JP2017073814A - コンテンツ送信装置およびコンテンツ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低遅延ライブストリーミングを実現する。【解決手段】クライアント(2)からセグメントの送信を要求するリクエストを受信すると、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメント単位で、当該セグメントをクライアント(2)にチャンク転送するコンテンツ送信部(22)を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置およびコンテンツを取得・再生するコンテンツ再生装置に関するものである。
インターネットの普及やコンピュータの高性能化に伴い、インターネットを介して動画像などの大容量コンテンツを配信することが広く行われている。例えば、ユーザの要求に応じて動画等のコンテンツを提供するVOD(Video On Demand)というサービスがある。VODでは、例えば、特許文献1に記載されているように、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いて、サーバ(コンテンツ提供装置)とクライアント(コンテンツ再生装置)との間でデータを送受信する。
ここで、HTTPによるコンテンツの配信に関して、様々な技術が開発されている。例えば、MPEG(Motion Picture Experts Group)は、HTTPを利用した適応ストリーミング技術をMPEG−DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)規格として国際標準化を進めている。
MPEG−DASHでは、コンテンツは、複数のセグメント(segment)に時分割され、セグメント単位で伝送される。また、各セグメントは、1または複数のフラグメント(fragment)で構成される。また、コンテンツは、1または複数のピリオド(period)で構成されており、1つのピリオドに1または複数のセグメントが含まれる。
また、MPEG−DASHでは、1つのコンテンツに対して品質種別(ビットレート、画像解像度等の再生品質や、データフォーマット等の種別)が異なる複数のRepresentationが準備される。例えば、セグメント毎に異なるビットレートで符号化した複数のセグメントデータを準備する。これにより、コンテンツを受信して再生するクライアントは、コンテンツの受信状況等に応じて、要求するコンテンツ(セグメント)のビットレートを変えることにより、適応ストリーミングを実行することができる。
また、MPEG−DASHでは、コンテンツにMPD(Media Presentation Description)が対応付けられており、MPDによってコンテンツを管理する。MPDは、コンテンツのメタデータであって、コンテンツの管理情報をXML形式で記述したものである。換言すると、MPDは、クライアントがコンテンツの取得・再生時に利用する情報である。
MPDの具体的な記述例を図10に基づいて説明する。図10は、MPDの記述例を示す図である。図10に示すように、MPD200には、タイプ情報211、プロファイル情報212、バッファリング時間情報213、配信開始時刻情報214を含む情報210が記述されている。
タイプ情報211は、ライブ配信であるかオンデマンド配信であるかを示す情報(属性「type」の属性値)である。図示の例では、属性「type」の属性値が「dynamic」であり、このMPD200が対応付けられたコンテンツがライブ配信コンテンツであることを示す。一方、オンデマンド配信の場合、属性「type」の属性値に「static」が記述される。
プロファイル情報212は、コンテンツのプロファイルを示す情報である。また、バッファリング時間情報213は、最小のバッファリング時間を示す情報である。図示の例では、属性「minBufferTime」の属性値が「PT10S」であるため、クライアントは少なくとも10秒のバッファリングを行うことを示す。
配信開始時刻情報214は、サーバがコンテンツのライブストリーミング配信を開始する時刻を示す情報(属性「availabilityStartTime」の属性値)である。図示の例では、属性「availabilityStartTime」の属性値が「2012-09-20T15:00:00」であり、2012年9月20日15時にライブストリーミング配信が開始されることを示す。
また、MPD200には、コンテンツの再生期間を区切った各ピリオドに関するピリオド情報220が記述されている。図示の例では、ピリオド情報220として、コンテンツの配信開始時刻を基準とした場合のそのピリオドの開始時刻(属性「start」の属性値)およびそのピリオドの期間(属性「duration」の属性値)が記述されている。
また、コンテンツの取得先を示す取得先情報230が記述されている。図示の例では、取得先情報230として、サーバのURLが記述されている。
また、ここでは、コンテンツとして、ビットレートが1024kbpsの高品質Representationと、ビットレートが512kbpsの低品質Representationが用意されているものとする。そのため、MPD200には、或るピリオド(再生時刻0秒から3600秒まで)に含まれるセグメントとして、高品質セグメントを示す高品質セグメント情報241と、低品質セグメントを示す低品質セグメント情報242とが記述されている。高品質セグメント情報241には、当該ピリオドに含まれる高品質RepresentationのIDおよびビットレートが記述されている。また、当該ピリオドに含まれる各セグメントの長さおよびURLが記述されている。また、低品質セグメント情報242も同様である。なお、当該ピリオドは、セグメント#1〜セグメント#6の6個のセグメントで構成されている。
次に、従来の基本的なセグメントデータのデータ構造について図11に基づいて説明する。図11は、従来における、高品質セグメントおよび低品質セグメントのセグメントデータのデータ構造を示す図である。ここでは、セグメントデータがISOBFF(ISO/IEC 14496-12)で規定されるbox形式で記述されている例を説明する。
図11(a)に示すように、従来の高品質セグメントデータ260は、1つのstyp(Segment Type Box)261、1つのsidx(Segment Index Box)262、並びに、moof(Movie Fragment Box)263、265、267および269と、mdat(Media Data Box)264、266、268および270との1つまたは複数の組から構成される。また、図11(b)に示すように、低品質セグメントデータ280も、高品質セグメントデータ260と同様に、1つのstyp281、1つのsidx282、並びに、moof283、285、287および289と、mdat284、286、288および290との1つまたは複数の組から構成される。
styp261およびstyp281は、セグメントの種別および/またはバージョン情報等を示す情報である。sidx262およびsidx282は、セグメント内のランダムアクセスポイントに関する情報である。moof263、265、267および269、並びに、mdat264、266、268および270と、moof283、285、287および289、並びに、mdat284、286、288および290とは、セグメントを構成するフラグメントに関する情報である。
moofおよびmdatの1つの組が1つのフラグメントを構成する。また、1つまたは複数のフラグメントから構成され、ランダムアクセスに適応するようにセグメントを分割した単位をサブセグメント(subsegment)とする。例えば、図11の例では、moof263、265およびmdat264、266が1つのサブセグメントを構成する。sidxの各エントリ271、272、291および292(図11(a)および(b)に示す「s0」、「s1」)には、各サブセグメントのバイトサイズ、時間情報などが記述されている。
次に、sidxのシンタックスの一例を図12に基づいて説明する。図12は、sidxのシンタックスの一例を示す図である。ここでは、sidxは、ISO/IEC 14496-12で定義されている例を示す。
このように、MPEG−DASHでは、サーバでのセグメントの生成開始から配信可能になるまでの時間を短縮するために、セグメントの時間長を小さくして低遅延ライブストリーミングに対応することを想定している。なお、サーバおよびクライアントによる処理遅延やネットワーク上の遅延等が発生するため、クライアントが厳密にリアルタイムに再生することは不可能である。そのため、わずかに遅延しているが、実質的にリアルタイムでのライブストリーミングを低遅延ライブストリーミングと称する。
"ISO/IEC 23009-1"、[online]、2012年4月1日、ISO/IEC、[平成24年9月26日検索]、インターネット<URL:http://standards.iso.org/ittf/PubliclyAvailableStandards/c057623_ISO_IEC_23009-1_2012.zip>
上述のように、MPEG−DASHでは、セグメントの時間長を短くすることで低遅延ライブストリーミングを実現しようとするものであるが、セグメントの時間長を短くすることで遅延が生じる場合がある。具体的には、セグメントの時間長が短い場合、通常、ネットワークジッタに対応するために、セグメントの送信を要求する複数のリクエストをパイプライン化して送信する。このとき、リクエストしたリソースがサーバに存在しないこと等によりエラーが発生した場合、再度複数のリクエストを送信しなければならず、再リクエストにより遅延が発生するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、安定的に低遅延ライブストリーミングを実行するコンテンツ送信装置およびコンテンツ再生装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ再生装置に送信するコンテンツ送信装置であって、上記コンテンツ再生装置からリクエストを受信すると、当該リクエストに対する応答として、レスポンスを当該コンテンツ再生装置に送信する送信手段を備え、上記送信手段は、上記リクエストがセグメントの送信を要求するものである場合、当該セグメントを上記コンテンツ再生装置に、上記サブセグメント単位でチャンク転送する。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置の制御方法は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ再生装置に送信するコンテンツ送信装置の制御方法であって、上記コンテンツ再生装置からリクエストを受信すると、当該リクエストに対する応答として、レスポンスを当該コンテンツ再生装置に送信する送信ステップを含み、上記送信ステップにおいて、上記リクエストがセグメントの送信を要求するものである場合、当該セグメントを上記コンテンツ再生装置に、上記サブセグメント単位でチャンク転送する。
さらに、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ送信装置から取得して再生するコンテンツ再生装置であって、上記コンテンツ送信装置に、セグメントの送信を要求するリクエストを送信する取得手段を備え、上記取得手段は、上記リクエストに対する応答として、上記コンテンツ送信装置から、上記サブセグメント単位でチャンク転送された上記セグメントを取得する。
さらに、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置の制御方法は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ送信装置から取得して再生するコンテンツ再生装置の制御方法であって、上記コンテンツ送信装置に、セグメントの送信を要求するリクエストを送信する送信ステップと、上記リクエストに対する応答として、上記コンテンツ送信装置から、上記サブセグメント単位でチャンク転送された上記セグメントを取得する取得ステップとを含む。
本発明の一態様によれば、低遅延ライブストリーミングを安定的に実現することができる。
本発明の一実施形態について図1から図14に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本実施形態のコンテンツ配信システムの概要について、図2に基づいて説明する。
〔コンテンツ配信システムの概要〕
図2は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム6の概要を示す図である。図2に示すように、コンテンツ配信システム6は、サーバ1、クライアント2、プロキシ3、MPD記憶装置4およびセグメント記憶装置5を含む。
図2は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム6の概要を示す図である。図2に示すように、コンテンツ配信システム6は、サーバ1、クライアント2、プロキシ3、MPD記憶装置4およびセグメント記憶装置5を含む。
図2に示すように、クライアント2は、プロキシ3を介して、サーバ1と接続する。また、サーバ1は、MPD記憶装置4およびセグメント記憶装置5と接続する。各装置は、有線通信または無線通信の任意のネットワークで接続される。
サーバ1は、クライアント2またはプロキシ3からコンテンツの送信の要求を受けて、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置である。サーバ1は、コンテンツのデータ本体(セグメントデータ)を送信する前に、予めMPDデータをクライアント2またはプロキシ3に送信する。なお、サーバ1は、ネットワーク7上のMPD記憶装置4およびセグメント記憶装置5からMPDデータおよびセグメントデータを取得するものであるが、これに限るものではない。例えば、各サーバ1は、ローカルでMPDデータおよびセグメントデータを保持していてもよい。
クライアント2は、サーバ1等の他の装置から取得したコンテンツ、または、自装置に格納しているコンテンツを再生するコンテンツ再生装置である。クライアント2は、例えば、デジタルテレビ、レコーダ、STB(Set Top Box)、PC、携帯電話機、スマートフォン、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、デジタルビデオ等である。
プロキシ3は、或る装置(サーバ1またはクライアント2)から取得したデータを他の装置(クライアント2またはサーバ1)へ転送する中継装置である。例えば、プロキシ3は、クライアント2から取得したリクエストをサーバ1に転送し、サーバ1から取得したコンテンツをクライアント2に転送する。
また、プロキシ3は、サーバ1から取得したデータ(MPDおよびコンテンツ)をキャッシュするため、キャッシュサーバ(Cache Server)とも言える。なお、プロキシ3をキャッシュサーバと称する場合、サーバ1は、オリジンサーバ(Origin Server)と称する。このとき、プロキシ3は、クライアント2からリクエストを取得し、当該リクエストの示すコンテンツを保持している場合、当該コンテンツを読み出し、クライアント2へ当該コンテンツを送信してもよい。
また、コンテンツ配信システム6の構成は図2に示す例に限るものではない。例えば、コンテンツ配信システム6は、サーバ1を複数含んでいてもよいし、クライアント2を複数含んでいてもよい。また、コンテンツ配信システム6は、プロキシ3を複数含んでいてもよい。
また、本実施形態では、コンテンツ配信システム6におけるネットワーク上の伝送プロトコルは、ハイパーテキスト転送プロトコルとして広く用いられているHTTPを用いるものとする。また、サーバ1が配信するコンテンツは、映像コンテンツであり、コンテンツは、セグメント化されたISOBFFデータであるものとする。すなわち、本実施形態では、コンテンツ配信システム6は、上述のMPEG−DASH規格に基づくコンテンツを配信するものである。
また、本発明で扱うコンテンツは、複数のセグメントから構成されるものであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツである。サブセグメントの時間情報とは、サブセグメントの時間的な位置を示す情報であり、例えば、サブセグメントの再生開始時刻を示す情報である。また、本発明では、セグメントをサブセグメントに分割する単位は任意でよいが、例えば、サブセグメント単位でランダムアクセスできるように、セグメントがサブセグメントに分割されていてもよい。換言すると、セグメントのヘッダに、サブセグメントの時間情報として、ランダムアクセスポイントの時間的な位置を示す情報が記述されていてもよい。
〔各装置の構成〕
次に、図1に基づいて、サーバ1およびクライアント2の要部構成について説明する。図1は、サーバ1およびクライアント2の要部構成の一例を示す図である。なお、図1では、プロキシ3を省略している。
次に、図1に基づいて、サーバ1およびクライアント2の要部構成について説明する。図1は、サーバ1およびクライアント2の要部構成の一例を示す図である。なお、図1では、プロキシ3を省略している。
(サーバについて)
図1に示すように、サーバ1は、サーバ制御部11、サーバ記憶部12およびサーバ通信部13を備える構成である。
図1に示すように、サーバ1は、サーバ制御部11、サーバ記憶部12およびサーバ通信部13を備える構成である。
サーバ通信部13は、無線通信手段または有線通信手段によって、クライアント2、プロキシ3、MPD記憶装置4およびセグメント記憶装置5等の他の装置と通信を行い、サーバ制御部11の指示に従って、データのやりとりを行うものである。
サーバ制御部11は、サーバ記憶部12から一時記憶部(不図示)に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、サーバ1が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、サーバ制御部11は、機能ブロックとして、コンテンツ取得部21およびコンテンツ送信部(送信手段)22備える構成である。サーバ制御部11の各機能ブロック(21、22)は、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で実現された記憶装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等で実現された一時記憶部に読み出して実行することで実現できる。
コンテンツ取得部21は、コンテンツ送信部22からの指示に基づいて、MPD記憶装置4からMPDデータまたはセグメント記憶装置5からセグメントデータを取得するものである。コンテンツ取得部21は、取得したMPDデータまたはセグメントデータをコンテンツ送信部22に出力する。
なお、コンテンツ取得部21は、コンテンツ送信部22からの指示の有無に関わらず、事前に、MPDデータおよび/またはセグメントデータを取得していても良い。この場合、コンテンツ取得部21は、事前に取得したMPDデータおよびセグメントデータをサーバ記憶部12に格納しておき、コンテンツ送信部22からの指示に基づいて、サーバ記憶部12からMPDデータおよびセグメントデータを読み出す。
コンテンツ送信部22は、クライアント2からリクエストを受信すると、受信したリクエストがセグメントの送信を要求するリクエストであるか否かを判定する。受信したリクエストがセグメントの送信を要求するリクエストである場合、コンテンツ送信部22は、当該セグメントを取得するようにコンテンツ取得部21に指示して、コンテンツ取得部21からセグメントデータを取得し、当該セグメントデータを含むレスポンスをクライアント2に送信する。
ただし、本発明では、コンテンツ送信部22は、セグメントデータを送信する際、セグメントデータを一度に全て送信するのではなく、セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントを1チャンクとして、チャンク単位で送信する。
一方、受信したリクエストがセグメントの送信を要求するリクエストではない場合、リクエストに対するレスポンスを当該クライアント2に送信する。例えば、クライアント2からコンテンツ管理情報(MPD)の送信を要求するリクエストを受信すると、当該コンテンツのMPDを取得するようにコンテンツ取得部21に指示し、コンテンツ取得部21からMPDデータを取得すると、取得したMPDデータを含むレスポンスをクライアント2に送信する。また、クライアント2からWebページ等のリソースの送信を要求するリクエストを受信すると、当該リソースを取得するようにコンテンツ取得部21に指示し、コンテンツ取得部21からリソースを取得すると、取得したリソースを含むレスポンスをクライアント2に送信する。
なお、コンテンツ送信部22は、受信したリクエストがセグメントの送信を要求するリクエストであるか否かを、受信したリクエストによって指定されたリソースのメディアタイプがセグメントであるか否かに基づいて判定してもよい。
サーバ記憶部12は、サーバ制御部11が参照するプログラムやデータ等を格納するものであり、例えば、コンテンツ取得部21が取得したMPDデータおよびセグメントデータ等を格納してもよい。
(クライアントについて)
図1に示すように、クライアント2は、クライアント制御部41、クライアント記憶部42、クライアント通信部43、表示部44および音声出力部45を備える。なお、クライアント2は、操作部、音声入力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
図1に示すように、クライアント2は、クライアント制御部41、クライアント記憶部42、クライアント通信部43、表示部44および音声出力部45を備える。なお、クライアント2は、操作部、音声入力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
クライアント通信部43は、無線通信手段または有線通信手段によって、サーバ1、プロキシ3等の他の装置と通信を行い、クライアント制御部41の指示に従って、データのやりとりを行うものである。
表示部44は、クライアント制御部41の指示に従って画像を表示するものである。表示部44は、クライアント制御部41の指示に従って画像を表示するものであればよく、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを適用することが可能である。
音声出力部45は、クライアント制御部41から電気信号を受信し、受信した電気信号を音に変換し、クライアント2の外部に音を出力するものである。音声出力部45は、いわゆるスピーカである。
クライアント制御部41は、クライアント記憶部42から一時記憶部(不図示)に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、クライアント2が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、クライアント制御部41は、機能ブロックとして、コンテンツ取得部(取得手段)51およびコンテンツ再生部52を備える構成である。これらのクライアント制御部41の各機能ブロック(51、52)は、CPUが、ROM等で実現された記憶装置に記憶されているプログラムをRAM等で実現された一時記憶部に読み出して実行することで実現できる。
コンテンツ取得部51は、サーバ1にクライアント通信部43を介してリクエストを送信し、サーバ1からコンテンツ(コンテンツに対応付けられたMPDおよびコンテンツを構成するセグメント)を取得するものである。
具体的には、コンテンツ取得部51は、ユーザから操作部(不図示)を介してコンテンツの取得(再生)指示が入力されると、当該コンテンツの管理情報(MPD)の送信を要求するリクエストをサーバ1またはプロキシ3に送信する。そして、コンテンツ取得部51は、当該リクエストのレスポンスとして、上記コンテンツのMPDデータを受信する。コンテンツ取得部51は、受信したMPDデータを参照して、上記コンテンツを構成するセグメントの送信を要求するリクエストをサーバ1またはプロキシ3に送信する。そして、コンテンツ取得部51は、当該リクエストのレスポンスとして、上記コンテンツのセグメントデータを取得する。コンテンツ取得部51は、取得したセグメントデータをコンテンツ再生部52に出力する。
また、コンテンツ取得部51は、ネットワークの遅延等が発生した場合、取得するRepresentationの切替を実行する。このとき、次に残りのセグメントの一部を取得する場合、コンテンツ取得部51は、未取得のデータを含むサブセグメントのバイトレンジを特定し、特定したバイトレンジに基づいて、バイトレンジテンプレートを用いたリクエストをサーバ1またはプロキシ3に送信する。
コンテンツ再生部52は、コンテンツ取得部51からセグメントデータを取得すると、MPDデータを参照して、取得したセグメントデータに基づいてコンテンツを再生するものである。
クライアント記憶部42は、クライアント制御部41が参照するプログラムやデータ等を格納するものであり、例えば、コンテンツ取得部51が取得したMPDデータおよびセグメントデータ等を格納してもよい。
〔サーバの処理〕
次に、図3に基づいて、サーバ1のセグメント送信処理について説明する。図3は、サーバ1のセグメント送信処理の一例を示すフローチャートである。
次に、図3に基づいて、サーバ1のセグメント送信処理について説明する。図3は、サーバ1のセグメント送信処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、サーバ1は、クライアント2から、セグメントまたはセグメントの一部の送信を要求するHTTPリクエストメッセージを受信する(S61)。コンテンツ送信部22は、当該セグメントを取得するようにコンテンツ取得部21に指示して、コンテンツ取得部21からセグメントデータを取得する。そして、コンテンツ送信部22は、当該セグメントを複数に分割したサブセグメントを1チャンクとして、チャンク単位でセグメントをクライアント2に送信する(S62)。
コンテンツ送信部22は、チャンク単位で送信を行い、要求されたセグメント全体を送信すると(S63でYES)、セグメント送信処理を終了する。または、コンテンツ送信部22は、途中でコネクションがクローズした場合(S63でYES)、セグメント送信処理を終了する。
〔クライアントの処理〕
次に、図4に基づいて、クライアント2のセグメント取得処理について説明する。図4は、クライアント2のセグメント取得処理の一例を示すフローチャートである。
次に、図4に基づいて、クライアント2のセグメント取得処理について説明する。図4は、クライアント2のセグメント取得処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、コンテンツ取得部51は、MPDデータを参照して、初期Representationのセグメント(例えば、高品質セグメント)の送信を要求するリクエストを送信する(S71)。
リクエストを送信した後、コンテンツ取得部51は、Representationを切り替えるべきか否かを判定する(S72)。ここで、ネットワークの遅延等が発生していなければ、Representationを切り替えず(S72でNO)、サーバ1からサブセグメント単位でチャンク転送されたセグメントを取得する(S73)。コンテンツ取得部51は、リクエストしたセグメント全体を受信したか否かを判定し(S74)、まだ全てを受信していなければ(S74でNO)、S72に戻る。
ここで、ネットワークの遅延等が発生した場合、コンテンツ取得部51は、取得するセグメントのRepresentationを切り替える(S72でYES)。コンテンツ取得部51は、切替先のRepresentation(例えば、低品質セグメント)のsidxを解析し、リクエストしたセグメントのうちの未取得のサブセグメントのアクセスポイントに基づいて、未取得のサブセグメントのバイトレンジを特定する(S75)。コンテンツ取得部51は、特定したバイトレンジに基づいて、未取得のサブセグメントの取得先を示すバイトレンジテンプレートURLを生成する(S76)。コンテンツ取得部51は、生成したURLに基づいて、セグメントの残りのデータ(途中からのデータ)の送信を要求するリクエストを送信する(S77)。そして、コンテンツ取得部51は、切替先のepresentationのセグメントを途中から、チャンク単位で取得する(S73)。
このようにして、セグメント全体を受信するまで処理を実行し、セグメント全体を受信すると(S74でYES)、セグメント取得処理を終了する。
〔MPDの記述例〕
次に、本発明で用いるMPDの記述例について図5に基づいて説明する。図5は、本発明で用いるMPDの記述例を示す図である。
次に、本発明で用いるMPDの記述例について図5に基づいて説明する。図5は、本発明で用いるMPDの記述例を示す図である。
図5に示すように、本発明で用いるMPD100は、図10に示す従来のMPD200と比較して、情報110に含まれるプロファイル情報112、および、取得先情報130が異なる。
具体的には、MPD100では、プロファイル情報112に、低遅延ライブ配信であることを示す「urn:mpeg:dash:profile:isoff-low-latency-live:2012」が記述される。また、取得先情報130には、単なるサーバのURLではなく、バイトレンジテンプレート(BaseURL@byterange)が記述される。
〔バイトレンジリクエスト〕
従来、クライアント2は、コンテンツの一部を取得する場合、HTTP/1.1で規定されているバイトレンジリクエストによって取得することができる。しかしながら、バイトレンジリクエストに対するサーバ1からのレスポンスは、ステータスコードが「206」であるため、プロキシ3は、当該レスポンスに含まれるデータをキャッシュしない。そのため、再度同じコンテンツをプロキシ3を介してサーバ1にリクエストした場合であっても、プロキシ3にはキャッシュされていないため、サーバ1が当該コンテンツを送信しなければならない。よって、低遅延ライブストリーミングを安定的に実現することが困難となる。
従来、クライアント2は、コンテンツの一部を取得する場合、HTTP/1.1で規定されているバイトレンジリクエストによって取得することができる。しかしながら、バイトレンジリクエストに対するサーバ1からのレスポンスは、ステータスコードが「206」であるため、プロキシ3は、当該レスポンスに含まれるデータをキャッシュしない。そのため、再度同じコンテンツをプロキシ3を介してサーバ1にリクエストした場合であっても、プロキシ3にはキャッシュされていないため、サーバ1が当該コンテンツを送信しなければならない。よって、低遅延ライブストリーミングを安定的に実現することが困難となる。
以下に、より具体的に、バイトレンジリクエストによってコンテンツの一部を送受信するサーバ、クライアントおよびプロキシの動作シーケンス、および、従来のライブストリーミングにおいて送受信されるHTTPメッセージについて図13および図14に基づいて説明する。図13は、バイトレンジリクエストによってコンテンツの一部を送受信するサーバ、クライアントおよびプロキシの動作シーケンスの一例を示す図である。また、図14は、従来のライブストリーミングにおいて送受信されるHTTPメッセージの一例を示す図である。
図13および図14に示すように、まず、クライアントは、MPD200を参照して、セグメント#1の送信を要求するためのリクエストメッセージ301をプロキシに送信する。プロキシは、リクエストメッセージ301を受信し、セグメント#1がキャッシュされていないため、リクエストをそのまま転送して、サーバにリクエストメッセージ302を送信する。
サーバは、リクエストメッセージ302がセグメントの送信を要求するものであるため、リクエストメッセージ302の応答として、セグメント#1のデータ本体を含むレスポンスメッセージ303をプロキシに送信する。プロキシは、レスポンスメッセージ303を受信し、レスポンスメッセージ303のステータスコードが「200」であるため、レスポンスメッセージ303に含まれるデータをキャッシュ304すると共に、レスポンスをそのまま転送して、クライアントにレスポンスメッセージ305を送信する。クライアントは、レスポンスメッセージ305を受信して、セグメント#1を取得する。
ここで、ネットワークの遅延等が発生したため、クライアントは、Representationの切替306を実行する。クライアントは、sidxを解析して、セグメント#1の未取得のデータのバイトレンジ(xxx〜yyy)を特定する。クライアントは、特定したバイトレンジに基づいて、バイトレンジリクエストメッセージ307をプロキシに送信する。プロキシは、リクエストメッセージ307を受信し、ここでもリクエストの示すデータがキャッシュされていないため、リクエストをそのまま転送して、サーバにリクエストメッセージ308を送信する。
サーバ1は、リクエストメッセージ308がバイトレンジリクエストであるため、リクエストメッセージ308の応答として、セグメント#1の一部である指定されたバイトレンジのデータを含む、ステータスコード「206」のレスポンスメッセージ309をプロキシに送信する。プロキシは、レスポンスメッセージ309を受信し、レスポンスメッセージ309のステータスコードが「206」であるため、レスポンスメッセージ309に含まれるデータをキャッシュせず、レスポンスをそのまま転送して、クライアントにレスポンスメッセー310を送信する。クライアントは、レスポンスメッセージ310を受信して、セグメント#1の残りのデータを取得する。
このように、バイトレンジリクエストによってコンテンツの一部を送受信する場合、そのレスポンスのステータスコードが「206」であるため、プロキシ3はキャッシュしない。なお、プロキシ3がキャッシュするデータは、ステータスコードが「200」、「203」、「300」、「301」または「410」のレスポンスに含まれるデータである。
MPEG−DASHでは、キャッシュサーバであるプロキシ3でのキャッシュヒットによるRTT(Round Trip Time)の低減によっても、低遅延ライブストリーミングを実現することができる。そのため、プロキシ3がキャッシュしないデータがあると、低遅延ライブストリーミングを安定的に実現することが困難となる。
セグメントの一部をバイトレンジリクエストで取得する際に、プロキシ3でキャッシュされないという上記問題を解決するために、本発明では、上述のバイトレンジテンプレートを用いたリクエストでセグメントの一部を取得する。後述のように、バイトレンジテンプレートを用いたリクエストに対するレスポンスは、ステータスコードが「200」であるため、プロキシ3は、当該レスポンスに含まれるデータをキャッシュすることができる。
〔実施例1〕
次に、低遅延ライブストリーミングを実行するサーバ1、クライアント2およびプロキシ3の動作シーケンスおよび低遅延ライブストリーミングにおいて送受信されるHTTPメッセージについて図6および図7に基づいて説明する。図6は、低遅延ライブストリーミングを実行するサーバ1、クライアント2およびプロキシ3の動作シーケンスの一例を示す図である。また、図7は、低遅延ライブストリーミングにおいて送受信されるHTTPメッセージの一例を示す図である。
次に、低遅延ライブストリーミングを実行するサーバ1、クライアント2およびプロキシ3の動作シーケンスおよび低遅延ライブストリーミングにおいて送受信されるHTTPメッセージについて図6および図7に基づいて説明する。図6は、低遅延ライブストリーミングを実行するサーバ1、クライアント2およびプロキシ3の動作シーケンスの一例を示す図である。また、図7は、低遅延ライブストリーミングにおいて送受信されるHTTPメッセージの一例を示す図である。
図6および図7に示すように、まず、クライアント2は、MPD70を参照して、セグメント#1の送信を要求するためのリクエストメッセージ81をプロキシ3に送信する。プロキシ3は、リクエストメッセージ81を受信し、セグメント#1がキャッシュされていないため、リクエストをそのまま転送して、サーバ1にリクエストメッセージ82を送信する。
サーバ1は、リクエストメッセージ82がセグメントの送信を要求するものであるため、リクエストメッセージ82の応答として、サブセグメント単位でチャンクに分割されたセグメント#1のデータ本体を含むレスポンスメッセージ83をプロキシ3に送信する。プロキシ3は、レスポンスメッセージ83を受信し、レスポンスメッセージ83のステータスコードが「200」であるため、レスポンスメッセージ83に含まれるデータをキャッシュ84すると共に、レスポンスをそのまま転送して、クライアント2にレスポンスメッセージ85を送信する。クライアント2は、レスポンスメッセージ85を受信して、サブセグメント単位でチャンク転送されたセグメント#1を取得する。
ここで、ネットワークの遅延等が発生したため、クライアント2は、Representationの切替86を実行する。クライアント2は、sidxを解析して、セグメント#1の未取得のデータを含むサブセグメントのバイトレンジ(xxx〜yyy)を特定する。クライアント2は、バイトレンジリクエストではなく、特定したバイトレンジに基づいて、バイトレンジテンプレートを用いたリクエストメッセージ87をプロキシ3に送信する。プロキシ3は、リクエストメッセージ87を受信し、ここでもリクエストの示すデータがキャッシュされていないため、リクエストをそのまま転送して、サーバ1にリクエストメッセージ88を送信する。
サーバ1は、リクエストメッセージ88がバイトレンジリクエストではなく、通常のリクエストであるため、リクエストメッセージ88の応答として、指定されたバイトレンジのサブセグメントをチャンク単位で含む、ステータスコード「200」のレスポンスメッセージ89をプロキシ3に送信する。プロキシ3は、レスポンスメッセージ89を受信し、レスポンスメッセージ89のステータスコードが「200」であるため、レスポンスメッセージ89に含まれるデータをキャッシュ90すると共に、レスポンスをそのまま転送して、クライアント2にレスポンスメッセージ91を送信する。クライアント2は、レスポンスメッセージ91を受信して、セグメント#1の残りのデータをチャンク単位で取得する。
〔MPDの他の記述例〕
本発明では、セグメントをさらに複数のサブセグメントに分割しているが、このサブセグメントの時間長は、任意でよい。すなわち、各サブセグメントの時間長が一定であってもよいし、各サブセグメントの時間長が異なっていてもよい。
本発明では、セグメントをさらに複数のサブセグメントに分割しているが、このサブセグメントの時間長は、任意でよい。すなわち、各サブセグメントの時間長が一定であってもよいし、各サブセグメントの時間長が異なっていてもよい。
また、本発明では、サブセグメント単位でチャンク転送するため、サブセグメントの時間長と1チャンクの時間長は一致する。クライアント2は、チャンク時間長を事前に把握しておくことにより、ライブストリーミングにおける遅延量を予測することができる。そのため、MPDにチャンク時間長が記述されていることが好ましい。チャンク時間長が固定の場合、例えば、MPDにチャンク時間長が記述してもよい。また、チャンク時間長が可変の場合、例えば、MPDにチャンク時間長の最大値および/または最小値を記述してもよい。チャンク時間長の記述例については後述する。
また、MPEG−DASHでは、Representationを切り替えるため、Representation間で、対応する各サブセグメントの境界が揃っていることが好ましい。換言すると、Representation間で、対応する各サブセグメントの再生開始時刻が一致していることが好ましい。この場合、Representationを切り替えても、各サブセグメントの再生時刻が一致しているため、特に問題なく再生することができる。
一方、Representation間で、対応する各サブセグメントの境界が揃っていない場合、Representationの切替後に、整合をとって再生しなければならないため、クライアント2が各サブセグメントの境界が揃っているか否かを事前に把握しておくことが好ましい。そのため、MPDに各サブセグメントの境界が揃っているか否かを示すサブセグメントの配列に関する情報が記述されていることが好ましい。このサブセグメントの配列に関する情報については後述する。
次に、本発明で用いるMPDの他の記述例について図8に基づいて説明する。図8は、本発明で用いるMPDの他の記述例を示す図である。図8では、サブセグメントの配列に関する情報およびチャンク時間長に関する情報が記述されているMPDの一例を示す。
図8に示すように、本発明で用いるMPD101は、図5に示すMPD100と比較して、サブセグメントの配列に関する情報およびチャンク時間長に関する情報が追記されている。
具体的には、MPD101では、サブセグメントの配列に関する情報150として、属性「AdaptationSet@subsegmentAlignment」、およびその属性値「true」が記述されている。属性値「true」は、各サブセグメントの境界が揃っていることを示し、各サブセグメントの境界が揃っていない場合、属性値として「false」が記述される。
また、MPD101には、高品質セグメント情報143および低品質セグメント情報144に、チャンク時間長に関する情報として、属性「maxChunkDuration」、およびその属性値「PT10S」が記述されている。属性「maxChunkDuration」は、可変のチャンク時間長の最大値を示し、属性値「PT10S」は、その最大値が10秒であることを示す。上述のように、チャンク時間長に関する情報として、固定のチャンク時間長を示す属性「chunkDuration」が記述されていても良く、可変のチャンク時間長の最小値を示す属性「minChunkDuration」が記述されていてもよい。
また、上記属性「chunkDuration」は、セグメントの最初のチャンクの時間長と解釈してもよい。あるいは、属性「chunkDuration」の代わりに、セグメントの時間長(属性「SegmentList@duration」の値と等しい)と、セグメントの最初のチャンク時間長(属性「SegmentList@chunkDuration」の値と等しい)との差分値を示す属性「chunkDurationOffset」が記述されていてもよい。
〔各サブセグメントの境界が揃っていない場合のRepresentationの切替例〕
次に、各サブセグメントの境界が揃っていない場合のRepresentationの切替について図9に基づいて説明する。図9は、各サブセグメントの境界が揃っていない高品質セグメントおよび低品質セグメントのセグメントデータのデータ構造を示す図である。
次に、各サブセグメントの境界が揃っていない場合のRepresentationの切替について図9に基づいて説明する。図9は、各サブセグメントの境界が揃っていない高品質セグメントおよび低品質セグメントのセグメントデータのデータ構造を示す図である。
図9(a)に示すように、1024kbpsの高品質セグメント160は、moof163およびmdat164から成るサブセグメント#0と、moof165およびmdat166から成るサブセグメント#1と、moof167、169およびmdat168、180から成るサブセグメント#2とを含む。一方、512kbpsの低品質セグメント180は、moof183およびmdat184から成るサブセグメント#0と、moof185、187およびmdat186、188から成るサブセグメント#1と、moof189およびmdat190から成るサブセグメント#2とを含む。つまり、高品質セグメント160と低品質セグメント180とでは、サブセグメント#2の再生開始時刻が異なっている。
なお、高品質セグメント160および低品質セグメント180に含まれるフラグメント(moofおよびmdat)の時間長は一定である。つまり、高品質セグメントのフラグメント163〜170と、低品質セグメントのフラグメント183〜190とがそれぞれ対応している。
ここで、高品質セグメントのサブセグメント#1まで取得した後、Representationを切り替えて、低品質セグメントを取得するものとする。この場合、次に取得すべきデータは、高品質セグメントのmoof167に対応する低品質セグメントのmoof187である。ところが、低品質セグメント180では、moof185、187およびmdat186、188がサブセグメント#1となっているため、moof187以降だけを取得することはできない。そのため、再生時にギャップが生じないように、未取得のデータであるmoof187を含むサブセグメント#1から取得を開始する。このとき、moof185およびmdat186は時間的に重複して取得することとなるが、再生時に調整することによってスムーズなライブストリーミングを実現する。
なお、上述のように、セグメントのヘッダであるsidx162、182には、各サブセグメントの時間情報が記述されており、sidxを解析して、バイトレンジを特定する。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ再生装置に送信するコンテンツ送信装置であって、上記コンテンツ再生装置からリクエストを受信すると、当該リクエストに対する応答として、レスポンスを当該コンテンツ再生装置に送信する送信手段を備え、上記送信手段は、上記リクエストがセグメントの送信を要求するものである場合、当該セグメントを上記コンテンツ再生装置に、上記サブセグメント単位でチャンク転送する。
本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ再生装置に送信するコンテンツ送信装置であって、上記コンテンツ再生装置からリクエストを受信すると、当該リクエストに対する応答として、レスポンスを当該コンテンツ再生装置に送信する送信手段を備え、上記送信手段は、上記リクエストがセグメントの送信を要求するものである場合、当該セグメントを上記コンテンツ再生装置に、上記サブセグメント単位でチャンク転送する。
本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置の制御方法は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ再生装置に送信するコンテンツ送信装置の制御方法であって、上記コンテンツ再生装置からリクエストを受信すると、当該リクエストに対する応答として、レスポンスを当該コンテンツ再生装置に送信する送信ステップを含み、上記送信ステップにおいて、上記リクエストがセグメントの送信を要求するものである場合、当該セグメントを上記コンテンツ再生装置に、上記サブセグメント単位でチャンク転送する。
上記の構成によれば、上記送信手段は、セグメントの送信を要求するリクエストに対して、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメント単位でチャンク転送する。すなわち、送信単位は、セグメントよりさらに時間的に短いサブセグメント単位で送信すると共に、1つのリクエストで複数のサブセグメントの送信を要求することができる。そのため、サブセグメントの生成開始から配信可能になるまでの時間を短縮しつつ、複数リクエストのパイプライン化にともなうエラー処理を抑制することができる。よって、低遅延ライブストリーミングを安定的に実現することができる。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置では、上記サブセグメント単位でランダムアクセスできるように、上記セグメントが上記サブセグメントに分割されていてもよい。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置において、上記送信手段は、各サブセグメントの時間長が一定の場合、上記サブセグメントの時間長が記述されたコンテンツ管理情報をコンテンツ再生装置に送信してもよい。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ送信装置において、上記送信手段は、各サブセグメントの時間長が異なる場合、上記サブセグメントの時間長の最大値および最小値の少なくとも一方が記述されたコンテンツ管理情報をコンテンツ再生装置に送信してもよい。
上記の構成によれば、クライアントは、チャンク転送されたサブセグメントの時間長を把握することができるため、ライブストリーミングにおける遅延量を予測することができる。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ送信装置から取得して再生するコンテンツ再生装置であって、上記コンテンツ送信装置に、セグメントの送信を要求するリクエストを送信する取得手段を備え、上記取得手段は、上記リクエストに対する応答として、上記コンテンツ送信装置から、上記サブセグメント単位でチャンク転送された上記セグメントを取得する。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置の制御方法は、複数のセグメントから構成されるコンテンツであって、当該セグメントのヘッダに、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメントの時間情報が記述されたコンテンツをコンテンツ送信装置から取得して再生するコンテンツ再生装置の制御方法であって、上記コンテンツ送信装置に、セグメントの送信を要求するリクエストを送信する送信ステップと、上記リクエストに対する応答として、上記コンテンツ送信装置から、上記サブセグメント単位でチャンク転送された上記セグメントを取得する取得ステップとを含む。
〔実施例2〕
サーバとクライアントの間のネットワーク上に発生する遅延としては、実施例1において、クライアントのリクエストしたリソースがサーバに存在しないこと等によりエラーが発生した場合、再度複数のリクエストを送信するためにネットワーク及びクライアントに負荷がかかり、遅延が発生するという問題があった。クライアントに発生する遅延としては、クライアントの有するデコーダの処理能力が低いためにデコード処理時に負荷がかかり、遅延が発生するという問題もある。
サーバとクライアントの間のネットワーク上に発生する遅延としては、実施例1において、クライアントのリクエストしたリソースがサーバに存在しないこと等によりエラーが発生した場合、再度複数のリクエストを送信するためにネットワーク及びクライアントに負荷がかかり、遅延が発生するという問題があった。クライアントに発生する遅延としては、クライアントの有するデコーダの処理能力が低いためにデコード処理時に負荷がかかり、遅延が発生するという問題もある。
本実施例では、クライアントのデコード処理能力に応じて、コンテンツ中の適切な情報を抽出することで、デコード処理時に発生する遅延を解消する方法について、図15〜図18を参照しながら以下に説明する。図15は、本実施例に係る伝送ストリームの構成の例を示す図である。また、図16は、本実施例に係るサーバおよびクライアントの要部構成を示すブロック図である。さらに、図17は、本実施例に係る複数のフレームレートデータを多重化したストリームが受信側で分離される過程を示す図である。図18は、本実施例に係るコンテンツ内のピクチャと階層レベルを示す図である。
現行のデジタル放送では、サーバにあたる放送局が映像、音声、その他の番組情報といった複数のデータをそれぞれ複数のパケットに格納し、1本のストリームに多重化して送出している。多重化には、MPEGのストリームフォーマットであるMPEG−2 TS(トランスポートストリーム)が用いられる。多重化されたトランスポートストリーム(TS)は、クライアントにあたる放送受信機でそれぞれのパケットに分離され、映像や音声などのデータが取得される。
図15(a)は、従来のTSの構造を示したものである。TSは、それぞれが188バイトを有するTSパケットの集合で構成され、このTSパケットがクライアントに時系列的に入力される。このとき、各TSパケットのヘッダには、図15(a)に示されるようにパケット中のデータの種別を示すPID(Packet Identifier)が付与され、この値を用いて、分離部は、パケットのペイロードに格納された映像、音声、関連情報などを識別し、分離した上で、適切なデコーダにデータを入力できる。
TSでは、スケーラブル符号化された複数の映像品質から構成される映像データを分離し格納したパケットに同一のPIDを付与する。そして、クライアントはデコード処理の段階で複数の映像品質データに分離することができる。即ち、1つの映像データは必ず1つのPIDで伝送される。
一方、従来のTSにおいては、別のPIDが付加されたコンテンツは、同一のコンテンツとして認識することができない。例えば、HEVCなどの予測符号化圧縮規格で圧縮された映像データでは、各フレームをI、P、Bなどの予測方式の異なるピクチャとして圧縮することが可能であり、それぞれ別のパケットに格納して伝送することが可能であるが、TSのレベルでパケットに格納されたピクチャデータがIかPかBかを識別することはできない。このとき、他のピクチャの復号に対して参照されないBピクチャがあれば、Bピクチャのデータを除去しても再生は可能である。従って、この性質を利用すれば、クライアントの能力に応じてBピクチャデータのパケットを適宜削除し、クライアントごとにフレームレートを変えて再生することも可能である。しかし、TSを用いて伝送する場合は、前述のとおり多重化分離部でパケットを識別できないため、このような処理は不可能であった。
上記課題に対し、本実施例では、図15(b)に示すように、PIDに加え、別のPIDが付与されたパケットが同一のコンテンツであることを示すRefPID(依存性識別子)を付与して、同一のコンテンツとして認識できるようにする。更に、本実施例では、パケットがRefPIDを含むか否かを示すフラグisRefを備える。isRefは2値のフラグであり、1のときRefPIDを含むことを示し、0のときRefPIDを含まないことを示す。
図16は、本実施例の要部構成を示したブロック図である。図16に示すように、サーバは複数のパケットを多重化する多重化部を備え、クライアントはサーバから受信した複数のパケットが多重化されたストリームを個別のパケットに分離する多重化分離部を備えている。なお、図1と図16に示すサーバとクライアントにおいて、同様の部材に関する説明は適宜省略する。
(サーバについて)
サーバ送信部は、無線通信手段または有線通信手段によって、クライアントにデータを送信するものである。
サーバ送信部は、無線通信手段または有線通信手段によって、クライアントにデータを送信するものである。
サーバ制御部は、機能ブロックとして、コンテンツ生成部および多重化部、コンテンツ送信部(送信手段)を備える構成である。ここで、コンテンツ生成部はコンテンツデータを生成するものであり、多重化部においてパケットへの分離と多重化を行って、コンテンツ送信部に出力する。例えば、I、Pピクチャデータを格納したパケットにはPIDの値pid_bを付与し、Bピクチャデータを格納したパケットにはPIDに値pid_aを付与する。さらに、Bピクチャデータを格納したパケットは、isRefの値を1とし、値pid_bのRefPIDを付与する。
(クライアントについて)
クライアント受信部は、無線通信手段または有線通信手段によって、サーバからデータを受信するものである。
クライアント受信部は、無線通信手段または有線通信手段によって、サーバからデータを受信するものである。
クライアント制御部は、機能ブロックとして、コンテンツ取得部(取得手段)および多重化分離部、コンテンツ再生部を備える構成である。ここで、コンテンツ取得部は、サーバから送られた多重化ストリームを取得し、多重化分離部に出力する。
多重化分離部は、多重化ストリームをそれぞれのパケットに分離する。この際、PIDの値を参照することで、映像、音声、番組情報などのパケットに分離する。
多重化分離部はさらに、パケットがRefPIDを含んでいるかを判断し、RefPIDを含んでいるパケットであれば、そのパケットのデータとRefPIDが示すパケットのデータとを、1つのコンテンツのデータとして解釈する。そして、多重化分離部で分離したそれぞれのコンテンツのデータが、コンテンツ再生部に入力される。
なお、この際、パケットのデータとRefPIDが示すパケットのデータとは、図示しない伝送時刻情報がそれぞれのパケットヘッダに格納されており、伝送時刻情報をみて順序を一意に決めることが可能である。あるいは、図示しないシーケンス番号がパケットヘッダに格納されて、シーケンス番号から順序を一意に決めるとしてもよい。
コンテンツ再生部は、PIDとRefPIDに従って、多重化分離部で分離された映像のパケットデータを順番に映像信号にデコードし、デコードされたピクチャデータを表示順序に適宜並べ替えた上で、表示部にそれぞれ出力する。
図17は、上記で説明したように、I、Pピクチャデータ、Bピクチャデータをそれぞれ、PIDが値pid_bのパケット、PIDが値pid_aのパケットにそれぞれ格納して多重化されたストリームを受け取り、受け取った多重化ストリームをクライアントの多重化分離部において、PIDとRefPIDに基づいてフレームレートの異なるコンテンツデータに多重化分離されることを示した図である。このとき、I、Pピクチャデータはフレームレート60Hzの符号化データである。一方、BピクチャデータはI、Pピクチャデータの各ピクチャ間にBピクチャ1枚を挟むことで120Hzの再生を行うための付加データである。具体的には、pid_aのRefPIDがpid_bであることから、pid_aとpid_bの全てのパケットを映像デコーダに出力することで、120Hzの映像を再生する。一方、pid_bのみを映像デコーダに出力する場合、60Hzの映像が再生される。
なお、本実施例においては、isRef、RefPIDをパケットヘッダに付与する構成としたが、格納する場所はこれに限定されず、例えば既に実施例1で説明したのと同様、図16に示すMPD記憶装置に格納しているMPDに記述してもよい。あるいはMPD以外のコンテンツの伝送に関わる伝送情報や、コンテンツの再生に係る再生情報のメタデータの一部として記述してもよい。あるいはさらに、PIDの値自身にコンテンツ同士が同一のコンテンツであることを示す情報を記述し、PIDがRefPIDを兼ねることで、RefPIDを付加しない構成としてもよい。また、RefPIDを必須とし、isRefを省略した構成も可能である。
例えば、現行のデジタル放送において使われているPAT/PMT(Program Association Table/Program Map Table)をベースに、伝送情報(プログラム構成テーブル)にisRef、RefPIDを格納した例を図19(a)に示す。また、isRef、RefPIDを使う以外に、映像に複数PIDを記述した例を図19(b)に示す。図19(b)の場合には、映像が2つのPIDの付与されたデータから成ることが示され、後ろに書かれたPIDは前に書かれたPIDに依存するものと解釈する。このような伝送情報を用いることで、クライアントの多重化分離部は、必要なデータのPIDを知り、多重化ストリームから当該PIDの付与されたパケットデータのみを分離し、再生する。
これにより、クライアントは、多重化ストリーム中で異なるPIDを持った同一コンテンツを含むパケットを識別することができ、デコード能力に応じて必要なパケットデータを取得して、デコードすることができる。上記例では、I、PピクチャデータとBピクチャデータを格納したパケットから、60Hz、120Hzのフレームレートの異なる再生を行う例を示したが、これ以外にも、例えば、スケーラブル符号化において低解像度ベースレイヤのストリームデータと高解像度エンハンスメントレイヤのストリームデータを別PIDのパケットに格納し、PID、RefPIDを用いて識別することで、デコード能力の低いクライアントはベースレイヤのデータを取得し低解像度映像を再生、デコード能力の高いクライアントはベース、エンハンスメントレイヤのデータを取得し高解像度の映像を再生するといった処理も可能である。デコード能力に応じた適切なフレームレート、解像度のデータを抽出することで、デコード時に発生する遅延を解消できる。
また、I、P、BピクチャへのPID、RefPIDの付与は上記例に限定されず、図18に示すように、多数の階層からなるBピクチャを有する場合に、I/Pピクチャのパケット(階層0)には値pid_0のPIDを付与し、階層1のBピクチャのパケットには値pid_1のPIDを付与し、同様に、階層2、3のBピクチャのパケットには値pid_2、pid_3のPIDを付与してもよい。この場合、階層1のBピクチャのパケットには値pid_0のRefPIDを付与し、同様に、階層2、3のBピクチャのパケットには値pid_1、pid_2のRefPIDを付与する。
上記の構成によれば、上記取得手段は、セグメントの送信を要求するリクエストに対して、当該セグメントをさらに複数に分割したサブセグメント単位でチャンク転送されたセグメントを取得する。すなわち、送信単位は、セグメントよりさらに時間的に短いサブセグメント単位で送信すると共に、1つのリクエストで複数のサブセグメントの送信を要求することができる。そのため、サブセグメントの生成開始から配信可能になるまでの時間を短縮しつつ、複数リクエストのパイプライン化にともなうエラー処理を抑制することができる。よって、低遅延ライブストリーミングを安定的に実現することができる。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置では、上記サブセグメント単位でランダムアクセスできるように、上記セグメントが上記サブセグメントに分割されていてもよい。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置において、上記取得手段は、セグメントの一部の送信を要求するリクエストを送信する場合、当該セグメントの一部を含むサブセグメントのバイトレンジを特定し、特定したバイトレンジを指定する、バイトレンジテンプレートを用いたリクエストを送信してもよい。
上記の構成によれば、上記取得手段は、セグメントの一部の送信を要求するリクエストを送信する場合、バイトレンジテンプレートを用いたリクエストを送信するため、当該リクエストに対するレスポンスのステータスコードは「200」となる。よって、コンテンツの中継装置であるプロキシを介してコンテンツを取得する場合、プロキシは、上記レスポンスに含まれるデータをキャッシュすることができる。よって、RTTを低減することができ、安定的に低遅延ライブストリーミングを実現することができる。
さらに、本発明の一態様に係るコンテンツ配信システムは、上記コンテンツ送信装置と、上記コンテンツ再生装置とを含む。
上記の構成によれば、コンテンツ配信システムは、上記コンテンツ送信装置および上記コンテンツ再生装置と同様の効果を奏する。
また、コンテンツ再生装置がコンテンツ送信装置から取得する、複数のセグメントから構成されたコンテンツであって、当該セグメントがさらに複数のサブセグメントに分割されたコンテンツに対応付けられたコンテンツ管理情報のデータ構造であって、バイトレンジテンプレートが記述された、コンテンツの取得先を示す取得先情報を含むことを特徴とするコンテンツ管理情報のデータ構造も本発明の範疇に含まれる。
なお、上記コンテンツ送信装置および上記コンテンツ再生装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記コンテンツ送信装置および上記コンテンツ再生装置の各手段として動作させることにより、上記コンテンツ送信装置および上記コンテンツ再生装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、サーバ1およびクライアント2の各ブロック、特にサーバ制御部11およびクライアント制御部41は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
最後に、サーバ1およびクライアント2の各ブロック、特にサーバ制御部11およびクライアント制御部41は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、サーバ1およびクライアント2は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるサーバ1およびクライアント2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記サーバ1およびクライアント2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、サーバ1およびクライアント2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、MPEG−DASH規格のコンテンツを送信するコンテンツ送信装置、および、当該コンテンツを取得・再生するコンテンツ再生装置に利用することができる。
1 サーバ
2 クライアント
3 プロキシ
4 MPD記憶装置
5 セグメント記憶装置
6 コンテンツ配信システム
21 コンテンツ取得部
22 コンテンツ送信部(送信手段)
51 コンテンツ取得部(取得手段)
52 コンテンツ再生部
2 クライアント
3 プロキシ
4 MPD記憶装置
5 セグメント記憶装置
6 コンテンツ配信システム
21 コンテンツ取得部
22 コンテンツ送信部(送信手段)
51 コンテンツ取得部(取得手段)
52 コンテンツ再生部
Claims (2)
- 複数のセグメントから構成されるライブ配信コンテンツをコンテンツ再生装置に送信するコンテンツ送信装置であって、
上記セグメントが配信可能となる時間と上記セグメントの少なくとも一部が配信可能となる時間との差分を示すオフセットが記述されたコンテンツ管理情報を上記コンテンツ再生装置に送信する管理情報送信手段を備えていることを特徴とするコンテンツ送信装置。 - 複数のセグメントから構成されるライブ配信コンテンツを受信し、再生するコンテンツ再生装置であって、
上記セグメントが配信可能となる時間と上記セグメントの少なくとも一部が配信可能となる時間との差分を示すオフセットが記述されたコンテンツ管理情報を取得する管理情報取得手段を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
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