JP2017058302A - Autoanalyzer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動分析装置に関し、特にはピペットを備えた分注器を有する自動分析装置に関する。 The present invention relates to an automatic analyzer, and more particularly to an automatic analyzer having a dispenser equipped with a pipette.
自動分析装置として、血液や尿などの検体に含まれる生体成分を分析する生化学分析装置が知られている。このような自動分析装置には、検体を採取するためのサンプリングピペット、および分析のための試薬を採取する試薬ピペットなど、様々な分注用のピペットが備えられており、ピペットの駆動に伴う液体の飛散防止機能を有している。 As an automatic analyzer, a biochemical analyzer that analyzes a biological component contained in a specimen such as blood or urine is known. Such an automatic analyzer is equipped with various pipetting pipettes such as a sampling pipette for collecting a sample and a reagent pipette for collecting a reagent for analysis. It has a function to prevent splashing.
このような飛散防止機能の一例として、ピペット端部におけるサンプリングノズルの先端を、反応試薬に触れず、反応試験管の口から出ていない位置まで上昇させ、この位置でディスペンサを作動させ、サンプリングノズルの先端に空気ゾーンを生成する方法が開示されている。このような方法によれば、装置構成を複雑にすることなく、サンプリングノズルの移動停止時の衝撃による、サンプリングノズルの先端からの反応試薬の飛散が防止されるとしている(下記特許文献1参照)。
As an example of such a scattering prevention function, the tip of the sampling nozzle at the end of the pipette is raised to a position where it does not touch the reaction reagent and does not come out of the mouth of the reaction test tube, and the dispenser is operated at this position, and the sampling nozzle A method for creating an air zone at the tip of a tube is disclosed. According to such a method, scattering of the reaction reagent from the tip of the sampling nozzle due to an impact when stopping the movement of the sampling nozzle is prevented without complicating the apparatus configuration (see
しかしながら、上述した方法では、試験管からサンプリングノズルの先端を引き上げるたびに、サンプリングノズルの引き上げを一時停止させる必要がある。このため、多量の検体を連続して分析する自動分析装置に適用した場合には、分析速度の高速化を妨げる要因となる。 However, in the above-described method, it is necessary to temporarily stop raising the sampling nozzle every time the tip of the sampling nozzle is pulled up from the test tube. For this reason, when it is applied to an automatic analyzer that continuously analyzes a large amount of samples, it becomes a factor that hinders an increase in analysis speed.
そこで本発明は、分析速度の高速化を図りつつも、液体の飛散を確実に防止することが可能なピペットを備えた自動分析装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an automatic analyzer equipped with a pipette that can reliably prevent the scattering of liquid while increasing the analysis speed.
この様な目的を達成するための本発明の自動分析装置は、ピペットと、当該ピペットに接続されたポンプと、当該ピペットを保持して上下方向に移動させる駆動部材とを備えた分注器を有し、前記ピペットは、水平方向に延設された水平流路管と、前記水平流路管の一端側から垂下して配置され先端に開口部を有するノズルと、前記水平流路管の他端側から垂下して配置され、前記水平流路管と前記ポンプとの間を接続する接続管とを有し、前記接続管は、当該接続管の内径を拡大して形成された貯留部を有することを特徴とする。 In order to achieve such an object, an automatic analyzer of the present invention includes a pipette, a pump connected to the pipette, and a dispenser that holds the pipette and moves it up and down. The pipette includes a horizontal channel pipe extending in the horizontal direction, a nozzle that is suspended from one end side of the horizontal channel pipe and has an opening at the tip, and the horizontal channel pipe And a connecting pipe that is arranged to hang from the end side and connects between the horizontal flow path pipe and the pump, and the connecting pipe includes a storage portion formed by enlarging the inner diameter of the connecting pipe. It is characterized by having.
このような構成の自動分析装置は、ピペットのノズルと逆側の接続管の内径を拡大して形成された貯留部を設けたことにより、接続管の長さをコンパクトに抑えてピペットの駆動の妨げになることなく、ノズル内に充填される液体の質量と接続管内に充填される液体の質量との釣り合いをとることができる。これにより、液体を充填したピペットを上昇させた場合において、ノズル内の液体と接続管内の液体とに対して同程度の慣性力が作用し、特別な駆動手順を追加することなく、ノズルの先端からの液体の飛散が防止される。 The automatic analyzer having such a configuration is provided with a storage portion formed by enlarging the inner diameter of the connecting pipe opposite to the pipette nozzle, so that the length of the connecting pipe can be kept compact and the pipette can be driven. Without obstruction, the mass of the liquid filled in the nozzle and the mass of the liquid filled in the connecting pipe can be balanced. As a result, when the pipette filled with liquid is raised, the same inertial force acts on the liquid in the nozzle and the liquid in the connecting pipe, and without adding a special driving procedure, the tip of the nozzle Spattering of liquid from is prevented.
以上説明したように本発明によれば、特別な駆動手順を追加することなく、ピペットの移動にともなうノズルの先端からの液体の飛散を防止することができるため、分析速度の高速化を図りつつも、液体の飛散を確実に防止することが可能になる。 As described above, according to the present invention, it is possible to prevent the liquid from being scattered from the tip of the nozzle accompanying the movement of the pipette without adding a special driving procedure. However, it is possible to reliably prevent the liquid from scattering.
以下、本発明の自動分析装置に設けられる分注器の各実施形態、および各実施形態の分注器が設けられる本発明の自動分析装置の構成を、図面に基づいてこの順に説明する。 Hereinafter, each embodiment of the dispenser provided in the automatic analyzer of the present invention and the configuration of the automatic analyzer of the present invention provided with the dispenser of each embodiment will be described in this order based on the drawings.
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る分注器の構成を示す図である。この図に示す分注器100は、自動分析装置に設けられるものであって、管状のピペット101、ピペット101の一端に接続されたポンプ103、およびピペット101を保持して上下方向に移動させる駆動部材105を備えている。特にこの分注器100は、ピペット101に貯留部Sが設けられているところが特徴的である。以下、これらの各構成要素の詳細を説明する。
<< First Embodiment >>
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a dispenser according to the first embodiment. A
<ピペット101>
ピペット101は、水平方向に延設された水平流路管101aと、この水平流路管101aの一端側から垂下して配置されたノズル101bと、この水平流路管101aの他端側から垂下して配置された接続管101cとを備えている。
<Pipette 101>
The
このうち水平流路管101aは、後で説明する自動分析装置への設置に適する長さを有し、水平方向に延設されている。
Of these, the
またノズル101bは、水平流路管101aの一端側に連通して接続され、その先端が液体Lを排出または吸引する開口端Mとして構成されている。ノズル101bの先端側は、開口端Mに向かって開口径が徐々に縮小された形状であってもよい。またノズル101bは、ここでの図示を省略した液体Lを分注する容器の深部への開口端Mの挿入を可能とするため、ある程度の長さを有して構成されている。このようなノズル101bは、水平流路管101aの一端側において、水平流路管101aに対して下向きの角度を有する管体部分の全体である。
The
また接続管101cは、水平流路管101aの他端側に連通して接続され、その端部がポンプ103に対して接続される。このような接続管101cは、水平流路管101aの他端側において、水平流路管101aに対して下向きに傾きの角度を有する管体部分の全体である。
The
また以上のような接続管101cは、その内径を拡大して形成された貯留部Sを有するところが特徴的である。この貯留部Sは、以降に説明する回転軸105aに沿って配置され、例えば図示したように接続管101cの内径を全周にわたって拡大した開口形状を有しているが、この様な形状に限定されることはなく接続管101cの内径を所定方向にのみ拡張した形状、さらには接続管101cの内径を徐々に拡張した形状であってもよい。また貯留部Sは、図示したように、接続管101cの先端部に設けられているか、また接続管101cの中間部であってもよい。
Further, the connecting
以上のような貯留部Sは、ノズル101b内に充填される液体Lの質量に対して、貯留部Sを含む接続管101c内に充填される液体Lの質量を釣り合わせるためのものである。ここでは、ノズル101bの先端から接続管101cの端部までの全域に、隙間無く液体Lが充填されていると想定し、貯留部Sを含む接続管101cの容積[vc]は、ノズル101bの容積[vb]とほぼ等しく、[vc]≒[vb]である。ほぼ等しいとは、以降に説明する駆動部材105によってピペット101を上昇させた場合に、貯留部Sを含む接続管101c内の液体Lに作用する慣性力と、ノズル101b内の液体Lに作用する慣性力とが同程度になり、ノズル101b内の液体Lがノズル101bの開口端Mから飛び散らない程度の許容範囲である。
The storage part S as described above is for balancing the mass of the liquid L filled in the connecting
また、以降に説明する駆動部材105によってピペット101を上昇させた場合に、ノズル101bの開口端M側に空気溜りができてよい場合であれば、貯留部Sを含む接続管101cの容積[vc]は、ノズル101bの容積[vb]に対して、[vc]≧[vb]であってもよい。この場合、貯留部Sを含む接続管101c内の液体Lに作用する慣性力が、ノズル101b内の液体Lに作用する慣性力よりも大きくなる。このため、ピペット101を上昇させた場合に、ノズル101b内の液体Lと比較して、接続管101c内の液体Lがピペット101に追従し難くなるため、ノズル101b内の液体Lが接続管101c側に引っ張られ、ノズル101bの開口端Mに空気溜りが発生する。尚、ただし、貯留部Sを含む接続管101cの容積[vc]は、ピペット101を上昇させた場合にノズル101bの開口端M側に形成される空気溜りが大きくなり過ぎない程度に抑えられることとする。
Further, when the
以上のような接続管101cには、後述するポンプ103を接続するための接続端Mcが設けられている。この接続端Mcは、図示したように貯留部Sに設けられてもよいし、貯留部S以外の接続管101cの管体部分に設けられてもよい。この接続端Mcは、ポンプ103との接続を容易とするため、接続管101cの何れかの位置から管状に突出させたものであってもよい。またここでの図示は省略したが、接続端Mcは、オリフィスを設けることで開口径を絞り込んだものであってもよい。この場合、オリフィスによって開口径を絞り込んだ位置までの容積を接続管101cの容積[vc]としてもよい。
The
<ポンプ103>
ポンプ103は、吸引および排出の機能を有するポンプ本体103aと、ポンプ本体103aから延設されたフレキシブルチューブ103bとを有し、フレキシブルチューブ103bを介して接続管101cの接続端Mcに接続されている。ポンプ本体103aは、制御部での制御によって、吸引および排出の機能を自在に切り替えて駆動される。またポンプ103は、フレキシブルチューブ103bによって接続管101cの接続端Mcにポンプ本体103aを接続させた構成であることにより、駆動部材105によるピペット101の上下移動に対して、フレキシブルチューブ103bが追従する。これにより、ポンプ本体103aを固定した位置に配置する構成となっている。
<
The
またここでの図示は省略したが、接続管101cとポンプ103との間、例えばフレキシブルチューブ103bには、弁を設けてもよい。この場合、弁に設けた制御部により、ポンプ103の動作タイミングに合わせて弁の開閉を実施する、すなわちポンプ103が吸引または排出動作を行うタイミングで弁を開き、それ以外においては弁を閉じる手順である。この場合、弁を設けた位置までの容積を接続管101cの容積[vc]としてもよい。
Although illustration is omitted here, a valve may be provided between the connecting
尚、接続管101cに対して接続されたフレキシブルチューブ103bは、接続管101cと連通するものである。このためフレキシブルチューブ103bも接続管101cの一部とみなし、その容積も接続管101cの容積[vc]に追加してもよい。
The
<駆動部材105>
駆動部材105は、ピペット101を保持して上下方向に移動させるものである。この駆動部材105は、上下方向に伸縮自在な回転軸105aと、回転軸105aに固定された保持アーム105bと、保持アーム105bに固定された固定ブロック105c,105dとを備えている。
<Drive
The
このうち回転軸105aは、軸の延設方向に自在に伸縮するものであり、垂直方向に立設して配置されている。この回転軸105aは、ここでの図示は省略した回転駆動用のモータと共に、回転軸105aを軸方向に伸縮させるための駆動機構とを備えており、制御部での制御によって垂直方向の伸縮および任意方向への回転が自在である。
Among these, the
保持アーム105bは、回転軸105aの先端から水平に延設される状態で、回転軸105aの先端に固定された部材である。この保持アーム105bは、ピペット101の水平流路管101aよりもわずかに短い長さで回転軸105aの先端から延設されている。
The holding
固定ブロック105c,105dは、保持アーム105bの上部に固定されたもので、ピペット101の水平流路管101aを保持アーム105bに対して固定するためのものである。これらの固定ブロック105c,105dは、水平流路管101aを握持する貫通孔を有し、保持アーム105bの両端上部に配置されている。
The fixing blocks 105c and 105d are fixed to the upper part of the holding
以上のような駆動部材105により、回転軸105a上において水平流路管101aが水平に保持され、水平に保持された水平流路管101aの両端から、ノズル101bと接続管101cとを回転軸105aに沿って垂下させる状態で、ピペット101が保持される。これにより、回転軸105aを伸縮させた場合には、水平流路管101aを水平に保った状態でピペット101が上下に移動する。また回転軸105aを回転させた場合には、水平流路管101aにおいて回転軸105aの延長上に位置する部分を支持部φとし、この支持部φを中心にして水平流路管101aを水平に保ってピペット101が旋回する。
By the
<分注器100の駆動>
図2は、以上のように構成された第1実施形態に係る分注器100の駆動を説明するための図である。次に図2に基づいて、ポンプ本体103aおよび回転軸105aの駆動による、容器P内への液体Lの分注動作の手順を説明する。
<Driving
FIG. 2 is a diagram for explaining the driving of the
先ず図2Aに示すように、分注器100は、ピペット101内に液体Lを充填させた状態で用いられる。ここでは、水平流路管101a、ノズル101b、および貯留部Sを含む接続管101cの全ての領域が、連続的に液体Lによって満たされていることとする。また、ポンプ103に接続されるフレキシブルチューブ103b内も、連続的に液体Lによって満たされていることとする。液体Lは、例えば洗浄液や希釈液などである。
First, as shown in FIG. 2A, the
この状態で、駆動部材105は、回転軸105aを収縮させ、ピペット101を下方向に移動させる。これにより、ノズル101bの開口端Mを容器P内に挿入する。次いで、ポンプ103は、排出動作を行なうことでピペット101内を加圧し、容器P内にノズル101bの開口端Mから所定量の液体Lを吐出させる。
In this state, the driving
以上の後、図2Bに示すように、駆動部材105は、回転軸105aを伸長させ、ピペット101を上方向に移動させ、ノズル101bの開口端Mを容器P内から引き上げる。これにより、容器P内への液体Lの分注動作を終了させる。
2B, the driving
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の分注器100は、水平流路管101aに接続された接続管101cに貯留部Sを設けた構成である。このような接続管101cは、ある程度の長さを有するノズル101bに対して、コンパクトな長さでありながらも、ノズル101bの容積[vb]と同程度の容積[vc]を確実に確保することが可能なものとなっている。また貯留部Sを含む接続管101cがコンパクトな長さに抑えられることにより、ピペット101全体の駆動が制限されることもない。
<Effects of First Embodiment>
The
ここで第1実施形態の分注器100では、貯留部Sを含む接続管101cの容積[vc]と、ノズル101bの容積[vb]とを、[vc]≒[vb]かまたは[vc]≧[vb]としている。そして、ピペット101内の全ての領域に液体Lを充填して用いている。このため、ノズル101b内の液体Lの質量[mb]と、貯留部Sを含む接続管101c内の液体Lの質量[mc]とは、[mc]≒[mb]かまたは[mc]≧[mb]となる。
Here, in the
したがって、図2Bを用いて説明したように、ピペット101を上方向に移動させた場合であっても、ノズル101b内の液体Lは、貯留部Sを含む接続管101c内の液体Lと釣り合うか、やや接続管10c側に引っ張られた状態でピペット101の移動に追従する。このため、図2に破線で示すように、ノズル101bの開口端Mまで充填された液体Lが、ノズル101bの開口端M側に引っ張られて漏れ出すことを防止できる。
Therefore, as described with reference to FIG. 2B, even if the
この結果、本第1実施形態の分注器100によれば、分注器100の駆動に特別な手順を追加することなく、ピペット101の駆動にともなう液体Lの飛散を防止することができる。これにより、液体Lの飛散機能を備えた分注動作の高速化を図ることができる。
As a result, according to the
≪第2実施形態≫
図3は、第2実施形態に係る分注器の構成を示す図である。この図に示す分注器200が第1実施形態の分注器と異なるところは、制御部によるポンプ本体103aと回転軸105aの駆動手順にあり、他の構成は第1実施形態と同様である。このため、各構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<< Second Embodiment >>
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a dispenser according to the second embodiment. The
この分注器200は、ノズル101b内に、空気溜りAを介して複数に分断した状態で、異なる液体L、液体L1,液体L2を充填して用いられる。ここでは一例として、2箇所の空気溜りAを介して、液体L、液体L1,液体L2が充填されることとする。
The
<分注器200の駆動>
図4は、第2実施形態に係る分注器200の駆動を説明するための図である。次に図4に基づいて、ポンプ本体103aおよび回転軸105aの駆動によって容器P内から液体L2を採取する分注動作の手順を説明する。
<Drive of
FIG. 4 is a view for explaining the driving of the
先ず図4Aに示すように、分注器200は、ピペット101内に液体Lと、液体L1とが、空気溜りAを介して分断された状態で、充填させた状態で用いられる。ここでは、ノズル101bの先端を除くピペット101内の全ての領域が、連続的に液体Lによって満たされ、またポンプ103に接続されるフレキシブルチューブ103b内も、連続的に液体Lによって満たされていることとする。ノズル101bの先端側には、空気溜りAを介して液体L1が充填され、さらにノズル101bの先端部分には空気溜りAが形成されていることとする。液体Lは、例えば洗浄液や希釈液などである。液体L1は、例えば検体、試薬、または希釈した検体などである。
First, as shown in FIG. 4A, the
この状態で、駆動部材105は、回転軸105aを収縮し、ピペット101を下方向に移動させる。これにより、ノズル101bの開口端Mを容器P内に挿入する。
In this state, the driving
次いで図4Bに示すように、ポンプ103は、吸引動作を行なうことでフレキシブルチューブ103bを介してピペット101内を吸引する。これにより、ノズル101bの開口端Mから、容器P内の液体L2を所定量だけ吸引する。液体L2は、液体L1は、例えば検体、試薬、または希釈した検体などである。
Next, as shown in FIG. 4B, the
以上の後、図4Cに示すように、駆動部材105は、回転軸105aを伸長し、ノズル101bの開口端Mまで液体L2が充填されたピペット101を上方向に移動させ、ノズル101bの開口端Mを容器P内から引き上げる。これにより、容器P内からノズル101b内へ液体L2を採取する分注動作を終了させる。以上の動作は、ノズル101b内に液体L1を採取する場合でも同様である。
After the above, as shown in FIG. 4C, the driving
尚、本第2実施形態の分注器200は、液体L1,L2の吸引動作においてノズル101bの内部に空気溜りAを形成する構成である。このため、貯留部Sを含む接続管101cの容積[vc]を、第1実施形態と同様に設定した場合、すでに形成されている空気溜りAの影響により、ピペット101を上昇させる動作にともなってノズル101b内の液体L,L1,L2が接続管101c方向に引っ張り込まれやすく、ピペット101の開口端Mcに空気溜りAが発生しやすくなる。
The
このため、ノズル101b内に採取した液体L2を、他の容器内に吐出して分注する際には、ピペット101の開口端Mcに空気溜りAを考慮して採取した液体L2が全て吐出されるように、ポンプ本体103aの駆動を制御するようにしてもよい。
Therefore, when the liquid L2 collected in the
<第2実施形態の効果>
以上のような第2実施形態の分注器200であっても、第1実施形態の分注器と同様に、特段の手順を追加することなく、また貯留部Sを含む接続管101cの形状がコンパクトであるためピペット101の駆動が制限されることもなく、ピペット101の駆動にともなう液体L2の飛散を防止することができる。また特に、ノズル101bの先端に吸引した液体L2の漏れ出しを防止できるため、採取した液体L2の分量精度が保たれ、精度の高い分注を実施することが可能である。
<Effects of Second Embodiment>
Even in the
≪第3実施形態≫
図5は、第3実施形態に係る分注器の構成を示す図である。この図に示す分注器300が第1実施形態の分注器と異なるところは、駆動部材105によるピペット101の支持状態にあり、他の構成は第1実施形態と同様である。このため、各構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
«Third embodiment»
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a dispenser according to the third embodiment. The
駆動部材105は、第1実施形態の駆動部材105と同様の構成のものであり、水平流路管101aを水平に保った状態でピペット101を上下に移動させ、水平流路管101aにおいて回転軸105aの延長上に位置する支持部φを中心として、水平流路管101aを水平に保ってピペット101を旋回させる。
The
そして特に、本第3実施形態の分注器300においては、ピペット101における回転軸105aから接続管101c側の慣性モーメント[Ic]が、回転軸105aからノズル101b側の慣性モーメント[Ib]と釣り合っている。
In particular, in the
ここで、ピペット101において、回転軸105aからノズル101b側の末端までの距離[rb]は、この分注器300が配置される自動分析装置における分注作業に適する大きさとして設定されている。また接続管101cは、第1実施形態で説明したような貯留部Sを有し、貯留部Sを含む接続管101cの容積[vc]が、ノズル101bの容積[vb]とほぼ等しく設定されていることとする。
Here, in the
この場合、回転軸105aから接続管101c側における水平流路管101aの長さにより、回転軸105aから接続管101c側の末端までの距離[rc]を調整し、これによって[Ic]=[Ib]となるようにすればよい。
In this case, the distance [rc] from the
<分注器300の駆動>
図6は、第3実施形態に係る分注器300の駆動を説明するための図である。この分注器300を用いた分注動作は、例えば次のように実施される。先ず図6Aに示すように、ポンプ本体103aおよび回転軸105aの駆動によって容器Pに液体Lを分注し、ピペット101を上昇させる。この分注は、第1実施形態で説明した駆動の手順と同様に行われる。
<Driving
FIG. 6 is a diagram for explaining the driving of the
次いで、図6Bに示すように、回転軸105aの駆動によってピペット101を旋回させ、別の容器P’の上部にノズル101bの先端を配置させる。その後は、第1実施形態で説明した駆動の手順で、別の容器P’内に液体Lを分注する。
Next, as shown in FIG. 6B, the
<第3実施形態の効果>
以上のような第3実施形態の分注器300であれば、ノズル101b側の慣性モーメント[Ib]と接続管101c側の慣性モーメント[Ic]との釣り合いをとったことにより、ノズル101bの開口端Mから液体Lがはみ出した状態でピペット101を旋回させた場合であっても、はみ出した液体Lはピペット101の旋回に追従する。このため、分注器300の駆動に特別な手順を追加することなく、図6Bに破線で示すように、ピペット101の旋回によって、ノズル101bの開口端Mから液体Lが振り切られて飛散することを防止できる。これにより、第1実施形態と同様に、ピペット101の旋回においての液体Lの飛散機能を備えた分注動作の高速化を図ることができる。
<Effect of the third embodiment>
In the
また本第3実施形態の構成に、第2実施形態で説明した駆動手順を行う構成を組み合わせることで、ピペット101の旋回をともなう駆動においても、採取した液体L2の分量精度が保たれ、精度の高い分注を実施することが可能である。
In addition, by combining the configuration of the third embodiment with the configuration for performing the driving procedure described in the second embodiment, the accuracy of dispensing the collected liquid L2 can be maintained even in the driving with the turning of the
≪自動分析装置の全体構成≫
図7は、本発明の実施形態に係る自動分析装置の一例を示す概略構成図である。この図に示す自動分析装置1は、血液や尿などの検体に含まれる生体成分を分析する生化学分析装置であり、各実施形態で説明した構成の分注器を備えたものである。
≪Overall configuration of automatic analyzer≫
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing an example of the automatic analyzer according to the embodiment of the present invention. An
この自動分析装置1は、軸方向の一端(図1での上側)が開口した略円筒状をなす容器状に形成されたサンプルターンテーブル2、希釈ターンテーブル3、第1試薬ターンテーブル4、第2試薬ターンテーブル5、および反応ターンテーブル6を備える。また自動分析装置1は、希釈撹拌装置11、希釈洗浄装置12、第1反応撹拌装置13、第2反応撹拌装置14、多波長光度計15、および反応容器洗浄装置16を備える。
This
さらに自動分析装置1は、サンプル希釈ピペット21、サンプリングピペット22、第1試薬ピペット23、第2試薬ピペット24を備えている。これらのピペットとして、上述した各実施形態の分注器の何れか、またはこれらの構成を組み合わせた分注器が適用される。
The
以下、これらの各部材の構成を説明する。 Hereinafter, the configuration of each of these members will be described.
<サンプルターンテーブル2>
サンプルターンテーブル2は、その周縁に沿って複数の検体容器P2を複数列で保持し、保持した希釈容器P3を円周の双方向に搬送する構成である。サンプルターンテーブル2に保持される各検体容器P2は、測定対象となる被測定検体および精度管理用のコントロール検体(精度管理試料)が貯留されたものである。サンプルターンテーブル2には、これらの各種の被測定検体が、所定の位置に保持される構成となっている。尚、サンプルターンテーブル2には、検体容器P2の他にも希釈液が貯留される希釈液容器が収容されてもよい。
<Sample turntable 2>
The sample turntable 2 has a configuration in which a plurality of sample containers P2 are held in a plurality of rows along the periphery, and the held dilution containers P3 are conveyed in both directions of the circumference. Each sample container P2 held on the sample turntable 2 stores a measurement sample to be measured and a control sample (quality control sample) for quality control. The sample turntable 2 is configured to hold these various types of specimens to be measured at predetermined positions. In addition to the sample container P2, the sample turntable 2 may contain a diluent container in which a diluent is stored.
<希釈ターンテーブル3>
希釈ターンテーブル3は、その周縁に沿って複数の希釈容器P3を保持し、保持した希釈容器P3を円周の双方向に搬送する構成である。希釈ターンテーブル3に保持される希釈容器P3には、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器P2から吸引され、希釈された被測定検体(以下、「希釈検体」という。)が注入される。
<Dilution turntable 3>
The dilution turntable 3 is configured to hold a plurality of dilution containers P3 along the peripheral edge thereof and convey the held dilution containers P3 in both directions of the circumference. A specimen to be measured (hereinafter referred to as “diluted specimen”) that has been aspirated and diluted from the specimen container P2 disposed on the sample turntable 2 is injected into the dilution container P3 held on the dilution turntable 3.
<第1試薬ターンテーブル4および第2試薬ターンテーブル5>
第1試薬ターンテーブル4および第2試薬ターンテーブル5は、各周縁に沿って複数の第1試薬容器P4,P5を保持し、それぞれ保持した第1試薬容器P4および第2試薬容器P5を円周の双方向に搬送する構成である。第1試薬ターンテーブル4に保持される複数の第1試薬容器P4には、試薬ボトルから第1試薬が分注される。第2試薬ターンテーブル5に保持される第2試薬容器P5には、試薬ボトルから第2試薬が分注される。
<
The
<反応ターンテーブル6>
反応ターンテーブル6は、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4と、第2試薬ターンテーブル5との間に配置される。この反応ターンテーブル6は、その周縁に沿って複数の反応容器P6を保持し、保持した反応容器P6を円周の双方向に搬送する構成である。反応ターンテーブル6に保持される反応容器P6には、希釈ターンテーブル3の希釈容器P3からサンプリングした希釈検体と、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器P4からサンプリングした第1試薬と、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器P5からサンプリングした第2試薬が注入される。そして、この反応容器P6内において、希釈検体と、第1試薬および第2試薬とが撹拌され、反応が行われる。
<Reaction turntable 6>
The reaction turntable 6 is disposed between the dilution turntable 3, the
反応ターンテーブル6は、不図示の恒温槽により、反応容器P6の温度を常時一定に保持するように構成されている。 The reaction turntable 6 is configured to always keep the temperature of the reaction vessel P6 constant by a thermostat not shown.
<希釈撹拌装置11>
希釈撹拌装置11は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈撹拌装置11は、不図示の撹拌子を希釈容器P3内に挿入し、被測定検体と希釈液を撹拌する。
<
The
<希釈洗浄装置12>
希釈洗浄装置12は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈洗浄装置12は、以降に説明するサンプリングピペット22によって希釈検体が吸引された後の希釈容器P3を洗浄する装置である。
<
The
<第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14>
第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14は、反応ターンテーブル6の周囲に配置されている。第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14は、反応ターンテーブル6に保持された反応容器P6内に不図示の撹拌子を挿入し、反応容器P6の内容物を撹拌する。
<
The
<多波長光度計15>
多波長光度計15は、計測部であり、反応ターンテーブル6の周囲における反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置されている。多波長光度計15は、反応容器P6内において第1薬液および第2薬液と反応した希釈検体に対して光学的測定を行ない、検体中の様々な成分の量を「吸光度」という数値データとして出力し、希釈検体の反応状態を検出するものである。
<
The
<反応容器洗浄装置16>
反応容器洗浄装置16は、検査が終了した反応容器P6内を洗浄する装置である。この反応容器洗浄装置16は、複数の反応容器洗浄ノズルを有している。複数の反応容器洗浄ノズルは、希釈容器洗浄ノズルと同様に、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。
<Reaction
The reaction
<サンプル希釈ピペット21>
サンプル希釈ピペット21は、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の周囲に配置される。サンプル希釈ピペット21は、不図示の希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3の軸方向(例えば、上下方向)に移動可能に支持されている。また、サンプル希釈ピペット21は、希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3の開口と略平行をなす水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、サンプル希釈ピペット21は、水平方向に沿って回動することで、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を往復運動する。なお、サンプル希釈ピペット21がサンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を移動する際、サンプル希釈ピペット21は、不図示の洗浄装置を通過する。
<
The
このサンプル希釈ピペット21は、サンプルターンテーブル2の検体容器P2内に先端部を挿入して、希釈液が充填されたピペットの先端から、空気溜りを介して所定量の被測定検体を吸引する。そして、サンプル希釈ピペット21は、希釈ターンテーブル3の希釈容器P3内に先端部を挿入し、吸引した被測定検体と、サンプル希釈ピペット21自体から供給される所定量の希釈液(例えば、生理食塩水)とを希釈容器P3内に吐出する。その結果、希釈容器P3内で、被測定検体が所定倍数の濃度に希釈される。その後、サンプル希釈ピペット21は、洗浄装置によって洗浄される。
The
<サンプリングピペット22>
サンプリングピペット22は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間に配置されている。サンプリングピペット22は、不図示のサンプリングピペット駆動機構により、サンプル希釈ピペット21と同様に、希釈ターンテーブル3の軸方向(上下方向)に移動可能であると共に、水平方向に回動可能に支持されている。そして、サンプリングピペット22は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
<
The
このサンプリングピペット22は、希釈ターンテーブル3の希釈容器P3内に先端部を挿入して、希釈液が充填されたピペットの先端から、空気溜りを介して所定量の希釈検体を吸引する。そして、サンプリングピペット22は、吸引した希釈検体を反応ターンテーブル6の反応容器P6内に吐出して、反応容器P6に希釈検体を注入する。
This
<第1試薬ピペット23>
第1試薬ピペット23は、反応ターンテーブル6と第1試薬ターンテーブル4の間に配置されている。第1試薬ピペット23は、不図示の第1試薬ピペット駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)に移動可能であると共に、水平方向に回動可能に支持されている。そして、第1試薬ピペット23は、第1試薬ターンテーブル4と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
<
The
第1試薬ピペット23は、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器P4内に先端部を挿入して、希釈液が充填されたピペットの先端から、空気溜りを介して所定量の第1試薬を吸引する。そして、第1試薬ピペット23は、吸引した第1試薬を反応ターンテーブル6の反応容器P6内に吐出する。
The
<第2試薬ピペット24>
第2試薬ピペット24は、反応ターンテーブル6と第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。第2試薬ピペット24は、不図示の第2試薬ピペット駆動機構により、第1試薬ピペット23と同様に、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動可能であると共に、回動可能に支持されている。そして、第2試薬ピペット24は、第2試薬ターンテーブル5と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
<
The
第2試薬ピペット24は、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器P5内に先端部を挿入して、希釈液が充填されたピペットの先端から、空気溜りを介して所定量の第2試薬を吸引する。そして、第2試薬ピペット24は、吸引した第2試薬を反応ターンテーブル6の反応容器P6内に吐出する。
The
<自動分析装置1の効果>
以上のように構成された自動分析装置1は、サンプル希釈ピペット21、サンプリングピペット22、第1試薬ピペット23、および第2試薬ピペット24として、上述した第2実施形態の分注器、または第2実施形態の構成に第3実施形態の構成を組み合わせた分注器が適用される。これにより、自動分析装置1内においての被測定検体、希釈検体、さらには第1試薬および第2試薬の飛散が防止され、装置内の汚染を防止できると共に、これらの分量精度が保たれて精度の高い分注を実施することができるため、分析精度の向上を図ることが可能である。また特段の手順を追加することなく飛散防止可能な実施形態の分注器を用いたことにより、分析速度の高速化を図ることが可能である。
<Effect of
The
1…自動分析装置
100,200,300…分注器
101…ピペット
101a…水平流路管
101b…ノズル
vb…容積
M…開口端
101c…接続管
A…貯留部
vc…容積
103…ポンプ
103a…ポンプ本体
103b…フレキシブルチューブ
105…駆動部材
105a…回転軸
φ…支持部
DESCRIPTION OF
vb ... Volume
M ...
A ... Reservoir
vc ...
φ ... Supporting part
Claims (5)
前記ピペットは、
水平方向に延設された水平流路管と、
前記水平流路管の一端側から垂下して配置され先端に開口部を有するノズルと、
前記水平流路管の他端側から垂下して配置され、前記水平流路管と前記ポンプとの間を接続する接続管とを有し、
前記接続管は、当該接続管の内径を拡大して形成された貯留部を有する
ことを特徴とする自動分析装置。 A dispenser comprising a pipette, a pump connected to the pipette, and a drive member that holds the pipette and moves it up and down;
The pipette is
A horizontal flow pipe extending in the horizontal direction;
A nozzle that hangs from one end side of the horizontal flow pipe and has an opening at the tip;
It is arranged to hang from the other end side of the horizontal flow pipe, and has a connection pipe that connects between the horizontal flow pipe and the pump,
The connection pipe has a storage part formed by enlarging the inner diameter of the connection pipe.
請求項1記載の自動分析装置。 2. The automatic analyzer according to claim 1, wherein the storage section is for balancing the mass of the liquid filled in the connection pipe including the storage section with respect to the mass of the liquid filled in the nozzle. .
請求項1記載の自動分析装置。 The automatic analyzer according to claim 1, wherein a volume of the connection pipe including the storage unit is equal to or greater than a volume of the nozzle.
前記ピペットの内部に液体を充填した状態において、当該ピペットにおける前記回転軸から前記接続管側の慣性モーメントが、当該回転軸から前記ノズル側の慣性モーメントと釣り合う
請求項1〜3の何れかに記載の自動分析装置。 The driving member has a telescopic rotating shaft extending in the vertical direction, and supports the horizontal channel tube on the axis of the rotating shaft to keep the horizontal channel tube horizontal, so that the pipette Is a swivel,
The state in which the pipette is filled with liquid, the moment of inertia of the pipette from the rotating shaft to the connecting pipe is balanced with the moment of inertia from the rotating shaft to the nozzle. Automatic analyzer.
請求項1〜4の何れかに記載の自動分析装置。 The automatic analyzer according to claim 1, wherein the connection pipe is connected to the pump in the storage unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015184793A JP2017058302A (en) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | Autoanalyzer |
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Country | Link |
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2015
- 2015-09-18 JP JP2015184793A patent/JP2017058302A/en active Pending
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