JP2017040610A - 回転機器の状態監視装置 - Google Patents

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一輝 小屋町
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Abstract

【課題】回転軸のミスアライメントの発生を正確に検出する。【解決手段】状態監視装置80は、投光部83と、受光部81と、回転検出板84と、監視部88とを含む。投光部83は、出力軸62を回転可能に支持する増速機40の非回転部分に固定される。受光部81は、入力軸61を回転可能に支持する発電機50の非回転部分に固定され、投光部83からの光を受ける。回転検出板84は、投光部83と受光部81との間に配置され、入力軸61に取り付けられる。回転検出板84は、入力軸61が回転すると、入力軸61と共に回転し、投光部83から受光部81に向かう光を遮断する状態と、投光部83から受光部81に向かう光を透過する状態とを繰り返すように構成される。【選択図】図3

Description

この発明は、回転機器の状態監視装置に関し、特にミスアライメント発生の検出に関する。
クリーンなエネルギー源を使用して発電する発電装置として、風力発電装置が知られている。
風力発電装置においては、運転監視装置(Supervisory Control And Data Acquisition:SCADA)や状態監視装置(Condition Monitoring System:CMS)などにより風車の運転状態が遠隔的に監視される。SCADAでは、風車の発電量や風速などの運転情報が収集され、CMSでは、機器の損傷や劣化状態などが監視される。
風力発電装置には、回転機器として、増速機と発電機が使用される構造が多い。これらの故障原因のひとつに、ミスアライメント現象によるものがある。アライメントの欠如すなわちミスアライメントとは、回転する2本またはそれ以上の機械軸の中心線が一致してない状態をいう。風力発電装置のような大型設備の回転機器は、構成装置が大型であるので分割して製造され、設置現場で組み立てられることが多い。したがって、風力発電装置の増速機と発電機も別々に設置現場に搬入され、ナセル内に位置決めされた後に、カップリング(継手)によって回転軸同士が接続される。
一般に、回転機器同士をカップリングで接続する場合にはミスアライメントを防止する必要がある。ミスアライメントが発生していると、回転時に回転機器の部品に大きな力がかかるので部品の寿命が短くなってしまうからである。たとえば、発電機ロータのアライメントの変化は、ロータ振動の主要な原因となり、発電機の軸受の垂直荷重に不均衡をもたらす。
しかし、設置時に十分注意してミスアライメントが発生しないようにしても、その後の経年変化等によりミスアライメントが生じる場合もある。機械の動作中にミスアライメントを見つけることは簡単ではないが、特開2012−93354号公報(特許文献1)や特開平5−322641号公報(特許文献2)に開示された技術では、温度の変化や振動の変化によって、機械動作中にミスアライメントを検出しようとしている。
特開2012−93354号公報 特開平5−322641号公報
風力発電装置は20年以上の長期にわたり使用される。この間に、振動などによりボルトの緩みが発生し、台風時などの突風によって大きな力が加わった際の回転機器の設置位置のずれの発生や、カップリングや軸受などの部品の劣化による軸ずれなどによって、ミスアライメントが発生する可能性がある。ミスアライメントが発生すると、部品寿命が悪化する。
カップリングにミスアライメントをある程度許容する継手を採用することも可能であるが、樹脂やゴムにより吸収させたりする継手では、過度のミスアライメントが生じれば、耐久性が高く設計された継手でも急速に磨耗し、故障する場合もある。またミスアライメント状態では、カップリング部に熱を発生させ発電時のエネルギロスが生じる。
設置後の経年変化によるミスアライメントの発生をこまめにチェックすることが望ましいが、風車は僻地にあることが多く、またチェックのために作業員がタワーの上まで行かなければならないので、作業員によるこまめな点検が容易でない。
また回転機器の運転中のミスアライメントの検出は容易ではなく、特開2012−93354号公報(特許文献1)や特開平5−322641号公報(特許文献2)に開示された技術のように、温度の変化や振動の変化による間接的な方法による検出では、正確にミスアライメントの発生を検出できない虞が有る。
風力発電装置には、CMSによる監視装置を設ける場合も多いので、なるべく簡単な構成で運転中のミスアライメントを監視、検出する機能をCMSに追加することができれば望ましい。
この発明は、上記の課題を解決するためのものであって、その目的はミスアライメントの発生を正確に検出することが可能な回転機器の状態監視装置を提供することである。
この発明は、要約すると、第1の回転軸と、第1の回転軸と継手で接続される第2の回転軸とを有する回転機器の状態監視装置であって、第1の回転軸を有する第1の装置の非回転部分に固定された投光部と、第2の回転軸を有する第2の装置の非回転部分に固定され、投光部からの光を受ける受光部と、投光部と受光部との間に配置され、前記第2の回転軸が回転すると、前記第2の回転軸と共に回転する回転検出板とを備える。回転検出板は、回転時に、投光部から受光部に向かう光を遮断する状態と、投光部から受光部に向かう光を透過する状態とを繰り返すように構成される。
このような構成とすることによって、回転検出板によって光が遮断される回数に基づいて第1および第2の回転軸の回転速度を検出することが可能となるとともに、受光部における受光状態の変化に基づいて第1の装置と第2の装置の位置関係が変化したことも検出することが可能となる。
好ましくは、状態監視装置は、受光部が受光した光の受光回数に基づいて第1の回転軸の回転速度を算出すると共に、受光部が受光した光の受光量の変化に基づいて第1の回転軸と第2の回転軸のミスアライメントの有無を判定する監視部をさらに備える。
このような監視部を有することによって、状態監視装置は、回転速度とミスアライメントの有無について、情報を出力したり情報を記憶したりすることが可能となる。
好ましくは、回転検出板は、第2の回転軸に取り付けられる。回転検出板には、投光部から受光部に向かう光を透過させるための少なくとも1つの穴が設けられる。
投光部からの光を回転検出板の適切な大きさの穴を通過させることによって、回転軸のミスアライメントが生じたときに通過する光の一部が穴の縁によってさえぎられるようになる。これにより、受光部において受光量の変化が検出しやすくなる。
好ましくは、回転検出板は、第2の回転軸に取り付けられる。回転検出板には、投光部から受光部に向かう光を透過させるための複数の穴が設けられ、複数の穴は、回転検出板の回転中心から等距離の位置に回転の周方向に沿って等間隔に配列される。
複数の穴を設けることによって、回転速度が遅い場合にも正確な回転速度を計測しやすくなり、また1回転中に回転むらが発生するような場合でも、回転速度の変動を検出することができる。
好ましくは、第1の装置は、第1の回転軸の回転を増速する増速機であり、第2の装置は、増速機によって増速された回転が与えられる発電機である。投光部は、増速機の筐体に固定され、受光部は、発電機の筐体に固定される。
風力発電装置の大型の回転機器としては、増速機と発電機が最も代表的である。上記の構成によれば、増速機と発電機のミスアライメントの発生を正確に検出することができる。なお、ミスアライメントの検出位置は、他の場所であっても良い。たとえば、増速機と主軸受との間にも継手があるような場合であれば、この部分に投光部、受光部、回転検出板を設けてもよい。
好ましくは、投光部は、指向性のあるレーザ光を出力するように構成されるが、可視光または赤外線を出力するように構成されてもよい。
本発明によれば、回転軸の接続部分において、回転速度を検出すると同時に、ミスアライメントの発生を正確に検出することが可能となる。
本実施の形態の状態監視装置が使用される風力発電装置を説明するための図である。 ナセル内部の構造をより詳細に示した図である。 ナセル内に設置されている増速機と発電機の接続部分を詳細に示した図である。 回転検出板の一例を示した図である。 回転検出板の他の例を示した図である。 ミスアライメントが発生した状態を説明するための図である。 ミスアライメントによって受光量が変化することをわかりやすく示した図である。 受光部における受光パルスの変化を示した図である。 監視部88が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態の状態監視装置が使用される風力発電装置を説明するための図である。
図1を参照して、タワー100の上端部には、ナセル90が設けられている。ロータヘッド20には複数のブレード30が取り付けられている。ロータヘッド20は主軸22の先端部分に接続されている。主軸22はナセル90内部で支持される。主軸22の回転は、増速機40を経由して発電機50へと伝達される。
風力発電装置は、地上または海底に固定されたタワー100に対して、風向に応じてナセル90を回転させるヨー運動を行なうことが可能に構成されている。好ましくは、風上にブレード30側が位置するようにナセル90が回転される。
図2は、ナセル内部の構造をより詳細に示した図である。図1、図2を参照して、風力発電装置10は、主軸22と、ブレード30と、増速機40と、発電機50と、主軸受60と、状態監視装置80とを備える。増速機40、発電機50、主軸受60および状態監視装置80は、ナセル90に格納され、ナセル90は、タワー100によって支持される。
主軸22は、ロータヘッド20からナセル90内に進入して増速機40の入力軸に接続され、主軸受60によって回転自在に支持される。そして、主軸22は、風力を受けたブレード30により発生する回転トルクを、増速機40の入力軸へ伝達する。ブレード30は、主軸22の先端に設けられ、風力を回転トルクに変換して主軸22に伝達する。
主軸受60は、ナセル90内において固設され、主軸22を回転自在に支持する。主軸受60は、転がり軸受によって構成され、たとえば、自動調芯ころ軸受や円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等によって構成される。なお、これらの軸受は、単列のものでも複列のものでもよい。
増速機40は、主軸22と発電機50との間に設けられ、主軸22の回転速度を増速して発電機50へ出力する。一例として、増速機40は、遊星ギヤや中間軸、高速軸等を含む歯車増速機構によって構成される。なお、特に図示しないが、この増速機40内にも、複数の軸を回転自在に支持する複数の軸受が設けられている。発電機50の入力軸61は、増速機40の出力軸62に継手(カップリング)63によって接続され、増速機40から受ける回転トルクによって発電する。発電機50は、たとえば、誘導発電機によって構成される。なお、この発電機50内にも、ロータを回転自在に支持する軸受が設けられている。
ナセル回転機構は、ナセル90側に取り付けられたナセル向き変更用の駆動装置124と、駆動装置124の回転軸に嵌合されたピニオンギヤによって回転されるリングギヤ126とを含む。リングギヤ126はタワー100に固定された状態に取り付けられている。
ナセル回転機構は、ナセル90の向きを変更(調整)する。ここで、ナセル90とタワー100の境界部には、ナセル支持用の軸受122が設けられている。ナセル90は軸受122によって支持され、軸受122の回転軸を中心として回転する。このようなタワーの中心軸回りのナセル90の回転をヨー(yaw)運動またはヨーイング(yawing)という。ヨー運動は、ナセル90内に設置された状態監視装置80によって検知される。
主軸受けには、振動センサ82が設置され、振動センサ82によって検出された振動は、状態監視装置80の監視部88で監視され、記録される。
図3は、ナセル内に設置されている増速機と発電機の接続部分を詳細に示した図である。図3を参照して、増速機40の出力軸62と発電機50の入力軸61とは、継手63を介して接続されている。ナセル内に増速機40と発電機50を設置する際には、出力軸62と入力軸61の中心が共に軸O1に一致するように入念に調整が行なわれる。
しかし、ナセル90は風向に応じて回転させるものであり、また、タワー100の上に配置されているため、増速機40と発電機50とが固定されている床も動く。時には、台風などにより大きな力を受けてナセル90が激しく揺れる可能性もある。また、風力発電装置は、20年以上の長期間にわたり使用される場合もあるので、軸受やカップリングなどの磨耗や劣化が生じることもある。このような要因によって、設置時に調整されていても、その後に増速機40の出力軸62と発電機50の入力軸61との間にミスアライメントが発生する可能性がある。
したがって、本実施の形態では、回転速度を検出する構成を少し変更することによって、ミスアライメントも監視することができるようにした。
図2、図3を参照して、本実施の形態に係る状態監視装置80は、増速機の出力軸62(第1の回転軸)と、出力軸62と継手63で接続される発電機50の入力軸61(第2の回転軸)とを有する風力発電装置10の状態監視装置である。
状態監視装置80は、投光部83と、受光部81と、回転検出板84と、監視部88とを含む。投光部83は、出力軸62を回転可能に支持する増速機40の非回転部分に固定される。受光部81は、入力軸61を回転可能に支持する発電機50の非回転部分に固定され、投光部83からの光を受ける。回転検出板84は、投光部83と受光部81との間に配置され、入力軸61に取り付けられる。
回転検出板84は、入力軸61が回転すると、入力軸61と共に回転し、投光部83から受光部81に向かう光を遮断する状態と、投光部83から受光部81に向かう光を透過する状態とを繰り返すように構成される。
このような構成とすることによって、回転検出板84によって光が遮断される回数に基づいて出力軸62および入力軸61の回転速度を検出することが可能となるとともに、受光部81における受光状態の変化に基づいて増速機40と発電機50の位置関係が変化したことも検出することが可能となる。
監視部88は、受光部81が受光した光の受光回数に基づいて出力軸62の回転速度を算出すると共に、受光部81が受光した光の受光量の変化に基づいて増速機40と発電機50との間の回転軸のミスアライメントの有無を判定する。
このような監視部88を有することによって、状態監視装置80は、回転速度とミスアライメントの有無について、情報を出力したり情報を記憶したりすることが可能となる。
図4は、回転検出板の一例を示した図である。図4を参照して、回転検出板84には、投光部83から受光部81に向かう光を透過させるための少なくとも1つの穴66が設けられる。
投光部83からの光を回転検出板84の適切な大きさの穴66を通過させることによって、回転軸のミスアライメントが生じたときに通過する光の一部が穴の縁によってさえぎられるようになる。これにより、回転検出板84が無いときと比べてミスアライメント発生時の受光部81における受光量の変化が大きくなり、検出感度が向上する。さらに感度を向上させるには、回転検出板84の厚みを増加させるなどすればよい。
図5は、回転検出板の他の例を示した図である。図5を参照して、回転検出板84Aには、投光部83から受光部81に向かう光を透過させるための複数の穴66Aが設けられ、複数の穴66Aは、回転検出板84の回転中心O1から等距離の位置に回転の周方向に沿って等間隔に配列される。
複数の穴66Aを設けることによって、回転速度が遅い場合にも正確な回転速度を計測しやすくなり、また1回転中に回転むらが発生するような場合でも、回転速度の変動を検出することができる。
好ましくは、図1〜図3に示したように、投光部83は、増速機40の筐体に固定され、受光部81は、発電機50の筐体に固定される。
風力発電装置の大型の回転機器としては、増速機と発電機が最も代表的である。上記の構成によれば、増速機40と発電機50のミスアライメントの発生を正確に検出することができる。なお、ミスアライメントの検出位置は、他の場所であっても良い。たとえば、増速機40と主軸受60との間にも継手があるような場合であれば、この部分に投光部83、受光部81、回転検出板84を設けてもよい。
好ましくは、投光部83は、指向性のあるレーザ光を出力するように構成されるが、可視光または赤外線を出力するように構成されてもよい。
図6は、ミスアライメントが発生した状態を説明するための図である。図6においては、わかりやすさのため、ずれ角度αを実際よりも大きく表示している。図6において、発電機50の位置がたとえばボルトの緩みと大きなゆれによって固定位置がずれた結果、増速機40の出力軸62の中心線O1から角度αのミスアライメントが発生したとする。すると、受光部81における受光量が変化する。
図7は、ミスアライメントによって受光量が変化することをわかりやすく示した図である。図8は、受光部における受光パルスの変化を示した図である。
図7(A)はミスアライメント発生前の状態である。この状態では、受光部側から投光部83を見ると、継手63の外側に見える回転検出板84Aの穴66Aから投光部83が見える。ここでミスアライメントが発生すると、図7(B)に示すように、穴66Aの縁によって投光部83の一部が見えなくなる。これは投光部83からの光の一部がさえぎられることを意味する。したがって、図8に示すように、正常時の波形WAに比べて、ミスアライメント発生時の波形WBは、受光量がΔLだけ低下する。したがって、しきい値Lthを適宜定め、しきい値Lthと受光量を示す波形とを比較することによって、ミスアライメントが発生したことを検出することができる。
図9は、監視部88が実行する処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、振動等の他の風力発電装置の状態を監視するプログラムのメインルーチンから、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに呼び出されて実行される。
図9を参照して、まず、ステップS1において、監視部88は、受光部81で受光した単位時間あたり受光パルス数から回転速度を算出する。
続いて、ステップS2において監視部88は入力軸61が回転中であるか否かを判断する。もし回転中で無ければ、光が回転検出板84によって遮られた状態で固定されているかも知れず、ミスアライメントの判断はできない。ステップS2において、回転中で無いと判断された場合には(S2でNO)、ミスアライメントの判断を行なわずにステップS7に処理が進められる。
ステップS2において、回転中であると判断された場合(S2でYES)、ステップS3において、監視部88は図8に示した受光パルスの受光量(波高値)がしきい値Lth以上であるか否かを判断する。
ステップS3において、受光量がしきい値以上であった場合(S3でYES)、ステップS4に処理が進められ、増速機40の回転軸(出力軸62)と発電機50の回転軸(入力軸61)との間のアライメントは正常であると判断される。一方、ステップS3において、受光量がしきい値未満であった場合(S3でNO)、ステップS5に処理が進められ、増速機40の回転軸(出力軸62)と発電機50の回転軸(入力軸61)との間にミスアライメントが発生したと判断される。
ステップS4またはS5においてミスアライメント発生の有無の判断が確定した後には、ステップS6に処理が進められる。ステップS6では、ステップS1において計算した回転速度と、ステップS4またはS5で確定したミスアライメント判定の結果を、状態監視装置80の内部のメモリ等に記録するか、またはナセル90の外部の監視端末等に向けて無線等によって送信し、ステップS7に処理が進められる。ステップS7では、制御がメインルーチンに戻される。
以上説明したように、本実施の形態に開示された状態監視装置は、増速機と発電機に投光器と受光器を配置し、初期状態からの受光量の変化に基づいてミスアライメントを検出することができる。加えて、周方向に穴形状を配置した回転検出板を配置することによって、回転軸の回転速度も検出できるとともに、ミスアライメントの検出感度を向上させることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 風力発電装置、20 ロータヘッド、22 主軸、30 ブレード、40 増速機、50 発電機、60 主軸受、61 入力軸、62 出力軸、63 継手、66,66A 穴、80 状態監視装置、81 受光部、82 振動センサ、83 投光部、84,84A 回転検出板、88 監視部、90 ナセル、100 タワー、122 軸受、124 駆動装置、126 リングギヤ。

Claims (7)

  1. 第1の回転軸と、前記第1の回転軸と継手で接続される第2の回転軸とを有する回転機器の状態監視装置であって、
    前記第1の回転軸を有する第1の装置の非回転部分に固定された投光部と、
    前記第2の回転軸を有する第2の装置の非回転部分に固定され、前記投光部からの光を受ける受光部と、
    前記投光部と前記受光部との間に配置され、前記第2の回転軸が回転すると、前記第2の回転軸と共に回転する回転検出板とを備え、
    前記回転検出板は、回転時に、前記投光部から前記受光部に向かう光を遮断する状態と、前記投光部から前記受光部に向かう光を透過する状態とを繰り返すように構成される、回転機器の状態監視装置。
  2. 前記受光部が受光した光の受光回数に基づいて前記第1の回転軸の回転速度を算出すると共に、前記受光部が受光した光の受光量の変化に基づいて前記第1の回転軸と前記第2の回転軸のミスアライメントの有無を判定する監視部をさらに備える、請求項1に記載の回転機器の状態監視装置。
  3. 前記回転検出板は、前記第2の回転軸に取り付けられ、
    前記回転検出板には、前記投光部から前記受光部に向かう光を透過させるための少なくとも1つの穴が設けられる、請求項1または2に記載の回転機器の状態監視装置。
  4. 前記回転検出板は、前記第2の回転軸に取り付けられ、
    前記回転検出板には、前記投光部から前記受光部に向かう光を透過させるための複数の穴が設けられ、
    前記複数の穴は、前記回転検出板の回転中心から等距離の位置に回転の周方向に沿って等間隔に配列される、請求項1または2に記載の回転機器の状態監視装置。
  5. 前記第1の装置は、前記第1の回転軸の回転を増速する増速機であり、
    前記第2の装置は、前記増速機によって増速された回転が与えられる発電機であり、
    前記投光部は、前記増速機の筐体に固定され、
    前記受光部は、前記発電機の筐体に固定される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転機器の状態監視装置。
  6. 前記投光部は、指向性のあるレーザ光を出力するように構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転機器の状態監視装置。
  7. 前記投光部は、可視光または赤外線を出力するように構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転機器の状態監視装置。
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