JP2017098854A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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【課題】受信した画像データを、記録媒体に設定された記録画質と対応するように記録媒体に保存できる画像処理装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明の画像処理装置100は、複数の記録媒体109に画像データを保存できる画像処理装置100であって、画像データを受信する受信手段と、受信手段が受信した受信画像データの記録画質と、それぞれの記録媒体109に設定される画像データの記録画質である設定記録画質とに基づいて、受信画像データに基づく画像データを記録媒体109に保存する保存手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来から、他のデジタルカメラに画像データを送信したり、他のデジタルカメラから画像データを受信したりできるデジタルカメラがある。
また、複数のメモリーカードを持つデジタルカメラには、振り分け設定と呼ばれるメモリーカード毎に撮影した画像を記録する記録画質の設定ができるものがある。振り分け設定が可能なデジタルカメラでは、例えば、撮影したときに、第1メモリーカードには画像種別がRAWである画像データを保存し、第2メモリーカードには画像種別がJpegLである画像データを保存することができる。
なお、従来から、複数のメモリーカードを持ち、撮影した画像データをメモリーカード毎に指定された圧縮率で圧縮してメモリーカードに保存するデジタルカメラがある(例えば特許文献1参照)。また、一度の撮影で得た画像データを異なる複数の記録先に記録するように設定でき、記録先毎に記録する画像データの記録形式を設定できるデジタルカメラがある(例えば特許文献2参照)。
特開2003−134368号公報 特開2003−179857号公報
しかしながら、上記の振り分け設定が可能なデジタルカメラでは、他のデジタルカメラから画像データを受信したとき、受信した画像データによっては振り分け設定で設定した記録画質で保存する事ができない、という問題がある。
そこで本発明は、受信した画像データを、記録媒体に設定された記録画質と対応するように記録媒体に保存できる画像処理装置の提供を目的とする。
本発明の画像処理装置は、複数の記録媒体に画像データを保存できる画像処理装置であって、画像データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した受信画像データの記録画質と、それぞれの前記記録媒体に設定される画像データの記録画質である設定記録画質とに基づいて、前記受信画像データに基づく画像データを前記記録媒体に保存する保存手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信した画像データを、記録媒体に設定された記録画質と対応するように記録媒体に保存できる。
第1実施形態の通信システムの構成図である。 第1実施形態のデジタルカメラの構成図である。 第1実施形態のデジタルカメラの保存パターンを示す図である。 画像データの可能な変換を示す図である。 第1実施形態のデジタルカメラの動作モードを示す図である。 記録画質の近さを説明する図である。 第1実施形態のデジタルカメラの処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態のデジタルカメラの第1保存パターンの処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態のデジタルカメラの第2保存パターンの処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態のデジタルカメラの第3保存パターンの処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態のデジタルカメラの第4保存パターンの処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態のデジタルカメラにおける受信画像データ変換中に異常が検知されたときの処理を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1実施形態>
はじめに、図1を参照して、本実施形態の通信システムの構成を説明する。図1は、本実施形態の通信システムの構成図である。
本実施形態の通信システムは、デジタルカメラ100、300、400と、ネットワーク200とを備える。デジタルカメラ100は、ネットワーク200を介して、デジタルカメラ300及びデジタルカメラ400に接続する。ネットワーク200には、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)や無線LANアドホックモード等の通信を利用した端末同士の接続を可能とするネットワークや、LANやインターネット等の回線を利用したネットワーク等が使われる。
次に、図2を参照して、画像処理装置の一例であるデジタルカメラ100について説明する。図2は、デジタルカメラ100の構成図である。
101は、光学系であり、レンズユニット、絞り、シャッター等が含まれる。
102は、光学的な被写体像を電気信号に変換する撮像素子である。
103は、CPUであり、各部からの入力信号やプログラムに従い、撮像制御、記憶制御、通信制御、時刻制御等を行う。
104は、RAMであり、一次記憶装置として動作する揮発性メモリが用いられる。
105は、フラッシュメモリであり、二次記憶装置として動作する不揮発性メモリが用いられる。フラッシュメモリ105には、各種のプログラムが記憶されており、CPU103はこれらのプログラムを読み出して実行することでデジタルカメラ100を制御する。
106は、TFTやLCD等から成る表示部である。なお、デジタルカメラ100は表示部と接続しこれを制御するための手段を有していれば十分であり、表示部そのものは必ずしもデジタルカメラ100が有している必要はない。
107は各種ボタンスイッチやダイアル、タッチパネル等で構成される操作部である。
108は通信部であり、デジタルカメラ300、400等との通信インタフェースとして機能する。なお、デジタルカメラ100は通信部108にアクセスするための手段を有していれば十分であり、通信部108そのものは必ずしもデジタルカメラ100が有している必要はない。例えば通信部108は外部アクセサリ装置となっておりデジタルカメラ100は外部アクセサリ装置を介してデジタルカメラ300、400等と通信を行ってもよい。
109は、記録媒体であり、本実施形態ではメモリーカードとする。メモリーカード109には、撮影により得られた画像データが記憶される。デジタルカメラ100は、メモリーカード109として、第1メモリーカード109A及び第2メモリーカード109Bの2個を備える。なお、デジタルカメラ100は、2個以上のメモリーカード109を備えてもよい。また、デジタルカメラ100の記録媒体には、メモリーカード以外の記録媒体、例えば、SDカードやCFカード、又は、HDDやSSD等の記録装置が使われてもよい。デジタルカメラ100の記録媒体は、デジタルカメラ100から取り外しできるもであっても取り外しができないものであってもよい。
次に、デジタルカメラ100が備える画像振り分け機能について説明する。画像振り分け機能では、メモリーカード109毎にどの記録画質の画像データを保存するかの設定である振り分け設定を行うことができる。振り分け設定がされているとき、原則として振り分け設定に合うように、画像データをメモリーカード109に保存する。以降では、振り分け設定で設定されたメモリーカード109の記録画質を設定記録画質と呼ぶ。
画像振り分け機能は、撮影画像振り分け機能と、受信画像振り分け機能とを備える。
撮影画像振り分け機能では、デジタルカメラ100が撮像素子102等を使って撮像した画像データが、振り分け設定に合うように、メモリーカード109に保存される。
受信画像振り分け機能では、デジタルカメラ100が、デジタルカメラ300、400等の外部の機器から受信した画像データが、原則として振り分け設定に合うように、メモリーカード109に保存される。受信画像振り分け機能は、受信画像データを複数受信することがある。複数の受信画像データは、例えば、一度の撮影に基づく複数の画像データである。
以降では、受信画像振り分け機能について詳しく説明する。
まず、受信画像振り分け機能が対象にする画像データについて説明する。受信画像振り分け機能が対象にする画像データの画像種別には、RAW画像と、Jpeg画像とがある。
RAW画像は、撮像素子からのデータをそのまま記録した画像データであり、Jpeg画像等へ変換できる。RAW画像には、記録画質として、RAWとmRAWとsRAWとがある。それぞれの画像解像度は、RAW、mRAW、sRAWの順で少なくなる。
Jpeg画像は、Jpeg(Joint Photographic Experts Group)と呼ばれる圧縮方法で圧縮された画像データである。Jpeg画像には、記録画質として、JpegLとJpegMとJpegSとがある。それぞれの画像解像度は、JpegL、JpegM、JpegSの順で少なくなる。
次に、受信画像振り分け機能で、受信画像データをデジタルカメラ100のメモリーカード109に保存するときの動作について説明する。
受信画像振り分け機能では、受信画像データの記録画質と、メモリーカード109毎の設定記録画質とに基づいて、受信画像データに基づく画像データがメモリーカード109に保存される。
本実施形態では、原則として、全てのメモリーカード109について、メモリーカード109の設定記録画質に一致するように、受信した画像データに基づく画像データがメモリーカード109に保存される。この画像データの保存には、第1保存パターンと第2保存パターンとがある。これらの保存パターンについて図3を参照して説明する。
まず、第1保存パターンについて説明する。第1保存パターンは、全てのメモリーカード109について、メモリーカード109の設定記録画質に一致する記録画質の受信画像データがあるときの保存パターンである。
そして、第1保存パターンでは、全てのメモリーカード109について、受信画像データを変換せずに、それぞれのメモリーカード109の設定記録画質に一致する画像データを保存する。
次に、第1保存パターンの例を説明する。
第1保存パターンの第1例は、受信画像データがRAWの画像データ及びJpegLの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegLである。このとき、第1メモリーカード109AにRAWの受信画像データが保存され、第2メモリーカード109BにJpegLの受信画像データが保存される。
第1保存パターンの第2例は、受信画像データがmRAWの画像データ及びJpegMの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がmRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegMである。このとき、第1メモリーカード109AにmRAWの受信画像データが保存され、第2メモリーカード109BにJpegMの受信画像データが保存される。
次に、第2保存パターンについて説明する。第2保存パターンは、次の処理により、全てのメモリーカード109に受信画像データに基づく画像データを保存する保存パターンである。
まず、メモリーカード109の設定記録画質と一致する記録画質の受信画像データがある場合、このメモリーカード109には、このメモリーカード109の設定記録画質に一致する受信画像データを保存する。
また、変換することでメモリーカード109の設定記録画質に一致させられる記録画質の受信画像データがある場合、このメモリーカード109には、この受信画像データを変換し、このメモリーカード109の設定記録画質に一致する画像データを保存する。
なお、上記2つ以外の場合があるときは、後述の第3保存パターン等で画像データが保存される。
ここで、図4を参照して、画像データの変換について説明する。本実施形態では画像データ毎に可能な変換が決まっている。RAW画像は、RAW画像の画像解像度に対応するJpeg画像に変換できる。この変換をRAW現像と呼ぶ。Jpeg画像は、画像解像度が変換元Jpeg画像より低いJpeg画像に変換できる。この変換をJpegリサイズと呼ぶ。
具体的には、変換元画像データの記録画質がRAWのとき、RAWに対応する画像解像度のJpegLに変換できる。さらに、JpegLの画像データは、JpegLより画像解像度が低いJpegM又はJpegSに変換できる。
また、変換元画像データの記録画質がmRAWのとき、mRAWに対応する画像解像度のJpegMに変換できる。さらに、JpegMの画像データは、JpegMより画像解像度が低いJpegSに変換できる。
また、変換元画像データの記録画質がsRAWのとき、sRAWに対応する画像解像度のJpegSに変換できる。
また、変換元画像データの記録画質がJpegLのとき、JpegLより画像解像度が低いJpegM又はJpegSに変換できる。
また、変換元画像データの記録画質がJpegMのとき、JpegMより画像解像度が低いJpegSに変換できる。
画像データの記録画質がJpegSのとき、本実施形態ではJpegSより画像解像度が低いJpeg画像の記録画質がないため、他の記録画質に変換できない。
なお、本実施形態で可能な変換は上記の通りであるが、他の変換、例えば、RAW画像から異なる画像解像度のRAW画像への変換や、Jpeg画像から画像解像度が高いJpeg画像への変換を行えるようにしてもよい。
次に、図3を参照して、第2保存パターンの例を説明する。
第2保存パターンの第1例は、受信画像データがRAWの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegLである。このとき、第1メモリーカード109AにRAWの受信画像データが保存される。そして、RAWの受信画像データがJpegLの画像データに変換されて第2メモリーカード109Bに保存される。
第2保存パターンの第2例は、受信画像データがmRAWの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がmRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegSである。このとき、第1メモリーカード109AにmRAWの受信画像データが保存される。そして、mRAWの受信画像データが、JpegMに変換され、その後JpegSに変換されて第2メモリーカード109Bに保存される。
第2保存パターンの第3例は、受信画像データがRAWの画像データ及びJpegLの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegMである。このとき、第1メモリーカード109AにRAWの受信画像データが保存される。そして、JpegLの受信画像データが、JpegMに変換されて第2メモリーカード109Bに保存される。
以上説明した第1保存パターン及び第2保存パターンが、受信画像振り分け機能での原則となる保存パターンである。しかし、受信画像データをメモリーカード109の設定記録画質に変換できないことがある。例えば、受信画像データがJpegSであり第1メモリーカード109Aの設定記録画質がJpegMの場合である。このとき、第1保存パターン又は第2保存パターンでは画像データを保存できない。
このときのために、デジタルカメラ100は、図5に示す第1動作モード又は第2動作モードのどちらかの動作モードを備え、動作モードに応じて、第1保存パターン及び第2保存パターンでは画像データを保存できないときの動作が決まる。ユーザは、動作モードを選択できる。
第1動作モードでは、原則として第1保存パターン又は第2保存パターンで画像データを保存する。しかし、第1保存パターン又は第2保存パターンでは画像データを保存できないとき、次に説明する第3保存パターンで画像データを保存する。
なお、第1保存パターン及び第2保存パターンでは画像データを保存できないときとは、次の条件を満たすメモリーカード109があるときである。すなわち、いずれの受信画像データの記録画質もメモリーカード109の設定記録画質に一致せず、かつ、いずれの受信画像データを変換してもメモリーカード109の設定記録画質と一致しないようなメモリーカード109があるときである。
第3保存パターンは、次の処理により、全てのメモリーカード109に受信画像データに基づく画像データを保存する保存パターンである。
まず、メモリーカード109の設定記録画質と一致する記録画質の受信画像データがある場合、このメモリーカード109には、このメモリーカード109の設定記録画質に一致する受信画像データを保存する。
また、変換することでメモリーカード109の設定記録画質に一致させられる記録画質の受信画像データがある場合、このメモリーカード109には、この受信画像データを変換し、このメモリーカード109の設定記録画質に一致する画像データを保存する。
また、上記の2つの場合に該当しないメモリーカード109には、受信画像データを変換せずに保存する。
次に、図3を参照して、第3保存パターンの例を説明する。
第3保存パターンの第1例は、受信画像データがRAWの画像データ及びJpegMの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がmRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegLである。このとき、第1メモリーカード109AにRAWの受信画像データが保存される。そして、RAWの受信画像データがJpegLの画像データに変換されて第2メモリーカード109Bに保存される。
第3保存パターンの第2例は、受信画像データがJpegLの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegLである。このとき、第1メモリーカード109A及び第2メモリーカード109BのそれぞれにJpegLの受信画像データが保存される。
第3保存パターンの第3例は、受信画像データがJpegMの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegSである。このとき、第1メモリーカード109AにはJpegMの受信画像データが保存される。そして、JpegMの受信画像データがJpegSの画像データに変換されて第2メモリーカード109Bに保存される。
図5の第2動作モードでは、原則として第1保存パターン又は第2保存パターンで画像データを保存する。しかし、第1保存パターン及び第2保存パターンでは画像データを保存できないとき、次に説明する第4保存パターンで画像データを保存する。
第4保存パターンは、次の処理により、画像データを保存する保存パターンである。
まず、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質に最も近くなるような受信画像データとメモリーカード109とからなる組み合わせを選択する。
次に、選択した組み合わせに含まれる受信画像データに基づく画像データを、組み合わせに含まれるメモリーカード109に保存する。
ここで、記録画質の近さについて説明する。受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と最も近いのが、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と一致する場合である。
この次に近いのが、上記の場合以外の場合であって、受信画像データを変換して記録画質をメモリーカード109の設定記録画質と一致させられる場合である。この場合、受信画像データの記録画質の画像解像度とメモリーカード109の設定記録画質の画像解像度とが近いほど、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質に近いものとする。
この次に近いのが、上記の場合以外の場合であって、受信画像データの画像種別とメモリーカード109の設定記録画質の画像種別とが一致する場合である。この場合、受信画像データの記録画質の画像解像度とメモリーカード109の設定記録画質の画像解像度とが近いほど、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質に近いものとする。
その他の場合は、上記の場合と比べて、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質から遠いものとする。
次に、図6を参照して、記録画質の近さの例について説明する。
第1〜第3例は、受信画像データの記録画質がRAWである。そして、第1例は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がmRAWである。第2例は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がsRAWである。第3例は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がmRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がsRAWである。
第1例と第2例では、受信画像データの記録画質が第1メモリーカード109Aの設定記録画質と一致する。このため、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。第3例では、受信画像データの画像解像度は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質の画像解像度より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質の画像解像度に近い。このため、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。
第4〜第6例は、受信画像データの記録画質がmRAWである。そして、第4〜第6例の振り分け設定は、それぞれ第1〜第3例と同様である。
第4例では、上記と同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質より、第2メモリーカード109Bの設定記録画質に近い。第6例も、上記と同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。
また、本実施形態では、mRAWの画像解像度は、sRAWの画像解像度よりRAWの画像解像度に近いものとして扱う。このため、第5例では、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。
第7〜第9例は、受信画像データの記録画質がsRAWである。そして、第7〜第9例の振り分け設定は、それぞれ第1〜第3例と同様である。このとき、上記と同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質より、第2メモリーカード109Bの設定記録画質に近い。
第10〜第12例は、受信画像データの記録画質がJpegLである。そして、第10例は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がJpegL、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegMである。第11例は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がJpegL、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegSである。第12例は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がJpegM、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegSである。
このとき、第10例と第11例では、上記と同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。
また、第12例では、受信画像データを変換することで、記録画質をJpegLからJpegMに変換でき、JpegMはJpegSより画像解像度がJpegLに近い。このため、第12例では、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。
第13〜第15例は、受信画像データの記録画質がJpegMである。そして、第13〜第15例の振り分け設定は、それぞれ第10〜第12例と同様である。
このとき、第13例と第14例は、上記の同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質より、第2メモリーカード109Bの設定記録画質に近い。また、第15例は、上記の同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より、第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。
第16〜第18例は、受信画像データの記録画質がJpegSである。そして、第16〜第18例の振り分け設定は、それぞれ第10〜第12例と同様である。このとき、上記と同様の考え方で、受信画像データの記録画質は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質より、第2メモリーカード109Bの設定記録画質に近い。
次に、図3を参照して、第4保存パターンの例を説明する。
第4保存パターンの第1例は、受信画像データがRAWの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegLである。このとき、受信画像データの記録画質は、第2メモリーカード109Bの設定記録画質より第1メモリーカード109Aの設定記録画質に近い。このため、受信画像データは第1メモリーカード109Aに保存される。
第4保存パターンの第2例は、受信画像データがJpegLの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegLである。このとき、受信画像データの記録画質は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質より第2メモリーカード109Bの設定記録画質に近い。このため、受信画像データは第2メモリーカード109Bに保存される。
第4保存パターンの第3例は、受信画像データがJpegLの画像データ、第1メモリーカード109Aの設定記録画質がRAW、第2メモリーカード109Bの設定記録画質がJpegMである。このとき、受信画像データの記録画質は、第1メモリーカード109Aの設定記録画質より第2メモリーカード109Bの設定記録画質に近い。そして、JpegLの画像データはJpegMに変換できる。このため、JpegLの受信画像データがJpegMの画像データに変換されて第2メモリーカード109Bに保存される。
次に、図7を参照して、デジタルカメラ100が行う受信画像振り分け機能の処理について説明する。
ステップS101において、CPU103は、通信部108を介して、外部機器、例えば、デジタルカメラ300又はデジタルカメラ400から、画像データを受信する。ここでは複数の画像データを受信することがある。複数の画像データには、例えば、一度の撮影に基づく複数の画像データがある。
ステップS102において、CPU103は、第1保存パターンの処理を行う。この処理の詳細は後述する。
ステップS103において、CPU103は、第1保存パターンで処理できたか否かを判定する。CPU103は、第1保存パターンで処理できたときステップS101に処理を戻し、第1保存パターンで処理できなかったときはステップS104に処理を進める。
ステップS104において、CPU103は、第2保存パターンの処理を行う。この処理の詳細は後述する。
ステップS105において、CPU103は、第2保存パターンで処理できたか否かを判定する。CPU103は、第2保存パターンで処理できたときステップS101に処理を戻し、第2保存パターンで処理できなかったときはステップS106に処理を進める。
ステップS106において、CPU103は、デジタルカメラ100が第1動作モードであるか否かを判定する。CPU103は、デジタルカメラ100が第1動作モードのときステップS107に処理を進め、第1動作モードではないときステップS108に処理を進める。
ステップS107において、CPU103は、第3保存パターンの処理を行う。この処理の詳細は後述する。その後、CPU103は、ステップS101に処理を戻す。
ステップS108において、CPU103は、第4保存パターンの処理を行う。この処理の詳細は後述する。その後、CPU103は、ステップS101に処理を戻す。
次に、図8を参照して、第1保存パターンの処理(図7のステップS102)について説明する。
ステップS201において、CPU103は、第1ループの開始処理を行う。第1ループでは、ステップS101で受信した画像データのうち、第X受信画像データについての処理を行う。図8の処理開始後の初回のステップS201の処理では、CPU103は変数Xに1を代入し、次回以降は、変数Xをインクリメントする。ステップS201は、図7のステップS101で受信した画像データの数だけ実行される。
ステップS202において、CPU103は、第2ループの開始処理を行う。第2ループでは、デジタルカメラ100が備えるメモリーカード109のうち、第Yメモリーカード109についての処理を行う。ステップS201の次に実行されるステップS202の処理では、CPU103は変数Yに1を代入し、次回以降は、変数Yをインクリメントする。ステップS202は、デジタルカメラ100が備えるメモリーカード109の数だけ実行される。
ステップS203において、CPU103は、第Yメモリーカード109への保存対象となる受信画像データが、ステップS205で既に特定されているか否かを判定する。CPU103は、特定されているときステップS206に処理を進め、特定されていないときステップS204に処理を進める。
ステップS204において、CPU103は、第X受信画像データの記録画質と、第Yメモリーカード109の設定記録画質とが一致するか否かを判定する。CPU103は、一致するときステップS205に処理を進め、一致しないときステップS206に処理を進める。
ステップS205において、CPU103は、第Yメモリーカード109の、変換が不要な保存対象受信画像データを第X受信画像データと特定して、RAM104に記憶する。
ステップS206において、CPU103は、第2ループの終了処理をする。第2ループの処理が、ステップS201での処理の後、デジタルカメラ100が備えるメモリーカード109の数だけ実行されたとき、CPU103は、ステップS207に処理を進め、これ以外のときステップS202に処理を戻す。
ステップS207において、CPU103は、第1ループの終了処理をする。第1ループの処理が、図8の処理開始後、図7のステップS101で受信した画像データの数だけ実行されたとき、CPU103は、ステップS208に処理を進め、これ以外のときステップS201に処理を戻す。
ステップS208において、CPU103は、全てのメモリーカード109について、保存対象となる受信画像データが特定されているか否かを判定する。CPU103は、全てのメモリーカード109について特定されているときステップS209に処理を進め、少なくとも1つのメモリーカード109について特定されていないとき図8の処理を終了する。
ステップS209において、CPU103は、それぞれのメモリーカード109について、保存対象として特定された受信画像データを保存する。ステップS208の処理で、全てのメモリーカード109に受信画像データが1つ保存される。また、ステップS208の処理が行われることで、第1保存パターンでの処理ができたことになる。
次に、図9を参照して、第2保存パターンの処理(図7のステップS104)について説明する。
ステップS301において、CPU103は、第3ループの開始処理を行う。
ステップS302において、CPU103は、第4ループの開始処理を行う。
ステップS301及びS302の処理は、それぞれ、図8のステップS201及びS202の処理と同様である。
ステップS303において、CPU103は、第Yメモリーカード109への保存対象となる受信画像データが、ステップS305又は図8のステップS205で既に特定されているか否かを判定する。CPU103は、特定されているときステップS306に処理を進め、特定されていないときステップS304に処理を進める。
ステップS304において、CPU103は、第X受信画像データを変換すると、記録画質を第Yメモリーカードの設定記録画質に一致させられるか否かを判定する。CPU103は、一致させられるときステップS305に処理を進め、一致させられないときステップS306に処理を進める。なお、本実施形態で可能な画像データの変換は、図4で説明した通りである。
ステップS305において、CPU103は、第Yメモリーカード109の、変換が必要な保存対象受信画像データを第X受信画像データと特定して、RAM104に記憶する。
ステップS306において、CPU103は、第4ループの終了処理をする。
ステップS307において、CPU103は、第3ループの終了処理をする。
ステップS306及びS307の処理は、それぞれ、図8のステップS206及びS207の処理と同様である。
ステップS308において、CPU103は、全てのメモリーカード109について、保存対象となる受信画像データが特定されているか否かを判定する。CPU103は、全てのメモリーカード109について特定されているときステップS309に処理を進め、少なくとも1つのメモリーカード109について特定されていないとき図8の処理を終了する。
ステップS309において、CPU103は、変換が必要な保存対象受信画像データとして特定された受信画像データを、対応するメモリーカード109の設定記録画質に変換する。
ステップS310において、CPU103は、それぞれのメモリーカード109について、保存対象として特定された受信画像データに基づく画像データを保存する。このとき、変換が不要な保存対象受信画像データについては、変換せずにそのまま対応するメモリーカード109に保存する。また、変換が必要な保存対象受信画像データについては、ステップS309で変換された画像データを対応するメモリーカード109に保存する。ステップS310の処理で、全てのメモリーカード109に受信画像データに基づく画像データが1つ保存される。また、ステップS310の処理が行われることで、第2保存パターンでの処理ができたことになる。
次に、図10を参照して、第3保存パターンの処理(図7のステップS107)について説明する。
ステップS401において、CPU103は、第5ループの開始処理を行う。この処理は、図8のステップS202の処理と同様である。なお、本処理では、ステップS202と異なり、変数Yではなく、変数Xを使用する。
ステップS402において、CPU103は、第Xメモリーカード109への保存対象となる受信画像データを特定して、RAM104に記憶する。図7のステップS101で受信した画像データが1つであれば、保存対象となる受信画像データは、この1つの受信画像データに特定される。図7のステップS101で受信した画像データが複数のときは、所定の基準で保存対象となる受信画像データが1つ特定される。例えば、CPU103は、図6を参照して説明したように、受信画像データの記録画質が第Xメモリーカード109の設定記録画質と最も近くなるように、受信画像データを1つ特定する。
ステップS403において、CPU103は、ステップS402で特定した保存対象受信画像データを変換すると、第Xメモリーカード109の設定記録画質に一致するか否かを判定する。CPU103は、変換して一致する場合ステップS404に処理を進め、これ以外の場合ステップS405に処理を進める。これ以外の場合とは、保存対象受信画像データの記録画質が第Xメモリーカード109の設定記録画質に一致する場合、又は、保存対象受信画像データを変換しても記録画質が第Xメモリーカード109の設定記録画質に一致しない場合である。
ステップS404において、CPU103は、ステップS402で特定した保存対象受信画像データを変換して、記録画質を第Xメモリーカード109の設定記録画質に一致させる。そして、CPU103は、変換した画像データを第Xメモリーカード109に保存する。
ステップS405において、CPU103は、ステップS402で特定した保存対象受信画像データを変換せずに第Xメモリーカード109に保存する。
ステップS406において、CPU103は、第5ループの終了処理をする。この処理は、図8のステップS206の処理と同様である。
次に、図11を参照して、第4保存パターンの処理(図7のステップS108)について説明する。
ステップS501において、CPU103は、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と最も近くなるような、1つの受信画像データ及び1個のメモリーカード109からなる組み合わせを選択して、RAM104に記憶する。本実施形態では、ステップS501では1つの組み合わせが選択されるものとする。近さが同等と判断される組み合わせが複数あるときは、所定の基準で1つの組み合わせが選択される。例えば、画像解像度が最も大きい受信画像データを含む組み合わせが選択される。
なお、ステップS501では複数の組み合わせを選択してもよい。例えば、近さが同等と判断される組み合わせが複数あるときは、これらすべての組み合わせが選択される。また、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と所定の近さより近くなる受信画像データとメモリーカード109とからなる組み合わせを複数選択してもよい。
ステップS502において、CPU103は、ステップS502で選択した組み合わせについて、組み合わせに含まれる受信画像データを変換して、組み合わせに含まれるメモリーカード109の設定記録画質に一致させられるか否かを判定する。CPU103は、変換して一致させられる場合ステップS503に処理を進め、これ以外の場合ステップS504に処理を進める。これ以外の場合には、次の場合がある。第1に、組み合わせに含まれる受信画像データの記録画質が組み合わせに含まれるメモリーカード109の設定記録画質に一致する場合である。第2に、組み合わせに含まれる受信画像データを変換しても記録画質が組み合わせに含まれるメモリーカード109の設定記録画質に一致しない場合である。
ステップS503において、CPU103は、選択した組み合わせに含まれる受信画像データを変換して、選択した組み合わせに含まれるメモリーカード109の設定記録画質に一致させる。そして、CPU103は、変換した画像データを、選択した組み合わせに含まれるメモリーカード109に保存する。
ステップS504において、CPU103は、選択した組み合わせに含まれる受信画像データを、選択した組み合わせに含まれるメモリーカード109に保存する。
以上説明した通り、デジタルカメラ100は、受信画像データに基づく画像データをメモリーカード109に保存する。したがって、受信画像データを、メモリーカード109の設定記録画質と対応するようにメモリーカード109に保存できる。
また、第1保存パターンでは、受信画像データの記録画質と一致する設定記録画質が設定されたメモリーカード109に、受信画像データが保存される。したがって、メモリーカード109に、設定記録画質と一致する記録画質の受信画像データを保存できる。
また、第2保存パターンでは、受信画像データがメモリーカード109の設定記録画質に変換され、変換された画像データがメモリーカード109に保存される。したがって、メモリーカード109の設定記録画質に一致する画像データを受信しない場合でも、メモリーカード109に、設定記録画質と一致する記録画質の受信画像データに基づく画像データを保存できる。
また、第3保存パターンでは、受信画像データを変換しても記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と一致しないようなメモリーカード109があるとき、受信画像データは、変換されずに、このメモリーカード109に保存される。よって、メモリーカード109に受信画像データに基づく画像データが保存されない、ということがなくなる。したがって、ユーザは、いずれかのメモリーカード109を参照することで、どのような画像データを受信できたのかが分かる。
次に、メモリーカード109のファイルの抜けについて説明する。デジタルカメラ100は、画像受信の処理(図7のステップS101)毎に、識別記号を生成し、この識別記号を含むファイル名で、画像データをそれぞれのメモリーカード109に保存する。このため、受信画像データを変換しても記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と一致しないようなメモリーカード109があるとき、このメモリーカード109に画像データを保存しないと、次の状態になる。すなわち、このときの識別記号を含む画像データが保存されないメモリーカード109が存在する状態になる。これがメモリーカード109のファイルの抜けである。
しかし、第1動作モードでは、全てのメモリーカード109について、受信画像データに基づく画像データがメモリーカード109に保存される。したがって、メモリーカード109にファイルの抜けが生じない。
また、第4保存パターンでは、受信画像データを変換しても記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と一致しないようなメモリーカード109があるとき、次のように画像データがメモリーカード109に保存される。まず、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と近くなるような受信画像データとメモリーカード109とからなる組み合わせが選択される。次に、この組み合わせに含まれる受信画像データに基づく画像データが、この組み合わせに含まれるメモリーカード109に保存される。したがって、それぞれのメモリーカード109に設定記録画質と大きく異なる記録画質の画像データが保存されることが回避できる。
<第2実施形態>
第1実施形態のデジタルカメラ100は、第2保存パターン等で受信画像データの変換を行っているとき異常を検知すると、受信画像振り分け機能が中断し、メモリーカード109へ画像データが保存されないことがある。デジタルカメラ100が検知する異常としては、例えば、受信画像データの変換中に、デジタルカメラ100が備えるカード蓋(メモリーカード109等の挿入口を閉じる蓋)や、電池蓋(電池等の挿入口を閉じる蓋)が開けられる操作がある。
しかし、受信画像データの変換中に異常が検知された場合であっても、受信画像データの取得には成功しているため、受信画像データをメモリーカード109に保存してもよい。本実施形態では、このような処理を行うデジタルカメラ100について説明する。なお、その他の点は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図12を参照して、受信画像データの変換中に異常が検知された場合にデジタルカメラ100が行う処理について説明する。図12は、受信画像データの変換中に異常が検知された場合の処理を説明するフローチャートである。
図12に示す処理は、受信画像データの変換中に異常が検知された場合に開始する。
ステップS601において、CPU103は、第6ループの開始処理を行う。
ステップS602において、CPU103は、第7ループの開始処理を行う。
ステップS601及びS602の処理は、それぞれ、図8のステップS201及びS202の処理と同様である。
ステップS603において、CPU103は、図12の処理において、第Yメモリーカード109に受信画像データが保存済みか否かを判定する。CPU103は、保存済みのときステップS606に処理を進め、保存済みではないときステップS604に処理を進める。
ステップS604において、CPU103は、第X受信画像データの記録画質と第Yメモリーカードの設定記録画質とが一致するか否かを判定する。CPU103は、一致するときステップS605に処理を進め、一致しないときステップS606に処理を進める。
ステップS605において、CPU103は、第X受信画像データを第Yメモリーカード109に保存する。
ステップS606において、CPU103は、第7ループの終了処理をする。
ステップS607において、CPU103は、第6ループの終了処理をする。
ステップS606及びS607の処理は、それぞれ、図8のステップS206及びS207の処理と同様である。
以上説明した通り、受信画像データの変換中に異常が検知されたとき、受信画像データの記録画質と一致する設定記録画質のメモリーカード109には、メモリーカード109の設定記録画質と一致する記録画質の受信画像データを保存する。また、受信画像データの変換中に異常が検知されたとき、いずれの受信画像データの記録画質とも一致しない設定記録画質のメモリーカード109には受信画像データを保存しない。
したがって、受信画像データの変換中に異常が検知されても、メモリーカード109の設定記録画質と一致するように受信画像データを保存でき、受信画像データの保存漏れが生じるおそれが低減する。
<第3実施形態>
上記の実施形態では、図5を参照して説明した通り、デジタルカメラ100は動作モードとして第1動作モードと第2動作モードとを備える。しかし、デジタルカメラ100は他の動作モードを備えてもよい。
本実施形態のデジタルカメラ100は、第1及び第2動作モードに加えて、第3及び第4動作モードを備える。
第3動作モードは、原則として第1保存パターン又は第2保存パターンで画像データを保存する。しかし、第1保存パターン及び第2保存パターンでは画像データを保存できないとき、次に説明する第5保存パターンで画像データを保存する。
第5保存パターンは、次の処理により、画像データを保存する保存パターンである。
まず、受信画像データの記録画質が、最も空き容量の大きいメモリーカード109の設定記録画質と最も近くなるような受信画像データを特定する。
そして、特定した受信画像データの記録画質が最も空き容量の大きいメモリーカード109の設定記録画質と一致するとき、特定した受信画像データを変換せずに、最も空き容量の大きいメモリーカード109に保存する。
特定した受信画像データを変換することで記録画質を最も空き容量の大きいメモリーカード109の設定記録画質に一致させられるとき、次のように画像データを保存する。すなわち、特定した受信画像データを変換し、このメモリーカード109の設定記録画質に一致する画像データを、このメモリーカード109に保存する。
特定した受信画像データを変換しても記録画質を最も空き容量の大きいメモリーカード109の設定記録画質に一致させられないとき、特定した受信画像データを変換せずに、最も空き容量の大きいメモリーカード109に保存する。
このように、第5保存パターンでは、受信画像データを変換しても記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と一致しないようなメモリーカード109があるとき、次のように画像データが保存される。すなわち、受信画像データに基づく画像データが空き容量の最も大きいメモリーカード109に保存される。したがって、メモリーカード109の空き容量がなくなるおそれが低減する。
第4動作モードは、原則として第1保存パターン又は第2保存パターンで画像データを保存する。しかし、第1保存パターン及び第2保存パターンでは画像データを保存できないとき、次に説明する第6保存パターンで画像データを保存する。
第6保存パターンは、次の処理により、画像データを保存する保存パターンである。
まず、再生メディアとなるメモリーカード109について、受信画像データの記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と最も近くなるような受信画像データを特定する。再生メディアとは、表示部106で画像データを再生表示する際の、画像データの取得元として設定されているメモリーカード109である。
そして、特定した受信画像データの記録画質が再生メディアの設定記録画質と一致するとき、特定した受信画像データを変換せずに、再生メディアに保存する。
特定した受信画像データを変換することで再生メディアの設定記録画質に一致させられるとき、特定した受信画像データを変換して、再生メディアの設定記録画質に一致する画像データを、再生メディアに保存する。
特定した受信画像データを変換しても再生メディアの設定記録画質に一致させられないとき、特定した受信画像データを変換せずに、再生メディアに保存する。
このように、第6保存パターンでは、受信画像データを変換しても記録画質がメモリーカード109の設定記録画質と一致しないようなメモリーカード109があるとき、受信画像データに基づく画像データが再生メディアに保存される。したがって、デジタルカメラ100が画像データを表示部106で画像データを再生表示する際に、全ての受信画像データに基づく画像データを表示できる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 デジタルカメラ、103 CPU、108 通信部、109 メモリーカード

Claims (11)

  1. 複数の記録媒体に画像データを保存できる画像処理装置であって、
    画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した受信画像データの記録画質と、それぞれの前記記録媒体に設定される画像データの記録画質である設定記録画質とに基づいて、前記受信画像データに基づく画像データを前記記録媒体に保存する保存手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記保存手段は、前記受信画像データの1つである第1受信画像データの記録画質が前記記録媒体の1つである第1記録媒体の設定記録画質と一致するとき、前記第1受信画像データを前記第1記録媒体に保存することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記保存手段は、前記受信画像データの1つである第2受信画像データを変換すると記録画質が前記記録媒体の1つである第2記録媒体の設定記録画質と一致するとき、前記第2受信画像データを変換して記録画質を第2記録媒体の設定記録画質に一致させて、変換した画像データを前記第2記録媒体に保存することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記保存手段は、いずれの前記受信画像データの記録画質も前記記録媒体の1つである第3記録媒体の設定記録画質と一致せず、かつ、いずれの前記受信画像データを変換しても前記第3記録媒体の設定記録画質と一致しないとき、前記受信画像データの1つである第3受信画像データを前記第3記録媒体に保存することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記保存手段は、全ての前記記録媒体について、前記受信画像データに基づく画像データを前記記録媒体に保存することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記保存手段は、前記記録媒体の少なくとも1つについて、いずれの前記受信画像データの記録画質も前記記録媒体の設定記録画質と一致せず、かつ、いずれの前記受信画像データを変換しても前記記録媒体の設定記録画質と一致しないとき、前記受信画像データの記録画質が前記記録媒体の設定記録画質と所定の近さより近くなる前記受信画像データと前記記録媒体とからなる組み合わせを選択して、前記組み合わせに含まれる前記受信画像データに基づく画像データを前記組み合わせに含まれる前記記録媒体に保存することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記保存手段は、前記記録媒体の少なくとも1つについて、いずれの前記受信画像データの記録画質も前記記録媒体の設定記録画質と一致せず、かつ、いずれの前記受信画像データを変換しても前記記録媒体の設定記録画質と一致しないとき、前記受信画像データに基づく画像データを空き容量の最も大きい前記記録媒体に保存することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記保存手段は、前記記録媒体の少なくとも1つについて、いずれの前記受信画像データの記録画質も前記記録媒体の設定記録画質と一致せず、かつ、いずれの前記受信画像データを変換しても前記記録媒体の設定記録画質と一致しないとき、前記受信画像データに基づく画像データを再生メディアとして設定されている前記記録媒体に保存することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記保存手段は、前記受信画像データの変換中に異常が検知されたとき、前記受信画像データの記録画質と一致する設定記録画質の前記記録媒体には前記記録媒体の設定記録画質と一致する記録画質の前記受信画像データを保存し、いずれの前記受信画像データの記録画質とも一致しない設定記録画質の前記記録媒体には前記受信画像データを保存しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 複数の記録媒体に画像データを保存できる画像処理装置の制御方法であって、
    画像データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した受信画像データの記録画質と、それぞれの前記記録媒体に設定される画像データの記録画質である設定記録画質とに基づいて、前記受信画像データに基づく画像データを前記記録媒体に保存する保存ステップと、を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. 複数の記録媒体に画像データを保存できる画像処理装置を制御するためのプログラムであって、
    画像データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した受信画像データの記録画質と、それぞれの前記記録媒体に設定される画像データの記録画質である設定記録画質とに基づいて、前記受信画像データに基づく画像データを前記記録媒体に保存する保存ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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