JP2017096265A - ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステム及び方法 - Google Patents

ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステム及び方法を提供する。【解決手段】燃料スプリットを決定する方法は、一般に、ガスタービン100の空気流量関連パラメータを監視すること及び燃焼基準温度に基づいて空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定することを含んでもよい。第1の基準値がガスタービンの第1の負荷経路と関連付けられてもよく、また第2の基準値がガスタービン100の第2の負荷経路と関連付けられてもよい。また方法は、燃焼基準温度に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンドを決定することを含んでもよい。加えて方法は、基準値と燃料スプリットコマンドとに少なくとも部分的に基づいて空気流量関連パラメータの監視値と関連して適用されるべき燃料スプリット値を決定すること及びガスタービンの1つ以上の燃料回路に供給される燃料の量を調整するために燃料スプリット値を適用する。【選択図】図2

Description

本主題は、一般にガスタービンに関し、より詳細には、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステム及び方法に関する。
工業用発電ガスタービンは、それらの動作を監視して制御するタービン制御システム(コントローラ)を有する。これらのコントローラは、ガスタービンの燃焼システム及びタービンの他の動作態様を支配する。したがって、コントローラは、ガスタービンの安全で効率的な動作を確保するために燃料流量、燃焼器燃料スプリット(すなわち、ガスタービン内への総燃料流量をタービンの様々な燃料回路間で分割すること)、入口ガイドベーン(IGV)の角度、及び、他の制御入力を調整するスケジューリングアルゴリズムを実行する場合がある。また、タービンコントローラは、測定された動作パラメータの入力値と、所望の動作を達成するために制御パラメータに関する設定をスケジューリングアルゴリズムと共同して決定する所望動作設定とを受ける場合がある。制御パラメータに関してスケジューリングアルゴリズムにより定められた値により、タービンは、所望の状態で、例えば所望の出力レベルで及び/又は所望の排出限界内で動作することができる。
本主題の態様及び利点は、以下の説明において部分的に記載され、又は、説明から明らかとなり得る、又は、本主題の実施を通じて学習され得る。
1つの態様において、本主題は、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するための方法に向けられる。方法は、一般に、コンピュータ装置により、ガスタービンの空気流量関連パラメータを監視すること、及び、コンピュータ装置により、ガスタービンの燃焼基準温度に基づいて空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定することを含んでもよい。第1の基準値は、ガスタービンの第1の負荷経路と関連付けられてもよく、また、第2の基準値は、ガスタービンの第2の負荷経路と関連付けられてもよい。また、方法は、コンピュータ装置により、燃焼基準温度に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンドを決定することを含んでもよい。第1の燃料スプリットコマンドは、ガスタービンの第1の負荷経路と関連付けられてもよく、また、第2の燃料スプリットコマンドは、ガスタービンの第2の負荷経路と関連付けられてもよい。加えて、方法は、コンピュータ装置により、第1及び第2の基準値と第1及び第2の燃料スプリットコマンドとに少なくとも部分的に基づいて、空気流量関連パラメータの監視値と関連してガスタービン内で適用されるべき燃料スプリット値を決定すること、及び、コンピュータ装置により、ガスタービンの1つ以上の燃料回路に供給される燃料の量を調整するためにガスタービン内で燃料スプリット値を適用することを含んでもよい。
他の態様において、本主題は、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステムに向けられる。システムは、一般に、少なくとも1つのプロセッサと関連するメモリとを含むコンピュータ装置を含んでもよい。メモリは命令を記憶し、命令は、プロセッサにより実施されるときに、ガスタービンの空気流量関連パラメータを監視するとともに、ガスタービンの燃焼基準温度に基づいて空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定するようにコンピュータ装置を設定する。第1の基準値は、ガスタービンの第1の負荷経路と関連付けられてもよく、また、第2の基準値は、ガスタービンの第2の負荷経路と関連付けられてもよい。また、コンピュータ装置は、燃焼基準温度に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンドを決定するように構成されてもよい。第1の燃料スプリットコマンドは、ガスタービンの第1の負荷経路と関連付けられてもよく、また、第2の燃料スプリットコマンドは、ガスタービンの第2の負荷経路と関連付けられてもよい。加えて、コンピュータ装置は、第1及び第2の基準値と第1及び第2の燃料スプリットコマンドとに少なくとも部分的に基づいて、空気流量関連パラメータの監視値と関連してガスタービン内で適用されるべき燃料スプリット値を決定するように構成されてもよい。
本主題のこれら及び他の特徴、態様、利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を参照するとより良く理解されるようになる。この明細書の一部に組み入れられてこの明細書の一部を構成する添付図面は、本主題の実施形態を例示し、また、明細書本文と共に本主題の原理を説明するのに役立つ。
当業者に向けられる本主題の最良の態様を含む本主題の完全な権能を付与する開示が、添付の図を参照する明細書に記載される。
ガスタービンにおける標準的な負荷経路を特に示す、ガスタービン負荷(x軸)と対比したガスタービンにおける排ガス温度(y軸)のプロットを示す。 ガスタービン、及び、本主題の態様に係るガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステムの両方の1つの実施形態の概略図を示す。 本主題の態様に係るガスタービンにおける燃料スプリットを決定するために実施されてもよい制御アルゴリズムの1つの実施形態の簡略化されたブロック図を示す。 ガスタービンの動作条件に基づいて補正された異なる周囲環境温度で動作するガスタービンにおける動作曲線を特に示す、ガスタービンにおける燃焼基準温度(x軸)と対比したガスタービンにおける燃焼器空気流量(y軸)のプロットを示す。 ガスタービンの動作条件に基づいて補正されたその標準的な負荷経路に沿って動作するガスタービンにおける動作曲線を特に示す、ガスタービンにおける燃焼器入口温度(x軸)と対比したガスタービンにおける燃焼器空気流量(y軸)のプロットを示す。 本主題の態様に係るガスタービンにおける燃料スプリットを決定するための方法の1つの実施形態のフロー図を示す。
ここで、本主題の実施形態、すなわち、図面に示される1つ以上の例について詳しく言及する。それぞれの例は、本主題の説明として与えられており、そのような主題を限定するものではない。実際に、当業者に明らかなように、本主題の範囲又は思想から逸脱することなく本手段において様々な変更及び変形を成すことができる。例えば、1つの実施形態の一部として図示され或いは説明される特徴は、更なる他の実施形態をもたらすために他の実施形態と共に使用され得る。したがって、本主題がそのような変更及び変形を添付の特許請求項及びそれらの等価物の範囲内に入るように網羅することが意図される。
ガスタービンは、一般に、2つの標準的な負荷経路のうちの1つに沿って動作される。標準的な負荷経路が図1に図式的に示さ、図1は、ガスタービン負荷(x軸)と対比したガスタービンの排ガス温度(y軸)のプロットを示す。図1に示されるように、ガスタービンは、第1の負荷経路(線10により示される)又は第2の負荷経路(線12により示される)に沿って動作されてもよい。第1の負荷経路10は、しばしば、単純サイクル又は低温負荷経路と称され、また、ガスタービンにおける最大空気流量条件での又は最大空気流量条件付近での動作に対応してもよい。同様に、第2の負荷経路12は、しばしば、複合サイクル又は高温負荷経路と称され、また、ガスタービンにおける最小空気流量条件での又は最小空気流量条件付近での動作に対応してもよい。第1の負荷経路10に沿って動作するとき、ガスタービンにおける燃焼器燃料スプリットは、一般に、第1の負荷経路10のために規定される第1の公称燃料スプリットスケジュールにしたがって設定される。同様に、第2の負荷経路12に沿って動作するとき、ガスタービンにおける燃焼器燃料スプリットは、一般に、第2の負荷経路12のために規定される第2の公称燃料スプリットスケジュールにしたがって設定される。そのような公称燃料スプリットスケジュールは、一般に、燃焼器内の熱生成に関係する或いは熱生成と関連付けられる(及び/又は、燃焼器の排出部でのガス温度に関係してもよく或いはガス温度と関連付けられてもよい)ガスタービンにおける計算された燃焼基準温度(CRT)に応じて規定される。一般に知られるように、CRTの値は、圧縮機吐出圧力、タービン排ガス温度、排出空気流量、周囲環境温度、及び、入口ガイドベーン角度などの様々な測定された又は計算されたパラメータを入力として使用して計算される。
現在、標準的な負荷経路間に画定される動作空間内の任意の場所で動作できるガスタービンが開発されている。例えば、タービンは、図1に示される第1及び第2の負荷経路10、12間に規定される動作点14、16、18、20、22のいずれかで動作するように備えられてもよい。ガスタービン動作が標準的な負荷経路間に画定される動作空間を横切るため、排出量コンプライアンスを維持し、音響動態を回避し、及び/又は、フレームアウトを防止するべく個々の回路レベル燃料−空気要件が変えられなければならない。残念ながら、標準的な負荷経路のためにのみ規定される公称燃料スプリットスケジュールに依存する従来の燃料スケジューリング技術は、そのようなより幅広い範囲のタービン動作を受け入れるのに十分ロバスト性が高くない。
したがって、本主題は、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するための改良されたシステム及び方法に向けられる。具体的には、幾つかの実施形態において、本開示は、ガスタービンのコントローラにより実施されるように構成される燃料スプリットを決定するための燃焼制御アルゴリズムに関連する。制御アルゴリズムの実施は、排出量レベルを維持し、音響動態を回避し、及び/又は、フレームアウトを防止しつつ、ガスタービンがその標準的な負荷経路(例えば、図1に示される第1及び第2の負荷経路10、12)間に画定される動作空間内で動作できるようにする燃料スプリットを決定できるようにしてもよい。
以下で説明されるように、開示された制御アルゴリズムは、ガスタービンの特定の空気流量関連パラメータ(例えば、燃焼器空気流量)をガスタービンの燃焼基準温度(CRT)の一次関数として表わすことができるという発見に少なくとも部分的に基づく。また、ガスタービンにおける1つ以上の動作条件に基づいて決定される補正因子(例えば、周囲環境圧力、温度、及び/又は、湿度)を使用してこの一次関数を単一の線上へ折りたたむことができることが見出されてきた。標準的な負荷経路のための公称燃料スプリットスケジュールをCRTの関数として規定することもできるため、空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数は、標準的な負荷経路間の任意の場所でのガスタービン動作に適した燃料スプリットを計算するために使用されてもよい。例えば、1つの実施形態では、空気流量関連パラメータ及びCRTに応じて適切な燃料スプリットを決定するために線形補間が行なわれてもよい。
図2を参照すると、ガスタービン100の1つの実施形態の簡略化された概略図が本主題の態様にしたがって示される。図2に示されるように、ガスタービン100は、圧縮機102、複数の燃焼器104、圧縮機102に(例えばシャフト108を介して)駆動結合されるタービン106、及び、タービン制御システム110(以下、「コントローラ110」と称される)を含んでもよい。1つの実施形態では、燃焼器104がドライ−ローNOx(DLN)燃焼システムの一部であってもよく、また、コントローラ110がDLN燃焼システムを制御するようにプログラミングされ及び/又は修正されてもよい。一般的に理解されるように、タービン106が発電機112を(例えばシャフト114を介して)電力を作るために駆動させてもよい。
図2に示されるように、ガスタービン100の入口ダクト116は、周囲環境空気及び場合により注入水を圧縮機102内へ供給してもよい。また、圧縮機102の第1のステージは、複数の周方向に配置される片持ち入口ガイドベーン118(IGV)を含んでもよい。IGV118は、アクチュエータ120に結合されてもよく、また、圧縮機102を通じて流れる空気流を調整するためにコントローラ110によって作動されてもよい。例えば、ガスタービン100の第1の負荷経路10(図1)に沿う動作中、IGV118は、圧縮機102を通過する最大空気流量を可能にするために、完全開放位置まで、例えば約90度の最大角度で作動されてもよい。同様に、ガスタービン100の第2の負荷経路12(図1)に沿う動作中、IGV角度は、圧縮機102を通過する空気流量を減少させるために、更に閉じられた位置に、例えば約41.5度〜約43度の最小角度に設定されてもよい。
また、図2に示されるように、ガスタービン100の排気ダクト122は、燃焼ガスをタービン106の出口から例えば排出制御及び/又は吸音装置を通じて方向付けるように構成されてもよい。或いは、ガスタービン100が複合サイクル発電プラントの一部を形成する実施形態では、排ガスが熱回収蒸気発生(HRSG)システム(図示せず)を通じて方向付けられてもよい。そのような実施形態において、HRSGシステムに供給される排ガスは、ひいては、高圧高温蒸気を発生させるための熱源として使用されてもよい。その後、蒸気は、電力を発生させるために蒸気タービン(図示せず)に通されてもよい。
また、ガスタービン100は、各燃焼器104内に収容される様々な燃料ノズルへ燃料を供給するように構成される複数の燃料回路を含んでもよい。例えば、1つの実施形態では、ガスタービン100が4つの燃料回路を含んでもよく、この場合、3つの燃料回路が燃焼器104の様々な予混合燃料ノズルアセンブリへ燃料を供給し(例えば、PM1、PM2、PM3燃料回路)、また、拡散燃料回路が拡散燃料通路を介して様々な燃料ノズルへ燃料を供給する(D5燃料回路)。しかしながら、ガスタービン100の形態に応じて、ガスタービン100が、一般に任意の数及びタイプの燃料回路を含んでもよく、したがって、前述したと同じ数及びタイプの燃料回路を有する必要がないことが理解されるべきである。加えて、ガスタービン100が動作している特定のモードに応じて、燃料回路のそれぞれを通じて燃料が供給されなくてもよいことが理解されるべきである。例えば、部分負荷動作中に、PM1、PM2、PM3燃料回路のみを通じて燃料が燃焼器104へ供給されてもよい。
幾つかの実施形態において、ガスタービン100の動作は、ガスタービン100と関連付けられる様々な動作パラメータ(周囲環境と関連付けられるパラメータを含む)を検出するように構成される複数の異なるセンサ124によって監視されてもよい。例えば、温度センサ124は、ガスタービンを取り囲む周囲環境温度、圧縮機入口温度、圧縮機吐出温度、タービン排ガス温度、及び/又は、ガスタービン100を通過する作動流体及び/又は燃焼ガスの他の温度測定値を監視してもよい。同様に、圧力センサ124は、タービン排気部及び/又はガスタービン100を通過するガス流中の他の場所で、周囲環境圧力と、圧縮機の入口及び出口における静的及び動的な圧力レベル(例えば、圧縮機吐出圧力)とを監視してもよい。また、湿度センサ124(例えば、湿球温度計及び乾球温度計)は、圧縮機102の入口ダクトで周囲環境湿度を測定してもよく、一方、1つ以上の入口ガイドベーンセンサ124は、IGV118の現在の角度を監視し又は特定してもよい。更に、1つ以上の流量センサ124は、ガスタービン100に沿う1つ以上の場所で作動流体及び/又は燃焼ガスにおける流量測定値を与えてもよい。センサ124は、ガスタービン100の動作に関する様々なパラメータを検出する速度センサ、火炎検出器センサ、バルブ位置センサ等を備えてもよい。本明細書中で使用される「パラメータ」とは、ガスタービンの動作条件を規定するために使用され得る項目、例えば、これらに限らないが、ガスタービン内の所定の場所における温度、圧力、及び、ガス流量などのことである。幾つかのパラメータは、それらを検出できるとともにそれらが知られてもよいため、測定されてもよい。測定されたパラメータを使用して他のパラメータが推定され或いは計算されてもよい。例えば、他の測定されたパラメータに基づいて、圧縮機入口空気流量、燃焼器空気流量、及び、排出空気流量などのガスタービン100と関連付けられる様々な空気流量が計算され又は推測されてもよい。測定されて計算されたパラメータは、一般に、所定のタービン動作条件を表わすために使用されてもよい。
本明細書中で使用されるように、ガスタービン100のパラメータは、センサ測定値がその現在の値を直接的に又は間接的に決定するために使用されるときに「監視される」ことが理解されるべきである。したがって、用語「監視」及びその変形は、監視されるべき動作パラメータの直接的な測定値をセンサ124が与える必要がないことを示すために使用される。例えば、センサ124は、監視されるべき1つ以上の動作パラメータに関連する信号を生成するために使用されてもよく、これらの信号は、その後、ガスタービン100の1つ以上の他の動作パラメータを決定するためにコントローラ110又は他の適した装置によって利用され得る。例えば、圧縮機入口流量は、(有効面積などのタービンの幾何学的形態の知識と共に)センサ124により与えられる1つ以上の圧力測定値及び温度測定値に基づいて推定されてもよい。同様に、燃焼器空気流量は、1つ以上の他の監視された動作パラメータに基づいて決定されてもよい。
依然として図2を参照すると、燃料コントローラ126が、燃料供給源(図示せず)から各燃焼器104へ流れる燃料を調整するように構成されてもよい。また、燃料コントローラ126は、燃焼器104のそれぞれに供給される燃料のタイプを選択してもよい。加えて、1つの実施形態において、燃料コントローラ126は、燃焼器104の様々な燃料回路へ流れる燃料の分量を決定する燃料スプリットコマンドを実装するように構成されてもよい。一般に、燃料スプリットコマンドは、それぞれの燃料回路における燃料スプリットパーセンテージに対応してもよく、燃料スプリットパーセンテージは、燃焼器104へ供給される燃料の総量の何パーセントが特定の燃料回路を通じて供給されるべきかを規定してもよい(例えば、総燃料流量の所定の割合がPM1、PM2、PM3燃料回路へ供給される)。
コントローラ110は、一般に、ガスタービン100を本明細書中に記載されるように制御できる及び/又は動作させることができるようにする任意の適したプロセッサベースの装置(例えば、1つ以上のコンピュータ装置)に対応してもよいことが理解されるべきである。したがって、コントローラ110は、様々なコンピュータ実装機能を果たす(例えば、本明細書中に開示される方法、ステップ、計算等を行なう)ように構成される1つ以上のプロセッサ130及び関連するメモリ装置132を含んでもよい。本明細書中で使用される用語「プロセッサ」とは、当該技術分野においてコンピュータに含まれていると見なされる集積回路のことだけでなく、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブル論理コントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路、及び、他のプログラマブル回路のことでもある。加えて、メモリ装置132は、一般に、コンピュータ可読媒体(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM))、コンピュータ可読不揮発性媒体(例えば、フラッシュメモリ)、フロッピーディスク、コンパクトディスク−リードオンリーメモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク(MOD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、及び/又は、他の適した記憶素子を含むがこれらに限定されない記憶素子を備えてもよい。そのようなメモリ装置132は、一般に、プロセッサ130により実施されるときにセンサ入力及び/又は人のオペレータからの命令に基づいてガスタービン100の動作を制御すること、燃焼器104への燃料流量を調整するための燃料スプリットを決定すること、及び/又は、同様のことを含むがこれらに限定されない様々な機能を果たすようにコントローラ110を設定する適切なコンピュータ可読命令を記憶するように構成されてもよい。同様に、コントローラ110により生成される制御コマンドにより、ガスタービン100におけるアクチュエータは、例えば、流量、燃料スプリット、及び、燃焼器104へ流れる燃料のタイプを調整するために燃料供給源と燃焼器104との間のバルブを(例えば、アクチュエータ136を介して)調整し、圧縮機102における入口ガイドベーン118の角度を(例えば、アクチュエータ120を介して)調整し、及び、ガスタービン100における他の制御設定を起動させてもよい。
また、1つの実施形態では、燃料コントローラ126がタービンコントローラ110の構成要素に対応してもよいことも理解されるべきである。或いは、燃料コントローラ126は、別個の処理ユニットに対応してもよく、したがって、1つ以上の別個のプロセッサ及び関連するメモリを含んでもよい。そのような実施形態において、燃料スプリットを調整するために実施されるべき燃料スプリットコマンドは、燃料コントローラ126によって生成されてもよく、或いは、コントローラ110によって生成された後に燃料コントローラ126へ送信されてもよい。
図2に示されるように、本主題は、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためのシステム150にも向けられる。一般に、システム150は、本明細書中で与えられる開示にしたがってシステム150がガスタービンにおける燃料スプリットを決定できるようにする任意の適した構成要素を含んでもよい。例えば、1つの実施形態において、システム150は、コントローラ110、燃料コントローラ126、センサ124、及び/又は、図2に示される任意の他の構成要素を含んでもよい。
ここで、図3を参照すると、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するためにガスタービンコントローラにより実施されてもよい制御アルゴリズム200の1つの実施形態の簡略化されたブロック図が本主題の態様にしたがって示される。議論のため、制御アルゴリズム200は、ここでは、図2に関連して前述したコントローラ110によって実施されるように記載される。しかしながら、他の実施形態において、制御アルゴリズム200は、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するように構成される任意の他の適したコントローラ又はコンピュータ装置によって実施されてもよい。
先に示唆されたように、制御アルゴリズム200は、ガスタービン100の特定の空気流量関連パラメータを燃焼基準温度(CRT)の一次関数として表わすことができるとともに、ガスタービンにおける1つ以上の動作条件に基づく補正因子(例えば、周囲環境圧力、温度、及び/又は、湿度)を使用してそのような一次関数を単一の線上へ折りたたむことができるという発見に少なくとも部分的に基づく。議論のため、制御アルゴリズム200は、燃焼器空気流量(すなわち、ガスタービン100の燃焼器104に供給される空気の流量を示す空気流量値)とCRTとの間の線形関係に関連して記載される。しかしながら、線形関係は、CRTと、圧縮機入口空気流量、排出空気流量、及び、圧縮機吐出圧力などのガスタービン100の他の空気流量関連パラメータと間で規定されてもよい。
加えて、空気流量関連パラメータと関連付けられる最小値及び最大値が異なる周囲環境温度条件(又は、入口条件及び/又は入口ブリード流を考慮するために圧縮機入口条件)に応じて変化することも観察された。例えば、図4は、異なる周囲環境温度条件におけるCRT(x軸)と対比した燃焼器空気流量(y軸)の圧力補正プロットを示す。特に、図4は、高い周囲環境温度(例えば、華氏120度)におけるガスタービン動作を示す第1の動作曲線(破線280により示される)、標準的な或いは等方性の周囲環境温度(例えば、約華氏59度)におけるガスタービン動作を示す第2の動作曲線(実線282により示される)、及び、低い周囲環境温度(例えば、華氏20度)におけるガスタービン動作を示す第3の動作曲線(仮想線284により示される)をプロットする。動作曲線280、282、284の比較的水平な部分により示されるように、最小空気流量及び最大空気流量は、周囲環境温度に基づいてかなり変化する。
先の発見/観察に基づき、周囲環境条件の一次関数として関連する空気流量関連パラメータと関連付けられる最小値及び最大値をモデリングすることによりガスタービンにおける燃料スプリットを計算できることが見出されてきた。具体的には、幾つかの実施形態において、開示された制御アルゴリズム200は、定常状態GASタービンモデルを使用して決定される4つの異なる一次関数又はモデルに基づく燃料スプリットの計算を可能にしてもよい。例えば、1)可変IGV動作中にガスタービン100の低温負荷経路又は第1の負荷経路10(図1)に関して空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数、2)最大IGV角度での動作中にガスタービン100の低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して空気流量関連パラメータとガスタービン100のための流入温度(例えば、周囲環境温度又は圧縮機入口温度)との間で規定される一次関数、3)可変IGV動作中にガスタービン100の高温負荷経路又は第2の負荷経路12(図1)に関して空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数、4)最小IGV角度での動作中にガスタービン100の高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して空気流量関連パラメータと流入温度との間で規定される一次関数を表わすモデルが計算されてもよい。そのようなモデルをタービンの第1及び第2の負荷経路10、12のために設定される公称燃料スプリットスケジュール(CRTの関数として規定される)とともに使用して、制御アルゴリズム200は、タービンの負荷空間内の任意の動作位置で燃料スプリットを計算するように構成されてもよい。
特に図3を参照すると、制御アルゴリズム200は、その制御ブロックのうちの1つ以上への入力としてCRTを利用してもよい。一般に理解されるように、コントローラ110は、ガスタービン100の動作中にCRTのための値を連続的に計算するように構成されてもよい。具体的には、CRTのための値は、ガスタービン100の様々な測定された動作パラメータ及び定数を表わす利用可能なデータに基づいて計算されてもよい。例えば、圧縮機吐出圧力、タービン排ガス温度、排出空気流量、周囲環境温度、及び、入口ガイドベーン角度などの測定された或いは計算された動作パラメータは、計算のための入力として使用されてもよい。そのような動作パラメータと任意の他の必要とされるパラメータ/条件とを相互に関連付ける数学的モデルは、一般に、コントローラ110のメモリ132へプログラミングされてもよい。したがって、CRTの値は、ガスタービン100の動作中にコントローラ110によって自動的に且つ連続的にリアルタイムで計算されてもよい。
CRTの値を決定するための数学的モデルの開発が一般に様々な動作パラメータとガスタービンの条件とを相互に関連付けるかなりの数の空気熱非線形方程式の考慮を含むことが当業者により容易に理解されるべきである。加えて、モデルは、一般に、ガスタービンごとに異なってもよい。したがって、当業者に明らかなように、一般に、特定のガスタービン100におけるCRTの値を決定するための当該技術分野において知られる任意の数学的モデルが、本主題の範囲から逸脱することなく使用されてもよい。
図3に示されるように、コントローラ110により計算される現在のCRT値は、空気流量関連パラメータに関して初期基準値を決定できるようにするために制御ブロック202へ入力されてもよい。具体的には、幾つかの実施形態において、コントローラ110は、現在のCRT値に基づいて空気流量関連パラメータに関して第1の初期基準値(矢印204により示される)と第2の初期基準値(矢印206により示される)とを計算するように構成されてもよい。本主題の態様によれば、第1及び第2の初期基準値204、206は、ガスタービン100の第1及び第2の負荷経路10、12にそれぞれ関連する異なるモデル又は関数を使用して計算されてもよい。
例えば、第1の初期基準値204は、一般に、ガスタービン100の低温負荷経路又は第1の負荷経路10と関連付けられてもよい。先に示唆されたように、可変IGV動作中に低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数を表わすモデルが開発されてもよい。そのような一次関数は、その後、第1の初期基準値204を計算するために利用されてもよい。例えば、第1の初期基準値204は、ISO日動作条件をとる一次関数を使用して計算されてもよい。
同様に、第2の初期基準値206は、一般に、ガスタービン100の高温負荷経路又は第2の負荷経路12と関連付けられてもよい。例えば、先に示唆されたように、可変IGV動作中に高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数を表わすモデルが開発されてもよい。そのような一次関数は、その後、第2の初期基準値206を計算するために利用されてもよい。例えば、第2の初期基準値206は、ISO日動作条件をとる一次関数を使用して計算されてもよい。
加えて、図3に示されるように、空気流量関連パラメータに関して計算される第1及び第2の初期基準値204、206は、動作条件に基づく補正因子(矢印210により示される)を初期基準値204、206に適用できるようにするために制御ブロック208へ入力されてもよい。具体的には、幾つかの実施形態では、空気流量関連パラメータの任意の圧力に基づく変化を考慮するために圧力に基づく補正因子210が利用されてもよい。例えば、先に示唆されたように、図4は、CRTに対してプロットされる燃焼器空気流量の圧力補正値を示す。圧力に基づく補正因子210を適用することにより、燃焼器空気流量値は、ガスタービン100がそれに沿って動作されている負荷経路及び周囲環境圧力にかかわらずそれぞれの周囲環境動作温度の単一の動作曲線(例えば、図4に示される各曲線280、282、284)上へ折りたたまれてもよい。他の実施形態では、周囲環境温度及び/又は湿度に基づいている同様の動作条件に基づく補正が、(例えば、適用可能な圧縮機/燃焼器形態に応じて)適用されてもよい。
図3に示されるように、補正因子210の適用時に第1及び第2の補正基準値が制御ブロック208から出力されてもよい。具体的には、補正因子210の適用後に、第1の初期基準値204に対応する第1の補正基準値(矢印212により示される)が出力されてもよい。同様に、補正因子210の適用後に、第2の初期基準値206に対応する第2の補正基準値(矢印214により示される)が出力されてもよい。
幾つかの実施形態において、補正因子210は、対応する補正基準値212、214を計算するために初期基準値204、206のそれぞれが乗じられる乗算器に対応してもよい。例えば、補正因子210が圧力に基づく補正因子に対応するとき、補正因子は、ガスタービン100における現在の周囲環境圧力と、ガスタービン100における標準的な或いは等方性の圧力値(例えば、1平方インチ当たり14.7ポンド)とに応じて決定されてもよい。決定された補正因子は、その後、対応する補正基準値212、214を計算するために、初期基準値204、206のそれぞれに対して乗じられてもよい。
図3に示されるように、制御ブロック208から出力される補正基準値212、214は、その後、制御ブロック216へ入力されてもよく、この制御ブロック216において、基準値212、214は、空気流量関連パラメータに関して規定される最大閾値(矢印218により示される)と最小閾値(矢印220により示される)との間に挟まれる。具体的には、制御ブロック216において、第1の補正基準値212は、第1の最終基準値(矢印222により示される)を生成するために最大閾値及び最小閾値218、220と比較されてもよく、また、第2の補正基準値214は、第2の最終基準値(矢印224により示される)を生成するために最大閾値及び最小閾値218、220と比較されてもよい。そのような場合、第1及び第2の補正基準値212、214が最大閾値及び最小閾値218、220間に規定される値に対応すれば、第1及び第2の最終基準値222、224は、単に第1及び第2の補正基準値212、214にそれぞれ対応してもよい。しかしながら、第1の補正基準値212又は第2の補正基準値214が最大閾値218を越える場合、対応する最終基準値222、224は、最大閾値218に等しくてもよい。同様に、第1の補正基準値212又は第2の補正基準値214が最小閾値220を下回る場合、対応する最終基準値222、224は、最小閾値220に等しくてもよい。
図3に示されるように、1つの実施形態において、最大閾値及び最小閾値218、220は、開示された制御アルゴリズム200のサブアルゴリズム240を使用して決定されてもよい。具体的には、例示された実施形態に示されるように、サブアルゴリズム240は、ガスタービン100の流入温度(IFT)を制御ブロック242への入力として利用してもよい。1つの実施形態において、流入温度は、ガスタービン100の圧縮機入口温度に対応してもよい。他の実施形態において、流入温度は、ガスタービン100と関連付けられる周囲環境温度に対応してもよい。先に示唆されたように、そのような温度は、ガスタービン100と関連付けられる1つ以上の温度センサ124を使用して監視されてもよい。
図3に示されるように、現在のIFT値は、空気流量関連パラメータに関して初期最大閾値及び初期最小閾値を決定できるようにするために制御ブロック242へ入力されてもよい。具体的には、幾つかの実施形態において、コントローラ110は、現在のIFT値に基づいて空気流量関連パラメータに関して初期最大閾値(矢印244に示される)と初期最小閾値(矢印246により示される)とを計算するように構成されてもよい。本主題の態様によれば、初期最大閾値及び初期最小閾値は、ガスタービン100の第1及び第2の負荷経路10、12にそれぞれ関連する異なるモデル又は関数を使用して計算されてもよい。
例えば、初期最大閾値244は、一般に、ガスタービン100の低温負荷経路又は第1の負荷経路10と関連付けられてもよい。先に示唆されたように、最大IGV角度での動作中に低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して空気流量関連パラメータとIFTとの間で規定される一次関数を表わすモデルが開発されてもよい。そのような一次関数は、その後、初期最大閾値244を計算するために利用されてもよい。例えば、初期最大閾値244は、ISO日動作条件をとる一次関数を使用して計算されてもよい。
同様に、初期最小閾値246は、一般に、ガスタービン100の高温負荷経路又は第2の負荷経路12と関連付けられてもよい。例えば、先に示唆されたように、最小IGV角度での動作中に高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して空気流量関連パラメータとIFTとの間で規定される一次関数を表わすモデルが開発されてもよい。そのような一次関数は、その後、初期最小閾値246を計算するために利用されてもよい。例えば、初期最小閾値246は、ISO日動作条件をとる一次関数を使用して計算されてもよい。
加えて、図3に示されるように、空気流量関連パラメータに関して計算される初期最大閾値及び初期最小閾値244、246は、その後、動作条件に基づく補正因子(矢印250により示される)を閾値244、246に適用できるようにするために制御ブロック248へ入力されてもよい。前述の補正因子220と同様に、補正因子250は、ガスタービン100における周囲環境圧力、温度及び/又は湿度などのガスタービン100の1つ以上の動作条件に基づいて決定されてもよい。具体的には、1つの実施形態では、空気流量関連パラメータの任意の圧力に基づく変化を考慮するために圧力に基づく補正因子250が利用されてもよい。例えば、図5は、ガスタービン100の圧縮機入口温度(x軸)に対してプロットされる燃焼器空気流量(y軸)の圧力補正値を示す。図示のように、圧力に基づく補正因子250を適用することにより、燃焼器空気流量値は、周囲環境圧力にかかわらずそれぞれの負荷経路10、12に関して単一の動作曲線上へ折りたたまれてもよい。具体的には、空気流量値は、ガスタービン100の第1の負荷経路10に沿う動作のための第1の動作曲線(破線290により示される)上へ折りたたまれてもよく、また、ガスタービン100の第2の負荷経路12に沿う動作のための第2の動作曲線(破線292により示される)上へ折りたたまれてもよい。
図3に戻って参照すると、図示のように、補正因子250の適用時に補正最大閾値及び補正最小閾値が制御ブロック248から出力されてもよい。具体的には、補正因子250の適用後に初期最大閾値244に対応する補正最大閾値(矢印218により示される)が出力されてもよい。同様に、補正因子250の適用後に初期最小閾値246に対応する補正最小閾値(矢印220により示される)が出力されてもよい。図3に示されるように、補正最大閾値及び補正最小閾値218、220は、その後、補正基準値212、214の挟み込みを可能にするために制御ブロック216へ入力されてもよい。
前述の補正因子220と同様に、補正因子250は、幾つかの実施形態では、対応する補正閾値218、220を計算するために初期閾値244、246のそれぞれが乗じられる乗算器に対応してもよい。例えば、補正因子250が圧力に基づく補正因子に対応するとき、補正因子は、ガスタービン100における現在の周囲環境圧力と、ガスタービン100における標準的な或いは等方性の圧力値(例えば、1平方インチ当たり14.7ポンド)とに応じて決定されてもよい。決定された補正因子は、その後、対応する補正閾値218、220を計算するために、初期閾値244、246のそれぞれに対して乗じられてもよい。
依然として図3を参照すると、制御ブロック250では、コントローラ110により計算される現在のCRT値に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンドが決定されてもよい。具体的には、先に示唆されたように、ガスタービン100のそれぞれの負荷経路10、12に関して公称燃料スプリットスケジュールが規定されてもよい。したがって、現在のCRT値に基づき、低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して規定される公称燃料スプリットスケジュールを使用して第1の燃料スプリットコマンド(矢印252により示される)が決定されてもよく、また、高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して規定される公称燃料スプリットスケジュールを使用して第2の燃料スプリットコマンド(矢印254により示される)が決定されてもよい。
図3に示されるように、制御ブロック260では、制御ブロック216から出力される最終基準値222、224と、制御ブロック250から出力される燃料スプリットコマンド252、254と、空気流量関連パラメータにおける現在の値とに基づいて、ガスタービン100における現在の燃料スプリット値が決定されてもよい。空気流量関連パラメータにおける現在の値は、一般に、センサ測定値及び/又はガスタービン100のオフライン/オンラインモデルに基づいてコントローラ110により決定される監視値に対応してもよい。例えば、空気流量関連パラメータが燃焼器空気流量、圧縮機入口空気流量、排出空気流量、又は、圧縮機吐出圧力に対応する場合、コントローラ110は、センサ124及び/又はタービンモデルから与えられるセンサ測定値に基づいて空気流量関連パラメータにおける現在の値を決定するように構成されてもよい。
幾つかの実施形態において、空気流量関連パラメータにおける現在の値と関連付けられるべき現在の燃料スプリット値は、最終基準値222、224及び燃料スプリットコマンド252、254に基づいて線形補間方法を使用して決定されてもよい。例えば、特定の実施形態において、燃料スプリット値は、以下の式(方程式1)を使用して計算されてもよい。
ここで、FScurrentは、制御ブロック260で計算される現在の燃料スプリット値に対応し、FShotは、制御ブロック250で計算される第2の燃料スプリットコマンド254に対応し、FScoldは、制御ブロック250で計算される第1の燃料スプリットコマンド252に対応し、AFcurrentは、制御ブロック260に入力される空気流量関連パラメータにおける現在の値に対応し、AFhotは、制御ブロック216から出力される第2の最終基準値224に対応し、AFcoldは、制御ブロック260から出力される第1の最終基準値222に対応する。
他の実施形態では、最終基準値222、224と燃料スプリットコマンド252、254とに基づいて現在の燃料スプリットを計算するために任意の他の適した方程式又は関数が使用されてもよいことが理解されるべきである。また、ガスタービン100の燃料回路のそれぞれごとに制御ブロック260で現在のスプリング値が計算されてもよいことが理解されるべきである。それぞれの燃料回路ごとに決定される現在のスプリット値は、その後、様々な燃料回路に供給される総燃料流量を調整するためにガスタービン100内で適用されてもよい。
ここで、図6を参照すると、ガスタービンにおける燃料スプリットを決定するための方法300の1つの実施形態のフロー図が本主題の態様にしたがって示される。一般に、方法300は、図1−3を参照して前述したガスタービン100、システム150、及び、制御アルゴリズム200に関連して記載される。しかしながら、任意の他の適したタービン形態を有するガスタービンにおける燃料スプリット及び任意の他の適したシステム形態を有するシステムにおける燃料スプリットを決定するために開示される方法300が一般に利用されてもよいことが当業者により理解されるべきである。同様に、方法300は、本明細書中で与えられる開示と一致する任意の他の適した制御アルゴリズムを使用して実施されてもよい。加えて、図6は、例示及び議論の目的のために特定の順序で行なわれるステップを描くが、本明細書中で論じられる方法は、任意の特定の順序及び配置に限定されない。当業者は、本明細書中で与えられる開示を使用して、本開示の範囲から逸脱することなく本明細書中に開示される方法の様々なステップを省くことができ、再配置することができ、組み合わせることができ、及び/又は、様々な態様で適合させることができることを認識する。
図6に示されるように、(302)において、方法300は、ガスタービンの空気流量関連パラメータを監視することを含んでもよい。先に示唆されたように、空気流量関連パラメータは、幾つかの実施形態では、燃焼器空気流量、圧縮機入口空気流量、排出空気流量、又は、圧縮機吐出圧力に対応してもよい。そのような実施形態において、コントローラ110は、センサ124のうちの1つ以上から受けられる測定値に基づいて及び/又はガスタービン100の1つ以上のオンライン/オフラインモデルに基づいて空気流量関連パラメータを監視するように構成されてもよい。例えば、先に示唆されたように、圧縮機入口空気流量は、様々なセンサ測定値(例えば、温度測定値及び圧力測定値)とタービンの幾何学的形態に関連付けられる知識とに基づいて推測されてもよい。
加えて、(304)において、方法300は、ガスタービンの燃焼基準温度に基づいて空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の初期基準値を決定することを含んでもよい。具体的には、図3に関連して先に示唆されたように、コントローラ110は、現在のCRT値に基づいて空気流量関連パラメータにおける第1の初期基準値204及び第2の初期基準値206を(例えば制御ブロック202で)計算するように構成されてもよい。例えば、第1の初期基準値204は、可変IGV動作中にガスタービン100の低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数を表わすモデルを使用して決定されてもよい。同様に、第2の初期基準値206は、可変IGV動作中にガスタービン100の高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して空気流量関連パラメータとCRTとの間で規定される一次関数を表わすモデルを使用して決定されてもよい。
また、(306)において、方法300は、ガスタービンの1つ以上の動作条件に基づいて決定される補正因子に基づいて第1及び第2の初期基準値を調整することを含んでもよい。例えば、先に示唆されたように、空気流量関連パラメータの任意の圧力に基づく変化を考慮するために圧力に基づく補正因子220が利用されてもよい。このように、圧力に基づく補正因子220に基づいて初期基準値204、206を調整することにより、空気流量関連パラメータ値がそれぞれの周囲環境動作温度で単一の動作曲線上へ折りたたまれてもよい。或いは、補正因子は、周囲環境温度及び/又は湿度などのガスタービン100の任意の他の適した動作条件に基づいて決定されてもよい。
依然として図6を参照すると、(308)において、方法300は、第1及び第2の補正基準値を空気流量関連パラメータに関して規定される最大閾値と最小閾値との間に挟み込むことを含んでもよい。例えば、先に示唆されたように、コントローラ110は、例えば、初期最大閾値244を計算するために最大IGV角度での動作中にガスタービン100の低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して空気流量関連パラメータとIFTとの間で規定される一次関数を表わすモデルを使用することにより、及び、初期最小閾値246を計算するために最小IGV角度での動作中にガスタービン100の高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して空気流量関連パラメータとIFTとの間で規定される一次関数を表わすモデルを使用することにより、現在のIFT値に基づいて空気流量関連パラメータにおける初期最大閾値244及び初期最小閾値246を(例えば制御ブロック242で)計算するように構成されてもよい。初期閾値244、246は、その後、補正最大閾値及び補正最小閾値218、220を生成するために(例えば制御ブロック248で)適切な補正因子250を使用して調整されてもよい。図3に示されるように、そのような補正閾値218、220は、その後、第1及び第2の補正基準値212、214を挟み込むために(例えば制御ブロック216で)使用されてもよい。
加えて、(310)において、方法300は、燃焼基準温度に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンドを決定することを含んでもよい。具体的には、先に示唆されたように、ガスタービン100のそれぞれの負荷経路10、12に関して公称燃料スプリットスケジュールが規定されてもよい。したがって、現在のCRT値に基づき、コントローラ110は、低温負荷経路又は第1の負荷経路10に関して規定される公称燃料スプリットスケジュールに基づいて第1の燃料スプリットコマンド252を決定するとともに、高温負荷経路又は第2の負荷経路12に関して規定される公称燃料スプリットスケジュールに基づいて第2の燃料スプリットコマンド254を決定してもよい。
また、(312)において、方法300は、第1及び第2の挟み込まれる補正基準値と第1及び第2の燃料スプリットコマンドとに少なくとも部分的に基づいて空気流量関連パラメータの監視値と関連してガスタービン内で適用されるべき燃料スプリット値を決定することを含んでもよい。例えば、先に示唆されたように、最終基準値222、224と燃料スプリットコマンド252、254とに基づいて空気流量関連パラメータの現在の監視値に関して適用されるべき現在の燃料スプリット値を(例えば方程式1を使用して)計算するために線形補間方法が使用されてもよい。
更に、(314)において、方法300は、ガスタービン100の1つ以上の燃料回路に供給される燃料の量を調整するために決定された燃料スプリット値をガスタービン100内で適用することを含んでもよい。例えば、コントローラ110により決定される燃料スプリット値に基づき、燃料スプリット値と関連付けられる燃料回路へ総燃料流量の対応する量が供給されるように燃料スプリットコマンドが生成されて実施されてもよい。
この書かれた説明は、実施例を使用して、最良の態様を含む本主題を開示するとともに、任意の装置又はシステムを形成して使用すること、及び、任意の組み入れられた方法を実行することを含めて、任意の当業者が本主題を実施できるようにする。本主題の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、また、当業者が想起する他の実施例を含んでもよい。そのような他の実施例は、それらが特許請求項の文字通りの言葉とは異ならない構造的要素を有する場合には、或いは、それらが特許請求項の文字通りの言葉と実質的に異ならない等価な構造的要素を含む場合には、特許請求の範囲内に入るべく意図される。
10 第1の負荷経路
12 第2の負荷経路
14、16、18、20、22 動作点
100 ガスタービン
102 圧縮機
104 燃焼器
106 タービン
108 シャフト
110 コントローラ
112 発電機
114 シャフト
118 片持ち入口ガイドベーン(IGV)
120 アクチュエータ
122 排気ダクト
124 センサ
126 燃料コントローラ
130 プロセッサ
132 メモリ装置
136 アクチュエータ
150 システム
200 制御アルゴリズム
202 制御ブロック
204 第1の初期基準値
206 第2の初期基準値
208 制御ブロック
210 補正因子
212 第1の補正基準値
214 第2の補正基準値
216 制御ブロック
218 最大閾値
220 最小閾値
222 第1の最終基準値
224 第2の最終基準値
240 サブアルゴリズム
242 制御ブロック
244 初期最大閾値
246 初期最小閾値
248 制御ブロック
250 補正因子
252 第1の燃料スプリットコマンド
254 第2の燃料スプリットコマンド
260 制御ブロック
280、282、284 動作曲線
290 第1の動作曲線
292 第2の動作曲線
300 方法

Claims (20)

  1. ガスタービン(100)における燃料スプリットを決定するための方法(300)であって、
    コンピュータ装置により、前記ガスタービン(100)の空気流量関連パラメータを監視するステップと、
    前記コンピュータ装置により、前記ガスタービン(100)の燃焼基準温度に基づいて前記空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定するステップであって、前記第1の基準値が前記ガスタービン(100)の第1の負荷経路(10)と関連付けられ、前記第2の基準値が前記ガスタービン(100)の第2の負荷経路(12)と関連付けられる、ステップと、
    前記コンピュータ装置により、前記燃焼基準温度に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンド(252、254)を決定するステップであって、前記第1の燃料スプリットコマンド(252)が前記ガスタービン(100)の第1の負荷経路(10)と関連付けられ、前記第2の燃料スプリットコマンド(254)が前記ガスタービン(100)の第2の負荷経路(12)と関連付けられる、ステップと、
    前記コンピュータ装置により、前記第1及び第2の基準値と前記第1及び第2の燃料スプリットコマンド(252、254)とに少なくとも部分的に基づいて、前記空気流量関連パラメータの監視値と関連して前記ガスタービン(100)内で適用されるべき燃料スプリット値を決定するステップと、
    前記コンピュータ装置により、前記ガスタービン(100)の1つ以上の燃料回路に供給される燃料の量を調整するために前記ガスタービン(100)内で前記燃料スプリット値を適用するステップと、
    を備える方法(300)。
  2. 前記空気流量関連パラメータは、前記ガスタービン(100)の燃焼器空気流量、圧縮機入口空気流量、排出空気流量、又は、圧縮機吐出圧力のうちの1つに対応する請求項1記載の方法(300)。
  3. 燃焼基準温度に基づいて前記空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定する前記ステップは、
    前記ガスタービン(100)の前記第1の負荷経路(10)に関して前記燃焼基準温度と前記空気流量関連パラメータとの間で規定される第1の一次関数に基づいて前記第1の基準値を決定するステップと、
    前記ガスタービン(100)の前記第2の負荷経路(12)に関して前記燃焼基準温度と前記空気流量関連パラメータとの間で規定される第2の一次関数に基づいて前記第2の基準値を決定するステップと、
    を備える請求項1記載の方法(300)。
  4. 前記ガスタービン(100)の燃焼基準温度に基づいて前記空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定する前記ステップは、燃焼基準温度に基づいて前記空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の初期基準値(204、206)を決定するステップを備え、前記方法は、
    前記第1の基準値を生成するために前記ガスタービン(100)の1つ以上の動作条件に基づいて決定される補正因子(210)に基づいて前記第1の初期基準値(204)を調整するステップと、
    前記第2の基準値を生成するために前記補正因子(210)に基づいて前記第2の初期基準値(206)を調整するステップと、
    を更に備える請求項1記載の方法(300)。
  5. 前記補正因子(210)は、前記ガスタービン(100)と関連付けられる周囲環境圧力に応じて決定される圧力に基づく補正因子に対応する請求項4記載の方法(300)。
  6. 前記空気流量関連パラメータに関して規定される最大閾値と最小閾値との間に前記第1及び第2の基準値を挟み込むステップを更に備える請求項1記載の方法(300)。
  7. 前記ガスタービン(100)の流入温度に基づいて前記最大閾値及び前記最小閾値を決定するステップを更に備え、前記最大閾値が前記ガスタービン(100)の前記第1の負荷経路(10)と関連付けられ、前記最小閾値が前記ガスタービン(100)の前記第2の負荷経路(12)と関連付けられる請求項6記載の方法(300)。
  8. 前記ガスタービン(100)の前記流入温度に基づいて前記最大閾値及び前記最小閾値を決定する前記ステップは、前記流入温度に基づいて初期最大閾値(244)及び初期最小閾値(246)を決定するステップを備え、前記方法は、
    前記最大閾値を生成するために前記ガスタービン(100)の1つ以上の動作条件に基づいて決定される補正因子(250)に基づいて前記初期最大閾値(244)を調整するステップと、
    前記最小閾値を生成するために前記補正因子(250)に基づいて前記初期最小閾値(246)を調整するステップと、
    を更に備える請求項7記載の方法(300)。
  9. 前記補正因子(250)は、前記ガスタービン(100)と関連付けられる周囲環境圧力に応じて決定される圧力に基づく補正因子に対応する請求項8記載の方法(300)。
  10. 前記流入温度は、周囲環境温度又は前記ガスタービン(100)の圧縮機入口温度に対応する請求項7記載の方法(300)。
  11. 前記空気流量関連パラメータの監視値と関連して前記ガスタービン(100)内で適用されるべき燃料スプリット値を決定する前記ステップは、前記第1及び第2の基準値と前記第1及び第2の燃料スプリットコマンド(252、254)とを使用して線形補間に基づき前記燃料スプリット値を決定するステップを備える請求項1記載の方法(300)。
  12. 前記第1の負荷経路(10)が前記ガスタービン(100)における最大空気流量条件と関連付けられ、前記第2の負荷経路(12)が前記ガスタービン(100)における最小空気流量条件と関連付けられる請求項1記載の方法(300)。
  13. ガスタービン(100)における燃料スプリットを決定するためのシステム(150)であって、
    少なくとも1つのプロセッサと関連するメモリとを含むコンピュータ装置を備え、前記メモリが命令を記憶し、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実施されるときに、
    前記ガスタービン(100)の空気流量関連パラメータを監視するように前記コンピュータ装置を設定し、
    前記ガスタービン(100)の燃焼基準温度に基づいて前記空気流量関連パラメータにおける第1及び第2の基準値を決定するように前記コンピュータ装置を設定し、前記第1の基準値が前記ガスタービン(100)の第1の負荷経路(10)と関連付けられ、前記第2の基準値が前記ガスタービン(100)の第2の負荷経路(12)と関連付けられ、
    前記燃焼基準温度に基づいて第1及び第2の燃料スプリットコマンド(252、254)を決定するように前記コンピュータ装置を設定し、前記第1の燃料スプリットコマンド(252)が前記ガスタービン(100)の第1の負荷経路(10)と関連付けられ、前記第2の燃料スプリットコマンド(254)が前記ガスタービン(100)の第2の負荷経路(12)と関連付けられ、
    前記第1及び第2の基準値と前記第1及び第2の燃料スプリットコマンド(252、254)とに少なくとも部分的に基づいて、前記空気流量関連パラメータの監視値と関連して前記ガスタービン(100)内で適用されるべき燃料スプリット値を決定するように前記コンピュータ装置を設定する、
    システム(150)。
  14. 前記空気流量関連パラメータは、前記ガスタービン(100)の燃焼器空気流量、圧縮機入口空気流量、排出空気流量、又は、圧縮機吐出圧力のうちの1つに対応する請求項13記載のシステム(150)。
  15. 前記コンピュータ装置は、前記ガスタービン(100)の前記第1の負荷経路(10)に関して前記燃焼基準温度と前記空気流量関連パラメータとの間で規定される第1の一次関数に基づいて前記第1の基準値を決定するとともに、前記ガスタービン(100)の前記第2の負荷経路(12)に関して前記燃焼基準温度と前記空気流量関連パラメータとの間で規定される第2の一次関数に基づいて前記第2の基準値を決定するように構成される請求項13記載のシステム(150)。
  16. 前記第1及び第2の基準値は、前記ガスタービン(100)の1つ以上の動作条件に基づいて決定される補正因子に基づいて調整された補正基準値に対応する請求項13記載のシステム(150)。
  17. 前記コンピュータ装置は、前記空気流量関連パラメータに関して規定される最大閾値と最小閾値との間に前記第1及び第2の基準値を挟み込むように更に構成され、前記最大閾値が前記ガスタービン(100)の前記第1の負荷経路(10)と関連付けられ、前記最小閾値が前記ガスタービン(100)の前記第2の負荷経路(12)と関連付けられる請求項13記載のシステム(150)。
  18. 前記最大閾値及び前記最小閾値は、前記ガスタービン(100)の1つ以上の動作条件に基づいて決定される補正因子に基づいて調整された補正閾値に対応する請求項17記載のシステム(150)。
  19. 前記コンピュータ装置は、前記第1及び第2の基準値と前記第1及び第2の燃料スプリットコマンド(252、254)とを使用して線形補間に基づき前記燃料スプリット値を決定するように構成される請求項13記載のシステム(150)。
  20. 前記第1の負荷経路(10)が前記ガスタービン(100)における最大空気流量条件と関連付けられ、前記第2の負荷経路(12)が前記ガスタービン(100)における最小空気流量条件と関連付けられる請求項13記載のシステム(150)。
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