JP2017091096A - 信号探索方法、装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄積信号と目的信号との部分における対応関係を考慮して、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索することができるようにする。【解決手段】目的信号取得部32が、クエリとなる目的信号を取得する。目的特徴抽出部34が、目的信号から目的特徴データを抽出する。目的特徴量子化部36が、目的特徴データから目的量子化データを取得する。連結リスト作成部38が、蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、目的量子化データの部分と蓄積量子化データの照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応するペアを探索し、探索されたペアに基づいて、照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成する。探索部40が、連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索する。【選択図】図1

Description

本発明は、信号探索方法、装置、及びプログラムに関する。
従来、信号探索方法に関しては、信号検出システム、信号検出サーバ、信号検出方法、及びプログラム(特許文献1を参照。)のように、時系列データである蓄積信号から、時系列データである目的信号に類似した箇所を探索する方法が知られている。
特許第4358229号公報
しかし、上記特許文献1に記載の方法では、目的信号中にさまざまな長さの部分一致がある場合に検出漏れを起こすという問題点があった。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、検出する長さを予め指定しなくても、目的信号と任意の長さで部分一致する蓄積信号の区間を探索することができる信号探索方法、装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る信号探索方法は、蓄積信号取得部、蓄積特徴抽出部、蓄積特徴量子化部、データベース作成部、目的信号取得部、目的特徴抽出部、目的特徴量子化部、連結リスト作成部、及び探索部を含む信号探索装置における信号探索方法であって、前記蓄積信号取得部が、データベースに蓄積する蓄積信号を取得するステップと、前記蓄積特徴抽出部が、前記蓄積信号から蓄積特徴データを抽出するステップと、前記蓄積特徴量子化部が、前記蓄積特徴データから蓄積量子化データを取得するステップと、前記データベース作成部が、前記蓄積量子化データを前記データベースに登録するステップと、前記目的信号取得部が、クエリとなる目的信号を取得するステップと、前記目的特徴抽出部が、前記目的信号から目的特徴データを抽出するステップと、前記目的特徴量子化部が、前記目的特徴データから目的量子化データを取得するステップと、前記連結リスト作成部が、前記蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、前記目的量子化データの部分と前記蓄積量子化データの前記照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応する前記ペアを探索し、前記探索された前記ペアに基づいて、前記照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成するステップと、前記探索部が、前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索するステップと、を含む。
本発明に係る信号探索装置は、データベースに蓄積する蓄積信号を取得する蓄積信号取得部と、前記蓄積信号から蓄積特徴データを抽出する蓄積特徴抽出部と、前記蓄積特徴データから蓄積量子化データを取得する蓄積特徴量子化部と、前記蓄積量子化データを前記データベースに登録するデータベース作成部と、クエリとなる目的信号を取得する目的信号取得部と、前記目的信号から目的特徴データを抽出する目的特徴抽出部と、前記目的特徴データから目的量子化データを取得する目的特徴量子化部と、前記蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、前記目的量子化データの部分と前記蓄積量子化データの前記照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応する前記ペアを探索し、前記探索された前記ペアに基づいて、前記照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成する連結リスト作成部と、前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索する探索部と、を含んで構成されている。
前記連結リスト作成部は、前記照合区間の各々の前記連結リストのうち、最大長の連結リスト以外の前記連結リストを削除し、前記探索部が対応する区間を探索するステップは、最大長の前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索する前記探索部が対応する区間を探索するステップは、予め定められた長さを超える前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索するようにすることができる。
前記連結リスト作成部は、前記照合区間について前記連結リストを作成する際に、前記探索された、前記照合区間において対応する前記ペアの、前記蓄積信号の時刻と前記目的信号の時刻との組み合わせが、予め定められた範囲内である場合に、前記ペアを前記連結リストに登録するようにすることができる。
本発明に係るプログラムは、上記の信号探索方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明の信号探索方法、装置、及びプログラムによれば、蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、目的量子化データの部分と蓄積量子化データの照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応するペアを探索し、探索されたペアに基づいて、照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成し、連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索することにより、検出する長さを予め指定しなくても、目的信号と任意の長さで部分一致する蓄積信号の区間を探索することができる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る信号探索装置の一構成例を示すブロック図である。 蓄積信号から蓄積特徴データと蓄積量子化データを取得する処理を説明する概念図である。 目的量子化データの部分と蓄積量子化データの部分とのペアに対する連結リスト作成部の処理を説明するための説明図である。 連結リストの作成方法の一例を説明するための説明図である。 連結リストの作成方法の一例を説明するための説明図である。 連結リストの作成方法の一例を説明するための説明図である。 連結リストの作成方法の一例を説明するための説明図である。 連結リストの作成方法の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る信号探索装置における蓄積処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る信号探索装置における探索処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 従来手法の一例を説明するための図である。
<概要>
従来手法では、目的信号と部分一致する区間を探索する場合、例えば、部分一致の長さに対応する信号を目的信号から当該長さの信号を切り出して、目的信号と部分一致する蓄積信号の区間を探索する必要があった。また、従来手法は、図11に示すように、横軸を蓄積信号の時刻、縦軸を目的信号の時刻とした場合、照合区画において信号の部分同士の対応関係が直線的であることを前提としており、信号の部分において逐次変動が生じる状況を扱うことは困難と考えられる。
なお、従来手法において、信号の部分同士の対応関係が直線的であることを利用し、例えばハフ変換によって直線を検出して蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索することも考えられる。しかし、ハフ変換による手法は、信号に対してグローバルに許容範囲を絞るアプローチである。信号の部分における変動を考慮し、ハフ変換によって得られる直線の傾きを表すパラメータを増やす方法も考えられるが、パラメータが増えると探索のための投票空間が膨大となり、メモリや処理時間が非現実的な時間となる。
そこで、本実施の形態では、目的信号の部分と蓄積信号の部分とにおける対応する部分同士が、予め定められた範囲内にある場合に、連結リストに登録し、連結リストにより、目的信号と任意の長さで部分一致する蓄積信号の区間を探索する。本実施の形態では、信号の部分における変動の許容範囲を局所的に見ながら、一致する部分のペアを連結リストに登録し、蓄積信号と目的信号との部分一致する区間の候補を絞り込む。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本発明による信号探索装置の一実施例を示すブロック図である。図1に示す信号探索装置100は、目的信号に対応する蓄積信号を特定する装置であり、具体的にはCPU(Central Processing Unit)と、RAMと、後述する各処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備えたコンピュータで構成され、機能的には次に示すように構成されている。
信号探索装置100は、入力部10、演算部20、及び出力部50を備えている。
入力部10は、蓄積信号及びクエリとなる目的信号の入力を受け付ける。本実施の形態では、目的信号の長さは、蓄積信号の長さ以下である場合を例に説明する。蓄積信号及び目的信号としては、例えば、音響信号、動画像信号などの時系列データを用いることができる。
演算部20は、蓄積信号取得部22、蓄積特徴抽出部24、蓄積特徴量子化部26、データベース作成部28、データベース30、目的信号取得部32、目的特徴抽出部34、目的特徴量子化部36、連結リスト作成部38、及び探索部40を備えている。
蓄積信号取得部22は、入力部10により受け付けた蓄積信号を取得する。蓄積信号は、後述するデータベース30に蓄積される。
蓄積特徴抽出部24は、蓄積信号取得部22によって取得された蓄積信号から蓄積特徴データを抽出する。
例えば、蓄積特徴抽出部24は、図2に示すように、蓄積信号を所定の間隔で時系列にサンプリングし、サンプリング毎に、特徴ベクトルを生成する。そして、蓄積特徴抽出部24は、時系列に生成された複数の特徴ベクトルの各々について、当該特徴ベクトルを正規化する。そして、蓄積特徴抽出部24は、正規化された複数の特徴ベクトルを蓄積特徴データとする。特徴ベクトルとしては、例えば、サンプリングでの、周波数毎のパワースペクトル値等の特徴量を多次元ベクトル化し、特徴ベクトルとすることができる。なお、ベクトルを正規化する方法としては、例えば、注目するベクトルの各要素の時系列方向の前後近傍の所定の区間について、平均値と標準偏差を計算し、注目する要素から平均を差し引いた後、標準偏差で割った値を用いる。
蓄積特徴量子化部26は、蓄積特徴抽出部24によって抽出された蓄積特徴データから、蓄積量子化データを取得する。
例えば、蓄積特徴量子化部26は、上記図2に示すように、蓄積特徴抽出部24によって抽出された蓄積特徴データの複数の特徴ベクトルの各々について、当該特徴ベクトルの各要素を所定の閾値により量子化し、この量子化により得られた値を要素とする量子化ベクトル生成する。そして、蓄積特徴量子化部26は、生成された複数の量子化ベクトルを、蓄積量子化データとして取得する。
なお、量子化を行う上記所定の閾値は、蓄積特徴データを、例えば2値化するとした場合、2値化して得られる要素の数値と、もとの要素の数値との平均2乗誤差の最小化される点を選択する等で求めることができる。また、量子化方法は、平均2乗誤差の最小化される点を選択する方法以外の方法も使用することができ、例えば、特徴ベクトルの各要素を単純に一定区間毎に区切って量子化する方法、及びあらかじめ指定した非線形な間隔で区切って量子化する方法も使用することができる。
蓄積量子化データは、各々時系列にサンプリングした順序に、各サンプリングにおける量子化ベクトルが順次配列している。なお、配列数(配列の長さ)は蓄積量子化データより、後述する目的量子化データの方が短いかまたは等しい。
データベース作成部28は、蓄積特徴量子化部26によって取得された蓄積量子化データをデータベース30に登録する。
データベース30には、蓄積特徴量子化部26によって取得された蓄積量子化データが格納される。蓄積量子化データには、時系列にサンプリングされた蓄積信号の部分の各々について、量子化された量子化ベクトルが含まれている。
目的信号取得部32は、入力部10により受け付けた目的信号を取得する。
目的特徴抽出部34は、蓄積特徴抽出部24と同様に、目的信号取得部32によって取得された目的信号から目的特徴データを抽出する。
目的特徴量子化部36は、蓄積特徴抽出部24と同様に、目的特徴抽出部34によって抽出された目的特徴データから、目的量子化データを取得する。目的量子化データには、時系列サンプリングされた目的信号の部分の各々について、量子化された量子化ベクトルが含まれている。
連結リスト作成部38は、データベース30に格納された蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、目的量子化データの部分と蓄積量子化データの当該照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応するペアを探索する。そして、連結リスト作成部38は、照合区間の各々について、探索されたペアに基づいて、当該照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成する。
なお、連結リスト作成部38は、照合区間について連結リストを作成する際に、探索された、当該照合区間において対応するペアの、蓄積信号の時刻と目的信号の時刻との組み合わせが、予め定められた範囲内である場合に、当該ペアを連結リストに登録する。
図3に、目的量子化データの部分と蓄積量子化データの部分とのペアに対する連結リスト作成部38の処理の一例を説明するための図を示す。
例えば、連結リスト作成部38は、図3に示すように、予め定められた照合区間を設定する。次に、連結リスト作成部38は、設定された照合区間において、目的量子化データの部分と蓄積量子化データの部分とのペアの各々について、当該部分のペアの類似度を算出し、類似度が予め定められた閾値以上である場合に、当該部分のペアが対応していると判定する。類似度としては、例えば、量子化データの部分同士のユークリッド距離やハミング距離等を用いることができる。
そして、連結リスト作成部38は、照合区間について連結リストを作成する際に、当該照合区間において対応していると判定されたペアの、蓄積信号の時刻と目的信号の時刻との組み合わせが、予め定められた範囲内である場合に、当該ペアを連結リストに登録する。連結リストは、予め定められた照合区間毎に作成される。
図4〜図6に、本実施の形態における連結リストの作成方法の一例を説明するための図示し、以下詳細に説明する。
図4に表す座標系は、横軸が目的信号の時刻を表し、縦軸が蓄積信号の時刻を表し、プロット点は、照合区間内における量子化データの各時刻に対応するペアを表す。本実施の形態では、例えば上記図4に示す点線が、連結リストとして作成される。
本実施の形態では、図5に示すように、照合区間において対応していると判定されたペアの、蓄積信号の時刻と目的信号の時刻との組み合わせが、予め定められた範囲内である場合に、当該ペアが連結リストに登録される。図5の網掛け部分が、予め定められた範囲であるリンク対象範囲を表す。リンク対象範囲として、例えば、プロット点の始点からの直線であって、傾きが0.9の直線と、傾きが1.1の直線とで囲まれる範囲を用いることができる。
そして、図6に示すように、照合区間において対応していると判定されたペアであって、かつリンク対象範囲内に存在するペアの各々が連結リストに登録され、登録されたペアの各々が連結される。ペアが連結された連結リストの長さが長いほど、蓄積信号と目的信号とにおいて対応する部分が多いことが表され、連結リストの長さが短いほど、蓄積信号と目的信号とにおいて対応する部分が少ないことが表される。
なお、上記図6に示すように、同じ1つのプロット点を含む連結リストが複数存在する場合、図7に示すように、連結を表す枝に対して、枝刈りが行われる。枝刈りとしては、例えば、1つの枝を1つのホップとし、ホップ数が多い方の連結リストを優先して残し、ポップ数が少ない方の連結リストを削除する。また、ホップ数が等しい場合には、図8に示すように、枝の始点の時刻と枝の終点の時刻との差を表す距離が長い方が優先され、距離が短い方が削除される。例えば、図8では、枝が分岐する箇所について、枝の始点である蓄積信号の時刻と枝の終点である蓄積信号の時刻との差を表す距離Aと距離Bとが比較され、距離が長い方が優先して残され、距離が短い方が枝刈りされる。従って、図8の例では、連結リストXと連結リストYとが出力される。
なお、図8では、枝の始点である蓄積信号の時刻と枝の終点である蓄積信号の時刻との差を比較する場合について説明したが、枝の始点である目的信号の時刻と枝の終点である目的信号の時刻との差を比較して、枝刈りを行っても良い。または、枝の始点と枝の終点に関して、蓄積信号の時刻と目的信号の時刻とを組み合わせて、枝刈りを行う枝を決定しても良い。
探索部40は、連結リスト作成部38によって照合区間毎に作成された複数の連結リストのうち、最大長の連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索する。
例えば、探索部40は、上記図8に示す連結リストX及びYから、最大長の連結リストであるYに基づいて、最大長の連結リストに対応する照合区間が、蓄積信号と目的信号との対応する区間であると探索する。
出力部50は、探索部40によって探索された、蓄積信号と目的信号との対応する区間の時刻又は座標を、結果として出力する。
<信号探索装置の作用>
次に、本実施の形態に係る信号探索装置の作用について説明する。
<蓄積処理ルーチン>
入力部10により蓄積信号が入力されると、信号探索装置において、図9に示す蓄積処理ルーチンが実行される。蓄積処理ルーチンは、蓄積信号が入力される毎に実行される。
まず、ステップS100において、蓄積信号取得部22は、入力部10により受け付けた蓄積信号を取得する。
次のステップS102において、蓄積特徴抽出部24は、上記ステップS100で取得された蓄積信号から蓄積特徴データを抽出する。
そして、ステップS104において、蓄積特徴量子化部26は、上記ステップS102で抽出された蓄積特徴データから、蓄積量子化データを取得する。
次のステップS106において、データベース作成部28は、上記ステップS106で取得された蓄積量子化データをデータベース30に格納して、蓄積処理ルーチンを終了する。
<探索処理ルーチン>
入力部10により目的信号が入力されると、信号探索装置において、図10に示す探索処理ルーチンが実行される。探索処理ルーチンは、目的信号が入力される毎に実行される。
まず、ステップS200において、目的信号取得部32は、入力部10により受け付けた目的信号を取得する。
次のステップS202において、目的特徴抽出部34は、上記ステップS100で取得された目的信号から目的特徴データを抽出する。
そして、ステップS204において、目的特徴量子化部36は、上記ステップS202で抽出された目的特徴データから、目的量子化データを取得する。
次のステップS206において、連結リスト作成部38は、データベース30に格納された蓄積量子化データにおいて、1つの照合区間を設定する。
そして、ステップS208において、連結リスト作成部38は、上記ステップS206で設定された照合区間について、上記ステップS204で取得された目的量子化データの部分と、データベース30に格納された蓄積量子化データの当該照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応するペアを探索する。
そして、ステップS210において、連結リスト作成部38は、上記ステップS206で設定された照合区間における上記ステップS208での探索結果に基づいて、当該照合区間において対応するペアの蓄積信号の時刻と目的信号の時刻との組み合わせが、予め定められた範囲内である場合に、当該ペアを連結リストに登録し、当該照合区間の連結リストを作成する。
そして、ステップS212において、蓄積信号の全範囲について、上記ステップS206〜S210の処理を実行したか否かを判定する。蓄積信号の全範囲について、上記ステップS206〜S210の処理を実行した場合には、ステップS214へ進む。一方、上記ステップS206〜S210の処理を実行していない照合区間がある場合には、ステップS206へ戻る。
そして、ステップS214において、探索部40は、上記ステップS210で照合区間毎に作成された複数の連結リストのうち、最大長の連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索する。
ステップS216において、出力部50は、上記ステップS214で探索された、蓄積信号と目的信号との対応する区間の時刻又は座標を、結果として出力して、探索処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る信号探索装置によれば、蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、目的量子化データの部分と蓄積量子化データの照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応するペアを探索し、探索されたペアに基づいて、照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成し、連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索することにより、検出する長さを予め指定しなくても、目的信号と任意の長さで部分一致する蓄積信号の区間を探索することができる。
また、目的信号と蓄積信号との対応する箇所を連結リストで管理することで、目的信号中の任意の長さの部分対応を検出することができる。
また、従来技術に比べて、任意の長さの部分一致を検出することができる。
また、従来技術では、部分一致を検出するために、任意の長さの信号を目的信号から切り出す必要があったが、本実施の形態では、目的信号から任意の長さの信号を切り出す必要はなく、目的信号と部分一致する蓄積信号の区間を探索することができる。
また、目的信号の任意の長さに対応させて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索することができる。
また、上記図6〜図8に示すように、信号の部分同士の対応関係が直線的ではなく、曲線的であっても、蓄積信号と目的信号との部分における対応関係を考慮して、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上記実施の形態において、連結リスト作成部38は、照合区間の各々の連結リストのうち、最大長の連結リスト以外の連結リストを削除してもよい。
また、上記実施の形態において、探索部40は、最大長の連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、探索部40は、予め定められた長さを超える連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索してもよい。例えば、蓄積信号が複数存在する場合に、蓄積信号毎に最大長の連結リストを選択し、選択された複数の連結リストから予め定められた長さを超える連結リストを選択し、選択された連結リストに基づいて、目的信号と対応する信号が含まれる蓄積信号、及び当該蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索してもよい。
また、探索部40は、連結リストのうち、長さが上位N件の連結リストに基づいて、蓄積信号と目的信号との対応する区間を探索してもよい。
また、本実施形態においては、蓄積信号が、目的信号以上の長さを有する場合に説明したが、これに限定されるものではなく、蓄積信号が、目的信号未満の長さであってもよい。
また、本実施形態においては、蓄積信号が1つである場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、蓄積信号が複数存在していてもよい。この場合、蓄積信号毎に、目的信号に対応する蓄積信号の部分を特定してもよい。全ての蓄積信号をまとめて目的信号に対応する蓄積信号の部分を特定してもよい。
また、上述の蓄積信号及び目的信号については、音声信号、映像信号、又は音声信号と映像信号とが合成された信号であってもよい。
また、本実施形態においては、蓄積信号及び目的信号に時系列信号を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、画像のような二次元データ、又はそれ以上の多次元データを蓄積信号、及び目的信号に用いてもよい。この場合、蓄積信号中に照合区間を設けて目的信号と類似した信号の箇所を検出する場合であれば、上述の処理と同様に連結リストを用いて探索処理を行うことが可能である。
また、本実施形態においては、上記図6〜図8に示すように、照合区間において対応していると判定されたペアであって、かつ予め定められた範囲内に存在するペアの各々が連結リストに登録され、登録されたペアの各々が連結される場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、照合区間において対応していると判定されたペアの類似度の総和が予め定められた閾値以上である場合に、当該ペアの各々が連結リストに登録され、登録されたペアの各々が連結されてもよい。
また、上述の信号探索装置は、内部にコンピュータシステムを有しているが、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。
10 入力部
20 演算部
22 蓄積信号取得部
24 蓄積特徴抽出部
26 蓄積特徴量子化部
28 データベース作成部
30 データベース
32 目的信号取得部
34 目的特徴抽出部
36 目的特徴量子化部
38 連結リスト作成部
40 探索部
50 出力部
100 信号探索装置

Claims (7)

  1. 蓄積信号取得部、蓄積特徴抽出部、蓄積特徴量子化部、データベース作成部、目的信号取得部、目的特徴抽出部、目的特徴量子化部、連結リスト作成部、及び探索部を含む信号探索装置における信号探索方法であって、
    前記蓄積信号取得部が、データベースに蓄積する蓄積信号を取得するステップと、
    前記蓄積特徴抽出部が、前記蓄積信号から蓄積特徴データを抽出するステップと、
    前記蓄積特徴量子化部が、前記蓄積特徴データから蓄積量子化データを取得するステップと、
    前記データベース作成部が、前記蓄積量子化データを前記データベースに登録するステップと、
    前記目的信号取得部が、クエリとなる目的信号を取得するステップと、
    前記目的特徴抽出部が、前記目的信号から目的特徴データを抽出するステップと、
    前記目的特徴量子化部が、前記目的特徴データから目的量子化データを取得するステップと、
    前記連結リスト作成部が、前記蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、前記目的量子化データの部分と前記蓄積量子化データの前記照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応する前記ペアを探索し、前記探索された前記ペアに基づいて、前記照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成するステップと、
    前記探索部が、前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索するステップと、
    を含む信号探索方法。
  2. 前記連結リスト作成部が前記連結リストを作成するステップは、前記照合区間の各々の前記連結リストのうち、最大長の連結リスト以外の前記連結リストを削除し、
    前記探索部が対応する区間を探索するステップは、最大長の前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索する
    請求項1に記載の信号探索方法。
  3. 前記探索部が対応する区間を探索するステップは、予め定められた長さを超える前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索する
    請求項1又は請求項2に記載の信号探索方法。
  4. 前記連結リスト作成部が作成するステップは、前記照合区間について前記連結リストを作成する際に、前記探索された、前記照合区間において対応する前記ペアの、前記蓄積信号の時刻と前記目的信号の時刻との組み合わせが、予め定められた範囲内である場合に、前記ペアを前記連結リストに登録する
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の信号探索方法。
  5. データベースに蓄積する蓄積信号を取得する蓄積信号取得部と、
    前記蓄積信号から蓄積特徴データを抽出する蓄積特徴抽出部と、
    前記蓄積特徴データから蓄積量子化データを取得する蓄積特徴量子化部と、
    前記蓄積量子化データを前記データベースに登録するデータベース作成部と、
    クエリとなる目的信号を取得する目的信号取得部と、
    前記目的信号から目的特徴データを抽出する目的特徴抽出部と、
    前記目的特徴データから目的量子化データを取得する目的特徴量子化部と、
    前記蓄積量子化データのうちの予め設定された照合区間の各々について、前記目的量子化データの部分と前記蓄積量子化データの前記照合区間の部分とのペアの各々から、部分同士が対応する前記ペアを探索し、前記探索された前記ペアに基づいて、前記照合区間において対応するペアを登録した連結リストを作成する連結リスト作成部と、
    前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索する探索部と、
    を含む信号探索装置。
  6. 前記連結リスト作成部は、前記照合区間の各々の前記連結リストのうち、最大長の連結リスト以外の前記連結リストを削除し、
    前記探索部は、最大長の前記連結リストに基づいて、前記蓄積信号と前記目的信号との対応する区間を探索する
    請求項5に記載の信号探索装置。
  7. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の信号探索方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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