JP2017143350A - コアネットワーク分散型無線通信システム及びそのコネクション制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コアネットワーク分散型無線通信システムにおいてユーザ端末が移動しても通信遮断時間の短いシステム及びコネクション制御方法を提供する。【解決手段】ユーザ端末10が収容エリア200aのエッジエリア210aに滞在しているときは、収容エリア200aを経由した第1のコネクションに加えて、隣接する収納エリア200bを有するコアネットワーク100bを経由した第2のコネクションを形成する。ユーザ端末10は、収容エリア200aから収容エリア200bに移動すると、データ通信を第1のコネクションから第2のコネクションに切り替える。【選択図】図3
Description
本発明は、コアネットワーク分散型の移動体無線通信システムに関する。
移動体無線通信システムにおいて、移動体端末に対してミリ秒オーダの低遅延性が要求条件となるサービスを提供する場合、既存のモバイルコア集約型アーキテクチャでは、伝送路距離がボトルネックとなる。そこで、モバイルコアを端末に近づけるモバイルコア分散型アーキテクチャが提案されている(非特許文献1、非特許文献2参照)。
モバイルコア分散型アーキテクチャには、端末移動時のコネクションの扱い方として、DMM(Distributed Mobility Management)(非特許文献2参照)と、3GPP LIPA/SIPTO(Local IP Access / Selected IP Traffic Offload)(非特許文献3参照)の2種類がある。
DMMでは、端末がP−GW(PDN Gateway)のカバレッジエリアを跨ぐ移動をすると、アンカポイントであるP−GWが固定されたままコネクションがハンドオーバされるため、伝送路距離が延長し、遅延条件が満たせなくなり、低遅延通信を継続することができない。
LIPA/SIPTOの仕様では、端末がローカルP−GWのカバレッジ外に出ると、MME(Mobility Management Entity)がコネクションを切断する。そして、端末は移動先で再Attach要求を行うため、アンカポイントが移動先のセルを収容するP−GWに切り替わるので、移動先でも低遅延通信を享受できる。
Wolfgang Hahn, "Flat 3GPP Evolved Packet Core", Wireless Personal Multimedia Communications (WPMC), 14th International Symposium, 2011
Zuniga, J.C, 他5名,"Distributed mobility management: A standards landscape", Communications Magazine, IEEE, vol.51, no.3, pp.80-87, March 2013
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上述のように、モバイルコア分散型アーキテクチャであっても、LIPA/SIPTOによるコネクション管理方法では、移動先でも低遅延通信を行うことができる。しかし、端末がP−GWのカバレッジを跨いで移動する時、コネクションを再確立するために、通信が途切れてしまうという課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コアネットワーク分散型無線通信システムにおいてユーザ端末が移動しても通信遮断時間の短いシステム及びコネクション制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、ユーザの無線端末と、所定の収容エリア内において無線端末を収容する複数のコアネットワークを備えたコアネットワーク分散型無線通信システムにおいて、コアネットワークの収容エリアを周縁部であるか中央部であるかを示す位置情報と、周縁部において当該周縁部に隣接する他の収容エリアにおける無線端末の接続先情報とを関連づけて記憶した位置情報記憶手段を備え、無線端末が第1のコアネットワークの収容エリア内に滞在しているときは第1のコアネットワークを経由した第1のコネクションを形成するとともに、第1のコアネットワークの収容エリア内の周縁部に滞在しているときは、前記接続先情報を参照して第1のコアネットワークの収納エリアに隣接する収納エリアを有する第2のコアネットワークを経由した第2のコネクションを形成するよう制御するコネクション制御手段とを備え、無線端末は、第1のコアネットワークの収容エリア内に滞在しているときは前記第1のコネクションを用いてデータ通信を行うとともに、第1のコアネットワークの収容エリアから第2のコアネットワークの収容エリアに移動すると、前記コネクション制御手段により予め形成されている第2のコネクションを用いてデータ通信を行うコネクション切替手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ端末に対してミリ秒オーダの低遅延サービスを提供する場合、ユーザ端末が収容エリアを跨いだ時であっても、アクティブなコネクションが予め用意されているので、コネクションハンドオーバによる遅延時間増大を避けて、コネクション再確立にかかる通信遮断時間を短縮して、低遅延通信サービスを継続できるようになる。
まず、本発明に係る移動体無線通信システムの基本概念について図面を参照して説明する。図1は、移動体無線通信システムの基本構成を説明する構成図である。
本発明に係る移動体無線通信システムは、モバイルコア分散型アーキテクチャを採用したものであり、図1に示すように、複数のモバイルコア網100a,100bを階層型ではなく互いに対等の関係として接続したフラットネットワークアーキテクチャになっている。また、本発明に係る移動体無線通信システム1は、各モバイルコア網100a,100bと通信可能な移動管理機能部300を備えている。移動管理機能部300は、移動体無線通信システム1においてユーザ端末10の端末の位置登録・呼出・基地局間ハンドオーバなどの管理を行うノードである。
各モバイルコア網100a,100b内は、少なくとも、移動体無線通信システム1の外部ネットワークであるPDN(Packet Data Network)150a,150bと接続するゲートウェイ装置110a,110bを備えている。なお、以下の説明では、説明の便宜上、モバイルコア網100a,100bを区別することなく説明する場合、単に「モバイルコア網100」と称することにする。複数個登場する他の構成要素についても同様とする(例えば、ゲートウェイ装置110)。
ここで、モバイルコア網100内のゲートウェイ装置110に論理的に紐付くセル群をまとめて収容エリア200と定義する。セルはモバイルコア網100内の無線基地局により形成される電波の届く範囲であり、セル識別子により識別される。あるゲートウェイ装置110aに論理的に紐付く収容エリア200aと、あるゲートウェイ装置110bに論理的に紐付く収容エリア200bとの間を、エリア境界と定義する。ここで、あるゲートウェイ装置110aに論理的に紐付くセルの範囲と、あるゲートウェイ装置110bに論理的に紐付くセルの範囲は、その周縁部において重なり合っている。ある地点がどちらの収容エリア200に属するかは、その地点においてユーザ端末10が所定の選択手法によりどのセルに接続するかを選択した選択結果に基づく。前記選択手法は、従来周知のものであり電波強度や安定度などに基づき選択される。以上より、2つの収容エリア200a,200bは、その周縁部においても「重なり合う」ことなく、「隣接」するものである。これにより、前記の「エリア境界」が定義される。
なお、説明の都合上、2つの収容エリア200a,200bが隣接する場合、それぞれに対応するゲートウェイ装置110も「隣接する」と表記する。
本発明では、前記収容エリア200を、その周縁部であるエッジエリア210と、エッジエリア210以外の中央エリアであるセンタエリア220に分割する。エッジエリア210は、エリア境界からの距離で定めるが、この距離は提供サービスの想定するユーザ端末10の移動速度が速いものほど長く設定する。また、エッジエリア210に含まれる全てのセルをエッジセルとし、それ以外のセルをセンタセルとする。ここで、あるエッジエリア210aにおいては、ユーザ端末10は、隣接するエッジエリア210bと論理的に紐付いたゲートウェイ装置110bと通信可能である点に留意されたい。本発明では、セルの位置情報(エッジ/センタ)と論理的に紐付けられるゲートウェイ装置110との対応関係を認識可能な情報は、セル情報記憶部400にセル情報として記憶・管理される。セル情報記憶部400は、移動管理機能部300又はユーザ端末10からアクセス可能な位置に配備されていればよく、例えば移動管理機能部300に設ける。
セル情報記憶部400に記憶されるセル情報の一例を図2に示す。図2に示すように、セル情報は、セル識別子と、エッジセルであるかセンタセルであるかを示す位置情報と、当該セルが収容されているゲートウェイ装置110aの識別子と、前記ゲートウェイ装置110aに隣接するゲートウェイ装置110bの識別子とを含む。なお、1つのセルに対して、当該セルに収容されているゲートウェイ装置110と隣接するゲートウェイ装置110bは複数存在する場合もある。
また、前述したように、セル情報は、セルの位置情報(エッジ/センタ)と論理的に紐付けられるゲートウェイ装置110との対応関係を認識可能な情報であるが、図2に示したように、セルの位置情報とゲートウェイ装置110との対応関係を直接的に記述する必要はない。例えば、PDN150の識別情報等から該PDN150に接続するゲートウェイ装置110の対応関係が認識可能であれば、セル情報は、セルの位置情報とPDN150との対応関係を含むものであってもよい。
本発明は、上記のネットワーク構成において、ユーザ端末10が収容エリア200を跨いで移動しても低遅延サービスを継続させるために、ユーザ端末10の移動を予想して、移動先の収容エリア200のゲートウェイ装置110に予めコネクションを確立しておくことを特徴とする。
すなわち、図3に示すように、ユーザ端末10は収容エリア200間を移動する前に事前にメインコネクションとは別に1つ又は複数のPDNコネクションをサブコネクションとして確立しておき、エリア間移動後にUプレーンデータを流すコネクションを切り替える。サブコネクションの形成手法については種々の形態が考えられるが、下記では第1及び第2の実施形態として説明する。
前記ユーザ端末10は、複数のPDNコネクションを確立・維持し、実際にデータ転送を行うコネクションを「メインコネクション」、データ転送は行わず維持するコネクションを「サブコネクション」として使い分ける仕組みを持つ。
また、ユーザ端末10が収容エリア200の隅、すなわちエッジエリア210に移動したことを検出すると、メインコネクションの他に、隣接する1つ又は複数の収容エリア200に紐づく各ゲートウェイ装置110に対してサブコネクションを確立させる。ユーザ端末10が収容エリア200を跨いだことを検出すると、移動先のゲートウェイ装置110との間に確立させておいたサブコネクションをメインコネクションに切り替える。また、移動前のメインコネクションはサブコネクションに切り替えることにより、ユーザ端末10が移動前のエリアに戻った場合に対応することができる。
なお、ユーザ端末10が収容エリア200においてエッジエリア210に移動したことの検出、及び、隣接するゲートウェイ装置110の情報、前記セル情報記憶部400のセル情報を参照すればよい。また、ユーザ端末10が収容エリア200を跨いだことを検出は、従来周知のハンドオーバ手法と同様にして可能である。
図4に、ユーザ端末10のコネクション管理フローチャートを示す。ユーザ端末10は、電源が投入されると(ステップS1)、メインコネクションを確立する(ステップS2)。ここで、ユーザ端末10がセル間を移動したとする(ステップS3)。移動先セルがエッジエリア210の場合、隣接エリア群に紐付いたゲートウェイ装置110にサブコネクションを確立する(ステップS4,S5)。ここで、さらにユーザ端末10がセル間を移動したとする(ステップS6)。移動先が隣接する収容エリア200の場合、移動先のエリアに紐付いたゲートウェイ装置110との間に確立されたサブコネクションを、メインコネクションに切り替える(ステップS7,S8)。前記ステップS3の移動の結果、移動先がエッジエリア210でない場合、サブコネクションがあれば切断する(ステップS9)。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る移動体無線通信システムについて図面を参照して説明する。図5は第1の実施の形態に係る移動体無線通信システムの構成図である。ここでは、前述した本発明の基本構成をベースにして説明するものとし、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態に係る移動体無線通信システムについて図面を参照して説明する。図5は第1の実施の形態に係る移動体無線通信システムの構成図である。ここでは、前述した本発明の基本構成をベースにして説明するものとし、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態に係る移動体無線通信システムは、移動管理機能部300がサブコネクションの確立を主導する形態である。
本実施の形態に係る移動体無線通信システム1−1は、既存のLTE(Long Term Evolution)アーキテクチャを拡張するものである。前述のゲートウェイ装置110は、P−GW或いはS/P−GW(Serving/PDN-Gateway)に相当する。前述の移動管理機能部300はMME(Mobility Management Entity)に相当する。MMEである移動管理機能部300は、前述のセル情報記憶部400と、コネクション制御部500とを備える。セル情報記憶部400の記憶されるセル情報は、図2を参照して説明したものと同様である。また、ユーザ端末10は、コネクション管理機能部11を備える。
ユーザ端末10のコネクション管理機能部11は、確立されているコネクションのステータスを管理するものである。また、コネクション管理機能部11は、移動管理機能部300からアクティベイト要求を受けたコネクションをメインコネクションとし、ディアクティベイト要求を受けたコネクションをサブコネクションとする。ユーザ端末10は、PDN150へのデータ通信はメインコネクションを使って行い、サブコネクションは使わない。また、コネクション管理機能部11は、ユーザ端末10がエッジエリア210に滞留する間は、サブコネクションを維持するが、センタエリア220のセルに移動すると、全てのサブコネクションをdetachする。
図6及び図7に本実施の形態に係る移動体無線通信システムの動作を説明するシーケンス図を示す。ここでは、ユーザ端末10が、収容エリア200aのセンタエリア220aから同エッジエリア210aを経て、隣接する収容エリア200bのエッジエリア210bに移動する場合について説明する。なお、図6及び図7において、実線矢印は従来のLTEにおける標準シーケンスであり、点線矢印は本実施の形態を実現するために追加されたシーケンスである。
図6は、ユーザ端末10が収容エリア200aのセンタエリア220aから同エッジエリア210aに移動する際のシーケンス図である。
図6に示すように、ユーザ端末10がセンタエリア220a(例::C1(N−1))からエッジエリア210a(例:C1N)に移動すると、サブコネクション要求用APNにAttach要求を送る。このAttach要求を受けた移動間管理機能部300は、基地局のIPアドレスから端末の位置を確認し、移動可能な隣接エリアのゲートウェイ収容110bにコネクション確立要求を送る。これにより、ユーザ端末10端末は隣接エリアのゲートウェイ装置110bに対してサブコネクションを確立する。なお、図6において、ステップS101〜S105はメインコネクションを対象とした処理であり、ステップS106〜S111はサブコネクションを対象とした処理である。
上記の処理は、以下の様にしてもよい。ユーザ端末10がセンタエリア220a(例::C1(N−1))からエッジエリア210a(例:C1N)に移動すると、メインコネクションを維持しつつ、サブコネクションのAttach要求を行う。PDN150が共通である場合、ある端末が2つ目以降のAttach要求を行った場合、移動管理機能部300がサブコネクションの要求であることを認識し、在圏セルの隣接収容エリアのAPNに対してコネクションを確立させる。本処理のシーケンスは前記処理と同じである。
図7は、ユーザ端末10が収容エリア200aのセンタエリア220aから隣接する収容エリア200bのエッジエリア210bに移動する際のシーケンス図である。
ユーザ端末10がエッジエリア(例:C1N)から隣接エリア(例:C21)に移動すると、以下の処理を行う。移動管理機能部300は、端末移動前のメインコネクションが移動先のゲートウェイ装置110bにハンドオーバされたことを認識すると、このコネクションをディアクティベイトし、移動先のゲートウェイ装置110bに予め確立させていたコネクションをアクティベイトするように要求する。なお、図7において、ステップS151〜S153は旧メインコネクションを対象とした処理であり、ステップS154〜S159は旧サブコネクションを対象とした処理である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る移動体無線通信システムについて図面を参照して説明する。図8は第2の実施の形態に係る移動体無線通信システムの構成図である。ここでは、前述した本発明の基本構成をベースにして説明するものとし、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る移動体無線通信システムについて図面を参照して説明する。図8は第2の実施の形態に係る移動体無線通信システムの構成図である。ここでは、前述した本発明の基本構成をベースにして説明するものとし、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態に係る移動体無線通信システムは、ユーザ端末10がサブコネクションの確立を主導する形態である。
本実施の形態に係る移動体無線通信システムは、第1の実施の形態と同様に、既存のLTEアーキテクチャを拡張するものである。前述のゲートウェイ装置110は、P−GW或いはS/P−GWに相当する。前述の移動管理機能部300はMME(Mobility Management Entity)に相当する。また、ユーザ端末10は、コネクション管理機能部11を備える。
本実施の形態では、それぞれの収容エリア200ごとに、固有のPDNアドレスを割り当てることを前提とする。ユーザ端末10は、前述のセル情報記憶部400を備え、全てのPDNアドレスと対応する位置情報をセル情報として記憶する。セル情報記憶部400に記憶されるセル情報の一例を図9に示す。図9に示すように、セル情報は、セル識別子と、エッジセルであるかセンタセルであるかを示す位置情報と、当該セルが収容されているゲートウェイ装置110aに対応するPDN150aの識別子及びアドレスと、前記ゲートウェイ装置110aに隣接するゲートウェイ装置110bに対応するPDN150bの識別子及びアドレスとを含む。なお、1つのセルに対して、当該セルに収容されているゲートウェイ装置110と隣接するゲートウェイ装置110bは複数存在する場合もある。
図10に本実施の形態に係る移動体無線通信システムの動作を説明するシーケンス図を示す。図10は、ユーザ端末10がGPS/セルIDより現在地を確認し、エッジエリアでサブコネクションを確立するまでのシーケンスである。なお、図10において、実線矢印は従来のLTEにおける標準シーケンスであり、点線矢印は本実施の形態を実現するために追加されたシーケンスである。
本実施の形態では、ユーザ端末10は、位置情報をGPS又はセル識別子から取得し、セル情報記憶部400に記憶されているセル情報に照らし合わせて、エッジエリア220aと判定すれば(ステップS201)、隣接収容エリア200のPDN150に対してAttach要求を行い(ステップS202)、確立されたコネクションをサブコネクションとして利用する(ステップS203〜S207)。サブコネクションを確立している間は、定期的(0.5〜1秒間隔)にUプレーンパスにパケットを流し、ネットワーク品質を確認する。ユーザ端末10がエリア境界を跨ぐ時は、複数のコネクションにネットワークテストをしながら、最も品質の良いネットワークを利用することで、シームレスなモビリティを提供する。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、説明の簡単のため、エッジエリア210では隣接する1つの収容エリア200のモバイルコア網100とサブコネクションを形成する場合を説明したが、複数の異なるモバイルコア網100とそれぞれサブコネクションを形成する場合もある点に留意されたい。
また、上記実施の形態はLTEアーキテクチャをベースとしたものを説明したが、他のアーキテクチャの移動代無線通信システムであっても本発明を適用できる。
10…ユーザ端末
11…コネクション管理機能部
100…モバイルコア網
110…ゲートウェイ装置
150…PDN
200…収容エリア
210…エッジエリア
220…センタエリア
300…移動管理機能部
400…セル情報記憶部
500…コネクション制御部
11…コネクション管理機能部
100…モバイルコア網
110…ゲートウェイ装置
150…PDN
200…収容エリア
210…エッジエリア
220…センタエリア
300…移動管理機能部
400…セル情報記憶部
500…コネクション制御部
Claims (4)
- ユーザの無線端末と、所定の収容エリア内において無線端末を収容する複数のコアネットワークを備えたコアネットワーク分散型無線通信システムにおいて、
コアネットワークの収容エリアを周縁部であるか中央部であるかを示す位置情報と、周縁部において当該周縁部に隣接する他の収容エリアにおける無線端末の接続先情報とを関連づけて記憶した位置情報記憶手段を備え、
無線端末が第1のコアネットワークの収容エリア内に滞在しているときは第1のコアネットワークを経由した第1のコネクションを形成するとともに、第1のコアネットワークの収容エリア内の周縁部に滞在しているときは、前記接続先情報を参照して第1のコアネットワークの収納エリアに隣接する収納エリアを有する第2のコアネットワークを経由した第2のコネクションを形成するよう制御するコネクション制御手段とを備え、
無線端末は、第1のコアネットワークの収容エリア内に滞在しているときは前記第1のコネクションを用いてデータ通信を行うとともに、第1のコアネットワークの収容エリアから第2のコアネットワークの収容エリアに移動すると、前記コネクション制御手段により予め形成されている第2のコネクションを用いてデータ通信を行うコネクション切替手段を備えた
ことを特徴とするコアネットワーク分散型無線通信システム。 - 前記コネクション切替手段は、使用コネクションを第1のコネクションから第2のコネクションに切り替えた後も第1のコネクションを維持する
ことを特徴とする請求項1記載のコアネットワーク分散型無線通信システム。 - 前記コネクション切替手段は、使用コネクションを第1のコネクションから第2のコネクションに切り替えた後、無線端末が第2のコアネットワークの収容エリアの中央部に移動すると第1のコネクションを破棄する
ことを特徴とする請求項2記載のコアネットワーク分散型無線通信システム。 - ユーザの無線端末と、所定の収容エリア内において無線端末を収容する複数のコアネットワークを備えたコアネットワーク分散型無線通信システムにおけるコネクション制御方法であって、
コアネットワークの収容エリアを周縁部であるか中央部であるかを示す位置情報と、周縁部において当該周縁部に隣接する他の収容エリアにおける無線端末の接続先情報とを関連づけて記憶した位置情報記憶手段を備え、
コネクション制御手段が、無線端末が第1のコアネットワークの収容エリア内に滞在しているときは第1のコアネットワークを経由した第1のコネクションを形成するとともに、第1のコアネットワークの収容エリア内の周縁部に滞在しているときは、前記接続先情報を参照して第1のコアネットワークの収納エリアに隣接する収納エリアを有する第2のコアネットワークを経由した第2のコネクションを形成するよう制御し、
無線端末のコネクション切替手段が、第1のコアネットワークの収容エリア内に滞在しているときは前記第1のコネクションを用いてデータ通信を行うとともに、第1のコアネットワークの収容エリアから第2のコアネットワークの収容エリアに移動すると、前記コネクション制御手段により予め形成されている第2のコネクションを用いてデータ通信を行う
ことを特徴とするコアネットワーク分散型無線通信システムのコネクション制御方法。
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