JP2017073912A - Linear actuator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、リニアアクチュエータに関する。 The present invention relates to a linear actuator.
従来、ロータの回転運動を出力軸の軸方向の直線運動に変換したアクチュエータとして、リニアアクチュエータが知られている(例えば、特許文献1参照)。図2に特許文献1に記載のリニアアクチュエータが示されている。図2のリニアアクチュエータは、軸受92、101にてロータ70を回転可能に支持している。フロント側の軸受101はステータアセンブリのモールド工程によって形成されたフロント部100に装着されている。
Conventionally, a linear actuator is known as an actuator that converts the rotational motion of a rotor into a linear motion in the axial direction of an output shaft (see, for example, Patent Document 1). FIG. 2 shows a linear actuator described in
特許文献1のリニアアクチュエータは、フロント側の軸受101はリア側の軸受92に比べて大径のため、耐荷重を大きくできる。しかしながら、フロント側に要求される耐荷重が小さい場合、その耐荷重に見合った小径の軸受を選択することになるが、小径の軸受を装着する場合、ステータヨークの内径よりも小径の軸受の場合、フロント部100に装着できないため、ハウジング110に小径の軸受を装着する構造となる。しかし、ハウジング110に小径の軸受を装着する構造では、ステータヨークの内側に外部からの異物が侵入する問題があり、さらにステータとの同軸精度が低下するという問題がある。このため、必要以上の耐荷重を有する軸受をフロント側に装着することになる。このため、フロント側に装着する大径の軸受の摺動ロストルクが大きく、モータ特性に不利であるという問題がある。
In the linear actuator disclosed in
本発明は、上述の問題に鑑み、モータ特性を向上することができるリニアアクチュエータを提供することを目的とする。 In view of the above-described problems, an object of the present invention is to provide a linear actuator that can improve motor characteristics.
請求項1に記載の発明は、ステータヨークを軸方向の前後から挟んだ状態で保持するフロント部およびリア部と、前記フロント部の環状突起部の内側に保持されたフロント側の玉軸受と、前記リア部に保持されたリア側の玉軸受とを備え、前記環状突起部の内径は前記ステータヨークの内径よりも大径であり、前記フロント側の玉軸受は、内輪と該内輪に比較して径方向における厚みが大きい外輪とを有していることを特徴とするリニアアクチュエータである。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フロント側の玉軸受と前記リア側の玉軸受とは、玉のピッチ円径および玉径が同じであることを特徴とする。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記リア側の玉軸受は、規格品に準じた軸受であることを特徴とする。
The invention according to
本発明によれば、モータ特性を向上することができるリニアアクチュエータを提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the linear actuator which can improve a motor characteristic can be provided.
図1は、本願発明のリニアアクチュエータの断面図である。図1には、リニアアクチュエータ1が示されている。リニアアクチュエータ1は、エンドプレート15とフロント部11を備えている。また、フロント部11にはフロントカバー16が取り付けられている。フロント部11は、ステータアセンブリ6の先端側に形成されている。エンドプレート15とフロント部11は、ステータアセンブリ6を一体化するため、樹脂(例えば、PBTなどの熱可塑性樹脂)の射出成型によって同時に形成されている。
FIG. 1 is a cross-sectional view of the linear actuator of the present invention. FIG. 1 shows a
図1のリニアアクチュエータ1と、従来(特許文献1)のリニアアクチュエータとの違いはフロント部11に嵌着する軸受12の構造である。軸受12と13は、内側の内輪、外側の外輪、内輪と外輪との間の玉により構成された玉軸受である。ここで、リア(エンド)側の軸受13は市販されている規格品(JIS規格、ISO規格など)の軸受であり、内輪と外輪の径方向における厚み寸法が略同じである。そして、軸受13の外径はステータヨーク7a、7b、8a、8bの内径より小さい寸法である。これに対して、フロント側の軸受12はリア(エンド)側の軸受13と同じPCD(ピッチ円径)および玉径の軸受であるが、外輪12cの外径が異なっている。
The difference between the
以下、フロント側の軸受12について説明する。図1のリニアアクチュエータ1は、フロント部11を有している。フロント部11は、樹脂の射出成型によって形成されており、環状突起部11aを有している。環状突起部11aは、軸方向に突出した環状の構造を有している。環状突起部11aの内径は、ステータヨーク7a、7b、8a、8bの内径より大きな寸法に設定されている。環状突起部11aの内側に軸受12が嵌着されている。環状突起部11aの内径がステータヨーク7a、7b、8a、8bの内径より大径であるため、外部からの異物がステータヨーク7a、7b、8a、8bの内側に侵入することを防止できる。
Hereinafter, the front bearing 12 will be described. The
ステータアセンブリ6は、ステータヨーク7a、7b、8a、8bおよびボビン9a、9b、駆動コイル10a、10bにより構成されている。ステータヨーク7a、7b、8a、8bの内側に、樹脂製のボビン9aに巻かれた駆動コイル(ステータコイル)10a、樹脂製のボビン9bに巻かれた駆動コイル(ステータコイル)10bが配置されている。
The
ステータアセンブリ6は、略筒形状の構造を有し、その内側には、僅かな隙間を有してロータ17が配置されている。ロータ17の構造は、特許文献1に記載された従来の技術と同じである。ロータ17は、軸受12と13によりステータアセンブリ6に回転自在な状態で保持されている。ロータ17の回転中心には、出力軸18が保持されている。
The
ロータ17の内側には雌ねじが形成され、出力軸18の外周には雄ねじが形成されている。ロータ17の雌ねじ構造と出力軸18の雄ねじ構造とは噛み合っており、また出力軸18は回転できず、且つ、軸方向に進退が可能な構造を有している。このため、ロータ17が回転すると、ねじの原理により、出力軸18が軸方向に動く。ところで、ロータ17は、駆動コイル10a、10bに流れる駆動電流の向きにより、左右に回転する。このロータ17の回転により、出力軸18が軸方向に移動する。以上の原理により、リニアアクチュエータの動作が行われる。
A female thread is formed inside the
フロント側の軸受12の内輪12aの径と、玉12bのPCD(ピッチ円径)はリア(エンド)側の軸受13と同じであるが、外輪12cの径は大径(径方向の幅が大きい)となっている。すなわち、フロント側の軸受12は、内輪12aの径方向の幅(肉厚)に対して、外輪12cの径方向の幅(肉厚)が厚く、リア(エンド)側の軸受13と同じ内輪径と玉のPCDを有していながら、全体の外径がリア(エンド)側の軸受13に対して大きい構造を有している。
The diameter of the inner ring 12a of the bearing 12 on the front side and the PCD (pitch circle diameter) of the ball 12b are the same as the
なお、軸受12は、必ずしも、リア(エンド)側の軸受13と同じ内輪径と玉のPCDを有する必要はなく、フロント側に要求される耐荷重を考慮した玉12bの径と、玉12bのPCD(ピッチ円径)を有する軸受構造を選択できる。例えば、フロント側の軸受12のPCDはリア(エンド)側の軸受13よりも小さくてもよいし、リア(エンド)側の軸受13よりも大きくなってもよい。
The bearing 12 is not necessarily required to have the same inner ring diameter and ball PCD as the rear (end) side bearing 13, but the diameter of the ball 12b in consideration of the load resistance required on the front side, and the ball 12b. A bearing structure having a PCD (pitch circle diameter) can be selected. For example, the PCD of the bearing 12 on the front side may be smaller than the
以上述べた図1のリニアアクチュエータ1は、フロント部11の環状突起部11aの内径がステータヨーク7a、7b、8a、8bの内径より大径で、フロント部11の環状突起部11aの内側に軸受12が嵌着された構造を有している。フロント部11に装着された軸受12の外輪12cは内輪12aに比べて径方向の厚みが大きい。また、リア側の軸受13は規格品に準じた軸受である。また、フロント側の軸受12とリア側の軸受13の玉のPCDは同じで、玉径も同じである。
The
図1に示したリニアアクチュエータ1では、フロント部11に装着された軸受12の外輪12cは内輪12aに比べて径方向の厚みが大きい構造を有しているが、フロント側に要求される耐荷重に見合った小径の軸受を選択し、選択した小径の軸受を環状のスリーブに嵌着して環状突起部11aに装着した構成であってもよい。
In the
図1のリニアアクチュエータ1は、フロント側の軸受12が装着される環状突起部11aの内径がステータヨーク7a、7b、8a、8bの内径より大径であるため、外部からの異物がステータヨーク7a、7b、8a、8bの内側に侵入することを防止できる。同時に、フロント側の軸受12の玉径及びPCDを小さくした軸受構造のため、複数の玉12bに加わる遠心力や転動のためのトルクを小さくすることができる。この結果、モータトルクの効率を高めることができる。
In the
1…リニアアクチュエータ、6…ステータアセンブリ、7a…ステータヨーク、7b…ステータヨーク、8a…ステータヨーク、8b…ステータヨーク、9a…ボビン、9b…ボビン、10a…駆動コイル、10b…駆動コイル、11…フロント部、11a…環状突起部、12…軸受、12a…内輪、12b…玉、12c…外輪、13…軸受、15…エンドプレート、16…フロントカバー、17…ロータ、18…出力軸。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記フロント部の環状突起部の内側に保持されたフロント側の玉軸受と、
前記リア部に保持されたリア側の玉軸受と
を備え、
前記環状突起部の内径は前記ステータヨークの内径よりも大径であり、
前記フロント側の玉軸受は、内輪と該内輪に比較して径方向における厚みが大きい外輪とを有してなることを特徴とするリニアアクチュエータ。 A front portion and a rear portion that hold the stator yoke sandwiched from the front and rear in the axial direction;
A front-side ball bearing held inside the annular protrusion of the front part;
A rear-side ball bearing held by the rear part,
The inner diameter of the annular protrusion is larger than the inner diameter of the stator yoke,
The front side ball bearing includes an inner ring and an outer ring having a larger radial thickness than the inner ring.
The linear actuator according to claim 1, wherein the rear side ball bearing is a bearing conforming to a standard product.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015200187A JP2017073912A (en) | 2015-10-08 | 2015-10-08 | Linear actuator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015200187A JP2017073912A (en) | 2015-10-08 | 2015-10-08 | Linear actuator |
Publications (1)
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JP2017073912A true JP2017073912A (en) | 2017-04-13 |
Family
ID=58538837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015200187A Pending JP2017073912A (en) | 2015-10-08 | 2015-10-08 | Linear actuator |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017073912A (en) |
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2015
- 2015-10-08 JP JP2015200187A patent/JP2017073912A/en active Pending
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