JP2017127562A - 運動情報取得装置および運動情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析できる運動情報取得装置を提供する。【解決手段】人体1の姿勢を検出する撮像装置17と、人体1の筋肉または筋の厚みを検出する超音波検出素子5と、検出した人体1の筋肉または筋の厚みを姿勢と対応させて出力する対応演算部35と、を備える。対応演算部35の演算結果を表示する表示装置23を備え、表示装置23は姿勢を示す画像と筋肉または筋の厚みとを合わせて表示し、筋肉または筋の厚みの大きさに対応して色を切り替える。【選択図】図5
Description
本発明は、運動情報取得装置および運動情報取得方法に関するものである。
人が運動を行うとき、姿勢を変えて動作する。このとき筋肉を伸縮して、関節を伸ばしたり曲げることにより姿勢をかえる。筋肉が伸縮するとき筋も伸縮する。従って、筋肉や筋の厚みを検出することにより運動により筋肉や筋にかかる負荷を検出することができる。
筋肉や筋は適正な負荷の範囲で動かすときには筋肉や筋が損傷しない。従って、筋肉や筋を損傷させないためには、筋肉や筋は適正な負荷の範囲で動かす必要がある。また、筋肉や筋は適正な負荷で動かすことにより能力が向上する。小さな負荷では筋肉や筋は能力が向上しない。従って、トレーニングをするときには筋肉や筋を適正な負荷の範囲で動かすのが好ましい。
運動するときの動作を補助する装置が特許文献1に開示されている。それによると、身体の複数の部位に位置検出センサーを設置し、各部位の動きを検出している。そして、手本とする動作と身体の動作とを比較する。手本と身体の動作の違いを検出して身体の動きが手本と同じになるように学習の支援をしていた。
運動するときの練習方法の1つとして動作を手本に近づける練習方法は有効である。一方、体型や筋肉の状態が個々の身体で異なっている。従って、個々の身体条件に応じて練習することにより、筋肉や筋を損傷せずに上達することができる。身体の姿勢が変化するとき、身体内部の筋肉または筋が伸縮して厚みが変化する。このとき、身体内部の筋肉または筋が繰り返して伸ばされすぎると損傷する。特許文献1の学習方法は身体の動きに注目した方法になっており、筋肉または筋が伸びすぎているかの解析はできない。そこで、姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析することができる運動情報取得装置が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる運動情報取得装置であって、生体の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する組織厚検出部と、検出した前記生体の筋肉または筋の厚みを前記姿勢と対応させて出力する対応演算部と、を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる運動情報取得装置であって、生体の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する組織厚検出部と、検出した前記生体の筋肉または筋の厚みを前記姿勢と対応させて出力する対応演算部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、姿勢検出部が変化する生体の姿勢を検出し、組織厚検出部が生体の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、対応演算部は検出した生体の筋肉及び筋の厚みと姿勢とを対応させて出力する。
生体の姿勢が変化するとき、生体内部の筋肉または筋の厚みが変化する。そして、対応演算部が姿勢と姿勢に対応する筋肉または筋の厚みとを出力する。従って、姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析することができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記対応演算部の演算結果を表示する表示部を備え、前記表示部は前記姿勢を示す画像と前記筋肉または筋の厚みとを合わせて表示し、前記筋肉または筋の厚みの大きさに対応して色を切り替えることを特徴とする。
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記対応演算部の演算結果を表示する表示部を備え、前記表示部は前記姿勢を示す画像と前記筋肉または筋の厚みとを合わせて表示し、前記筋肉または筋の厚みの大きさに対応して色を切り替えることを特徴とする。
本適用例によれば、表示部が対応演算部の演算結果を表示する。このとき、表示部は姿勢を示す画像と筋肉または筋の厚みとを合わせて表示する。そして、筋肉または筋の厚みの大きさに対応して色を切り替える。観察者は変化する姿勢に対応して筋肉または筋の厚みが変わる様子を容易に理解することができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記筋肉または筋の厚みを判定値と比較し前記筋肉または筋の厚みが判定値より薄いときに警告する警告部を備えることを特徴とする。
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記筋肉または筋の厚みを判定値と比較し前記筋肉または筋の厚みが判定値より薄いときに警告する警告部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、警告部が筋肉または筋の厚みを判定値と比較し筋肉または筋の厚みが判定値より薄いときに警告する。警告を受けた人は筋肉または筋の厚みが薄くなる姿勢を認識する。筋肉または筋の厚みが薄くなるときは筋肉または筋が伸びたときである。筋肉または筋が過度に伸びた姿勢を繰りかえすと筋肉または筋が損傷する。警告を受けた人は筋肉または筋が伸びすぎた姿勢を繰り返して筋肉または筋の損傷が大きくなることを抑制することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記組織厚検出部及び前記警告部は前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する場所に設置されていることを特徴とする。
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記組織厚検出部及び前記警告部は前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する場所に設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、組織厚検出部と警告部とは生体の筋肉または筋の厚みを検出する場所に設置されている。これにより、生体が姿勢を変化させる途中でも、警告により生体は筋肉または筋の厚みが薄くなる姿勢と場所とを認識することができる。
[適用例5]
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記対応演算部が出力する前記筋肉または筋の厚み及び前記姿勢を示す画像を記憶する記憶部と、前記筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる姿勢を検索する検索部と、を備えることを特徴とする。
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記対応演算部が出力する前記筋肉または筋の厚み及び前記姿勢を示す画像を記憶する記憶部と、前記筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる姿勢を検索する検索部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、運動情報取得装置はさらに記憶部及び検索部を備えている。そして対応演算部が出力する筋肉または筋の厚み及び姿勢を示す画像を記憶部が記憶する。そして、検索部は筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる姿勢を検索する。これにより、筋肉または筋の厚みの高い姿勢、低い姿勢を容易に認識することができる。従って、負荷と姿勢との関係を容易に解析することができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記生体には複数の前記組織厚検出部が設置され、前記表示部は1つの画面に複数の前記筋肉または筋の厚みを表示することを特徴とする。
上記適用例にかかる運動情報取得装置において、前記生体には複数の前記組織厚検出部が設置され、前記表示部は1つの画面に複数の前記筋肉または筋の厚みを表示することを特徴とする。
本適用例によれば、生体には複数の組織厚検出部が設置されている。そして、表示部は1つの画面に複数の場所の筋肉または筋の厚みを表示する。観察者は複数の場所の筋肉または筋の厚みを認識し姿勢の変化に応じて筋肉または筋の厚みが薄くなる場所が移動する様子を認識することができる。これにより、観察者は生体の筋肉または筋の厚みのバランスを配慮した姿勢移動を検討することができる。
[適用例7]
本適用例にかかる運動情報取得方法であって、姿勢検出部が変化する生体の姿勢を検出し、組織厚検出部が前記生体の筋肉または筋の厚みを検出し、表示部が前記姿勢と前記筋肉または筋の厚みとを対応させて表示することを特徴とする。
本適用例にかかる運動情報取得方法であって、姿勢検出部が変化する生体の姿勢を検出し、組織厚検出部が前記生体の筋肉または筋の厚みを検出し、表示部が前記姿勢と前記筋肉または筋の厚みとを対応させて表示することを特徴とする。
本適用例によれば、姿勢検出部が変化する生体の姿勢を検出し、組織厚検出部が生体の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、表示部が姿勢と対応させて筋肉または筋の厚みを表示する。
生体の姿勢が変化するとき、生体内部の筋肉または筋の厚みが変化する。そして、表示部が姿勢と姿勢に対応する筋肉または筋の厚みとを表示する。従って、姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析することができる。
[適用例8]
本適用例にかかる運動情報取得装置であって、生体の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する組織厚検出部と、前記姿勢を示す画像と前記筋肉または筋の厚みの画像とを合わせて表示する表示部を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる運動情報取得装置であって、生体の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する組織厚検出部と、前記姿勢を示す画像と前記筋肉または筋の厚みの画像とを合わせて表示する表示部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、姿勢検出部が変化する生体の姿勢を検出し、組織厚検出部が生体の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、表示部が姿勢を示す画像と筋肉または筋の厚みの画像とを合わせて表示する。
生体の姿勢が変化するとき、生体内部の筋肉または筋の厚みが変化する。そして、表示部が姿勢と姿勢に対応する筋肉または筋の厚みとを表示する。従って、姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析することができる。
以下、実施形態について図面に従って説明する。
尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
本実施形態では、運動情報取得装置と、この運動情報取得装置を用いて運動情報を取得する、運動情報取得方法との特徴的な例について、図に従って説明する。第1の実施形態にかかわる運動情報取得装置について図1〜図5に従って説明する。図1及び図2は、プローブの設置例を説明するための模式図である。図1は人体の表側を示し、図2は人体の裏側を示す。
本実施形態では、運動情報取得装置と、この運動情報取得装置を用いて運動情報を取得する、運動情報取得方法との特徴的な例について、図に従って説明する。第1の実施形態にかかわる運動情報取得装置について図1〜図5に従って説明する。図1及び図2は、プローブの設置例を説明するための模式図である。図1は人体の表側を示し、図2は人体の裏側を示す。
図1及び図2に示すように生体としての人体1は伸縮性のある衣類2を着用している。衣類2は人体1に密着している。そして、衣類2にはプローブ3が複数設置されている。プローブ3は筋肉の厚みの変化または筋の厚みの変化を検出し電波信号を出力する。尚、筋と健とは同じ人体の部位を示しており、本実施形態では筋で統一してある。さらに、プローブ3は光を射出する。他にも、プローブ3は電波信号を受信して振動する機能を備えている。
衣類2には所定の場所にプローブ3が設置されているので、人体1が衣類2を着用するとき、人体1の所定の場所と対向する場所にプローブ3が位置するようになっている。従って、容易に人体1の複数の場所にプローブ3を配置できるようになっている。
プローブ3が設置にされている場所は特に限定されないが、本実施形態では、例えば、首の左右側、肩、肩と肘との間、肘の左右両側、肘と手首との間、手首に設置されている。他にも、プローブ3は鼠蹊部、太ももの周囲、膝の両側、ふくらはぎ、アキレス健に設置されている。このように、プローブ3は筋肉または筋と対向する場所に設置されている。
図3はプローブの構成を示す模式平面図であり、図4はプローブの構成を示す模式側断面図である。図を説明し易くするために座標が設定されている。図3において図中右側が+X方向側であり、図中上側を+Y方向側とする。図中手前側を+Z方向側とする。
図3及び図4において、プローブ3は回路基板4を備えている。回路基板4には配線パターンが設置されている。回路基板4と人体1との間には組織厚検出部としての超音波検出素子5及び警告部としての振動素子6が設置されている。超音波検出素子5は回路基板4の−X側に位置し、振動素子6は+X側に位置している。超音波検出素子5は人体1に向けて超音波を射出し、人体1の内部で反射した反射波を検出する。人体1の内部には筋肉または筋が存在し、超音波検出素子5は人体1の筋肉または筋の厚みを検出する。振動素子6は人体1に警告するとき振動して人体1に刺激を加える。振動素子6は警告部の一部となっている。超音波検出素子5と振動素子6とは離れて設置され、振動素子6が振動しても超音波検出素子5に影響が及び難くなっている。
超音波検出素子5及び振動素子6は人体1の筋肉または筋の厚みを検出するプローブ3に設置されている。これにより、人体1が姿勢を変化させる途中でも、振動を感知して筋肉または筋の厚みが薄くなる姿勢と場所とを認識することが可能になっている。
回路基板4の+Z方向側の面には回路素子7、発光素子8、2次電池9、第1発信アンテナ10及び第1受信アンテナ11が設置されている。そして、超音波検出素子5、振動素子6、発光素子8、2次電池9、第1発信アンテナ10及び第1受信アンテナ11は配線により回路素子7と接続されている。
回路素子7は超音波検出素子5、振動素子6、発光素子8を駆動する。さらに、回路素子7は第1発信アンテナ10及び第1受信アンテナ11を用いて通信する機能を備えている。発光素子8はプローブ3の位置を明示する光を射出する。発光素子8は発光色がプローブ3毎に換えてあり、発光色の色調にて人体1に設置された場所を識別可能になっている。発光素子8には発光ダイオード等を用いることができる。
2次電池9は超音波検出素子5、振動素子6、回路素子7及び発光素子8に電力を供給する部位である。第1発信アンテナ10は超音波検出素子5が検出したデータを電波信号にして出力する部位である。第1受信アンテナ11は警告するときの電波信号を受信する部位である。
プローブ3はシート12に覆われている。シート12及び衣類2にはマジックテープ(登録商標)が設置され、衣類2とシート12とは着脱可能になっている。これにより、プローブ3は衣類2と着脱できる。シート12は発光素子8と対向する場所に孔が設置され、孔から発光素子8が露出している。そして、発光素子8が射出する光はシート12の外部に射出される。
回路基板4は超音波検出素子5を駆動し、超音波検出素子5が人体1に超音波を射出する。超音波は人体1の内部に進行し、筋肉と皮膚との境界で反射する。さらに、筋肉と骨との境界で反射する。他にも、超音波は人体1の内部に進行し、筋と皮膚との境界で反射する。さらに、筋と骨との境界で反射する。回路素子7は超音波検出素子5が検出したデータを変調して第1発信アンテナ10から発信する。各プローブ3にはプローブ番号が設定されており、回路素子7はプローブ番号を記憶している。第1発信アンテナ10からはプローブ番号及び超音波検出素子5が検出したデータが発信される。
第1受信アンテナ11が警告信号を受信するとき、回路素子7が振動素子6を駆動するか否かの判断をする。そして、回路素子7が振動素子6を駆動する判断をしたときには、回路素子7が振動素子6を駆動する。そして、回路素子7は振動素子6を振動させて人体1に警告を示す刺激を加える。
図5は、運動情報取得装置の電気制御ブロック図である。図5において、運動情報取得装置13は運動情報取得装置13を制御する制御装置14を備えている。そして、制御装置14はプロセッサーとして各種の演算処理を行うCPU15(中央演算処理装置)と、各種情報を記憶する記憶部としてのメモリー16とを備えている。さらに、姿勢検出部としての撮像装置17、第2受信装置18、第2発信装置21、入力装置22及び表示部としての表示装置23は入出力インターフェイス24及びデータバス25を介してCPU15に接続されている。
撮像装置17は人体1を撮影して人体1の姿勢を検出する。人体1に設置されたプローブ3の発光素子8は場所毎に異なる色の光を射出する。撮像装置17が撮影した画像において発光素子8の位置から人体1の姿勢を検出することができる。
第2受信装置18には第2受信アンテナ26が接続されている。第2受信アンテナ26は第1発信アンテナ10が発信する信号を受信する。第2受信アンテナ26が受信するデータは超音波検出素子5が検出したデータである。第2受信装置18は信号を復調してCPU15に出力する。
第2発信装置21には第2発信アンテナ27が接続されている。第2発信アンテナ27はプローブ番号を示す信号と警告信号を発信する。各プローブ3にはプローブ番号が設定されており、回路素子7はプローブ番号を記憶している。そして、各プローブ3では回路素子7が記憶するプローブ番号と受信したプローブ番号とが一致するとき、回路素子7は振動素子6を振動させる。
入力装置22はキーボード等の装置であり操作者がCPU15に指示命令を入力する装置である。表示装置23はLCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic light−emitting diode)等の表示装置である。表示装置23には測定の状況や測定結果等が表示される。
メモリー16は、RAM、ROM等といった半導体メモリーや、ハードディスク、DVD−ROMといった外部記憶装置を含む概念である。機能的には、運動情報取得装置13の動作の制御手順が記述されたプログラムソフト28を記憶する記憶領域や、撮像装置17が撮影する画像のデータである画像データ29を記憶するための記憶領域が設定される。他にも、画像から算出した筋肉の厚みのデータである筋肉厚みデータ30を記憶するための記憶領域が設定される。さらに、画像から算出した筋の厚みのデータである筋厚みデータ31を記憶するための記憶領域が設定される。さらに、人体1に警告するか否かを判断するときに用いるデータである判断データ32を記憶するための記憶領域が設定される。他にも、CPU15のためのワークエリアやテンポラリーファイル等として機能する記憶領域やその他各種の記憶領域が設定される。
CPU15は、メモリー16内に記憶されたプログラムソフト28に従って、人体1の姿勢と筋肉、筋との厚みを対応させて表示する制御を行うものである。具体的な機能実現部として画像処理部33を有する。画像処理部33は撮像装置17が撮影した画像を入力する。そして、画像からプローブ3を抽出してプローブ3の位置を測定する。さらに、プローブ3が発する発光素子8の色調からプローブ番号を演算する。メモリー16にはプローブ番号と発光素子8の色調との対応を示すプローブ番号データが記憶されている。画像処理部33はこのプローブ番号データを用いて各プローブ3のプローブ番号を演算する。そして、画像処理部33は人体1の姿勢を示す画像と各プローブ3の位置とプローブ番号のデータを出力する。
他にも、CPU15は組織厚演算部34を有する。組織厚演算部34は超音波検出素子5が検出したデータを入力する。このデータは超音波画像である。組織厚演算部34は超音波画像における濃淡から人体1の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、プローブ番号と人体1の筋肉または筋の厚みの値を対応づける。
他にも、CPU15は対応演算部35を有する。対応演算部35は画像処理部33から人体1の姿勢を示す画像、各プローブ3の位置のデータ及びプローブ番号のデータを入力する。そして、組織厚演算部34からプローブ番号における人体1の筋肉または筋の厚みの値のデータを入力する。次に、対応演算部35は人体1の姿勢を示す画像における各プローブ3と筋肉または筋の厚みの値とを対応させて出力する。
さらに、対応演算部35は画像において各プローブ3に相当する場所の色を各プローブ3が検出した筋肉または筋の厚みの値に対応した色に変更する。プローブ3の色は特に限定されないが、本実施形態では例えば、厚みの厚いときから薄いときに向かって、青色、黄色、橙色、赤色と変えている。表示装置23は姿勢を示す画像と筋肉または筋の厚みとを示す色を合わせて表示する。筋肉または筋の厚みの大きさに対応して色を切り替える。観察者はプローブ3の色調を確認することにより、変化する姿勢に対応して筋肉または筋の厚みが変わる様子を容易に理解することができる。
他にも、CPU15は表示制御部36を有する。表示制御部36は入力装置22から入力される指示に応じて表示装置23に表示する表示内容を切り替える。例えば、画像処理部33が出力する画像、組織厚演算部34が出力するデータ、対応演算部35が出力するデータを表示制御部36が表示装置23に表示させる。換言すれば、表示装置23は画像処理部33、組織厚演算部34、対応演算部35の演算結果を表示する。
他にも、CPU15は警告部としての警告制御部37を有する。警告制御部37は筋肉または筋の厚みを判定値と比較する。そして、筋肉または筋の厚みが判定値より薄いときに警告する。警告を受けた人は筋肉または筋の厚みが薄くなる姿勢を認識する。筋肉または筋の厚みが薄くなるときは筋肉または筋が伸びたときである。筋肉または筋が過度に伸びた姿勢を繰りかえすと筋肉または筋が損傷する。警告を受けた人は筋肉または筋が伸びすぎた姿勢を繰り返して筋肉または筋の損傷が大きくなることを抑制することができる。
他にも、CPU15は検索部38を有する。組織厚演算部34が出力する筋肉または筋の厚みは筋肉厚みデータ30及び筋厚みデータ31としてメモリー16に記憶される。筋肉厚みデータ30及び筋厚みデータ31は測定時の時刻のデータと対になっている。さらに、人体1の姿勢を示す画像データ29も測定時の時刻のデータと対になっている。そして、検索部38は筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる時刻を検索する。そして、検索結果として、筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる計測時刻を得る。そして、検索した計測時刻における姿勢を検索する。その結果、検索部38は筋肉または筋の厚みが所定の厚みになるときの姿勢を検索する。
尚、本実施形態では、上記の各機能がCPU15を用いてプログラムソフトで実現することとしたが、上記の各機能がCPU15を用いない単独の電子回路によって実現できる場合には、そのような電子回路を用いることも可能である。
次に上述した運動情報取得装置13を用いて運動情報を取得する方法について図6にて説明する。図6は、運動情報取得方法のフローチャートである。図6において、ステップS1は判定値設定工程である。この工程は、警告するか否かの判定をするときに比較する判定値を設定する工程である。この判定値は操作者が被検者のプローブ3を設置する場所毎に設定する。
判定値は被検者の体質、柔軟性等を考慮して設定される値である。具体的には、被検者に力を入れたときの筋肉及び筋の厚みを測定する。さらに、被検者の力を徐々に減らしたときの筋肉及び筋の厚みを測定する。そして、トレーニングに適当となる負荷が筋肉に加わるときの筋肉及び筋の厚みを検討する。さらに、筋肉及び筋が伸びすぎて損傷を与える状態の筋肉及び筋の厚みを検討する。そして、トレーニング時の筋肉及び筋の厚みの判定値を設定する。判定値は上判定値と下判定値とを有する。上判定値は筋肉及び筋の厚みが厚い方の判定値である。下判定値は筋肉及び筋の厚みが薄い方の判定値である。さらに、上判定値と下判定値との間を4等分した区分け値を設定する。次にステップS2及びステップS3に移行する。
ステップS2は画像入力工程である。この工程では撮像装置17が人体1を撮影する。撮像装置17は撮影した画像を画像データ29の一部としてメモリー16に保存する。さらに、撮像装置17は撮影した画像を画像処理部33に出力する。画像処理部33は撮影した画像からプローブ3を抽出する。
プローブ3には発光素子8が設置されているので、撮影した画像には発光素子8の像が存在する。発光素子8はそれぞれ色調が異なっている。画像処理部33は発光素子8の像の色調を分析することにより各プローブ3のプローブ番号を認識する。そして、メモリー16には各プローブ3が人体1に設置された場所のデータが記憶されている。画像処理部33は人体1の像におけるプローブ3の位置とプローブ番号を用いて人体1の姿勢を検出する。
そして、撮影した時刻と人体1の姿勢を示すデータをメモリー16に記憶する。人体1の姿勢を示すデータは、例えば本実施形態では、撮影画像の平面の左下を原点としてプローブ3の像の位置を示す表となっている。本ステップは撮像装置17及び画像処理部33が変化する人体1の姿勢を検出するステップになっている。次にステップS4に移行する。
ステップS3は厚み検出工程である。この工程では、各プローブ3が超音波を人体1に発信して筋肉または筋にて反射した反射波を受信する。そして、反射波のデータ、プローブ番号及び測定時刻を回路素子7が変調して第1発信アンテナ10から第2受信アンテナ26へ送信する。第2受信装置18は第2受信アンテナ26が受信した電波信号を復調して反射波のデータ、プローブ番号及び測定時刻のデータをメモリー16及びCPU15に出力する。
メモリー16では筋肉における反射波のデータが筋肉厚みデータ30の一部として記憶される。さらに、筋における反射波のデータが筋厚みデータ31の一部として記憶される。
CPU15では組織厚演算部34が筋肉における反射波のデータを用いて筋肉の厚みを演算する。反射波のデータにはプローブ番号が含まれている。組織厚演算部34はプローブ番号と筋肉の厚みのデータを筋肉厚みデータ30の一部としてメモリー16に記憶する。
同様に、組織厚演算部34が筋における反射波のデータを用いて筋の厚みを演算する。反射波のデータにはプローブ番号が含まれている。組織厚演算部34はプローブ番号と筋の厚みのデータを筋厚みデータ31の一部としてメモリー16に記憶する。つまり、本ステップは組織厚演算部34が人体1の筋肉または筋の厚みを検出するステップになっている。
筋肉厚みデータ30には各プローブ3が設置された場所の筋肉に力が加わらないときの厚みのデータである無負荷筋肉厚値が含まれている。そして、組織厚演算部34は無負荷筋肉厚値を筋肉の厚みで引き算しさらに無負荷筋肉厚値で除算する。そして、除算した結果に100を掛け算した結果を筋肉収縮率としてメモリー16に筋肉厚みデータ30の一部として記憶する。
同様に、筋厚みデータ31には各プローブ3が設置された場所の筋に力が加わらないときの厚みのデータである無負荷筋厚値が含まれている。そして、組織厚演算部34は無負荷筋厚値を筋の厚みで引き算しさらに無負荷筋厚値で除算する。そして、除算した結果に100を掛け算した結果を筋収縮率としてメモリー16に筋厚みデータ31の一部として記憶する。筋肉収縮率及び筋収縮率は収縮していないときの値がゼロとなる。次にステップS4に移行する。
ステップS4は対応演算工程である。この工程では対応演算部35がメモリー16から画像データ29、筋肉厚みデータ30、筋厚みデータ31及び判断データ32を入力する。そして、各プローブ3に対応する筋肉及び筋の厚みを区分け値及び判定値と比較して区分属性を設定する。
筋肉及び筋の厚みが上判定値より大きいとき区分属性を過厚状態とする。筋肉及び筋の厚みが下判定値より小さいとき区分属性を過薄状態とする。筋肉及び筋の厚みが上判定値と下判定値との間にあるとき区分属性を色で設定する。区分属性の色は筋肉及び筋の厚みを4段階にわけて付加する属性である。本実施形態では例えば、厚みの厚いときから薄いときに向かって、区分属性を青色、黄色、橙色、赤色に設定する。次にステップS5に移行する。
ステップS5は警告判断工程である。この工程では警告制御部37が区分属性を検索して警告するか否かを判断する。筋の厚みの区分属性を検索して過薄状態の場所があるとき警告する判断をする。警告する場所があったときは次にステップS6に移行する。警告する場所がなかったときは警告しない判断をして、次にステップS7に移行する。
ステップS6は警告工程である。この工程では、警告制御部37が第2発信装置21に警告指示を発信する信号を出力する。第2発信装置21は第2発信アンテナ27から第1受信アンテナ11に警告信号及びプローブ番号を変調して電波信号を発信させる。
プローブ3では第1受信アンテナ11が電波信号を受信して回路素子7が電波信号を復調する。そして、信号に示されたプローブ番号が自己のプローブ3を示す番号であるか否かを確認する。そして、信号に示されたプローブ番号が自己のプローブ3を示す番号のときには回路素子7が振動素子6を駆動する。これにより、振動素子6が振動して人体1は振動している場所を認識する。
振動素子6が振動する場所は筋や筋肉が下判定値より薄くなった場所である。従って、人体1は筋や筋肉が下判定値より薄くなった場所を認識することができる。次にステップS7に移行する。
ステップS7は表示工程である。この工程では、表示制御部36がメモリー16からデータを入力して所定の形式の表示画面を形成する。そして、形成した表示画面を表示装置23に表示させる。図7は表示画面の構成を説明するための模式図である。図7に示すように、表示装置23に表示される画面としての表示画面41には複数の小画面41aが表示されている。小画面41aの個数は特に限定されないが、本実施形態では例えば、16個に設定されている。表示装置23は1つの表示画面41に複数の筋肉または筋の厚みを表示することができる。
図8は筋の断面画像を説明するための模式図である。図8に示すように、断面画像42は人体1の筋における断面を示す画像であり、小画面41aに表示する画像の1つである。プローブ3が検出した超音波反射波を用いて形成した画像である。断面画像42には皮膚43、筋44及び骨45の部分が層状に表示されている。組織厚演算部34は筋44の厚みを演算する。表示装置23は断面画像42に筋44の厚みを示す値を表示しても良い。
図9は筋肉の断面画像を説明するための模式図である。図9に示すように、断面画像46は人体1の筋肉における断面を示す画像であり、小画面41aに表示する画像の1つである。プローブ3が検出した超音波反射波を用いて形成した画像である。断面画像46には皮膚43、筋肉47及び骨45の部分が層状に表示されている。組織厚演算部34は筋肉47の厚みを演算する。表示装置23は断面画像46に筋肉47の厚みを示す値を表示しても良い。
図10は人の姿勢と筋肉及び筋の厚みを示す画面である。図10に示すように、姿勢画像48には人体像49が表示されている。人体像49は撮像装置17が人体1を撮影した画像を元に表示制御部36が編集した画像である。
人体像49にはプローブ3の位置を示すプローブ像50が複数表示されている。プローブ像50は色調が区分属性に従って編集されている。従って、プローブ像50の色調は青色、黄色、橙色、赤色のいずれかに着色されている。操作者は姿勢画像48を見て筋肉及び筋が薄い場所と厚い場所を容易に認識することができる。そして、観察者は人体1の筋肉や筋が損傷を受けそうな状態を容易に認識することができる。
さらに、区分属性が過薄状態の場所ではプローブ像51は赤色で点滅させている。操作者は姿勢画像48を見て筋肉及び筋が下判定値より薄い場所を容易に認識することができる。同様に、区分属性が過厚状態の場所ではプローブ像51は青色で点滅させている。操作者は姿勢画像48を見て筋肉及び筋の厚みが上判定値より厚い場所を容易に認識することができる。そして、観察者は人体1の筋肉や筋に加わる負荷が小さい状態を容易に認識することができる。
このように、本ステップは、表示装置23が人体1の姿勢と筋肉または筋の厚みとを対応させて表示するステップになっている。従って、観察者は人体1の姿勢と筋肉や筋の厚みとの関係を容易に認識することができる。
図11は各プローブにおける筋肉及び筋の収縮率を示すグラフである。図11の収縮率グラフ52において、横軸はプローブ番号を示し、縦軸は筋肉及び筋の収縮率を示す。棒52aの長さは筋肉収縮率及び筋収縮率を示している。グラフには収縮率上判定値52b及び収縮率下判定値52cが表示されている。観察者は収縮率グラフ52を見て各場所における筋肉及び筋の収縮率が収縮率上判定値52b及び収縮率下判定値52cに対してどの程度の収縮率かを容易に確認することができる。
図12はプローブが検出した筋肉及び筋の収縮率の推移を示すグラフである。図12の収縮率グラフ53において、横軸は時間の推移を示し、縦軸は筋肉及び筋の収縮率を示す。推移線53aは筋肉収縮率及び筋収縮率の推移を示している。グラフには収縮率上判定値53b及び収縮率下判定値53cが表示されている。観察者は収縮率グラフ53を見て各時間における筋肉及び筋の収縮率が収縮率上判定値53b及び収縮率下判定値53cに対してどの程度の収縮率かを容易に確認することができる。
収縮率が収縮率上判定値53bより大きいとき筋肉及び筋に加わる負荷が大きく、筋肉及び筋の収縮率が大きいこのとき筋が損傷し易いので、ハッチングをつけて明示する。一方、収縮率が収縮率下判定値53cより小さいとき筋肉に加わる負荷が小さく、筋肉を鍛えることにならないので、このときもハッチングをつけて明示する。これにより、観察者は筋肉や筋への負荷が高いときと低いときとを容易に認識することができる。次にステップS8に移行する。
図6に戻って、ステップS8は終了判断工程である。この工程は、人体1が運動を継続するか終了するかを判断工程である。運動を継続するときは次にステップS2及びステップS3に移行する。終了するときにはステップS9に移行する。
ステップS9は検索工程である。この工程では検索部38が筋肉または筋の厚みが所定の厚みになるときを検索する。そして、筋肉または筋の厚みが所定の厚みになるときがあるときにはその姿勢や収縮率を表示装置23に表示する。表示の形態としては姿勢画像48、収縮率グラフ52または収縮率グラフ53から選択することができる。他にも、検索部38が筋肉または筋の厚みが所定の厚みになるときを検索しても良い。
ステップS10は録画再生工程である。この工程は、検索したときの姿勢の前後の姿勢の動画を再生する工程である。観察者は姿勢が移行する動画を確認することにより、筋肉または筋の厚みが薄くなるフォームの変化を確認することができる。以上のステップにより、運動情報を取得する工程を終了する。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、撮像装置17が変化する人体1の姿勢を検出し、超音波検出素子5が人体1の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、対応演算部35が検出した人体1の筋肉及び筋の厚みと人体1の姿勢とを対応させて出力する。
(1)本実施形態によれば、撮像装置17が変化する人体1の姿勢を検出し、超音波検出素子5が人体1の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、対応演算部35が検出した人体1の筋肉及び筋の厚みと人体1の姿勢とを対応させて出力する。
人体1の姿勢が変化するとき、人体1内部の筋肉または筋の厚みが変化する。そして、対応演算部35が姿勢と姿勢に対応する筋肉または筋の厚みとを出力する。従って、人体1の姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析することができる。
(2)本実施形態によれば、対応演算部35が演算した演算結果を表示装置23が表示する。このとき、表示装置23は姿勢を示す人体像49と筋肉または筋の厚みを示すプローブ像50とを合わせて表示する。そして、筋肉または筋の厚みの大きさに対応してプローブ像50の色を切り替える。観察者は表示装置23を見て変化する姿勢に対応して筋肉または筋の厚みが変わる様子を容易に理解することができる。
(3)本実施形態によれば、警告制御部37が筋肉または筋の厚みを判定値と比較し筋肉または筋の厚みが薄いときに警告する。警告を受けた人体1は筋肉または筋の厚みが薄くなる姿勢を認識する。筋肉または筋の厚みが薄くなるときは筋肉または筋が伸びたときである。筋肉または筋が過度に伸びた姿勢を繰りかえすと筋肉または筋が損傷する。警告を受けた人体1は筋肉または筋が伸びすぎた姿勢を繰り返して筋肉または筋の損傷が大きくなることを抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、超音波検出素子5と振動素子6とは人体1の筋肉または筋の厚みを検出するプローブ3に設置されている。そして、筋肉または筋の厚みが薄くなるとき振動素子6が振動して警告する。これにより、人体1が姿勢を変化させる途中でも、人体1は筋肉または筋の厚みが薄くなる姿勢と場所とを認識することができる。
(5)本実施形態によれば、運動情報取得装置13はさらにメモリー16及び検索部38を備えている。超音波検出素子5が出力する筋肉または筋の厚み及び姿勢を示す画像をメモリー16が記憶する。検索部38は筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる姿勢を検索する。これにより、筋肉または筋の厚みの高い姿勢、低い姿勢を容易に認識することができる。従って、負荷と姿勢との関係を容易に解析することができる。
(6)本実施形態によれば、人体1には複数の超音波検出素子5が設置されている。そして、表示装置23は1つの表示画面41に複数の場所の筋肉または筋の厚みを表示する。観察者は複数の場所の筋肉または筋の厚みを認識し姿勢の変化に応じて筋肉または筋の厚みが薄くなる場所が移動する様子を認識することができる。これにより、観察者は生体の筋肉または筋の厚みのバランスを配慮した姿勢移動を検討することができる。
(7)本実施形態の測定手順によれば、撮像装置17が変化する生体の姿勢を検出し、超音波検出素子5が生体の筋肉または筋の厚みを検出する。そして、表示装置23が姿勢と対応させて筋肉または筋の厚みを表示する。
人体1の姿勢が変化するとき、人体1内部の筋肉または筋の厚みが変化する。そして、表示装置23が姿勢と姿勢に対応する筋肉または筋の厚みとを表示する。従って、姿勢と筋肉または筋の厚みとの関係を容易に解析することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した運動情報取得装置の一実施形態について図13及び図14を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、図1に示したプローブ3の設置形態が異なる点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
次に、本発明を具体化した運動情報取得装置の一実施形態について図13及び図14を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、図1に示したプローブ3の設置形態が異なる点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図13はプローブが設置された衣類を示す概略斜視図である。すなわち、本実施形態では、図13に示すように足首に設置されるサポーター56にプローブ3を設置しても良い。このように人体1の一部にプローブ3を設置する形態でもよい。筋肉または筋の厚みの情報を必要とする場所に限定してプローブ3を設置するので、プローブ3を設置し易くすることができる。
図14はプローブが設置されたバンドを示す概略斜視図である。すなわち、本実施形態では、図14に示すように手首に設置されるバンド57に超音波検出素子5及び回路素子7等を設置しても良い。このように人体1の一部にプローブ3を設置する形態でもよい。筋肉または筋の厚みの情報を必要とする場所に限定してプローブ3を設置するので、プローブ3を設置し易くすることができる。
バンド57は超音波検出素子5と離れた場所に振動素子6、第1発信アンテナ10及び第1受信アンテナ11が設置されている。これにより、振動素子6、第1発信アンテナ10及び第1受信アンテナ11が超音波検出素子5に影響を及ぼすことを抑制することができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、人体1における筋肉または筋の厚みを測定した。人体1以外にも動物に運動情報取得装置13を用いても良い。動物における筋肉または筋の負荷状態を調査することができる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、人体1における筋肉または筋の厚みを測定した。人体1以外にも動物に運動情報取得装置13を用いても良い。動物における筋肉または筋の負荷状態を調査することができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、撮像装置17を用いて人体1の姿勢を検出した。さらに、人体1に加速度計を設置して、人体1の動きと筋肉または筋の負荷状態を測定しても良い。さらに、詳しく筋肉の動きと筋肉または筋の負荷状態を測定することができる。
前記第1の実施形態では、撮像装置17を用いて人体1の姿勢を検出した。さらに、人体1に加速度計を設置して、人体1の動きと筋肉または筋の負荷状態を測定しても良い。さらに、詳しく筋肉の動きと筋肉または筋の負荷状態を測定することができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、姿勢画像48においてプローブ像50の色調で筋肉または筋の厚みを表示した。姿勢画像48に筋肉または筋の厚みを数字で表示しても良い。観察者が具体的な数値の変化を確認することができる。他にも、プローブ像50の大きさで筋肉または筋の厚みを表示しても良い。視覚的に容易に判断することができる。
前記第1の実施形態では、姿勢画像48においてプローブ像50の色調で筋肉または筋の厚みを表示した。姿勢画像48に筋肉または筋の厚みを数字で表示しても良い。観察者が具体的な数値の変化を確認することができる。他にも、プローブ像50の大きさで筋肉または筋の厚みを表示しても良い。視覚的に容易に判断することができる。
(変形例4)
前記第1の実施形態では、プローブ3に振動素子6が設置され、振動素子6を振動させて警告した。プローブ3にスピーカーを設置して音声にて警告してもよい。振動を感じ難い人にも警告を伝えることができる。
前記第1の実施形態では、プローブ3に振動素子6が設置され、振動素子6を振動させて警告した。プローブ3にスピーカーを設置して音声にて警告してもよい。振動を感じ難い人にも警告を伝えることができる。
(変形例5)
前記第1の実施形態では、表示画面41に複数の小画面41aが設置されている。各小画面41aに姿勢画像48のコマ送り画像を表示しても良い。筋肉または筋の厚みの経時変化を容易に確認することができる。他にも、各小画面41aに複数の場所における収縮率グラフ53を表示しても良い。複数の場所の収縮率の変化を同時に確認することができる。他にも、各小画面41aに姿勢画像48、収縮率グラフ52及び収縮率グラフ53を同時に表示しても良い。多角的視点から筋肉または筋の厚みの変化を観察することができる。
前記第1の実施形態では、表示画面41に複数の小画面41aが設置されている。各小画面41aに姿勢画像48のコマ送り画像を表示しても良い。筋肉または筋の厚みの経時変化を容易に確認することができる。他にも、各小画面41aに複数の場所における収縮率グラフ53を表示しても良い。複数の場所の収縮率の変化を同時に確認することができる。他にも、各小画面41aに姿勢画像48、収縮率グラフ52及び収縮率グラフ53を同時に表示しても良い。多角的視点から筋肉または筋の厚みの変化を観察することができる。
(変形例6)
前記第1の実施形態では、プローブ3と制御装置14との間の通信を無線にて行った。プローブ3と制御装置14との間の通信を有線でおこなっても良い。プローブ3と制御装置14とを配線にて接続する。これにより、電磁波によるノイズの影響を低減することができる。他にも、記憶装置を人体1に設置して記憶装置とプローブ3とを配線にて接続する。この形態のときにも人体1が移動しながら筋肉または筋の厚みを測定して、測定データを記憶装置に記憶することができる。そして、運動を終了した後で、撮像装置17が撮影した画像と記憶装置に記憶した筋肉または筋の厚みを測定データとを用いて解析しても良い。この形態のときにも、姿勢と筋肉または筋の厚みの関係を解析することができる。
前記第1の実施形態では、プローブ3と制御装置14との間の通信を無線にて行った。プローブ3と制御装置14との間の通信を有線でおこなっても良い。プローブ3と制御装置14とを配線にて接続する。これにより、電磁波によるノイズの影響を低減することができる。他にも、記憶装置を人体1に設置して記憶装置とプローブ3とを配線にて接続する。この形態のときにも人体1が移動しながら筋肉または筋の厚みを測定して、測定データを記憶装置に記憶することができる。そして、運動を終了した後で、撮像装置17が撮影した画像と記憶装置に記憶した筋肉または筋の厚みを測定データとを用いて解析しても良い。この形態のときにも、姿勢と筋肉または筋の厚みの関係を解析することができる。
(変形例7)
前記第1の実施形態では、測定結果を表示装置23に表示した。測定結果を外部機器に出力しても良い。そして、外部機器にて表示しても良く、さらに、データを用いて分析しても良い。
前記第1の実施形態では、測定結果を表示装置23に表示した。測定結果を外部機器に出力しても良い。そして、外部機器にて表示しても良く、さらに、データを用いて分析しても良い。
(変形例8)
前記第1の実施形態では、発光素子8の色調でプローブ3を識別した。他にも、発光素子8を点滅させて、点滅間隔のパターンでプローブ3を識別しても良い。発光素子8の色の種類を減らすことができる。
前記第1の実施形態では、発光素子8の色調でプローブ3を識別した。他にも、発光素子8を点滅させて、点滅間隔のパターンでプローブ3を識別しても良い。発光素子8の色の種類を減らすことができる。
1…生体としての人体、5…組織厚検出部としての超音波検出素子、6…警告部としての振動素子、13…運動情報取得装置、16…記憶部としてのメモリー、17…姿勢検出部としての撮像装置、23…表示部としての表示装置、35…対応演算部、37…警告部としての警告制御部、38…検索部、41…画面としての表示画面。
Claims (8)
- 生体の姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する組織厚検出部と、
検出した前記生体の筋肉または筋の厚みを前記姿勢と対応させて出力する対応演算部と、を備えることを特徴とする運動情報取得装置。 - 請求項1に記載の運動情報取得装置であって、
前記対応演算部の演算結果を表示する表示部を備え、
前記表示部は前記姿勢を示す画像と前記筋肉または筋の厚みとを合わせて表示し、
前記筋肉または筋の厚みの大きさに対応して色を切り替えることを特徴とする運動情報取得装置。 - 請求項1または2に記載の運動情報取得装置であって、
前記筋肉または筋の厚みを判定値と比較し前記筋肉または筋の厚みが判定値より薄いときに警告する警告部を備えることを特徴とする運動情報取得装置。 - 請求項3に記載の運動情報取得装置であって、
前記組織厚検出部及び前記警告部は前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する場所に設置されていることを特徴とする運動情報取得装置。 - 請求項2に記載の運動情報取得装置であって、
前記対応演算部が出力する前記筋肉または筋の厚み及び前記姿勢を示す画像を記憶する記憶部と、
前記筋肉または筋の厚みが所定の厚みになる姿勢を検索する検索部と、を備えることを特徴とする運動情報取得装置。 - 請求項2または5に記載の運動情報取得装置であって、
前記生体には複数の前記組織厚検出部が設置され、
前記表示部は1つの画面に複数の前記筋肉または筋の厚みを表示することを特徴とする運動情報取得装置。 - 姿勢検出部が変化する生体の姿勢を検出し、
組織厚検出部が前記生体の筋肉または筋の厚みを検出し、
表示部が前記姿勢と前記筋肉または筋の厚みとを対応させて表示することを特徴とする運動情報取得方法。 - 生体の姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記生体の筋肉または筋の厚みを検出する組織厚検出部と、
前記姿勢を示す画像と前記筋肉または筋の厚みの画像とを合わせて表示する表示部を備えることを特徴とする運動情報取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016010393A JP2017127562A (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | 運動情報取得装置および運動情報取得方法 |
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Cited By (4)
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-
2016
- 2016-01-22 JP JP2016010393A patent/JP2017127562A/ja active Pending
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