができる。そして音声出力制御部135は、取得した音声データを用いて、音声出力部16に条件達成メッセージを音声出力させる。図6の(a)の例では、「室温が問題なく設定温度になったよ♪」という、空調装置1の感情が「上機嫌」であることをユーザが理解できるような内容の音声を出力する。
The voice
一方、実測時間の値の、達成予想時間の値からのずれが、20%以上である場合、感情決定部134は、空調装置1の「上機嫌」の感情の強さを「強」に決定する。この場合、音声出力制御部135は、図6の(b)に示すように、「室温がすぐに設定温度になったよ♪やったね♪」という、空調装置1の感情が「上機嫌」であり、かつ、図6の(a)の例より「上機嫌」の度合いが強いことをユーザが理解できるような内容の音声を出力する。
On the other hand, when the deviation of the actual measurement time value from the expected achievement time value is 20% or more, the
同様に、空調装置1は、感情決定部134は、実測時間の値が達成予想時間の値より大きい場合、空調装置1の感情を「不機嫌」に決定し、実測時間の値の、達成予想時間の値からのずれに応じて、該感情の強さを決定する。ずれが20%未満である場合、感情決定部134は空調装置1の感情の強さを「弱」に決定する。これにより、空調装置1は、図6の(c)に示すように、「室温が設定温度になるのに時間がかかったよ…」という、空調装置1の感情が「不機嫌」であることをユーザが理解できるような内容の音声を出力する。一方、実測時間の値の、達成予想時間の値からのずれが20%以上である場合、感情決定部134は空調装置1の感情の強さを「強」に決定する。これにより、空調装置1は、図6の(d)に示すように、「なかなか設定温度にならかったよ!窓が開いてたんじゃない!?」という、空調装置1の感情が「不機嫌」であり、かつ、図6の(c)の例より「不機嫌」の度合いが強いことをユーザが理解できるような内容の音声を出力する。
Similarly, in the
以上のように、本実施形態に係る空調装置1は、実測時間の値と達成予想時間の値との乖離の度合いに応じて、空調装置1の感情の強さを決定し、感情の種類と、感情の強さとに応じた条件達成メッセージを音声出力する。これにより、条件達成メッセージのバリエーションが豊かになり、ユーザと空調装置1とのコミュニケーションにバリエーションが生まれる。よって、ユーザに、空調装置1とのコミュニケーションが楽しい、続けたい、と感じさせることができる。
As described above, the
なお、本実施形態では、実測時間の値と達成予想時間の値との大小関係と、乖離の度合いとによって、条件達成メッセージを選択する構成を説明したが、実測時間の値と達成予想時間の値との乖離に度合いのみによって、条件達成メッセージを選択する構成であってもよい。例えば、感情決定部134は、実測時間の値と達成予想時間の値との乖離の度合いが20%以上である場合、空調装置1の感情を「不機嫌」に決定し、20%未満である場合、感情を「上機嫌」に設定してもよい。
In the present embodiment, the configuration in which the condition achievement message is selected based on the magnitude relationship between the actual measurement time value and the expected achievement time value and the degree of deviation has been described. The configuration may be such that the condition achievement message is selected only by the degree of deviation from the value. For example, when the degree of deviation between the actual measurement time value and the expected achievement time value is 20% or more, the
また、本実施形態に係る感情決定部134が感情の強さを決定するための、実測時間の値と達成予想時間の値との乖離の度合いの閾値を20%としたのは一例であり、該閾値はこの例に限定されるものではない。また、実施形態2および実施形態3の構成は、後述する実施形態6および7にも適用可能である。
In addition, the threshold of the degree of divergence between the value of the actual measurement time and the expected achievement time for the
〔実施形態4〕
本発明のさらに別の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。実施形態1では、実測値計測部132が計測する実測時間と、予測値算出部133が算出する達成予想時間とが、運転開始指示からの室温が設定温度となるまでの時間である例を説明したが、この例に限定されるものではない。例えば、実測時間と達成予想時間とは、空調装置1が製造されてからフィルタを交換するまでの時間であってもよい。この例の場合、達成予想時間は、空調装置1が製造された時点で設定されており、空調装置1の記憶部(不図示)に格納されていることが望ましい。そして、実測値計測部132がフィルタの交換時期となったことを検出し、実測時間を感情決定部134に供給したとき、感情決定部134は、記憶部から達成予想時間を読み出し、大小関係を比較する。そして、実測時間が達成予想時間以上であった場合、すなわち、予想より長くフィルタを使用できた場合、空調装置1の感情を「上機嫌」に決定する。また逆に、実測時間が達成予想時間未満であった場合、すなわち、予想より短い時間しかフィルタを使用できなかった場合、空調装置1の感情を「不機嫌」に決定する。なお、この例の場合、空調装置1から予測値算出部133は省略可能である。また、この実施形態の構成は後述する実施形態6にも適用可能である。
[Embodiment 4]
The following will describe still another embodiment of the present invention. In the first embodiment, an example in which the actual measurement time measured by the actual measurement
〔実施形態5〕
本発明のさらに別の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。実施形態1では、条件達成メッセージを音声出力する構成を説明したが、この例に限定されるものではない。例えば、空調装置1は、空調装置1と同じ部屋にある表示装置(すなわち、ユーザが空調装置1を使用しながら、表示内容を確認することができる場所にある表示装置)に、条件達成メッセージを表示させてもよい。また、該表示装置は空調装置1と一体となっていてもよいし、別体であってもよい。また、空調装置1は、条件達成メッセージを音声出力するとともに該表示装置に条件達成メッセージを表示させてもよいし、条件達成メッセージを音声出力せず、該表示装置に条件達成メッセージを表示させるのみであってもよい。
[Embodiment 5]
The following will describe still another embodiment of the present invention. In the first embodiment, the configuration for outputting the condition achievement message as a voice has been described. However, the present invention is not limited to this example. For example, the
該表示装置が空調装置1と別体である場合、空調装置1は、条件達成メッセージを表示させるための情報を該表示装置に直接送信してもよいし、外部のサーバなどを経由して該表示装置に送信してもよい。
When the display device is separate from the
また、該表示装置が空調装置1と別体である場合、該表示装置は、空調装置1と同じ部屋に設置して使用するテレビなどの表示装置であってもよいし、スマートフォンなどの持ち運び可能な表示装置であってもよい。ただし、持ち運び可能な表示装置に条件達成メッセージを表示させる場合、該表示装置が空調装置1と同じ部屋にあるときのみ条件達成メッセージを表示させることが望ましい。これは、条件達成メッセージは空調装置1が設置された部屋にいるユーザに向けたメッセージであるためである。そのため、空調装置1は、スマートフォンなどの表示装置が自装置と同じ部屋にあることを検知したときのみ、条件達成メッセージを表示させるための情報を該表示装置に送信することが望ましい。例えば、空調装置1と該表示装置とは近距離無線通信が可能なように構成されており、空調装置1は、該表示装置との近距離無線通信が実行可能であることを検知したとき、条件達成メッセージを表示させるための情報を該表示装置に送信する。なお、この構成は一例であり、表示装置が空調装置1と同じ部屋にあることを検知するための構成はこの例に限定されない。
When the display device is separate from the
また、空調装置1が表示装置に送信する情報は、条件達成メッセージを表示させるための情報に限定されない。例えば、条件達成の詳細な内容(例えば、空調装置1の動作前の室温、設定温度、室温が設定温度となるまでにかかった時間など)を表示させるための情報や、空調装置1の感情を表示させるための情報などを送信してもよい。なお、この実施形態の構成は、その他の実施形態にも適用可能である。
Moreover, the information which the
〔実施形態6〕
本発明のさらに別の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。本発明を適用する電気機器は空調装置1に限定されない。例えば、空気清浄機に本発明を適用してもよい。具体的には、本発明を適用した空気清浄機の動作制御部131は、運転開始指示を取得すると、空気清浄機が設置された部屋の空気の清浄度合いを測定するセンサを制御して、該部屋の空気の清浄度合いの計測を開始する。そして、計測した空気の清浄度合いと、予め設定された空気の清浄度合いとに応じて、動作部17を動作させる。
[Embodiment 6]
The following will describe still another embodiment of the present invention. The electrical equipment to which the present invention is applied is not limited to the
また、動作制御部131は、運転開始指示を取得したとき、その旨を実測値計測部132および予測値算出部133に通知するとともに、運転開始時に取得した空気の清浄度合いと、予め設定された空気の清浄度合いとを出力する。さらに、動作制御部131は、部屋の空気の清浄度合いが予め設定された清浄度合いとなったとき、その旨を実測値計測部132および音声出力制御部135に通知する。
In addition, when the
実測値計測部132は、運転開始指示を取得した旨の通知を受けると、タイマを制御して、運転開始からの経過時間(実測時間)の測定を開始する。そして、実測値計測部132は、部屋の空気の清浄度合いが予め設定された清浄度合いとなった旨の通知を受けると、経過時間の測定を終了し、計測した経過時間を実測時間として特定する。そして、特定した実測時間を感情決定部134に出力する。
When receiving the notification that the operation start instruction has been acquired, the
また、空気清浄機の予測値算出部133は、運転開始指示を取得した旨の通知、運転開始時の空気の清浄度合い、および、予め設定された清浄度合いを取得すると、運転開始時の空気の清浄度合いおよび予め設定された清浄度合いを基準データ要求に含めてデータサーバ2に送信し、データサーバ2に動作ログを参照させ、運転開始時の空気の清浄度合いと、予め設定された空気の清浄度合いとを含む動作情報である基準データを取得する。なお、本実施形態に係る動作ログ23には、指示を取得した日時の情報、指示取得時点の空気の清浄度合いの情報、予め設定された空気の清浄度合いの目標値の情報、および実測値計測部132が特定した実測時間の情報が格納されている。
Further, the predicted
予測値算出部133は、取得した基準データを用いて達成予想時間を算出し、算出した達成予想時間を感情決定部134に出力する。なお、達成予想時間の算出は実施形態1と同様であるため、ここでの説明を省略する。また、以降の処理についても実施形態1と同様であるため、ここでの説明を省略する。
The predicted
〔実施形態7〕
本発明のさらに別の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[Embodiment 7]
The following will describe still another embodiment of the present invention. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the embodiment are given the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
本発明は、冷蔵庫に適用してもよい。具体的には、本発明を適用した冷蔵庫の実測値計測部132は、冷蔵庫のドアが開いたことを示す情報を取得すると、タイマを制御してドアが開いている時間(実測時間)を測定する。そして、実測値計測部132は、ドアが閉められると、その時点での実測時間を特定する。そして、特定した実測時間を感情決定部134に出力する。
The present invention may be applied to a refrigerator. Specifically, when the measured
感情決定部134は、実測時間を取得すると、冷蔵庫の記憶部(図示せず)に記憶されている、ユーザがドアを開けている時間の予想時間を読み出し、実測時間と予想時間とを比較してこれらの値の大小関係を特定する。なお、これ以降の処理については、実施形態1と同様であるため、ここでの説明を省略する。
When the
なお、予想と比較する対象は冷蔵庫のドアが開いている時間に限定されない。例えば、所定時間中に冷蔵庫のドアが開いた回数を、予め設定された予想回数と比較してもよい。 In addition, the object compared with expectation is not limited to the time when the door of a refrigerator is open. For example, you may compare the frequency | count that the door of the refrigerator opened in the predetermined time with the preset expected frequency | count.
また、本発明を適用する電気機器は、上述した各実施形態の例に限定されない。その他の電気機器の例としては、掃除機や洗濯機などが挙げられる。 Moreover, the electric equipment to which this invention is applied is not limited to the example of each embodiment mentioned above. Examples of other electric devices include a vacuum cleaner and a washing machine.
〔実施形態8〕
上記実施形態1では、動作ログ23および音声データ24をデータサーバ2に格納する例を説明したが、動作ログ23および音声データ24は、空調装置1の記憶部(不図示)に格納されてもよい。また、動作ログ23と音声データ24とを異なるサーバに格納してもよい。この例の場合、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。なお、本実施形態で説明した構成は実施形態2および実施形態3にも適用可能である。
[Embodiment 8]
In the first embodiment, the example in which the
〔実施形態9〕
空調装置1およびデータサーバ2の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、空調装置1およびデータサーバ2のそれぞれを、図7に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
[Embodiment 9]
Each block of the
図7は、空調装置1およびデータサーバ2として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばCPU、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
FIG. 7 is a block diagram illustrating a configuration of a
補助記憶装置914には、コンピュータ910を空調装置1およびデータサーバ2として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、空調装置1およびデータサーバ2が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。
The
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
The program may be acquired from the outside of the
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電気機器(空調装置1)は、ユーザに対して、動作に関するメッセージを出力する出力部を備える電気機器であって、上記電気機器は、以下を含む;設定された条件を満たすように動作したことによって、該条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する判定部(感情決定部134)、上記判定部の判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを上記出力部に出力させる出力制御部(音声出力制御部135)。
[Summary]
The electric device (air conditioner 1) according to the first aspect of the present invention is an electric device including an output unit that outputs a message regarding an operation to a user, and the electric device includes the following: set conditions When the condition is satisfied, the determination unit (emotion determination unit 134) that determines whether the process that satisfies the condition is good or bad is performed according to the determination result of the determination unit. An output control unit (voice output control unit 135) that causes the output unit to output a condition achievement message indicating that the above condition is satisfied.
上記の構成によれば、条件を満たした過程が良いか悪いかの判定結果に応じた態様の条件達成メッセージを出力するので、ユーザは、条件を満たしたこと、および、該条件を満たすまでの過程の良し悪しについても知ることができる。例えば、空調装置において、室温が設定温度に到達したとき、設定温度に到達したことを示す条件達成メッセージを確認することにより、設定温度に到達するまでにかかった時間が予測値より大きいか小さいかを知ることができる。これにより、該時間が予測値より長い場合、ユーザは、室温を上げる(または下げる)過程において、何らかの問題があった(例えば、窓が開いていた)ことを知ることができる。また、態様を、電気機器を擬人化した場合の該電気機器の感情表現とすることにより、電気機器は条件を満たした過程が良いか悪いかの判定結果に応じた感情に従った条件達成メッセージを出力することとなるので、ユーザと電気機器とのコミュニケーションにバリエーションを持たせることができる。 According to the above configuration, since the condition achievement message in a mode corresponding to the determination result of whether the process that satisfies the condition is good or bad is output, the user satisfies that the condition is satisfied and the condition is satisfied. You can learn about the quality of the process. For example, in the air conditioner, when the room temperature reaches the set temperature, by checking a condition achievement message indicating that the set temperature has been reached, whether the time taken to reach the set temperature is greater or less than the predicted value Can know. Thereby, when the time is longer than the predicted value, the user can know that there is some problem (for example, the window is open) in the process of raising (or lowering) the room temperature. In addition, by making the aspect an emotional expression of the electric device when the electric device is anthropomorphic, the condition achievement message according to the emotion according to the determination result of whether the process satisfying the condition is good or bad Therefore, it is possible to provide variations in communication between the user and the electric device.
本発明の態様2に係る電気機器は、上記態様1において、以下を含んでもよい;上記出力制御部は、上記条件達成メッセージを上記出力部に出力させた後、上記条件達成メッセージを出力した態様と同じ態様で、該条件達成メッセージとは別のメッセージを上記別のメッセージを上記出力部に出力させる。
The electrical device according to
上記の構成によれば、条件達成メッセージの出力後の、別のメッセージの出力についても、判定結果に応じた態様で出力させることとなるので、条件達成メッセージ以外のメッセージについてもバリエーションを持たせることができる。また、態様を、電気機器を擬人化した場合の該電気機器の感情表現とすることにより、条件を満たした過程が良いか悪いかを判定して決定した電気機器の感情が持続していることを表現することができる。よって、より人間に近い感情表現を電気機器に行わせることができる。 According to the above configuration, since another message output after the condition achievement message is output is output in a manner according to the determination result, variations can be made for messages other than the condition achievement message. Can do. In addition, the emotion of the electric device is determined by determining whether the process that satisfies the condition is good or bad by using the aspect as an emotional expression of the electric device when the electric device is anthropomorphic. Can be expressed. Therefore, it is possible to cause the electric device to express emotions closer to humans.
本発明の態様3に係る電気機器は、上記態様1または2において、以下を含んでもよい;上記判定部は、上記条件を満たしたとき、該条件を満たした過程の状態を示す測定値を取得し、該測定値と、上記条件を満たす過程として予想された状態を示す予測値とを比較することにより、上記条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する。
The electrical device according to aspect 3 of the present invention may include the following in the
上記の構成によれば、測定値と予測値とを比較することにより、条件を満たした過程が良いか悪いかを判定するので、条件を満たした過程が良いか悪いかを正確に判定することができる。なお、予測値は過去の測定値に基づいて決定してもよい。この場合、予測値を、測定時の状況に合致する適切な値とすることができる。 According to the above configuration, by comparing the measured value with the predicted value, it is determined whether the process that satisfies the condition is good or bad, so it is possible to accurately determine whether the process that satisfies the condition is good or bad. Can do. Note that the predicted value may be determined based on past measurement values. In this case, the predicted value can be an appropriate value that matches the situation at the time of measurement.
本発明の態様4に係る電気機器は、上記態様3において、以下を含んでもよい;上記出力制御部は、上記測定値の上記予測値からの乖離の度合いに応じた態様で、上記条件達成メッセージを上記出力部に出力させる。 The electric device according to aspect 4 of the present invention may include the following in the aspect 3; the output control unit is an aspect according to the degree of deviation of the measured value from the predicted value, and the condition achievement message Is output to the output unit.
上記の構成によれば、測定値の予測値からの乖離の度合いに応じた態様で条件達成メッセージを出力させるので、条件達成メッセージにさらにバリエーションを持たせることができる。例えば、測定値と予測値との大小関係で電気機器を擬人化した場合の感情を、乖離の度合いで該感情の強さを決定するものとすれば、1つの感情にバリエーションを持たせることができ、より人間に近い感情表現を電気機器に行わせることができる。 According to said structure, since a condition achievement message is output in the aspect according to the degree of deviation from the predicted value of a measured value, a further variation can be given to a condition achievement message. For example, if the emotion when an electrical device is anthropomorphic based on the magnitude relationship between the measured value and the predicted value is determined by the degree of divergence, the emotion can have variations. It is possible to make an electric device express emotions closer to humans.
本発明の態様5に係る電気機器の制御方法は、ユーザに対して、動作に関するメッセージを出力する出力部を備える電気機器の制御方法であって、上記電気機器の制御方法は、以下を含む;設定された条件を満たすように動作したことによって、該条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する判定ステップ(ステップS7)、上記判定ステップにおける判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを上記出力部に出力させる出力制御ステップ(ステップS10)。本態様に係る電気機器の制御方法は、態様1に係る電気機器と同様の作用効果を奏する。
An electrical device control method according to
本発明の各態様に係る電気機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電気機器が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記電気機器をコンピュータにて実現させる電気機器の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。 The electric device according to each aspect of the present invention may be realized by a computer. In this case, the electric device is realized by the computer by operating the computer as each unit (software element) included in the electric device. A control program for an electric device and a computer-readable recording medium on which the control program is recorded also fall within the scope of the present invention.
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible within the scope shown in the claims, and embodiments obtained by appropriately combining technical means disclosed in different embodiments. Is also included in the technical scope of the present invention. Furthermore, a new technical feature can be formed by combining the technical means disclosed in each embodiment.
1 空調装置(電気機器)
134 感情決定部(判定部)
135 音声出力制御部(出力制御部)
S7 判定ステップ
S10 出力制御ステップ
1 Air conditioner (electric equipment)
134 Emotion determination part (determination part)
135 Audio output controller (output controller)
S7 determination step S10 output control step
Claims (5)
上記電気機器は、以下を含む;
設定された条件を満たすように動作したことによって、該条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する判定部、
上記判定部の判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを上記出力部に出力させる出力制御部。 An electric device including an output unit that outputs a message about an operation to a user,
The electrical equipment includes:
A determination unit that determines whether a process that satisfies the condition is good or bad when the condition is satisfied by operating to satisfy the set condition;
An output control unit that causes the output unit to output a condition achievement message indicating that the condition is satisfied in a manner according to the determination result of the determination unit.
上記出力制御部は、上記条件達成メッセージを上記出力部に出力させた後、上記条件達成メッセージを出力した態様と同じ態様で、該条件達成メッセージとは別のメッセージを上記出力部に出力させる。 The electrical device according to claim 1 includes:
The output control unit causes the output unit to output a message different from the condition achievement message in the same manner as the output of the condition achievement message after outputting the condition achievement message to the output unit.
上記判定部は、上記条件を満たしたとき、該条件を満たした過程の状態を示す測定値を取得し、該測定値と、上記条件を満たす過程として予想された状態を示す予測値とを比較することにより、上記条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する。 The electrical device according to claim 1 or 2 includes:
The determination unit obtains a measured value indicating a state of a process that satisfies the condition when the condition is satisfied, and compares the measured value with a predicted value indicating a state expected as a process that satisfies the condition. By doing so, it is determined whether the process satisfying the above conditions is good or bad.
上記出力制御部は、上記測定値の上記予測値からの乖離の度合いに応じた態様で、上記条件達成メッセージを上記出力部に出力させる。 The electrical device according to claim 3 includes:
The output control unit causes the output unit to output the condition achievement message in a manner corresponding to the degree of deviation of the measured value from the predicted value.
上記電気機器の制御方法は、以下を含む;
設定された条件を満たすように動作したことによって、該条件を満たしたとき、該条件を満たした過程が良いか悪いかを判定する判定ステップ、
上記判定ステップにおける判定結果に応じた態様で、上記条件を満たしたことを示す条件達成メッセージを上記出力部に出力させる出力制御ステップ。 A method for controlling an electric device including an output unit that outputs a message about an operation to a user,
The method for controlling the electrical device includes:
A determination step for determining whether a process that satisfies the condition is good or bad when the condition is satisfied by operating to satisfy the set condition;
An output control step for causing the output unit to output a condition achievement message indicating that the condition is satisfied in a manner corresponding to the determination result in the determination step;
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