JP2017048820A - Vibration prevention support structure of work machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は作業機の防振支持構造に関し,例えば,エンジン駆動型作業機,モータ駆動型作業機等のように,エンジン,モータ等の駆動源や,発電機本体,圧縮機本体等の作業機本体等,防振対策が必要な構成機器(本発明において「防振対象機器」という。)を搭載した作業機において,該作業機の基台を成すメインフレーム上に,前記防振対象機器を防振ゴム等の防振部材を介して支持する防振支持構造に関する。 The present invention relates to an anti-vibration support structure for a work machine. For example, a work source such as an engine or motor, a generator body, a compressor body, or the like, such as an engine-driven work machine or a motor-driven work machine. In a work machine equipped with a component such as a main body that requires anti-vibration measures (referred to as “vibration-proof target device” in the present invention), the vibration-proof target device is placed on a main frame that forms the base of the work machine. The present invention relates to an anti-vibration support structure that supports an anti-vibration member such as an anti-vibration rubber.
防音箱内にエンジンやモータ等の駆動源と共に,圧縮機本体や発電機本体等の作業機本体を収容したパッケージ型の作業機では,防音箱の底部を成すメインフレーム上に,駆動源や作業機本体等の振動を発生する機器を直接搭載すると,これらの機器によって生じた振動が防音箱に伝達されて騒音の発生原因等となる。 In a package type work machine that houses a work machine body such as a compressor body or a generator body together with a drive source such as an engine or motor in a soundproof box, the drive source or work is placed on the main frame that forms the bottom of the soundproof box. If equipment that generates vibration, such as the main body of the machine, is directly installed, the vibration generated by these equipment is transmitted to the soundproof box and causes noise.
そのため,これらの作業機では,駆動源や作業機本体等の防振対象機器を,防振ゴム等の防振部材を介してメインフレーム上に搭載する,防振支持構造が一般に採用されている。 For this reason, these work machines generally employ a vibration-proof support structure in which a vibration-proof target device such as a drive source or work machine body is mounted on a main frame via a vibration-proof member such as a vibration-proof rubber. .
また,防振部材によってメインフレーム上に載置された機器は,メインフレーム上で揺動可能な状態に取り付けられていることから,運搬や設置作業の際に,作業機全体に大きな振動が加わった場合等に,駆動源や作業機本体等の防振対象機器が必要以上に揺動すると防音箱の内壁や,防音箱内に収容された他の機器等と接触あるいは衝突してしまい,これにより防振対象機器自身,あるいは防振対象機器と接触・衝突した防音箱の壁面や機器類を破損させてしまうおそれがある。 In addition, since the equipment placed on the main frame by the anti-vibration member is mounted in a swingable state on the main frame, a large vibration is applied to the entire work machine during transportation and installation work. If the vibration-proof target device such as the drive source or work machine body swings more than necessary, it will come into contact with or collide with the inner wall of the soundproof box or other devices housed in the soundproof box. May damage the vibration-proof target device itself, or the wall surface of the soundproof box and the devices that have contacted or collided with the vibration-proof target device.
そのため,防振部材を介してメインフレーム上に支持された防振対象機器が必要以上に揺動することがないよう,支持した防振対象機器の揺動幅を規制するためのストッパ部材を設けた防振支持構造も提案されている。 For this reason, a stopper member is provided for restricting the swing width of the supported device for vibration isolation so that the device for vibration isolation supported on the main frame does not swing more than necessary via the vibration isolation member. Anti-vibration support structures have also been proposed.
このようなストッパ部材を備えた防振支持構造の一例として,特許文献1には,メインフレーム230に梁231を設け,この梁231の上に防振架台232,233を立設し,防振架台232,233に上面板232b,233bを取り付け,この上面板232b,233bの上面に包囲形揺動規制部材232c,233cを配設すると共に,駆動源250や作業機本体(図示せず)に取り付けた取付脚252を,包囲形揺動規制部材232c,233c内に収容した防振部材290上に載置することで,包囲形揺動規制部材232c,233cによって取付脚252の水平方向への移動を規制すると共に,第1のストッパ部材292と第2のストッパ部材232e,233eを前記包囲形揺動規制部材232c,233cに設けることで,取付脚252の垂直方向への移動幅についても規制することができるように構成した防振支持構造が記載されている(図13参照)。
As an example of an anti-vibration support structure provided with such a stopper member, in
また,特許文献2には,駆動源302aと作業機本体302のそれぞれに,これらの中心軸と直交する方向の長手方向を有する防振台310,311を設け,この防振台310,311の両端部を,防振ゴム309を介してメインフレーム301上に固定すると共に,防振台310,311の中央部付近に係合孔321を設け,この係合孔321に所定の隙間を介して挿入される係合凸片323を備えたストッパ部材322をメインフレーム301に取り付けることで,ストッパ部材322の係合凸片323と係合孔321の内周縁との係合によって防振台310,311の揺動幅を規定できるようにした防振支持構造が開示されている。
Further, in
特許文献1に記載の作業機に装備された防振支持構造では,包囲形揺動規制部材232c,233cを設け,この包囲形揺動規制部材232c,233cに取付脚252を収容すると共に,第1ストッパ部材292と第2ストッパ部材232e,233eを設けることで,駆動源250に設けた取付脚252の水平方向の移動だけでなく,垂直方向への移動についても規制することができるものとなっている。
In the anti-vibration support structure equipped in the working machine described in
しかし,特許文献1に記載の構造では,メインフレーム230に設ける梁231,防振架台232,233,包囲形揺動規制部材232c,233c,第1ストッパ部材292,第2ストッパ部材232e,233e等,防振支持構造を構成する部材の種類,点数が多く,これらを溶接あるいはボルト留め等によって組立てることが必要で,防振支持構造の製作工数が多く,組立てには多大な時間と労力が必要となる。
However, in the structure described in
また,特許文献1に記載の作業機では,駆動源250と作業機本体(図示せず)を軸線方向に結合し,駆動源250に設けた2つの取付脚252と,作業機本体(図示せず)に設けた2つの支持脚(図示せず)の下端部を,メインフレーム230の梁231上に立設した4つの防振架台232,233に設けた包囲形揺動規制部材232c,233cのそれぞれに嵌合させる構成を採用している。
In the work machine described in
そのため,駆動源250及び作業機本体(図示せず)をメインフレーム230に搭載する際,駆動源250と作業機本体を結合した状態で,クレーン等で吊り上げ,メインフレーム230の上面で,且つ,4つの包囲形揺動規制部材232c,233c内に全ての取付脚の下端部が収容されるよう正確に下降させる必要がある。
Therefore, when the
しかも,包囲形揺動規制部材232c,233c内面と取付脚252間の隙間は,揺動幅を規制するために僅かな隙間しか設けられておらず,僅かな位置ずれによっても包囲形揺動規制部材232c,233c内に取付脚252を嵌合させることができないために慎重な作業が要求されることから作業性が悪いだけでなく,駆動源250や作業機本体の下降時に取付脚252と包囲形揺動部材232c,233cとを接触させてしまうと,これらを破損,変形させてしまう恐れもある。
In addition, the clearance between the inner surfaces of the surrounding
さらに,駆動源250や作業機本体の上方への移動を規制するためには,駆動源250や作業機本体を載置した後に,更に包囲形揺動規制部材232c内に,上方向の移動を規制する第1のストッパ部材292の取り付けが必要で,この点においても組立工数が多く,且つ,作業性も悪い。
Furthermore, in order to restrict the upward movement of the
前掲の特許文献2として紹介した防振支持構造においても,特許文献1として紹介した防振支持構造と同様,駆動源302aや作業機本体302を防振した状態で支持しつつ,水平方向及び垂直方向の移動を規制し得るものとなっているが,特許文献2に記載の構造において防振台310,311の振れ幅を規制するために,防振台310,311に設けた係合穴321とストッパ部材322に設けた係合凸片323間の隙間は,比較的小さなものとして形成されている。
In the anti-vibration support structure introduced as
しかも,特許文献2に記載の構成において,ストッパ部材322は防振台310,311の直下に配置されていることから,ストッパ部材322の取り付けに際しては,防振台310,311の真下という,手元が見え難く作業を行い難い位置において,ストッパ部材322に設けた係合凸片323を係合孔321内に正確に挿入すると共に,メインフレーム301上に対しストッパ部材322をボルト留め等する作業が必要で,組立時の作業性が悪い。
In addition, in the configuration described in
なお,以上の説明では,防振支持構造として防音箱内に必要な機器を収容したパッケージ型の作業機における防振支持構造について説明したが,同様の問題は,パッケージ型の作業機のみならず,防振対策が必要な機器をフレーム(メインフレーム)上に防振部材を介して支持する作業機全般に共通して存在する問題である。 In the above description, the vibration isolating support structure in the package type work machine in which necessary equipment is housed in the soundproof box has been described as the anti-vibration support structure, but the same problem is not limited to the package type work machine. This is a problem that is common to all work machines that support devices requiring anti-vibration measures on a frame (main frame) via an anti-vibration member.
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたもので,比較的簡単な構造で,共通の部材を使用することができ,且つ,組立て作業が容易である,作業機の防振支持構造を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention was made to eliminate the above-mentioned drawbacks of the prior art, and it is possible to use a working machine that has a relatively simple structure, can use common members, and is easy to assemble. An object is to provide a vibration-proof support structure.
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。 Hereinafter, means for solving the problem will be described together with reference numerals used in the embodiment for carrying out the invention. This code is used to clarify the correspondence between the description of the scope of claims and the description of the mode for carrying out the invention. Needless to say, it is used in a limited manner for the interpretation of the technical scope of the present invention. It is not a thing.
上記目的を達成するために,本発明の作業機の防振支持構造10は,
構成機器を載置する基台であるメインフレーム2を備えた作業機1の前記メインフレーム2上に,エンジンやモータ等の駆動源51や,前記駆動源51によって駆動される圧縮機本体,発電機本体等の作業機本体52等の,防振対策が必要な防振対象機器50を,防振ゴム等の防振部材11を介して支持する,作業機の防振支持構造10において,
前記メインフレーム2上に載置される平面視略四角形のサブフレーム12と,
前記メインフレーム2上において前記サブフレーム12の底面に3箇所以上設けた支持点Pをそれぞれ支持する防振部材11,及び,
前記メインフレーム2に着脱可能に取り付けられ,前記サブフレーム12の少なくとも2つの角部を覆うことにより該サブフレームの揺動幅を規制するストッパ部材13(又は13’)を備えたことを特徴とする(請求項1)。
In order to achieve the above object, the
A
A
A stopper member 13 (or 13 ') is provided that is detachably attached to the
前記ストッパ部材13として,
平面視略L字状に形成された側板132,前記側板132の下端間を塞ぐ底板131,前記側板132の下端より外向きに突出したフランジ部135,及び,前記側板132の上端間に架設された天板133を備え,
前記底板131,前記側板132,及び前記天板133によって画成された,前記サブフレーム12の角部を収容する収容空間134を備えたものを使用する
ことができる(請求項2:図7参照)。
As the
A
A thing provided with the
また,前記ストッパ部材としては,
平面視略L字状に形成された側板132’,前記側板132’の下端より外向きに突出したフランジ部135’,及び前記側板132’の上端間に架設された天板133’を備えたものを使用することができ,この場合,前記フランジ部135’を前記メインフレーム2の上面に載置固定することにより,前記サブフレーム12の角部を収容する収容空間134’が,メインフレーム2の上面と,前記ストッパ部材13’の前記側板132’及び天板133’とによって画成された空間に形成される(請求項3:図8参照)。
As the stopper member,
A
前記各支持点Pは,それぞれ異なる防振部材によって支持することも可能であるが,好ましくは,前記防振対象機器50を載置した前記サブフレーム12を,略同一の荷重で支持することができる位置に前記支持点Pをそれぞれ設け,各支持点Pに設ける前記防振部材11として,前記支持点Pの前記荷重に対応した適合荷重を有する,同一構造の防振部材11を設けることが好ましい(請求項4)。
Each of the support points P can be supported by different vibration isolation members. Preferably, the
この場合,前記支持点Pの数を,前記各支持点Pにおける荷重が,所定の荷重以下となるよう設定することが好ましい(請求項5)。 In this case, it is preferable to set the number of the support points P so that the load at each of the support points P is equal to or less than a predetermined load.
また,前記サブフレーム12は,平面視略四角形の天板121と,該天板121の周縁より下向きに突出した側壁122を有する,下向きに開口する凹部123を備えた箱型に形成し,このサブフレーム12の前記凹部123内に,前記防振部材11を配置することが好ましい(請求項6)。
Further, the
なお,前記ストッパ部材13(又は13’)は,前記サブフレーム12の4つの角部全ての位置に取り付けることができる(請求項7:図2参照)。 The stopper member 13 (or 13 ') can be attached to all four corners of the subframe 12 (see claim 7: FIG. 2).
また,前記ストッパ部材13(又は13’)は,前記サブフレーム12の対角を成す2つの角部に取り付けるものとしても良い(請求項8:図11参照)。 Further, the stopper member 13 (or 13 ') may be attached to two corners that form a diagonal of the subframe 12 (see claim 8: FIG. 11).
更に,前記ストッパ部材13(又は13’)は,前記サブフレーム12の一辺両端における2つの角部に設けるものとしても良い(請求項9:図12)。 Furthermore, the stopper member 13 (or 13 ') may be provided at two corners at both ends of one side of the subframe 12 (Claim 9: FIG. 12).
以上で説明した本発明の構成により,本発明の防振支持構造10では,以下の顕著な効果を得ることができた。
With the configuration of the present invention described above, the following significant effects can be obtained in the vibration isolating
防振支持構造10を,サブフレーム12,防振部材11,及びストッパ部材13という比較的少ない部品点数で構成することで,構造が単純であるだけでなく,ストッパ部材13の取り付けを,サブフレーム12の角部の位置でメインフレーム2上に対し行えば良く,作業時の手元の視認性や,作業性が良いこと等から,組立て時の作業性に優れた防振支持構造10を提供することができた。
By constructing the
前記ストッパ部材13として,平面視略L字状に形成された側板132,前記側板132の下端間を塞ぐ底板131,前記側板132の下端より外向きに突設したフランジ部135,及び,前記側板132の上端間に架設された天板133を備えた構造のもの(図7参照)を使用した例では,メインフレーム2に対するストッパ部材13の取り付けが容易であるだけでなく,ストッパ部材13に設けた底板131によってサブフレーム12の下方向への移動が規制される結果,サブフレーム12の下端部分と衝突する位置のメインフレーム2上面を,ストッパ部材13の底板131によって補強することができた。
As the
一方,前記ストッパ部材として,前述の底板131を備えていない構造のストッパ部材13’(図8参照)を使用した例では,図7を参照して説明したストッパ部材13と同様,メインフレーム2に対するストッパ部材13の取り付けが容易であることに加え,図7を参照して説明したストッパ部材13とは異なり底板131が無いことで,底板131の厚み分,サブフレーム12の高さを低く抑えることができ,これにより装置構成全体の更なる小型化が可能である。
On the other hand, in the example in which the
なお,エンジン駆動型作業機やモータ駆動型作業機等の作業機において,エンジンやモータ等の駆動源と,圧縮機本体や発電機本体等の作業機本体は,通常,それぞれ異なる製造業者(メーカー)が製造し,製造段階で,それぞれの製造業者が独自に取付脚の取り付けを行っている。 It should be noted that, in working machines such as engine-driven work machines and motor-driven work machines, drive sources such as engines and motors and work machine bodies such as compressor bodies and generator bodies are usually different manufacturers (manufacturers). ), And at the manufacturing stage, each manufacturer independently installs the mounting legs.
そのため,駆動源の出力軸に作業機本体の入力軸を連結して両者を軸線方向に連結する等して組み合わせた構成では,取付脚の取り付け位置のバランスが悪く,駆動源と作業機本体の重量の相違等から,駆動源に設けた取付脚にかかる荷重と,作業機本体に設けた取付脚にかかる荷重が大きく異なることから,各取付脚の底面を支える防振ゴムに加わる荷重もそれぞれの位置において大きく異なることとなる。 For this reason, in a configuration in which the input shaft of the work implement body is connected to the output shaft of the drive source and both are connected in the axial direction, the mounting position of the mounting legs is not well balanced, and the drive source and work implement main body Due to the difference in weight, etc., the load applied to the mounting leg provided on the drive source and the load applied to the mounting leg provided on the work equipment main body are significantly different. It will be greatly different in the position.
ここで,防振ゴム等の防振部材では,その種類毎に適合可能な荷重の範囲が決まっており,適合荷重に対し大きい,あるいは小さい荷重が加わった状態で使用しても,十分な防振性能を発揮しない。 Here, the range of load that can be applied to each type of anti-vibration member such as anti-vibration rubber is determined, and even if it is used in a state where a large or small load is applied to the applicable load, sufficient anti-vibration components can be used. Does not demonstrate vibration performance.
そのため,前掲の特許文献1や特許文献2に記載の防振支持構成では,駆動源の取付脚を支持する防振部材と,作業機本体の取付脚を支持する防振部材とでは,それぞれ適合荷重の異なる防振部材を使用することが必要で,防振部材が少なくとも2種類(駆動源や作業機本体のそれぞれに設けた取付脚にかかる荷重が異なる場合には4種類)必要となり,種類の異なる防振部材をそれぞれ,正しい位置に取り付ける必要があることから,取付作業や,取り付け後の点検作業が煩雑となる。
Therefore, the anti-vibration support configurations described in the above-mentioned
これに対し,本発明の防振支持構造では,防振対象機器50全体をサブフレーム12上に載置することで,駆動源51や作業機本体52等の個々の機器の重量や重心位置の相違等がある場合であっても,防振対象機器50を搭載した状態のサブフレーム12全体を1つの機器と捉えて支持点Pを決定することが可能となる。
On the other hand, in the anti-vibration support structure of the present invention, by placing the entire
その結果,サブフレーム12を略同一の荷重で支持することができる位置に前記支持点Pを設けることで,各支持点Pを適合荷重が共通する同一構造の防振部材11で支持することが可能となり,部品の共通化により製造コストを低減することができると共に,支持点P毎に異なる防振部材11を取り付ける場合に比較して取り付け作業が容易となると共に,組立て後の点検作業も容易となる。
As a result, by providing the support point P at a position where the
また,各支持点Pにおける荷重が略同一で,且つ,各支持点Pを同一構造の防振部材11で支持したことで,各支持点Pを支持する防振部材11の潰れる程度が一定となり,サブフレーム12が傾くことなく,メインフレーム2に対し略平行に配置されることとなるため,サブフレーム12の角部に取り付けるストッパ部材13,13’の高さ等を変更する必要がなく,使用するストッパ部材13,13’を共通の構造とすることができ,且つ,高さ調整等の機能を設ける必要のない単純な構造とすることができた。
Further, since the load at each support point P is substantially the same and each support point P is supported by the
特に,前記支持点Pの数を,前記各支持点Pにおける荷重が,所定の荷重以下となるよう設定した構成にあっては,サブフレーム12上に載置される防振対象機器50を変更してサブフレーム12にかかる総重量が変動しても,支持点Pの数を調整することによって各支持点Pに加わる荷重を所定値以下とすることが可能であり,作業機1の機種(例えば発電機と圧縮機,大型機と小型機)が異なる場合であっても,使用する防振部材11の共通化(適合荷重が同一の防振部材の使用)が可能であり,これにより更なる製造コストの低減を図ることができた。
In particular, in the configuration in which the number of the support points P is set so that the load at each of the support points P is equal to or less than a predetermined load, the vibration-
前記サブフレーム12を,平面視において略四角形の天板121と,該天板121の周縁をより下向きに突出した側壁122を有する,下向きに開口する凹部123を備えた箱型に形成し,前記サブフレーム12の前記凹部123内に,前記防振部材11を配置した構成では,サブフレーム12の強度を向上しつつ,メインフレーム2の上面からサブフレーム12の天板121までの高さを可及的に低く抑えることができ,装置全体の小型化を図ることができた。
The
なお,以上のように構成された本発明の防振支持構造10では,図2に示すように前述のストッパ部材13を,サブフレーム12の4つの角部の全てに設ける構成とすることが好ましいが,この構成に限定されず,図11に示すように,少なくともサブフレーム12の対角を成す2つの角部にストッパ部材13,13’を設ける構成とすることもでき,この構成によっても,サブフレーム12の水平方向及び垂直方向の揺動を所定の幅内に規制することが可能である。
In the
更には,サブフレーム12の一辺側についてのみ,三次元方向の揺動規制を行えば良い場合には,図12に示すように前記サブフレーム12の一辺両端における2つの角部にのみストッパ部材13を設ける構成としても,サブフレーム12の揺動に必要な規制を加えることが可能である。
Furthermore, when it is only necessary to restrict the swing in the three-dimensional direction only on one side of the
以下に,本発明における作業機1の防振支持構造10について添付図面を参照しながら説明する。
Hereinafter, the vibration isolating
図1に,本発明の防振支持構造10を備えた作業機1の斜視図を示す。
In FIG. 1, the perspective view of the working
図示の例において,作業機1は,駆動源であるモータ51と,このモータ51によって駆動される圧縮機本体52を備えたモータ駆動型圧縮機であり,モータ等の駆動源51や作業機本体52,その他の構成機器が防音箱内に収容されている。
In the illustrated example, the
この防音箱は,図3に示すようにその底面を,作業機1の構成機器を搭載するための基台であるメインフレーム2によって構成されていると共に,メインフレーム2上に構成機器を搭載した状態で,その上部を,防音箱の側壁及び天板を成すボンネット3によって覆うことで,機外への騒音の漏出が防止されている。
As shown in FIG. 3, the soundproof box has a bottom surface constituted by a
なお,図1に示す斜視図では,説明の便宜上,前述のボンネット3を取り外した状態を表示している。 In addition, in the perspective view shown in FIG. 1, the state which removed the above-mentioned bonnet 3 is displayed for convenience of explanation.
モータ駆動型圧縮機である作業機1に本発明の防振支持構造10を適用した図1に示す実施形態では,一例として,モータ51を跨ぐように配置した門型の架台30上に圧縮機本体52を載置してモータ51と圧縮機本体52を上下に配置し,モータ51の出力軸に取り付けたプーリ53と,圧縮機本体52の入力軸に取り付けたプーリ54に共通のプーリベルト55を巻回することによりモータ51によって圧縮機本体52を駆動可能としている。
In the embodiment shown in FIG. 1 in which the
なお,駆動源51と作業機本体52の配置は図示の例に限定されず,例えば,駆動源51であるモータのハウジングやエンジンのフライホイールハウジングに作業機本体52を直結する等,駆動源51と作業機本体52を一体的な構造とするものとしても良く,また,駆動源51と作業機本体52を同一軸線上に配置し,駆動源51の出力軸に直接,作業機本体52の入力軸を連結した構造としても良く,更には,駆動源51と作業機本体52を上下に配置した図示の構成に変えて,作業機本体52を駆動源51の側方に配置する等しても良い。
The arrangement of the
前述の作業機1(モータ駆動型圧縮機)の構成において,作業機1を構成する駆動源51や圧縮機本体52等の防振対策が必要な構成機器(防振対象機器50)は,本発明の防振支持構造10を介して前述したメインフレーム2上に載置されており,これにより駆動源51や作業機本体52等で発生した振動が,メインフレーム2やボンネット3に伝わることが防止されている。
In the configuration of the working machine 1 (motor-driven compressor) described above, the components (anti-vibration target device 50) that require anti-vibration measures such as the
本発明の防振支持構造10は,前述のメインフレーム2上に載置され,駆動源51や作業機本体52,及びこれらの付属機器等から成る防振対象機器50を搭載するサブフレーム12と,前記メインフレーム2上において前記サブフレーム12の底面を3箇所以上の支持点Pにおいて支持する防振部材11,及び,前記メインフレーム2に着脱可能に取り付けて,前記サブフレーム12の少なくとも2つの角部を覆ってその移動を規制するストッパ部材13(又は13’)によって構成されている。
The
前述のサブフレーム12は,エンジンやモータ等の駆動源51,この駆動源51により駆動される圧縮機本体や発電機本体等の作業機本体52,およびこれらの付属機器,例えばエアフィルタ56やオイルフィルタ(図示せず),各種制御機器等の補器類(図示せず),各構成機器間を接続する吸気管57,制御配管(図示せず),吐出配管(図示せず)等から成る防振対象機器50を一括して搭載するための基台であり,図2に示すように,平面視において略四角形に形成されている。
The
図示の実施形態にあっては,このサブフレーム12を,平面視四角形の天板121と,この天板121の周縁より下向きに突設した側壁122を備えた,下向きに開口する凹部123を備えた箱型形状(図1,図3,図5及び図6参照)に形成することで,前述した防振対象機器50を搭載し得る強度を得ると共に,この凹部123内に後述する防振部材11を収容可能としている。
In the illustrated embodiment, the
なお,このように凹部123内に防振部材11を収容した状態で防振を行うことができるよう,サブフレーム12の側壁122の高さは,防振対象機器50を搭載したサブフレーム12を支持した状態の防振部材11,すなわち,荷重によって潰れた状態の防振部材11の高さよりも低く形成し,サブフレーム12の側壁122下端が,作業機1が停止した状態で,メインフレーム2の上面,あるいは,後述するストッパ部材13の底板131に対し所定の揺動許容間隔aを介して離間した状態となるよう形成する(図5,図6参照)。
In addition, the height of the
前述したサブフレーム12は,その底面の所定箇所に設けた支持点Pを防振部材11で支持され,メインフレーム2上に載置されるように構成されている。
The
この防振部材11としては,防振ゴムや防振スプリング等の,既知の各種の防振部材を使用可能であるが,本実施形態にあっては丸型防振ゴムと呼ばれる略円柱形の防振ゴム11をメインフレーム2上に取り付け,この防振ゴム11の上端より突出したボルト111を,サブフレーム12の天板121の支持点Pに設けたボルト孔に挿入すると共に,サブフレーム12の天板121の上面側に突出したボルト111にナット112を螺合することで,サブフレーム12を,支持点Pにおいて防振ゴム11に支持された状態でメインフレーム2上に取り付けている(図4〜6参照)。
As the
この防振部材11によって支持されるサブフレーム12の底面に設けた前述の支持点Pは,防振対象機器50を載置した状態の前記サブフレーム12を,該サブフレーム12の底面側から略同一の荷重で支持することができる位置に設けることが好ましい。
The above-described support point P provided on the bottom surface of the
一例として,このような支持点Pの決定は,図9(A),(B)に示すように,防振対象機器50を載置した状態のサブフレーム12の重心を中心とした円に内接する多角形〔図9(A)の例は正方形または長方形,図9(B)の例では正三角形〕各角部に支持点Pを設けることで各支持点Pを支持する防振部材11に加わる荷重を同一にすることが可能である。
As an example, such determination of the support point P is performed within a circle centered on the center of gravity of the
なお,図9(A)では4カ所,図9(B)では3カ所の支持点Pを設ける場合の支持点Pの決定方法の一例について説明したが,支持点Pは5カ所以上設けるものとして良く,この場合,重心を中心とする円に内接する正五角形以上の正多角形の各角部分に支持点Pを設ければ良い。 In addition, although FIG. 9 (A) demonstrated an example of the determination method of the support point P in the case of providing four support points P in FIG. 9 (B) and three support points P, it is assumed that five or more support points P are provided. In this case, the support points P may be provided at each corner portion of a regular pentagon or more inscribed in a circle centered on the center of gravity.
また,防振対象機器50を載置した状態のサブフレーム12の重心が,サブフレーム12の中心(対角線の交叉する点)に対し偏った位置にあり,図9(A),(B)を参照して説明したように,重心から等距離の位置に全ての支持点Pを設けることができない場合等には,一例として図10に示すように,重心から離れた位置にある端部側(図10中の紙面左側)に設けた支持点P(PA),重心から近い位置にある端部側(図10中の紙面右側)に設けた2つの支持点P(PB,PC)の計3箇所でサブフレームを支持するようにし,支持点PAと重心とを通る線と,支持点PB及びPCを通る線とが交点Xで直交し,かつ,交点Xから重心までの距離αと,重心から支持点PA迄の距離βが,α:β=1:2となり,更に,支持点PBと支持点PCが交点Xから等距離γとなる位置に,3つの支持点P(PA,PB,PC)を設けるようにしても良く,サブフレーム12に,3つ以上の支持点を設けると共に,各支持点Pを支持する防振部材11にかかる荷重が略同一となる支持点Pを得られるものであれば,図9及び図10を参照して説明した位置のみならず,支持点Pは各種の配置を取ることができる。
Further, the center of gravity of the
このように,3カ所以上の支持点Pで防振部材11によって支持されたサブフレーム12は,メインフレーム2上に着脱可能に取り付けたストッパ部材13,13’によってその角部が覆われており,これにより,サブフレーム12が所定の揺動幅を超えて揺動することがないよう構成されている。
As described above, the corners of the
このストッパ部材13,13’は,サブフレーム12の対象とする角部を覆った状態で,ボルト留め等の方法でメインフレーム2上に着脱可能に取り付けることができるよう構成したものであり,図7に示す例では,このストッパ部材13を,平面視略L字状に形成された側板132,前記側板132の下端間を塞ぐ底板131,前記側板132の下端より外向きに突出したフランジ部135,及び,前記側板132の上端間に架設された天板133を備えた構造に形成されており,この構成によって,底板131,側板132,及び天板133によって画成された空間内に,サブフレーム12の角部を収容するための収容空間134が形成されている。
The
従って,この収容空間134内に,サブフレーム12の角部の1つを収容した状態で,フランジ部135に設けたボルト孔136を介してストッパ部材13をメインフレーム2に固着することで,サブフレーム12の角部の移動範囲を規制することができるように構成されている。
Accordingly, the
なお,このストッパ部材13は,図7に示した構成に代え,図8に示すように,図7に示したストッパ部材13に設けられていた底板131に対応する構成を備えないものを使用しても良く,この構成では,メインフレーム2の上面にストッパ部材13’を取り付けると,メインフレーム2の上面と,ストッパ部材13’の側板132’及び天板133’によって画成された空間に,サブフレーム12の角部を収容する収容空間134’が形成される。
In place of the configuration shown in FIG. 7, this
これらのストッパ部材13,13’は,図4に示すように,ストッパ部材13,13’の側板132内面と,サブフレーム12の側壁122外面との間に所定の揺動許容間隔cが形成されるように,メインフレーム2上に取り付ける。
As shown in FIG. 4, the
また,ストッパ部材13として図7に示した構造のものを使用する場合には,防振部材11に荷重がかかった状態,すなわち防振部材11が支持荷重によって潰れた状態で,図5に示すようにサブフレーム12の側壁122下端と,ストッパ部材13の底板131上面間に所定の揺動許容間隔aが形成されると共に,サブフレーム12の天板121上面とストッパ部材13の天板133下面間に所定の揺動許容間隔bが形成されるよう,ストッパ部材13の高さやサブフレーム12の側壁122の高さを設計する。
Further, when the
なお,ストッパ部材13’として図8に示した構造のものを使用する場合には,図7を参照して説明したストッパ部材13では,ストッパ部材13の底板131の上面とサブフレーム12の側壁122下端間に前述の揺動許容間隔aを設けていたのに対し(図5参照),図8に示した構造のストッパ部材13’を使用する場合には,メインフレーム2の上面とサブフレーム12の側壁122の下端間に前述した揺動許容間隔aを設けるものとすることができ(図6参照),図7のストッパ部材13を使用する場合に比較して,底板131の厚み分,防振支持構造10の全高を低く抑えることができる。
When the
なお,これらの揺動許容間隔a〜cは,防振部材11によって支持されたサブフレーム12が揺動した際に,サブフレーム12上に搭載されている防振対象機器50が防音箱のボンネット3内壁や,防音箱内に収容された他の機器等と衝突することのない寸法に形成することが必要で,本実施形態にあっては,駆動源51に設けた冷却ファン(図示せず)と,この冷却ファンの周囲を覆う,防音箱側に取り付けられたファンシュラウド(図示せず)間の間隔を元に,冷却ファンがファンシュラウドと接触しない範囲で揺動許容範囲a〜cを設定した。
Note that these swing allowable intervals a to c are such that when the
以上のように構成されたストッパ部材13,13’は,サブフレーム12にある4つの角部のうちの少なくとも2箇所に対し取り付けるが,好ましくは図2に示すように,サブフレーム12の4つの角部の全てに対し取り付ける。
The
もっとも,図11に示すように,サブフレーム12に設けた4つの角部のうち,対角位置に形成された角部2つに対しストッパ部材13,13’を取り付けることで,サブフレーム12の水平及び垂直方向のいずれの揺動幅についても規制することができる。
However, as shown in FIG. 11, the
なお,サブフレーム12の一辺側(図示の例では紙面右側の一辺側)のみ,水平及び垂直方向の揺動幅を規制すれば良い場合には,図12に示すように,規制する側の一辺両端にある2つの角部に対しストッパ部材13,13’を取り付けるものとしても良い。
If only one side of the subframe 12 (one side on the right side of the paper in the illustrated example) needs to be controlled in the horizontal and vertical swing widths, as shown in FIG. The
この図12に示す構成において,ストッパ部材13,13’の取り付けを行っていない角部側においても,サブフレーム12の下方向への揺動は,サブフレーム12の側壁122下端がメインフレーム2と接触することにより規制される。
In the configuration shown in FIG. 12, the lower end of the
〔作用等〕
以上で説明した本発明の防振支持構造10では,サブフレーム12の上方向への揺動はサブフレーム12上面がストッパ部材13,13’の天板133下面と接触することにより規制され,また,サブフレーム12の下方向への揺動は,サブフレーム12の側壁122下端とストッパ部材13の底板131上面との接触(図5,図7参照),或いはサブフレーム12の側壁122下端とメインフレーム2上面との接触(図6,図8参照)により規制され,更に,サブフレーム12の水平方向の揺動は,サブフレーム12の角部の側壁122とストッパ部材13,13’の側板132,132’とが干渉することにより規制され,その結果,サブフレーム12は,図4〜6に示した揺動許容間隔a〜cを超えて揺動することができず,サブフレーム12の水平方向及び垂直方向の揺動幅が,前述したストッパ部材13,13’によって規制される。
[Action etc.]
In the
その結果,防振対象機器50で発生した振動がメインフレーム2やボンネット3等に伝達することを防止しつつ,サブフレーム12が揺動許容間隔a〜cを超えて揺動することがないことから,防振対象部材50が防音箱のボンネット3の内壁や,防音箱内に収容された他の機器等と衝突することによる破損等を防止することができるものとなっている。
As a result, it is possible to prevent the vibration generated in the vibration-
しかも,前述した本発明の防振支持構造10にあっては,サブフレーム12上に駆動源51や作業機本体52等の防振対象機器50を一括して搭載したことで,サブフレーム12上に防振対象機器50が載置された状態の,サブフレーム12の重心及び総重量から,サブフレーム12を支持する支持点Pの個数及び配置を決定することができ,これにより全ての支持点Pにかかる荷重を略同一とすることが可能となっている。
Moreover, in the above-described
その結果,各支持点Pを支持する防振ゴム等の防振部材11として,適合荷重を同じくする,1種類の防振部材11を共通して使用することができる。
As a result, one type of
また,各支持点Pにおける荷重が略同一であると共に,同一種類の防振部材11を使用することで,各防振部材11のたわみ量も均一となり,メインフレーム2上面からサブフレーム12の天板121表面まで距離は,サブフレーム12の天板121上のいずれの位置においても同じとなる。
In addition, the load at each support point P is substantially the same, and the same type of
その結果,サブフレーム12の角部に取り付けるストッパ部材13,13’についても1種類のみ設ければ良く,寸法等が異なるストッパ部材13,13’を複数種類設ける必要がない。
As a result, only one type of
以上の点から,本願発明の防振支持構造10では,防振部材11及びストッパ部材13,13’をそれぞれ1種類に削減することができ,部品の共通化によって組立作業が統一され作業性が向上すると共に,組立て後の点検作業が容易であり,しかも,部品調達,部品管理の簡素化により製造コストの削減を図ることができる。
In view of the above, in the
また,従来技術として説明したように,駆動源と作業機に設けた取付脚をそれぞれ防振部材で支持する構成では,駆動源と作業機の重量の相違により駆動源側と作業機側とで異なる種類の防振部材を使用する必要があり,その結果,防振部材の形状,材質の違いや適合荷重に対する負荷率等の相違により,経時変化や劣化等の状態にバラツキが生じ易く,その結果,個々の防振部材の状態を観察して個々に交換等を行う必要があったが,本発明の構成では,使用する防振部材11を1種類に限定することができると共に,各防振部材11に加わる荷重も同一であることから,経時変化や劣化の状態にバラツキが生じ難く,所定の使用時間毎に全ての防振部材11を交換する等,メンテナンス間隔の適正化を図ることができる。
In addition, as described in the prior art, in the configuration in which the mounting legs provided on the drive source and the work machine are supported by the vibration isolation members, the drive source side and the work machine side are different due to the difference in weight between the drive source and the work machine. It is necessary to use different types of anti-vibration members. As a result, due to differences in the shape and material of the anti-vibration members, the load factor with respect to the applicable load, etc. As a result, it has been necessary to observe the state of each vibration isolation member and replace it individually. However, in the configuration of the present invention, the
なお,前述したように本発明の防振支持構造10では,サブフレーム12の底面側に防振部材11を配置することから,防振部材11として防振ゴムを使用した場合であっても,サブフレーム12が傘の役割をすることで,駆動源51や作業機本体52等から燃料や油脂類の漏出があった場合であっても防振ゴムに直接,接触することを防止でき,これらの油脂類との接触による防振ゴムの劣化等の発生も防止できる。
As described above, in the
特に,サブフレーム12を天板121と,天板121の周縁部より下向きに突出した側壁122を備えた,下向きに開孔する凹部123を備えた箱型に形成した構成では,サブフレーム12の強度を高めることができるだけでなく,このサブフレーム12の凹部123に防振部材11を収容することで,防振支持構造10全体の構成,ひいては,このような防振支持構造を備えた作業機全体の高さを低く押さえることかでき,装置全体の小型化を図ることができた。
In particular, in the configuration in which the
1 作業機
2 メインフレーム
3 ボンネット
10 防振支持構造
11 防振部材(防振ゴム)
111 ボルト
112 ナット
12 サブフレーム
121 天板
122 側壁
123 凹部
13,13’ ストッパ部材
131 底板
132,132’ 側板
133,133’ 天板
134,134’ 収容空間
135,135’ フランジ部
136,136’ ボルト孔
30 架台
50 防振対象機器
51 駆動源(モータ)
52 作業機本体(圧縮機本体)
53,54 プーリ
55 プーリベルト
56 エアフィルタ
57 吸気管
P 支持点(サブフレームの)
a〜c 揺動許容間隔
230 メインフレーム
231 梁
232,233 防振架台
232b,233b 上面板
232c,233c 包囲形揺動規制部材
232e,233e 第2のストッパ部材
250 駆動源
252 取付脚
290 防振部材
292 第1のストッパ部材
301 メインフレーム
302a 駆動源
302 作業機本体
308 取付脚
309 防振ゴム
310,311 防振台
321 係合孔
322 ストッパ部材
323 係合凸片
DESCRIPTION OF
52 Work machine body (Compressor body)
53, 54
a to c
Claims (9)
前記メインフレーム上に載置される平面視略四角形のサブフレームと,
前記メインフレーム上において前記サブフレームの底面に3箇所以上設けた支持点をそれぞれ支持する防振部材,及び,
前記メインフレームに着脱可能に取り付けられ,前記サブフレームの少なくとも2つの角部を覆うことにより該サブフレームの揺動幅を規制するストッパ部材を備えたことを特徴とする作業機の防振支持構造。 Anti-vibration of the work machine, which supports the anti-vibration target equipment that requires anti-vibration measures on the main frame of the work machine provided with the main frame as a base on which the component equipment is placed via the anti-vibration member In the support structure,
A sub-frame having a substantially rectangular shape in plan view placed on the main frame;
Anti-vibration members for supporting at least three support points on the bottom surface of the sub-frame on the main frame, and
An anti-vibration support structure for a working machine, comprising a stopper member that is detachably attached to the main frame and that covers at least two corners of the sub frame to restrict a swinging width of the sub frame. .
平面視略L字状に形成された側板,前記側板の下端間を塞ぐ底板,前記側板の下端より外向きに突出したフランジ部,及び,前記側板の上端間に架設された天板を備え,
前記底板,前記側板,及び前記天板によって画成された,前記サブフレームの角部を収容する収容空間を備えることを特徴とする請求項1記載の作業機の防振支持構造。 The stopper member is
A side plate formed in a substantially L shape in plan view, a bottom plate closing between the lower ends of the side plates, a flange portion projecting outward from the lower ends of the side plates, and a top plate laid between the upper ends of the side plates;
The anti-vibration support structure for a working machine according to claim 1, further comprising an accommodation space for accommodating a corner portion of the subframe, which is defined by the bottom plate, the side plate, and the top plate.
平面視略L字状に形成された側板,前記側板の下端より外向きに突出したフランジ部,及び前記側板の上端間に架設された天板を備え,
前記フランジ部を前記メインフレームの上面に載置固定することにより,前記サブフレームの角部を収容する収容空間が,前記メインフレームの上面と,前記ストッパ部材の前記側板及び天板とによって画成された空間に形成されることを特徴とする請求項1記載の作業機の防振支持構造。 The stopper member is
A side plate formed in a substantially L shape in plan view, a flange portion projecting outward from the lower end of the side plate, and a top plate laid between the upper ends of the side plates;
By mounting and fixing the flange portion on the upper surface of the main frame, an accommodation space for accommodating a corner portion of the subframe is defined by the upper surface of the main frame, the side plate and the top plate of the stopper member. 2. The anti-vibration support structure for a working machine according to claim 1, wherein the anti-vibration support structure is formed in a defined space.
各支持点に設ける前記防振部材として,前記支持点の前記荷重に対応した適合荷重を有する,同一構造の防振部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の作業機の防振支持構造。 The supporting points are respectively provided at positions where the sub-frames on which the vibration-proof target devices are placed can be supported with substantially the same load,
The anti-vibration member having the same structure and having a conforming load corresponding to the load at the support point is provided as the anti-vibration member provided at each support point. Anti-vibration support structure for work equipment.
前記サブフレームの前記凹部内に,前記防振部材を配置したことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の作業機の防振支持構造。 The sub-frame is formed in a box shape having a top plate having a substantially rectangular shape in plan view and a side wall having a side wall projecting downward from the periphery of the top plate and having a recess opening downward.
The anti-vibration support structure for a work machine according to any one of claims 1 to 5, wherein the anti-vibration member is disposed in the recess of the subframe.
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