JP2017139664A - Acoustic apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スピーカに代表される電気音響変換装置と、マイクロフォンに代表される音響電気変換装置を含む音響機器に関する。 The present invention relates to an acoustic device including an electroacoustic transducer represented by a speaker and an acoustoelectric transducer represented by a microphone.
スピーカに代表される電気音響変換装置の中には、磁気回路が発生する磁界中に置かれたコイルに電流を流すことによりコイルに駆動力を与え、このコイルにダイアフラム等の可動部を連動させる構成のものがある。また、マイクロフォンに代表される音響電気変換装置の中にもコイルと磁気回路を利用したものがある。ただし、マイクロフォン等では、磁気回路が発生した磁界中においてダイアフラム等の可動部にコイルを連動させ、コイルから電気信号を得るようにしている。 In an electroacoustic transducer represented by a speaker, a driving force is applied to a coil by passing a current through a coil placed in a magnetic field generated by a magnetic circuit, and a movable part such as a diaphragm is linked to the coil. There is a configuration one. Some acoustoelectric transducers represented by microphones use coils and magnetic circuits. However, in a microphone or the like, an electric signal is obtained from the coil by interlocking the coil with a movable part such as a diaphragm in a magnetic field generated by a magnetic circuit.
図10は、このような磁気回路とコイルを利用した音響機器の一例であるホーンスピーカ2を中心軸axを含む平面で切断した縦断面図である。図10に示すホーンスピーカ2からホーン84を除いた部分はコンプレッションドライバと呼ばれている。
FIG. 10 is a longitudinal cross-sectional view of a
図10に示すように、ホーン84のスロート部94は、バックプレート80の一端面に固定されている。このバックプレート80において、ホーン84と反対側の端面にはポールピース85の一底面が固定されている。そして、バックプレート80とポールピース85の中心には両者を貫いてホーン84のスロート部94に至る導音孔83が設けられている。ポールピース85においてバックプレート80と反対側の底面は導音孔83に向かってすり鉢状に凹んでおり、このすり鉢状の面にはフェイズプラグ86が嵌め込まれている。
As shown in FIG. 10, the
このフェイズプラグ86は、ホーンスピーカ2の中心軸axに対して軸対称な形状を有する。また、このフェイズプラグ86には、中心軸axに対して軸対称な複数のスリット91が形成されている。ここで、スリット91とは、フェイズプラグ86の背後の空間とフェイズプラグ86の正面の空間(すなわち、導音孔83)とを連通させる細長い空間のことである。
The
そして、フェイズプラグ86の背後には一定間隔を開けて可動部であるダイアフラム87が支持されている。このダイアフラム87は、ドーム状に湾曲した半真球形状をしており、そのダイアフラム87のホーン84側外周部に筒状のボイスコイルボビン88が設けられている。
A
バックプレート80におけるホーン84と反対側の端面には、バックプレート80と同じ直径の環状マグネット82とトッププレート81があり、環状マグネット82は、バックプレート80とトッププレート81との間に挟まれ支持されている。環状マグネット82は、一方の底面(例えばバックプレート80側の底面)にN極があり、他方の底面(例えばトッププレート81側の底面)にS極がある。
An end surface of the
トッププレート81の内周面は、微小な間隔を空けてポールピース85の外周面と対向している。そして、バックプレート80と、環状マグネット82と、トッププレート81と、フェイズプラグ86と、ポールピース85とからなる部分は、環状マグネット82が発生した磁力線を一巡させる磁気回路を構成している。そして、ダイアフラム87は、この磁気回路のトッププレート81の内周面とポールピース85の外周面との間にある磁気ギャップAGにボイスコイルボビン88を収めた状態で支持されている。
The inner peripheral surface of the
可動部であるダイアフラム87を支持する構成は次の通りである。まず、トッププレート81の環状マグネット82と反対側の端面には、スペーサリング90が固定されている。このスペーサリング90の内周面とダイアフラム87の外周部との間にはエッジ89が介在している。このエッジ89がダイアフラム87を支持する支持部の役割を果たす。さらに、ホーンスピーカ2は、ダイアフラム87を挟んでフェイズプラグ86の反対側にダイアフラム87を覆うバックカバー95を備えている。バックカバー95の端面は、スペーサリング90に固定されている。
The configuration for supporting the
以上のような構成を有するホーンスピーカ2では、環状マグネット82の発生した磁束がトッププレート81とポールピース85の間の磁気ギャップAGを通過する。そして、ボイスコイルボビン88における電線88aに電流を流すと、ボイスコイルボビン88には、ホーンスピーカ4の中心軸axに平行な方向の駆動力が与えられ、ボイスコイルボビン88に固定されたダイアフラム87が振動する。ダイアフラム87が振動すると、この振動により、ダイアフラム87とフェイズプラグ86との間の空間OSの空気がフェイズプラグ86の各スリット91を介して導音孔83に押し出されたり引き戻されたりする。そして、この押し出されたり引き戻されたりする空気の粗密波が、音波として導音孔83を経由し、ホーン84から放音される。特許文献1〜3には、図10で示すようなホーンスピーカ2が開示されている。
In the
ところで、従来のホーンスピーカ2では、エッジ89からホーン84側に突き出したダイアフラム87の外周部にボイスコイルボビン88が設けられており、このボイスコイルボビン88がホーンスピーカ2の中心軸ax方向の寸法を小さくするのを困難にしていた。
By the way, in the
この問題は、コイルと磁気回路を利用したマイクロフォン等の音響電気変換装置においても同様に生じる。 This problem also occurs in an acoustoelectric conversion device such as a microphone using a coil and a magnetic circuit.
本発明は以上に説明した課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、音響機器の体積を小さくすることにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to reduce the volume of an acoustic device.
上記課題を解決するために本発明は、可動部を支持する支持部と、前記支持部に配置され、前記可動部の可動方向と直交する磁界中において、前記可動方向および前記磁界の方向の両方と直交する方向に電流を流す電線とを具備することを特徴とする音響機器を提供する。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a support part that supports a movable part, and a magnetic field that is disposed on the support part and is orthogonal to the movable direction of the movable part. And an electric wire for passing an electric current in a direction orthogonal to the acoustic device.
本発明では、電線が支持部に配置されているので、ダイアフラム等の可動部に電線を配置するための領域を設ける必要がない。よって、本発明によれば、体積の小さな音響機器を実現することができる。 In this invention, since the electric wire is arrange | positioned at the support part, it is not necessary to provide the area | region for arrange | positioning an electric wire in movable parts, such as a diaphragm. Therefore, according to the present invention, an acoustic device having a small volume can be realized.
好ましい態様において、前記支持部は、周辺が前記音響機器に固定され、中央に前記可動部が固定された略環状の部材であり、音響機器は、前記支持部と対面する位置に前記支持部に平行な前記磁界を発生する磁界発生部を具備する。 In a preferred aspect, the support portion is a substantially annular member having a periphery fixed to the acoustic device and a movable portion fixed to the center, and the acoustic device is placed on the support portion at a position facing the support portion. A magnetic field generator for generating parallel magnetic fields is provided.
従来のホーンスピーカでは、ダイアフラムのホーン側外周部に設けられたボイスコイルボビンを磁気ギャップが収容するように磁気回路を設ける必要があり、これがホーンスピーカの中心軸方向のサイズを大きくする一因となっていた。これに対し、この態様によれば、支持部に平行な磁界を発生する磁界発生部が、支持部に対面する位置に設けられている。この磁界発生部は、電線を収容する磁気ギャップを発生する必要がないので小型化が可能である。従って、音響機器の体積を小さくすることが可能である。 In the conventional horn speaker, it is necessary to provide a magnetic circuit so that the magnetic gap accommodates the voice coil bobbin provided on the outer peripheral portion of the horn side of the diaphragm, which is a factor in increasing the size of the horn speaker in the central axis direction. It was. On the other hand, according to this aspect, the magnetic field generation part which generates a magnetic field parallel to the support part is provided at a position facing the support part. Since this magnetic field generator does not need to generate a magnetic gap for accommodating the electric wire, it can be miniaturized. Therefore, it is possible to reduce the volume of the acoustic device.
また、本発明は、エッジに電線が配置されたことを特徴とするコンプレッションドライバを提供する。 Moreover, this invention provides the compression driver characterized by the electric wire arrange | positioning at the edge.
このコンプレッションドライバは、エッジに電線が配置されているため、全体の体積を小さくすることができる。 Since this compression driver has an electric wire disposed at the edge, the entire volume can be reduced.
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるホーンスピーカ1を中心軸axを含む平面で切断した縦断面図である。上述した従来のホーンスピーカ2(図10参照)では、ダイアフラム87のホーン84側外周部に筒状のボイスコイルボビン88が設けられていた。これに対し、本実施形態によるホーンスピーカ1では、このようなボイスコイルボビン88は設けられておらず、その代わりに、可動部であるダイアフラム87を支持する支持部であるエッジ89のバックカバー95側の表面に電線88aが設けられている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a horn speaker 1 according to an embodiment of the present invention cut along a plane including a central axis ax. In the above-described conventional horn speaker 2 (see FIG. 10), the cylindrical
また、上述した従来のホーンスピーカ2(図10参照)では、バックプレート80と、環状マグネット82と、トッププレート81と、フェイズプラグ86と、ポールピース85とからなる磁気回路が設けられていた。そして、この磁気回路において、トッププレート81およびポールピース85間の磁気ギャップAGに磁界を発生させ、ボイスコイルボビン88のコイル巻線(電線88a)を通過させた。
Further, in the conventional horn speaker 2 (see FIG. 10) described above, a magnetic circuit including the
これに対し、本実施形態によるホーンスピーカ1では、環状マグネット82が環状マグネット82a、82bおよび82cに置き換えられている。これらの環状マグネット82a、82bおよび82cは、エッジ89に設けられた電線88aを通過する磁界を発生する磁界発生部として機能する。
On the other hand, in the horn speaker 1 according to the present embodiment, the
従来のホースピーカ2と同様、エッジ89は、周囲がホーンスピーカに固定され、その中央が可動部であるダイアフラム87に固定された略環状の部材である。ここで、ダイアフラム87の可動方向は中心軸axに沿った方向である。そして、磁界発生部である環状マグネット82a、82bおよび82cは、支持部であるエッジ89と対面する領域に設けられている。
As with the conventional ho-
また、本実施形態では、トッププレート81が非磁性体であるトッププレート81aに置き換えられており、ポールピース85が非磁性体である導音孔形成部85aに置き換えられている。トッププレート81aおよび導音孔形成部85aが非磁性体であるのは、環状マグネット82a、82bおよび82cが発生する磁界の短絡を防止するためである。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、エッジ89とホーンスピーカ1の内壁面であるトッププレート81a間の距離がダイアフラム87とフェイズプラグ86間の距離と等しくなるように、エッジ89とトッププレート81aの位置が決定されている。
In the present embodiment, the positions of the
本実施形態において、エッジ89およびトッププレート81a間の空間と、ダイアフラム87およびフェイズプラグ86間の空間とは、連通して1つの空間を構成しており、この空間は各部の断面積が均一な空間となっている。これ以外はホーンスピーカ1とホーンスピーカ2は同一である。従って、図1において、図10に示されたものと同一の構成要素には同一の符号を付けて、その説明を省略する。以下では、環状マグネット82a、82bおよび82cと電線88aとを中心に説明する。
In the present embodiment, the space between the
環状マグネット82aは、ホーンスピーカ1の外周側に設けられ、環状マグネット82bは、環状マグネット82aの内周側と環状マグネット82cの外周側と間隔を開けて設けられ、環状マグネット82cは、内周側が導音孔形成部85aと接するように設けられている。環状マグネット82aは、ホーンスピーカ1の外周側の側面にS極があり、環状マグネット82b側の側面にN極がある。環状マグネット82bは、環状マグネット82a側の側面にN極があり、環状マグネット82c側の側面にS極がある。環状マグネット82cは、環状マグネット82b側の側面にS極があり、導音孔形成部85a側の側面にN極がある。そして、磁界発生部である環状マグネット82a、82bおよび82cは、エッジ89に平行な磁界を発生する。
The
図2は、バックカバー95を取り外したホーンスピーカ1をバックカバー95からホーン84に向かう方向から見た背面図である。ただし、図2では、スペーサリング90の図示は省略している。図2には、エッジ89において環状マグネット82cの外周と内周との間の中心を通る円軌道D1と、環状マグネット82bの外周と内周との間の中心を通る円軌道D2と、環状マグネット82aの外周と内周との間の中心を通る円軌道D3が示されている。磁界発生部である環状マグネット82c、82b、82aは、エッジ89の表面上の同心の3つの環状領域(図示略)に放射状の磁界を各々発生する。円軌道D1、D2、D3は、この3つの環状領域の各々の幅方向(径方向)略中央に位置している。
FIG. 2 is a rear view of the horn speaker 1 with the
図2において、端子AおよびBには、ダイアフラム87を駆動するための駆動電圧が与えられる。電線88aは、端子Aから端子Bまで円軌道D1〜D3に沿って一筆書き状に配線された1本の連続した電線である。本実施形態では、図2に示すように、円環状のエッジ89の表面領域が90°の拡がり角を持った4領域AR1〜AR4に区分されており、電線88aは、各領域AR1〜AR4内において、円軌道D1から円軌道D3までを順次辿り、あるいは円軌道D3から円軌道D1までを順次辿り、端子Aから端子Bに至っている。
In FIG. 2, a drive voltage for driving the
さらに詳述すると、電線88aは、端子Aから領域AR1およびAR4間の境界に沿って領域AR1内の円軌道D1上の点C1まで延び、そこから円軌道D1に沿って時計廻りに90°隔たった領域AR2との境界付近の点C2に至る。次に、電線88aは、この点C2から領域AR1内の円軌道D2上の点C3まで延び、この点C3から円軌道D2に沿って反時計廻りに90°隔たった領域AR4との境界付近の点C4に至る。次に、電線88aは、この点C4から領域AR1内の円軌道D3上の点C5まで延び、この点C5から円軌道D3に沿って時計廻りに180°隔たった領域AR2と領域AR3との境界付近の点C6に至る。次に、電線88aは、この点C6から領域AR2内の円軌道D2上の点C7まで延び、この点C7から円軌道D2に沿って反時計廻りに90°隔たった領域AR1と領域AR2との境界付近の点C8に至る。次に、電線88aは、この点C8から領域AR2内の円軌道D1上の点C9まで延び、この点C9から円軌道D1に沿って時計廻りに180°隔たった領域AR3と領域AR4との境界付近の点C10に至る。以下、同様であり、電線88は、領域AR3内の点C10〜C13、領域AR4内の点C14〜C18を経由して端子Bに至る。
More specifically, the
図3は、図2に示すホーンスピーカ1をA−A’線において切断した断面図である。図3の点線の矢印は、環状マグネット82a、82bおよび82cが発生する磁界の向きを示している。最も内側の環状領域内を縦断する点C1と点C2間の電線88aの区間(図3では左端の電線88aの区間)と、最も外側の環状領域内を縦断する点C5と点C6間の電線88aの区間(図3では右端の電線88aの区間)とには、中心軸axからエッジ89の外周側に向かう方向(図3では左から右へ向かう方向)に磁界が働く。一方、中央の環状領域内を縦断する点C3と点C4間の電線88aの区間(図3では中央の電線88aの区間)には、エッジ89の外周側から中心軸axに向かう方向(図3では右から左へ向かう方向)に磁界が働く。このように1つの環状領域に発生する磁界が環状領域の中心から周囲に向かう方向の磁界である場合に、隣の環状領域に発生する磁界は環状領域の周囲から中心に向かう方向の磁界となる。このように本実施形態では、環状マグネット82a、82bおよび82cにより各環状領域に発生される磁界は、放射方向であり、かつ、隣り合う環状領域間で逆方向の磁界となる。
3 is a cross-sectional view of the horn speaker 1 shown in FIG. 2 taken along the line A-A ′. The dotted arrows in FIG. 3 indicate the direction of the magnetic field generated by the
図3には、端子Aから端子Bに電流が流れた場合における電線88aの各区間の電流の向きが示されている。すなわち、この場合には、最も内側の環状領域内を縦断する点C1と点C2間の電線88aの区間と、最も外側の環状領域内を縦断する点C5と点C6間の電線88aの区間とには、電流が図2の時計廻りの方向(図3では奥から手前に向かう方向)に流れ、中央の環状領域内を縦断する点C3と点C4間の電線88aの区間には、電流が図2の反時計廻りの方向(図3では手前から奥に向かう方向)に流れる。このように本実施形態では、隣り合う環状領域間で各々を縦断する電線の電流の方向が逆方向になっている。ここで、点C1と点C2間の電線88aの区間と、点C5と点C6間の電線88aの区間と、点C3と点C4間の電線88aの区間では、電流の向きと磁界の向きが直交し、いずれの区間でもホーン84からバックカバー95の方向(図3では上方向)に力が働く。このため、エッジ89にもホーン84からバックカバー95の方向に力が働く。
FIG. 3 shows the direction of current in each section of the
一方、電流が端子Bから端子Aに流れると、点C1と点C2間の電線88aの区間と、点C5と点C6間の電線88aの区間とには、電流が図2の反時計廻りの方向に流れ、点C3と点C4間の電線88aの区間には、電流が図2の時計廻りの方向に流れる。ここで、点C1と点C2間の電線88aの区間と、点C5と点C6間の電線88aの区間と、点C3と点C4間の電線88aの区間では、電流の向きと磁界の向きが直交し、いずれの区間でもバックカバー95からホーン84の方向に力が働く。このため、エッジ89にもバックカバー95からホーン84の方向に力が働く。
On the other hand, when the current flows from the terminal B to the terminal A, the current flows counterclockwise in FIG. 2 in the section of the
領域AR2〜AR4についても、図2のA−A’線のある領域AR1と同様であり、電流が端子Aから端子Bに流れると、エッジ89にホーン84からバックカバー95の方向に力が働き、電流が端子Bから端子Aに流れると、エッジ89にバックカバー95からホーン84の方向に力が働く。
The areas AR2 to AR4 are the same as the area AR1 with the AA ′ line in FIG. 2, and when a current flows from the terminal A to the terminal B, a force acts on the
このように、電線88aに電流を流すと、エッジ89に中心軸axに平行な方向の駆動力が与えられる。そして、電線88aに流す電流を変化させることにより、エッジ89が支持するダイアフラム87を振動させ、音波を発生することができる。
Thus, when a current is passed through the
ホーンスピーカ1によれば、ボイスコイルボビン88が存在しないため、バックプレート80とエッジ89との間に磁気ギャップAGを設ける必要が無い。このため、空間CSが生じることが無く、従来のホーンスピーカ2全体の体積に比べて、ホーンスピーカ1全体の体積を小さくすることができる。
According to the horn speaker 1, since the
さらに、本実施形態によれば、音響特性の改善も期待することができる。従来のホーンスピーカ2では、ダイアフラム87をある周波数で振動させた時に、ボイスコイルボビン88とポールピース85との間の空間と空間OSを合わせた空間と、ボイスコイルボビン88とトッププレート81との間の空間とをネックとみなし、ボイスコイルボビン88、ポールピース85、バックプレート80および環状マグネット82で囲まれた空間と、スペーサリング90、トッププレート81、ボイスコイルボビン88およびエッジ89で囲まれた空間とをキャビティとみなしたヘルムホルツ共鳴現象が発生する。これらの空間に限られず、ホーンスピーカ2内の連続した2つの空間において、両空間の断面積に差が生じているとヘルムホルツ共鳴現象が発生する。このため、このヘルムホルツ共鳴現象を引き起こす周波数において、ダイアフラム87の振動に悪影響が生じ、ホーンスピーカ2の再生周波数特性にピークやディップが発生し、放音される音の音質が劣化する。
Furthermore, according to the present embodiment, an improvement in acoustic characteristics can be expected. In the
しかしながら、本実施形態におけるホーンスピーカ1によれば、エッジ89およびトッププレート81a間の空間と、ダイアフラム87およびフェイズプラグ86間の空間は、連通して1つの空間を構成しており、この空間は各部の断面積が均一な空間となっているため、ダイアフラム87の振動へ悪影響を及ぼすヘルムホルツ共鳴現象の発生を抑制することができる。このため、ヘルムホルツ共鳴現象に起因するホーンスピーカ1の周波数特性のピークやディップを抑制することができる。
<他の実施形態>
However, according to the horn speaker 1 in the present embodiment, the space between the
<Other embodiments>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。 Although one embodiment of the present invention has been described above, other embodiments are conceivable for the present invention. For example:
(1)上記実施形態では、エッジ89に電線88aが図2および図3に示すように配置されていたが、電線88aの配置の態様はこれに限られない。例えば、図4および図5に示すように電線88aがエッジ89に配置されていてもよい。図4は、バックカバー95を取り外した同ホーンスピーカ1をバックカバー95からホーン84に向かう方向から見た背面図であり、図5は、図4に示すホーンスピーカ1をB−B’線において切断した断面図である。ただし、図4では、スペーサリング90の図示は省略している。
(1) In the said embodiment, although the
図2および図3の構成では、電線88aの軌道として円軌道D1〜D3の3本が設けられていた。これに対し、図4および図5の構成では、電線88aの軌道として内側から順に円軌道D1〜D9が設けられており、端子AおよびB間の電線88aは、円軌道D1〜D9に沿って中心軸axの廻りを3周している。
In the configuration of FIGS. 2 and 3, three circular tracks D1 to D3 are provided as tracks of the
さらに詳述すると、端子Aに接続された電線88aは、1周目において、領域AR1内の円軌道D1→D4→D7という経路、領域AR2内の円軌道D7→D4→D1という経路、領域AR3内の円軌道D1→D4→D7という経路、領域AR4内の円軌道D7→D4→D1という経路を辿る。次いで電線88aは、2周目において、領域AR1内の円軌道D2→D5→D8という経路、領域AR2内の円軌道D8→D5→D2という経路、領域AR3内の円軌道D2→D5→D8という経路、領域AR4内の円軌道D8→D5→D2という経路を辿る。次いで電線88aは、3周目において、領域AR1内の円軌道D3→D6→D9という経路、領域AR2内の円軌道D9→D6→D3という経路、領域AR3内の円軌道D3→D6→D9という経路、領域AR4内の円軌道D9→D6→D3という経路を辿り、端子Bに至る。
More specifically, the
図5に示すように、円軌道D1、D2、D3上の電線88aには環状マグネット82cの発生する磁界が直交し、円軌道D4、D5、D6上の電線88aには環状マグネット82bの発生する磁界が直交し、円軌道D7、D8、D9上の電線88aには環状マグネット82aの発生する磁界が直交する。
As shown in FIG. 5, the magnetic field generated by the
このように図4および図5の構成では、1個の環状マグネットが発生する磁界に対して3本の電線88aが直交する。従って、同じ電流を電線88aに流した場合に、図4および図5に示すエッジ89に働く力は、図2および図3に示すエッジ89に働く力の3倍になる。
As described above, in the configuration of FIGS. 4 and 5, the three
また、エッジ89に対する電線88aの配置は、図6に示すように配置されていてもよい。図2および図3では電線88aは一筆書き状に配線された1本の連続した電線であったが、図6では電線88aは複数の電線から構成されている。図6では、エッジ89に対して円軌道D1〜D3の各々に沿うように電線88aが配置され、各々の電線88aは、端子AおよびBから延びた電線88aに並列に接続されている。図6では、エッジ89の最内周の電線88aの区間に流れる電流の向きは、エッジ89の最外周の電線88aの区間に流れる電流の向きと一致し、エッジ89の最内周から2番目の電線88aの区間に流れる電流の向きとは逆となっている。
Further, the arrangement of the
(2)電線88aをコイル状に巻いたものをエッジ89に配置してもよい。図7は、この場合に、バックカバー95を取り外した同ホーンスピーカ1をバックカバー95からホーン84に向かう方向から見た背面図である。図7に示すように、電線88aをコイル状に巻いてエッジ89に配置すると、電線88aの全区間に流れる電流の向きは一致する。図8は、図7に示すホーンスピーカ1をC−C’線において切断した断面図である。ただし、図8に示すように、この場合、ホーンスピーカ1は1個の環状マグネット82を有する。この環状マグネット82は、支持部であるエッジ89において可動部であるダイアフラム87を取り囲む1つの環状領域にエッジ89に平行な放射状の磁界を発生する磁界発生部として機能する。図8には端子Aから端子Bに電流が流れた場合における電線88aの電流の向きが示されている。図7および図8に示すように、環状マグネット82が磁界を発生する環状領域には、当該環状領域を複数回縦断する電線88aが配置され、当該環状領域の横断面と交差する各電線における電流方向は同方向となる。ここで、横断面とは、環状領域を環状マグネット82が生成する磁界の方向に横断する面、具体的には図7においてC−C’線により示される横断面である。従って、電線88aに電流を流すと、エッジ89に中心軸axに平行な方向の駆動力が与えられ、電線88aに流す電流を変化させることにより、エッジ89が支持するダイアフラム87を振動させ、音波を発生することができる。
(2) The
また、エッジ89に対して、各々が1対の端子間に設けられ、同心円をなす3本の電線を配置してもよい。この態様では、同心円状の3本の電線が各々接続された3対の端子間にダイアフラム87を駆動するための駆動電圧が与えられる。
Further, three electric wires that are provided between a pair of terminals and form concentric circles with respect to the
(3)上記実施形態では、環状マグネット82a、82bおよび82cは、ホーンスピーカ1の外周側と内周側の側面の各々にS極或いはN極があったが、バックカバー95側とホーン84側の側面の各々にS極或いはN極があってもよい。
(3) In the above embodiment, the
図9は、この場合のホーンスピーカ1を図2のA−A’線で切断した断面図である。図9には端子Aから端子Bに電流が流れる場合における電線88aの各区間の電流の向きが示されている。この場合、ホーンスピーカ1は環状マグネット82d〜82gを有する。図9に示すように、環状マグネット82dおよび82fは、バックカバー95側の側面にN極があり、ホーン84側の側面にS極がある。さらに、環状マグネット82eおよび82gは、バックカバー95側の側面にS極があり、ホーン84側の側面にN極がある。環状マグネット82d〜82gの各々の間には、環状マグネット82d〜82gが発生する磁界の短絡を防止するために、非磁性体96が挟まれている。
FIG. 9 is a cross-sectional view of the horn speaker 1 in this case, taken along the line A-A ′ of FIG. 2. FIG. 9 shows the direction of current in each section of the
エッジ89の最内周の電線88aの区間(図9では左端の電線88aの区間)には、中心軸axからエッジ89の外周側に向かう方向(図9では左から右へ向かう方向)に磁界が働く。さらに、エッジ89の最内周から2番目の電線88aの区間(図9では中央の電線88aの区間)と、最外周の電線88aの区間(図9では右端の電線88aの区間)とには、エッジ89の外周側から中心軸axに向かう方向(図9では右から左へ向かう方向)に磁界が働く。電流が端子Aから端子Bに流れると、ホーン84からバックカバー95の方向(図9では上方向)に力が働く。このため、エッジ89にもホーン84からバックカバー95の方向に力が働く。一方、電流が端子Bから端子Aに流れると、バックカバー95からホーン84の方向(図9では下方向)に力が働き、エッジ89にはバックカバー95からホーン84の方向に力が働く。
In the section of the
このように、電線88aに電流を流すと、エッジ89に中心軸axに平行な方向の駆動力が与えられる。そして、電線88aに流す電流を変化させることにより、エッジ89が支持するダイアフラム87を振動させ、音波を発生することができる。
Thus, when a current is passed through the
(4)上記実施形態において、環状マグネット82a〜82cの各々の境界に非磁性体を設けてもよい。
(4) In the above embodiment, a nonmagnetic material may be provided at each boundary of the
(5)上記実施形態では、スペーサリング90と環状マグネット82aの間にトッププレート81aが介挿されていたが、このトッププレート81aが存在しなくてもよい。トッププレート81aが存在しない方が、ホーンスピーカ全体の体積をより小さくすることができる。ただし、ヘルムホルツ共鳴の発生を抑制するために、エッジ89と環状マグネット82a〜82c間の距離が、ダイアフラム87とフェイズプラグ86間の距離と等しい必要がある。
(5) In the above embodiment, the
(6)上記実施形態では、電線88aはエッジ89のバックカバー95側に設けられていたが、エッジ89のホーン84側に設けられていてもよい。環状マグネット82a〜82cの磁界の向きと直交するように電線88aを配置して、電線88aに流す電流を変化させることによりダイアフラム87を振動させることができれば、エッジ89に対して電流88aを設ける位置はどこでもよい。
(6) In the above embodiment, the
(7)上記実施形態では、ダイアフラム87はドーム状であったが、ダイアフラム87の形状はドーム状に限られない。例えば、本発明を平面スピーカに適用した場合は、ダイアフラム87は平面となる。
(7) In the above embodiment, the
(8)ホーンスピーカには、ダイアフラム87の音放射面が放音方向に対して凸状に湾曲しているフロントタイプと、ダイアフラム87の音放射面が放音方向に対して凹状に湾曲しているリアタイプとがある。上記実施形態のホーンスピーカ1はリアタイプであったが、本発明をフロントタイプのホーンスピーカに適用してもよい。
(8) The horn speaker has a front type in which the sound radiation surface of the
(9)上記実施形態のホーンスピーカ1からホーン84を除いて、コンプレッションドライバ単体の生産、使用、譲渡、貸渡し、輸出、輸入、譲渡または貸渡しの申出(以下、「生産等」と呼ぶ)をしてもよい。また、上記実施形態のフェイズプラグ86単体の生産等をしてもよい。
(9) Application for production, use, transfer, lending, export, import, transfer or lending of a compression driver alone (hereinafter referred to as “production etc.”) except for the
(10)上記実施形態では本発明をホーンスピーカに適用したが、本発明をホーンスピーカ以外の音響機器に適用してもよい。例えば、本発明をマイクロフォンに適用してもよい。本発明をマイクロフォンに適用することで、マイクロフォン全体の体積を小さくすることができる。 (10) Although the present invention is applied to a horn speaker in the above embodiment, the present invention may be applied to an acoustic device other than a horn speaker. For example, the present invention may be applied to a microphone. By applying the present invention to a microphone, the volume of the entire microphone can be reduced.
1,2……ホーンスピーカ、80……バックプレート、81,81a……トッププレート、82,82a〜82g……環状マグネット、83……導音孔、84……ホーン、85……ポールピース、85a……導音孔形成部、86……フェイズプラグ、87……ダイアフラム、88……ボイスコイルボビン、88a……電線、89……エッジ、90……スペーサリング、91……スリット、94……スロート部、95……バックカバー、96……非磁性体、ax……中心軸、OS……空間、AG……磁気ギャップ、A,B……端子、C1〜C18……点、D1〜D9……円軌道。
1, 2 ... Horn speaker, 80 ... Back plate, 81, 81a ... Top plate, 82, 82a-82g ... Ring magnet, 83 ... Sound introduction hole, 84 ... Horn, 85 ... Pole piece, 85a …… Sound guide hole forming portion, 86 …… Phase plug, 87 …… Diaphragm, 88 …… Voice coil bobbin, 88a …… Wire, 89 …… Edge, 90 …… Spacer ring, 91 …… Slit, 94 …… Throat part, 95... Back cover, 96 .. nonmagnetic material, ax... Central axis, OS .. space, AG .. magnetic gap, A, B .. terminal, C1 to C18. ……circular orbit.
Claims (6)
前記支持部に配置され、前記可動部の可動方向と直交する磁界中において、前記可動方向および前記磁界の方向の両方と直交する方向に電流を流す電線と
を具備することを特徴とする音響機器。 A support part for supporting the movable part;
An acoustic device comprising: an electric wire that is disposed on the support portion and flows an electric current in a direction perpendicular to both the movable direction and the direction of the magnetic field in a magnetic field orthogonal to the movable direction of the movable portion. .
前記支持部と対面する位置に前記支持部に平行な前記磁界を発生する磁界発生部を具備することを特徴とする請求項1に記載の音響機器。 The support part is a substantially annular member whose periphery is fixed to the acoustic device and the movable part is fixed at the center,
The acoustic device according to claim 1, further comprising a magnetic field generation unit that generates the magnetic field parallel to the support unit at a position facing the support unit.
前記複数の環状領域には、各々を縦断する円軌道に沿って電線が配置され、各電線の電流方向が隣り合う環状領域間で逆方向であることを特徴とする請求項2または3に記載の音響機器。 The magnetic field generator generates radial magnetic fields in a plurality of concentric annular areas surrounding the movable part in the support part, respectively, and reverse magnetic fields between adjacent annular areas,
4. The plurality of annular regions, wherein electric wires are arranged along a circular orbit traversing each of the plurality of annular regions, and the current direction of each electric wire is opposite between adjacent annular regions. Sound equipment.
前記環状領域には、当該環状領域を複数回縦断する電線が配置され、当該環状領域の横断面と交差する各電線における電流方向が同方向であることを特徴とする請求項3に記載の音響機器。 The magnetic field generation unit generates a magnetic field in one annular region surrounding the movable unit in the support unit,
The sound according to claim 3, wherein an electric wire that cuts the annular region a plurality of times is arranged in the annular region, and a current direction in each electric wire that intersects a cross section of the annular region is the same direction. machine.
A compression driver characterized in that electric wires are arranged at the edges.
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