JP2017054216A - 電子装置、ラック装置、装置冷却方法、及びそのためのプログラム - Google Patents

電子装置、ラック装置、装置冷却方法、及びそのためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運用に必要な風量を運用中の電力に比例して減少させることができる電子装置を提供する。【解決手段】空気を冷却する冷却部110と1つ以上の情報処理装置を収納するラック装置190と、制御部とを含み、ラック装置は、冷却部と情報処理装置200の吸気口の間に装着され、冷却部からの送風を情報処理装置に供給する吸気ダクト部120と、冷却部と情報処理装置の排気口の間に装着され、情報処理装置からの排気を冷却部に供給する排気ダクト部130とを備える。冷却部は、吸気ダクト部および排気ダクト部との装着部分の開口に備えられ、開口を開放する状態と開口を遮断する状態をとる開口制御部を備え、制御部が、電源を投入する情報処理装置に対応する開口制御部のみ開口を開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、1つないし複数の情報処理装置を収納する電子装置、装置冷却方法、及びそのためのプログラムに関する。
電子装置において、そこに収納される情報処理装置の冷却効率を高める装置が知られている。この電子装置は、冷却ユニットを備え、情報処理装置に、冷却ユニットが冷却した空気を供給する。
このような電子装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている電子装置は、複数の電子機器を収容する収納ラックを備える。収容ラックは、各電子機器に個別に接続して熱交換機で温調された空気を対応する電子機器の側面から供給する供給路を各電子機器に設定する。そして、各供給路を介して各電子機器へ供給される空気がそれぞれ水平方向に環流するように構成される。
特開2011−059948号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術は、各電子機器毎に供給される温調された空気を動的に個別に制御する方法がない。各電子機器毎に供給される温調された空気を動的に個別に制御できないため、電源停止等により稼働する情報処理装置数を動的に減らした際、上述した特許文献1に記載された技術は、停止した機器からすり抜ける空気を無視できない。また、保守により一時的に機器を取り外した際、上述した特許文献1に記載された技術は、機器を取り外して空いた部分をすり抜ける空気を無視してラック装置全体の風量の制御ができない。したがって、特許文献1に記載された技術は、運用に必要な冷却能力(たとえば、冷却空気の風量)を運用中の電力に比例して減少させることができないという問題点がある。
本発明の目的の一例は、上述した問題点を解決できる1つないし複数の情報処理装置を収納する電子装置等を提供することにある。具体的には本発明の目的の一例は、運用に必要な冷却能力を運用中の電力に比例して減少させることができる電子装置等を提供することにある。
本発明の一形態における第1の電子装置は、空気を冷却する冷却部と1つ以上の情報処理装置を収納するラック装置と、制御部とを含み、ラック装置は、冷却部と情報処理装置の吸気口の間に装着され、冷却部からの送風を情報処理装置に供給する吸気ダクト部と、冷却部と情報処理装置の排気口の間に装着され、情報処理装置からの排気を冷却部に供給する排気ダクト部とを備え、冷却部は、吸気ダクト部および排気ダクト部との装着部分の開口に備えられ、開口を開放する状態と開口を遮断する状態をとる開口制御部を備え、制御部が、電源を投入する情報処理装置に対応する開口制御部のみ開口を開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部を制御する。
本発明の一形態における第1のラック装置は、情報処理装置を搭載するラック装置であって、冷却部と情報処理装置の吸気口の間に装着され、冷却部からの送風を情報処理装置に供給する吸気ダクト部と、冷却部と情報処理装置の排気口の間に装着され、情報処理装置からの排気を冷却部に供給する排気ダクト部と、電源を投入する情報処理装置に対応する冷却部との開口を開放する状態に制御し、収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部を制御する制御部とを備える。
本発明の一形態における第1の装置冷却方法は、電源を投入する情報処理装置に対応する冷却部の開口のみを開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部を制御する。
本発明の一形態における第1のプログラムは、コンピュータに、電源を投入する情報処理装置に対応する冷却部の開口のみを開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の前記情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、前記冷却部を制御する処理を実行させる。
本発明によれば、運用に必要な風量を運用中の電力に比例して減少させることができるという効果が得られる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における電子装置100の外形の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態における電子装置100の電気回路系の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態におけるラック装置190に収納される情報処理装置200の筐体の構造の一例を示す斜視図である。 図4は、本発明の高さ2Uの情報処理装置200に対応した吸気ダクト部120の構造の一例を示す斜視図である。 図5は、第1の実施の形態における制御部150をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例を示す図である。 図6は、第1の実施の形態におけるラック装置190に情報処理装置200を収納し電源投入する時の、制御部150の可動ガード部140制御の動作の概要を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る電子装置101の外形の一例を示す斜視図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態における電子装置101の電気回路系の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、本発明のダクトロック部160の構造の一例を示す斜視図である。 図10は、第2の実施の形態におけるラック装置191に情報処理装置200を収納し電源投入する時の、制御部151のダクトロック部160制御の動作の概要を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施の形態における電子装置101での、故障した情報処理装置200の保守交換時に、制御部151のダクトロック部160を制御するための動作の概要を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における電子装置100の外形の一例を示す斜視図である。また、図2は、本発明の第1の実施の形態における電子装置100の電気回路系の構成の一例を示すブロック図である。
図1および図2を参照すると、電子装置100は、冷却部110とラック装置190と図1には図示しない制御部150からなる。また、図1において、x軸方向は、冷却部110とラック装置190が配列する方向とする。y軸方向はx軸方向と直交し、図1における奥行き方向とする。z軸方向はx軸方向、y軸方向と直交し、図1の鉛直(高さ)方向とする。
図1では説明のため冷却部110とラック装置190を分離して記載しているが、実際は後述する可動ガード部140の開閉部材142の開閉に差し支えない範囲で冷却部110とラック装置190は密着している。冷却部110は、可動ガード部140を備える。
ラック装置190は、吸気ダクト部120と排気ダクト部130と、を備える。さらにラック装置190は、1つないし複数の情報処理装置200をz軸方向に収納する。
作業者による情報処理装置200、吸気ダクト部120および排気ダクト部130の収納方法の一例は、次のとおりである。第1に、作業者は、ラック装置190の4つの側面のうち、y軸方向に相対する2つの側面を取り外す。次に、作業者は、ラック装置190のy軸方向の正の方向の側面(すなわち図1の奥側の側面)を取り外した内部に排気ダクト部130を取り付ける。次に、ラック装置190のy軸方向の負の方向の側面(すなわち図1の手前側の側面)を取り外した内部に情報処理装置200を取り付け、その後、吸気ダクト部120を図1の手前側に取り付ける。最後に、取り外したラック装置190のy軸方向に相対する両方の側面を取り付けて完了する。
以上は情報処理装置200の収納方法の一例であり、先にラック装置190のy軸方向の負の方向の側面(すなわち図1の手前側の側面)を取り外した内部に吸気ダクト部120を取り付け、その後、情報処理装置200とラック装置190のy軸方向の正の方向の側面(すなわち図1の奥側の側面)を取り外した内部に情報処理装置200と排気ダクト部130を取り付ける方法でもよい。また、ラック装置190のy軸方向に相対する側面を一方のみを取り外し、吸気ダクト部120と情報処理装置200と排気ダクト部130を取り付ける方法でもよい。上記以外の収納方法でもよい。
図3は、ラック装置190に収納される情報処理装置200の筐体の構造の一例を示す斜視図である。情報処理装置200は、そのy軸方向に相対する二つの面に対向する位置に、それぞれ吸気口210と排気口220を備える。したがって、情報処理装置200は、吸気口210を介して冷却部110からの送風(たとえば、冷却空気)を取り入れる。取り入れられた冷却空気(以降、単に空気とも言う)は、情報処理装置200内の図示しない情報処理回路、デバイスを冷却したのち、熱せられた排気となって排気口220から冷却部110に排出される。このため、情報処理装置200内において空気は、吸気口210から排気口220に向かう、y軸方向の正の方向に流れる。
次に、第1の実施の形態における電子装置100の構成と情報処理装置200の詳細について説明する。なお、以下の説明では、情報処理装置200は、1つの場合(あるいは特定しない場合)、単に情報処理装置200または1つの情報処理装置200といい、2つの場合、2つの情報処理装置といい、全体を示す場合、全体の情報処理装置200というものとする。
冷却部110は、可動ガード部140が取り付けられている鉛直方向の2つの列の開口を備える。そのうちの一方の列の開口から流入する空気(情報処理装置200からの排気)を冷却する。冷却部110が冷却した空気は、もう一方の列の開口から排出し、情報処理装置200へ供給する。情報処理装置200からの排気を冷却するための、冷却する手段(冷却装置)が冷却部110の中にあればよい。冷却装置は、水冷方式など、どのような方式の冷却方法が採用されてもよい。図1の例では冷却部110のy軸方向の正の方向の開口、すなわち排気ダクト部130と接する奥側の開口から情報処理装置200の排気が流入する。そして、冷却部110のy軸方向の負の方向の開口、すなわち吸気ダクト部120と接する手前側の開口から冷却した空気が排出される。
吸気ダクト部120は、冷却部110と情報処理装置200の吸気口210(図3)の間に装着され、冷却部110からの送風を個別の情報処理装置(図1の場合、情報処理装置200)に供給する。吸気ダクト部120のz軸方向の高さは、装着される情報処理装置200の高さに対応したものとする。
1つの情報処理装置200が1U(Unit)の高さの装置であれば、1Uの高さに対応した吸気ダクト部120が、また、1つの情報処理装置200が4U(Units)の高さの装置であれば、4Uの高さに対応した吸気ダクト部120が、あらかじめ準備される。ここで、1Uの高さとは、19インチラックにおける高さの単位である1Uと同等であり、EIA(Electronic Industries Alliance)により規格化された単位である(TIA/EIA−310−D Cabinets, Racks, Panels, and Associated Equipment)。すなわち、本発明の実施形態における電子装置100のラック装置190は、19インチラックと同様、1Uの整数倍の高さを有する情報処理装置200を収納することが可能である。
排気ダクト部130は、冷却部110と情報処理装置200の排気口220(図3)の間に装着され、個別の情報処理装置(図1の場合、情報処理装置200)からの排気を冷却部110に供給する。排気ダクト部130のz軸方向の高さは、吸気ダクト部120と同様、装着される情報処理装置200の高さに対応したものとする。すなわち、排気ダクト部130のz軸方向の高さは、吸気ダクト部120のz軸方向の高さと一致する。
図4は、高さ2Uの情報処理装置200に対応した吸気ダクト部120の構造の一例を示す斜視図である。なお、排気ダクト部130の構造も吸気ダクト部120の構造と同様である。図4を参照すると、吸気ダクト部120は、ダクト天面121と2つのダクト側面部材122(図4ではダクト側面部材122aとダクト側面部材122bとする)とダクト側面接合部123とダクト底面124からなる。ダクト側面部材122a、122bは、それぞれ高さ1Uの情報処理装置200に対応したz軸方向の高さの側面部材である。ダクト側面接合部123は、2つのダクト側面部材、すなわち図4におけるダクト側面部材122aとダクト側面部材122bとをz軸方向に接合する部材である。接合する方法はどのような方法でもよい。たとえばダクト側面部材122aとダクト側面部材122bとが接する面の近傍を、シート状のダクト側面接合部123に塗布された接着剤によって接着してもよいし、ダクト側面接合部123のz軸方向上面と下面にそれぞれダクト側面部材122aとダクト側面部材122bを嵌め込み、固定する受けの部分を備えてもよい。接合したダクト側面部材122a、122bをダクト天面121とダクト底面124でz軸方向に挟むことにより、高さ2Uの情報処理装置200に対応した吸気ダクト部120が完成する。すなわち、装着される情報処理装置200の高さに対応する数のダクト側面部材122をz軸方向に接合することで、最適な高さの吸気ダクト部120が得られる。なお、吸気ダクト部120および排気ダクト部130の構造は図4の構造に限らず、あらかじめ装着される情報処理装置200の全ての高さに対応する吸気ダクト部120を用意してもよい。
再び図1において、可動ガード部140は、冷却部110の開口であって、吸気ダクト部120および排気ダクト部130との装着部分に対向する開口に備えられる。可動ガード部140は、開口を開放する状態と開口を遮断する状態をとり、冷却部110とラック装置190との空気の出入りを阻止(ガード)する。可動ガード部140は1つまたはそれ以上の開閉部材142と、開閉部材142を個別に駆動する図1に図示しない駆動部141からなる。開閉部材142は、駆動部141によってその開閉が制御される。図1における可動ガード部140は、冷却部110の開口の位置にz軸方向に連続で配置された開閉部材142のうち、1つの情報処理装置200の高さに対応する破線部分の範囲となる。情報処理装置200のz軸方向の高さが変わる場合、可動ガード部140のz軸方向の範囲(図1において破線の枠で示される範囲)も変わる。
制御部150(図2)は、複数の情報処理装置200を含むラック装置190に収納される全ての情報処理装置200の電源の投入を制御する。また、制御部150は、全ての情報処理装置200の吸気ダクト及び排気ダクトの設置状態を検知する。制御部150が情報処理装置200の設置状態を検知する手段は、たとえばセンサやスイッチである。また、制御部150は、全ての情報処理装置200のそれぞれの電源投入状態を検知し、検知した結果に基づき、電源投入されている各情報処理装置200の高さを認識する。認識した各情報処理装置200の高さに基づき、制御部150は、各情報処理装置200に対応するそれぞれの可動ガード部140の範囲を決定し、可動ガード部140に対応する1つまたはそれ以上の駆動部141を制御する。
また、制御部150は、ラック装置190に収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部110の冷却能力を制御する。たとえば、消費電力の増減に応じて、冷却部110の図示しない冷却装置からの冷却風の風速または冷却温度を増減する。
制御部150は、冷却部110またはラック装置190の内部など、電子装置100内のどの部分に実装されてもよい。たとえば、制御部150は、ラック装置190の内部に実装され、内部接続ラインを介して冷却部110の冷却装置および駆動部141を制御してもよい。あるいは、制御部150の一部の機能、例えば、情報処理装置200の設置状態を検知するセンサやスイッチからの信号を収集する機能をラック装置190に備え、その他の機能、すなわち駆動部141を制御する機能と冷却能力を制御する機能については冷却部110に備えられてもよい。また、制御部150は、電子装置100の外に接続ケーブルを介して接続される装置として備えられてもよい。
情報処理装置200は、ラック装置190内に収納され、電子装置100の図示しない電源回路からの電源供給を受けて処理を行う。本実施の形態は、電子装置100による情報処理装置200の稼働時の冷却方法の改善を主な目的とするものであるため、情報処理装置200の内部の情報処理回路、デバイスおよび情報の処理方法、電源回路に関しては割愛する。
図5は、本発明の第1の実施の形態における制御部150をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例を示す図である。図5に示されるように、制御部150は、それぞれ通信インタフェース10、CPU(Central Processing Unit)11、および主記憶装置14を含む。
通信インタフェース10は、処理装置および周辺端末との通信のための入出力インタフェースを構成する。また通信インタフェース10は、制御部150に接続する図示しないネットワークとの接続制御のためのインタフェースも含む。
CPU11は、オペレーティングシステムを動作させて本発明の第1の実施の形態に係る制御部150の全体を制御する。また、制御部150のCPU11は、1つに限らず2つ以上備えていてもよい。
主記憶装置14は、CPU11の制御に基づく作業用メモリである。
なお、制御部150が備える各部の実現手段は特に限定されない。すなわち、制御部150は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
以上のように構成された電子装置100の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6は、第1の実施の形態におけるラック装置190に情報処理装置200を収納し電源投入する時の、制御部150の可動ガード部140の制御の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。
図6に示すように、まず、情報処理装置200への電源投入指示を受信した場合、制御部150は、当該情報処理装置(ここでは情報処理装置200)に装着される吸気ダクト部120と排気ダクト部130が装着済みか否か確認する(ステップS101)。確認は電源投入指示を受信してから確認のための情報(たとえば前述のセンサの情報やスイッチの情報)を取得してもよいし、常時情報を取得してもよい。また、この装着済みか否かの情報の取得により、制御部150は、情報処理装置200のz軸方向の高さを認識し、連動して稼働する可動ガード部140の範囲を決定する。
もし、吸気ダクト部120と排気ダクト部130が装着済みでない場合(ステップS101でNO)、制御部150は、情報処理装置200に電源を投入せず、終了する。この時、制御部150は、装着済みでないため情報処理装置200に電源を投入しない旨を図示しない表示部に表示させてもよい。
もし、吸気ダクト部120と排気ダクト部130が装着済みの場合(ステップS101でYES)、制御部150は、情報処理装置200に電源を投入する(ステップS102)。電源を投入する手段は、ネットワーク経由でのWOL(Wake On LAN)のリモート電源ON指示やIPMI(Intelligent Platform Management Interface)の電源ON指示など、どの様な方法でも構わない。
次に、制御部150は、ステップS101の情報に基づき、駆動部141を制御し、可動ガード部140の1つまたはそれ以上の開閉部材142を、冷却部110の開口を開放する状態に制御(設定)する(ステップS103)。これにより、情報処理装置200の吸気ダクト部120および排気ダクト部130は、冷却部110との空気の行き来が可能となる。従って冷却部110によって冷却された空気が情報処理装置200に供給され、情報処理装置200の排気が冷却部110に送られる。なお、情報処理装置200の電源が投入されていない場合、可動ガード部140の対応する開閉部材142は、冷却部110の開口を閉じているものとする。
また、制御部150は、情報処理装置200を含むラック装置190に収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部110を制御する(ステップS104)。具体的には、制御部150は、計算結果に基づき、冷却部110の図示しない冷却装置のファンのうち、稼働させる個数と稼働レベルを最適な値に設定し、冷却部110を制御する。冷却部110の冷却能力の制御は、ファンの制御に限定されない。
以上で、制御部150は、ラック装置190に情報処理装置200を収納後、電源投入する時の制御の動作を終了する。
以上のように、本発明の第1の実施の形態の係る電子装置100は、空気を冷却する冷却部110と1つ以上の情報処理装置200を収納するラック装置190と、制御部150とを含む。ラック装置190は、冷却部110と情報処理装置200の吸気口の間に装着され、冷却部110からの送風を情報処理装置200に供給する吸気ダクト部120と、冷却部110と情報処理装置の200排気口の間に装着され、情報処理装置200からの排気を冷却部110に供給する排気ダクト部130を含む。また、ラック装置190は、冷却部110の、吸気ダクト部120および排気ダクト部130との装着部分の開口に備えられ、開口を開放する状態と開口を遮断する状態をとる開口制御部(可動ガード部140)も備える。制御部150は、電源を投入する情報処理装置に対応する開口制御部のみ開口を開放する状態に制御し、ラック装置190に収納される全ての稼働中の情報処理装置200の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部110を制御する。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における電子装置100は、ラック装置190に収納される情報処理装置200の運用に必要な冷却空気の冷却能力(たとえば、風量)を、運用中の情報処理装置200の電力に比例して減少させることができる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に制御部150は、電源を投入する情報処理装置200に対応する可動ガード部140の開口を開放する状態に制御する。これにより、電源を投入していない情報処理装置200に冷却空気を送風することを防ぐことができ、無駄な風量を削減できる。第2に、制御部150は、稼働中のラック装置190に収納される情報処理装置全ての消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部110を制御する。これにより、電子装置100は、稼働している情報処理装置に対して冷却部110で冷却した空気を供給し、その冷却部110も稼働している全ての情報処理装置の消費電力に対応した最適な制御をするよう設定される。このため、電子装置100は、運用に必要な風量を運用中の電力に比例して減少させることができるという効果が得られる。
また、本発明の第1の実施の形態のラック装置190は、以下の構成を備えていてもよい。そのラック装置は、情報処理装置を搭載するラック装置であって、吸気ダクト部120と、排気ダクト部130と、制御部150とを備える。吸気ダクト部120は、冷却部と情報処理装置の吸気口の間に装着され、冷却部からの送風を情報処理装置に供給する。排気ダクト部130は、冷却部と情報処理装置の排気口の間に装着され、情報処理装置からの排気を冷却部に供給する。さらに、制御部150は、電源を投入する情報処理装置に対応する冷却部との開口を開放する状態に制御し、収納される全ての稼働中の情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、冷却部を制御する。このような、ラック装置であっても、前述と同様の効果が得られる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電子装置101の外形の一例を示す斜視図である。また、図8は、本発明の第2の実施の形態における電子装置101の電気回路系の構成の一例を示すブロック図である。
図7および図8を参照すると、本実施形態における電子装置101は、第1の実施形態のそれと比べて、冷却部110とラック装置190に代えて冷却部111とラック装置191を備える。ラック装置191は、第1の実施形態のラック装置190の構成に加えて、ダクトロック部160と吸気温度センサ部170と装置外温度センサ部180を新たに備える(装置外温度センサ部180は図6に図示しない)。また、ラック装置191は、制御部150に代えて制御部151を備える。冷却部111は、新たに図9にて図示する抑止片112と間隙113を備える。
ダクトロック部160は、吸気ダクト部120および排気ダクト部130と冷却部111とを固定する状態と固定を解除する状態の2つの状態をとる。
図9(a)、(b)、(c)は、本発明のダクトロック部160の構造の一例を示す斜視図である。なお、図9に示すダクトロック部160は、吸気ダクト部120に備えられたものとする。図9(a)を参照すると、ダクトロック部160は、切欠部161を有する。また、冷却部111は、吸気ダクト部120と冷却部111とを固定する場合に吸気ダクト部120のダクトロック部160に対応する位置に、ダクトロック部160を挿入可能な間隙113を備える。さらに冷却部111は、当該の間隙内に、ダクトロック部160の切欠部161と嵌合する状態と嵌合しない状態の2つの状態をとる抑止片112を有する。
ダクトロック部160により吸気ダクト部120が冷却部111に固定される方法の一例を説明する。図9(b)を参照すると、吸気ダクト部120は、冷却部111に装着される。この時、ダクトロック部160は、間隙113に挿入される。図9(c)を参照すると、抑止片112は、間隙113に挿入されたダクトロック部160の切欠部161と嵌合する状態に遷移する。この状態では吸気ダクト部120は、ダクトロック部160の固定に基づき、冷却部111から取り除くことができない。このようにしてダクトロック部160により吸気ダクト部120が冷却部111に固定される。なお、固定の方法はこれに限らない。冷却部111ではなくダクトロック部160が、抑止片112を備えてもよい。固定の方法は、電磁ロックでもよい。
吸気温度センサ部170は、吸気ダクト部120内の温度を検知する。なお、吸気温度センサ部170は、吸気ダクト部120内の温度を検知できる場所であればどのような場所に設置されていても構わない。
装置外温度センサ部180は、電子装置101外部の温度を検知する。なお、装置外温度センサ部180は、電子装置101外部の温度を検知できる場所であればどのような場所に設置されていても構わない。
制御部151は、第1の実施形態における制御部150の機能に加えて、吸気温度センサ部170が検知する吸気ダクト120部内の温度と装置外温度センサ部180が検知する電子装置101外部の温度との差に基づいてダクトロック部160を制御する。
次に、電子装置101の動作について図10、11に示すフローチャートを参照して説明する。
図10は、第2の実施の形態におけるラック装置191に情報処理装置200を収納し電源投入する時の、制御部151のダクトロック部160制御の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理も、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。なお、第1の実施の形態におけるラック装置190に情報処理装置200を収納し電源投入する時の、制御部150の可動ガード部140制御の動作の概要を示すフローチャートと重複する部分は説明を割愛する。
まず、吸気ダクト部120と排気ダクト部130が装着済みか否かを確認し、装着済みの場合、制御部151は、可動ガード部140を開口を開放する状態に制御し、冷却部111の制御を適宜修正する。可動ガード部140を開口を開放する状態の処理は、第1の実施の形態におけるフローチャートのステップS101〜S104と同様である。
さらに、制御部151は、ダクトロック部160が吸気ダクト部120および排気ダクト部130と冷却部111とを固定する状態をとるよう制御する(ステップS201)。この時に、ダクトロック部160が吸気ダクト部120および排気ダクト部130と冷却部111とを固定している旨、すなわち情報処理装置200が稼働状態である旨を図示しない表示部に表示してもよい。
以上で、制御部151は、ラック装置191に情報処理装置200を収納し電源投入する時のダクトロック部160制御の動作を終了する。
図11は、第2の実施の形態における電子装置101での、故障した情報処理装置200の保守交換時に、制御部151のダクトロック部160を制御するための動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理も、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。
図11に示すように、まず、保守交換対象の情報処理装置(ここでは情報処理装置200)を検知した場合、制御部151は、情報処理装置200に供給する空気が通過する可動ガード部140が開口を閉鎖する状態に制御する(ステップS301)。保守交換対象の情報処理装置を検知した場合とは、例えば情報処理装置のシャットダウンや障害による停止である。検知手段はどのような方法でも構わない。
次に、制御部151は、吸気温度センサ部170と装置外温度センサ部180から、それぞれ吸気ダクト部120の内部の温度と電子装置101の外部の温度を取得する(ステップS302)。
もし、取得した吸気ダクト部120内の温度と電子装置101の外部の温度の差が所定の温度を超えていた場合(ステップS303でYES)、制御部151は、所定の温度を超えなくなるまで待機する(ステップS302に戻る)。温度の差が所定の温度を超えていない場合(ステップS303でNO)、制御部151は、ダクトロック部160が吸気ダクト部120および排気ダクト部130の固定を解除する状態をとるよう制御する(ステップS304)。吸気ダクト部120および排気ダクト部130の固定が解除されているため、吸気ダクト部120および排気ダクト部130は、作業者によって除去される。これにより、情報処理装置200は、作業者によって抜き取られることが可能となる。
以上で、制御部151は、故障した情報処理装置200の保守交換時のダクトロック部160の制御の動作を終了する。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における電子装置101は、保守性を改善できる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に制御部151は、情報処理装置200に供給する空気が通過する可動ガード部140が開口を閉鎖する状態に制御する。第2に、制御部151は、取得した吸気ダクト部120内の温度と電子装置101外部の温度の差が所定の温度を超えない場合、情報処理装置200の抜き取りが可能となるよう吸気ダクト部120および排気ダクト部130の固定を解除するよう制御する。抜き取る情報処理装置200の温度と外気温との差が大きい場合、抜き取った際に情報処理装置200内に結露が発生する可能性がある。したがって、抜き取る情報処理装置200に結露が発生しない。また、吸気ダクト部120および排気ダクト部130によって空気の供給が情報処理装置ごとに仕切られているため、情報処理装置200の挿抜時、ラック装置191内の他の稼働中の情報処理装置の温度や湿度の上昇を防止する。このため、電子装置101は、保守性を改善できるという効果が得られる。
また、変形例として、電子装置101は、ダクトロック部160による吸気ダクト部120および排気ダクト部130の固定を手動で解除するロック解除部を備えてもよい。ロック解除部の形状はボタンやタッチパネルなどどのような形状でもよい。この場合、ステップS303における条件に加えて、ロック解除部が作業者の操作により発動した場合、制御部151は、ダクトロック部160が吸気ダクト部120および排気ダクト部130の固定を解除する状態をとるよう制御する。
この構成により、何らかの理由によって吸気ダクト部120内の温度と電子装置101外部の温度の差が所定の温度を下回らない場合、及び、たとえば作業員の目視により何らかの異常が検知された場合でも、緊急に情報処理装置200の抜き取りが可能となる。これにより、電子装置101は、さらに保守性を改善できる。
以上、各実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
たとえば、以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、各構成要素は、複数の構成要素が1個のモジュールとして実現されたり、一つの構成要素が複数のモジュールで実現されたりしてもよい。また、各構成要素は、ある構成要素が他の構成要素の一部であったり、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していたり、といったような構成であってもよい。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作の全ての関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は内容的に支障のない範囲で変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障をきたさない範囲内で変更されて良い。
10 通信インタフェース
11 CPU
14 主記憶装置
100、101 電子装置
110、111 冷却部
112 抑止片
113 間隙
120 吸気ダクト部
121 ダクト天面
122、122a、122b ダクト側面部材
123 ダクト側面接合部
124 ダクト底面
130 排気ダクト部
140 可動ガード部
150、151 制御部
160 ダクトロック部
161 切欠部
170 吸気温度センサ部
180 装置外温度センサ部
190、191 ラック装置
200 情報処理装置
210 吸気口
220 排気口

Claims (10)

  1. 空気を冷却する冷却部と1つ以上の情報処理装置を収納するラック装置と、制御部とを含み、
    前記ラック装置は、
    前記冷却部と前記情報処理装置の吸気口の間に装着され、冷却部からの送風を前記情報処理装置に供給する吸気ダクト部と、
    前記冷却部と前記情報処理装置の排気口の間に装着され、前記情報処理装置からの排気を前記冷却部に供給する排気ダクト部と
    を備え、
    前記冷却部は、
    前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部との装着部分の開口に備えられ、開口を開放する状態と開口を遮断する状態をとる開口制御部
    を備え、
    前記制御部が、電源を投入する前記情報処理装置に対応する前記開口制御部のみ開口を開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の前記情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、前記冷却部を制御する
    電子装置。
  2. 前記ラック装置は、
    前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部と前記冷却部とを固定する状態と固定を解除する状態をとるダクトロック部と、
    前記吸気ダクト部内の温度を検知する吸気温度センサ部と、
    前記ラック装置外部の温度を検知する装置外温度センサ部とをさらに含み、
    前記制御部は、前記吸気温度センサ部が検知する前記吸気ダクト部内の温度と前記装置外温度センサ部が検知する前記ラック装置外部の温度との差に基づいて前記ダクトロック部を制御する請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記ラック装置は、
    前記ダクトロック部による前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部の固定を手動で解除するロック解除部をさらに有し、
    前記ロック解除部が発動した場合、前記制御部は、前記ダクトロック部が前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部の固定を解除する状態をとるよう制御する請求項2に記載の電子装置。
  4. 情報処理装置を搭載するラック装置であって、
    冷却部と前記情報処理装置の吸気口の間に装着され、前記冷却部からの送風を前記情報処理装置に供給する吸気ダクト部と、
    前記冷却部と前記情報処理装置の排気口の間に装着され、前記情報処理装置からの排気を前記冷却部に供給する排気ダクト部と、
    電源を投入する前記情報処理装置に対応する前記冷却部との開口を開放する状態に制御し、収納される全ての稼働中の前記情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、前記冷却部を制御する制御部と
    を備えるラック装置。
  5. 電源を投入する情報処理装置に対応する冷却部の開口のみを開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の前記情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、前記冷却部を制御する
    装置冷却方法。
  6. 吸気ダクト部内の温度と前記ラック装置外部の温度との差に基づいて、前記吸気ダクト部および排気ダクト部と前記冷却部とを固定する状態と固定を解除する状態をとるダクトロック部を制御する請求項5に記載の装置冷却方法。
  7. 前記ダクトロック部による前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部の固定を手動で解除するロック解除部が発動した場合、前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部の固定を解除する状態をとるよう前記ダクトロック部を制御する請求項6に記載の装置冷却方法。
  8. 電源を投入する情報処理装置に対応する冷却部の開口のみを開放する状態に制御し、ラック装置に収納される全ての稼働中の前記情報処理装置の消費電力を計算し、その計算結果に基づき、前記冷却部を制御する処理
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 吸気ダクト部内の温度と前記ラック装置外部の温度との差に基づいて、前記吸気ダクト部および排気ダクト部と前記冷却部とを固定する状態と固定を解除する状態をとるダクトロック部を制御する処理をコンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記ダクトロック部による前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部の固定を手動で解除するロック解除部が発動した場合、前記吸気ダクト部および前記排気ダクト部の固定を解除する状態をとるよう前記ダクトロック部を制御する処理をコンピュータに実行させる請求項9に記載のプログラム。
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