JP2017091187A - 情報処理システム、制御方法、プログラム - Google Patents

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純一 宮腰
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章宏 笠原
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Abstract

【課題】ソフトウェア開発における設計作業において、設計成果物全体の状況を把握し、分割された部分領域ごとに評価結果を確認できる仕組みを提供することを目的とする。【解決手段】ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書から前記コードを抽出し、記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成し、関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成し、関係グループごとに当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出し、ネットワーク図に評価結果を表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、ソフトウェア開発の設計作業の成果物の評価方法に関する。
ソフトウェア開発における設計作業とは、要求仕様を満たすために仕様等を詳細化し、具体的な機能仕様まで決めていく作業である。設計作業は通常、多段階の設計工程で実施され、各段階の設計工程で決定した仕様等が、どのように連携し合っているかを把握することは、設計作業や開発作業、保守作業を進める上でも重要である。
そのために、仕様等に当たる設計文書の各記述項目に、設計文書間および設計文書内の各記述項目との間の従属関係を示すタグを挿入し、そのタグを抽出することにより、各記述項目間の従属関係を、表形式や各記述項目を線で結んだ図等で表示して把握することが実施されている。しかし、上記の方法では単純に各記述項目間のつながりを示すだけなので、多段階の設計作業で決定される仕様等の間の関連性を把握することが難しい。
特許文献1には、ソフトウェア開発の上下流工程にかかわる複数の成果物から、キーとなる少なくとも1つの成果物を指定し、前記ソフトウェア開発の上下流工程にかかわる複数の成果物間の対応づけ情報をもとに、指定された成果物と上下流工程の他の複数の成果物間の依存関係の複雑さを評価する方法が提示されている。
特開2013−95158号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、指定された成果物(仕様等)から見た上下流工程の依存関係の複雑さを把握することはできるが、設計成果物全体の状況を把握することはできない。
ソフトウェアにおいて、設計全体の中の一部の設計内容が原因となってシステム障害等の問題を引き起こすケースが多々あり、そのようなリスクとなる部分を早期に見つけることが重要である。そのために、設計支援ツール等では設計全体の中でリスクとなる恐れがある部分や改善が必要な部分を特定し提示することが求められている。
そこで本発明では、ソフトウェア開発における設計作業において、設計成果物全体の状況を把握し、独立した部分領域ごとに評価結果を確認できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の情報処理システムは、ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書を記憶する設計文書記憶装置を含む情報処理システムであって、前記設計文書から前記コードを抽出し、前記記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成する関係先一覧作成手段と、前記関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成する関係グループ作成手段と、前記関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する評価手段、を有することを特徴とする。
本発明の制御方法は、ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書を記憶する設計文書記憶装置を含む情報処理システムの制御方法であって、関係先一覧作成手段が、前記設計文書から前記コードを抽出し、前記記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成する関係先一覧作成ステップと、関係グループ作成手段が、前記関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成する関係グループ作成ステップと、評価手段が、前記関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する評価ステップ、
を有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書を記憶する設計文書記憶装置を含む情報処理システムにて実行可能なプログラムであって、前記情報処理システムを、前記設計文書から前記コードを抽出し、前記記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成する関係先一覧作成手段と、前記関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成する関係グループ作成手段と、前記関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する評価手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によると、ソフトウェア開発における設計作業において、設計成果物全体の状況を把握し、独立した部分領域ごとに評価結果を確認できるようになる。
本発明の実施形態における、情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、情報処理システムの全体処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、情報処理システムのTノードリスト登録処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、情報処理システムのTノードネットワークリスト登録処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、情報処理システムの各Tノードネットワークの評価値算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、情報処理システムのネットワーク図表示処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、(a)設計文書例、(b)Tノードの概念、(c)タグおよびTノードIDの命名方法例を説明する図である。 本発明の実施形態における、情報処理システムの使用データの一例を示すデータ構成図である。 本発明の実施形態における、情報処理システムの表示画面の一例を示す画面イメージである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における情報処理システム100の構成の一例を示すシステム構成図である。
図1において102は、クライアントPCである。クライアントPC102は、ユーザからの表示要求を受け付け、サーバ103から必要な文書を取得し、解析、評価を実行後、結果を表示する。
103は、サーバである。サーバ103は、文書を保管し、クライアントPC102から要求があれば文書をクライアントPC102に送信する。
本実施例では、文書の保管管理以外は、全てクライアントPC102にて実施する形態としているが、サーバ103で全ての処理を実施しクライアントPCは結果を表示するだけの形態としてもよい。また本実施例では、サーバ103が文書を保管し、クライアントPC102がサーバ103から文書を取得する形態としているが、クライアントPC102に文書を格納して、クライアントPC102のみで実施する形態としてもよいし、文書を外部のデータベースに格納してインターネット等を経由してアクセスする形態としてもよい。
101は、クライアントPC102とサーバ103を接続しているLANである。
次に、図2を用いて、図1のクライアントPC102、サーバ103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるフラッシュメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用い各種情報テーブル等も外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細は後述する。
続いて、図3を用いて、本発明の情報処理システムにおける機能構成の一例について説明する。
図3は情報処理システム100の機能構成の一例であり、情報処理システム100は、クライアントPC102、サーバ103を含む。
クライアントPC102は、文書取得部311、解析部312、評価部313、表示部314を含む。
文書取得部311は、サーバ103の文書管理部321に保管されている設計文書を取得する機能部である。取得した設計文書は外部メモリ211に一時的に保管する。
解析部312は、取得した設計文書に挿入されたタグを抽出し、設計工程の成果物である仕様等の関連性を解析する。
評価部313は、解析部312による解析結果をもとに、設計内容を評価する。
表示部314は、解析部312による解析結果および評価部313による評価結果をもとに設計内容の評価結果を表示する。
サーバ103は、文書管理部321を含む。
文書管理部321は、設計文書を文書データベースに保管し、クライアントPC102からの要求に対して、対象の設計文書をクライアントPC102に送信する。
まず、図9(a)を参照して、設計文書に挿入されたタグの一例について説明する。
図9(a)では、設計文書の例として、要件定義書910、基本設計書920、詳細設計書930を示す。各設計書は段階的な設計作業によって作成される。つまり、要件定義を実施した結果、要件定義書910が作成され、要件定義書910の内容を受けて基本設計を実施した結果、基本設計書920が作成され、続いて、基本設計書920の内容を受けて詳細設計を実施した結果、詳細設計書930が作成される。
各設計書には、設計書内の記述項目に対して、当該記述項目を表すタグ901と、当該記述項目の要求元を表すタグ902が挿入されている。要求元とは、当該記述項目を決定する元となった上位の仕様等を表す記述項目のことである。例えば、要件定義による要件を元に基本設計にて基本仕様を決定した場合、該基本仕様から見て該要件が要求元となる。
ただし、最上流の設計工程である要件定義では、要求元を表すタグが挿入されておらず、それより上位の仕様等が存在しないことを意味する。
また、要求元から逆に当該記述項目を指す場合、参照先と呼ぶ。
本実施例では、タグ901を設計文書に挿入する際に、図9(c)に示すプロセスIDをタグの先頭から付与することにより、タグ901だけでどの設計工程の記述項目かを判別できるようにしている。
次に、図9(b)を参照して、トレーサビリティノードの概念について説明する。
トレーサビリティノード(以下、Tノードと略す)は、設計文書の記述項目に対応するデータオブジェクトであり、本実施例では、当該記述項目に挿入されたタグ901を識別IDとして持つ。前述の通り、タグ901の先頭にプロセスIDが含まれるため、識別IDの先頭の文字列により設計工程を判別できるようにしている。
また、要求元、参照先の記述項目に対応するTノードをそれぞれ、要求元Tノード、参照先Tノードと呼ぶ。1つのTノードに対して、複数の要求元Tノード、複数の参照先Tノードを持つ場合がある。
続いて、本発明の実施形態における情報処理システム100の処理の一例について、図4〜図8を用いて説明する。
図4は、情報処理システム100の全体処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS401では、設計文書をもとにTノードリストを作成する。本処理の詳細は図5で後述する。
ステップS402では、ステップS401にて作成されたTノードリストをもとにTノードネットワークリストを作成する。本処理の詳細は図6で後述する。
ステップS403では、ステップS402にて作成されたTノードネットワークリストをもとに、各Tノードネットワークの評価値を計算し、Tノードネットワークリストを更新する。本処理の詳細は図7で後述する。
ステップS404では、ステップS401で作成されたTノードリストをもとにネットワーク図を表示し、さらにステップ403で算出された評価値をもとに表示条件を満たすTノードネットワークを強調表示する。本処理の詳細は図7で後述する。
以上で、情報処理システム100の全体処理を終了する。
図5は、情報処理システム100のステップS401のTノードリスト登録処理の一例を示すフローチャートである。
本処理は、全てのTノードの一覧を登録し、各Tノードの要求元Tノードおよび参照先Tノードのリストを作成し登録するために実施する。
すなわち、設計文書からコード(タグ)を抽出し、設計文書の記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として登録する処理である。
ステップS501では、クライアントPC102は、サーバ103の文書データベースから関連する全ての設計文書を取得する。
ステップS502では、クライアントPC102は、取得した設計文書に挿入されたタグを抽出する。
ステップS503では、クライアントPC102は、抽出したタグに基づいて、図10(a)に示すトレーサビリティマトリクスを登録する。
トレーサビリティマトリクスは、Tノードとその要求元Tノードとの組み合わせを登録するもので、1つのTノードに対して複数の要求元Tノードが存在する場合は、複数のレコードが登録される。
ステップS504では、クライアントPC102は、生成されたトレーサビリティマトリクスを元に図10(b)に示すTノードリストを登録する。
Tノードリストは、各Tノードに対する情報テーブルであり、各Tノードに対して、当該Tノードの要求元Tノードのリストと、当該Tノードを要求元とする参照先Tノードのリストを登録したものである。
以上で、Tノードリスト登録処理を終了する。
図6は、情報処理システム100のステップS402のTノードネットワークリスト登録処理の一例を示すフローチャートである。
本処理は、独立したTノードの集合であるTノードネットワークを抽出し、図10(c)に示すTノードネットワークリストに登録するために実施する。ここで「独立した」とは、当該Tノードネットワークに含まれるTノードが、他のTノードネットワークに含まれるTノードの要求元にも参照先にもなっていないことを意味する。つまり、Tノードネットワークとは他のTノードネットワークから影響を受けないTノードの集合体である。
すなわち、Tノードネットワークは、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループであり、本処理は、関係グループを作成し一覧として登録する処理である。
Tノードネットワークリストは、図10(c)に一例を示すように、各Tノードネットワークに対する情報テーブルであり、各Tノードネットワークに対して、メンバとなるTノードのリストと、指標ごとの評価値、後述のネットワーク図表示の際に使用される描画情報を登録したものである。
ステップS601では、クライアントPC102は、TノードリストをもとにTノードごとに、ステップS609まで繰り返す。
ステップS602では、クライアントPC102は、現在選択されているTノードが、すでにTノードネットワークに登録済みかを判断する。登録済みであれば、ステップS601にて次のTノードを選択し、未登録であれば、ステップS603に進む。
ステップS603では、クライアントPC102は、現在までにTノードネットワークリストに登録されたTノードネットワークごとにステップS607まで繰り返す。
ステップS604では、クライアントPC102は、現在選択されているTノードを起点として、要求元Tノードと参照先Tノードを再帰的に探索する。つまり、要求元Tノードおよび参照先Tノードにおいて現在選択されているTノードネットワーク(現Tノードネットワーク)のメンバであるいずれかのTノードに到達しなければ、さらにその先の要求元Tノードおよび参照先Tノードを順次探索し、現TノードネットワークのメンバであるいずれかのTノードに到達すれば終了する。この処理は、現在選択されているTノードが、現TノードネットワークのメンバであるTノードに直接または他ノードを経由して接続されるかどうかを調べるために実施する。
ステップS605では、クライアントPC102は、ステップS604において、現在選択されているTノードを起点に、現在選択されているTノードネットワークのメンバに到達したかを判断する。到達したならば、ステップS606に進み、到達しなければ、ステップS607に進む。
ステップS606では、クライアントPC102は、現在選択されているTノードと、ステップS604にて再帰的に探索した場合、途中の探索経路となったTノードとを、現在選択されているTノードネットワークのメンバとして登録する。
ステップS607では、クライアントPC102は、現在までにTノードネットワークリストに登録されたTノードネットワーク全てについて処理していなければステップS603に戻って繰り返す。
ステップS608では、クライアントPC102は、現在選択されているTノードは、現在までにTノードネットワークリストに登録されたTノードネットワークのメンバとはなり得ないので、Tノードネットワークを新規登録して、当該Tノードをメンバとして登録する。
ステップS609では、クライアントPC102は、全てのTノードについて処理していなければステップS601に戻って繰り返す。
以上で、Tノードネットワークリスト登録処理を終了する。
図7は、情報処理システム100のステップS404のTノードネットワークの評価値算出処理の一例を示すフローチャートである。
本処理は、ステップS403にて作成されたTノードネットワークリストに含まれる各Tノードネットワークに対する設計状況を表す評価指標の値を算出し、Tノードネットワークリストに登録する。
すなわち、関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する処理である。
ここでは、全要件に対して、どれくらいの要件が各Tノードネットワークに含まれるかを示す評価指標「要件集中度」を定義し、「要件集中度」の算出方法を一例として説明する。
通常、多数の要件が影響しあう設計状況は好ましくないとされ、本発明で言えば、互いにTノード間に依存関係があるTノードネットワーク内に多数の要件が含まれるかどうか、つまり、Tノードネットワークに対する「要件集中度」の大小によって設計状況を確認することができる。
「要件集中度」は下記のように算出される。
要件集中度=Tノードネットワークに含まれる要件の数÷全体の要件の数
以下、「要件集中度」の算出処理について説明する。
ステップS701では、クライアントPC102は、Tノードネットワークリスト内の全要件数を取得する。ここでは、Tノードネットワークリストに登録されたTノードネットワークのメンバのリストから、要件が作成された要件定義を表す”RQ”で始まるメンバの数を集計してもよいし、TノードリストからIDが”RQ”で始まるTノードの数を集計してもよい。
ステップS702では、クライアントPC102は、Tノードネットワークリストに登録されたTノードネットワークに対して、ステップS706までを繰り返す。
ステップS703では、クライアントPC102は、Tノードネットワーク内の要件数を取得する。ここでは、Tノードネットワークリストにおいて、Tノードネットワークのメンバのリストから、要件定義を表す”RQ”で始まるメンバの数を計数する。
ステップS704では、クライアントPC102は、ステップS703で取得したTノードネットワーク内の要件数を、ステップS701で取得した全要件数で割ることにより、Tノードネットワークの要件集中度を算出する。
ステップS705では、クライアントPC102は、Tノードネットワークリストにおいて当該Tノードネットワークの「指標1」に、ステップS704で算出した要件集中度の値を登録する。
ステップS706では、クライアントPC102は、全てのTノードネットワークについて処理していなければステップS702に戻って繰り返す。
以上で、Tノードネットワークの評価値算出処理を終了する。
図8は、情報処理システム100のステップS405のネットワーク図表示処理の一例を示すフローチャートである。
本処理は、ステップS402にて登録されたTノードリストをもとにネットワーク図を表示し、さらに、ステップS404にて算出された評価値をもとに、表示条件に該当するTノードネットワークを強調表示する。ここでは評価指標として「要件集中度」を一例として説明する。
ステップS801では、クライアントPC102は、要件集中度の閾値を、図10(d)に示す閾値テーブルから取得する。閾値テーブルは、不図示の設定画面により事前に登録されている。閾値テーブルは、TノードネットワークリストにおいてTノードネットワークに対して複数の評価指標を持つ場合(指標1、指標2、…)に対応した構成となっている。本例では、閾値テーブルの「内容」が”要件集中度”であるレコードの「閾値」から”0.5”、つまり、要件集中度の閾値として0.5を取得する。
ステップS802では、クライアントPC102は、Tノードネットワークリストに登録されたTノードネットワークに対して、ステップS805までを繰り返す。
ステップS803では、クライアントPC102は、現在選択されているTノードネットワークの要件集中度(Tノードネットワークリストの「指標1」)が、ステップS801で取得した要件集中度の閾値以上であるかを判断する。閾値以上である場合、ステップS804に進み、そうではない場合は、ステップS805に進む。
ステップS804では、クライアントPC102は、Tノードネットワークリストにおいて、当該Tノードネットワークの「描画情報」に”強調”を設定する。なお、「描画情報」の初期値には”標準”が設定されている。
ステップS805では、クライアントPC102は、全てのTノードネットワークについて処理していなければステップS802に戻って繰り返す。
ステップS806では、クライアントPC102は、ステップS401で登録されたTノードリストをもとに、図11(a)に示すようなネットワーク図を作成し表示する。なお、ネットワーク図を作成、表示するために、表示ソフト等の既知の技術を利用する。
すなわち、記述項目を節点として表し、主従関係のある記述項目間をそれぞれ対応する節点間を結ぶ線として表すネットワーク図を表示する処理である。
ここで、図11(a)を参照してネットワーク図について説明する。本実施例でのネットワーク図とは、各Tノードをネットワークのノード(節点)として表し、Tノード間の依存関係、つまり、一方のTノードがもう一方のTノードの要求元または参照先になっていることを、ノード間を結ぶエッジ(枝)で表した図である。
表示されるノードの形状や色を変えることにより、設計工程の違いを表している。本実施例では、形状が”○”は要件定義の要件、形状が”□”は基本設計の基本仕様、形状が”△”は詳細設計の詳細仕様を表している。
ネットワーク図上で、1つのTノードネットワークは、他のTノードネットワークから分離された(エッジで接続されていない)Tノードの集まりとして確認することができる。
図8の説明に戻る。
ステップS807では、クライアントPC102は、ステップS806で表示されたネットワーク図上で、Tノードネットワークリストの「描画情報」が”強調”と設定されているTノードネットワークに対して強調表示する。
ここで、図9(b)に強調表示の一例を示す。本例では、Tノードネットワーク3の要件集中度が0.5で閾値の0.5以上となっており、強調表示の対象となる。本表示例では、強調表示の対象となるTノードネットワーク3に対し、メンバであるTノードを表すノード、および、Tノード間の依存関係を表すエッジを標準よりも太い線で表示している。なお、強調表示の方法としては、強調表示の対象となるTノードネットワークを表示した領域の背景の色を変えたり、表示領域を囲む枠線を表示する方法など、ユーザが強調部分を認識できる方法であればよい。また強調表示対象に限らず、評価値に応じて、Tノードネットワークの表示領域に含まれるノードやエッジの線の太さを段階的に変えたり、背景色を変えたりして、ユーザが認識できるようにしてもよい。
すなわち、関係グループごとの評価値の算出結果に応じて、ネットワーク図の当該関係グループに対応する表示領域の表示方法を変える処理である。
これにより、ユーザは要件集中度等の評価指標の値に応じて、着目すべき部分領域を把握することができるようになる。
以上で、ネットワーク図表示処理を終了する。
以上、本発明について情報処理システム100を例に挙げて説明したが、装置、方法、プログラム、もしくは記録媒体の形態とすることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明におけるプログラムは、図4〜図9の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、図4〜図9の各処理ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 LAN
102 クライアントPC
103 サーバ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ

Claims (6)

  1. ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書を記憶する設計文書記憶装置を含む情報処理システムであって、
    前記設計文書から前記コードを抽出し、前記記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成する関係先一覧作成手段と、
    前記関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成する関係グループ作成手段と、
    前記関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する評価手段、
    を有することを特徴とすることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記記述項目を節点として表し、主従関係のある記述項目間をそれぞれ対応する節点間を結ぶ線として表すネットワーク図を表示するネットワーク図表示手段と、
    前記評価手段による前記関係グループごとの前記評価値の算出結果に応じて、前記ネットワーク図の当該関係グループに対応する表示領域の表示方法を変える評価表示手段、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記評価値に対する閾値を記憶する閾値記憶手段
    を有し、
    前記評価表示手段は、前記評価値と前記閾値とを比較した結果に応じて、前記関係グループに対応する表示領域を強調して表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記評価手段は、前記関係グループに含まれる要件に対応する記述項目の数を、全ての要件に対応する記述項目の数で除した要件集中度を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書を記憶する設計文書記憶装置を含む情報処理システムの制御方法であって、
    関係先一覧作成手段が、前記設計文書から前記コードを抽出し、前記記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成する関係先一覧作成ステップと、
    関係グループ作成手段が、前記関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成する関係グループ作成ステップと、
    評価手段が、前記関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する評価ステップ、
    を有することを特徴とすることを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  6. ソフトウェア開発の複数の設計工程における複数の設計文書の記述項目間の主従関係を示すコードが挿入された設計文書を記憶する設計文書記憶装置を含む情報処理システムにて実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理システムを、
    前記設計文書から前記コードを抽出し、前記記述項目ごとに主従関係のある記述項目の一覧を関係先一覧として作成する関係先一覧作成手段と、
    前記関係先一覧に基づいて、直接あるいは他の記述項目との主従関係を経由して主従関係のある記述項目を集めた関係グループを作成する関係グループ作成手段と、
    前記関係グループごとに、当該関係グループに含まれる記述項目の属性情報に基づいて設計状況を表す評価値を算出する評価手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020161025A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 Scsk株式会社 出力システム、及び出力プログラム

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