JP2017051882A - Filter fitting structure and pressure regulating valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、異物の侵入を阻止するフィルタが取り付けられたフィルタ取付け構造および前記フィルタ取付け構造を有する圧力調整弁に関するものである。 The present invention relates to a filter mounting structure to which a filter that prevents entry of foreign matter is attached, and a pressure regulating valve having the filter mounting structure.
特許文献1には、LPG燃料を導入する入口に接続する緩速燃料通路を覆うフィルタと、フィルタを付勢する弾性部材と、を備えたLPGレギュレータが開示されている。
特許文献1に開示されたLPGレギュレータにおいて、異物が、フィルタにより除去されないで、フィルタとフィルタハウジングとの間に生じた隙間を通過して下流側に流出する恐れがある。
In the LPG regulator disclosed in
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、異物が下流側へ流出することを抑制できるフィルタ取付け構造および圧力調整弁を提供すること、を課題とする。 Therefore, the present invention has been made to solve the above-described problems, and it is an object of the present invention to provide a filter mounting structure and a pressure regulating valve that can prevent foreign matters from flowing out downstream.
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、フィルタ取付け構造において、流体の導入口を備えるボデー部と、前記導入口を覆う有底筒状のフィルタと、前記フィルタと前記ボデー部との間に設けられるシール部材と、を有すること、を特徴とする。 One aspect of the present invention made to solve the above-described problems is that, in a filter mounting structure, a body portion having a fluid inlet, a bottomed cylindrical filter that covers the inlet, the filter, and the body portion And a seal member provided between the two.
この態様によれば、フィルタとボデー部との間がシール部材により封止される。そのため、異物は、フィルタとボデー部との間から下流側に流出し難くなる。したがって、異物がフィルタよりも下流側に流出することが抑制される。 According to this aspect, the gap between the filter and the body part is sealed by the sealing member. For this reason, it is difficult for foreign matter to flow out from between the filter and the body part to the downstream side. Therefore, it is suppressed that a foreign material flows out downstream from the filter.
上記の態様においては、前記ボデー部は、前記フィルタを取り付けるための溝部を備え、前記シール部材は、前記溝部内に設けられていること、が好ましい。 In the above aspect, it is preferable that the body portion includes a groove portion for attaching the filter, and the seal member is provided in the groove portion.
この態様によれば、シール部材の位置ずれが防止されるとともに、シール部材の位置決めが簡単になる。また、異物は溝部内をUターンして流れなければ下流側へ流出することができないため、より効果的に、異物がフィルタよりも下流側に流出することが抑制される。 According to this aspect, the positional displacement of the seal member is prevented and the positioning of the seal member is simplified. Further, since the foreign matter cannot flow out to the downstream side unless the U-turn flows in the groove portion, the foreign matter is more effectively suppressed from flowing out to the downstream side than the filter.
上記の態様においては、前記フィルタは、当該フィルタの外周面から外側へ延びる鍔部を備えていること、が好ましい。 In said aspect, it is preferable that the said filter is provided with the collar part extended outside from the outer peripheral surface of the said filter.
この態様によれば、異物は、導入口付近に流れ込んでも、鍔部にぶつかってその場で滞留する。これにより、異物は、より効果的に、フィルタとボデー部との間から下流側に流出し難くなる。したがって、より効果的に、異物がフィルタよりも下流側に流出することが抑制される。 According to this aspect, even if the foreign material flows into the vicinity of the introduction port, it hits the buttocks and stays there. This makes it difficult for foreign matter to flow out more effectively from between the filter and the body part to the downstream side. Therefore, it is possible to more effectively prevent foreign matter from flowing out downstream of the filter.
上記の態様においては、前記フィルタを前記導入口側に付勢する付勢部材を有すること、が好ましい。 In said aspect, it is preferable to have an urging member for urging the filter toward the inlet.
この態様によれば、シール部材によるシール性が向上する。そのため、フィルタとボデー部との間は、シール部材によって、より効果的に封止される。 According to this aspect, the sealing performance by the sealing member is improved. Therefore, the filter and the body part are more effectively sealed by the seal member.
上記課題を解決するためになされた本発明の他の態様は、圧力調整弁において、流体の導入口を備えるボデー部と、前記導入口を覆う有底筒状のフィルタと、前記フィルタと前記ボデー部との間に設けられるシール部材と、を備えるフィルタ取付け構造と、前記導入口から導入された前記流体の圧力を調整する圧力調整部と、を有すること、を特徴とする。 Another aspect of the present invention made to solve the above-described problems is that, in a pressure regulating valve, a body portion having a fluid inlet, a bottomed cylindrical filter covering the inlet, the filter, and the body A filter mounting structure including a seal member provided between the inlet and the pressure member, and a pressure adjusting unit that adjusts the pressure of the fluid introduced from the inlet.
この態様によれば、フィルタとボデー部との間がシール部材により封止される。そのため、異物は、フィルタとボデー部との間から下流側に流出し難くなる。したがって、異物がフィルタよりも下流側に流出することが抑制される。 According to this aspect, the gap between the filter and the body part is sealed by the sealing member. For this reason, it is difficult for foreign matter to flow out from between the filter and the body part to the downstream side. Therefore, it is suppressed that a foreign material flows out downstream from the filter.
本発明のフィルタ取付け構造および圧力調整弁によれば、異物が下流側へ流出することを抑制できる。 According to the filter mounting structure and the pressure regulating valve of the present invention, it is possible to suppress foreign matters from flowing out to the downstream side.
[第1実施例]
<多段圧力調整弁の構成>
まず、本実施形態の多段圧力調整弁10の構成について説明する。図1に示す多段圧力調整弁10は、燃料ガスGを多段階に減圧しながら所望の圧力に調整する圧力調整弁である。多段圧力調整弁10は、上流圧力調整弁1と下流圧力調整弁2と中通路3と逆止弁4と導入部5などを有する。そして、多段圧力調整弁10は、アルミ合金製のボデー部材7を有する。このボデー部材7には、上流圧力調整弁1の一部と下流圧力調整弁2と中通路3と逆止弁4が形成されている。なお、上流圧力調整弁1と下流圧力調整弁2と中通路3などは、後述する導入口81a(図2参照)から導入された燃料ガスGの圧力を調整する圧力調整部である。
[First embodiment]
<Configuration of multistage pressure regulating valve>
First, the structure of the multistage
上流圧力調整弁1は、下流圧力調整弁2に対して燃料ガスGの流れ方向(図1に示す矢印の方向)の上流側(以下、単に「上流側」という。)の位置に配置されている。下流圧力調整弁2は、上流圧力調整弁1に対して燃料ガスGの流れ方向の下流側(以下、単に「下流側」という。)の位置に配置されている。このような上流圧力調整弁1と下流圧力調整弁2は、中通路3を介して、直列に接続されている。中通路3は、上流圧力調整弁1による減圧後であって下流圧力調整弁2による減圧前の燃料ガスGが流入して通過する通路である。逆止弁4は、中通路3に接続し、中通路3の圧力を所定の設定圧未満に制御する。また、導入部5は、上流圧力調整弁1に対して上流側の位置に配置され、燃料ガスGが多段圧力調整弁10内に導入される部分である。
The upstream
なお、燃料ガスGは、例えば、燃料電池(不図示)に供給される水素ガスである。そして、多段圧力調整弁10の上流側には、燃料タンク(不図示)に貯留された燃料ガスGを供給又は停止する主止弁(不図示)が接続されている。また、多段圧力調整弁10の下流側には、所望の圧力に調圧された燃料ガスGを燃料電池に供給するインジェクタ(不図示)が接続されている。燃料タンクに貯留される燃料ガスGは、充填設備によっては約80〜90MPa程度の圧力で充填される場合がある。一方、多段圧力調整弁10からインジェクタに供給される燃料ガスGの圧力は、1.0〜1.5MPa程度の圧力まで減圧される。したがって、多段圧力調整弁10は、燃料ガスGを、例えば、上流圧力調整弁1にて約80〜90MPa程度から約3.0〜5.0MPa程度まで減圧し、下流圧力調整弁2にて約3.0〜5.0MPa程度から約1.0〜1.5MPa程度まで減圧する。
The fuel gas G is, for example, hydrogen gas supplied to a fuel cell (not shown). A main stop valve (not shown) for supplying or stopping the fuel gas G stored in a fuel tank (not shown) is connected to the upstream side of the multistage
(上流圧力調整弁)
上流圧力調整弁1は、調圧室11と、弁室12と、弁体13(バルブ)と、弁座14と、ピストン15と、コイルばね16と、保持部材17と、止め部材18などを備えている。
(Upstream pressure regulating valve)
The upstream
調圧室11は、弁座14の下方(弁座14に対して下流側の方向)の位置に形成され、弁体13が上方(弁座14とは反対側の方向)へ移動したときに弁室12と連通する。弁室12は、入口8と連通している。弁体13は、弁室12内を上下動する。弁座14は、弁室12の下端に形成され、弁体13と当接および離間する。ピストン15は、弁体13に対して弁ばね133の付勢方向の先に配置され、調圧室11内を上下動する。コイルばね16は、ピストン15を上方(弁体13側の方向)へ付勢している。保持部材17は、コイルばね16の下端に当接してコイルばね16を保持している。止め部材18は、保持部材17の高さを調整可能な状態で、ボデー部材7に螺子止めされている。
The
弁室12と弁体13との間には、弁体13を下方(弁座14側の方向)へ付勢する弁ばね133が配置されている。弁体13は、円筒状の本体部134と、円錐状のテーパ部132と、針状のニードル部131とを備えている。本体部134には、弁ばね133が装着されている。テーパ部132は、本体部134の下方(弁座14側の方向)に形成されており、弁座14と当接する部分である。ニードル部131は、テーパ部132の下方(ピストン15側の方向)に形成されており、弁座14に形成された貫通孔141を貫通して調圧室11まで延伸されている。このニードル部131の下端は、ピストン15の本体部150の上端(弁体13側の端部)にて突き出た状態で設けられた突部153の先端面153aに当接している。なお、本体部150は、略円柱状に形成されている。
Between the
このような弁体13には、環状の摺動部材135a,135bが装着されている。そして、これらの摺動部材135a,135bが弁室12の内周面に接触した状態で、弁体13が弁室12内に配置されている。これにより、弁体13の外周面が弁室12の内周面に接触することなく、摺動部材135a,135bと弁室12の内周面とが摺動して、弁体13が傾くことなく弁室12内を上下動するようになっている。なお、摺動部材135a,135bとしては、例えば、PTFE等の樹脂材を使用することができる。
The
また、弁体13には、弁室12における弁体13に対して上流側の位置に形成される部分と、弁室12における弁体13に対して下流側の位置に形成される部分とを連通させる内部通路136が形成されている。
Further, the
ピストン15の本体部150の外周面には、調圧室11の内周面と接触して調圧室11をシールする環状シール部材151が配置されている。環状シール部材151は、上方(調圧室11側の方向)へV字状に開くリップ状断面を有する。ピストン15の下端には、コイルばね16を保持するばね受座154が凹状に形成されている。ばね受座154の外周面には、フッ素系樹脂製の摺動部材152が装着されている。
An
また、図1に示すように、止め部材18には、フィルタ部材19が係止されている。また、調圧室11は、後述するように中通路3を介して下流圧力調整弁2の弁室22と連通している。
Further, as shown in FIG. 1, the
(下流圧力調整弁)
下流圧力調整弁2は、調圧室21と、弁室22と、ピストン24と、弁体241と、コイルばね25と、弁座26と、止め部材27と、調整ねじ28などを備えている。
(Downstream pressure regulating valve)
The downstream
調圧室21は、ボデー部材7に形成される出口6と連通している。弁室22は、調圧室21の下方(調圧室21に対して上流側)の位置に形成されている。ピストン24は、調圧室21内を上下動する。弁体241は、略円筒状に形成され、ピストン24の中心軸方向に沿って弁室22まで設けられている。コイルばね25は、ピストン24を上方(蓋部材23側の方向)へ付勢する。弁座26は、弁室22の下端に形成され弁体241の下端部2414が当接および離間する。止め部材27は、ボデー部材7の右下端の位置にて、ボデー部材7内に嵌め込まれている。そして、止め部材27の内周面の内側に、弁座26が嵌め込まれている。調整ねじ28は、止め部材27の内周面の内側にねじ込まれて取り付けられている。そして、調整ねじ28により、弁座26の高さ調整ができるようになっている。
The
調圧室21は、ボデー部材7内に嵌め込まれる蓋部材23によって封じられている。蓋部材23の下方(ピストン24側の方向)には、ピストン24の上端部に当接して、ピストン24の上方への移動を規制する円柱状凸部231が形成されている。円柱状凸部231がピストン24の上端部に当接した時には、調圧室21には円環状空間が形成される。調圧室21と出口6との間には、両者を連通させる出口通路61が水平状に形成されている。
The
ピストン24及び弁体241の軸中心には、円柱状の貫通孔2411がピストン24の上端部から弁体241の下端部まで形成されている。ピストン24の本体部の外周面には、調圧室21の内周面と接触して調圧室21をシールする環状シール部材242が配置されている。環状シール部材242は、上方へV字状に開くリップ状断面を有する。ピストン24の下端には、コイルばね25を保持するばね受座246が凹状に形成されている。コイルばね25は、円筒状の圧縮ばねである。コイルばね25の下端は、ボデー部材7と一体に形成された保持部247によって、その位置が規制されている。
A cylindrical through
保持部247の下方には、弁体241の外周面と接触して弁室22をシールする環状シール部材243が配置されている。環状シール部材243は、下方(弁室22側の方向)へV字状に開くリップ状断面を有する。環状シール部材243の下方には、弁体241を上下方向に移動可能に支持する軸受部245が装着されている。軸受部245は、環状シール部材243の落下止めを兼ねている。弁室22は、軸受部245の下方で略円筒状に形成されている。
An
(中通路)
中通路3は、上流圧力調整弁1の調圧室11と下流圧力調整弁2の弁室22との間で直線状に形成されている。中通路3は、全体に亘って同一の内径により形成されている。ボデー部材7には、中通路3を加工するための中通路用加工孔72が形成されている。ボデー部材7の外壁面71には、中通路用加工孔72を封止する封止部材9が締結されている。中通路3の上方には、後述する逆止弁4が設けられている。
(Middle aisle)
The middle passage 3 is formed linearly between the
中通路3と逆止弁4との間には、中通路3と逆止弁4とを連通させる逆止弁入口通路52が上下方向に形成されている。また、中通路3から分岐するトラップ通路32が形成されている。
Between the middle passage 3 and the check valve 4, a check
(逆止弁)
逆止弁4は、弁室41と、弁室41の入口部42と、弁室41内に収容され入口部42と当接および離間する弁体43と、弁体43を入口部42へ付勢する押圧ばね44と、押圧ばね44を保持する保持部材46を備えている。弁室41と下流圧力調整弁2の調圧室21との間には、弁室41と調圧室21とを連通させる逆止弁出口空間部50と逆止弁出口通路51が形成されている。逆止弁出口通路51は、出口通路61と同軸上に形成されている。また、弁体43には、弁室12の上流側と下流側とを連通させる内部通路431が形成されている。
(Check valve)
The check valve 4 includes a
(導入部)
図1と図2に示すように、導入部5は、ブロック部材100(ボデー部)と、プラグ102と、フィルタ30と、抑えばね31(付勢部材)と、Oリング104(シール部材)などを備えている。なお、導入部5は、本発明の「フィルタ取付け構造」に相当する。
(Introduction)
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ブロック部材100は、弁座14をボデー部材7との間で挟み込むようにして、ボデー部材7と嵌合している。ブロック部材100は、導入室106と、入口通路81と、弁室12などを備えている。導入室106は、入口通路81に対して上流側の位置に形成され、その内部にプラグ102とフィルタ30と抑えばね31とOリング104が設けられている。入口通路81は、導入室106と弁室12に連通しており、導入室106に接続する部分に燃料ガスGが導入される導入口81aを備えている(図2参照)。入口通路81は、導入室106から導入口81aを介して導入された燃料ガスGが弁室12へ流れる通路である。
The
プラグ102は、導入室106にて螺子止めされて、ブロック部材100に固定されている。プラグ102は、入口8と、入口通路108と、フィルタ収容部110などを備えている。入口8は、入口通路108に対して上流側の位置に形成され、燃料ガスGが導入される部分である。入口通路108は、入口8とフィルタ収容部110に連通しており、入口8から導入された燃料ガスGがフィルタ収容部110へ流れる通路である。フィルタ収容部110内には、フィルタ30と抑えばね31が収容されている。
The
フィルタ30は、金属製であり、入口通路81に対して上流側の位置にて、導入口81aを覆うようにして設けられている。フィルタ30は、有底円筒状、すなわち、上流側に底面部30aを備える一方で下流側の端部30b(図1の右側端部)が開口する中空円筒状に形成されており、フィルタ30よりも下流側への異物の侵入を阻止する。フィルタ30の端部30bは、フィルタ収容部110の外であってブロック部材100とプラグ102との間に形成される空間部112(図2参照)内に設けられている。なお、フィルタ30は、特に有底円筒状に形成されることに限定されず、円筒状以外(例えば、楕円筒状)の有底筒状に形成されていてもよい。
The
Oリング104は、フィルタ30の端部30bとブロック部材100における導入口81aの周囲の面100aとの間に設けられている。そして、フィルタ30は、抑えばね31により、当該フィルタ30の中心軸方向の導入口81a側(Oリング104側)に付勢されている。これにより、Oリング104は、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間で挟まれて支持されている。
The O-
以上のような導入部5において、プラグ102の入口8から流入する燃料ガスGは、入口通路108を流れた後、フィルタ30を通過し、その後、入口通路81を介して弁室12へ流出するようになっている。
In the
<多段圧力調整弁の作用>
次に、本実施形態の多段圧力調整弁10の作用(動作方法)について説明する。図1に示すように、例えば、車両用の燃料電池への燃料ガスGの供給が開始され、出口6から燃料ガスGが矢印の方向へ流出すると、下流圧力調整弁2の調圧室21内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下する。調圧室21内の燃料ガスGの圧力が低下すると、ピストン24及び弁体241に形成された貫通孔2411を経由して、弁室22内の燃料ガスGが調圧室21内に供給され、調圧室21内の圧力が上昇する。調圧室21内の圧力が所望の圧力に到達すると、ピストン24がコイルばね25を押し下げて、弁体241の下端部2414が弁座26に当接し、弁室22内からの燃料ガスGの供給が停止する。なお、予め、調整ねじ28のねじ込み量を調整することによって、調圧室21内の圧力を所望の値(最終圧力)に設定することができる。
<Operation of multistage pressure regulating valve>
Next, the operation (operation method) of the multistage
弁室22内の燃料ガスGの圧力が低下すると、弁室22と調圧室11とは中通路3によって連通されているので、調圧室11内に貯留された燃料ガスGが矢印の方向に沿って中通路3に流入する。
When the pressure of the fuel gas G in the
そして、調圧室11内に貯留された燃料ガスGが中通路3に流入すると、弁室22内の圧力が上昇する。このとき、調圧室11内の圧力が低下するので、ピストン15を付勢するコイルばね16の付勢力によって、ピストン15は上流圧力調整弁1の弁体13側へ向かって摺動する。すなわち、ピストン15は、環状シール部材151が調圧室11の内周面に接触しながら、かつ、摺動部材152がボデー部材7の内周面に接触しながら、弁体13側へ向かって移動する。これにより、ピストン15と接触する弁体13が上方へ移動する。
When the fuel gas G stored in the
そして、弁体13が上方へ移動して弁座14と離間すると、燃料タンクから入口8に供給される高圧の燃料ガスGが、入口8、入口通路108、フィルタ30、入口通路81、内部通路136及び弁室12を経由して、調圧室11内に供給される。このようにして調圧室11内に燃料ガスGが供給されることにより、調圧室11内の燃料ガスGの圧力は、所定の値に維持される。なお、予め、止め部材18のねじ込み量を調整することによって、調圧室11内の圧力を所定の値に設定することができる。
When the
一方、燃料電池への燃料ガスGの供給が停止すると、下流圧力調整弁2の調圧室21内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下しない。そのため、上流圧力調整弁1の調圧室11内の圧力が低下しないので、ピストン15を付勢するコイルばね16の付勢力に対抗して、ピストン15は弁体13とは反対側へ向かって摺動する。これにより、ピストン15と接触する弁体13が下方へ移動する。そして、弁体13が弁座14と当接する。
On the other hand, when the supply of the fuel gas G to the fuel cell is stopped, the pressure of the fuel gas G stored in the
このようにして、弁室12内の圧力と調圧室11内の圧力との差に応じてピストン15が摺動することにより、弁体13が開閉する。すなわち、燃料電池への燃料ガスGの供給が始動すると、ピストン15が弁体13と側へ向かって摺動することにより、弁体13が弁座14から離間する。一方、燃料電池への燃料ガスGの供給が停止すると、ピストン15が弁体13とは反対側へ向かって摺動することにより、弁体13が弁座14に当接する。
Thus, the
また、前記のように燃料電池への燃料ガスGの供給が停止すると、下流圧力調整弁2の調圧室21内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下しないので、上流圧力調整弁1から中通路3へ漏れ出た燃料ガスGの逃げ場がなくなり、中通路3内の圧力が上昇する。そして、中通路3内の燃料ガスGの圧力が所定の設定圧以上になると、逆止弁4の弁体43が入口部42から離間して、逆止弁4が作動する。このとき、中通路3から逆止弁入口通路52を経由して、逆止弁4の弁室41内に燃料ガスGが放出される。そのため、中通路3に面した上流圧力調整弁1の調圧室11をシールする環状シール部材151や下流圧力調整弁2の弁室22をシールする環状シール部材243に対する燃料ガスGの過負荷を回避させることができる。なお、逆止弁4の弁室41内に放出された燃料ガスGは、弁体43の内部通路431、逆止弁出口空間部50、逆止弁出口通路51、下流圧力調整弁2の調圧室21、出口通路61を経由して出口6に供給される。
Further, when the supply of the fuel gas G to the fuel cell is stopped as described above, the pressure of the fuel gas G stored in the
<作用効果>
本実施例では、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間に、Oリング104が設けられている。
<Effect>
In this embodiment, an O-
これにより、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間がOリング104により封止されているので、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間には隙間が形成されていない。そのため、異物は、燃料ガスGの流れに乗って流れる際に、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間から下流側に流出し難くなるので、フィルタ30により捕捉されて除去され易くなる。すなわち、異物は、入口通路108からフィルタ30の外周面30cとプラグ102のフィルタ収容部110の内周面110a(フィルタ収容部110を形成する面)との間の隙間を通ることにより空間部112に流れ込んでも、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間からさらに下流側へは侵入し難くなる。したがって、異物がフィルタ30よりも下流側に流出することが抑制される。ゆえに、入口通路81以降に設けられる上流圧力調整弁1や下流圧力調整弁2や中通路3などに異物が侵入することが抑制される。
Thereby, since the gap between the
さらに、フィルタ30の端部30bのOリング104側の面の寸法精度がやや低くても、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間はOリング104により封止される。そのため、フィルタ30の製造が容易となるので、フィルタ30の製造コストの低減が可能になる。
Furthermore, even if the dimensional accuracy of the surface on the O-
なお、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間に、Oリング104の代わりに、他のシール部材(例えば、液状ガスケット)が設けられていてもよい。
Note that another sealing member (for example, a liquid gasket) may be provided between the end 30 b of the
また、導入部5は、フィルタ30を導入口81a側に付勢する抑えばね31を有する。これにより、Oリング104によるシール性が向上する。そのため、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間は、Oリング104によって、より効果的に封止される。
In addition, the
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明するが、第1実施例と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
[Second Embodiment]
Next, the second embodiment will be described. Components that are the same as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, description thereof will be omitted, and different points will be mainly described.
図3に示すように、本実施例では、ブロック部材100は、フィルタ30を取り付けるための溝部100bを備えている。溝部100bは、導入口81aの周囲において一周に亘って円周状に形成されている。そして、フィルタ30の端部30bが溝部100b内に挿入されており、これにより、フィルタ30がブロック部材100に取り付けられている。また、Oリング104は、溝部100b内に設けられ、フィルタ30の端部30bと溝部100bの底面100cとの間で挟まれて支持されている。
As shown in FIG. 3, in this embodiment, the
本実施例では、ブロック部材100は、フィルタ30を取り付けるための溝部100bを備えている。そして、Oリング104は、溝部100b内に設けられている。
In the present embodiment, the
これにより、Oリング104の位置ずれが防止されるとともに、Oリング104の位置決めが簡単になる。また、異物は溝部100b内をUターンして流れなければ下流側へ流出することができないが、異物には質量があるため、異物は慣性力により溝部100bの底面100cなどにぶつかって溝部100b内に滞留する。そのため、より効果的に、異物がフィルタ30よりも下流側に流出することが抑制される。
Thereby, the O-
[第3実施例]
次に、第3実施例について説明するが、第1実施例や第2実施例と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
[Third embodiment]
Next, the third embodiment will be described. The same components as those in the first embodiment and the second embodiment are denoted by the same reference numerals, description thereof will be omitted, and different points will be mainly described.
図4に示すように、本実施例では、フィルタ30は、当該フィルタ30の外周面30cからフィルタ30の径方向の外側へ延びる鍔部30dを備えている。鍔部30dは、フィルタ30の周方向について、一周に亘って形成されている。
As shown in FIG. 4, in this embodiment, the
これにより、異物は、燃料ガスGの流れに乗って入口通路108からフィルタ30の外周面30cとプラグ102のフィルタ収容部110の内周面110aとの間の隙間を通って空間部112に流れ込んでも、鍔部30dにぶつかってその場で滞留する。これにより、異物は、より効果的に、フィルタ30の端部30bとブロック部材100の面100aとの間から下流側に流出し難くなるので、フィルタ30により捕捉されて除去され易くなる。したがって、より効果的に、異物がフィルタ30よりも下流側に流出することが抑制される。
As a result, the foreign matter rides on the flow of the fuel gas G and flows into the
[変形例]
なお、第1変形例として、図5に示すように、導入部5は、Oリング104を有さない例も考えられる。この変形例においては、フィルタ30の端部30bは、ブロック部材100の溝部100bの底面100cに当接するようにして、溝部100bに挿入されている。これにより、異物は溝部100b内をUターンして流れなければ下流側へ流出することができないので、異物がフィルタ30よりも下流側に流出することが抑制される。
[Modification]
As a first modification, an example in which the
また、第2変形例として、図6に示すように、導入部5は、Oリング104と溝部100bを有さない例も考えられる。この変形例においては、フィルタ30は、鍔部30dを備えている。そして、フィルタ30の端部30bは、ブロック部材100の面100aに当接している。これにより、異物は、入口通路108からフィルタ30の外周面30cとプラグ102のフィルタ収容部110の内周面110aとの間の隙間を通って空間部112に流れ込んだとしても、鍔部30dにぶつかってその場で滞留する。これにより、異物がフィルタ30よりも下流側に流出することが抑制される。
Moreover, as a 2nd modification, as shown in FIG. 6, the example which the
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、本発明のフィルタ取付け構造は、圧力調整弁以外の機器にも適用できる。 It should be noted that the above-described embodiment is merely an example and does not limit the present invention in any way, and various improvements and modifications can be made without departing from the scope of the invention. For example, the filter mounting structure of the present invention can be applied to devices other than the pressure regulating valve.
1 上流圧力調整弁
2 下流圧力調整弁
3 中通路
4 逆止弁
5 導入部
7 ボデー部材
10 多段圧力調整弁
11 調圧室
12 弁室
30 フィルタ
30a 底面部
30b 端部
30c 外周面
30d 鍔部
31 抑えばね
81 入口通路
81a 導入口
100 ブロック部材
100a 面
100b 溝部
100c 底面
102 プラグ
104 Oリング
106 導入室
108 入口通路
110 フィルタ収容部
110a 内周面
112 空間部
242 環状シール部材
G 燃料ガス
1 upstream
Claims (5)
前記導入口を覆う有底筒状のフィルタと、
前記フィルタと前記ボデー部との間に設けられるシール部材と、を有すること、
を特徴とするフィルタ取付け構造。 A body part having a fluid inlet;
A bottomed cylindrical filter covering the inlet;
A seal member provided between the filter and the body part,
A filter mounting structure characterized by
前記ボデー部は、前記フィルタを取り付けるための溝部を備え、
前記シール部材は、前記溝部内に設けられていること、
を特徴とするフィルタ取付け構造。 The filter mounting structure according to claim 1,
The body part includes a groove part for attaching the filter,
The seal member is provided in the groove,
A filter mounting structure characterized by
前記フィルタは、当該フィルタの外周面から外側へ延びる鍔部を備えていること、
を特徴とするフィルタ取付け構造。 The filter mounting structure according to claim 1 or 2,
The filter includes a flange extending outward from an outer peripheral surface of the filter;
A filter mounting structure characterized by
前記フィルタを前記導入口側に付勢する付勢部材を有すること、
を特徴とするフィルタ取付け構造。 The filter mounting structure according to any one of claims 1 to 3,
Having a biasing member that biases the filter toward the inlet;
A filter mounting structure characterized by
前記導入口から導入された前記流体の圧力を調整する圧力調整部と、を有すること、
を特徴とする圧力調整弁。 A filter mounting structure comprising: a body portion including a fluid inlet; a bottomed cylindrical filter covering the inlet; and a seal member provided between the filter and the body;
A pressure adjusting unit that adjusts the pressure of the fluid introduced from the introduction port,
Pressure regulating valve characterized by
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015175640A JP2017051882A (en) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | Filter fitting structure and pressure regulating valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015175640A JP2017051882A (en) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | Filter fitting structure and pressure regulating valve |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017051882A true JP2017051882A (en) | 2017-03-16 |
Family
ID=58316545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015175640A Withdrawn JP2017051882A (en) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | Filter fitting structure and pressure regulating valve |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017051882A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023127663A1 (en) * | 2021-12-28 | 2023-07-06 | 川崎重工業株式会社 | Filter device and valve device provided with same |
-
2015
- 2015-09-07 JP JP2015175640A patent/JP2017051882A/en not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023127663A1 (en) * | 2021-12-28 | 2023-07-06 | 川崎重工業株式会社 | Filter device and valve device provided with same |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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