JP2017041806A - Wireless communication apparatus, radio communication system and failure cause estimation method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、無線通信装置、無線通信システムおよび障害原因推定方法に関する。 The present invention relates to a wireless communication device, a wireless communication system, and a failure cause estimation method.
ISM(Industry Science Medical)帯の電波を用いた無線LAN(Local Area Network)等の無線ネットワークは、免許不要で手軽に使えるため利用シーンが増えている。しかし、ISM帯の電波を用いる無線通信機器が無計画に配置されると、お互いに電波干渉を与え合い、通信環境が不安定となる。よって、通信ネットワークを安定して使うためには運用保守が重要となる。大規模ネットワークであれば専門の運用保守業者もしくは情報システム部門によってネットワークの監視、障害対策が行われる。また、個人宅や小規模なネットワークでは専用の運用保守部門はなく、ユーザ自ら障害に対応することになる。 Wireless networks such as a wireless local area network (LAN) using radio waves in the ISM (Industry Science Medical) band are being used easily because they can be used easily without a license. However, if wireless communication devices that use radio waves in the ISM band are arranged unplanned, the radio waves interfere with each other and the communication environment becomes unstable. Therefore, operation and maintenance are important in order to use the communication network stably. If it is a large-scale network, network monitoring and troubleshooting will be performed by a specialized operation and maintenance company or information system department. In addition, there is no dedicated operation and maintenance department in private homes and small networks, and users themselves deal with failures.
しかし、電波は目に見えないため、無線ネットワークの障害の原因を特定することは容易ではない。また、障害が断続的に発生している場合には、障害の発生時点を見極めることも難しい。このように、無線ネットワークの障害は、原因の特定が難しいため、的確な対処を行うことが難しい。運用保守の専門家であっても、多くの場合、経験によって蓄積されたノウハウによる対症療法的な対処を行っており、そのため根本的な対策をとっていない場合は障害が再発する可能性もある。また、無線ネットワークが普及、増加していくにつれ、運用保守業者の数が不足する恐れもある。よって、ネットワーク安定性を向上し、かつ作業負荷を軽減する運用保守技術が求められている。 However, since radio waves are invisible, it is not easy to identify the cause of a wireless network failure. In addition, when the failure occurs intermittently, it is difficult to determine the time of occurrence of the failure. As described above, since it is difficult to identify the cause of a failure in a wireless network, it is difficult to take an appropriate countermeasure. Even operation and maintenance specialists often deal with symptomatic treatment based on know-how accumulated through experience, so there is a possibility that the failure will recur if fundamental measures are not taken. . In addition, as wireless networks become more widespread and increase, there may be a shortage of operation and maintenance contractors. Therefore, there is a demand for operation and maintenance technology that improves network stability and reduces workload.
これに対し、例えば、無線ネットワーク内の端末に電波の測定機能を持たせ、端末が測定した情報をアクセスポイントに通知し、アクセスポイントが端末から収集した情報に基づいて障害原因を診断する技術が知られている。 On the other hand, for example, there is a technology in which a terminal in a wireless network has a radio wave measurement function, notifies the access point of information measured by the terminal, and the access point diagnoses the cause of the failure based on the information collected from the terminal. Are known.
ところで、無線LAN等の無線ネットワークにおいて、アクセスポイントは、無線ネットワークの運用保守を行う管理者によって管理される。しかし、端末は、端末のユーザによって管理される場合が多く、無線ネットワーク内の全ての端末が、電波環境を測定してアクセスポイントに報告するような特定の機能を備えているとは限らない。そのような場合には、アクセスポイントは、無線ネットワークの障害の原因を判定することが困難となる。また、アクセスポイントや端末がフェージングを受けている場合には、アクセスポイントや端末に電波干渉等の障害が発生していなくても、電波干渉等が無線ネットワークの障害の原因として誤って判定される場合がある。 By the way, in a wireless network such as a wireless LAN, the access point is managed by an administrator who performs operation and maintenance of the wireless network. However, the terminal is often managed by the user of the terminal, and not all the terminals in the wireless network have a specific function of measuring the radio wave environment and reporting to the access point. In such a case, it becomes difficult for the access point to determine the cause of the failure of the wireless network. In addition, when the access point or terminal is fading, even if the access point or terminal is not affected by radio interference, the radio interference is erroneously determined as the cause of the wireless network failure. There is a case.
本願に開示の技術は、無線ネットワークの障害の原因を精度よく判定する。 The technology disclosed in the present application accurately determines the cause of a failure in a wireless network.
1つの側面では、無線通信装置と複数の端末装置とを有する無線通信システムに用いられる無線通信装置は、特定部と、判定部とを備える。特定部は、複数の端末装置との間の通信状況に基づいて、フェージングの影響を受けている第1の端末装置を特定する。判定部は、特定部によって特定された第1の端末装置を除いた複数の端末装置について、該端末装置へパケットを送信してから該パケットに対する応答パケットを受信するまでの応答時間に基づいて、自装置が干渉を受けているか否かを判定する。 In one aspect, a wireless communication device used in a wireless communication system having a wireless communication device and a plurality of terminal devices includes a specifying unit and a determination unit. The specifying unit specifies a first terminal device that is affected by fading based on a communication status with a plurality of terminal devices. The determination unit, for a plurality of terminal devices excluding the first terminal device specified by the specifying unit, based on the response time from transmitting a packet to the terminal device until receiving a response packet for the packet, It is determined whether or not the own device is receiving interference.
1実施形態によれば、無線ネットワークの障害の原因を精度よく判定することができる。 According to one embodiment, the cause of a failure in a wireless network can be accurately determined.
以下に、本願の開示する無線通信装置、無線通信システムおよび障害原因推定方法の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。 Embodiments of a wireless communication device, a wireless communication system, and a failure cause estimation method disclosed in the present application will be described below in detail with reference to the drawings. The following examples do not limit the disclosed technology. Each embodiment can be appropriately combined within a range in which processing contents are not contradictory.
[無線通信システム10]
図1は、無線通信システム10の一例を示す図である。本実施例における無線通信システム10は、AP(Access Point)20および複数の端末13−1〜13−nを備える。AP20は、ルータ等のネットワーク装置12を介して、例えばWAN(Wide Area Network)11等のコアネットワークに接続される。AP20は、端末13−1〜13−nのそれぞれと無線LANに基づく無線通信を行う。なお、以下では、複数の端末13−1〜13−nのそれぞれを区別することなく総称する場合に端末13と記載する。AP20は、無線通信装置の一例である。また、端末13は、端末装置の一例である。
[Wireless communication system 10]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a
AP20は、端末13から受信したパケットをネットワーク装置12へ送る。また、AP20は、ネットワーク装置12から受信したパケットを、無線通信により端末13へ送信する。ネットワーク装置12は、AP20からパケットを受信した場合に、受信したパケットの宛先に基づいて、受信したパケットをWAN11へ送信する。また、ネットワーク装置12は、AP20または端末13宛のパケットをWAN11から受信した場合に、受信したパケットをAP20へ送る。
The AP 20 sends the packet received from the terminal 13 to the
[AP20]
図2は、AP20の一例を示すブロック図である。AP20は、例えば図2に示すように、通信制御部21、障害判定部22、端末特定部23、および保持部24を有する。また、AP20は、応答時間測定部25、パケットロス率測定部26、RSSI(Received Signal Strength Indicator)測定部27、送信部28、受信部29、およびアンテナ200を有する。保持部24は、測定値テーブル240、応答時間テーブル241、パケットロス率テーブル242、RSSIテーブル243、ログテーブル244、および端末リストテーブル245を保持する。
[AP20]
FIG. 2 is a block diagram illustrating an example of the
図3は、測定値テーブル240の一例を示す図である。測定値テーブル240には、例えば図3に示すように、端末ID2400毎に、個別テーブル2401が格納される。端末ID2400は、それぞれの端末13を識別する情報であり、例えば端末13のMAC(Media Access Control)アドレスである。それぞれの個別テーブル2401には、応答時間2402、RSSI2403、およびパケットロス2404を含む複数のレコード2405が格納される。
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of the measurement value table 240. For example, as illustrated in FIG. 3, the measurement value table 240 stores an individual table 2401 for each
応答時間2402は、AP20から端末13へパケットが送信されてから、該パケットに対する応答パケットをAP20が受信するまでの時間である。図4は、応答時間の一例を説明する図である。AP20から端末13へパケットが送信される場合、AP20では、例えば通信制御部21から送信部28に、パケットの送信が指示される。送信部28は、所定時間t1の間、パケットの送信を待機した後に、アンテナ200を介してパケットを送信する。所定時間t1には、例えばDIFS(Distributed Inter Frame Space)期間およびバックオフ期間等が含まれる。AP20から送信されたパケットは、端末13において受信される。
The
端末13は、パケットを受信してから所定時間t2が経過した後に、受信したパケットに対する応答パケットであるAck(Acknowledgement)パケットをAP20へ送信する。所定時間t2は、例えばSIFS(Short Inter Frame Space)期間である。端末13から送信されたAckパケットは、AP20において受信される。端末13から送信されたAckパケットは、AP20からパケットが送信されてから所定時間t3が経過した後に、AP20において受信される。所定時間t3は、AP20と端末13との間の無線通信路における往復の伝送時間と所定時間t2とを合計した時間である。本実施例において、応答時間とは、例えば図4に示すように、通信制御部21からパケットの送信が指示されてから、送信されたパケットに対するAckパケットを受信部28が受信するまでの時間t0である。
The terminal 13 transmits an Ack (Acknowledgement) packet, which is a response packet to the received packet, to the
RSSI2403は、端末13から送信されたパケットをAP20が受信した場合の受信電力である。パケットロス2404は、AP20が、端末13へ送信したパケットに対するAckパケットを受信しなかったことによりパケットロスと判定したか否かを示す情報である。AP20が端末13へ送信したパケットに対してAckパケットを受信した場合、パケットロス2404にはパケットロスが発生しなかったことを示す0が格納される。一方、AP20が端末13へ送信したパケットに対してAckパケットを受信しなかった場合、パケットロス2404にはパケットロスが発生したことを示す1が格納される。
AP20が端末13へパケットを送信する度に、該端末13の端末IDに対応する個別テーブル2401には、レコード2405が作成される。そして、AP20が該端末13からAckパケットを受信した場合、作成されたレコード2405内の応答時間2402およびRSSI2403には測定値が登録され、パケットロス2404には0が登録される。一方、AP20が該端末13からAckパケットを受信しなかった場合、作成されたレコード2405内のパケットロス2404には1が登録され、応答時間2402にはパケットロスと判定されるまでの時間が登録され、RSSI2403は空欄となる。
Each time the
図5は、応答時間テーブル241の一例を示す図である。応答時間テーブル241には、例えば図5に示すように、端末ID2410、平均応答時間2411、基準値2412、および応答時間マージン2413が対応付けて格納される。平均応答時間2411は、応答時間の平均値である。基準値2412は、平均応答時間2411の基準となる値である。応答時間マージン2413は、基準値2412に対して許容される平均応答時間の変動幅を示す値である。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the response time table 241. In the response time table 241, for example, as shown in FIG. 5, a
図6は、パケットロス率テーブル242の一例を示す図である。パケットロス率テーブル242には、例えば図6に示すように、端末ID2420に対応付けてパケットロス率2421が格納される。パケットロス率2421は、AP20から送信されたパケットのうち、該パケットに対するAckパケットがAP20において受信されなかったパケットの割合である。
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of the packet loss rate table 242. In the packet loss rate table 242, for example, as shown in FIG. 6, a packet loss rate 2421 is stored in association with the terminal ID 2420. The packet loss rate 2421 is the proportion of packets transmitted from the
図7は、RSSIテーブル243の一例を示す図である。RSSIテーブル243には、例えば図7に示すように、端末ID2430に対応付けて、平均RSSI2431が格納される。平均RSSI2431は、端末13から送信されたパケットをAP20が受信した際にAP20において測定されたRSSIの平均値である。
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of the RSSI table 243. For example, as shown in FIG. 7, the RSSI table 243 stores
図8は、ログテーブル244の一例を示す図である。ログテーブル244には、例えば図8に示すように、判定結果2440および時刻2441が対応付けて格納される。判定結果2440は、障害原因の判定結果を示す。時刻2441は、判定結果2440がログテーブル244に登録された時刻を示す。
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of the log table 244. For example, as illustrated in FIG. 8, the
図9は、端末リストテーブル245の一例を示す図である。端末リストテーブル245には、例えば図9に示すように、リスト名2450毎に端末リスト2451が格納される。リスト名2450は、それぞれの端末リスト2451を識別する情報である。それぞれの端末リスト2451には、端末IDが登録される。
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of the terminal list table 245. In the terminal list table 245, for example, as shown in FIG. 9, a
図2に戻って説明を続ける。送信部28は、通信制御部21からパケットの送信を指示された場合に、パケットの送信が指示された旨を、パケットの宛先の端末13の端末IDと共に、応答時間測定部25に通知する。そして、送信部28は、所定時間待機した後に、指示されたパケットを、アンテナ200を介して宛先の端末13へユニキャストにより送信する。
Returning to FIG. 2, the description will be continued. When the
また、送信部28は、パケットを送信してから所定時間以内に、送信したパケットの宛先の端末13から受信部29がAckパケットを受信しなかった場合に、パケットを再送する。そして、再送回数が所定回数(例えば5回)に達した場合、送信部28は、パケットロスを、パケットの宛先の端末13の端末IDと共に、応答時間測定部25およびパケットロス率測定部26に通知する。
The transmitting
受信部29は、アンテナ200を介してパケットを受信した場合に、受信したパケットを通信制御部21へ出力する。また、受信部29は、アンテナ200を介して受信したパケットがAckパケットである場合、Ackパケットを送信した端末13の端末IDを応答時間測定部25、パケットロス率測定部26、および送信部28へ出力する。また、受信部29は、端末13からAckパケットを受信した場合に、パケットを受信した際に測定されたRSSIを、受信したパケットの送信元の端末13の端末IDと共にRSSI測定部27へ送る。
When receiving a packet via the
通信制御部21は、ネットワーク装置12からパケットを受信した場合に、受信したパケットを送信部28へ送り、パケットの送信を送信部28に指示する。また、通信制御部21は、受信部29からパケットを受信した場合に、受信したパケットをネットワーク装置12へ送る。また、通信制御部21は、各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行う時間帯において、所定のタイミング毎(例えば数秒毎)に、テストパケットを生成し、送信部28に指示して、生成したテストパケットを各端末13へ送信させる。また、通信制御部21は、端末特定部23からテストパケットの送信を指示された場合に、テストパケットを生成し、送信部28に指示して、生成したテストパケットを各端末13へ送信させる。
When receiving a packet from the
応答時間測定部25は、端末13の端末IDと共に、パケットの送信が指示された旨が送信部28から通知された場合に、端末IDに対応する端末13の応答時間の測定を開始する。そして、応答時間測定部25は、保持部24内の測定値テーブル240において、端末13の端末IDに対応付けられた個別テーブルを特定する。そして、応答時間測定部25は、特定した個別テーブルに、新たにレコードを作成する。
The response
そして、応答時間測定部25は、受信部29から、Ackパケットを送信した端末13の端末IDを受信した場合に、端末IDに対応する端末13の応答時間を算出する。そして、応答時間測定部25は、算出した応答時間を、測定値テーブル240の個別テーブル内に新たに作成したレコードに登録する。なお、応答時間測定部25は、送信部28からパケットロスが通知された場合、パケットロスが通知された時点までの時間を応答時間として算出し、算出した応答時間を、測定値テーブル240の個別テーブル内のレコードに登録する。
When the response
また、応答時間測定部25は、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照し、新しく登録された順に所定数の応答時間を抽出し、抽出した応答時間を平均して平均応答時間を算出する。そして、応答時間測定部25は、端末13毎に、応答時間テーブル241内の平均応答時間を、算出した平均応答時間で更新する。本実施例において、応答時間測定部25は、端末13毎に、新しく登録された順に例えば数十個程度の応答時間を平均して平均応答時間を算出する。
Further, the response
ここで、図4に示した応答時間t0の中で、所定時間t1に含まれるバックオフ時間は、数μ〜数十μ秒の範囲でランダムに選択される。そのため、応答時間t0は、所定の変動幅を有する。また、所定時間t3に含まれる、AP20と端末13との間の無線通信路における往復の伝送時間は、AP20と端末13との位置関係や、AP20と端末13との間の障害物の状況等に応じて、端末13毎に異なる。
Here, among the response times t 0 shown in FIG. 4, the back-off time included in the predetermined time t 1 is randomly selected in the range of several μs to several tens μs. Therefore, the response time t 0 has a predetermined fluctuation range. Further, the round-trip transmission time in the wireless communication path between the
そのため、本実施例では、例えば深夜など各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない時間帯において、送信部28が各端末13にテストパケットを複数回送信し、応答時間測定部25が各端末13の応答時間t0を測定する。そして、応答時間測定部25は、端末13毎に、測定した応答時間t0の平均値を応答時間の基準値として応答時間テーブル241の基準値2412に登録する。また、応答時間測定部25は、端末13毎に、測定した応答時間t0のばらつきの度合いを算出し、応答時間テーブル241の応答時間マージン2413に登録する。応答時間マージン2413は、応答時間t0の標準偏差σや標準偏差σの2倍等の値であってもよい。
Therefore, in the present embodiment, for example, in the time zone when each terminal 13 does not transmit / receive a packet having user data, such as at midnight, the
パケットロス率測定部26は、Ackパケットを送信した端末13の端末IDを受信部29から通知された場合、測定値テーブル240を参照して、通知された端末IDに対応する個別テーブルを特定する。そして、パケットロス率測定部26は、特定した個別テーブルにおいて、新たに作成されたレコード内のパケットロスの欄に、パケットロスが発生しなかったことを示す0を登録する。
When the
一方、端末13の端末IDと共に、パケットロスが送信部28から通知された場合、パケットロス率測定部26は、測定値テーブル240を参照して、通知された端末IDに対応する個別テーブルを特定する。そして、パケットロス率測定部26は、特定した個別テーブルにおいて、新たに作成されたレコード内のパケットロスの欄に、パケットロスが発生したことを示す1を登録する。
On the other hand, when the packet loss is notified from the
また、パケットロス率測定部26は、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照し、新しく登録された順に所定数のパケットロスの値を抽出し、抽出した値を平均してパケットロス率を算出する。そして、パケットロス率測定部26は、端末13毎に、パケットロス率テーブル242内のパケットロス率を、算出したパケットロス率で更新する。本実施例において、パケットロス率測定部26は、端末13毎に、新しく登録された順に例えば数十個程度のパケットロスの値を平均してパケットロス率を算出する。
Further, the packet loss
RSSI測定部27は、受信部29から端末13の端末IDと共にRSSIを受信した場合に、測定値テーブル240を参照し、受信した端末IDに対応する個別テーブルを特定する。そして、RSSI測定部27は、特定した個別テーブルにおいて、新たに作成されたレコード内のRSSIの欄に、受信部29から受信したRSSIの値を登録する。
When the RSSI measurement unit 27 receives the RSSI together with the terminal ID of the terminal 13 from the
また、RSSI測定部27は、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照し、新しく登録された順に所定数のRSSIを抽出し、抽出したRSSIを平均して平均RSSIを算出する。そして、RSSI測定部27は、端末13毎に、RSSIテーブル243内の平均RSSIを、算出した平均RSSIで更新する。本実施例において、RSSI測定部27は、端末13毎に、新しく登録された順に例えば数十個程度のRSSIを平均して平均RSSIを算出する。なお、平均RSSIは、Ackパケットの他、端末13から送信された他のパケットを受信した際に測定されたRSSIを用いて算出されてもよい。 Further, the RSSI measurement unit 27 refers to the individual table in the measurement value table 240 for each terminal 13, extracts a predetermined number of RSSIs in the newly registered order, and averages the extracted RSSIs to calculate an average RSSI. . Then, the RSSI measurement unit 27 updates the average RSSI in the RSSI table 243 with the calculated average RSSI for each terminal 13. In the present embodiment, the RSSI measurement unit 27 calculates an average RSSI by averaging, for example, about several tens of RSSIs for each terminal 13 in the newly registered order. Note that the average RSSI may be calculated using RSSI measured when other packets transmitted from the terminal 13 are received in addition to the Ack packets.
端末特定部23は、例えば深夜など各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない時間帯において、通信制御部21にテストパケットの送信を指示する。そして、各端末13に所定数のテストパケットが送信された後に、端末特定部23は、端末13毎に測定値テーブル240内の個別テーブルを参照して、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を特定する。
The
ここで、応答時間とフェージングの関係について説明する。図10は、応答時間の変動の一例を説明する図である。図10(a)は、端末13が干渉電波を受けておらず、かつ、フェージングによる受信電力の変動が小さい場合の応答時間の変動の一例を示す。図10(b)は、端末13が干渉電波を受けており、かつ、フェージングによる受信電力の変動が小さい場合の応答時間の変動の一例を示す。図10(c)は、端末13が干渉電波を受けておらず、かつ、フェージングによる受信電力の変動が大きい場合の応答時間の変動の一例を示す。 Here, the relationship between response time and fading will be described. FIG. 10 is a diagram illustrating an example of response time variation. FIG. 10A shows an example of fluctuations in response time when the terminal 13 is not receiving interference radio waves and the fluctuation in received power due to fading is small. FIG. 10B shows an example of fluctuations in response time when the terminal 13 receives interference radio waves and the fluctuations in received power due to fading are small. FIG. 10C shows an example of fluctuations in response time when the terminal 13 is not receiving interference radio waves and the fluctuation in received power due to fading is large.
端末13が干渉電波を受けると、干渉電波を受けている間に受信した信号の品質が悪化し、AP20から送信されたテストパケットの受信に失敗する場合がある。また、フェージングによる受信電力の変動が大きい場合も、端末13において信号の受信電力が断続的に低下し、AP20から送信されたテストパケットの受信に失敗する場合がある。AP20から送信されたテストパケットの受信に失敗すると、端末13は、AP20へAckパケットを送信しない。そのため、AP20は、テストパケットの再送を繰り返す。これにより、例えば図10(b)および(c)に示す応答時間の平均値は、図10(a)に示す応答時間の平均値に比べて長くなる。
When the terminal 13 receives the interference radio wave, the quality of the signal received while receiving the interference radio wave may deteriorate, and reception of the test packet transmitted from the
また、端末13が干渉電波を受けている場合も、例えば図10(b)に示すように応答時間が長くなり、フェージングによる受信電力の変動が大きい場合も、例えば図10(c)に示すように応答時間が長くなる。そのため、応答時間が長くなったことを検出しただけでは、その原因が干渉電波によるものか、フェージングによるものかを区別することは困難である。 Also, when the terminal 13 receives an interference radio wave, for example, as shown in FIG. 10B, the response time becomes long, and when the variation in received power due to fading is large, for example, as shown in FIG. Response time becomes longer. Therefore, it is difficult to distinguish whether the cause is due to interference radio waves or fading only by detecting that the response time is long.
図11は、RSSIの変動の一例を説明する図である。図11(a)は、端末13が干渉電波を受けておらず、かつ、フェージングによる受信電力の変動が小さい場合において、AP20が測定したAckパケットのRSSIの変動の一例を示す。図11(b)は、端末13が干渉電波を受けており、かつ、フェージングによる受信電力の変動が小さい場合において、AP20が測定したAckパケットのRSSIの変動の一例を示す。図11(c)は、端末13が干渉電波を受けておらず、かつ、フェージングによる受信電力の変動が大きい場合において、AP20が測定したAckパケットのRSSIの変動の一例を示す。
FIG. 11 is a diagram for explaining an example of a variation in RSSI. FIG. 11A shows an example of the RSSI variation of the Ack packet measured by the
フェージングによる受信電力の変動が大きい場合には、例えば図11(c)に示すように、AP20が測定したAckパケットのRSSIの変動が大きくなると共に、RSSIの平均値が低くなる。一方、フェージングによる受信電力の変動が小さい場合には、例えば図11(a)および(b)に示すように、端末13が干渉電波を受けているか否かにかかわらず、AP20が測定したAckパケットのRSSIの変動が小さく、RSSIの平均値も比較的高い。
When the fluctuation of the received power due to fading is large, for example, as shown in FIG. 11C, the RSSI fluctuation of the Ack packet measured by the
そのため、本実施例の端末特定部23は、平均RSSIが所定の閾値以下の端末13をフェージングの影響を受けている可能性が高い端末13として特定し、特定した端末13の端末IDを、端末リストテーブル245内のリスト1に登録する。リスト1に端末IDが登録された端末13は、第1の端末装置の一例である。リスト1に端末IDが登録された端末13は、障害原因の判定対象から除外される。これにより、AP20は、フェージングの影響を受けている可能性が低い端末13を対象として障害原因の判定を行うことができ、障害原因の判定を高い精度で行うことができる。
Therefore, the
ここで、端末特定部23は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を特定するための閾値を、例えば以下の手順で算出する。まず、端末特定部23は、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照して、RSSIの平均値を算出し、個別テーブル内のRSSIを平均値からの相対値に置き換える。そして、端末特定部23は、各端末13について相対値に置き換えられたRSSIの値を1つの集合として、相対値に置き換えられたRSSIの値の分布の標準偏差σRSSIを算出する。そして、端末特定部23は、算出した標準偏差σRSSIの所定数倍をフェージングマージンRmとして算出する。端末特定部23は、標準偏差σRSSIの例えば3倍をフェージングマージンRmとして算出してもよい。そして、端末特定部23は、AP20の最低受信感度RminにフェージングマージンRmを加えた電力の値を、閾値として算出する。
Here, the
障害判定部22は、所定のタイミング毎(例えば10分毎)に、保持部24内の各テーブルを参照して、障害原因推定処理を実行する。障害判定部22は、障害原因推定処理において、送信部28が送信したパケットに対する応答に異常がある端末13が、パケットの宛先の端末13の中の一部の端末13である場合に、当該一部の端末13の障害と判定する。また、障害判定部22は、障害原因推定処理において、送信部28が送信したパケットに対する応答に異常がある端末13が、パケットの宛先の全ての端末13である場合に、AP20の障害と判定する。
The failure determination unit 22 refers to each table in the holding
例えば、障害判定部22は、障害原因推定処理において、パケットロス率テーブル242を参照し、パケットロス率Pが所定の閾値Pth1以上である端末13を特定する。本実施例において、所定の閾値Pth1は、例えば100%である。 For example, in the failure cause estimation process, the failure determination unit 22 refers to the packet loss rate table 242 and identifies the terminal 13 whose packet loss rate P is equal to or greater than a predetermined threshold P th1 . In the present embodiment, the predetermined threshold value P th1 is, for example, 100%.
パケットロス率Pが閾値Pth1以上の端末13が、全ての端末13である場合、障害判定部22は、AP20の故障または遮蔽を障害原因として判定する。全ての端末13とは、例えばAP20に帰属している全ての端末13である。また、AP20の遮蔽とは、例えば、いずれの端末13との間においても、AP20からの電波が通信可能な強度で端末13に届かず、端末13からの電波が通信可能な強度でAP20に届かない状態を指す。
When the terminals 13 having the packet loss rate P equal to or greater than the threshold value P th1 are all the terminals 13, the failure determination unit 22 determines the failure or shielding of the
また、パケットロス率Pが閾値Pth1以上である端末13が、一部の端末13である場合、障害判定部22は、パケットロス率Pが閾値Pth1以上である端末13の故障または遮蔽を障害原因として判定する。そして、障害判定部22は、判定結果を、判定を行った時刻と共に、保持部24内のログテーブル244に登録する。
Further, when the terminals 13 whose packet loss rate P is equal to or higher than the threshold value P th1 are some of the terminals 13, the failure determination unit 22 detects failure or shielding of the terminal 13 whose packet loss rate P is equal to or higher than the threshold value P th1. Determine as the cause of failure. Then, the failure determination unit 22 registers the determination result in the log table 244 in the holding
図12は、障害の一例を説明する図である。例えば図12に示すように、AP20と端末13−1との間に、遮蔽物30が存在する場合、AP20からの電波が通信可能な強度で端末13−1に届かない。端末13−1は、AP20から送信されたパケットの受信に失敗するため、Ackパケットの送信を行わない。AP20は、端末13−1へ送信したパケットに対するAckパケットを受信しないため、端末13−1に対してパケットの再送を繰り返す。そして、所定回数のパケットの再送を行っても端末13−1からAckパケットを受信しない場合、AP20は、端末13−1についてパケットロスを検出する。これにより、端末13−1のパケットロス率Pが閾値Pth1以上となる。
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of a failure. For example, as illustrated in FIG. 12, when the shielding object 30 exists between the
また、例えば図12に示すように、端末13−2が故障している場合、AP20から送信されたパケットが、通信可能な電波強度で端末13−2に届いたとしても、端末13−2は、Ackパケットを返さない。そのため、AP20は、端末13−2に対してパケットの再送を繰り返し、パケットロスを検出する。これにより、端末13−2のパケットロス率Pが閾値Pth1以上となる。
For example, as shown in FIG. 12, when the terminal 13-2 is out of order, even if a packet transmitted from the
ここで、AP20に帰属している端末13の中に、パケットロス率Pが閾値Pth1未満となる端末13−3が1つでも存在すれば、AP20の故障または遮蔽ではないと判定することができる。また、AP20の送信部28が故障している場合、全ての端末13に対してパケットが送信されない。また、AP20が遮蔽物で遮蔽されている場合、送信されたパケットは、いずれの端末13においても受信されない。また、AP20の受信部29が故障している場合には、AP20の送信部28がパケットを送信したとしても、いずれの端末13から送信されたAckパケットの受信にも失敗する。そのため、AP20が故障している、または、遮蔽されている場合には、全ての端末13のパケットロス率Pが閾値Pth1以上となる。
Here, if at least one terminal 13-3 having a packet loss rate P less than the threshold Pth1 is present among the terminals 13 belonging to the
ここで、全ての端末13のパケットロス率Pが閾値Pth1以上になった場合、全ての端末13が同時に故障したり遮蔽されることも考えられる。しかし、全ての端末13が同時に故障したり遮蔽される確率は、1つのAP20が故障したり遮蔽される確率よりもずっと小さい。そのため、本実施例では、全ての端末13のパケットロス率Pが閾値Pth1以上になった場合、障害判定部22は、AP20の故障または遮蔽を障害原因として判定する。
Here, when the packet loss rate P of all the terminals 13 is equal to or greater than the threshold value P th1 , it is conceivable that all the terminals 13 are simultaneously broken down or shielded. However, the probability that all the terminals 13 fail or be shielded simultaneously is much smaller than the probability that one
このように、AP20から送信されたパケットに対する応答に異常があった端末13が、全ての端末13か否かを判定することにより、障害判定部22は、端末13の障害か、AP20の障害かを切り分けることができる。これにより、AP20は、端末13に特別な測定機能が設けられていない場合であっても、端末13の障害か、AP20の障害かを切り分けることができる。
In this way, by determining whether or not the terminal 13 having an abnormality in the response to the packet transmitted from the
また、障害判定部22は、障害原因推定処理において、AP20の故障または遮蔽ではないと判定した場合、パケットロス率Pが閾値Pth1未満の端末13の中から、端末リストテーブル245のリスト1内に端末IDが登録されている端末13を除外する。そして、障害判定部22は、残った端末13の端末IDを、端末リストテーブル245のリスト4内に登録する。
Further, when the failure determination unit 22 determines that the failure of the
そして、障害判定部22は、応答時間テーブル241を参照し、リスト4内に端末IDが登録されている端末13の中で、平均応答時間が所定値よりも大きい端末13を特定する。そして、障害判定部22は、特定した端末13が、リスト4内に端末IDが登録されている端末13の数の所定割合以上(例えば90%以上)である場合に、AP20が干渉を受けていることを障害原因として判定する。一方、特定した端末13が、リスト4内に端末IDが登録されている端末13の数の所定割合未満である場合、障害判定部22は、特定した端末13が干渉を受けていることを障害原因として判定する。そして、障害判定部22は、判定結果を、判定を行った時刻と共に、保持部24内のログテーブル244に登録する。
Then, the failure determination unit 22 refers to the response time table 241 and identifies the terminal 13 whose average response time is greater than a predetermined value among the terminals 13 whose terminal IDs are registered in the
このように、本実施例のAP20は、端末13に特別な測定機能が設けられていない場合であっても、干渉電波の影響を受けている装置が、AP20と端末13のいずれであるのかを切り分ける等の障害原因の判定を行うことができる。また、いずれかの端末13が干渉電波の影響を受けている場合、AP20は、端末13に特別な測定機能が設けられていない場合であっても、干渉電波の影響を受けている端末13を特定することができる。これにより、干渉電波の影響を受けている端末13やAP20の配置から、干渉源の位置を特定することも可能となる。また、本実施例の障害判定部22は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13として、リスト1に端末IDが登録された端末13を、障害原因の判定対象から除外する。これにより、障害判定部22は、フェージングの影響を受けている可能性が低い端末13を対象として障害原因の判定を行うことができ、障害原因の判定精度を向上させることができる。
As described above, the
[シミュレーション結果]
図13は、シミュレーション結果の一例を示す図である。図13(a)は、フェージングの影響を考慮しない場合の判定結果の正解率を示す。図13(b)は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を除外した場合の判定結果の正解率を示す。図13において、横軸は干渉電波のトラフィック密度を示しており、縦軸は判定結果の正解率を示している。シミュレーションでは、AP20のみが干渉電波を受けている状況を設定しているため、AP20が干渉電波を受けていると判定された場合に、判定結果が正解となる。
[simulation result]
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of a simulation result. FIG. 13A shows the accuracy rate of the determination result when the influence of fading is not considered. FIG. 13B shows the accuracy rate of the determination result when the terminal 13 that is highly likely to be affected by fading is excluded. In FIG. 13, the horizontal axis indicates the traffic density of the interference radio wave, and the vertical axis indicates the accuracy rate of the determination result. In the simulation, a situation is set in which only the
図13(a)および(b)に示すように、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を除外することにより、判定結果の正解率が全体的に上昇している。従って、フェージングの影響を受けている可能性が低い端末13を対象として障害原因の判定を行うことにより、障害原因の判定精度を向上させることができる。 As shown in FIGS. 13A and 13B, the accuracy rate of the determination result is generally increased by excluding the terminal 13 that is highly likely to be affected by fading. Therefore, the determination accuracy of the cause of the failure can be improved by determining the cause of the failure for the terminal 13 that is less likely to be affected by fading.
[基準値作成処理]
図14は、基準値作成処理の一例を示すフローチャートである。例えば深夜など各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない時間帯において、AP20は、本フローチャートに示す基準値作成処理を実行する。
[Standard value creation processing]
FIG. 14 is a flowchart illustrating an example of the reference value creation process. For example, in a time zone in which each terminal 13 does not transmit / receive a packet having user data such as late at night, the
まず、端末特定部23は、通信制御部21にテストパケットの送信を指示する。通信制御部21は、AP20に帰属中の端末13の中で、未選択の端末13を1つ選択する(S100)。そして、通信制御部21は、選択した端末13宛のテストパケットを生成し、生成したテストパケットの送信を送信部28に指示する。なお、選択した端末13宛のパケットをネットワーク装置12から受信した場合、通信制御部21は、テストパケットに代えて、ネットワーク装置12から受信したパケットの送信を送信部28に指示してもよい。
First, the
送信部28は、パケットの送信が指示された旨を、パケットの宛先の端末13の端末IDと共に、応答時間測定部25に通知する。そして、送信部28は、通信制御部21から指示された端末13へ、テストパケットを送信する(S101)。そして、受信部29は、テストパケットが送信されてから所定時間以内に、テストパケットに対するAckパケットを受信したか否かを判定する(S102)。
The
テストパケットが送信されてから所定時間以内にAckパケットを受信した場合(S102:Yes)、受信部29は、Ackパケットを送信した端末13の端末IDを応答時間測定部25、パケットロス率測定部26、および送信部28へ送る。また、受信部29は、受信したAckパケットの送信元の端末13の端末IDと共に、パケットを受信した際に測定されたRSSIをRSSI測定部27へ送る。そして、ステップS100で選択された端末13に対応する測定値テーブル240内の個別テーブルに、各測定値が登録される(S105)。具体的には、応答時間測定部25は、測定した応答時間を個別テーブルに登録する。また、パケットロス率測定部26は、パケットロスが発生しなかったことを示す0を個別テーブルに登録する。また、RSSI測定部27は、RSSIの値を個別テーブルに登録する。そして、通信制御部21は、ステップS106に示す処理を実行する。
When the Ack packet is received within a predetermined time after the test packet is transmitted (S102: Yes), the receiving
テストパケットが送信されてから所定時間以内に、テストパケットに対するAckパケットを受信部29が受信しなかった場合(S102:No)、送信部28は、再送回数を1増やす(S103)。そして、送信部28は、再送回数が所定回数以上か否かを判定する(S104)。再送回数が所定回数未満である場合(S104:No)、送信部28は、ステップS101において、通信制御部21から指示された端末13へ、再びテストパケットを送信する。
If the receiving
一方、再送回数が所定回数以上である場合(S104:Yes)、送信部28は、テストパケットのパケットロスを、テストパケットの宛先の端末13の端末IDと共に、応答時間測定部25に通知する。そして、ステップS100で選択された端末13に対応する測定値テーブル240内の個別テーブルに、各測定値が登録される(S105)。具体的には、応答時間測定部25は、パケットロスが通知された時点までの時間を応答時間として個別テーブルに登録する。また、パケットロス率測定部26は、パケットロスが発生したことを示す1を個別テーブルに登録する。
On the other hand, when the number of retransmissions is equal to or greater than the predetermined number (S104: Yes), the
次に、通信制御部21は、テストパケットを所定回数送信したか否かを判定する(S106)。本実施例において、通信制御部21は、各端末13に対してテストパケットを例えば数十回程度送信する。テストパケットを所定回数送信していない場合(S106:No)、通信制御部21は、再びステップS101に示した処理を実行する。
Next, the
一方、テストパケットを所定回数送信した場合(S106:Yes)、通信制御部21は、AP20に帰属中の全ての端末13を選択したか否かを判定する(S107)。未選択の端末13がある場合(S107:No)、通信制御部21は、ステップS100に示した処理を実行する。
On the other hand, when the test packet is transmitted a predetermined number of times (S106: Yes), the
一方、AP20に帰属中の全ての端末13が選択された場合(S107:Yes)、応答時間測定部25は、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照して、応答時間を平均することにより応答時間の基準値を算出する(S108)。また、応答時間測定部25は、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照して、応答時間のばらつきの度合いを応答時間マージンとして算出する(S108)。そして、応答時間測定部25は、端末13毎に、算出した基準値および応答時間マージンを、端末IDに対応付けて応答時間テーブル241に登録する。そして、端末特定部23は、後述する除外端末特定処理を実行する(S109)。そして、AP20は、本フローチャートに示した基準値作成処理を終了する。
On the other hand, when all the terminals 13 belonging to the
[除外端末特定処理]
図15は、実施例1における除外端末特定処理の一例を示すフローチャートである。
[Excluded terminal identification process]
FIG. 15 is a flowchart illustrating an example of the excluded terminal specifying process according to the first embodiment.
まず、端末特定部23は、フェージングマージンRmを算出する(S200)。端末特定部23は、例えば、端末13毎に、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照して、RSSIの平均値を算出し、個別テーブル内のRSSIを平均値からの相対値に置き換える。そして、端末特定部23は、各端末13について相対値に置き換えられたRSSIの値を1つの集合として、相対値に置き換えられたRSSIの値の分布の標準偏差σRSSIを算出する。そして、端末特定部23は、算出した標準偏差σRSSIの所定数倍をフェージングマージンRmとして算出する。
First, the
次に、端末特定部23は、変数iの値を0に初期化し、AP20に帰属している端末13の数を定数N0にセットする(S201)。そして、端末特定部23は、端末リストテーブル245のリスト1内の端末IDを全て削除する(S202)。そして、端末特定部23は、変数iの値が定数N0未満か否かを判定する(S203)。変数iの値が定数N0以上である場合(S203:No)、AP20は、本フローチャートに示す除外端末特定処理を終了する。
Next, the
変数iの値が定数N0未満である場合(S203:Yes)、端末特定部23は、保持部24内のRSSIテーブル243を参照して、i番目の端末13の平均RSSIであるR(i)を取得する(S204)。そして、端末特定部23は、取得した平均RSSIであるR(i)が、AP20の最低受信感度RminにフェージングマージンRmを加えた値以下であるか否かを判定する(S205)。R(i)が最低受信感度RminにフェージングマージンRmを加えた値より大きい場合(S205:No)、端末特定部23は、ステップS207に示す処理を実行する。
When the value of the variable i is less than the constant N 0 (S203: Yes), the
R(i)が最低受信感度RminにフェージングマージンRmを加えた値以下である場合(S205:Yes)、端末特定部23は、i番目の端末13の端末IDを端末リストテーブル245のリスト1内に登録する(S206)。そして、端末特定部23は、変数iの値を1増やし(S207)、再びステップS203に示した処理を実行する。図15に示した除外端末特定処理が実行されることにより、リスト1内には、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13の端末IDが登録される。
If R (i) is less than or equal to the value obtained by adding the fading margin R m to the minimum reception sensitivity R min (S205: Yes), the
[測定処理]
図16は、測定処理の一例を示すフローチャートである。AP20は、例えば所定のタイミング毎(例えば数秒毎)に、本フローチャートに示す測定処理を実行する。
[Measurement processing]
FIG. 16 is a flowchart illustrating an example of the measurement process. For example, the
まず、通信制御部21は、AP20に帰属中の端末13の中で、未選択の端末13を1つ選択する(S300)。そして、通信制御部21は、選択した端末13宛のテストパケットを生成し、生成したテストパケットの送信を送信部28に指示する。なお、選択した端末13宛のパケットをネットワーク装置12から受信した場合、通信制御部21は、テストパケットに代えて、ネットワーク装置12から受信したパケットの送信を送信部28に指示してもよい。
First, the
送信部28は、テストパケットの送信が指示された旨を、テストパケットの宛先の端末13の端末IDと共に、応答時間測定部25に通知する。そして、送信部28は、通信制御部21から指示された端末13へ、テストパケットを送信する(S301)。
The
次に、受信部29は、テストパケットが送信されてから所定時間以内に、テストパケットに対するAckパケットを受信したか否かを判定する(S302)。テストパケットが送信されてから所定時間以内にAckパケットを受信した場合(S302:Yes)、受信部29は、Ackパケットを送信した端末13の端末IDを応答時間測定部25、パケットロス率測定部26、および送信部28に通知する。また、受信部29は、受信したAckパケットの送信元の端末13の端末IDと共に、パケットを受信した際に測定されたRSSIをRSSI測定部27に通知する。そして、ステップS300で選択された端末13に対応する測定値テーブル240内の個別テーブルに、各測定値が登録される(S305)。具体的には、応答時間測定部25は、測定した応答時間を個別テーブルに登録する。また、パケットロス率測定部26は、パケットロスが発生しなかったことを示す0を個別テーブルに登録する。また、RSSI測定部27は、RSSIの値を個別テーブルに登録する。そして、応答時間測定部25は、ステップS306に示す処理を実行する。
Next, the receiving
テストパケットが送信されてから所定時間以内に、テストパケットに対するAckパケットを受信部29が受信しなかった場合(S302:No)、送信部28は、再送回数を1増やす(S303)。そして、送信部28は、再送回数が所定回数以上か否かを判定する(S304)。再送回数が所定回数未満である場合(S304:No)、送信部28は、ステップS301において、通信制御部21から指示された端末13へ、再びテストパケットを送信する。
If the receiving
一方、再送回数が所定回数以上である場合(S304:Yes)、送信部28は、テストパケットのパケットロスを、テストパケットの宛先の端末13の端末IDと共に、応答時間測定部25およびパケットロス率測定部26に通知する。そして、ステップS300で選択された端末13に対応する測定値テーブル240内の個別テーブルに、各測定値が登録される(S305)。具体的には、応答時間測定部25は、パケットロスが通知された時点までの時間を応答時間として個別テーブルに登録する。また、パケットロス率測定部26は、パケットロスが発生したことを示す1を個別テーブルに登録する。
On the other hand, when the number of retransmissions is equal to or greater than the predetermined number (S304: Yes), the
次に、応答時間測定部25は、ステップS300で選択された端末13について、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照し、新しく登録された順に所定数の応答時間を平均して平均応答時間を算出する。そして、応答時間測定部25は、応答時間テーブル241において、ステップS300で選択された端末13の端末IDに対応付けられている平均応答時間を、算出した平均応答時間で更新する(S306)。
Next, the response
次に、パケットロス率測定部26は、ステップS300で選択された端末13について、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照し、新しく登録された順に所定数のパケットロスの値を平均してパケットロス率を算出する。そして、パケットロス率測定部26は、パケットロス率テーブル242において、ステップS300で選択された端末13の端末IDに対応付けられているパケットロス率を、算出したパケットロス率で更新する(S307)。
Next, the packet loss
次に、RSSI測定部27は、ステップS300で選択された端末13について、測定値テーブル240内の個別テーブルを参照し、新しく登録された順に所定数のRSSIを平均して平均RSSIを算出する。そして、RSSI測定部27は、RSSIテーブル243において、ステップS300で選択された端末13の端末IDに対応付けられている平均RSSIを、算出した平均RSSIで更新する(S308)。 Next, the RSSI measurement unit 27 refers to the individual table in the measurement value table 240 for the terminal 13 selected in step S300, and calculates an average RSSI by averaging a predetermined number of RSSIs in the newly registered order. Then, the RSSI measurement unit 27 updates the average RSSI associated with the terminal ID of the terminal 13 selected in Step S300 in the RSSI table 243 with the calculated average RSSI (S308).
次に、通信制御部21は、AP20に帰属中の全ての端末13を選択したか否かを判定する(S309)。未選択の端末13がある場合(S309:No)、通信制御部21は、再びステップS300に示した処理を実行する。一方、全ての端末13を選択した場合(S309:Yes)、AP20は、本フローチャートに示した測定処理を終了する。
Next, the
[障害原因推定処理]
図17は、実施例1における障害原因推定処理の一例を示すフローチャートである。AP20は、例えば各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行う時間帯において、例えば所定のタイミング毎(例えば10分毎)に、本フローチャートに示す障害原因推定処理を実行する。
[Failure cause estimation processing]
FIG. 17 is a flowchart illustrating an example of failure cause estimation processing according to the first embodiment. The
まず、AP20は、後述する遮蔽・故障診断処理を実行する(S400)。そして、AP20は、AP20の遮蔽または故障が判定されたか否かを判定する(S401)。AP20の遮蔽または故障が判定された場合(S401:Yes)、AP20の遮蔽または故障を障害原因とする判定結果を、判定を行った時刻と共に、保持部24内のログテーブル244に登録する(S403)。そして、AP20は、本フローチャートに示した障害原因推定処理を終了する。
First, the
一方、AP20の遮蔽および故障が判定されていない場合(S401:No)、AP20は、後述する干渉診断処理を実行する(S402)。そして、AP20は、干渉診断処理によって判定された結果を障害原因として、判定を行った時刻と共に、保持部24内のログテーブル244に登録する(S403)。そして、AP20は、本フローチャートに示した障害原因推定処理を終了する。
On the other hand, when the shielding and failure of the
[遮蔽・故障診断処理]
図18は、遮蔽・故障診断処理の一例を示すフローチャートである。
[Shielding / failure diagnosis processing]
FIG. 18 is a flowchart illustrating an example of shielding / fault diagnosis processing.
まず、障害判定部22は、変数iの値を0に初期化し、AP20に帰属している端末13の数を定数N0にセットする(S500)。そして、障害判定部22は、端末リストテーブル245のリスト2内の端末IDを削除し、リスト3内の端末IDを削除する(S501)。そして、障害判定部22は、変数iの値が定数N0未満か否かを判定する(S502)。
First, the failure determination unit 22 initializes the value of the variable i to 0, and sets the number of terminals 13 belonging to the
変数iの値が定数N0未満である場合(S502:Yes)、障害判定部22は、保持部24内のパケットロス率テーブル242を参照し、AP20に帰属している端末13の中でi番目の端末13のパケットロス率P(i)を取得する(S503)。そして、障害判定部22は、取得したパケットロス率P(i)が、予め定められた閾値Pth1以上であるか否かを判定する(S504)。本実施例において、閾値Pth1は、例えば100%である。
When the value of the variable i is less than the constant N 0 (S502: Yes), the failure determination unit 22 refers to the packet loss rate table 242 in the holding
パケットロス率P(i)が閾値Pth1以上である場合(S504:Yes)、障害判定部22は、i番目の端末13の端末IDを、故障または遮蔽が疑われる端末13のリストであるリスト2に登録する(S505)。一方、パケットロス率P(i)が閾値Pth1未満である場合(S504:No)、障害判定部22は、i番目の端末13の端末IDを、干渉の診断対象の候補となる端末13のリストであるリスト3に登録する(S506)。そして、障害判定部22は、変数iの値を1増やし(S507)、再びステップS502に示した処理を実行する。 When the packet loss rate P (i) is equal to or greater than the threshold value P th1 (S504: Yes), the failure determination unit 22 lists the terminal ID of the i-th terminal 13 as a list of terminals 13 suspected of malfunctioning or shielding. 2 is registered (S505). On the other hand, when the packet loss rate P (i) is less than the threshold P th1 (S504: No), the failure determination unit 22 uses the terminal ID of the i-th terminal 13 as the candidate of the interference diagnosis target terminal 13. The list is registered in the list 3 (S506). Then, the failure determination unit 22 increases the value of the variable i by 1 (S507), and executes the process shown in step S502 again.
変数iの値が定数N0以上である場合(S502:No)、障害判定部22は、リスト2内に端末IDが登録された端末13の数を定数N2にセットする(S508)。そして、障害判定部22は、定数N2の値が、AP20に帰属している端末13の数を示す定数N0の値と等しいか否かを判定する(S509)。定数N2の値と定数N0の値とが等しい場合(S509:Yes)、即ち、AP20に帰属している全ての端末13のパケットロス率P(i)が閾値Pth1以上である場合、障害判定部22は、AP20の故障または遮蔽と判定する(S510)。これにより、図17に示したステップS403において、AP20の故障または遮蔽を障害原因とする判定結果が保持部24内のログテーブル244に登録される。そして、障害判定部22は、本フローチャートに示した遮蔽・故障診断処理を終了する。
When the value of the variable i is equal to or greater than the constant N 0 (S502: No), the failure determination unit 22 sets the number of terminals 13 whose terminal IDs are registered in the list 2 to the constant N 2 (S508). The fault determining unit 22, the value of the constant N 2 determines whether equal to the value of the constant N 0 indicating the number of terminals 13 that belong to the AP 20 (S509). When the value of the constant N 2 is equal to the value of the constant N 0 (S509: Yes), that is, when the packet loss rate P (i) of all the terminals 13 belonging to the
一方、定数N2の値と定数N0の値とが異なる場合(S509:No)、障害判定部22は、定数N2の値が1以上か否かを判定する(S511)。定数N2の値が0である場合(S511:No)、即ち、パケットロス率P(i)が閾値Pth1以上の端末13が1台も存在しない場合、障害判定部22は、本フローチャートに示した遮蔽・故障診断処理を終了する。一方、定数N2が1以上である場合(S511:Yes)、即ち、一部の端末13のパケットロス率P(i)が閾値Pth1以上である場合、障害判定部22は、リスト2内に端末IDが登録された端末13の故障または遮蔽と判定する(S512)。これにより、図17に示したステップS403において、リスト2内に登録されている端末IDと共に、端末13の故障または遮蔽を障害原因とする判定結果が保持部24内のログテーブル244に登録される。
On the other hand, when the value of the constant N 2 is different from the value of the constant N 0 (S509: No), the failure determination unit 22 determines whether the value of the constant N 2 is 1 or more (S511). When the value of the constant N 2 is 0 (S511: No), that is, when there is no terminal 13 having a packet loss rate P (i) equal to or greater than the threshold value P th1 , the failure determination unit 22 performs the process in this flowchart. The indicated shielding / fault diagnosis process is terminated. On the other hand, when the constant N 2 is 1 or more (S511: Yes), that is, when the packet loss rate P (i) of some terminals 13 is greater than or equal to the threshold P th1 , the failure determination unit 22 It is determined that the terminal 13 whose terminal ID is registered as a failure or shielding is registered (S512). As a result, in step S403 shown in FIG. 17, together with the terminal ID registered in the list 2, the determination result based on the failure or shielding of the terminal 13 as the cause is registered in the log table 244 in the holding
[干渉診断処理]
図19は、干渉診断処理の一例を示すフローチャートである。
[Interference diagnosis processing]
FIG. 19 is a flowchart illustrating an example of the interference diagnosis process.
まず、障害判定部22は、端末リストテーブル245のリスト4内の端末IDを削除し、端末リストテーブル245のリスト5内の端末IDを削除する(S600)。そして、障害判定部22は、端末リストテーブル245のリスト3内に端末IDが登録された端末13の中から、端末リストテーブル245のリスト1内に端末IDが登録された端末13を除外する。そして、障害判定部22は、残った端末13の端末IDをリスト4に登録する(S601)。そして、障害判定部22は、変数iの値を0に初期化し、リスト4内に端末IDが登録された端末13の数を定数N4にセットする(S602)。
First, the failure determination unit 22 deletes the terminal ID in the
次に、障害判定部22は、変数iの値が定数N4未満か否かを判定する(S603)。変数iの値が定数N4未満である場合(S603:Yes)、障害判定部22は、応答時間テーブル241を参照し、リスト4内のi番目の端末13の平均応答時間D(i)、基準値Dr(i)、および応答時間マージンDm(i)を取得する(S604)。そして、障害判定部22は、平均応答時間D(i)が、基準値Dr(i)と応答時間マージンDm(i)とを合計した時間よりも長いか否かを判定する(S605)。
Next, the failure determination unit 22 determines whether the value of the variable i is less than the constant N 4 (S603). When the value of the variable i is less than the constant N 4 (S603: Yes), the failure determination unit 22 refers to the response time table 241, and the average response time D (i) of the i-th terminal 13 in the
平均応答時間D(i)が、基準値Dr(i)と応答時間マージンDm(i)とを合計した時間以下である場合(S605:No)、障害判定部22は、変数iの値を1増やし(S607)、再びステップS603に示した処理を実行する。一方、平均応答時間D(i)が、基準値Dr(i)と応答時間マージンDm(i)とを合計した時間よりも長い場合(S605:Yes)、障害判定部22は、i番目の端末13の端末IDをリスト5に登録する(S606)。リスト5は、干渉が疑われる端末13のリストである。そして、障害判定部22は、ステップS607に示した処理を実行する。 When the average response time D (i) is equal to or shorter than the total time of the reference value D r (i) and the response time margin D m (i) (S605: No), the failure determination unit 22 determines the value of the variable i. Is incremented by 1 (S607), and the process shown in step S603 is executed again. On the other hand, when the average response time D (i) is longer than the sum of the reference value D r (i) and the response time margin D m (i) (S605: Yes), the failure determination unit 22 determines that the i th Is registered in the list 5 (S606). List 5 is a list of terminals 13 suspected of interference. Then, the failure determination unit 22 executes the process shown in step S607.
変数iの値が定数N4以上である場合(S603:No)、障害判定部22は、リスト5内に端末IDが登録された端末13の数を定数N5にセットする(S608)。そして、障害判定部22は、定数N5が0であるか否かを判定する(S609)。定数N5が0である場合(S609:Yes)、即ち、干渉が疑われる端末13が存在しない場合、障害判定部22は、前述の遮蔽・故障診断処理において、既に何らかの障害が判定されているか否かを判定する(S610)。 When the value of the variable i is equal to or greater than the constant N 4 (S603: No), the failure determination unit 22 sets the number of terminals 13 whose terminal IDs are registered in the list 5 to the constant N 5 (S608). Then, the failure determination unit 22 determines whether or not the constant N 5 is 0 (S609). When the constant N 5 is 0 (S609: Yes), that is, when there is no terminal 13 suspected of interference, the failure determination unit 22 has already determined any failure in the above-described shielding / failure diagnosis processing. It is determined whether or not (S610).
既に何らかの障害が判定されている場合(S610:Yes)、障害判定部22は、本フローチャートに示した干渉診断処理を終了する。一方、障害が判定されていない場合(S610:No)、障害判定部22は、異常なしと判定する(S611)。これにより、図17に示したステップS403において、異常なしが判定結果として保持部24内のログテーブル244に登録される。そして、AP20は、本フローチャートに示した干渉診断処理を終了する。
When some kind of failure has already been determined (S610: Yes), the failure determination unit 22 ends the interference diagnosis process shown in this flowchart. On the other hand, when the failure is not determined (S610: No), the failure determination unit 22 determines that there is no abnormality (S611). As a result, in step S403 shown in FIG. 17, no abnormality is registered in the log table 244 in the holding
一方、定数N5が0ではない場合(S609:No)、即ち、干渉が疑われる端末13が存在する場合、障害判定部22は、定数N5が、定数N4に所定の定数αを乗じた値以上か否かを判定する(S612)。所定の定数αは、1より小さい値であり、例えば0.9である。定数N5が、定数N4に所定の定数αを乗じた値以上である場合(S612:Yes)、障害判定部22は、AP20が干渉を受けていると判定する(S613)。これにより、図17に示したステップS403において、AP20が干渉を受けている旨を示す障害原因が判定結果として保持部24内のログテーブル244に登録される。そして、AP20は、本フローチャートに示した干渉診断処理を終了する。
On the other hand, when the constant N 5 is not 0 (S609: No), i.e., when the terminal 13 that interference is suspected to exist, the fault determination unit 22, the constant N 5 is multiplied by a predetermined constant α to a constant N 4 It is determined whether or not the value is greater than or equal to (S612). The predetermined constant α is a value smaller than 1, for example, 0.9. When the constant N 5 is equal to or greater than the value obtained by multiplying the constant N 4 by the predetermined constant α (S612: Yes), the failure determination unit 22 determines that the
一方、定数N5が、定数N4に所定の定数αを乗じた値未満である場合(S612:No)、障害判定部22は、リスト5に端末IDが登録されている端末13が干渉を受けていると判定する(S614)。これにより、図17に示したステップS403において、リスト5に登録されている端末IDと共に、端末13が干渉を受けている旨を示す障害原因が判定結果として保持部24内のログテーブル244に登録される。そして、AP20は、本フローチャートに示した干渉診断処理を終了する。
On the other hand, when the constant N 5 is less than the value obtained by multiplying the constant N 4 by a predetermined constant α (S612: No), the failure determination unit 22 causes the terminal 13 whose terminal ID is registered in the list 5 to interfere. It determines with having received (S614). Thus, in step S403 shown in FIG. 17, the cause of failure indicating that the terminal 13 is receiving interference is registered in the log table 244 in the holding
[実施例1の効果]
上述したように、本実施例のAP20は、端末特定部23と、障害判定部22とを備える。端末特定部23は、端末13との間の通信状況に基づいて、フェージングの影響を受けている端末13を特定する。障害判定部22は、端末特定部23によって特定された端末13を除く端末13について、該端末13へパケットを送信してから該パケットに対するAckパケットを受信するまでの応答時間に基づいて、AP20が干渉を受けているか否かを判定する。本実施例のAP20によれば、端末13に特別な測定機能が設けられていない場合であっても、干渉電波の影響を受けている装置がAP20と端末13のいずれであるか等の障害原因の判定を行うことができる。また、本実施例のAP20は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を、障害原因の判定対象から除外するため、フェージングの影響を受けている可能性が低い端末13を対象として障害原因の判定を行うことができる。これにより、障害原因の判定精度を向上させることができる。
[Effect of Example 1]
As described above, the
また、本実施例のAP20は、例えば深夜など各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない時間帯において、各端末13へテストパケットを送信し、端末13から受信したAckパケットのRSSIを測定する。そして、AP20は、Ackパケットの平均RSSIが所定の閾値以下である端末13をフェージングの影響を受けている端末13として特定する。これにより、AP20は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を精度よく特定することができる。
In addition, the
また、本実施例のAP20は、最低受信感度Rminよりも、フェージングマージンRm分高い電力を閾値として、Ackパケットの平均RSSIが閾値以下である端末13をフェージングの影響を受けている端末13として特定する。これにより、AP20は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を精度よく特定することができる。
Further, the
実施例1におけるAP20は、Ackパケットの平均RSSIが所定の閾値以下である端末13を、フェージングの影響を受けている端末13として、障害原因の判定対象から除外した。これに対し、本実施例におけるAP20は、Ackパケットの平均RSSIが所定の閾値以下であっても、パケットロス率が所定値未満の端末13を、障害原因の判定対象に加える点が異なる。
The
AP20から遠い位置にある端末13からAckパケットが送信された場合、AP20において測定されるAckパケットのRSSIは低い。しかし、AP20から遠い位置にある端末13であっても、フェージングの影響を受けていなければ、AP20から送信されたパケットが端末13において受信され、端末13から送信されたAckパケットがAP20において受信される。そのため、フェージングの影響を受けていなければ、AP20から遠い位置にある端末13であっても、パケットロスと判定される頻度が低くなる。
When the Ack packet is transmitted from the terminal 13 located far from the
そこで、本実施例では、Ackパケットの平均RSSIが所定の閾値以下であり、かつ、パケットロス率が所定値以上の端末13が、障害原因の判定対象から除外される。これにより、Ackパケットの平均RSSIが所定の閾値以下であっても、パケットロス率が所定値未満の端末13は、障害原因の判定対象に加えられる。これにより、AP20に帰属しているより多くの端末13を対象として障害原因を判定することができるため、障害原因の判定精度をさらに向上させることができる。
Therefore, in this embodiment, the terminals 13 whose average RSSI of Ack packets is equal to or smaller than a predetermined threshold and whose packet loss rate is equal to or higher than a predetermined value are excluded from the determination targets of the cause of failure. Thereby, even if the average RSSI of the Ack packet is equal to or less than a predetermined threshold, the terminal 13 having a packet loss rate less than the predetermined value is added to the determination target of the cause of failure. Thereby, since the cause of a failure can be determined for more terminals 13 belonging to the
なお、本実施例において、AP20が有する各機能ブロックは、以下に説明する点を除き、図2を用いて説明した実施例1のAP20が有する各機能ブロックと同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例の基準値作成処理および除外端末特定処理は、図14および図15を用いてそれぞれ説明した実施例1の基準値作成処理および除外端末特定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例の測定処理および遮断・故障診断処理は、図16および図18を用いてそれぞれ説明した実施例1の測定処理および遮断・故障診断処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例の干渉診断処理は、図19を用いて説明した実施例1の干渉診断処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
In this embodiment, the functional blocks of the
[障害原因推定処理]
図20は、実施例2における障害原因推定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図20に示したフローチャートにおいて、図17に示した実施例1の障害原因推定処理と同様の処理については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[Failure cause estimation processing]
FIG. 20 is a flowchart illustrating an example of failure cause estimation processing according to the second embodiment. In the flowchart shown in FIG. 20, the same processes as the failure cause estimation process of the first embodiment shown in FIG. 17 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
まず、AP20は、図18を用いて説明した遮蔽・故障診断処理を実行する(S400)。そして、AP20は、AP20の遮蔽または故障が検出されたか否かを判定する(S401)。AP20の遮蔽または故障が検出された場合(S401:Yes)、AP20の遮蔽または故障を障害原因とする判定結果を、判定を行った時刻と共に、保持部24内のログテーブル244に登録する(S403)。そして、AP20は、本フローチャートに示した障害原因推定処理を終了する。
First, the
一方、AP20の遮蔽および故障が検出されていない場合(S401:No)、端末特定部23は、変数iの値を0に初期化し、リスト1内に端末IDが登録された端末13の数を定数N1にセットする(S410)。そして、端末特定部23は、変数iの値が定数N1未満か否かを判定する(S411)。
On the other hand, when the shielding and failure of the
変数iの値が定数N1以上である場合(S411:No)、障害判定部22は、図19を用いて説明した干渉診断処理を実行する(S402)。一方、変数iの値が定数N1未満である場合(S411:Yes)、端末特定部23は、保持部24内のパケットロス率テーブル242を参照し、リスト1内のi番目の端末13のパケットロス率P(i)を取得する(S412)。そして、端末特定部23は、取得したパケットロス率P(i)が、予め定められた閾値Pth2未満であるか否かを判定する(S413)。本実施例において、閾値Pth2は、例えば10%である。
When the value of the variable i is equal to or greater than the constant N 1 (S411: No), the failure determination unit 22 executes the interference diagnosis process described with reference to FIG. 19 (S402). On the other hand, when the value of the variable i is less than the constant N 1 (S411: Yes), the
パケットロス率P(i)が閾値Pth2未満である場合(S413:Yes)、端末特定部23は、i番目の端末13の端末IDを、リスト1から削除する(S414)。そして、端末特定部23は、変数iの値を1増やし(S415)、再びステップS411に示した処理を実行する。一方、パケットロス率P(i)が閾値Pth2以上である場合(S413:No)、端末特定部23は、ステップS415に示した処理を実行する。
When the packet loss rate P (i) is less than the threshold value P th2 (S413: Yes), the
[実施例2の効果]
上述したように、本実施例のAP20は、例えば深夜など各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない時間帯において、端末13へテストパケットを送信し、該端末13から受信したAckパケットのRSSIを測定する。そして、AP20は、測定したRSSIの平均値が所定の閾値以下である端末13を特定する。そして、AP20は、特定した端末13の中で、各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行う時間帯におけるパケットのロス率が所定値以上である端末13を、フェージングの影響を受けている端末13として特定する。これにより、AP20は、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13を精度よく特定することができると共に、より多くの端末13を対象として障害原因を判定することができる。そのため、障害原因の判定精度をさらに向上させることができる。
[Effect of Example 2]
As described above, the
実施例1におけるAP20は、Ackパケットの平均RSSIが所定の閾値以下である端末13を、フェージングの影響を受けている端末13として、障害原因の判定対象から除外した。これに対し、本実施例におけるAP20は、Ackパケットの応答時間のばらつきの度合いが、干渉により変動する応答時間のばらつきの期待値よりも大きい端末13を、フェージングの影響を受けている端末13として、障害原因の判定対象から除外する。これにより、フェージングなど干渉以外の要因により応答時間が変動している端末13を、障害原因の判定対象から除外することができ、障害原因の判定精度を向上させることができる。
The
なお、本実施例において、AP20が有する各機能ブロックは、以下に説明する点を除き、図2を用いて説明した実施例1のAP20が有する各機能ブロックと同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例の基準値作成処理および測定処理は、図14および図16を用いてそれぞれ説明した実施例1の基準値作成処理および測定処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例の障害原因推定処理および遮断・故障診断処理は、図17および図18を用いてそれぞれ説明した実施例1の障害原因推定処理および遮断・故障診断処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例の干渉診断処理は、図19を用いて説明した実施例1の干渉診断処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
In this embodiment, the functional blocks of the
[除外端末特定処理]
図21は、実施例3における除外端末特定処理の一例を示すフローチャートである。
[Excluded terminal identification process]
FIG. 21 is a flowchart illustrating an example of an excluded terminal specifying process according to the third embodiment.
まず、端末特定部23は、変数iの値を0に初期化し、AP20に帰属している端末13の数を定数N0にセットする(S700)。そして、端末特定部23は、端末リストテーブル245のリスト1内の端末IDを全て削除する(S701)。そして、端末特定部23は、変数iの値が定数N0未満か否かを判定する(S702)。変数iの値が定数N0以上である場合(S702:No)、AP20は、本フローチャートに示す除外端末特定処理を終了する。
First, the
変数iの値が定数N0未満である場合(S702:Yes)、端末特定部23は、保持部24内の測定値テーブル240を参照して、i番目の端末13の応答時間を取得する。そして、端末特定部23は、取得した応答時間の分布から、応答時間の標準偏差Drσ(i)を算出する(S703)。そして、端末特定部23は、下記の算出式(1)に基づいて、干渉による遅延増加量の期待値Dintfを算出する。
Dintf=[{(1−PERN)/(1−PER)}−1]×Dp ・・・(1)
When the value of the variable i is less than the constant N 0 (S702: Yes), the
D intf = [{(1-PER N ) / (1-PER)}-1] × D p (1)
上記の算出式(1)において、PERは許容されるパケット誤り率、Nは再送回数、Dpはテストパケットのパケット長を示す。PERは干渉トラフィック密度に相当する。例えば、PER=30%、N=3、Dp=2ミリ秒である場合、遅延増加量の期待値Dintfは、[{(1−0.33)/(1−0.3)}−1]×2=780μ秒となる。 The above calculation formula (1), PER is the packet error rate is acceptable, N is the number of retransmissions, D p indicates the packet length of the test packet. PER corresponds to interference traffic density. For example, when PER = 30%, N = 3, and D p = 2 milliseconds, the expected value D intf of the delay increase amount is [{(1-0.3 3 ) / (1-0.3)}. −1] × 2 = 780 μsec.
次に、端末特定部23は、標準偏差Drσ(i)に所定の定数βを乗じた値が、遅延増加量の期待値Dintfの値よりも大きいか否かを判定する(S704)。本実施例において、所定の定数βは、例えば6である。標準偏差Drσ(i)に所定の定数βを乗じた値は、Ackパケットの応答時間のばらつきの度合いの一例である。また、遅延増加量の期待値Dintfは、干渉により変動する応答時間のばらつきの期待値の一例である。
Next, the
標準偏差Drσ(i)に定数βを乗じた値が、遅延増加量の期待値Dintfの値よりも大きい場合(S704:Yes)、端末特定部23は、i番目の端末13の端末IDを端末リストテーブル245のリスト1内に登録する(S705)。そして、端末特定部23は、変数iの値を1増やし(S706)、再びステップS702に示した処理を実行する。一方、標準偏差Drσ(i)に定数βを乗じた値が、遅延増加量の期待値Dintfの値以下である場合(S704:No)、端末特定部23は、ステップS706に示した処理を実行する。図21に示した除外端末特定処理が実行されることにより、リスト1内には、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13の端末IDが登録される。
When the value obtained by multiplying the standard deviation D r σ (i) by the constant β is larger than the value of the expected value D intf of the delay increase amount (S704: Yes), the
[実施例3の効果]
上述したように、本実施例のAP20は、例えば深夜など各端末13がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない時間帯において、各端末13へテストパケットを送信し、Ackパケットを受信するまでの応答時間のばらつきの度合いを算出する。そして、AP20は、算出したばらつきの度合いが、遅延増加量の期待値よりも大きい端末13を、フェージングの影響を受けている端末13として特定する。これにより、AP20は、フェージングなど干渉以外の要因により応答時間が変動している端末13を、障害原因の判定対象から除外することができる。そのため、障害原因の判定精度を向上させることができる。
[Effect of Example 3]
As described above, the
また、本実施例のAP20は、前述の算出式(1)に基づいて算出された遅延増加量の期待値Dintfを用いて、フェージングの影響を受けている端末13を特定する。これにより、AP20は、フェージングなど干渉以外の要因により応答時間が変動している端末13を、障害原因の判定対象から除外することができる。
In addition, the
また、本実施例のAP20は、端末13へパケットを送信してから該パケットに対するAckパケットを受信するまでの応答時間の標準偏差Drσに所定数βを乗じた値を、応答時間のばらつきの度合いとして用いる。これにより、AP20は、フェージングなど干渉以外の要因により応答時間が変動している端末13を、障害原因の判定対象から除外することができる。
Further, the
[ハードウェア]
なお、これまで説明した図に示された各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
[hardware]
In addition, each component of each part shown by the figure demonstrated so far does not necessarily need to be physically comprised like illustration. In other words, the specific form of distribution / integration of each unit is not limited to that shown in the figure, and all or a part thereof may be functionally or physically distributed / integrated in arbitrary units according to various loads or usage conditions. Can be configured.
さらに、AP20が有する各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
Further, the various processing functions of the
ところで、上記実施例1から3において説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをAP20が実行することで実現できる。そこで、以下では、上記した実施例1から3と同様の機能を有するプログラムを実行するAP20の一例を説明する。図22は、AP20のハードウェアの一例を示す図である。
By the way, the various processes described in the first to third embodiments can be realized by the
例えば図22に示すように、AP20は、無線通信インターフェイス50、有線通信インターフェイス51、CPU52、RAM(Random Access Memory)53、およびROM(Read Only Memory)54を有する。無線通信インターフェイス50、有線通信インターフェイス51、CPU52、RAM53、およびROM54は、バス55を介して互いに接続されている。
For example, as shown in FIG. 22, the
ROM54には、基準値作成プログラム540、測定プログラム541、および障害原因推定プログラム542が予め記憶される。CPU52は、基準値作成プログラム540、測定プログラム541、および障害原因推定プログラム542をROM54から読み出してRAM53に展開する。基準値作成プログラム540、測定プログラム541、および障害原因推定プログラム542は、図2に示した各々の構成要素と同様、適宜統合または分離されてもよい。
In the ROM 54, a reference
CPU52は、ROM54から基準値作成プログラム540、測定プログラム541、および障害原因推定プログラム542をそれぞれ読み出す。そして、CPU52は、基準値作成プログラム540を基準値作成プロセス530として、測定プログラム541を測定プロセス531として、障害原因推定プログラム542を障害原因推定プロセス532として、RAM53にそれぞれ展開する。そして、CPU52は、上記した実施例1から3のそれぞれにおいて、RAM53上に展開された基準値作成プロセス530、測定プロセス531、および障害原因推定プロセス532を実行する。例えば、CPU52は、RAM53上に展開された各プロセスを実行することで、通信制御部21、障害判定部22、端末特定部23、応答時間測定部25、パケットロス率測定部26、RSSI測定部27、送信部28、および受信部29と同様の機能を発揮する。
The
また、CPU52は、上記した実施例1および2において、RAM53上に展開された基準値作成プロセス530を実行することにより、例えば図14および図15に示した処理を実行する。また、CPU52は、上記した実施例3において、RAM53上に展開された基準値作成プロセス530を実行することにより、例えば図14および図21に示した処理を実行する。また、CPU52は、上記した実施例1から3において、RAM53上に展開された測定プロセス531を実行することにより、例えば図16に示した処理を実行する。また、CPU52は、上記した実施例1および3において、RAM53上に展開された障害原因推定プロセス532を実行することにより、例えば図17から図19に示した処理を実行する。また、CPU52は、上記した実施例2において、RAM53上に展開された障害原因推定プロセス532を実行することにより、例えば図18から図20に示した処理を実行する。
Further, the
なお、CPU52によって仮想的に実現される各処理部は、全ての処理部がCPU52によって常に実現されていなくてもよく、処理に用いられる処理部のみが仮想的に実現されればよい。また、基準値作成プログラム540、測定プログラム541、および障害原因推定プログラム542は、必ずしも最初から全てがROM54内に記憶させてなくてもよい。例えば、AP20に挿入されるICカードなどの可搬型記録媒体に各プログラムが記憶され、AP20が可搬型記録媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、各プログラムを記憶させた他のコンピュータまたはサーバ装置などから、無線通信回線、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して、AP20が各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
In addition, as for each process part virtually implement | achieved by CPU52, all the process parts may not always be implement | achieved by CPU52, and only the process part used for a process should just be implement | achieved virtually. Further, the reference
[その他]
なお、開示の技術は、上記した各実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記した各実施例では、AP20に障害判定部22および端末特定部23が設けられるが、開示の技術はこれに限られない。例えば、AP20が接続されたネットワーク上にコントローラを設け、該コントローラに障害判定部22および端末特定部23の機能が設けられてもよい。この場合、AP20は、各端末13へテストパケットを送信することにより、応答時間、パケットロス、およびRSSIを測定してコントローラに提供する。コントローラは、AP20から提供された情報を元に、フェージングを受けている可能性の高い端末13を特定する処理や障害原因を特定する処理を実行する。これにより、AP20の処理負荷の増大を抑えることができる。
[Others]
The disclosed technology is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible within the scope of the gist. For example, in each embodiment described above, the failure determination unit 22 and the
また、上記した実施例3において、端末特定部23は、応答時間のばらつきの度合いとして、応答時間の標準偏差Drσに所定の定数β(例えば6)を乗じた値を算出したが、開示の技術はこれに限られない。例えば、端末特定部23は、応答時間の値の分布において、母集団の所定割合が含まれる応答時間の範囲を、応答時間のばらつきの度合いとして算出してもよい。例えば、端末特定部23は、応答時間の値の分布において母集団の99%が含まれる応答時間の範囲を、応答時間のばらつきの度合いとして算出してもよい。
Further, in the above-described third embodiment, the
また、上記した実施例3では、AP20は、応答時間のばらつきの度合いが、遅延増加量の期待値よりも大きい端末13を、フェージングの影響を受けている可能性が高い端末13として特定するが、開示の技術はこれに限られない。例えば、実施例3においても、実施例2と同様に、応答時間のばらつきの度合いが遅延増加量の期待値よりも大きい端末13であっても、パケットロス率が所定値未満の場合には、障害原因の判定対象に加えてもよい。これにより、AP20に帰属しているより多くの端末13を対象として障害原因を判定することができ、障害原因の判定精度をさらに向上させることができる。
In Example 3 described above, the
20 AP
21 通信制御部
22 障害判定部
23 端末特定部
24 保持部
240 測定値テーブル
241 応答時間テーブル
242 パケットロス率テーブル
243 RSSIテーブル
244 ログテーブル
245 端末リストテーブル
25 応答時間測定部
26 パケットロス率測定部
27 RSSI測定部
28 送信部
29 受信部
200 アンテナ
20 AP
21 Communication control unit 22
Claims (9)
複数の前記端末装置との間の通信状況に基づいて、フェージングの影響を受けている第1の端末装置を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記第1の端末装置を除いた複数の前記端末装置について、該端末装置へパケットを送信してから該パケットに対する応答パケットを受信するまでの応答時間に基づいて、自装置が干渉を受けているか否かを判定する判定部と
を備えることを特徴とする無線通信装置。 In a wireless communication device used in a wireless communication system having a wireless communication device and a plurality of terminal devices,
A specifying unit that specifies a first terminal device affected by fading based on a communication status between the plurality of terminal devices;
For the plurality of terminal devices excluding the first terminal device specified by the specifying unit, based on response times from when a packet is transmitted to the terminal device until a response packet is received for the packet, A wireless communication apparatus comprising: a determination unit that determines whether the apparatus is receiving interference.
複数の前記端末装置がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない環境で、それぞれの前記端末装置へテストパケットを送信し、該端末装置から受信した応答パケットの受信電力の平均値が所定の閾値以下である端末装置を、前記第1の端末装置として特定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 The specific part is:
In an environment in which a plurality of terminal devices do not transmit / receive packets having user data, a test packet is transmitted to each of the terminal devices, and an average value of received power of response packets received from the terminal devices is a predetermined threshold value. The wireless communication apparatus according to claim 1, wherein the following terminal apparatus is specified as the first terminal apparatus.
複数の前記端末装置がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない環境で、それぞれの前記端末装置へテストパケットを送信し、該端末装置から受信した応答パケットの受信電力の平均値が所定の閾値以下である端末装置を特定し、特定した端末装置の中で、複数の前記端末装置がユーザデータを有するパケットの送受信を行う環境でパケットのロス率が所定値以上となった端末装置を、前記第1の端末装置として特定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 The specific part is:
In an environment in which a plurality of terminal devices do not transmit / receive packets having user data, a test packet is transmitted to each of the terminal devices, and an average value of received power of response packets received from the terminal devices is a predetermined threshold value. The following terminal devices are identified, and among the identified terminal devices, a terminal device having a packet loss rate equal to or higher than a predetermined value in an environment in which a plurality of terminal devices transmit and receive packets having user data, The wireless communication device according to claim 1, wherein the wireless communication device is specified as a first terminal device.
受信感度の電力よりも、所定のフェージングマージン分高い電力であることを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。 The threshold is
4. The wireless communication apparatus according to claim 2, wherein the power is higher by a predetermined fading margin than the power of reception sensitivity.
複数の前記端末装置がユーザデータを有するパケットの送受信を行っていない環境で、前記応答時間のばらつきの度合いが遅延増加量の期待値よりも大きい端末装置を、前記第1の端末装置として特定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 The specific part is:
In an environment in which a plurality of terminal devices do not transmit / receive packets having user data, a terminal device whose response time variation is larger than an expected value of delay increase is identified as the first terminal device The wireless communication apparatus according to claim 1.
許容されるパケット誤り率をPER、再送回数をN、パケット長をDpとした場合に、下記の算出式(1)に基づいて算出された遅延増加量の期待値Dintfを用いて、前記第1の端末装置を特定することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
Dintf=[{(1−PERN)/(1−PER)}−1]×Dp ・・・(1) The specific part is:
When the allowable packet error rate is PER, the number of retransmissions is N, and the packet length is D p , the expected value D intf of the delay increase amount calculated based on the following calculation formula (1) is used. The wireless communication device according to claim 5, wherein the first terminal device is specified.
D intf = [{(1-PER N ) / (1-PER)}-1] × D p (1)
前記応答時間の標準偏差の所定数倍を、前記ばらつきの度合いとして用いることを特徴とする請求項5または6に記載の無線通信装置。 The specific part is:
The wireless communication apparatus according to claim 5 or 6, wherein a predetermined number of times of a standard deviation of the response time is used as the degree of variation.
前記無線通信装置は、
複数の前記端末装置との間の通信状況に基づいて、フェージングの影響を受けている第1の端末装置を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記第1の端末装置を除いた複数の前記端末装置について、該端末装置へパケットを送信してから該パケットに対する応答パケットを受信するまでの応答時間に基づいて、自装置が干渉を受けているか否かを判定する判定部と
を有することを特徴とする無線通信システム。 In a wireless communication system having a wireless communication device and a plurality of terminal devices,
The wireless communication device
A specifying unit that specifies a first terminal device affected by fading based on a communication status between the plurality of terminal devices;
For the plurality of terminal devices excluding the first terminal device specified by the specifying unit, based on response times from when a packet is transmitted to the terminal device until a response packet is received for the packet, A wireless communication system, comprising: a determination unit that determines whether the device is receiving interference.
前記無線通信装置が、
複数の前記端末装置との間の通信状況に基づいて、フェージングの影響を受けている第1の端末装置を特定し、
特定された前記第1の端末装置を除いた複数の前記端末装置について、該端末装置へパケットを送信してから該パケットに対する応答パケットを受信するまでの応答時間に基づいて、自装置が干渉を受けているか否かを判定する
処理を実行することを特徴とする障害原因推定方法。 In a failure cause estimation method in a wireless communication device used in a wireless communication system having a wireless communication device and a plurality of terminal devices,
The wireless communication device is
Based on the communication status between the plurality of terminal devices, the first terminal device affected by fading is identified,
For the plurality of terminal devices excluding the identified first terminal device, the own device causes interference based on a response time from when a packet is transmitted to the terminal device until a response packet is received for the packet. A failure cause estimation method characterized by executing a process for determining whether or not a user has received the failure.
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