JP2017055576A - 車両情報制御システム - Google Patents

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眞大 石堂
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Abstract

【課題】制御車両に1台の車両情報制御装置だけを搭載し、制御の冗長化を実現する。
【解決手段】車両情報制御システムは、複数の制御車両が併結されて構成されている1つの編成の制御を行う、車両情報制御システムであって、前記複数の制御車両は、それぞれ、当該制御車両に対する必要な制御を行う、1台の車両情報制御装置と、前記車両情報制御装置の制御対象となる機器と、前記車両情報制御装置とを接続する、内部ネットワークと、を備え、前記内部ネットワークが前記編成を構成する前記複数の制御車両間で相互に接続されて伝送ネットワークを構成し、前記伝送ネットワークにより相互に接続された複数の前記車両情報制御装置が冗長性を構築しており、複数の前記車両情報制御装置の1つ以上が正常に動作可能であれば、その正常に動作可能な前記車両情報制御装置が、前記編成を構成している前記複数の制御車両の制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、車両情報制御システムに関する。
鉄道車両のうち、客車や貨車を牽引するための車両として機関車があり、大量の鉱山資源を輸送するために一回の輸送で複数の機関車を併結した編成に、数百両の貨車を連結して列車の運用を行うことがある。これらの機関車の組み合わせは、固定されている訳ではなく状況に応じて柔軟に変更できることが必要である。また、基本走行単位である1両ごとに分割された場合においても、機関車は、機器に異常が無い限りは単独でも走行できることが求められる。
この鉄道車両に搭載されている装置のうち、鉄道を走行するために必要となる装置は、障害が発生した場合の影響が非常に大きいため高い信頼性が求められる。車輪を制御するための駆動装置や車両に電力を供給するための電源装置は、一般的に一つの編成内に装置を複数搭載することにより冗長性を確保することで、一部の装置が故障した場合であっても残りの装置で機能を補ったり、又は機能を縮減させたりすることにより、運転を継続することができるようになっている。
一方で、車両情報の制御を行うための車両情報制御装置は、冗長的な構成を取る場合には、同一の機能を持つ装置を一つの車両に2系統以上設置している。通常は2系統設置している装置のうち一方の系統で制御を行い、故障などの異常が発生した場合にもう一方の系統に切り替えることで制御を継続できるようにしている。
鉄道車両は限られたスペースにこれらの多くの装置を配置する必要があることから、装置の小型化が進められている。また、機械動作のない情報処理を行う装置は近年の技術進歩により信頼性が向上しており、故障する確率が格段に下がってきている。
特開2005−117373号公報
しかしながら、装置の小型化には限界があり、基本走行単位で装置を多重化せずとも、機器が故障した場合に車両の走行制御等を行えることは非常に有益である。
そこで、本発明の実施形態は、基本走行単位において車両情報制御装置の冗長構成を持たない車両情報システムを提供する。
本発明の実施形態に係る車両情報制御システムは、
複数の制御車両が併結されて構成されている1つの編成の制御を行う、車両情報制御システムであって、
前記複数の制御車両は、それぞれ、
当該制御車両に対する必要な制御を行う、1台の車両情報制御装置と、
前記車両情報制御装置の制御対象となる機器と、前記車両情報制御装置とを接続する、内部ネットワークと、
を備え、
前記内部ネットワークが前記編成を構成する前記複数の制御車両間で相互に接続されて伝送ネットワークを構成し、
前記伝送ネットワークにより相互に接続された複数の前記車両情報制御装置が冗長性を構築しており、複数の前記車両情報制御装置の1つ以上が正常に動作可能であれば、その正常に動作可能な前記車両情報制御装置が、前記編成を構成している前記複数の制御車両の制御を行う。
図1は、第1実施形態に係る制御車両内の伝送ネットワークの構成を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態に係る編成内伝送ネットワークの構成を模式的に示す図である。 図3は、第1実施形態に係るIPアドレス設定手順を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態に係るIPアドレス設定の例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るIPアドレス設定の例を示す図である。 図6は、第2実施形態に係るネットワーク構成変更装置を示す図である。 図7は、第2実施形態に係る制御車両の向きと順序の特定を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る制御車両の向きと順序の特定手順を示すフローチャートである。 図9は、第3実施形態に係る車両情報制御装置の主従構成を示す図である。 図10は、第3実施形態に係る車両情報制御装置の主従構成の切り替えを示す図である。 図11は、第3実施形態に係る車両情報制御装置の再起動後の状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る車両情報制御システムは、機関車などの編成の様々な制御を行う制御車両に車両情報制御装置を1台だけ搭載するが、複数の制御車両が併結されて構成される1つの編成全体としては、編成における制御車両の車両数と同じ数の車両情報制御装置が搭載されていることを利用して、車両情報制御装置の冗長化を実現したものである。より詳しくは以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る車両情報制御システム1の一例を示す図である。本実施形態に係る車両情報制御システム1は、車両情報制御装置10と、表示器12と、入出力信号変換装置14と、駆動装置16と、電源装置18と、ハブ20と、を備えて構成される。なお、図中の外枠となっている5角形は、制御車両VCを模式的に表したものであり、説明の便宜上、上辺に切り欠きのある方向を制御車両VCの前方、切り欠きのない方向を制御車両VCの後方とする。例えば、図1に示す制御車両VCは、左上が欠けているので、左方向が前方となる。
車両情報制御装置10は、ハブ20により構成されたネットワークを介して、情報の伝送により、走行制御、機器制御、及び車両の状態監視等の車両に対する必要な制御を行う装置であり、制御車両VCに1台搭載される。この制御及び監視の対象となるのは、例えば、駆動装置16、電源装置18、その他の車両の走行に必要な装置や、サービスに必要な装置などである。表示器12は、これらの機器の状態を表示するものであり、所謂モニターなどで構成される。また、車両情報制御装置10と表示器12は例えばタッチパネル付のディスプレイなどにより、一体として構成されていてもよい。
入出力信号変換装置14は、アナログ信号やデジタル信号の入出力を伝送データに変換する装置である。例えば、運転手から指令を与えられるマスターコントローラからのアナログ又はデジタルの信号を、車両情報制御装置10に伝送するためのデータに変換するための装置である。
駆動装置16は、運転手から与えられた指令をモーターに伝達し、車輪を駆動するための装置である。電源装置18は、所謂電源であり、電力を必要な装置へ送信するための装置である。これらの装置は、その状態により編成の運行に与える影響が非常に大きいため、高い信頼性が求められる。そのため、これらの装置の状態を把握しておくことは重要なことであり、表示器12を通して状態を監視し、車両情報制御装置10により、必要に応じて制御を行う必要がある。
ハブ20は、制御車両VC内の上記の装置、すなわち、車両情報制御装置10と、表示器12と、入出力信号変換装置14と、駆動装置16と、電源装置18と、その他の制御又は監視が対象となる装置や機器と接続され、装置間におけるデータや制御情報を送受信するため内部ネットワークを構成するための装置である。言い換えると、車両情報制御装置10の制御対象となる機器と、車両情報制御装置10とを接続するのが内部ネットワークである。
また、ハブ20は、前方の制御車両VCの内部ネットワークであるハブ20と接続するためのポート22と、後方の制御車両VCの内部ネットワークであるハブ20と接続するためのポート24と、を備えている。複数の制御車両VCが存在する場合には、これらのポート22、24が必要に応じて編成を構成する複数の制御車両VC間で相互に接続されて、全ての制御車両VCを併結した編成内のネットワークとして、伝送ネットワークを構築する。すなわち、内部ネットワークは、編成を構成する複数の制御車両VC間でポート22又はポート24を介して相互に接続されて伝送ネットワークを構築する。例えば、伝送ネットワークとして、イーサネット(登録商標)を構築することが考えられる。
図2は、上記の車両情報制御装置10を1台だけ搭載する、複数の制御車両VC1、VC2が併結されている編成の伝送ネットワークの構成を示す図である。前方にある制御車両VC1の車両情報制御装置10と、後方にある制御車両VC2の車両情報制御装置10が接続され、車両情報制御システム1を構成している。各制御車両VCの内部の構成は、図1に示す制御車両VCの構成と同様であるので、詳しい構成については省略する。
この図2に示すように、前方にある制御車両VC1の車両情報制御装置10を構成するハブ20のポート24と、後方にある制御車両VC2の車両情報制御装置10を構成するハブ20のポート22が接続され、編成を構成する。そして、編成として1つのネットワーク上に全ての制御又は監視の対象となる機器が接続される。このように接続することにより、各車両情報制御装置10の内部ネットワークを複数の制御車両VC1、VC2間において共有する伝送ネットワークを構成する。各々の機器が伝送ネットワーク内で固有のIPアドレスを持つことにより、ネットワークのどこからでもIPアドレスを特定すると、制御対象や監視対象を特定することが可能となる。
上記の伝送ネットワークを構築するために、それぞれの装置に対してIPアドレスを付与する必要がある。このIPアドレスを付与する作用について図3を用いて説明する。図3は、制御車両VCにおけるIPアドレスの設定を示すフローチャートである。
複数の制御車両VCが併結された編成において、各制御車両VCは、識別子としてそれぞれ号機番号が固有に設定される。この号機番号は、同じ制御車両VCであっても編成によって変化する可能性はあるが、一度構成された編成の中においては、編成が変更されるまでは各制御車両VCに固有に設定される番号である。
本実施形態においては、IPアドレスのネットワークアドレスを172.16.0.0とし、第3オクテットに号機番号、第4オクテットに各制御車両VCの装置ごとに共通に設定されている装置番号をIPアドレスとして設定することにより、各装置のIPアドレスを付与する。第4オクテットの設定としては、例えば、車両情報制御装置10には1を設定し、同様に、表示器12には11を、電源装置18には21を、駆動装置16には31を、入出力信号変換装置14には41を、それぞれ設定する。
車両情報制御装置10が起動されると、まず、車両情報制御装置10のIPアドレスが設定されているかどうかが確認される(ステップS102)。車両情報制御装置10のIPアドレスが設定されている場合には(ステップS102:YES)、装置ごとの設定を行う。車両情報制御装置10のIPアドレスが設定されていない場合には(ステップS102:NO)、車両情報制御装置10のIPアドレスの設定を行う。
車両情報制御装置10のIPアドレスは、172.16.*.1であるので、この第3オクテットに号機番号を設定する(ステップS104)。例えば、11号機である場合には、172.16.11.1が車両情報制御装置10のIPアドレスとして設定される。
次に、各装置のIPアドレスの設定を行う(ステップS106)。接続されている各機器のIPアドレスが設定されている場合には(ステップS106:YES)、IPアドレスの設定は完了する(ステップS110)。接続されている各機器のIPアドレスが設定されていない場合には(ステップS106:NO)、接続されている各機器のIPアドレスの設定が行われる。
接続されている各機器のIPアドレスの設定は、号機番号から各接続機器のIPアドレスの設定を行う(ステップS108)。このとき、車両情報制御装置10を除く全ての装置についてIPアドレスは初期化され、図4の表に示すようにIPアドレスが設定されている。車両情報制御装置10を除く各装置のIPアドレスは、第3オクテットには0が設定され、第4オクテットには上述した装置ごとに設定されている数値が設定されている。例えば、表示器12であれば、172.16.0.11が設定されている。この第3オクテットに、車両情報制御装置10と同様に号機番号を設定する。例えば、表示器12には、172.16.11.11がIPアドレスとして設定される。
各接続機器に対して、第3オクテットに号機番号を設定することにより、IPアドレスの設定が完了し、図5の表に示すようなIPアドレスが設定される。すなわち、各装置のIPアドレスの第3オクテットに号機番号が設定され、各装置のIPアドレスの第4オクテットに装置番号が設定され、伝送ネットワーク上において各装置が固有のIPアドレスを設定されることとなる。
以上のように、本実施形態によれば、制御車両VCには一台の車両情報制御装置10しか搭載しない場合であっても、複数の制御車両VCが併設されて構成されている1つの編成において、複数の車両情報制御装置10が存在する冗長化した構成とすることが可能となる。各制御車両VCにおけるネットワークを編成で共有して1つの伝送ネットワークを構築し、各装置に固有のIPアドレスを付与することにより、各車両情報制御装置10から、いずれの制御車両VCの装置に対しても制御及び監視を行うことが可能な車両情報制御システム1を構成することができる。また、伝送ネットワークにより相互に接続された複数の車両情報制御装置10が冗長性を構築しており、複数の車両情報制御装置10のうち1つ以上が正常に動作可能であれば、その正常に動作可能な車両情報制御装置10が、編成を構成している複数の制御車両VCの制御を行うことができる。
また、IPアドレスを付与することにより、IPアドレスから何号機と併結しているかを特定することができ、さらに、表示器12においても、号機単位に機器の情報を表示することができる。なお、IPアドレスの設定は、上記では、第3オクテットに号機番号を設定し、第4オクテットに装置番号を設定する構成としたが、この設定方法についてはこれに限られず、各々の機器が固有のIPアドレスを持つ構成であればどのような設定方法でもよい。
(第2実施形態)
上述する第1実施形態においては、車両情報制御装置10の冗長化について説明したが、本実施形態では、第1実施形態で説明した車両情報制御装置10を用いて編成内に存在する制御車両VCの順序と向きを特定する構成について説明をする。以下、第1実施形態と異なる部分について詳しく説明する。
図6は、本実施形態に係る車両情報制御システム1の制御車両VCを示す図である。この制御車両VCは、車両情報制御装置10と、ハブ20と、スイッチ26と、を備えて構成される。ここで、ハブ20の前方側のポート22の方向を1ENDとし、ハブ20の後方側のポート24の方向を2ENDとする。すなわち、1ENDは制御車両VCの前方を表し、2ENDは制御車両VCの後方を表す。なお、図1で説明した駆動装置16などの他の機器については、同じ構成であるため図6においては省略している。
スイッチ26は、制御車両VCの2END側に設置されているスイッチであり、編成における伝送ネットワーク構成を変更するためのネットワーク構成変更装置である。このスイッチ26は、車両情報制御装置10からの指令により、その制御車両VCの内部ネットワークと2END側にある制御車両VCの内部ネットワークとの接続を、オンとオフとに切り替えることが可能なスイッチである。また、このスイッチ26は、ハードウェアによるスイッチであってもよいし、ソフトウェアによるポートの送受信制御によるものであってもよい。スイッチ26をオフにすることにより、2END側のネットワークと切断されるが、1END側のネットワークとは接続された状態が維持される。
次に、スイッチ26による制御車両VCの順番と向きを特定する作用について説明する。図7は、本実施形態における制御車両VCの順序と向きを特定する作用の例を示したものである。各制御車両VCは、併結して編成が組まれた時点において、号機番号が決定され、上述した第1実施形態の手順で各装置に固有のIPアドレスが設定され、編成全体として共有する伝送ネットワークが構築される。この時点では、制御車両VCの並び順と向きを特定することはできない。そこで、図8に示すフローチャートに従い各制御車両VCの並び順と向きを特定する。
これら図7及び図8に示すように、制御車両VC構成の特定の処理が開始されると、まず、伝送ネットワーク上に存在するIPアドレスの第3オクテットを確認することにより、1つの編成として併結されている制御車両VCの車両数が特定される(ステップS202)。この例では、1つの編成に制御車両VCが6両含まれている編成であることが特定される。また、車両数が特定されると同時に、それぞれの号機番号が11号機、22号機、33号機、55号機、66号機、77号機であることが分かる。
編成が組まれた時点の初期状態として、図7において一番左にある77号機と、一番右にある55号機に関しては、ポート22及びポート24の接続状態、或いは、制御車両VCの連結器の接続状態から、その並び順と、向きを特定することができる(ステップS204)。しかしながら、この時点では77号機と55号機との間に存在する制御車両VCの号機番号が特定できているが、それらの制御車両VCの並び順と向きを特定することはできない。
そこで、次に各制御車両VCの編成内での順序と向きを特定する。まず、向きの特定されていない制御車両VCが存在するかどうかを確認する(ステップS206)。向きの特定されていない制御車両VCが存在する場合(ステップS206:YES)、特定されていない制御車両VCのうち、号機番号が最小の制御車両VCが選択される(ステップS208)。図7の例において、11号機がまず選択される。
この11号機の車両情報制御装置10は、11号機のスイッチ26をオフに切り替え、2END側との内部ネットワークの接続を切断する(ステップS210)。すると、11号機が接続されているネットワークのIPアドレスから、11号機の1END側に接続されている内部ネットワーク上には、22号機と、66号機と、77号機と、の3つの制御車両VCが存在することが特定できる。また、1END側に77号機があることから、11号機は左向きであることが特定できる。一方で、すでに得られている全ての制御車両VCの号機番号の情報から、2END側には、33号機と、55号機とが存在することが特定できる。
すなわち、スイッチ26をオフに切り替えることにより、選択された制御車両VCの左右に存在する制御車両VCと、選択された制御車両VCの編成内での向きを特定することが可能となる(ステップS212)。制御車両VCの存在する状況と向きとを特定した後、11号機の車両情報制御装置10は、再びスイッチ26をオンにすることにより、伝送ネットワークの構成を元の編成全体の伝送ネットワークの構成へと戻す(ステップS214)。
次に、再び向きが特定されていない制御車両VCが存在するかどうかを確認する(ステップS206)。上記の場合、22号機と、33号機と、66号機の向きが特定されていない(ステップS206:YES)ので、22号機が選択され(ステップS208)、22号機のスイッチ26がオフにされることにより、22号機の2END側のネットワークが切断される(ステップS210)。そして、22号機の車両情報制御装置10がネットワークの状態を確認することにより、22号機の1END側には、11号機と、33号機と、55号機とが存在することが分かる。逆方向の2END側には、66号機と、77号機とが存在することが分かる。ここで、22号機の1END側に55号機が存在することから、22号機は、55号機側を向いている、すなわち図7においては、右向きであることが特定できる(ステップS212)。ここまで確認すると、22号機の車両情報制御装置10は、再びスイッチ26をオンにすることにより、伝送ネットワークを元の状態へと戻す(ステップS214)。
上記のステップを、向きが特定されていない制御車両VCがなくなるまで繰り返すことにより、全ての制御車両VCに対して、当該制御車両VCの1END側と2END側に存在する制御車両VC、及び当該制御車両VCの向きを特定することができる。
ステップS206において、向きが特定されていない制御車両VCが存在しないと判断した場合(ステップS206:NO)には、得られた全ての情報を整理して、編成内における各号機の順番を特定する(ステップS216)。図7の場合、66号機は、左向きであり、1END側には77号機しか存在しないため、77号機の右にある制御車両VCが66号機であることが特定できる。次に、22号機の2END側、すなわち、左側には66号機と77号機しか存在しないため、66号機の右にある制御車両VCが22号機であることが特定できる。このように、次々に確認することにより、図7の右下の図が示すように各制御車両VCの並んでいる順番と、向きを特定することが可能となる。全ての制御車両VCについて順序と向きの判定が終了すると、この制御車両VCの構成を向きを特定するための処理は終了する。
以上のように、本実施形態によれば、制御車両VCに搭載されている車両情報制御装置10及びネットワーク構成変更装置であるスイッチ26によって、冗長化された車両情報制御装置10を用いることにより、編成内における制御車両VCの順序及び向きを特定することが可能となる。すなわち、スイッチ26が変更したネットワーク構成の情報に基づいて制御車両VCの向きと順序を判定することが可能となる。制御車両VCの順序及び向きが特定することにより、車両情報制御装置10は、走行制御等を行うことが可能となる。
なお、編成を構成する時点で車両情報制御装置10が故障している状態においては、以下のように処置する。例えば図7において22号機の車両情報制御装置10が故障し、その動作を停止している場合、22号機のスイッチ26を切り替えることが不可能である。しかしながら、22号機の車両情報制御装置10以外の機器について通信が可能である状態であれば、伝送ネットワーク上のIPアドレスを確認することにより22号機が存在することは認識可能である。さらに、図8に示した処理により、編成内における22号機の接続されている順序も、他の制御車両VCの車両情報制御装置10のデータに基づいて推定可能である。一方で、22号機の制御車両VCの向きについては、この時点では特定することはできない。このような場合には、22号機以外の制御車両VCに力行指令を出して編成を走行させ、走行している間に、車輪の回転方向を調べたり、又は他のセンサーにより22号機の走行方向を判断したりすることにより、22号機の制御車両VCの向きの特定を行う。このように制御車両VCの向きが判断されるまでは、当該制御車両VC、上記の例で言うと22号機だけに力行指令を出さないようにする。
(第3実施形態)
上述する実施形態においては、各制御車両VCの編成を組んでいる順序と制御車両VCの向きを、冗長化した車両情報制御装置10の利用をすることにより特定することが可能である車両情報制御システム1の説明をした。本実施形態においては、上述した車両情報制御システム1を利用して、鉄道の運行時における信頼性を高める構成について説明をする。以下、上述した実施形態と異なる部分について詳しく説明する。
ここでは、第2実施形態で説明した処理により、編成内の制御車両VCの順序と各制御車両VCの向きを把握することができたと仮定する。これらの情報やその他の制御車両VCの情報は、制御車両VCごとにその制御車両VCの車両情報制御装置10が情報を収集した上で、制御車両VCごとの情報を全ての車両情報制御装置10間で相互に送受信することで、各車両情報制御装置10が編成内の全ての装置情報を取得している状態とする。
図9は、制御車両VC1と、制御車両VC2と、制御車両VC3の3両の制御車両VCが併結されている状態を示す図である。これらの制御車両VC1、VC2、VC3は、第1実施形態及び第2実施形態で説明した処理により、各制御車両VCの装置にはIPアドレスが付与され、各制御車両VCの編成内での順序と向きが特定されている状態である。各制御車両VCには、車両情報制御装置10が1台と、ハブ20と、被制御装置28とが備えられている。被制御装置28は、図1の駆動装置16や電源装置18、その他の制御又は監視の必要がある装置全般を含む装置を便宜的にまとめて記載したものである。
鉄道の運行時における冗長性を高めるために、まず、車両情報制御システム1において、制御や監視をするための主系である車両情報制御装置10と、主系の車両情報制御装置10が故障等した場合における信頼性を高めるための従系である車両情報制御装置10とを設定する。例えば、図9に示すように制御車両VC1を主系、残りの制御車両VC2及び制御車両VC3を従系と設定する。すなわち、編成の伝送ネットワークにおいて、2台以上の車両情報制御装置10が存在する場合には、複数存在する車両情報制御装置10のうち1台を主系の車両情報制御装置10とし、他の車両情報制御装置10を従系の車両情報制御装置10とする。
この設定方法は、通常は運転手が乗車し、運転台が有効となっている制御車両VCを主系とするが、この限りではない。例えば、号機番号が最も小さい制御車両VCの向きにある先頭にある制御車両VCを主系としたり、有効な運転台が無い場合には、編成の両端のうち号機番号が小さいものとしたりしてもよい。言い換えると、運転に支障が無い限りはどのような決定方法で主系を決めてもよい。
図9のような編成の車両情報制御装置10の切り替えについて、冗長化された車両情報制御装置10の作用とともに説明する。まず、主系の車両情報制御装置10は、従系の車両情報制御装置10と制御情報の送受信を行う一方で、従系の車両情報制御装置10は、制御情報の送信はせずに、主系の車両情報制御装置10から受信を行う。被制御装置28が、全ての車両情報制御装置10の指令を受信して主系の指令だけを実行すると、実行されない制御指令がネットワーク上を流れ、データ量が増えてしまう。そこで、周期的に通信を行う制御指令の送信は主系の車両情報制御装置10が行うことによってネットワーク上を流れるデータ量を削減する。
この主系の車両情報制御装置10が故障などにより正常でなくなった場合には、主系の車両情報制御装置10は、制御情報の送信を停止する。そして、所定の順序に基づいて従系の車両情報制御装置10のうちの1つが、新しい主系の車両情報制御装置10に切り替わる。例えば、図10に示すように、主系の車両情報制御装置10が何らかの理由で故障した場合には、制御車両VC2の車両情報制御装置10を主系の車両情報制御装置10とする。この切り替えにより、故障した主系の車両情報制御装置10から誤った制御がされることを防止するとともに、正常に動作する従系の車両情報制御装置10のうちの1つが主系の車両情報制御装置10となることにより、編成を停止することなく制御を継続することが可能となる。上述したように、従系の車両情報制御装置10は、全ての制御指令を受信しているため、滞ることなく制御を継続することが可能である。
すなわち、図10に示すように主系の車両情報制御装置10が制御車両VC1から制御車両VC2に切り替わり、列車の運行が継続される。この主系の車両情報制御装置10の切り替えは、例えば、従系の車両情報制御装置10のうち、一番前の制御車両VCに搭載されている車両情報制御装置10を主系としたり、従系の車両情報制御装置10のうち、号機番号の最も小さい車両情報制御装置10を主系としたりすることが考えられるが、この手段はこの限りではなく、制御を妨げるものでなければどのような手段であってもよい。
電子機器の不具合は一過性の場合があり、状態をリセットすることで回復することがある。そこで、この切り替え前に主系の車両情報制御装置10であった車両情報制御装置10は、主系の車両情報制御装置10が切り替わった後に、再起動を行い、再起動後に正常な動作が可能となった場合には、従系の車両情報制御装置10として動作を行う。具体例としては、図11に示すように、主系の車両情報制御装置10が切り替わった後、正常でなくなった制御車両VC1の車両情報制御装置10を再起動させ、従系の車両情報制御装置10として動作させる。
上記の例では、主系から従系に切り替わった場合を例としたが、これに限られず、主系の車両情報制御装置10ではない車両情報制御装置10が正常な動作ができなくなった場合においても、当該車両情報制御装置10を再起動し、正常な動作が可能である場合には、従系の車両情報制御装置10として動作を行うことも可能である。
なお、再起動を行うことによりネットワークを流れるデータの増加や意図しないデータによる走行制御への悪影響が出る可能性がある。そこで、装置の再起動は、制御車両VCが走行中でない場合に実行可能であるようにすることもできる。
また、制御車両VCの走行中にネットワークの切断を検知した場合には、併結状態に変化が無い場合には力行指令を抑止し、併結状態の変化を検知した場合には、制動指令を出力することもできる。より具体的には、連結器の接続状態信号に変化がなければ、伝送路のみが切断したと判断し、力行を抑制する指令を出力する。一方で、連結器の接続状態信号の変化を検知した場合には、編成が切り離されたと判断し、制動指令を出力することにより制御車両VCを停止させる。この力行指令の抑止は、マスターコントローラの操作などによりリセットすることを可能な構成とすることで、再度走行が可能な状態にすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、冗長化した車両情報制御装置10のうち、主系の車両情報制御装置10が制御信号を送受信し、他の車両情報制御装置10からは制御信号を送信しないことにより、データ量の削減をすることが可能となる。また、主系又は従系の車両情報制御装置10が故障などにより正常でなくなった場合には、再起動をさせ、正常に動作する場合に、当該車両情報制御装置10を従系の車両情報制御装置10として動作させることにより、冗長度を高めることが可能である。
なお、上述した各実施形態においては、伝送ネットワークがバス型である場合を説明したため、伝送路が断線したり、伝送路中のハブが故障したりした場合には、故障箇所から後ろの制御を行うことが不可能である。この点に関しては、複数の物理伝送線を用いて1つの経路を構築することのできるリンクアグリゲーションによる伝送路を構築したり、伝送路故障時の自動切り替えが可能なハブを使用したりすることなど、伝送ネットワークの多重化を行うことにより、より信頼性の高いシステムを構築することができる。
また、上述した各実施形態においては、制御車両VCがそれぞれ接続されている場合について説明をしたが、これらの制御車両VCの間に貨車や客車など、車両情報制御装置10を搭載しない車両を1両又は複数両挟んで接続される構成であっても構わない。この場合、車両情報制御装置10を搭載しない車両については、編成全体として伝送ネットワークが構築されるような伝送路が存在していればよい。さらに、制御車両VC以外の車両についても監視対象やサービスの対象となる機器が搭載されているときには、これらの車両にも号機番号が付与され、これらの車両に搭載されている各機器についてIPアドレスを設定することもできる。このようにすることにより、客車や貨車などの状態を監視や制御をしたり、又は、編成の運行状況についてのサービス状況の監視や制御をしたりすることも可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として呈示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を部分的に適宜組み合わせることも可能である。
1:車両情報制御システム、10:車両情報制御装置、12:表示器、14:入出力背因業変換装置、16:駆動装置、18:電源装置、20:ハブ、22、24:ポート、VC:制御車両

Claims (9)

  1. 複数の制御車両が併結されて構成されている1つの編成の制御を行う、車両情報制御システムであって、
    前記複数の制御車両は、それぞれ、
    当該制御車両に対する必要な制御を行う、1台の車両情報制御装置と、
    前記車両情報制御装置の制御対象となる機器と、前記車両情報制御装置とを接続する、内部ネットワークと、
    を備え、
    前記内部ネットワークが前記編成を構成する前記複数の制御車両間で相互に接続されて伝送ネットワークを構成し、
    前記伝送ネットワークにより相互に接続された複数の前記車両情報制御装置が冗長性を構築しており、複数の前記車両情報制御装置の1つ以上が正常に動作可能であれば、その正常に動作可能な前記車両情報制御装置が、前記編成を構成している前記複数の制御車両の制御を行う、
    ことを特徴とする車両情報制御システム。
  2. 前記車両情報制御システムは、前記伝送ネットワークのネットワーク構成を変更する、ネットワーク構成変更装置をさらに備え、
    前記ネットワーク構成変更装置が変更したネットワーク構成の情報に基づいて前記制御車両の向きと順序を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両情報制御システム。
  3. 前記編成の前記伝送ネットワークにおいて、2台以上の前記車両情報制御装置が存在する場合には、
    複数存在する前記車両情報制御装置のうち1台を主系の車両情報制御装置とし、
    他の前記車両情報制御装置を従系の車両情報制御装置とする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両情報制御システム。
  4. 前記主系の車両情報制御装置は、前記従系の車両情報制御装置と制御情報の送受信を行い、
    前記従系の車両情報制御装置は、前記主系の車両情報制御装置から制御情報の受信を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両情報制御システム。
  5. 前記主系の車両情報制御装置が正常に動作できなくなった場合には、
    前記主系の車両情報制御装置は、制御情報の送信を停止し、
    所定の順序に基づいて前記従系の車両情報制御装置のうちの1つが前記主系の車両情報制御装置に切り替わる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両情報制御システム。
  6. 前記車両情報制御システムの前記主系の車両情報制御装置の切り替え前に、前記主系の車両情報制御装置であった前記車両情報制御装置は、前記主系の車両情報制御装置が切り替わった後に、再起動を行い、かつ、当該再起動後に正常な動作が可能となった場合には、前記従系の車両情報制御装置として動作を行うこと、を特徴とする請求項5に記載の車両情報制御システム。
  7. 前記主系の車両情報制御装置では無い前記車両情報制御装置が正常な動作ができなくなった場合には、
    当該車両情報制御装置は、再起動を行い、かつ、当該再起動後に正常な動作が可能となった場合には、前記従系の車両情報制御装置として動作を行うこと、
    を特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の車両情報制御システム。
  8. 前記再起動は、前記制御車両が走行中でない場合に実行可能であることを特徴とする請求項6又は7に記載の車両情報制御システム。
  9. 前記編成の走行中に前記伝送ネットワークの切断を検知した場合において、
    併結状態に変化が無い場合には、力行指令を抑止し、
    併結状態の変化を検知した場合には、制動指令を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の車両情報制御システム。
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WO2020208792A1 (ja) * 2019-04-11 2020-10-15 三菱電機株式会社 情報制御装置、情報制御システムおよび情報制御方法

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