JP2017040362A - チューブ接続具及びチューブ接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】灌水チューブ等のチューブへ容易に差し込みでき、高い漏水防止性能を得ることができるチューブ接続具及びチューブ接続構造を提供する。【解決手段】チューブ接続具11において、小径側から大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部15と、テーパ部15の大径側に同軸で連設される筒状の雄ねじ部17と、雄ねじ部17のテーパ部15と反対側に連設される接続ねじ部19と、雄ねじ部17に螺合する雌ねじ部37を有し、チューブ13を挿通する押圧内周面39が雌ねじ部37に同軸に連設され、雄ねじ部17に雌ねじ部37を螺合することでチューブ13の外周を押圧内周面39によってテーパ部15に押圧するナット21と、テーパ部15の小径側の先端面33に連設され、先端面33から突出する頂部43から先端面33に徐々に接近して先端面33に接続する舌状壁45を有する挿入先端部23と、を設けた。【選択図】 図1
Description
本発明は、灌水チューブなどの接続に用いるチューブ接続具及びチューブ接続構造に関する。
野菜、果物、花卉等の植物を栽培する際には、作業の省力化を図るために、チューブに一定間隔で孔が穿設された灌水チューブを用いて灌水することがある。灌水チューブは、例えば、押出成形により作製した軟質ホースを押し潰してテープ状とし、リールに巻き取られている。灌水チューブは、設置時、リールから繰り出され、末端開口部に例えば特許文献1に開示される軟質ホース用継手が抜脱規制されて接続される。テープ状の灌水チューブは、軟質ホース用継手を介して一定の圧力で送水されることによって、内圧によって管状に拡がり、複数の孔から栽培作物等への散水が可能となる。
しかしながら、灌水チューブは、平らに潰され、畳まれてテープ状となっている。このため、従来の軟質ホース用継手は、灌水時、密着している末端開口部を開けて灌水チューブに差し込まなければならず、迅速に接続作業が行えない場合があった。従来の軟質ホース用継手は、特に灌水チューブの密着力が大きいと、軟質ホース用継手を容易に差し込めず、その作業が煩雑であり、そして灌水チューブへの挿入深さが浅くなる虞がある。その結果、軟質ホース用継手は、送水後に、灌水チューブとの間で水漏れが生じたり、場合によっては灌水チューブが継手から外れてしまったりする。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、灌水チューブなどの平らに潰され畳まれるチューブの末端開口部へ容易に差し込みでき、高い漏水防止性能を得ることができるチューブ接続具及びチューブ接続構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のチューブ接続具は、小径側から大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部15と、
前記テーパ部15の大径側に同軸で連設される筒状の雄ねじ部17と、
前記雄ねじ部17の前記テーパ部15と反対側に延設される管状接続部20と、
前記雄ねじ部17に螺合する雌ねじ部37を有し、前記チューブ13を挿通する押圧内周面39が前記雌ねじ部37に同軸に連設され、前記雄ねじ部17に前記雌ねじ部37を螺合することで前記チューブ13の外周を前記押圧内周面39によって前記テーパ部15に押圧するナット21と、
前記テーパ部15の小径側の先端面33に連設され、前記先端面33から突出する頂部43から前記先端面33に徐々に接近して前記先端面33に接続する舌状壁45を有する挿入先端部23と、
を具備することを特徴とする。
本発明の請求項1記載のチューブ接続具は、小径側から大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部15と、
前記テーパ部15の大径側に同軸で連設される筒状の雄ねじ部17と、
前記雄ねじ部17の前記テーパ部15と反対側に延設される管状接続部20と、
前記雄ねじ部17に螺合する雌ねじ部37を有し、前記チューブ13を挿通する押圧内周面39が前記雌ねじ部37に同軸に連設され、前記雄ねじ部17に前記雌ねじ部37を螺合することで前記チューブ13の外周を前記押圧内周面39によって前記テーパ部15に押圧するナット21と、
前記テーパ部15の小径側の先端面33に連設され、前記先端面33から突出する頂部43から前記先端面33に徐々に接近して前記先端面33に接続する舌状壁45を有する挿入先端部23と、
を具備することを特徴とする。
このチューブ接続具では、平らに潰され、畳まれたテープ状となっているチューブ13に対しても、挿入先端部23の頂部43を密着している管壁同士の間に突き刺すようにして、末端開口部29を開けることができる。従って、チューブ接続具は、チューブ13の末端開口部29に挿入するために、末端開口部29のみを予め開ける作業を必要としない。チューブ接続具は、挿入先端部23の頂部43を管壁同士の間に突き刺して末端開口部29を開けると同時に、テーパ部15の挿入までを一連の動作で行うことができる。特にチューブ13の密着力が大きい場合であっても、チューブ13へ深く挿入することが容易となり、テーパ部15と押圧内周面39とによって、チューブ13を確実に挟持することができるようになる。また、管状接続部20には、樹脂製の硬質管や軟質管、ゴムホースなどの管体105,107を接続させることが可能となり、これら管体105,107とチューブ13とを容易に接続可能となる。
本発明の請求項2記載のチューブ接続具11は、請求項1記載のチューブ接続具であって、
前記管状接続部は、外周面に雄ねじが形成される接続ねじ部19とされることを特徴とする。
前記管状接続部は、外周面に雄ねじが形成される接続ねじ部19とされることを特徴とする。
このチューブ接続具11では、平らに潰され、畳まれたテープ状となっているチューブ13に対して、挿入先端部23を突き刺して末端開口部29を開け、テーパ部15の挿入を容易に行えるとともに、接続ねじ部19に配管継手などを容易に接続することができる。
本発明の請求項3記載のチューブ接続具109は、請求項2記載のチューブ接続具であって、
前記接続ねじ部19の先端側に同軸で連接され、先端に向けて小径とされ、該小径側から前記接続ねじ部19側である大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部81と、
前記接続ねじ部19に螺合する雌ねじ部91を有し、前記チューブ13を挿通する押圧内周面93が前記雌ねじ部91に同軸に連設され、前記接続ねじ部19に前記雌ねじ部91を螺合することで前記チューブ13の外周を前記押圧内周面93によって前記テーパ部81に押圧するナット85と、
前記テーパ部81の小径側の先端面89に連設され、前記先端面89から突出する頂部97から前記先端面89に徐々に接近して前記先端面89に接続する舌状壁99を有する挿入先端部87と、
を備えることを特徴とする。
前記接続ねじ部19の先端側に同軸で連接され、先端に向けて小径とされ、該小径側から前記接続ねじ部19側である大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部81と、
前記接続ねじ部19に螺合する雌ねじ部91を有し、前記チューブ13を挿通する押圧内周面93が前記雌ねじ部91に同軸に連設され、前記接続ねじ部19に前記雌ねじ部91を螺合することで前記チューブ13の外周を前記押圧内周面93によって前記テーパ部81に押圧するナット85と、
前記テーパ部81の小径側の先端面89に連設され、前記先端面89から突出する頂部97から前記先端面89に徐々に接近して前記先端面89に接続する舌状壁99を有する挿入先端部87と、
を備えることを特徴とする。
このチューブ接続具109では、平らに潰され、畳まれたテープ状となっているチューブ13同士を、両端に位置する挿入先端部23,87にて密着している管壁同士の間に突き刺すようにして、各末端開口部29を開けることができる。従って、チューブ接続具109は、チューブ13の末端開口部29に挿入するために、末端開口部29のみを予め開ける作業を必要としない。チューブ接続具109は、挿入先端部23,87の頂部43,97を管壁同士の間に突き刺して末端開口部29を開けると同時に、テーパ部15,81の挿入までを一連の動作で行うことができる。特にチューブ13の密着力が大きい場合であっても、チューブ13へ深く挿入することが容易となり、テーパ部15,81とナット21,85の押圧内周面39,93とによって、チューブ13を確実に挟持することができ、チューブ13同士の接続を行えるようになる。
本発明の請求項4記載のチューブ接続具は、請求項1または2または3記載のチューブ接続具であって、
前記舌状壁45(99)が、前記先端面33(89)に対し5〜50度の角度で傾斜することを特徴とする。
前記舌状壁45(99)が、前記先端面33(89)に対し5〜50度の角度で傾斜することを特徴とする。
このチューブ接続具では、テーパ部15(81)は、小径側の先端面33(89)が、軸線に直交する面と平行となる。舌状壁45(99)は、この先端面33(89)から軸線に沿う方向で突出する。舌状壁45(99)は、側面視した場合、頂部43(97)から先端面33(89)に接続する端縁部47(101)が、垂直な先端面33(89)に対して所定角度で傾斜する。舌状壁45(99)は、この端縁部47(101)の傾斜角度が5〜50度の範囲で設定されている。舌状壁45(99)は、この傾斜角度が5度よりも小さいと、先端面33(89)から頂部43(97)の突出長が十分に得られず、チューブ13の末端開口部29に差し入れて開くことが容易でなくなる。また、舌状壁45(99)は、この傾斜角度が50度よりも大きいと、先端面33(89)から頂部43(97)の突出長が無用に長くなり、末端開口部29をテーパ部15(81)まで到達させにくくなる。舌状壁45(99)は、端縁部47(101)が5〜50度の範囲で設定されることで、末端開口部29へ差し入れて開く、すなわち、密着状態から剥離する作用と、テーパ部15(81)までの良好な導入作用を得ることができる。
本発明の請求項5記載のチューブ接続具59は、請求項1または2または3記載のチューブ接続具であって、
前記舌状壁61が、湾曲面57によって前記先端面33に徐々に接近していることを特徴とする。
前記舌状壁61が、湾曲面57によって前記先端面33に徐々に接近していることを特徴とする。
このチューブ接続具59では、挿入先端部55を密着している管壁同士の間に挿入して開く際、頂部43よりも挿入方向後方の舌状壁61の端縁部47が、凹状の湾曲面57となっている。これにより、舌状壁61は、管壁同士に端縁部47が接触しなくなり、管壁同士との摩擦が小さくなる。
本発明の請求項6記載のチューブ接続具11は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のチューブ接続具であって、
前記テーパ部15(81)の表面が、ゴムで覆われていることを特徴とする。
前記テーパ部15(81)の表面が、ゴムで覆われていることを特徴とする。
このチューブ接続具では、チューブ13がテーパ部15(81)まで挿入されると、チューブ13の内面がゴムに密着する。チューブ接続具は、ナット21(85)が雄ねじ部17(接続ねじ部19)に螺合されると、テーパ部15(81)に挿入されているチューブ13の外周に、押圧内周面39(93)が当たる。さらにナット21(85)が締められると、押圧内周面39)93)がチューブ13の外周を押圧し、チューブ13を介してゴムが弾性変形する。ゴムは、弾性復元力によってチューブ13を押圧内周面39(93)に押し付ける。つまり、チューブ13は、ゴムが設けられていることで、ゴムが設けられていない場合に比べ、円周方向でより均一に、より大きな押圧力でナット21(85)とテーパ部15(81)表面のゴムとに挟持される。
本発明の請求項7記載のチューブ接続具65は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のチューブ接続具であって、
前記先端面33と同一外径の延長筒部63が前記先端面33に連接され、
前記延長筒部63の前記先端面33と反対側に、前記挿入先端部23が連設されていることを特徴とする。
前記先端面33と同一外径の延長筒部63が前記先端面33に連接され、
前記延長筒部63の前記先端面33と反対側に、前記挿入先端部23が連設されていることを特徴とする。
このチューブ接続具65では、まず、挿入先端部23が、チューブ13の密着している管壁同士の間に突き刺すようにして挿入される。これにより、管壁同士は、開かれる。チューブ接続具65は、この状態でさらに挿入されると、先端面33と同一外径の延長筒部63が続いて挿入されて行く。この際、延長筒部63は、同一外径であるので、テーパ部15が挿入される場合よりも、比較的低挿入力で管壁同士の間に挿入が可能となる。これにより、密着した管壁同士の剥離長さが容易に確保される。テーパ部15は、延長筒部63の外径まで剥離されている管壁同士の間へは、未剥離の状態での挿入に比べ、容易な挿入が可能となる。
本発明の請求項8記載のチューブ接続具69は、請求項7記載のチューブ接続具65であって、
前記延長筒部63の外周には、前記チューブ13の内側に接触する突起部67が突設されることを特徴とする。
前記延長筒部63の外周には、前記チューブ13の内側に接触する突起部67が突設されることを特徴とする。
このチューブ接続具69では、チューブ13が畳まれることで折曲癖がついているような場合に、管壁が十分に広がらず、円弧状の管内壁面に戻らずに、例えば折曲癖部分にてV字状の溝が発生し離間部が発生する虞があっても、突起部67にて離間部が塞がれる。つまり、離間部における管内壁面とテーパ部15は、突起部67によって気密或いは水密シールされる。
本発明の請求項9記載のチューブ接続構造は、請求項8記載のチューブ接続具69を使用して前記チューブ13に接続するチューブ接続構造であって、
前記チューブ13は、幅方向の両端部を溶着した耳部27を有し、
前記延長筒部63の外周には、一対の前記耳部27の内側に対応する2箇所に突起部67が突設されることを特徴とする。
前記チューブ13は、幅方向の両端部を溶着した耳部27を有し、
前記延長筒部63の外周には、一対の前記耳部27の内側に対応する2箇所に突起部67が突設されることを特徴とする。
このチューブ接続構造では、幅方向の両端部を溶着したチューブ13が管状になると、一対の耳部27の内側が、円弧状の管内壁面とならない。すなわち、管内壁面は、平行な一対の内壁面の溶着部(耳部27の内側)を境に徐々に離間するV字状の溝71を有する。延長筒部63のみを設けたチューブ接続具65は、テーパ部15がチューブ13に挿入された際、テーパ部15とチューブ13の管内壁面との間に、このV字状の溝71によって離間部が生じる。そこで、チューブ接続具69では、このV字状の溝71による離間部に、突起部67が配置され、離間部が塞がれる。つまり、離間部における管内壁面とテーパ部15は、突起部67によって気密或いは水密シールされる。
本発明に係る請求項1記載のチューブ接続具によれば、平らに潰され、畳まれたテープ状となっている灌水チューブなどのチューブに対して、挿入先端部の頂部を密着している管壁同士の間に突き刺すように、チューブへ容易に差し込みでき、チューブの末端開口部を予め開けるような煩雑な作業が不要となる。このことから迅速に接続作業を行うことができる。また、確実にチューブを差し込みでき、高い漏水防止性能を得ることができる。さらに、このチューブ接続具によれば、管状接続部に、樹脂製の硬質管や軟質管、ゴムホースなどの管体を接続させることが可能となり、これら管体とチューブとを容易に接続可能となる。
本発明に係る請求項2記載のチューブ接続具によれば、平らに潰され、畳まれたテープ状となっているチューブに対して、挿入先端部を突き刺して末端開口部を開け、テーパ部の挿入を容易に行えるとともに、接続ねじ部に配管継手などを容易に接続することができる。
本発明に係る請求項3記載のチューブ接続具によれば、平らに潰され、畳まれたテープ状となっているチューブ同士を、両端に位置する挿入先端部にて密着している管壁同士の間に突き刺すように、各チューブへ容易に差し込みでき、それぞれのチューブの末端開口部を予め開けるような煩雑な作業が不要となる。そして各チューブは、テーパ部とナットの押圧内周面とによって、チューブを確実に挟持することができ、チューブ同士の接続を行えるようになる。
本発明に係る請求項4記載のチューブ接続具によれば、舌状壁によって、潰れていて偏平状態となったチューブに対し、挿入抵抗を小さくして、スムースに挿入することができる。
本発明に係る請求項5記載のチューブ接続具によれば、傾斜平面の舌状壁に比べ、凹状の湾曲面よりなることで、管壁同士との摩擦が小さくなり、チューブへの挿入抵抗を小さくできる。
本発明に係る請求項6記載のチューブ接続具によれば、テーパ部の表面がゴムで覆われていることで、テーパ部とチューブとをより高い漏水防止性能で接続できる。
本発明に係る請求項7記載のチューブ接続具によれば、延長筒部を備えることで、畳まれたチューブに対し、挿入先端部を奥方まで容易に挿入して、チューブを拡径でき、確実な挿入長さを得ることができる。
本発明に係る請求項8記載のチューブ接続具によれば、管内壁面が円弧状でないチューブに対しても、高い漏水防止性能を得ることができる。
本発明に係る請求項9記載のチューブ接続構造によれば、耳部を有するチューブに対しても、この耳部の内側のV字状溝部分の離間部を突起部で塞ぐことができ、高い漏水防止性能を得ることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るチューブ接続具11をチューブ13とともに表した分解斜視図である。
本実施形態に係るチューブ接続具11は、テーパ部15と、雄ねじ部17と、接続ねじ部19と、ナット21と、挿入先端部23と、を主要な構成として有している。このうち、テーパ部15と、雄ねじ部17と、接続ねじ部19と、挿入先端部23とは、一体に成形されて接続管25を構成する。チューブ接続具11は、偏平なチューブ13に接続される。
図1は本発明の実施形態に係るチューブ接続具11をチューブ13とともに表した分解斜視図である。
本実施形態に係るチューブ接続具11は、テーパ部15と、雄ねじ部17と、接続ねじ部19と、ナット21と、挿入先端部23と、を主要な構成として有している。このうち、テーパ部15と、雄ねじ部17と、接続ねじ部19と、挿入先端部23とは、一体に成形されて接続管25を構成する。チューブ接続具11は、偏平なチューブ13に接続される。
ここでチューブ接続具11の説明に先立ちチューブ13についてその概略の構成を述べる。チューブ13は、一定間隔で孔が穿設され栽培作物への散水を行う灌水チューブであって、テープ状に潰され、例えば上面側と下面側とで一対となるチューブ材が対面状態となる。灌水チューブ13は、テープ状に潰された状態で巻き取られ、また送水されることで管状になる。灌水チューブ13は、長手方向の両側縁である幅方向の両端部が溶着されて上面側と下面側との側縁に耳部27が形成される。耳部27のある形状となることで、水圧がかかると管状になり、耳部27が連続したヒレ形状になる。耳部27は、地面に当接して灌水チューブ13の転がりを防ぐ。すなわち、灌水チューブ13は、送水した際に激しく動いても、上下の反転が耳部27によって防止される。これにより、上面側にのみ穿設された散水孔を安定して上に向け続けることができる。耳部27の幅は4〜10mmであることが好ましい。耳部27の幅は4mm以上であれば、灌水チューブ13の上下反転をより防止できる。
灌水チューブ13は、上面側のチューブ材に散水孔が穿設される一方、下面側となるチューブ材の下面には、外表面に複数の突条が長手方向に沿って形成される。この突条は、チューブ自体の転がり止めになる。
チューブ材は、熱可塑性樹脂材料よりなる。熱可塑性樹脂材料としては、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどを用いることができる。また、熱可塑性樹脂材料には、必要に応じて、顔料、染料、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、フィラー等が含まれてもよい。また、チューブ材の厚さは、従来の0.1〜0.2mmに対し、0.4〜1.0mm、好ましくは0.5〜0.8mmとなる。散水距離は、従来の1〜2mに対し、本実施形態では10m程度となる。チューブ材は、厚みがあることで、錐状の散水孔が形成可能となっている。
散水孔は、テープ状となったチューブの一方の面側にチューブ長手方向に沿って所定間隔で複数、例えば略千鳥状に配置され穿設される。
チューブ接続具11は、テーパ部15が、筒状に形成される。テーパ部15は、小径側から大径側までの途中に灌水チューブ13が挿入される。テーパ部15は、軸線に沿う方向の任意位置における軸線に直交する面による断面外形状が真円となる。ここで「小径側から大径側までの途中に灌水チューブ13が挿入される」とは、円形となった灌水チューブ13の内径よりもテーパ部15の大径側の外径が大きいことを意味する。また、テーパ部15の小径側の外径は、円形となった灌水チューブ13の内径よりも小さい。
雄ねじ部17は、筒状に形成される。雄ねじ部17は、テーパ部15の大径側に同軸で連設される。雄ねじ部17は、ストレートねじ(平行ねじ)である。
接続ねじ部19は、雄ねじ部17のテーパ部15と反対側に連設される。接続ねじ部19は、送水源の配管継手や送水装置の吐出管に接続される。接続ねじ部19は、平行ねじまたはテーパねじのいずれであってもよい。
チューブ接続具11は、雄ねじ部17と接続ねじ部19との間に、把持部31が形成される。本実施形態では、この把持部は多角柱形状に形成され、多角形状部31とされる。多角形状部31は、ボルト頭部状であり、チューブ接続具11を送水源の配管継手や送水装置の吐出管に接続する際の把持部分となる。また、多角形状部31は、チューブ接続具11のナット21を手締めする際の把持部分ともなる。なお、多角形状部31は、複数の外面の1つおきに、梨子地などのエンボス面が施され、その面が把持時の際等の滑り止めになっている。
チューブ接続具11は、テーパ部15、雄ねじ部17、多角形状部31、接続ねじ部19、及び挿入先端部23が、例えば射出成形によって一体成形される。チューブ接続具11には、例えば射出成型可能な樹脂(PVCやABS樹脂等)が好適に用いられる。チューブ接続具11は、内穴が軸線に同軸となって貫通する。この貫通穴は、テーパ部15の先端面33で先端開口35となって開口し、接続ねじ部19の後端面で基端開口(図示略)となって開口する。この先端面33は、テーパ部15の軸線に直交する面となる。
チューブ接続具11は、ナット21が、雄ねじ部17に螺合する雌ねじ部37を有する。ナット21は、一端側に灌水チューブ13を挿通する押圧内周面39が、雌ねじ部37に同軸に連設される。この押圧内周面39は、環状面であり、他端側に傾斜したテーパ面とされ、最小内径部が雌ねじ部17の最内径よりも小径に設定される。ナット21は、雄ねじ部17に雌ねじ部37を螺合することで、灌水チューブ13の外周を押圧内周面39によってテーパ部15に押圧する。
ナット21は、外周形状が多角形状部31と同様の多角形に形成され、複数の外面の1つおきに、梨子地などのエンボス面が施され、その面が把持時の際等の滑り止めになっている。このナット21も例えば射出成形によって一体成形される。ナット21には、チューブ接続具11と同様の例えば射出成型可能な樹脂(PVCやABS樹脂等)が好適に用いられる。ナット21は、雄ねじ部17の反対側となる一端に、導入テーパ面41が形成される。導入テーパ面41は、押圧内周面39を挟んで雌ねじ部37の反対側から、押圧内周面39に向かって徐々に縮径して形成される。上記の押圧内周面39と導入テーパ面41とは、最小内径部が共通となる。後述するように、チューブ接続具11は、ナット21が予め灌水チューブ13に通される。この際、導入テーパ面41は、ナット21への末端開口部29の挿通を容易に案内する。
図2は図1に示したチューブ接続具11の一部断面分解側面図である。
挿入先端部23は、テーパ部15の小径側の先端面33に連設される。挿入先端部23は、先端面33から突出する頂部43から先端面33に徐々に接近して先端面33に接続する舌状壁45を有する。本実施形態において、舌状壁45は、テーパ部15の小径側と同一の外径で先端面33から延出させた筒を、先端面33に対し傾斜する平面で切断した形状となる。従って、挿入先端部23は、図2の上側から見た平面視において、頂角がR面取された略二等辺三角形となる。
挿入先端部23は、テーパ部15の小径側の先端面33に連設される。挿入先端部23は、先端面33から突出する頂部43から先端面33に徐々に接近して先端面33に接続する舌状壁45を有する。本実施形態において、舌状壁45は、テーパ部15の小径側と同一の外径で先端面33から延出させた筒を、先端面33に対し傾斜する平面で切断した形状となる。従って、挿入先端部23は、図2の上側から見た平面視において、頂角がR面取された略二等辺三角形となる。
本実施形態において、チューブ接続具11は、舌状壁45が、先端面33に対し5〜50度の角度θで傾斜する。すなわち舌状壁45は、図2の側面視で先端面33から角度θ分、突出した略三角形状となる。本実施形態では、この角度θは、およそ15度に設定される。
図3は図1に示したチューブのリール75に巻かれた状態の斜視図である。
灌水チューブ13は、製造後の工場出荷時等の運搬時など通液時ではないときは、平坦に畳んでリール75に巻き取られる。巻き取りは、幅方向の両側に耳部27が配置されるようにして、テープ状に潰されて畳まれる。灌水チューブ13は、このようにテープ状となって巻かれることで、管内壁面同士が密着状態となる。
灌水チューブ13は、製造後の工場出荷時等の運搬時など通液時ではないときは、平坦に畳んでリール75に巻き取られる。巻き取りは、幅方向の両側に耳部27が配置されるようにして、テープ状に潰されて畳まれる。灌水チューブ13は、このようにテープ状となって巻かれることで、管内壁面同士が密着状態となる。
本実施形態において、チューブ接続具11は、テーパ部15の表面が、ゴムで覆われている。ゴムは、ゴムが設けられない場合のテーパ部15の外周面と同一の外周面を有して形成される。テーパ部15は、ゴムで被覆される場合、ゴムが外嵌される段部がテーパ部15の外周面に形成される。この段部に、テーパ筒状となったゴムが装着される。
図4はチューブへのチューブ接続具11の取付手順を(a)〜(d)で示した手順説明図、図5はチューブ接続具にチューブが取り付けられた状態を示した一部断面図である。
灌水チューブ13にチューブ接続具11を取り付けるには、先ず、灌水チューブ13に、ナット21を挿通しておく。次いで、図4(a)に示すように、ナット21の挿通された灌水チューブ13の末端開口部29に、挿入先端部23の頂部43を差し入れて、灌水チューブ13の管内壁面同士を開く。
灌水チューブ13にチューブ接続具11を取り付けるには、先ず、灌水チューブ13に、ナット21を挿通しておく。次いで、図4(a)に示すように、ナット21の挿通された灌水チューブ13の末端開口部29に、挿入先端部23の頂部43を差し入れて、灌水チューブ13の管内壁面同士を開く。
図4(b)に示すように、頂部43の差し入れ部分を手がかりに挿入先端部23を押し込んで、管内壁面同士の間をさらに押し広げる。この状態で、灌水チューブ13は、さらなる拡径が容易な状態となる。すなわち、押し広げ力を作用させる十分な面積が、管内壁面に確保される。また、このとき、灌水チューブ13とチューブ接続具11とを相対的にひねるように作用させることで、頂部43から舌状壁45側がねじ込まれるように挿入でき挿入先端部23の端縁部47に沿って末端開口部29が拡げられる。
図4(c)に示すように、挿入先端部23に続いて、テーパ部15の小径側を挿入する。その後は、徐々に拡径されるテーパ部15の外周面に沿って、管内壁面同士を押し開いて所定の位置までテーパ部15を挿入する。チューブ接続具11は、挿入先端部23を設けることで、灌水チューブ13が十分に口開きをしていなくても、開いた隙間に挿入先端部23を差込み、挿入しながらひねるように向きを横にすることで、灌水チューブ内にテーパ部15を抵抗なく挿入することができる。
図4(d)に示すように、灌水チューブ13の末端開口部29が、テーパ部15の所定位置まで達したなら、ナット21を雄ねじ部17まで引き寄せ、雌ねじ部37と雄ねじ部17を螺合する。ナット21は、雄ねじ部17との螺合によって多角形状部31側へ移動される。ナット21は、テーパ部15との間に配置されている灌水チューブ13の外周を、押圧内周面39によってテーパ部15へ押圧して挟持する。これにより、図5に示すように、灌水チューブ13へのチューブ接続具11の取り付けが完了する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係るチューブ接続具11では、平らに畳まれ、潰されてテープ状となっている灌水チューブ13に対しても、挿入先端部23の頂部43を、密着している管壁同士の間に突き刺すようにして、末端開口部29を開けることができる。従って、チューブ接続具11は、灌水チューブ13の末端開口部29に挿入するために、末端開口部29のみを予め開ける作業者の手指による作業を必要としない。
本実施形態に係るチューブ接続具11では、平らに畳まれ、潰されてテープ状となっている灌水チューブ13に対しても、挿入先端部23の頂部43を、密着している管壁同士の間に突き刺すようにして、末端開口部29を開けることができる。従って、チューブ接続具11は、灌水チューブ13の末端開口部29に挿入するために、末端開口部29のみを予め開ける作業者の手指による作業を必要としない。
チューブ接続具11は、挿入先端部23の頂部43を管壁同士の間に突き刺して末端開口部29を開けると同時に、テーパ部15の挿入までを一連の動作で行うことができる。特に灌水チューブ13の密着力が大きい場合であっても、灌水チューブ13へ深く挿入することが容易となり、テーパ部15と押圧内周面39とによって、灌水チューブ13を確実に挟持することができるようになる。
また、チューブ接続具11では、テーパ部15の小径側の先端面33が、軸線に直交する面と平行となる。舌状壁45は、この先端面33から軸線に沿う方向で突出する。舌状壁45は、側面視した場合、頂部43から先端面33に接続する端縁部47が、垂直な先端面33に対して所定角度で傾斜する。舌状壁45は、この端縁部47の傾斜角度が5〜50度の範囲で設定されている。
舌状壁45は、この傾斜角度が5度よりも小さいと、先端面33から頂部43の突出長が十分に得られず、末端開口部29に差し入れて開くことが容易でなくなる。また、舌状壁45は、この傾斜角度が50度よりも大きいと、先端面33から頂部43の突出長が無用に長くなり、末端開口部29をテーパ部15まで到達させにくくなる。舌状壁45は、端縁部47が5〜50度の範囲で設定されることで、末端開口部29へ差し入れて開くように剥離する作用と、テーパ部15までの良好な導入作用を得ることができる。その結果、潰れていて偏平状態となった灌水チューブ13に対し、挿入抵抗を小さくして、スムースに挿入することができる。
また、チューブ接続具11では、灌水チューブ13がテーパ部15まで挿入されると、灌水チューブ13の内面がゴムに密着する。チューブ接続具11は、ナット21が雄ねじ部17に螺合されると、テーパ部15に挿入されている灌水チューブ13の外周に、押圧内周面39が当たる。さらにナット21が手締めされると、押圧内周面39が灌水チューブ13の外周を押圧し、灌水チューブ13を介してテーパ部15のゴムが弾性変形する。ゴムは、弾性復元力によって灌水チューブ13を押圧内周面39に押し付ける。つまり、灌水チューブ13は、テーパ部15表面にゴムが設けられていることで、ゴムが設けられていない場合に比べ、円周方向でより均一に、より大きな押圧力でナット21とゴムとに挟持される。その結果、テーパ部15と灌水チューブ13とをより高い漏水防止性能で接続できる。
なお、本発明に係るチューブ接続具11に用いられる灌水チューブは、耳部27の無いものであってもよい(図示せず)。耳部27の無い灌水チューブは、開かれた状態で真円となる。この場合においても、チューブ接続具11は、偏平に畳まれている状態から、末端開口部29を容易に開くことが可能となる。
次に、上記した構成の変形例を説明する。
図6は挿入先端部49が円周方向の一部分に設けられた変形例1に係るチューブ接続具51の側面図である。図6において、ナット21は省略している。なお、以下の各変形例において図1〜図5に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
変形例1に係るチューブ接続具51は、挿入先端部49の舌状壁53が、先端面33の円周方向の一部分から突出して先端面33に設けられている。このように、本発明に係る挿入先端部は、先端面33の全て、先端面33の一部分の何れから突出するものであってもよい。
図6は挿入先端部49が円周方向の一部分に設けられた変形例1に係るチューブ接続具51の側面図である。図6において、ナット21は省略している。なお、以下の各変形例において図1〜図5に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
変形例1に係るチューブ接続具51は、挿入先端部49の舌状壁53が、先端面33の円周方向の一部分から突出して先端面33に設けられている。このように、本発明に係る挿入先端部は、先端面33の全て、先端面33の一部分の何れから突出するものであってもよい。
このチューブ接続具51では、チューブ接続具51における挿入先端部49の成形樹脂材料を少なくできる。
図7は挿入先端部55が湾曲面57を有する変形例2に係るチューブ接続具59を、挿入先端部55の突出長別に(a)〜(c)で表した側面図である。
チューブ接続具59は、舌状壁61が、頂部43から湾曲面57によって先端面33に徐々に接近している。この場合、挿入先端部55の突出長は、少なくとも5mm程度とすることができる。挿入先端部55の突出長は、さらにL1=2mm、すなわち、突出長7mm、L2=3mm、すなわち、突出長10mm程度とすることができる。
チューブ接続具59は、舌状壁61が、頂部43から湾曲面57によって先端面33に徐々に接近している。この場合、挿入先端部55の突出長は、少なくとも5mm程度とすることができる。挿入先端部55の突出長は、さらにL1=2mm、すなわち、突出長7mm、L2=3mm、すなわち、突出長10mm程度とすることができる。
このチューブ接続具59では、挿入先端部55を、密着している管壁同士の間に挿入して開く際、頂部43よりも挿入方向後方の舌状壁61の端縁部が、凹状の湾曲面57となっている。これにより、舌状壁61は、管壁同士に湾曲面57(端縁部)が接触しなくなり、管壁同士との摩擦が小さくなる。その結果、上述した実施形態の傾斜平面の舌状壁45に比べ、灌水チューブ13への挿入抵抗を小さくできる。
また、挿入先端部55の長さの違いは、管壁同士の密着度合いや灌水チューブ13の素材による硬さの違い等に対応でき、さらに、突出長が変わることで頂部43の形成角度が変わることから、例えば、灌水チューブ13の素材が硬く、管壁同士の密着状態が強い場合には、突出長の長いものを使用することで、挿入の開始をスムースにすることが可能となる。
また、挿入先端部55の長さの違いは、管壁同士の密着度合いや灌水チューブ13の素材による硬さの違い等に対応でき、さらに、突出長が変わることで頂部43の形成角度が変わることから、例えば、灌水チューブ13の素材が硬く、管壁同士の密着状態が強い場合には、突出長の長いものを使用することで、挿入の開始をスムースにすることが可能となる。
図8は延長筒部63を有する変形例3に係るチューブ接続具65の側面図である。図8において、ナット21は省略している。
チューブ接続具65は、先端面33と同一外径の延長筒部63が先端面33に連接され、延長筒部63の先端面33と反対側に、挿入先端部23が連設されている。延長筒部63の長さである先端面33からの突出長は、例えば3〜15mmとすることができる。この延長筒部63は、挿入先端部23の挿入開始から、テーパ部15を奥まで挿入させる際の案内になる。つまり、延長筒部63は、畳まれた灌水チューブ13を挿入先端部23で拡げた後にさらに拡げやすくしている。チューブ接続具65は、延長筒部63を設けることで、硬く十分に口開きをしていない灌水チューブ13がなじみ、テーパ部15の奥まで挿入しやすくなる。
チューブ接続具65は、先端面33と同一外径の延長筒部63が先端面33に連接され、延長筒部63の先端面33と反対側に、挿入先端部23が連設されている。延長筒部63の長さである先端面33からの突出長は、例えば3〜15mmとすることができる。この延長筒部63は、挿入先端部23の挿入開始から、テーパ部15を奥まで挿入させる際の案内になる。つまり、延長筒部63は、畳まれた灌水チューブ13を挿入先端部23で拡げた後にさらに拡げやすくしている。チューブ接続具65は、延長筒部63を設けることで、硬く十分に口開きをしていない灌水チューブ13がなじみ、テーパ部15の奥まで挿入しやすくなる。
このチューブ接続具65では、先ず、挿入先端部23が、灌水チューブ13の密着している管壁同士の間に突き刺すようにして挿入される。これにより、管壁同士は、末端開口部が開かれる。チューブ接続具65は、この状態でさらに挿入されると、先端面33と同一外径の延長筒部63が続いて挿入されて行く。この際、延長筒部63は、同一外径であるので、テーパ部15が挿入される場合よりも、比較的小さい挿入力で管壁同士の間に挿入が可能となる。これにより、密着した管壁同士の剥離長さが容易に確保される。テーパ部15は、延長筒部63の外径まで剥離されている管壁同士の間へは、未剥離の状態での挿入に比べ、容易な挿入が可能となる。その結果、畳まれた灌水チューブ13に対し、挿入先端部23を奥方まで容易に挿入して、灌水チューブ13を拡径でき、確実な挿入長さを得ることができる。
図9は延長筒部63に突起部67を有する変形例4に係るチューブ接続具69の側面図、図10は変形例4に係るチューブ接続具69を用いたチューブ接続構造を表す延長筒部63を前方より見た正面図である。図9、10において、ナット21は省略している。
本実施形態に係るチューブ接続構造は、チューブ接続具69を耳部付きの灌水チューブ13に接続するチューブ接続構造である。灌水チューブ13は、幅方向の両端部を溶着した耳部27を有する。チューブ接続具69は、延長筒部63の外周に、一対の耳部27の内側に対応する2箇所に突起部67が突設される。つまり、突起部67は、先端面33の円周方向で180度の位置に配設されている。
本実施形態に係るチューブ接続構造は、チューブ接続具69を耳部付きの灌水チューブ13に接続するチューブ接続構造である。灌水チューブ13は、幅方向の両端部を溶着した耳部27を有する。チューブ接続具69は、延長筒部63の外周に、一対の耳部27の内側に対応する2箇所に突起部67が突設される。つまり、突起部67は、先端面33の円周方向で180度の位置に配設されている。
突起部67は、例えばコーキングによって延長筒部63に設けることができる。また、一対の突起部67は、軸線方向、すなわち挿入前後方向にずらして配置される。一対の突起部67は、挿入前後方向に異なる位置に配置されていることで、最初に一方の側を目視して挿入し、後に他方の側を目視して挿入することで、耳部27に対する位置合わせが容易に行えるようになっている。
突起部67の突出量は、突起部67の無いテーパ部15の横幅(図10の横幅W)に対し、突起部67を含んだテーパ部15の縦幅(図10の縦幅H)の増加割合が5〜15%程度に設定される。
本実施形態に係るチューブ接続構造では、幅方向の両端部を溶着した灌水チューブ13が管状になると、溶着した部分である一対の耳部27の内側が、円弧状の管内壁面とならない。すなわち、管内壁面は、平行な一対の内壁面の溶着部(耳部27の内側)を境に徐々に離間するV字状の溝71を有する。変形例3のチューブ接続具65は、テーパ部15が灌水チューブ13に挿入された際、テーパ部15と灌水チューブ13の管内壁面との間に、このV字状の溝71によって離間部が生じる。そこで、本変形例4のチューブ接続具69では、このV字状の溝71による離間部に、突起部67が配置され、離間部を埋めることができる。つまり、離間部における管内壁面とテーパ部15は、突起部67によって塞がれることとなり水密シールされる。
なお、上述した突起部67を備えるチューブ接続具65では、その突起部67を2箇所として述べたが、これに限定されることはなく、例えば複数配列したり、外周に沿って設けることとしてもよく、その場合、対応する灌水チューブは、耳部27の無いものであってもよい。耳部27の無い灌水チューブは、開かれた状態で略真円となるが、例えば偏平に畳まれる場合に、その畳まれることによる折曲癖がつく場合があり、管壁が十分に滑らかな円弧状の管壁内面に戻らない部分に対して、突起部によって離間部を塞ぐことが可能となる。
図11は管状接続部20を有する変形例5に係るチューブ接続具103の一部断面分解側面図、図12は変形例5に係るチューブ接続具103にチューブ13を取り付けるとともに硬質管105を挿入接続した図を(a)に硬質管107をバット溶接した図を(b)に示した一部断面側面図である。
チューブ接続具103は、上述した接続ねじ部19に替えて管状接続部20を具備する接続管26とする。管状接続部20は、所定の長さの円筒管状に形成される。このチューブ接続具103では、上述した配管継手等ではなく、例えば図12(a)に示すように硬質管105の管端部106を管状接続部20に挿着し、接着などの固定手段で固定して接続する。また、図12(b)に示すように、硬質管107の管端部109を管状接続部20の端面と突き合わせて互いの端面同士を溶着固定するバット溶接にて接続する構成としても良い。
チューブ接続具103は、上述した接続ねじ部19に替えて管状接続部20を具備する接続管26とする。管状接続部20は、所定の長さの円筒管状に形成される。このチューブ接続具103では、上述した配管継手等ではなく、例えば図12(a)に示すように硬質管105の管端部106を管状接続部20に挿着し、接着などの固定手段で固定して接続する。また、図12(b)に示すように、硬質管107の管端部109を管状接続部20の端面と突き合わせて互いの端面同士を溶着固定するバット溶接にて接続する構成としても良い。
このチューブ接続具103では、所望の硬質管105,107などの管体の端部と接続管26の一端とを接続することが可能となり、硬質管105,107と灌水チューブなどのチューブ13とを接続固定させることができ、すなわち硬質管105,107の端部にチューブ接続具103を備える構造となって、チューブ13を接続可能とする管体の構造とすることができるようになる。
なお、管状接続部20に接続される管体としては、上記した硬質管105,107の他に、ゴムホースなど軟質管としてもよく、管状接続部20に挿着等を行って互いの接続を行うこととすればよい。
なお、管状接続部20に接続される管体としては、上記した硬質管105,107の他に、ゴムホースなど軟質管としてもよく、管状接続部20に挿着等を行って互いの接続を行うこととすればよい。
図13は管状接続部を有する変形例6に係るチューブ接続具の側面図である。
チューブ接続具103は、管状接続部20の長さを所望の長さに構成可能である。すなわち、管状接続部20は、ストレート管などと同等の構成であり、管端部分に、多角形状部31、雄ねじ部17、テーパ部15、挿入先端部23及びナット(図示せず)よりなるチューブ接続構造が構成される接続管26とされる。
チューブ接続具103は、管状接続部20の長さを所望の長さに構成可能である。すなわち、管状接続部20は、ストレート管などと同等の構成であり、管端部分に、多角形状部31、雄ねじ部17、テーパ部15、挿入先端部23及びナット(図示せず)よりなるチューブ接続構造が構成される接続管26とされる。
このチューブ接続具103では、例えばハウス内に配置される灌水チューブ13に対して、この灌水チューブ13に配水するための配管部分、例えば水源などの揚水ポンプ側に接続される管体の管端部にこのチューブ接続構造部分が位置することとすれば、配管施工された管路の端部に、チューブ13を接続するための構成を配置できることになり、接続作業が容易なものとなる。
図14は両端にねじ部とテーパ部とを備えた変形例7に係るチューブ接続具の一部断面分解側面図、図15は変形例7に係るチューブ接続具にチューブが取り付けられた状態を示した一部断面図である。
チューブ接続具109は、上述した接続ねじ部19の先端に、さらに延設されてテーパ部81、挿入先端部87とが設けられ、接続ねじ部19にはナット85が装着される構成としてもよい。チューブ接続具109は、図14に示すように、接続ねじ部19の先端側に同軸で連接され、先端に向けて小径とされ、この小径側から接続ねじ部19側である大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部81が設けられ、このテーパ部81の小径側の先端面89に連設され、先端面89から突出する頂部97から先端面89に徐々に接近して先端面89に接続する舌状壁99を有する挿入先端部87が設けられる。また、ナット85は、接続ねじ部19に螺合する雌ねじ部91を有し、チューブ13を挿通する押圧内周面93が雌ねじ部91に同軸に連設され、接続ねじ部19に雌ねじ部91を螺合することでチューブ13の外周を押圧内周面93によってテーパ部81に押圧する。なお、接続ねじ部19は、雄ねじ部17と径やピッチを同じに形成され、ナット85についても、ナット21と同等の構成とされ、すなわち、多角形状部31を挟んで両端の構成が同じものとなるよう構成される。
チューブ接続具109は、上述した接続ねじ部19の先端に、さらに延設されてテーパ部81、挿入先端部87とが設けられ、接続ねじ部19にはナット85が装着される構成としてもよい。チューブ接続具109は、図14に示すように、接続ねじ部19の先端側に同軸で連接され、先端に向けて小径とされ、この小径側から接続ねじ部19側である大径側までの途中にチューブ13が挿入される筒状のテーパ部81が設けられ、このテーパ部81の小径側の先端面89に連設され、先端面89から突出する頂部97から先端面89に徐々に接近して先端面89に接続する舌状壁99を有する挿入先端部87が設けられる。また、ナット85は、接続ねじ部19に螺合する雌ねじ部91を有し、チューブ13を挿通する押圧内周面93が雌ねじ部91に同軸に連設され、接続ねじ部19に雌ねじ部91を螺合することでチューブ13の外周を押圧内周面93によってテーパ部81に押圧する。なお、接続ねじ部19は、雄ねじ部17と径やピッチを同じに形成され、ナット85についても、ナット21と同等の構成とされ、すなわち、多角形状部31を挟んで両端の構成が同じものとなるよう構成される。
このチューブ接続具109では、上述した手順と同様の手順で、両端にチューブ13を接続することが可能となり、すなわちチューブ13の直列接続を可能とする。例えば、チューブ13の構成として、上記した灌水の可能な孔を有する灌水チューブの他に、孔の穿設されていないチューブなども有り、このような灌水チューブと孔無しチューブとを接続したり、或いは、孔の数が異なるチューブを接続するなど可能となる。両端の各チューブ13,13は、ナット21,85により、各テーパ部15,81に押圧内周面39,93で確実に挟持でき、接続が可能となる。
図16はナットの外周形状が異なる変形例を(a),(b)に示した斜視図である。
上述した各実施形態では、ナット21,85の外周形状を多角形状とし、エンボス面を備えた構成として述べたが、この外周形状は他の形でも良く、例えば、図16(a)に示すように軸線方向に平行な突条を備える星型多角形状としてもよく、また、図16(b)に示すように波形形状としても良い。いずれの形状も、把持及び回転操作を行いやすく、各突条が把持時の際などの滑り止めになる。
なお、上述した各実施形態にて多角形状部として述べた把持部31の外周形状についても同様の形状としても良い。
上述した各実施形態では、ナット21,85の外周形状を多角形状とし、エンボス面を備えた構成として述べたが、この外周形状は他の形でも良く、例えば、図16(a)に示すように軸線方向に平行な突条を備える星型多角形状としてもよく、また、図16(b)に示すように波形形状としても良い。いずれの形状も、把持及び回転操作を行いやすく、各突条が把持時の際などの滑り止めになる。
なお、上述した各実施形態にて多角形状部として述べた把持部31の外周形状についても同様の形状としても良い。
図17は把持部の厚さが異なる変形例を(a),(b)に示した側面図である。
上述した各実施形態においては、把持部31の軸線方向に沿う厚みについて、特に詳述してないが、この把持部31についても上記ナット21,85と同様に把持及び回転操作などを行いやすい形状とされるのが好ましく、且つ、厚みを把持の際に容易なものとすることが好ましい。例えば図17(a)に示すように、把持部31の厚みを小さくして全体の長さを小さくすることで、接続管25Aとしてコンパクト化を図ったり、図17(b)に示すように、把持部31を十分な長さとなるよう厚みを大きく形成して、把持を容易にして、且つ滑り止め効果をさらに得られるような接続管25Bとして構成しても良い。
上述した各実施形態においては、把持部31の軸線方向に沿う厚みについて、特に詳述してないが、この把持部31についても上記ナット21,85と同様に把持及び回転操作などを行いやすい形状とされるのが好ましく、且つ、厚みを把持の際に容易なものとすることが好ましい。例えば図17(a)に示すように、把持部31の厚みを小さくして全体の長さを小さくすることで、接続管25Aとしてコンパクト化を図ったり、図17(b)に示すように、把持部31を十分な長さとなるよう厚みを大きく形成して、把持を容易にして、且つ滑り止め効果をさらに得られるような接続管25Bとして構成しても良い。
また、図示はしないが、上記ナット21,85及び把持部31は、上記のような多角形状や星型多角形などの形状の他に、六角スパナや引掛スパナなどのスパナやモンキーレンチ、プライヤなどの工具で回転させて締めつけ或いは緩めるなどの操作を行うように凹部や凸部を備える形状としても良い。
なお、上述した実施形態では、チューブ13を灌水チューブとして構成した例について述べ、すなわち、チューブ13に水を流すことを例として述べたが、チューブ13には、水の他に二酸化炭素などのガスのための流路としても良く、すなわち、水などの液体やガスなどの気体など、流体のための流路として構成されることとしても良い。
従って、チューブ接続具11によれば、灌水チューブ13などのチューブの管壁内面が密着状態であっても、末端開口部29から挿入先端部23によって灌水チューブ13へ容易に差し込みでき、灌水チューブ13へのチューブ接続具11の接続作業性が向上するものである。そして、高い漏水防止性能を得ることができる。また、接続ねじ部19による配管継手との接続や管状接続部20による硬質管との接続を可能とし、さらには、チューブ同士を接続することも可能とし、これら管体同士の接続さ作業性を向上させるものである。
また、チューブ接続構造によれば、耳部27を有する灌水チューブ13に対しても、延長筒部63の外周に設けた突起部67によって、耳部27の内側を塞ぐことができ、高い漏水防止性能を得ることができる。
11…チューブ接続具
13…チューブ(灌水チューブ)
15,81…テーパ部
17…雄ねじ部
19…接続ねじ部
20…管状接続部
21,85…ナット
23,87…挿入先端部
27…耳部
33,89…先端面
37,91…雌ねじ部
39,93…押圧内周面
43,97…頂部
45,99…舌状壁
57…湾曲面
63…延長筒部
67…突起部
13…チューブ(灌水チューブ)
15,81…テーパ部
17…雄ねじ部
19…接続ねじ部
20…管状接続部
21,85…ナット
23,87…挿入先端部
27…耳部
33,89…先端面
37,91…雌ねじ部
39,93…押圧内周面
43,97…頂部
45,99…舌状壁
57…湾曲面
63…延長筒部
67…突起部
Claims (9)
- 小径側から大径側までの途中にチューブが挿入される筒状のテーパ部と、
前記テーパ部の大径側に同軸で連設される筒状の雄ねじ部と、
前記雄ねじ部の前記テーパ部と反対側に延設される管状接続部と、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有し、前記チューブを挿通する押圧内周面が前記雌ねじ部に同軸に連設され、前記雄ねじ部に前記雌ねじ部を螺合することで前記チューブの外周を前記押圧内周面によって前記テーパ部に押圧するナットと、
前記テーパ部の小径側の先端面に連設され、前記先端面から突出する頂部から前記先端面に徐々に接近して前記先端面に接続する舌状壁を有する挿入先端部と、
を具備することを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項1記載のチューブ接続具であって、
前記管状接続部は、外周面に雄ねじが形成される接続ねじ部とされることを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項2記載のチューブ接続具であって、
前記接続ねじ部の先端側に同軸で連接され、先端に向けて小径とされ、該小径側から前記接続ねじ部側である大径側までの途中にチューブが挿入される筒状のテーパ部と、
前記接続ねじ部に螺合する雌ねじ部を有し、前記チューブを挿通する押圧内周面が前記雌ねじ部に同軸に連設され、前記接続ねじ部に前記雌ねじ部を螺合することで前記チューブの外周を前記押圧内周面によって前記テーパ部に押圧するナットと、
前記テーパ部の小径側の先端面に連設され、前記先端面から突出する頂部から前記先端面に徐々に接近して前記先端面に接続する舌状壁を有する挿入先端部と、
を備えることを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項1または2または3記載のチューブ接続具であって、
前記舌状壁が、前記先端面に対し5〜50度の角度で傾斜することを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項1または2または3記載のチューブ接続具であって、
前記舌状壁が、湾曲面によって前記先端面に徐々に接近していることを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のチューブ接続具であって、
前記テーパ部の表面が、ゴムで覆われていることを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のチューブ接続具であって、
前記先端面と同一外径の延長筒部が前記先端面に連接され、
前記延長筒部の前記先端面と反対側に、前記挿入先端部が連設されていることを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項7記載のチューブ接続具であって、
前記延長筒部の外周には、前記チューブの内側に接触する突起部が突設されることを特徴とするチューブ接続具。 - 請求項8記載のチューブ接続具を使用して前記チューブに接続するチューブ接続構造であって、
前記チューブは、幅方向の両端部を溶着した耳部を有し、
前記延長筒部の外周には、一対の前記耳部の内側に対応する2箇所に突起部が突設されることを特徴とするチューブ接続構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162841 | 2015-08-20 | ||
JP2015162841 | 2015-08-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017040362A true JP2017040362A (ja) | 2017-02-23 |
Family
ID=58202623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016094747A Pending JP2017040362A (ja) | 2015-08-20 | 2016-05-10 | チューブ接続具及びチューブ接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017040362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108869914A (zh) * | 2018-08-14 | 2018-11-23 | 胡顺扬 | 一种硬质管与柔性管带的连接装置、管路及方法 |
-
2016
- 2016-05-10 JP JP2016094747A patent/JP2017040362A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108869914A (zh) * | 2018-08-14 | 2018-11-23 | 胡顺扬 | 一种硬质管与柔性管带的连接装置、管路及方法 |
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