JP2017147927A - 電力供給システム、電力制御装置および電力供給装置 - Google Patents

電力供給システム、電力制御装置および電力供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の外部装置に電力を分配するシステムにおいてユーザの使い勝手を向上させる。【解決手段】実施形態に係る電力供給システム10は、電力制御装置20と電力供給装置30とを備える。電力計測回路22は、電力発生装置40が電力供給装置30に供給中の電力を計測する。コントローラ21は、供給中の電力に基づいて追加で供給可能な電力を算出し、算出した追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択する。電力供給装置30から外部装置60に電力を供給するとき、コントローラ31は、選択された動作モードに基づいて、外部装置60に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路32に出力する。電力変換回路32は、供給電力条件に基づいて、電力発生装置40から入力された電力を変換して外部装置60に供給する。【選択図】図1

Description

本開示は、外部装置へ電力を供給する電力供給システム、電力供給システムにおける電力制御装置および電力供給装置に関する。
航空機、船舶、鉄道車両などでは、乗客が着座するシートに電力取出し口が設けられている乗り物がある。乗客は、電力取出し口に携帯端末機器等の電子機器を接続することで、電子機器に電力を供給することができる。
複数の外部装置に電力を分配するシステムにおいては、ユーザが使用可能な電力が制限される場合があり、複数の電力取出し口に供給する電力を制限する電力の分配システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような電力の分配システムにおいては、電力の最大供給能力を超えて電力を供給できないため、複数の電力取出し口での合計の使用電力が増加した場合は、残りの電力取出し口へは電力を供給しない制御を行い、電力の供給量の増加を抑えることが提案されている。
国際公開第2013/042308号
本開示は、ユーザの使い勝手を向上させた電力供給システム、電力制御装置および電力供給装置を提供する。
本開示のある実施形態に係る電力供給システムは、電力制御装置と電力供給装置とを備える。電力制御装置は、第1コントローラと、電力計測回路と、第1通信回路とを備える。電力計測回路は、電力発生装置が電力供給装置に供給中の電力を計測する。第1コントローラは、供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出し、追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択する。第1通信回路は、選択された動作モードを電力供給装置に送信する。電力供給装置は、第2コントローラと、電力変換回路と、第2通信回路とを備える。第2通信回路は、電力制御装置から選択された動作モードを受信する。第2コントローラは、選択された動作モードに基づいて、外部装置に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路に出力する。電力変換回路は、供給電力条件に基づいて、電力発生装置から入力された電力を変換して外部装置に供給する。
本開示のある実施形態に係る電力制御装置は、コントローラと、電力計測回路と、通信回路とを備える。電力計測回路は、電力を生成する電力発生装置が、電力を外部装置に供給する電力供給装置に供給中の電力を計測する。コントローラは、供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出し、追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択する。通信回路は、選択された動作モードを電力供給装置に送信する。
本開示のある実施形態に係る電力供給装置は、コントローラと、電力変換回路と、通信回路とを備える。通信回路は、電力を制御する電力制御装置から出力された動作モードを受信する。コントローラは、受信した動作モードに基づいて、外部装置に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路に出力する。電力変換回路は、供給電力条件に基づいて、電力発生装置から入力された電力を変換して外部装置に供給する。
本開示の実施形態によれば、電力条件が互いに異なる3つ以上の動作モードの中から選択した動作モードに基づいて、外部装置へ電力の供給を行う。これにより、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
実施形態に係る電力供給システムを示す図である。 実施形態に係る航空機を示す図である。 実施形態に係る電力制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る電力供給装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る動作モードと供給電力条件との関係を示す図である。 実施形態に係る外部装置の種別を考慮した場合の動作モードと供給電力条件との関係を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
上述したように、複数の外部装置に電力を分配する電力供給システムにおいては、ユーザが使用可能な電力が制限される場合がある。このため、複数の電力取出し口での合計の使用電力が増加した場合は、残りの電力取出し口へは電力を供給しない制御を行い、電力の供給量の増加を抑えることが提案されている。しかし、使用中の電力の合計が一定値を超えた場合に、それ以上の電力供給を一律に行わない制御では、新たに外部装置を使用したいユーザにとっては不便である。
本開示のある実施形態によれば、電力条件が互いに異なる3つ以上の動作モードの中から選択した動作モードに基づいて、外部装置へ電力の供給を行う。
以下、実施形態に係る電力供給システム、電力制御装置および電力供給装置を説明する。
図1は、実施形態に係る電力供給システム10を示すブロック図である。電力供給システム10は、電力制御装置20と、電力供給装置30と、電力発生装置40とを備える。
電力発生装置40は、発電機、蓄電池等の電源となる装置であり、電力線51を介して、生成した電力を電力供給装置30に供給する。電力供給装置30は、コネクタ70を介して、ユーザが使用する外部装置60に電力を供給する。電力制御装置20は、通信線52を介して電力供給装置30とデータ通信を行い、電力供給装置30が外部装置60に供給する電力を制御する。コネクタ70は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等の、電力供給とデータ通信の両方が可能なコネクタである。電力供給装置30は、コネクタ70に接続された外部装置60とデータ通信を行う。なお、コネクタ70は、家庭用コンセントのような形態であってもよい。
図2は、実施形態に係る電力供給システム10が搭載された乗り物の一例である航空機100を示す模式図である。分かり易く説明するために、図2では航空機100の一部を透かして示している。
図2に示す航空機100の例では、電力発生装置40は発電機である。航空機100の翼120にはエンジン130が設けられている。この例では、電力発生装置40はエンジン130の内部またはその近傍に配置され、エンジン130が発生するエネルギーの一部を電気に変換して出力する。なお、電力発生装置40は、駐機中などに補助電力として使用されるAPU(Auxiliary Power Unit)の内部またはその近傍に配置され、APUが発生するエネルギーの一部を電気に変換してもよい。
航空機100には、乗客が着座する複数のシート110が設けられている。電力供給装置30およびコネクタ70は、複数のシート110の特定のグループ毎に設けられている。例えば、電力供給装置30およびコネクタ70は、2人掛けの2列シート毎に1つずつ、3人掛けの3列シート毎に1つずつ設けられる。ユーザである乗客は、コネクタ70に携帯端末機器等の外部装置60を接続することで、電力供給装置30から外部装置60に電力を供給することができる。なお、電力供給装置30およびコネクタ70は、各シート110に設けられていてもよい。
図1を参照して、電力制御装置20は、コントローラ21と、電力計測回路22と、通信回路23とを備える。電力供給装置30は、コントローラ31と、電力変換回路32と、通信回路33と、挿入検出回路34を備える。コントローラ21は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、電力制御装置20の全体の動作を制御するとともに、電力供給装置30との間でデータ通信を行って、電力供給システム10の全体の動作を制御する。コントローラ31は、例えばCPUであり、電力供給装置30の全体の動作を制御するとともに、電力制御装置20との間でデータ通信を行う。
ここでは、複数の電力供給装置30のうちのいくつかに外部装置60が接続されて、電力供給装置30は外部装置60のそれぞれに電力を供給中であるとする。電力計測回路22は、電力発生装置40が複数の電力供給装置30に現在供給中の電力を計測し、コントローラ21へ出力する。電力計測回路22は、例えば電流センサを含み、電力発生装置40が出力する電流の値から電力を求める。
コントローラ21は、電力発生装置40が計測した現在供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出する。追加で供給可能な電力を求める方法は後述する。コントローラ21は、算出した追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択する。通信回路23は、コントローラ21が選択した動作モードを電力供給装置30に送信する。
電力供給装置30の通信回路33は、電力制御装置20から出力された動作モードを受信する。ユーザが、コネクタ70に新たな外部装置60を接続すると、挿入検出回路34はコネクタ70に外部装置60のコネクタが挿入されたことを検出し、コントローラ31へ出力する。コントローラ31は、通信回路33が受信した動作モードに基づいて、新たに接続された外部装置60に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路32に出力する。電力変換回路32は、供給電力条件に基づいて、電力発生装置40から入力された電力を変換して外部装置60に供給する。これにより、新たに接続された外部装置60に電力が供給される。
この例では、電力発生装置40は交流電力を出力する。電力変換回路32は、例えば、AC−ACコンバータまたはAC−DCコンバータである。あるいは、AC−ACコンバータとAC−DCコンバータとが混在していてもよい。また、電力発生装置40が直流電力を出力する場合は、電力変換回路32は、例えば、DC−ACコンバータまたはDC−DCコンバータであってもよい。
次に、電力制御装置20および電力供給装置30の動作をより詳細に説明する。図3は、電力制御装置20の動作を示すフローチャートである。図4は、電力供給装置30の動作を示すフローチャートである。図5は、動作モードと供給電力条件との関係を示す図である。
上述したように、電力制御装置20の電力計測回路22は、電力発生装置40が複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力を計測する(ステップS11)。コントローラ21は、複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力が閾値1より大きいか否かを判断する(ステップS12)。この例では、閾値1>閾値2>閾値3である。
複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力が閾値1より大きい場合(ステップS12でYES)、電力発生装置40が出力可能な電力の最大値またはその近傍の値の電力が現在供給中であるため、コントローラ21は、動作モードとしてモード1を選択する(ステップS13)。図5に示すように、モード1は、供給電力条件が0Wのモードであり、新たに接続された外部装置60には電力供給を許可しないモードである。
複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力が閾値1以下である場合(ステップS12でNO)、コントローラ21は、その現在供給中の電力が閾値2より大きいか否かを判断する(ステップS14)。現在供給中の電力が閾値2より大きい場合(ステップS14でYES)、現在供給中の電力は、電力発生装置40が出力可能な電力の最大値ではないが、既に多くの電力を供給中であるため、コントローラ21は、動作モードとしてモード2を選択する(ステップS15)。図5に示すように、モード2は、供給電力条件が20Wのモードであり、新たに接続された外部装置60への少量の電力供給を許可するモードである。
複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力が閾値2以下である場合(ステップS14でNO)、コントローラ21は、その現在供給中の電力が閾値3より大きいか否かを判断する(ステップS16)。現在供給中の電力が閾値3より大きい場合(ステップS16でYES)、電力発生装置40にはある程度の余力があるため、コントローラ21は、動作モードとしてモード3を選択する(ステップS17)。図5に示すように、モード3は、供給電力条件が40Wのモードであり、新たに接続された外部装置60への電力供給を許可するモードである。
複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力が閾値3以下である場合(ステップS16でNO)、電力発生装置40には十分な余力があるため、コントローラ21は、動作モードとしてモード4を選択する(ステップS18)。図5に示すように、モード4は、供給電力条件が80Wのモードであり、新たに接続された外部装置60への十分な電力供給を許可するモードである。
電力制御装置20の通信回路23は、モード1から4のうちのコントローラ21が選択した動作モードを電力供給装置30に送信する(ステップS19)。
次に、図4に示すように、電力供給装置30の通信回路33は、電力制御装置20から出力された動作モードを受信する(ステップS21)。ユーザがコネクタ70に新たな外部装置60を接続し、その接続を挿入検出回路34が検出する(ステップS22でYes)と、電力供給装置30のコントローラ31は、受信した動作モードに基づいて、新たに接続された外部装置60に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路32に出力する。
コントローラ31は、受信した動作モードがモード2であるか否かを判断する(ステップS23)。受信した動作モードがモード2である場合(ステップS23でYES)、コントローラ31は、新たに接続された外部装置60へ供給可能な電力の最大値が20Wという供給電力条件を電力変換回路32に出力する(ステップS24)。電力変換回路32は、供給電力が20Wを超えない範囲で、新たに接続された外部装置60に電力を供給する。
受信した動作モードがモード2でない場合(ステップS23でNO)、コントローラ31は、受信した動作モードがモード3であるか否かを判断する(ステップS25)。受信した動作モードがモード3である場合(ステップS25でYES)、コントローラ31は、新たに接続された外部装置60へ供給可能な電力の最大値が40Wという供給電力条件を電力変換回路32に出力する(ステップS26)。電力変換回路32は、供給電力が40Wを超えない範囲で、新たに接続された外部装置60に電力を供給する。
受信した動作モードがモード3でない場合(ステップS25でNO)、コントローラ31は、受信した動作モードがモード4であるか否かを判断する(ステップS27)。受信した動作モードがモード4である場合(ステップS27でYES)、コントローラ31は、新たに接続された外部装置60へ供給可能な電力の最大値が80Wという供給電力条件を電力変換回路32に出力する(ステップS28)。電力変換回路32は、供給電力が80Wを超えない範囲で、新たに接続された外部装置60に電力を供給する。
受信した動作モードがモード4でない場合(ステップS27でNO)、コントローラ31は、受信した動作モードがモード1であると判断する。受信した動作モードがモード1である場合、コントローラ31は、新たに接続された外部装置60へ供給可能な電力の最大値は0Wという供給電力条件を電力変換回路32に出力する(ステップS29)。電力変換回路32は、供給電力条件に基づいて、新たに接続された外部装置60に電力を供給しない。
複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力が一定値を超えた場合に、それ以上の電力供給を一律に行わない制御では、新たに外部装置60を使用したいユーザはその装置を使用することができず、不便を感じることになる。しかし、本実施形態では、複数の電力供給装置30の全体に現在供給中の電力に応じて、新たに接続された外部装置60へ供給する電力を段階的に調整する。このため、全体に現在供給中の電力が電力発生装置40の出力可能な電力の最大値に近づくことを抑制し、より多くの外部装置に電力を供給することができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
なお、コントローラ31は、外部装置60のコントローラ61と交渉を行い、選択された動作モードで定められた電力条件の範囲内で、供給電力条件を変更してもよい。例えば、動作モードがモード4(供給電力条件=80W)のときに、新たに接続された外部装置60のコントローラ61から40Wの電力供給要求があったとしても、その外部装置60が20Wでも動作可能な場合は、コントローラ31は、その外部装置60へ供給可能な電力の最大値が20Wという供給電力条件を設定してもよい。これにより、全体に現在供給中の電力が電力発生装置40の出力可能な電力の最大値に近づくことをさらに抑制し、より多くの外部装置に電力を供給することができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、コントローラ31は、新たに接続された外部装置60の種別を判定し、外部装置60の種別に応じて供給電力条件を変更してもよい。例えば、モード2のような特定の動作モードにおいて、新たに接続された外部装置60がバッテリーで駆動する装置である場合、供給電力条件が示す供給可能な電力を減らしてもよい。または、供給電力条件を外部装置60に電力供給を行わない設定にしてもよい。バッテリーに残量がある状態では、電力供給装置30から供給する電力を少なくする、あるいは電力を供給しなくても、外部装置60は駆動可能であるからである。
図6は、外部装置60の種別に応じて供給電力条件を変更する実施形態における動作モードと供給電力条件との関係を示す図である。図6に示す例では、モード3および4のような電力発生装置40に余力がある状態では、新たに接続された外部装置60がバッテリーで駆動する装置である場合とそうでない場合とで、供給電力条件は同じである。一方、モード1および2のような電力発生装置40にあまり余力がない状態では、バッテリーで駆動する装置に対して、モード1および2における供給電力条件を0Wに設定する。これにより、全体に現在供給中の電力が電力発生装置40の出力可能な電力の最大値に近づくことをさらに抑制し、より多くの外部装置に電力を供給することができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、上記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術はこれらに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態も可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を適宜組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
また、上記の例では、電力供給システム10が搭載される乗り物として航空機を例示したが、乗り物は航空機に限定されない。本開示の技術は、例えば、バス等の自動車、鉄道車両、船舶にも適用可能である。また、本開示の技術は、家屋やビルディングのような建築物等にも適用可能である。
また、上記の例では、電力制御装置20と電力発生装置40とは別々に設けられていたが、電力供給システム10の形態によっては、電力発生装置40は電力制御装置20に含まれていてもよい。
また、電力供給装置30および外部装置60がUSB PD(Power Delivery)などに準拠し、供給電力についての交渉が可能な場合には、電力供給装置30は、動作モードにより決められた最大電力値を上限に、供給電力条件を外部装置60と折衝して決定してもよい。
上記の例では、電力供給装置30が4つの動作モードを有する場合を示したが、動作モードの数は4つに限定されず、適宜設定できる。動作モードの数は2つでも可能であるが、ユーザの使い勝手を向上させるためには、3つ以上に区分することが望ましい。
以上、説明したように、本開示のある実施形態に係る電力供給システム10は、電力制御装置20と電力供給装置30とを備える。電力制御装置20は、コントローラ21と、電力計測回路22と、通信回路23とを備える。電力計測回路22は、電力発生装置40が電力供給装置30に供給中の電力を計測する。コントローラ21は、供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出し、追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択する。通信回路23は、選択された動作モードを電力供給装置30に送信する。電力供給装置30は、コントローラ31と、電力変換回路32と、通信回路33とを備える。通信回路33は、電力制御装置20から選択された動作モードを受信する。コントローラ31は、選択された動作モードに基づいて、外部装置60に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路32に出力する。電力変換回路32は、供給電力条件に基づいて、電力発生装置40から入力された電力を変換して外部装置60に供給する。
ある実施形態において、3つ以上の動作モード毎に定められた電力条件は、外部装置60に供給可能な電力であり、外部装置60に供給可能な電力は、3つ以上の動作モードの間で互いに異なってもよい。
ある実施形態において、コントローラ31は、選択された動作モードで定められた電力条件の範囲内で、外部装置60と交渉を行い、供給電力条件を変更してもよい。
ある実施形態において、コントローラ31は、外部装置60の種別を判定し、特定の動作モードのとき、外部装置60の種別に応じて供給電力条件を変更してもよい。
ある実施形態において、外部装置60がバッテリーで駆動する装置である場合、コントローラ31は、特定の動作モードにおいて、外部装置60がバッテリーで駆動する装置以外である場合と比較して供給電力条件を、供給可能な電力を減らした設定、又は電力供給を行わない設定に変更してもよい。
本開示のある実施形態に係る電力制御装置20は、コントローラ21と、電力計測回路22と、通信回路23とを備える。電力計測回路22は、電力を生成する電力発生装置40が、電力を外部装置60に供給する電力供給装置30に供給中の電力を計測する。コントローラ21は、供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出し、追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択する。通信回路23は、選択された動作モードを電力供給装置30に送信する。
本開示のある実施形態に係る電力供給装置30は、コントローラ31と、電力変換回路32と、通信回路33とを備える。通信回路33は、電力を制御する電力制御装置20から出力された動作モードを受信する。コントローラ31は、受信した動作モードに基づいて、外部装置60に供給する電力を示す供給電力条件を電力変換回路32に出力する。電力変換回路32は、供給電力条件に基づいて、電力発生装置40から入力された電力を変換して外部装置60に供給する。
ある実施形態において、動作モードには、外部装置60に供給可能な電力が定められていてもよい。
ある実施形態において、コントローラ31は、動作モードに定められた電力の範囲内で、外部装置60と交渉を行ってもよい。
ある実施形態において、コントローラ31は、外部装置60の種別を判定し、特定の動作モードのとき、外部装置60の種別に応じて供給電力条件を変更してもよい。
ある実施形態において、外部装置60がバッテリーで駆動する装置である場合、コントローラ31は、特定の動作モードにおいて、外部装置60がバッテリーで駆動する装置以外である場合と比較して供給電力条件を、供給可能な電力を減らした設定、又は電力供給を行わない設定に変更してもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示に係る技術は、複数の装置に電力を分配する技術分野において特に有用であり、例えば、航空機、船舶、鉄道車両、自動車、建築物などに適用できる。
10 電力供給システム
20 電力制御装置
21 コントローラ
22 電力計測回路
23 通信回路
30 電力供給装置
31 コントローラ
32 電力変換回路
33 通信回路
34 挿入検出回路
40 電力発生装置
60 外部装置
61 コントローラ
70 コネクタ
100 航空機

Claims (11)

  1. 電力制御装置と電力供給装置とを備える電力供給システムであって、
    前記電力制御装置は、第1コントローラと、電力計測回路と、第1通信回路とを備え、
    前記電力計測回路は、電力発生装置から前記電力供給装置に供給中の電力を計測し、
    前記第1コントローラは、前記供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出し、前記追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択し、
    前記第1通信回路は、前記選択された動作モードを前記電力供給装置に送信し、
    前記電力供給装置は、第2コントローラと、電力変換回路と、第2通信回路とを備え、
    前記第2通信回路は、前記電力制御装置から前記選択された動作モードを受信し、
    前記第2コントローラは、前記選択された動作モードに基づいて、外部装置に供給する電力を示す供給電力条件を前記電力変換回路に出力し、
    前記電力変換回路は、前記供給電力条件に基づいて、前記電力発生装置から入力された電力を変換して前記外部装置に供給する、電力供給システム。
  2. 前記3つ以上の動作モード毎に定められた電力条件は、前記外部装置に供給可能な電力であり、
    前記外部装置に供給可能な電力は、前記3つ以上の動作モードの間で互いに異なる、請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記第2コントローラは、前記選択された動作モードで定められた電力条件の範囲内で、前記外部装置と交渉を行い、前記供給電力条件を変更する、請求項1または2に記載の電力供給システム。
  4. 前記第2コントローラは、前記外部装置の種別を判定し、特定の動作モードのとき、前記外部装置の種別に応じて前記供給電力条件を変更する、請求項1から3のいずれかに記載の電力供給システム。
  5. 前記特定の動作モードにおいて、前記外部装置がバッテリーで駆動する装置である場合、
    前記第2コントローラは、前記外部装置が前記バッテリーで駆動する装置以外である場合と比較して前記供給電力条件を、供給可能な電力を減らした設定、又は電力供給を行わない設定に変更する、請求項4に記載の電力供給システム。
  6. コントローラと、電力計測回路と、通信回路とを備える電力制御装置であって、
    前記電力計測回路は、電力を生成する電力発生装置が、電力を外部装置に供給する電力供給装置に供給中の電力を計測し、
    前記コントローラは、前記供給中の電力に基づいて、追加で供給可能な電力を算出し、前記追加で供給可能な電力に基づいて、互いに異なる電力条件が定められた3つ以上の動作モードの中から1つの動作モードを選択し、
    前記通信回路は、前記選択された動作モードを前記電力供給装置に送信する、電力制御装置。
  7. コントローラと、電力変換回路と、通信回路とを備える電力供給装置であって、
    前記通信回路は、電力を制御する電力制御装置から出力された動作モードを受信し、
    前記コントローラは、前記受信した動作モードに基づいて、外部装置に供給する電力を示す供給電力条件を前記電力変換回路に出力し、
    前記電力変換回路は、前記供給電力条件に基づいて、電力発生装置から入力された電力を変換して前記外部装置に供給する、電力供給装置。
  8. 前記動作モードには、前記外部装置に供給可能な電力が定められている、請求項7に記載の電力供給装置。
  9. 前記コントローラは、前記動作モードに定められた前記供給可能な電力の範囲内で、前記外部装置と交渉を行い、前記供給電力条件を変更する、請求項8に記載の電力供給装置。
  10. 前記コントローラは、前記外部装置の種別を判定し、前記動作モードが特定の動作モードのとき、前記外部装置の種別に応じて前記供給電力条件を変更する、請求項7から9のいずれかに記載の電力供給装置。
  11. 前記特定の動作モードにおいて、前記外部装置がバッテリーで駆動する装置である場合、
    前記コントローラは、前記外部装置が前記バッテリーで駆動する装置以外である場合と比較して前記供給電力条件を、供給可能な電力を減らした設定、又は電力供給を行わない設定に変更する、請求項10に記載の電力供給装置。
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