JP2017068186A - 画像形成装置 - Google Patents

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高橋 晃
Akira Takahashi
晃 高橋
萩原 和義
Kazuyoshi Hagiwara
和義 萩原
有周 田中
Arichika Tanaka
有周 田中
裕介 酒井
Yusuke Sakai
裕介 酒井
健太郎 岩本
Kentaro Iwamoto
健太郎 岩本
田中 美穂子
Mihoko Tanaka
美穂子 田中
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Abstract

【課題】無端ベルトに生じる蛇行を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数のローラに張架され外周面で保持したトナー像を搬送する第1無端ベルトと、第1無端ベルト上のトナー像を記録媒体に転写する転写部材と、転写部材に巻き掛けられ、転写部材が回転することで転写部材と第1無端ベルトとに挟まれながら周回する第2無端ベルトと、第1無端ベルトの内周面と当接して第2無端ベルトを挟むように転写部材と対向する対向部材と、対向部材又は転写部材の軸方向の一端側を支点とし他端側を第1無端ベルトの張架方向に移動させる移動機構と、を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像が担持搬送される像担持搬送体と、像担持搬送体との間に記録材をニップしながら搬送し像担持搬送体に担持された画像を記録材に転写せしめる転写ベルトと、転写ベルトを回動させる駆動ロールを含み、転写ベルトを回動可能に張架支持する複数のロール部材と、転写ベルトの一端部側から駆動ロールを回転駆動する駆動部とを有し、複数のロール部材における所定のロール部材の外径が、転写ベルトの一端部側から他端部側に向かって小さくなるように形成される画像形成装置が知られている(特許文献1)。
特開2007−11068号公報
本発明は、無端ベルトに生じる蛇行を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置は、
複数のローラに張架され外周面で保持したトナー像を搬送する第1無端ベルトと、
前記第1無端ベルト上の前記トナー像を記録媒体に転写する転写部材と、
前記転写部材に巻き掛けられ、前記転写部材が回転することで前記転写部材と前記第1無端ベルトとに挟まれながら周回する第2無端ベルトと、
前記第1無端ベルトの内周面と当接して前記第2無端ベルトを挟むように前記転写部材と対向する対向部材と、
前記対向部材又は前記転写部材の軸方向の一端側を支点とし他端側を前記第1無端ベルトの張架方向に移動させる移動機構と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記移動機構が、前記軸方向の他端側で前記対向部材を保持する板状体と、前記板状体をネジ送りするネジ部材と、前記板状体を前記ネジ部材に向って付勢する付勢部材と、からなる、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記移動機構は、前記ネジ部材を回転させることで前記ネジ部材が前記板状体に当接して押圧し、前記対向部材と前記転写部材との前記張架方向における相対的な取り付け角度を調整する、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の記載の画像形成装置において、
前記第1無端ベルトの蛇行量を検出する第1検出手段と、前記第1無端ベルト上に形成された画像の位置ずれ量を検出する第2検出手段と、前記第1検知手段によって検出された前記蛇行量に応じて前記ローラを傾動させる制御手段と、前記第2検知手段によって検出された前記位置ずれ量に応じて前記第1無端ベルトに形成する前記画像の位置を調整する調整手段と、を更に備えた、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、無端ベルトに生じる蛇行を抑制することができる。
請求項2及び3に記載の発明によれば、ネジ部材の回転数で移動機構の移動量を定量的に調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、無端ベルトが斜行した場合に画像精度を維持することができる。
画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。 画像形成装置1の転写装置15の構成を示す断面模式図である。画像形成装置1の転写装置15の構成を示す断面模式図である。 バックアップローラ165を張架方向に沿って移動可能に支持する移動機構100の斜視図である。 (a)はバックアップローラ165を含む移動機構100の構成を示すアウト側に視点を置いた側面模式図、(b)は張架方向に視点を置いて要部を断面で示す縦断面模式図である。 バックアップローラ165と二次転写ローラ154との軸方向の位置関係と二次転写ベルト153のウォークとの関係を説明する模式図である。 移動機構100によるバックアップローラ165の張架方向の移動調整を説明する模式図である。 調整ネジ部材130の調整量と二次転写ベルト153のウォークレートとの関係を示す図である。 二次転写ローラ154を張架方向(用紙搬送方向)に沿って移動可能に支持する移動機構100Aの構成を説明するための模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
「第1実施形態」
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20と、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部30と、操作情報部40と、上位機器から送信された印刷情報から画像情報を生成する画像処理部50と、を備えて構成されている。
画像形成部10は、システム制御装置11(不図示)、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、駆動装置18(不図示)、を備えて構成され、画像処理部50から受け取った画像情報を用紙送り装置20から送り込まれた用紙P上にトナー画像として形成する。
用紙送り装置20は、画像形成部10に対する用紙供給を行う。すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙Pを収容する複数の用紙積載部を備えており、これら複数の用紙積載部のいずれか一つから繰り出した用紙Pを画像形成部10に対して供給するように構成されている。
排紙部30は、画像形成部10にて画像出力が行われた用紙Pの排出を行う。そのために、排紙部30は、画像出力後の用紙Pが排出される排紙収容部を備えている。なお、排紙部30は、画像形成部10から出力される用紙束に対して、裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を行う機能を有したものであってもよい。
操作情報部40は、各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられるものである。すなわち、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成されている。
(1.2)画像形成部の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定された用紙積載部から繰り出された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、露光装置12の下方に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する感光体ドラム131を備えている。感光体ドラム131の回転方向にそって、帯電器132、露光装置12、現像装置14、一次転写ローラ152、クリーニングブレード134が配置されている。
現像装置14は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング141を有する。現像ハウジング141内には、感光体ドラム131に対向して配置された現像ローラ142が配設され、現像ローラ142には、現像剤の層厚を規制する層規制部材(不図示)が近接配置されている。
それぞれの現像装置14は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム131の表面は、帯電器132により帯電され、露光装置12から出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム131上に形成された静電潜像は現像ローラ142によりトナー像として現像される。
転写装置15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム131にて形成された各色トナー像が多重転写される第1無端ベルトとしての中間転写ベルト151、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト151に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ152、中間転写ベルト151上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙に一括転写(二次転写)する第2無端ベルトとしての二次転写ベルト153とから構成されている。
二次転写ベルト153は、二次転写ローラ154と剥離ローラ155とによって張架され、中間転写ベルト151の背面側に配置されたバックアップローラ165と二次転写ローラ154とに挟持されて二次転写部(TR)を形成する。
中間転写ベルト151の周回に沿って、ホームポジション(Home Position)センサSR1がイエロー(Y)及びマゼンタ(M)の感光体ドラム131間に、また第1検出手段としてのエッジ(Edge)センサSR2がマゼンタ(M)及びシアン(C)の感光体ドラム131間に、第2検出手段としてのMOB(Mark On Belt)センサSR3が黒(K)の感光体ユニット13よりも下流側に、それぞれ設けられている。
ホームポジションセンサSR1は、中間転写ベルト151における周回の基準位置(ホームポジション)を検出し、システム制御装置11は、その検出結果に基づいて、中間転写ベルト151の回転速度や位相を所定値に維持する。
またエッジセンサSR2は、中間転写ベルト151における側縁(エッジ)を検出し、システム制御装置11は、その検出結果に基づいて、中間転写ベルト151の横方向移動(ウォーク)を制御する。
中間転写ベルト151の表面には、中間転写ベルト151の移動方向に対して傾きを有する山形の形状(シェブロンパターン)が描かれた位置基準画像が、それぞれの感光体ユニット13及び現像装置14によって形成される。システム制御装置11は、MOBセンサSR3で検出された位置基準画像に基づいて中間転写ベルト151の位置ずれ量を算出して感光体ドラム131の表面において露光装置12によって露光される静電潜像の位置を調整する。
各感光体ユニット13の感光体ドラム131に形成された各色トナー像は、システム制御装置11により制御される電源装置等(不図示)から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ152により中間転写ベルト151上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト151上の重畳トナー像は、中間転写ベルト151の移動に伴って二次転写ベルト153が配置された二次転写部TRに搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙送り装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ベルト153を介して二次転写ローラ154と対向するバックアップローラ165には、システム制御装置11により制御される電源装置等から所定の転写電圧が印加され、用紙Pに中間転写ベルト151上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム131表面の残留トナーは、クリーニングブレード134により除去され、廃トナー収容部(不図示)に回収される。感光体ドラム131の表面は、帯電器132により再帯電される。
定着装置17は一方向へ回転する無端状の定着ベルト17aと、定着ベルト17aの周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ17bとを有し、定着ベルト17aと加圧ローラ17bの圧接領域によってニップ部(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト17aと加圧ローラ17bにより、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着の終了した用紙Pは、用紙搬送装置16bを経由して排紙部30に送り込まれる。
尚、用紙Pの両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙Pの表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙収容部へ排出される。
(2)転写装置の構成と作用
(2.1)転写装置の構成
図2は本実施形態に係る画像形成装置1の転写装置15の構成を示す断面模式図である。
転写装置15は中間転写ベルト151、一次転写ローラ152、二次転写ベルト153を備えて構成されている。
中間転写ベルト151は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたものが用いられ、その体積抵抗率が10〜1014Ω・cmとなるように形成されており、その厚みは例えば、0.1mm程度のフィルム状の無端ベルトで構成されている。
中間転写ベルト151は、中間転写ベルト151を循環駆動させる駆動ローラ161、各感光体ドラム131の配列方向に沿って略直線状に伸びる中間転写ベルト151を支持する従動ローラ162、中間転写ベルト151に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト151の蛇行を防止するテンションローラ163、二次転写部TRの上流側に設けられ、中間転写ベルト151を支持する支持ローラ164、二次転写部TRに設けられるバックアップローラ165、中間転写ベルト151上の残留トナーを掻き取るクリーニング部に設けられるクリーニングバックアップローラ166を有している。
バックアップローラ165は、表面にカーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブで、内部はEPDMゴムからなり、その表面抵抗率が10〜1010Ω/□でローラ径が28mmとなるように形成され、硬度は例えば70度(アスカーC)に設定されている。
バックアップローラ165は、中間転写ベルト151の裏面側に配置されて二次転写ベルト153の対向電極をなしている。そして、バックアップローラ165には、二次転写部TRにて二次転写電界を形成するためのバイアス電圧を印加する金属製の給電ローラ165Aが接触配置されている。
一次転写ローラ152は、中間転写ベルト151を挟んで、各感光体ドラム131に対向して設けられ、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム131上のトナー像が中間転写ベルト151に順次、静電吸引され、中間転写ベルト151上に重畳されたトナー像が形成されるようになっている。
二次転写ベルト153は、クロロプレンやEPDM等のゴム部材にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させ、例えば体積抵抗率が10〜1010Ω・cmに調整された半導電性の無端環状ベルトである。
二次転写ベルト153は、図2に示すように、二次転写ローラ154及び剥離ローラ155間で予め定められた張力が与えられ、弾性体としてのベルトの両端側がすぼみセルフアライメント状態で張架されている。そして、本実施形態では、二次転写ベルト153は、二次転写ローラ154から駆動力を受けて、図中矢印B方向に予め定められた速度で回転する。
二次転写ローラ154は、例えば体積抵抗率が10〜1010Ω・cmの半導電性ゴムからなり、二次転写ベルト153及び中間転写ベルト151を介してバックアップローラ165に対向して配置される。二次転写ローラ154は、二次転写ベルト153上に搬送される用紙Pに対して、バックアップローラ165とともに中間転写ベルト151が保持するトナー像を二次転写する二次転写部TRを形成する。
又、二次転写ローラ154には、駆動モータ(不図示)が接続され、駆動モータによる回転駆動を受けて回転し、さらに二次転写ベルト153を回転させる。
二次転写ローラ154は、二次転写ベルト保持部材190に位置が固定されており、バックアップローラ165はバックアップローラ保持部材170に設けられた軸受171で回転自在に支持されている。
そして、バックアップローラ165は後述する移動機構100によって用紙Pの坪量に応じた定変位状態で、二次転写ベルト153を介して、二次転写ローラ154側に付勢され、二次転写ローラ154とバックアップローラ165との間には、所定の幅に渡ってニップ部が形成されている。
剥離ローラ155は、図2に示すように、二次転写ベルト153の回転方向(図中矢印B方向)において二次転写ローラ154の下流側に位置し、剥離ローラ155と二次転写ローラ154とによって、用紙Pを下流側に向けて搬送するベルト面を形成する。
更に、剥離ローラ155は、二次転写ベルト153面から用紙Pを剥離させるために、剥離ローラ155のローラ径は二次転写ローラ154のローラ径の半分以下に設定されている。
転写装置15の二次転写部TRの上流側には中間転写ベルト151のトナー像保持面に対向して、用紙Pを二次転写部TRへ案内する用紙案内ガイド28が配置されている。
用紙案内ガイド28は、用紙Pの上面(転写面)を案内する用紙案内ガイド28aと、用紙Pの下面(非転写面)を案内する用紙案内ガイド28bとからなる。
(2.2)移動機構の構成
図3はバックアップローラ165を張架方向に沿って移動可能に支持する移動機構100の斜視図、図4(a)はバックアップローラ165を含む移動機構100の構成を示すアウト側に視点を置いた側面模式図、(b)は張架方向に視点を置いて要部を断面で示す縦断面模式図である。
以下、図面を参照しながらバックアップローラ165の移動機構100について説明する。
図3に示すように、移動機構100は、支持プレート101と、ブラケット102と、調整ネジ部材103と、コイルスプリング104と、スプリング105と、を備えて構成されている。
バックアップローラ165は、図4(a)、(b)に示すように、バックアップローラ保持部材170に外周面の一部が下方に露出した状態で取り付けられている。バックアップローラ165の軸方向(用紙搬送方向と交差する方向)両端部には回転軸165aが突出して設けられており、回転軸165aはバックアップローラ保持部材170内に設けられた軸受171に回転可能に支持される。
また、バックアップローラ保持部材170の側壁部のイン側(画像形成装置1の背面側)端面170aには、先端部に先細りのテーパ部172aを有する二本のイン側支持軸172が突出形成され、イン側支持軸172は、転写装置15を支持する転写装置イン側フレーム180にテーパ部172aが突き刺さるように貫通配設される。
一方、バックアップローラ保持部材170の側壁部のアウト側(画像形成装置1の前面側)端面170bには、二箇所に貫通孔173が設けられ、後述の支持プレート101に突設された二本のアウト側支持軸101bが嵌まり込んで支持される。
支持プレート110は、全体が金属製の板部材であり、転写装置アウト側フレーム181と面する底面101aには、二本のアウト側支持軸101bが突出形成され、バックアップローラ保持部材170の側壁部のアウト側端面170bに形成された貫通孔173に嵌まり込んでバックアップローラ保持部材170を保持する。
支持プレート101は、底面101aからアウト側に曲げ起こされた受け部101cを有するとともに、底面101aには移動方向を長径とする長孔101dが板厚方向に貫通して形成され、後述の調整ネジ部材103のネジ作用で受け部101cを押圧して転写装置アウト側フレーム181に沿って移動可能に保持される。
転写装置アウト側フレーム181には、ブラケット102がアウト側に突出するように固定されている。ブラケット102には、雌ネジ部102aが形成され、支持プレート101の受け部101cをねじ作用で押圧するように、後述の調整ネジ部材103が嵌め込まれる。
また、転写装置アウト側フレーム181に固定されたブラケット102と支持プレート101の間は、互いに引き合うように付勢部材としてのスプリング105で張架されている。
調整ネジ部材103は、ノブ部103aと雄ネジ103bが形成されたスタッド部103cからなり、ブラケット102の雌ネジ部102aにコイルスプリング104を介して嵌め込まれている。
このように構成される移動機構100を介して、バックアップローラ165を回転自在に保持したバックアップローラ保持部材170が、イン側は二本のイン側支持軸172で転写装置イン側フレーム180にテーパ部172aを支点として支持され、アウト側は転写装置アウト側フレーム181に沿って移動可能に保持された支持プレート101で支持される。
その結果、アウト側で支持プレート101を調整ネジ部材103で移動させることで、バックアップローラ165をイン側を支点としてアウト側を中間転写ベルト151の張架方向(X方向)に移動させて、中間転写ベルト151を介して圧接されている二次転写ベルト153のウォークを抑制するように調整している。
(2.3)移動機構の調整
図5はバックアップローラ165と二次転写ローラ154との軸方向の位置関係と二次転写ベルト153のウォークとの関係を説明する模式図、図6は移動機構100によるバックアップローラ165の張架方向の移動調整を説明する模式図、図7は調整ネジ部材103の調整量と二次転写ベルト153のウォークレートとの関係を示す図である。
以下、図面を参照しながら二次転写ベルト153のウォークの調整について説明する。
図5(a)はバックアップローラ165の回転軸線C1と二次転写ローラ154の回転軸線C2が互いに平行に位置して、二次転写部TRにおける二次転写ニップがアウト側からイン側に向けて略均一に形成されている状態を示している。この状態では、二次転写ローラ154と剥離ローラ155に張架されて二次転写ローラ154で回転駆動を受ける二次転写ベルト153はセルフアライメント作用でウォークすることなく周回する。
一方、二次転写ローラ154等を含む各部品の製造時の寸法誤差や、画像形成装置1に取り付ける際の取り付け誤差は、一定の割合で発生する。このような寸法誤差や取り付け誤差が生じると、図5(b)、(c)に示すように、二次転写ローラ154が、本来あるべき位置からずれ、二次転写ローラ154の回転軸線C2がバックアップローラ165の回転軸線C1に対して平行にならずに傾くことがある。
このようにバックアップローラ165の回転軸線C1と二次転写ローラ154の回転軸線C2が平行にならない場合、二次転写ベルト153が二次転写ローラ154の軸方向に位置ずれするベルトウォークが発生する。
この回転駆動時にベルトウォークが生じると、二次転写ベルト153にシワが寄って画像平行度が悪化したり、二次転写ベルト153自身が破損したりする虞があった。
本実施形態では、例えば画像形成装置1の組み立てが完了した時点又は使用時において、画像形成動作を行って二次転写ベルト153の単位時間当りの幅方向(回転軸線C2方向)への移動量(ウォークレートWR(mm/sec))を測定し、得られたウォークレートWRに応じてバックアップローラ165の位置調整を行う
ここで、得られたウォークレートWRがプラスの値であった場合(イン側にウォーク)には、バックアップローラ保持部材170の取り付け位置を図5に示す+方向に移動させ、得られたウォークレートWRがマイナスの値であった場合(アウト側にウォーク)、バックアップローラ保持部材170の取り付け位置を図5に示す−方向に移動させる。
移動機構100を介してバックアップローラ165の位置調整を行う場合には、まず、図6(a)に示す支持プレート101を転写装置アウト側フレーム181に固定している固定ネジSを緩めて(例えば、1/2回転)支持プレート110が転写装置アウト側フレーム181に沿って移動可能な状態にする。
次に、調整ネジ部材103のノブ部103aを回転操作して(図6(b)中 矢印R1、例えば1/4回転)、調整ネジ部材103のスタッド部103cと支持プレート101の受け部101cとの間に間隙を確保する(図6(b)中 G1参照)。
次に、調整ネジ部材103のノブ部103aを回転操作して(図6(b)中 矢印R2)、調整ネジ部材103のスタッド部103cを支持プレート101の受け部101cに当接させる。この状態では、支持プレート101は、転写装置アウト側フレーム181に固定されたブラケット102との間で互いに引き合うようにスプリング105で張架されているために、−側(−X方向)に、例えば1mm程度移動した位置となっている。
この状態から、調整ネジ部材103のノブ部103aを回転操作して(図6(b)中 矢印R2、例えば2回転)、調整ネジ部材103のネジ送り作用で支持プレート101を+方向(X方向)に移動(1mm)させた状態で固定ネジSで転写装置アウト側フレーム181に固定する。
尚、本実施形態においては、調整ネジ部材103の1回転がネジ送り0.5mmになるように雄ネジ103bとブラケット102の雌ネジ部102aが形成されているために、係る固定状態では支持プレート101の張架方向における移動範囲の中間点(0mm)に位置することになる。
そして、上記支持プレート101が固定された位置で、画像形成装置1を運転して二次転写ベルト153の単位時間当りの幅方向(回転軸線C2方向)への移動量(ウォークレートWR(mm/sec))を測定する。
測定されたウォークレートをもとに、予め設定された調整ネジ部材103の回転量とウォークレートWRとの関係を示すテーブル(図7参照)を参照して、調整ネジ部材103による調整量を決定して支持プレート101の移動調整を行う。
例えば、測定されたウォークレートWRが−0.04mm/sec(アウト側)であった場合、調整ネジ部材103のノブ部103aを4/3回転(0.66mm)させて、支持プレート101を+側へ移動させ、二次転写ベルト153のアウト側へのウォークを抑制することができる。
このようにして、支持プレート101の移動調整を行った場合、バックアップローラ165の回転軸線C1が変化するために、中間転写ベルト151が斜行(ウォーク)する虞がある。本実施形態においては、エッジセンサSR2は、中間転写ベルト151における側縁(エッジ)を検出し、システム制御装置11は、その検出結果に基づいて、中間転写ベルト151の横方向移動(ウォーク)を制御する。
さらに、システム制御装置11は、MOBセンサSR3で検出された位置基準画像に基づいて中間転写ベルト151の位置ずれ量を算出して感光体ドラム131の表面において露光装置12によって露光される静電潜像の位置を調整する。その結果、バックアップローラ165の一端を張架方向に移動させて二次転写ベルト153のウォーク調整を行った場合にも、形成される画像はその精度が維持される。
「第2実施形態」
図8は二次転写ローラ154を張架方向(用紙搬送方向)に沿って移動可能に支持する移動機構100Aの構成を説明するための模式図である。以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る移動機構100Aの構成と作用について説明する。
尚、第1実施形態と共通の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、二次転写ローラ154は、剥離ローラ155との間で二次転写ベルト153が張架されて、二次転写ベルト保持部材190に支持されている。
そして、二次転写ベルト保持部材190は、画像形成装置1本体に設けられた本体フレーム200に支持軸191を介して揺動可能に支持される。
二次転写ローラ154は軸方向(用紙搬送方向と交差する方向)両端部には回転軸154aが突出して設けられており、回転軸154aの一端側は二次転写ベルト保持部材190に設けられた軸受192(不図示)で回転可能に支持される。軸受192の外周面は先細りのテーパ形状を有し、二次転写ベルト保持部材190にテーパ部を支点として支持されている。
二次転写ローラ154の回転軸154aの他端側は、本体フレーム200を貫通して、支持プレート110Aに軸受193を介して支持されている。
支持プレート101Aは、底面101Aaからアウト側に曲げ起こされた受け部101Acを有するとともに、底面101Aaには移動方向を長径とする長孔101Adが板厚方向に貫通して形成され、ブラケット102に嵌め込まれた調整ネジ部材103のネジ作用で受け部101Acを押圧して二次転写ベルト保持部材190に沿って移動可能に保持される。
このような構成とすることで、二次転写部TRにおいて、二次転写ローラ154と剥離ローラ155との間で張架された二次転写ベルト153のウォークレートに応じて、二次転写ベルト保持部材190に支持される二次転写ローラ154を張架方向(用紙搬送方向)に沿って移動調整して二次転写ベルト153のウォークを抑制することができる。
1・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
11・・・システム制御装置
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
14・・・現像装置
15・・・転写装置
151・・・中間転写ベルト
152・・・一次転写ローラ
153・・・二次転写ベルト
154・・・二次転写ローラ
155・・・剥離ローラ
161・・・駆動ローラ
162・・・支持ローラ
163・・・テンションローラ
164・・・支持ローラ
165・・・バックアップローラ
166・・・クリーニングバックアップローラ
16a、16b、16c・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
18・・・駆動装置
20・・・用紙送り装置
28・・・用紙案内ガイド
30・・・排紙部
40・・・操作情報部
50・・・画像処理部
100、100A・・・移動機構
101、101A・・・支持プレート
102・・・ブラケット
103・・・調整ネジ部材
104・・・コイルスプリング
105・・・スプリング
170・・・バックアップローラ保持部材
180・・・転写装置イン側フレーム
181・・・転写装置インアウト側フレーム
190・・・二次転写ローラ保持部材
200・・・本体フレーム

Claims (4)

  1. 複数のローラに張架され外周面で保持したトナー像を搬送する第1無端ベルトと、
    前記第1無端ベルト上の前記トナー像を記録媒体に転写する転写部材と、
    前記転写部材に巻き掛けられ、前記転写部材が回転することで前記転写部材と前記第1無端ベルトとに挟まれながら周回する第2無端ベルトと、
    前記第1無端ベルトの内周面と当接して前記第2無端ベルトを挟むように前記転写部材と対向する対向部材と、
    前記対向部材又は前記転写部材の軸方向の一端側を支点とし他端側を前記第1無端ベルトの張架方向に移動させる移動機構と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動機構が、前記軸方向の他端側で前記対向部材を保持する板状体と、前記板状体をネジ送りするネジ部材と、前記板状体を前記ネジ部材に向って付勢する付勢部材と、からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移動機構は、前記ネジ部材を回転させることで前記ネジ部材が前記板状体に当接して押圧し、前記対向部材と前記転写部材との前記張架方向における相対的な取り付け角度を調整する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1無端ベルトの蛇行量を検出する第1検出手段と、前記第1無端ベルト上に形成された画像の位置ずれ量を検出する第2検出手段と、前記第1検知手段によって検出された前記蛇行量に応じて前記ローラを傾動させる制御手段と、前記第2検知手段によって検出された前記位置ずれ量に応じて前記第1無端ベルトに形成する前記画像の位置を調整する調整手段と、を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項の記載の画像形成装置。
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