JP2017038549A - 液剤散布高さ検出モジュールおよびこれを備えたブームスプレーヤ並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラム - Google Patents

液剤散布高さ検出モジュールおよびこれを備えたブームスプレーヤ並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラム Download PDF

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【課題】低価格の光位置センサを用いて、安定した高さ検出を行うことのできる、液剤散布高さ検出モジュールおよびこれを備えたブームスプレーヤ並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラムを提供する。【解決手段】ブームスプレーヤのブーム部に設けられて圃場または作物からの高さを検出する液剤散布高さ検出モジュール1であって、下方に向けて投光部21および受光部22を配置している複数個の光位置センサ2と、前記各受光部22で検出される受光データを前記各光位置センサ2毎の高さに換算するとともに、これらの高さから最大値、最小値および平均値のうちいずれか一つ以上の値を算出する高さ算出部と、この高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを出力する高さデータ出力部とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ブームスプレーヤのブーム部から圃場または作物までの高さを検出するための液剤散布高さ検出モジュールおよびこれを備えたブームスプレーヤ並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラムに関するものである。
近年、農薬や液肥等の液剤を散布するブームスプレーヤは、一度に散布できる面積を広範囲にするため、ブーム幅を拡大している。しかし、ブーム幅が大きくなると、圃場の起伏や走行路面の凹凸によってブームの上下方向の揺れが大きくなる。そのため、作物からブームまでの距離が変動して液剤の散布ムラが生じたり、ブームと作物とが接触して作物を損傷してしまうといった問題が生じている。
そこで、出願人は、このような問題に対して鋭意研究を行い、特開平2−21959号公報において、ブームに取り付けられた距離センサを用いて高さを所定の範囲に保持するように制御可能なトラクタ直装スプレーヤのブーム制御装置を開示している(特許文献1)。
また、その他にもブームスプレーヤに用いられる距離センサとして、超音波センサを利用した検出方法が開示されている(非特許文献1)。
特開平2−21959号公報
佐藤禎稔ら、「超音波センサによるブームスプレーヤの噴霧高さ制御」、農業機械学会誌、農業機械学会、平成6年11月、第56巻、第6号、p.59−67
しかしながら、非特許文献1に記載された超音波センサは、空気中における音波の減衰が大きいため、ブームと作物までの距離が大きくなると高さ測定ができなくなる。また、穂先や葉先では音の反射波が弱いため、小麦のような穂や葉の細い作物の検出が困難である。さらに、土壌が乾燥している場合、音の反射波が得られないため高さ測定ができない。これらの理由から超音波センサを距離センサとして用いたブームスプレーヤは実用化されていない。
また、超音波センサに代えて空気中の減衰が比較的小さいレーザー距離センサを利用することも考えられる。しかし、レーザー距離センサは、精度が高い反面コスト高になる。また、レーザー距離センサは、ピンポイントの高さを測定するものであるところ、生育初期では上方から見ると葉と地面が混在しているため、レーザーが葉と葉の間をすり抜けて地面に到達し、作物の表面高さを正しく検出できない場合もある。農業で必要とされる高さ検出精度は、他の産業に比べても高い精度が必要ではなく、むしろ安定性と低価格が好ましい。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、低価格の光位置センサを用いて、安定した高さ検出を行うことのできる、液剤散布高さ検出モジュールおよびこれを備えたブームスプレーヤ並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラムを提供することを目的としている。
本発明に係る液剤散布高さ検出モジュールは、ブームスプレーヤのブーム部に設けられて圃場または作物からの高さを検出する液剤散布高さ検出モジュールであって、下方に向けて投光部および受光部を配置している複数個の光位置センサと、前記各受光部で検出される受光データを前記各光位置センサ毎の高さに換算するとともに、これらの高さから最大値、最小値および平均値のうちいずれか一つ以上の値を算出する高さ算出部と、この高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを出力する高さデータ出力部とを有する。
また、本発明の一態様として、前記最大値、前記最小値および前記平均値のうちいずれの値を前記高さデータ出力部に出力させるかを選択可能なモード選択手段を有し、前記高さ算出部では、前記モード選択手段により最大値モードが選択された場合に前記受光データから換算された高さのうち最も高い値を算出し、最小値モードが選択された場合に前記受光データから換算された高さのうち最も低い値を算出し、平均値モードが選択された場合に前記受光データから換算された高さの平均値を算出するようにしてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記最大値モードで算出された前記最大値、前記最小値モードで算出された前記最小値、および前記平均値モードで算出された前記平均値に対し、それぞれ所定の時間間隔ごとに平均値を算出して平滑化処理を行う平滑化処理部を有してもよい。
さらにまた、本発明の一態様として、複数個の前記光位置センサとして、検出距離範囲の異なる2種以上の光位置センサを備えてもよい。
また、本発明の一態様として、前記投光部から所定の波長の赤外線を投光させるとともに、この投光部から投光された波長より短波長以下の光をカットする赤外線カットフィルタを前記受光部に備えてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記高さデータ出力部が、高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを、アナログ信号およびデジタル信号の両方の信号で連続的に出力するようにしてもよい。
本発明に係るブームスプレーヤは、前記液剤散布高さ検出モジュールを備えたブームスプレーヤであって、前記液剤散布高さ検出モジュールが前記ブームスプレーヤにおけるブーム部の先端および折り曲げ可能な関節部に設けられている。
本発明に係る液剤散布高さ検出モジュール用プログラムは、ブームスプレーヤのブーム部から圃場または作物までの高さを検出する液剤散布高さ検出モジュール用プログラムであって、複数個の光位置センサから受光データを取得する受光データ取得部と、この受光データ取得部で取得される前記受光データを前記各光位置センサ毎の高さに換算するとともに、これらの高さから最大値、最小値および平均値のうちいずれか一つ以上の値を算出する高さ算出部と、この高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを出力する高さデータ出力部としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、低価格の光位置センサを用いて、安定した高さ検出を行うことができる。
本発明に係る液剤散布高さ検出モジュールを備えたブームスプレーヤの一実施形態を示す図である。 本実施形態の液剤散布高さ検出モジュールを示す模式図である。 本実施形態の液剤散布高さ検出モジュールを示すブロック図である。 本実施形態の液剤散布高さ検出モジュールにおける光位置センサの配置を示す平面図である。 本実施形態の液剤散布高さ検出モジュール用プログラムによって実行されるフローチャートである。 本実施形態における散布高さ制御装置を示す模式図である。 本実施形態の液剤散布高さ検出モジュールのブロック構成図である。 本実施例1において光位置センサにより白紙までの距離を測定した場合の出力特性を示すグラフである。 本実施例1において光位置センサにより小麦、バレイショおよびテンサイまでの距離を測定した場合の検出特性を示すグラフである。 本実施例2において用いた赤外線カットフィルタの遮光特性を表すグラフである。 本実施例2において赤外線カットフィルタの有無と自然光別の電圧−距離特性を示すグラフである。
以下、本発明に係る液剤散布高さ検出モジュールおよびこれを備えたブームスプレーヤ並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラムの一実施形態について図面を用いて説明する。
液剤散布高さ検出モジュール1は、液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1aに基づいて光位置センサ2等を制御することで対象物までの距離を測定するためのものであり、主に、図1および図2に示すように、ブームスプレーヤ10のブーム部20に設けて圃場または作物から前記ブーム部20までの高さを検出するために用いられる。
本実施形態における液剤散布高さ検出モジュール1は、図2および図3に示すように、下方に向けて投光部21および受光部22を配置した複数個の光位置センサ2と、前記各受光部22で検出される受光データを各光位置センサ2毎の高さに換算する高さ算出部322および前記高さ算出部322によって算出された高さデータを出力する高さデータ出力部325等として各構成を機能させる演算処理手段3と、前記高さ算出部322により算出されるモードを選択するモード選択手段4とを有する。以下、各構成について説明する。
光位置センサ2は、PSD23(位置受光素子:Position Sensitive Detector)を備えた距離を測定することのできるセンサであって、図2に示すように、スポット状の光を投光する投光部21と、前記スポット光によって反射される光を受光する受光部22とを有している。
投光部21は、図示しないが、所定の波長範囲の光を発することのできる光源と、この光源から発せられる光をスポット状に集光するレンズとを有する。本実施形態における光源は、赤外線波長域における所定の波長を有する赤外線光を発することができるようになっている。
受光部22は、対象物で反射した光を受光する部分であり、図示しないが、入射してくる光を集光するためのレンズを備えている。PSD23は、受光部22のレンズを透過した先に配置されており、前記レンズによって集光された光を受光することで、反射した圃場または作物までの距離に応じた電圧値を出力するものである。
また、PSD23は一般的に室内空間で使用されるものであり、太陽光が直接入射しない環境で利用することを想定したセンサである。よって、本実施形態における受光部22は、自然光に含まれる赤外線の受光を抑制するため、前記投光部21から投光された波長より短波長以下の光をカットする赤外線カットフィルタ24を備えている。
本実施形態では、図4に示すように、4個の光位置センサ2が、平面視で菱形の各頂部に位置するように配置されている。このように、複数個の光位置センサ2を用いることによって、測定距離に対する断面方向の測定範囲を拡大し、スポット光が葉と葉の間をすり抜けて作物の高さが検出できなくなるのを回避している。
このとき、各光位置センサ2同士は、互いの光位置センサ2から投光される赤外線が相互に干渉し合わないように、50mm〜80mm程度の間隔を空けて配置されている。
また、4個の光位置センサ2のうち進行方向に対して前方および左右両方の3つの光位置センサ2に対し、後方の光位置センサ2は、検出距離範囲が他の光位置センサ2の検出距離範囲と異なる範囲のセンサを用いている。具体的には、前方および左右の光位置センサ2の検出距離範囲は20cm〜150cmであり、後方の光位置センサ2の検出距離範囲は10cm〜80cmである。このように、検出距離範囲の異なる光位置センサ2を2種以上配置することで、後述する実施例に示すように、PSD23により出力される電圧値と高さとの関係が非線形であるために生じる換算高さの誤認の防止、検出距離範囲外に対象物がある場合の測定漏れの抑制、検出距離範囲の拡大を図っている。
なお、光位置センサ2の個数は4個に限定されるものではなく、2個以上から適宜選択してよい。また、複数個の光位置センサ2の配置は、前後左右の菱形状の配置に限定されるものではなく、三角形、五角形等の他の多角形状の配置や進行方向に対して縦方向、横方向または斜め方向のいずれか一列状の配置でもよく、作物の葉、茎および穂等の大きさ等に応じて適宜選択してよい。
演算処理手段3は、マイクロコンピュータ3によって構成されている。マイクロコンピュータ3は、図3に示すように、液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1a等をインストールして記憶させておく記憶装置31と、この記憶装置31にインストールされた液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1aを実行させる演算処理装置32とを有する。
なお、演算処理手段3は、マイクロコンピュータに限定されるものではなく、一般的なオペレーティングシステムが搭載されたパーソナルコンピュータ等によって構成されていてもよい。
記憶装置31は、マイクロコンピュータ3により管理されているROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、フラッシュメモリ等によって構成されている記憶装置31であり、液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1aを記憶させるプログラム記憶部311と、予め算出した各光位置センサ2から出力される電圧値と距離との関係を記憶させる電圧−距離テーブル記憶部312とを有するとともに、演算処理装置32が演算を行う際のワーキングエリアとして機能する。
演算処理装置32は、CPU(Central Processing Unit)等から構成されており、記憶装置31にインストールされた液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1aを実行させることにより、図3に示すように、受光データ取得部321、高さ算出部322、モード判別部323、平滑化処理部324および高さデータ出力部325として各構成を機能させるようになっている。以下、各構成部についてより詳細に説明する。
受光データ取得部321は、各光位置センサ2の光源を発光させて投光部21から所定の赤外線を投光させるとともに、受光部22によって受光してPSD23より出力された受光データの電圧値を取得するように制御するものである。本実施形態における受光データ取得部321は、各光位置センサ2から出力されるアナログの電圧値をA/D変換器を介してデジタルデータに変換して取得するようになっている。
高さ算出部322は、受光データ取得部321が取得した受光データの電圧値から高さに換算するためのものである。本実施形態では、電圧値と距離との関係を多項式近似式や累乗近似式によって事前に算出して換算テーブルにまとめておき、予め電圧−距離テーブル記憶部312に記憶させておき、受光データ取得部321により取得された電圧値を前記換算テーブルに対応させて距離を算出する。
なお、距離の算出には、換算テーブルにより算出するものに限定されるものではなく、線形化処理に用いられる多項式近似式や累乗近似式に直接電圧値を代入して算出するようにしてもよい。
モード判別部323は、モード選択手段4によって入力されたモードを判別するとともに、モードに応じた高さを算出するように制御するものである。本実施形態では、図5に示すように、初めにモード選択手段4によって選択されているモードが最大値モードか否かを判別する(S5)。最大値モードと判別された場合(S5がYESの場合)は、同時刻に各光位置センサ2で換算された高さを比較することで最も高いもの(各光位置センサ2から最も距離が近いもの)を算出する(S7)。一方、最大値モードでないと判別された場合(S5がNOの場合)は、最小値モードか否かを判別する(S6)。そして、最小値モードと判別された場合(S6がYESの場合)は、同時刻に各光位置センサ2で換算された高さを比較することで最も低いもの(各光位置センサ2から最も距離が遠いもの)を算出する(S8)。そして、最小値モードでないと判別された場合(S6がNOの場合)は、同時刻に各光位置センサ2で換算された高さの平均値を算出する(S9)。
なお、平均値モードでは、単純平均に限定されるものではなく、各光位置センサ2毎に異なる重み付けを行った上で平均値を算出する重み付け平均としてもよい。
平滑化処理部324は、連続的に算出された高さの最大値、高さの最小値または高さの平均値を所定の時間間隔ごとに平均値を算出して、平滑化処理を行うように制御するものである。このように平滑化処理後の高さを出力することにより、後述するアクチュエータ62によるブーム部20の折り曲げ動作が頻繁に繰り返されることを抑制している。本実施形態における所定の時間間隔は、図6に示すように、散布高さ制御装置6のコントローラー本体61に設けられた応答設定スイッチ51によって適宜選択できるようになっている。
高さデータ出力部325は、図3に示すように、演算処理手段3によって処理された高さデータ信号の出力を行うものであり、アナログ信号と、デジタル信号の両信号として連続的に出力する機能を有している。本実施形態では、平滑化処理部324によって処理された平滑化処理によって算出された平均値を、CAN−BUSを利用したデジタル信号として、後述する散布高さ制御装置6のコントローラー本体61に出力するようになっている。このように、デジタル信号で出力することにより、アナログ信号の場合に生じる長い配線による信号の減衰を抑制している。
なお、高さデータ出力部325の出力先は散布高さ制御装置6に限定されるものではなく、例えば、散布高さを表示可能な液晶ディスプレイ等の表示装置であってもよい。
モード選択手段4は、最大値モード、最小値モードまたは平均値モードを選択可能とするものであり、本実施形態では、図6に示すように、散布高さ制御装置6のコントローラー本体61に設けられたモード選択スイッチ41を切り換えることによって選択できるようになっている。
つぎに、本実施形態のブームスプレーヤ10について説明する。ブームスプレーヤ10は、図1に示すように、走行車両30と、この走行車両30から左右に延出されて設けられるブーム部20と、このブーム部20に設けられる複数台の液剤散布高さ検出モジュール1と、折り曲げ動作を行う散布高さ制御装置6を有する。
本実施形態におけるブーム部20は、走行車両30の後方に設けられる中央ブーム201と、この中央ブーム201の右側に関節部40を介して設けられている右第一ブーム202と、この右第一ブーム202の先端側に関節部40を介して設けられている右第二ブーム203と、前記中央ブーム201の左側に関節部40を介して設けられている左第一ブーム204と、この左第一ブーム204の先端側に関節部40を介して設けられている左第二ブーム205とを有している。また、ブーム部20は、農薬等の薬液、液肥等を含む液剤を散布する複数個の散布ノズル206を備えている。
関節部40は、各ブーム201,202,203,204,205を上下方向に折り曲げ自在に連結するものである。本実施形態では、図1に示すように、各関節部40およびブーム部20の先端に液剤散布高さ検出モジュール1が設置されている。
散布高さ制御装置6は、図6に示すように、主に、関節部40の折り曲げ制御を行うアクチュエータ62と、各アクチュエータ62への制御信号の送信を行うとともに各種設定を行う入力手段となるコントローラー本体61とを有する。
アクチュエータ62は、主に、電磁弁621および油圧シリンダ622から構成されている。電磁弁621は、コントローラー本体61から送信される制御信号を受信して開閉動作を行う弁であり、走行車両30の車両駆動用のエンジン動力を作業機の駆動のために取り出すパワーテイクオフ(PTO)機械によって駆動される油圧ポンプ623を動力源として作動されるようになっている。また、油圧シリンダ622は、前記電磁弁621によって駆動制御され、電磁弁621の開閉動作にともない伸張および収縮するようになっている。この油圧シリンダ622は、図1に示すように、関節部40において隣接するブーム同士に連結されており、伸縮することによって各ブーム201,202,203,204,205を上下方向に折り曲げられるようになっている。
コントローラー本体61は、モード選択スイッチ41および応答設定スイッチ51を備えており、モード選択手段4や平滑化処理における所定の時間間隔を設定する応答設定手段5として機能するものである。また、コントローラー本体61は、各液剤散布高さ検出モジュール1および各アクチュエータ62にCAN−BUSによって通信可能に接続されており、各液剤散布高さ検出モジュール1から高さデータを受信し、前記高さデータに基づき各アクチュエータ62に折り曲げ動作をさせるための制御信号を送信できるようになっている。
つぎに、本実施形態の液剤散布高さ検出モジュール1およびこれを備えたブームスプレーヤ10並びに液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1aの各構成の作用について説明する。
モード選択手段4では、モード選択スイッチ41によってモードが選択される。モードの選択は、例えば、小麦の穂先の高さ等の作物の表面高さを検出する場合は最大値モードを選択し、初期の育成時において地面までの高さを検出する場合は最小値モードを選択するといったように、対象および検出目的等に応じて任意のモードを選択することができる。
また、応答設定手段5では、応答設定スイッチ51によって、平滑化処理に用いられる所定の時間間隔が設定される。
つぎに、演算処理手段3では、プログラム記憶部311に記憶されている液剤散布高さ検出モジュール用プログラム1aを実行することで、演算処理装置32を受光データ取得部321、高さ算出部322、モード判別部323および平滑化処理部324として機能させる。図5および図7に基づき、データ処理について具体的に説明する。
まず、図5に示すように、液剤散布高さ検出モジュール1の初期化を行う(S1:液剤散布高さ検出モジュール初期化ステップ)。続いて受光データ取得部321によって、各々の光位置センサ2から電圧値を取得する(S2:受光データ取得ステップ)。受光データ取得部321では、各々の光位置センサ2に対し、投光部21の光源によって赤外線を発光させる。発せられた光は、投光部21に設けられたレンズによってスポット状の光となって下方に向けて投光される。そして、投光された光は圃場または作物によって反射する。
受光部22では、反射された光を受光し、前記受光部22に設けられた赤外線カットフィルタ24により前記投光部21から投光された波長より短波長以下の赤外線や紫外線、可視光を吸収し、自然光に含まれる光の入射を防ぐ。これにより、PSD23を屋外で使用した場合であっても、太陽光に含まれる赤外線や可視光の影響を防ぎ、前記投光部21から投光された波長以上の波長の赤外線だけを透過させるため、晴天時の屋外でも誤検出を回避し、距離の測定精度を維持することができる。
そして、PSD23では、受光部22が投光された赤外線光の反射光を受けて反射距離に応じた電圧値を出力し、受光データ取得部321によってA/D変換器を介して取得される。
つぎに、高さ算出部322によって各光位置センサ2における電圧値から高さを算出する(S3:高さ算出ステップ)。高さ算出部322では、受光データ取得部321によって取得された電圧値と、電圧−距離テーブル記憶部312に記憶されている換算テーブルの電圧値とを比較し最も近い値を算出する。そして、最も近い値と電圧−距離テーブル記憶部312に記憶されている電圧値に対応する高さを光位置センサ2によって測定された高さとして取得する。このように、高さ算出部322では、測定の度に複雑な計算を必要としないため瞬時に高さを算出することができる。
もし、高さ算出部322によって算出された高さが異常値であった場合には、その値を除外するなどの処理が行われる(S4:異常値処理ステップ)。つまり、本実施形態では、複数個の光位置センサ2を用いており、葉と葉の間をすり抜けて、異常値が検出されても他の光位置センサ2の値を用いることにより、検出漏れの無い、安定的な検出が行われる。また、高さ方向に対しても、検出距離範囲の異なる2種の光位置センサ2を用いており、対象物までの距離が一方の光位置センサ2の検出距離範囲外の場合は、その値を用いないこととすることにより、1種類の光位置センサ2では測定困難な距離にあるの高さ検出が可能となる。
つぎに、モード判別部323によって選択されたモードが最大値モード、最小値モードおよび平均値モードのいずれかであるかを判別する(S5〜S6:モード判別ステップ)。モード判別部323では、まず、モード選択手段4によって選択されたモードが最大値モードか否かを判別する(S5:最大値モード判別ステップ)。最大値モードであると判断された場合(S5がYESの場合)には、高さ算出部322によって算出された各光位置センサ2毎の高さデータの中から最大値を算出する(S7:最大値算出ステップ)。
一方、最大値モードでないと判別された場合(S5がNOの場合)には、選択されたモードが最小値モードか否かを判別する(S6:最小値モード判別ステップ)。ここで最小値モードであると判断された場合(S6がYESの場合)には、各光位置センサ2毎の高さデータの中から最小値を算出する(S8:最小値算出ステップ)。
そして、最小値モードでないと判別された場合(S6がNOの場合)には、各光位置センサ2毎の高さデータの平均値を算出する(S9:平均値算出ステップ)。
つぎに、平滑化処理部324がモード判別部323によって算出された高さデータの平滑化処理を実行する(S10:平滑化処理ステップ)。平滑化処理部324では、選択されたモードに応じて算出された高さデータ、例えば、最大値モードであれば最大値を応答設定手段5の応答設定スイッチ51で設定された所定の時間間隔毎の平均値を算出する。このように、高さデータの平滑化処理を行うことによって、ブーム部20を自動的に折り曲げ制御するときの制御回数を減らすことができる。
つぎに、高さデータ出力部325が平滑化処理部324によって算出された高さデータの平均値を応答設定手段5の応答設定スイッチ51で設定された前記所定の時間間隔毎にコントローラー本体61に出力する(S10:出力ステップ)。本実施形態における出力は、CAN−BUSによるデジタル信号が用いられており、ブーム部20が長い場合であってもアナログ信号の場合のような信号の減衰による制御不能状態を回避することができ、各液剤散布高さ検出モジュール1からコントローラー本体61までの配線を共通に利用することができる。
コントローラー本体61では、各液剤散布高さ検出モジュール1から受信した高さデータに基づき、各アクチュエータ62への制御信号を送信する。
各アクチュエータ62では、制御信号に基づき電磁弁621が開閉駆動され、油圧シリンダ622が伸縮して、ブーム同士を上下方向に折り曲げる。これにより、圃場または作物からブーム部20までの高さが一定に保たれ、適度な高さから液剤を散布することができる。
以上のような本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
1.安価な光位置センサ2によって圃場または作物からブーム部20までの高さを測定することができる。
2.複数個の光位置センサ2を用いることにより、測定距離に対する断面方向の測定範囲を拡大し、スポット光が葉と葉の間をすり抜けて作物の高さが検出できなくなるのを回避することができる。
3.測定対象物に応じて選択的に最大値、最小値および平均値を測定することができる。
4.平滑化処理を行うことにより、ブーム部20を折り曲げ制御するアクチュエータ62の可動回数を制御し、過度な反応を抑制することができる。
5.検出距離範囲の異なる光位置センサ2を用いることにより、高さ方向に対する測定範囲を拡大することができる。
6.赤外線カットフィルタ24を用いることにより、室内用の光位置センサ2を晴天時の屋外でも使用することができる。
本実施例1では、光位置センサの計測距離と出力特性の関係を調べるとともに、光位置センサを用いた作物の葉の検出特性を調べた。作物としては、小麦、馬鈴薯(バレイショ)および甜菜(テンサイ)を対象とした。
まず、検出距離範囲が20cm〜150cmの光位置センサを用い、当該光位置センサの出力特性について検討を行った。測定環境は、環境照度10kLux以下とし、対象物として白紙を用いるとともに、この白紙までの距離を変化させ、光位置センサにより出力される電圧値について測定を行った。その結果を図8に示す。
図8に示すように、検出距離範囲内である距離が20cm以上の場合、距離が長くなるに従って非線形的に電圧値が低下する傾向があった。よって、本実施例1における光位置センサを用いる場合、距離の決定には、多項式近似式や累乗近似式等を用いた線形化処理が必要なことがわかった。
また、検出距離範囲外の20cm未満の場合、例えば、出力電圧が1.0Vの場合、距離が10cmなのか60cmなのかの判断は困難であり、誤った値が算出されるおそれがある。そこで、このような場合は、検出距離範囲の異なる、例えば、検出距離範囲が10cm〜の光位置センサを合わせて用いることにより、誤った算出を防止できる。
つぎに、同じ光位置センサを用いて、小麦、馬鈴薯および甜菜の検出特性を調べた結果を図9に示す。
図9に示すように、小麦、馬鈴薯および甜菜のいずれの場合も、図8に示す白紙の場合と同様に、距離が20cm以上の場合、距離が長くなるに従って非線形的に電圧値が低下する傾向があった。また、その値も、例えば、光位置センサによる出力が1.0Vの場合、白紙では距離が約60cmであったところ、小麦、馬鈴薯および甜菜も約50〜60cmとなり、ほぼ一致している。同様に、光位置センサによる出力が0.5Vの場合、白紙では距離が約120cmであったところ、小麦、馬鈴薯および甜菜も約90〜120cmとなり、ほぼ一致している。
以上より、光位置センサによって、小麦のような穂先や葉が細いものから、馬鈴薯や甜菜などの葉が比較的大きいものまで、様々な作物の高さ検出が行えることがわかった。
本実施例2では、屋外で用いられる際の誤検出対策として受光部に設けられる赤外線カットフィルタについて検討を行った。
本実施例2における光位置センサは、実施例1において用いた光位置センサと同じものである。また、光位置センサの光源に用いられる赤外線の波長は850nm±70nmである。
また、実験環境は、照度7kLuxの曇天状況と照度121kLuxの晴天の日なた状況について行った。また、赤外線カットフィルタには、富士フイルム社製のカメラ用赤外線カットフィルタ、IR−78、IR−80、IR−82、IR−84、IR−86、IR−88、IR−90およびIR−92を用いた。これら赤外線カットフィルタの遮光特性を図10に示す。例えば、IR−90の場合、約850nm以下において透過率が0%であり、約900nmの場合の透過率が約40%である特性を有している。
実験条件は、測定距離を32cmとし、測定対象を白紙として、上記各状況における出力電圧を測定した。そして、実施例1における赤外線カットフィルタ無しの室内測定結果である出力電圧1.99Vと、受光部に種々の赤外線カットフィルタを設けた場合の出力電圧値とを比較して、一致していれば距離測定が有効と判断し、一致していなければ距離測定が無効として評価を行った。
曇天状況の場合の測定結果を表1にまとめる。
(表1)
表1に示すように、照度7kLuxの曇天状況の場合は、室内環境と同様、いずれの赤外線カットフィルタを用いた場合であっても、赤外線カットフィルタ無しの出力電圧1.99Vと電圧値が一致しており、距離測定が有効であった。
つぎに、晴天の日なた状況の場合の測定結果を表2にまとめる。
(表2)
表2に示すように、赤外線カットフィルタIR−90の場合は赤外線カットフィルタ無しの出力電圧1.99Vと電圧値が一致しており、距離測定が有効であった。
一方、赤外線カットフィルタIR−78、IR−80、IR−82、IR−84、IR−86、IR−88については、電圧値が一致せず、距離測定が無効であった。これは、晴天であったため、自然光に含まれる赤外線が含まれてしまい、誤差が大きくなったためと考えられる。
また、本実施例2においては、赤外線カットフィルタIR−92の場合も赤外線カットフィルタ無しの出力電圧1.99Vと電圧値が一致せず、距離測定が無効であった。これは、光位置センサの光源における赤外線の波長は850nm±70nmであるところ、赤外線カットフィルタIR−92によって前記光位置センサから投光された赤外線の一部がカットされてしまい、その分の誤差が生じたものと考えられる。
つぎに、赤外線カットフィルタIR−90を用いて、対象物との距離を変化させて測定を行った。実験環境は、照度13kLuxの日陰状況および照度123kLuxの晴天の日なた状況のそれぞれについて行った。測定結果を図11に示す。
図11に示すように、日なた環境下において赤外線カットフィルタを設けない場合には、出力値が他の条件の場合と異なっており、とくに距離が75cmを越えると出力が0Vとなって、全く検出ができなくなった。
一方、日陰環境下において赤外線カットフィルタを設けない場合と、日なた環境下において赤外線カットフィルタIR−90を設けた場合とは、電圧と距離との関係がほぼ一致した。よって、日なたであっても、赤外線カットフィルタを設けることにより、十分に測定できていることが確認できた。
また、日陰環境下の場合、赤外線カットフィルタIR−90を設けても、日陰の赤外線カットフィルタを設けない場合と比較すると、電圧と距離との関係がほぼ一致した。よって、赤外線カットフィルタIR−90は、日陰等の比較的照度が低い場合であっても、高さ検出の邪魔には成らないことが確認できた。
以上より、光位置センサの光源における赤外線の波長より短波長以下の光をカットする赤外線カットフィルタを用いることで、日なた等の屋外環境下においても精度良く高さ検出ができることが確認できた。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、液剤散布高さ検出モジュール1は、自動車の周囲の障害物を検知するモジュールとしてや、ポテトハーベスターにおける収穫時の掘り取り深さの検出、あるいは排出タンクの高さ測定等に適用してもよい。
1 液剤散布高さ検出モジュール
1a 液剤散布高さ検出モジュール用プログラム
2 光位置センサ
3 演算処理手段(マイクロコンピュータ)
4 モード選択手段
5 応答設定手段
6 散布高さ制御装置
10 ブームスプレーヤ
20 ブーム部
30 走行車両
40 関節部
21 投光部
22 受光部
23 PSD
24 赤外線カットフィルタ
31 記憶装置
32 演算処理装置
41 モード選択スイッチ
51 応答設定スイッチ
61 コントローラー本体
62 アクチュエータ
201 中央ブーム
202 右第一ブーム
203 右第二ブーム
204 左第一ブーム
205 左第二ブーム
206 散布ノズル
311 プログラム記憶部
312 電圧−距離テーブル記憶部
321 受光データ取得部
322 高さ算出部
323 モード判別部
324 平滑化処理部
325 高さデータ出力部
621 電磁弁
622 油圧シリンダ
623 油圧ポンプ

Claims (8)

  1. ブームスプレーヤのブーム部に設けられて圃場または作物からの高さを検出する液剤散布高さ検出モジュールであって、
    下方に向けて投光部および受光部を配置している複数個の光位置センサと、
    前記各受光部で検出される受光データを前記各光位置センサ毎の高さに換算するとともに、これらの高さから最大値、最小値および平均値のうちいずれか一つ以上の値を算出する高さ算出部と、
    この高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを出力する高さデータ出力部とを有する、前記液剤散布高さ検出モジュール。
  2. 前記最大値、前記最小値および前記平均値のうちいずれの値を前記高さデータ出力部に出力させるかを選択可能なモード選択手段を有し、
    前記高さ算出部では、前記モード選択手段により最大値モードが選択された場合に前記受光データから換算された高さのうち最も高い値を算出し、最小値モードが選択された場合に前記受光データから換算された高さのうち最も低い値を算出し、平均値モードが選択された場合に前記受光データから換算された高さの平均値を算出する、請求項1に記載の液剤散布高さ検出モジュール。
  3. 前記最大値モードで算出された前記最大値、前記最小値モードで算出された前記最小値、および前記平均値モードで算出された前記平均値に対し、それぞれ所定の時間間隔ごとに平均値を算出して平滑化処理を行う平滑化処理部を有する、請求項2に記載の液剤散布高さ検出モジュール。
  4. 複数個の前記光位置センサとして、検出距離範囲の異なる2種以上の光位置センサを備えている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の液剤散布高さ検出モジュール。
  5. 前記投光部から所定の波長の赤外線を投光させるとともに、この投光部から投光された波長より短波長以下の光をカットする赤外線カットフィルタを前記受光部に備えている、請求項1から請求項4のいずれかに記載の液剤散布高さ検出モジュール。
  6. 前記高さデータ出力部が、高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを、アナログ信号およびデジタル信号の両方の信号で連続的に出力する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の液剤散布高さ検出モジュール。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の液剤散布高さ検出モジュールを備えたブームスプレーヤであって、前記液剤散布高さ検出モジュールが前記ブームスプレーヤにおけるブーム部の先端および折り曲げ可能な関節部に設けられている、前記ブームスプレーヤ。
  8. ブームスプレーヤのブーム部から圃場または作物までの高さを検出する液剤散布高さ検出モジュール用プログラムであって、
    複数個の光位置センサから受光データを取得する受光データ取得部と、
    この受光データ取得部で取得される前記受光データを前記各光位置センサ毎の高さに換算するとともに、これらの高さから最大値、最小値および平均値のうちいずれか一つ以上の値を算出する高さ算出部と、
    この高さ算出部によって算出された前記最大値、前記最小値および前記平均値に基づく高さデータを出力する高さデータ出力部としてコンピュータを機能させる、前記液剤散布高さ検出モジュール用プログラム。
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