JP2017079562A - 太陽光発電用接続箱 - Google Patents

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大地 長縄
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Abstract

【課題】配線用孔から太陽光発電用接続箱の内部への水の侵入を確実に防止可能な、信頼性の高い太陽光発電用接続箱を得ること。
【解決手段】ケースは、ケーブル21を挿通可能でありケースの内部と外部とを連通させる配線用孔11cと、底板11dに配置された防水部材23とを備える。防水部材23は、防水部材23の長手方向において貫通する中空部を有してケーブル21が挿通される基体部72,75と、防水部材23の長手方向に垂直な面方向においてケーブル21の断面形状に対応する形状を有するとともにケーブル21の断面の外径よりも小さい内径の開口を有して、基体部72,75の長手方向における同じ位置において基体部75の内周面から中空部の内部側に突出した弾性を有する枠形状の突起部76とを備え、長手方向における一端側の端部が配線用孔11cを塞いだ状態でケースの底板11dに固定されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、太陽光発電システムにおいて太陽電池により発電された直流電力を集電する太陽光発電用接続箱に関する。
従来、太陽光発電用接続箱は、内部の開閉器に太陽電池モジュールのケーブルを接続し、太陽電池モジュールからの電力を開閉する構造となっている。太陽光発電用接続箱の底面には、ケーブルを外部から太陽光発電用接続箱の内部に引き込むための配線用孔が開けられている。そして、ケーブルの配線時には、ケーブルは配線用孔を通して内部の開閉器に接続される。
たとえば特許文献1には、金属製筐体内に、開閉器とダイオードユニットとサージアブソーバと端子台とを設けた接続箱が示されている。そして、接続箱の下面に形成されたノックアウトを切り取ることにより、接続箱の内部から外部への電力線の引き出し用孔および引き入れ用孔を形成することが示されている。
特開2011−181710号公報
しかしながら、太陽光発電用接続箱は、通常屋外に設置され、風雨にさらされる環境下で使用される。このため、太陽光発電用接続箱に配線用孔を設けることにより、太陽光発電システムの使用時には、配線用孔から水が浸入する可能性がある。太陽光発電用接続箱の内部に水が侵入した場合には、太陽光発電用接続箱の内部に設けられた内部部材の錆による故障、内部部材の絶縁の劣化、内部部材間の短絡などの不具合が生じる。このため、太陽光発電用接続箱においては、配線用孔から太陽光発電用接続箱の内部への水の侵入を確実に防止できる、信頼性の高い防水処理を施す必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、配線用孔から太陽光発電用接続箱の内部への水の侵入を確実に防止可能な、信頼性の高い太陽光発電用接続箱を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、太陽光発電用接続箱が、太陽電池モジュールが接続される入力端子と、パワーコンディショナが接続される出力端子と、入力端子と出力端子との間に接続された逆流防止ダイオードと、入力端子と出力端子と逆流防止ダイオードとが配置されたケースと、を備える。ケースは、入力端子と太陽電池モジュールとを接続するための第1のケーブルまたは出力端子とパワーコンディショナとを接続するための第2のケーブルを挿通可能でありケースの内部と外部とを連通させる配線用孔と、配線用孔が配置されたケースの壁面に配置された防水部材と、を備える。防水部材は、防水部材の長手方向において貫通する中空部を有して第1のケーブルまたは第2のケーブルが挿通される基体部と、防水部材の長手方向に垂直な面方向においてケーブルの断面形状に対応する形状を有するとともに第1のケーブルまたは第2のケーブルの断面の外径よりも小さい内径の開口を有して、基体部の長手方向における同じ位置において基体部の内周面から中空部の内部側に突出した弾性を有する枠形状の突起部と、を備え、長手方向における一端側の端部が配線用孔を塞いだ状態でケースの壁面に固定されていること、を特徴とする。
本発明によれば、配線用孔から太陽光発電用接続箱の内部への水の侵入を確実に防止可能な、信頼性の高い太陽光発電用接続箱が得られる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱の正面図 本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱の配線状態を示す図 本発明の実施の形態にかかる防水部材の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態にかかる防水部材を長手方向における端部側から見た図 本発明の実施の形態にかかる防水部材に挿通されたケーブルが開閉器に接続された状態を示す図 本発明の実施の形態にかかる防水部材の他の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態にかかる防水部材の他の構成を示す要部断面図 本発明の実施の形態にかかる防水部材の他の配置形態を示す要部断面図であり、防水部材をケースの外部に配置した構造を示す要部断面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10の構成を示す分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10の正面図であり、後述するカバー12を取り外した状態を示している。図3は、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10の配線状態を示す図である。実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10は、太陽光発電システムにおいて、太陽電池ストリングスとパワーコンディショナとの間に接続されている。
本実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10は、前面が解放された直方体箱状のケース11と、ケース11の前面を覆うカバー12と、ネジ14によりケース11の背板11bに取付けられる放熱板13と、を備えている。ケース11、カバー12および放熱板13は、プレス成形により金属板を折り曲げて形成されている。なお、図1では、構成の理解を容易とするために、後述する構成要素の一部および内部の配線の図示を省略することによって太陽光発電用接続箱10の構成を簡略化して示している。
放熱板13には、開閉器として4台の開閉器15、開閉器15、開閉器15および開閉器15が横方向に並べて取り付けられている。放熱板13において、開閉器15〜開閉器15の隣の領域には、端子台17が取り付けられている。また、放熱板13には、発熱する逆流防止ダイオードとして4個の逆流防止ダイオード16、逆流防止ダイオード16、逆流防止ダイオード16および逆流防止ダイオード16が、横方向に並べて取り付けられている。放熱板13において、逆流防止ダイオード16〜逆流防止ダイオード16の隣の領域には、端子台20が取り付けられている。なお、以下では、開閉器15〜開閉器15を総称して開閉器15と呼ぶ場合がある。
また、各開閉器15は、図示しない接続端子部から引き出された端子24に、コネクタ25を介して一対の第1のケーブルが接続されている。第1のケーブルは、断面形状が円形状とされたケーブルである。一対の第1のケーブルのうち一方はプラス極用であり、他方はマイナス極用である。一対の第1のケーブルとして、開閉器15にはケーブル21およびケーブル21が、開閉器15にはケーブル21およびケーブル21が、開閉器15にはケーブル21およびケーブル21が、開閉器15にはケーブル21およびケーブル21が、接続されている。ケーブル21〜ケーブル21は、太陽光発電システムに用いられる太陽電池ストリングスである4組の太陽電池ストリングス40、太陽電池ストリングス40、太陽電池ストリングス40および太陽電池ストリングス40と、太陽光発電用接続箱10との接続に用いられる。なお、以下では、ケーブル21〜ケーブル21を総称してケーブル21と呼ぶ場合がある。
ケーブル21〜ケーブル21は、それぞれ防水部材である防水部材23、防水部材23、防水部材23、防水部材23、防水部材23、防水部材23、防水部材23および防水部材23に挿通された状態で、開閉器15〜開閉器15に接続されている。太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40は、それぞれ1組4枚の太陽電池モジュール50が電気的に直列に接続されて構成されている。
また、端子台17の接続端子部26から引き出された端子27に、コネクタ28を介して一対の第2のケーブルが接続されている。第2のケーブルは、断面形状が円形状とされたケーブルである。一対の第2のケーブルのうち一方はプラス極用であり、他方はマイナス極用である。端子台17には、一対の第2のケーブルとしてケーブル22およびケーブル22が接続されている。ケーブル22およびケーブル22は、太陽光発電用接続箱10とパワーコンディショナ60との接続に用いられる。ケーブル22およびケーブル22は、それぞれ防水部材である防水部材23、防水部材2310に挿通された状態で、端子台17に接続されている。防水部材23〜防水部材2310は、同じ構造を有する。なお、以下では、防水部材23〜防水部材2310を総称して防水部材23と呼ぶ場合がある。防水部材23〜防水部材2310の構成については後段で説明する。
図1に示すように、ケース11の下部には、第1の貫通孔である配線用孔11c、配線用孔11c、配線用孔11c、配線用孔11c、配線用孔11c、配線用孔11c、配線用孔11cおよび配線用孔11cと、第2の貫通孔である配線用孔11cおよび配線用孔11c10と、が底板11dを貫通して設けられている。第1の貫通孔は、第1のケーブルを外部から太陽光発電用接続箱10の内部に引き込むための配線用孔である。第2の貫通孔は、第2のケーブルを外部から太陽光発電用接続箱10の内部に引き込むための配線用孔である。太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40と開閉器15〜開閉器15との配線接続は、ケース11の底板11dに設けられた配線用孔11c〜配線用孔11cを通して行われる。端子台17とパワーコンディショナ60との配線接続は、ケース11の底板11dに設けられた配線用孔11cおよび配線用孔11c10を通して行われる。なお、以下では、配線用孔11c〜配線用孔11c10を総称して配線用孔11cと呼ぶ場合がある。
また、図3に示すように、4組の太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40のプラス側とマイナス側は、夫々4台の開閉器15〜開閉器15の夫々の入力端子に接続されている。4台の開閉器15〜開閉器15のプラス側の夫々の出力端子には、太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40に逆電流が流れること、すなわち太陽電池モジュール50に逆電流が流れることを防止する逆流防止ダイオード16〜逆流防止ダイオード16が接続されている。夫々の逆流防止ダイオード16〜逆流防止ダイオード16の出力側は、端子台20を経て端子台17の同一のプラス入力端子に接続されている。端子台17のプラス出力端子は、パワーコンディショナ60のプラス側へ接続されている。
逆流防止ダイオード16〜逆流防止ダイオード16は、電圧の高い太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40から、電圧の低い太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40への電流流入を防止する。
4台の開閉器15〜開閉器15のマイナス側の夫々の出力端子は、端子台20を経て端子台17の同一のマイナス入力端子に接続されている。端子台17のマイナス出力端子は、ケーブル22を用いてパワーコンディショナ60のマイナス側へ接続されている。4台の開閉器15〜開閉器15の夫々のプラス出力端子とマイナス出力端子の間は、太陽電池モジュール50を雷等のサージ電圧から保護するサージアブソーバ19、サージアブソーバ19、サージアブソーバ19およびサージアブソーバ19により接続されている。
図3に示すように、太陽光発電用接続箱10は、太陽光発電システムの太陽電池モジュール50と、太陽電池モジュール50が発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ60とを接続している。太陽電池モジュール50の保守点検をするときには、開閉器15〜開閉器15を開状態にして太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40をパワーコンディショナ60から切り離す。一方、太陽電池モジュール50の発電時には、開閉器15〜開閉器15を閉状態にして太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40を電気的に並列接続する。
なお、ここでは開閉器15〜開閉器15に、4枚の太陽電池モジュール50が直列に接続されて構成されている太陽電池ストリングス40〜太陽電池ストリングス40が接続される構成を例としているが、開閉器15〜開閉器15の各々には太陽電池モジュール50を一つだけ接続することも可能である。
図4は、本発明の実施の形態にかかる防水部材23の構成を示す要部断面図である。図4では、防水部材23の長手方向に沿った縦断面を示している。図5は、本発明の実施の形態にかかる防水部材23を長手方向における端部側から見た図である。図6は、本発明の実施の形態にかかる防水部材23に挿通されたケーブル21が開閉器15に接続された状態を示す図である。図6においては、ケース11と防水部材23とケーブル21との接続関係を示すために、これらの部材については断面を示している。以下では、防水部材23を例に、本実施の形態にかかる防水部材23について説明する。
防水部材23は、内部に中空部が設けられて円筒形状を有する第1部材71と、第1部材71の中空部内の内周に沿って配置された第2部材74とにより構成されている。第1部材71は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の軽量の金属材料、または樹脂材料など、第2部材74よりも剛性の高い材料により構成されている。第1部材71は、円筒形状を有する基体部72と、基体部72の一端側の端部領域に設けられた固定部73とを有する。固定部73は、外周に雄ねじが切られており、後述するようにナット80が締められる。固定部73の外形は、基体部72の外径よりも小さくされている。また、第1部材71の基体部72における固定部73側の端面72aは、配線用孔11cの内径よりも大きい寸法を有している。
第2部材74は、ゴム、合成樹脂などの弾性を有する材料により構成されている。第1部材71の基体部72の内部に配置されて、防水部材23にケーブル21が挿入された場合における、防水部材23の内部への水の浸入防止の役割と、ケーブル21が第1部材71の固定部73側に引っ張られた際の張力止めの役割と、を有する。第2部材74は、内部に中空部が設けられて円筒形状を有する基体部75と、基体部75の中空部の内周壁75aに配置された複数の突起部76を有するパッキンである。基体部75の外形は、第1部材71の基体部72の内径と同等または僅かに小さくされている。第2部材74は、接着剤により第1部材71の中空部の内壁に固定されている。なお、第2部材74は、圧入により第1部材71の中空部内に挿入されて固定されてもよい。
突起部76は、第2部材74の長手方向に垂直な面方向において、基体部75の内周壁75aから基体部75の中空部の内部に向かう方向、すなわち第2部材74の中心軸に向かう方向に突出している。突起部76は、基体部75の長手方向において、既定の間隔で基体部75の内周壁75に複数個が配置されている。また、突起部76は、基体部75の内周壁75aから基体部75の中空部の内部に向かって既定の幅で、基体部75の中空部の内部側に円形の開口を有した状態で、内周壁75aの周方向に沿って配置されている。すなわち、突起部76は、防水部材23の端部側から見た場合に、内径の形状がケーブル21の外形形状に対応した円形とされた枠形状、すなわちリング状とされている。
また、突起部76は、内周壁75aから先端方向に向かって厚みが薄くなっている。これにより、ケーブル21が防水部材23内に挿入された際に、突起部76の先端側の領域がケーブル21の外周面に沿って撓り、ケーブル21の外周面に密着しやすい。また、突起部76は、基体部75の長手方向における既定の方向に向かって傾斜して突出している。ここでは、突起部76は、基体部75の長手方向において、第1部材71の固定部73と反対側の方向に向かって突出している。すなわち、突起部76の突出方向は、第1部材71の固定部73と反対側の方向に向かう方向性、すなわちケース11に配置された場合にケース11の外部から内部に向かう方向の方向性を有している。
このような第2部材74は、たとえば突起部76が形成されたシートを丸めて円筒状にして隙間無くつなぎ合わせることにより形成できる。また、このようなシートは、射出成形、溶融成型法等の方法により形成できる。
突起部76の内径、すなわち突起部76の先端部が構成する円の直径は、ケーブル21の直径よりも小さくされている。ケーブル21は、配線用孔に取り付けられた防水部材23を通って、開閉器15へ接続されている。そして、ケーブル21は、第1部材71の固定部73側から防水部材23に挿入される。この場合、突起部76の先端側の領域は、先端に向かうにつれて肉薄となっているため、ケーブル21の外周に沿うように変形し易く、且つケーブル21の外周に接触した状態で圧縮されてケーブル21の外周に密着する。これにより、突起部76の先端側の領域は、ケーブル21の外周方向における全周においてケーブル21の外周に密着する。そして、ケーブル21は、突起部76の先端側の領域がケーブル21の外周に接触した状態で、突起部76の先端側の領域の摩擦により防水部材23に固定される。また、ケース11の外側から見ると、突起部76による配線用孔11cのシール構造は、突起部76の数に相当する数の多重構造となっているため、シール性が高い。
突起部76の先端側の領域がケーブル21の外周に接触した状態でケーブル21が固定されることにより、第2部材74の内部においては、第2部材74の長手方向に垂直な面方向、すなわち防水部材23の長手方向に垂直な面方向は、突起部76とケーブル21とにより塞がれている。
また、防水部材23は、固定部73をケース11の内部側から配線用孔11cを介してケース11の外部側に挿通させた状態で、ケース11の底板11dの内部側の面に配置される。ここで、防水部材23の第1部材71の基体部72における固定部73側の端面72aは、配線用孔11cの内径よりも大きい寸法を有している。これにより、基体部72の端面72aの外周側の領域は、底板11dにおける配線用孔11cの周辺部に、隙間無く密着した状態で当接している。そして、配線用孔11cを介してケース11の外部側に突出した固定部73は、ナット80が螺合される。ナット80は、ケース11の底板11dの外部側の面と、隙間無く密着した状態で当接している。これにより、防水部材23は、固定部73とナット80とによりケース11の底板11dを挟んだ状態で、ケース11に固定される。このように防水部材23がケース11に固定されることにより、配線用孔11cは、ケース11の内部側において、防水部材23とケーブル21とにより塞がれている。
したがって、太陽光発電用接続箱10においては、防水部材23の第1部材71の基体部72における固定部73側の端面72aと底板11dとが隙間無く密着し、またナット80がケース11の底板11dの外部側の面と隙間無く密着することにより、ケース11の外部からの水の侵入が防止される。また、太陽光発電用接続箱10においては、ケース11の外部から第1部材71の固定部73の中空部に水が侵入した場合においても、突起部76とケーブル21との接触部分で水の侵入を防ぎ、太陽光発電用接続箱10の内部への水の侵入を防止することができる。したがって、太陽光発電用接続箱10は、水の浸入に対して高い信頼性を有する。
また、突起部76の突出方向は、第1部材71の固定部73と反対側の方向に向かう方向性を有しているため、ケーブル21の外周と突起部76の先端側の領域との接触面積が大きくなり、太陽光発電用接続箱10の外部側に引っ張られる応力がケーブル21に掛かった場合でも、太陽光発電用接続箱10の外部側に引っ張る応力に抵抗する力が強く働くため、ケーブル21が太陽光発電用接続箱10の外部側に引っ張られることを防止できる。すなわち、ケーブル21の張力止めの効果が得られる。これにより、施工時等においてケーブル21が太陽光発電用接続箱10の外部側に引っ張られた場合においても、ケーブル21が接続された開閉器15の接続端子部、端子24およびコネクタ25へ引っ張り応力がかかることを防止することができる。これにより、引っ張り応力に起因した開閉器15の接続端子部、端子24およびコネクタ25の破損、およびコネクタ25が外れることを防止できる。また、開閉器15において接続端子部に端子24を固定するネジが緩み、接続不良が発生することを防止できる。したがって、太陽光発電用接続箱10は、引っ張り応力に対する安全性を高めることができる。
また、ケース11内の背板11bに、防水部材23を固定保持する保持部を設けてもよい。これにより、より確実に防水部材23をケース11に固定することができる。
また、ケーブル21〜ケーブル21についても、ケーブル21と同様に、防水部材23〜防水部材23を介して開閉器15〜開閉器15に接続されている。そして、ケーブル22およびケーブル22についても、ケーブル21と同様に、防水部材23および防水部材2310を介して端子台17に接続されている。
なお、ここでは、第2部材74は、第1部材71の基体部72の内部のみに配置されている場合について示しているが、第2部材74はさらに第1部材71の固定部73の内部にも設けられてもよい。
また、ケーブル21に対する張力止めの効果が不要な場合は、防水部材23の第2部材74における突起部76の方向性を無くすことで、防水部材23へのケーブル21の着脱を容易にすることが可能である。図7は、本発明の実施の形態にかかる防水部材23の他の構成を示す要部断面図である。図7では、防水部材23の長手方向に沿った縦断面を示している。
図7に示す防水部材23は、ケース11に配置された場合にケース11の外部から内部に向かう方向の方向性を有していない突起部76aを第2部材74に備える。すなわち、突起部76aは、基体部75の長手方向における既定の方向に向かって傾斜しておらず、防水部材23の長手方向に垂直な方向に突出している点が、防水部材23の突起部76と異なる。突起部76aは、傾斜していないため、太陽光発電用接続箱10の外部側に引っ張る応力に抵抗する力が突起部76よりも小さい。このため、図7に示す防水部材23は、防水部材23に比べてケーブル21の着脱が容易である。
また、突起部76の形状を変更することで、第2部材74とケーブル21との接触状態を変えて、突起部76の先端側の領域がケーブル21の外周に接触した際の突起部76の圧縮率を変えることが可能である。図8は、本発明の実施の形態にかかる防水部材23の他の構成を示す要部断面図である。図8では、防水部材23の長手方向に沿った縦断面を示している。図8に示す防水部材23の突起部76bは、防水部材23の長手方向に沿った断面形状が半楕円形状とされている点が防水部材23の突起部76と異なる。突起部76bでは、断面形状が半楕円形状とされることにより、図7に示す防水部材23と同様に、防水部材23に比べてケーブル21の着脱が容易であり、また、突起部76bの圧縮量を管理しやすく、設計が容易である、という利点がある。
また、太陽光発電用接続箱10の内部に防水部材23を配置するスペースがない場合は、防水部材23をケース11の外部側から配線用孔11cを覆ってケース11の底板11dに固定することで、太陽光発電用接続箱10の内部のスペースを圧迫することなく、防水性および配線の張力止めによる安全性を高めることが可能である。
図9は、本発明の実施の形態にかかる防水部材23の他の配置形態を示す要部断面図であり、防水部材23をケース11の外部に配置した構造を示す要部断面図である。図9においては、ケース11と防水部材23とケーブル21との接続関係を示すために、これらの部材については断面を示している。図9に示した防水部材23の突起部76cは、突起部76cの突出方向が第1部材71の固定部73側の方向に向かう方向性を有することが、突起部76と異なる。ただし、ケース11に配置された場合にケース11の外部から内部に向かう方向の方向性を有している点は、突起部76と共通している。この場合も、上述した防水性および引っ張り応力に対する安全性の向上効果が得られる。
したがって、防水部材23は、ケース11の外部側およびケース11の内部側のいずれにも配置できる、すなわちケース11の外壁およびケース11の内壁のいずれにも配置できるため、太陽光発電用接続箱10の種類を選ぶことなく、既存の接続箱に対しても防水性、安全性を高めることができる。
なお、上記においては防水部材23が長手方向において既定の間隔をおいて配置された複数の突起部76を備える場合について示した。しかし、防水部材23は、突起部76を少なくとも1つ備えれば上述した効果を得ることができる。ただし、長手方向において既定の間隔をおいて複数の突起部76を多層に備えることにより、上述した効果をより確実に得ることができる。
また、上記においては、第1部材71が円筒形である場合について示したが、第1部材71は、長手方向において貫通して上記と同様に第2部材74を内部に収納できる中空部を有していれば、角筒形などの形状でも良い。この場合、第2部材74の外形形状は、第1部材71の中空部に沿った形状とされる。また、防水部材23のケース11への固定方法は、上述した方法に限定されない。
上述したように、本実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10は、配線用孔11cから太陽光発電用接続箱10の内部への水の侵入を確実に防止可能であり、またケーブル21が太陽光発電用接続箱10の外部側に引っ張られた場合においても引っ張り応力に起因した開閉器15および端子台17の接続端子部、端子およびコネクタの破損、およびコネクタが外れることを防止できる。したがって、本実施の形態にかかる太陽光発電用接続箱10においては、信頼性および安全性の高い太陽光発電用接続箱10が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 太陽光発電用接続箱、11 ケース、11b 背板、11c,11c,11c,11c,11c,11c,11c,11c,11c,11c,11c10 配線用孔、11d 底板、12 カバー、13 放熱板、14 ネジ、15,15,15,15,15 開閉器、16,16,16,16 逆流防止ダイオード、17 端子台、19,19,19,19 サージアブソーバ、20 端子台、21,21,21,21,21,21,21,21,21,22,22 ケーブル、23,23,23,23,23,23,23,23,23,23,2310 防水部材、24 端子、25 コネクタ、26 接続端子部、27 端子、28 コネクタ、40,40,40,40 太陽電池ストリングス、50 太陽電池モジュール、60 パワーコンディショナ、71 第1部材、72 基体部、72a 端面、73 固定部、74 第2部材、75 基体部、75a 内周壁、76,76a,76b,76c 突起部、80 ナット。

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュールが接続される入力端子と、
    パワーコンディショナが接続される出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に接続された逆流防止ダイオードと、
    前記入力端子と前記出力端子と前記逆流防止ダイオードとが配置されたケースと、
    を備え、
    前記ケースは、
    前記入力端子と前記太陽電池モジュールとを接続するための第1のケーブルまたは前記出力端子と前記パワーコンディショナとを接続するための第2のケーブルを挿通可能であり前記ケースの内部と外部とを連通させる配線用孔と、
    前記配線用孔が配置された前記ケースの壁面に配置された防水部材と、
    を備え、
    前記防水部材は、
    前記防水部材の長手方向において貫通する中空部を有して前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが挿通される基体部と、
    前記防水部材の長手方向に垂直な面方向において前記ケーブルの断面形状に対応する形状を有するとともに前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルの断面の外径よりも小さい内径の開口を有して、前記基体部の長手方向における同じ位置において前記基体部の内周面から前記中空部の内部側に突出した弾性を有する枠形状の突起部と、
    を備え、
    長手方向における一端側の端部が前記配線用孔を塞いだ状態で前記ケースの壁面に固定されていること、
    を特徴とする太陽光発電用接続箱。
  2. 前記突起部は、前記基体部の長手方向において既定の間隔で複数個が配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の太陽光発電用接続箱。
  3. 前記突起部は、前記基体部の長手方向に垂直な方向に突出していること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電用接続箱。
  4. 前記突起部は、前記ケースの外部から内部に向かう方向に向かって傾斜して突出していること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電用接続箱。
  5. 防水部材は、前記ケースの内部または外部のいずれか一方に配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の太陽光発電用接続箱。
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