JP2017049978A - Information processing apparatus, information processing method, program, and information processing system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、情情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムに関する。 The present invention relates to an information processing apparatus, an information processing method, a program, and an information processing system.
近年、ロケーションフリー印刷(以下、LF印刷という)と呼ばれる機能が実用化されている。LF印刷では、専用のサーバーを利用して複合機(画像形成装置)とユーザー情報を一元管理するシステムが実現されており、ユーザーPCから印刷指示をした後に、ユーザーは好きな機器から出力することが可能になる。 In recent years, a function called location-free printing (hereinafter referred to as LF printing) has been put into practical use. In LF printing, a system that centrally manages multifunction peripherals (image forming devices) and user information using a dedicated server has been realized. After a user issues a print instruction from a user PC, the user can output from a favorite device. Is possible.
LF印刷は、ユーザーがPCから印刷指示を出す際、複数の複合機のうちどの複合機から出力するかを指定しなくても、ネットワークで接続されている全ての複合機から出力することが可能になる機能である。ユーザーがよく使う機器が異常で動作できない場合や混雑している場合でも、他の空いている複合機から印刷出力できる。これは、ユーザーの時間を有効に活用できるようになる等の機能が知られている。 LF printing can be output from all multifunction devices connected to the network without specifying which multifunction device to output from among multiple multifunction devices when the user issues a print instruction from the PC. It is a function to become. Even when a user's frequently used device cannot operate normally or is congested, it can print out from other available multifunction devices. This is known to have functions such as making it possible to effectively use the user's time.
例えば、特許文献1には、ユーザーがPCのプリンタドライバから、認証機能を備えた管理サーバーに印刷データを送信することで、管理サーバーとネットワークで接続されているどの複合機からでも印刷出力できる技術が開示されている。この技術は、ユーザーPCから送信された印刷データが管理サーバーに蓄積され、ユーザーが任意の複合機から印刷出力する際に、複合機から管理サーバーへ蓄積データの引取りを行うことで可能としている。 For example, Patent Document 1 discloses a technique in which a user can print output from any multifunction device connected to the management server via a network by transmitting print data from a printer driver of a PC to a management server having an authentication function. Is disclosed. This technology enables print data sent from a user PC to be stored in the management server, and when the user prints out from any multifunction device, the stored data is transferred from the multifunction device to the management server. .
しかしながら、特許文献1に開示された技術にあっては、ユーザーがLF印刷に対応した複数の複合機のうち1つの複合機を特定して印刷を行う場合に、それぞれの複合機の使用可能状態を的確に把握することができないため、使用可能な複合機を迅速に選択して効率的な印刷を行うことができないという問題がある。 However, in the technique disclosed in Patent Document 1, when a user specifies one multifunction device among a plurality of multifunction devices compatible with LF printing and performs printing, each multifunction device can be used. Therefore, there is a problem in that efficient printing cannot be performed by quickly selecting a usable multi-function peripheral.
すなわち、これまでのLF印刷では、ユーザーがPCから印刷指示をした後、どの複合機でも出力できるメリットがある反面、よく使う複合機の利用状況や異常状態を知ることができない。例えば、ビルの1フロアにLF印刷に対応した複合機が1台あった場合、ユーザーはこの複合機を常用することが予想されるが、ユーザーが印刷指示を出した後に複合機の場所に行ったときに、他のユーザーが大量印刷中、または複合機自体が故障している場合もある。このような場合、ユーザーは空いている使用可能な他の複合機を探す手間がかかる。その結果、ユーザーの利便性を損ねてしまい、結果的に非効率な運用となってしまうという問題があった。 In other words, conventional LF printing has the advantage of being able to output any multifunction device after the user issues a print instruction from the PC, but cannot know the usage status or abnormal state of frequently used multifunction devices. For example, if there is one multifunction device that supports LF printing on one floor of a building, the user is expected to use this multifunction device regularly, but after the user issues a print instruction, the user goes to the location of the multifunction device. In some cases, another user may be printing in large quantities or the multifunction device itself may be out of order. In such a case, the user has to search for another available multifunction device that is available. As a result, there is a problem that the convenience for the user is impaired and the operation becomes inefficient as a result.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像形成装置の使用可能状態を通知し、LF印刷の効率を向上させる情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and provides an information processing apparatus, an information processing method, a program, and an information processing system that notify an available state of an image forming apparatus and improve the efficiency of LF printing. With the goal.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、サーバーから印刷出力の履歴情報を取得する履歴情報取得部と、取得した前記履歴情報に基づいて利用率の高い画像形成装置を抽出する統計処理部と、抽出した前記画像形成装置の利用可否状態に関する機器情報を、複数の画像形成装置から直接取得する機器情報取得部と、取得した前記利用可否状態に関する情報を表示する表示処理部と、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, the present invention provides a history information acquisition unit that acquires print output history information from a server, and an image forming apparatus having a high utilization rate based on the acquired history information. A statistical processing unit to extract, a device information acquisition unit that directly acquires device information related to the availability status of the extracted image forming apparatus from a plurality of image forming devices, and a display process that displays the acquired information related to the availability status And a section.
本発明は、画像形成装置の使用可能状態を通知し、LF印刷の効率が向上する情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムを提供することができるという効果を奏する。 The present invention has an effect of providing an information processing apparatus, an information processing method, a program, and an information processing system that notify the usable state of the image forming apparatus and improve the efficiency of LF printing.
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムの一実施の形態を詳細に説明する。 Exemplary embodiments of an information processing apparatus, an information processing method, a program, and an information processing system according to the present invention will be explained below in detail with reference to the accompanying drawings.
(実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかるシステム構成を示す説明図である。図示するように、本システムのシステム構成は、LF管理サーバー100、情報処理装置であるユーザーのPC110、および複数の印刷出力機器としての複合機120A,120Bなどがネットワーク(LAN)130を介して接続されている。なお、以下、ユーザーのPC110について、単にPC110と記し、複合機120A,120Bについても支障のない限り適宜単に複合機120と記す。また、図1では、複合機120について説明上、2台で示しているがこの限りではない。また、PC110についても複数台が接続されている。
(Embodiment)
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a system configuration according to the present embodiment. As shown in the figure, the system configuration of this system is that an
LF管理サーバー100は、ユーザー認証機能を持つLF印刷の管理サーバーである。認証機能とは、ユーザーが自分のPC110にログインする際の認証情報を利用した集中管理型の認証システムである。LF管理サーバー100は、複合機120への認証情報と整合が取れると、複合機120側でユーザーが投入した印刷要求を取り出すことが可能になる。ユーザーは、前述の取り出した印刷要求をもとに複合機120で印刷出力することができる。この機能により、ユーザーはどの複合機120からでも印刷出力が可能になる。
The
また、LF管理サーバー100は、ユーザーが最終的に印刷出力した複合機120の情報を履歴として管理する機能を持つ。ユーザーが複合機120に認証し、LF管理サーバー100に蓄積されている印刷要求を引出した段階で、印刷出力する複合機120を特定する。このため、LF管理サーバー100において、ユーザーが利用した複合機120や利用回数などを管理することができる。
Further, the
PC110は、LF印刷に対応したプリンタドライバがインストールされており、ユーザーはプリンタドライバを介してLF管理サーバー100に印刷データ(PDL:ページ記述言語)を送信する。ユーザーはPCにログインして、例えばMS WORD(マイクロソフト社、ワード)を利用して、プリンタドライバに印刷指示を与える。プリンタドライバは印刷データを複合機120が解釈できるデータ形式(PDL:ページ記述言語)に変換してLF管理サーバー100に送信する。
The PC 110 has a printer driver that supports LF printing installed, and the user transmits print data (PDL: page description language) to the
また、プリンタドライバは、LF管理サーバー100からユーザーの利用した機器情報を取得することができる。機器情報とは、ユーザーが前回までに利用した複合機120のIPアドレスやMACアドレスなどの機器を特定する情報である。プリンタドライバは、ユーザーが指定したタイミングで上記機器情報を取得することができる。
The printer driver can acquire device information used by the user from the
複合機120とLF管理サーバー100との通信は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの汎用プロトコルを利用したWebAPI(Web Application)を利用する。また、データ構造もXML(Extensible Markup Language)などの汎用フォーマットとする。ユーザーは、プリンタドライバの画面(GUI)から自身が過去に利用した機器一覧を閲覧できるものとし、利用回数や最終利用日時などでソートできるものとする。
Communication between the MFP 120 and the
プリンタドライバは、ユーザーが上記GUIの中から特定の複合機120を選択すると、そのタイミングで指定した複合機へネットワークを介してMIB(Management Information Base)情報を取得し、ユーザーに複合機120の状態を通知する。MIB情報とは、ネットワーク管理プロトコル(SNMP:Simple Network Management Protocol)によってアクセスできるデータであり、RFC3805に代表される標準規格によって定義されている。プリンタドライバは、ネットワーク130を介して複合機120のMIB情報を取得することで、複合機120のステータス状態など様々な状態情報が取得できる。
When the user selects a
複数の複合機120A,120Bは、LF管理サーバー100により一元管理されている複合機であり、複合機120はLF管理サーバー100からユーザーの印刷データの引取りを行うことができる。ユーザーは、自身のPC110から印刷データをLF管理サーバー100へ送信する。この際、LF管理サーバー100ではユーザーのPC110から送信された印刷データをユーザー情報と紐付けた状態で蓄積しておく。LF管理サーバー100は、ユーザーが複合機120にログインした時点で、ユーザー情報(ユーザーID)をキーにして蓄積された印刷データのリストを取得する。複合機120は、取得したリストを印刷可能リストとして操作パネル(不図示)に表示し、ユーザーが印刷可能リストから必要なデータを選択すると印刷出力を行うことができる。
The plurality of
また、複合機120は、MIBと呼ばれるネットワーク管理プロトコル(SNMP)に対応しており、ユーザーのPC110などから専用のアプリケーションを利用して複合機120の状態を把握できる。通常は管理サーバー側に専用アプリケーションを用意しておくことで全ての機器を一元管理するような運用が考えられるが、汎用のPC(パーソナルコンピュータ)からでもネットワーク130を介してMIB情報を取得することはできる。
The
図2は、LF管理サーバー100のハードウェア構成を示すブロック図である。LF管理サーバー100は、バス上に、CPU(Central Processing Unit)101、メモリユニット102、記憶装置制御ユニット103、ネットワーク制御部105、入出力装置制御ユニット106が接続されている。記憶装置制御ユニット103には記憶装置104が接続されている。入出力装置制御ユニット106には外部メディア入出力装置107、各種インターフェース108が接続されている。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a hardware configuration of the
CPU101は、各装置の制御やデータの演算、加工を行う。CPU101は主記憶部に記憶されたプログラムを実行する演算装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
The
メモリユニット102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。メモリユニット102は、演算処理装置が実行する基本ソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
The
記憶装置制御ユニット103は、HDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置104を接続し、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶するための制御を行う。また、記憶装置104は、各種情報(例えば、ユーザ情報など)が格納され、データベース、ファイルシステムなどの機能により管理される。
The storage
ネットワーク制御部105は、イーサネット(登録商標)コントローラなどであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)を用いて他のコンピュータと通信を行うための機能がある。入出力装置制御ユニット106は、外部メディア入出力装置107や各種インターフェース装置108の管理を行い、外部機器からのデータの入出力を行う。
The
外部メディア入出力装置107は、USBメディアやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、SDカードなどの外部メディアを制御してデータ入出力を行う。各種インターフェース108は、シリアルポートやUSBポート、IEEE1394などの外部機器を接続するためのインターフェースである。各種インターフェースにより汎用的な入出力装置も使用できる。
The external media input /
図3は、PC110のハードウェア構成を示すブロック図である。PC110は、バス上に、CPU111、メモリユニット112、記憶装置制御ユニット113、ネットワーク制御部115、入出力装置制御ユニット116が接続されている。記憶装置制御ユニット113には記憶装置114が接続されている。入出力装置制御ユニット116には外部メディア入出力装置117、各種インターフェース118が接続されている。
FIG. 3 is a block diagram illustrating a hardware configuration of the
CPU111は、各装置の制御やデータの演算、加工を行う。CPU111は主記憶部に記憶されたプログラムを実行する演算装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
The
メモリユニット112は、ROMやRAMなどであり、演算処理装置が実行する基本ソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
The
記憶装置制御ユニット113は、HDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置114を接続し、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶するための制御を行う。また、記憶装置114は、各種情報(例えば、ユーザ情報など)が格納され、データベース、ファイルシステムなどの機能により管理される。
The storage
ネットワーク制御部115は、イーサネット(登録商標)コントローラなどであり、LANやWANを用いて他のコンピュータと通信を行うための機能がある。入出力装置制御ユニット116は、外部メディア入出力装置117や各種インターフェース装置118の管理を行い、外部機器からのデータの入出力を行う。
The
外部メディア入出力装置117は、USBメディアやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、SDカードなどの外部メディアを制御してデータ入出力を行う。各種インターフェース118は、シリアルポートやUSBポート、IEEE1394などの外部機器を接続するためのインターフェースである。各種インターフェースにより汎用的な入出力装置も使用できる。
The external media input /
図4は、複合機120のハードウェア構成を示すブロック図である。複合機120は、バス上に、CPU121、ROM122、RAM123、補助記憶装置124、操作パネル126、カードリーダI/F127、ネットワークI/F128、エンジン部129が接続されている。補助記憶装置124には、さらに記憶装置125が接続されている。
FIG. 4 is a block diagram illustrating a hardware configuration of the
CPU121は、複合機120を制御する各種プログラムを実行する。ROM122およびRAM123は、複合機120の動作中にプログラムやデータを一時的に格納する記憶媒体であり、当該プログラムやデータは複合機120の起動時に補助記憶装置124からロードされる。
The
補助記憶装置124は、プログラムやデータなどを格納するHDDなどの記憶媒体である。また、補助記憶装置124は、印刷、スキャン、ファクシミリなどによって生成されたデータも格納される。
The
操作パネル126は、ユーザーからの操作によってジョブの設定や実行要求、メンテナンス動作の実行要求、その他の要求を受け付けるものであり、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。また、操作パネル126は設定を行う操作画面などの各種画面やユーザーに対するメッセージなどを表示する。
The
カードリーダI/F127は、ユーザーの持つICカードから、ユーザー情報を非接触で読み取ることのできる装置である。カードリーダI/F127は、主に複合機120へのログインに利用される。ICカードによるログインを行わない場合は、ユーザーは操作パネル126からユーザー情報を入力するなどして複合機120へログインすることができる。
The card reader I /
ネットワークI/F128は、イーサネット(登録商標)コントローラなどであり、LANやWANを用いて他のコンピュータと通信を行う。
The network I /
エンジン部129は、プロッタやスキャナなどのエンジンを制御して、印刷やスキャン動作を実行する。
The
図5は、LF管理サーバー100のソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。認証処理部10は、ログイン・ログアウトなどのユーザー認証を司る処理部でありユーザー情報を管理する認証管理部14と共に利用される。LF環境では、ユーザーが自身のPCにログインする際の認証は主に認証サーバーによって認証される。このLF管理サーバー100は、認証サーバーの機能も兼ねており、ユーザーのPC110への認証と、複合機120への認証(ユーザーのIDなどを入力するログイン形態)を同一のセッションとして管理することができる。そのため、ユーザーが自身のPC110から印刷指示を出した印刷データは、同じユーザーがログインする複合機120でも同じ印刷データを共有することが可能となる。
FIG. 5 is a block diagram showing a functional configuration of software of the
WebAPI処理部11は、PC110のプリンタドライバと通信するための処理部であり、HTTP(S)などの汎用プロトコルを用いて通信が実現される。データフォーマットはXMLなどの汎用フォーマットを用いることとし、プラットフォームなどに依存しないようにする。
The
蓄積データ処理部12は、PC110のプリンタドライバから蓄積データ要求の依頼が発生した際に利用される処理部である。
The accumulated
印刷データ送受信部13は、PC110のプリンタドライバが生成した印刷データを受信し、複合機120が要求した際に送信する処理部である。
The print data transmission /
認証管理部14は、ユーザー認証を行うためにユーザーIDなどのユーザー情報を管理しており、認証処理部10と共に利用される。
The
印刷データ管理部15は、PC110のプリンタドライバが生成した印刷データを蓄積しておく管理部であり、主にデータ保存用ストレージなどに保存しておく。印刷データ送受信部13によってデータが引き取られ、印刷出力が成功した場合はデータ保存用ストレージから削除し、ストレージ領域を節約する。
The print
履歴処理部16は、ユーザーが印刷出力した複合機120の情報を履歴情報として永続化し管理する処理部である。
The
LF管理サーバー100のデータ保存領域には、ユーザー情報17、印刷データ18、利用履歴データ19が保存される。これら各データの内容については後述する表1−1,1−2に示す。
In the data storage area of the
なお、上述したLF管理サーバー100の機能構成の一部または全部をハードウェアによって構成してもよい。
Note that part or all of the functional configuration of the
図6は、PC110におけるプリンタドライバのソフトウェア機能構成を示すブロック図である。情報取得部40は、認証処理部21、WebAPI処理部22、履歴処理部23、統計処理部24の機能を含む。表示処理部41は、GUI処理部25の機能を有する。出力機器特定部42は、MIB処理部26の機能を含む。印刷データ出力部43は、印刷データ生成部27、印刷データ送受信部28、印刷データ管理部29の機能を含む。
FIG. 6 is a block diagram illustrating a software function configuration of the printer driver in the
なお、上述したPC110におけるプリンタドライバの機能構成の一部または全部をハードウェアによって構成してもよい。
Note that part or all of the functional configuration of the printer driver in the
PC110のデータ保存領域には、ドキュメント30、印刷データ31、機器情報32が保存される。これら各データの内容については後述する表2−1〜表2−4に示す。
In the data storage area of the
認証処理部21は、ユーザーが自身のPC110にログインした際のセッション情報を元に、LF管理サーバー100の認証処理部10に対してユーザー認証を行う処理部である。このため認証処理部21は、ユーザーが複合機120にログインした際のセッションと統一的に扱うことが可能になる。これは統合認証システムやシングルサインオンなどと呼ばれる認証システムであり、一元管理されたユーザー情報、および、認証システムによって実現され、同じユーザーで同じアカウント情報でログインされるネットワーク内であれば、同一ユーザーとして扱うことができるようになる。
The
WebAPI処理部22は、LF管理サーバー100との通信を司る処理部であり、LF管理サーバー100に蓄積されている利用履歴を取得する際に用いる。LF管理サーバー100には全ユーザーの過去から現在までの利用履歴が蓄積されており、HTTP(S)などの汎用プロトコルで要求することができる。なお、WebAPI処理部22は、履歴情報を取得するため、履歴情報取得部ということもできる。
The Web
履歴処理部23は、LF管理サーバー100から取得したユーザーが利用した複合機120の履歴情報を処理する。LF管理サーバー100から取得する履歴データは、過去に取得した日時から現在までのデータを取得するようにし、履歴情報に空きが生じないようにする。取得する期間が例えば1ヶ月以上になる場合は、ネットワークの負荷を低減する目的で1ヶ月単位などに分割して取得するようにする。
The
統計処理部24は、履歴処理部23が取得した履歴データを元に、ユーザーが過去から現在までに利用した複合機120のリストを生成し、最も直近まで利用され、かつ、利用回数の最も多い複合機120を算出する。複合機120は一定期間で入れ替わる可能性もあるため、利用回数だけでなく、最終利用日時なども考慮に入れる。これにより、ユーザーのよく利用する複合機120のリストを算出することができる。
Based on the history data acquired by the
GUI処理部24は、プリンタドライバのGUI(Graphical User Interface)画面を処理する。GUI画面はユーザーと対話型操作が可能であり、ユーザーからの要求も受付ける。GUI処理部24は、プリンタの印刷設定や印刷後の綴じ処理、パンチ孔処理、仕分けなどを行うフィニッシャ(用紙後処理装置)の条件など設定できる。また、ユーザーが過去に利用した複合機120の一覧を表示し、ユーザーが選択した任意の複合機120の詳細情報を表示できる。ユーザーが過去に利用した複合機120の一覧は、LF管理サーバー100との通信を行い取得し、取得した情報を元にプリンタドライバが任意の複合機120の情報を取得する。複合機120の情報とはMIB情報であり、MIB情報処理部26が取得する。
The
MIB情報処理部26は、ユーザーが選択した任意の複合機120についてネットワーク130を介してMIB情報を取得する。ユーザーが選択した複合機の情報には複合機を特定するIPアドレスが含まれおり、IPアドレスを元に複合機に対してアクセスし、MIB情報を取得する。MIB情報を取得すると、ユーザーに分かり易い表形式などでGUI画面に表示し、ユーザーはこの情報を見て当該複合機120が利用可能か、故障中かなどを判断することができる。なお、MIB情報処理部26は、複数の複合機(画像形成装置)自体や機器の各機能の利用可否を示す利用可否情報(=MIB情報または機器情報)を取得するため、機器情報取得部ということもできる。
The MIB
印刷データ生成部27は、ユーザーから指定されたドキュメントの印刷データを生成する。ドキュメントとはテキストファイルやMS WORD(登録商標)、または、画像ファイルなどであり、印刷データとは、複合機(プリンタ)120が解釈できるPDL(ページ記述言語)、および、それに付随するデータである。生成した印刷データは、LF管理サーバー100に送られるが、データ作成中やネットワーク130で送信する直前は一時的にストレージ領域に保存される。
The print
印刷データ送信部28は、プリンタドライバが作成した印刷データをLF管理サーバー100に送信する処理部である。
The print
印刷データ管理部29は、印刷データ生成部27で作成した印刷データを管理する。ユーザーは複数のドキュメントの印刷を要求した場合は、ドキュメントごと、または、ドキュメントのページ単位で印刷データが生成されるため、このセットを管理する。
The print
図6において、情報取得部40は、複数の画像形成装置である複合機120の利用可否状態に関する情報を含む機器情報を、LF管理サーバー100を介して取得する。表示処理部41は、取得した上記機器情報に基づいて前記複数の画像形成装置の利用可否状態を表示部に表示する。出力機器特定部42は、表示部を介してユーザーが利用する画像形成装置の選択を受け付ける。印刷対象の画像形成装置を特定する。印刷データ出力部43は、選択された画像形成装置に印刷データを出力する。
In FIG. 6, the
なお、機器情報とは、ユーザーがよく利用する複合機120のIPアドレスなど機器を特定する情報と、その機器の現在の状態であり、これらの情報はプリンタドライバの画面(GUI)に表示することができる。よく利用するかどうかの判定は、LF管理サーバー100で蓄積された履歴情報のうち、利用回数と最終利用日時から算出することとする。このため、ユーザーはよく利用する複合機120の現在の状態や、他の複合機120の状況を知ることができる。
The device information is information that identifies a device such as the IP address of the
このように、情報取得部40は、複数の画像形成装置(複合機120)の利用可否に関する情報および履歴情報を含む機器情報をネットワーク130を介してLF管理サーバー100から取得する。表示処理部41は、取得した機器情報を参照して印刷出力対象の画像形成装置(複合機120)をユーザーに選択させる。印刷データ出力部43は、当該画像形成装置(複合機120)に対して印刷データを出力する。
As described above, the
したがって、ユーザーが印刷指示を与えるPC110のプリンタドライバにおいて、LF管理サーバー100と通信することによって、下記の情報を取得し、これをユーザーに知らせる。すなわち、PC110は、ユーザーの過去の印刷出力情報(画像形成装置(複合機120))のIPアドレス、印刷条件などを取得し、ユーザーが実際に印刷出力する際に、上記データを利用して、ユーザーが指定した画像形成装置の機器情報を直接取得する。さらにPC110は、ユーザーにその画像形成装置の状況(他ユーザーが印刷中など)を事前に通知することができる。
Therefore, the printer driver of the
また、情報取得部40は、LF管理サーバー100から上記機器情報の通知を受け取ったとき、およびユーザーが表示部から特定の画像形成装置を選択したときに、選択された画像形成装置の機器情報を取得する。表示処理部41は、上記機器情報を表示部に表示する。
The
このように、LF管理サーバー100からの機器リストの通知を受け取ったタイミングと、ユーザーがプリンタドライバのGUIから特定の複合機120を選択したタイミングに、該当の複合機120にMIB情報を取得して、ユーザーに対してGUIを介して通知する。これにより、ユーザーがプリンタドライバのGUI画面を表示すると、過去に使用した複合機120のリストと、最も利用する複合機120の現在の情報を通知できるようになる。
As described above, the MIB information is acquired by the corresponding
また、情報取得部40は、LF管理サーバー100から受け取った上記履歴情報を、既に蓄積している履歴情報に重複しないように統合する。また、情報取得部40は、当該履歴情報が前回取得時から現時点の期間が予め定めた期間以上経過している場合は、上記期間の単位に区切って、LF管理サーバー100から前記履歴情報を分割して取得する履歴処理部23を有する。
Further, the
すなわち、履歴処理部23は、情報取得部40を介してLF管理サーバー100からユーザーの履歴情報を受け取ると、プリンタドライバが既に蓄積している履歴情報にマージ(1つ統合)し、かつ、同じ履歴が重複しないよう重複排除処理を行う。また前回取得時から現時点の期間が、例えば1ヶ月以上離れている場合は、1ヶ月単位などに区切って、LF管理サーバーから履歴情報を分割で取得する。プリンタドライバに蓄積されるユーザーの履歴情報は常に取得できる状態とは限らないので、前回取得時からの期間が空いてしまうこともある。この場合、履歴処理部23では長期履歴でも分割して取得できることや、既に取得済み履歴を再取得しても、プリンタドライバへの蓄積時に重複を排除することができるようになる。
That is, when the
また、情報取得部40は、履歴処理部23が処理した履歴情報を元に、過去から現在まで利用している1以上の画像形成装置を抽出し、抽出した前記画像形成装置から、接続可能な画像形成装置の機器情報を抽出する統計処理部24を有する。これにより、履歴情報から統計処理を実施するだけではなく、抽出した複合機120のリストから、現時点で接続可能(利用可能)な機器のみを抽出することができるようになる。
Further, the
図7は、複合機120のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。操作制御部50は、ユーザーが操作する操作画面を操作パネル126に表示したり、ユーザーからの入力を受け付けるGUIである。操作制御部50は、ユーザーからの操作によって複合機120にジョブを実行させる要求を受け付ける。
FIG. 7 is a block diagram illustrating a software functional configuration of the
ネットワーク通信部51は、ネットワーク130を介して外部のコンピュータと通信を行うものであり、ユーザーのPC110やLF管理サーバー100と通信を行う。また、ユーザーのPC110やLF管理サーバー100からのネットワーク管理プロトコル(SNMP)であるMIB情報の取得要求を受け付ける。MIB取得要求を受け付けると、機器情報処理部52が収集している情報を要求元へ返す。
The
機器情報処理部52は、複合機120内部の様々な情報を定期的に集計し、蓄積している処理部である。様々な情報とは、複合機120の用紙状態やトナー状態、機器のオンライン・オフライン状態、省エネへの移行や復帰状態、および、これらを総合的に判断した複合機120を代表する総合状態を管理している。機器情報処理部52は、定期的(例えば1分程度)に上記状態を診断し複合機120の状態として管理するが、外部コンピュータなどからの要求により即時取得する場合もある。
The device
実行判断処理部53は、残り用紙数やトナー状態などの印刷消費サプライの状況を鑑みて操作制御部50やネットワーク130を介したジョブを実行可能か判断する。
The execution
印刷処理部54は、操作制御部50またはネットワーク130を介して要求されたジョブに対して印刷を実行する処理部である。例えば、印刷処理部54は、操作パネル126からの上部では、スキャナにより原稿の読み取りを行って印刷データを取得するか、または予め蓄積しておいた印刷データを選択して印刷出力する。
The
次に、LF管理サーバー100、PC110、複合機120の各情報について順に説明する。表1−1は、LF管理サーバー100が管理する全ユーザーの利用履歴および機器情報を示すテーブルである。この表1−1のテーブルには、ユーザーごとの利用日時や印刷出力した複合機120の情報が蓄積され、いつ・誰が・どの機器を使用したかが分かるようになっている。この表1−1は、ユーザーが自身のPC110から印刷要求を出し、LF管理サーバー100に印刷データの蓄積要求が発生した時点で更新され、ユーザーが特定の複合機120で印刷出力したタイミングでも更新される。
Next, each information of the
表1−2は、複合機120の現在の状態を表したテーブルである。このテーブルでは、ユーザーの利用した機器の接続情報を管理する。この表は、上述したユーザーのPC110による印刷出力のタイミングと、定期的な間隔(例えば毎日深夜1時)など予め指定したタイミングで更新される。接続状態は、主に接続可・不可の2値を取り、プリンタドライバ側からの履歴取得要求時には、接続可能機器の情報のみ通知するようにする。これにより、ネットワーク130上のパケットを低減し、ネットワーク130の負荷を抑制する。
Table 1-2 is a table showing the current state of the
表1−2のテーブルに格納するデータは、主に複合機120との接続状態、情報更新日時、複合機を特定するためのIPアドレスとなる。同一機器でもIPアドレスなどが変更され、接続不可となったデータは新しいデータで上書きされ重複を防ぐようにする。接続不可状態が継続している場合は、情報更新日時は古いままにしておく。
The data stored in the table of Table 1-2 is mainly the connection state with the
LF管理サーバー100は、上記表1−1,2の内容から特定ユーザー、かつ、接続可能(接続中)の複合機120の利用履歴を抽出し、上記ユーザーのプリンタドライバに通知する。
The
表2−1は、ユーザーのPC110のプリンタドライバがLF管理サーバー100から取得したユーザーの利用履歴を示すテーブルである。表2−1では、LF管理サーバー100から取得したユーザー1の利用履歴・機器情報例について示している。この情報は、ユーザーが複合機120で印刷出力した履歴情報であり、前回取得日時から現在までの履歴情報を受け取る。ただし、前回取得日時から現在までの期間が1ヶ月以上空いている場合は、送受信されるデータ量が多くなる懸念があるため、1ヶ月程度のデータに分割して複数回に分けて送受信する。
Table 2-1 is a table showing the user usage history acquired from the
ユーザーが利用した複合機120の名称、IPアドレス、利用日時のリストとしてLF管理サーバー100から取得し、過去に取得したデータと重複しないようユーザーのPC110のストレージ領域などに永続化する。
It is acquired from the
表2−2は、ユーザーのPC110に永続化された履歴データから統計を算出した結果を表すテーブルである。表2−2では、ユーザー1の利用履歴・機器情報例について示している。この表では、永続化を開始してから現在までの履歴から特定機器の利用回数などを集計する。利用回数が多く、かつ、最終利用日時も最近のものであれば、ユーザーが良く使う機器として把握することができる。
Table 2-2 is a table showing the result of calculating statistics from the history data perpetuated in the user's
表2−3は、表2−2で集計したデータを利用率の高い順に並べ替えたテーブルである。表2−3では、ユーザー1における利用率の高い複合機120のリストについて示している。したがって、表2−3の上から順番にユーザーがよく使う複合機120と判断できる。このとき、以前のIPアドレスと異なっていたりしてネットワーク接続できない場合もあるため、ping(packet internet groper)コマンドなどを使って表を更新する際に簡単な接続テストを実施する。ここで接続できない機器(複合機120)の情報は除外する。除外処理は、同じ機器で複数のIPアドレスが登録される場合や、同じIPアドレスで複数機器が登録されているようにするための処理である。
Table 2-3 is a table in which the data tabulated in Table 2-2 is rearranged in descending order of utilization. Table 2-3 shows a list of
表2−4は、特定の機器(複合機120)から取得したMIB情報を表したテーブルである。表2−4では、特定の機器ID_0123の現在の状態について示している。すなわち、このテーブルは、複合機120の現在の状態(利用可、印刷中、故障中、用紙不足、トナー不足、など)を表しており、ユーザーはこの情報を元に、空いている複合機120を把握できる。このテーブルが更新されるタイミングは、ユーザーがプリンタドライバのGUI画面の利用履歴から特定の複合機を選択したタイミングで複合機120に対してMIB情報を取得し、更新されるものとする。更新タイミングは、予め設定された間隔(例えば起動から1分後、その後、1分間隔など)で更新されるものとし、統計処理によって抽出したリストにおける上位から下位に向かって更新する。
Table 2-4 is a table representing MIB information acquired from a specific device (multifunction device 120). Table 2-4 shows the current state of the specific device ID_0123. That is, this table represents the current state of the multifunction device 120 (usable, printing, malfunctioning, paper shortage, toner shortage, etc.), and the user can use the information on the available
表3−1〜7は、複合機120が持っている代表的なMIB情報を示すテーブルである。表3−1は、MIB情報で取得する総合的な機器の状態を示している。表3−2は、複合機120のエラー状態を示している。表3−3は、複合機120の利用可能機器の状態を示している。表3−4は、複合機120の非致命的警告の有無の状態を示している。表3−5は、複合機120の致命的警告の有無の状態を示している。表3−6は、複合機120のオンライン/オフラインの状態を示している。表3−7は、複合機120の移行状態を示している。
Tables 3-1 to 7 are tables showing typical MIB information possessed by the multifunction peripheral 120. Table 3-1 shows the overall device status acquired by the MIB information. Table 3-2 shows error states of the
複合機120はネットワーク130を介して現在の状態を取得できるMIB機能が備わっており、ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を使ってアクセスできる。特にPrinterMIBv2と呼ばれるMIB情報には、複合機特有の情報がデータベース形式で取得することが可能になる。
The
ユーザーのPC110のプリンタドライバでは、上記のデータを取得することで複合機120の現在の状態を判断することができる。
The printer driver of the user's
次に、印刷出力、印刷要求、機器情報の取得における各処理の流れについて説明する。図8は、ユーザーが複合機120から印刷出力する際に、LF管理サーバー100側に履歴情報が蓄積される処理の流れを示すシーケンス図である。
Next, the flow of each process in acquiring print output, print request, and device information will be described. FIG. 8 is a sequence diagram showing a flow of processing in which history information is accumulated on the
図8において、まず、ユーザーは複合機120の操作パネル126を操作し、複合機120にログインする(ステップS1)。ログインは、ユーザーが操作パネル126で事前に設定しているIDか、自身を特定する情報が埋め込まれたICカードを利用するものとする。ログインが実行されると、認証サーバーとなるLF管理サーバー100への問合せが発生する(ステップS2)。ユーザー情報はLF管理サーバー100側で一元管理されているものとし、ユーザーがPC110にログインすると、複合機120と同じように認証サーバー(LF管理サーバー100)への問合せが発生する(ステップS3)。
In FIG. 8, first, the user operates the
LF管理サーバー100は、クライアント側(複合機120かPC110か)からログイン要求を受けると、認証機能を司る処理部で認証を行い、一元管理されたユーザー情報と照合を行う。照合に合致するとログインされた状態とする(ステップS4)。
When the
ユーザーがログインされた状態になると、LF管理サーバー100にある蓄積された印刷データのリストを取得することができる(ステップS5〜S7)。印刷データは、事前にユーザーのPC110から送信されたデータであり、印刷出力が未実施のリストとなる。複合機120はログインされたユーザーの蓄積データのリストを受け取ると、操作パネル126に印刷可能リストとして表示する。場合によっては印刷しないこともあるため、リストから削除することも可能とする。
When the user is logged in, a list of accumulated print data in the
ユーザーが複合機120の操作パネル126から印刷したいデータを選択し、印刷を開始すると、複合機120はリストの印刷データを一つ一つLF管理サーバー100から取得し、印刷を開始することができる(ステップS8〜S10)。また、複合機120が印刷データを引き取ることにより、ユーザーが印刷出力する機器としてLF管理サーバー100内部に履歴登録される(ステップS11)。このとき、印刷出力される際の複合機120の情報として、機器を特定するIPアドレスや機器名(ホスト名など)が登録対象となる。
When the user selects data to be printed from the
複合機120は印刷処理を実行(ステップS12)すると、印刷結果をLF管理サーバー100に通知する(ステップS13)。
When the
印刷結果の登録が完了(ステップS14)すると、印刷データの削除(ステップS15)、さらにユーザーごとに登録してある機器の利用履歴を更新するため、LF管理サーバー100はバックグラウンドで処理を実行する(ステップS16〜S17)。処理内容は、利用履歴の更新と、利用回数の再集計などであり、ユーザーが印刷出力するたびに更新処理を実施する。
When registration of the printing result is completed (step S14), the
図9は、ユーザーがPC110(プリンタドライバ)から印刷要求を行う際の処理の流れを示すシーケンス図である。図9において、ユーザーは、自身のPC110の電源を投入しログインを実施する(ステップS21)。ログイン処理は、OSによって認証サーバー(LF管理サーバー100)に問合せが発生し、一元管理されたユーザー情報との照合が行われる(ステップS22〜S24)。認証情報との照合が正常であれば、そのままPC110にログインすることが可能であり、認証できない場合はPC110へのログインが不能となる。
FIG. 9 is a sequence diagram showing a processing flow when the user makes a print request from the PC 110 (printer driver). In FIG. 9, the user turns on his / her
ユーザーはパソコンのアプリケーションによってドキュメントの印刷処理を実施する(ステップS25〜S27)。アプリケーションとはMS WORD(マイクロソフト ワード)などの文書編集ソフトや画像編集ソフトなどであり、アプリケーションはプリンタドライバを起動(ステップS28)させて印刷プレビューの画面や各種印刷設定などを表示する(ステップS29)。 The user performs a document printing process using a personal computer application (steps S25 to S27). The application is document editing software such as MS WORD (Microsoft Word), image editing software, or the like. The application starts a printer driver (step S28) and displays a print preview screen, various print settings, and the like (step S29). .
プリンタドライバはユーザーへGUI画面で各種設定を表示し、ユーザーが印刷開始を実行すると、複合機が解釈できる印刷データを生成する(ステップS30)。 The printer driver displays various settings on the GUI screen to the user, and when the user starts printing, print data that can be interpreted by the multifunction peripheral is generated (step S30).
プリンタドライバは印刷データ生成後、OSのAPIを用いてスプール処理を実施し、印刷データをLF管理サーバー100に送信する準備を行う(ステップS31)。印刷データはLF管理サーバー100に送信される(ステップS32)と、蓄積データとしてユーザーと紐付けて管理する(ステップS33)。スプール処理、および、LF管理サーバー100への印刷データの送信が正常に完了すると、プリンタドライバのGUIに成功の旨のメッセージを表示する(ステップS34)。
After generating the print data, the printer driver performs spool processing using the API of the OS, and prepares to send the print data to the LF management server 100 (step S31). When the print data is transmitted to the LF management server 100 (step S32), the print data is managed in association with the user as accumulated data (step S33). When spool processing and transmission of print data to the
プリンタドライバは、その後、バックグラウンドでLF管理サーバー100へアクセスし、ユーザーが過去に利用した利用履歴を取得する(ステップS35〜S36)。取得要求時は、取得したいユーザー・取得期間などの情報と共にLF管理サーバー100へリクエストを要求して、LF管理サーバー100からの応答を受け取る。取得できる情報は、LF管理サーバー100が蓄積している履歴情報であり、ユーザーが過去に印刷出力した複合機120の機器名やIPアドレス、MACアドレスなどである。これらの情報が取得できると、プリンタドライバが蓄積している履歴情報に追加する(ステップS37)。
Thereafter, the printer driver accesses the
図10−1および図10−2は、図9のシーケンスにおけるプリンタドライバの内部処理を示すシーケンス図である。この図10−1のS41〜S52に示す複合機120の利用履歴を取得する箇所までは図9のS21〜S32とほぼ同じになる。
10A and 10B are sequence diagrams illustrating the internal processing of the printer driver in the sequence of FIG. The portions from S41 to S52 in FIG. 10-1 for acquiring the usage history of the
プリンタドライバがLF管理サーバー100から複合機120の利用履歴を取得すると、内部に保持しているデータを更新する。更新する際、新規に取得したデータと過去に取得済みのデータが重複しないよう排他を行い、データの冗長性を排除する(ステップS53)。
When the printer driver obtains the usage history of the
履歴データが正しく更新されると、次に利用履歴の再集計を行う(ステップS54〜S55)。利用履歴の再集計は、ユーザーの全期間の利用履歴か、または、予め指定してある期間(例えば最近1ヶ月など)で集計するものとし、過去から現在までの複合機120の利用状況が分かる範囲とする。統計処理は、主に最終利用日時とトータル利用回数から判断する。最終日時のみから判断する事も可能だが、同一日時まで利用している複数機器が存在する場合もあるので、利用回数も条件に入れる。
If the history data is correctly updated, the usage history is then recalculated (steps S54 to S55). The usage history is recounted for the entire period of the user or for a predetermined period (for example, the last month), and the usage status of the
利用履歴、および統計結果が更新され、ユーザーの利用率の高い機器が抽出できると、その結果をGUI画面に表示(ステップS56)し、ユーザーに提示する。GUI画面は最終利用日時、および利用回数の高いものから順にソートされ表示されるものとするが、ユーザーがより判断しやすいよう日時・利用回数でソートできるようにする。また、バックグラウンドで機器情報(機器のMIB情報)を取得している場合は、GUI表示もその都度表示を更新する(ステップS57)。ただし、GUI画面でユーザーが選択している複合機120の情報のみ表示を更新し、選択していない複合機120の情報は内部データとして保持しておく。
When the usage history and the statistical result are updated and a device with a high usage rate of the user can be extracted, the result is displayed on the GUI screen (step S56) and presented to the user. The GUI screens are sorted and displayed in order from the last use date and time and the highest use count, but the user can sort by date and use count so that the user can easily judge. If device information (device MIB information) is acquired in the background, the GUI display is also updated each time (step S57). However, only the information on the
プリンタドライバはバックグラウンドで複合機120にMIB情報を取得(ステップS58〜S61)し、情報が取得できたタイミングでその都度GUI画面の表示、および内部データを更新する(ステップS62)。 The printer driver acquires MIB information from the multifunction peripheral 120 in the background (steps S58 to S61), and updates the GUI screen display and internal data each time information can be acquired (step S62).
GUI画面では、ユーザーの利用履歴のリストが表示されているが、ユーザーがその中から特定の複合機120を選択すると、そのタイミングで複合機120のMIB情報を取得する(ステップS63〜S68)。ただし、MIB情報の取得にかかる時間はネットワーク状況によって例えば数10秒〜1分程度かかるため、その間は情報更新中の状況が分かるようなメッセージをGUIに表示する。
On the GUI screen, a list of user usage histories is displayed. When the user selects a
GUIに表示させる複合機120のMIB情報には、情報取得時点の複合機120の状況をユーザーに分かりやすい形式で表示する。他のユーザーによって印刷中や、故障中、その他、ユーザーが即時に利用できるのか否か、など、ユーザーが即時に複合機120で印刷出力できるのかが判断できるようにする。
In the MIB information of the
ユーザーは、GUI画面を介して、現時点で利用可能、かつ、ユーザーがよく使う複合機120を選択することができるようになる(ステップS69)。
The user can select a
LF管理サーバー100は、定期的(例えば毎日深夜1時)に履歴情報に登録されている複合機120に対して接続テストを実施する。これは複合機120は機器の置き換えやIPアドレスの更新、ネットワークの断線などによって接続できなくなる要因があるためである。この場合には、LF管理サーバー100として複合機120の接続確認を定期的に実施しておく(ステップS70)ことで、統計処理を実施する際に接続不可の複合機120を除外できるようにする。
The
図11は、ユーザーのPC110におけるプリンタドライバのGUI画面例を示す説明図である。ユーザーは、テキストエディタソフトなどのアプリケーションから印刷指示を出すと、プリンタドライバのGUI画面を表示することが出来る。プリンタドライバのGUIでは、一般的な印刷設定などの他、ユーザーが過去に使用したことのある複合機と現在の状態を表示できる画面が用意され、ユーザーが任意のタイミングで表示できる。
FIG. 11 is an explanatory diagram illustrating an example of a GUI screen of the printer driver on the user's
ユーザーが図11の画面を表示すると、その時点で取得済みの複合機120の利用履歴データ(GUI画面の上部のテーブル)が表示される。これは、ユーザーが今まで利用したことのある複合機120のリストであり、複合機120ごとの利用回数、IPアドレス、現在の接続状態を表示できる。
When the user displays the screen of FIG. 11, the usage history data (table on the upper part of the GUI screen) of the
ユーザーがGUI画面から特定の複合機120を選択すると、その時点でその複合機120のMIB情報を取得する。ただし、ユーザーへの反応速度を高めるために、GUI画面上部の履歴リストが生成されたタイミングおよびバックグラウンドでMIB情報を取得することも可能である。この場合、リアルタイムな情報との食い違いが発生する場合もあるため、前回取得時から一定時間(例えば1分程度)経過していれば再取得するような処理とする。
When the user selects a
ところで、本実施の形態の情報処理装置および情報処理システムで実行されるプログラムは、メモリユニット102,112等に予め組み込まれて提供される。また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
By the way, a program executed by the information processing apparatus and the information processing system of the present embodiment is provided by being incorporated in advance in the
さらに、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。 Furthermore, the program executed in the present embodiment may be configured to be provided by being stored on a computer connected to a network such as the Internet and downloaded via the network. In addition, the program executed in the present embodiment may be configured to be provided or distributed via a network such as the Internet.
本実施の形態で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)101,111がメモリユニット102,112からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
The program executed in the present embodiment has a module configuration including the above-described units. As actual hardware, the CPUs (processors) 101 and 111 read out and execute the programs from the
なお、上述してきた実施の形態は本発明を実現するための一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。また、これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 The embodiment described above is presented as an example for realizing the present invention, and is not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
10,21 認証処理部
11,22 WebAPI処理部
12 蓄積データ処理部
13 印刷データ送受信部
14 認証管理部
15 印刷データ管理部
16,23 履歴処理部
24 統計処理部
25 GUI処理部
26 MIB処理部
27 印刷データ生成部
28 印刷データ送信部
29 印刷データ管理部
30 ドキュメント
31 印刷データ
32 機器情報
40 情報取得部
41 表示処理部
42 出力機器特定部
43 印刷データ出力部
50 操作制御部
51 ネットワーク通信部
52 機器情報処理部
53 実行判断処理部
54 印刷処理部
100 LF管理サーバー
101,111,121 CPU
102,112 メモリユニット
105,115 ネットワーク制御部
110 PC
120A,120B 複合機
122 ROM
123 RAM
126 操作パネル
128 ネットワークI/F
DESCRIPTION OF
102, 112
120A,
123 RAM
126
Claims (7)
取得した前記履歴情報に基づいて利用率の高い画像形成装置を抽出する統計処理部と、
抽出した前記画像形成装置の利用可否状態に関する機器情報を、複数の画像形成装置から直接取得する機器情報取得部と、
取得した前記利用可否状態に関する情報を表示する表示処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 A history information acquisition unit for acquiring print output history information from the server;
A statistical processing unit for extracting an image forming apparatus having a high utilization rate based on the acquired history information;
A device information acquisition unit that directly acquires device information related to the availability of the extracted image forming device from a plurality of image forming devices;
A display processing unit that displays information about the acquired availability state;
An information processing apparatus comprising:
前記表示処理部は、前記機器情報を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 The device information acquisition unit receives device information of the selected image forming device when receiving the notification of the device information from the plurality of image forming devices and when the user selects the image forming device from the display unit. Acquired,
The information processing apparatus according to claim 1, wherein the display processing unit displays the device information on the display unit.
取得した前記履歴情報に基づいて利用率の高い画像形成装置を抽出する統計処理工程と、
抽出した前記画像形成装置の利用可否状態に関する機器情報を、複数の画像形成装置から直接取得する機器情報取得工程と、
取得した前記利用可否状態に関する情報を表示する表示処理工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 A history information acquisition step for acquiring print output history information from the server;
A statistical processing step of extracting an image forming apparatus having a high utilization rate based on the acquired history information;
A device information acquisition step for directly acquiring device information related to the availability of the extracted image forming device from a plurality of image forming devices;
A display processing step for displaying information about the acquired availability state;
An information processing method comprising:
取得した前記履歴情報に基づいて利用率の高い画像形成装置を抽出する統計処理ステップと、
抽出した前記画像形成装置の利用可否状態に関する機器情報を、複数の画像形成装置から直接取得する機器情報取得ステップと、
取得した前記利用可否状態に関する情報を表示する表示処理ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 A history information acquisition step for acquiring print output history information from the server;
A statistical processing step of extracting an image forming apparatus having a high utilization rate based on the acquired history information;
A device information acquisition step for directly acquiring device information relating to the extracted availability state of the image forming device from a plurality of image forming devices;
A display processing step of displaying information about the acquired availability state;
A program that causes a computer to execute.
前記サーバーは、印刷出力の履歴情報を蓄積する蓄積部を有し、
前記情報処理装置は、
サーバーから印刷出力の履歴情報を取得する履歴情報取得部と、
取得した前記履歴情報に基づいて利用率の高い画像形成装置を抽出する統計処理部と、
抽出した前記画像形成装置の利用可否状態に関する機器情報を、複数の画像形成装置から直接取得する機器情報取得部と、
取得した前記利用可否状態に関する情報を表示する表示処理部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。 An information processing system comprising an information processing apparatus, an image forming apparatus, and a server that manages the image forming apparatus,
The server has a storage unit for storing print output history information,
The information processing apparatus includes:
A history information acquisition unit for acquiring print output history information from the server;
A statistical processing unit for extracting an image forming apparatus having a high utilization rate based on the acquired history information;
A device information acquisition unit that directly acquires device information related to the availability of the extracted image forming device from a plurality of image forming devices;
A display processing unit that displays information about the acquired availability state;
An information processing system comprising:
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