JP2017127593A - 活動量測定システム、活動量測定方法、プログラム - Google Patents

活動量測定システム、活動量測定方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従業員等が測定装置を装着していなくても健康情報の管理が可能な活動量測定システムを提供すること。【解決手段】従業員の身体活動量を測定する活動量測定システム2であって、従業員に身体活動を促す身体活動促進手段25と、前記身体活動促進手段により促され前記身体活動を行う前記従業員が撮像手段により撮像された映像を身体活動認識情報と比較して、前記従業員の前記身体活動を認識する身体活動認識手段24と、前記身体活動認識手段により認識された前記身体活動に対応付けられている前記身体活動量に関する情報を身体活動定義情報から読み出し、前記身体活動量に関する情報を用いて前記従業員の前記身体活動量を算出する身体活動量算出手段22と、前記身体活動量算出手段が算出した前記従業員の前記身体活動量を出力する出力手段23と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、活動量測定システム、活動量測定方法及びプログラムに関する。
PC(パーソナルコンピュータ)の普及に伴って、従業員等がコンピュータを使用して各種作業を行うことが一般的になっている。特にビジネスの分野では、OA(Office Automation)化が進み、PCが使用されるオペレーション業務が増加している。一方で、PCを長時間使用するオペレーション業務は従業員に精神的なストレスを与えたり運動不足をもたらしたりすることが知られている。
精神的なストレスや運動不足の程度を推定するため、従業員の活動状態等を把握することが検討される(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、オペレータの通常の執務における状態での人体の姿勢の変化、体温分布の変化、入力動作の履歴等の生体信号、歩数情報、移動距離に関する情報を収集して、オペレータの執務中における健康状態の管理を行う健康状態管理装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された健康状態管理装置では、従業員の活動状態等に関する情報を取得するために、従業員が測定装置を装着する必要があるという問題がある。このため、測定装置が通常の執務において負担や邪魔となったり、測定装置の装着を怠ると健康状態を管理できない状況が生じてしまう。
上記課題に鑑み、本発明は、従業員等が測定装置を装着していなくても活動状態等の測定が可能な活動量測定システムを提供することを目的とする。
本発明は、従業員の身体活動量を測定する活動量測定システムであって、身体活動を促す身体活動促進手段と、前記身体活動促進手段により促され前記身体活動を行う前記従業員が撮像手段により撮像された映像を身体活動認識情報と比較して、前記従業員の前記身体活動を認識する身体活動認識手段と、前記身体活動認識手段により認識された前記身体活動に対応付けられている前記身体活動量に関する情報を身体活動定義情報から読み出し、前記身体活動量に関する情報を用いて前記従業員の前記身体活動量を算出する身体活動量算出手段と、前記身体活動量算出手段が算出した前記従業員の前記身体活動量を出力する出力手段と、を有する。
従業員等が測定装置を装着していなくても健康情報の管理が可能な活動量測定システムを提供することができる。
本実施形態の電子黒板の概略的な動作を説明する図の一例である。 電子黒板のハードウェア構成図の一例である。 電子黒板と3Dスキャナの機能ブロック図の一例である。 会議制御部が会議の開始時に行う処理を示すフローチャート図の一例である。 ディスプレイに表示される画面例を示す図である。 個人識別部が従業員個人を識別する手順を示すフローチャート図の一例である。 人物姿勢推定技術を説明する図の一例である。 従業員が行った身体活動を身体活動認識部が認識する手順を示すフローチャート図の一例である。 身体活動量の計算に関する電子黒板の動作手順を示すフローチャート図の一例である。 ディスプレイに表示された身体活動量の集計画面の一例を示す図である。 レイアウト画面の一例を示す図である。 会議中に電子黒板が表示する発言促進画面の一例を示す図である。 会議中に電子黒板が表示する発言促進画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の電子黒板2の概略的な動作を説明する図の一例である。図1は、オフィスなどによくある会議に使用される什器と電子黒板2を示している。什器として、自由にレイアウトが可能な机51と椅子52が配置されている。本実施形態ではこのような什器と電子黒板2を利用して従業員に身体を使用させ、その際の身体活動を記録したり、記録により得られた身体活動量を出力したりする。
(1)まず、従業員は会議の形態などに応じて各種のレイアウトを選択できる。電子黒板2には従業員が選択したレイアウトが表示される。図1(a)には、例えば「このようなレイアウトにして下さい」というメッセージとレイアウトが表示されている。
(2)従業員は表示されたレイアウトを参考に、実際に身体を動かして机51や椅子52を配置する(図1(b))。従業員の作業の間、電子黒板2は3Dスキャナ121で従業員の動作を監視しており、各従業員がどのような身体活動(椅子を運ぶ、歩くなど)を行ったかを認識する。
なお、図1では従業員が什器をレイアウトに従って配置する際の身体活動量が測定されているが、会議中も発言などの身体活動量が測定される。
(3)什器の配置が終わった後、従業員が配置の完了の旨を電子黒板2に入力すると、従業員が行った身体活動から計算された身体活動量(後述するエクササイズや消費カロリーなど)を電子黒板2が表示する。例えば「○○kcal消費しました」というメッセージが表示されている。
従って、本実施形態の電子黒板2は、参加者に選択させた会議の形態に応じた身体活動を従業員に促すので、通常の会議に関する業務を行う中で従業員に身体を動かすことを指示できる。また、3Dスキャナ121で身体活動を測定するので、特別な測定機器を従業員が装着することなく、身体活動量を測定し健康増進を促すことができる。
<用語について>
従業員とは業務に従事している人をいう。従業員の他、社員や職員と呼ばれる場合があるが本実施形態では区別しない。従業員の所属先は企業に限られず、団体(行政法人、社会福祉法人、宗教法人など)、学校、官公庁、国や地方公共団体等でもよい。
什器とは、日常使用の家具や道具をいう。本実施形態では主に可搬性がある家具や道具をいう。また、従業員の業務又は会議に使用される家具や道具と称してもよい。什器の一例としては椅子や机が挙げられるが、電子黒板、プロジェクター、テレビ会議端末、通常のホワイトボード、マイク、PC(Personal Computer)、キーボード、マウス、電気スタンド、パーティションなどは什器と成りうる。
身体活動とは、人間が身体を空間内で活動させることをいう。より具体的には従業員の業務に関する活動をいう。また、勤務時間中の活動を身体活動と称してもよい。本実施形態では会議に関する身体活動を例にして説明する。
会議とは人間が集まって話し合うことをいうが、会合、ミーティング、協議会、会談、面談、合議、打ち合わせ、話し合い、談合、座談会、集いなど、どのように呼ばれてもよい。
<電子黒板2のハードウェア構成>
図2は、電子黒板2のハードウェア構成図である。電子黒板2は黒板の役割をする画面をディスプレイ3に表示し、タッチパネルを介して電子ペンや指などの軌跡を取り込んで、軌跡を手書きデータとしてディスプレイ3の画面に描画する。したがって、電子黒板2のユーザーは画面を黒板のように使用することができる。また、PC(Personal Computer)と接続することができる電子黒板では、PCと同じ画面をディスプレイ3に表示して手書きデータを表示画像に重畳して描画したり、電子黒板2がタッチパネルから入力された情報に基づいてPCを操作したりすることができる。
図2に示されているように、電子黒板2は、電子黒板2全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader) 等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、電子黒板2用のプログラム等の各種データを記憶するSSD(Solid State Drive)104、通信ネットワーク9との通信を制御するネットワークコントローラ105、及び、USBメモリ5との通信を制御する外部記憶コントローラ106を備えている。したがって、電子黒板2は情報処理装置としての機能を有している。
また、電子黒板2は、ノートPC6のディスプレイに対して映像情報を静止画又は動画として表示させるキャプチャデバイス111、グラフィクスを専門に扱うGPU(Graphics Processing Unit)112、及び、GPUからの出力画像をディスプレイ3やテレビ会議端末7へ出力するために画面表示の制御及び管理を行うディスプレイコントローラ113を備えている。
更に、電子黒板2は、接触センサ115の処理を制御するセンサコントローラ114、ディスプレイ3上に電子ペン4やユーザーの手H等が接触したことを検知する接触センサ115を備えている。この接触センサ115は、赤外線遮断方式による座標(すなわち、位置情報)の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ3の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ3に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ3の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ115は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のID(Identification)をセンサコントローラ114に出力し、センサコントローラ114が、物体の接触位置である座標位置を特定する。なお、以下に示す全ての各IDは、識別情報の一例である。
また、接触センサ115としては、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の入力手段を用いてもよい。
また、電子黒板2は、電子ペンコントローラ116を備えている。この電子ペンコントローラ116は、電子ペン4と通信することで、ディスプレイ3へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判定する。なお、電子ペンコントローラ116が、電子ペン4のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン4のユーザーが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判定するようにしてもよい。
また、電子黒板2には3Dスキャナ121が接続されている。3Dスキャナ121は、対象物までの距離を検出可能なカメラ121a、音声を出力するスピーカー121b及び音声を収集するマイク121cを備えている。3Dスキャナ121により従業員の身体活動を監視できる。なお、図2では、3Dスキャナ121がバスライン120に接続されているが、3Dスキャナ121は外付けされていてもよい。この場合、例えばUSBなどのインタフェースに接続されてよい。
更に、電子黒板2は、CPU101、ROM102、RAM103、SSD104、ネットワークコントローラ105、外部記憶コントローラ106、キャプチャデバイス111、GPU112、センサコントローラ114、及び電子ペンコントローラ116を、図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン120を備えている。
なお、電子黒板2用のプログラムは、CD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
この他、RFタグリーダや生体認証装置(指紋、掌紋、虹彩、顔などから従業員を識別する)を有していてもよい。
<機能について>
図3は、電子黒板2と3Dスキャナ121の機能ブロック図の一例である。まず、電子黒板2は、個人識別部21、身体活動量計算部22、身体活動表示部23、身体活動認識部24、及び、会議制御部25を有する。これらの各機能は図2に示したCPU101がプログラムを実行して図2の各種のハードウェアと協働することで実現される機能又は手段である。これらの機能の一部又は全てがICなどのハードウェア回路により実現されてもよい。
また、電子黒板2は、図2に示したRAM103、SSD104又はROM102等により実現される個人情報DB31、身体活動定義DB32、身体活動認識DB33及び会議形態DB34を有している。まず、これら各データベースについて説明する。各データベースは電子黒板2が内蔵する他、ネットワーク上のNAS(Network Attached Storage)やクラウドストレージに格納されていてもよい。
Figure 2017127593
表1は、個人情報DB31に記憶されている情報をテーブル状に示す。個人情報DB31には個人の身体的な情報が登録されている。また、これらの身体的な情報は個人の識別と身体活動量(エネルギー消費量(kcal))の計算に使用される。一例として、個人情報DB31には、個人ID、個人識別情報、体重、身長、年齢、及び、性別が登録されている。
個人IDは、従業員を一意に識別するための識別情報又は識別子である。識別情報又は識別子は、複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらの組み合わせである。個人IDは個人に固有の情報であるので個人固有情報といってもよい。具体的には、従業員番号、電話番号、氏名等でよいがこれらに限られるものではない。
個人識別情報は、電子黒板2が個人を識別するための情報であり、表1では顔画像が登録されている。顔画像は従業員の例えば正面、右側面、左側面などが撮像された画像である。顔画像と3Dスキャナ121のカメラ121aが撮像した画像を電子黒板2が比較することで個人が識別(特定)される。顔画像以外にも虹彩、指紋、声紋などが個人識別情報として登録されていてもよい。また、身体活動を行う従業員が一人しかいない場合、ICカードをRFタグリーダに読み取らせることで電子黒板2は個人を特定できる。この場合の個人識別情報はICカードに記憶されるカード情報である。また、従業員がユーザー名とパスワードを入力する場合、個人識別情報はユーザー名とパスワードである。
別のシステムにすでに登録されている情報を電子黒板2が利用して、個人情報DB31に登録することができる。例えば、健康診断などのシステムに個人IDに対応付けて体重、身長、年齢、性別が登録されている。個人識別情報は個人IDに対応付けて認証システムなどに登録されている。電子黒板2はこれらのシステムから情報を取得して個人情報DB31に登録する。また、例えば、従業員が初回の使用時にユーザー登録(個人ID、体重、身長、年齢及び性別の入力)と顔写真の紐付けを行ってもよい。
Figure 2017127593
表2は、会議形態DB34に記憶されている情報をテーブル状に示す。会議形態DB34には会議の形態に応じた目標値とレイアウト画像が登録されている。目標値の一例として、目標エクササイズ値と目標完了時間が登録されている。
会議の形態とはどのような形態で会議が進行されるかを示す。例えば、ブレインストーミング、ディスカッション、及び、ディベート等が登録されている。会議の形態が登録されているのは、会議の内容に応じて従業員に適切な会議の形態を選択させ、能動的な身体活動を促すためである。従業員としては強制されるよりも自主的に選択した会議の形態の方が、積極的に身体を活動させることができる。
目標エクササイズ値は、レイアウトに従って従業員が什器を配置した場合に目標となるエクササイズ値である。エクササイズは身体活動量の単位の1つであり、詳細は後述される。目標完了時間は、レイアウトに従って従業員が什器を配置した場合に、配置の開始から完了までの目標となる完了時間である。また、レイアウト画像は従業員が参照するレイアウトの画像(静止画や動画)のファイルである。
なお、会議形態DB34に記憶される情報は、電子黒板2の管理者が設定したり、電子黒板2がサーバからダウンロードしたりすることで設定される。
Figure 2017127593
表3は、身体活動認識DB33に記憶されている情報をテーブル状に示す。身体活動認識DB33には、電子黒板2が従業員の身体活動を認識するための姿勢座標パターンデータが登録されている。レイアウトに基づく配置における従業員の身体活動は「座る」「立つ」「歩く」「椅子を運ぶ」「机を運ぶ」「歩く」などである。上記の3Dスキャナ121は後述する人物姿勢推定技術を用いて、これらの身体活動において従業員の関節がどのように動くかという姿勢座標パターンデータを機械学習により取得している。すなわち、身体活動認識DB33には、「座る」などの様々な身体活動が姿勢座標パターンデータとして登録されている。従って、電子黒板2は3Dスキャナ121が監視する従業員の関節の動きを姿勢座標パターンデータと比較することで、従業員の身体活動を認識(推定、決定又は特定と称してもよい)できる。
Figure 2017127593
表4は、身体活動定義DB32に記憶されている情報をテーブル状に示す。身体活動定義DB32には身体活動の強さであるMETS値と会議関与度係数が定義されている。また、会議関与度係数は個別活動に応じて定義されている。個別活動とは、会議に関連する身体活動である。個別活動は、例えば、デスクに向かって座る、座って会話をする、立って会話をする、電子ホワイトボードに書く・操作する、歩く、椅子52を運ぶ、机51を運ぶ等である。会議関与度係数はこれらの身体活動がどのくらい会議に関与するかの程度を示す。なお、会議関与度係数は電子黒板2の管理者が設定したり、電子黒板2がサーバからダウンロードしたりすることで設定される。従業員の身体活動が認識されれば、後述するようにMETSを用いてエクササイズ値を算出できる。
(電子黒板2の機能について)
続いて、電子黒板2の機能について説明する。なお、各機能の詳細は後述される。
会議制御部25は、図2に示したCPU101の命令等により実現され、会議形態DB34を参照しながら会議の進行を制御する。
個人識別部21は、図2に示したCPU101の命令等により実現され、3Dスキャナ121のカメラ121aから得られた映像を元に個人情報DB31を参照して個人を識別する。
身体活動認識部24は、図2に示したCPU101の命令等により実現され、3Dスキャナ121から得られた映像に基づいて身体活動認識DB33を参照し身体活動を認識する。また、身体活動認識部24は3Dスキャナ121から得られた音声に基づいて従業員が発言したという身体活動を認識する。
身体活動量計算部22は、図2に示したCPU101の命令等により実現され、身体活動定義DB32を参照して、身体活動認識部24が認識した身体活動に基づき身体活動量を計算する。
身体活動表示部23は、図2に示したCPU101の命令等により実現され、身体活動量計算部22が計算した身体活動量を各種の出力形態で出力する。例えば、ディスプレイ3に表示したり、プリンターから印刷したり、音声で出力したりする。
<<3Dスキャナ121>>
3Dスキャナ121は、映像処理部41と音声処理部42を有している。映像処理部41は、ステレオカメラ又は単眼カメラとレーザレーダなどにより実現され、所定の画角に含まれる人間の映像を所定のフレームレートで撮像し、また、人間の各部位の距離情報を取得する。なお、カメラはカラー撮像が可能であることが好ましい。従って、映像処理部41は、カメラに映っている人物の三次元の動きを認識することができる。
音声処理部42は、指向性のあるマイク121cにより実現され、どちらの方向からどれくらいの大きさの声が発せられたかを検出することができる。
電子黒板2は、映像処理部41で得た人物像と、音声処理部42で得た音声の方向を同じ三次元空間で特定することで、人物像と音声を紐付けることができる。人物像は個人が識別されているので、従業員の誰が発言したかを推定することができる。
なお、3Dスキャナ121は映像処理部41と音声処理部42が一体でなくてもよく、別々の装置として電子黒板2に接続されてもよい。なお、3Dスキャナ121としてはKinect(登録商標)が知られている。
<レイアウトの選択等について>
次に、図4,5を用いて会議制御部25による会議の進行の制御について説明する。図4は、会議制御部25が会議の開始時に行う処理を示すフローチャート図であり、図5はディスプレイ3に表示される画面を示す。図4の手順は、従業員が会議を開始する際に所定の操作を行うことでスタートする。
会議制御部25は、会議形態DB34から会議の形態とレイアウト画像を読み出す(S10)。すなわち、ブレインストーミング、ディスカッション、ディベートのそれぞれごとにレイアウト画像を読み出す。
次に、会議制御部25は会議形態選択画面をディスプレイ3に表示する(S20)。図5(a)を参照して説明する。図5(a)は会議形態選択画面501の一例を示す図である。会議形態選択画面501は、会議の形態を従業員が選択するための画面である。図5(a)ではブレインストーミングのイメージ502とディスカッションのイメージ503が表示されている。このイメージ502,503がレイアウト画像(例えば、表2のブレイン1.jpg、ディスプレイ1.jpg)により表示されたものである。
図4に戻り、従業員はブレインストーミング又はディスカッションのいずれかを選択すると、電子黒板2が選択を受け付ける(S30)。従業員が電子黒板2にタッチすると接触センサ115がタッチされた位置を検出して従業員の選択を受け付ける。
次に、会議制御部25は従業員が選択した会議の形態のレイアウト画面511をディスプレイ3に表示する(S40)。図5(b)を参照して説明する。図5(b)はレイアウト画面511の一例を示す図である。レイアウト画面511は、会議の形態に適した什器の配置(レイアウト)を提示するための画面である。レイアウト画面511はレイアウト画像(例えば、表2のブレイン2.jpg)により表示されたものである。
レイアウト画面511は、主にレイアウト部512とワークサイズ部513を有している。レイアウト部512は什器の配置を示す。ワークサイズ部513には什器のレイアウトを従業員が行う際の身体活動に関するアドバイスや健康上の効果が表示される。例えば、椅子52を運ぶ(物を持ち上げる)という身体活動では、「物にできるだけ近づくこと」「腰を曲げないこと」がアドバイスである。また、「エネルギー消費が大きく健康増進に役立ちます」が健康上の効果である。この他、アドバイスとして、「背中を真っ直ぐにして」や「膝の屈伸を使って持ち上げましょう」などを表示してもよい。
椅子52を運ぶ以外の身体活動について、ワークサイズ部513の下部にメニュー514が表示されており、従業員が適宜選択して表示させることができる。また、会議制御部25が時間と共に自動的に切り替えて表示する。会議制御部25は、この他、作業前の準備体操などを表示してもよい。
従業員はレイアウト部512のレイアウトを参照して什器である机51や椅子52の再配置を行いながら身体活動を行う。什器を再配置する様子や会議の様子を3Dスキャナ121の映像処理部41や音声処理部42が監視して、身体活動認識部24は誰がどのような身体活動を行ったかを認識する。身体活動認識部24は、更に会議中も誰が発言したかを認識する。認識された身体活動に基づいて、身体活動量計算部22が身体活動量を計算し、身体活動表示部23が身体活動量をディスプレイ3に表示する。
<個人の識別>
次に、図6を用いて個人の識別について説明する。図6は、個人識別部21が従業員個人を識別する手順を示すフローチャート図の一例である。個人識別部21は、映像処理部41から得られた映像(主に顔画像)を元に、個人情報DB31を参照して個人を識別する。
図6の個人識別は、従業員が会議の形態を選択する過程、什器を配置する過程、会議中などに繰り返し行われる。あるいは、従業員の明示の操作により個人の識別が行われてもよい。
個人識別部21は、映像処理部41から人物像の映像を取得する(S10)。人物像とは映像に写っている人物をいう。映像には従業員が映っていれば人物以外が映っていてもよい。
次に、個人識別部21は顔認識によって顔が映っている顔画像を取得する(S20)。顔画像とは例えば顔の外接矩形の画像である。顔認識の手法として、画像特徴量としてHaar-Like特徴量を用い、学習アルゴリズムとしてAdaboostと呼ばれるアルゴリズムを使用する手法が知られているが、これに限られずどのように顔を認識してもよい。顔を認識することで映像から顔画像を抽出できる。
次に、個人識別部21は個人情報DB31から読み出した個人識別情報と、ステップS20の顔画像とを比較する(S30)。例えば、顔画像と個人識別情報からそれぞれ特徴点(眼、眉、鼻孔、唇など)を抽出し、特徴点のパターンを比較する。すなわち、2つの特徴点の間隔の正規化して比較したり、3つの特徴点が形成する三角形の形状や面積を比較したりする。
個人識別部21は、ステップS20で取得された顔画像と一致した個人識別情報があるか否かを判定する(S40)。
ステップS40の判定がYesの場合、個人識別部21は特徴点のパターンが一致した個人ID等の個人情報を個人情報DB31から取得する(S50)。
そして、映像内の人物と個人情報DB31の個人を紐付ける(S60)。これにより、映像内の人物が個人情報DB31の誰なのかを特定できる。紐付けの例を表5に示す。
ステップS40の判定がNoの場合、個人識別部21は匿名の人物と映像内の人物を紐付ける(S70)。匿名の人物とは、匿名ユーザーやゲストなどの任意の人物である。
Figure 2017127593
表5は映像内の人物と個人情報DB31の個人の紐付けの例を示す。ここでは、電子黒板2の前に例えば4人の人物がいて、2人は個人情報DB31の個人識別情報により個人が特定された場合を示す。
表5には、映像処理部41が取得した人物像と、個人識別結果が紐付けられている。人物像1はユーザーB、人物像2はユーザーAと紐付けられている。人物像3と人物像4は該当する個人が個人情報DB31に存在しなかったため、匿名ユーザーが紐付けられている。
なお、表5のような紐付けは、映像処理部41が映像を更新する度に実施される。ただし、直前の人物像の映像内の位置を個人識別部21が記録しておき、位置の変化が少ない人物像について図6の処理を省略してもよい。
<身体活動の認識>
身体活動認識部24は、映像処理部41が取得した映像や音声処理部42が取得した音声に基づき、人物像の身体活動を認識する。ここでは、以下のような人物姿勢推定技術を用いて人物像の身体活動を認識する。
図7は、人物姿勢推定技術を説明する図の一例である。
(1)3Dスキャナ121の映像処理部41は人物像が映っている距離画像を利用して人間のパーツを識別する。パーツを識別するとは、頭部、肩、二の腕、腕、手のひら、胸、胴体、腰、太股、膝、すね、かかと、などを判別することをいう。
(2)画素ごとにどのパーツに属するかが判明するため、パーツの境界を関節の候補位置に推定する。図7では黒丸が関節の候補位置である。また、図7では前方からの人の図602と、横からの人の図603と、上からの人の図604が示されている。
(3)関節を結ぶことで骨格605を推定する。
身体活動によってどのように関節が移動するかは個人差があるにしても、同じ身体活動では類似した傾向を持つ。例えば、座る場合には腰の関節が下方向に移動する。電子黒板2は、様々な人体姿勢パターンを網羅している実写データやCGなどの大量の距離画像により、関節の移動パターンと身体活動の関係を学習しておく。すなわち、座るという身体活動では各関節がどのように移動するかが学習される。これにより、身体活動認識DB33の姿勢座標パターンデータが得られる。
図8は、従業員が行った身体活動を身体活動認識部24が認識する手順を示すフローチャート図の一例である。図8の処理はレイアウトの開始から会議の終了まで映像の人物像ごとに繰り返し実行される。
まず、身体活動認識部24は人物像の動きに基づく関節の座標を映像処理部41から取得する(S10)。従業員は、什器のレイアウトのため、歩いたり、座ったり、椅子52を持ち上げたり、机51を持ち上げたり、それらを運んだりしている。
次に、身体活動認識部24は、身体活動認識DB33に登録された姿勢座標パターンデータに、ステップS10で取得した各関節の座標が移動するパターンと類似するものがあるか否かを判定する(S20)。
ステップS20の判定がNoの場合、身体活動認識部24は身体活動を特定しない。何らかの身体活動があったので不明という身体活動を認識してもよい。不明という身体活動と正確でないにしても一定のMETSが身体活動定義DB32に対応付けられていれば、エクササイズ値を算出できる。
ステップS20の判定がYesの場合、身体活動認識部24は活動開始から終了までの時間を測定する(S30)。例えば、従業員が所定時間停止した時を特定しその後、動き出した時点を身体活動が開始された時と判定し、そこから身体活動の終了(身体活動を認識できた時点)までの時間を測定する。また、あるいは、身体活動を認識できた時点から映像を遡って、従業員がいつから身体活動を開始したかを特定し(同様に従業員が所定時間停止したことを利用する)、上記の時間を測定する。時間については、映像のフレーム数から算出できる。
身体活動認識部24は、個人IDと対応付けて身体活動と測定した時間を記録する(S40)。記録結果の一例を表6に示す。
Figure 2017127593
表6は、ユーザーAが電子黒板2の画面に表示された什器のレイアウトを見て、机51と椅子52を運ぶ際に認識された身体活動と時間(かっこ内は秒単位の時間)を示す。表6に示すように、個人識別部21が識別した個人ごとの身体活動とその時間が記録される。身体活動が認識されたので、個人ごとにエクササイズ値を算出できる。
なお、発言という身体活動については、音声処理部42が取得した音声とその方向により、発言した従業員を身体活動認識部24が特定する。
<身体活動定義について>
身体活動と時間からエクササイズ値に算出するに当たって、いくつかの補足事項を説明する。
(i) 身体活動量の計算式
例えば公的機関により、METSと身体活動の量を表すエクササイズという単位が定義されている(公的機関による定義については例えば、非特許文献1参照。)。METSは身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかで表す単位で、人間が座って安静にしている状態が1METS、普通歩行が3METSに相当する。
エクササイズは身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(METS)に身体活動の時間(Hour)を乗じたものである。従って、より強い身体活動ほど短い時間で1エクササイズになる。
例:3METSの身体活動を1時間行った場合
3METS×1時間=3エクササイズ(METS・時)
例:6METSの身体活動を30分行った場合
6METS×0.5時間=3エクササイズ(METS・時)
従って、各身体活動のMETSと身体活動に要した時間が分かれば、エクササイズを計算できる。各身体活動がどのくらいのMETSに相当するかについては例えば非特許文献2を参照されたい。表4の身体活動定義DB32のMETSは非特許文献2などから抽出された値である。
これに対し、一般に古くから使用されているエネルギー消費量である「カロリー(kcal)」を算出する場合は次のようになる。1エクササイズの身体活動量に相当するエネルギー消費量は、個人の体重によって異なる。具体的には以下の簡易換算式から算出することができる。
簡易換算式:エネルギー消費量(kcal)=1.05×エクササイズ(METS・時)×体重(kg)
簡易換算式の1.05は定数なので、表7に示すように1エクササイズのエネルギー消費量が体重別に算出される。
Figure 2017127593
表7は、1エクササイズの身体活動量に相当する体重別のエネルギー消費量を示す。例えば、体重40kgの人が1エクササイズの活動を行うと、42kcalが消費される。一方、体重80kgの人が1エクササイズの活動を行うと、84kcalが消費される。
このように、身体活動量の単位に「カロリー(kcal)」を用いると、個人の体重の差によって身体活動量に差が生じてしまう。例えば、40kgの人と80kgの人とでは、同じ内容の身体活動を行った場合でも消費するエネルギーに2倍の差が生じてしまう。このため、個人の体重に関係なく身体活動量を示すために、公的機関が提示する運動指針ではMETSとエクササイズという単位が用いられている。
なお、本実施形態の電子黒板2において、顔認識などにより個人を特定できる場合、かつ、個人の体重などが個人情報DB31に存在する場合、カロリー単位でより個人に適した計算値が得られる。このため、個人を特定でき、かつ、個人の体重を利用できる場合は、カロリー表示も行うことが好ましい。
(レイアウト時の身体活動量の算出例)
表4に示したように、個別活動とMETSの関係が身体活動定義DB32に登録されているので、身体活動量計算部22は、身体活動定義DB32に定義されている各身体活動のMETS、身体活動認識部24が認識した身体活動、及び、時間を用いて、エクササイズ値を計算することができる。
例えば、表6で用いた時間では、表8のようにエクササイズが計算される。エクササイズ値の計算式は上記のように「METS×時間」で求めることができる。
Figure 2017127593
表8では表6に対しMETS値とエクササイズ値が追加されている。METS値は身体活動定義DB32から取得された値であり、エクササイズ値は時間とMETS値で計算された値である。
次に、身体活動量としてカロリーの算出例を説明する。ユーザーAは個人情報DB31に登録されており、個人識別部21の識別によって身体活動量計算部22は体重等を使用できる。ユーザーAの体重が60kgだとした場合、身体活動量(エネルギー消費量)(kcal)を以下の式から求めることができる。
エネルギー消費量(kcal) = 1.05×エクササイズ(METS・時)×体重(kg)
エネルギー消費量(kcal) = 1.05×0.04482×60=2.82366(kcal)
従って、レイアウトの配置にユーザーAが椅子52と机51の一式を運ぶケースでは、ユーザーAは約2.8kcalを消費したと計算することができる。
(会議関与度について)
次に、会議関与度について説明する。本実施形態では、参加者がどれくらい会議に貢献したかの程度を会議関与度という指標で示す。表4に示したように、会議関与度係数が身体活動に対応付けて定められている。すなわち、身体活動の中で「座って会話をする」「立って会話をする」「電子ホワイトボードに書く、操作する」など、会議に貢献する身体活動に対して、単位時間当たりの会議関与度係数が定義されている。
身体活動量計算部22は、身体活動の時間と会議関与度係数を用いて下記の式で会議関与度を求める。
会議関与度=身体活動の時間×会議関与度係数
例えば、座って会話をした時間が0.5時間(30分)の場合、座って会話をする場合の会議関与度係数は20なので、以下のように会議関与度を求めることができる。
会議関与度=0.5×20=10
<動作手順>
以上のような電子黒板2と3Dスキャナ121の機能を用いて、電子黒板2は以下のように動作する。図9は、身体活動量の計算に関する電子黒板2の動作手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、従業員が電子黒板2の電源をONにする(S10)。これにより電子黒板2が起動する。
次に、従業員は会議を開始するための操作を行う(S20)。電子黒板2は従業員の操作を受け付け、会議を開始する。具体的には、会議制御部25が会議の形態の選択を受け付けたり、レイアウトを表示したりする。
会議が開始されると、映像処理部41が人物像を認識する(S30)。つまり、映像に人物が映っているか否かを判定する。
人物像を認識できない場合(S40のNo)、映像処理部41が送出した次のフレームについて人物像が認識される。
人物像を認識できた場合(S40のYes)、身体活動量計算部22は身体活動量及び会議関与度を計算する(S50)。
会議が終了するまで(S60のNo)身体活動量計算部22はステップS30〜S50の処理を繰り返す。なお、会議の終了は、例えば、会議が終了した旨を従業員が電子黒板2に入力することで検出される。会議の開始から一定時間の経過で会議が終了してもよい。
会議が終了すると(S60のYes)、身体活動表示部23が身体活動に関する計算結果をディスプレイ3に表示する(S70)。なお、ディスプレイ3に表示するだけでなく、又は、表示することなくプリンターが身体活動に関する計算結果を印刷してもよい。また、スピーカー121bから音声を出力してもよい。
<具体的な計算例と計算結果の表示例>
6人の従業員がブレインストーミングで1時間の会議を実施する場合の身体活動量と会議関与度の表示例について説明する。6人の従業員は同じ会社の社員であり、個人情報DB31に個人情報が表9に示すように登録されている。
Figure 2017127593
表9は個人情報DB31に登録されている個人情報をテーブル状に示す。会議の参加者(従業員)は個人識別部21によってそれぞれ識別されているものとする。
次に、従業員が会議を開始すると会議制御部25が会議の形態として「ディスカッション」と「ブレインストーミング」をディスプレイ3に表示した。従業員はブレインストーミングを選択したものとする。
次に、電子黒板2に表示されたブレインストーミングを行うためのレイアウトに基づいて、6人の従業員が表示されたレイアウトに従って机51と椅子52を並べ替えて会議を行う。身体活動認識部24はユーザーA〜Eについて「歩く」「椅子を運ぶ」「机を運ぶ」という身体活動を認識し、また、各身体活動の時間を測定する。レイアウトに基づく配置を行っている際のユーザーA〜Eのエクササイズ及び消費カロリーが表10のように計算される。
Figure 2017127593
また、表11に示すように、会議中は、什器の配置以外における身体活動が認識され、エクササイズ、消費カロリー及び会議関与度が表11のように計算される。
Figure 2017127593
ここでは「座って会話をする(会議関与度係数=20)」と「電子ホワイトボードを操作する(会議関与度係数=10)」の身体活動より会議関与度が計算されている。
次に、会議が終了して司会者であるユーザーAが電子黒板2に表示される会議終了ボタンを押下すると、電子黒板2が該操作を受け付ける。これにより、身体活動表示部23は、会議を通して従業員が行った身体活動量等に関する集計画面をディスプレイ3に表示する。
図10は、ディスプレイ3に表示された身体活動量の集計画面521の一例を示す図である。図10は、数値部522とグラフ部523を有している。数値部522には、会議の形態524、会議時間525、参加者数526、総会議貢献度527、総エクササイズ528、及び、総消費カロリー529が表示されている。総会議貢献度527、総エクササイズ528、及び、総消費カロリー529は6人の従業員の合計の値である。当然ながら、表9のような個人別の会議貢献度、エクササイズ、及び、消費カロリーを表示することもできる。
グラフ部523には、個人別の会議貢献度の棒グラフ523aとエクササイズの棒グラフ523bが表示されている。従って、各従業員は自分と、他の従業員の会議貢献度及びエクササイズを簡単に比較できる。また、グラフ部523ではレイアウトに伴うエクササイズと会議に伴うエクササイズとが区別して表示されている。従って、各従業員はレイアウトと会議のどちらでどのくらいのエクササイズが行われたかを把握できる。
このように、本実施形態の電子黒板2は、参加者に選択させた会議の形態に応じた身体活動を従業員に促すので、会議という通常の業務を行う中で従業員に身体を動かすことを促すことができる。また、3Dスキャナ121で身体活動を測定するので、特別な測定機器を従業員が装着する必要がない。
<その他の適用例>
<<適用例1>>
会議予約システム等で会議の主催者やファシリテーター(促進者、司会者)などがわかっている場合(主催者とファシリテーターを以下、単に「司会者」という)、司会者は司会進行を担うため会議関与度や身体活動量の計算対象から省いても良い。これにより、司会者の身体活動を認識するための電子黒板2のリソースを参加者に振り分けることができるので、参加者だけを対象により正確に身体活動量や会議関与度を算出することができる。
下記の表12は、会議予約システムが提供する予約情報の一例を示す。電子黒板2は会議予約システムと通信することでこの予約情報を取得する。
Figure 2017127593
表12ではユーザーAが主催者(司会者)なので、電子黒板2はユーザーAを除いて会議関与度やエクササイズを算出する。
このような制御は、会議制御部25が会議予約システムと通信して行う。会議制御部25は会議予約システムから表12の予約情報を取得して、現在時刻が会議時間と重複することを検出する。この場合、ユーザーAが司会者であることを特定して、個人識別部21や身体活動認識部24にユーザーAを個人識別や身体活動の認識の対象から除外するように要求する。
<<適用例2>>
表2に示したように、会議形態DB34には、目標エクササイズ値と目標完了時間が登録されている。目標エクササイズ値と目標完了時間がレイアウトの選択時に表示されることで、従業員は目標エクササイズ値と目標完了時間を目標に什器の配置を変更することができる。
図11は、レイアウト画面511の一例を示す図である。なお、図11では主に図5(b)との相違を説明する。図11ではレイアウト部512とワークサイズ部513に加え、レイアウト画面511が目標表示部515を有する。会議制御部25は、選択された会議の形態に対応付けられた目標エクササイズ値と目標完了時間を会議形態DB34から読み出してディスプレイ3に表示する。
目標エクササイズ値と目標完了時間が表示されることで、従業員は積極的に身体活動を行おうという意識を持ち、身体活動量が向上する効果がある。
<<適用例3>>
また、会議中に随時、身体活動量や会議関与度の算出結果を電子黒板2がディスプレイ3に表示したり司会者に提示したりすることにより、会議中も各従業員の身体活動量や会議関与度が明らかになる。これを利用して、身体活動量や会議関与度が低い参加者に電子黒板2が会議中に発言を促してもよい。
図12は、会議中に電子黒板2が表示する発言促進画面541の一例を示す図である。発言促進画面541には、「Aさんご意見はありませんか?」というメッセージ542が表示されている。これにより、ユーザーAが発言することでユーザーAの身体活動量や会議関与度が向上する。参加者が満遍なく身体活動を行う機会と身体活動量を得られることで、より自然に健康的に身体を動かすことができる。
このような制御のため、会議制御部25は身体活動量又は会議関与度が最も低い従業員を特定して、該従業員の氏名と「ご意見はありませんか?」という文字列を組み合わせてメッセージ542を作成する。
なお、会議制御部25は身体活動量又は会議関与度が最も低い参加者に発言を促せばよい。これを繰り返すことで、参加者が満遍なく身体活動を行う機会が得られる。また、同時に下位二人以上の参加者に発言を促してもよい。
発言を促すタイミングは以下のように決定できる。電子黒板2が会議予約システムなどと通信できる場合、電子黒板2は会議時間を取得できるので、会議時間の半分や2/3の時間が経過した時点などに、会議制御部25は身体活動量又は会議関与度が最も低い参加者に対して発言などの身体活動を促す。その後は、例えば、5〜10分などの定期的に、又は、発言が途絶えたことを契機に、身体活動量又は会議関与度が最も低い参加者に対して発言を促す。なお、会議制御部25は発言を促すメッセージをディスプレイ3に表示してもよいし、スピーカー121bからメッセージを音声として出力してもよい。
また、表12のように会議の参加者が会議予約システムに登録されている場合、参加者が宛先やCC(カーボンコピー)のどちらに登録されているかによって、会議制御部25が発言を促す際の優先度を設けてもよい。この宛先やCCは、会議予約システムが会議の開催を通知する電子メールの宛先とCCである。例えば、宛先の従業員はCCで通知される従業員よりも会議における重要性が高いと考えられる。そこで、電子黒板2は、CCで通知される参加者よりも宛先の参加者に優先的に発言を促す。
このような制御は、会議制御部25が会議予約システムと通信して行う。会議制御部25は会議予約システムから表12の予約情報を取得して、現在時刻が会議時間と重複することを検出する。この場合、宛先とCCで通知される従業員を特定する。そして、宛先とCCで通知される従業員の身体活動量や会議関与度が他の参加者よりも小さい場合、まず、宛先の従業員を指名して発言を促す。その後、CCで通知される従業員を指名して発言を促す。例えば、宛先の従業員とCCで通知される従業員で2対1や3対2のように発言を促す比率を制御することで、宛先の従業員に優先的に発言を促すことができる。
なお、発言を促すタイミングは会議中だけでなく、会議の終了時でもよい。
<<適用例4>>
電子黒板2は会議の形態に応じて発言を促すタイミングや頻度を変更してもよい。ディベートやディスカッションなどの場合、より多くの人が頻繁に意見を出すことで、議論が活性化することが知られている。そこで、電子黒板2は表13のようなテーブルを使用する。テーブルはRAM103やSSD104に記憶されている。
Figure 2017127593
表13には会議の形態に応じてレコメンド間隔が登録されている。レコメンド間隔は発言を促す時間間隔である。会議制御部25はレコメンド間隔が経過するごとに、最も身体活動量又は会議関与度が小さい従業員に発言を促す。表13ではレコメンド間隔に「ディベート<ディスカッション<ブレインストーミング」の関係があるため、積極的な発言が望まれる会議の形態ほど短い間隔で発言が促される。
なお、電子黒板2が会議予約システムと通信しない場合や、会議の目的に応じたレコメンド間隔が設定されていない場合、会議開始から一定時間が経過した時点(例えば、10分間隔、20分間隔,30分間隔など)で発言を促せばよい。
<<適用例5>>
また、会議中に身体活動が活発な従業員を電子黒板2が表示してもよい。
図13は、会議中に電子黒板2が表示する発言促進画面541の一例を示す図である。発言促進画面541には、「本日はBさん、Cさんの身体活動が活発です。」というメッセージ543が表示されている。図12のように直接的に発言を促された従業員は躊躇したりすることで発言しにくい場合がある。そこで、図13のように、身体活動が活発な従業員(個人でも複数名でもよい)を電子黒板2が表示することで、表示されなかった参加者に対して暗黙的に発言を促すようにできる効果がある。
会議制御部25は身体活動量又は会議関与度が最も高い一人以上の従業員を特定して、該従業員の氏名と「本日は(このかっこに氏名が挿入される)の身体活動が活発です。」という文字列を組み合わせてメッセージ543を作成する。なお、表示するタイミングは適用例3と同様でよい。
<その他>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、電子黒板2が単体で身体活動量や会議関与度を算出したり表示したりしたが、クライアントサーバの形式で同様の処理を行うことができる。この場合、電子黒板2はサーバと通信可能に接続されている。電子黒板2は3Dスキャナ121が取得した映像や音声をサーバに送信する。サーバは個人の識別、身体活動の認識、身体活動量の計算等を行い、電子黒板2に送信する。電子黒板2は身体活動量や会議関与度を表示したり、発言を促したりする。
また、本実施形態では、従業員がレイアウトを選択しなくてもよい。この場合、電子黒板2は任意のレイアウトを指示して什器を配置させるが、従業員がレイアウトを選択しなくても従業員は什器を配置できる。
また、本実施形態では、電子黒板2を例に説明したが、電子黒板2以外のプロジェクターやテレビ会議端末などの装置でも身体活動量や会議関与度を表示できる。すなわち、会議で使用される機器であれば電子黒板2でなくてもよい。
また、電子黒板2はネットワークを介して他の電子黒板2と通信することができる。テレビ会議端末が撮像した画像は一方の電子黒板2が他方の電子黒板2に送信するので、従業員は拠点間で会議を行うことができる。したがって、1つの電子黒板2の前にいる従業員は一人でもよい。また、一方の電子黒板2の前にいる従業員の身体活動量や会議関与度を他方の電子黒板2が算出して、一方の電子黒板2に送信することができる。
このように、電子黒板2は単体でもシステム構成でも同等の処理が可能である。電子黒板2又はシステム構成のいずれかの構成は活動量測定システムの一例である。
また、本実施形態では会議における身体活動を例に説明したが、会議以外でもオフィスの机等のレイアウト変えや掃除などにおける身体活動に適用できる。
また、図3などの構成例は、電子黒板2による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。電子黒板2の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、会議制御部25は身体活動促進手段の一例であり、身体活動認識部24は身体活動認識手段の一例であり、身体活動量計算部22は身体活動量算出手段の一例であり、身体活動表示部23は出力手段の一例であり、身体活動認識DB33は身体活動認識情報の一例であり、身体活動定義DB32は身体活動定義情報の一例である。身体活動定義DB32のMETSは身体活動量に関する情報の一例であり、個人識別部21は個人識別手段の一例であり、カメラ121aは撮像手段の一例であり、ディスプレイ3は表示装置の一例である。電子黒板2が行う各種の情報処理方法は活動量測定方法の一例である。
2 :電子黒板
21 :個人識別部
22 :身体活動量計算部
23 :身体活動表示部
24 :身体活動認識部
25 :会議制御部
41 :映像処理部
42 :音声処理部
121 :3Dスキャナ
121a :カメラ
121b :スピーカー
121c :マイク
特開2010-3070号公報
泉嗣彦 他、"健康づくりのための運動指針2006 "、〔online〕、平成18年7月、運動所要量・運動指針の策定検討会、[ 平成27年12月25日検索]、インターネット<URL:http://www0.nih.go.jp/eiken/programs/pdf/guidelines2006.pdf> 中江悟司 他2、"改訂版 身体活動のメッツ(METs)表 2012年4月11日改定"、〔online〕、2012年4月11日、(独)国立健康・栄養研究所、[ 平成27年12月25日検索]、インターネット<URL:http://www0.nih.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf>

Claims (10)

  1. 従業員の身体活動量を測定する活動量測定システムであって、
    前記従業員に身体活動を促す身体活動促進手段と、
    前記身体活動促進手段により促され前記身体活動を行う前記従業員が撮像手段により撮像された映像を身体活動認識情報と比較して、前記従業員の前記身体活動を認識する身体活動認識手段と、
    前記身体活動認識手段により認識された前記身体活動に対応付けられている前記身体活動量に関する情報を身体活動定義情報から読み出し、前記身体活動量に関する情報を用いて前記従業員の前記身体活動量を算出する身体活動量算出手段と、
    前記身体活動量算出手段が算出した前記従業員の前記身体活動量を出力する出力手段と、を有する活動量測定システム。
  2. 前記身体活動促進手段は、前記従業員が参加する会議の形態に適した什器のレイアウトを表示装置に表示すると共に、前記レイアウトの選択を受け付け、
    前記身体活動認識手段は、前記従業員が選択した前記レイアウトに従って前記従業員が前記什器を配置する過程で前記撮像手段により撮像された前記従業員の映像を前記身体活動認識情報と比較して、前記従業員の前記身体活動を認識する請求項1に記載の活動量測定システム。
  3. 前記身体活動認識手段は、前記身体活動を認識する際に前記身体活動が行われた時間を測定し、
    前記身体活動量算出手段は、前記身体活動定義情報において前記身体活動が対応付けられている前記身体活動量に関する情報と前記時間を用いて前記従業員の前記身体活動量を算出する請求項1又は2に記載の活動量測定システム。
  4. 予め登録されている前記従業員を識別するための個人識別情報と入力された個人を識別するための情報とを比較して個人を識別する個人識別手段を有し、
    前記身体活動量算出手段は、前記個人識別手段が識別した前記従業員ごとに前記身体活動量を算出し、
    前記出力手段は、前記従業員ごとの前記身体活動量を表示装置に表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の活動量測定システム。
  5. 前記身体活動定義情報には前記身体活動量に関する情報だけでなく、前記身体活動に対応付けて会議に関与した程度に関する単位時間当たりの会議関与度係数が対応付けられており、
    前記身体活動量算出手段は、前記身体活動定義情報において前記身体活動が対応付けられている前記会議関与度係数に前記時間の積を乗じて、前記従業員ごとに会議関与度を算出し、
    前記出力手段は、前記従業員ごとの前記会議関与度を表示装置に表示する請求項3に記載の活動量測定システム。
  6. 前記身体活動促進手段は、前記従業員が参加する会議の形態に適した什器のレイアウトに応じて、目標となる前記身体活動量を表示装置に表示する請求項1〜5のいずれか1項に記載の活動量測定システム。
  7. 前記身体活動認識手段は、マイクで取得された前記従業員の発言を前記身体活動であると認識し、
    前記身体活動量算出手段は、前記発言を含む前記身体活動に対応付けられている前記身体活動量に関する情報を前記身体活動定義情報から読み出して、前記身体活動量を算出するものであり、
    前記身体活動促進手段は、前記身体活動量が最も低い前記従業員に前記発言を促す旨を前記表示装置に表示する請求項4に記載の活動量測定システム。
  8. 前記身体活動促進手段は、前記身体活動量が少なくとも最も低くはない前記従業員に関する情報を前記表示装置に表示する請求項7に記載の活動量測定システム。
  9. 従業員の身体活動量を測定する活動量測定システムが行う活動量測定方法であって、
    身体活動促進手段が、前記従業員に身体活動を促すステップと、
    身体活動認識手段が、前記身体活動促進手段により促され前記身体活動を行う前記従業員が撮像手段により撮像された映像を身体活動認識情報と比較して、前記従業員の前記身体活動を認識するステップと、
    身体活動量算出手段が、前記身体活動認識手段により認識された前記身体活動に対応付けられている前記身体活動量に関する情報を身体活動定義情報から読み出し、前記身体活動量に関する情報を用いて前記従業員の前記身体活動量を算出するステップと、
    出力手段が、前記身体活動量算出手段が算出した前記従業員の前記身体活動量を出力するステップと、を有する活動量測定方法。
  10. 従業員の身体活動量を測定する情報処理装置を、
    前記従業員に身体活動を促す身体活動促進手段と、
    前記身体活動促進手段により促され前記身体活動を行う前記従業員が撮像手段により撮像された映像を身体活動認識情報と比較して、前記従業員の前記身体活動を認識する身体活動認識手段と、
    前記身体活動認識手段により認識された前記身体活動に対応付けられている前記身体活動量に関する情報を身体活動定義情報から読み出し、前記身体活動量に関する情報を用いて前記従業員の前記身体活動量を算出する身体活動量算出手段と、
    前記身体活動量算出手段が算出した前記従業員の前記身体活動量を出力する出力手段、として機能させるためのプログラム。
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