JP2017120582A - システム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

システム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】契約書類を紙媒体に出力して購入契約を行って契約書類を残すことができるシステム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムを提供する。【解決手段】本発明のシステムは、情報処理装置と、ネットワークを介して情報処理装置に接続される機器とを備える。機器はアプリ一覧画面から選択したアプリをインストールする際に有償アプリであった場合、アプリ購入申込画面を表示させる。アプリ購入申込画面で申込書出力を受け付けると機器は申込書取得要求を情報処理装置に送信し、取得した申込書を出力する。機器は申込情報が入力された申込書を読み取ったデータを情報処理装置に送信する。情報処理装置はデータを解析し、顧客情報や機番などの照合を行う。情報処理装置は、顧客情報や機番が一致した場合に、ライセンスキーを発行してライセンスキーを含む申込完了情報を機器に送信する。機器はライセンスキーを用いてアプリをインストールする。【選択図】図1

Description

本発明は、システム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムに関する。
近年、携帯電話や情報携帯端末を代表とする様々な通信機器の普及により、通信機器上で利用可能なアプリケーションの開発が盛んになってきている。これらのアプリケーションの利用を促進するため、アプリケーションを紹介し、そのまま通信機器にダウンロードやインストールすることができるウェブサイトやアプリケーションも開発されている。
例えば特許文献1では、ビジネスソフト等に代表されるアプリケーションや、コンピュータで再生可能な動画データ、音楽データ等のデジタルコンテンツを、インターネットを利用してオンラインで取引して、アプリケーションやデジタルコンテンツをダウンロードやインストールすることができる電子商取引システムの技術が開示されている。
従来の商取引では、紙媒体の契約書類に押印またはサインをして契約を締結するという慣行があり、紙媒体での契約の流れが根強く残っている。そこで、アプリケーションの検索一覧、及び購入したアプリケーションのダウンロードやインストールなどはウェブサイト上で行えるが、紙媒体の契約書類を用いて購入契約を行うことができるシステムが望まれている。
しかしながら、例えば特許文献1に開示された電子商取引システムの技術では、アプリケーションの購入申込から購入契約、そしてアプリケーションのダウンロード(購入)までを全てウェブサイト上で行っており、紙媒体での契約書類を用いて購入契約を行って契約が完了したら契約書類を残すという商取引の態様には適用することができない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、契約書類を紙媒体に出力して購入契約を行って契約書類を残すことができるシステム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続される機器とを備えるシステムであって、前記情報処理装置は、機器の機器情報ごとに、顧客の識別情報を少なくとも含む機器管理情報を記憶する機器管理情報記憶手段と、顧客名ごとに、前記顧客の識別情報と契約担当者の識別情報とを少なくとも含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、前記機器からアプリケーションの識別情報と該機器の機器情報とを含み、かつアプリケーションを購入する申込書の取得を要求する申込書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、前記契約担当者の識別情報を少なくとも入力した前記申込書を生成して、前記機器に送信する申込書生成手段と、前記機器から前記申込書を読み取ったデータと、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる前記契約担当者の識別情報と、前記アプリ購入要求に含まれる前記ユーザの認証情報とが同一である場合に、アプリケーションの使用権限の認証に用いられるライセンスキーを少なくとも含む申込完了情報を前記機器に送信するアプリ購入契約手段と、を備え、前記機器は、前記機器の表示部に表示された、アプリケーションを購入するためのアプリ購入申込画面で、前記申込書の出力を受け付けた場合、前記申込書取得要求を前記情報処理装置に送信する申込書要求送信手段と、該情報処理装置から取得した前記申込書を出力する申込書出力手段と、前記アプリ購入申込画面で、アプリケーションの購入申込を受け付けた場合、前記アプリ購入要求を前記情報処理装置に対して送信するアプリ購入要求送信手段と、前記情報処理装置から前記申込完了情報を受け付けた後に、該申込完了情報に含まれる前記ライセンスキーを用いて前記アプリケーションをインストールするインストール実行手段と、を備える。
本発明によれば、契約書類を紙媒体に出力して購入契約を行って契約書類を残すことができる、という効果を奏する。
図1は、システムを適用する販売の業務フローの一例について説明する図である。 図2は、システムの構成の一例を示す図である。 図3は、サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、サーバが有する機能の一例を示す図である。 図5は、アプリ情報管理モジュールが有する機能の一例を示す図である。 図6は、第1の対応情報の一例を示す図である。 図7は、第2の対応情報の一例を示す図である。 図8は、第3の対応情報の一例を示す図である。 図9は、第4の対応情報の一例を示す図である。 図10は、第5の対応情報の一例を示す図である。 図11は、第6の対応情報の一例を示す図である。 図12は、制御部が有する機能の一例を示す図である。 図13は、ライセンス管理モジュールが有する機能の一例を示す図である。 図14は、第7の対応情報の一例を示す図である。 図15は、第8の対応情報の一例を示す図である。 図16は、第9の対応情報の一例を示す図である。 図17は、制御部が有する機能の一例を示す図である。 図18は、アプリダウンロード管理モジュールが有する機能の一例を示す図である。 図19は、契約管理モジュールが有する機能の一例を示す図である。 図20は、第10の対応情報の一例を示す図である。 図21は、第11の対応情報の一例を示す図である。 図22は、制御部が有する機能の一例を示す図である。 図23は、サーバの変形例を示す図である。 図24は、MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図25は、MFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。 図26は、操作部が有する機能の一例を示す図である。 図27は、操作画面の一例を示す図である。 図28は、地域情報設定画面の一例を示す図である。 図29は、地域情報設定ダイアログ画面の一例を示す図である。 図30は、販社情報入力画面の一例を示す図である。 図31は、エラー画面の一例を示す図である。 図32は、アプリケーション一覧画面の一例を示す図である。 図33は、アプリケーション説明情報画面の一例を示す図である。 図34は、インストール確認画面の一例を示す図である。 図35は、入力画面の一例を示す図である。 図36は、アプリ購入申込画面の一例を示す図である。 図37は、見積書印刷確認画面の一例を示す図である。 図38は、出力された見積書の一例を示す図である。 図39は、申込書印刷確認画面の一例を示す図である。 図40は、出力された申込書の一例を示す図である。 図41は、申込書読み取り確認画面の一例を示す図である。 図42は、インストール確認画面の一例を示す図である。 図43は、インストール完了画面の一例を示す図である。 図44は、システムの動作手順の一例を示すシーケンス図である。 図45は、システムの動作手順の一例を示すシーケンス図である。 図46は、申込書内容確認処理の一例を示すフローチャート図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るシステム、情報処理方法、情報処理装置およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下では、システムに含まれる機器の一例として、画像形成装置の一態様である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。なお、複合機とは、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクス機能などの複数の異なる機能を有する装置である。
最初に、実施形態のシステムを適用する、販売の業務フローについて説明する。販売対象として、MFPにインストールするアプリケーションを一例にする。図1は、実施形態のシステムを適用する販売の業務フローの一例について説明する図である。以下では、「アプリケーション」を「アプリ」とも表記する。
(見積書提示のフロー)
ユーザ(管理者権限を有する契約担当者)は、ログインID、パスワードを用いてMFP(機器)にログインする(ステップS1)。以下、ユーザ(管理者権限を有する契約担当者)が認証済みであることを前提条件とする。ユーザは、MFPの操作パネル上でアプリ一覧表示を選択し、アプリ一覧画面を表示する(ステップS2)。ユーザが、操作パネル上に表示されたアプリ一覧から任意のアプリを選択すると(ステップS3)、アプリの説明情報画面が表示され、ユーザがインストールボタンを押下する(ステップS4)。次に、インストールボタンを押下したアプリが無償アプリの場合にはアプリのインストールが実行される。しかし、インストールボタンを押下したアプリが有償アプリの場合には操作パネル上には、有償アプリケーションの見積書を出力する見積書出力ボタンと、該有償アプリケーションを購入するための申込書を出力する申込書出力ボタンと、該有償アプリケーションの購入を申し込む申込ボタンとを含む、アプリ購入申込画面が表示される。ユーザが、見積書出力ボタンを押下すると(ステップS5)、MFPは、見積書取得要求をサーバ(情報処理装置)に送信し、サーバ(情報処理装置)から取得した見積書を紙出力する(ステップS6)。ユーザ(契約担当者)は、見積書で購入を検討し、購入すると決定する(ステップS7)。
(申込(契約)〜アプリダウンロードのフロー)
ユーザ(契約担当者)は、MFPの操作パネル上でアプリ購入申込画面を表示させる。次にユーザは、申込書出力ボタンを押下する(ステップS8)。次に、MFPは、申込書取得要求をサーバ(情報処理装置)に送信し、サーバ(情報処理装置)から取得した申込書を紙出力すると共に操作パネルに約款を表示する(ステップS9)。なお、約款は紙出力するようにしてもよい。ユーザは、紙出力された申込書に所定項目を記入(入力)し、押印(サイン)する(ステップS10)。なお、サーバ(情報処理装置)は、顧客情報を参照して所定項目(申込情報)を入力した申込書を紙出力させるようにし、ユーザは押印(サイン)するだけでもよい。ユーザは、記入、押印済みの申込書をMFPの読み取り面に置き、申込書をスキャンする。MFPは、申込書を読み取ったデータをサーバ(情報処理装置)に送信する(ステップS11)。サーバ(情報処理装置)は、MFPから申込書を読み取ったデータとMFPの機器情報(機番)とMFP3を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報(ログインID)とを含むアプリ購入要求を受信した場合、申込書の内容を確認する。すなわち、申込書を読み取ったデータを解析(OCR:Optical Character Reader)し、顧客情報や機器情報(機番)などの照合を行う(ステップS12)。サーバ(情報処理装置)は、顧客情報や機器情報が一致した場合に、ライセンス管理モジュールにアプリケーションの使用権限(ライセンス)の認証に用いられるライセンスキーの発行を要求し、ライセンス管理モジュールはライセンスキーを発行する(ステップS13)。次に、サーバ(情報処理装置)は、顧客情報を参照して、ユーザ(契約担当者)へ確認のメールを送信する。メールを受信したユーザ(契約担当者)は、表示されたURLに接続して申込(購入)を確認する(ステップS14)。次にサーバ(情報処理装置)は、アプリ購入申込契約を完了して、有償アプリケーションのライセンスキーと契約の識別情報(契約ID)とを含むアプリ購入申込完了情報をMFPに送信する。MFPは、操作パネル上に申込完了表示と、ライセンスキー、契約IDなどを表示する(ステップS15)。MFPは、アプリ購入申込完了情報を受け付けた後に、該アプリ購入申込完了情報に含まれるライセンスキーを用いて有償アプリケーションのダウンロード(インストール)を実行する(ステップS16)。すなわち、サービス利用を開始する。
このように、上記の販売の業務フローによれば、アプリケーションの検索一覧、及び購入したアプリケーションのダウンロードやインストールなどはウェブサイト上で行え、かつ紙媒体の契約書類を用いて購入契約を行うことができる。
次に、本実施形態のシステム(情報処理システム)の構成について説明する。図2は、本実施形態のシステム(情報処理システム)1の構成の一例を示す図である。図2に示すように、システム1は、サーバ2と、例えばインターネットなどのネットワーク4を介してサーバ2に接続されるMFP3と、を備える。なお、図2の例では、システム1に含まれる機器として、1台のMFP3のみを例示しているが、これに限られるものではなく、システム1に含まれる機器の台数及び種類は任意である。例えば機器として、PC(Personal Computer)がシステム1に含まれる形態であってもよい。また、システム1に含まれるサーバとして、1台のサーバ2を例示しているが、これに限られるものではなく、システム1に含まれるサーバの台数及び種類は任意である。なお以下では、「機器」を「MFP」とも表記する。また、「サーバ」を「情報処理装置」とも表記する。
実施形態のサーバ2は、MFP3から該MFP3を識別する機器情報(機番)を少なくとも含み、かつ該MFP3が利用可能なアプリケーションの一覧を示すアプリ一覧情報を要求するアプリ一覧情報取得要求に応じて、アプリ一覧画面と、該アプリ一覧画面のアプリケーションそれぞれに対応する該アプリケーションの説明情報と、該アプリケーションに対応するコマンドと、を含むアプリ一覧情報をMFP3へ送信する。MFP3は、アプリ一覧画面で所定のアプリケーションが選択された場合に、該アプリケーションのインストールを実行するインストールボタンを含む該アプリケーションの説明情報の画面を表示させる。そして、MFP3は、アプリケーションの説明情報の画面でインストールボタンが選択された該アプリケーションが有償の場合に、有償アプリケーションの見積書を出力する見積書出力ボタンと、該有償アプリケーションを購入するための申込書を出力する申込書出力ボタンと、該有償アプリケーションの購入を申し込む申込ボタンとを含む、アプリ購入申込画面を表示させる。MFP3は、アプリ購入申込画面で申込書出力ボタンが選択された場合、該有償アプリケーションの識別情報(アプリID)とMFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求をサーバ2に送信する。サーバ2は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求を受信した場合、アプリケーションの識別情報と該アプリケーションの価格情報とを少なくとも対応付けたアプリ価格情報を参照して該有償アプリケーションの価格情報を特定すると共に契約を識別する識別情報(契約ID)を付与し、有償アプリケーションの価格情報と、該MFP3の機器情報(機番)と、契約の識別情報(契約ID)と契約担当者の識別情報(ログインID)とを入力した申込書を生成して、MFP3に送信する。MFP3は、サーバ2から取得した申込書を紙出力する。MFP3は、アプリ購入申込画面で申込ボタンが選択された場合、所定項目が入力された申込書を読み取ったデータとMFP3の機器情報(機番)とMFP3を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報(ログインID)とを含むアプリ購入要求をサーバ2に対して送信する。サーバ2は、MFP3から申込書を読み取ったデータと該MFP3の機器情報(機番)とユーザの認証情報(ログインID)とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる契約担当者の識別情報(ログインID)と、アプリ購入要求に含まれるユーザの認証情報(ログインID)とが同一である場合に、アプリ購入処理を行い、アプリ購入申込契約を完了して、有償アプリケーションのライセンスキーと契約の識別情報とを含むアプリ購入申込完了情報をMFP3に送信する。MFP3は、アプリ購入申込完了情報を受け付けた後に、該アプリ購入申込完了情報に含まれるライセンスキーを用いて有償アプリケーションのインストールを実行する。
以下、サーバ2の具体的な構成を説明する。図3は、サーバ2のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、サーバ2は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、通信I/F304と、入力装置305と、表示装置306とを備え、これらがシステムバス307を介して相互に接続されている。CPU301は、サーバ2の動作を統括的に制御する。ROM302は、プログラム等の各種のデータを記憶する不揮発性のメモリである。RAM303は、CPU301が実行する各種の処理の作業領域(ワークエリア)として機能する揮発性のメモリである。通信I/F304は、ネットワーク4と接続するためのインタフェースである。入力装置305は、ユーザによる操作の入力に用いられるデバイスであり、例えばマウスやキーボードなどで構成される。表示装置306は各種の情報を表示するデバイスであり、例えば液晶型ディスプレイ装置などで構成される。
図4は、サーバ2が有する機能の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ2は、アプリ情報管理モジュール210と、ライセンス管理モジュール220と、アプリダウンロード管理モジュール230と、契約管理モジュール240とを有する。図4の例では、本実施形態に関するモジュール(機能)のみを例示しているが、サーバ2が有するモジュールはこれらに限られるものではない。
図5は、アプリ情報管理モジュール210が有する機能の一例を示す図である。アプリ情報管理モジュール210は、記憶部211と、制御部212と、画面提供部213と、設定部214と、を有している。なお、図5の例では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、アプリ情報管理モジュール210が有する機能はこれらに限られるものではない。
図5に示すように、記憶部211は、アプリ情報データベース(以下、「アプリ情報DB」と称する)261と、ユーザ情報データベース(以下、「ユーザ情報DB」と称する)262とを有する。
アプリ情報DB261は、機器(MFP3)が設置されている地理的位置を示す地域情報、または機器の販売店を示す販社情報に対応するアプリケーションを提供する組織を識別する組織IDに紐付いている複数のアプリケーションごとに、公開されている状態であるか否かを示す公開状態情報と、該アプリケーションを利用可能な機器を識別する機器情報とを対応付けて記憶する。本実施形態では、アプリ情報DB261は、図6に示す第1の対応情報と、図7に示す第2の対応情報と、図8に示す第3の対応情報と、図9に示す第4の対応情報と、図10に示す第5の対応情報と、図11に示す第6の対応情報とを記憶している。
図6に示すように、第1の対応情報は、機器(MFP3)の機種ごとに割り当てられた機種IDと、機器の機種名と、機器を識別する機番(「機器情報」)とを対応付けた情報である。図7に示すように、第2の対応情報は、アプリケーションを識別するアプリIDと、アプリケーションの使用権限(ライセンス)の認証に用いられるライセンスキーと、機種IDと、該アプリIDで識別されるアプリケーションの最新のバージョンを示すバージョン情報とを対応付けた情報である。なお、この例では、無償のアプリケーションのアプリIDに対しては、ライセンスの認証が不要であるために予めライセンスキーが対応付けられているが、有償のアプリケーションのアプリIDに対しては、ライセンスの認証が必要になるのでライセンスキーは対応付けられない構成となる。
図8に示すように、第3の対応情報は、アプリケーションを提供する組織ごとに割り当てられた組織IDと、該組織IDで識別される組織名称と、該組織の種別と、該組織が位置する地理的位置を示す地域情報と、機器(MFP3)の販売店を示す販社情報とを対応付けた情報である。図9に示すように、第4の対応情報は、組織IDと、アプリIDと、アプリケーションが公開されている状態であるか否かを示す公開状態情報とを対応付けた情報である。以上の第1の対応情報と第2の対応情報と第3の対応情報と第4の対応情報との組み合わせにより、地域情報、または販社情報に対応するアプリケーションを提供する組織IDに紐付いている複数のアプリケーションごとに、公開されている状態であるか否かを示す公開状態情報と、該アプリケーションを利用可能な機器を識別する機器情報とを対応付けていると考えることができる。
また、図10に示すように、第5の対応情報は、アプリIDと、機器が使用される国や地域の言語を示す言語情報と、該アプリIDで識別されるアプリケーションの表示名称と、該アプリIDで識別されるアプリケーションを紹介する紹介メッセージとを対応付けた情報である。以下の説明では、表示名称と紹介メッセージとの組み合わせを、アプリケーションを説明するための「アプリ説明情報」と称する場合がある。
また、図11に示すように、第6の対応情報は、組織IDと、アプリIDと、言語情報と、該アプリIDで識別されるアプリケーションの価格と、該アプリIDで識別されるアプリケーションの価格説明とを対応付けた情報である。以下の説明では、価格と価格説明との組み合わせを、アプリケーションの価格を説明するための「アプリ価格情報」と称する場合がある。
図5に戻って記憶部211の説明を続ける。ユーザ情報DB262は、例えば後述の設定部214による設定のための操作を行う権限を有するユーザの認証に必要な情報を記憶する。
次に、制御部212が有する機能を説明する。制御部212は、機器(MFP3)から該機器が設置されている地理的位置を示す地域情報と、該機器を識別する機器情報(機番)とを少なくとも含み、かつ該MFP3が利用可能なアプリケーションの一覧を示すアプリ一覧情報を要求するアプリ一覧情報取得要求に応じて、アプリ一覧画面と、該アプリ一覧画面のアプリケーションそれぞれに対応する該アプリケーションの説明情報と、該アプリケーションに対応するコマンドと、を含むアプリ一覧情報をMFP3へ送信する制御を行う。ここでは、制御部212が有する機能は、サーバ2側のアプリケーションインタフェース(API)により提供される。
図12は、制御部212が有する機能の一例を示す図である。図12に示すように、制御部212は、特定部216と、生成部217と、送信部218と、設定制御部219とを有する。
特定部216は、機器(MFP3)から、該機器が設置されている地理的位置を示す地域情報と、該機器を識別する機番とを少なくとも含み、かつ、該MFP3が利用可能なアプリケーションの一覧を示すアプリ一覧情報を要求するアプリ一覧情報取得要求を受信した場合に、記憶部211(この例ではアプリ情報DB261)に記憶された情報を参照して、アプリ一覧情報取得要求に含まれる地域情報と、機番と、地域情報に紐付いた組織IDで公開されている状態を示す公開状態情報との組み合わせに対応するアプリケーションを特定する。より具体的には、特定部216は、機器からアプリ一覧情報取得要求を受信した場合、図8に示す第3の対応情報を参照して、その受信したアプリ一覧情報取得要求に含まれる地域情報または販社情報に対応付けられた組織IDを選択する。なお、販社情報が含まれている場合は販社情報に対応付けられた組織IDを優先的に選択し、販社情報が含まれていない場合は地域情報に対応付けられた組織IDを選択する。次に、特定部216は、図9に示す第4の対応情報を参照して、その選択した組織IDに対応付けられた1以上のアプリIDの中から、公開されている状態を示す公開状態情報が対応付けられたアプリIDを選択する。次に、特定部216は、図6に示す第1の対応情報を参照して、その受信したアプリ一覧情報取得要求に含まれる機番に対応付けられた機種IDを選択する。次に、特定部216は、図7に示す第2の対応情報を参照して、その選択した機種IDに対応付けられた1以上のアプリIDを選択する。次に、特定部216は、図9で選択した組織IDに対応付けられた1以上のアプリIDの中で公開されているアプリIDと、図7で選択した機種IDに対応付けられた1以上のアプリIDとを比較して一致するアプリIDを特定する。以上のようにして特定したアプリIDで識別されるアプリケーションを、機器(MFP3)から受信したアプリ一覧情報取得要求に含まれる地域情報と、機番と、地域情報に紐付いた組織IDで公開されている状態を示す公開状態情報との組み合わせに対応するアプリケーションとして(つまり、アプリ一覧情報取得要求の要求元の機器で利用可能なアプリケーションとして)特定する。
また、本実施形態におけるアプリ一覧情報取得要求の中には、該アプリ一覧情報取得要求の要求元の機器が使用される国または地域の言語を示す言語情報(ロケール情報)が含まれているので、特定部216は、図10に示す第5の対応情報を参照して、以上のようにして特定したアプリIDと、機器から受信したアプリ一覧情報取得要求に含まれる言語情報との組み合わせに対応するアプリ説明情報を特定することができる。同様に、本実施形態におけるアプリ一覧情報取得要求の中には、該アプリ一覧情報取得要求の要求元の機器が使用される国または地域の言語を示す言語情報(ロケール情報)が含まれているので、特定部216は、図11に示す第6の対応情報を参照して、以上のようにして特定した組織IDごとのアプリIDと、機器から受信したアプリ一覧情報取得要求に含まれる言語情報との組み合わせに対応するアプリ価格情報を特定することができる。
図12の説明を続ける。生成部217は、特定部216により特定されたアプリケーションを示す表示情報と、特定部216により特定されたアプリケーションに対応するコマンドと、を含む画面情報を生成する。この例では、生成部217は、表示情報とコマンドとを含む画面情報に対応する画面を生成し、その生成した画面を画面情報として機器(MFP3)へ送信する。ただし、これに限らず、例えば生成部217は、該画面を生成するのに必要な情報を画面情報として生成して画面情報に対応する画面を機器(MFP3)側で生成する形態であってもよい。本実施形態では、生成部217は、画面提供部213に対して画面情報の生成を依頼し、この依頼を受けた画面提供部213が画面情報を生成して生成部217へ渡すことになる。
また、本実施形態における画面情報に含まれる表示情報は、画面情報の要求元の機器(MFP3)が利用可能なアプリケーションごとに(例えばアプリIDごとに)、該アプリケーションの詳細を示す説明情報を対応付けたアプリケーション説明情報を含んでいる。説明情報としては、ライセンスキー、バージョン情報、アプリ説明情報、アプリ価格情報などが含まれる。
また、本実施形態における画面情報に含まれるコマンドの種類として、インストール命令、更新命令、アンインストール命令などが挙げられる。インストール命令は、アプリケーションをインストールする命令を示す。更新命令は、アプリケーションを更新する命令を示す。アンインストール命令は、インストール済みのアプリケーションを削除して、機器(MFP3)の状態を、該アプリケーションをインストールする前の状態に戻す命令を示す。
図12の説明を続ける。送信部218は、アプリ一覧情報取得要求に対する応答として、生成部217により生成された画面情報を機器(MFP3)へ送信する。
設定制御部219は、設定部214による設定を、記憶部211に記憶された情報に反映させる制御を行う。つまり、設定制御部219は、設定部214による設定に応じて、記憶部211に記憶された情報を更新する制御を行う。この例では、設定部214は、ユーザの操作に応じて、表示情報を可変に設定する機能を有する。例えば設定部214は、ユーザの操作に応じて、アプリ説明情報やアプリ価格情報、画面上の表示部品の配置などを示すレイアウト情報を可変に設定することができる。これにより、例えば地域ごとに異なる表示内容とすることもできる。
以上に説明した制御部212、画面提供部213及び設定部214の各々の機能は、CPU301がROM302等の記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより実現可能である。また、以上に説明した記憶部211は、ROM302またはHDD等の補助記憶装置により実現可能である。
次に、ライセンス管理モジュール220が有する機能を説明する。図13は、ライセンス管理モジュール220が有する機能の一例を示す図である。図13に示すように、ライセンス管理モジュール220は、記憶部221と、制御部222と、ライセンス発行部223とを有している。なお、図13の例では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、ライセンス管理モジュール220が有する機能はこれらに限られるものではない。
図13に示すように、記憶部221は、ライセンス情報データベース(以下、「ライセンス情報DB」と称する)224と、ユーザ情報データベース(以下、「ユーザ情報DB」と称する)225と、を有する。
ライセンス情報DB224は、複数のアプリケーションごとに、該アプリケーションの使用権限(ライセンス)に関する情報を対応付けて記憶する。本実施形態では、ライセンス情報DB224は、図14に示す第7の対応情報と、図15に示す第8の対応情報と、図16に示す第9の対応情報とを記憶している。
図14に示すように、第7の対応情報は、アプリIDと、ライセンスの種別を示すライセンス種別と、ライセンスの形態(この例では、有償、無償、トライアルのうちの何れか)を示すライセンス形態と、ライセンスが有効な期間を示す有効期限と、ライセンスを付与可能な数を示すボリューム数とを対応付けた情報である。また、図15に示すように、第8の対応情報は、ライセンス種別と、ライセンスキーと、使用中のライセンスの数を示す使用中ライセンス数と、使用済みのライセンスの数を示す使用済みライセンス数とを対応付けた情報である。さらに、図16に示すように、第9の対応情報は、ライセンスキーと、機番と、有効期限と、ライセンスが有効であるか無効であるかを示す有効状態情報とを対応付けた情報である。
図13に戻って記憶部221の説明を続ける。ユーザ情報DB225は、例えばライセンスを発行するための操作を行うことができるユーザの認証に必要な情報を記憶する。このユーザ情報DB225は、アプリ情報管理モジュール210のユーザ情報DB262と共通であってもよい。
次に、制御部222が有する機能を説明する。ここでは、制御部222が有する機能は、サーバ2側のアプリケーションインタフェース(API)により提供される。図17は、制御部222が有する機能の一例を示す図である。図17に示すように、制御部222は、登録制御部226と、ライセンス有効化部227と、ライセンス無効化部228とを有する。
登録制御部226は、ライセンス発行部223により発行されたライセンスに関する情報を記憶部221(ライセンス情報DB224)に登録する制御を行う。本実施形態では、ライセンス発行部223は、ライセンスを発行するための操作を行う権限を有するユーザから、ライセンスを発行する対象となるアプリケーションのアプリIDと、ライセンス種別を選択する操作を受け付けた場合、その受け付けた操作により選択されたアプリIDとライセンス種別に対応するライセンスキーを発行する。登録制御部226は、ライセンス発行部223により発行されたライセンスキーと、該ライセンスキーに対応するライセンス種別とを示す情報をライセンス情報DB224に登録する制御を行う。より具体的には、登録制御部226は、ライセンス発行部223から、ライセンスキーと、該ライセンスキーに対応するライセンス種別とを受け取った場合、図15に示す第8の対応情報の中に、その受け取ったライセンスキーとライセンス種別とを含む新たなレコード(単位情報、この例では行単位の情報)を追加する。
ライセンス有効化部227は、機器(MFP3)からの要求に応じて、ライセンスを有効化するための制御を行う。この例では、ライセンス有効化部227は、アプリIDとライセンスキーと機番とを少なくとも含み、かつ、ライセンスの有効化を要求する有効化要求を機器(MFP3)から受信した場合、ライセンス情報DB224に記憶された第8の対応情報(図15参照)の中に、その受信した有効化要求に含まれるライセンスキーが存在するか否かを確認する。その確認結果が肯定の場合、ライセンス有効化部227は、ライセンス情報DB224に記憶された第7の対応情報(図14参照)を参照して、その受信した有効化要求に含まれるアプリIDに対応付けられた有効期限を特定する。そして、図16に示す第9の対応情報の中に、受信した有効化要求に含まれるライセンスキー及び機番と、特定した有効期限と、有効を示す有効状態情報とを対応付けた新たなレコードを追加する。また、ライセンス有効化部227は、図15に示す第8の対応情報を参照して、機器(MFP3)から受信した有効化要求に含まれるライセンスキーに対応付けられた使用中ライセンス数を「1」だけインクリメントして更新する。そして、ライセンス有効化部227は、有効化要求に対する応答として、ライセンスの状態が有効である旨を機器(MFP3)へ送信する。この通知を受けた機器(MFP3)は、有効化要求に含まれるアプリIDで識別されるアプリケーションを利用することができる。
なお、例えばライセンス情報DB224に記憶された情報の中に、機器(MFP3)から受信した有効化要求に含まれるライセンスキーが存在しない場合や、機器(MFP3)から受信した有効化要求に含まれるライセンスキーに対応するボリューム数が既に上限に到達している場合は、ライセンス有効化部227は、機器(MFP3)からの有効化要求に対して、エラーを返すことになる。
ライセンス無効化部228は、機器(MFP3)からの要求に応じて、ライセンスを無効化するための制御を行う。この例では、ライセンス無効化部228は、ライセンスキーと機番とを少なくとも含み、かつ、ライセンスの無効化を要求する無効化要求を機器(MFP3)から受信した場合、ライセンス情報DB224に記憶された第9の対応情報(図16参照)を参照して、その受信した無効化要求に含まれるライセンスキーと機番との組み合わせに対応付けられた有効状態情報を、無効を示す情報に変更する。また、ライセンス情報DB224に記憶された第8の対応情報(図15参照)を参照して、機器(MFP3)から受信した無効化要求に含まれるライセンスキーに対応付けられた使用中ライセンス数を「1」だけデクリメントし、使用済みライセンス数を「1」だけインクリメントして更新する。そして、ライセンス無効化部228は、無効化要求に対する応答として、ライセンスの状態が無効である旨を機器(MFP3)へ送信する。この通知を受けた機器(MFP3)は、無効化要求に含まれるアプリIDで識別されるアプリケーションを利用することはできなくなる。
以上に説明した制御部222及びライセンス発行部223の各々の機能は、CPU301がROM302等の記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより実現可能である。また、以上に説明した記憶部221は、ROM302またはHDD等の補助記憶装置により実現可能である。
次に、アプリダウンロード管理モジュール230が有する機能を説明する。図18は、アプリダウンロード管理モジュール230が有する機能の一例を示す図である。図18に示すように、アプリダウンロード管理モジュール230は、アプリストレージ231と、ダウンロード部232とを有している。なお、図18の例では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、アプリダウンロード管理モジュール230が有する機能はこれらに限られるものではない。
アプリストレージ231は、機器(MFP3)に提供するための複数のアプリケーションを記憶している。この例では、アプリストレージ231は、複数のアプリIDごとに、アプリケーション本体を含むデータファイルを対応付けて記憶している。ダウンロード部232は、機器(MFP3)からの要求に応じて、アプリストレージ231に記憶された何れかのアプリケーションをMFP3へ送信(ダウンロード)する制御を行う。この例では、ダウンロード部232は、アプリIDを少なくとも含み、かつ、アプリケーションのダウンロードを要求するダウンロード要求を機器(MFP3)から受信した場合、その受信したダウンロード要求に含まれるアプリIDに対応するアプリケーションを機器(MFP3)へ送信する。より具体的には、ダウンロード部232は、アプリストレージ231を参照して、機器(MFP3)から受信したダウンロード要求に含まれるアプリIDに対応するデータファイルを特定し、その特定したデータファイルを機器(MFP3)へ送信する。
以上に説明したダウンロード部232の機能は、CPU301がROM302等の記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより実現可能である。また、以上に説明したアプリストレージ231は、ROM302またはHDD等の補助記憶装置により実現可能である。
次に、契約管理モジュール240が有する機能を説明する。図19は、契約管理モジュール240が有する機能の一例を示す図である。図19に示すように、契約管理モジュール240は、記憶部241と、制御部242と、画面提供部243と、契約ID発行部244とを有している。なお、図19の例では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、契約管理モジュール240が有する機能はこれらに限られるものではない。
図19に示すように、記憶部241は、顧客情報データベース(以下、「顧客情報DB」と称する)245と、機器管理情報データベース(以下、「機器管理情報DB」と称する)246と、を有する。なお、記憶部241は請求項の「顧客情報記憶手段」に対応する。
顧客情報DB245は、顧客名(お客様名)ごとに、顧客(企業情報)に関する情報と、契約担当者情報に関する情報とを対応付けて記憶する。本実施形態では、顧客情報DB245は、図20に示す第10の対応情報を記憶している。
図20に示すように、第10の対応情報は、顧客名と顧客を識別する顧客コードと顧客の住所と顧客の電話番号とを含む企業情報と、契約担当者名と契約担当者の識別情報(つまり、機器(MFP3)を使用するユーザの認証に用いられる認証情報(契約担当者のログインID))とパスワードとを含む契約担当者情報とを対応付けた情報である。
図19に戻って記憶部241の説明を続ける。機器管理情報DB246は、機番(機器情報)ごとに、MFP3の機種と、顧客コードと、アプリ利用情報とを対応付けて記憶する。本実施形態では、機器管理情報DB246は、図21に示す第11の対応情報を記憶している。なお、記憶部241は請求項の「機器管理情報記憶手段」に対応する。
図21に示すように、第11の対応情報は、機番と、機種と、顧客コードと、アプリIDとアプリ名称と申込日と契約IDと利用開始日と利用終了日と契約文書のファイル名とを含むアプリ利用情報とを対応付けた情報(機器管理情報)である。
次に、制御部242が有する機能を説明する。ここでは、制御部242が有する機能は、サーバ2側のアプリケーションインタフェース(API)により提供される。図22は、制御部242が有する機能の一例を示す図である。図22に示すように、制御部242は、情報登録制御部247と、生成部248と、アプリ契約部249とを有する。
情報登録制御部247は、契約ID発行部244により発行された契約を識別する識別情報(契約ID)と、契約に関する情報を記憶部241(機器管理情報DB246)に登録する制御を行う。本実施形態では、契約ID発行部244は、アプリ契約部249から、契約を締結する対象となる機器の機器情報(機番)と、アプリIDと、顧客情報とを含む契約ID発行要求を受け付けた場合、任意の契約IDを発行する。情報登録制御部247は、契約ID発行部244により発行された契約IDを、機器管理情報DB246の機器の機器情報(機番)とアプリIDとに対応付いた顧客情報(アプリ利用情報)に登録する制御を行う。また、情報登録制御部247は、アプリ契約部249から契約に関する情報を受け付けて機器管理情報DB246に登録する制御を行う。より具体的には、情報登録制御部247は、アプリ購入申込契約が完了し、MFP3からインストール完了送信(契約ID、機番を含む)を受け取ったアプリ契約部249から機器管理情報の更新または登録の依頼を受け付けて、機番に対応するアプリ利用情報に、アプリID、アプリ名称、申込日、契約ID、利用開始日、利用終了日、契約文書のファイル名を含む新たなレコード(単位情報、この例では行単位の情報)を追加する。
生成部248(画面情報生成手段)は、アプリ購入に関する画面をMFP3の表示部に表示させる画面情報を生成する。この例では、アプリ情報管理モジュール210で生成されたアプリ一覧画面で選択されたアプリケーションに対応するアプリ購入申込画面の画面情報を生成する。すなわち、生成部248は、アプリケーションを示す表示情報とコマンドとを含む画面情報に対応する画面を生成し、その生成した画面を画面情報として機器(MFP3)へ送信する。本実施形態では、生成部248は、画面提供部243(画面情報生成手段)に対して画面情報の生成を依頼し、この依頼を受けた画面提供部243が画面情報を生成して生成部248へ渡すことになる。すなわち、生成部248及び画面提供部243が請求項の「画面情報生成手段」の機能を実現する。
例えば、生成部248(画面情報生成手段)は、アプリ一覧画面で所定のアプリケーションが選択された場合に、該アプリケーションのインストールを実行するインストールボタンを含む該アプリケーションの説明情報の画面の画面情報を生成してMFP3に送信する。
また、生成部248(画面情報生成手段)は、アプリケーションの説明情報の画面でインストールボタンが選択された該アプリケーションが有償の場合に、有償アプリケーションの見積書を出力する見積書出力ボタンと、該有償アプリケーションを購入するための申込書を出力する申込書出力ボタンと、該有償アプリケーションの購入を申し込む申込ボタンとを含む、アプリ購入申込画面の画面情報を生成してMFP3に送信する。すなわち、生成部248(画面情報生成手段)は、MFP3からアプリケーションをインストールするインストール要求を受け付けて、該アプリケーションが有償であった場合には、アプリケーションを購入するためのアプリ購入申込画面の画面情報を生成して、MFP3に送信する。
アプリ契約部249(申込書生成手段)は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含み、かつアプリケーションを購入する申込書の取得を要求する申込書取得要求を受信した場合、アプリ価格情報を参照して該有償アプリケーションの価格情報を特定すると共にアプリケーション購入申込の契約を識別する識別情報(契約ID)を付与し、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、アプリケーションの価格情報と、該MFP3の機器情報(機番)と、契約担当者の識別情報(契約担当者のログインID)と、契約の識別情報(契約ID)とを入力した申込書を生成して、MFP3に送信する。また、アプリ契約部249(申込書生成手段)は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求を受信した場合、さらに機器管理情報(図21)及び顧客情報(図20)を参照し、該MFP3の機器情報(機番)に紐付く顧客情報をさらに入力した申込書を生成して、MFP3に送信する。
アプリ契約部249(見積書生成手段)は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含む見積書取得要求を受信した場合、アプリ価格情報を参照して該有償アプリケーションの価格情報を特定し、アプリケーションの価格情報と、該MFP3の機器情報(機番)とを少なくとも入力した見積書を生成して、MFP3に送信する。また、アプリ契約部249(見積書生成手段)は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含む見積書取得要求を受信した場合、該MFP3の機器情報を用いてさらに機器管理情報(図21)及び顧客情報(図20)を参照し、該MFP3の機器情報(機番)に紐付く顧客情報をさらに入力した見積書を生成して、MFP3に送信する。
アプリ契約部249(アプリ購入契約手段)は、申込書を読み取ったデータを解析して、該データに入力されているMFP3の機器情報(機番)と、顧客名または契約担当者の識別情報(ログインID)とを抽出する。すなわち、申込書の画像データから文字を読み取って文字を特定し、特定した文字列からMFPの機器情報(機番)、顧客名、契約担当者名、契約担当者の識別情報(ログインID)などの各種情報を抽出する。これらは、OCRの技術を適用することができる。
また、アプリ契約部249(アプリ購入契約手段)は、MFP3から所定項目が入力(記入)された申込書を読み取ったデータと、該MFP3の機器情報(機番)と、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報(該機器にログインしているユーザのログインID)とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる契約担当者名の識別情報(ログインID)と、該アプリ購入要求に含まれるユーザの認証情報(ログインID)とが同一である場合に、アプリ購入処理を行い、アプリ購入申込契約を完了して、発行した有償アプリケーションの使用権限の認証に用いられるアプリケーションのライセンスキーと契約の識別情報(契約ID)とを含むアプリ購入申込完了情報をMFP3に送信する。
また、アプリ契約部249(アプリ購入契約手段)は、MFP3から所定項目が入力された申込書を読み取ったデータと、該MFP3の機器情報(機番)と、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報(該機器にログインしているユーザのログインID)を含むアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれるMFP3の機器情報(機番)と、該アプリ購入要求に含まれるMFP3の機器情報(機番)とが同一である場合にアプリ購入処理を行い、アプリ購入申込契約を完了して、発行した有償アプリケーションのライセンスキーと契約の識別情報(契約ID)とを含むアプリ購入申込完了情報をMFP3に送信する。
アプリ契約部249(アプリ購入契約手段)は、申込完了情報を送信する前に、機器管理情報(図21)及び顧客情報(図20)を参照し、契約担当者の識別情報(ログインID)または機器の機器情報に紐付いた契約担当者に対してアプリ購入申込を確認するためのウェブサイト上のアドレスを送信し、該契約担当者が該アドレスに接続した後に、アプリ購入処理を完了する。
以上に説明した制御部242、画面提供部243及び契約ID発行部244の各々の機能は、CPU301がROM302等の記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより実現可能である。また、以上に説明した記憶部241は、ROM302またはHDD等の補助記憶装置により実現可能である。
以上がサーバ2の構成となる。なお、サーバ2は、複数のサーバから構成される形態であってもよい。例えば図23に示すように、サーバ2は、アプリケーションサーバ255と、データベースサーバ256とから構成される形態であってもよい。例えばアプリケーションサーバ255は、上述の制御部212、画面提供部213、設定部214、制御部222、ライセンス発行部223、制御部242、画面提供部243、契約ID発行部244を有する形態であってもよい。また、例えばアプリケーションサーバ255は、複数のサーバで構成され、上述の制御部212、画面提供部213、設定部214、制御部222、ライセンス発行部223、ダウンロード部232、制御部242、画面提供部243、契約ID発行部244の各々は、何れかのサーバに分散して搭載される形態であってもよい。
また、例えばデータベースサーバ256は、上述の記憶部211、記憶部221及び記憶部241を有する形態であってもよい。また、例えばデータベースサーバ256は、複数のサーバで構成され、上述のアプリ情報DB261、ユーザ情報DB262、ライセンス情報DB224、ユーザ情報DB225、アプリストレージ231、顧客情報DB245、機器管理情報DB246の各々は、何れかのサーバに分散して搭載される形態であってもよい。
次に、図24を用いて、MFP3のハードウェア構成について説明する。図24に示すように、MFP3は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作を受け付ける操作部20とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。本体10と操作部20は、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体10のハードウェア構成について説明する。図24に示すように、本体10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(ハードディスクドライブ)14と、通信I/F(インタフェース)15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワーク4と接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路30を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及び、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図24に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27とを備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
通信I/F25は、ネットワーク4と接続するためのインタフェースである。接続I/F26は、通信路30を介して本体10と通信するためのインタフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、MFP3の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
次に、MFP3のソフトウェア構成について説明する。図25は、MFP3のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。図25に示すように、本体10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS層103とを有する。アプリ層101、サービス層102、及び、OS層103の実体は、ROM12やHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受け付け、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層102が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層102によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201(アプリ)も、サービス層102のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばエンジン部17)を利用した機能を実現することができる。
OS層103のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム(OS))である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202及びOS層203も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能や、サービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)やインストール済みのアプリケーションのライセンスファイルを更新する機能等に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を提供するためのソフトウェアである。この例では、アプリ層201のアプリには、ブラウザの機能を提供するためのアプリ(「ブラウザアプリ」と称する場合がある)や、上述の画面情報に含まれるコマンドを実行する機能を提供するためのアプリ(「インストーラ」と称する場合がある)などが含まれる。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば本体10側のOS層103のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施形態のMFP3において、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施形態では、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路30を経由して行われているので、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
図26は、本実施形態の操作部20が有する機能の一例を示す図である。図26に示すように、操作部20は、起動部271と、表示制御部272と、実行部273と、を有する。なお、図26の例では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、操作部20が有する機能はこれらに限られるものではない。
起動部271は、ユーザの操作に応じて、ブラウザ機能を提供するブラウザアプリを起動する。この時、起動部271は、ブラウザアプリを起動する際に自身の機器(MFP3)の販社情報を保持しているか否かを確認し、販社情報(コード情報)が保持されていない場合には、表示制御部272が販社情報を入力するUI画面を操作パネル27に表示させる。なお、機器(MFP3)の出荷時に仕向け地設定として地域情報の初期値は予め記憶部に記憶させている。この販社情報を入力するUI画面の表示は最初の1回目だけであり、販社情報が入力されて保持されたら次回からUI画面は表示されない。起動部271は、販社情報を保持することでMFP3に最も近い地域に設置されているサーバ2に接続することができる。
例えば、図27に示す操作画面が操作パネル27(表示部)に表示された状態で、「アプリマーケット」という名称のアイコン8の押下を受け付けた場合、起動部271が自身の機器(MFP3)の販社情報を保持していないことを確認した場合、表示制御部272は、図28示す地域情報設定画面を操作パネル27(表示部)に表示させる。図28は、地域情報設定画面の一例を示す図である。図28の例では、地域情報設定画面は、地域情報を選択するための地域情報選択ボタン401と、販社情報を設定するための販社情報設定ボタン402と、次の画面に遷移するための次へボタン403と、図27に示す操作画面に戻るための戻るボタン404とを少なくとも表示する。地域情報選択ボタン401に表示されている「地域:日本(JP)」は出荷時に仕向け地設定として予め記憶している地域情報である。この地域情報を変更する場合に地域情報選択ボタン401を選択すると、図29に示す地域情報設定ダイアログ画面が表示される。図29は、地域情報設定ダイアログ画面の一例を示す図である。図29の例では、地域情報設定ダイアログ画面は、「日本(JP)411」、「アメリカ(US)412」、「ヨーロッパ(EU)」、「アジア(ASIA)」などの地域を示す地域情報を表示する。図29において、「アメリカ(US)412」が選択され、「OK」ボタンが押下されると、図28に示す地域情報設定画面に戻り、「地域:アメリカ(US)」に変更される。
次に、図28に示す販社情報設定ボタン402を選択すると、図30に示す販社情報入力画面が表示される。図30は、販社情報入力画面の一例を示す図である。図30の例では、販社コード(販社情報を示すコード情報)を入力するためのテンキーボタンを少なくとも表示する。図30の例で示している販社コード「11234516」は任意に設定できるが、例えば、最初の1文字「1」は「地域」を表し、「1:日本(JP)」、「2:アメリカ(US)」、「3:ヨーロッパ(EU)」、「4:アジア(ASIA)」が割り当てられている。次の5文字「12345」は「販社情報」を表し、例えば、販売店を識別するための任意の乱数が予め割り当てられている。任意の乱数を割り当てているのは、入力ミスで他の販社コードを入力する危険性を下げるためである。次の2文字「16」は「チェックサム」を表し、例えば、販社コードの入力ミスを検知するためである。なお、販社コードは、コード全体を暗号化する方式などでもよい。図30において、販社コードを入力して「OK」ボタンが押下されると、誤り検出が行われ(この例では、販社情報入力画面で受け付けたコード情報から特定される地域情報と、予め記憶している販社情報に対応付けられたコード情報から特定された地域情報とが同一であるか否かを判断し、同一でない場合にはエラーと判断する)、エラーの場合には図31に示すエラー画面が表示される。図31は、エラー画面の一例を示す図である。図31において、「閉じる」ボタンが押下されると再度販社コード(販社情報を示すコード情報)を入力するための画面が表示される(図30参照)。図30において、販社コードが正しく入力された場合、図28に示す地域情報設定画面が表示される。
次に、図28に示す、次の画面に遷移するための次へボタン403が押下されると、図32に示すアプリケーション一覧画面が表示される。図32は、アプリケーション一覧画面の一例を示す図である。なお、アプリケーション一覧画面の詳細については後述する。
図27に戻り説明を続ける。例えば図27に示す操作画面が操作パネル27に表示された状態で、「アプリマーケット」という名称のアイコン8の押下を受け付けた場合、起動部271は、自身が保持している、または記憶部(フラッシュメモリ24)に記憶されているサーバ2の接続先情報(URL)を参照して、ネットワーク4上のサーバ2の所在を示すURLを取得すると共にブラウザアプリを起動する制御を行う。なお、起動部271は、取得したサーバ2の接続先情報(URL)を保持または更新する。
起動したブラウザアプリは、起動部271から受け取ったURLで指定されるサーバ2に対して、MFP3を識別する機器情報(機番)と地域情報とロケール情報(言語情報)とを含み、かつ、MFP3が利用可能なアプリケーションの一覧を示すアプリ一覧情報を要求するアプリ一覧情報取得要求を送信し、アプリ一覧情報取得要求に対する応答としてサーバ2からアプリ一覧画面の画面情報を受信する。
そして、ブラウザアプリは、アプリ一覧情報取得要求に対する応答として受信した画面情報に対応する画面を操作パネル27(表示部)に表示する制御を行う。ここでは、表示制御部272の機能はブラウザアプリにより提供される。また、前述したように、この例では、表示制御部272は、サーバ2から受信した画面情報に対応する画面を操作パネル27に表示する。表示制御部272は、サーバ2から受信した画面情報をフラッシュメモリ24等の記憶装置に保持しておき、必要に応じて画面情報を読み出し、その読み出した画面情報を用いて画面を生成することができる。すなわち表示制御部272は、サーバ2から受信した画面情報に基づく画面を表示部に表示する制御を行う。なお、表示制御部272は、請求項の「表示制御手段」に対応する。
この例では、表示制御部272は、操作パネル27に表示された画面(画面情報に対応する画面)に対するユーザの操作に応じて選択されたコマンドを特定し、その特定したコマンドを実行部273へ通知することができる。例えば表示制御部272は、拡張JavaScript(登録商標)、カスタムスキーム経由などで、ユーザによって選択されたコマンドを特定することができる。
実行部273は、画面情報に含まれるコマンドのうち、ユーザの操作に応じて選択されたコマンド(表示制御部272から通知されたコマンド)を実行する。ここでは、実行部273の機能は、MFP3側のアプリケーションインタフェース(API)により提供される。
なお、表示制御部272及び実行部273は、請求項の「申込書要求送信手段」、「申込書出力手段」、「アプリ購入要求送信手段」、「インストール実行手段」、「見積書出力手段」に対応する。
前述したように、サーバ2から受信した画面情報に含まれるコマンドとしては、インストール命令、更新命令、アンインストール命令などが挙げられる。以下では、画面情報に対応する画面に対するユーザの操作に応じてインストール命令が選択される場合を例に挙げて説明する。この場合、表示制御部272は、ユーザの操作に応じて選択されたインストール命令を実行部273へ通知し、実行部273は、表示制御部272から通知されたインストール命令を実行する。より具体的には以下のとおりである。この例では、表示制御部272は、サーバ2から、アプリ一覧情報取得要求に対する応答として画面情報を受信した場合、その受信した画面情報を用いて、機器(MFP3)で利用可能なアプリケーションの一覧を示すアプリ一覧画面(図32参照)を操作パネル27に表示する制御を行う。図32の例では、アプリケーション一覧画面は、機器(MFP3)で利用可能なアプリケーションごとに、該アプリケーションの名称と、該アプリケーションを選択するためのアプリケーション選択ボタン331とを少なくとも表示する。また、図32の例では、アプリ一覧画面は、アプリケーションの更新を選択するための更新選択ボタン325と、アプリケーションの削除を選択するための削除選択ボタン326とを表示する。
表示制御部272は、何れかのアプリケーション選択ボタン331の押下を受け付けた場合、サーバ2から受信した画面情報を用いて、対応するアプリケーションの詳細な内容を示すと共にインストールの実行指示を受け付けるためのアプリケーション説明情報画面を操作パネル27に表示する制御を行う。図33は、アプリケーション説明情報画面の一例を示す図である。アプリケーション説明情報画面は、対応するアプリケーションのアプリ説明情報と、インストールの実行を指示するためのインストールボタン332とを表示する。この例では、インストールボタン332に対して、インストール命令がURIの形式(例えばURLの形式でもよい)で貼り付けられている。この例では、インストールボタン332の押下は、当該インストールボタン332に貼り付けられたインストール命令の選択(インストールしたいアプリケーションの選択であると考えてもよい)を意味する。
この例では、表示制御部272は、インストールボタン332の押下を受け付けた場合、インストールボタン332が選択された該アプリケーションの情報をサーバ2に送信する。サーバ2のアプリ契約部249では、インストールボタン332が選択された該アプリケーションの情報に基づいて、図11に示した第6の対応情報(アプリ情報DB261)、または図14に示した第7の対応情報(ライセンス情報DB224)を参照して、アプリケーションが無償であるか有償であるかを判断する。
アプリケーションが無償の場合には、アプリ契約部249は、生成部248が生成した図34に示すインストール確認画面の画面情報をMFP3に送信させる。そして表示制御部272は、インストール確認画面を操作パネル27に表示する制御を行う。図34は、インストール確認画面の一例を示す図である。インストール確認画面は、インストールを確認するメッセージと、インストールの実行を最終的に承諾したことを指示するための確認ボタン(OK)333を表示する。確認ボタン333の押下を受け付けると、表示制御部272は、対応するインストールボタン332に貼り付けられていたインストール命令を実行部273へ通知する。そして、実行部273が、このインストール命令を実行することになる。すなわち、上述したアプリダウンロード管理モジュール230からアプリケーションをダウンロードし、インストールする。
また、本実施形態では、表示制御部272は、ユーザの操作に応じて選択されたインストール命令の対象となるアプリケーションに対応する詳細情報の中に、該アプリケーションの使用権限を認証するためのライセンスキーが含まれていない場合は、ライセンスキーの入力を促す入力画面を表示する制御を行い、ライセンスキーが含まれている場合は、該ライセンスキーと、インストール命令とを実行部273へ通知する。より具体的には、表示制御部272は、上述の確認ボタン333の押下を受け付けた場合、サーバ2から受信した画面情報を参照して、該画面情報内のアプリケーション詳細情報(該画面情報に含まれる表示情報内のアプリケーション詳細情報)に含まれる詳細情報のうち、ユーザによって押下されたインストールボタン332に貼り付けられたインストール命令の対象となるアプリケーションに対応する詳細情報の中に、ライセンスキーが含まれているか否かを確認する。ライセンスキーが含まれていない場合は、表示制御部272は、ライセンスキーの入力を促す入力画面を表示する制御を行い、入力されたライセンスキーと、選択されたインストール命令とを実行部273へ通知する。図35は、入力画面の一例を示す図である。
アプリ契約部249は、アプリケーションが有償の場合には、生成部248が生成した、有償アプリケーションの見積書を出力する(見積書の出力を受け付ける)見積書出力ボタンと、該有償アプリケーションを購入するための申込書を出力する(申込書の出力を受け付ける)申込書出力ボタンと、該有償アプリケーションの購入を申し込む(アプリケーションの購入申込を受け付ける)申込ボタンとを含む、アプリ購入申込画面の画面情報をMFP3に送信させる。そして表示制御部272は、アプリ購入申込画面を操作パネル27に表示する制御を行う。図36は、アプリ購入申込画面の一例を示す図である。図36の例では、有償アプリケーションとして翻訳アプリが選択されていることを示している。アプリ購入申込画面は、有償アプリケーションの見積書を出力する見積書出力ボタン340と、該有償アプリケーションを購入するための申込書を出力する申込書出力ボタン342と、該有償アプリケーションの購入を申し込む申込ボタン344とを表示する。
アプリ購入申込画面で、見積書出力ボタン340の押下を受け付けると、表示制御部272は、図37に示す見積書印刷確認画面を表示する。図37は、見積書印刷確認画面の一例を示す図である。見積書印刷確認画面は、見積書の印刷を確認するメッセージと、印刷を最終的に承諾したことを指示するための確認ボタン(OK)341を表示する。確認ボタン341の押下を受け付けると、表示制御部272は、対応する見積書出力ボタン340に貼り付けられていた見積書出力命令を実行部273へ通知する。そして、実行部273が、この見積書出力命令を実行することになる。すなわち、実行部273は、選択されたアプリケーション(図36では翻訳アプリ)の識別情報(アプリID)とMFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求をサーバ2に送信し、サーバ2から取得した見積書を印刷(紙出力)する。図38は、出力された見積書の一例を示す図である。見積書は、MFP3の機器情報(機番)に紐付く顧客情報と、有償アプリケーションの価格情報と、MFP3の機器情報(機番)とを少なくとも入力した書類である。図38の例では、山田商事と、翻訳アプリ価格情報(¥2700)と、機器情報(機種名MFP001、機番XYZ1222)とが入力されている。なお、見積書出力手段は、「表示制御部272及び実行部273」の機能で実現される。
図36に戻り、アプリ購入申込画面で、申込書出力ボタン342の押下を受け付けると、表示制御部272は、図39に示す申込書印刷確認画面を表示する。図39は、申込書印刷確認画面の一例を示す図である。申込書印刷確認画面は、申込書の印刷を確認するメッセージと、印刷を最終的に承諾したことを指示するための確認ボタン(OK)343を表示する。確認ボタン343の押下を受け付けると、表示制御部272は、対応する申込書出力ボタン342に貼り付けられていた申込書出力命令を実行部273へ通知する。そして、実行部273が、この申込書出力命令を実行することになる。すなわち、実行部273は、選択されたアプリケーション(図36では翻訳アプリ)の識別情報(アプリID)とMFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求をサーバ2に送信し、サーバ2から取得した申込書を印刷(紙出力)する。図40は、出力された申込書の一例を示す図である。申込書は、MFP3の機器情報(機番)に紐付く顧客情報(例えば、契約担当者名と契約担当者の識別情報(図40の例ではE−mailアドレス))と、契約の識別情報(契約ID)と、有償アプリケーションの価格情報と、MFP3の機器情報(機番)とを少なくとも入力した書類である。図40の例では、山田商事の情報(住所、会社名、代表者名、担当者名、電話番号、メールアドレス)と、契約ID(123456)と、販売会社の情報と、翻訳アプリ価格情報(¥2700)と、機器情報(機種名MFP001、機番XYZ1222)とが入力されている。なお、申込書出力手段は、「表示制御部272及び実行部273」の機能で実現される。
図36に戻り、アプリ購入申込画面で、申込ボタン344の押下を受け付けると、表示制御部272は、図41に示す申込書読み取り確認画面を表示する。図41は、申込書読み取り確認画面の一例を示す図である。申込書読み取り確認画面は、申込書読み取りを確認するメッセージと、読み取りを最終的に承諾したことを指示するための確認ボタン(OK)345を表示する。確認ボタン345の押下を受け付けると、表示制御部272は、対応する申込ボタン344に貼り付けられていたアプリ購入申込命令を実行部273へ通知する。そして、実行部273が、このアプリ購入申込命令を実行することになる。すなわち、実行部273は、MFP3の読み取り面に置かれた、所定項目が入力された図40に示した申込書を読み取ったデータと、MFP3の機器情報(機番)と、機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報(ログイン時にユーザから受け付けたログインID)とを含むアプリ購入要求をサーバ2に送信する。サーバ2は、上述したように、該データに含まれる契約担当者の識別情報(ログインID)と、アプリ購入要求に含まれるユーザの認証情報(ログインID)とが同一である場合に、アプリ購入処理を行い、アプリ購入申込契約を完了して、有償アプリケーションのライセンスキーと契約の識別情報(契約ID)とを含むアプリ購入申込完了情報をMFP3に送信する。表示制御部272は、アプリ購入申込完了情報を受け付けると図42に示すインストール確認画面を操作パネル27に表示する制御を行う。図42は、インストール確認画面の一例を示す図である。インストール確認画面は、翻訳アプリの購入申込が完了したメッセージと、インストールを確認するメッセージと、インストールの実行を最終的に承諾したことを指示するための確認ボタン(OK)346を表示する。確認ボタン346の押下を受け付けると、表示制御部272は、対応する確認ボタン346に貼り付けられていたインストール命令を実行部273へ通知する。そして、実行部273が、このインストール命令を実行することになる。すなわち、上述したアプリダウンロード管理モジュール230からアプリケーションをダウンロードし、インストールする。実行部273は、アプリ購入申込完了情報に含まれるライセンスキーを用いて有償アプリケーション(図36では翻訳アプリ)のインストールを実行する。アプリのインストールが完了すると表示制御部272は、図43に示すインストール完了画面を表示する。インストール完了画面は、アプリのインストールが完了したことを示すメッセージと、インストールしたアプリを開く(起動する)ボタン347と、インストール完了画面を閉じるボタン348とを表示する。閉じるボタン348が押下されたことを受け付けると、表示制御部272は、図36に示したアプリ購入申込画面を表示させる制御を行う。なお、アプリ購入要求送信手段は、「表示制御部272及び実行部273」の機能で実現される。
以上に説明した起動部271、表示制御部272、及び実行部273の各々の機能は、CPU21がROM22やフラッシュメモリ24等の記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現可能である。
図44は、本実施形態のシステム1の動作手順の一例を示すシーケンス図である。すなわち、見積書提示のフローの一例を示すシーケンス図である。まず、ユーザ(契約担当者)は、MFP3にログインID、パスワードを用いてログインする(ステップS21)。ユーザの操作によりMFP3は、操作パネル27にアプリ一覧画面(図32)を表示する(ステップS22)。アプリ一覧画面は、MFP3からサーバ2に送信したアプリ一覧情報取得要求に対して、サーバ2から受信したアプリ一覧画面の画面情報に基づいて、表示制御部272が表示する制御を行う。MFP3は、アプリ一覧画面で所定のアプリケーションが選択された場合に(ステップS23)、アプリケーションのインストールを実行するインストールボタンを含む該アプリケーションの説明情報の画面(図33)を表示させる(ステップS24)。
ここでユーザは、図33に示したインストールボタン332を押下する(ステップS25)。表示制御部272は、インストールボタン332の押下を受け付けた場合、インストールボタンが選択された該アプリケーションの情報(アプリID)をサーバ2(契約管理モジュール240)に送信し(ステップS26)、サーバ2のアプリ契約部249では、インストールボタンが選択された該アプリケーションの情報に基づいて、図11に示した第6の対応情報(アプリ情報DB261)、または図14に示した第7の対応情報(ライセンス情報DB224)を参照して、アプリケーションが無償であるか有償であるかを判断する(ステップS27)。アプリケーションが無償の場合には(ステップS27)、アプリ契約部249は、生成部248が生成した図34に示すインストール確認画面の画面情報をMFP3に送信させる(ステップS28)。そして表示制御部272は、インストール確認画面を操作パネル27に表示する制御を行う(ステップS29)。その後アプリケーションのインストールの処理動作は上述したとおりである。
アプリケーションが有償の場合には(ステップS27)、アプリ契約部249は、生成部248が生成した、有償アプリケーションの見積書を出力する見積書出力ボタンと、該有償アプリケーションを購入するための申込書を出力する申込書出力ボタンと、該有償アプリケーションの購入を申し込む申込ボタンとを含む、アプリ購入申込画面の画面情報をMFP3に送信させる。そして表示制御部272は、アプリ購入申込画面(図36)を操作パネル27に表示する制御を行う(ステップS30)。
次にユーザは、アプリ購入申込画面で見積書出力ボタン340を押下する(ステップS31)。MFP3は、有償アプリケーションの識別情報(アプリID)とMFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求をサーバ2(契約管理モジュール240)に送信する(ステップS32)。サーバ2(契約管理モジュール240)は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含む見積書取得要求を受信した場合、アプリ価格情報を参照して該有償アプリケーションの価格情報を特定し、さらに機器管理情報及び顧客情報を参照し、該MFP3の機器情報(機番)に紐付く顧客情報を特定し、アプリケーションの価格情報と、該MFP3の機器情報(機番)と、顧客情報とを少なくとも入力した見積書を生成して(ステップS33)、MFP3に送信する(ステップS34)。
MFP3は、サーバ2から取得した見積書を紙出力(印刷)する(ステップS35)。そして表示制御部272は、アプリ購入申込画面(図36)を操作パネル27に表示する制御を行う(ステップS36)。
以上のように、本実施形態のシステム1は、上記のシーケンスの処理を実行することにより、MFP3の操作パネル27から、有償アプリケーションを購入するための見積書を紙に印刷させることができる。
図45は、本実施形態のシステム1の動作手順の一例を示すシーケンス図である。すなわち、アプリ購入申込のフローの一例を示すシーケンス図である。まず、ユーザ(契約担当者)は、MFP3にログインID、パスワードを用いてログインする(ステップS51)。ユーザの操作によりMFP3は、操作パネル27にアプリ購入申込画面(図36)を表示する(ステップS52)。
次にユーザ(契約担当者)は、アプリ購入申込画面で申込書出力ボタン342を押下する(ステップS53)。MFP3は、有償アプリケーションの識別情報(アプリID)とMFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求をサーバ2(契約管理モジュール240)に送信する(ステップS54)。サーバ2(契約管理モジュール240)は、MFP3から有償アプリケーションの識別情報(アプリID)と該MFP3の機器情報(機番)とを含む申込書取得要求を受信した場合、アプリ価格情報(図11)を参照して該有償アプリケーションの価格情報を特定すると共に契約を識別する識別情報(契約ID)を付与し、さらに機器管理情報(図21)及び顧客情報(図20)を参照し、該MFP3の機器情報(機番)に紐付く顧客情報を特定し、アプリケーションの価格情報と、該MFP3の機器情報(機番)と、顧客情報(例えば、契約担当者名と契約担当者の識別情報(図40の例ではE−mailアドレス))と、契約IDとを少なくとも入力した申込書(図40)を生成して(ステップS55)、生成した申込書と、約款をMFP3に送信する(ステップS56)。
MFP3は、サーバ2(契約管理モジュール240)から受信した約款を操作パネル27に表示すると共に取得した申込書を紙出力(印刷)する(ステップS57)。
ここで、ユーザ(契約担当者)は、紙出力した見積書で購入を検討し、購入する場合には、申込書に所定項目を記入(入力)し、押印(サイン)した申込書を作成する(ステップS58)。次にユーザ(契約担当者)は、作成した申込書をMFP3の読み取り面に置いて、アプリ購入申込画面で申込ボタン344を押下する(ステップS59)。MFP3は、所定項目が入力された申込書をスキャンする(ステップS60)。MFP3は、申込書を読み取ったデータと、MFP3の機器情報(機番)と、ログイン時にユーザの認証に用いられる認証情報(ユーザから受け付けたログインID)とを含むアプリ購入(申込)要求をサーバ2(契約管理モジュール240)に送信する(ステップS61)。契約管理モジュール240のアプリ契約部249は、申込書の内容を確認する(ステップS62)。すなわち、上述したように、アプリ契約部249は、申込書を読み取ったデータに含まれる契約担当者の識別情報(ログインID)と、該アプリ購入要求に含まれるユーザの認証情報(ログインID)とが同一であるかを確認する。ログインIDが同一である場合に、アプリ契約部249は、機器管理情報(図21)及び顧客情報(図20)を参照し、アプリ購入処理を行ったユーザ(契約担当者)のログインIDまたはMFP3の機器情報(機番)に紐付いた契約担当者に対してアプリ購入申込確認をするためのウェブサイト上のアドレスをメール送信し(ステップS63)、該契約担当者が該アドレス(URL)に接続してアプリ購入申込確認(ステップS64)した後に、アプリ購入処理を行う。すなわち、ライセンス管理モジュール220に対してアプリIDと機番とを含むライセンスキー発行依頼を送信する(ステップS65)。ライセンス管理モジュール220では、上述したようにライセンスキーを発行して、発行したライセンスキーを契約管理モジュール240のアプリ契約部249に送信する(ステップS66)。
アプリ契約部249は、アプリ購入処理を行った後に、アプリ購入申込契約を完了して、有償アプリケーションのライセンスキーと契約の識別情報(契約ID)とを含むアプリ購入申込完了情報をMFP3に送信する(ステップS67)。MFP3は、操作パネル27に図42に示したインストール確認画面(アプリの購入申込が完了したメッセージと、インストールを確認するメッセージと、インストールの実行を最終的に承諾したことを指示するための確認ボタン(OK)346)を表示する(ステップS68)。
次にユーザ(契約担当者)は、インストール確認ボタンを押下する(ステップS69)。MFP3は、アプリ購入申込完了情報に含まれるライセンスキーを用いて有償アプリケーションのインストールを実行する(ステップS70)。MFP3は、アプリインストールが完了した後、機番と契約IDを含むインストール完了情報をアプリ契約部249(契約管理モジュール240)に送信する(ステップS71)。インストール完了情報を受信したアプリ契約部249は、インストール完了情報(機番、契約ID)と、インストール完了情報を受信した日時(利用開始日時)を用いて、利用開始日、利用終了日を含む機器管理情報DB246の機器管理情報の更新(登録)依頼を情報登録制御部247に行う(ステップS72)。すなわち、情報登録制御部247は、契約ID、機番及び利用開始日時の情報から、図21において、例えば、機番「XYZ1222」に対応するアプリ利用情報のアプリIDとアプリ名称を図10に示す第5の対応情報(アプリ情報DB261)を参照して特定し、契約IDを発行した日時から申込日を特定し、インストール完了情報を受信した日時から利用開始日を特定し、図14に示した第7の対応情報(ライセンス情報DB224)を参照して、有効期限から利用終了日を特定することができる。また、契約IDから契約文書のファイル名を特定することができる。このようにして、情報登録制御部247は、機器管理情報DB246の機器管理情報を更新する。
図46は、図45のステップS62の申込書内容確認処理の一例を示すフローチャート図である。まず、アプリ契約部249(アプリ購入契約手段)は、申込書を読み取った画像データを解析(文字認識)して文字を読み取って文字データを取得し(ステップS81)、文字データから特定した文字列からMFP3の機器情報(機番)、顧客名、契約担当者名、契約担当者の識別情報(ログインID)などの各種情報を抽出する。次に、アプリ契約部249は、画像データから抽出した契約担当者の識別情報(ログインID)と、該アプリ購入要求に含まれるユーザの認証情報(ログインID)とが同一であるか否かを判断する(ステップS82)。同一でない場合(ステップS82:No)、アプリ契約部249は、エラーをMFP3に応答、またはエラーのメールをユーザ(契約担当者)に送信して(ステップS83)処理を終了する。同一である場合(ステップS82:Yes)、アプリ契約部249は、画像データから抽出したMFPの機器情報(機番)と、該アプリ購入要求に含まれるMFP3の機器情報(機番)とが同一であるか否かを判断する(ステップS84)。同一でない場合(ステップS84:No)、アプリ契約部249は、ステップS83に移行し、エラーをMFP3に応答、またはエラーのメールをユーザ(契約担当者)に送信して(ステップS83)処理を終了する。同一である場合(ステップS84:Yes)、アプリ契約部249は、機器管理情報DB246の機器管理情報の更新依頼を情報登録制御部247に行って(ステップS85)、例えば、図21に示した機器情報で、機番「XYZ1222」に対応するアプリ利用情報のうち、現在までに情報を有している、例えばアプリID、アプリ名称、申込日、契約ID、契約文書のファイル名などを追加して更新する。なお、アプリ利用情報のうち利用開始日、利用終了日の情報は、アプリのインストールが完了した後に取得して更新する。アプリ契約部249は、機器管理情報の更新依頼を行った後に、申込書内容確認を完了して(ステップS86)処理を終了する。なお、ステップS82及びステップS84の判断処理は両方を行うことを説明したが、これに限ることはなく、どちらか一方の判断を行うようにしてもよい。また、ステップS82とステップS84の判断処理の順番を変えてもよい。
以上のように、本実施形態のシステム1は、上記のシーケンス及びフローチャートの処理を実行することにより、MFP3の操作パネル27から、有償アプリケーションを購入するための申込書を紙に印刷させることができると共に、所定項目を記入(入力)または押印(サイン)した紙の申込書をMFP3でスキャンして、データをサーバ2に送信することで有償アプリケーションの購入申込を行い、アプリケーションをダウンロードしてインストールすることができる。さらに、本実施形態のシステム1によれば、契約書類を紙媒体に出力して購入契約を行って契約書類を残すことができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば図32に示すアプリケーション一覧画面に表示されるアプリケーションの中に(MFP3が利用可能なアプリケーションの中に)、サーバ2に配置したアプリケーションを、操作部20のブラウザアプリで利用する形態のアプリケーション(つまり、Webアプリ)が含まれていてもよい。このようなWebアプリについては、MFP3にインストールする必要は無いので、Webアプリに対応するアプリケーション選択ボタン331の押下を受け付けた場合、表示制御部272は、例えばショートカット作成指示画面を操作パネル27に表示する制御を行う形態であってもよい。ショートカット作成指示画面は、対応するアプリケーション(Webアプリ)のアプリ説明情報と、Webアプリの機能を呼び出すためのショートカットアイコンの作成を指示するためのショートカット作成ボタンとを表示する。この例では、ショートカット作成ボタンに対して、ショートカットを作成する命令を示すショートカット作成命令が貼り付けられている。表示制御部272は、ショートカット作成ボタンの押下を受け付けた場合、実行部273に対して、該ショートカット作成ボタンに貼り付けられたショートカット作成命令を通知する。そして、実行部273は、表示制御部272から通知されたショートカット作成命令を実行する。
また、例えば操作部20(MFP3)は、複数のユーザごとに、該ユーザの権限を対応付けた権限情報を管理する機能(権限情報管理部)をさらに備える形態であってもよい。表示制御部272は、権限情報管理部から取得した権限情報を参照して、MFP3を使用中のユーザ(MFP3を使用する権限を有すると認められたユーザ、ログイン中のユーザ)に対応付けられた権限が、例えばインストールの実行を指示できない形態である場合は、図33に示すインストールボタン332を非表示にすることもできる。
また、上述の実施形態では、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作しているが、これに限らず、例えば本体10と操作部20が同じオペレーティングシステムで動作する形態であってもよい。つまり、本体10と操作部20とを一体とした構成であってもよい。
また、上述した実施形態のシステム1(サーバ2、MFP3等)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 システム
2 サーバ
3 MFP
4 ネットワーク
8 アイコン
10 本体
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 通信I/F
16 接続I/F
17 エンジン部
18 システムバス
20 操作部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 フラッシュメモリ(記憶部)
25 通信I/F
26 接続I/F
27 操作パネル
28 システムバス
30 通信路
101 アプリ層
102 サービス層
103 OS層
201 アプリ層
202 サービス層
203 OS層
210 アプリ情報管理モジュール
211 記憶部
212 制御部
213 画面提供部
214 設定部
216 特定部
217 生成部
218 送信部
219 設定制御部
220 ライセンス管理モジュール
221 記憶部
222 制御部
223 ライセンス発行部
224 ライセンス情報DB
225 ユーザ情報DB
226 登録制御部
227 ライセンス有効化部
228 ライセンス無効化部
230 アプリダウンロード管理モジュール
231 アプリストレージ
232 ダウンロード部
240 契約管理モジュール
241 記憶部
242 制御部
243 画面提供部
244 契約ID発行部
245 顧客情報DB
246 機器管理情報DB
247 情報登録制御部
248 生成部
249 アプリ契約部
255 アプリケーションサーバ
256 データベースサーバ
261 アプリ情報DB
262 ユーザ情報DB
271 起動部
272 表示制御部
273 実行部
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 通信I/F
305 入力装置
306 表示装置
307 システムバス
特開2007−72912号公報

Claims (13)

  1. 情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続される機器とを備えるシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    機器の機器情報ごとに、顧客の識別情報を少なくとも含む機器管理情報を記憶する機器管理情報記憶手段と、
    顧客名ごとに、前記顧客の識別情報と契約担当者の識別情報とを少なくとも含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、
    前記機器からアプリケーションの識別情報と該機器の機器情報とを含み、かつアプリケーションを購入する申込書の取得を要求する申込書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、前記契約担当者の識別情報を少なくとも入力した前記申込書を生成して、前記機器に送信する申込書生成手段と、
    前記機器から前記申込書を読み取ったデータと、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる前記契約担当者の識別情報と、前記アプリ購入要求に含まれる前記ユーザの認証情報とが同一である場合に、アプリケーションの使用権限の認証に用いられるライセンスキーを少なくとも含む申込完了情報を前記機器に送信するアプリ購入契約手段と、を備え、
    前記機器は、
    前記機器の表示部に表示された、アプリケーションを購入するためのアプリ購入申込画面で、前記申込書の出力を受け付けた場合、前記申込書取得要求を前記情報処理装置に送信する申込書要求送信手段と、
    該情報処理装置から取得した前記申込書を出力する申込書出力手段と、
    前記アプリ購入申込画面で、アプリケーションの購入申込を受け付けた場合、前記アプリ購入要求を前記情報処理装置に対して送信するアプリ購入要求送信手段と、
    前記情報処理装置から前記申込完了情報を受け付けた後に、該申込完了情報に含まれる前記ライセンスキーを用いて前記アプリケーションをインストールするインストール実行手段と、を備える、
    システム。
  2. 前記アプリ購入要求は、さらに前記機器の機器情報を含み、
    申込書生成手段は、さらに前記機器の機器情報を入力した前記申込書を生成し、
    前記アプリ購入契約手段は、
    前記機器から前記アプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる機器の機器情報と、該アプリ購入要求に含まれる機器の機器情報とが同一である場合に、前記ライセンスキーを少なくとも含む申込完了情報を前記機器に送信する、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記顧客情報は、さらに契約担当者名を含み、
    前記申込書生成手段は、
    前記機器から前記申込書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、該機器の機器情報に紐付く前記顧客情報をさらに入力した前記申込書を生成して、前記機器に送信し、
    前記申込書出力手段は、
    前記情報処理装置から取得した前記申込書を出力する、
    請求項1に記載のシステム。
  4. 前記情報処理装置は、
    前記機器からアプリケーションの識別情報と該機器の機器情報とを含むアプリケーションを購入する見積書の取得を要求する見積書取得要求を受信した場合、該アプリケーションの価格情報と、該機器の機器情報とを少なくとも入力した見積書を生成して、前記機器に送信する見積書生成手段を備え、
    前記機器は、
    前記アプリ購入申込画面で、前記見積書の出力を受け付けた場合、前記見積書取得要求を前記情報処理装置に送信し、該情報処理装置から取得した前記見積書を出力する見積書出力手段を備える、
    請求項1に記載のシステム。
  5. 前記顧客情報は、さらに契約担当者名を含み、
    前記見積書生成手段は、
    前記機器から前記見積書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、該機器の機器情報に紐付く前記顧客情報をさらに入力した前記見積書を生成して、前記機器に送信し、
    前記見積書出力手段は、
    前記情報処理装置から取得した前記見積書を出力する、
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記アプリ購入契約手段は、
    前記申込書を読み取った前記データを解析して、該データに入力されている機器の機器情報と、契約担当者の識別情報とを抽出する、
    請求項1または2に記載のシステム。
  7. 前記アプリ購入契約手段は、前記申込完了情報を送信する前に、前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、前記契約担当者の識別情報または前記機器の機器情報に紐付いた契約担当者に対してアプリ購入申込を確認するためのウェブサイト上のアドレスを送信し、該契約担当者が該アドレスに接続した後に、前記申込完了情報を送信する、
    請求項1または2に記載のシステム。
  8. 前記情報処理装置は、
    前記機器の表示部に表示する画面の画面情報を生成して前記機器に送信する画面情報生成手段を備え、
    前記機器は、
    前記情報処理装置から受信した前記画面情報に基づく画面を表示部に表示する制御を行う表示制御手段を備える、
    請求項1に記載のシステム。
  9. 前記画面は、機器が利用可能なアプリケーションの一覧を示すアプリ一覧画面と、前記アプリ一覧画面で所定のアプリケーションが選択された場合に、該アプリケーションのインストールを実行するインストールボタンを含む該アプリケーションの説明情報の画面と、前記インストールボタンが選択された該アプリケーションが有償の場合に、該アプリケーションの見積書の出力と、該アプリケーションを購入するための申込書の出力と、該アプリケーションの購入の申し込みと、を受け付けるアプリ購入申込画面とを少なくとも含む、
    請求項8に記載のシステム。
  10. 前記画面情報生成手段は、アプリケーションインタフェースにより提供される、
    請求項8に記載のシステム。
  11. 情報処理装置と、ネットワークを介して前記情報処理装置に接続される機器とを備えるシステムによる情報処理方法であって、
    機器の機器情報ごとに、顧客の識別情報を少なくとも含む機器管理情報を記憶する機器管理情報記憶ステップと、
    顧客名ごとに、前記顧客の識別情報と契約担当者の識別情報とを少なくとも含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶ステップと、
    前記機器の表示部に表示された、アプリケーションを購入するためのアプリ購入申込画面で、アプリケーションを購入する申込書の出力を受け付けた場合、アプリケーションの識別情報と該機器の機器情報とを含み、かつアプリケーションを購入する申込書の取得を要求する申込書取得要求を前記情報処理装置に送信する申込書要求送信ステップと、
    前記機器から前記申込書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、前記契約担当者の識別情報を少なくとも入力した前記申込書を生成して、前記機器に送信する申込書生成ステップと、
    該情報処理装置から取得した前記申込書を出力する申込書出力ステップと、
    前記アプリ購入申込画面で、アプリケーションの購入申込を受け付けた場合、前記申込書を読み取ったデータと、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を前記情報処理装置に対して送信するアプリ購入要求送信ステップと、
    前記機器から前記アプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる前記契約担当者の識別情報と、前記アプリ購入要求に含まれる前記ユーザの認証情報とが同一である場合に、アプリケーションの使用権限の認証に用いられるライセンスキーを少なくとも含む申込完了情報を前記機器に送信するアプリ購入契約ステップと、
    前記情報処理装置から前記申込完了情報を受け付けた後に、該申込完了情報に含まれる前記ライセンスキーを用いて前記アプリケーションをインストールするインストール実行ステップと、を含む、
    情報処理方法。
  12. ネットワークを介して機器に接続される情報処理装置であって、
    機器の機器情報ごとに、顧客の識別情報を少なくとも含む機器管理情報を記憶する機器管理情報記憶手段と、
    顧客名ごとに、前記顧客の識別情報と契約担当者の識別情報とを少なくとも含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、
    前記機器からアプリケーションの識別情報と該機器の機器情報とを含み、かつアプリケーションを購入する申込書の取得を要求する申込書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、前記契約担当者の識別情報を少なくとも入力した前記申込書を生成して、前記機器に送信する申込書生成手段と、
    前記機器から前記申込書を読み取ったデータと、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる前記契約担当者の識別情報と、前記アプリ購入要求に含まれる前記ユーザの認証情報とが同一である場合に、アプリケーションの使用権限の認証に用いられるライセンスキーを少なくとも含む申込完了情報を前記機器に送信するアプリ購入契約手段と、を備える、
    情報処理装置。
  13. ネットワークを介して機器に接続される情報処理装置に、
    機器の機器情報ごとに、顧客の識別情報を少なくとも含む機器管理情報を記憶する機器管理情報記憶ステップと、
    顧客名ごとに、前記顧客の識別情報と契約担当者の識別情報とを少なくとも含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶ステップと、
    前記機器からアプリケーションをインストールするインストール要求を受け付けて、該アプリケーションが有償であった場合には、アプリケーションを購入するためのアプリ購入申込画面の画面情報を生成して、前記機器に送信する画面情報生成ステップと、
    前記機器から前記アプリ購入申込画面で選択されたアプリケーションの識別情報と該機器の機器情報とを含み、かつアプリケーションを購入する申込書の取得を要求する申込書取得要求を受信した場合、該機器の機器情報を用いて前記機器管理情報及び前記顧客情報を参照し、前記契約担当者の識別情報を少なくとも入力した前記申込書を生成して、前記機器に送信する申込書生成ステップと、
    前記機器から前記申込書を読み取ったデータと、該機器を使用しているユーザの認証に用いられる認証情報とを含むアプリケーション購入を要求するアプリ購入要求を受信した場合、該データに含まれる前記契約担当者の識別情報と、前記アプリ購入要求に含まれる前記ユーザの認証情報とが同一である場合に、アプリケーションの使用権限の認証に用いられるライセンスキーを少なくとも含む申込完了情報を前記機器に送信するアプリ購入契約ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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