JP2017150126A - 内部通気システムを有する保護自転車ヘルメット - Google Patents

内部通気システムを有する保護自転車ヘルメット Download PDF

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Abstract

【課題】好適な内部通気システムを有する保護自転車ヘルメットを提供すること。【解決手段】着用者の頭部を保護する自転車ヘルメットは、外殻と、外殻に結合されたエネルギー消散内層とを含む。内層は、内面を画定し、前部装着場所は、ヘルメットの実質的に前側部分にて内面から内方にオフセットしている。後部装着場所は、ヘルメットの実質的に後部部分にて内面から内方にオフセットしている。内部通気システムは、前部装着場所及び後部装着場所により支持される。着用者の頭部でヘルメットを支持する内部通気システムは、着用者の頭部との直接係合に向けて構成される。内部通気システムは、着用者の頭部と内面との間の隙間をもたらす。隙間は、通気が着用者の頭部の実質的な範囲にわたって、かつ、ヘルメット内で流れることを可能にする。【選択図】図5

Description

(関連出願の相互参照)
これは、2012年4月6日に出願された米国特許仮出願第61/621,237号の利益及び優先権を主張する2013年3月15日に出願された米国特許出願第13/838,138号の継続出願である。本出願は、2012年4月6日に出願された係属中の米国特許仮出願第61/621,237号の利益及び優先権も主張するものである。前出の出願の内容全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本発明は、一般に、保護自転車ヘルメットに関し、更に詳しくは、熱の蓄積及び保持を低減し、かつ、ヘルメット着用者に向けて調節可能な適合をもたらすことができる固有の内部通気システムを有する保護自転車ヘルメットに関する。
人の頭部への身体的衝撃は、重傷又は死亡を引き起こす場合がある。そのような結果の確率を低減するために、防具(例えばヘルメット)が、頭部外傷の危険度増大に関連する活動において使用されていることが多い。そのような活動の例としては、スキー、スノーボード、サイクリング、ローラブレード、ロッククライミング、スケートボード、及びオートバイ乗りが含まれるが、これらに限定されない。一般に、ヘルメットは、衝撃中に構造的一体性を維持して着用者の頭部に固定されたままであるように設計される。
したがって、自転車ヘルメットは、地面など、表面との衝撃中にエネルギーを吸収及び消散させることを含め、自転車乗り(つまり着用者)の頭部を保護するように設計される。この点に関しては、大部分の自転車ヘルメットは、単一の大きな衝撃に耐え、かつ、その後、新しいヘルメットと交換されるためのみに設計される。自転車ヘルメット内部は、詰物及び/又は発泡体の配置などの衝撃減衰材料を含み、衝撃減衰材料は、着用者の頭部の有意な範囲を覆って着用者の頭部に接触する。これによって、衝撃減衰材料は、着用者の頭部に直に接触するか又は密接するが、この配置は、ヘルメットの為に結果的にスポーツ活動中に着用時に好ましくない熱の蓄積及び/又は保持が発生し兼ねない。熱の蓄積及び/又は熱の保持は、自転車乗りが温暖な環境においてレース又は練習会に参加するときなど、様々な状態において悪化する。
一部の自転車ヘルメットは、開口部及び溝をヘルメットシェル及び衝撃減衰材料において設けることにより熱の保持を低減しようとしている。開口部及び溝は、空気の移動を着用者の頭部の各部の上で促進するように構成される。例えば、Specialized Bicycle Components、Inc.により販売されている従来のヘルメットは、ヘルメットシェル内に形成され、かつ、着用者の額の上へ、及び、着用者の額の真上の入口空気の流れを規定するように構成された前側入口を含む。溝は、頭部の頭冠領域の真上に及び頭冠領域の周りに設けられ、溝と連通する後側ポートが、着用者が地面に対して前方方向に移動する間に溝を介して前側入口により供給された気流を放出する。しかしながら、この従来のヘルメットの衝撃減衰材料は、着用者の頭部に直に接触するものである。
従来のヘルメットには、前側入口及び後側ポートが原因であるヘルメットシェルの構造的一体性の低減を含むいくつかの限界がある。構造的一体性の低減は、ヘルメットの保護要素にも影響を与える。また、開口部及び溝の集合体をヘルメットシェル内に設けることによりヘルメットを通気すると、レース又は練習会中になど、着用者が前方方向に移動する間にヘルメットの空力抵抗が増大する。必要とされるものは、通気を行ってヘルメット内の着用者の頭部の真上の空気の移動を容易にするためにヘルメットシェル内に形成された、入口及びポートを含め、開口部の集合体に専ら頼るものではない保護自転車ヘルメットである。
本発明を、これらの限界を解決し、かつ、従来の自転車ヘルメットではもたらされない利点及び態様をもたらすために提供する。本発明の特徴及び利点について漏れなく論じるが、以下の詳細な説明に従って行い、以下の詳細な説明は、添付図面を参照して先に進むものである。
本発明は、着用者の頭部に接触するように構成された内部通気システムを含み、ヘルメットの通気属性を増大させることを目的としたいくつかの改良点を含む保護ヘルメットに関する。したがって、一部の態様では、着用者の頭部を保護する自転車ヘルメットは、外殻と、外殻に結合されたエネルギー消散内層とを含む。内層は、内面を画定し、前部装着場所は、ヘルメットの実質的に前側部分にて内面から内方にオフセットしている。後部装着場所は、ヘルメットの実質的に後部部分にて内面から内方にオフセットしている。着用者の頭部でヘルメットを支持する内部通気構造体は、着用者の頭部との直接係合に向けて構成される。内部通気システム、前部装着場所、及び後部装着場所は、協働して着用者の頭部と内面との間の機能的な隙間を画定する。
保護自転車ヘルメットは、怪我が発生するのを防止することが望ましいが、レクリエーションでのサイクリング又は競争するサイクリングの性質の為に、本発明のヘルメットを含め、ヘルメットは、自転車乗りの怪我を完全には防止することができないことに注意されたい。いかなる保護設備も、特にそのような設備が不適切に使用されたとき、又は、自転車乗りが交通規則に従わなかった、又は、他の向こうみずな、もしくは危険な行為に及んだときには自転車乗りのけがを完全には防止することができないことに更に注意されたい。適切に着用されたとき、本発明のヘルメットは、自転車乗りの保護を行うと考えられるが、ヘルメットは自転車乗りの怪我を全体的にかつ完全に防止することができないし、また、全体的にかつ完全に防止することは決してないと考えられる。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の図面に関連して取り上げる明細から明らかとなろう。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
着用者の頭部を保護する自転車ヘルメットであって、外殻と、
内面を画定する、前記外殻に結合されたエネルギー消散内層と、
前記ヘルメットの実質的に前側部分にて内面から内方にオフセットした前部装着場所と、
前記ヘルメットの実質的に後側部分にて内面から内方にオフセットした後部装着場所と、
前記着用者の前記頭部で前記ヘルメットを支持する、前記着用者の前記頭部との直接係合に向けて構成された内部通気システムと、を備え、前記内部通気システム、前記前部装着場所、及び前記後部装着場所は、協働して、前記着用者の前記頭部と前記内面との間の隙間を画定する、自転車ヘルメット。
(項目2)
前記内部通気システムは、前記前部装着場所に結合された部分と、前記後部装着場所に結合された遠位端と、を有する指部を含み、前記前部装着場所と前記後部装着場所との間の指部全体は、前記内面からオフセットしている、項目1に記載の自転車ヘルメット。
(項目3)
前記指部は、前記隙間と連通した複数の指部通気開口を画定する、項目2に記載の自転車ヘルメット。
(項目4)
前記内部通気システムは、前記前部装着場所と前記後部装着場所との間に延在し、かつ、前記前部装着場所と前記後部装着場所により支持され、前記内部通気システムは、前記前部装着場所及び前記後部装着場所だけ前記内面からオフセットしている、項目1に記載の自転車ヘルメット。
(項目5)
前記内部通気システムは、前部部分と、前記前部部分から離れて延在する複数の指部と、を含み、前記複数の指部は、前記ヘルメットの側部分に概ね沿って延在する1対の外側指部と、前記ヘルメットの冠部に概ね沿って延在する少なくとも1つの内側指部と、を含む、項目1に記載の自転車ヘルメット。
(項目6)
前記前部部分及び前記複数の指部のそれぞれは、前記内層の内面から、前記内面と前記着用者の頭部との間の通気隙間を画定するためにオフセットしている、項目5に記載の自転車ヘルメット。
(項目7)
前記隙間は、前記外側指部の少なくとも1つと前記内面との間に画定された額隙間と、前記少なくとも1つの内側指部と前記内面との間に画定された内側隙間と、を含む、項目6に記載の自転車ヘルメット。
(項目8)
前記外側指部の1つは、前記前部装着場所に結合され、前記少なくとも1つの内側指部の遠位端は、前記後部装着場所に結合される、項目5に記載の自転車ヘルメット。
(項目9)
それぞれの外側指部は、遠位端を含み、前記ヘルメットは、前記外側指部の前記遠位端を受け、かつ、前記遠位端を巻き入れて繰り出すように作動可能である前記ヘルメットの取り付けを調節する調節機構部を更に含む、項目5に記載の自転車ヘルメット。
(項目10)
前記前部装着場所及び前記後部装着場所は、前記内面から内方に延在し、かつ、前記エネルギー消散内層と一体に形成された突出部を含む、項目1に記載の自転車ヘルメット。
(項目11)
外殻と、
内面を画定する、前記外殻に結合されたエネルギー消散内層と、
前記ヘルメットの実質的に第1の場所にて内面から内方にオフセットした第1の装着場所と、
前記第1の場所の概ね反対側の前記ヘルメットの実質的に第2の場所にて内面から内方にオフセットした第2の装着場所と、
前記第1の装着場所及び前記第2の装着場所に結合される可撓性ウェブと、を備え、前記可撓性ウェブは、前記第1の装着場所と前記第2の装着場所との間に延在する通気隙間を画定するために、前記第1の装着場所と前記第2の装着場所との間に延在し、かつ、前記内面から離間された少なくとも1つの指部を含む、自転車ヘルメット。
(項目12)
前記ヘルメットは、ヘルメット前部部分を含み、前記第1の装着場所は、前部装着場所であり、かつ、前記ヘルメット前部部分の1つの側面上の第1の前部装着場所と、前記ヘルメット前部部分の第2の側面上の第2の前部装着場所とを含み、可撓性ウェブ前部部分は、前記第1の前部装着場所と前記第2の前部装着場所との間に延在する、項目11に記載の自転車ヘルメット。
(項目13)
前記少なくとも1つの指部は、前記可撓性ウェブ前部部分から延在する第1の端部と、前記第2の装着場所に結合された第2の端部とを含む、項目12に記載の自転車ヘルメット。
(項目14)
前記可撓性ウェブ前部部分は、前記内面からオフセットしており、かつ、前記可撓性ウェブ前部部分と、前記内面と、前記第1の前部装着場所及び前記第2の前部装着場所との間に延在する額隙間を画定する、項目12に記載の自転車ヘルメット。
(項目15)
前記可撓性ウェブは、前記ヘルメットの第1の側面に沿って前記第1の前部装着場所から概ね後方に延在する第1の外側指部と、前記ヘルメットの第2の側面に沿って前記第2の前部装着場所から概ね後方に延在する第2の外側指部とを含み、前記自転車ヘルメットは、前記第1の外側指部及び前記第2の外側指部を受け、かつ、前記ヘルメットの取り付けを調節するために前記第1の外側指部及び前記第2の外側指部を巻き入れて繰り出すように作動可能である調節機構部を更に備える、項目12に記載の自転車ヘルメット。
(項目16)
前記可撓性ウェブは、前記ヘルメットの第1の側面に沿って前記第1の前部装着場所から概ね後方に延在する第1の外側指部と、前記ヘルメットの第2の側面に沿って前記第2の前部装着場所から概ね後方に延在する第2の外側指部と、前記可撓性ウェブ前部部分から前記第2の装着場所に概ね後方に延在する第1の内側指部と、前記第1の内側指部から離間され、かつ、前記可撓性ウェブ前部部分から前記第2の装着場所に側方に概ね後方に延在する第2の内側指部とを含む、項目12に記載の自転車ヘルメット。
(項目17)
前記少なくとも1つの指部は、前記通気隙間と連通した複数の指部通気開口を画定する、項目11に記載の自転車ヘルメット。
(項目18)
前記第1の装着場所及び前記第2の装着場所は、前記内面から内方に延在し、かつ、前記エネルギー消散内層と一体に形成された突出部を含む、項目11に記載の自転車ヘルメット。
(項目19)
着用者の頭部を保護する自転車ヘルメットであって、外殻と、
前記外殻に結合され、かつ、前記外殻に沿って延在するエネルギー消散内層であって、前記エネルギー消散内層は、内面、前記ヘルメットの前側部分の第1の側面上の第1の前部装着場所、前記ヘルメットの前記前側部分の第2の側面上の第2の前部装着場所、及び、前記ヘルメットの実質的に後部部分での少なくとも1つの後部装着場所を画定し、前記第1の前部装着場所、前記第2の前部装着場所、及び前記少なくとも1つの後部装着場所は、それぞれ、前記内面から内方に延在し、かつ、前記エネルギー消散内層と一体に形成された突出部を含むエネルギー消散内層と、
前記第1の前部装着場所と、前記第2の前部装着場所と、前記少なくとも1つの後部装着場所とに結合され、かつ、前記第1の前部装着場所と、前記第2の前部装着場所と、前記少なくとも1つの後部装着場所との間に延在し、かつ、前記着用者の前記頭部との直接係合に向けて構成された、前記着用者の前記頭部で前記ヘルメットを支持する可撓性ウェブを備え、前記可撓性ウェブは、内面から内方にオフセットしており、かつ、通気隙間を画定し、前記可撓性ウェブは、
前記第1の前部装着場所と前記第2の前部装着場所との間に延在する可撓性ウェブ前部部分と、
前記ヘルメットの第1の側面に沿って前記第1の前部装着場所から概ね後方に延在する第1の外側指部と、
前記ヘルメットの第2の側面に沿って前記第2の前部装着場所から概ね後方に延在する第2の外側指部と、
前記可撓性ウェブ前部部分から前記少なくとも1つの第2の装着場所に前記ヘルメットの冠部に沿って概ね後方に延在する第1の内側指部と、
前記第1の内側指部から側方に離間され、かつ、前記可撓性ウェブ前部部分から前記第2の装着場所に前記ヘルメットの前記冠部に沿って概ね後方に延在する第2の内側指部と、を含む、自転車ヘルメット。
(項目20)
前記可撓性ウェブ前部部分、前記第1の外側指部、前記第2の外側指部、前記第1の内側指部及びそれぞれの前記第2の内側指部は、前記通気隙間と連通した指部通気開口を画定する、項目19に記載の自転車ヘルメット。
本発明を理解するために、ここで、本発明について添付図面を参照して一例として説明する。
自転車ヘルメットを着用する自転車乗りを示す。 内部通気システムを有する本発明の自転車ヘルメットの実施形態の左側面図である。 図1bのヘルメットの上面図である。 部分断面での、かつ、着用者の頭部に固定された図1bのヘルメットを示す概略側面図である。 ヘルメットを通る気流を示す、図3に類似の概略側面図である。 内部通気システムを示す、図1bのヘルメットの底面図である。 図1bのヘルメットの拡大背面斜視図である。 図2の線7−7から切り取った、かつ、図面の明瞭さのためにヘルメットの部分が除去された断面図である。 取り付ける前の構成での図1bのヘルメットの内部通気システムを示す平面図である。 図1のヘルメットの前側部分を示す拡大底面図である。 内部通気システムの前方装着場所を示す図1bのヘルメットの拡大底部左斜視図である。 内部通気システムの後部装着場所を示す図1bのヘルメットの拡大底面図である。 ヘルメットの前側部分及び内部通気システムの前部部分を示す図1bのヘルメットの拡大底部左斜視図である。 内部通気システムの後部装着場所を示す図1bのヘルメットの拡大底部左斜視図である。 内部通気システムを有する本発明の自転車ヘルメットの代替実施形態の側面図である。 内部通気システムの代替実施形態を示す図14のヘルメットの底面図である。 図14のヘルメットの前側部分の拡大底面図である。 図14のヘルメットから除去された代替内部通気システムの上面図である。
本発明を本明細書に示す好適な実施形態に関連して説明するが、本発明をそれらの実施形態に限定することを意図したものではないことが理解されるであろう。それどころか、添付の特許請求の範囲により定義されるような本発明の趣旨及び範囲内に含むことができるように、全ての代案、改変例及び均等物を包含することが意図されている。
本発明は多くの異なる形での実施形態の余地があるが、本開示は本発明の原理の例示とみなすものとし、かつ、本発明の広義の態様を例示する実施形態に限定することを意図したものではないことを了解のうえで、本発明の好適な実施形態を図面に示し、かつ、本明細書で詳細に説明する。
図では、図1aを初めに参照すると、自転車乗り(つまり着用者)2が、自転車4に乗って、かつ、本発明の自転車ヘルメット10を着用していると図示されている。ヘルメット10は、顎紐アセンブリ22により着用者つまり自転車乗りの頭部6に固定される。以下で更に論じるように、自転車乗り2が自転車4のペダルを踏んで、前方方向において進むとき、空気が、ヘルメット10を通り、かつ、着用者の頭部6の真上を流れ、その結果、着用者の頭部6が冷却される。
図1b及び2も参照すると、本発明によるヘルメット10の実施形態が、図示されており、かつ、相対的に硬質の、衝撃に強い外殻14と、少なくとも1つのエネルギー消散内層18と、ヘルメット10を着用者の頭部6に固定する顎紐アセンブリ22と、着用者の頭部6上でのヘルメット10の取り付けを調節する調節機構部26とを含む。一部の実施形態では、外殻14は、ポリカーボネートなど、硬質プラスチック材を含むが、他の実施形態では、外殻14は、また、又は、あるいは、KEVLAR、ABSプラスチック、炭素繊維、ファイバーグラスなどを含むことができる。一部の実施形態では、内層18は、発泡スチロール(「EPS」)を含むが、他の実施形態では、内層18は、また、又は、あるいは発泡ポリプロピレン(「EPP」)又は他のエネルギー管理又はエネルギー吸収材料を含むことができる。顎紐アセンブリ22は、当技術分野で一般的に知られているように、外殻14及び着用者の頭部6にヘルメット10を固定する内層18の一方又は両方に装着された接続可能なセグメントを含む。ヘルメット10は、着用者の額の上にある前側部分30と、着用者の頭部6の頭冠領域の上にある頂部つまり冠部34と、少なくとも着用者の後頭部の上にある後部部分38とを含む。
例示する実施形態では、ヘルメット10は、前側部分と後部部分30、38との間に実質的に長手方向に延在し、かつ、概ね側方に延在するウェブ46により接続される複数のリブ42を含む。リブ42及びウェブ46は、協働して、ヘルメット外部からヘルメット内部にヘルメット10を通って延在する通気開口部52を画定する。図1a〜13のヘルメット10は、「ロード」ヘルメットとしてサイクリング分野において知られているものであり、かつ、レクリエーションでのサイクリング及び特定の形式の競争するサイクリング中の一般的な使用に向けて設計される。本明細書で論じる本発明の諸概念及び教示は、図14に示すような、「スプリンタ」ヘルメット、及び「アエロ」ヘルメットなど、他の形式の自転車ヘルメットに等しく適用可能であることを認識されたい。図14に示すように、かつ、当業者により理解されるように、スプリンタヘルメットは、例示されたロードヘルメット10よりもより空気力学的であるように設計され、この点を踏まえると、より円滑な輪郭を有する外殻14と、より少数の通気開口部52を有する。やはり当業者により理解されるように、エアロヘルメットは、更に一層空気力学的であるように設計され、「涙滴」構成に似た実質的に流線形の形状を有する。エアロヘルメットは、また、できるだけ少数の通気開口部52を有するように構成され、多くの場合、全く通気開口部を有していない。当業者が認識するようになるように、ヘルメット10内の通気開口部52の数が減少するにつれて、本発明の諸概念及び本明細書で論じる教示に関連した利益及び利点が着用者に明らかになるであろう。
図3〜7も参照すると、ヘルメット10は、着用者の頭部6とヘルメット内層18の内面58との間の通気隙間Gつまりオフセットを画定すると同時に、ヘルメット10を支持するために着用者の頭部6に調節可能に接触する内部通気システム56を含む。この通気隙間Gは、頭冠領域を覆う着用者の額領域から、及び、後頭部までの着用者の頭部6の外面全体にわたって延在する。
内層18の内面58は着用者の頭部6から離間されているので、通気は、隙間Gを通り、かつ、着用者の頭部6と内面58との間を流れることができる。この通気隙間Gは、例示するヘルメット10など、いくつかの通気開口部52を有するヘルメット内に設けられ、かつ、先に論じたスプリンタヘルメット及びエアロヘルメットなど、ほとんど通気開口部を有しないヘルメット内にも設けられる。
図8も参照すると、内部通気システム56の例示する実施形態は、複数の概ね長手方向に延在する指部60a、60b、60c、60d、60e、及び60f(以下、総称して指部60という)を含むウェブのような構造体の形である。指部60は、内部通気システム56の前部部分61にて概ねお互いに一点に集まり、前部部分は、内部通気システム56がヘルメット10内に取り付けられたときにヘルメット10の実質的に前側部分30に位置する。図8に示すように、内部通気システム56は、ヘルメット10内に取り付けられていないとき、実質的に平坦であり、指部60は、前部部分61から離れて延在する。内部通気システム56は、ヘルメット10内に取り付けられたとき、指部60が湾曲して内層18の湾曲に概ね従うように可撓性である。
指部60のそれぞれは、横方向のリブ71により間欠的に接合される1対のレール65を有する。レール65及びリブ71は、協働して、概ね細長いスロット66aの形の複数の指部通気開口66を画定する。指部通気開口66は、着用者の頭部6と密接した内部通気システム56の総表面積を最小限に抑えることにより、内部通気システム56の通気特性を更に向上させることができる。あるいは、指部60は、開口66を排除する単一のレール65で構成される。内部通気システム56の一部の実施形態は、ゴム、プラスチック、炭素繊維など、実質的に剛性であるが可撓性の材料で形成される。指部60は、着用者の頭部6との係合を容易にするために被覆など更なる材料も含むことができる。
例示する実施形態の指部60は、実質的に対で配置される。指部60の第1の対は、ヘルメット10の側面部分の周りに横方向に延在することにより概ねヘルメット前側部分30からヘルメット後部部分38の方に延在する外側指部60a及び60fを含む。外側指部60a、60fは、例示する実施形態では、外側指部60a、60fの長さに沿って後方の方向のほぼ1/4〜1/3に位置するパッド部分67を含む。パッド部分67は、通気開口66がなく、外側指部60a、60fをヘルメット10に固定するために設けられる。更に詳しくは、パッド部67は、以下で更に論じるように、外側指部60a、60fをヘルメット10の内面58からオフセットさせる1対の前部装着場所70に装着される。外側指部60aの遠位端64、60fは、ヘルメット10の後部部分38の実質的に隣接して位置する調節機構部26内に延在する。
ヘルメット10が適切に着用されたとき、外側指部60a、60fは、着用者の頭部6の側面の周りに着用者の額から横方向に延在し、着用者のこめかみのほぼ上を通過して調節機構部26に入る。一部の実施形態では、例示する実施形態を含め、調節機構部26は、着用者の頭部6との直接係合に向けて構成され、かつ、内部通気システム56の取り付けを調節するために、アクチュエータ69(外側指部60a、60fの遠位端64を巻き入れるか、又は、繰り出すダイヤル、ノブ、又は、他の調節体など)を含む。例えば、外側指部60a、60fの遠位端64を巻き入れることにより、内部通気システム56は、着用者の頭部6に当接して緊張され、一方、外側指部60a、60fの遠位端64を繰り出すことにより、内部通気システム56は、着用者の頭部6から弛緩される。この点に関しては、外側指部60a、60fは着用者の頭部6のサイズに対応するように調節可能である。
内部通気システム56を有する調節機構部26の使用及び組み込みは必要とされるものではないことを理解されたい。例えば、一部の実施形態では、内部通気システム56は、実質的に一定のサイズ及び構成とすることができ、着用者の頭部のサイズ又は形状のこのようなばらつきには、システム56の材料の可撓性により対応することができる。一部の実施形態は、内部通気システム56と異なる取り付け調節構成部品を含むことができる。例えば、1つの例示的な実施形態では、外側指部60a、60fは、前部装着場所70近傍で終端し、着用者の頭部6の後部の後頭部の概ね周りに延在する別個のストラップ、ベルト、又は類似の構造体を設けることができる。ストラップ、ベルト、又は類似の構造体は、ゴムなど弾性材料で形成することができ、したがって、本質的に調節可能とすることができるか、又は、ストラップ、ベルト、又は類似の構造体は、先に論じた調節機構部26と類似の調節機構部に作動可能に接続することができる。
図3〜8に例示する実施形態を再び参照すると、指部60の第2の対は、前側部分30から、ヘルメット内面58に沿って概ね後方に、冠部34に沿って、及び、ヘルメット10の後部部分38の方に延在する一番奥の指部60c及び60dを含む。一番奥の指部60a、60fの遠位端68は、以下で更に論じるように、ヘルメット10のヘルメット内面58に対して隆起している第1の後部装着場所72(図7)にてヘルメット10の内部に装着される。ヘルメット10が適切に着用されたとき、一番奥の指部60c、60dは、着用者の額から、かつ、着用者の頭部6の頭冠の真上に概ね延在する。
指部60の第3の対は、着用者の頭部6の周りにかつ着用者の頭部6の真上に、前側部分30から、及び、内方に内ヘルメット面58に沿って概ね上方へかつ外方に、かつ、後部部分38の方に下方へ延在する中間指部60b及び60eを含む。中間指部60b、60eの遠位端76は、以下で更に論じるように、ヘルメット10の内面58に対して隆起している第2の後部装着場所80(図7)にてヘルメット10の内部に装着される。ヘルメット10の前部から見たとき、中間指部60b、60eは、お互いに対してほぼ90°に配向され、かつ、外側指部60a、60fと一番奥の指部60c、60dとの実質的に中間の場所にて着用者の頭部6の真上に延在する。
例示するヘルメット10は6つの指部60を含むが、より多数の又はより少数の指部、及び、異なる形状、サイズ、構成、及び配向を有する指部を利用することができることを認識されたい。例えば、より重量のあるヘルメットには更なる支持を必要とする場合があり、この点を踏まえると、更なるつまりより大きい指部、及び更なる装着点が内部通気システム56に、かつ、内層18に組み込まれる場合がある。別の例示的な実施形態では、2つの一番奥の指部60c、60dよりはむしろ、ヘルメット10の中央部を実質的に下方に延在する単一の中心指部を設けることができる。更に他の実施形態では、一番奥の指部60c、60dを完全に除去することができ、2つの中間指部60b、60eが残る。更に他の実施形態では、概ね前から後に延在する指部60を含むよりはむしろ、内部通気システム56は、左右に横方向に、及び/又は、ヘルメット10を介して概ね対角線的に延在する指部60を含むことができる。そのような代替実施形態では、指部60の異なる配向に対応するように装着場所の特定の位置を変えることができる。
内部通気システム56の他の実施形態は、また、又は、あるいは、適切に位置決めされた装着場所にて内層18に結合された1つ以上の環状構造体を含むことができる。そのような環状構造体は、着用者の頭部6の冠部と直接に係合するように構成された完全な円又は部分的な円とすることができる。環状構造体は、概ね同心に配置することができ、最も小さい環状構造体が、着用者の頭部6の頂部の最も近くに位置決めされ、大きい環状の構造体ほど、着用者の頭部6上で下位に位置決めされる。同心の構造体は、概ね半径方向に延在するウェブ部分によりお互いに接合することができるか、又は、内層18上に設けられ、かつ、内ヘルメット面58からオフセットした装着場所に個々に結合することができる。一部の実施形態は、1つ以上の環状構造体及び1つ以上の指部60の組み合わせも含むことができる。1つ以上の環状構造体を、概ね前から後に、左右に、対角線的に、又はその任意の組み合わせで延在する指部60と組み合わせることができる。
図8の例示する実施形態では、パッド部分67のそれぞれ及び一番奥の指部60c、60d及び中間指部60b、60e、の遠位端68、76には、それぞれの指部60から外方に(例えば図8で見たときにページの外に)延在する取付け突出部83が設けられる。例示する実施形態の取付け突出部83は、適切な前部取付け場所70、第1の後部取付け場所72、又は第2の後部取付け場所80に挿入されて、内部通気システム56をヘルメット10の内層18に固定する一助となる。
図9及び10も参照すると、内部通気システム56の前部部分61は、額隙間84だけヘルメット10の前側部分30から離間される。額隙間84は、ヘルメット10の内面58を着用者の頭部6からオフセットさせる、先に論じた全体的な隙間G(すなわち、隙間Gの主要な部分)の一部を形成する。額隙間84は、例えば、取付け突出部83を手段として外側指部60a、60fのパッド部分67が装着される前部装着場所70の対によりもたらされる。一部の実施形態では、例示する実施形態を含め、前部装着場所70は、内層18と一体に形成され、かつ、ヘルメット10の内面58から概ね内方に延在する隆起した突出部92により画定される。このようにすると、前部装着場所70は、内層18の隣接部分よりも更に内方にある。他の実施形態は、内層18に接合された支持棒、支柱、スペーサーなどの形の前部装着場所70を含むことができる。例示する実施形態では、外側指部60a、60fのパッド部分67は、接着剤により前部装着場所70に固定される。しかしながら、他の実施形態では、外側指部60a、60fのパッド部分67又は一部の他の部分は、留め金具、締め具、締め金、面ファスナ、及び他の形式の締結具により前部装着場所70に固定することができる。
図6〜9に最も良く示すように、例示する実施形態では、前部装着場所70は、ヘルメット10の前側部分30からヘルメット周辺部のほぼ1/4〜1/3に位置し、1つの前部装着場所70が、ヘルメット10のそれぞれの側面に位置する。外側指部60a、60fの構成と共に、前部装着場所70の場所及び構成は、内部通気システム56の前部部分61とヘルメット10の内面58との間の額隙間84が、前部装着場所70の間に延在する湾曲部分にわたって実質的に一定のままであるようなものである。更に、額隙間84は、ヘルメット10が着用者2により着用されたとき、実質的に不変のままである。図6で最も良く示すように、外側指部60a、60fの側面及び遠位端64は、ヘルメット10の内面58と着用者の頭部6との間の隙間Gを維持するために同様にヘルメット10の内面58から離間される。この点を踏まえると、前進時、額隙間84は、着用者の額に接触する空気が上方に、かつ、着用者の頭部6の真上に流れることを可能にする。
図11も参照すると、中間指部60b、60e及びそれぞれの一番奥の指部60c、60dは、内部通気システム56の前部部分61からそれぞれの第1の後部装着場所72及び第2の後部装着場所80に後方に延在する。一部の実施形態では、例示する実施形態を含め、第1及び第2の後部装着場所72、80は、内層18と一体に形成され、かつ、ヘルメット10の内面58から概ね内方に延在する隆起した突出部94により画定される。このようにすると、第1及び第2の後部装着場所72、80は、内層18の隣接部分よりも更に内方にある。他の実施形態は、内層18に接合された支持棒、支柱、スペーサーなどの形の第1及び/又は第2の後部装着場所72、80を含むことができる。更に、例示する実施形態では、それぞれの一番奥の指部60c、60d及び外側指部60b、60eの遠位端68、76は、接着剤により第1及び第2の後部装着場所72、80に固定される。しかしながら、他の実施形態では、一番奥の指部60c、60d及び/又は外側指部60b、60eの遠位端68、76又は一部の他の部分は、留め金具、締め具、締め金、面ファスナ、及び他の形式の締結具により後部装着場所72、80に固定することができる。
図12及び13も含め、図を通して示すように、内部通気システム56は、前部装着場所70及び第1及び第2の後部装着場所72、80の組み合わせにより支持されるか、又は、そうでない場合にはヘルメット10の内面58から離間される。ヘルメット10が着用されたとき、内部通気システム56の指部60が、着用者の頭部6に密着し、一方、ヘルメットの内ヘルメット表面58は、隙間Gを形成するために着用者の頭部6から離間される。このようにして、内面58は、隙間Gをもたらすために着用者の頭部6からオフセットしている。隙間Gは、2つの前部装着場所70間で着用者の額に概ね沿って延在する、先に論じた額隙間84を含む。隙間Gは、内面58と一番奥の指部60c、60dとの間に画定され、かつ、概ね額隙間84から後方に第1の後部装着場所72に延在する一番奥の指部の隙間98も含む。隙間Gは、内面58と中間指部60b、60eとの間に画定され、かつ、概ね額隙間84から後方に第2の後部装着場所80に延在する中間指部の隙間102も含む。
図14〜17は、図1〜13に示す実施形態の特徴部に対応する代替実施形態の特徴が200だけ増えた同様の参照番号を与えられた本発明の代替実施形態を示す。図14〜17のヘルメット210は、スプリンタヘルメットとして当技術分野で知られているものである。図示するように、ヘルメット210は、図1〜13のロードヘルメットよりもはるかに少数の通気開口部252を有する。図15〜17に示すように、内部通気システム256は、調節機構部226内に延在する外側指部260a、260fと、1対の内側指部260c、260dとを含む。代替実施形態では、中間指部が排除されており、レール265及びリブ271を含む内側指部260c、260d(図17)が拡幅されている。
内部通気システム256は、前部取付け場所270及び後部取付け場所272にて内層218に装着される(図15)。前部及び後部取付け場所270及び272は、ヘルメット210が着用されたときに内部通気システム256が着用者の頭部6と内面258との間の隙間Gをもたらすように内層218の内面258からオフセットしている。図16に最も良く示すように、隙間Gは、着用者の額に接触する空気が着用者の額と内層218の内面258との間で上方へ流れることができるような額隙間284も含む。隙間Gは、内側指部260c、260dと内面258との間の内側指部隙間298も含む。図14〜17の代替実施形態では、内層218は、着用者の頭部の表面と内面258との間で隙間Gへの更なる気流をもたらすために額隙間284と連通する窪んだ溝110が設けられる。
ヘルメット10、210の内面58、258を着用者の頭部6から離間させて隙間Gを作り出すことにより、通気が、着用者の頭部6とヘルメット10、210との間に流れ(図4を参照)、その結果、通気が向上し、ヘルメット10、210内の熱の蓄積が低減され、これは、次に、着用者の頭部6を冷却する一助となる。自転車乗り2が自転車4のペダルを踏むなど、地面に対して前方方向に移動するとき、着用者の額に近接する空気は、額隙間84、284を通って上方に流れ、その後、概ね後方に、一番奥の指部の隙間98、298及び中間指部の隙間102に沿った流れを含め、隙間Gの周りかつ隙間Gを通る。その後、空気は、ヘルメット10の後部部分38内に設けられた通気開口部52、252の1つを介してヘルメット10、210を出ることができる。更に、(ヘルメット10内の)第1及び第2の後部装着場所72、80及び後部装着場所272はお互いから横方向に離間されているので、空気は、様々な後部装着場所72、80、272の間で概ね下方に流れることも許容され、概ね下方に、かつ、着用者の首の背面の真上を流れることによりヘルメット10を出ることもできる。着用者の首の背面の真上を通過するそのような下方へ導かれた流れは、さもなければヘルメット210から空気が出ることができる通気開口部52、252が少ない、またはそれらを全く有さない図14〜17の実施形態、又は先に論じたエアロヘルメットのような実施形態においてに特に顕著とすることができる。したがって、指部60、260と密接している着用者の頭部6の極めて小さい表面積を除き、着用者の頭部6の実質的に表面全体が、隙間Gを通る通気流に晒される。先に論じた内部通気システム56、256の構造体は、それぞれのヘルメット10、210がサイクリング活動中に着用されている間、ヘルメット内面58、258と着用者の頭部6との間の隙間Gを維持する。
したがって、上記は、本発明の原理を例示するにすぎないとみなされる。更に、多数の改変及び変更が当業者に容易に思いつくことになることから、本発明を図示及び説明する正確な構造及び動作に限定することは望まれておらず、したがって、本発明の範囲に該当する全ての適切な改変及び均等物に講じることができる。

Claims (1)

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