JP2017130867A - 印刷媒体への電子入力可能化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷媒体の書面を電子化した上で手書き入力の必要な領域を電子入力可能にする、印刷媒体への電子入力可能化装置を提供する。【解決手段】本発明の印刷媒体への電子入力化装置は、印刷媒体の書面を電子データに変換して電子書面を生成する電子変換手段と、電子書面の中から手書きでの記入を行う記入部位を検出する、記入部位検出手段と、記入部位に基づいて、電子入力可能な電子入力領域を生成する入力領域生成手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷媒体の書類を電子データに変換した上で、書類に含まれている所定の記載領域を、電子的に編集可能とする、印刷媒体への電子入力可能化装置に関する。
セミナーやイベントの案内、アンケート、会員申請などの申込みなど、様々な場所、様々な目的、様々な形態での情報入力を行う場面がある。例えば、セミナーやイベントなどの集客においては、会場はもちろんのこと、関連する場所に案内書類(チラシなど)が設置されたり配布されたりする。主催者は、セミナーやイベントの宣伝および集客の両方を考慮して、案内書類にて様々な対象者に通知する。
このような案内書類は、セミナーやイベントの内容(テーマ、開催日、スピーカー、タイトルなど)を表示するだけでなく、申込みを兼ねていることも多い。案内書類を受け取った人は、案内書類に設けられている申込み欄に記入を行って案内書類を提出することで、このセミナーやイベントへの参加を申し込める。
申込み欄は、境界によって、名前、住所、電話番号、電子メールアドレスなどの記入領域を有している。申込み希望者は、これらの記入領域に手書きで記載して、必要な記入を行って、参加を申し込む。
このように、セミナーやイベントの集客および参加申込みを兼ねた案内書類は、集客しやすい場所(セミナー会場や関連場所など)での設置の容易性、配布の容易性、受け取った後ですぐに申込みを行える利便性などによって、印刷媒体であることが多い。紙やPDFなどの印刷媒体であることで、受け取った希望者は、手書き記入により申込み等の手続きを行う。
一方で、インターネット等の電気通信ネットワークの発達により、セミナーやイベントなどの案内は、電子媒体によって行われることもある。例えば、セミナーやイベントの主催者のホームページ上やメルマガなどにより、電子媒体の案内データを表示することも多い。このような電子媒体の案内データを受け取った希望者は、この電子媒体の案内データに、パソコンや携帯端末を介して電子的に必要な事項を入力する。
必要な事項の入力の終わった電子データは、電気通信ネットワークを介して送信されて、申込み等の手続きが行われる。セミナーやイベント等の主催者は、この電子送信された申込み内容の記載された電子データによって、参加希望への対応処理を行う。
このように、現代社会の電気通信ネットワークの発達により、セミナーやイベントの案内および申込みは、電子媒体で行われることも多くなっている。電子媒体での案内および申込みの場合には、広く周知することも可能であり、受信した申込みを電子的に処理できる点で、主催者にとっては便利である。また、参加希望者にとっても、電子機器による電子入力であるので、入力が楽であることが多い。特に、住所や電子メールアドレスなどを記入するには、手書きよりも電子入力のほうが楽である上に、手書きのくせによる把握間違いを生じさせる心配もない。また、手書きが面倒であるとの希望者であっても、電子入力であれば楽だと考える人も多い。
このように、セミナーやイベントの案内書面は、印刷媒体よりも電子媒体に移行するモチベーションが高くなっている。このモチベーションは、主催者および希望者の両方において生じている。このため、印刷媒体を廃止して、電子媒体のみで案内書面を作成・通知することも考えられている。
しかしながら、印刷媒体で説明したように、印刷媒体であれば物理的に様々な場所に設置が可能であるメリットがある。あるいは、物理的に配布することも可能である。セミナーやイベントの案内書面は、同様の会場で行われている別のセミナーやイベントの際に、配布されることが多い。これは、効果的な集客を狙ってのことである。
また、印刷媒体であれば、主催者が、様々な場所で行われている同様のセミナーなどにおいて配布することもできる。この場合も、セミナーやイベントに興味を持つ可能性の高い対象者に配布できることになり、メリットが高い。また、印刷媒体の案内書面を受け取ったところで申込み欄に記入すれば申込みが完了する点で、希望者にとってもメリットがある。
また、電気通信ネットワークが発達した現代においても、パソコンや携帯端末を介した電子表示や電子入力に抵抗感のある人も多い。セミナーやイベントの種類のよっては、このような抵抗感のある層の人に対して周知や集客をする必要があり、手書き記入の可能な印刷媒体の案内書面の必要性はまだまだ高い。
このため、セミナーやイベント等の案内書面は、現代においても印刷媒体と電子媒体が混在していることが多い。
セミナーやイベント等の案内書面に限らず、アンケート、会員申請などの書面も、同様の理由で、現代においても、印刷媒体と電子媒体が混在している。アンケートや会員申請においても、配布容易性、回収速度、記入のための口頭説明の必要性などから印刷媒体が必要であることがまだまだ多いからである。もちろん、アンケートや会員申請も、大量かつ広い範囲に送信できること、受信したデータを電子的に整理、解析することが容易であることなどから、電子媒体の利点も高い。
このような、主催者が想定する顧客に送る案内書面やアンケートなどに限らず、記入を行って提出する必要がある様々な連絡書面がある。例えば、学校と父兄との間の連絡帳などは、双方に記入を行って交換される。この場合でも、電子媒体が便利である場合が多い。記録や解析などにおいて有利だからである。とはいえ、諸般の事情で、この場合でも印刷媒体が使用されることがある。
以上のような理由で、記入と提出を必要とする様々な書面は、印刷媒体と電子媒体とが混在している。
図19は、現状の書面の配布と回収の状況を示す模式図である。
図19に示されるように、あるセミナーに関する案内書面であるチラシを配布して回収し整理するには、印刷媒体、電子媒体などの様々な形態が混在している。また、電子媒体においても、掲示、PDF、編集可能な電子データ、WEB頁での入力など、様々な態様がある。
希望者は、これらの中から自分に最適な媒体を選択すればよいが、当然ながら、その選択に迷うことも生じる。また、主催者は、様々な媒体で提出された申込みを、整理しなければならない面倒がある。
例えば、手書き記入で提出された案内書面の場合には、主催者が、手書きされた申込み欄の内容を、改めて電子入力して電子化するなどの作業を必要としている。この作業は煩雑である上に、手書き入力文字が読みにくい場合に、間違えて入力してしまう問題もある。
この問題により、申込者がきちんと申込み扱いにされなかったり確認連絡が来なかったりする希望者側のデメリットが生じうる。また、当然に主催者にとっては、手間が煩雑であることと希望者を漏らしてしまうなどのデメリットもある。
このような、手書き記入による記載間違いや判別ミスなどに起因して、希望者および主催者の双方に、希望申込みが確実にならないなどのデメリットが生じうる。また、字が上手でないなどの手書き記入を面倒であると考える人は、興味のあるセミナー等であっても申込みを躊躇してしまうこともある。これは、当然に主催者にとっても不利益である。
上述した理由で、案内書面等を電子媒体に統一できず、印刷媒体が残っている現状では、印刷媒体およびこれに対する手書き記入に起因する問題が様々にある。
印刷媒体の書類への手書き記入を必要とすることに起因する問題は、次のように整理される。
(希望者側)
手書き記入を面倒と感じることがある。
字が上手ではなく、手書き記入をためらうことがある。
手書き記入した文字が、正しく把握されるかについて不安を持つ。この不安によって、手書き入力をためらうこともある。
案内書面で不足する情報を、パソコンなどで取得しつつ記入する際には、印刷媒体と電子書面の両方を見る必要があり、手書き記入に不便を感じることもある。
(主催者側)
印刷媒体および電子媒体のそれぞれを用意しなくてはならない。
印刷媒体に記入されている事項を、手作業で電子入力しなければならないことも多い。この場合に、ミスを生じさせる不安もある。
印刷媒体に手書き記入されている文字の把握をミスしてしまう不安がある。把握をミスしてしまうことで、希望者を漏らしてしまう懸念がある。
このような状況で、印刷媒体での電子入力に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−178839号公報 特開2014−115909号公報
特許文献1は、医療に関するデータを入力可能な入力フォーマットが表記された専用用紙200に対して電子ペン100を用いて筆記することによって医療関連データを端末に入力する医療支援システムであって、入力フォーマットは、医療関連データの値を入力可能な数直線が表示され、変換情報記憶手段は、数直線上の筆記位置に関連付けられて医療関連データ値が記憶されている技術を開示する。
特許文献1は、専用用紙に対して電子ペンを用いて筆記することで、電子ペンの操作に基づいた記入内容を電子入力に変換できる。
しかしながら、特許文献1の技術では、記入を行う人の全てが電子ペンを所有している必要がある。上述したようなセミナーやイベントの案内書面やアンケート書面を受け取る人の全てが、専用の電子ペンを所有していることは極めて稀である。このため、案内書面等の手書き記入を電子ペンで対応することは困難である。
また、電子ペンでの電子入力は、操作する人の操作結果によって文字に置き換える。このため、手書きにおいて癖のある人の電子ペンの操作によって、やはり置き換わる文字が誤認されてしまうこともある。
特許文献2は、手書きコメント情報と電子コメント情報とを、手書きコメント情報および電子コメント情報それぞれの座標情報に基づいてスレッド情報として関連付けて管理する。コメントの近傍のオブジェクトを撮像時にスレッド情報を重畳表示し、かつ、そのオブジェクト方向へ伸長表示する上方処理システムを開示する。
この技術によって、手書きコメントを電子として表示できるようにして、電子入力部分との合体を行う。この合体により、手書き記入部分も電子書面に合わせることができる。
しかしながら、特許文献2の技術では、手書き記入部分は、やはり手書きで記入を行う必要がある。この手書き記入の必要性が残っている限り、上述した、手書き入力に起因する問題を解消できない。
以上のように、従来技術は、印刷媒体の書面への手書き入力の必要性を残している。このため、印刷媒体の書類への手書き入力の必要性に基づく、上述した問題を有している。
本発明は、これらの課題に鑑み、印刷媒体の書面を電子化した上で手書き入力の必要な領域を電子入力可能にする、印刷媒体への電子入力可能化装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の印刷媒体への電子入力可能化装置は、印刷媒体の書面を電子データに変換して電子書面を生成する電子変換手段と、
電子書面の中から手書きでの記入を行う記入部位を検出する、記入部位検出手段と、
記入部位に基づいて、電子入力可能な電子入力領域を生成する入力領域生成手段と、を備える。
本発明の印刷媒体への電子入力可能化装置は、印刷媒体の書面を電子化した上で、手書き記入の必要な領域を、電子入力可能にできる。電子入力可能であることで、作業者は、手書きに起因する不便や手間を感じることなく、申込み等を行える。
また、手書き記入の必要な領域が電子入力できることで、字が上手ではない、判別が不十分になるかもしれないといった抵抗感なく、パソコンや携帯端末で入力できる。特に、電子入力に慣れている作業者にとっては、手書き記入よりも楽であり、便利である。
また、電子入力であることで、印刷媒体の書面を管理・整理する管理者も、文字の判別ミスなどの心配が少ない。元は印刷媒体であっても必要事項は電子入力されているので、管理者は、整理等をするにあたって、手書き記入を見ながら手作業で電子入力を行う手間を省くことができる。
更には、他の電子媒体など、様々な態様で回収された書面の整理等においても、手間を削減することができる。
本発明の実施の形態1における印刷された書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における電子入力可能化装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1における電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における電子入力領域が生成された電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における電子入力された電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における電子入力可能化装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1における記入部位の検出状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における記入部位の検出状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における入力領域生成手段に対する操作を行う要素を有する電子入力可能化装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1における電子書面での位置選択を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における電子入力領域41が生成された状態の電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における印刷媒体の書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における複数の記入部位を備える電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における電子入力領域の一つに記入された電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態1における複数の記入領域への記入が進んだ状態の電子書面の模式図である。 本発明の実施の形態2における電子入力可能化装置のブロック図である。 本発明の実施の形態2における受信装置の内部ブロック図である。 本発明の実施の形態2における電子書面の模式図である。 現状の書面の配布と回収の状況を示す模式図である。
本発明の第1の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置は、印刷媒体の書面を電子データに変換して電子書面を生成する電子変換手段と、
電子書面の中から手書きでの記入を行う記入部位を検出する、記入部位検出手段と、
記入部位に基づいて、電子入力可能な電子入力領域を生成する入力領域生成手段と、を備える。
この構成により、紙などの印刷媒体であって手書き入力する必要がある書面であっても、電子入力できるようになる。
本発明の第2の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第1の発明に加えて、印刷媒体の書面を撮像もしくはスキャンして撮像画像を生成する撮像手段を更に備え、電子変換手段は、撮像画像を、電子書面に変換する。
この構成により、印刷媒体を容易に電子書面に変換できる。
本発明の第3の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第1または第2の発明に加えて、記入部位検出手段は、印刷媒体の書面に含まれる境界に基づいて、記入部位を検出する。
この構成により、手書き入力すべき部位を、記入部位として検出できる。
本発明の第4の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第3の発明に加えて、記入部位検出手段は、境界の隣接部および境界で囲まれた内部を、記入部位として、検出する。
この構成により、境界を基準にして記入部位を検出できる。結果として、より確実に記入部位を検出できる。
本発明の第5の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第1から第4のいずれかの発明に加えて、電子入力領域は、記入部位の面積以上である。
この構成により、記入部位に基づいて電子入力領域が生成できる。
本発明の第6の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第1から第5のいずれかの発明に加えて、電子書面を表示する表示手段と、
電子書面の表示上の位置を選択する位置選択手段と、
電子書面への電子入力を行う入力手段とを、更に備え、
入力領域生成手段は、位置選択手段によって指定された位置を基準として、上下左右の所定範囲を、電子入力領域とする。
この構成により、記入者が選択した位置に基づいて電子入力領域が生成される。結果として記入者の目視に合わせて入力に対応する部位が電子入力可能となる。
本発明の第7の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第6の発明に加えて、入力領域生成手段は、位置選択手段が、記入部位に含まれる場合に、上下左右の所定範囲を、電子入力領域とする。
この構成により、記入部位と位置選択に応じて、適切な範囲が電子入力領域として生成される。
本発明の第8の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第6または第7の発明に加えて、所定範囲は、入力領域生成手段が電子書面中にある境界を検出することで定まる。
この構成により、本来の手書き領域に対応する境界によって、電子入力領域が生成される。
本発明の第9の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第8の発明に加えて、入力領域生成手段は、電子書面におけるエッジを検出することで、境界を検出する。
この構成により、正確に境界を検出できる。
本発明の第10の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第9の発明に加えて、入力領域生成手段は、電子書面の画像ドットの変化が所定値以上である場所、電子書面を周波数変換した後での周波数変化が所定値以上である場所、電子書面のコントラスト変化が所定値以上である場所およびグレースケールに変化した電子書面の輝度が所定値以下である場所の少なくとも一つに基づいて、エッジを検出する。
この構成により、様々にエッジを検出し、境界を検出することができる。
本発明の第11の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第10の発明に加えて、記入部位検出手段は、電子書面中の境界で囲まれた範囲の一部を、記入部位として検出し、入力領域生成手段は、記入部位が選択されると、境界で囲まれた範囲を、所定範囲として拡大することで、電子入力領域として生成する。
この構成により、記入部位も、境界に基づいて検出されることができる。
本発明の第12の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第1から第11のいずれかの発明に加えて、入力手段で電子入力領域に入力がされた電子書面を送信する送信手段と、送信手段で送信された電子書面を受信する受信装置と、を更に備える。
この構成により、入力済みの電子書面が主催者側の便に供与される。
本発明の第13の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第12の発明に加えて、受信装置は、受信した電子書面に含まれる電子入力領域の入力データを抽出する抽出手段と、
抽出手段で抽出された入力データを、電子保管において、所定の順番およびスプレッドに整理する整理手段と、を備え、
複数の電子書面に含まれる入力データを、電子的に整理する。
この構成により、受信装置は、自動的に電子入力された入力データを整理・分析できる。
本発明の第14の発明における印刷媒体への電子入力可能化装置では、第13の発明に加えて、整理手段によって電子的に保管されている入力データにおいて、入力手段によって電子入力領域の変更が行われた電子書面を新たに受信する場合には、電子的に保管されている入力データが置き換わる。
この構成により、変更された入力データのアップデートが実現できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
(全体概要)
まず、本発明の実施の形態1における電子入力可能化装置の全体概要を説明する。図1は、本発明の実施の形態1における印刷された書面の模式図である。セミナーやイベントの案内であったり、セミナーやイベントでのアンケート用紙であったりするものは、紙媒体などに印刷された印刷媒体であることが多い。図1に示される書面も、印刷媒体であるアンケートであり、一般的には紙媒体などに印刷された状態で、対象者に配布される。あるいは、紙媒体で作成されたものが、スキャニングされて電子データとされた状態で配布される。印刷媒体は、文字やテキスト、あるいは写真や画像など、様々なものも含む。
後者の場合も、電子上で視認可能であるだけで、紙媒体と同じように印刷媒体を見ることしかできない。
このような印刷媒体の書面が、物理的あるいは電子的に(多くは物理的に)配布されることが多い。図1に示されるようなアンケート用紙の場合には、セミナーやイベントに参加した参加者に、その印象などを確認するために配布されることが多い。
このようなアンケート用紙は、配布された対象者に記載されることを目的としている。図1に示されるアンケート用紙であれば、名前や性別などの書誌的事項に加えて、感想や意見などを記載してもらうことが必要である。
印刷媒体で配布されたアンケート用紙は、書誌的事項や感想などを記入する記入部位(図1に示される感想や意見の記入部位)に、必要な記入を行ってもらうことが必要である。印刷媒体で配布されている場合には、配布を受けた人(記入者)は、この記入部位に手書きで記入を行うことになる。紙媒体だけでなく、樹脂ペーパーなどの印刷媒体で配布されている場合でも同様である。
あるいは、電子上で視認可能な状態の印刷媒体で配布されている場合でも、記入者は、このアンケート用紙を紙媒体などに印刷してから、記入部位に手書きで必要な記入を行う必要がある。
従来技術で説明したように、手書きで記入を行う場合には、記入者にとってもアンケート用紙を回収して整理・分析する主催者にとっても不便なことが多い。
図2は、本発明の実施の形態1における電子入力可能化装置のブロック図である。図2は、電子入力化装置の全体構成の概要を示している。
電子入力化装置は、専用の装置であってもよく、汎用のパーソナルコンピューターで実現されてもよい。あるいはタブレット端末、携帯端末、スマートフォンなどの汎用の電子機器で実現されてもよい。これらの汎用の装置や機器で実現される場合には、必要となるハードウェアやソフトウェアが、汎用の装置や機器に組み込まれることで、電子入力化装置1が実現される。また、汎用の電子機器に組み込まれている操作可能な表示画面などによっても、電子入力化装置1の全部もしくは一部が実現される。
電子入力化装置1は、電子変換手段2、記入部位検出手段3、入力領域生成手段4と、を備える。
電子変換手段2は、印刷媒体10の書面を電子データに変換する。印刷媒体10は、図1で示したようなアンケート用紙などである。紙や樹脂などに印刷されている印刷媒体10では、上述したようにそのままでは手書きで記入を行う必要がある。電子変換手段2は、この印刷媒体10を電子データに変換する。電子データのフォーマットは、電子入力可能化装置1の専用の種類であってもよいし、汎用の種類であってもよい。
電子変換手段2は、印刷媒体10を電子データに変換して電子書面を生成する。この生成した電子書面を、電子変換手段2は、記入部位検出手段3に出力する。すなわち、印刷媒体10は、電子書面に変換されて、記入部位検出手段3で処理される。
記入部位検出手段3は、電子データに変換された電子書面の中から、手書きでの記入を行う記入部位を検出する。
図3は、本発明の実施の形態1における電子書面の模式図である。電子書面20は、印刷媒体10が電子変換手段2によって変換された電子データとなったものである。記入部位検出手段3は、この電子書面20を取り扱う。
電子書面20は、変換する前の印刷媒体10と同等の内容や構成を有している(もちろん、必要や都合に応じて構成や形状が変化していることもありえる)。電子書面20は、印刷媒体10での手書きでの記入を行う記入部位を有した状態である。図3では、電子書面20は、感想や意見を記入する場所として記入部位31を有している。
印刷媒体10では、記入者は手書きで記入する記入部位を簡単に判別できる。判別した上で、そのまま手書きで記入できる。一方で、印刷媒体10を電子データ化した電子書面20の記入部位31は、電子機器で表示されるだけであるので、当然に手書きで入力はできない。また、電子機器で表示されれば、作業者は、電子書面20内部の記入すべき記入部位31を視認して確かめることができる。しかし、電子入力可能化装置1は、記入部位31を電子的に取り扱うことはそのままではできない。
記入部位検出手段3は、電子書面20の中から、この記入部位31を検出する。
記入部位検出手段3は、検出した記入部位31の情報を、入力領域生成手段4に出力する。
入力領域生成手段4は、記入部位31に基づいて、電子機器である電子入力可能化装置1からの電子的な入力が可能となる電子入力領域を生成する。図4は、本発明の実施の形態1における電子入力領域が生成された電子書面の模式図である。図4の電子書面20は、図3で示される電子書面20と同じものである。
入力領域生成手段4は、記入部位検出手段3によって検出された記入部位31に基づいて、電子入力可能となる電子入力領域41を生成する。記入者は、この電子入力領域41に、電子的に記入作業を行うことで、必要な記入を実施できる。
図5は、本発明の実施の形態1における電子入力された電子書面の模式図である。図4の電子入力領域41に、記入者は、電子的に記入している。図5は、この記入結果を示している。
このとき、電子入力可能化装置1は、専用の装置や汎用のパーソナルコンピュータなどの電子機器において実現される。このような電子機器は、キーボード、タッチパネルなどの文字やテキストの入力デバイスを備えている。記入者は、電子機器が有している文書作成ソフトウェアと同じ感覚で、入力デバイスを用いて、電子入力領域41に、電子入力することができる。
図5は、この電子入力を行った後の状態を示している。図5に示される通り、電子入力領域41には、記入者が必要な事項を記入している。この記入された状態での電子書面20は、電子入力可能化装置1が備える記憶部9に記憶される。このため、必要な記入された電子書面20は、そのまま電子データとして記憶部9に記憶されて取り扱うことができる。
以上のように、電子入力可能化装置1は、印刷媒体10を電子書面20に変換した上で、手書きで入力する記入部位31を、電子入力領域41として電子入力を可能にする。本来は手書きでの記入が必要な記入部位31に、電子機器の入力デバイスを介した電子入力が可能となる。この結果、手書き入力では不便であった問題が解消できる。
次に、各部の詳細および追加的な要素について説明する。
(電子変換手段)
電子変換手段2は、紙や樹脂ペーパーなどの印刷媒体10の書面等を、電子データの電子書面20に変換する。電子データである電子書面20の書式フォーマットは、上述の通り様々であってよい。ただし、最終的には記入者が視認および電子入力可能であるフォーマットであることが好ましい。また、表示部5において表示などの取り扱いが可能であることも必要である。
また、電子入力可能化装置1は、印刷媒体10の書面を撮像もしくはスキャンして撮像画像を生成する撮像手段を更に備えることも好適である。図6は、本発明の実施の形態1における電子入力可能化装置のブロック図である。図6に示される電子入力可能化装置1は、撮像手段6を更に備えている。
撮像手段6は、印刷媒体10の書面をスキャンもしくは撮像する。スキャンもしくは撮像することで、撮像画像が得られる。電子変換手段2は、この撮像画像を、電子データである電子書面20に変換することでもよい。撮像手段6を経由して電子書面20に変換することで、電子変換手段2は、紙媒体などの印刷媒体10の書面を、確実に電子書面20に変換できるからである。
ここで、撮像手段6は、電子入力可能化装置1が実現される電子機器に備わっているデジタルカメラなどのデバイスを使用することでもよい。電子入力可能化装置1は、上述のように、汎用のパーソナルコンピュータや携帯端末などで実現される。このようなパーソナルコンピューターや携帯端末は、デジタルカメラなどの撮像デバイスを備えていることが多い。
撮像手段6は、この撮像デバイスを使用することで、容易に実現できる。このように、電子入力可能化装置1は、既存の汎用の電子機器の様々なデバイスを利用することで、より簡単かつ低コストに実現できる。更には、記入者の使い勝手を楽にすることもできる。
(記入部位検出手段)
記入部位検出手段3は、電子書面20の中における印刷媒体であれば手書き入力するべき部位を、記入部位31として検出する。紙などの印刷媒体10のままでは、手書きで入力しなければならなかった部位に、電子入力できるようになることで、記入者および回収等の主催者の不便や手間を軽減できるからである。
ここで、記入部位検出手段3は、印刷媒体10の書面に含まれる境界32に基づいて、記入部位31を検出することも好適である。電子変換手段2で電子データに変換された電子書面20であっても、印刷媒体10の書面に含まれている境界32が存在する。図3では、電子書面20に含まれる境界32が示されている。
この境界32は、記入すべき部位であることが多い。記入部位検出手段3は、この境界32を電子書面20から検出し、この境界32を基準として記入部位31を検出できる。
ここで、図3のように境界32が、ある範囲をかこっている場合には、記入部位検出手段3は、この囲われている範囲を記入部位31として検出することでもよい。囲われている部分を記入部位31とする場合には、図7のように周囲を囲む境界32に囲まれる領域33を、そのまま記入部位31として判断することができる。
あるいは、図8のように、境界32全体の上の一部である境界32Aを基準として、境界32Aの下部分のみ(境界32全体で囲まれる全体の一部のみ)である領域34を、記入部位31として判断してもよい。
すなわち、境界32Aの隣接部である領域34を、記入部位31として検出してもよい。
以上のように、図7、図8のような様々なバリエーションで、記入部位検出手段3は、記入部位31を検出できる。図7、図8は、本発明の実施の形態1における記入部位の検出状態を示す模式図である。
図7の場合には、境界32で囲まれた内部の全体(と同等範囲)が、記入部位31として検出される。図8の場合には、境界32の一部である境界32Aの隣接部であって境界32全体で囲まれた一部のみが、記入部位31として検出される。記入部位検出手段3は、境界32全体や境界32の一部を基準として、適宜記入部位31を検出できる。
また、図7、図8のように境界32が、一定の範囲を囲んでいる形態だけでなく、全体を囲む一部のみの状態での境界が存在することもある。この場合には、記入部位検出手段3は、図8のように一部のみの境界に基づいて、記入部位31を検出すればよい。このような境界の形態であっても、記入部位検出手段3は、電子書面20に含まれる(元の印刷媒体10の書面に含まれる)記入部位31を、確実に検出できる。
(入力領域生成手段)
入力領域生成手段4は、記入部位31に基づいて、電子入力可能となる電子入力領域41を生成する。記入部位31は、印刷媒体10の書面において手書き記入する範囲である。この手書き入力すべき範囲が、記入部位31として検出された上で、この記入部位31に基づいて電子入力領域41が生成される。
このステップで電子入力領域41が生成されることで、手書き入力すべき部位が、電子での入力可能状態となる。
電子入力領域41は、記入部位31に基づいて生成される。このとき、図7、図8のように、記入部位31は、境界32や境界の一部32Aなどに基づいて検出される。この記入部位31に基づいて電子入力領域41が生成されるので、電子入力領域41は、記入部位31の面積以上である。例えば、図5で示される電子入力領域41は、記入領域31と同じ面積もしくはそれ以上の面積を有している。
記入部位31の検出が、図7のように境界32によって囲まれる内部全体である場合であっても、図8のように境界32の一部32Aの隣接部であっても、電子入力領域41は、それ以上の面積となることで、本来の手書き入力として用意されている範囲が、電子入力領域41として生成される。
図9は、本発明の実施の形態1における入力領域生成手段に対する操作を行う要素を有する電子入力可能化装置のブロック図である。図9の電子入力可能化装置1は、位置選択手段7および入力手段8を更に備えている。また、表示手段としての表示部5も備えている。
なお、図9では、位置選択手段7、入力手段8および表示部5のそれぞれは、電子入力可能化装置1の外部に設けられているように示されているが、これらの要素は、電子入力可能化装置1の内部要素として把握されても、オプション的な外部要素として把握されてもよい。
表示部5は、電子入力可能化装置1が取り扱う電子書面20を表示できる。更には、電子入力可能化装置1に対する記入者の操作メニューや操作状況を表示できる。電子入力可能化装置1が、汎用の装置や電子機器で実現される場合には、これらの汎用の装置や電子機器に備わっている表示デバイスが、表示部5として使用される。
表示部5は、図4などに示される電子変換手段2によって変換された電子書面20、記入部位検出手段3によって検出された記入部位31を含む電子書面20、入力領域生成手段4によって生成された電子入力領域41を含む電子書面20などを表示できる。
また、表示部5は、これらのステップの過程のそれぞれでの電子書面20を表示できる。このため、記入者は、それぞれの過程での電子書面20を確認しながら、電子的な記入のための作業を行うことができる。
ここで、位置選択手段7は、表示部5で表示される電子書面20の、表示上の位置を選択することができる。すなわち、パーソナルコンピュータでのマウスやタッチパネルで位置を選択するのと同様の選択を行うことができる。このため、位置選択手段7は、電子入力可能化装置1が実現される汎用の装置や電子機器に備わっているマウスやタッチパネルなどを使用してもよい。
図10は、本発明の実施の形態1における電子書面での位置選択を示す模式図である。
記入者は、電子書面20における記入部位31(これを基準に電子入力領域41が生成される)の一部の位置42を、位置選択手段7によって選択できる。図10は、境界32の下部分を、位置選択手段7で選択した状態が示されている。記入者は、電子入力領域41の前提となる記入部位31の一部を、位置選択手段7で選択する。
このとき、位置選択手段7は、選択された位置情報を、入力領域生成手段4に出力する。図10での矢印は、この出力方向を示している。すなわち、記入者が位置選択手段7によって選択した電子書面20の位置を、入力領域生成手段4は、把握できる。
入力領域生成手段4は、位置選択手段7で選択された位置42を基準として、上下左右の所定範囲を、電子入力領域41として生成する。図11は、この電子入力領域41の生成を示している。位置42を基準として、入力領域生成手段4は、下方への所定範囲を電子入力領域41として生成している。
このように、入力領域生成手段4は、記入者の位置選択に基づいて、電子入力領域41を生成することもできる。もちろん、記入領域31に基づいて、自動で電子入力領域41を生成してもよい。
図11は、本発明の実施の形態1における電子入力領域41が生成された状態の電子書面の模式図である。
ここで、入力領域生成手段4は、検出されている記入領域31の範囲を上限として、選択された位置42から、電子入力領域41を生成してもよい。この場合には、図11のように、記入領域31を上限として電子入力領域41が生成される。
入力領域生成手段4は、位置選択手段7によって選択された位置が、記入部位31に含まれる場合には、この位置から上下左右の所定範囲を(上下左右のいずれかあるいは一部での範囲でもよい)、電子入力領域41とすることでもよい。記入者は、表示部5に表示される電子書面20の境界32によって記入領域31を把握できる。
記入領域検出手段3は、境界32に基づいて記入領域31を、電子上で検出している。この検出と合わせることで、位置選択手段7で選択された位置が、記入領域31に含まれることを、電子入力可能化装置は、判断できる。この判断により、位置選択手段7によって選択された位置が、記入領域31内部であるかが判断される。
この場合には、入力領域生成手段4は、この位置を基準として所定範囲を、電子入力領域41として生成する。この範囲は、記入領域検出手段3によって検出されている記入領域31を上限としてもよいし、それを超えることでもよい。
また、電子入力領域41として生成される所定範囲は、境界32によって、定まることでもよい。境界32によって定められる範囲が、電子書面20となる前の印刷媒体10の手書き入力の範囲であるからである。
このため、入力領域生成手段4は、位置選択手段7で選択された位置を基準に、境界32を検出することで、電子入力領域41を生成する。すなわち、入力領域生成手段4は、記入者の位置操作を起点に、境界32を検出することで、電子入力領域41を生成できる。このような、記入者の位置操作に合わせて電子入力領域41を形成することで、記入者によって、表示部5に表示される電子書面20を視覚的にとらえることで、電子入力領域41が形成される。
すなわち、記入者は、電子書面20を視覚的に捉えた上で、記入すべき領域を位置選択すると、そのままそこが電子入力領域となる。記入者は、自分の判断で選択して、電子入力を可能とできる。
また、記入者の操作を前提として入力領域生成手段4が、電子入力領域41を生成する場合に、記入部位31との関連で生成されてもよい。
記入部位検出手段3は、境界32で囲まれた範囲の一部を、記入部位31として検出することができる。この状態で、記入者は、記入部位31を位置選択手段7で選択する。この記入部位31が選択されると、入力領域生成手段4は、境界32で囲まれた範囲へ、記入部位31を拡大することで、電子入力領域41を生成する。
すなわち、記入部位31が位置選択手段7で選択され、境界32の範囲に選択部分(選択された記入部位31)が拡大されることで、電子入力領域41が生成される。
(境界の検出)
上記のように、入力領域生成手段4は、境界42を検出することで電子入力領域41を生成できる。このため、入力領域検出手段4は、境界42を検出する機能を備えることが好ましい。
なお、境界は、電子書面20内部における色味の相違によって生じる境界や、明示的な線で示される枠線などを含む。
図4のように電子書面20には、本来であれば手書きで入力するべき手書きの記入部位31を備えている。この記入部位31は、境界32を備えていることが多い。入力領域生成手段4は、この境界32を検出する。
一例として、入力領域生成手段4は、電子書面20におけるエッジを検出することで、境界32を検出する。エッジは、電子書面20を画像処理することで、輝度変化が所定以上である部分であったりする。入力領域生成手段4は、この輝度変化が所定以上である部分をエッジとして検出する。エッジは、画像処理上での境界としての検出を行う部位である。
入力領域生成手段4は、このエッジを境界32であるとして検出する。境界32は、電子書面20中において色味が変化することで形成される境界(領域としての境界)や、明示的な線で形成された枠線などを含む。
ここで、入力領域生成手段4は、電子書面20の画像ドットの変化が所定値以上である部分を、エッジとして検出してもよい。境界32は、電子書面20の内部では文字や画像と異なり、線であることで画像ドットの変化が大きい部分である。
このため、画像ドットの変化が所定値以上である部分には、線があると考えられ、これによりエッジを検出することができる。なお、所定値は、適宜定められれば良い。
あるいは、入力領域生成手段4は、電子書面20を周波数変換した後での周波数変化が所定値以上である場所を、エッジとして検出することでもよい。周波数変換すると、電子書面20の周波数分布状態が把握できる。この中で、エッジのように輝度や色度が急激に変化する部分では、周波数変化が所定値以上である。
このため、入力領域生成手段4は、周波数変化が所定値以上である部分を、エッジとして検出できる。
また、入力領域生成手段4は、電子書面20のコントラスト変化が所定値以上である部分を、エッジとして検出してもよい。エッジは、電子書面20の中で、線として存在しているので、白から黒などの輝度や色度のコントラスト変化が急激な部分である。
このため、入力領域生成手段4は、電子書面20内部のコントラスト変化が所定値以上である部分を、エッジとして検出できる。
あるいは、入力領域生成手段4は、電子書面20をグレースケールに変化した状態で、電子書面20の輝度が所定値以下である部分を、エッジとして検出する。エッジは、黒色であることが多く、輝度が他の部分よりも低いことが多い。このため、入力領域生成手段4は、グレースケールに変換した後での輝度が所定値以下の部分を、エッジとして検出することでもよい。
以上のように、入力領域生成手段4は、種々のメカニズムでエッジを検出して、このエッジに基づいて境界32を検出できる。
(入力手段)
入力手段8は、電子入力領域41に、電子的な入力を実行できる。入力手段8は、電子入力可能化装置1に備わる文字やテキストの入力を可能とするデバイスである。あるいは、電子入力可能化装置1が、汎用の装置や電子機器で実現される場合には、入力手段8は、汎用の装置や電子機器に備わっているキーボードやタッチパネルで実現される。
記入者は、入力領域生成手段4によって電子入力領域41が生成されると、この範囲に入力手段8によって、文字やテキストを電子的に入力できる。図5は、この電子的な入力を行った後の状態を示している。
このように、記入者は、入力手段8を介して電子入力領域41に文字などを入力できる。印刷媒体10では、手書きで入力しなければならなかった記入部位に、電子的に入力できるようになる。電子的な入力が可能となることで、記入者にとっての不便が解消される。
また、一つの電子書面20に、複数の記入部位31が設けられていることも多い。特に、複数の境界32によってセルのように囲まれた複数の部分のそれぞれが記入部位31となっていることがある。
図12は、本発明の実施の形態1における印刷媒体の書面の模式図である。図12の印刷媒体10の書面では、セルのように形成された境界32が設けられ、この境界32によって囲まれた複数の部分が、記入部位31となっている。
すなわち、複数の記入部位31が設けられている。このような複数の記入部位31が設けられている書面では、複数の記入部位31のそれぞれに、記入者は、必要な事項を記入する必要がある。図12では、生徒氏名、学年などの記入項目がある。
電子変換手段2は、この図12の印刷媒体10を電子書面20に変換する。図13は、本発明の実施の形態1における複数の記入部位を備える電子書面の模式図である。図12の印刷媒体10の書面が電子書面20に変換された状態が、図13に示される電子書面20である。
すでに説明したように、電子入力可能化装置1は、電子書面20の記入部位31を検出し、記入部位31に基づいて電子入力領域41を生成する。このため、図13では、まず、複数の記入部位31の内、一番上の記入部位31が、電子入力領域41として生成されている。
図13では、生徒氏名を記入すべき記入部位が、電子入力領域41として生成されている。これにより、記入者は、生徒氏名を記入できる。なお、図12〜で説明されている書面は、例えば学校行事の参加申し込み用紙である。
図13で生成された生徒氏名に対応する記入部位が、電子入力領域41として生成されているので、記入者は、ここに生徒氏名を入力手段8を介して、電子的に記入する。図14は、本発明の実施の形態1における電子入力領域の一つに記入された電子書面の模式図である。
電子入力可能化装置1は、複数の記入部位31のそれぞれを、順々に電子入力領域41として生成する。記入者は、電子入力領域41に、必要な事項を記入していく。このように、次々と記入を行うことで、複数の項目の記入を必要とする書面への電子入力が可能となる。
図15は、本発明の実施の形態1における複数の記入領域への記入が進んだ状態の電子書面の模式図である。複数の記入領域への記入が進んでいる。このようにして、複数の記入すべき領域への記入が、電子的に実現できる。
以上のように、実施の形態1における電子入力可能化装置1は、手書きで入力しなければならない書面であっても、電子的に入力することを可能とできる。特に、手書き記入すべき部位に、電子的に入力できる。更には、電子入力を想定していない印刷媒体であっても、新たに電子入力可能な編集態様に作成しなおすことなく、電子入力可能にできる。
結果として、手書きという手間や不便を軽減して、種々の申込みやアンケートへの回答率を高めることもできる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
実施の形態2では、記入者によって電子入力領域41に記入された内容を記憶した電子書面の回収や管理について説明する。
図16は、本発明の実施の形態2における電子入力可能化装置のブロック図である。図16での電子入力可能化装置1は、送信手段11および受信装置12を更に備える。
入力手段8によって電子入力領域41に、電子的に必要事項が入力される。この入力された電子入力領域41に入力がされた電子書面20は、記憶部9に記憶される。送信手段11は、この記憶部9に記憶された入力済の電子書面20を送信する。入力済の電子書面20は、主催者等によって回収や管理されることが必要だからである。
送信手段11は、このような主催者等による記入済の電子書面20の回収の便を図る。送信手段11が、必要に応じて電子書面20を送信することで、主催者等は、記入済の電子書面20を回収することができる。更には、管理や分析することも可能となる。
従来の技術では、手書き入力を前提としている印刷媒体の書面では、記入者が手書きで記入していた。このような記入済みの印刷媒体は、物理的に回収される。主催者等は、これらを位置から電子入力を行ってから分析や管理を行う必要があった。
実施の形態1で説明したように、本発明の電子入力可能化装置1は、手書きではなく電子入力を可能とできる。この電子入力された電子書面20は、電子的に記憶部9で記憶される。このため、送信手段11によって、電子的に電子書面20を送信することができる。
送信手段11は、主催者等の必要に応じて、電子書面20を送信する。ここで、送信手段11で送信された電子書面20を受信する受信装置12が更に備わっていることも好適である。
受信装置12は、上述の主催者等の回収、管理、分析などの必要に対応するものである。受信装置12は、電子入力済の電子書面20を受信して、保管を行える。主催者等は、受信装置12を操作することで、電子書面20を受信することができる。
受信装置12が電子書面20を受信することで、主催者等は、電子書面20の管理、分析等を行うことができる。
図17は、本発明の実施の形態2における受信装置の内部ブロック図である。受信装置12は、電子入力済みの電子書面20を受信する。この受信した電子書面20を、受信装置12は、必要な事項に対応しつつ整理できる。
受信装置12は、抽出手段13と整理手段14を備える。抽出手段13は、受信した電子書面に含まれる電子入力領域41の入力データを抽出する。電子書面20は、入力領域生成手段4で生成された電子入力領域41を備えている。記入者は、この電子入力領域41に必要事項を入力している。
主催者等は、この電子入力領域41に記入されているデータを必要とする。抽出手段13は、電子書面20から電子入力領域41を抽出することにより、入力されている入力データを抽出できる。抽出手段13は、入力領域生成手段4と同じ手順を利用することで、電子入力領域41を見つけ出して、入力データを抽出できる。
整理手段14は、抽出手段13で抽出された入力データを、整理する。このとき、例えば、入力データを電子保管するに際して、所定の順番やスプレッドシートに整理する。このような整理によって、複数の電子書面に含まれる入力データが、電子的に整理される。
例えば、参加者氏名の入力データが複数の電子書面に存在する場合には、複数の電子書面からこの参加者氏名の入力データを順番に並べる。このように並べることで、主催者等は、参加者氏名の一覧を、簡単に作成することができる。
紙などの印刷媒体であっても、最終的には電子入力された電子書面20として受信できることで、主催者等は、簡単に入力データを整理できる。
なお、同じ種類であって同じ記入者による電子書面を新たに受信する場合には、保管されている入力データが置き換えられることも好適である。例えば、あるセミナー参加申し込みの電子書面において、同じ記入者が参加希望日を変更した場合には、電子入力領域41に入力された入力データが変更されている。
このような場合に、整理手段14は、電子的に保管している入力データを置き換える。置き換えによって、記入変更がなされた電子書面の整理を確実に行うことができる。
実施の形態2における電子入力可能化装置1は、電子的な入力済の電子書面を受信装置12に送信できる。また、受信装置12は、自動的に記入内容を整理して分析できる。この結果、主催者等にとって便利である。特に手書き入力を前提に配布等した印刷媒体が、電子入力されて電子的に回収できる。このことにより、電子的な整理や分析も可能となるメリットがある。
(チェックボックス判定)
電子入力領域41は、上述の通り電子入力により文字等を入力できる領域になる。ここで、電子書面20によっては、作業者が自由に文字を入力できる電子入力領域41だけでなく、いわゆるチェック印(レ点のような)を入力するだけのチェックボックスを備えていることもある。例えば、出席の可否をチェック印だけで記入するだけの領域がチェックボックスである。
図18は、本発明の実施の形態2における電子書面の模式図である。電子書面20において、電子入力領域41が形成されている。この電子入力領域41には、電子的に文字列が入力される。一方で、電子入力領域41として形成された上で、その面積が所定値以下の場合には、チェックボックス45として取り扱われてもよい。
図18においては、面積が所定値以下である領域が、チェックボックス45として判断されて形成されている。チェックボックス45においては、文字列が入力されるのではなく、レ点のようなチェック印が入力される。
このように、電子入力領域41の面積によってチェックボックスが判断されることで、本来の印刷媒体の想定する形態を、電子書面20で実現できる。この結果、記入者も管理者も、容易に取り扱うことができる。
なお、実施の形態1〜2で説明された電子入力可能化装置は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 電子入力可能化装置
2 電子変換手段
3 記入部位検出手段
4 入力領域生成手段
5 表示部
6 撮像手段
7 位置選択手段
8 入力手段
9 記憶部
10 印刷媒体
11 送信手段
12 受信装置
13 抽出手段
14 整理手段
20 電子書面
31 記入部位
32 境界
41 電子入力領域
45 チェックボックス

Claims (15)

  1. 印刷媒体の書面を電子データに変換して電子書面を生成する電子変換手段と、
    前記電子書面の中から手書きでの記入を行う記入部位を検出する、記入部位検出手段と、
    前記記入部位に基づいて、電子入力可能な電子入力領域を生成する入力領域生成手段と、を備える、印刷媒体への電子入力可能化装置。
  2. 前記印刷媒体の書面を撮像もしくはスキャンして撮像画像を生成する撮像手段を更に備え、
    前記電子変換手段は、前記撮像画像を、前記電子書面に変換する、請求項1記載の印刷媒体への電子入力可能化装置。
  3. 前記記入部位検出手段は、前記印刷媒体の書面に含まれる境界に基づいて、前記記入部位を検出する、請求項1または2記載の印刷媒体への電子入力可能化装置。
  4. 前記記入部位検出手段は、前記境界の隣接部および前記境界で囲まれた内部を、前記記入部位として、検出する、請求項3記載の印刷媒体への電子入力可能化装置。
  5. 前記電子入力領域は、前記記入部位の面積以上である、請求項1から4のいずれか記載の印刷媒体への電子入力可能化装置。
  6. 前記電子書面を表示する表示手段と、
    前記電子書面の表示上の位置を選択する位置選択手段と、
    前記電子書面への電子入力を行う入力手段とを、更に備え、
    前記入力領域生成手段は、前記位置選択手段によって指定された位置を基準として、上下左右の所定範囲を、前記電子入力領域とする、請求項1から5のいずれか記載の印刷媒体への電子入力可能化装置。
  7. 前記入力領域生成手段は、前記位置選択手段が、前記記入部位に含まれる場合に、前記上下左右の所定範囲を、前記電子入力領域とする、請求項6記載の印刷媒体への電子入力可能化装置。
  8. 前記所定範囲は、前記入力領域生成手段が前記電子書面中にある境界を検出することで定まる、請求項6または7記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  9. 前記入力領域生成手段は、前記電子書面におけるエッジを検出することで、前記境界を検出する、請求項8記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  10. 前記入力領域生成手段は、前記電子書面の画像ドットの変化が所定値以上である場所、前記電子書面を周波数変換した後での周波数変化が所定値以上である場所、前記電子書面のコントラスト変化が所定値以上である場所およびグレースケールに変化した前記電子書面の輝度が所定値以下である場所の少なくとも一つに基づいて、前記エッジを検出する、請求項9記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  11. 前記記入部位検出手段は、前記電子書面中の境界で囲まれた範囲の一部を、前記記入部位として検出し、
    前記入力領域生成手段は、前記記入部位が選択されると、前記境界で囲まれた範囲を、所定範囲として拡大することで、前記電子入力領域として生成する、請求項10記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  12. 前記入力手段で前記電子入力領域に入力がされた前記電子書面を送信する送信手段と、
    前記送信手段で送信された前記電子書面を受信する受信装置と、を更に備える、請求項1から11のいずれか記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  13. 前記受信装置は、受信した前記電子書面に含まれる前記電子入力領域の入力データを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された前記入力データを、電子保管において、所定の順番およびスプレッドに整理する整理手段と、を備え、
    複数の前記電子書面に含まれる前記入力データを、電子的に整理する、請求項12記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  14. 前記整理手段によって電子的に保管されている前記入力データにおいて、
    前記入力手段によって前記電子入力領域の変更が行われた前記電子書面を新たに受信する場合には、電子的に保管されている前記入力データが置き換わる、請求項13記載の印刷媒体への電子入力化装置。
  15. 前記電子入力領域の面積が所定値以下の場合には、前記電子入力領域をチェックボックスとして取り扱う、請求項1から14のいずれか記載の電子入力化装置。
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